JP6394620B2 - サーバ管理システム、サーバ、サーバ管理方法およびサービスプロセッサ - Google Patents

サーバ管理システム、サーバ、サーバ管理方法およびサービスプロセッサ Download PDF

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Description

本発明は、サーバに対して各種設定を行う技術に関する。
これまで手元のコンピュータで管理・利用していたアプリケーションやコンピューティングリソースを、ネットワーク経由でサービスの形で必要に応じて利用可能とするクラウドコンピューティングと呼ばれる方式が、近年、盛んに活用されている。
サービスの提供者は、大規模なデータセンターなどに多数のサーバを用意し、遠隔からネットワークを通じてソフトウェアやデータ保管領域を利用できるようなシステムを構築している。このようなシステムをユーザに適切に提供するため、サーバに対して、例えば、ユーザ毎の要求に応じた設定や、障害発生時の迅速な復旧処理等を適切に行うことが求められる。
ところで、サーバは、一般に、BMC(Baseboard Management Controller)やサーバ管理サービスプロセッサ等と呼ばれるサーバ管理チップを搭載しており、このサーバ管理チップにより、ハードウェア、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、温度、電圧、電流等の監視を行っている。サーバ管理チップは、また、ハードウェア障害等のためにオペレティングシステムがダウンしている際においても機能する、障害通報機能やリモートコントロール機能等を提供する。このサーバ管理チップを、以降、「サービスプロセッサ」と称する。
サービスプロセッサには、また、ネットワーク情報、IP(Internet Protocol)アドレス、ユーザ権限等の各種設定がなされている。このような設定は、データセンターなどに多数設置された各サーバに対して、作業員が個別に行う場合がある。
この場合、作業員は、例えば、インターネットを介して各サーバと通信可能な保守端末からWebブラウザを経由して上記設定を行う。あるいは、サーバ本体側に組み込まれた設定ツールのインタフェースを介して作業員が設定・変更を行うものもある。
ここで、例えば、特許文献1には、未登録デバイスを接続した時点でユーザへの通知を行うと共に、管理者が承認した場合に、デバイス制御の設定を変更することができるシステムが開示されている。
特開2013−077182号公報
上述のように、サービスプロセッサに対する各種設定は、作業員により、保守端末またはサーバに組み込まれた設定ツール等を用いて行われる場合がある。この場合、作業員本人のみによる作業となることが多く、そのため設定された値が正しいかどうかを複数の作業員がチェックしたり、承認者が承認した設定のみを反映させたりすることができない。よって、作業員の認識誤り等に起因する誤設定を防ぐことができないという課題がある。
特許文献1に開示されるシステムでは、クライアントに新規にデバイスを接続する際に、デバイス制御ポリシー一覧を格納したサーバにアクセスし、サーバから承認されたデバイスのみを変更可能とすることにより、不正なデバイスを検出している。しかしながら、不正有無の判断のための承認用サーバを特別に用意する必要があるという課題がある。
本願発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、設定変更を、誤りなくかつ承認用サーバを要することなく実行できるサーバ管理システム等を提供することを主要な目的とする。
本発明の第1のサーバ管理システムは、複数のサーバを備え、前記複数のサーバのうちの少なくとも一は、所定のサーバに設定変更の承認要求を送信すると共に、該所定のサーバを介して、前記承認要求に対する結果を受信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記結果が変更可能の場合、自サーバの設定変更を実行する変更手段とを備える。
本発明の第1のサーバは、複数のサーバのうちの予め設定された一のサーバであって、設定変更の承認要求を受信すると、当該承認要求を管理端末に送信すると共に、当該管理端末から受信した前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元に送信する。
