JP2016184268A - 表示装置、表示システム、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置に対してユーザーが行う操作の結果を記憶して活用する場合の利便性を向上させる。【解決手段】プロジェクター2は、スクリーンSCに画像を表示し、スクリーンSCへの指示体70による操作を検出し、操作の検出を行った指示体70、または、指示体70の操作者を識別する識別情報を取得する。プロジェクター2は、指示体70の操作に従って、指示体70による操作に関する操作情報を識別情報に対応付けて記憶するサーバー10から、識別情報に対応する操作情報を取得する。プロジェクター2は、取得した操作情報に基づき、検出された操作に応じた処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置、表示システム、及び、表示装置の制御方法に関する。
従来、表示装置において、表示面に対する操作を受け付けるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のプロジェクターは、ユーザーが赤外線ペンで描画する画像等を表示し、描画された画像や表示する画像を、外部記憶装置に記憶する機能を有する。
特許文献1に記載のプロジェクターのように、ユーザーの操作の結果として画像を記憶した場合、記憶した画像を利用する場合の利便性が要求される。例えば、特許文献1記載のプロジェクターは、ユーザーの操作で描画した画像をキャプチャーし、外部記憶装置に記憶する。このようにして多数の画像が記憶された場合、所望の画像を探して選択する操作は煩雑性が高いことが考えられ、利便性の高い手法が望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示装置に対してユーザーが行う操作の結果を記憶して活用する場合の利便性を向上させることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示装置に対してユーザーが行う操作の結果を記憶して活用する場合の利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、表示面に画像を表示する表示部と、前記表示面への指示体による操作を検出する検出部と、前記検出部が検出を行った前記指示体、若しくは、前記指示体の操作者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部と、前記検出部により検出された操作に従って、前記指示体による操作に関する操作情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶部から、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応する前記操作情報を取得する操作情報取得部と、前記操作情報取得部により取得された前記操作情報に基づき、前記検出部により検出された操作に応じた処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、指示体による操作を検出した場合に、検出した指示体に関する識別情報を取得でき、この識別情報を用いて操作に関する操作情報を取得し処理できる。このため、指示体または操作者を識別して、記憶された情報を取得できるので、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示体による操作を検出した場合に、検出した指示体に関する識別情報を取得でき、この識別情報を用いて操作に関する操作情報を取得し処理できる。このため、指示体または操作者を識別して、記憶された情報を取得できるので、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、予め設定される表示設定に従って、前記表示部により、前記指示体の操作を行うためのユーザーインターフェースを構成する表示を行う表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記操作情報取得部により取得された前記操作情報が、前記表示設定に係る情報を含む場合に、取得された前記操作情報に基づいて前記ユーザーインターフェースの表示態様を変更すること、を特徴とする。
本発明は、指示体または操作者に対応付けて記憶された表示設定を利用して、ユーザーインターフェースを表示できる。
本発明は、指示体または操作者に対応付けて記憶された表示設定を利用して、ユーザーインターフェースを表示できる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記操作情報取得部により取得された前記操作情報に基づく動作に関して、前記表示部により案内表示をさせること、を特徴とする。
本発明によれば、指示体または操作者に対応付けて記憶された操作情報を取得した場合に、案内表示を行うことで、操作者が操作情報を利用するか否かの選択等を実行でき、利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示体または操作者に対応付けて記憶された操作情報を取得した場合に、案内表示を行うことで、操作者が操作情報を利用するか否かの選択等を実行でき、利便性の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記制御部は、前記表示部により前記案内表示を行い、前記検出部によって前記操作情報に基づく処理の実行の指示を検出した場合に、前記操作情報に基づく処理を実行すること、を特徴とする。
本発明によれば、指示体または操作者に対応付けて記憶された操作情報を利用して処理を行うことができる。
本発明によれば、指示体または操作者に対応付けて記憶された操作情報を利用して処理を行うことができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記検出部により前記指示体による操作を検出した場合に、前記検出部により検出された操作または検出された操作に対応する処理に関する操作情報、及び、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を、外部の記憶装置に送信する送信部を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、操作者が指示体を用いて行った操作に関する操作情報を、指示体または操作者に対応付けて記憶できる。
本発明によれば、操作者が指示体を用いて行った操作に関する操作情報を、指示体または操作者に対応付けて記憶できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の表示システムは、第1の表示装置と、第2の表示装置と、前記第1及び第2の表示装置に接続可能な記憶装置と、を備え、前記第1の表示装置は、第1の表示面に画像を表示する第1の表示部と、前記第1の表示面への第1の指示体による操作を検出する第1の検出部と、前記第1の検出部が検出を行った前記第1の指示体、若しくは、前記第1の指示体の操作者を識別する第1の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、前記第1の検出部により検出された操作、または検出された操作に対応する処理に関する第1の操作情報、及び、前記第1の識別情報を前記記憶装置に送信する第1の送信部と、を備え、前記記憶装置は、前記第1の表示装置により送信される前記第1の操作情報と前記第1の識別情報とを対応付けて記憶し、前記第2の表示装置は、第2の表示面に画像を表示する第2の表示部と、前記第2の表示面への第2の指示体による操作を検出する第2の検出部と、前記第2の検出部が検出を行った前記第2の指示体、若しくは、前記第2の指示体の操作者を識別する第2の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、前記第2の識別情報取得部により取得された前記第2の識別情報に対応する前記第1の操作情報を前記記憶装置から取得する第2の操作情報取得部と、前記第2の操作情報取得部により取得された前記第1の操作情報に基づき、前記第2の検出部により検出された操作に応じた処理を行う第2の制御部と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、操作者が指示体を用いて行った操作に関する操作情報を、指示体または操作者に対応付けて記憶し、この操作情報を、指示体による操作を検出した場合に取得して利用できる。このため、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、操作者が指示体を用いて行った操作に関する操作情報を、指示体または操作者に対応付けて記憶し、この操作情報を、指示体による操作を検出した場合に取得して利用できる。このため、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の表示装置の制御方法は、表示面に画像を表示し、前記表示面への指示体による操作を検出し、操作の検出を行った前記指示体、または、前記指示体の操作者を識別する識別情報を取得し、前記指示体の操作に従って、前記指示体による操作に関する操作情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶装置から、前記識別情報に対応する前記操作情報を取得し、取得した前記操作情報に基づき、前記検出された操作に応じた処理を行うこと、を特徴とする。
