JP2008113372A - 電気音響変換器 - Google Patents

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Naohiro Fujinami
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Abstract

【課題】外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器において、これを安価な構成でかつ汎用性を十分確保した上で、外部機器への搭載を精度良く行えるようにする。
【解決手段】振動板12を支持するフレーム20を円筒状の外周面形状とし、その上端部に固着されたカバー部材24のカバー本体24Aを、フレーム20と略同一径の円筒状の外周面形状とし、その外周面の1箇所に、径方向外方へ突出する突起部24Bを形成しておく。そして、このカバー部材24をフレーム20に固着する際、その突起部24Bをフレーム20に対して周方向の適当な角度位置に配置しておくことにより、突起部24Bと各外部接続端子22との位置関係を、周方向に関して任意の位置関係に設定可能とする。これにより、突起部24Bを位置決め手段として電気音響変換器10を外部機器に搭載したとき、その各導電部106に各外部接続端子22が確実に接触するようにする。
【選択図】図4

Description

本願発明は、外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器に関するものである。
一般に、小型のマイクロホンやスピーカ等の電気音響変換器は、外部機器に搭載し得るように構成されている。その際、外部機器の基板に実装し得るように構成されたものも多い。
例えば「特許文献1」には、外部機器の基板の導電部との導通を図るための1対の外部接続端子を備えた丸形の電気音響変換器(すなわち、平面視における外形形状が略円形の電気音響変換器)が記載されている。
この「特許文献1」に記載された電気音響変換器においては、その下端面の中央部に一方の外部接続端子が配置されるとともに、その下端面の中央部から離れた位置に他方の外部接続端子が配置されている。
特開2001−359194号公報
上記「特許文献1」に記載された電気音響変換器は、外部機器の基板の導電部が、円形の導電部とこの導電部を囲む円環状の導電部からなる、いわゆるブルズアイ配置で形成されているような場合には、該電気音響変換器をその周方向に関してどのような角度で外部機器に搭載しても、各外部接続端子をこれに対応する各導電部と接触させることができ、これにより外部機器の基板への実装を容易に行うことが可能となる。
ところが一般には、外部機器の基板の導電部はブルズアイ配置では形成されていないので、この基板への実装は、電気音響変換器をその周方向に関して予め位置決めした状態で行うことが必要となる。
電気音響変換器の外部機器の基板への実装は、外部機器においてその基板と対向する位置にある上部ケース等に形成された保持部に、電気音響変換器を一旦預けた状態で行われることが多い。したがって、電気音響変換器の外形形状を、箱形等の円筒形以外の形状に設定しておくとともに、外部機器の保持部についても、この電気音響変換器に対応する形状にしておくようにすれば、この保持部に電気音響変換器を預けたとき、電気音響変換器をその周方向に関して位置決めすることができ、この状態で外部機器の基板への実装を行うことにより、各外部接続端子を基板の各導電部と確実に接触させることが可能となる。
しかしながら、このように電気音響変換器の外形形状を、箱形等の円筒形状以外の形状にした場合には、その外形形状と各外部接続端子との位置関係が一義的に決まってしまうので、基板の導電部の配置が異なる場合には、これに対応させて電気音響変換器の外形形状を各々異なったものとする必要がある。
このため、電気音響変換器の種類が増えてしまい、その分の金型費の負担が掛かってしまい、かつ製品管理が複雑化してしまうので、製造コストが増大してしまう、という問題があり、また、電気音響変換器として汎用性に乏しいものとなってしまう、という問題もある。
なお、このような問題は、電気音響変換器が外部機器の基板に実装される構成となっている場合だけでなく、電気音響変換器が該電気音響変換器から延びるリード線等を介して外部機器の導電部と導通する構成となっている場合においても、同様に生じ得る問題である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器において、これを安価な構成でかつ汎用性を十分確保した上で、外部機器への搭載を精度良く行うことができる電気音響変換器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、丸形の電気音響変換器を採用した上で、そのカバー部材の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る電気音響変換器は、
