JP2008117976A - 電気泳動を用いた色変換発光体装置の製造方法 - Google Patents

電気泳動を用いた色変換発光体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気泳動によって蛍光体層を付着させる際に、イオンマイグレーションによる元素析出を防止することのできる色変換発光体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】発光体装置1と陽極22とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置し、発光体装置1の陽極22側に補助陰極23を対向配置する。発光体装置1の一の電極4が陽極電位よりも低電位となるように陽極22との間に直流電圧を印加し、溶液21中の蛍光体粒子を半導体発光素子まで移動させて付着させる。このとき、補助陰極23の電位を半導体発光素子2の表面の電位よりも低電位に保つことにより、発光体装置1の金属領域5から溶出した陽イオンを補助陰極23に引き寄せる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子の表面に、発光色を変換する蛍光体層を設けた色変換発光装置の製造方法に関する。
発光ダイオード(LED)の発する青色光の一部を蛍光体によって赤色光および緑色光に変換し、青赤緑の三色光が混合された白色光を発する光デバイスが知られている。このような光デバイスの構造としては、例えば、内面が光反射性のカップの内部に青色LEDチップを配置し、LEDチップの周囲のカップ内空間に蛍光体を充填した構造のものが知られている。
特許文献1には、LEDチップの周囲に配置される蛍光体層の厚みのムラによって発光色に色むらが生じるのを低減するために、電気泳動を利用して均一な厚さの蛍光体層をLEDチップ表面に付着させる技術が開示されている。電気泳動工程では、蛍光体粒子、帯電剤および結合材の役目を果たす窒化アルミニウムを、イソプロピルアルコールおよび水を主とする溶液に加えて分散させ、この溶液中にLEDチップおよびその支持部材(サブマウント)を陰極として配置し、陰極と対向配置した陽極との間に電界を印加する。耐電剤により正に帯電した蛍光体粒子は、電界を印加されることにより陰極に向かって電気泳動し、LEDチップ表面の導電性部分に堆積し、蛍光体層を形成する。
特開2003−69086号公報
上述したように電気泳動工程においては、LEDチップおよびその支持部材は溶液に浸され、電圧が印加される。このため、所定の条件の場合にLEDチップおよびその支持部材上の元素がイオンマイグレーションにより溶出することがある。イオンマイグレーションが生じる条件とは、LEDおよびその支持基板に、上記イオンマイグレーションを生じやすい元素として知られるAg、Pb、Cu、Sn、Niのうちの同じ元素を用いた領域が2箇所以上存在し、その領域間に電位差がある場合である。この条件がそろった場合には、高電位領域から上記元素がイオンとなって溶出し、溶出したイオンは、その領域よりも低電位の領域に移動して析出するイオンマイグレーション現象が生じる。上記元素のうち特にAgはイオンマイグレーションを生じやすいことが知られている。
上記元素は、導電性であるため、隣接する電極パターン間に析出した場合には、電気的ショートの原因となり、信頼性の低下を招く。また、溶出したイオンは、蛍光体粒子と同様に正電荷を持つため電気泳動され、より低電位のLEDチップの表面に析出することがある。析出した上記元素は、粒径が可視光波長よりも小さい微粒子であるため、蛍光体層内で黒色の光吸収点となり、LEDデバイスの光度の低下を招く。
本発明の目的は、電気泳動によって蛍光体層を付着させる際に、イオンマイグレーションによる元素析出を防止することのできる色変換発光体装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、電気泳動による蛍光体粒子の付着工程において、陽極と、蛍光体を堆積させたい半導体発光装置の間に補助陰極を設置する。この補助陰極を半導体発光装置の発光素子表面よりも低電位とすることにより、発光体装置の金属領域からイオンマイグレーションにより陽イオンが溶出した場合にも、当該陽イオンを補助陰極に引き寄せることができる。