本発明によれば、指示体による操作を検出した場合に、検出した指示体に関する識別情報を取得でき、この識別情報を用いて操作に関する操作情報を取得し処理できる。このため、指示体または操作者を識別して、記憶された情報を取得できるので、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示体による操作を検出した場合に、検出した指示体に関する識別情報を取得でき、この識別情報を用いて操作に関する操作情報を取得し処理できる。このため、指示体または操作者を識別して、記憶された情報を取得できるので、複数の指示体あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報を記憶する場合も、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る表示システム1の概略構成を示す図である。
表示システム1は、複数のプロジェクター2(表示装置)と、それぞれのプロジェクター2に通信回線3により接続されるサーバー10(記憶装置、記憶部)とを備える。
表示システム1が備えるプロジェクター2の数について何ら制限はなく、1台のみであってもよいし、3台以上であってもよい。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る表示システム1の概略構成を示す図である。
表示システム1は、複数のプロジェクター2(表示装置)と、それぞれのプロジェクター2に通信回線3により接続されるサーバー10(記憶装置、記憶部)とを備える。
表示システム1が備えるプロジェクター2の数について何ら制限はなく、1台のみであってもよいし、3台以上であってもよい。
表示システム1を構成する複数のプロジェクター2は、それぞれ独立して画像をスクリーンSC(投射面、表示面)に投射し、複数のプロジェクター2を連動して動作させる必要はない。例えば、一部のプロジェクター2の電源をオンにして画像を投射させる間、他のプロジェクター2の電源がオフであってもよい。以下の説明では、2台のプロジェクターのそれぞれを、プロジェクター2a、2bと表記し、プロジェクター2a、2bを総称してプロジェクター2と表記する。プロジェクター2a、2bの一方は第1の表示装置に相当し、他方は第2の表示装置に対応する。例えばプロジェクター2aを第1の表示装置、プロジェクター2bを第2の表示装置とする。また、プロジェクター2a、2bが画像を投射するスクリーンを、それぞれ、スクリーンSC1、SC2と表記し、これらスクリーンSC1、SC2を総称してスクリーンSCと表記する。
プロジェクター2a、2bはそれぞれ異なる会議室に設置され、会議室内のスクリーンSC1、SC2に、それぞれ画像を投射する。スクリーンSC1、SC2は、壁面に固定され、或いは床面に立設された平板または幕であるが、壁面をスクリーンSCとして使用してもよい。
図1に示すように、プロジェクター2aはスクリーンSC1の上方に設置され、下向きに投射画像25aを投射する。プロジェクター2aがスクリーンSC1上で画像を投射できる領域を、投射領域24aとする。プロジェクター2aは、指示体70a、70bによる操作を検出できる。指示体70a、70bは、例えば、棒状の軸部を有するペン型のデバイスであり、プロジェクター2aを操作する操作者(ユーザー)が手に持って使用する。指示体70aと指示体70bとは、後述するように可視光で撮像された撮像画像において識別可能なように、形状、色彩、或いは表面の模様等が異なる仕様となっている。例えば、指示体70aは先端部分が白色であり、指示体70bは先端部分が濃色に着色されている。
図1に示すように、プロジェクター2aはスクリーンSC1の上方に設置され、下向きに投射画像25aを投射する。プロジェクター2aがスクリーンSC1上で画像を投射できる領域を、投射領域24aとする。プロジェクター2aは、指示体70a、70bによる操作を検出できる。指示体70a、70bは、例えば、棒状の軸部を有するペン型のデバイスであり、プロジェクター2aを操作する操作者(ユーザー)が手に持って使用する。指示体70aと指示体70bとは、後述するように可視光で撮像された撮像画像において識別可能なように、形状、色彩、或いは表面の模様等が異なる仕様となっている。例えば、指示体70aは先端部分が白色であり、指示体70bは先端部分が濃色に着色されている。
プロジェクター2bはスクリーンSC2の上方に設置され、下向きに投射画像25bを投射する。プロジェクター2bがスクリーンSC2上で画像を投射できる領域を、投射領域24bとする。プロジェクター2bは、指示体70c、70dによる操作を検出できる。指示体70c、70dは、指示体70a、70bと同様に、例えば、棒状の軸部を有するペン型のデバイスであり、プロジェクター2bを操作する操作者(ユーザー)が手に持って使用する。指示体70cと指示体70dとは、後述するように可視光で撮像された撮像画像において識別可能なように、形状、色彩、或いは表面の模様等が異なる仕様となっている。例えば、指示体70cは先端部分が白色であり、指示体70dは先端部分が濃色に着色されている。
なお、以下の説明では、4つの指示体70のそれぞれを指示体70a、70b、70c、70dと表記し、これらを総称して指示体70と表記する。
なお、以下の説明では、4つの指示体70のそれぞれを指示体70a、70b、70c、70dと表記し、これらを総称して指示体70と表記する。
表示システム1では、指示体70のそれぞれを識別する識別情報が定義される。この識別情報は、指示体70a、70b、70c、70dのそれぞれに直接、付されていて、例えば撮像画像から取得できる情報であってもよい。また、4つの指示体70のそれぞれに対応付けて予めプロジェクター2a、2bが有する情報であってもよい。
なお、表示システム1においてプロジェクター2a、2bに対して使用される指示体は、指示体70に限定されず、指示棒(図示略)等の棒状の指示体であってもよいし、使用者の手や指を指示体として検出することもできる。この場合、指示体は、使用者毎に識別可能であることが望ましい。すなわち、後述するように可視光で撮像された撮像画像において識別可能なように、色彩、或いは表面の模様等が異なることが望ましく、例えば、使用者の指を指示体とする場合には、使用者の指に色や模様を有する指輪やキャップ状の治具を装着すればよい。
図2は、表示システム1の各装置のブロック図であり、プロジェクター2a、2b、及びサーバー10の機能ブロックを示す。
プロジェクター2aは、外部の画像供給装置(図示略)に接続される画像入力部205を備える。画像入力部205は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも図示略)、或いは、無線通信インターフェース(図示略)を備え、画像供給装置が出力する画像データを受信する。
画像入力部205は、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信インターフェースであってもよい。また、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort(商標)等の画像データ用のインターフェースであってもよい。また、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信インターフェースを備えてもよい。
画像入力部205は、画像供給装置(図示略)から入力されるデジタル画像データを画像処理部206に出力する。
画像入力部205は、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信インターフェースであってもよい。また、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort(商標)等の画像データ用のインターフェースであってもよい。また、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信インターフェースを備えてもよい。
