JP2008119027A - 水薬供給装置 - Google Patents

水薬供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008119027A
JP2008119027A JP2006302841A JP2006302841A JP2008119027A JP 2008119027 A JP2008119027 A JP 2008119027A JP 2006302841 A JP2006302841 A JP 2006302841A JP 2006302841 A JP2006302841 A JP 2006302841A JP 2008119027 A JP2008119027 A JP 2008119027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid medicine
bottle
supply
medicine supply
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006302841A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kawahara
政幸 河原
Takuo Hasegawa
拓生 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takazono Sangyo Co Ltd filed Critical Takazono Sangyo Co Ltd
Priority to JP2006302841A priority Critical patent/JP2008119027A/ja
Publication of JP2008119027A publication Critical patent/JP2008119027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 清掃がし易く衛生的に使用できる水薬供給装置の提供。
【解決手段】 使用した水薬供給ボトルの周方向隣りにある水薬供給ボトルを水薬ボトルに対向する位置まで回動させる途中位置で回転駆動部による回転体の回動を停止させるよう制御する回動停止手段が設けられ、使用したノズルが回動途中で停止する位置に、ノズルから滴下する水薬を受ける受け部材が設けられている水薬供給装置の構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水薬供給装置に関する。
従来から、病院や薬局等の医療機関では、水薬供給ボトルに充填された水薬を、該水薬供給ボトルから患者に供される水薬ボトルに供給するようにした水薬供給装置が使用されている(例えば、下記特許文献1参照)。
この種の水薬供給装置には、複数の水薬供給ボトルを載置して上下軸線回りに回転自在な載置体を設け、載置体の上方に上下軸線回りに回転自在に配置した取付け体にノズルを周方向に間隔を置いて取付け、載置体および取付け体を回転駆動部を駆動して上下軸線回りに回転させるよう構成し、水薬供給ボトルに挿入した供給管からノズルを介して水薬ボトルに水薬を供給させるようにしたものがある。
上記構成の水薬供給装置では、所定の水薬供給ボトルに挿入した水薬供給管に対応するノズルが水薬ボトルに水薬を供給できる位置となるよう載置体および取付け体を上下軸線回りに間欠的に回転させ、水薬をノズルから水薬ボトルに吐出させるようにしている。
特開2003−325639号公報
上記水薬供給装置では、ノズルにおける吐出部分から水薬ボトルに水薬を吐出し終えても、その吐出部分に水薬が付着したままの状態となることは少なくない。そして、例えばひとつの水薬供給ボトルにおける水薬の供給が終了すると、回転駆動部を駆動して次の(周方向で隣りにある)水薬供給ボトルを、その水薬が水薬ボトルに供給可能な位置まで周方向に移動させ、その水薬供給ボトルからノズルの吐出部分を介して水薬ボトルに吐出させるようにする。
上記のようにしてノズルにおける吐出部分から水薬ボトルに水薬を吐出し終えて、その吐出部分に水薬が付着していると、これが滴下してしまうことがあり、仮にその滴下した水薬が装置の入り組んだ個所に落ちると、清掃がしにくく不衛生となる。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、清掃がし易く衛生的に使用できる水薬供給装置の提供を課題とする。
