JP2008115878A - 油圧機器の油圧回路 - Google Patents

油圧機器の油圧回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008115878A
JP2008115878A JP2006296767A JP2006296767A JP2008115878A JP 2008115878 A JP2008115878 A JP 2008115878A JP 2006296767 A JP2006296767 A JP 2006296767A JP 2006296767 A JP2006296767 A JP 2006296767A JP 2008115878 A JP2008115878 A JP 2008115878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
oil passage
side oil
accumulator
reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006296767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4837528B2 (ja
Inventor
Takashi Motomasa
敬史 本正
Isao Kobayashi
功 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Rock Drill Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Rock Drill Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Rock Drill Co Ltd filed Critical Furukawa Rock Drill Co Ltd
Priority to JP2006296767A priority Critical patent/JP4837528B2/ja
Publication of JP2008115878A publication Critical patent/JP2008115878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4837528B2 publication Critical patent/JP4837528B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】油圧アクチュエータの縮小時における作動速度を速くすること。
【解決手段】油圧機器の油圧アクチュエータ1が縮小する際、アキュムレータ20と伸長側油路6との間の第1のアキュムレータ油路21を連通し、アキュムレータ20と縮小側油路5との間の第2のアキュムレータ油路22を閉止して、油圧アクチュエータ1の伸長側油室3から伸長側油路6に排出される作動油をアキュムレータ20に吸入する。油圧アクチュエータ1が伸長する際、アキュムレータ20と伸長側油路6との間の第1のアキュムレータ油路21を閉止し、アキュムレータ20と縮小側油路5との間の第2のアキュムレータ油路22を連通して、アキュムレータ20内の作動油を第2のアキュムレータ油路22から縮小側油路5に排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧アクチュエータが伸長縮小して作動する油圧機器の油圧回路に関する。
油圧機器には、油圧アクチュエータが伸長縮小して作動するものがある。作動油を作動油ポンプから油圧アクチュエータの一方の油室に供給するとともに、作動油を油圧アクチュエータの他方の油室から作動油タンクに排出することによって、油圧アクチュエータが伸長縮小する。
たとえば、油圧破砕機は破砕アームを開閉して被破砕物を破砕するが、破砕アームの開閉は油圧アクチュエータによって行われる。例えば、油圧アクチュエータが縮小すると破砕アームが開口し、油圧アクチュエータが伸長すると破砕アームが閉口する。
油圧アクチュエータを使用した油圧機器の作動速度は、油圧アクチュエータの伸長速度や縮小速度により定まる。油圧機器の作動速度を速くするために、増圧弁を組み込んだ油圧回路が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。この油圧回路を搭載した油圧破砕機では、油圧アクチュエータを小径で高圧対応のシリンダとしている。油圧アクチュエータが小径であるので、油圧アクチュエータの受圧面積が小さくなり、油圧アクチュエータの伸長速度及び縮小速度が速くなる。すなわち、圧砕機では、破砕アームの開口時及び閉口時における作動速度が速くなる。破砕時には油圧アクチュエータに高圧が働き、大径の油圧アクチュエータと同様の破砕力が得られる。
また、油圧機器の作動速度を速くするための他の油圧回路として、増速弁を組み込んだ油圧回路が提唱されている(例えば、特許文献2参照)。この油圧回路を搭載した油圧破砕機では、いわゆる差動回路が形成される。差動回路が連通すると、油圧アクチュエータの縮小側油室から排出された作動油が伸長側油室に流れ、伸長側油室に流れる作動油の量が多くなり、油圧アクチュエータの伸長速度が速くなる。したがって、油圧アクチュエータが伸長して破砕アームが閉口する油圧破砕機においては、油圧アクチュエータの伸長速度が速くなり、破砕アームの閉口時における作動速度が速くなる。
特開平7−248003号公報 実開平6−43155号公報
