JP2008117114A - 設計支援システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】設計支援システムにおいて各担当者に対する適切な設計項目割り当てを可能にし、進捗及び実績の管理を容易にする。
【解決手段】製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様若しくは前記構成部品との関係を、担当者ごとにコンピュータ上で定義してデータベースに登録する。そして、設計項目と前記設計仕様若しくは前記構成部品との関係に基づいた設計項目を、担当者ごとに抽出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、製品の設計作業を行う作業者に対して必要な作業手順を提示しながら設計をナビゲートして設計支援を行うシステム及びプログラムに関し、より詳細には、かかるシステム及びプログラムにおいて、各担当者に対して適切なタスクを割り当て、各担当者の作業進捗・実績等を管理する技術に関する。
近年、製品購入者の要求は多様化してきており、従来よりもライフサイクルが短い製品が増加している。このような製品寿命の短期化傾向は、競合メーカー間の競争をより熾烈なものとし、他社に先駆けた製品開発及び販売開始がより重要な課題となっている。
このような環境の中、特に製品設計に関していえば、コンピュータ端末上で利用可能なCADソフトウェア(システム)を使用して設計作業の合理化を図ろうとする潮流がある。現実に、設計作業へのCADソフトウェア(システム)の導入により、短期間で製品を開発することができ、市場での優位性を確保できたとする事例が数多く報告されている。従って、設計作業におけるCADソフトウェア(システム)の位置付けはますます重要なものとなっている。しかしながら、CADソフトウェア(システム)を使用しさえすれば常に設計作業工数の低減が図れ、製品開発期間が大幅に短縮されるというものではないということも次第に明らかになってきた。つまり、CADソフトウェア(システム)は、既存データを基にして、例えば形状の一部を変更したり、追加したり、或いは似たような形状を作成する場合には、形状データ作成作業を最初から手作業でやり直すよりも格段にスピードアップさせることが可能であるが、まだ製品のイメージが固まっていない段階では、手作業での手直しがCADソフトウェア(システム)上での作業に置き換わるだけなので、この場合には作業効率を大きく上げることは期待できない。
そこで、特に設計初心者を対象として、対象製品に関する設計ノウハウの集まり(以下、設計項目という)を抽出して時系列的に提示し、この設計項目に従って作業を行うように設計者を誘導していくナビゲートシステム/装置が提案された(例えば、特許文献1)。このようなナビゲートシステム/装置の導入により、設計者は、ナビゲートシステム及びCADソフトウェア(システム)の両方の機能を活用し、製品設計の迅速性の要求にある程度対応できるようになってきた。
さらには、製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、及び、これら項目間の関係等を例えばコンピュータ上で定義してデータベースに登録し、そして、特定機種の製品について、コンピュータによって設計者に設計仕様の内容決定を促し、設計仕様と構成部品との関係に基づいて特定機種に使用する構成部品をデータベースから抽出して設計者に提示し、必要な構成部品の決定を行うよう設計者に促し、これら設計項目と設計仕様若しくは構成部品との関係に基づいて、コンピュータ上で必要な設計項目を抽出する設計支援システムが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−067380号公報 特開2004−362558号公報
しかしながら、ナビゲートシステム(設計ナビゲーションシステム)及びCADソフトウェア(システム)の連携(以下、この連携システムを「設計支援システム」ということとする。)においては、各担当者が自分以外の担当者を含めた全ての設計項目を取得できてしまうという問題があった。例えば、ある担当者が作業中の設計項目についてはロックするなどして他の担当者による項目取得を防止することができたとしても、「作業可」又は「保留中」といった扱いになっている設計項目については、全ての担当者が取得可能というなっていた。そして、こうした問題に対しパスワード入力等によるアクセス制限を行ったとしても各担当者が多くの設計項目を取得するたびにかかるパスワード入力等を要することとなり煩雑であった。
そして、上記のように各担当者が全ての設計項目を取得できることによって、(1)チーム設計ができない(つまり、一つのチーム内の各担当者レベルでの設計支援は、従来の設計ナビゲーションシステムによって対応できるとしても、複数のチーム間の協調を必要とするチームレベルでの設計支援においては、改善の余地がある)、(2)各担当者に対して、設計項目を適切に割り当てることができない、(3)各担当者が抱える膨大な数の設計項目を十分に管理することができない、という課題があった。
本発明は、かかる課題を解決すべく、複数の担当者間での作業調整を行うのみならず、複数の担当者をかかえる複数のチーム間の複雑な作業調整・管理をも可能とする設計支援システムを提供することを目的とする。
本発明は、製品の設計を行う作業担当者を支援する設計支援システムであって、前記製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係を定義してデータベースに登録する第1の構築手段と、前記作業担当者に関する属性を担当者属性として定義し、前記設計項目と前記担当者属性との関係をコンピュータ上で定義してデータベースに登録する第2の構築手段と、前記第2の構築工程で登録された担当者属性に基づいて、前記製品の特定機種について、前記設計仕様を作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って作業担当者ごとに前記設計仕様の内容の決定を促す設計仕様決定手段と、前記構築手段において登録された前記設計仕様と前記構成部品との関係に基づいて、前記構成部品を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記構成部品の決定を作業担当者ごとに促す構成部品決定手段と、前記構築手段において登録された前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係に基づいて、前記特定機種で用いる前記設計項目を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記設計項目の決定をコンピュータ上で作業担当者ごとに促す設計項目決定手段と、前記設計項目決定手段において決定された設計項目の具体的な作業内容を作業担当者ごとに提示し、当該作業内容の遂行を各作業担当者に促す設計項目遂行手段と、を具備することを特徴とする設計支援システムを提供するものである。
本発明にかかる設計支援システム及びプログラムによって、複数の担当者間での作業調整を行う場合のみならず、複数の担当者をかかえる複数のチーム間の複雑な作業調整を行う場合にもその管理を容易にするという効果を奏する。また、各担当者に対して適切な設計項目を割り当てることができ、各担当者の進捗、実績管理も容易にする、という効果を奏する。