本発明は、水薬供給装置本体に、複数の水薬供給ボトルを周方向に等間隔を置いて載置し水薬供給ボトル毎に設けたノズルを周方向に等間隔を置いて取付けて上下方向軸線回りに回転自在な回転体が設けられ、該回転体を回転駆動部を駆動して上下方向軸線回りに回転可能に構成し、水薬を取出そうとする所定の水薬供給ボトルからその水薬供給ボトルに対応したノズルから水薬ボトルに水薬を供給し、続いて使用した水薬供給ボトルの周方向の隣りにある水薬供給ボトルから水薬を取出すべく回転駆動部を駆動して、該周方向の隣りにある水薬供給ボトルに対応するノズルの周方向離間角度分だけ回転体を上下方向軸線回りに回動させるようにして、該周方向隣の水薬供給ボトルに対応するノズルを水薬ボトルに供給可能となるよう水薬ボトルに対向配置して、該ノズルから水薬ボトルに供給する動作を繰返すようにした水薬供給装置であって、使用した水薬供給ボトルの周方向隣りにある水薬供給ボトルを水薬ボトルに対向する位置まで回動させる途中位置で回転駆動部による回転体の回動を停止させるよう制御する回動停止手段が設けられ、使用したノズルが回動途中で停止する位置に、該ノズルから滴下する水薬を受ける受け部材が設けられていることを特徴としている。
上記構成において、使用した水薬供給ボトルの周方向で隣りにある水薬供給ボトル内の水薬を使用するには、回転駆動部を駆動して回転体を上下方向軸線回りにノズルの周方向離間角度分だけ回動させて回転体の回動を停止させ、使用した水薬供給ボトルの周方向で隣りにある水薬供給ボトル内の水薬をノズルから水薬ボトルに吐出するようになる。
上記構成の水薬供給装置では、或る水薬供給ボトルを使用してその内部の水薬を使用した後、その水薬供給ボトルを周方向に移動してその水薬供給ボトルの周方向隣りにある水薬供給ボトルを使用する場合、回動停止手段によって、回転体の回転量(回転角度)を周方向隣りになる水薬供給ボトルに対応するノズルが水薬ボトルに水薬を供給する位置に至るまでに停止させるようになる。そうすると、使用していた水薬供給ボトルに対応するノズルに水薬が付着していると、回転体の回転に伴う振動等によりその水薬が滴下することが考えられる。このとき、回転体の回転量(回転角度)を周方向隣りになる水薬供給ボトルに対応するノズルが水薬ボトルに水薬を供給する位置に至るまでに停止させると、その下方には滴下した水薬を受けるドレン皿のような受け部材があるから、滴下した水薬は水薬ボトルを回避した位置で、その受け部材によって受けられることになる。
本発明の水薬供給装置では、途中位置は、使用しようとする水薬供給ボトルに対応するノズルの位置と該水薬供給ボトルの周方向の隣りにある水薬供給ボトルに対応するノズルの位置とを均等に二分する位置であることを特徴としている。
上記構成において、使用しようとする水薬供給ボトルに対応するノズルの位置とその水薬供給ボトルの周方向の隣りにある水薬供給ボトルに対応するノズルの位置とを均等に二分する位置でノズルを停止させるよう設定することは、煩雑な制御を行うことなく容易である。
水薬供給装置本体の前面に水薬ボトルを載置する載置台が、該水薬供給装置本体の前板を上方から下方に向けて切欠いた切欠内に水平に配置され、回転体は円板状(環状を含む)に形成され、各ノズルは回転体の径方向外方端縁部に配置されており、回転体の外周端縁部はその一部が切欠の上方に位置するよう配置されて上下軸線回りに回転可能に構成され、受け部材は載置台に載置した水薬ボトルの少なくともその口部から側方に外れた位置で、しかも切欠の上部で前板に設けられていることを特徴としている。
上記構成の水薬供給装置によれば、既に使用した水薬供給ボトルの周方向隣隣りにある水薬供給ボトルを使用すべく回転体を上下軸線回りに回動させた際に、使用した水薬供給ボトルに対応するノズルが、次に使用する水薬供給ボトルに対応するノズルが水薬ボトルに対応する位置に到達する前に回転体の回動を停止させることで、使用していたノズルに水薬が付着していた場合にそれが滴下すると、その水薬は水薬ボトルの少なくともその口部から側方に外れた位置で、しかも切欠の上部にある受け部材に落ちることになり、清掃性が向上する。
本発明の水薬供給装置では、回転体は上下方向軸線回りに正回転方向および逆回転方向に回転可能であり、受け部材が前板の左右両側に設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、使用した水薬供給ボトルの周方向何れの隣りにある水薬供給ボトルを使用しようとする場合であっても、使用した水薬供給ボトルに対応するノズルに水薬が付着していてそれが滴下しても、何れかの受け部材によって滴下した水薬を受止めることになる。
本発明の水薬供給装置では、受け部材は前板に着脱自在に設けられていることを特徴としている。この構成によれば、水薬を受止めた受け部材の清掃が容易になる。