画像入力部205は、画像供給装置(図示略)から入力されるデジタル画像データを画像処理部206に出力する。
プロジェクター2aは、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSC1に画像を投射する投射部20(表示部、第1の表示部)を備える。投射部20は、光源21、光変調装置22、および投射光学系23を有する。光源21は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、或いはレーザー光源等からなる光源を備える。また、光源21は、光源が発した光を光変調装置22に導くリフレクターおよび補助リフレクターを備えていてもよい。さらに、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、或いは光源が発した光の光量を光変調装置22に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。
光変調装置22は、例えばRGBの三原色に対応した3枚の透過型液晶パネルを備え、この液晶パネルを透過する光を変調して画像光を生成する。光源21が発する光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系23に射出される。
光変調装置22は、例えばRGBの三原色に対応した3枚の透過型液晶パネルを備え、この液晶パネルを透過する光を変調して画像光を生成する。光源21が発する光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系23に射出される。
投射光学系23は、光変調装置22により変調された画像光をスクリーンSC1方向へ投射して、スクリーンSC1上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系23は、スクリーンSC1の投射画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えていてもよい。
投射部20は、制御部201の制御に従って光源21を点灯及び消灯する光源駆動部207、及び、制御部201の制御に従って光変調装置22を動作させる光変調装置駆動部208に接続する。光源駆動部207は光源21の光量を調整する機能を備えてもよい。
プロジェクター2aは、投射部20が投射する画像を処理する画像処理系を備える。この画像処理系は、制御部201、記憶部202、入力検出部204、画像入力部205、画像処理部206、光源駆動部207、光変調装置駆動部208、画像合成部213、及び通信部211(送信部、第1の送信部)を含む。画像処理系を構成する各部はバス210により相互にデータ通信可能に接続される。また、画像合成部213にはフレームメモリー214が接続される。フレームメモリー214、及び、その他のデータ処理部を画像処理系に含めてもよい。
プロジェクター2aは、通信部211を有する。通信部211は、データ通信を行うインターフェースであり、本実施形態では通信回線3に接続する。通信部211は、制御部201の制御に従い、通信回線3を介してサーバー10との間で各種データを送受信する。本実施形態では、通信部211は、通信回線3を構成するケーブル(図示略)を接続する有線インターフェースである。通信部211は、無線LANやBluetooth等の無線通信を実行する無線通信インターフェースであってもよい。
プロジェクター2aは、指示体70a、70b(第1の指示体)による操作、及び、操作により指示される位置(操作位置)を検出する指示体検出部203を備える。
指示体検出部203は、撮像部231、位置検出部232(検出部、第1の検出部)、及び識別部233(識別情報取得部、第1の識別情報取得部)を備える。撮像部231は、スクリーンSC1を撮像するデジタルカメラであり、撮像画像データを生成する。撮像部231の撮像範囲すなわち画角は、スクリーンSC1の全体またはスクリーンSC1を含む範囲であることが好ましく、少なくとも、スクリーンSC1の投射領域24a(図1)を含む。
指示体検出部203は、撮像部231、位置検出部232(検出部、第1の検出部)、及び識別部233(識別情報取得部、第1の識別情報取得部)を備える。撮像部231は、スクリーンSC1を撮像するデジタルカメラであり、撮像画像データを生成する。撮像部231の撮像範囲すなわち画角は、スクリーンSC1の全体またはスクリーンSC1を含む範囲であることが好ましく、少なくとも、スクリーンSC1の投射領域24a(図1)を含む。
位置検出部232は、指示体70aまたは指示体70bの操作で指示される操作位置を検出する。位置検出部232は、撮像部231の撮像画像データを解析して、撮像画像から指示体70a及び指示体70bの画像を検出する。撮像画像に指示体70a及び指示体70bのいずれかの画像が含まれる場合、位置検出部232は、指示体70aの先端及び/又は指示体70bの先端の位置を検出し、検出した位置を、投射領域24aにおける座標として制御部201に出力する。
識別部233は、指示体70aと指示体70bとを識別する。識別部233は、位置検出部232が検出する操作位置が、指示体70aにより指示された位置か、指示体70bにより指示された位置かを識別し、識別結果を制御部201に出力する。
本実施形態では、撮像部231の撮像画像データを解析して、撮像画像から指示体70a及び指示体70bの画像を検出する。識別部233は、撮像部231の撮像画像から指示体70aまたは指示体70bの画像を検出した場合、識別部233は、その画像が指示体70aの画像であるか指示体70bの画像であるかを識別する。上述のように、指示体70a、70bは、可視光による撮像画像において識別可能なように、外観が異なるので、識別部233は撮像画像に基づき指示体70aと指示体70bとを識別する。
本実施形態では、撮像部231の撮像画像データを解析して、撮像画像から指示体70a及び指示体70bの画像を検出する。識別部233は、撮像部231の撮像画像から指示体70aまたは指示体70bの画像を検出した場合、識別部233は、その画像が指示体70aの画像であるか指示体70bの画像であるかを識別する。上述のように、指示体70a、70bは、可視光による撮像画像において識別可能なように、外観が異なるので、識別部233は撮像画像に基づき指示体70aと指示体70bとを識別する。
識別部233は、位置検出部232が検出した操作について、操作を行った指示体を識別した場合に、識別した指示体の識別情報を、操作位置ごとに出力する。例えば、識別部233は、撮像部231の撮像画像データに基づき検出される指示体70a、70bの画像と、指示体70a、70bの識別情報とを対応付ける情報を予め保持する。識別部233は、指示体70a、70bの画像を撮像画像から検出した場合に、検出した画像に対応する識別情報を、操作位置に対応付ける。
なお、撮像部231は、可視光による撮像を行うものに限定されず、赤外光を撮像するカメラであってもよい。この場合、指示体70aと指示体70bとは、赤外光で撮像した場合に識別可能な差異を、外面に有していればよい。例えば、赤外光を発する発光部(図示略)を有し、この発光部の発光の形状や点滅パターン等が指示体70aと指示体70bとで異なる構成とすることができる。指示体70cと指示体70dについても同様である。
また、識別部233は、撮像部231の撮像画像データに基づき指示体70aと指示体70bとを識別する構成に限定されない。例えば、指示体70a、70bのそれぞれと、プロジェクター2aとが、Bluetooth等の無線通信を実行する構成としてもよい。この場合、指示体70a、70bは、無線通信インターフェースを有し、プロジェクター2aの通信部211と無線通信を行う。また、通信部211が、無線通信インターフェースを具備する構成である。この場合、プロジェクター2aは、通信部211が指示体70a、70bから受信する無線信号の強度に基づき、指示体70a、70bのそれぞれとプロジェクター2aとの距離を検出できる。識別部233は、位置検出部232が検出する操作位置と、通信部211で検出する無線信号強度とに基づき、位置検出部232が検出するそれぞれの操作位置について、指示体70aによる操作か指示体70bによる操作かを特定できる。