本発明の実施形態における設計支援システム及びプログラムを、以下に図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における設計支援システムのハードウェア構成を示す構成図である。設計支援システム100は、設計者の思考プロセスの再現を支援する設計ナビゲーションシステム101と、製品の形状データを作成する作業の再現を支援するCADシステム111とから構成され、両システムの物理的な連携を図るためにインタフェース118で接続されている。このインタフェース118は、通常の有線又は無線の電気通信回線で構成することができ、必要であれば両システムが共にネットワークに接続されることによって事実上の連携が実現されるように構成することも可能である。また、設計ナビゲーションシステム101及びCADシステム111は、それぞれ、キーボード、マウス、ペン、OCR、光学又は磁気等のリーダ等の入力装置102、112を備え、ユーザからの直接入力又は光学機器、記録媒体等からのデータ入力が可能となっている。また、両システムは、それぞれ磁気又は光学媒体等で構成される設計作業データベース103及び設計データベース113に接続され、入力装置102、112から入力されたデータや設計工程で編集されたデータ等を保存管理している。また、両システムは、それぞれCRT、液晶等のディスプレイで構成される表示装置104、114を備え、設計支援システムを使用するユーザに対して必要な情報を提示するよう機能する。より具体的には、設計ナビゲーションシステム101の表示装置104には、設計管理者(ユーザ)に対しては、製品開発工程やその進捗等をビジュアル的に確認するための進捗管理表等を提示し、設計開発者(ユーザ)には、製品開発手順、設計作業内容、設計作業に必要な設計基準情報を提示する。また、CADシステム111の表示装置114には、設計開発者(ユーザ)が自ら担当する製品の特定部位の詳細設計図等を確認するための三次元モデル等を提示する。
さらに、設計ナビゲーションシステム101には、製品の設計作業に関わるデータを処理するための作業データ処理部105があり、例えば、入力装置102から入力された製品設計上必要な項目である設計項目(例えば、製品の強度や耐久性を確保するための構造面から見た設計項目、消費者の使用環境を考慮して危害が生じないようにするための安全面からみた設計項目、製造工程等との関連から制約される設計項目等、多岐にわたる項目)や製品を構成する部品のIDや部品寸法値・体積といった数値等を設計工程の進捗に応じて処理管理する役割を有している。具体的な構成としては、図示しないCPUやDSP等のプロセッサ及びRAMやフラッシュメモリ等の記憶メモリ、並びに、これらを接続するバス等で構成されている。また、これらハードウェアを作動させるためのドライバ、プログラム、データは、適宜、作業データ処理部105に備えた図示しないメモリ等の記憶部又は設計作業データベース103に記憶されており、必要に応じて図示しないバスを介して呼び出され実行される。
一方、CADシステム111には、他にデータ解析部115、CADソフトウェア116が備わっているが、各構成の概要は次の通りである。まず、CADソフトウェア116で使用されているCADソフトウェアの機能は、市場で広く用いられているCADソフトウェアと同様、ユーザ(設計者)がCADシステム111と対話しながら所望の形状を表示装置114のモニタ画面上で確認しながら作成する機能を有している。なお、CADシステム111には2次元のCADシステムと3次元のCADシステムとがあるが、何れのシステムにも本発明を適用することが可能である。例えば、3次元CADシステムにおいて携帯電話の形状を作成する場合には、通常、携帯電話は多数の部品から構成されている。この場合、各部品の形状を長方形や球などの固体の塊としてとらえ、それら塊の追加又は差分の操作によって全体の形状を定義して作成する方法(ソリッドモデリング)、携帯電話を包む表面を平面又は曲面で定義して作成する方法(サーフェスモデリング)、形態電話の形状を直線又は曲線で定義して作成する方法(ワイヤモデリング)、及びこれらの方法を組み合わせる方法といった様々な方法で目的とする形状が作成される。
そして、データ解析部115は、詳細は後述するが設計ナビゲーションシステム101からインタフェース118を介して転送された製品の設計作業に関わるデータのうち、特定項目の新旧データを比較/更新する、或いは、CADシステム111自身が更新したCADデータ等を解析する等の処理を行う。具体的な構成としては、図示しないCPUやDSP等のプロセッサ及びRAMやフラッシュメモリ等の記憶メモリ、並びに、これらを接続するバス等で構成されている。また、これらハードウェアを作動させるためのドライバ、プログラム、データは、適宜、データ解析部115に備えた図示しないメモリ等の記憶部又は設計データベース113に記憶されており、必要に応じて図示しないバスを介して呼び出され実行される。
次に、本発明の実施形態における設計ナビゲーションシステム101の動作モード例について説明する。なお、設計ナビゲーションシステム101は、上述したようなハードウェア構成に基づくコンピュータ及びこのコンピュータ上で実行されるコンピュータ・プログラムにより構成されている。また、コンピュータとその上で実行されるコンピュータ・プログラムとを併せて、システムを構成することができる。
本実施形態の設計ナビゲーションシステム101は、大きく分けて、「構築モード」と「実行モード」という二つのモードからなる。「構築モード」とは、ある製品、例えば携帯電話の全体及び各部位の物理的形状、使用されることが予想される部品、部品相互間の位置関係、各部位に必要とされる強度などの機構設計を行うために必要とされる設計仕様、用いられることが予想される機構部品、設計作業が必要になると予想される設計項目を、コンピュータ上で相互に関連付けてデータベースに登録するモードである。言い換えると、機構設計者の設計作業をナビゲートするために必要とされる情報を、設計作業に先立って予め準備するモードである。
一方、「実行モード」は、前記構築モードで準備された情報に基づいて、ある製品の特定機種の製品(例えば携帯電話という製品の特定の一機種)の機構設計に必要な設計項目、設計仕様、機構部品を抽出して、例えばCADシステム上で実際に設計作業を行う作業者をナビゲートするモードである。
さらに、実行モードでは、設計作業の内容を考慮して「構想設計」、「詳細設計」という二つの段階に分けることもできる。「構想設計」では、当該機種の機構設計を行うのに必要な設計項目の抽出と、それらの設計項目を実行する順番を示す設計フローを生成する。「詳細設計」では、構想設計で示された設計フローに従って、詳細設計者にそのときどきに機構設計を行うべき設計項目を提示し、その設計項目の中で必要な設計作業を促す。ただし、「機構設計」、「詳細設計」という分け方は一例に過ぎず、本発明がこのような分け方に限定されるものではない。すなわち、実行モードを一つの一連の手続とする場合や、三つ以上に分ける場合も本発明の技術的範囲に含まれる。
[構築モード]
図2は、構築モードにおける作業の全体的手順を示したフローチャートである。はじめにこの構築モードにおいて行う作業の概要を説明すると、次のようになる。すなわち、ある事業所がある製品の開発・設計を行うにあたり、今後このシステムを利用して個々の機種の設計作業を支援するという場合には、まず、その製品の設計に詳しい技術者から、どのような設計項目、どういった設計仕様、どのような部品が必要であるかについての聞き取り調査等を行う。次に、その結果に基づいて、設計仕様、部品、設計項目の登録を行う。そして、設計仕様と部品、設計項目と部品又は設計仕様との関連付けを行い、さらに設計項目については親情報の登録、ノウハウ資料等の登録を行う。