本発明の水薬供給装置によれば、或る水薬供給ボトルを使用してその内部の水薬を使用した後、その水薬供給ボトルを周方向に移動してその水薬供給ボトルの周方向隣りにある水薬供給ボトルを使用する場合、回動停止手段によって、回転体の回転量(回転角度)を周方向隣りになる水薬供給ボトルに対応するノズルが水薬ボトルに水薬を供給する位置に至るまでに停止させるようにするから、使用していた水薬供給ボトルに対応するノズルに水薬が付着していて、回転体の回転に伴う振動等によりその水薬が滴下した場合に、水薬を受ける受け部材があるから、滴下した水薬は水薬ボトルを回避した位置で、その受け部材によって受けられることになり、清掃がし易く衛生的に使用できる。
以下、本発明に係る水薬供給装置を、図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、水薬供給装置の構成図である。これらの図に示すように、水薬供給装置1は、患者に対して処方される水薬2を、処方箋に応じるべく水薬供給ボトル(以下単に「供給ボトル」という)3から水薬供給管(以下単に「供給管」という)29によって導出して、水薬供給ノズル(以下単に「供給ノズル」という)22を介して水薬ボトル4に吐出するよう構成されている。
水薬供給装置1は、外枠を構成する本体6を有し、本体6は、天板(天壁)7と底板8と左右の両側板11,11と背板12と前板13とを有する。底板8は本体6の上下方向途中に配置された平板状に形成されている。天板7は中心が円形に中抜きされた平板状に形成されている。
水薬供給装置1は、本体6の天板7側に回転駆動部17を介して該本体6内に吊持されて供給ノズル22を取付けるノズル取付け板53、複数の供給ボトル3を載置する載置体5、および複数の供給ポンプ18を有する。供給ポンプ18は、載置体5に周方向に所定間隔置きに配置される供給ボトル3毎に設けられ、この種の水薬供給装置1に一般に用いられるポンプである。あるいは、水薬2の供給圧力を変更できるものであってもよい。
ノズル取付け板53および載置体5は平面視して環状に形成されており、両者が回転体に相当するものである。供給ポンプ18は、ノズル取付け板53の上方に設けられた複数の取付け枠体36にそれぞれ取付けられている。ノズル取付け板53、載置体5および取付け枠体36は、回転駆動部17の駆動により上下方向軸線16回りに間欠的に回転する構成となっている。
水薬供給装着1は、ノズル取付け板53および載置体5を吊持する吊持手段15と、吊持手段15を含めてノズル取付け板53、載置体5、取付け枠体36および供給ポンプ18を上下方向軸線16回りに同心上で間欠的に回転駆動させるための前記回転駆動部17と、選択された供給ボトル3に対応する供給ポンプ18を駆動するためのポンプ駆動部20と、各供給ポンプ18に一端側が挿入され他端が供給ノズル22に接続される前記供給管29とを有する。なお、ノズル取付け板53は、供給ノズル22の姿勢を保持する保持部23を備えている。
供給ノズル22はその水薬吐出口部26が下方を縮径した円錐台形状に形成されており、水薬吐出口部26はノズル取付け板53の後述の突出部55を上方から貫通して、ノズル取付け板53に着脱自在に設けられており、供給ノズル22は上下方向に貫通する水薬供給路(図示せず)が形成されている。
前記回転駆動部17は天板7に設けられている。回転駆動部17は天板7の上面に載置された回転駆動モータ28と、天板7の下面に上下方向軸線16回りに回転自在に支持されて内周面の上下方向中心に水平に形成された環状の突条30を有する回転環体31と、回転環体31の下面に固着された環状薄板状の歯車板32と、前記回転駆動モータ28の駆動軸に取付けられて歯車板32の外周辺に形成された歯33に噛合する駆動歯車と、天板7の下面に上下方向軸線16回りにその場回転自在に取付けられて外周面に前記突条30に嵌合する凹条34を有する複数の支持ローラ35とを有する。各供給ポンプ18は、回転駆動部17(回転駆動モータ28)の間欠駆動に連動して供給ポンプ18毎に駆動するよう構成されている。
歯車板32の下面に、供給ポンプ18を取付けるための前記取付け枠体36が歯車板32の周方向に隣接するように設けられている。各取付け枠体36は、径方向外周面に供給ポンプ18の本体部37が組付けられる矩形の平板部38と、この平板部38の各辺に径方向内方に向けて突出する矩形のフレーム部40とを有する。フレーム部40の上部は前記歯車板32の下面に、例えばネジ止めされることで固定されている。平板部38はまた、その下方寄りに供給ポンプ18を駆動させる従動歯車(従動係止回転爪)41を径方向内方に突出させるための挿通孔(図示せず)が形成されている。供給ポンプ18の本体部37は、平板部38の径方向外側面にネジ止め等により固定されている。供給ポンプ18の従動歯車41は、挿通孔から平板部38の径方向内方に突出しておりその外周部は取付けプレート44によって、平板部38の径方向内方面からネジ止め等されている。この構成によって、各供給ポンプ18は、それぞれ取付け枠体36の内径側に確実に固定されるとともに、従動歯車41は、水平軸線45回りにそれぞれその場回転自在な構成となっている。