さらに、識別部233は、指示体70aを操作する操作者が所持するデバイスを検出することにより、位置検出部232が検出する操作位置に対応する指示体を識別してもよい。この場合、操作者は、無線通信インターフェースを有するデバイス(図示略)を所持し、このデバイスとプロジェクター2aの通信部211とが、例えば無線LANやBluetooth等の無線通信を実行する。この主のデバイスとしては、携帯型電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型コンピューター等が挙げられるが、腕時計型の身体装着型(ウェアラブル)デバイス等であってもよく、より小型の無線通信装置であってもよい。この例では、操作者が所持するデバイスを通信部211が検出した場合に、このデバイスが送信する無線信号の受信強度に基づき、識別部233がデバイスとプロジェクター2aとの距離を求める。識別部233は、位置検出部232が検出する操作位置のうち、プロジェクター2aとデバイスとの距離に基づき、検出したデバイスに適合する操作位置を特定する。これにより、識別部233は、位置検出部232が検出した操作位置とデバイスとを対応付けることができ、操作位置が、どの操作者が操作した位置かを識別できる。この場合、識別部233は、操作位置と操作者との対応付けを行うが、操作者と指示体70a、70bとの対応付けが予め設定されていれば、間接的ではあるが、操作位置と指示体70a、70bとの対応付けができる。
制御部201は、不図示のCPU、RAM、ROM等を備え、ROMまたは記憶部202に記憶した制御プログラムを実行して、プロジェクター2aの各部を制御する。制御部201は、投射制御部221、操作取得部222、及び、描画処理部223を有する。制御部201は、制御部、表示制御部、及び、操作情報取得部として機能する。
記憶部202は、制御部201が実行する制御プログラム、および、制御部201が処理するデータを不揮発的に記憶する。
記憶部202は、制御部201が実行する制御プログラム、および、制御部201が処理するデータを不揮発的に記憶する。
入力検出部204は、入力デバイスとして機能するリモコン(図示略)、および、プロジェクター2aの操作パネルによる操作を検出する。入力検出部204は、リモコンの操作または操作パネルの操作を検出すると、検出した操作内容を示す操作データを生成し、制御部201に出力する。
画像処理部206は、制御部201の制御に従って、画像入力部205から入力される画像データを処理し、処理した画像データを画像合成部213に出力する。画像処理部206が実行する処理は、例えば、解像度変換(スケーリング)処理またはリサイズ処理、歪み補正等の形状補正処理、デジタルズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理等である。画像処理部206は、制御部201により指定された処理を実行し、必要に応じて、制御部201から入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、上記のうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像合成部213は、画像処理部206が出力する処理後の画像データをフレームメモリー214に展開する。また、画像合成部213は、制御部201が生成する画像データを取得して、フレームメモリー214に展開する。ここで、画像合成部213は、画像処理部206が出力する画像データと、制御部201が生成する画像データとを、フレームメモリー214で合成する。画像合成部213は、合成した画像データをフレームメモリー214から読み出して、表示画像データを光変調装置駆動部208に出力する。
光変調装置駆動部208は、光変調装置22の液晶パネルに接続する。光変調装置駆動部208は、画像合成部213が入力する表示画像データに基づき、R、G、Bの画像信号を生成し、画像信号に基づいて液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
投射制御部221は、プロジェクター2aの各部を制御して、スクリーンSC1への画像の投射を実行する。投射制御部221は、画像処理部206を制御して、入力画像データに対する処理を実行する。投射制御部221は、画像処理部206が実行する処理に必要なパラメーターを、記憶部202から読み出して画像処理部206に出力してもよい。
投射制御部221は、画像合成部213を制御して、画像を合成する処理を実行し、光変調装置駆動部208を制御して光変調装置22の液晶パネルに画像を描画する。また、投射制御部221は、光源駆動部207を制御して、光源21を点灯し、光源21の輝度を調整する。これにより、光源21が発光し、光変調装置22が変調する画像光が投射光学系23を通してスクリーンSCに投射される。
投射制御部221は、画像合成部213を制御して、画像を合成する処理を実行し、光変調装置駆動部208を制御して光変調装置22の液晶パネルに画像を描画する。また、投射制御部221は、光源駆動部207を制御して、光源21を点灯し、光源21の輝度を調整する。これにより、光源21が発光し、光変調装置22が変調する画像光が投射光学系23を通してスクリーンSCに投射される。
操作取得部222は、指示体検出部203が検出する操作位置と、操作位置について識別部233が識別した識別結果とを取得する。指示体検出部203が検出する操作位置は、投射画像25a(図1)における座標として出力される。このため、操作取得部222は、指示体検出部203が出力する座標を、描画処理部223が描画を行うための座標に変換する処理を行う。本実施形態では、描画処理部223は、フレームメモリー214に展開される画像データを生成する。このため、操作取得部222は、指示体検出部203が出力する座標を、フレームメモリー214における座標に変換する。
描画処理部223は、指示体検出部203が検出した操作位置、または、操作位置の軌跡に合わせて記号や図形を描画する処理を行う。描画処理部223は、フレームメモリー214に展開される画像データのサイズに合わせて、上記の記号や図形の画像データを生成する。描画処理部223が生成する画像データは画像処理部206に出力され、画像処理部206は、描画処理部223が生成する画像データに基づき画像をフレームメモリー214に展開する。また、画像合成部213は、例えば画像入力部205の入力画像をフレームメモリー214に展開した後、描画処理部223が生成する画像データに基づく画像を、フレームメモリー214で重畳して展開し、合成することも可能である。
また、操作取得部222は、指示体検出部203が検出した操作位置に対応する処理を実行できる。すなわち、指示体70a、70bによる操作により、描画だけでなく、メニューバーM(図1)を利用してプロジェクター2aの描画以外の機能の実行を指示できる。
メニューバーM(操作用画像)は、投射制御部221の制御により、投射画像25aの一部として投射される。メニューバーMには複数のボタン(アイコン)が配置されており、各ボタンにはプロジェクター2aが実行する機能が割り当てられる。プロジェクター2aは、指示体70a、70bによってメニューバーMのボタンに重なる位置が指示されると、指示位置に重なるボタンに割り当てられた機能を実行する。メニューバーMのボタンとしては、例えば、描画機能を指示するためのボタンとして、図形(曲線、直線、円、楕円、四角形等)の描画、描画した図形への着色、描画した図形の一部消去、処理のやり直し、及び描画した図形全体の削除等を指示するボタンが含まれる。また、メニューバーMには、ファイル操作を指示するボタンとして、画像データファイルを開く機能、描画した図形または当該図形を含む投射中の画像全部を画像データとして保存する機能、画像データファイルを次々と切り替えて開くことで上述したスライドショーを行う機能等を指示するボタンを配置することもできる。さらに、画像の投射を一時的に停止するAVミュート機能や、投射画像25aの一部を拡大して表示するズーム機能が割り当てられたボタンを配置してもよい。また、メニューバーMは、メニューバーMの表示位置や表示サイズ等の表示設定用のボタンが配置される。
指示体70a、70bの操作によって、メニューバーMの図形描画ボタンが操作されると、プロジェクター2aは描画モードを実行する。描画モードでは、描画処理部223が、指示体70a、70bの操作位置に対応して描画を行う。また、メニューバーMのファイル操作や表示設定のボタンが操作された場合、操作取得部222が、ボタン操作と、ボタン操作後の指示体70a、70bの操作位置に基づき、対応する処理を実行する。
描画処理部223は、指示体検出部203が検出した操作位置に基づき描画を行った場合、描画オブジェクト226を生成する。描画オブジェクト226は、後述する描画オブジェクト15bと同様のデータである。
また、操作取得部222は、指示体検出部203が検出した操作位置に基づき描画以外の処理を行った場合、操作履歴227を生成する。操作履歴227は、後述する操作履歴15cと同様のデータである。