外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器であって、
振動板と、この振動板の下方側に配置され、該振動板の振動を介して電気音響変換を行う変換ユニットと、上記振動板の外周縁部を支持するフレームと、上記変換ユニットを上記外部機器の導電部に導通させるための複数の外部接続端子と、上記振動板の上方側から上記フレームに固着されたカバー部材と、を備えてなる電気音響変換器において、
上記フレームが、略円筒状の外周面形状を有しており、
上記カバー部材が、上記フレームと略同一径の略円筒状の外周面形状を有するカバー本体と、このカバー本体の外周面の1箇所において径方向外方へ突出するように形成された突起部または径方向内方へ凹むように形成された凹陥部とからなる、ことを特徴とするものである。
上記構成において「下方側」や「上方側」等の方向性を示す用語は、電気音響変換器を構成する各部材相互間の位置関係を明確にするために便宜上用いたものであって、これにより電気音響変換器を実際に使用する際の方向性が限定されるものではない。
上記「電気音響変換器」は、外部機器に搭載し得るように構成されたものであれば、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、小型のスピーカ、ブザー、マイクロホン、レシーバ等が採用可能である。
上記各「外部接続端子」は、変換ユニットを外部機器の各導電部に導通させるための構成を有するものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、フレームの下端部から露出するようにして該フレームに支持された固定端子やバネ端子等、あるいはリード線等が採用可能であり、また、その具体的な設置個数についても特に限定されるものではない。
上記「カバー部材」を構成するカバー本体および突起部または凹陥部の具体的な形状は特に限定されるものではなく、また、この「カバー部材」の材質についても特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る電気音響変換器は、外部機器に搭載し得る構成となっているが、そのフレームは略円筒状の外周面形状を有しており、このフレームの上端部に固着されたカバー部材は、フレームと略同一径の略円筒状の外周面形状を有するカバー本体と、このカバー本体の外周面の1箇所において径方向外方へ突出するように形成された突起部または径方向内方へ凹むように形成された凹陥部とからなっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、カバー部材をフレームに固着する際、その突起部または凹陥部をフレームに対してその周方向の適当な角度位置に配置しておくようにすれば、この突起部または凹陥部とフレームに支持された各外部接続端子との位置関係を、周方向に関して任意の位置関係に設定することができる。
したがって、外部機器における電気音響変換器の保持部に、上記突起部または凹陥部との係合により電気音響変換器をその周方向に関して位置決めし得る位置決め用係合部を予め形成しておくようにすれば、この保持部に電気音響変換器を預けたとき、電気音響変換器をその周方向に関して位置決めすることができる。
そして、電気音響変換器の外部機器への搭載が、該外部機器における基板への実装により行われる構成となっており、電気音響変換器におけるフレームの下端部から露出するようにして該フレームに支持された各外部接続端子が、上記基板に形成された各導電部と導通する構成となっている場合には、外部機器の保持部をその基板と対向する位置にある上部ケース等に形成しておくようにすれば、この保持部に電気音響変換器を預けたとき、電気音響変換器をその周方向に関して位置決めすることができ、この状態で外部機器の基板への実装を行うことができる。この実装の際に各外部接続端子と基板の各導電部とが接触するように、各導電部の配置に対応させて、カバー部材の突起部または凹陥部と各外部接続端子との位置関係を予め設定しておくようにすれば、各外部接続端子と基板の各導電部との接触を確実に行うことができる。
また、このような基板実装型の電気音響変換器ではなく、各外部接続端子が、電気音響変換器から延びるリード線として構成されている場合においても、外部機器の保持部に対して電気音響変換器が周方向に位置決めされるので、各リード線の長さを必要最小限の長さに抑えた上で、外部機器の各導電部との導通を図ることができる。
したがって、本願発明に係る電気音響変換器は、丸形の電気音響変換器として構成されているにもかかわらず、そのカバー部材の突起部または凹陥部により、外部機器の保持部に対して周方向の位置決めがなされることとなる。しかも、本願発明に係る電気音響変換器は、そのカバー部材をフレームに固着する際に、その突起部または凹陥部の周方向の角度位置を任意に設定することができるので、電気音響変換器の各構成要素を1種類揃えておけば足りることとなる。
このため、従来のような電気音響変換器の種類増大による金型費の負担増大を解消するとともに製品管理を簡素化して、製品コスト削減を図ることができる。また、電気音響変換器の汎用性を高めることができ、これにより色々な仕様の外部機器への搭載が可能となる。
このように本願発明によれば、外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器において、これを安価な構成でかつ汎用性を十分確保した上で、外部機器への搭載を精度良く行うことができる。
また、本願発明に係る電気音響変換器は、その製造工程においても、フレームにカバー部材が固着された半製品を、そのカバー部材の突起部または凹陥部により周方向に関して位置決めした状態で、その後の組立て、捺印、検査等の作業を効率良く行うことができる。
上記構成において、カバー部材の具体的な構成が特に限定されないことは上述したとおりであるが、このカバー部材を、フレームに対して周方向に相対回動可能な係合構造を介して係合した状態で、フレームに固着されるように構成すれば、その固着の際、突起部または凹陥部の周方向の位置を容易かつ無段階で調整することができる。
上記構成において、突起部を採用した場合において、この突起部を、カバー本体の外周面から径方向外方へ突出する本体部と、この本体部の径方向外側縁部および周方向両側縁部から下方へ延びる水平断面略コ字状の鉛直壁面部とからなる構成とすれば、この突起部の把持等によるカバー部材の取扱いを容易化することができ、また、この突起部を外部機器側の保持部に形成された位置決め用係合部に対して容易に係合させることができる。
上記構成において、カバー部材を合成樹脂製の射出成形品として構成すれば、これを金属製のプレス成形品等として構成するようにした場合に比して、突起部または凹陥部の形状自由度を高めることができ、また、電気音響変換器が組み込まれた外部機器がアンテナを有する構成となっているような場合であっても、電波障害発生のおそれを低減させることができる。
上記電気音響変換器が、振動板の下面に固着されたボイスコイルと、このボイスコイルの下端部を収容する環状の磁気間隙が形成された磁気回路ユニットとを有する動電型スピーカとして構成されている場合において、そのカバー部材のカバー本体を、平面視において略円環状に形成するようにすれば、振動板の鳴動に伴う上下動により振動板がカバー部材と干渉してしまうおそれを低減させることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器10を示す平面図である。また、図2は、図1のII-II
線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、小型の動電型スピーカであって、外部機器(例えば携帯電話機やICレコーダ等)の基板に実装し得るように構成されている。
この電気音響変換器10は、丸形の電気音響変換器であって、外径13mm程度の円形の外形形状を有する振動板12と、この振動板12の下面に固定されたボイスコイル14と、このボイスコイル14の下端部を収容する環状の磁気間隙が形成された磁気回路ユニット16と、内周部において磁気回路ユニット16を固定支持するとともに外周部において振動板12の外周縁部を固定支持するフレーム20と、このフレーム20に取り付けられた1対の端子プレート18と、フレーム20の下端部から露出するようにして該フレームに支持された1対の外部接続端子22と、振動板12の上方側からフレーム20に固着されたカバー部材24とからなっている。
そして、この電気音響変換器10においては、そのボイスコイル14および磁気回路ユニット16が、その振動板12の振動を介して電気音響変換を行うための変換ユニットを構成している。
フレーム20は、合成樹脂製の射出成形品であって、円筒状の外周面形状を有しており、その中央部には、ボイスコイル14よりもやや大径の円形開口部20bが形成されている。このフレーム20は、円形開口部20bの周囲に位置する円環状の環状部20Aと、この環状部20Aの外周縁から上方へ延びる外周フランジ部20Bと、環状部20Aの内周縁近傍から下方へ向けて円筒状に延びる内周フランジ部20Cとからなっている。
環状部20Aには、該環状部20Aを上下方向に貫通する複数の貫通孔20hが、周方向に所定間隔をおいて形成されている。
外周フランジ部20Bは、その上面が階段状に形成されている。すなわち、この外周フランジ部20Bの上面は、その内周寄りの略半分が下段部20c、その外周側に隣接する略4分の1の部分が上段部20d、その外周側に隣接する残り略4分の1の部分が中段部20eとして構成されており、その下段部20cにおいて振動板12を支持している。
この外周フランジ部20Bの外周面20aは、円筒面状に形成されている。ただし、この外周面20aにおける手前側部分(図1において下側に位置する部分)は、僅かに直線状に面取りされた鉛直面部20fとして形成されている。また、この外周フランジ部20Bにおける手前側部分の左右両側には、環状部20Aの上面まで切り欠かれた切欠き部20gが形成されており、これら各切欠き部20gには接着剤26が充填されている。
振動板12は、合成樹脂製フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成されている。この振動板12の外周縁部には、円環状の外周縁平面部12aが形成されており、この外周縁平面部12aの内周側には、該外周縁平面部12aと所定間隔をおいて円環状の中間平面部12bが形成されている。そして、この振動板12における中間平面部12bの内周側の部分は、上方へ向けて球面状に膨出するように形成されており、また、外周縁平面部12aと中間平面部12bとの間の部分は、上方へ向けて円環面状に膨出するように形成されている。
そして、この振動板12は、その外周縁平面部12aにおいてフレーム20の外周フランジ部20Bの下段部20cに接着されるとともに、その中間平面部12bにおいてボイスコイル14の上端に接着されている。
1対の端子プレート18は、いずれも金属板の加工品として構成されており、インサート成形によりフレーム20と一体的に形成されている。これら各端子プレート18は、フレーム20の環状部20Aにおける外周フランジ部20Bの各切欠き部20gに隣接する位置において、該環状部20Aの上面と面一で露出するランド部18aを構成するとともに、外周フランジ部20Bの下面と面一で露出するランド部18bを構成しており、ランド部18bの一部は、外周フランジ部20Bの鉛直面部20fから僅かに(外周面20aよりも外周側にはみ出さない範囲内で)突出している。
ボイスコイル14は、円筒状に巻回されており、フレーム20の円形開口部20b内に配置されている。そして、このボイスコイル14の上端部から延出する1対のコイル端末14aは、1対の端子プレート18のランド部18aに熱圧着により導通固定されている。
1対の外部接続端子22は、いずれも金属製のコイルスプリングで構成されており、1対の端子プレート18の近傍に配置されている。これら各外部接続端子22は、その上端部の直線延出部22aにおいて各端子プレート18のランド部18bに熱圧着により導通固定されている。その際、各外部接続端子22は、その下端部が内周フランジ部20Cの下端縁から下方へある程度突出するよう、そのコイル自由長が設定されている。
フレーム20における内周フランジ部20Cの外周面の2箇所には、環状部20Aの下面から内周フランジ部20Cの下端縁まで上下方向に延びる半円筒部20Dが形成されており、これら各半円筒部20Dに各外部接続端子22が収容されている。そして、これら各半円筒部20Dにより、各外部接続端子22の姿勢保持を図るようになっている。
磁気回路ユニット16は、鉄等の磁性材料で構成されたベース28と、マグネット30と、鉄等の磁性材料で構成されたヨーク32とからなっている。
ベース28は、背の低い有底円筒状に形成されている。また、マグネット30およびヨーク32は、いずれもディスク状に形成されており、ベース28の底面にこの順で互いに同心となるように載置されるとともに順次接着されている。そしてこれにより、ヨーク32の外周面とベース28の内周面との間に、ボイスコイル14の下端部を収容する円筒状磁気間隙を全周同一幅で形成するようになっている。
磁気回路ユニット16のフレーム20への装着は、ベース28の上端部をフレーム20の円形開口部20bに下方から嵌合させた状態で接着することにより行われている。
カバー部材24は、合成樹脂製の射出成形品であって、カバー本体24Aと突起部24Bとからなっている。
カバー本体24Aは、平面視において円環状に形成されており、フレーム20と略同一径(具体的にはフレーム20よりも僅かに小さい径)の円筒状の外周面24aを有している。このカバー本体24Aは、上面が水平面状に形成されており、その円形開口部24bの径は、フレーム20の外周フランジ部20Bの内径よりもやや小さい値に設定されている。
このカバー本体24Aの下面は、階段状に形成されており、その内周寄りの略半分が下段部24c、その外周側に隣接する残り半分が上段部24dとして構成されている。
その際、このカバー本体24Aの下段部24cの外径は、外周フランジ部20Bの上段部20dの内径よりも僅かに小さい値に設定されており、また、このカバー本体24Aの下段部24cと上段部24dとの段差は、外周フランジ部20Bの下段部20cと上段部20dとの段差よりもやや小さい値に設定されている。そしてこれにより、カバー部材24をフレーム20に載置したとき、カバー部材24を、フレーム20に対して周方向に相対回動可能に係合させるようになっている。
カバー本体24Aにおける円形開口部24bの周縁部は、薄肉に形成されている。そして、この周縁部の外周側に隣接する部分は、その下面が下段部24cへ向けて徐々に厚肉になる円環凹曲面状に形成されている。
一方、突起部24Bは、カバー本体24Aの外周面24aの1箇所において径方向外方へ突出する本体部24B1と、この本体部24B1の径方向外側縁部および周方向両側縁部から下方へ延びる水平断面略コ字状の鉛直壁面部24B2とからなっている。
本体部24B1は、カバー本体24Aの外周面24aにおける上端部近傍部位から、その下面が上段部24dと面一になるようにして、0.4mm程度の肉厚で平板状に延びている。その際、この本体部24B1の突出長および突出幅は、いずれも1.5mm程度の値に設定されている。
また、鉛直壁面部24B2は、本体部24B1と略同じ肉厚で形成されており、その高さは、フレーム20の外周フランジ部20Bの下面からその上段部20dまでの高さと略同じ値に設定されている。
そして、この突起部24Bにおける本体部24B1と鉛直壁面部24B2との接続部の外面には、R0.5mm程度のコーナRがつけられている。
カバー部材24の振動板12への固着は、超音波溶着により行われるようになっている。その際、この固着に先立ち、カバー部材24を振動板12の上方側からフレーム20に載置して、両者を周方向に相対回動可能に係合させた後、このカバー部材24を必要に応じて適宜回転させ、その突起部24Bが周方向の所定角度位置に配置されるようにしておき、この状態で超音波溶着を行うようになっている。
本実施形態に係る電気音響変換器10は、そのカバー部材24の突起部24Bが、図1において、電気音響変換器10の中心点Oに対して左側の真横に配置されるようにした状態で、カバー部材24とフレーム20との固着が行われている。
図3は、本実施形態に係る電気音響変換器10を、外部機器100に搭載された状態で示す、図2と同様の図であり、図4(a)は、その平面図である。
これらの図に示すように、電気音響変換器10は、外部機器100の基板102に実装されており、この基板102とその上方側に位置する外部機器100の上部ケース104との間に配置されている。
基板102には、その上面に、電気音響変換器10との導通を図るための1対の導電部106が形成されている。
上部ケース104には、放音孔104aが形成されており、また、その下面には、電気音響変換器10を保持するための保持部104bが形成されている。この保持部104bは、周方向の一部が位置決め用係合部104b1として切り欠かれた円環状のリブとして構成されており、その内径は、フレーム20の外径よりも僅かに大きい値に設定されている。この保持部104bに形成された位置決め用係合部104b1の周方向の幅は、カバー部材24の突起部24Bの幅よりもやや大きい値に設定されている。
電気音響変換器10におけるカバー部材24のカバー本体24Aの上面には、該カバー本体24Aと略同じ大きさのシート状の防塵用フィルタ50が、円環状の両面テープ52で貼着されている。また、この防塵用フィルタ50の上面には、電気音響変換器10を上部ケース104の下面に貼着するための円環状の両面テープ54が貼着されている。
電気音響変換器10は、基板102に実装された状態では、その1対の外部接続端子22が基板102の1対の導電部106の各々に押し当てられて圧縮弾性変形した状態となっている。
この電気音響変換器10の実装は、電気音響変換器10を上部ケース104に一旦預けた状態で、行われるようになっている。
この実装に先立ち、カバー部材24のカバー本体24Aの上面に、防塵用フィルタ50を両面テープ52で貼着しておくとともに、この防塵用フィルタ50の上面にも両面テープ54を貼着しておく。
そして、この電気音響変換器10を、上部ケース104の保持部104bに挿入して、両面テープ54を上部ケース104の下面に押し付けることにより、上部ケース104に預ける。その際、カバー部材24の突起部24Bが、上部ケース104の位置決め用係合部104b1に挿入されるよう、電気音響変換器10の周方向の向きを予め調整しておく。
その後、この上部ケース104に預けられた電気音響変換器10を、基板102に対して上方側から押し当てて、その実装を行う。
その際、電気音響変換器10はその周方向の位置決めがなされているので、その各外部接続端子22は基板102の各導電部106に対して確実に押し当てられることとなる。
以上詳述したように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、外部機器100の基板102に実装し得る構成となっているが、そのフレーム20は円筒状の外周面形状を有しており、このフレーム20の上端部に固着されたカバー部材24は、フレーム20と略同一径の円筒状の外周面形状を有するカバー本体24Aと、このカバー本体24Aの外周面24aの1箇所において径方向外方へ突出するように形成された突起部24Bとからなっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、カバー部材24をフレーム20に固着する際、その突起部24Bをフレーム20に対してその周方向の適当な角度位置に配置しておくことにより、この突起部24Bと各外部接続端子22との位置関係を、周方向に関して任意の位置関係に設定することができる。
したがって、外部機器100においてその基板102と対向する位置にある上部ケース104に形成された保持部104bに対して、その位置決め用係合部104b1に突起部24Bを係合させるようにして電気音響変換器10を預けた状態で、基板102への実装を行うことにより、各外部接続端子22を基板102の各導電部106に対して確実に接触させることができる。
このように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、丸形の電気音響変換器として構成されているにもかかわらず、そのカバー部材24の突起部24Bにより、外部機器100の保持部104bに対して周方向の位置決めをすることができる。
しかも、本実施形態に係る電気音響変換器10は、そのカバー部材24をフレーム20に固着する際に、その突起部24Bの周方向の角度位置を任意に設定することができるので、電気音響変換器10の各構成要素を1種類揃えておけば足りることとなり、したがって、従来のような電気音響変換器の種類増大による金型費負担を解消するとともに製品管理を簡素化して、製品コスト削減を図ることができる。また、電気音響変換器10の汎用性を高めることができ、これにより色々な仕様の外部機器への搭載が可能となる。
例えば、外部機器100における保持部104bの位置決め用係合部104b1が、図4(a)に示すように、電気音響変換器10の中心点Oに対して左側の真横ではなく、図4(b)に示すように、右斜め上に位置するような場合には、カバー部材24とフレーム20との固着を、カバー部材24の突起部24Bが中心点Oに対して右斜め上に配置されるようにした状態で行うようにしておけば、その突起部24Bを位置決め用係合部104b1と係合させた状態で、電気音響変換器10を外部機器100の保持部104bに預けることができる。そしてこれにより、電気音響変換器10を基板102に実装したとき、各外部接続端子22を基板102の各導電部106に対して確実に接触させることができる。
外部機器100における保持部104bの位置決め用係合部104b1が、図4(a)、(b)に示す位置以外の角度位置にある場合においても、これに対応する角度位置にカバー部材24の突起部24Bを配置して、カバー部材24とフレーム20との固着を行うようにすれば、電気音響変換器10を基板102に実装したとき、各外部接続端子22を基板102の各導電部106に対して確実に接触させることができる。
このように本実施形態によれば、外部機器の基板102に実装し得るように構成された電気音響変換器10において、これを安価な構成でかつ汎用性を十分確保した上で、外部機器の基板102への実装を精度良く行うことができる。
また、本実施形態に係る電気音響変換器10は、その製造工程においても、フレーム20にカバー部材24が固着された半製品を、そのカバー部材24の突起部24Bにより周方向に関して位置決めした状態で、その後の組立て、捺印、検査等の作業を効率良く行うことができる。
しかも、本実施形態に係る電気音響変換器10においては、そのカバー部材24が、フレーム20に対して周方向に相対回動可能な係合構造を介して係合した状態で、フレーム20に固着されるように構成されているので、その固着の際、突起部24Bの周方向の位置を容易かつ無段階で調整することができる。
また、本実施形態に係る電気音響変換器10においては、カバー部材24の突起部24Bが、カバー部材24の外周面24aから径方向外方へ突出する本体部24B1と、この本体部24B1の径方向外側縁部および周方向両側縁部から下方へ延びる水平断面略コ字状の鉛直壁面部24B2とからなっているので、この突起部24Bの把持等によるカバー部材24の取扱いを容易化することができる。しかも、この突起部24Bには、その本体部24B1と鉛直壁面部24B2との接続部の外面にコーナRがつけられているので、この突起部24Bを外部機器100の保持部104bに形成された位置決め用係合部104b1に対して容易に挿入して係合させることができる。
さらに、本実施形態に係る電気音響変換器10においては、カバー部材24が合成樹脂製の射出成形品として構成されているので、その突起部24Bの形状自由度を高めることができる。また、外部機器100がアンテナを有する場合であっても、電波障害発生のおそれを低減させることができる。
また、本実施形態に係る電気音響変換器10は、動電型スピーカとして構成されているが、そのカバー部材24のカバー本体24Aは、平面視において円環状に形成されているので、振動板12の鳴動に伴う上下動により振動板12がカバー本体24Aと干渉してしまうおそれを低減させることができる。
このため、カバー部材24の高さを低く抑えることができ、これにより電気音響変換器10を薄型に形成することができる。
なお、このようにする代わりに、カバー部材24のカバー本体24Aを、振動板12全体を覆うように形成して、これに複数の小さい放音孔を形成するようにすることも可能である。
上記実施形態においては、カバー部材24の突起部24Bの鉛直壁面部24B2が、水平断面略コ字状に形成されているものとして説明したが、この水平断面略コ字状以外の適当な水平断面形状(例えば、略I字状、略一字状、略O字状、略+字状等の水平断面形状)を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、カバー部材24の突起部24Bが、カバー部材24の外周面24aから径方向外方へ突出する本体部24B1と、この本体部24B1の径方向外側縁部および周方向両側縁部から下方へ延びる水平断面略コ字状の鉛直壁面部24B2とからなるものとして説明したが、このようにする代わりに、鉛直壁面部24B2が形成されていない本体部24B1のみからなる構成とすることも可能である。
さらに、上記実施形態においては、カバー部材24が、フレーム20と略同一径の円筒状の外周面形状を有するカバー本体24Aと、このカバー本体24Aの外周面24aの1箇所において径方向外方へ突出するように形成された突起部24Bとからなるものとして説明したが、その突起部24Bの代わりに、カバー本体の外周面の1箇所において径方向内方へ凹むように形成された凹陥部を備えた構成とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、カバー部材24の振動板12への固着が、超音波溶着により行われているものとして説明したが、これ以外の固着手段(例えば接着等)を採用することももちろん可能であり、このようにした場合においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、上記実施形態においては、各外部接続端子22がコイルスプリングで構成されているものとして説明したが、これ以外の端子構造(例えばプレートスプリング等)を採用することももちろん可能であり、このようにした場合においても上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
あるいは、このようにする代わりに、各外部接続端子22を、各端子プレート18から延びるリード線(図示せず)で構成することも可能である。このようにした場合においても、外部機器100の保持部104bに対して電気音響変換器10が周方向に位置決めされるので、各リード線の長さを必要最小限の長さに抑えた上で、外部機器100の各導電部(図示せず)との導通を図ることができ、これにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、電気音響変換器10が動電型スピーカであるものとして説明したが、これ以外の電気音響変換器(例えばレシーバ等)である場合においても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
なお、上記実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器を示す平面図 図1のII-II 線断面図 上記電気音響変換器を、外部機器に搭載された状態で示す、図2と同様の図 上記電気音響変換器を、外部機器に搭載された状態で示す平面図(同図(a))、およびその変形例を示す平面図(同図(b))
符号の説明
10 電気音響変換器
12 振動板
12a 外周縁平面部
12b 中間平面部
14 ボイスコイル
14a コイル端末
16 磁気回路ユニット
18 端子プレート
18a、18b ランド部
20 フレーム
20A 環状部
20B 外周フランジ部
20C 内周フランジ部
20D 半円筒部
20a、24a 外周面
20b、24b 円形開口部
20c、24c 下段部
20d、24d 上段部
20e 中段部
20f 鉛直面部
20g 切欠き部
20h 貫通孔
22 外部接続端子
22a 直線延出部
24 カバー部材
24A カバー本体
24B 突起部
24B1 本体部
24B2 鉛直壁面部
26 接着剤
28 ベース
30 マグネット
32 ヨーク
50 防塵用フィルタ
52、54 両面テープ
100 外部機器
102 基板
104 上部ケース
104a 放音孔
104b 保持部
104b1 位置決め用係合部
106 導電部
O 中心点

Claims (6)

  1. 外部機器に搭載し得るように構成された電気音響変換器であって、
    振動板と、この振動板の下方側に配置され、該振動板の振動を介して電気音響変換を行う変換ユニットと、上記振動板の外周縁部を支持するフレームと、上記変換ユニットを上記外部機器の導電部に導通させるための複数の外部接続端子と、上記振動板の上方側から上記フレームに固着されたカバー部材と、を備えてなる電気音響変換器において、
    上記フレームが、略円筒状の外周面形状を有しており、
    上記カバー部材が、上記フレームと略同一径の略円筒状の外周面形状を有するカバー本体と、このカバー本体の外周面の1箇所において径方向外方へ突出するように形成された突起部または径方向内方へ凹むように形成された凹陥部とからなる、ことを特徴とする電気音響変換器。
  2. 上記電気音響変換器の上記外部機器への搭載が、該外部機器における基板への実装により行われるように構成されており、
    上記各外部接続端子が、上記フレームの下端部から露出するようにして該フレームに支持されており、これら各外部接続端子を上記基板に形成された各導電部と接触させることにより、上記実装が行われるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
  3. 上記カバー部材が、上記フレームに対して周方向に相対回動可能な係合構造を介して係合した状態で、該フレームに固着されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の電気音響変換器。
  4. 上記突起部が、上記カバー本体の外周面から径方向外方へ突出する本体部と、この本体部の径方向外側縁部および周方向両側縁部から下方へ延びる水平断面略コ字状の鉛直壁面部とからなる、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の電気音響変換器。
  5. 上記カバー部材が、合成樹脂製の射出成形品として構成されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の電気音響変換器。
  6. 上記電気音響変換器が、上記振動板の下面に固着されたボイスコイルと、このボイスコイルの下端部を収容する環状の磁気間隙が形成された磁気回路ユニットとを有する動電型スピーカとして構成されており、
    上記カバー本体が、平面視において略円環状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の電気音響変換器。
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