ポンプ駆動部20は、取付け枠体36で囲まれる領域の径方向内方に配置されている。このポンプ駆動部20は、水平に保持されたサーボモータ46と、サーボモータ46の駆動軸の先端に設けられた駆動歯車47(駆動係止回転爪)と、サーボモータ46の側部に設けられてサーボモータ46を選択された供給ポンプ18の従動歯車41に向けて横方向(水平方向)に前進させるためのソレノイド48と、サーボモータ46を後退させる方向に付勢するバネ50と、サーボモータ46の位置を検出する位置検出センサ51と、サーボモータ46の変位位置を調整可能なストッパ52とを有する。なお、図示しないが、ポンプ駆動部20は、支持板部材に載置され、且つ横方向に移動可能に支持されている。
取付け枠体36のフレーム部40の下部に前記ノズル取付け板53がネジ止め等により固定されている。ノズル取付け板53の外周部には周方向に供給ポンプ18毎の間隔に応じた位置に前記突出部55が径方向外方に突出するよう形成されている。これら突出部55の板面にノズル挿通孔がそれぞれ形成されており、前記保持部23は、ノズル取付け板5上に上下方向の支軸16a回りに回動自在に取付けたフック部19aを有する保持具19によって、供給ノズル22のうちノズル取付け板53の上面に載置される胴部を保持する構成である。
ノズル取付け板53の下面に、上下方向に実質的に同一高さを有する板状の仕切り体56が、供給ボトル3に応じた数だけネジ止め等により取付けられている。仕切り体56の下端部には、前記載置体5が仕切り体56にネジ止め等により固定されている。すなわち、載置体5を天板7に吊持する前記吊持手段15として、回転環体31、歯車板32、各取付け枠体36、ノズル取付け板53、および仕切り体56の連続構造を有している。
供給ボトル3は合成樹脂から形成されており、胴体部分が円筒状に形成され、各供給ボトル3は保持容器60を介して載置体5に載置されるものである。保持容器60はそれぞれ上側開放の円筒状に形成されている。その円筒状の周壁61の高さは、供給ボトル3の胴体部分の高さに比べて低く設定されている。保持容器60の周壁61の内径は、供給ボトル3の外径に比べてわずかに大きく設定されている。保持容器60の底部には永久磁石が埋設されており、載置体5を磁性を有する材料から形成していることで、保持容器60は磁力によって載置体5に着脱自在に保持されている。
載置体5の高さ位置と、本体6の前板13に切欠74が形成され、切欠74における下部の高さ位置との関係は、載置体5の高さ位置が切欠74における下部の高さ位置よりも高い位置にあることが好ましい。なお、切欠74の左右幅は可及的に広いことが好ましい。
本体6の前板13の前面側に、水薬ボトル4を載置する載置台24と、この載置台24を昇降させるための昇降装置25と、供給ノズル22の水薬吐出口部26から吐出されている水薬2の有無を検出するための水薬センサ27とを備える。載置台24は前板13下部を上方から下方に向けて切欠いた正面視して矩形の前記切欠74(供給ボトル3を載置体5に対して着脱するための開口に相当する)に対する両側壁部75,76に案内されて昇降自在とされている。薬供給装置1は、両側壁部75,76に案内されて昇降自在とされた案内板部材77と、この案内板部材77の前面下部に前方に突出するよう固定された固定台78と、この固定台78の上面に水薬ボトル4を直接載置して、水薬ボトル4の底部が挿入される凹部を有する受け皿81とを一体、または別体に有する。
昇降装置25は、昇降用モータ82と、本体6の前面下部に配置されて昇降用モータ82の駆動によって駆動するベルト機構とを有する。昇降用モータ82は本体6の前板13の裏面に、その駆動軸が前方に突出するよう取付けられ、駆動軸には、駆動プーリ85が本体6の前板13下部から水平方向前方に突出するように取付けられている。ベルト機構は、案内板部材77の側方部に固定されたベルト固定具86と、駆動プーリ85の斜め下方に配置されたテンションプーリ87と、上下方向に離間して配置された巻回プーリ90,91と、各プーリ85,87,90,91に巻回されるベルト92とを有する。昇降装置25の駆動については、不図示の駆動スイッチを操作することで行うよう構成している。
水薬供給装置1には、その駆動を制御する制御装置68が設けられている。制御装置68には、回動停止手段69と、第1タイマー70aと第2タイマー70bとを有する。回動停止手段69は、周方向に隣合う供給ノズル22間の周方向角度(これを仮に1ピッチ角度θ1という)の半分の周方向角度を二分する途中位置(半ピッチ角度θ2という)だけ、回転体を上下方向軸線16回りに回動させるよう回転駆動部17に出力する機能を有する。
第1タイマー70aは位置検出センサ51に接続されて、供給ノズル22の水薬吐出口部26から吐出されている水薬2を、水薬センサ27が検出してから予め設定している吐出時間経過したかどうかを計測するものである。
