JP2008117145A - 情報処理装置 - Google Patents

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Akira Tateda
明 舘田
Tomoshi Yoshimura
智志 吉村
Hiroyuki Ogawa
弘之 小川
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Abstract

【課題】各サービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を制御する。
【解決手段】複数の利用装置と、利用装置から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果を返信するサービスを提供する複数の提供装置とに接続する情報処理装置であって、利用装置からサービスの利用開始要求を受信した場合に、利用装置に対してサービスの提供を行う提供装置を選出し、選出した提供装置にサービスの提供開始指示を送信し、利用装置からサービスの利用終了要求を受信した場合に、利用装置に対してサービスを提供している提供装置にサービスの提供中止指示を送信し、提供装置ごとの提供開始指示を送信してから提供中止指示を送信するまでの時間を累積した累積時間を記憶し、サービスの提供を行う提供装置の選出を累積時間に基づいて行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、サービス利用装置から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果をサービス利用装置に返信するサービスを提供する複数のサービス提供装置と、複数のサービス利用装置と、に接続され、サービス利用装置に対して前記サービスの提供を行うサービス提供装置の選出を行う情報処理装置に関する。
近年、情報技術の進歩により、通信可能に接続されたサーバ(以下、サービス提供装置とも記す)に、クライアント(以下、サービス利用装置とも記す)から処理の実行要求を送信し、ユーザIDとパスワードの組合せに基づいてクライアントを認証し、その結果を元に、上記実行要求に応じた処理の実行結果をクライアントに返信する接続制御技術が実現されている。
この技術を用いて、複数台のサーバを常時準備し、クライアントからのリモートコントロールのリクエストに応じて待機中のサーバのリソースをクライアントに独占的に利用させ、利用終了後にクライアントが利用したサーバを待機状態に戻す、サーバのリソースをクライアントに提供するシステム構成が可能である。
また、クライアントが利用を開始する際に、割り当てられたサーバの電源オンを行い、クライアントが利用を終了する際に、そのサーバの電源オフを行う、サーバのリソースを制御するシステム構成が可能である(例えば特許文献1参照)。
サーバの電源制御を行なうインタフェースであるACPI(Advanced Configuration and Power Interface)や、サーバの状態監視・復旧・リモート制御を行なうインタフェースであるIPMI(Intelligent Platform Management Interface)、あるいは外部からのリモート制御リクエストに対して通信を行うBMC(Baseboard Management Controller)は既存の技術である。
また、電子鍵証明書の標準仕様としてITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)が勧告するX.509が存在する。
特開2003−203189号公報
ところで、複数のクライアントによって複数のサーバのリソースを利用させるシステム構成においては、クライアントによってサーバを利用する時間がそれぞれ異なるため、サーバのリソースの稼動時間にばらつきが生じる。
ここで一般的に、生産品の故障率は、時間の経過と共に、初期故障期、偶発故障期、磨耗故障期を推移することが知られている。また、生産品の故障率を、時間軸を横軸にとって二次元座標上にプロットすると、バスタブ曲線と呼ばれる曲線を描くことが知られている。
従って、サーバのリソースの稼動時間にばらつきが生じることにより、各サーバのリソースが磨耗故障期に到達する時期が分散することになり、総じて、サーバの故障が不規則に発生する。このため、各サーバの故障時期や故障件数の予測が困難となる。
またサーバを管理する立場からは、サーバを効率的にメンテナンスするために、装置交換や部品交換を一括して行なうことを希望する場合がある。この場合、未だ磨耗故障期に至っていない偶発故障期のサーバまで交換することになるため、総じてサーバのリソースを効率的に利用できない。
また、各サーバの故障時期や件数の予測が困難なため、サーバの故障が一定期間に集中することも考えられる。この場合、サーバのリソースを24時間365日にわたりノンストップで提供する必要があるシステム構成の場合には、総じてサーバのリソースを効果的に提供することができないことにもなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、サービス利用装置から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果を前記サービス利用装置に返信するサービスを提供する複数のサービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を制御することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数のサービス利用装置と、前記サービス利用装置とネットワークを介して通信可能に接続し、前記サービス利用装置から送信されてくる情報処理の実行要求に応じて情報処理を実行し、その実行結果を前記ネットワークを介して前記サービス利用装置に送信するサービスを提供する複数のサービス提供装置と、に通信可能に接続する情報処理装置であって、前記サービス利用装置から、前記サービスの利用開始要求を受信した場合に、前記サービス利用装置に対して前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置を選出し、選出した前記サービス提供装置に前記サービスの提供開始を指示するサービス提供開始指示を送信し、前記サービス利用装置から、前記サービスの利用終了要求を受信した場合に、前記サービス利用装置に対して前記サービスを提供している前記サービス提供装置に前記サービスの提供中止を指示するサービス提供中止指示を送信し、前記サービス提供装置ごとに、前記サービス提供開始指示を送信してから前記サービス提供中止指示を送信するまでの時間を累積した時間である累積時間を記憶し、前記累積時間に基づいて、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置の前記選出を行うことを特徴とする情報処理装置に関する。
