JP2008118292A - 通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局が、制御信号を正しく転送できる通信方法を得ること。
【解決手段】1つ以上の加入者ノードでプールを構成し、無線基地局にて移動機と加入者ノード間の制御信号を転送する通信方法であって、加入者ノード識別子とプール識別子と制御信号とを含む制御メッセージを移動機から受信するステップ(S101)と、自局がプールにオーバラップして接続されているかを判断するステップ(S102)と、オーバラップして接続されている場合に、制御メッセージからプール識別子を抽出し、自局の接続されているプールに対応するかを判断するステップ(S103)と、自局の接続されているプールに対応する場合、および、自局がプールにオーバラップして接続されていない場合に前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送するステップ(S106)と、を含む。
【選択図】 図2
【解決手段】1つ以上の加入者ノードでプールを構成し、無線基地局にて移動機と加入者ノード間の制御信号を転送する通信方法であって、加入者ノード識別子とプール識別子と制御信号とを含む制御メッセージを移動機から受信するステップ(S101)と、自局がプールにオーバラップして接続されているかを判断するステップ(S102)と、オーバラップして接続されている場合に、制御メッセージからプール識別子を抽出し、自局の接続されているプールに対応するかを判断するステップ(S103)と、自局の接続されているプールに対応する場合、および、自局がプールにオーバラップして接続されていない場合に前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送するステップ(S106)と、を含む。
【選択図】 図2
Description
本発明は、無線ネットワークシステムにおける通信方法に関するものであり、特に、無線基地局が移動機の制御を担当する加入者ノードを選択する無線ネットワークシステムの通信方法に関するものである。
セルラーシステムにより提供される各種サービスは、高度な利便性から多くの人々が利用するところとなった。一方で、今日主流となった第3世代(3G)のセルラーシステムを、さらに発展させて高速化や大容量化を実現するための技術仕様についての国際標準化検討作業が進められている。
以下、従来のセルラーシステムにおける無線ネットワークシステムの制御装置(Base Station Controller(BSC)またはRadio Network Controller(RNC))と、コアネットワークの加入者ノード(Mobile Switching Centre(MSC)またはServing GPRS Support Node(SGSN))と、をN:Mの個数比で接続する分散制御方法について説明する。たとえば、“The 3rd Generation Partnership Project(3GPP)”において策定されている第3世代(3G)のセルラーシステムの標準技術仕様では、複数の加入者ノードがプールと呼ばれる1つの制御単位を構成する。また、無線ネットワークシステムの各々の制御装置は複数の加入者ノードと接続し、各々の加入者ノードは無線ネットワークシステムの複数の制御装置と接続する。そして、無線ネットワークシステムの制御装置と、加入者ノードと、が全体としてN:Mの個数比で接続することになる。
このようにして、プール内での加入者ノードの負荷分散あるいは危険分散を図るとともに、1つの無線ネットワークを複数のコアネットワークのオペレータ(制御装置)で共有して制御する“Multi-Operator Core Network(MOCN)”を実現する。また、さらに、複数の制御装置のうちいくつかの制御装置は、複数のプール間にわたってオーバラップして複数の加入者ノードに接続する。これによって、プール間にわたった負荷分散あるいは危険分散を可能にしている。
このような構成においては、無線ネットワークシステムの制御装置は、移動機から送信された加入者ノード宛の制御信号を最初に加入者ノードへ転送する際に、複数の加入者ノードからその移動機の制御を担当する加入者ノードを選択し、その選択した加入者ノードへその制御信号を転送する(たとえば、下記非特許文献1参照)。そして、制御信号を転送された加入者ノードは、制御信号の送信元の移動機に、TMSI(Temporary Mobile Station Identity)またはP−TMSI(Packet−TMSI)と呼ばれる一時的な機の識別子を割当て、前記移動機宛ての応答用の制御信号に載せて送信する。このTMSIまたはP−TMSIには、加入者ノードの識別子であるNRI(Network Resource Identifier)が含まれている。
移動機は、無線ネットワークシステムの制御装置が自機と自機の制御を担当する加入者ノードとの間の制御信号を正しく転送するために、前述の加入者ノードからの応答用の制御信号に含まれるTMSIまたはP−TMSIから抽出したNRIを、自機と加入者ノード間の制御信号を透過的に転送する“Radio Resource Control(RRC)”レイヤの制御信号のなかの“Intra-Domain NAS Node Selector(IDNNS)”と呼ばれる情報要素に設定して送信する。そして、無線ネットワークの制御装置は、そのRRCレイヤの制御信号を受信すると、受信した制御信号に含まれるNRIに基づいて、その制御信号を前記移動機の制御を担当している加入者ノードに転送する。このようにして、移動機から送られた制御信号をNRIに基づいて転送することにより、最初に選択された加入者ノードに正しく転送され、その加入者ノードがその移動機を継続して制御することができる(たとえば、下記非特許文献2参照)。
また、無線ネットワークシステムの制御装置が、複数の加入者ノードから移動機の制御を担当する加入者ノードを選択する過程において加入者ノードの負荷状況を把握できるように、加入者ノードが無線ネットワークの制御装置に対して、自ノードの負荷状況をダイナミックかつ自律的に通知することが検討されている(たとえば、下記非特許文献3,4参照)。このように無線ネットワークシステムの制御装置が、加入者ノードの負荷を把握した上で、移動機の制御を行う加入者ノードを選択することにより、加入者ノードの負荷分散をはかることができる。
3GPP,「Intra-domain connection of Radio Access Network(RAN) nodes to multiple Core Network (CN) nodes」TS 23.236,v6.3.0,pp.9,Figure 1,2006年6月
3GPP,「Radio Resource Control (RRC);Protocol Specification」TS 25.331,v6.9.0,pp.92-95,section 8.1.8,2006年3月
Nortel Networks,「Load Balancing with NNSF」R3-050895,pp.1-2,2005年9月
Nortel Networks,「Load Balancing with NNSF」R3-050896,pp.1-6,2005年9月
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、複数のプールの複数の加入者ノードにオーバラップして接続された無線基地局は、自局が接続されている複数のプール内で、移動機が、あるプール配下の位置登録エリア(そのプール内の加入者ノードが制御する対象の空間エリア)から、別のプール配下の位置登録エリアに移動した場合、どのプールに移動したのかを把握することができない。このため、移動後に、移動機の制御を担当する加入者ノードを選択する際に、適切なプールを把握した上で複数の加入者ノードから選択することができない。
また、上記従来のシステムにおいては、各加入者ノードが、無線ネットワークの各制御装置に対して自ノードの負荷状況をダイナミックかつ自律的に通知するために、無線ネットワーク内の制御信号のトラヒックが増加するという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のプール間にわたってオーバラップして複数の加入者ノードに接続された無線基地局が、移動機と加入者ノードとの間の制御信号を正しく転送可能な通信方法を得ることを目的とする。