第2タイマー70bは回動停止手段69によって回転体が半ピッチ角度θ2だけ回転して停止した時点から、予め設定された時間だけ経過したかどうかを計測するものである。また、水薬供給装置1は、その駆動全体を開始するための電源スイッチ66、半ピッチモードスイッチ67を有する。(図8の制御ブロック図参照)。
ところで水薬供給装置1は、使用した供給ボトル3に対応する供給ノズル22が、回動停止手段69によって、半ピッチ角度θ2だけ回動して停止した際、あるいは停止して所定時間経過した際に、その供給ノズル22から滴下する水薬を受ける受け部材として、半ピッチ角度θ2だけ回動して停止した位置にある供給ノズル22の直下に位置する、例えば左右一対の清掃台93,94が設けられている。各清掃台93,94は、この実施形態では平面視矩形に形成されて、外周を囲むように周壁93a,94aが立ち上げられるように形成されている。
回転体のうちノズル取付け板53の外周端縁部はその一部が切欠74の上方に位置するよう配置され、清掃台93,94は載置台24に載置した水薬ボトル4の少なくともその口部から側方に外れた位置で、しかも切欠74の上部で前板13の上部に適宜の手段で着脱自在に設けられている。着脱自在とする手段として、前板13に対する前後方向へのスライド形式としたり、磁力を用いる着脱形式としたりすることが考えられる。
また、前記直下に位置するとは、清掃台93,94は載置台24に載置した水薬ボトル4の少なくともその口部から側方に外れた位置で、しかも切欠74の上部で前板13の上部に配置された位置である。
すなわち供給ノズル22は、ノズル取付け板53が上下方向軸線16回りに回動すると、供給ノズル22の吐出口部26は前板13に対して前方(水薬ボトル4のある側)に吐出した位置まで飛び出る構成となっている。
また、換言すれは供給ノズル22が水薬ボトル4に水薬2を供給可能な周方向位置である水薬ボトル4の直上位置にある状態から、該供給ノズル22が1ピッチ角度θ1分だけ周方向に移動した場合には、該供給ノズル22は、前板13の後方に対応する位置にある構成となっている。
ここで、先ず、処方箋に基づいて水薬2を水薬ボトル4に供給する際の、通常の水薬供給動作を説明する。作業者は電源スイッチ66をオン操作する。そうすると、不図示の位置検出装置が、供給ボトル3が所定位置にある場合、すなわち、初めに使用しようとする供給ボトル3が載置台24に載置した水薬ボトル4に前後方向(載置体5の径方向)で対向し、その供給ボトル3に対応する供給ノズル22が水薬ボトル4の直上位置であることを検出している場合は、制御装置68はポンプ駆動部20を駆動するよう制御する。
ポンプ駆動部20の駆動とは、ソレノイド48が駆動してバネ50の弾性に抗してサーボモータ46がその供給ポンプ18の従動歯車41に向けて横方向(径方向)に前進し、駆動歯車47が従動歯車41に係合(噛合)した位置を位置検出センサ51が検出して、サーボモータ46が駆動して駆動歯車47とともに従動歯車41が回転することであり、駆動歯車47の回転により、供給ポンプ18が駆動することになる。そして、供給ポンプ18が駆動すると、供給ボトル3内の水薬2が吸い上げられ、水薬2が水薬供給管21内を通過して供給ノズル22の水薬吐出口部26から水薬2が吐出することになる。
但し、不図示の前記位置検出装置が、供給ボトル3が所定位置にないことを検出した場合、制御装置68は正面に最も近い位置にある供給ボトル3を正面に対するべく回転駆動部17を駆動させることになる。
ひとつの供給ボトル3からの水薬2の供給が終わるか、その供給ボトル3内の水薬2を残した状態で別の供給ボトル3内の水薬2を使用する場合には、周方向で隣りにある供給ボトル3が水薬ボトル4の前後方向で対応し周方向の隣りにある供給ノズル22が水薬ボトル4の直上位置に至るまで、制御装置68は回転駆動部17に1ピッチ角度θ1だけ回転体を回転するよう駆動信号を出力して、載置体5およびノズル取付け板53を上下方向軸線16回りに回動させて、これらを停止させる。続いて制御装置68は、サーボモータ46に駆動信号を出力し、これにより駆動歯車47および従動歯車41が回転し、供給ポンプ18が駆動して、供給ノズル22の水薬吐出部26から水薬ボトル4に水薬2が吐出される。上記のような動作を繰返して、順次載置台24に載置される水薬ボトル4に水薬2を供給する。
しかしながら、回転体を1ピッチ角度θ1分だけ上下方向軸線16回りに回動させた際には、それまで使用していた供給ノズル22は前板13の後方に位置する。このような位置において、仮に供給ノズル22に水薬2が付着していて、回転体の回動・停止動作に伴う振動等により水薬2が落下してしまうと、本体6内に落下してしまうことになる。そうなると、不要に落下した水薬2の清掃が困難になってしまうことが考えられる。