図2においてログイン後、図示しないメニュー画面から「構築モード」を選択すると、本システムは構築モードとなって、例えば、「設計情報登録」、「構成部品登録」、「設計項目登録」等の選択が可能なダイアログボックス(不図示)が表示される。ここで、「設計情報登録」は図2のフローチャートにおける「設計仕様の登録」(S203)という作業に該当し、「構成部品登録」は図2における「構成部品の登録」(S202)という作業に該当し、「設計項目登録」は図2における「設計フローを構成する設計項目の登録」(S204)という作業に該当する。また、S219においては、「属性項目及び属性値の登録」を行う。これは、図11に示すように、設計項目に関連付けられる属性項目とその属性値の構成表である。例えば、属性項目としては、担当者の「スキル」、設計に関わる「部品」、納品先としての「得意先」があるが、これらの属性値として、例えば、属性項目「スキル」は、「スキルA」、「スキルB」、「スキルC」から構成され、属性項目「部品」は、「部品A」、「部品B」、「部品C」から構成され、属性項目「得意先」は、「得意先A」、「得意先B」、「得意先C」から構成される。
まず、「設計情報登録」(「設計仕様の登録」(S203))について説明する。これは、設計情報、言い換えると、設計仕様を登録するためのものである。S203においていったん設計仕様が登録されると、この登録された設計仕様に対して適切な設計情報値(例えば、評価に関する値や情報値に対するコメントなど)を登録する。登録されたこれらの情報は、所定の形式に従って例えば設計作業データベース103に格納される。
次に、「構成部品登録」(「構成部品の登録(S202)」)について説明する。これは、製品に使用されることが予想される機構部品(名)を登録するためのものである。さらに、入力された部品に関する情報を追加登録することもできる。例えば、「部品1」とう部品に関する情報について部品タイプAと部品タイプBという二つのタイプを用意したい場合には、その二タイプを追加登録したうえで、それぞれのタイプについての「部番」、「材質」、「コスト」等の関連値を入力することができる。
そして、設計仕様と部品との関連を定義する(S205)。例えば、「部品1」の「タイプA」という部品には、設計仕様1の値1aという設計仕様を関連付け、「部品1」の「タイプB」という部品には、設計仕様1の値1bという設計仕様を関連付けるなどの関連付けを図示しない設定画面において行う。
このように、定義された設計仕様とその設計仕様に関連する部品との関係は、後の実行モード(構想設計及び詳細設計)において利用される。例えば、詳細設計において「設計仕様1」で作業者が「値1a」を選択したとすると、それに合致する部品として「部品1」の「タイプA」が抽出される。あるいは、「設計仕様1」で作業者が「値1b」を選択したとすると、それに合致する部品として「部品1」の「タイプB」が抽出される。このように、定義した関係に基づいて、設計仕様に対応する部品をコンピュータに自動的に抽出させることが可能となる。同様に、設計仕様に対応する属性をコンピュータに自動的に抽出させることが可能となる。
次に、「設計項目登録」(「設計フローを構成する設計項目の登録」(S204))について説明する。これは、設計項目自体の登録と、特定の設計項目に関するプロパティを入力・編集して登録するためのものである。つまり、「本体」を構成する要素を、「部品1」、「部位1−1」、「設計項目1−1−1」のように階層的に管理することし、作業者が所定の手順に沿って「部位」や「設計項目」を登録するものである。
そして、「設計項目」のプロパティとしては、例えば、「設計項目機能」、「親情報」、「必要条件」、「関連ノウハウ」等が挙げられる。「設計項目機能」には、例えば、その設計項目がどういう機能を持つかという説明(後に詳細設計を行う者が一目でその設計項目の概要を理解できるような説明)を入力する。「親情報」には、その設計項目の作業を実行するために完了していなければならない設計項目(これを「親項目」という)を定義する。この項目は、各設計項目の処理の手順を表す設計フロー図を作成するために必ず入力しなければならないものである(S207)。なお、ある設計項目の設計を開始するのに、複数の設計項目が完了していなければならないという場合もあり得るので、親項目とすべき設計項目は一つとは限らない。
以上のようにして全ての設計項目について登録されたならば、その登録された全設計項目に基づいてフロー図を作成し(S209)、作成したフロー図に矛盾がないかどうかのチェックを行う(S210)。このチェックには、例えば予め用意したシミュレータのプログラム等が使用される。矛盾なしと判断されたならば、構築モードを終了させるが(S212)、矛盾点が見つかれば親となる設計項目指定のやり直し等する(S207)。なお、本実施形態では、その設計項目が実行されるために完了していなければならない設計項目、すなわち親情報を登録するようにしているが、その設計項目が完了することによって新たに実行することができるようになる設計項目(これを「子項目」という)を登録するという形態としてもよい。
S206では、上記設計項目と前述の設計仕様又は部品との関連付けを行う。例えば、特定の一機種の設計に必要とされる設計項目を全設計項目の中から抽出するための条件を定義する(「必要条件」の設定)。そして、設計項目と特定の部品との関連付け又は設計項目と特定の設計仕様との関連付けを行う。
ここで、設計項目を「設計仕様『又は』部品と関連付ける」としたのは、次の趣旨である。一般的に考えると、設計仕様と部品とが関連付けられているのだから、設計項目を関連付けるのは、設計仕様又は部品のいずれか一方だけでよいようにも考えられる。しかしながら、設計仕様からみたときに、設計項目が必要とされる理由が、直接的な場合と間接的な場合がある。「直接的な」場合とは、「設計仕様Xを満たすための設計項目はαである」と言える場合である。例えば、「強度を積極的に上げる」という設計仕様があった場合、設計項目として、「樹脂ではなく金属を利用する材料を選定する」や「補強リブを設ける」といった、製品の性能を左右する設計項目が必要になる。また別の例として、「意匠面にシボを設ける」という設計仕様があった場合に、「シボを処理する」という設計項目が必要となる。これらは、部品が存在することによって必要となる設計項目ではない。一方、「間接的な」場合とは、設計仕様と設計項目とが直接は関係しないが、「ある部品Bを用いることになった場合に、別の部品Aに対してある設計項目が必要となる」といった場合である。例えば、部品Aを携帯電話のリアケース、部品Bをバイブレーションモータとした場合において、「リアケースに(バイブレーションモータ固定のための)リブを形成する」という設計項目は、バイブレーションモータという部品を用いるためにリアケースに対して必要となる設計項目であり、バイブレーションモータは「音声以外の手段で着信の認識を可能にする」という設計仕様を満たすために必要となる部品である。
同様に、S219で登録を行った属性項目及び属性値についても、上記の設計項目との関係を定義する(S206後段)。
そこで、本発明の一実施の形態として、設計項目の抽出条件(必要条件)を設計仕様、構成部品のいずれかに限定するのではなく、直感的に理解しやすくするために、どちらに対しても定義できるように構成してもよい。さらに、列挙した抽出条件について「AND」や「OR」の論理演算を設定できるようにしてもよい。これにより、さらに直感的な設計項目の抽出条件が定義可能になる。なお、抽出条件の「AND」や「OR」の論理演算設定は構成部品においても可能である。