また、移動機がプール間にわたって移動した場合であっても、移動後に正しい転送路に更新することが可能な通信方法を得ることを目的とする。また、各加入者ノード自ノードの負荷状況をダイナミックかつ自律的に通知する際に、無線ネットワーク内の制御信号のトラヒックを低減させることが可能な通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、移動機と、当該移動機に対して位置管理を含む制御を行う加入者ノードと、当該加入者ノードに接続され前記移動機と無線通信を行う無線基地局と、を含む通信システムにおいて、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、前記無線基地局にて前記移動機と加入者ノードとの間の制御信号を転送する場合の通信方法であって、
前記無線基地局にて実行する処理として、
前記移動機を制御する加入者ノードを識別するための加入者ノード識別子と当該加入者ノードの属するプールを識別するためのプール識別子と制御信号とを含む制御メッセージを前記移動機から受信する制御メッセージ受信ステップと、
自局がプール間にオーバラップして複数の加入者ノードに接続されているかどうかを判断するオーバラップ判断ステップと、
前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていると判断した場合に、前記制御メッセージからプール識別子を抽出し、当該プール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応するかどうかを判断するプール判断ステップと、
前記プール判断ステップにおいて、抽出したプール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応すると判断した場合、および、前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていないと判断した場合に、前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送する転送ステップと、
を含むことを特徴とする。
前記無線基地局にて実行する処理として、
前記移動機を制御する加入者ノードを識別するための加入者ノード識別子と当該加入者ノードの属するプールを識別するためのプール識別子と制御信号とを含む制御メッセージを前記移動機から受信する制御メッセージ受信ステップと、
自局がプール間にオーバラップして複数の加入者ノードに接続されているかどうかを判断するオーバラップ判断ステップと、
前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていると判断した場合に、前記制御メッセージからプール識別子を抽出し、当該プール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応するかどうかを判断するプール判断ステップと、
前記プール判断ステップにおいて、抽出したプール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応すると判断した場合、および、前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていないと判断した場合に、前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送する転送ステップと、
を含むことを特徴とする。
この発明によれば、無線基地局が、自局が複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局か否かを判断し、複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局である場合には、移動機から受信する制御メッセージに含まれるプールを識別する識別子を参照するようにしたので、移動機と加入者ノードとの間の制御信号を正しく転送できるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信方法を実現する通信システムの実施の形態1のネットワークの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のネットワークは、無線通信を行う移動機11,12と、無線チャネルを用いて移動機11,12と通信を行う無線基地局制御装置(Base Station Controller)の機能を持つ無線基地局20a,20b,21,22,23と、複数の無線基地局と接続され、接続された無線基地局を介して複数の移動機の位置管理,セッション管理,一斉呼出などの制御を行う加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bと、ネットワーク間のデータ転送を行うルータ61,62,63と、外部ネットワークと各プール51,52,53をルータ61,62,63経由で接続するゲートウェイノード7、他の事業者のネットワークあるいはインターネットやイントラネットである外部ネットワーク8で構成される。なお、ルータ61,62,63は、LANスイッチなどでもよい。
図1は、本発明にかかる通信方法を実現する通信システムの実施の形態1のネットワークの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のネットワークは、無線通信を行う移動機11,12と、無線チャネルを用いて移動機11,12と通信を行う無線基地局制御装置(Base Station Controller)の機能を持つ無線基地局20a,20b,21,22,23と、複数の無線基地局と接続され、接続された無線基地局を介して複数の移動機の位置管理,セッション管理,一斉呼出などの制御を行う加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bと、ネットワーク間のデータ転送を行うルータ61,62,63と、外部ネットワークと各プール51,52,53をルータ61,62,63経由で接続するゲートウェイノード7、他の事業者のネットワークあるいはインターネットやイントラネットである外部ネットワーク8で構成される。なお、ルータ61,62,63は、LANスイッチなどでもよい。
また、プール51,52,53は、負荷分散や冗長性確保のため複数の加入者ノードで構成される制御単位であるプールであり、プール51は加入者ノード41aと41bで、プール52は加入者ノード42aと42bで、プール53は加入者ノード43aと44bで、それぞれ構成される。また、無線基地局20a,20bは、複数のプールにオーバラップして接続されている。プールエリア31,32,33は、加入者ノードのプール51,52,53にそれぞれ対応した無線基地局の接続先のエリアを示すプールエリアである。さらに、位置登録エリア91,92,93は、複数の無線基地局で構成される位置登録エリアである。位置登録エリアは、移動機11,12の位置登録を管理する単位であり、移動機11,12は、周期的に、または、異なる位置登録エリアに移動した場合に、位置登録を行う。
プール51,52,53には、それぞれプールを識別するための識別子(pool id)を割り当ており、本実施の形態ではそれぞれ、加入者ノード41aと41bで構成されるプール51には、「pool id」として「1」を、加入者ノード42aと42bで構成されるプール52には、「pool id」として「2」を、加入者ノード43aと43bで構成されるプール53には、「pool id」として「3」を割り当てている。
各プール51,52,53内の加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bは、IPあるいはEthernet(登録商標)により各加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43b間のデータ通信を行うとともに、ルータ61,62,63を介し、プール相互間およびゲートウェイノード7と通信を行う。ゲートウェイノード7は、他の事業者のネットワークあるいはインターネットやイントラネットとの関門となる。ゲートウェイノード7は、接続先ネットワークの数や構成によって、または、負荷分散や冗長性確保のために、複数で構成される場合もある。
図1に示すようにプールエリア31,32,33には、オーバラップした領域が存在し、無線基地局20a,20bは、複数のプール間にわたりオーバラップして複数の加入者ノードに接続される。
さらに、位置登録エリア91,92,93には、各位置登録を識別するための識別子(TA id)が割り当てられている。本実施の形態では、プール51に対応する位置登録エリア91の「TA id」には、プール51の「pool id」と同じ「1」を、プール52に対応する位置登録エリア92の「TA id」にはプール52の「pool id」と同じ「2」を、プール53に対応する位置登録エリア93の「TA id」には、プール53の「pool id」と同じ「3」を、それぞれ割り当てている。
図2は、本実施の形態における無線基地局20a,20b,21,22,23の動作を示すシーケンス図である。本シーケンス図を使って動作を説明する。まず、無線基地局20a,20b,21,22,23は、移動機11,12から “Initial Direct Transfer(以下、IDTとよぶ)”メッセージを受信する(ステップS101)。IDTメッセージは、各移動機と加入者ノード間の制御信号を透過的に転送するためのメッセージであり、一連の制御シーケンスの中で最初に送信されるものである。なお、この時点で、移動機11,12には、位置登録をしている任意の無線基地局により、自機の制御を行う任意の加入者ノードと対応する「pool id」が割り当てられているものとする。具体的には、割り当てられた加入者ノードは、制御信号の送信元の移動機に、TMSI(Temporary Mobile Station Identity)またはP−TMSI(Packet−TMSI)と呼ばれる一時的な移動機の識別子を割当て、割当てた識別子を上記移動機宛ての応答用の制御信号に載せて自ノードに接続する無線基地局経由で送信する。このTMSIまたはP−TMSIには、加入者ノードの識別子であるNRI(Network Resource Identifier)が含まれている。移動機は、この加入者ノードから送付されたNRIに基づきIDNNS(Intra Domain NAS Node Selector)を生成する。また、「pool id」は、無線基地局から、上記割り当ての際に移動機11に通知されているものとする。そして、移動機11は、この通知された「pool id」をIDTメッセージに含めて送信するものとする。
つぎに、無線基地局20a,20b,21,22,23は、自局が複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局か否かを判断する(ステップS102)。ステップS102で、複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局であると判断した場合(図1の構成例では、無線基地局20a,20b:ステップS102 Yes)、IDTメッセージに含まれるプールを識別するための「pool id」を抽出し、「pool id」が正しい値に設定されているか否かを判断する(ステップS103)。「pool id」の正しい値とは、自局が接続されているプールに対応する「pool id」のことを示す。無線基地局20a,20b,21,22,23は、各々が接続されているプール51,52,53に対応する接続情報のみを保有している。
「pool id」が正しい値でない場合は(ステップS103 No)、エラー処理を行う(ステップS104)。エラー処理としては、たとえば、IDTメッセージを破棄する処理を行う。エラー処理を行うのは、たとえば、「pool id」に値が設定されていない場合、または、自局が接続されているプールに対応する「pool id」以外の数値が設定されている場合には、移動機11,12からのメッセージを転送できないためである。
「pool id」が正しい値の場合は(ステップS103 Yes)、さらに、加入者ノードの識別情報が含まれるIDNNS(Intra Domain NAS Node Selector)が正しい値か否かを判断する(ステップS105)。ここで、IDNNSの正しい値とは、自局が接続されている加入者ノードに対応するIDNNSのことを示す。そして、IDNNSが正しい値の場合は(ステップS105 Yes)、従来から行われているように、IDNNSの値に基づいて加入者ノードに対してIDTメッセージに含まれる移動機と加入者ノード間の制御信号を転送する(ステップS106)。
一方で、ステップS102において自局が複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局でないと判断した場合については(図1の構成例では、無線基地局21,22,23:ステップS102 No)、ステップS103の処理を行わず、直ちに加入者ノードの識別情報が含まれるIDNNSが正しい値か否かを判断する(ステップS105)。そして、IDNNSが正しい値の場合は(ステップS105 Yes)、IDNNSの値に基づいて加入者ノードに対してIDTメッセージに含まれる移動機と加入者ノード間の制御信号を転送する(ステップS106)。
また、IDNNSが正しい値でない場合は(ステップS105 No)、IDTメッセージに含まれる「pool id」に対応するプールの中から(ステップS102でYesであった場合)、または、接続されている単一プールの中から(ステップS102でNoであった場合)、加入者ノードを任意に選択して、移動機が送信したIDTメッセージに含まれる、移動機と加入者ノード間の制御信号を転送する(ステップS107)。
このように、本実施の形態では、無線基地局20a,20b,21,22,23が、自局が複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局か否かを判断し、複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局である場合には、移動機から受信するIDTメッセージに含まれる「pool id」を参照するようにした。このため、移動機の制御を担当する加入者ノードに対応する「pool id」を認識することができ、無線基地局20a,20b,21,22,23は、複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局であっても、移動機と加入者ノードの制御信号を正しく転送することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明にかかる通信方法の実施の形態2のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
図3は、本発明にかかる通信方法の実施の形態2のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
本実施の形態では、「pool id」と「TA id」をシステム情報に含めて通知する。本実施の形態の動作を図3のシーケンス図を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様、移動機11を制御する任意の加入者ノードが割り当て済みで、移動機は、加入者ノードから無線基地局経由で、加入者ノードの識別子を受信済みである。まず、移動機11は、電源がONされて位置登録が未登録の状態(以下、電源ONの状態という)で、または、待ち受け状態で、移動する(ステップS201)。待ち受け状態の場合は、任意の位置登録エリアで位置登録済みとする。つぎに、移動機11と無線基地局20bとの間で無線同期が確立され(ステップS202)、移動機11は、無線基地局から周期的にまたは必要に応じて報知されているシステム情報を受信する(ステップS203)。移動機11は、受信したシステム情報の中から「pool id」と「TA id」を取得する(ステップS204)。そして、取得した「pool id」と「TA id」を保存し(ステップS205)、電源ONの場合には位置登録手順を、待ち受け状態の場合には位置登録更新手順を起動する(ステップS206)。なお、本実施の形態では、位置登録手順および位置登録更新手順については、RRC(Radio Resource Control)を用いた手順として説明するが、移動機が「pool id」と「TA id」を含むメッセージを送信する手順であればどのような位置登録手順でもよい。
位置登録手順または位置登録更新手順が起動されると、移動機11は、無線リソースプロトコルの制御リンク確立要求(RRC Connection Setup)メッセージ、および、ステップS205で保存した「pool id」と「TA id」を含めたIDTメッセージ、を無線基地局20bへ送信する(ステップS207)。この後の無線基地局20bの処理(ステップS208)は、実施の形態1の図2のステップS101〜ステップS107(処理A)と同様となる。ただし、本実施の形態の図3の例では、位置登録要求,位置登録更新要求が、実施の形態1の制御信号に相当する。したがって、無線基地局20bから加入者ノード43aへ送信される信号(ステップS209)は、位置登録要求または位置登録更新要求である。
このように、本実施の形態では、無線基地局20a,20b,21,22,23が、「pool id」をシステム情報に含めて報知し、移動機11は、加入者ノード宛の制御信号に、システム情報から取得した「pool id」と「TA id」を含めて送信するようにした。このため、無線基地局20a,20b,21,22,23は、複数のプールにオーバラップして接続されていても、移動機と加入者ノードとの間の制御信号を正しく転送することができる。
実施の形態3.
図4は、本発明にかかる通信方法の実施の形態3のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1または実施の形態2と異なる部分を説明する。
図4は、本発明にかかる通信方法の実施の形態3のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1または実施の形態2と異なる部分を説明する。
本実施の形態の動作を図4のシーケンス図を用いて説明する。なお、本実施の形態では、無線基地局20a,20b,21,22,23は、「TA id」と「pool id」との対応をデータベースに格納し、保持しているものとする。図4のステップS301〜ステップS303は、実施の形態2の図3のステップS201〜ステップS203と同様であるため、説明を省略する。
ステップS301〜ステップS303実行後、移動機11は、システム情報から「TA id」を取得する(ステップS304)。そして、たとえば「TA id(=3)」を保存し(ステップS305)、電源ONの場合には位置登録手順を、待ち受け状態の場合には位置登録更新手順を起動する(ステップS306)。
位置登録手順または位置登録更新手順が起動されると、移動機11は、前述した無線リソースプロトコルの制御リンク確立要求(RRC Connection Setup)メッセージ、および、ステップS305で保存した「TA id」を含むIDTメッセージ、を無線基地局20bへ送信する(ステップS307)。なお、位置登録手順または位置登録更新手順では、標準で「TA id」を含んでいる。
つぎに、無線基地局20bは、自局が複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局か否かを判断する(ステップS308)。複数のプールにオーバラップして接続された無線基地局であると判断した場合には(ステップS308 Yes)、移動機11から送信され、ステップS305で保存した「TA id」から「pool id」を取得する処理を開始する(ステップS309)。「pool id」の取得処理を開始すると、まず、「TA id」と「pool id」を管理しているデータベースに対して、ステップS305で保存した「TA id」に基づき問い合わせを行い(ステップS310)、データベースからその「TA id」に対応する「pool id」を取得する(ステップS311)。なお、「TA id」と「pool id」との対応を管理しているデータベースは、無線基地局ごとに保持してもよいし、各無線基地局で共有する独立した装置に保持するようにしてもよい。
つぎに実行するステップS312,ステップS313は、それぞれ、実施の形態1の図2のステップS103,ステップS104と同様であるため、説明を省略する。また、ステップS314の処理は、実施の形態1の図2のステップS105〜ステップS107(処理Bに相当)と同様となる。ただし、本実施の形態の図4の例では、位置登録要求,位置登録更新要求が、実施の形態1の制御信号に相当する。したがって、無線基地局20bから加入者ノード43aへ送信される信号(ステップS315)は、位置登録要求または位置登録更新要求である。
このように、本実施の形態では、無線基地局20a,20b,21,22,23が、「TA id」と「pool id」との対応を管理しているデータベースを用いて、標準の位置登録要求または位置登録更新要求に含まれる「TA id」から「pool id」を取得できるようにした。このため、無線基地局20a,20b,21,22,23は、移動機11から「TA id」を取得することにより、「pool id」を得ることができ、複数のプールにオーバラップして接続されていても、移動機11と加入者ノードとの間の制御信号を正しく転送することができる。
実施の形態4.
図5は、本発明にかかる通信方法における実施の形態4の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態では、加入者ノードを、呼制御などの制御情報を扱う制御プレーンの機能とユーザ情報を扱うユーザプレーンの機能に分離している。それ以外のネットワーク構成は、実施の形態1の図1と同様である。図5において、加入者ノード41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1は、制御プレーン機能を終端する加入者ノードである。ユーザプレーンノード41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2は、ユーザプレーン機能を終端するユーザプレーンノードである。ユーザプレーンノード41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2は、それぞれ加入者ノード41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1と接続する。加入者ノード41a−1はユーザプレーンノード41a−2を制御し、加入者ノード41b−1はユーザプレーンノード41b−2制御する、というように、各加入者ノードは、同一の主番号を付したユーザプレーンノードを制御する。
図5は、本発明にかかる通信方法における実施の形態4の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態では、加入者ノードを、呼制御などの制御情報を扱う制御プレーンの機能とユーザ情報を扱うユーザプレーンの機能に分離している。それ以外のネットワーク構成は、実施の形態1の図1と同様である。図5において、加入者ノード41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1は、制御プレーン機能を終端する加入者ノードである。ユーザプレーンノード41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2は、ユーザプレーン機能を終端するユーザプレーンノードである。ユーザプレーンノード41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2は、それぞれ加入者ノード41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1と接続する。加入者ノード41a−1はユーザプレーンノード41a−2を制御し、加入者ノード41b−1はユーザプレーンノード41b−2制御する、というように、各加入者ノードは、同一の主番号を付したユーザプレーンノードを制御する。
本実施の形態では、待受状態にある移動機がプール間にわたって移動する際、移動先のプールを構成する加入者ノードは、複数のプールにオーバラップして接続されている無線基地局から転送された位置登録要求信号の受信を契機として、移動機11の移動前に位置管理を行っていた加入者ノードから移動機のコンテキスト情報を取得する。また、加入者ノードは、ゲートウェイノード7に対して、移動機宛のユーザパケットを転送するためのルーティングパスを移動前に位置管理を行っていた加入者ノードから、自ノード宛に更新するように要求し、ゲートウェイノード7は、前記ルーティングパスを更新する。
図6は、本実施の形態の動作を表すシーケンス図である。以下、図6を用いて本実施の形態の動作を説明する。まず、動作開始前の状態として、移動機11は、図1の位置登録エリア91内におり、位置登録エリア91を管理している加入者ノード41a−1が無線基地局21によって割り当てられている。そして、ゲートウェイノード7は、加入者ノード41a−1とともに、ユーザプレーンノード41a−2に対して、外部ネットワーク8と移動機11間のトンネリングを用いた転送路を確立している。
このような状態において、まず、移動機11が、位置登録エリア91から他の位置登録エリアとして、たとえば、位置登録エリア92に移動する(ステップS401)と、移動機11は、位置登録更新を行うために、無線リソースプロトコルの制御リンク確立要求(RRC Connection Setup)メッセージ、および、位置登録更新要求メッセージを含むIDTメッセージを無線基地局22へ送信する(ステップS402)。
つぎに、無線基地局22は、ステップS402で送信されたメッセージを受信すると、移動先の位置登録エリア92を管理する加入者ノード42a−1,42b−1およびユーザプレーンノード42a−2,42b−2で構成されるプール52の中から、移動機11の制御を担当する加入者ノードを選択する(ステップS403)。この例では、加入者ノード42a−1が選択されたものとする。
そして、無線基地局22は、ステップS402で送信されたIDTメッセージに含まれる位置登録更新要求を、ステップS404で選択した加入者ノード42a−1へ転送する(ステップS404)。加入者ノード42a−1は、転送された位置登録更新要求に含まれる移動機を識別するための一時的な識別子(P−TMSI)に含まれる、移動機11の制御を担当する加入者ノードの識別子(NRI)に基づき、移動前の位置登録エリア91で移動機11の制御を担当していた加入者ノード41a−1を特定する(ステップS405)。そして、加入者ノード42a−1は、特定した加入者ノード41a−1に対して、移動機11を継続して制御するためのコンテキスト情報(Context)を転送するように要求する(Context Request)(ステップS406)。
つぎに、加入者ノード41a−1は、加入者ノード42a−1に対して、コンテキスト情報を転送し(ステップS407)、転送要求に対する応答(Context Response)を送信する(ステップS408)。加入者ノード42a−1は、ステップS407で転送されたコンテキスト情報を格納し(ステップS409)、その後に、加入者ノード41a−1に対して転送が成功したことを示す応答メッセージ(Context Acknowledge)を返す(ステップS410)。さらに、加入者ノード42a−1は、ゲートウェイノード7に対して、移動機11に関するトンネリングを用いた転送路を加入者ノード41a−1経由から加入者ノード42a−1経由へ更新するための、転送路の更新要求(Update Location)を送信する(ステップS411)。
つぎに、ゲートウェイノード7は、ステップS411の要求に基づき、転送路更新の準備として移動機11に関する位置情報を更新する(ステップS412)。そして、ゲートウェイノード7は、加入者ノード41a−1に対して、移動機11に関する情報の削除要求(Cancel Location)を送信し(ステップS413)、移動機11に関するコンテキスト情報(Context)の削除を指示する。また、同時に、ゲートウェイノード7は、加入者ノード41a−1に対して、ユーザプレーンノード41a−2に対して移動機11宛てパケットの待ち受けの解放指示を送信するよう指示する(ステップS414)。そして、加入者ノード41a−1は、移動機11に関するコンテキスト情報を削除し、ユーザプレーンノード41a−2に対して移動機11あてパケットの待ち受けを解放するように要求する(ステップS18:Subtract Request)。
つぎに、ユーザプレーンノード41a−2は、移動機11に関するユーザパケットデータの待ち受けを停止するために、移動機11の転送路(トンネリングによる確立した転送路)に関するリソースを解放し(ステップS419)、要求された処理が完了したことを加入者ノード41a−1に通知する(ステップS420:Subtract Reply)。
一方、加入者ノード42a−1は、ステップS411の処理後、ユーザプレーンノード42a−2に対して、移動機11に関するユーザパケットデータを待ち受けるよう要求する(ステップS415:Add Request)。つぎに、ユーザプレーンノード42a−2は、移動機11に関するユーザパケットデータを待ち受けるために、移動機11宛のユーザデータパケットを加入者ノード42a−1経由の転送路で待ち受けられるようにリソース設定を行う(ステップS416)。つぎに、ユーザプレーンノード42a−2は、要求された処理が完了したことを加入者ノード42a−1に通知する(ステップS417:Add Reply)。
加入者ノード41a−1は、ステップS419とステップS420が終了すると、ゲートウェイノード7に対して、移動機11に関する一連の処理(Cancel Location)の完了を通知する(ステップS421:Cancel Location Acknowledge)。ゲートウェイノード7は、ステップS421の通知を受け取ると、トンネリングによる確立した転送路を、更新後の転送路に張り替え(ステップS422)、加入者ノード42a−1に対して転送路の更新終了の応答を返す(ステップS423:Update Location Acknowledge)。
つぎに、加入者ノード42a−1は、位置登録更新応答メッセージを無線基地局22へ送信し(ステップS424)、無線基地局22は、その位置登録更新応答メッセージを、移動機11へ転送する(ステップS425)。
なお、本実施の形態では、移動機11の移動後の接続先無線基地局が、単一のプールに接続されている無線基地局22の場合について説明したが、複数のプールにオーバラップした無線基地局(たとえば、無線基地局20a)の場合でも、実施の形態2または3と同様の処理を行うことによって本実施の形態を適用できる。実施の形態2に適用する場合には、ステップS401〜S404を実施の形態2の図3のステップS202〜ステップ209に替え、実施の形態3に適用する場合には、ステップS401〜S404を実施の形態3の図4のステップS301〜ステップS315に替える。
このように、本実施の形態では、待ち受け状態にある移動機11がプール間にわたって移動する際、移動先の加入者ノード42a−1が、無線基地局22から転送されてきた位置登録要求メッセージを受信し、受信したメッセージに含まれる加入者ノードの識別子に基づいて移動前に移動機11の制御を担当していた加入者ノード41a−1を特定する。そして、移動先の加入者ノード42a−1が、特定した加入者ノード41a−1から移動機11のコンテキスト情報を取得するとともに、ゲートウェイノードに対して移動機11に関するユーザパケットを転送するための転送路を自ノード経由に更新するように要求するようにした。このため、移動機11がプール間にわたって移動する際にも、移動後に正しい転送路に更新することができる。
実施の形態5.
図7は、本発明にかかる通信方法の実施の形態5のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1〜4のいずれかと異なる部分を説明する。
図7は、本発明にかかる通信方法の実施の形態5のシーケンス図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1〜4のいずれかと異なる部分を説明する。
本実施の形態においては、加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bは、自ノードが位置管理している待ち受け状態の移動機に対して一斉呼出を行う際に送信するページング要求メッセージに、自ノードの負荷情報を含める。そして、無線基地局が、ページング要求メッセージに含まれる加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bの負荷情報を保持することにより、新たに移動機の制御を行う加入者ノードを選択する際に、負荷状況を考慮して選択する。
図8は、本実施の形態におけるページング要求メッセージの構成例を示す図である。ページング要求メッセージは、一斉呼出を行う際に加入者ノード41a,41b,42a,42b,43a,43bが自ノードが管理する位置登録エリア91,92,93を構成する各無線基地局20a,20b,21,22,23に対して送信するメッセージである。
以下、本実施の形態の動作について図7および図8を用いて説明する。動作開始前の状態として、移動機11は、図1の位置登録エリア92内におり、位置登録エリア92を管理している加入者ノード42aが無線基地局22によって割り当てられ、移動機11に関するトンネリングを用いた転送路(加入者ノード42a経由)が確立されている。また、移動機11は、位置登録の際に、移動機の固定的な識別子(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)を送信しており、加入者ノード42aは、自ノードが管理する位置登録エリア92に位置する移動機のIMSIと位置登録エリアとを把握しているものとする。
まず、加入者ノード42aは、上記移動機11に関するトンネリングを用いた転送路経由で、移動機11宛のユーザデータパケットを受信すると(ステップS501)、ユーザパケットデータのヘッダ部分に含まれる宛先IPアドレスを取得する(ステップS502)。そして、加入者ノード42aは、取得した宛先IPアドレスに基づき、宛先アドレスと移動機11のIMSIの対応を管理しているデータベースに問い合わせを行い(ステップS503)、そのIPアドレスに対応する移動機11のIMSIを取得する(ステップS504)。IPアドレスとIMSIの対応を管理しているデータベースは、無線基地局ごとに保持してもよいし、また、各無線基地局で共有する独立した装置に保持するようにしてもよい。
つぎに、加入者ノード42aは、ステップS504で取得した前記移動機11の識別子(IMSI)に基づいて、移動機11がどの位置登録エリアに位置登録しているかを判別する(ステップS505)。そして、判別した位置登録エリア(この場合は、位置登録エリア92)を構成する各無線基地局20a,20b,22に対して、図8に示すように自ノードの負荷情報を含むページング要求メッセージをユニキャストあるいはマルチキャストで送信する(ステップS506)。図8に示すように、ページング要求メッセージは、MT(メッセージの種類)およびIMSIを必須の情報要素とし、TMSI,TA id,呼び出した理由を示す値であるCause,呼出対象の移動機が間欠受信している周期を算出するための係数であるDRX(Discontinuous Receiving)係数をオプションの情報要素とする。本実施の形態では、オプションの情報要素のなかに負荷情報(Load Info.)を含める。負荷情報以外のオプションの情報要素については、制約は無い。
ページング要求メッセージを受信した各無線基地局20a,20b,22は、無線インタフェース上の所定の手順により移動機11に対するページングを実施し(ステップS507)、その後、ステップS506で送信されたページング要求メッセージに含まれている加入者ノードの負荷情報(この例では、加入者ノード42aの負荷情報)を抜き出し、その加入者ノードと対応づけて負荷情報を自局内に格納する(ステップS508)。
以降、同様に、各無線基地局20a,20b,22は、各加入者ノードからページング要求メッセージが送信される度に、ページング要求メッセージに含まれる加入者ノードの負荷情報を抜き出し、加入者ノードと対応づけて負荷情報を自局内に格納する。
ステップS501〜S509の動作以外の本実施の形態の動作は、IDTメッセージを受信した際の加入者ノード選択(図1では、ステップS106またはステップS107(実施の形態1〜3に相当))を除いて、実施の形態1〜4のいずれかと同様である。そして、加入者ノードの選択については、各無線基地局は、自局内に格納された加入者ノードと対応づけられた負荷情報をもとに選択する。たとえば、もっとも負荷の少ない加入者ノードを、制御信号送信元の移動機の制御を担当する加入者ノードとして選択し、その制御信号を選択した加入者ノードに転送する。
このように、本実施の形態では、加入者ノード42aが位置管理している移動機に対して一斉呼出を行う際、ページング要求メッセージに自ノードの負荷状況を示す負荷情報を含めて送信し、無線基地局20a,20b,22が、ページング要求メッセージから負荷情報を抜き出し、その負荷情報に基づいて移動機の制御を担当する加入者ノードを選択するようにした。このため、無線基地局20a,20b,22は、加入者ノードの選択の際に加入者ノードの負荷状況を考慮することができ、トラヒックの集中を避けた効率的な転送を実現できる。
実施の形態6.
図9,10は、本発明にかかる通信方法の実施の形態6の加入者ノードの動作を表すフローチャートである。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態は、実施の形態5で説明した加入者ノードの負荷状況を示す負荷情報を、自ノードが高負荷であると判断した場合にのみ送信する。それ以外の動作は、実施の形態5と同様である。以下、実施の形態5と異なる部分について説明する。
図9,10は、本発明にかかる通信方法の実施の形態6の加入者ノードの動作を表すフローチャートである。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態は、実施の形態5で説明した加入者ノードの負荷状況を示す負荷情報を、自ノードが高負荷であると判断した場合にのみ送信する。それ以外の動作は、実施の形態5と同様である。以下、実施の形態5と異なる部分について説明する。
本実施の形態の動作として、まず、実施の形態5の図7のステップS501〜S505を実施する。本実施の形態で送信するページング要求メッセージは図8に示した実施の形態5と同様である。
まず、図9のフローチャートについて説明する。図7のステップS505までの処理を終了した後、加入者ノード42aは、予め決められた閾値を上回った場合だけに、自ノードの負荷情報を送信するようにするため、まず、負荷が閾値を上回っているか否かを判断する(ステップS601)。閾値は、ネットワークリソース,各加入者ノードの処理能力などを考慮して決定しておく。加入者ノード42aは、自ノードの負荷が、ステップS601で閾値を超過したと判断した場合(ステップS601 Yes)には、自ノードの負荷情報をページング要求メッセージに設定する(ステップS602)。自ノードの負荷が、ステップS601で閾値以内であると判断した場合(ステップS601 No)には、ページング要求メッセージに負荷情報を書き込まず、ステップS603に進む。
つぎに、加入者ノード42aは、ページング要求メッセージを無線基地局20a,20b,22に送信する(ステップS603)。
それ以降は、実施の形態5の図7のステップS507〜ステップS509と同様であるが、ページング要求メッセージに負荷情報がない場合には、ステップS509の負荷情報の格納の際に、たとえば、負荷が閾値以内となる任意の数値を格納する。
また、図9で説明した処理のかわりに、図10に示すように、負荷が閾値を超過している場合に自ノードへの転送禁止を通知するための転送禁止フラグを用いて通知するようにしてもよい。負荷が閾値を上回る状態が続いた場合、図9のフローチャートで示す動作では、自ノードの負荷の高い状況を報告し続けることになる。図10のフローチャートに基づく動作では、負荷が閾値を上回ったとき、負荷が下がり閾値以内になったとき、にそれぞれ一度ずつ無線基地局20a、20b、22に通知する。
以下、図10のフローチャートに基づく動作について説明する。本実施の形態では、転送禁止フラグを設け、図8で示したページング要求メッセージの負荷情報として、この転送禁止フラグを設定する。本実施の形態では、転送禁止フラグは、転送禁止の場合に「1」、転送許可の場合に「0」とする。なお、転送禁止フラグは、転送禁止と転送許可を識別できれば、この数値の組み合わせに限らずどのような値でもよい。初期状態では、転送禁止フラグは「0」(転送許可)に設定しておく。
まず、加入者ノード42aは、図9と同様のステップS601を実施する。そして、加入者ノード42aは、自ノードの負荷がステップS601で閾値を超過したと判断した場合(ステップS601 Yes)には、転送禁止フラグを「1」としたページング要求メッセージ(転送禁止の通知)が送信済であるかどうかを判断する(ステップS611)。判断方法としては、たとえば、加入者ノード42aが、前回送信した転送禁止フラグの値を保持するようにしておき、その値を参照する。そして、たとえば、前回送信した転送禁止フラグが「0」であれば、転送禁止の通知済みでないと判断し、「1」であれば、転送禁止の通知済みであると判断する。
つぎに、加入者ノード42aが、ステップS611で、転送禁止の通知済みで無いと判断した場合(ステップS611 No)には、転送禁止フラグを「1」に設定する(ステップS612)。そして、加入者ノード42aは、ステップS612で設定した禁止フラグをページング要求メッセージに設定する(ステップS615)。
一方、加入者ノード42aが、自ノードの負荷が、ステップS601で閾値を超過していないと判断した場合(ステップS601 No)には、転送禁止フラグを「0」としたページング要求メッセージ(転送許可の通知)が通知されているかどうかを判断する(ステップS613)。判断方法としては、たとえば、加入者ノード42aが、前回送信した転送禁止フラグの値を保持するようにしておき、その値を参照する。そして、たとえば、前回送信した転送禁止フラグが「1」であれば、転送許可が通知済みでないと判断し、「0」であれば、転送許可が通知済みであると判断する。
加入者ノード42aは、ステップS613で転送許可が通知済みでないと判断した場合に、転送許可フラグを「0」に設定する(ステップS614)。そして、加入者ノード42aは、ステップS614で設定した禁止フラグ「0」をページング要求メッセージページング要求メッセージに設定する(ステップS615)。
また、加入者ノード42aが、ステップS611で転送禁止が通知済みと判断した場合(ステップS611 Yes)には、ステップS603に進む。加入者ノード42aが、ステップS613で転送許可が通知済みと判断した場合(ステップS613 Yes)についても、ステップS603に進む。
そして、図9のステップS603と同様にページング要求メッセージを送信する。
このように、本実施の形態では、加入者ノードは、負荷情報を、負荷の閾値を超した場合にのみ無線基地局20a,20b,22に通知するようにした。このため、実施の形態5に比べ、ページング要求メッセージの送信頻度を減らすことができる。
実施の形態7.
図11は、本発明にかかる通信方法の実施の形態7の加入者ノードの動作を表すフローチャート図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態5と同様に、加入者ノードが自ノードの負荷状況を示す負荷情報を通知するが、移動機に対する一斉呼出を行う契機が無い場合にも負荷情報を通知できるようにしている。以下、実施の形態5と異なる部分について説明する。
図11は、本発明にかかる通信方法の実施の形態7の加入者ノードの動作を表すフローチャート図である。本実施の形態のネットワーク構成例は図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態5と同様に、加入者ノードが自ノードの負荷状況を示す負荷情報を通知するが、移動機に対する一斉呼出を行う契機が無い場合にも負荷情報を通知できるようにしている。以下、実施の形態5と異なる部分について説明する。
以下、図11に基づき本実施の形態の動作を説明する。まず、加入者ノード42aは、動作の開始時に自ノード内の監視タイマーを起動する(ステップS700)。監視タイマーは、起動からカウントアップまたはカウントダウンをはじめパケットが到着するか制限時間となるまでカウントアップまたはカウントダウンを続け、設定した制限時間を越えてもパケットが到着しない場合には、タイムアウト通知を送出する。また、監視タイマーは、再起動されると、起動時と同様に初期値に戻り、再び初期値からパケットが到着するか制限時間までカウントアップまたはカウントダウンを行う。
つぎに、監視タイマーは、待ち受け状態にある移動機11宛てに外部ネットワーク8からゲートウェイノード7経由で送信されてくるユーザデータパケットが到着したか否かを監視する(ステップS701)。パケット到着の到着を検知しない場合(ステップS701 No)には、タイムアウトしたか否かを判断する(ステップS702)。
ステップS702で監視タイマーがタイムアウトしたと判断した場合(ステップS702 Yes)、監視タイマーは、タイムアウト通知を送信する(ステップS703)。ステップS702で監視タイマーがタイムアウトしていないと判断した場合(ステップS702 No)には、ステップS701に戻る。
ステップS703で監視タイマーがタイムアウト通知を送信すると、加入者ノード42aは、カウンターCを1減じてC−1とする(ステップS704)。Cはパケットが未到着の状態の経過時間をカウント値で表した整数値であり、初期状態では、所定の値Nに設定しておく。Nは、負荷情報メッセージを送信するための制限時間であり任意の値が設定可能であるが、通信システムの規模などに応じて設定しておく。
ステップS704の後、加入者ノード42aは、Cの値が0か否かを判断し(ステップS705)、0であれば(ステップS705 Yes)、加入者ノード42aに接続された全ての無線基地局に対して負荷情報を単独のメッセージとして送信する(ステップS707)。単独メッセージは、負荷情報と加入者ノードを識別できる情報が含まれればどのような形態のものでもよい。そして、Cの値を初期化(Nに設定)して(ステップS712)、監視タイマーを再起動する(ステップS713)。ステップS713の実施後は、ステップS701に戻る。
一方、ステップS705でCの値が0でないと判断した場合は(ステップS705 No)、加入者ノード42aは、監視タイマーを再起動し(ステップS706)、ステップS701に戻る。
また、ステップS701のユーザデータパケットの監視中に、監視タイマーがユーザデータパケットの受信を検知した場合は(ステップS701 Yes)、監視タイマーは、着パケット受信通知を送出する(ステップS708)。そして、加入者ノード42aは、実施の形態5のステップ502〜ステップS504と同様に、移動機11の識別子(IMSI)を取得する(ステップS709)。そして、実施の形態5のステップ505と同様に、移動機11の識別子(IMSI)に基づいて移動機の現在の位置登録エリアを判別し(ステップS710)、実施の形態5のステップS506と同様に図8で示したページング要求メッセージを送信する(ステップS711)。そして、ステップS712、713を実施後、ステップS701に戻る。
なお、本実施の形態6と同様に、負荷が閾値を超過した場合のみ負荷情報を送信するようにしてもよい。この場合には、たとえば、ステップS707の前に、負荷が閾値を超過したが否かの判断を追加し、超過した場合にはS707に進み、超過しない場合にはS707を実施せずにステップS712に進む。さらに、ステップS711を、実施の形態6の図9のステップS601〜ステップS603に替える。または、ステップS707の前に、図10のステップS601,ステップS611〜S614を追加し、ステップS711を、実施の形態6の図10のステップS601〜ステップS603に替える。
このように、本実施の形態では、加入者ノード42aが、ページング要求メッセージ送信時だけでなく、単独メッセージとして負荷情報を無線基地局に通知できるようにした。このため、無線基地局20a,20b,22は、ページング要求メッセージの送信頻度が低い場合にも定期的に負荷情報を受信することができ、実施の形態5に比べより現実に近い加入者ノードの負荷状況を反映して、加入者ノードの選択をすることができる。
以上のように、本発明にかかる通信方法は、移動体を含む無線ネットワークシステムに有用であり、特に、複数の加入者ノードにオーバラップして接続されて無線基地局を含む通信システムに適している。
7 ゲートウェイノード
8 外部ネットワーク
11,12 移動機
20a,20b,21,22,23 無線基地局
31,32,33 プールエリア
41a,41b,42a,42b,43a,43b,41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1 加入者ノード
41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2 ユーザプレーンノード
51,52,53 プール
61,62,63 ルータ
91,92,93 位置登録エリア
8 外部ネットワーク
11,12 移動機
20a,20b,21,22,23 無線基地局
31,32,33 プールエリア
41a,41b,42a,42b,43a,43b,41a−1,41b−1,42a−1,42b−1,43a−1,43b−1 加入者ノード
41a−2,41b−2,42a−2,42b−2,43a−2,43b−2 ユーザプレーンノード
51,52,53 プール
61,62,63 ルータ
91,92,93 位置登録エリア
Claims (10)
- 移動機と、当該移動機に対して位置管理を含む制御を行う加入者ノードと、当該加入者ノードに接続され前記移動機と無線通信を行う無線基地局と、を含む通信システムにおいて、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、前記無線基地局にて前記移動機と加入者ノードとの間の制御信号を転送する場合の通信方法であって、
前記無線基地局にて実行する処理として、
前記移動機を制御する加入者ノードを識別するための加入者ノード識別子と当該加入者ノードの属するプールを識別するためのプール識別子と制御信号とを含む制御メッセージを前記移動機から受信する制御メッセージ受信ステップと、
自局がプール間にオーバラップして複数の加入者ノードに接続されているかどうかを判断するオーバラップ判断ステップと、
前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていると判断した場合に、前記制御メッセージからプール識別子を抽出し、当該プール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応するかどうかを判断するプール判断ステップと、
前記プール判断ステップにおいて、抽出したプール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応すると判断した場合、および、前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていないと判断した場合に、前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送する転送ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 前記無線基地局は、周期的にまたは必要に応じて送信するシステム情報に、前記プール識別子と当該プール識別子に個別に対応しかつ位置登録エリアを識別するための位置登録エリア識別子とを含めて前記移動機に対して送信し、
前記移動機は、前記加入者ノード識別子と前記プール識別子と前記位置登録エリア識別子と前記制御信号とを含む制御メッセージを前記無線基地局に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。 - 移動機と、当該移動機に対して位置管理を含む制御を行う加入者ノードと、当該加入者ノードに接続され前記移動機と無線通信を行う無線基地局と、を含む通信システムにおいて、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、前記無線基地局にて前記移動機と加入者ノードとの間の制御信号を転送する場合の通信方法であって、
前記無線基地局にて実行する処理として、
前記プールに個別に対応しかつ位置登録エリアを識別するための位置登録エリア識別子と、前記プールを識別するためのプール識別子と、の対応を識別子データベースに格納する識別子データベース格納ステップと、
前記移動機を制御する加入者ノードを識別するための加入者ノード識別子と前記位置登録エリア識別子と制御信号とを含む制御メッセージを前記移動機から受信する制御メッセージ受信ステップと、
自局がプール間にオーバラップして複数の加入者ノードに接続されているかどうかを判断するオーバラップ判断ステップと、
前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていると判断した場合に、前記識別子データベースから前記位置登録エリア識別子に対応するプール識別子を取得し、当該プール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応するかどうかを判断するプール判断ステップと、
前記プール判断ステップにおいて、取得したプール識別子が自局の接続されている加入者ノードにより構成されるプールに対応すると判断した場合、および、前記オーバラップ判断ステップにおいて、プール間にオーバラップして接続されていないと判断した場合に、前記加入者ノード識別子に基づいて制御信号を転送する転送ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 前記無線基地局は、周期的にまたは必要に応じて送信するシステム情報に、前記プール識別子と当該プール識別子に個別に対応しかつ位置登録エリアを識別するための位置登録エリア識別子とを含めて前記移動機に対して送信し、
前記移動機は、前記加入者ノード識別子と前記位置登録エリア識別子と前記制御信号とを含む制御メッセージを前記無線基地局に対して送信することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。 - 前記制御メッセージを位置登録要求メッセージまたは位置登録更新要求メッセージとし、前記制御信号を位置登録要求または位置登録更新要求とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信方法。
- 待受状態にある移動機がプール間にわたって移動した場合の処理として、
移動先無線基地局が、前記制御信号として位置登録更新要求を転送後、前記移動機から受信した位置登録要求メッセージまたは前記位置登録更新要求メッセージに含まれる前記加入者ノード識別子に基づいて、前に当該移動機の制御を行っていた加入者ノードを特定する移動前加入者ノード特定ステップと、
移動先の基地局に接続された移動先加入者ノードが、前記移動前加入者ノードに対して前記移動機に関する制御情報を含むコンテキスト情報の送信を要求するコンテキスト情報要求ステップと、
前記コンテキスト情報送信要求を受信した移動前加入者ノードが、前記制御加入者ノードに対してコンテキスト情報を送信し、自ノードから前記コンテキスト情報を削除するコンテキスト情報送信ステップと、
前記移動先加入者ノードが、外部ネットワークと接続するゲートウェイノードに設定されている前記移動機に関する転送経路を、前記移動前加入者ノード経由から自ノード経由の転送経路へ変更するための、転送経路の変更要求を送信する転送経路要求ステップと、
前記ゲートウェイノードが、受信した変更要求に基づいて前記移動機に関する転送経路を更新する転送経路更新ステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。 - 前記システムを構成する各加入者ノードが、自ノードの負荷状況を示す負荷情報を、位置管理を行っている移動機に対して一斉呼び出しを行うためのページング要求メッセージに含めて送信するページング要求送信ステップ、
をさらに含み、
前記転送ステップでは、前記無線基地局が、前記ページング要求メッセージに含まれる前記負荷情報に基づいて加入者ノードを選択することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の通信方法。 - 前記ページング要求送信ステップにおいては、負荷が所定の閾値を超えた場合にのみページング要求メッセージに負荷情報を含めて送信することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
- 前記負荷情報を前記所定の閾値以内であるか否かを識別可能な値とし、
前記ページング要求送信ステップにおいては、負荷情報の値が変化したときのみページング要求メッセージに負荷情報を含めて送信することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。 - 前記移動機に対するデータパケットの到着を監視し、所定の時間を超えてもデータパケットが到着しない場合にタイムアウトと判断するパケット監視ステップ、
をさらに含み、
前記パケット監視ステップにおいてタイムアウトと判断した場合に、前記負荷情報を単独メッセージとして無線基地局に送信することを特徴とする請求項7、8または9に記載の通信方法。
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