しかしながら、本発明の実施形態に係る水薬供給装置1では、電源スイッチ66をオンし〔ステップ1〕、半ピッチモードスイッチ67をオンする〔ステップ2〕と、供給ボトル3が所定位置にあるかどうかが検出されて、所定位置にある場合は〔ステップ3〕、そのまま供給ボトル3に対応する供給ポンプ18を駆動して〔ステップ4〕、供給ボトル3内の水薬2を水薬ボトル4に供給ノズル22から吐出させるようにする。そして、水薬センサ27が、水薬2が供給ノズル22から吐出されていることを検出し、水薬2の吐出が所定時間だけ経過したら、所定の供給ポンプ18の駆動を停止する〔ステップ5〕。
続いて、使用していた供給ボトル3の周方向で隣りにある供給ボトル3内の水薬2を水薬ボトル4に供給すべく、回転体を上下方向軸線16回りに正回転方向に回動させるにあたり、回転体を半ピッチ角度θ2だけ駆動するよう回動停止手段69が回転駆動部17に信号を出力する〔ステップ6〕。そうすると、使用していた供給ノズル22、およびその供給ノズル22に周方向で隣りにある供給ノズル22が、それぞれ清掃台93,94の直上に位置するようになる。そして、仮にそれまで使用していた供給ノズル22の吐出口部26に水薬2が付着していて、これが回転体の振動等によって滴下したした場合、供給ノズル22は清掃台93,94の直上にあるから、水薬2は前板13に前方に突出するよう水平な状態で設けられている清掃台93,94に、水薬ボトル4から距離L1だけ離れた位置で滴下する。このため、本体6内の入組んだ場所に水薬2が落下するのを防止でき、清掃台93,94は、水薬ボトル4側に突出しているから清掃がし易い。なお、距離L1は、水薬ボトル2の幅方向中心から半ピッチ角度θ2に相当する分だけ離間した距離L2内に含まれる距離である。
清掃台93,94を左右一対で設けているのは、場合によっては使用していた供給ボトル3に対して反対回転方向に回動させて周方向反対方向側の供給ボトル3を使用することが考えられるためである。
このように、水薬2を供給ボトル3から水薬ボトル4に供給して、周方向の隣りにある供給ボトル3から水薬2を水薬ボトル4に供給するに先立って、回転体を半ピッチ角度θ2だけ上下方向軸線16回りに回動させて一時的に停止させて、供給ノズル22に付着している水薬2が清掃台93,94に滴下するよう構成しているから、滴下した水薬2の清掃が容易になり、水薬供給装置1を衛生的に管理することができる。
なお、上記実施形態では、電源スイッチ66をオン操作し、その上で半ピッチモードスイッチ67をオン操作することで、回転体を半ピッチ角度θ2だけ上下方向軸線16回りに回動させて一定時間だけ停止させるように構成したが、電源スイッチ66の操作にかかわらず、単独で半ピッチモードスイッチ67をオン操作することで、次の供給ボトル3を使用する前に半ピッチ角度θ2だけ回転体を上下方向軸線16回りに回動させて一定時間だけ停止させて、その後に半ピッチ角度θ2だけ回転体を上下方向軸線16回りに回動させて次の供給ボトル3を水薬ボトル4の直上位置に移動させるよう構成することも可能である。
さらに、特別に半ピッチモードスイッチ67を設けることなく、電源スイッチ66をオン操作することで、自動的に、回転体が半ピッチ角度θ2の回動をする動作を含めて、通常の水薬供給動作をするよう制御することも可能である。
水薬を受ける受け部材については、載置台24に載置した水薬ボトル4の少なくともその口部から側方に外れた位置で、切欠74の上部で前板13の上部に設けた左右一対の清掃台93,94としたがこれに限定されない。例えば、供給ノズル22が水薬ボトル4の直上にある正規の位置から半ピッチ角度θ2だけ上下方向軸線16回りに回動した際に、供給ノズル22が前板13の後方、すなわち本体6内に入るように構成し、本体6の底部に前後方向に着脱自在なドレンパン(受け皿)を設けておき、このドレンパンに水薬2を滴下するよう構成することも可能である。
また、上記実施形態では供給ノズル22の回動角度を半ピッチ角度θ2だけ回動させる構成としたが、これに限定されるものではなく、回動停止手段69は、清掃台93,94の位置やその大きさ等の関係において供給ノズル22から滴下すると考えられる水薬2を、清掃台93,94で受けられる角度だけ上下方向軸線16回りに回転体を回動させるようにするものであればよい。
なお、上記各実施形態において、半ピッチ角度θ2の割り出しの方法については種々考えられるが、備える供給ボトル3(供給ノズル22)の数に基づいて、円の中心角度である360°を等分し、例えば、歯車板32の径、歯車板32の歯33の数、該歯33に噛合するサーボモータ46のモータ軸に取付けた駆動歯車の歯の数等を考慮して制御することが考えられる。