また、操作取得部222は、指示体検出部203が検出した操作位置に基づき描画以外の処理を行った場合、操作履歴227を生成する。操作履歴227は、後述する操作履歴15cと同様のデータである。
また、プロジェクター2bは、プロジェクター2aと同一の構成を有する。このため、プロジェクター2bの構成については図2に示し、説明を省略する。なお、例えば、プロジェクター2aを第1の表示装置とし、プロジェクター2bを第2の表示装置としたとき、スクリーンSC1は第1の表示面に対応し、スクリーンSC2は第2の表示面に対応し、プロジェクター2bの投射部20は第2の表示部に対応し、プロジェクター2bの位置検出部232は第2の検出部に対応し、プロジェクター2bの識別部233が第2の識別情報取得部に対応し、プロジェクター2bの制御部201は第2の操作情報取得部と第2の制御部に対応する。
サーバー10は、通信部11、制御部12、入力部13、出力部14、及び記憶部15を備え、これらの各部はバス16で接続される。
通信部11は、通信回線3を介してプロジェクター2a、2bのそれぞれに接続する。通信部11の具体的な接続態様は制限されず、通信回線3がバス型の有線LAN等で構成される場合、通信部11は1本のケーブル(図示略)でプロジェクター2a、2bに接続する。また、通信部11は、プロジェクター2a及びプロジェクター2bに対し個別にケーブルで接続されてもよい。また、通信回線3は無線LAN等の無線通信回線で構成されてもよいし、通信回線3は広域通信ネットワークを含んでもよい。
通信部11は、通信回線3を介してプロジェクター2a、2bのそれぞれに接続する。通信部11の具体的な接続態様は制限されず、通信回線3がバス型の有線LAN等で構成される場合、通信部11は1本のケーブル(図示略)でプロジェクター2a、2bに接続する。また、通信部11は、プロジェクター2a及びプロジェクター2bに対し個別にケーブルで接続されてもよい。また、通信回線3は無線LAN等の無線通信回線で構成されてもよいし、通信回線3は広域通信ネットワークを含んでもよい。
制御部12は、不図示のCPU、RAM、ROM等を備え、ROMまたは記憶部15に記憶した制御プログラムを実行して、サーバー10の各部を制御する。
制御部12は、通信部11によりプロジェクター2から受信したデータ、及び、これらのデータに基づき生成したデータを、記憶部15に記憶する。また、制御部12は、通信部11により、プロジェクター2からのデータ送信の要求を受信した場合に、要求されたデータを、要求元のプロジェクター2に送信する。
制御部12は、通信部11によりプロジェクター2から受信したデータ、及び、これらのデータに基づき生成したデータを、記憶部15に記憶する。また、制御部12は、通信部11により、プロジェクター2からのデータ送信の要求を受信した場合に、要求されたデータを、要求元のプロジェクター2に送信する。
入力部13は、キーボード等の入力デバイス(図示略)の操作に基づき、データを制御部12に入力する。出力部14は、制御部12の制御に従って、データを表示、或いは印刷出力する。
記憶部15は、制御部12が実行する制御プログラム、および、制御部12が処理するデータを不揮発的に記憶する。
また、記憶部15は、通信部11がプロジェクター2から受信する会議情報15a、描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cを記憶する。
記憶部15は、制御部12が実行する制御プログラム、および、制御部12が処理するデータを不揮発的に記憶する。
また、記憶部15は、通信部11がプロジェクター2から受信する会議情報15a、描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cを記憶する。
会議情報15aは、会議毎に生成される情報であり、会議が行われる会議室に設置されたプロジェクター2に対応付けられる。会議情報15aは、会議の日時、会議のタイトル、参加者を特定する情報(例えば、参加者に付与される個別のID)等を含む。また、会議情報15aは、会議を個別に識別可能なIDを含んでもよい。会議情報15aは、1または複数のレコードを含む。
会議情報15aは、サーバー10、またはサーバー10に接続されるコンピューター等により、手動の入力操作に応じて、または自動的に作成される。
会議情報15aは、サーバー10、またはサーバー10に接続されるコンピューター等により、手動の入力操作に応じて、または自動的に作成される。
描画オブジェクト15bは、描画された画像のベクトルデータ及び/またはスカラーデータ、描画日時、描画色や線の太さなどの描画設定に係る情報、描画された画像が重畳された背景画像のデータ等を含む。描画オブジェクト15bは、プロジェクター2が描画を行う毎、或いは指定されたタイミングで生成し、サーバー10に送信する。描画オブジェクト15bは、描画された画像のデータだけでなく、操作位置の軌跡に沿って描画された線や図形が結合または組み合わされて構成される描画画像については、それぞれの線や図形のデータを含むことが好ましい。或いは、描画画像を構成する線や図形を区別するデータを分離可能なデータであることが好ましい。例えば、描画画像が複数の筆跡(ストローク)で構成され、各ストロークの画像を時系列順に含むストローク情報とすることができる。この場合、描画画像を、ストローク毎に削除することが可能となり、例えば、新しいストロークから順に削除するアンドゥ操作が可能となる。
操作履歴15cは、指示体70の操作に従ってプロジェクター2が描画以外の処理を実行した場合の操作および処理の履歴を示す。具体的には、操作位置、操作位置に対応してメニューバーMで選択されたボタン、選択されたボタンまたは操作位置に対応して実行された処理の内容等を含む。また、指示体70の操作により、例えばメニューバーMの表示位置や表示サイズなどの表示に係る設定(表示設定)が行われた場合、操作履歴15cは表示設定の内容を含む。操作履歴15cは、指示体の操作に応じて描画以外の処理を実行するプロジェクター2が、処理を実行する毎、或いは指定されたタイミングで生成し、サーバー10に送信する。
会議情報15aのレコードは、描画オブジェクト15b及び/又は操作履歴15cを対応付ける情報を含む。従って、会議情報15aのレコードに基づき、描画された画像のデータや、表示設定の内容等を取得できる。また、本実施形態では、会議情報15aは、会議情報15aが含むレコードに対応付けて、レコードに含まれる描画オブジェクトのサムネイル画像を含む。つまり、会議情報15aのレコードに複数の描画オブジェクトが含まれる場合、会議情報15aは、各描画オブジェクトに対応するサムネイル画像を含む。これらのサムネイル画像は、後述するように、プロジェクター2が会議情報15aを呼び出して使用する場合に、操作者が描画オブジェクトを選択するために利用できる。
このように構成される表示システム1では、プロジェクター2a、2bのそれぞれは、描画機能を有するプロジェクターとして利用できる。すなわち、プロジェクター2a、2bのそれぞれに対し、指示体70を使用して描画や画像の投射を行うことができる。
また、表示システム1では、プロジェクター2a、2bにおいて指示体70の操作に応じて行った処理に関し、会議情報15a、描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cがサーバー10に記憶される。これらの情報を用いることで、表示システム1においては、プロジェクター2aを使用して操作された内容を、サーバー10に保存することができる。また、サーバー10に保存した情報を利用して、別の日時に、或いは、別のプロジェクター2(例えば、プロジェクター2b)により、操作に応じて行った処理を呼び出すことができ、呼び出した処理の続きを実行することもできる。以下、これらの動作について説明する。
また、表示システム1では、プロジェクター2a、2bにおいて指示体70の操作に応じて行った処理に関し、会議情報15a、描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cがサーバー10に記憶される。これらの情報を用いることで、表示システム1においては、プロジェクター2aを使用して操作された内容を、サーバー10に保存することができる。また、サーバー10に保存した情報を利用して、別の日時に、或いは、別のプロジェクター2(例えば、プロジェクター2b)により、操作に応じて行った処理を呼び出すことができ、呼び出した処理の続きを実行することもできる。以下、これらの動作について説明する。
図3は表示システム1の動作を示し、特に、プロジェクター2が会議において操作を記録する動作を示す。この図3の動作はプロジェクター2a、2bのいずれも実行できるが、ここではプロジェクター2aが指示体70aによる操作を記録する例を説明する。