しかしながら、前述の増圧弁を組み込んだ油圧回路を油圧破砕機に搭載した場合、破砕アームが被破砕物をくわえてから圧砕するまでの応答時間が遅くなるという問題がある。すなわち、破砕アームが被破砕物を一旦くわえた後、増圧弁の動作により油圧アクチュエータの圧力が所定の作動圧まで昇圧する時間が必要であり、この昇圧時間が応答時間の遅れとなる。また、高圧が油圧回路に働くので、増圧弁や油圧アクチュエータにおけるシールの耐久性が低下する。
前述の増速弁を組み込んだ油圧回路を油圧破砕機に搭載した場合、破砕アームが被破砕物を挟圧すると油圧アクチュエータの作動圧が瞬時に上昇する。したがって、破砕アームが被破砕物をくわえてから圧砕するまでの応答時間は短い。また、油圧アクチュエータを高圧対応のシリンダとする必要はなく、シールの耐久性の低下を防止できる。しかし、この油圧回路によって速くなるのは油圧アクチュエータの伸長速度だけである。したがって、縮小速度を速くできず、破砕アームの開口時における作動速度を速くできない。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、油圧アクチュエータの縮小時における作動速度を速くできる油圧機器の油圧回路を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係る油圧機器の油圧回路は、伸長縮小して油圧機器を作動させる油圧アクチュエータと、コントロール弁から油圧アクチュエータの縮小側油室に接続された縮小側油路と、コントロール弁から油圧アクチュエータの伸長側油室に接続された伸長側油路と、を有する油圧機器の油圧回路であって、第1のアキュムレータ油路によって伸長側油路に接続されるとともに、第2のアキュムレータ油路によって縮小側油路に接続されたアキュムレータと、第1のアキュムレータ油路に設置されて、縮小側油路から縮小側油室に作動油が流れると開くパイロットチェック弁と、第1のアキュムレータ油路に設置されて、伸長側油路からアキュムレータに作動油を流すチェック弁と、第2のアキュムレータ油路に設置されて、縮小側油室から縮小側油路に作動油が流れると開く逆パイロットチェック弁と、を有する。
コントロール弁を操作し、縮小側油路から油圧アクチュエータの縮小側油室に作動油を供給し、アクチュエータの伸長側油室から伸長側油路に作動油を排出すると、油圧アクチュエータが縮小する。縮小側油室に作動油を供給する縮小側油路は高圧であり、伸長側油室から作動油を排出する伸長側油路は低圧であるので、第1のアキュムレータ油路のパイロットチェック弁が開き、第2のアキュムレータ油路の逆パイロットチェック弁が閉じる。パイロットチェック弁が開くと、伸長側油室から排出された作動油が、伸長側油路から第1のアキュムレータ油路を通ってアキュムレータに流れるとともに、作動油タンクにも流れる。したがって、作動油の排出経路が増加しその圧力も低下するので縮小側油路に流入する作動油の圧力が低下し、それに伴いポンプ吐出量が増加し結果として油圧アクチュエータの縮小速度が速くなる。
コントロール弁を操作し、伸長側油路から油圧アクチュエータの伸長側油室に作動油を供給し、アクチュエータの縮小側油室から縮小側油路に作動油を排出すると、油圧アクチュエータが伸長する。伸長側油室に作動油を供給する伸長側油路は高圧であり、縮小側油室から作動油を排出する縮小側油路は低圧であるので、第1のアキュムレータ油路のパイロットチェック弁が閉じ、第2のアキュムレータ油路の逆パイロットチェック弁が開く。逆パイロットチェック弁が開くと、アキュムレータ内の作動油が第2のアキュムレータ油路を通って縮小側油路に排出される。
請求項2の発明に係る油圧機器の油圧回路は、請求項1記載の油圧機器の油圧回路であって、伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると連通する差動回路によって縮小側油路から伸長側油路に作動油を流し油圧アクチュエータの伸長速度を速くする増速弁が、コントロール弁と油圧アクチュエータとの間に設置されており、増速弁とコントロール弁との間の伸長側油路から分岐する第1のアキュムレータ油路と、増速弁とコントロール弁との間の縮小側油路から分岐する第2のアキュムレータ油路と、がアキュムレータに接続されている。
伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると、差動回路が連通し、縮小側油室の作動油が縮小側油路から伸長側油路を通って伸長側油室に流れ、伸長側油室に流れる作動油の量が多くなり、油圧アクチュエータの伸長速度が速くなる。増速弁によって差動回路が形成されており、油圧アクチュエータを小径化して高圧対応のシリンダとする必要がない。
請求項3の発明に係る油圧機器の油圧回路は、伸長縮小して油圧機器を作動させる油圧アクチュエータと、コントロール弁から油圧アクチュエータの縮小側油室に接続された縮小側油路と、コントロール弁から油圧アクチュエータの伸長側油室に接続された伸長側油路と、を有する油圧機器の油圧回路であって、伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると連通する差動回路によって縮小側油路から伸長側油路に作動油を流して油圧アクチュエータの伸長速度を速くする増速弁が、コントロール弁と油圧アクチュエータとの間に設置されており、増速弁と油圧アクチュエータとの間の伸長側油路から分岐する第1のアキュムレータ油路と、増速弁と油圧アクチュエータとの間の縮小側油路から分岐する第2のアキュムレータ油路と、がパイロットコントロール弁を介してアキュムレータに接続されており、縮小側油路から縮小側油室に作動油が流れると、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路がアキュムレータに連通するとともに、第2のアキュムレータ油路が閉止して、伸長側油室から伸長側油路に流れた作動油がアキュムレータに流入し、伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路が閉止するとともに、第2のアキュムレータ油路がアキュムレータに連通して、作動油がアキュムレータから縮小側油路に流れる。