本発明の第1のサーバ管理方法は、複数のサーバのうちの少なくとも一が、所定のサーバに設定変更の承認要求を送信すると共に、該所定のサーバを介して前記承認要求に対する結果を受信し、前記受信した前記結果が変更可能の場合、自サーバの設定変更を実行する。
本発明の第1のサービスプロセッサは、所定のサーバに自サービスプロセッサの設定変更の承認要求を送信すると共に、該所定のサーバを介して前記承認要求に対する結果を受信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記結果が変更可能の場合、自サービスプロセッサの設定変更を実行する変更手段とを備える。
本願発明によれば、設定変更を、誤りなくかつ承認用サーバを要することなく実行できるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムのサーバ装置が備えるサービスプロセッサの機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムのサーバ装置が備えるサービスプロセッサを実現するハードウエア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムのサーバ装置が備える承認ポリシーの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムにおいてマスタSPが指定された際のサーバ管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムの運用中の動作について説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システムのプライマリマスタSPに障害が発生した際のサーバ管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るサーバ管理システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係るサーバ管理システム100の構成を示すブロック図である。サーバ管理システム100は、複数のサーバ装置110−1乃至110−n(nは整数)を備える。サーバ装置110−1乃至110−nは、インターネット網200に通信可能に接続されている。インターネット網200には、サーバ装置110−1乃至110−nを管理する管理端末300が通信可能に接続されている。
サーバ装置110−1乃至110−nは、例えばデータセンターに配置されており、それぞれユーザに対するサービスを提供するシステムを構築しているとする。各サーバ装置間には図示しないルータ、スイッチングハブ等が配置されてもよく、互いにLAN(Local Area Network)を介して通信可能である。
各サーバ装置110−1乃至110−nは、自装置のハードウェアの監視等を行うサービスプロセッサをそれぞれ搭載する。サーバ装置110−1乃至110−nのうちのいずれか1つ(ここではサーバ装置110−1)に搭載されるサービスプロセッサは、マスタサービスプロセッサとして、他のサーバ装置110−2乃至110−nのサービスプロセッサの設定の管理を行う(詳細は後述する)。
ここで、サービスプロセッサの設定には、BIOS(Basic Input/Output System)の設定、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)コントローラの設定、またはサービスプロセッサ自身の設定など、各サーバ装置のOS(Operating System)起動前に行われる各種設定が含まれる。あるいは、サービスプロセッサの設定には、サービスプロセッサに対する電源断やリセット等のボタン操作が含まれてもよい。
本実施形態では、マスタのサーバ装置のサービスプロセッサ(以降、「マスタサービスプロセッサ」または「マスタSP」とも称する)が、他のサーバ装置のサービスプロセッサ(以降、「スレーブサービスプロセッサ」または「スレーブSP」と称する)の設定の管理を行うことで、各サーバ装置におけるサービスプロセッサの設定を誤りなく行うことについて説明する。
[運用前]
まず、サーバ管理システム100の運用前の動作について説明する。管理者は、管理端末300を用いて、インターネット網200を介して、サーバ装置110−1乃至110−nを操作することができる。ここで、「管理者」は、管理端末300を操作してインターネット網200を介してサーバ装置110−1乃至110−nの管理や、保守員による設定変更の承認等をする者を意味する。「保守員」は、例えばデータセンターなどにおいて直接またはWebブラウザ等を経由して各サーバ装置110−1乃至110−nに設定変更を行う者を意味する。