具体的には、本発明の第1の態様によれば、以下のような色変換発光体装置の製造方法が提供される。すなわち、半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、発光体装置の陽極側に補助陰極を対向配置する工程と、発光体装置の一の電極と補助陰極とを電気的に接続し、一の電極および補助陰極の電位が陽極電位よりも低電位となるように陽極との間に直流電圧を印加することにより、溶液中の蛍光体粒子を半導体発光素子まで移動させ、半導体発光素子の表面に付着させる工程とを含む製造方法である。これにより、発光体装置の金属領域からイオンマイグレーションにより元素のイオンが溶出した場合にも、当該元素のイオンを補助陰極に引き寄せることができ、半導体発光素子の表面に前記元素が析出するのを防止できる。
また、本発明の第2の態様によれば、以下のような色変換発光体装置の製造方法が提供される。すなわち、半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、発光体装置の陽極側に補助陰極を対向配置する工程と、発光体装置の一の電極が陽極電位よりも低電位となるように陽極との間に直流電圧を印加し、補助陰極の電位を半導体発光素子の表面の電位よりも低電位に保ちながら、溶液中の蛍光体粒子を半導体発光素子まで移動させ、半導体発光素子の表面に付着させる工程とを含む製造方法である。
また、本発明の第3の態様によれば、以下のような色変換発光体装置の製造方法が提供される。すなわち、半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、発光体装置の陽極側に補助陰極を対向配置する第1工程と、発光体装置の一の電極が陽極電位よりも低電位となるように陽極との間に直流電圧を印加し、溶液中の蛍光体粒子を半導体発光素子まで移動させて付着させる第2工程とを有する。第2工程では、補助陰極の電位を半導体発光素子の表面の電位よりも低電位に保つことにより、発光体装置の金属領域からイオンマイグレーションにより陽イオンが溶出した場合にも、当該陽イオンを補助陰極に引き寄せることができる。
上述の第1〜第3の態様において、補助陰極は、蛍光体粒子を通過させるための複数の孔を有するものを用いることができる。これにより、蛍光体粒子は、補助陰極に形成した孔を通過して半導体発光素子に付着する。補助陰極は、半導体発光素子よりも大きく、半導体発光素子と向かい合う部分に開口を有するものを用いることも可能である。さらに、前記開口を半導体発光素子に対応する大きさとすることにより、発光体装置の半導体発光素子以外の部分に蛍光体が付着するのを防止することもできる。
また、補助陰極は、平板状であって前記半導体発光素子よりも大きく、半導体発光素子と向かい合う部分に前記半導体発光素子に対応する大きさの開口を有するものを用いることができる。さらに、前記開口を半導体発光素子に対応する大きさとすることにより、発光体装置の半導体発光素子以外の部分に蛍光体が付着するのを防止することもできる。
上述の発光体装置は、Ag、Pb、Cu、Sn、Niのうちの同一元素を含む二以上の金属領域を有するとき、蛍光体粒子の付着工程において当該金属領域に電位差が生じる場合には、当該金属領域のうちの高電位側から陽イオンが溶出し、イオンマイグレーションが発生する。この場合、発光体装置の当該金属領域から溶出する陽イオンを、補助陰極に引き寄せることにより、半導体発光素子への析出を防止できる。
上述の補助陰極は、導体の一部を、電位差の生じる高電位側の金属領域に対向する位置に配置することができる。これにより、高電位側の金属領域から溶出した陽イオンを補助陰極に効果的に引き寄せることができる。
上述の発光体装置が、Ag、Pb、Cu、Sn、Niのうちの同一元素を含む二以上の金属領域を、一の電極と他の一の電極において有する場合、補助陰極は導体の一部を、一の電極および他の一の電極のうちの高電位側の電極と向かい合う位置に配置することができる。これにより、高電位側の電極から溶出した陽イオンを補助陰極に効果的に引き寄せることができる。
本発明の一実施の形態の色変換発光体装置の製造方法について図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態で製造する色変換発光体装置の構造について図1を用いて説明する。図1の色変換発光装置は、支持部材3に、GaNをベースとした青色LEDチップ(ダイ)2を搭載した構成であり、青色LEDチップ2は蛍光体層7によって被覆されている。