コントロール弁を操作し、縮小側油路から油圧アクチュエータの縮小側油室に作動油を供給し、アクチュエータの伸長側油室から伸長側油路に作動油を排出すると、油圧アクチュエータが縮小する。このとき、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路が連通し、第2のアキュムレータ油路が閉止する。伸長側油室から伸長側油路に流れた作動油が作動油タンクに流れるとともに、アキュムレータにも流れる。したがって、作動油の排出経路が増加しその圧力も低下するので縮小側油路に流入する作動油の圧力が低下し、それに伴いポンプ吐出量が増加し結果として油圧アクチュエータの縮小速度が速くなる。
コントロール弁を操作し、伸長側油路から油圧アクチュエータの伸長側油室に作動油を供給し、アクチュエータの縮小側油室から縮小側油路に作動油を排出すると、油圧アクチュエータが伸長する。このとき、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路が閉止し、第2のアキュムレータ油路が連通する。アキュムレータの作動油が第2のアキュムレータ油路を通って縮小側油路に排出される。また、差動回路が連通し、縮小側油室から縮小側油路に排出された作動油のみならず、アキュムレータの作動油も縮小側油路から伸長側油路に流れることとなり、油圧アクチュエータの伸長速度が一層速くなる。
本発明に係る油圧機器の油圧回路は、上記のような構成であるので、油圧アクチュエータの縮小時における作動速度が速くなる。
本発明を実施するための第1の実施の形態を図1から図3を参照しつつ説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。
油圧アクチュエータ1は油圧破砕機の破砕アーム(図示せず)に接続されており、油圧アクチュエータ1が縮小すると破砕アームが開口し、油圧アクチュエータ1が伸長すると破砕アームが閉口する構成となっている。なお、図1は、破砕アーム開口時における、油圧回路の状態を示している。
油圧アクチュエータ1は縮小側油室2と伸長側油室3とを有しており、縮小側油室2には縮小側油路5がコントロール弁26から増速弁10を介して接続されており、伸長側油室3には伸長側油路6がコントロール弁26から増速弁10を介して接続されている。コントロール弁26は作動油ポンプ15と作動油タンク16とに接続されており、コントロール弁26を切り換えることによって、縮小側油路5と伸長側油路6の一方を作動油ポンプ15に接続し、他方を作動油タンク16に接続可能に構成されている。
増速弁10は差動油路11、シーケンス弁30、チェック弁31、逆パイロットチェック弁34を有する。シーケンス弁30が縮小側油路5に設置されており、縮小側油路5が作動油ポンプ15に接続されると、作動油ポンプ15の吐出圧によってシーケンス弁30が開き、縮小側油路5が連通する構成となっている。また、伸長側油路6が作動油ポンプ15に接続され、伸長側油路6の圧力が所定の圧力に昇圧されると、作動油ポンプ15の吐出圧によってシーケンス弁30が開き、縮小側油路5が連通する構成となっている。ここで、「所定の圧力」とは、油圧破砕機の破砕アームが破砕対象を挟圧している状態において、アクチュエータ1に負荷がかかることにより、伸長側油路6の圧力が、伸長側油路6が作動油ポンプ15に接続された状態から更に昇圧される場合の圧力である。
差動油路11がシーケンス弁30と油圧アクチュエータ1との間の縮小側油路5から分岐し、伸長側油路6に接続されている。チェック弁31と逆パイロットチェック弁34が差動油路11に設置されており、チェック弁31と逆パイロットチェック弁34はともに縮小側油路5から伸長側油路6に作動油を流す向きである。縮小側油路5の圧力が逆パイロットチェック弁34のパイロット圧となっており、縮小側油路5が作動油タンク16に接続されて低圧になると逆パイロットチェック弁34が開き、差動油路11が連通し、作動油が縮小側油路5から差動油路11を通って伸長側油路6に流れる構成となっている。
増速弁10とコントロール弁26との間において、第1のアキュムレータ油路21が伸長側油路6から分岐し、第2のアキュムレータ油路22が縮小側油路5から分岐している。第1のアキュムレータ油路21と第2のアキュムレータ油路22は合流してアキュムレータ20に接続されている。
パイロットチェック弁33とチェック弁32が第1のアキュムレータ油路21に設置されている。チェック弁32は伸長側油路6からアキュムレータ20に作動油を流す向きであり、パイロットチェック弁33はチェック弁32と逆向きである。縮小側油路5の圧力がパイロットチェック弁33のパイロット圧となっており、縮小側油路5が作動油ポンプ15に接続されると、作動油ポンプ15の吐出圧によって縮小側油路5の圧力が上昇し、パイロットチェック弁33が開き、第1のアキュムレータ油路21が連通する構成となっている。