管理者は、管理端末300を操作して、まず、通信可能に接続されているサーバ装置のうち、同一グループとするサーバ装置を選択すると共に、その中からマスタとするサーバ装置を決定する。例えば、管理端末300には、複数のサーバ装置を一元管理するソフトウエア等が搭載されており、管理者は、そのソフトウエアを用いて、一元管理するサーバ装置を選択すると共に、そのサーバ装置からマスタに設定するサーバ装置を指定してもよい。
図1に示すように、サーバ装置110−1のサービスプロセッサがマスタSPに指定されたとする。マスタに指定されない他のサーバ装置(図1では、サーバ装置110−2、110−3、・・・110−n)のサービスプロセッサは、スレーブSPとなる。管理者は、また、冗長構成とするためにプライマリマスタの他、セカンダリマスタに設定するサーバ装置(予備サーバ)を指定する。例えば、セカンダリマスタとして、複数のスレーブSPのうち負荷の低いスレーブSPを設定してもよい。図1では、サーバ装置110−4のサービスプロセッサがスレーブSPであると共にセカンダリマスタSPを兼ねている。
各サーバ装置110−1乃至110−nは、いずれがプライマリマスタ、セカンダリマスタまたはスレーブに設定されたかの通知を、管理端末300から受信する。なお、プライマリマスタとセカンダリマスタは、生存確認のために、定期的にパケット交換を行う。
図2は、サーバ装置110−1乃至110−n(図2では、サーバ装置110−1乃至110−nを代表して「サーバ装置110」と称する)が備えるサービスプロセッサ130の機能を示す機能ブロック図である。図2に示すように、サーバ装置110のサービスプロセッサ130は、送受信部131、記憶装置132および変更部135を備える。変更部135は、判断部133および実行部134を備える。
各構成要素は、概略以下の機能を有する。すなわち、送受信部131は、マスタSP以外の場合、保守端末120から設定変更を受けると、その設定変更の承認要求をマスタSPに送信すると共に、その承認要求に対する結果を受信する。マスタSPの送受信部131は、保守端末120から設定変更を受けると、その設定変更の承認要求を管理端末300に送信する。なお、サービスプロセッサに対する設定変更は、保守端末120からその操作を受けることに限定されず、例えば、保守員が直接サーバ装置110−1乃至110−nを操作してもよい。
記憶装置132は、マスタSPまたは管理端末300から受け取った承認ポリシー(詳細は後述する)を記憶する。変更部135の判断部133は、承認ポリシーに基づいて、設定変更の承認要否を判断したり、送受信部131が受信した承認要求に対する結果に基づいて、自サーバ装置の設定変更の可否を判断したりする。実行部134は、判断部133により設定変更の実行可と判断された場合、その設定変更を実行する。
図3は、図2に示すサービスプロセッサ130を実現するハードウエア構成の一例を示す図である。図2に示すサービスプロセッサ130の各部は、図3に例示するハードウエア資源により実現される。図3に示す構成は、プロセッサ10、メモリ11およびプログラムを格納する記憶装置13を備える。
サービスプロセッサ130の送受信部131、判断部133および実行部134は、記憶装置13に格納された、これら各部の機能を実現するプログラムを、プロセッサ10が、メモリ11に読み出して実行することによって実現される。
なお、サーバ装置110−1乃至110−nにおけるサービスプロセッサ130は、図2に示す他にも各種処理を行う回路を備えるが、本実施形態では、本発明に関する構成要素について主に説明する。また、記憶装置132は、サービスプロセッサ130が備えてもよいし、サービスプロセッサ130とは別のハードウエアとしてサーバ装置110に設けてもよい。
プライマリマスタに指定されたサーバ装置のサービスプロセッサ、すなわちマスタSPは、以下に説明するように、スレーブSPの管理を行う。すなわち、マスタSPは、スレーブSPへの承認ポリシーの送信、承認要求の中継、および承認に関するログ保存を行う。ここで、承認ポリシーとは、サービスプロセッサの設定に関し、その設定変更の実行に管理者の承認が必要か不要かを示したポリシーである。つまり、サービスプロセッサにおける所定の設定については管理者の承認が必要となり、それが承認ポリシーとして事前に定められている。