プロジェクター2aの制御部201は、指示体70aの操作に従ってサーバー10にアクセスし、サーバー10が記憶する会議情報15aを取得する(ステップS11)。ステップS11では、プロジェクター2aが設置された会議室の識別情報、プロジェクター2aの識別情報、或いは、プロジェクター2aを操作する操作者の識別情報を含む会議情報15aが、記憶部15から読み出されてプロジェクター2aに送信される。本実施形態では、ステップS11においては、会議情報15aが含むレコードのリスト、或いはレコードのリストと各レコードの属性(日時、操作者(参加者)の識別情報など)が送信される。
プロジェクター2aの制御部201は、取得した会議情報15aに含まれるレコードを検索し(ステップS12)、プロジェクター2aを用いて実行する会議または実行中の会議に対応するレコードの有無を判定する(ステップS13)。この判定は、会議の識別情報や日時等に基づき行われる。
該当するレコードがある場合(ステップS13;Yes)、制御部201は、該当するレコードの情報をサーバー10から取得する(ステップS14)。このステップS14では、プロジェクター2aが設置された会議室の識別情報またはプロジェクター2aの識別情報に対応する会議情報15aが含むレコードのデータが、記憶部15から読み出され、サーバー10からプロジェクター2aに送信される。ここで、サーバー10からプロジェクター2aに対し、会議情報15aのレコードのみを送信してもよいし、会議情報15aが含むレコードに対応付けられた描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cを送信してもよい。
該当するレコードがある場合(ステップS13;Yes)、制御部201は、該当するレコードの情報をサーバー10から取得する(ステップS14)。このステップS14では、プロジェクター2aが設置された会議室の識別情報またはプロジェクター2aの識別情報に対応する会議情報15aが含むレコードのデータが、記憶部15から読み出され、サーバー10からプロジェクター2aに送信される。ここで、サーバー10からプロジェクター2aに対し、会議情報15aのレコードのみを送信してもよいし、会議情報15aが含むレコードに対応付けられた描画オブジェクト15b、及び操作履歴15cを送信してもよい。
続いて、制御部201は、指示体70による操作の検出を開始する(ステップS15)。制御部201は、指示体検出部203の撮像部231による撮像を実行し(ステップS16)、撮像画像データを位置検出部232により解析して操作位置の検出を行う(ステップS17)。また、制御部201は、位置検出部232により操作位置の座標データを生成する(ステップS18)。また、制御部201は、撮像画像データを識別部233により解析して操作位置に対応する指示体70の識別情報を取得する(ステップS19)。
その後、制御部201は、検出した指示体70の操作がメニューバーM等の表示設定に係る操作であるか描画の操作であるかを判定する(ステップS20)。描画の操作である場合(ステップS20;No)、制御部201は、メニューバーMで指定された描画属性に従って描画を実行し(ステップS22)、実行した描画に係る座標データ及び描画した描画オブジェクトを一時的に記憶部202に記憶する(ステップS203)。制御部201は、指示体70の操作を終了するか否かを判定し(ステップS24)、操作を終了しない場合は(ステップS24;No)、ステップS16に戻る。
また、指示体70の操作が表示設定に係る操作であると判定した場合(ステップS20;Yes)、制御部201は、操作に従って表示設定を更新し(ステップS21)、ステップS24に移行する。
ステップS24で、操作を終了すると判定した場合(ステップS24;Yes)、制御部201は、記憶部202に一時記憶した描画に係る座標データ及び描画した描画オブジェクトから描画オブジェクト15bを生成してレコードに記録する(ステップS25)。このステップS25では、ステップS21で表示設定を変更した場合、変更した表示設定等の情報を含む操作履歴15cを生成してレコードに記録する。
その後、制御部201は、記録済みのレコード、または、ステップS11で取得した会議情報とレコードとを、サーバー10に送信し(ステップS26)、本処理を終了する。
また、ステップS13において該当するレコードがないと判定した場合(ステップS13;No)、制御部201は、新たなレコードを作成し(ステップS27)、ステップS15に移行する。
また、ステップS13において該当するレコードがないと判定した場合(ステップS13;No)、制御部201は、新たなレコードを作成し(ステップS27)、ステップS15に移行する。
図4は、プロジェクター2aが表示する画像の表示例を示す図であり、(A)は描画を行う場合の表示例を示し、(B)は描画情報の説明図である。また、図4(C)は描画情報を復元する場合の表示例を示す。
図4(A)に示す例では、指示体70aの操作に従って描画画像26aが描画されている。描画画像26aは一つのストロークで構成され、描画画像26aの線の色や太さ等の属性は、メニューバーMの操作により設定される。
描画画像26aが描画された場合、制御部201は、図4(B)に示すように、描画オブジェクト27aを生成する。描画オブジェクト27aは、描画画像26aの画像データに加え、描画画像26aを描画した時刻、描画画像26aの描画色、太さ、描画開始位置の座標等の属性を含む。また、描画オブジェクト27aは、描画画像26aの開始位置と終了位置のベクトルデータを含んでもよい。
図4(A)に示す例では、指示体70aの操作に従って描画画像26aが描画されている。描画画像26aは一つのストロークで構成され、描画画像26aの線の色や太さ等の属性は、メニューバーMの操作により設定される。
描画画像26aが描画された場合、制御部201は、図4(B)に示すように、描画オブジェクト27aを生成する。描画オブジェクト27aは、描画画像26aの画像データに加え、描画画像26aを描画した時刻、描画画像26aの描画色、太さ、描画開始位置の座標等の属性を含む。また、描画オブジェクト27aは、描画画像26aの開始位置と終了位置のベクトルデータを含んでもよい。
図5は、表示システム1の動作を示すフローチャートであり、特に、プロジェクター2がサーバー10の会議情報を呼び出す動作を示す。この図5の動作はプロジェクター2a、2bのいずれも実行できるが、ここではプロジェクター2aが指示体70aの操作に基づき動作を行う例を説明する。
プロジェクター2aの制御部201は、撮像部231による撮像を実行する(ステップS41)。制御部201は、撮像画像データを識別部233で解析することにより、指示体70aを識別して、指示体70aの識別情報または指示体70aを操作する操作者の識別情報を取得する(ステップS42)。
制御部201は、サーバー10に、ステップS42で取得した識別情報に対応するレコードを含む会議情報15aがあるか否かの問合せを行う(ステップS43)。ここで、サーバー10は、プロジェクター2aの問合せに対応して記憶部15内の会議情報15aを検索し、検索結果をプロジェクター2aに送信する。
制御部201は、サーバー10に、ステップS42で取得した識別情報に対応するレコードを含む会議情報15aがあるか否かの問合せを行う(ステップS43)。ここで、サーバー10は、プロジェクター2aの問合せに対応して記憶部15内の会議情報15aを検索し、検索結果をプロジェクター2aに送信する。
制御部201は、サーバー10が送信する検索結果に基づき、該当するレコードの有無を判定する(ステップS44)。
なお、ステップS43でプロジェクター2aが問合せを行った場合に、サーバー10が、記憶部15に記録した会議情報15aが含むレコードのリストと、レコードの属性とをプロジェクター2aに送信してもよい。この場合、プロジェクター2aは、サーバー10から送信されるレコードのリストを検索し、この検索結果に基づきステップS44の判定を行う。
なお、ステップS43でプロジェクター2aが問合せを行った場合に、サーバー10が、記憶部15に記録した会議情報15aが含むレコードのリストと、レコードの属性とをプロジェクター2aに送信してもよい。この場合、プロジェクター2aは、サーバー10から送信されるレコードのリストを検索し、この検索結果に基づきステップS44の判定を行う。