逆パイロットチェック弁35が第2のアキュムレータ油路22に設置されている。逆パイロットチェック弁35の向きはアキュムレータ20から縮小側油路5に作動油を流す向きである。縮小側油路5の圧力が逆パイロットチェック弁35のパイロット圧となっており、縮小側油路5が作動油タンク16に接続されると、縮小側油路5の圧力が低下し、逆パイロットチェック弁35が開き、第2のアキュムレータ油路22が連通する構成となっている。
アキュムレータ20は低圧アキュムレータであり、第1のアキュムレータ油路21が連通すると、伸長側油室3から伸長側油路6に排出された作動油を吸入可能であり、第2のアキュムレータ油路22が連通すると、アキュムレータ20内の作動油を縮小側油路5に排出可能に構成されている。
次に、図1から図3を参照しつつ、作用について説明する。
図1に示すように、破砕アームを開口させる場合、コントロール弁26を操作して、作動油ポンプ15と縮小側油路5とを接続し、作動油タンク16と伸長側油路6とを接続する。作動油が作動油ポンプ15から縮小側油路5に吐出されて、縮小側油路5の圧力が上昇し、増速弁10のシーケンス弁30が開く。そして、作動油が縮小側油路5を流れて縮小側油室2に供給され、同時に、作動油が伸長側油室3から伸長側油路6に排出され、油圧アクチュエータ1が縮小し、破砕アームが開口する。
この間、逆パイロットチェック弁34が閉じて差動油路11が閉止している。また、パイロットチェック弁33が開いて第1のアキュムレータ油路21が連通し、逆パイロットチェック弁35が閉じて第2のアキュムレータ油路22が閉止している。したがって、伸長側油室3から伸長側油路6に排出される作動油は、アキュムレータ20と作動油タンク16の両方に流れる。アキュムレータ20が作動油を吸入する分だけ油圧アクチュエータ1の縮小速度が速くなり、破砕アームが開口速度も速くなる。
図2は、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの油圧回路の状態を示している。
図2に示すように、破砕アームを閉口させる場合、コントロール弁26を操作して、作動油ポンプ15と伸長側油路6とを接続し、作動油タンク16と縮小側油路5とを接続する。作動油が作動油ポンプ15から伸長側油路6に吐出されて伸長側油路6の圧力が上昇し、作動油が伸長側油路6を流れて伸長側油室3に供給され、同時に、作動油が縮小側油室2から縮小側油路5に排出され、油圧アクチュエータ1が伸長し、破砕アームが閉口する。
この間、逆パイロットチェック弁34が開いて差動油路11が連通する。また、パイロットチェック弁33が閉じて第1のアキュムレータ油路21が閉止し、逆パイロットチェック弁35が開いて第2のアキュムレータ油路22が連通する。
差動油路11が連通すると、縮小側油室2から縮小側油路5に排出された作動油が差動油路11と伸長側油路6を通って伸長側油室3に流れる。縮小側油室2の作動油が伸長側油室3に流れるので、伸長側油室3に流れる作動油の量が多くなり、油圧アクチュエータ1の伸長速度が速くなり、破砕アームが閉口速度も速くなる。
また、アキュムレータ20内の作動油が第2のアキュムレータ油路22から縮小側油路5に排出され、次に破砕アームを開口させる際、伸長側油室3から伸長側油路6に排出される作動油をアキュムレータ20に吸入可能となる。
図3は、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧している間の油圧回路の状態を示している。
図3に示すように、破砕アームが破砕対象を挟圧すると、アクチュエータ1に負荷がかかり、伸長側油路6の圧力が、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの状態から更に昇圧する。そして、作動油ポンプ15の吐出圧によってシーケンス弁30が開き、縮小側油路5が連通する。
この間、逆パイロットチェック弁34が閉じて差動油路11が閉止し、縮小側油室2から縮小側油路5に排出された作動油が作動油タンク16に流れる。
本発明を実施するための第2の実施の形態を図4から図6を参照しつつ説明する。
まず、図4を参照して、本実施形態の構成を説明する。
本実施の形態における油圧回路の構成は、アキュムレータ20、第1のアキュムレータ油路21及び第2のアキュムレータ油路22の構成を除いて、第1の実施の形態のものと同様の構成を有する。なお、図4は、破砕アーム開口時における、油圧回路の状態を示している。
増速弁10と油圧アクチュエータ1との間において、第1のアキュムレータ油路21が伸長側油路6から分岐し、第2のアキュムレータ油路22が縮小側油路5から分岐している。第1のアキュムレータ油路21と第2のアキュムレータ油路22はパイロットコントロール弁27を介してアキュムレータ20に接続されている。縮小側油路5及び伸長側油路6の圧力がパイロットコントロール弁27のパイロット圧となっている。パイロットコントロール弁27は、縮小側油路5が作動油ポンプ15に接続されると、第1のアキュムレータ油路21がアキュムレータ20に連通し、第2のアキュムレータ油路22が閉止し、伸長側油路6が作動油ポンプ15に接続されると、第1のアキュムレータ油路21が閉止し、第2のアキュムレータ油路22がアキュムレータ20に連通する構成となっている。
次に、図4から図6を参照しつつ、作用について説明する。