管理者は、サービスプロセッサに対するいずれの設定変更には承認が必要あるいは不要であり、またいずれの設定変更は許可するか許否するか等を示す承認ポリシーを記述したファイルを作成し、管理端末300からマスタサービスプロセッサに通知しておく。
図4は、管理者により作成された承認ポリシー140の一例を示す図である。図4に示すように、承認ポリシー140は、「設定変更」、「承認要否」、「変更許否」、「全適用」の各項目を含む。「設定変更」は、サービスプロセッサに対する保守員の設定変更の内容を指す。例えば、ネットワーク設定変更、IPアドレス変更、RAIDコントローラ設定変更およびユーザ権限変更等がある。
「承認要否」は、設定変更の実行において、管理者の承認が必要か否かを示す。管理者の承認が「要」である場合、サービスプロセッサは、設定変更の実行の承認要求を送信し、その承認要求に対する結果が実行可である場合に設定変更を実行する。
「変更許否」は、管理者の承認が「不要」である場合に、設定変更の実施(実行)を行ってよいか否かを示す。「変更許否」が「可」である場合は、設定変更の実行可であり、「否」である場合は、設定変更の実行不可であることを示す。
「全適用」は、管理者の承認が必要な設定変更に関し、承認要求に対する結果をすべてのスレーブSPに適用するか否かを示す。例えば、あるスレーブSPからマスタSPにIPアドレスの変更に関する承認要求が送信され、それに対して管理者が「承認拒否」を送信してきた場合、マスタSPは、送信元のスレーブSPのみでなく他のスレーブSPにもIPアドレスの変更の「承認拒否」を送信する。
承認ポリシーは、図4に示す例に限定されない。また、同一グループに属する各サーバ装置に適用する承認ポリシーは同一でなくても、サーバ装置ごとに異なってもよい。
図5は、管理者によって複数のサーバ装置のサービスプロセッサのうちマスタSPが指定された際のサーバ管理システム100の動作を示すフローチャートである。マスタSPは、自身がマスタSPに指定されたとき、記憶装置132に承認ポリシーを保持しているか否かを判断し、保持していない場合(S210においてNo)、承認ポリシーを管理端末300に要求する。
管理端末300は、上記要求に応じて、管理者により作成された承認ポリシーをマスタSPに送信する(S211)。マスタSPは、管理端末300から取得した承認ポリシーを保存すると共に(S212)、その承認ポリシーを同一グループに属するスレーブSPに通知する(S213)。
また、承認ポリシーを保持している場合(S210においてYes)、マスタSPは、その承認ポリシーを同一グループに属するスレーブSPに通知する(S213)。
各スレーブSPは、マスタSPから受け取った承認ポリシーを、記憶装置132に保存しておく(S214)。
なお、管理者は、承認ポリシーを変更するごとにマスタサービスプロセッサに承認ポリシーを送信し、マスタサービスプロセッサは、受信した承認ポリシーをスレーブSPに通知すると共に、その変更履歴を保存しておく。
[運用中]
図6は、サーバ管理システム100の運用中の動作について説明するフローチャートである。図6を参照して、サーバ管理システム100の運用中の動作について説明する。なお、ここでは、予めマスタSPおよび各スレーブSPに例えば図4に示す承認ポリシー140が送られ、記憶装置132に記憶されているとする。
保守員が保守端末120を操作して、Webブラウザ経由で、例えばサーバ装置110−2のスレーブSP(以降、「スレーブSP110−2」とも称する)に設定変更の通知を行ったとする(S310)。スレーブSP110−2は、送受信部131において、設定変更を検出すると(S311においてYes)、判断部133において、記憶装置132に記憶されている承認ポリシーに基づいて、その設定変更の承認要否を判断する(S312)。
設定変更が、承認ポリシーにおいて「承認要」に指定されていた場合(S313においてYes)、スレーブSP110−2の判断部133は、設定変更の承認が必要と判断する。そして、送受信部131は、その設定変更の承認要求を、サーバ装置110−1のマスタSP(以降、「マスタSP110−1」とも称する)に送る。
マスタSP110−1は、受け取った承認要求を管理端末300に送信する(S314)。管理端末300は、管理者に対して承認要求を提示すると共に、その承認要求に対する結果、すなわち、保守員による設定変更の承認を許可するか許否するかを管理者から受け付け、その結果をマスタSP110−1に返信する(S315)。