支持部材3は、絶縁性の基板3aの表面に、p型コンタクト取り出し電極4およびn型コンタクト取り出し電極5を備えている。LEDチップ2は、公知の青色LEDであり、図示していないが、支持部材3側から順に積層された、低電気抵抗のp型コンタクト層、p型クラッド層、活性層、n型クラッド層、および、低電気抵抗のn型コンタクト層を含んでいる。n型コンタクト層の上には、ボンディングパッドとなる表面電極が配置されている。LEDチップ2の最下面であるp型コンタクト層は、はんだ材料等により、支持部材3のp型コンタクト取り出し電極4上にダイボンディングされている。一方、LEDチップ2の表面電極は、ボンディングワイヤ6によりn型コンタクト取り出し電極5と接続されている。
青色LEDチップ2を覆う蛍光体層7は、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体の粒子の層である。
図1の色変換発光体装置は、p型コンタクト取り出し電極4とn型コンタクト取り出し電極5からLEDチップ2に電流を流すと、LEDチップ2から青色光が発生する。蛍光体層7は、その青色光の一部を吸収して、黄色に色変換した蛍光を発光する。これにより、色変換発光体装置からは、黄色光と青色光を混色して得られる白色光が発光される。
次に、本実施の形態の色変換発光体装置の製造方法の概要について説明する。
まず、予め製造しておいたLEDチップ2を支持部材のp型コンタクト取り出し電極4上にはんだ材料等を用いてダイボンディングした後、LEDチップ2の表面電極とn型コンタクト取り出し電極5をワイヤ6によりボンディングする。これにより、支持部材3にLEDチップ1が搭載されたLEDパッケージ1が得られる。なお、LEDチップ2および支持部材3の製造方法は、広く知られているのでここでは説明を省略する。
つぎに、LEDパッケージ1のLEDチップ2の表面に電気泳動を用いて蛍光体層7を形成する。電気泳動は、基本的には二つの電極間(陽極と陰極)に電位差を加え、両極間に存在する「電荷を有する物質」を電場により移動させる現象である。電気泳動を利用することにより「電荷を有する物質」の電荷とは反対の極性を示す電極上に「電荷を有する物質」を堆積させることができる。(以下、この工程を電気泳動電着工程、または単に電着工程と呼ぶ。)本実施の形態では、電荷を付加した蛍光体粒子を分散した水溶液を用意し、LEDパッケージ1を陰極とし、陽極と対向させて溶液中に浸し、陰極陽極間に電圧を印加する。正電荷を付与した蛍光体粒子は、電気泳動によりLEDパッケージ1の表面の導電性領域に移動し堆積する。
電着工程は、水を含んだ蛍光体分散溶液の導電性により、LEDパッケージ1の陽極と結線された金属部分以外の導電性部分にも電位が加わり、導電性部分はLEDチップダイ2の構造上、等電位にはならない。ここで、LEDパッケージ1において、LEDチップダイ2の表面電極、ダイボンディングのはんだ材料、支持部材3上に形成した取り出し電極4,5等は、Ag、Pb、Cu、Sn、Niのうちの一つの元素を含んで構成され得る。そのため、これらの元素のうちの同一元素を含む二以上の領域を有する場合には、電位差が生じ、水溶液中でイオンマイグレーションが発生し、溶液中に陽イオンが溶出する。以下、説明容易化のため、本実施形態として、取り出し電極4および5にAgが用いられている場合について説明する。つまり、高電位側となる取り出し電極5から溶液中にAgが溶出する。
本実施の形態では、電着工程において、イオンマイグレーションにより溶出したAgイオンが、LEDチップダイ2の表面や電極部で析出するのを防止するために、LEDパッケージ1(陰極)と陽極との間に補助陰極を設置し、溶出したAgイオンを補助陰極に堆積(トラップ)させる。この補助陰極の電位は、LEDチップダイ2表面の電位よりも低電位に保つ。これにより蛍光体を堆積させたいLEDチップダイ2表面へのAg析出を防ぎ、その結果チップダイ2表面の蛍光体層7の黒化することを防止する。
以下、第1〜第3の実施の形態により、本発明の電着工程をさらに具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態として、メッシュ状の補助陰極を用いる電着工程について図2および図3を用いて説明する。
図2に示した装置は、電気泳動による電着装置であり、堆積処理槽20には、蛍光体(YAG)粒子が分散された溶液21が満たされ、その底部に陽極(白金)22が配置されている。LEDパッケージ1は、陰極として溶液21の上部に陽極22と対向するように配置される。LEDパッケージ1のp型コンタクト取り出し電極4は、配線24によって直流電源26の負極に接続されている。陽極は、配線25により直流電源26の正極に接続されている。