図4に示すように、破砕アームを開口させる場合、コントロール弁26を操作して、作動油ポンプ15と縮小側油路5とを接続し、作動油タンク16と伸長側油路6とを接続する。作動油ポンプ15の吐出圧によって縮小側油路5の圧力が上昇し、増速弁10のシーケンス弁30が開く。そして、作動油が縮小側油路5を流れて縮小側油室2に供給され、同時に、作動油が伸長側油室3から伸長側油路6に排出され、油圧アクチュエータ1が縮小し、破砕アームが開口する。
この間、逆パイロットチェック弁34が閉じて差動油路11が閉止している。また、パイロットコントロール弁27によって、第1のアキュムレータ油路21が連通してアキュムレータ20に接続され、第2のアキュムレータ油路22が閉止する。したがって、伸長側油室3から伸長側油路6に排出される作動油は、アキュムレータ20と作動油タンク16の両方に流れる。アキュムレータ20が作動油を吸入する分だけ油圧アクチュエータ1の縮小速度が速くなり、破砕アームが開口速度も速くなる。
図5は、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの油圧回路の状態を示している。
図5に示すように、破砕アームを閉口させる場合、コントロール弁26を操作して、作動油ポンプ15と伸長側油路6とを接続し、作動油タンク16と縮小側油路5とを接続する。そして、作動油が伸長側油路6を流れて伸長側油室3に供給され、同時に、作動油が縮小側油室2から縮小側油路5に排出され、油圧アクチュエータ1が伸長する。油圧アクチュエータ1が伸長し、破砕アームが閉口する。
この間、逆パイロットチェック弁34が開いて差動油路11が連通する。また、パイロットコントロール弁27によって、第1のアキュムレータ油路21が閉止し、第2のアキュムレータ油路22がアキュムレータ20に連通する。
アキュムレータ20内の作動油が第2のアキュムレータ油路22から縮小側油路5に排出される。そして、縮小側油室2から縮小側油路5に排出された作動油とアキュムレータ20内の作動油とが、差動油路11と伸長側油路6を通って伸長側油室3に流れる。縮小側油室2の作動油とともにアキュムレータ20内の作動油が伸長側油室3に流れるので、伸長側油室3に流れる作動油の量が第1の実施の形態の場合よりも更に多くなり、油圧アクチュエータ1の伸長速度が一層速くなり、破砕アームの閉口速度も一層速くなる。
また、アキュムレータ20内の作動油が第2のアキュムレータ油路22から縮小側油路5に排出され、次に破砕アームを開口させる際、伸長側油室3から伸長側油路6に排出される作動油をアキュムレータ20に吸入可能となる。
図6は、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧している間の油圧回路の状態を示している。
図6に示すように、破砕アームが破砕対象を挟圧すると、アクチュエータ1に負荷がかかり、伸長側油路6の圧力が、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの状態から更に昇圧する。そして、作動油ポンプ15の吐出圧によってシーケンス弁30が開き、縮小側油路5が連通する。
この間、逆パイロットチェック弁34が閉じて差動油路11が閉止し、縮小側油室2から縮小側油路5に排出された作動油が作動油タンク16に流れる。
第1の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム開口時における、油圧回路の状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの油圧回路の状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧している間の油圧回路の状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム開口時における、油圧回路の状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧し始めるまでの油圧回路の状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る油圧回路の構成図であり、破砕アーム閉口時における、破砕アームが破砕対象を挟圧している間の油圧回路の状態を示す図である。
符号の説明
1 油圧アクチュエータ
2 縮小側油室
3 伸長側油室
5 縮小側油路
6 伸長側油路
10 増速弁
11 差動油路
15 作動油ポンプ
16 作動油タンク
20 アキュムレータ
21 第1のアキュムレータ油路
22 第2のアキュムレータ油路
26 コントロール弁
27 パイロットコントロール弁
30 シーケンス弁
31、32 チェック弁
33 パイロットチェック弁
34、35 逆パイロットチェック弁

Claims (3)

  1. 伸長縮小して油圧機器を作動させる油圧アクチュエータと、コントロール弁から油圧アクチュエータの縮小側油室に接続された縮小側油路と、コントロール弁から油圧アクチュエータの伸長側油室に接続された伸長側油路と、を有する油圧機器の油圧回路であって、
    第1のアキュムレータ油路によって伸長側油路に接続されるとともに、第2のアキュムレータ油路によって縮小側油路に接続されたアキュムレータと、
    第1のアキュムレータ油路に設置されて、縮小側油路から縮小側油室に作動油が流れると開くパイロットチェック弁と、
    第1のアキュムレータ油路に設置されて、伸長側油路からアキュムレータに作動油を流すチェック弁と、
    第2のアキュムレータ油路に設置されて、縮小側油室から縮小側油路に作動油が流れると開く逆パイロットチェック弁と、を有することを特徴とする油圧機器の油圧回路。