マスタSP110−1は、管理端末300から承認結果を受信すると、承認結果を承認要求と共にログ保存する(S316)。なお、マスタSP110−1は、障害に備えて、保存しているログをセカンダリマスタSPに、定期的、パケット交換時、あるいは任意のタイミングで通知しておく。
マスタSP110−1は、受信した承認結果を、承認要求の送信元であるスレーブSP110−2に返信する(S317)。ここで、マスタSP110−1は、承認要求を行った設定変更が「全適用」に該当するか否かを承認ポリシーに基づいて判断し、「全適用」に該当する場合、承認要求の送信元であるスレーブSPだけでなく同一グループ内のすべてのスレーブSPに承認結果を送信する。
なお、設定変更が「全適用」に該当するか否かの情報が承認ポリシーに含まれず、管理者からの承認結果に「全適用」の情報が含まれてもよい。この場合、マスタSPは、「全適用」の情報が含まれる承認結果を、承認要求の送信元であるスレーブSPだけでなく同一グループ内のすべてのスレーブSPに送信してもよい。

上記のように、「全適用」の設定変更に関する承認結果を受け取ったスレーブSPは、記憶装置132に記憶される承認ポリシーを、その承認結果に基づいて更新してもよい。
スレーブSP110−2は、送受信部131において承認結果を受信し、判断部133において、承認結果に基づいて設定変更の可否を判断する。設定変更が承認許可された場合、実行部134は、設定変更を実行し、承認拒否された場合は実行しない(S318)。なお、承認結果に変更可否の指示が含まれている場合、判断部133はその承認結果を実行部134に通知し、実行部134は承認結果が変更可能の場合に設定変更を実行する。
そして、スレーブSP110−2は、実行または不実行の結果、すなわち実行した場合はその結果を、不実行の場合はエラーを、送受信部131から保守端末120に送信する(S319)。保守端末120は、取得した結果を、ディスプレイ等に表示する(S320)。
なお、処理S313において、承認が不要であると判断した設定変更について(S313においてNo)、さらに、判断部133において、承認ポリシーに基づいて、変更許否を判断する。変更可である場合(S321においてYes)、設定変更の実施を行い(S318)、結果を送信する(S319)。変更不可である場合(S321においてNo)、設定変更の実施を行わず、エラーを保守端末120に送信する(S319)。
上記説明では、例として保守端末120からのスレーブSP110−2に対する設定変更に関して説明したが、他のスレーブSP110−3乃至スレーブSP110−nに対する設定変更に関しても同様に、マスタSP110−1が承認要求を受信すると共に管理端末300に問い合わせ、結果をスレーブSPに返信する。つまり、スレーブSPから管理者への承認要求を、マスタSPが中継する。
以上の手順により、保守端末120からスレーブSPに対する設定変更の承認要求をマスタSPが中継して管理端末300に送信し、その承認結果をマスタSPを介してスレーブSPに返信する。
[障害時]
図7は、プライマリマスタSPに障害(異常)が発生した際のサーバ管理システム100の動作を示すフローチャートである。図7を参照して、プライマリマスタSPに障害が発生した際のサーバ管理システム100の動作について説明する。
プライマリマスタSPに障害が発生し、プライマリマスタSPからのパケットが途絶えたこと、または障害のためにマスタの役割ができない旨の通知がセカンダリマスタSPで検出されたとする(S410においてYes)。このとき、セカンダリマスタSPは、自身がプライマリマスタSPに昇格した旨の通知を、同一グループのサーバ装置のスレーブSPに通知する(S411)。
各スレーブSPは、プライマリマスタSPの情報を更新する(S412)。以降、スレーブSPは、保守端末120からの設定変更を検出し、その設定変更に承認が必要であると判断した場合、更新後のプライマリマスタSPに送信する。