本発明の実施形態を示す水薬供給装置の一部を示す上方からの斜視図 同じく要部を中心に表した斜視図 同じく吊持手段を中心に描いた破断斜視図 同じく水薬供給装置の一部を示す側面図 同じく水薬供給装置の一部を示す上方からの拡大斜視図 同じく天板を取除いた状態での平面図 同じく天板を取除いた状態でのノズル取付け板およびポンプ駆動部を示す変図 同じく水薬供給装置の制御ブロック図 同じく水薬供給装置の制御フローチャート
符号の説明
1…水薬供給装置、2…水薬、3…供給ボトル、4…水薬ボトル、5…載置体、16…上下方向軸線、17…回転駆動部、18…供給ポンプ、20…ポンプ駆動部、21…水薬供給管、22…供給ノズル、24…載置台、26…水薬吐出口部、27…水薬センサ、41…従動歯車、46…サーボモータ、47…駆動歯車、48…ソレノイド、50…バネ、51…位置検出センサ、53…ノズル取付け板、66…電源スイッチ、67…半ピッチモードスイッチ、68…制御装置、69…回動停止手段、70a第1タイマー、70b…第2タイマー、θ1…1ピッチ角度、θ2…半ピッチ角度

Claims (5)

  1. 水薬供給装置本体に、水薬供給ボトルを周方向に間隔を置いて載置し水薬供給ボトル毎に設けたノズルを周方向に間隔を置いて取付けて上下方向軸線回りに回転自在な回転体が設けられ、該回転体を回転駆動部を駆動して上下方向軸線回りに回転可能に構成し、水薬を取出そうとする所定の水薬供給ボトルからその水薬供給ボトルに対応したノズルから水薬ボトルに水薬を供給し、続いて使用した水薬供給ボトルの周方向の隣りにある水薬供給ボトルから水薬を取出すべく回転駆動部を駆動して、該周方向の隣りにある水薬供給ボトルに対応するノズルの周方向離間角度分だけ回転体を上下方向軸線回りに回動させるようにして、該周方向隣の水薬供給ボトルに対応するノズルを水薬ボトルに供給可能となるよう水薬ボトルに対向配置して、該ノズルから水薬ボトルに供給するようにした水薬供給装置であって、
    使用した水薬供給ボトルの周方向隣りにある水薬供給ボトルを水薬ボトルに対向する位置まで回動させる途中位置で回転駆動部による回転体の回動を停止させるよう制御する回動停止手段が設けられ、使用したノズルが回動途中で停止する位置に、該ノズルから滴下する水薬を受ける受け部材が設けられていることを特徴とする水薬供給装置。
  2. 途中位置は、使用しようとする水薬供給ボトルに対応するノズルの位置と該水薬供給ボトルの周方向の隣りにある水薬供給ボトルに対応するノズルの位置とを均等に二分する位置であることを特徴とする請求項1記載の水薬供給装置。
  3. 水薬供給装置本体の前面に水薬ボトルを載置する載置台が、該水薬供給装置本体の前板を上方から下方に向けて切欠いた切欠内に水平に配置され、回転体は円板状に形成され、各ノズルは回転体の径方向外方端縁部に配置されており、回転体の外周端縁部はその一部が切欠の上方に位置するよう配置されて上下軸線回りに回転可能に構成され、受け部材は載置台に載置した水薬ボトルの少なくともその口部から側方に外れた位置で、しかも切欠の上部で前板に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の水薬供給装置。
  4. 回転体は上下方向軸線回りに正回転方向および逆回転方向に回転可能であり、受け部材が前板の左右両側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の水薬供給装置。
  5. 受け部材は前板に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載の水薬供給装置。
JP2006302841A 2006-11-08 2006-11-08 水薬供給装置 Pending JP2008119027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302841A JP2008119027A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 水薬供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302841A JP2008119027A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 水薬供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008119027A true JP2008119027A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39504451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302841A Pending JP2008119027A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 水薬供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008119027A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090992A (ja) * 2010-03-26 2012-05-17 Yuyama Manufacturing Co Ltd 分注装置