このような態様によって、サービス利用装置から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果を前記サービス利用装置に返信するサービスを提供する複数のサービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を制御することが可能となる。これにより、システムの運用方針に応じたサービス提供装置の管理を行うことが可能となる。例えば、複数のサービス提供装置が磨耗故障期に突入する時期を分散させるように制御することもできるし、集中させるように制御することもできる。前者の場合には、偶発故障期にあるサービス提供装置を常に確保することができるので、24時間365日の連続稼動が求められるシステムに用いることができる。一方後者の場合には、各サービス提供装置が所定期間に集中して磨耗故障期に突入するので、システムのメンテナンス作業を効率よく一括して行なうことができる。
また前記選出に際し、前記累積時間が最大の前記サービス提供装置を前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出するようにすることもできる。
このような態様によって、累積時間が最大のサービス提供装置を、いち早く磨耗故障期に移行させることができるため、各サービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を分散化させることが可能となる。
また前記選出に際し、前記累積時間が最小の前記サービス提供装置を前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出するようにすることもできる。
このような態様によって、各サービス提供装置の累積稼動時間のばらつきを小さくすることができるため、各サービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を集中化させることが可能となる。
また前記各サービス提供装置が磨耗故障期に入ったか否かを判定するための判定値を記憶し、前記選出に際し、前記各サービス提供装置の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えている前記サービス提供装置については、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出しないようにすることもできる。
このような態様によって、故障率の比較的高い磨耗故障期にあるサービス提供装置が、ユーザ端末に割り当てられるのを防止することが可能となる。これにより、システムの信頼性を向上させることが可能となる。
また前記各サービス提供装置が初期故障期を脱したか否かを判定するための判定値を記憶し、前記選出に際し、前記各サービス提供装置の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えていない前記サービス提供装置を優先して、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出するようにすることもできる。
このような態様によって、故障率の比較的高い初期故障期にあるサービス提供装置を、いち早く故障率の低い偶発故障期に移行させることが可能となる。これにより、システムの信頼性を向上させることが可能となる。
また前記各サービス提供装置の構成要素毎に前記累積時間を記憶し、前記選出に際し、前記各構成要素の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えている構成要素を所定数以上有する前記サービス提供装置については、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出しないようにすることもできる。
このような態様によって、信頼性の低いサービス提供装置がサービス利用装置に割り当てられるのを防止することが可能となる。これにより、システムの信頼性を向上させることが可能となる。なお上記所定数はシステムの運用方針に応じて適宜定める事が可能であり、例えば磨耗故障期に入っている構成要素を一つでも有するサービス提供装置は選出しないようにすることができる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
サービス利用装置から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果を前記サービス利用装置に返信するサービスを提供する複数のサービス提供装置が磨耗故障期に到達する時期を制御することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
===全体構成===
本実施形態に係るブレードサーバ割当システム1000の全体構成を図1に示す。
ブレードサーバ割当システム1000は、複数のクライアント101、複数のブレードサーバ141、及び管理サーバ121が通信可能に接続されて構成される。
なお、クライアント101は特許請求の範囲に記載のサービス利用装置に相当する。またブレードサーバ141は特許請求の範囲に記載のサービス提供装置に相当する。管理サーバ121は、特許請求の範囲に記載の情報処理装置に相当する。
クライアント101は、ブレードサーバ141に対して処理の実行要求を送信し、そのブレードサーバ141により実行された処理の実行結果を受信するサービスの提供を受ける。
クライアント101は、ブレードサーバ141により提供される上記サービスを利用するに際し、管理サーバ121に対してサービスの利用開始要求を送信する。そうすると管理サーバ121は、当該クライアント101にサービスを提供するブレードサーバ141を選出し、そのブレードサーバ141を特定する情報をクライアント101に送信する。また管理サーバ121は、選出したブレードサーバ141に対して、サービスの提供を開始させるサービス提供開始指示を送信する。
クライアント101は、ブレードサーバ141を特定する情報を管理サーバ121から受信すると、そのブレードサーバ141に対して処理の実行要求を送信して、サービスの利用を開始する。
クライアント101は、上記サービスの利用を終了する際には、管理サーバ121に対してサービスの利用終了要求を送信する。そうすると管理サーバ121は、そのクライアント101に対してサービスを提供しているブレードサーバ141に対して、サービスの提供を中止させるサービス提供中止指示を送信する。
<クライアントの構成>
クライアント101は、メモリ102、CPU108、外部機器インタフェース109、ビデオインタフェース110、NIC(Network Interface Card)111を備えるコンピュータである。