このようにして関連付けられた設計仕様又は部品は、実行モードにおいて、設計仕様や部品から設計項目を抽出する際の情報として用いられる。
また、同じくS206において、上述した設計項目と設計仕様又は部品との関連付けと併せて、属性と設計項目との関係付けを行うことが本発明の特徴の一つとなっている。ここで、属性とは、設計担当者、設計者スキル、得意先、部品などの属性情報をいい、これらの属性を上述した設計項目に対して関連付けるのである。こうした設計項目と属性との関係の定義付けの例は、図3、図4を用いて後述する。また、属性には、「担当者属性(及び担当者属性値)」と「設計項目属性(及び設計項目属性値)」とがあるが、これらの詳細については、図12、図13等に基づき後述する。
S208では、関連ノウハウの登録/指定を行うことができる。例えば設計作業データベース103には、予め設計作業に関連する種々のノウハウが多数のドキュメントとして格納されている。これらのドキュメントは、熟練設計者などから聞き取り調査を行って作成されたもの、あるいはこのシステムを利用して設計作業を積み重ねる間に蓄積されたものである。ここでは、格納されているこれらのドキュメントの中から必要なものを、それぞれの設計項目に関連付けることができる。さらに、管理者が管理したいチェック項目もここで登録することができる。
そうして、S209においてシミュレートを行う。このシミュレートについては既に述べたが、バリエーションも含めて詳述すると、全設計項目についての「親情報」を参照して設計フロー図を作成する。そして、この設計フロー図は試験的なものとして繰り返しフロー作成を行い最終的な設計フロー図を模索することとしてもよい。
一方、設計仕様と部品との関連付(S205)、及び、設計項目と設計仕様又は部品との関連付け等(S206)に対しても矛盾がないかどうかのチェックを行う(S210)。もし矛盾が見つかった場合には、構築モードの作業者が、該当する関連付け情報に戻って(S205又はS206)、矛盾解消のための作業を継続する。矛盾がないものとしてチェックが完了すれば構築モードを終了する(S212)。
なお、図2においては、S211におけるチェックが完了すれば独立に構築モードを終了できるようなフローになっているが、これに限定されるものではない。すなわち、上記S210のチェック及びS211のチェックが双方矛盾なしとして完了してはじめて構築モードを終了できる構成としてもよい。
図3に、設計項目と担当者属性との関連付け例を示す。ここでは、自動車(仮に、製品名を「トリム」とする)の部品(フロントピラー及びリアピラー。以下、「フロントピラー」及び「リアピラー」とする。)を例にとる。トリム301には、その構成部品としてフロントピラー302とリアピラー303とが関連付けられている。
次に、フロントピラー302の設計項目として、「基準断面検討」(304)、「分割ライン仮決定」(305)、「グリップ部断面検討」(306)がある。リアピラー303の設計項目としては、「必要ストローク量算出」(307)、「三角窓部断面検討」(308)がある。
そして、上記の設計項目に対して、図3では担当者属性が割り当てられている(309乃至323)。すなわち、上記設計項目に対して、メイン担当者A、サブ担当者B、派遣担当者Cがそれぞれどの設計項目に関わるのかの属性が定義されている。具体的にみると、メイン担当者Aの担当者属性は、「基準断面検討」、「分割ライン仮決定」、「グリップ部断面検討」、「必要ストローク量算出」、「三角窓部断面検討」の全部である(309乃至313の全ての枠を実線として表現)。次に、メイン担当者Aの担当者属性は、「基準断面検討」、「分割ライン仮決定」、「三角窓部断面検討」の二つである(314、315の枠を実線として表現)。そして、メイン担当者Cの担当者属性は、「グリップ部断面検討」、「必要ストローク量算出」、「三角窓部断面検討」の三つである(321乃至323の枠を実線として表現)。言い換えると、設計項目「基準断面検討」(304)及び「分割ライン仮決定」(305)には、メイン担当者A、サブ担当者Bが括り付けられ、設計項目「グリップ部断面検討」(306)には、メイン担当者A、派遣担当者Cが括り付けられ、設計項目「必要ストローク量算出」(307)及び「三角窓部断面検討」(308)には、メイン担当者A、派遣担当者Cが括り付けられている、と言うこともできる。かかるデータ関連付けの方法は、データベース管理上の所定のフォーマット(例えば、表形式のレコード、階層型データベース、あるいは、リレーショナルデータベース)にて管理される。
ここで、メイン担当者A、サブ担当者B、派遣担当者Cの担当業務(業務内容)は、それぞれ、メイン担当者Aが「デイリー部品進捗・実績管理」、「サブ担当者、派遣担当者管理」となっており(391)、サブ担当者Bが、「設計業務」、「派遣指示」となっており(392)、派遣担当者Cが「設計業務、3Dモデル構築」となっている(393)。これらの担当業務もデータベース化することができる。
図4に、設計項目と付加された属性との関連付けの他の例を示す。ここでも、自動車「トリム」の部品「フロントピラー」及び「リアピラー」を例にとって説明する。図3の場合と同様に、トリム401には、その構成部品としてフロントピラー402とリアピラー403とが関連付けられている。フロントピラー402の設計項目として、「基準断面検討」(404)、「分割ライン仮決定」(405)、「グリップ部断面検討」(406)があり、リアピラー403の設計項目として、「必要ストローク量算出」(407)、「三角窓部断面検討」(408)があることも図3と同様である。
次に、付加される属性のカテゴリとしては、設計項目ごとに、「部品」、「必要とされる担当者スキル」、「得意先」が割り当てられている。すわなち、設計項目「基本断面検討」(404)には、部品として「フロントピラー」、必要スキルとして「A」、得意先として「共通」が括り付けられている。設計項目「分割ライン仮決定」(405)には、部品として「フロントピラー」、必要スキルとして「B」、得意先として「共通」が括り付けられている。設計項目「グリップ部断面検討」(406)には、部品として「フロントピラー」、必要スキルとして「C」、得意先として「メーカーA」が括り付けられている。設計項目「必要ストローク量算出」(407)には、部品として「リアピラー」、必要スキルとして「A」、得意先として「共通」が括り付けられている。設計項目「三角窓部断面検討」(408)には、部品として「リアピラー」、必要スキルとして「B」、得意先として「メーカーB」が括り付けられている。以上のデータ関連付けの方法は、データベース管理上の所定のフォーマット(例えば、表形式のレコード、階層型データベース、あるいは、リレーショナルデータベース)にて管理される。
ここで、担当者A、担当者B、担当者Cのステータスは、それぞれ、担当者Aが「担当部品」として「全般」、「スキル」として「A」、「担当メーカー」として「全般」となっており(491)、担当者Bが「担当部品」として「フロントピラー」及び「リアピラー」、「スキル」として「B」、「担当メーカー」として「メーカーB」となっており(492)、担当者Cが「担当部品」として「フロントピラー」、「スキル」として「C」、「担当メーカー」として「メーカーA」となっている(493)。これらのステータス情報もデータベース化してもよい。
[構想設計]