US9745084B2 (en) 2011-10-28 2017-08-29 Takazono Technology Incorporated Liquid medication dispensing machine
CN111329758A (zh) * 2020-03-03 2020-06-26 江苏省肿瘤防治研究所(江苏省肿瘤医院) 一种肿瘤科静脉注射混合配药装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740906A (ja) * 1993-07-23 1995-02-10 Toppan Printing Co Ltd 液体充填装置
JPH11278594A (ja) * 1998-03-26 1999-10-12 Nakakin:Kk 液体充填装置
JP2003325639A (ja) * 2002-05-13 2003-11-18 Apotec:Kk 水薬自動調剤機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740906A (ja) * 1993-07-23 1995-02-10 Toppan Printing Co Ltd 液体充填装置
JPH11278594A (ja) * 1998-03-26 1999-10-12 Nakakin:Kk 液体充填装置
JP2003325639A (ja) * 2002-05-13 2003-11-18 Apotec:Kk 水薬自動調剤機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090992A (ja) * 2010-03-26 2012-05-17 Yuyama Manufacturing Co Ltd 分注装置
US9745084B2 (en) 2011-10-28 2017-08-29 Takazono Technology Incorporated Liquid medication dispensing machine
CN111329758A (zh) * 2020-03-03 2020-06-26 江苏省肿瘤防治研究所(江苏省肿瘤医院) 一种肿瘤科静脉注射混合配药装置
CN111329758B (zh) * 2020-03-03 2023-03-24 江苏省肿瘤防治研究所(江苏省肿瘤医院) 一种肿瘤科静脉注射混合配药装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5401033B2 (ja) 水薬供給装置
JP5002196B2 (ja) 水薬供給装置
JP5190191B2 (ja) 水薬供給装置
JP5156199B2 (ja) 水薬供給装置
JP2008119027A (ja) 水薬供給装置
US9636280B1 (en) Programmable nursing bottle
JP2008119024A (ja) 水薬供給装置
JP4887078B2 (ja) 水薬供給装置
JP4887122B2 (ja) 水薬供給装置
JP6043772B2 (ja) 水薬供給装置
JP5624574B2 (ja) 水薬供給装置
JP5509356B2 (ja) 水薬供給装置
JP2017000793A (ja) 水薬供給装置
JP4249162B2 (ja) 散薬掻出装置
JP4861794B2 (ja) 回転体の回転位置検出装置及び水薬供給装置
JP5643399B2 (ja) 水薬供給装置
JP5750480B2 (ja) 水薬供給装置
JP5577395B2 (ja) 水薬供給装置
KR100893677B1 (ko) 산약소출장치
JP5577394B2 (ja) 水薬供給装置
JP5577396B2 (ja) 水薬供給装置
JP2009153387A (ja) 細胞洗浄遠心機
JP2006027816A (ja) 頭付き棒材の分離供給装置
JP2002179020A (ja) 錠剤フィーダ
JP2008079695A (ja) ノズル保持機構および水薬供給装置におけるノズル保持機構

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120127