  2. 伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると連通する差動回路によって縮小側油路から伸長側油路に作動油を流し油圧アクチュエータの伸長速度を速くする増速弁が、コントロール弁と油圧アクチュエータとの間に設置されており、
    増速弁とコントロール弁との間の伸長側油路から分岐する第1のアキュムレータ油路と、増速弁とコントロール弁との間の縮小側油路から分岐する第2のアキュムレータ油路と、がアキュムレータに接続されていることを特徴とする請求項1記載の油圧機器の油圧回路。
  3. 伸長縮小して油圧機器を作動させる油圧アクチュエータと、コントロール弁から油圧アクチュエータの縮小側油室に接続された縮小側油路と、コントロール弁から油圧アクチュエータの伸長側油室に接続された伸長側油路と、を有する油圧機器の油圧回路であって、
    伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると連通する差動回路によって縮小側油路から伸長側油路に作動油を流して油圧アクチュエータの伸長速度を速くする増速弁が、コントロール弁と油圧アクチュエータとの間に設置されており、
    増速弁と油圧アクチュエータとの間の伸長側油路から分岐する第1のアキュムレータ油路と、増速弁と油圧アクチュエータとの間の縮小側油路から分岐する第2のアキュムレータ油路と、がパイロットコントロール弁を介してアキュムレータに接続されており、
    縮小側油路から縮小側油室に作動油が流れると、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路がアキュムレータに連通するとともに、第2のアキュムレータ油路が閉止して、伸長側油室から伸長側油路に流れた作動油がアキュムレータに流入し、
    伸長側油路から伸長側油室に作動油が流れると、パイロットコントロール弁によって第1のアキュムレータ油路が閉止するとともに、第2のアキュムレータ油路がアキュムレータに連通して、作動油がアキュムレータから縮小側油路に流れることを特徴とする油圧機器の油圧回路。
JP2006296767A 2006-10-31 2006-10-31 油圧機器の油圧回路 Expired - Fee Related JP4837528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296767A JP4837528B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 油圧機器の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296767A JP4837528B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 油圧機器の油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008115878A true JP2008115878A (ja) 2008-05-22
JP4837528B2 JP4837528B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=39501992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006296767A Expired - Fee Related JP4837528B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 油圧機器の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4837528B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029551B1 (ko) 2010-09-08 2011-04-15 (주)한일씨알에스 암반 천공 장치용 유압 회로
JP2016118293A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 古河ロックドリル株式会社 油圧機器の油圧回路
JP2017180530A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 株式会社タグチ工業 回生システム
CN111396378A (zh) * 2020-04-09 2020-07-10 大连理工大学 用于起重机变幅机构的电动机驱动液压系统及其作用方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103047216A (zh) * 2012-12-25 2013-04-17 华菱星马汽车(集团)股份有限公司 起重机伸缩臂架油缸的压力感应再生平衡阀装置
CN107044460B (zh) * 2017-03-17 2018-07-24 郑州宇通重工有限公司 一种工程机械转向合流稳流阀组

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60250128A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液圧再生回路
JPS639359A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 Canon Inc 画像記録方法