陰極となるLEDパッケージ1と陽極22との間には、イオンマイグレーションによりLEDパッケージ1から溶出した金属イオンをトラップするための補助陰極23が配置されている。補助陰極23は、溶液21中に存在する蛍光体粒子を通過させるためにメッシュ状である。
補助陰極23は、図3に示したように、LEDパッケージ1と同等以上の大きさであり、LEDパッケージ1と所定の距離で向かい合って配置される。補助陰極23とLEDパッケージ1との間隔は、LEDパッケージ1から溶出した金属イオンを、補助陰極23に到達させることのできる予め定められた距離である。例えば、2mm以内(もしくは、溶出源となる領域(n型コンタクト取り出し電極5)と析出領域(LEDチップダイ2)との距離よりも小さい距離であること)が望ましい。
補助陰極23は、直流電源26の負極に接続されている。よって、補助陰極23の電位は、LEDパッケージ1のp型コンタクト取り出し電極4と等電位である。なお、本実施の形態では直流電源26の負極をグランド電位にしているため、補助陰極23と、LEDパッケージ1のp型コンタクト取り出し電極4の電位はグランド電位であるが、必ずしもグランド電位である必要はなく、陽極22よりも低電位であればよい。
補助陰極23の網目の開口径は、溶液21中に存在する蛍光体粒子を通過させるため、蛍光体粒子の大きさ(蛍光体粒子が凝集している場合は、その二次粒子の大きさ)より大きく設計されている。例えば、蛍光体粒子の二次粒子径が5μm程度である場合には、補助陰極23の網目の開口径は、二次粒子径の少なくとも4倍以上であることが望ましい。補助陰極23のメッシュは、網目の間隔(導電体部分(ワイヤ部分)の幅)を狭くすることにより導体部の総面積が小さくなるため、電着工程に必要な電力を少なくすることができるが、溶出したAgイオンを引き寄せる作用(トラップ能力)が小さくなる。また、網目の間隔(ワイヤ部分の幅)が広すぎると電極面積が増大することにより電着工程に要する電力が増大するとともに、補助陰極に電着される蛍光体も増大するために蛍光体使用効率(=LEDチップダイ2上の蛍光体堆積量/全堆積量)が低下する。よって、網目の間隔(ワイヤ部分の幅)は、Agイオンのトラップ能力と蛍光体使用効率とを勘案して調整する。
なお、補助陰極23は、導電体部分(ワイヤ部分)が、Agの溶出源となる領域(n型コンタクト取り出し電極5)とできるだけ近い方がAgイオンを高効率でトラップできるため、補助陰極23の導電体部分がn型コンタクト取り出し電極5と対向するように網目の位置をLEDパッケージ1と位置合わせして配置することが望ましい。
補助陰極23を構成する材料は、電着工程中に電気化学反応で溶出しない導電性基材を用いる。すなわち、イオンマイグレーションを生じやすいAg、Pb、Cu、Sn、Niを含まない導電性材料、例えばPtやSUS等の金属材料やカーボン材料などを使用することができる。
溶液21は、蛍光体粒子(YAG)と、蛍光体粒子の帯電剤および結合材の役目を果たす硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)とを、イソプロピルアルコールおよび水を主とする溶媒に分散させたものである。例えば、蛍光体粒子(YAG)は4 g/L、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)を5 mmol/Lの濃度となるように分散した溶液21を用いることができる。蛍光体粒子の粒径は、一次粒子径で数nm〜数十μm、程度のものを用いることができる。
図2の構成の電着装置を用いて蛍光体層7を形成する場合には、溶液21の入った堆積処理槽20に、LEDパッケージ1をセットし、電源26より所定の電圧を印加する。溶液21中の蛍光体粒子には、硝酸マグネシウムが溶解してイオンとなることにより正電荷が付与されるため、蛍光体粒子は、陽極22側から補助陰極23および陰極であるLEDパッケージ1に向けて電気泳動される。
蛍光体粒子の一部は、補助陰極23上に堆積する。他の一部は、補助陰極23のメッシュの開口を通過して、LEDパッケージ1に到達し、導電性領域に堆積する。具体的には、LEDパッケージ1におけるLEDチップダイ2の表面、p型コンタクト取り出し電極4、n型コンタクト取り出し電極5およびワイヤ6に堆積する。
堆積処理槽20からLEDパッケージ1を取り出した後、LEDチップダイ2表面以外の部分に堆積した蛍光体粒子を拭き取る、もしくは吹き飛ばす等により取り除く。以上の工程により、LEDチップダイ2の表面に一様な厚さの蛍光体層7が形成された図1の色変換発光体装置を得ることができる。
電着工程において、LEDパッケージ1上の導電性部分の電位および補助陰極23の電位は、p型コンタクト取り出し電極4を電源26の負極に接続しているため、次のようになる。
n型コンタクト取り出し電極5>LEDチップダイ2表面>p型コンタクト取り出し電極4=補助陰極22(=グランド電位)
本実施の形態では、n型コンタクト取り出し電極5とp型コンタクト取り出し電極4とがAgを含んでいるため、異なる電位が加わることによりイオンマイグレーションを生じる。すなわち、電位の高いn型コンタクト取り出し電極5からイオンマイグレーションによりAgが溶出する。
(1)電位の高い側(電位の高いn型コンタクト取り出し電極5)でAgがイオン化する。
Ag → Ag + e
HO→H + OH
(2)イオン化したAgが電離した溶液21中のOHと反応しAgOHを生成する。
(3)AgOHは不安定なため、酸化銀を析出するが、水分と電界存在下では可逆的な反応を示す。Ag2O、AgOHは電気的に中性なため溶液中を拡散していく。
AgO +HO⇔2AgOH⇔2Ag +2OH
(4)Agはクーロン力により電位の低い側へ移動し、Agとして析出する。
Ag + e → Ag
本実施の形態では、補助陰極23がp型コンタクト取り出し電極4と同じ低電位(グランド電位)であるため、溶出したAgイオンは補助陰極23にAgとして堆積し、トラップすることができる。これにより、蛍光体を堆積させたいLEDチップダイ2表面へのAg析出を防ぎ、その結果チップダイ2表面の蛍光体層7が黒化することを防止できる。
なお、本実施の形態では、メッシュ状の補助陰極23を用いたが、メッシュ状に限らず、板状の導体に貫通孔を所定の間隔で開けたパンチングメタルや、ストライプ状の開口を所定の間隔で並べた格子状の導体を用いることが可能である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態として、メッシュ状の補助陰極を用いる電着工程について図4および図5を用いて説明する。
第2の実施の形態で用いる電着装置を図4に示す。図4の装置は、第1の実施の形態の図2の装置と同様であるが、補助陰極43の形状が異なっている。他の構成は、図2の装置と同様であるので説明を省略する。
第2の実施の形態の補助陰極43は、図5に示すように、中央部に開口44を有するメッシュ状である。開口44は、LEDチップダイ2と同形状に形成されている。図5に示すように、補助陰極43は、LEDパッケージ1のLEDチップダイ2に対して、開口44が対向するように位置合わせして配置されている。
なお、補助陰極43の材質および網目の大きさ、ならびに、補助陰極43とLEDパッケージ1との間隔については、第1の実施の形態と同様とする。また、電着工程の作業手順についても第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態では、LEDチップダイ2と対向する位置に開口44を有する補助陰極43を用いることにより、電着時には、溶液中の蛍光体粒子が開口44を通ってLEDチップダイ2の表面に効率よく堆積するため、補助陰極43に付着する蛍光体の総量を第1の実施の形態の補助陰極23と比較して低減できる。これにより、図1の構成の色変換発光体装置を効率よく製造することができる。また、補助陰極43の導体部の総面積は、図2の補助陰極23より小さいため、電着に必要な電力が少なくなるという利点もある。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態として、開口を備えた平板状の補助陰極を用いる電着工程について図6および図7を用いて説明する。
第3の実施の形態で用いる電着装置を図6に示す。図6の装置は、第1の実施の形態の図2の装置と同様であるが、補助陰極63の形状が異なっている。他の構成は、図2の装置と同様であるので説明を省略する。
第3の実施の形態の補助陰極63は、図6および図7に示すように、中央部に開口64を有する平板状である。開口64は、LEDチップダイ2と同形状に形成されている。補助陰極63は、LEDパッケージ1のLEDチップダイ2に対して、開口64が対向するように位置合わせして配置されている。
第3の実施の形態では、図6に示したように、LEDパッケージ1として、LEDチップダイ2の周囲に反射リング8を備えるものを用いている。反射リング8は、LEDチップダイ2から発せられた光をLEDチップダイ2の上方に向けて反射するミラーであり、LEDチップダイ2を取り囲むように配置されている。反射リング8が配置されていることにより、LEDパッケージ1の主平面の法線方向(上方)へ向けて指向性の高い光を発することができる。反射リング8は、内壁面に反射率を高めるAg層を備え、このAg層は、支持部3の電極4,5およびLEDチップダイ2とは電気的に接続されていないが、溶液を介して電気的に接続するためイオンマイグレーションの発生源となり得る。しかしながら、本実施の形態では、反射リング8からイオンマイグレーションによりAgイオンが溶出した場合であっても、溶出したAgイオンを補助陰極63によりトラップすることができる。
補助陰極43の材質、ならびに、補助陰極43とLEDパッケージ1との間隔については、第1の実施の形態と同様とする。また、電着工程の作業手順についても第1の実施の形態と同様である。
第3の実施の形態では、LEDチップダイ2と対向する位置に開口64を有する平板状の補助陰極63を用いることにより、電着時には、溶液中の蛍光体粒子が開口64を通ってLEDチップダイ2の表面に堆積し、開口64の周囲の平板状の部分は蛍光体粒子が通過できない。よって、補助陰極63がマスクの作用をし、反射リング上等の不所望な領域に蛍光体層を形成することなく、LEDチップダイ2の表面のみに蛍光体層7を形成できる。このため、第1の実施の形態のように、LEDチップダイ2以外の部分に付着した蛍光体層を後工程で除去する必要がない。
また、平板状の補助陰極63がn型コンタクト取り出し電極5に近接配置されるため、溶液中に溶出したAgイオンをメッシュ状の電極よりも効果的に引き寄せることができ、Agイオンを効率よくトラップすることができる。
なお、第3の実施の形態では、反射リング8が取り付けられたLEDパッケージ1を用いる例について説明したが、図2のように反射リング8を備えないLEDパッケージ1についても補助陰極63を用いてAgイオンをトラップすることももちろん可能である。反射リング8を備えない場合、蛍光体粒子が補助陰極63の開口64の周囲に回り込むためマスキング効果は弱まるが、第1の実施の形態と同様に後工程で除去することにより、図1の構造のLEDパッケージ1を製造することができる。
上述してきた第1〜第3の実施の形態のように、本発明では補助陰極23,43、63によってAgイオンをトラップすることができる。よって、LEDチップダイ2を覆う蛍光体層7に、可視光波長よりも粒径の小さいAgが析出して光の吸収点となるのを防ぐことができる。また、電極パターン部にAgが析出して電気的ショートの原因となるのを防ぐことができる。したがって、第1〜第3の実施の形態の電着工程を用いて色変換発光体装置を製造することにより、LEDチップダイ2および蛍光体の発した光がAgによって吸収されないため光度が高く、しかも、電気的に信頼性の高い色変換発光体装置を製造することができる。
なお、Agに限らずイオンマイグレーションを生じやすい他の元素Pb、Cu、Sn、Niが溶出した場合についても、低電位の補助陰極に陽イオンが引き寄せられる作用は同様に生じるため、これらの元素のイオンを補助陰極によりトラップすることができる。また、イオンマイグレーションは、本実施形態で説明した取り出し電極4,5の組み合わせに限らず、他のAg、Pb、Cu、Sn、Niのうちの同一元素を含む2以上の金属領域の組み合わせによっても生じるため、これらの元素のイオンを補助陰極によりトラップすることができる。さらに、イオンマイグレーションの要因となり得る金属領域は、LEDチップやLEDパッケージの構成によるが、LEDチップの電極、LEDチップ表面に設けた導電層、LEDチップ内に形成された金属層、支持部材上に形成された配線部や反射部、LEDチップと支持部材とを接合する接合材料、支持部材上に形成された反射壁等が考えられる。例えば、下地材料や積層構造の一層としてAg、Ni、Cuが用いられ、はんだ材料としてSn、Pb等が使用される。ここで、Ag、Pb、Cu、Sn、Niを含む金属領域は、LEDパッケージの最表面として構成されている場合だけでなく、下地層や積層構造中の一層(最表面ではない)として構成されている場合であっても、ピンホールを介してイオンマイグレーションの発生原因となり得る。したがって、LEDパッケージの構成によりイオンマイグレーションの発生し得る種々のパターンが考えられるが、本実施の形態の電着方法を用いることにより、イオンマイグレーションを生じやすいこれらの元素Pb、Cu、Sn、NiがLEDパッケージ上で析出するのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施例について説明する。本実施例では、上述した第3の実施の形態の電着工程により、図6の電着装置を用いてLEDパッケージ1のLEDチップダイ2の上面に蛍光体層7を形成した。