なお、上記では、マスタSPがスレーブSPに承認ポリシーを通知し、保守端末120から設定変更の通知を受けると、スレーブSPが承認ポリシーに基づいて承認要否を判断する構成を説明したが、これに限定されない。すなわち、マスタSPはスレーブSPに承認ポリシーを通知せず、スレーブSPは保守端末120から設定変更の通知を受けると、そのたびにマスタSPに承認要求を行い、マスタSPにおいて承認要否の判断を行う構成としてもよい。あるいは、マスタSPとスレーブSPともに承認ポリシーに基づく承認要否を判断する構成としてもよい。すなわち、マスタSPはスレーブSPに承認ポリシーを通知する。そして、スレーブSPはその承認ポリシーに基づいて承認要否を判断して必要な場合に承認要求をマスタSPに送信し、マスタSPは自身が保持する承認ポリシーに基づいて承認要否を判断する構成としてもよい。
以上のように、本第1の実施形態によれば、サーバ管理システム100では、複数のサーバ装置のサービスプロセッサのうち、いずれかを予めマスタに指定し、管理者の承認要否を示す承認ポリシーを管理端末300から予めマスタSPに通知しておく。そして、マスタSPは、スレーブSPに対する設定変更の承認要求を中継する。この構成を採用することにより、第1の実施形態によれば、承認ポリシーに基づいて管理者の承認が得られた場合にサービスプロセッサの設定変更を実行するので、保守員の認識誤り等に起因する誤設定を防ぐことができるという効果が得られる。
また、同一グループに属する複数のサーバ装置のサービスプロセッサのうち、いずれかを予めマスタSPに指定すると共に、そのマスタSPが他のサービスプロセッサからの承認要求を中継するので、承認用のサーバを用意する必要がないという効果が得られる。
また、プライマリマスタのみでなくセカンダリマスタのサービスプロセッサを予め指定することで、プライマリマスタSPに障害が発生した際に上記承認要求の中継をセカンダリマスタSPが代わりに行うので、プライマリマスタSPの障害時にも自律的に承認処理を継続することができるという効果が得られる。
また、管理端末300から、インターネット網200を介して各サーバ装置のサービスプロセッサに承認結果や承認ポリシーをそれぞれ送信するのではなく、マスタSPが承認結果や承認ポリシーを中継するので、ネットワークトラフィックを削減できるという効果が得られる。
さらに、マスタSPが承認ポリシーの変更履歴や、承認要求および承認結果の履歴を一元的にログ保存するので、同一グループに属するサーバ装置のサービスプロセッサ全体で行われる設定変更に関する承認処理の履歴の管理が容易になるという効果が得られる。
第2の実施形態
図8は、本発明の第2の実施形態に係るサーバ管理システム500の構成を示すブロック図である。サーバ管理システム500は、複数のサーバ510、520を備え、複数のサーバのうちの少なくとも一は、送受信部521および変更部522を備える。
送受信部521は、所定のサーバに設定変更の承認要求を送信すると共に、その所定のサーバを介して、承認要求に対する結果を受信する。変更部522は、送受信部521が受信した結果が変更可能の場合、自サーバの設定変更を実行する。
本発明は、本第2の実施形態に示す少なくとも上記構成を備えることにより、以下の効果を奏する。すなわち、本第2の実施形態によれば、所定のサーバに設定変更の承認要求を送信し、その結果に基づいて設定変更の実行または不実行とするので、設定変更を、誤りなく、かつ承認用サーバを要することなく実行できるという効果が得られる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 プロセッサ
11 メモリ
13 記憶装置
100、500 サーバ管理システム
110−1乃至110−nサーバ装置
120 保守端末
130 サービスプロセッサ
131 送受信部
132 記憶装置
133 判断部
134 実行部
135 変更部
140 承認ポリシー
200 インターネット網
300 管理端末

Claims (11)

  1. 複数のサーバを備え、
    前記複数のサーバのうちの少なくとも一は、
    所定のサーバに設定変更の承認要求を送信すると共に、該所定のサーバを介して、前記承認要求に対する結果を受信する送受信手段と、
    前記送受信手段が受信した前記結果が変更可能の場合、自サーバの設定変更を実行する変更手段と
    を備え
    前記所定のサーバとして、前記複数のサーバのうち一が予め設定され、
    前記所定のサーバは、前記承認要求を受信すると、管理端末に前記承認要求を送信すると共に、前記管理端末から受信した前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元のサーバに送信し、
    前記設定変更の前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元以外のサーバにも適用するか否かを示す情報を前記設定変更ごとに保持し、前記承認要求に対する結果が、前記情報に基づき前記承認要求の送信元以外のサーバにも適用する結果である場合、該結果を前記承認要求の送信元以外のサーバにも送信する
    ーバ管理システム。
  2. 前記各サーバは、それぞれ、前記送受信手段と、前記変更手段とを備えたサービスプロセッサを備えた
    請求項1記載のサーバ管理システム。
  3. 該所定のサーバは、承認要否に関する承認ポリシーを、前記複数のサーバに送信し、
    前記送受信手段は、
    前記所定のサーバから取得した前記承認ポリシーに基づいて、承認が必要と判断した場合に前記承認要求を前記所定のサーバに送信する
    請求項1または請求項2記載のサーバ管理システム。
  4. 前記所定のサーバは、前記承認要求を受信すると、承認要否に関する承認ポリシーに基づいて、承認が必要と判断した場合に前記承認要求を前記管理端末に送信する
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のサーバ管理システム。
  5. 前記所定のサーバは、前記承認ポリシーの変更履歴を記憶装置に保存する
    請求項3記載のサーバ管理システム。
  6. 前記所定のサーバは、受信した前記承認要求および該承認要求に対する結果に関するログを記憶装置に保存する
    請求項3乃至請求項のいずれか1項記載のサーバ管理システム。
  7. 前記複数のサーバのうち、前記所定のサーバの異常の際に当該所定のサーバに代わって前記承認要求を受信する予備サーバが予め設定され、
    前記予備サーバは、前記所定のサーバの異常を検出すると、当該所定のサーバと自サーバ以外のサーバに前記異常を通知すると共に前記所定のサーバに代わって前記承認要求を受信する
    請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のサーバ管理システム。
  8. 複数のサーバのうちの予め設定された一のサーバであって、
    設定変更の承認要求を受信すると、当該承認要求を管理端末に送信すると共に、当該管理端末から受信した前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元に送信し、
    前記設定変更の前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元以外にも適用するか否かを示す情報を前記設定変更ごとに保持し、前記承認要求に対する結果が、前記情報に基づき前記承認要求の送信元以外にも適用する結果である場合、該結果を前記承認要求の送信元以外にも送信する
    サーバ。
  9. 前記管理端末から取得した承認要否に関する承認ポリシーを、前記複数のサーバに送信する
    請求項記載のサーバ。
  10. 複数のサーバのうちの予め設定された一は、
    設定変更の承認要求を受信すると、当該承認要求を管理端末に送信すると共に、当該管理端末から受信した前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元に送信し、
    前記設定変更の前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元以外にも適用するか否かを示す情報を前記設定変更ごとに保持し、
    前記承認要求に対する結果が、前記情報に基づき前記承認要求の送信元以外にも適用する結果である場合、該結果を前記承認要求の送信元以外にも送信する
    サーバ管理方法。
  11. 設定変更の承認要求を受信すると、当該承認要求を管理端末に送信すると共に、当該管理端末から受信した前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元に送信する送受信手段を備え、
    前記設定変更の前記承認要求に対する結果を、前記承認要求の送信元以外にも適用するか否かを示す情報を設定変更ごとに保持し、
    前記承認要求に対する結果が、前記情報に基づき前記承認要求の送信元以外にも適用する結果である場合、前記送受信手段は、該結果を前記承認要求の送信元以外にも送信する
    ービスプロセッサ。
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