外部機器インタフェース109には、キーボードやマウスなどのユーザインタフェース機器や、個人認証デバイスなどを接続することができる。外部機器インタフェース109は、例えばUSB(Universal Serial Bus、登録商標)を用いて構成することができる。またビデオインタフェース110には、画面情報を出力可能な表示装置などのユーザインタフェース機器を接続することができる。
メモリ102には、リモートコントロールプログラム103、電源制御要求プログラム104、ユーザID生成プログラム105、OS(Operating System)106、ユーザID107が格納されている。
CPU108が上記各プログラムを実行し、クライアント101が備える各種ハードウェア機器と協働することにより、クライアント101の各種機能が実現される。
リモートコントロールプログラム103は、クライアント101とブレードサーバ141との間の通信を制御するプログラムである。リモートコントロールプログラム103は、クライアント101に割り当てられたブレードサーバ141の識別情報(例えばIPアドレス)を元に、そのブレードサーバ141のメモリ142に格納されCPU145により実行されるリモートコントロールサービス143に通信を行い、外部機器インタフェース109に接続されたキーボードやマウスから入力された操作情報をリモートコントロールサービス143に送信する。またリモートコントロールプログラム103は、ブレードサーバ141を制御するための画面情報をそのブレードサーバ141から受信し、クライアント101のビデオインタフェース110に接続された表示装置上に表示する。このようにして、クライアント101は、利用者に対して、GUI(Graphical User Interface)を介してブレードサーバ141を制御する環境を提供する。
電源制御要求プログラム104は、クライアント101の利用者からブレードサーバ141に対する電源制御の要求を受け取り、この電源制御の要求を管理サーバ121に送信するプログラムである。電源制御の要求は、例えばブレードサーバ141の電源をオンにする要求やオフにする要求を含む。
ユーザID生成プログラム105は、利用者各個人に割当られたユーザ識別子を利用者に入力させて個人を一意に識別することのできるユーザID107を取得し、メモリ102に格納するプログラムである。
なお、本実施形態に係るクライアント101は、HDD(Hard Disk Drive)を備えない最低限の機能を持たせたシンクライアントの形態としているが、シンクライアントに限らず一般的なコンピュータであっても良い。
NIC111は、ネットワーク161を介して、ブレードサーバ141や管理サーバ121等の他のコンピュータと通信を行なうための装置である。
<ブレードサーバの構成>
ブレードサーバ141は、各クライアント101と通信可能に接続され、クライアント101から送信されてくる処理の実行要求に応じて処理を実行しその実行結果を前記クライアント101に返信するサービスを提供するコンピュータである。
ブレードサーバ141は、メモリ142、CPU145、NIC146、mBMC(mini-Baseboard Management Controller)147、IDE(Integrated Drive Electronics)インタフェース149、HDD(Hard Disk Drive)148、電源150、電源装置151を備える。
mBMC147は、BMC(Baseboard Management Controller)の一部機能を省略した規格のコントローラである。mBMC147は、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)仕様に準拠しており、外部からの要求に従って電源管理を行う。IDEインタフェース149はHDD148を接続するためのインタフェースである。
NIC146は、ネットワーク165を介して、クライアント101や管理サーバ121等の他のコンピュータと通信を行なうための装置である。
電源装置151は、電源150を制御する。
電源150は、外部から供給された電力をブレードサーバ141内に供給する。
NIC146とmBMC147と電源装置151の電力は、電源150とは異なる図示していない電源から供給されるため、電源150がオフの状態でも常時機能する。
メモリ142には、リモートコントロールサービス143、OS144が格納されている。
CPU145が上記各プログラムを実行し、ブレードサーバ141が備える各種ハードウェア機器と協働することにより、ブレードサーバ141の各種機能が実現される。
リモートコントロールサービス143は、クライアント101のメモリ102に格納されCPU108で実行されるリモートコントロールプログラム103と通信を行い、クライアント101のビデオインタフェース110に接続された表示装置上にブレードサーバ141を制御するための画面情報を送信し、クライアント101に接続されたキーボード、マウスを用いて利用者によって入力された操作情報をクライアント101から受信することにより、クライアント101の利用者にブレードサーバ141を制御させるプログラムである。
<管理サーバの構成>
管理サーバ121は、各クライアント101及び各ブレードサーバ141に通信可能に接続され、ブレードサーバ141による上記サービスの利用開始要求をクライアント101から受信した場合に、そのクライアント101に対して上記サービスの提供を行うブレードサーバ141を選出するコンピュータである。なお、上記ブレードサーバ141を選出することを、以下、ブレードサーバ141を割り当てるとも記す。
管理サーバ121は、メモリ122、CPU128、外部機器インタフェース129、IDEインタフェース130、HDD131、ビデオインタフェース132、NIC133を備える。
外部機器インタフェース129は、キーボードやマウスなどを接続することができるインタフェースである。ビデオインタフェース132は、表示装置を接続して画面情報を出力することができる。IDEインタフェース130は、HDD131を接続するためのインタフェースである。
メモリ122には、電源制御コマンド123、電源制御プログラム124、ユーザ認証プログラム125、リクエスト待ち受けプログラム126、OS127が格納されている。
CPU128が上記各プログラムを実行し、管理サーバ121が備える各種ハードウェア機器と協働することにより、管理サーバ121の各種機能が実現される。
HDD131には、ブレードサーバ管理テーブル201、ユーザ管理テーブル301、割当管理テーブル401が記憶されている。
−ブレードサーバ管理テーブル−
ブレードサーバ管理テーブル201は、ブレードサーバ141に対してサービス提供開始指示を送信してから、そのブレードサーバ141に対してサービス提供中止指示を送信するまでの時間を累積した累積時間(以下、累積稼動時間とも記す)を、ブレードサーバ毎に記憶するテーブルである。ブレードサーバ管理テーブル201を図2に示す。
図2に示すように、本実施形態に係るブレードサーバ管理テーブル201は、”ブレードサーバ管理番号”欄、”ブレードサーバIPアドレス”欄、”部品A”欄、”部品B”欄、”部品n”欄の各欄を備える。
”ブレードサーバ管理番号”欄には、各ブレードサーバ141を一意に識別するための識別情報が記録される。
”ブレードサーバIPアドレス”欄には、ブレードサーバ141を特定する情報が記載される。例えば、ブレードサーバ141のNIC146に付与されているIPアドレスのうち、クライアント101のリモートコントロールプログラム104がブレードサーバ141のリモートコントロールサービス141と通信する際のIPアドレスが登録されている。なお、このブレードサーバのIPアドレスを、上記ブレードサーバ管理番号として利用しても良い。
”部品A”欄、”部品B”欄、”部品n”欄には、ブレードサーバ141の構成要素毎に、管理サーバ121がブレードサーバ141に対してサービス提供開始指示を送信してから、そのブレードサーバ141に対してサービス提供中止指示を送信するまでの時間を累積した累積稼動時間が記録されている。つまり各ブレードサーバ141が備える部品毎に、型番や製造番号、当該部品が初期故障期を脱したか否かを判定するための判定値(閾値1)、当該部品が磨耗故障期に入ったか否かを判定するための判定値(閾値2)、当該部品の累積稼動時間が記録される。また、複数のブレードサーバ141で部品が共有されている場合には、その部品の型番や製造番号を各ブレードサーバ141についてそれぞれ記録するようにする。これにより共有部品の判断が可能である。
またこれらの各情報は、部品単位で記録するのみならず、ブレードサーバ141全体として記録するようにすることもできる。つまりブレードサーバ141全体としての型番や製造番号、閾値1、閾値2、累積稼動時間を記録するようにしても良い。
また詳しくは後述するが、本実施形態においては、累積稼動時間が閾値1を超えていない部品を一つでも有するブレードサーバ141は初期故障期にあると判定される。また累積稼動時間が閾値2を超えている部品を一つでも有するブレードサーバ141は磨耗故障期にあると判定される。
なお、図2に示す例では、各ブレードサーバ141が備える部品毎に閾値1や閾値2が設定され、累積稼動時間が記録されているが、ブレードサーバ141単位で閾値1や閾値2を設定し、累積稼動時間を記録するようにしても良い。
また、図2に示すように、各ブレードサーバ141が備える部品毎に閾値1や閾値2を設定し、累積稼動時間を記録する形態であっても、例えば、ブレードサーバ141内の各部品の累積稼動時間の最大値や最小値、平均値を、そのブレードサーバ141の累積稼動時間とすることができる。またブレードサーバ141内の各部品の閾値1の最大値や最小値、平均値を、当該ブレードサーバ141が初期故障期を脱したか否かを判定するための判定値とし、各部品の閾値2の最小値や最大値、平均値を、当該ブレードサーバ141が磨耗故障期に入ったか否かを判定するための判定値とすることもできる。
なお、部品A、部品B、部品nは、CPU145やメモリ142、電源150などの他、マザーボードやHDD148などとすることができる。
上記ブレードサーバ管理テーブル201によって、ブレードサーバ141の機器管理をすることができる。
−ユーザ管理テーブル−
ユーザ管理テーブル301は、クライアント101を操作する各利用者(ユーザ)を識別するための情報を記録するテーブルである。ユーザ管理テーブル301を図3に示す。
図3に示すように、ユーザ管理テーブル301は、ユーザID302の列を備え、ユーザID302の列には、クライアント101からブレードサーバ141を利用する権利を持つユーザを一意に識別する情報が登録されている。
なお、ユーザIDの欄には、各クライアント101の識別情報(例えばIPアドレス)が記載される形態としてもよい。また、ユーザ管理テーブル301は、各ユーザのIDと各ユーザが操作するクライアント101とを対応付けて記憶する形態としても良い。
ユーザ管理テーブル301によって、クライアント101からブレードサーバ141を利用する権利を持つ利用者の管理をすることができる。
−割当管理テーブル−
割当管理テーブル401は、クライアント101への各ブレードサーバ141の割り当てを管理するためのテーブルである。割当管理テーブル401を図4に示す。
図4に示すように、割当管理テーブル401は、ブレードサーバ管理番号402、割当ユーザID403、チェック日時404の各列を備える。
ブレードサーバ管理番号402の列には、ブレードサーバ141を一意に識別する情報が登録されている。
割当ユーザID403の列には、クライアント101からブレードサーバ141を利用する権利を与えられた利用者を一意に識別するユーザIDが登録されている。割当ユーザID403の列の記載に基づいて、クライアント101からブレードサーバ141を利用する権利を持つ利用者にブレードサーバ141を割当済みか否かの判断が可能である。なお割当ユーザID403の列には、ブレードサーバ141が割り当てられたクライアント101の識別情報を記録するようにしても良い。
チェック日時404の列には、割当済みのブレードサーバ141に対してブレードサーバ管理テーブル201の部品A204、部品B205、部品n206の列にある累積稼動時間211を累積するための基点時間が登録されている。つまり、このチェック日時欄に記録されている時刻から、当該ブレードサーバ141の稼動時間の計測が開始されることになる。
なお、ブレードサーバ管理テーブル201と割当管理テーブル401については、便宜上別のテーブルとして分けているが、結合しても良い。
割当管理テーブル401によって、クライアント101からブレードサーバ141に対する割当状態を管理することができる。
<ネットワーク>
図1に戻って、ネットワーク161にはクライアント101のNIC111が、ネットワーク165にはブレードサーバ141のNIC146が接続され、ネットワーク161とネットワーク165は、ファイアウォール162、ファイアウォール164、ルータ163を介して接続される。
ルータ163には管理サーバ121のNIC133が接続される。
ファイアウォール162は、悪意を持った攻撃者からの不正行為の防止を目的にネットワーク161から送信されたパケットをフィルタリングして破棄する設定を行うことができる機能を備える。
なお、クライアント101、管理サーバ121、ブレードサーバ141における通信方式については、有線、無線に依存しない。
また、ブレードサーバ141については、表示装置を接続して画面情報を出力することができるビデオインタフェース、キーボード、マウスなどを接続することができる外部機器インタフェースを備えさせ、電源制御コマンド123、電源制御プログラム124、ユーザ認証プログラム125、リクエスト待ち受けプログラム126をメモリ142に格納し、HDD148に、ブレードサーバ管理テーブル201、ユーザ管理テーブル301、割当管理テーブル401が格納されている構成とすることにより、管理サーバ121として機能させることも可能である。
===ブレードサーバ割当処理の流れ===
次に、本実施形態に係るブレードサーバ割当処理の流れを図5〜図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
クライアント101が、利用者から、ユーザインタフェースを通じて、ブレードサーバ141に対する電源制御の要求に関する情報の入力を受けると、クライアント101は、管理サーバ121に電源制御リクエスト(特許請求の範囲に記載の利用開始要求又は利用終了要求に相当する)を送信する(501)。
電源制御リクエストには、ブレードサーバ141に対する電源制御の種別(例えばオン又はオフ)を示す情報と、ユーザID107と、が含まれている。電源制御リクエストは、クライアント101で電源制御要求プログラム104が実行されることにより送信される。つまり、クライアント101の電源制御要求プログラム104は、電源制御の種別を示す情報と、ユーザID生成プログラム105により個人を一意に識別することのできるユーザID107と、を含む電源制御リクエストの通信情報を作成して管理サーバ121に送信する。なお、電源制御リクエストには、クライアント101の識別情報が含まれるようにしても良い。
管理サーバ121は、電源制御リクエストを受信すると(502)、通信情報に含まれるユーザID107を抽出してユーザ認証を行なう(503)。上記電源制御リクエストの受信処理は、管理サーバ121がリクエスト待ち受けプログラム126を実行することにより行なわれる。またユーザ認証処理は、管理サーバ121が、ユーザ認証プログラム125を実行することにより行なわれる。
管理サーバ121は、ユーザ認証処理において、リクエスト待ち受けプログラム126から渡されたユーザID107がユーザ管理テーブル301のユーザID302の列に含まれているか照会を行う。そして管理サーバ121は、そのユーザIDが含まれている場合はユーザ認証成功と判定し、そのユーザIDが含まれていない場合はユーザ認証失敗と判定する(504)。
なお、ユーザ認証処理については、例えば電子鍵証明書の標準仕様としてITU−Tが勧告するX.509などの個人証明書を搭載した個人認証デバイスを組み合わせることにより、個人が偽証されていないことを確認するなどの機能を備え、より高いセキュリティを確保することが望ましい。
ユーザ認証が失敗した場合には、管理サーバ121は、クライアント101へ電源制御リクエスト結果(失敗)を送信する(510)。
一方ユーザ認証が成功した場合には、管理サーバ121は、ブレードサーバ割当処理を実行する(505)。ブレードサーバ割り当て処理において、管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201に記載されている各ブレードサーバ141の累積稼動時間に基づいて、上記クライアント101に割り当てるブレードサーバ141を選出する。具体的には、管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201と割当管理テーブル401とを参照し、電源制御リクエストの通信情報に含まれる電源制御の種別を示す情報とユーザIDとに基づいて、電源制御の対象となるブレードサーバ141を選出し、そのブレードサーバ141のブレードサーバIPアドレス203を抽出する。
ここで、ブレードサーバ割当処理の実施例について、割当(電源ON)時、及び割当解除(電源OFF)時の各処理をそれぞれ図6及び図8を参照しながら説明する。
<割り当て時の処理>
管理サーバ121は、電源制御リクエストに含まれる電源制御の種別を示す情報が電源ONの場合(電源制御リクエストが特許請求の範囲に記載の利用開始要求の場合)、まず、割当管理テーブル401を参照し、ユーザID欄が空欄のブレードサーバ管理番号を抽出する(602)。
次に管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201を参照して、部品A204〜部品n206のうち、累積稼動時間が磨耗故障期間(閾値2)を超えている部品が1つ以上あるブレードサーバ141の管理番号を取得する。そして管理サーバ121は、そのブレードサーバ141を磨耗故障期にあると判定し、上記602のステップで抽出したブレードサーバ管理番号から除外する(603)。
このように、ユーザ未割当のブレードサーバ141の管理番号を抽出(602)して、磨耗故障期にあるブレードサーバ141の管理番号を除外(603)することにより、未割当かつ磨耗故障期間を超えていないブレードサーバ141に割当候補を絞りこむことができる。
次に管理サーバ121は、上記絞り込んだ割当候補の各ブレードサーバ141のうち、部品A204〜部品n206のうち1つでも累積稼動時間が閾値1を超えていない部品を有するブレードサーバ141があるか判定する(604)。このようなブレードサーバ141は初期故障期にあるため、他のブレードサーバ141に優先してクライアント101に割り当てて稼動させることにより、いち早く偶発摩耗期に移行させることが可能となる。
累積稼動時間が閾値1を超えていない部品を有するブレードサーバ141がある場合、管理サーバ121は、閾値1から累積稼動時間を引いた値が最大となる部品を有するブレードサーバ141を抽出する(606)。そして管理サーバ121は、上記抽出したブレードサーバ141をユーザに割り当てるブレードサーバ141として選出する。
一方、累積稼動時間が閾値1を超えていない部品を有するブレードサーバ141がない場合、管理サーバ121は、割当ポリシー(不図示)を判定する(605)。
割り当てポリシーは、電源制御リクエストを送信してきたクライアント101に対してブレードサーバ141を割り当てる際に、累積稼動時間が多いブレードサーバ141を優先して選出するか、累積稼動時間が少ないブレードサーバ141を優先して選出するかを示す情報である。以後、前者の割当ポリシーを「非均等割り当て」、後者の割り当てポリシーを「均等割り当て」とも記す。
なお割り当てポリシーは、管理サーバ121の操作者により設定され、例えば管理サーバ121が有するメモリ122やHDD131に予め記録されている。割り当てポリシーは、ブレードサーバ割当システム1000の稼動形態に応じて適宜決めることが可能である。例えば、24時間365日の連続稼動が求められるシステムの場合には、非均等割り当てにして、同時期に数多くのブレードサーバ141が磨耗故障期に入らないようにすることができる。反対に、休日や夜間など、定期的、あるいは不定期的に、システムの稼動を停止させることが可能なシステムの場合には、均等割り当てにして、各ブレードサーバ141の累積稼動時間をなるべくそろえるようにし、各ブレードサーバ141が同時期に磨耗故障期に入るようにすることもできる。
割当ポリシーが非均等割当の場合には、管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201を参照して、上記絞り込んだ割当候補の各ブレードサーバ141のうち、累積稼動時間が最大の部品を有するブレードサーバ141を、クライアント101に割り当てるブレードサーバ141として選出する。より詳しくは、管理サーバ121は、割当候補となるブレードサーバ141の部品すべての中で、閾値2から累積稼動時間を引いた値が最小となる部品を有するブレードサーバ141を選出する(607)。
一方、割当ポリシーが非均等割当でない場合には、管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201を参照して、上記絞り込んだ割当候補の各ブレードサーバ141のうち、累積稼動時間が最小の部品を有するブレードサーバ141を、クライアント101に割り当てるブレードサーバ141として選出する。より詳しくは、管理サーバ121は、割当候補となるブレードサーバ141の部品すべての中で、閾値2から累積稼動時間を引いた値が最大となるブレードサーバ141を選出する(608)。
なお、割当ポリシーについては、便宜上あらかじめ定義されている形態としているが、システム規模や運用に合わせて自動的に決定しても良い。
<割り当て解除時の処理>
次に、ブレードサーバ141のユーザへの割当を解除する(電源OFF)場合の処理の流れを図8に示す。
管理サーバ121は、電源制御リクエストに含まれる電源制御の種別を示す情報が電源OFFの場合(電源制御リクエストが特許請求の範囲に記載の利用終了要求の場合)、電源制御リクエストに含まれるユーザIDに基づいて割当管理テーブル401を検索し、当該ユーザに割り当てられているブレードサーバ141の管理番号を特定する。より詳しくは、管理サーバ121のリクエスト待ち受けプログラム126が、ユーザ認証成功と判断し、かつ、電源制御の種別が電源OFFの場合、開始(801)から認証したユーザIDのブレードサーバ141を抽出(802)する。
図5に戻って、次に管理サーバ121は、上記抽出したブレードサーバIPアドレスに基づいて、電源制御処理を実行する(506)。電源制御処理においては、管理サーバ121は、上記抽出されたブレードサーバ141の電源装置151に対して、電源オンあるいはオフの指示(それぞれ、特許請求の範囲に記載のサービス提供開始指示、サービス提供中止指示に相当する)を送信する。また管理サーバ121は、当該ブレードサーバ141から電源オンあるいはオフの実行結果を受信する。
より詳しくは、管理サーバ121は、ブレードサーバ割当処理(505)において選出した電源制御の対象となるブレードサーバ141に対して、電源制御リクエストの通信情報に含まれる電源制御の種別を示す情報に基づいて電源制御コマンド123を実行し、電源制御コマンド123が正常に実行できた場合は電源制御成功、電源制御コマンド123が正常に実行できなかった場合は電源制御失敗と判定する(507)。電源制御が成功したか失敗したかは、管理サーバ121の電源制御プログラム124が判断する。
電源制御が失敗した場合は、管理サーバ121は、クライアント101へ電源制御リクエスト結果(失敗)を送信する(510)。
電源制御が成功した場合は、管理サーバ121は、テーブル更新処理を実行する(508)。
次にテーブル更新処理について、割当(電源ON)時、割当解除(電源OFF)時について、それぞれ図7及び図9を参照しながら説明する。
<割り当て時のテーブル更新処理>
割り当て時には、管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401の更新を行なう。
すなわち、まず管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401の割当ユーザID欄に、上記ブレードサーバ割当処理(505)で抽出したブレードサーバ141の管理番号と対応付けて、電源制御リクエストに含まれるユーザIDを記録する(702)。そして管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401のチェック日時欄に、上記ブレードサーバ割当処理(505)で抽出したブレードサーバ141の管理番号と対応付けて、現在の時刻を示す情報を記録する(703)。なお、時刻情報の取得については、NTP(Network Time Protocol)等を利用して正確な時刻を得ることが望ましい。
<割り当て解除時のテーブル更新処理>
次に、割当解除(電源OFF)時のテーブル更新処理の流れについて図9を参照しながら説明する。
割り当て解除時には、管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401及びブレードサーバ管理テーブル201の更新を行なう。
まず管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401を参照し、上記ブレードサーバ割当処理(505)で抽出したブレードサーバ141の管理番号と対応付けてチェック日時欄に記録されている時刻情報を読み出す。そして管理サーバ121は、その時刻から現在の時刻までの経過時間を算出する。次に管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201を参照し、当該ブレードサーバ141の各部品の累積稼動時間欄に記録されている各累積稼動時間を読み出し、各累積稼動時間に上記算出した経過時間を加え、各累積稼動時間を更新する。そして管理サーバ121は、更新後の各累積稼動時間をブレードサーバ管理テーブル201に記録する(902)。
次に管理サーバ121は、割り当て管理テーブル401において、当該ブレードサーバ141の管理情報と対応付けられている割当ユーザIDを示す情報及びチェック日時を示す情報を、それぞれ未割当を示す情報に更新する(903、904)。
図5に戻って、管理サーバ121は、クライアント101へ電源制御リクエスト結果(成功)を送信する(509)。
一方、クライアント101の電源制御要求プログラム104は、電源制御リクエスト結果(成功又は失敗)を受信し(511)、電源制御リクエストの結果に応じてクライアント101が備える表示装置等にリクエスト結果を出力する(512)。
===交換検知処理の流れ===
次に、管理サーバ121が実施する交換検知処理の流れを図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
管理サーバ121は、まずブレードサーバ管理テーブル201を参照し、累積稼動時間が閾値2を超えている部品を有するブレードサーバ141を特定する。そして当該ブレードサーバ141が有する各部品の型番や製造番号を抽出する(1002)。より詳しくは、部品A204〜部品n206のうち1つでも累積稼動時間211が閾値2を超えているブレードサーバ141を特定し、当該ブレードサーバ141の各部品の型番や製造番号を抽出する。
なお、ブレードサーバ141全体を一つの製品とした場合の型番や製造番号、閾値1、閾値2、累積稼動時間がブレードサーバ管理テーブル201に記録されている場合には、管理サーバ121は、その累積稼動時間が閾値2を超えているブレードサーバ141の型番や製造番号を抽出することとしても良い。
次に管理サーバ121は、BMC等の機能を利用して、上記抽出したブレードサーバ141のブレードサーバIPアドレス203に基づいて、機器の型番と製造番号を取得する(1003)。上記機器の型番や製造番号は、ブレードサーバ141を構成する各部品(部品A〜部品n)の型番や製造番号の他、ブレードサーバ141全体の型番や製造番号としてもよい。
そして管理サーバ121は、上記BMC等の機能により取得したブレードサーバ141の各機器の型番や製造番号と、ブレードサーバ管理テーブル201から抽出したブレードサーバ141の各機器の型番や製造番号と比較する。そして管理サーバ121は、それぞれの型番および製造番号の相違により機器の交換の有無を判定する(1004)。
機器が交換されていると判断した場合、管理サーバ121は、その機器の累積稼働時間をリセットする(1005)。例えばゼロクリアする。また管理サーバ121は、BMC等の機能を利用して、上記抽出したブレードサーバ141のブレードサーバIPアドレスに基づいて閾値1と閾値2とを確認し、当該機器の型番や製造番号、閾値1、閾値2を更新する(1006)。
管理サーバ121は、残りのブレードサーバ141についても同様に交換検知処理を繰り返し実行する(1007)。抽出した全てのブレードサーバ141について交換検知処理を実行すると、管理サーバ121は交換検知処理を終了する(1008)。
なお、図10に示す交換検知処理は、定期的あるいは不定期的に実行される。定期的に実行される場合は、例えば管理サーバ121が備えるタイマからの通知を契機として、管理サーバ121が自動的に(操作者による指示を契機とせずに)交換検知処理を開始する。不定期的に実行される場合は、管理サーバ121の操作者からの指示を契機として、管理サーバ121が交換検知処理の実行を開始する。定期的な交換検知処理と不定期的な交換検知処理とを併用することも好ましい。
また、機器交換の有無の判定については、図示しない部品種別の項目を備えることによって、部品の項目(207〜211)をすべて更新することを考慮する形態が望ましい。
===警告処理===
次に、管理サーバ121が実施する稼働時間積算処理およびアラート通信処理の流れを図11に示す。
まず管理サーバ121は、割当管理テーブル401を参照して、クライアント101に割当中のブレードサーバ141を抽出する(1102)。
そして管理サーバ121は、上記抽出した各ブレードサーバ141について、チェック日時欄に記録されている時刻情報を読み出す。そして管理サーバ121は、その時刻から現在の時刻までの経過時間を算出する。次に管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201を参照し、当該ブレードサーバ141の各部品の累積稼動時間欄に記録されている各累積稼動時間を読み出し、各累積稼動時間に上記算出した経過時間を加え、各累積稼動時間を更新する。そして管理サーバ121は、更新後の各累積稼動時間をブレードサーバ管理テーブル201に記録する(1103)。また管理サーバ121は、割当管理テーブル401のチェック日時欄に、現在の時刻を示す情報を記録する(1104)。
次に管理サーバ121は、ブレードサーバ管理テーブル201に上記記録した、更新後の累積稼働時間と、閾値2とを、上記抽出した各ブレードサーバ141が有する部品ごとに比較する。これにより管理サーバ121は、アラート通信処理を実行するか否かを判定する(1105)。
管理サーバ121は、累積稼動時間が閾値2を超えている部品を有するブレードサーバ141に対してアラート通信処理を実行する。
アラート通信処理においては、管理サーバ121は、上記ブレードサーバ141のブレードサーバIPアドレスに基づいて、当該ブレードサーバ141にアラート情報を送信する(1106)。
一方クライアント101は、リモートコントロールプログラム103がブレードサーバ141のリモートコントロールサービス143との通信によってアラート情報を受信する(1109)。そしてクライアント101は、表示装置にアラート情報を出力する(1110)。
管理サーバ121は、累積稼動時間が閾値2を超えている部品を有する全てのブレードサーバ141に対しアラート情報を繰り返し送信する(1107)。
なお、稼働時間積算処理およびアラート通信処理についても、交換検知処理と同様、管理サーバ121の図示しない時計が特定の時間を計時することによる自動実行、および管理サーバ121を操作する操作者による手動実行を併用する形態が望ましい。
===割当ポリシーについて===
次に、累積稼動時間と機器故障率との関係、及び本実施形態に係る割当ポリシーについて、図12を参照しながら説明する。
一般に、システムの信頼性は、いわゆるバスタブ曲線にそって経時変化することが知られている。バスタブ曲線は、縦軸に故障率、横軸に累積稼動時間をとって2次元平面上にプロットした場合に現れる曲線である。
本実施形態においては、管理サーバ121がブレードサーバ141の累積稼動時間を自動的に把握して磨耗故障期に到達しているブレードサーバ141を割当対象外とする。これにより、割当要求を送信してきたクライアント101に対して、故障率が相対的に低いブレードサーバ141を安定的に提供することが可能となる。
また本実施形態においては、割当ポリシーを制御することにより、各ブレードサーバ141が磨耗故障期に到達する時期を集中化(均等割当の場合)または分散化(非均等割当の場合)することが可能となる。
本実施形態に係る管理サーバ121によれば、各ブレードサーバ141が磨耗故障期に到達する時期を制御することが可能となる。これにより、システムの運用方針に応じたブレードサーバ141の管理を行うことが可能となる。例えば、複数のブレードサーバ141のそれぞれが磨耗故障期に突入する時期を、比較的均等になるように制御することもできるし、比較的集中した時期に突入するように制御することもできる。前者の場合には、偶発故障期にあるブレードサーバ141を常に確保することができるので、24時間365日の連続稼動が求められるシステムに用いることができる。一方後者の場合には、各ブレードサーバ141が所定期間に集中して磨耗故障期に突入するので、システムのメンテナンス作業を効率よく一括して行なうことができる。
また、本実施形態においては、クライアント101からブレードサーバ141に対して直接にリモートコントロールのリクエストが届かないようにすると共に、クライアント101からリモートコントロールのリクエストを一括集中して管理する管理サーバ121を設置し、管理サーバ121でリモートコントロールのリクエストを受信してリクエストに対する認証と制御を代行する。
また、この管理サーバ121は、ブレードサーバ141の累積稼動時間と割当ポリシーとに基づいて、クライアント101に利用させるブレードサーバ141を自動的に選択し、ブレードサーバ141が磨耗故障期に到達する時期を集中化または分散化するように割当を制御する。
このように、管理サーバ121がブレードサーバ141の割当を制御することによって、システム構成に合わせた柔軟な運用が可能となる。また、磨耗故障期に到達しているブレードサーバ141に対して、装置交換および部品交換を自動的に検知することによって、効率的なメンテナンスが可能となる。また、リモートコントロールをリクエストするクライアント101に対して磨耗故障期に到達しているブレードサーバ141の割当を抑止またはアラートすることにより、ブレードサーバ141のリソースの継続的な提供が可能となる。
以上発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態に係るブレードサーバ割当システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係るブレードサーバ管理テーブルを示す図である。 本実施形態に係るユーザ管理テーブルを示す図である。 本実施形態に係る割当管理テーブルを示す図である。 本実施形態に係るブレードサーバ割当処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る割当処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るテーブル更新処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る割当解除処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るテーブル更新処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る交換検知処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る警告処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る割当ポリシーとバスタブ曲線を示す図である。
符号の説明
101 クライアント
102 メモリ
103 リモートコントロールプログラム
104 電源制御要求プログラム
105 ユーザID生成プログラム
106 OS
107 ユーザID
108 CPU
109 外部機器インタフェース
110 ビデオインタフェース
111 NIC(Network Interface Card)
121 管理サーバ
122 メモリ
123 電源制御コマンド
124 電源制御プログラム
125 ユーザ認証プログラム
126 リクエスト待ち受けプログラム
127 OS
128 CPU
129 外部機器インタフェース
130 IDE(Integrated Drive Electronics)インタフェース
131 HDD
132 ビデオインタフェース
133 NIC(Network Interface Card)
141 ブレードサーバ
142 メモリ
143 リモートコントロールサービス
144 OS
145 CPU
146 NIC(Network Interface Card)
147 mBMC(mini-Baseboard Management Controller)
148 HDD
149 IDE(Integrated Drive Electronics)インタフェース
150 電源
151 電源装置
161 ネットワーク
162 ファイアウォール
163 ルータ
164 ファイアウォール
165 ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数のサービス利用装置と、前記サービス利用装置とネットワークを介して通信可能に接続し、前記サービス利用装置から送信されてくる情報処理の実行要求に応じて情報処理を実行し、その実行結果を前記ネットワークを介して前記サービス利用装置に送信するサービスを提供する複数のサービス提供装置と、に通信可能に接続する情報処理装置であって、
    前記サービス利用装置から、前記サービスの利用開始要求を受信した場合に、前記サービス利用装置に対して前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置を選出し、選出した前記サービス提供装置に前記サービスの提供開始を指示するサービス提供開始指示を送信し、
    前記サービス利用装置から、前記サービスの利用終了要求を受信した場合に、前記サービス利用装置に対して前記サービスを提供している前記サービス提供装置に前記サービスの提供中止を指示するサービス提供中止指示を送信し、
    前記サービス提供装置ごとに、前記サービス提供開始指示を送信してから前記サービス提供中止指示を送信するまでの時間を累積した時間である累積時間を記憶し、
    前記累積時間に基づいて、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置の前記選出を行うこと
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記選出に際し、前記累積時間が最大の前記サービス提供装置を前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記選出に際し、前記累積時間が最小の前記サービス提供装置を前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記各サービス提供装置が磨耗故障期に入ったか否かを判定するための判定値を記憶し、
    前記選出に際し、前記各サービス提供装置の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えている前記サービス提供装置については、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出しない
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記各サービス提供装置が初期故障期を脱したか否かを判定するための判定値を記憶し、
    前記選出に際し、前記各サービス提供装置の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えていない前記サービス提供装置を優先して、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記各サービス提供装置の構成要素毎に前記累積時間を記憶し、
    前記選出に際し、前記各構成要素の前記累積時間を前記判定値とそれぞれ比較し、前記累積時間が前記判定値を超えている構成要素を所定数以上有する前記サービス提供装置については、前記サービス利用装置に前記サービスの提供を行う前記サービス提供装置として選出しない
    ことを特徴とする情報処理装置。
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