LEDパッケージ1と補助陰極63との距離は、1mmに設定した。溶液21は、蛍光体粒子(YAG)を4 g/L、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)を5 mmol/Lの濃度で、イソプロピルアルコールおよび水を主とする溶媒に分散させたものを用いた。図6の陽極22と陰極(LEDパッケージ1)との間の電界は200V/20mmに設定した。電着時間は、15分であり、これにより厚さ約30μmの蛍光体層7を形成した。
一方、比較例として、補助陰極63を配置せず、他の条件は実施例と同じにして電着により蛍光体層を形成した。
本実施例および比較例で得られたLEDパッケージ1について、LEDチップダイ2の部分を撮影した写真を図8(a)および(b)に示す。図8(a)から明らかなように実施例のLEDパッケージ1は蛍光体層7が黒化しておらず、蛍光体層は黄色(蛍光体粒子の色)であった。これに対し、図8(b)のように比較例のLEDパッケージは蛍光体層が、電界が集中するチップ角を中心に黒化(茶褐色化)した部分が見られた。
つぎに、比較例のLEDパッケージで黒化した部分に堆積している黒化物を特定するために、蛍光体を含まない溶液を用い、補助陰極63を配置しないで電着工程を行い、LEDパッケージ試料を作成した。用いた溶液は、蛍光体粒子を含まない他は、実施例および比較例の溶液21と同じであり、具体的には、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)を5 mmol/Lの濃度で、イソプロピルアルコールおよび水を主とする溶媒に溶解した溶液である。電着に用いた装置は、図6の装置であり、補助陰極63は配置しなかった。
得られたLEDパッケージ1の表面には、堆積物の層が形成されており、電界が集中するチップ角を中心に黒化(茶褐色化)した部分が見られた。黒化している部分の堆積物と、黒化していない部分の堆積物について、X線光電子分光分析(XPS)を行った。その結果を、図9(a)、(b)に示す。
図9(a)、(b)のグラフのピークを比較すると、黒化している部分および黒化していない部分にも共通して検出された物質は、Mg(OH)、MgOおよびMgCOであり、Mg化合物であった。一方、黒化している部分の分析結果である図9(b)には、Ag元素(図9(b)の矢印部分)が検出され、イオンマイグレーションにより移動・析出したAgが黒化の原因であることが確認できた。なお、この試料は、蛍光体を含まない溶液を使用して作製したものであるので、このAgやMg化合物等、図9(a),(b)のグラフに表れている物質は、蛍光体粒子に由来するものではない。
これらのことから補助陰極63を配置しないで作製した比較例のLEDパッケージ(図8(b))の黒化の原因は、イオンマイグレーションにより移動・析出したAgであることがわかった。
以上のことから、本実施例の補助陰極63を用いる電着工程では、イオンマイグレーションにより溶出したAgを補助陰極63でトラップし、LEDパッケージ1(図8(a))に析出させないため黒化が見られないことが確認できた。よって、本実施例の電着工程を用いることにより、電気泳動によって蛍光体層を付着させる際に、イオンマイグレーションによる元素が蛍光体層や電極間に析出するのを防止できるため、光度が高く、電極の信頼性の高い色変換発光体装置を製造することができる。