次に、実行モードの一つである構想設計について説明する。図5は、構想設計における作業手順を示したフローチャートである。ログイン後、まず所定のメニューを選択して設計仕様を決定するための「構想設計情報入力画面」を開く(S501)。ここでは、設計仕様の詳細について、その設計を依頼した顧客の意見を聞きながら、これから開発しようとする製品にどのような機能もしくは性能が必要とされるかを検討しながら決めていく。そして、先に構築モードにおいて説明したように、各設計仕様と構成部品との関係が定義され、データベースに登録されているので、設計仕様が決まると、その設計仕様に基づいた構成部品を、予めデータベースに登録されている部品の一覧から自動的に抽出する(S502)。例えば、図示しないダイアログボックスにおいて「構成部品登録」というボタンをクリックすると、構成部品表画面(不図示)が表示されるといった動作になる。この構成部品表には、例えば「ユニット名」、「サブユニット名」、「部品名」、「部品タイプ」、「部品番号」、「コスト」、「材質」、「重量」といったフィールドから構成される。構想設計者は、部品構成に問題はないか判断しながら(S503)、ここに表示された部品について今回設計している機種に合わせて追加、削除、変更を行い、今回設計しようとしている機種に必要な部品を決め、構成部品表に登録していく(S504)。或いは、構築モードにおいて設定された情報に基づいてシステムが自動的に選択した部品の中に、構想設計者がその機種には不要と判断した部品がある場合には、構成部品表画面からその不要な部品を削除等する(S504)。この部品構成手動編集は、納得のいく構成となるまで繰り返し行うことができる。
上記のようにして、設計仕様及び構成部品が決定されると、構築モードにおいて設定された情報に基づいてこの機種の設計に必要な設計項目を抽出できる状態となる(S505)。そして、図示しない「フロー生成」というボタンをクリックすると、システムは内部的にこの機種のための設計項目を抽出し、これと設計項目ごとに設定された前述の「親情報」を、予め用意されているフロー図生成のためのアルゴリズムに供給し、設計フロー図を生成させる(S506)。
構想設計者は、生成された設計フロー図を見て、まず、設計項目自体に問題がないかどうかを確認し(S507)、問題がある場合は設計項目の抽出/追加する等の修正をする(S508)。問題がなければ。次に構築モードで設定した属性で問題ないかを確認し(S509)、問題がある場合は属性と設計項目との関係を再定義する等の修正をする(S510)。問題がなければ、S519に進み、ユーザの割り当てを行う。このユーザ割り当ては、「担当者属性」について、その役割ごとに業務内容を変更する処理である。例えば、管理者クラスのユーザに対しては、ある管理したい単位での設計項目を複数の設計項目から選択して、ユーザ(管理者)に割り当てることが可能である。また、その他の属性についても、見せる設計項目を変更することが可能であり、属性が付加された設計項目に対してユーザを割り当てることができる。次に、設計フローに問題がないかどうかを確認し(S511)、問題がある場合には手作業で設計フロー図を編集する等の修正をする(S512)。
なお、上述の設計項目手動抽出/追加(S508)、属性と設計項目との関係の再定義(S510)、設計フローの手動編集(S512)は、それぞれ何度でも繰り返すことができる。また、作業の順序は、必ずしも、設計項目手動抽出/追加(S508)、属性と設計項目との関係の再定義(S510)、設計フローの手動編集(S512)の順に限定されるものではない。必要に応じて作業順序を入れ替えることができる。
構想設計を終了する場合に、その旨をシステムに知らせる操作は、「タスク発行」により行う(S513)。つまり、画面中の図示しない「タスク発行」というボタンをクリックすると、このタスクが構想設計から詳細設計に引き渡され、次に説明する詳細設計に移行する。
[詳細設計]
続いて、実行モードの一つである詳細設計について説明する。この詳細設計では、例えばこのシステムとは別のCAD端末上で作業者が実際に各設計項目を実行するときに、その作業者が行う作業をナビゲートする。
図6は、詳細設計全体の概略を示したフローチャートである。まず、担当者がシステムログインして実行モードのうち詳細設計に移行すると(S601、S602)、ログインした者、つまり担当者によって異なる処理を行うことが特徴の一つとなっている(S603)。担当者ごとに行う処理の詳細は図7において詳述することとし、ここでは、担当者ごとの処理が完了した直後の処理から説明する。つまり、各担当者が処理を終えると、システム上はすべての管理項目にチェックマーク(済)が入らないと、この設計項目を完了させることができないように管理している(S604)。このような工夫を行うことにより、その設計項目において検討すべき点としてどのような項目があるかを把握していない経験の浅い作業者でも、確実に必要な作業を遂行することができ、作業の漏れなどを防ぐことができるようにしている。なお、S604において設定された管理項目が全てチェック済でないと判断されたならば、後述するように、担当者ごとに管理項目のチェック(担当者のスキルによりチェック項目が異なる)を行う。
そして、設定された管理項目が全てチェック済になれば、図示しない「設計完了」ボタンをクリックできる状態になる。このように、本システムが作業者をナビゲートして、各段階でどのような設計作業が必要かを、コンピュータを介して作業者に知らせるようにしたことにより、設計作業の経験が浅い作業者でも必要な項目を設計し忘れることはほとんどなくなる。
ここで、「設計完了」ボタンをクリックすると(S605)、1回目の設計項目終了の場合には、いったんフローを更新するが(S606)、2回目以降の設計項目終了であって、必要であれば「手戻り」処理を行う(S607、S608)。ここで、「手戻り」処理とは、詳細設計における作業がある程度まで進んだ段階で、以前の設計項目についてやり直しをしたいという場合に、簡単な操作で所望の設計項目まで戻る処理である。手戻り処理においては、設計フローにおいて変更設計項目以降に存在し、既に終了状態となっていた設計項目の状態を設計可に変更することで(S608)、設計作業をやり直す。それが終了した場合には、設計フロー図を更新する(S606)。
以上の作業を繰り返しながら、設計者は設計作業を進めていく。そして最終的にすべての設計項目が完了すると、図示しない「終了宣言」というボタンをクリックできる状態になる。ここで、このボタンをクリックすると詳細設計が終了することとなる(S609、S610)。
図7は、上述した詳細設計作業のフローのうち、担当者ごとに行う処理の詳細フローを示す。詳細設計に入ると(S602から)、ログインした担当者ごとに割り当てられた着手可能な設計項目の提示を行う(S701、S708、S715)。例えば、メイン担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、図3に示した「基準断面検討」(309)、「分割ライン仮決定」(310)、「グリップ部断面検討」(311)、「必要ストローク量算出」(312)、「三角窓部断面検討」(313)、の一部又は全部が提示される。また、サブ担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、「基準断面検討」(314)、「分割ライン仮決定」(315)、の一部又は全部が提示される。また、派遣担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、「グリップ部断面検討」(321)、「必要ストローク量算出」(322)、「三角窓部断面検討」(323)、の一部または全部が提示される。そして、各担当者は図示しない「設計フロー表示」というボタンをクリックする等して、設計フロー図を表示させて進捗状況等を確認する(S702、S709、S716)。なお、メイン担当者においては、上述したような設計項目単位の取得ではなく、管理したい「タスク」の単位で、タスク取得するようにしてもよい。
次に、例えばメイン担当者Aであれば、自身に割り当てられた着手可能な設計項目(または、管理したいタスク)を取得し、実際の管理等を行う(S703)。そして設計項目ごとの管理等が完了する度に、その管理項目(又は、タスク)にチェックを入力する(例えば、チェックボックスにチェックマークを入れるなど)。そうして、終了した設計項目(又は、タスク)の実績ファイル確認、終了した設計項目(又は、タスク)のチェック項目の実績確認、終了した設計項目(又は、タスク)の進捗及び実績工数の確認を行う(S704、S705、S706)。
また、例えば、サブ担当者B、派遣担当者Cであれば、自身に割り当てられた着手可能な設計項目を取得し、実際のCAD作業等を行う(S710、S717)。そして設計項目ごとのCAD作業等が完了する度に、その管理項目にチェックを入力する(例えば、チェックボックスにチェックマークを入れるなど)。そうして、設計フローを表示して進捗状況を確認し、必要に応じて設計項目に定義されているノウハウを閲覧する(S711、S712、S718、S719)。ここで、閲覧可能なノウハウの提示を、担当者の担当分野やスキルにより変えるようにしてもよい。例えば、スキルの浅い者であれば、基本的なノウハウから高度なノウハウまでを必要とし、スキルの高い者であれば高度なノウハウのみを必要とするであろう。従って、その者のスキルに応じたノウハウを提供するようにしてもよい。そして、CAD作業等により作成したファイルをデータベースに登録する(S713、S720)。
以上の作業を担当者ごとに完了すると、各自管理項目のチェックを行う(S707、S714、S721)。上述したように、担当者の担当分野又はスキルによりチェック項目は異なる。
図8は、本発明の実施形態における構想設計作業をデータの流れの観点から説明する説明図である。図8中の左段の(構想設計オペレーション)は、構想設計におけるユーザの作業を示し、中段の(システム内部処理)はシステム内部の動作を示す。そして、システム内部でどのようなデータを使用するのかを、右段の(システムデータベース)内のデータとの関係で示している。以下、詳述する。
まず、(システムデータベース)は、ハードウェア構成としては設計作業データベース103又は設計データベース113に対応する。そして、このシステムデータベースは、製品情報890、設計仕様情報891、設計仕様値情報892、標準部品マスタ893、設計項目マスタ894、属性マスタ895、ユーザマスタ896の各データマスタから構成されている。これらデータマスタは、例えば、製品情報890であれば過去の機種に関する情報や参考となる機種に関する情報が格納されている。そして、設計使用情報891には設計仕様に関する情報が、設計仕様値情報892には各設計仕様に関する構成値が、標準部品マスタ893には「フロントピラー」や「リアピラー」などの部品情報が、設計項目マスタ894には「基準断面検討」、「分割ライン仮決定」、「グリップ部断面検討」、「必要ストローク量算出」、「三角窓部断面検討」などの設計項目が、それぞれ所定のデータベースフォーマットで格納されている。そして、属性マスタ895には「メイン担当者A」、「サブ担当者B」、「派遣担当者C」などの担当者属性や、「スキル」や「得意先」などの設計項目属性が格納されている。なお、ユーザマスタ896の具体的構成例について、図12に示す。図示したように、ユーザマスタ(C)が、属性項目マスタ(A)と担当者属性マスタ(B)とを含んで構成されている様子が理解できるであろう。これらデータベースに格納された各データは、次に述べる作業フローの進行にしたがって適宜呼び出される。
まず、ユーザは、ログインした後、これから開発しようとする機種のベースとなる機種や参考となる機種を図示しないコンピュータ画面を介して選択する(S801)。このとき、システム内部では製品情報890から過去機種の情報ベースや参考機種に関する情報を読み込む(S802)。次に、ユーザは、開発機種に対する要求仕様を登録する(S803)。これに対応してシステム内部では、設計仕様情報891、設計仕様値情報892、標準部品マスタ893、設計項目マスタ894、属性マスタ895から適宜必要な設計項目を読み出す(S804)。そして、システム内部において、設計フローを自動生成する(S805)。ユーザはこの自動生成された設計フローを確認し(S806)、構築モードで設計したかどうかのチェックを行う(S807)。チェックの結果、必要であればユーザ側で属性及び設計項目の関係等の再定義を行い(S808)、問題なければS809において属性及び設計項目の割り当てを決定する。このとき、設計項目マスタ尾894及び属性マスタ895から適宜必要な項目及び属性が呼び出される。次に、ユーザは、ユーザマスタ896を参照してユーザの割り当てを行う(S819)。割り当ては、S519で説明した割り当てと同様の割り当てである。そして、ユーザはこの割り当てを最終的に確認し、構成設計を完了させる(S810)。そうして詳細設計に移行する。
図9は、本発明の実施形態における詳細設計作業をデータの流れの観点から説明する説明図である。図9中の左段の(詳細設計オペレーション)は、詳細設計におけるユーザの作業を示し、中段の(システム内部処理)はシステム内部の動作を示す。そして、システム内部でどのようなデータを使用するのかを、右段の(システムデータベース)内のデータとの関係で示している。以下、詳述する。
まず、(システムデータベース)は、ハードウェア構成としては設計作業データベース103又は設計データベース113に対応する。そして、このシステムデータベースは、製品情報1090、ユーザ登録マスタ1091、設計項目マスタ1092、ナレッジマスタ1093、実績閲覧情報/チェック項目マスタ1094、フォーマットマスタ1095の各データマスタから構成されている。製品情報1090、設計項目マスタ1092は、上述の製品情報890、設計項目マスタ894とほぼ同様の構成をとっている。一方、ユーザ登録マスタ1091には、ユーザ(メイン担当者、サブ担当者、派遣担当者の各担当者)に関する登録情報が格納されている。具体的には、図13に示すように、担当者属性と設計項目属性とのマトリクス情報である。例えば、サブ担当者であれば、担当者属性値(業務内容)として「構想設計業務」、「派遣業務指示」が登録され、設計項目属性である「スキル」、「部品」、「得意先」に対する具体的な属性値が登録されている。或いは、派遣担当者であれば、担当者属性値(業務内容)として「詳細設計業務」、「詳細設計」、「3Dモデル構築」が登録され、設計項目属性である「スキル」、「部品」、「得意先」に対する具体的な属性値が登録されている。これらのユーザと属性(属性値)との対応付け(関連付け)は、担当者属性割り当て、設計項目属性割り当てによって、開発機種ごとに割り当てることができる。また、ナレッジマスタ1093には、例えば前述の構築モードにおいて登録された「関連ノウハウ」等の情報が格納されている。これら関連ノウハウは、各設計項目に関連するノウハウや関連特許などの設計作業を行う上での有用な情報が記載されており、ユーザは必要に応じて参照することができるようになっている。また、実績閲覧情報/チェック項目マスタ1094は、管理項目等をチェックする際の一覧表を計算/表示するために必要なデータが格納されている。また、フォーマットマスタ1095には、ユーザが作成したCADデータ等のファイルを登録する際に使用する雛型等のデータが格納されている。これらデータベースに格納された各データは、次に述べる作業フローの進行にしたがって適宜呼び出される。
まず、ユーザは、ログインして詳細設計モードにした後(S1001)、機種一覧を表示させて詳細設計可能な機種を選択する(S1002)。すると、システム内部では製品情報1090から詳細設計取得可能な機種情報を読み込む(S1004)。次に、ユーザは、設計項目一覧から着手可能な設計項目を指示する(S1003)。これに対応してシステム内部では、ユーザ登録マスタ1091からユーザ情報を読み込み、ユーザ情報を確定させる(S1006)。後述するように担当者ごとの処理に対応するためである。併せて設計項目マスタ1092から設計項目を読み込み、ユーザ情報に対応した設計項目の絞り込みを行う(S1007)。そして、担当者ごとの処理を行う(S1005,後述)。
担当者ごとに作業が行われる過程で、システム内部では、ユーザ(担当者)の指示に従って設計フローの自動生成表示(S1008)、ナレッジマスタ1093からのナレッジマスタ情報読み込み(S1009)、実績閲覧情報/チェック項目マスタ1094から読み込んだデータを使用した計算/表示(S1010)を行う。また、担当者が作成したCADファイル等を登録する際には、フォーマットマスタ1095の雛型等を参照して(S1011)、データベースへの登録を行う。さらに、各担当者が管理項目のチェックを行う場合には、システム内部でチェック項目の絞り込みを行い(S1012)、チェック項目値を取得する(S1013)。
以上の作業過程を経て、担当者ごとの処理が一応完了すれば、設計項目を終了させることとなるが(S1014)、必要に応じて前述した「手戻り」処理を行うこともできる(S1015)。この際、設計フローにおいて変更設計項目以降に存在し、既に終了状態となっていた設計項目の状態が、設計可に変更される(S1016)。そして、管理項目のチェック(S1017)を経て、設計項目を終了し(S1018)、設計自体を終了させる(S1019)。ここで、設計項目の終了(S1014)から設計終了(S1019)までの工程において、例えば、図に示したような判断P(例えば、設定された管理項目は全てチェックされているか?)(S1018)及び判断Q(例えば、終了した設計項目は1回目の終了か?)(S1020)を行うことができる。そして、必要であればフローが更新される(S1022)。この判断P(S1018)、判断Q(S1020)、フロー更新(S1022)は、それぞれ、S604乃至S606に対応するものである。
図10は、図9における「担当者ごとの処理」(S1005)を詳細に示したものである。まず、(b)に到達するまでに、前述したユーザ登録マスタ1091からのデータに基づくユーザ情報確定が行われているので(S1006)、例えば、ユーザがメイン担当者であればS701に進み、サブ担当者であればS708に進み、派遣担当者であればS715に進むことになる。そして、担当者ごとに割り当てられた着手可能な設計項目が提示される(S701、S708、S715)。例えば、メイン担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、図3に示した「基準断面検討」(309)、「分割ライン仮決定」(310)、「グリップ部断面検討」(311)、「必要ストローク量算出」(312)、「三角窓部断面検討」(313)、の一部又は全部が提示される。また、サブ担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、「基準断面検討」(314)、「分割ライン仮決定」(315)、の一部又は全部が提示される。また、派遣担当者に割り当てられた着手可能な設計項目として、「グリップ部断面検討」(321)、「必要ストローク量算出」(322)、「三角窓部断面検討」(323)、の一部または全部が提示される。なお、このメイン担当者においては、上述したような設計項目単位の取得ではなく、管理したい「タスク」の単位で、タスク取得するようにしてもよい。
次に、例えばメイン担当者Aであれば、自身に割り当てられた着手可能な設計項目(又は、タスク)を取得し、実際の管理等を行う(S703)。そして設計項目(又は、タスク)ごとの管理等が完了する度に、その管理項目(又は、タスク)にチェックを入力する(例えば、チェックボックスにチェックマークを入れるなど)。そうして、終了した設計項目(又は、タスク)の実績ファイル確認、終了した設計項目(又は、タスク)のチェック項目の実績確認、終了した設計項目の進捗及び実績工数の確認を行う(S704、S705、S706)。ここで、メイン担当者は、終了した設計項目(又は、タスク)の進捗及び実績工数の確認を行うために、システムに対して実績一覧表の計算/表示を指示することができる((e)へ)。すると、システム内部で、実績一覧表の計算/表示が行われる(S1010)。
また、例えば、サブ担当者B、派遣担当者Cであれば、自身に割り当てられた着手可能な設計項目を取得し、実際のCAD作業等を行う(S710、S717)。そして設計項目ごとのCAD作業等が完了する度に、その管理項目にチェックを入力する(例えば、チェックボックスにチェックマークを入れるなど)。そうして、設計フローを表示して進捗状況を確認し、必要に応じて設計項目に定義されているノウハウを閲覧する(S711、S712、S718、S719)。そして、CAD作業等により作成したファイルをデータベースに登録する(S713、S720)。ここで、S711又はS718において設計フローを表示し進捗状況を確認する場合には、システムに対する指示を行い((c)へ)、システム内部において設計フローの自動生成表示が行われる(S1008)。また、S712又はS719において設計項目に提議されているノウハウの閲覧を行う場合には、システムに対する指示を行い((d)へ)、システム内部においてナレッジマスタ情報の読み込み/提示が行われる(S1009)。さらに、S713又はS720において作成ファイルの登録を行う場合には((f)へ)、システムに対する指示を行い、システム内部においてフォーマットマスタ情報の読み込みが行われてデータベースに登録される(S1011)。
以上の作業を担当者ごとに完了すると、各自管理項目のチェックを行う(S707、S714、S721)。上述したように、チェック項目は担当者の担当分野又はスキルにより異なる。この場合((g)へ)、システム内部では、チェック項目の絞り込み及び項目値取得が行われる(S1012、S1013)。
本実施形態において開示した各機能については、必ずしもその全てをシステムに搭載する必要はなく、実際の用途・応用に合わせて必要なものだけを選択して搭載することができる。また、本実施形態にかかる設計支援システムは、その全体又は部分を汎用コンピュータ上でコンピュータ・プログラムを実行させるという形態でも実施可能であり、このプログラムは単体プログラムであっても別のソフトウェアプログラムの一部としても実施することができる。
本発明の実施形態における設計支援システムのハードウェア構成を示す構成図。 本発明の実施形態における構築モード作業の全体フローを示すフロー図。 本発明の実施形態の構築モードにおける設計項目と属性との関係定義を説明する説明図。 本発明の実施形態の構築モードにおける設計項目と属性との関係定義を説明する説明図。 本発明の実施形態における構想設計作業の全体フローを示すフロー図。 本発明の実施形態におけるの詳細設計作業の概略フローを示すフロー図。 本発明の実施形態におけるの詳細設計作業の詳細フローを示すフロー図。 本発明の実施形態における構想設計作業をデータの流れの観点から説明する説明図。 本発明の実施形態における詳細設計作業をデータの流れの観点から説明する説明図。 本発明の実施形態における詳細設計作業をデータの流れの観点から説明する説明図。 属性マスタの例を示す図。 属性項目マスタ及び担当者属性マスタとユーザマスタとの関係を説明する説明図。 担当者属性と設計項目属性の関係マトリクスを説明する説明図。
符号の説明
100 設計支援システム
101 設計ナビゲーションシステム
102、112 入力装置
103 設計作業データベース
104、114 表示装置
105 作業データ処理部
111 CADシステム
113 設計データベース
115 データ解析部
116 CADソフトウェア
118 インタフェース
890 製品情報データベース
891 設計仕様情報データベース
892 設計仕様値情報データベース
893 標準部品マスタ
894 設計項目マスタ
895 属性マスタ
896 ユーザマスタ
1090 製品情報データベース
1091 ユーザ登録マスタ
1092 設計項目マスタ
1093 ナレッジマスタ
1094 実績閲覧情報/チェック項目マスタ
1095 フォーマットマスタ

Claims (6)

  1. 製品の設計を行う作業担当者を支援する設計支援システムであって、
    前記製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係を定義してデータベースに登録する第1の構築手段と、
    前記作業担当者に関する属性を、担当者属性と前記設計項目に関する設計項目属性とに関連付けて定義してデータベースに登録する第2の構築手段と、
    前記製品の特定機種について、前記設計仕様と、前記第1の構築手段において前記設計仕様との関係が定義された作業担当者ごとの設計項目と、前記第2の構築手段で登録された担当者属性及び設計項目属性とに基づいて、必要に応じて追加・変更・削除を行って作業担当者ごとの作業内容の決定を促す設計仕様決定手段と、
    を具備することを特徴とする設計支援システム。
  2. 製品の設計を行う作業担当者を支援する設計支援システムであって、
    前記製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係を定義してデータベースに登録する第1の構築手段と、
    前記作業担当者に関する属性を、担当者属性と前記設計項目に関する設計項目属性とに関連付けて定義してデータベースに登録する第2の構築手段と、
    前記製品の特定機種について、作業担当者ごとの前記設計仕様と、前記第2の構築手段で登録された担当者属性及び設計項目属性とに基づいて、必要に応じて追加・変更・削除を行って作業担当者ごとに前記設計仕様の内容の決定を促す設計仕様決定手段と、
    前記設計仕様決定手段により決定された設計仕様と、前記第1の構築手段において登録された前記設計仕様及び前記構成部品の関係とに基づいて、前記構成部品を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記構成部品の決定を作業担当者ごとに促す構成部品決定手段と、
    前記決定された設計仕様又は前記決定された構成部品と、前記第1の構築手段において登録された前記設計項目及び前記設計仕様又は前記構成部品の関係とに基づいて、前記特定機種で用いる前記設計項目を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記設計項目の決定をコンピュータ上で作業担当者ごとに促す設計項目決定手段と、
    前記設計項目決定手段において決定された設計項目の具体的な作業内容を作業担当者ごとに提示し、当該作業内容の遂行を各作業担当者に促す設計項目遂行手段と、
    を具備することを特徴とする設計支援システム。
  3. 前記担当者属性は、構成部品、担当者スキル、得意先のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の設計支援システム。
  4. コンピュータを使って製品の設計を行う作業担当者を支援するために、コンピュータに、
    前記製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係を定義してデータベースに登録する第1の構築ステップと、
    前記作業担当者に関する属性を、担当者属性と前記設計項目に関する設計項目属性とに関連付けて定義してデータベースに登録する第2の構築ステップと、
    前記製品の特定機種について、前記設計仕様と、前記第1の構築ステップにおいて前記設計仕様との関係が定義された作業担当者ごとの設計項目と、前記第2の構築ステップで登録された担当者属性及び設計項目属性に基づいて、必要に応じて追加・変更・削除を行って作業担当者ごとの作業内容の決定を促す設計仕様決定ステップと、
    を実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
  5. コンピュータを使って製品の設計を行う作業担当者を支援するために、コンピュータに、
    前記製品の設計に必要となる設計仕様、構成部品、設計項目、前記設計仕様と前記構成部品との関係、そして前記設計項目と前記設計仕様又は前記構成部品との関係を定義してデータベースに登録する第1の構築ステップと、
    前記作業担当者に関する属性を、担当者属性と前記設計項目に関する設計項目属性とに関連付けて定義してデータベースに登録する第2の構築ステップと、
    前記製品の特定機種について、作業担当者ごとの前記設計仕様と、前記第2の構築ステップで登録された担当者属性及び設計項目属性とに基づいて、必要に応じて追加・変更・削除を行って作業担当者ごとに前記設計仕様の内容の決定を促す設計仕様決定ステップと、
    前記設計仕様決定ステップにより決定された設計仕様と、前記第1の構築ステップにおいて登録された前記設計仕様及び前記構成部品の関係とに基づいて、前記構成部品を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記構成部品の決定を作業担当者ごとに促す構成部品決定ステップと、
    前記決定された設計仕様又は前記決定された構成部品と、前記第1の構築ステップにおいて登録された前記設計項目及び前記設計仕様又は前記構成部品の関係とに基づいて、前記特定機種で用いる前記設計項目を前記データベースから抽出して作業担当者ごとに提示し、必要に応じて追加・変更・削除を行って前記設計項目の決定をコンピュータ上で作業担当者ごとに促す設計項目決定ステップと、
    前記設計項目決定ステップにおいて決定された設計項目の具体的な作業内容を作業担当者ごとに提示し、当該作業内容の遂行を各作業担当者に促す設計項目遂行ステップと、
    を実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
  6. 前記担当者属性は、構成部品、担当者スキル、得意先のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4又は5記載の設計支援プログラム。
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