該当するレコードがある場合(ステップS44;Yes)、制御部201は、該当するレコードに含まれるサムネイル画像の数が、レコードに含まれる描画オブジェクトの数と一致するか否かを判定する(ステップS45)。描画オブジェクトの数とサムネイル画像の数とが一致しない場合(ステップS45;No)、制御部201はサーバー10から会議情報15aを取得し(ステップS46)、取得した会議情報15aに基づきサムネイル画像を生成して(ステップS47)、ステップS45に戻る。ステップS47では、サムネイル画像がない描画オブジェクトに対してサムネイル画像を生成すればよい。また、制御部201がサーバー10から、レコードに含まれる描画オブジェクトのサムネイル画像や描画オブジェクトの属性を含むリストを取得した場合、制御部201は、生成したサムネイル画像をリストに追加する。
描画オブジェクトの数とサムネイル画像の数とが一致する場合(ステップS45;Yes)、制御部201は、サムネイル画像を投射部20により一覧表示し(ステップS48)、指示体70aによる選択操作を待機する。
サムネイル画像を選択する操作が所定時間内に行われない場合(ステップS49;No)、制御部201は、通常の操作を実行する(ステップS50)。例えば、指示体70aの操作に従って画像を描画し、画像入力部205に入力される画像を投射する。
サムネイル画像を選択する操作が所定時間内に行われない場合(ステップS49;No)、制御部201は、通常の操作を実行する(ステップS50)。例えば、指示体70aの操作に従って画像を描画し、画像入力部205に入力される画像を投射する。
サムネイル画像を選択する操作が行われた場合(ステップS49;Yes)、制御部201は、会議情報15aのレコードのデータをサーバー10から取得する(ステップS51)。ここで、サムネイル画像を選択する操作に対応して、制御部201は、操作者に対して描画を復元するか否かを確認するため、例えば図4(C)に示す案内表示28aを表示してもよい。この案内表示28aでは、復元のキャンセルを指示するボタンや、サムネイル画像が表示され、指示体70aの操作により復元を取りやめることが可能になっている。
ステップS43〜S49では、レコードの描画オブジェクトのサムネイル画像と、描画オブジェクトの日時等の情報をサーバー10から取得すればよい。このため、制御部201がステップS43で問合せを行い、該当するレコードがあった場合、サーバー10からプロジェクター2aに対し、レコードに含まれるサムネイル画像と描画オブジェクトの情報とが送信される。そして、ステップS49でサムネイル画像が選択された場合に、制御部201の要求により、サーバー10がレコード本体のデータを送信する。これにより、サーバー10とプロジェクター2aとの間で送受信するデータの量を抑え、操作者の操作に対するレスポンスを向上させることができる。
制御部201は、サーバー10から取得する会議情報15aのレコードのデータに基づき、レコード復元処理を実行する(ステップS52)。
図6は、図5のステップS52で実行されるレコード復元処理を示すフローチャートである。
レコード復元処理では、制御部201が、ステップS49(図5)で選択された描画オブジェクトに含まれるストロークを時系列順にソートする(ステップS71)。次いで、制御部201は、描画オブジェクトを構成する最初のストローク、及び、ストロークが追加された状態の描画オブジェクトを、ストロークの数だけ生成する。すなわち、ストロークが増える毎に異なる描画オブジェクトを生成する。例えばn個(nは自然数)のストロークを含む描画オブジェクトについて、制御部201は、1個目のストロークを含む描画オブジェクト、1個目と2個目のストロークを含むオブジェクト、…を生成し、全部でn個の描画オブジェクトを生成する。
レコード復元処理では、制御部201が、ステップS49(図5)で選択された描画オブジェクトに含まれるストロークを時系列順にソートする(ステップS71)。次いで、制御部201は、描画オブジェクトを構成する最初のストローク、及び、ストロークが追加された状態の描画オブジェクトを、ストロークの数だけ生成する。すなわち、ストロークが増える毎に異なる描画オブジェクトを生成する。例えばn個(nは自然数)のストロークを含む描画オブジェクトについて、制御部201は、1個目のストロークを含む描画オブジェクト、1個目と2個目のストロークを含むオブジェクト、…を生成し、全部でn個の描画オブジェクトを生成する。
制御部201は、描画オブジェクトの数と操作数(ストローク数)を比較し(ステップS72)、一致しない場合は(ステップS72;No)、描画オブジェクトの情報をデコードして(ステップS73)、描画オブジェクトを生成する(ステップS74)。制御部201は、ステップS72〜S74の処理を繰り返し、ストローク数と同数の描画オブジェクトを生成した場合(ステップS72;Yes)、これらの描画オブジェクトを表示する(ステップS75)。
制御部201は、レコードに対応する操作履歴15cのデータをデコードして、メニューバーMの位置等に関する情報を取得し(ステップS76)、取得した情報に基づいてメニューバーMの位置やサイズなどのユーザーインターフェースを調整する。制御部201は、プロジェクター2aにおけるユーザーインターフェースの設定を更新して(ステップS77)、このレコード復元処理を実行する。
図3、図5〜図6の動作は、プロジェクター2a、2bが実行することができ、例えば図3の動作をプロジェクター2aが行ってサーバー10に会議情報15a、描画オブジェクト15b及び操作履歴15cを記憶させることができる。そして、プロジェクター2bが図5〜図6の動作を実行して、プロジェクター2bが設置された会議室で、プロジェクター2aを使った会議で描画された描画オブジェクトを時系列に沿って表示できる。また、ストローク毎にアンドゥ操作を行ってもよい。従って、複数のプロジェクター2を有する表示システム1において、プロジェクター2を使用して実行された会議を、プロジェクター2によって再生できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の表示システム1は、複数のプロジェクター2と、プロジェクター2に接続可能なサーバー10と、を備える。プロジェクター2は、スクリーンSCに画像を表示する投射部20と、スクリーンSCへの指示体70による操作を検出する位置検出部232とを備える。また、位置検出部232が検出を行った指示体70、若しくは、指示体70の操作者を識別する識別情報を取得する識別部233を備える。さらに、位置検出部232により検出された操作、または検出された操作に対応する処理に関する操作情報、及び、識別情報を含む描画オブジェクト15bや操作履歴15cをサーバー10に送信する通信部211を備える。サーバー10は、プロジェクター2により送信される描画オブジェクト15b、操作履歴15cを記憶する。
また、プロジェクター2は、識別部233により取得された操作者又は指示体70の識別情報に対応する会議情報15aのレコードを記憶部から取得し、取得した会議情報15aのレコードに基づき、位置検出部232により検出された操作に応じた処理を行う。これにより、操作者が指示体70を用いて行った操作に関する情報を、指示体70または操作者に対応付けてサーバー10に記憶し、この情報を、指示体70による操作を検出した場合に取得して利用できる。このため、複数の指示体70あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報をサーバー10に記憶し、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
また、プロジェクター2は、識別部233により取得された操作者又は指示体70の識別情報に対応する会議情報15aのレコードを記憶部から取得し、取得した会議情報15aのレコードに基づき、位置検出部232により検出された操作に応じた処理を行う。これにより、操作者が指示体70を用いて行った操作に関する情報を、指示体70または操作者に対応付けてサーバー10に記憶し、この情報を、指示体70による操作を検出した場合に取得して利用できる。このため、複数の指示体70あるいは複数の操作者が行った操作に関する情報をサーバー10に記憶し、該当する情報を容易に探索して利用でき、利便性の向上を図ることができる。
また、プロジェクター2は、予め設定される表示設定に従って、投射部20により、指示体70の操作を行うためのユーザーインターフェースを構成する表示を行う。プロジェクター2は、制御部201により取得された会議情報15aのレコードが、表示設定に係る情報を含む場合に、取得された情報に基づいてユーザーインターフェースの表示態様を変更する。このため、指示体70または操作者に対応付けて記憶された表示設定を利用して、ユーザーインターフェースを表示できる。
制御部201は取得した情報に基づく動作に関して、投射部20により、例えば図4(C)に示す案内表示をさせてもよい。この場合、指示体70または操作者に対応付けて記憶された情報を取得した場合に、案内表示を行うことで、操作者が情報を利用するか否かの選択等を実行できる。この案内表示に対し、指示体70による実行の指示を検出した場合に、制御部201は、サーバー10から取得した情報に基づく処理を実行すればよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、プロジェクター2a、2bのそれぞれが指示体検出部203を内蔵する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、指示体検出部203がプロジェクター2に外部接続される構成であってもよい。例えば、指示体検出部203の機能を有する位置検出装置を、プロジェクター2a、2bのそれぞれに接続して使用してもよい。また、ステップS43でサーバー10に識別情報に対応するレコードを含む会議情報15aがあるか否かを判断しているが、これに限られず、直接識別情報に対応する描画オブジェクト15bと操作履歴15cがあるか否かを判断したあと、識別情報に対応する描画オブジェクト15bと操作履歴15cがある場合には、そのサムネイル画像を表示し、選択されたものを復元するようにしてもよい。
また、本発明の表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されず、液晶表示パネルに画像/画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、或いは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像/画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic light-emitting diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像/画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も本発明の画像表示装置に含まれる。この場合、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、有機EL表示パネルが表示手段に相当し、その表示画面が表示面に相当する。
また、図2に示した表示システム1の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、表示システム1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…表示システム、2…プロジェクター、2a…プロジェクター(第1の表示装置)、2b…プロジェクター(第2の表示装置)、3…通信回線、10…サーバー(記憶装置、記憶部)、12…制御部、15…記憶部、15a…会議情報、15b…描画オブジェクト、15c…操作履歴、20…投射部、24a、24b…投射領域、25a、25b…投射画像、26a…描画画像、27a…描画オブジェクト、28a…案内表示、70…指示体、70a…指示体、70b…指示体、70c…指示体、70d…指示体、201…制御部(制御部、操作情報取得部、表示制御部)、202…記憶部、203…指示体検出部、204…入力検出部、205…画像入力部、206…画像処理部、207…光源駆動部、208…光変調装置駆動部、211…通信部(送信部)、213…画像合成部、214…フレームメモリー、222…操作取得部、223…描画処理部、226…描画オブジェクト、227…操作履歴、231…撮像部、232…位置検出部(検出部)、233…識別部(識別情報取得部)、M…メニューバー、SC、SC1、SC2…スクリーン。
Claims (7)
- 表示面に画像を表示する表示部と、
前記表示面への指示体による操作を検出する検出部と、
前記検出部が検出を行った前記指示体、若しくは、前記指示体の操作者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記検出部により検出された操作に従って、前記指示体による操作に関する操作情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶部から、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応する前記操作情報を取得する操作情報取得部と、
前記操作情報取得部により取得された前記操作情報に基づき、前記検出部により検出された操作に応じた処理を行う制御部と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 予め設定される表示設定に従って、前記表示部により、前記指示体の操作を行うためのユーザーインターフェースを構成する表示を行う表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記操作情報取得部により取得された前記操作情報が、前記表示設定に係る情報を含む場合に、取得された前記操作情報に基づいて前記ユーザーインターフェースの表示態様を変更すること、
を特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記操作情報取得部により取得された前記操作情報に基づく動作に関して、前記表示部により案内表示をさせること、
を特徴とする請求項1または2記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記表示部により前記案内表示を行い、前記検出部によって前記操作情報に基づく処理の実行の指示を検出した場合に、前記操作情報に基づく処理を実行すること、
を特徴とする請求項3記載の表示装置。 - 前記検出部により前記指示体による操作を検出した場合に、前記検出部により検出された操作または検出された操作に対応する処理に関する操作情報、及び、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を、外部の記憶装置に送信する送信部を備えること、
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。 - 第1の表示装置と、第2の表示装置と、前記第1及び第2の表示装置に接続可能な記憶装置と、を備え、
前記第1の表示装置は、
第1の表示面に画像を表示する第1の表示部と、
前記第1の表示面への第1の指示体による操作を検出する第1の検出部と、
前記第1の検出部が検出を行った前記第1の指示体、若しくは、前記第1の指示体の操作者を識別する第1の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
前記第1の検出部により検出された操作、または検出された操作に対応する処理に関する第1の操作情報、及び、前記第1の識別情報を前記記憶装置に送信する第1の送信部と、を備え、
前記記憶装置は、前記第1の表示装置により送信される前記第1の操作情報と前記第1の識別情報とを対応付けて記憶し、
前記第2の表示装置は、
第2の表示面に画像を表示する第2の表示部と、
前記第2の表示面への第2の指示体による操作を検出する第2の検出部と、
前記第2の検出部が検出を行った前記第2の指示体、若しくは、前記第2の指示体の操作者を識別する第2の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
前記第2の識別情報取得部により取得された前記第2の識別情報に対応する前記第1の操作情報を前記記憶装置から取得する第2の操作情報取得部と、
前記第2の操作情報取得部により取得された前記第1の操作情報に基づき、前記第2の検出部により検出された操作に応じた処理を行う第2の制御部と、を備えること、
を特徴とする表示システム。 - 表示面に画像を表示し、
前記表示面への指示体による操作を検出し、
操作の検出を行った前記指示体、または、前記指示体の操作者を識別する識別情報を取得し、
前記指示体の操作に従って、前記指示体による操作に関する操作情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶装置から、前記識別情報に対応する前記操作情報を取得し、
取得した前記操作情報に基づき、前記検出された操作に応じた処理を行うこと、
を特徴とする表示装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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JP2015063924A JP2016184268A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 表示装置、表示システム、及び、表示装置の制御方法 |
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