本実施の形態で製造する色変換発光体装置の断面図。 第1の実施の形態の電着工程で用いる電着装置の説明図。 第1の実施の形態の電着装置の陽極22と補助陰極23とLEDパッケージ1の斜視図。 第2の実施の形態の電着工程で用いる電着装置の構成を示す説明図。 第2の実施の形態の電着装置の陽極22と補助陰極43とLEDパッケージ1の斜視図。 第3の実施の形態の電着工程で用いる電着装置の構成を示す説明図。 第1の実施の形態の電着装置の陽極22と補助陰極63とLEDパッケージ1の斜視図。 (a)実施例において蛍光体層7を電着したLEDパッケージ1についてのLEDチップダイ2部分の写真であり、(b)比較例として補助陰極を用いずに蛍光体層7を電着したLEDパッケージ1についてのLEDチップダイ2部分の写真である。 (a)本実施例において蛍光体粒子を含まない溶液で電着した試料における黒化部分のXPS分析結果を示すグラフ、(b)前記試料の黒化していない部分のXPS分析結果を示すグラフ。
符号の説明
1…LEDパッケージ、2…LEDチップ(ダイ)、3…支持部材、3a…絶縁性の基板、4…p型コンタクト取り出し電極4、5…n型コンタクト取り出し電極、6…ボンディングワイヤ、7…蛍光体層、20…堆積処理槽、21…溶液、22…陽極、23…メッシュ状の補助陰極、24…配線、25…配線、43…開口を有するメッシュ状の補助陰極、44…開口、63…開口を有する平板状の補助陰極、64…開口。

Claims (9)

  1. 半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、前記発光体装置の前記陽極側に補助陰極を対向配置する工程と、
    前記発光体装置の一の電極と補助陰極とを電気的に接続し、前記一の電極および補助陰極の電位が前記陽極電位よりも低電位となるように前記陽極との間に直流電圧を印加することにより、前記溶液中の前記蛍光体粒子を前記半導体発光素子まで移動させ、前記半導体発光素子の表面に付着させる工程とを含むことを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  2. 半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、前記発光体装置の前記陽極側に補助陰極を対向配置する工程と、
    前記発光体装置の一の電極が前記陽極電位よりも低電位となるように前記陽極との間に直流電圧を印加し、前記補助陰極の電位を前記半導体発光素子の表面の電位よりも低電位に保ちながら、前記溶液中の前記蛍光体粒子を前記半導体発光素子まで移動させ、前記半導体発光素子の表面に付着させる工程とを含むことを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  3. 半導体発光素子を搭載した発光体装置と陽極とを、蛍光体粒子を分散した溶液中に配置するとともに、前記発光体装置の前記陽極側に補助陰極を対向配置する第1工程と、
    前記発光体装置の一の電極が前記陽極電位よりも低電位となるように前記陽極との間に直流電圧を印加し、前記溶液中の前記蛍光体粒子を前記半導体発光素子まで移動させて付着させる第2工程とを有し、
    前記第2工程では、前記補助陰極の電位を前記半導体発光素子の表面の電位よりも低電位に保つことにより、前記発光体装置の金属領域から溶出した陽イオンを前記補助陰極に引き寄せることを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記補助陰極は、前記蛍光体粒子を通過させるための複数の孔を有することを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記補助陰極は、前記半導体発光素子と向かい合う部分に開口を有することを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記開口は、前記半導体発光素子に対応する大きさであることを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記半導体発光素子を搭載した発光体装置は、Ag、Pb、Cu、Sn、Niのうちの同一元素を含む二以上の金属領域を有することを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記二以上の金属領域のうち少なくとも二つは、電位差があることを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の色変換発光体装置の製造方法において、前記補助陰極の導体の一部は、前記二以上の金属領域の高電位側の金属領域に対向する位置に配置されることを特徴とする色変換発光体装置の製造方法。
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