JPH06307407A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Furukawa Co Ltd 油圧シリンダ用バルブブロック
JPH0972312A (ja) * 1995-09-06 1997-03-18 Tokimec Inc シリンダ駆動の液圧装置
JP2005249198A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Deere & Co 作業器具用の閉回路エネルギ回収システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60250128A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液圧再生回路
JPS639359A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 Canon Inc 画像記録方法
JPH06307407A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Furukawa Co Ltd 油圧シリンダ用バルブブロック
JPH0972312A (ja) * 1995-09-06 1997-03-18 Tokimec Inc シリンダ駆動の液圧装置
JP2005249198A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Deere & Co 作業器具用の閉回路エネルギ回収システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029551B1 (ko) 2010-09-08 2011-04-15 (주)한일씨알에스 암반 천공 장치용 유압 회로
JP2016118293A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 古河ロックドリル株式会社 油圧機器の油圧回路
JP2017180530A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 株式会社タグチ工業 回生システム
CN111396378A (zh) * 2020-04-09 2020-07-10 大连理工大学 用于起重机变幅机构的电动机驱动液压系统及其作用方法
CN111396378B (zh) * 2020-04-09 2021-03-26 大连理工大学 用于起重机变幅机构的电动机驱动液压系统及其作用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4837528B2 (ja) 2011-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4837528B2 (ja) 油圧機器の油圧回路
US8033107B2 (en) Hydrostatic drive having volumetric flow equalisation
JP4410512B2 (ja) 油圧駆動装置
CN102725541B (zh) 用于液压缸的液压装置
EP2037048A2 (en) Flow control apparatus for heavy construction equipment
JP2003227501A (ja) 液圧式作業機械の制御装置およびその制御方法
JPH10266587A (ja) 油圧装置
JP2013511013A (ja) エネルギ回生機能を備える油圧駆動装置
WO2017051824A1 (ja) 流体圧制御装置
CN109958675A (zh) 混凝土泵送设备及其液压控制系统
US7540231B2 (en) Control valve device for the control of a consumer
CN203248431U (zh) 一种卸荷阀及液压油缸回油背压卸荷装置和工程机械
JP2004060821A (ja) 油圧アクチュエータ回路の負荷保持装置
JP2010112494A (ja) 作業機械のキャビテーション防止回路
JP6509651B2 (ja) 流体回路
JP4969541B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP2008032198A (ja) Hstシステムの油圧回路
JP2006292091A (ja) 流体圧回路
US9702380B2 (en) Fluid pressure control device for power shovel
US10247206B2 (en) Fluid circuit
JP2001027203A (ja) 油圧再生回路を有する方向切換弁装置
JP2009057820A (ja) 建設機械の油圧回路
JP2007016484A (ja) ローダ用油圧制御装置
JP2017062010A (ja) 流体圧制御装置
JP2018021605A (ja) 流体圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20090806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4837528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees