JP2008113253A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合であっても、BCMCS対応基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信可能とする。
【解決手段】 BCMCSによって送信されるコンテンツを受信する無線通信端末であって、接続した無線基地局の通信能力に応じて設定された通信設定を記憶する通信設定記憶部182と、通信設定がコンテンツの受信に対応しているか否かを判定し、通信設定がコンテンツの受信に対応していないと判定された場合、現基地局がコンテンツを送信可能であるか否かを判定する通信設定判定部173と、通信設定判定部173によって現基地局がコンテンツを送信可能であると判定された場合、コンテンツを受信するよう制御するBCMCS受信制御部175とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線基地局が複数の配信先に向けて同時に送信する同一のコンテンツを受信する無線通信装置及び無線通信方法に関する。
従来、CDMA方式を用いた移動体通信システムでは、データ伝送の方式として、一般的に複数の方式が採用、導入されている。例えば、cdma2000では、1xEV−DO Rev.0(以下、単に「Rev.0」という)、及びRev.0よりも新しい方式である1xEV−DO Rev.A(以下、単に「Rev.A」という)が規定されている。
1x EV−DOでは、無線基地局が複数の配信先に向けて同時に同一コンテンツを送信するサービスであるBCMCS(broadcast/multicast services)が提供される。BCMCSは、動画像などによって構成されるコンテンツを、通信チャネル(例えば、トラフィックチャネル)を用いて同時に複数の無線通信装置(例えば、無線通信端末や、カーナビゲーションシステムに接続される無線通信カードモジュールなど)に向けて送信する通信サービスである。
無線通信装置は、主に電源オン時や通信切断時において、QoSレベル、データレート、及び各種のプロトコルなど、無線基地局の通信能力に応じた通信能力を設定する通信設定(Session Configuration)を実行する。通信設定(Session Configuration)には、無線基地局がBCMCSに対応しているかどうかという項目がある。
BCMCSに対応した移動体通信システムでは、無線基地局でBCMCS設定が変更されたことを、“BroadcastOrder Message”で無線通信端末に通知し、無線通信端末の通信設定(Session Configuration)を変更する手法が提案されている(特許文献1参照)。
特表2006−512878号公報
しかしながら、実際に稼動している移動体通信システムでは、BCMCSに対応する無線基地局(以下、「BCMCS対応基地局」という)と、BCMCSに対応しない無線基地局(以下、「BCMCS非対応基地局」という)とが混在し得る。
このため、特許文献1に記載の手法では、BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合、BroadcastOrder Messageの応答ができず、通信設定(Session Configuration)を変更することができない。
したがって、BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合、無線通信装置は、BCMCS対応基地局にハンドオフしても、BCMCS対応基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信することができないという問題がある。
上記問題点に鑑み、本発明は、BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合であっても、BCMCS対応基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信可能な無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、無線基地局が複数の配信先に向けて同時に送信する同一のコンテンツを受信する無線通信装置(無線通信端末1)であって、接続した無線基地局の通信能力に応じて設定された通信設定(Session Configuration)を記憶する通信設定記憶部(通信設定記憶部182)と、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する第1判定部(通信設定判定部173)と、前記第1判定部によって前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応していないと判定された場合、接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であるか否かを判定する第2判定部(基地局判定部174)と、前記第2判定部によって前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記コンテンツを受信するよう制御する受信制御部(BCMCS受信制御部175)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、受信制御部は、通信設定がコンテンツの受信に対応していないと判定され、かつ、接続中の無線基地局がコンテンツを送信可能であると判定された場合、コンテンツを受信するよう制御する。したがって、BCMCSに非対応の通信設定がなされている場合であっても、BCMCS対応基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信可能な無線通信装置を提供できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記接続中の無線基地局の通信能力に応じて前記通信設定を再設定する再設定部(ネゴシエーション実行部171)をさらに備え、前記受信制御部は、再設定された前記通信設定を用いて、前記コンテンツを受信するよう制御することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は2の特徴に係り、他の無線基地局へのハンドオフを制御するハンドオフ制御部(ハンドオフ制御部172)をさらに備え、前記第1判定部は、着信通知の待ち受け中に前記ハンドオフが発生した場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1又は2の特徴に係り、前記コンテンツの受信動作時刻を記憶する時刻記憶部(受信動作時刻記憶部181)をさらに備え、前記第1判定部は、前記受信動作時刻において、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1又は2の特徴に係り、前記コンテンツの受信操作をユーザから受け付ける操作受け付け部(操作部13)をさらに備え、前記第1判定部は、前記操作受け付け部が前記受信操作を受け付けた場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、無線基地局が複数の配信先に向けて同時に送信する同一のコンテンツを受信する無線通信方法であって、接続した無線基地局の通信能力に応じて設定された通信設定を記憶するステップと、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップと、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応していないと判定された場合、接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であるか否かを判定するステップと、前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記コンテンツを受信するよう制御するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記接続中の無線基地局の通信能力に応じて前記通信設定を再設定するステップをさらに備え、前記制御するステップでは、再設定された前記通信設定を用いて、前記コンテンツを受信するよう制御することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第6又は7の特徴に係り、他の無線基地局へのハンドオフを制御するステップをさらに備え、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、着信通知の待ち受け中に前記ハンドオフが発生した場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第6又は7の特徴に係り、前記コンテンツの受信動作時刻を記憶するステップをさらに備え、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、前記受信動作時刻において、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第6又は7の特徴に係り、前記コンテンツの受信操作をユーザから受け付けるステップをさらに備え、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、前記受け付けるステップにおいて前記受信操作を受け付けた場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定することを要旨とする。
本発明によれば、BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合であっても、BCMCS対応基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信可能な無線通信装置及び無線通信方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動体通信システムの全体概略構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信装置を含む移動体通信システムの全体概略構成図である。
本移動体通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)を用いた移動体通信システムである。本移動体通信システムは、無線通信端末1、無線基地局2,3、通信ネットワーク4、コンテンツサーバ5、及びBCMCSコントローラ6を有する。
無線通信端末1(無線通信装置)は、携帯電話端末であり、音声通話や電子メールの送受信機能を備える。無線通信端末1は、無線基地局2,3と無線通信を実行する。
また、無線通信端末1は、動画像などによって構成されるコンテンツを受信する機能を備える。具体的には、無線通信端末1は、BCMCSの仕様にしたがい、ブロードキャストやマルチキャストを用いて複数の送信先に向けて同時に配信される同一のコンテンツを受信することができる。
無線基地局2,3、BCMCSコントローラ6及びコンテンツサーバ5は、通信ネットワーク4によって接続される。
無線基地局2は、Rev.0に対応した無線基地局である。無線基地局3は、Rev.A(及びRev.0)に対応した無線基地局である。なお、Rev.0は、パケット交換方式を用い、最大で上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレートを実現する。Rev.Aは、Rev.0を高速化し、最大で上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.0Mbpsのデータレートを実現する。なお、Rev.Aは、Rev.0とは異なり、QoS保証機能を備えている。
BCMCSコントローラ6は、コンテンツサーバ5に格納されているコンテンツの無線通信端末1への配信を制御する。具体的には、BCMCSコントローラ6は、コンテンツごとの配信時刻や、BCMCSによる当該コンテンツの配信経路の制御などを実行する。
(無線通信端末の構成)
次に、本実施形態に係る無線通信端末1の構成について説明する。
(1)無線通信端末の概略構成:
図2は、無線通信端末1の機能ブロック構成図である。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線通信端末1は、当該装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
図2に示すように、無線通信端末1は、アンテナ11、無線通信部12、操作部13、マイク14、スピーカ15、表示部16、制御部17、及び記憶部18を備える。
無線通信部12は、接続中の無線基地局(以下、「現基地局」という)との間において、CDMAに従った無線信号を、アンテナ11を介して送受信する。また、無線通信部12は、当該無線信号とベースバンド信号との変換を実行し、ベースバンド信号を制御部17との間において送受信する。
操作部13は、テンキーやファンクションキーなどによって構成され、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。
マイク14は、音声を集音し、集音された音声に基づいて音声信号を制御部17に入力する。
スピーカ15は、制御部17から取得した音声信号に基づいて音声を出力する。
表示部16は、無線通信部12及び制御部17を介して受信した画像コンテンツなどを表示したり、操作内容(入力電話番号やアドレスなど)を表示したりする。
制御部17は、無線通信端末1が具備する各種機能を制御する。制御部17のさらに詳細な機能ブロックについては後述する。
記憶部18は、無線通信端末1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。記憶部18のさらに詳細な機能ブロックについては後述する。
(2)制御部及び記憶部の詳細構成:
図3は、制御部17及び記憶部18の詳細構成を示す機能ブロック構成図である。
図3に示すように、制御部17は、ネゴシエーション実行部171、ハンドオフ制御部172、通信設定判定部173、基地局判定部174、及びBCMCS受信制御部175を備える。記憶部18は、受信動作時刻記憶部181及び通信設定記憶部182を備える。
ネゴシエーション実行部171は、無線基地局(例えば無線基地局2)とネゴシエーションを行い、無線基地局2の通信能力(QoSレベル、データレート、及び各種のプロトコルなど)に応じた通信設定(Session Configuration)を設定し、無線基地局2とのセッションを確立する。ネゴシエーション実行部171によって設定された通信設定(Session Configuration)は、通信設定記憶部182に記憶される。
ハンドオフ制御部172は、無線基地局2,3からのパイロット信号強度に応じて、接続先の無線基地局を切り替える。
受信動作時刻記憶部181は、BCMCSによって送信されるコンテンツの受信動作を実行する受信動作時刻を記憶する。
通信設定判定部173は、受信動作時刻記憶部181に記憶されている受信動作時刻において、通信設定記憶部182に記憶されている通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かを判定する。
或いは、通信設定判定部173は、操作部13がユーザから受け付けたBCMCS受信操作によって、通信設定記憶部182に記憶されている通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かを判定する。
また、後述するように、通信設定判定部173は、着信通知の待ち受け中に他の無線基地局へのハンドオフが発生した場合に、通信設定記憶部182に記憶されている通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かを判定してもよい。
通信設定(Session Configuration)がBCMCSによって送信されるコンテンツの受信に対応していないと判定された場合、基地局判定部174は、現基地局がBCMCSに対応しているか否かを判定する。
現基地局がBCMCSに対応していると判定された場合、BCMCS受信制御部175は、現基地局からコンテンツを受信するよう無線通信部12などを制御する。
(BCMCS対応基地局の判定基準)
現基地局がBCMCSに対応しているか否かの判定基準としては、現基地局からの報知情報に含まれるメッセージを使用する。具体的には、QuickConfig Message、SectorParameters Message、BroadcastOverhead Messageの3つのメッセージを使用する。
QuickConfig Message及びSectorParameters Messageについては、BCMCS対応か否かを示す新たなフィールドを追加することで、現基地局がBCMCSに対応しているか否かを判定することができる。
BroadcastOverhead Messageについては、BroadcastOverhead Messageの有無によって、現基地局がBCMCSに対応しているか否かを判定することができる。
図4は、QuickConfig Messageの構成を示す図である。図4に示すように、QuickConfig Messageには、1ビット長の“BCMCS_ENABLE(BCMCS対応)”フィールドが追加されている。
図5は、SectorParameters Messageの構成を示す図である。図5に示すように、SectorParameters Messageには、1ビット長の“BCMCS_ENABLE”フィールドが追加されている。
QuickConfig Message及びSectorParameters Messageにおいて、“BCMCS_ENABLE”フィールドが“0”である場合には、現基地局がBCMCSに対応していないことを示し、“BCMCS_ENABLE”フィールドが“1”である場合には、現基地局がBCMCSに対応していることを示している。
(無線通信端末の動作)
次に、図6及び図7を参照して、本実施形態に係る無線通信端末1の動作について説明する。
(1)無線通信端末の動作:
図6は、本実施形態に係る無線通信端末1の動作を示すフローチャートである。以下においては、無線通信端末1が、BCMCS非対応基地局である無線基地局2とネゴシエーションして、QoSレベル、データレート、及び各種のプロトコルなど、無線基地局2の通信能力に応じた通信設定(Session Configuration)を設定後、BCMCS対応基地局である無線基地局3にハンドオフした場合の動作について説明する。
ステップS110において、通信設定判定部173は、BCMCS受信開始指示、すなわち受信動作時刻になったこと、或いはユーザからBCMCS受信操作を受け付けたことを検知する。
ステップS120において、通信設定判定部173は、通信設定記憶部182に記憶されている通信設定(Session Configuration)が、BCMCS対応の通信設定(Session Configuration)であるか否かを判定する。BCMCS対応の通信設定(Session Configuration)である場合には、ステップS150の処理に進む。一方、BCMCS非対応の通信設定(Session Configuration)である場合には、ステップS130の処理に進む。ここでは、無線基地局2の通信能力に応じた通信設定(Session Configuration)が通信設定記憶部182に記憶されているので、BCMCS非対応の通信設定(Session Configuration)であるとしてステップS130の処理に進む。
ステップS130において、基地局判定部174は、現基地局がBCMCSに対応しているか否かをチェックする。ステップS130の詳細については後述する。
ステップS140において、基地局判定部174は、ステップS130のチェック結果に応じて、現基地局がBCMCSに対応しているか否かを判定する。現基地局がBCMCSに対応している場合には、ステップS150の処理に進む。現基地局がBCMCSに対応していない場合には、動作が終了する。ここでは、現基地局、すなわち無線基地局3は、BCMCSに対応しているので、ステップS150の処理に進む。
ステップS150において、BCMCS受信制御部175は、現基地局からコンテンツを受信するよう無線通信部12などを制御する。
(2)BCMCS対応基地局チェックの動作:
次に、BCMCS対応基地局チェック、すなわち上記ステップS130の詳細について説明する。図7は、BCMCS対応基地局チェックの処理手順を示すフローチャートである。
ステップS131において、基地局判定部174は、現基地局から受信したQuickConfig Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っているか否かを判定する。QuickConfig Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っている場合には、ステップS132の処理に進む。ステップS132では、現基地局はBCMCSに対応していると判定される。QuickConfig Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っていない場合には、ステップS133の処理に進む。
ステップS133において、基地局判定部174は、現基地局から受信したSectorParameters Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っているか否かを判定する。SectorParameters Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っている場合には、ステップS132の処理に進む。SectorParameters Messageに、BCMCS対応フィールド(“1”)が入っていない場合には、ステップS134の処理に進む。
ステップS134において、基地局判定部174は、現基地局からBroadcastOverhead Messageを受信したか否かを判定する。現基地局からBroadcastOverhead Messageを受信した場合には、ステップS132の処理に進む。現基地局からBroadcastOverhead Messageを受信しない場合には、ステップS135の処理に進む。
ステップS135において、基地局判定部174は、現基地局がBCMCSに対応していないと判定する。
(作用・効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応していないと判定され、かつ、現基地局がBCMCSに対応していると判定された場合、BCMCS受信制御部は、現基地局からコンテンツを受信するよう制御する。したがって、BCMCSに非対応の通信設定(Session Configuration)がなされている場合であっても、BCMCSに対応する現基地局がBCMCSによって送信するコンテンツを受信することができる。
本実施形態によれば、受信動作時刻において、通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かを判定することで、通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かの判定を行うタイミングを自動で設定できる。或いは、ユーザからBCMCS受信操作を受け付けた場合に、通信設定(Session Configuration)がコンテンツの受信に対応しているか否かを判定することで、通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かの判定を行うタイミングを任意に設定できる。
[第1変更例]
図8は、本変更例に係る無線通信端末1の動作を示すフローチャートである。本変更例では、通信設定(Session Configuration)を再設定して、BCMCSによって送信されるコンテンツを受信する方法について説明する。ただし、上述した実施形態と同様の動作、すなわちステップS210〜S240については、重複する説明を省略する。
ステップS250において、ネゴシエーション実行部171は、通信設定記憶部182に記憶されている通信設定(Session Configuration)を削除する。また、ネゴシエーション実行部171は、確立されていたセッションを解放する。
ステップS260において、ネゴシエーション実行部171は、現基地局とネゴシエーションし、通信設定(Session Configuration)を再設定する。
ステップS270において、BCMCS受信制御部175は、ステップS260で再設定された通信設定(Session Configuration)を用いて、現基地局からコンテンツを受信するよう制御する。
本変更例によれば、BCMCS受信制御部175は、再設定された通信設定(Session Configuration)を用いて、現基地局からコンテンツを受信するよう制御するので、より確実に現基地局からコンテンツを受信することができる。
[第2変更例]
図9は、本変更例に係る無線通信端末1の動作を示すフローチャートである。本変更例では、アイドル・ハンドオフ、つまり着信通知の待ち受け中のハンドオフが発生したタイミングでBCMCS受信判定を実行する方法について説明する。
ステップS310において、ハンドオフ制御部172は、パイロット信号強度に応じて、他の無線基地局へ接続先を切り替える。
ステップS320〜S370については、上述した第1変更例と同様の動作であるため、重複する説明を省略する。
本変更例によれば、アイドル・ハンドオフが発生したタイミングで、通信設定(Session Configuration)がコンテンツの受信に対応しているか否かを判定することで、通信設定(Session Configuration)がBCMCSに対応しているか否かの判定を行うタイミングをより適切に設定できる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、BCMCS対応基地局チェックの際、QuickConfig Message、SectorParameters Message、BroadcastOverhead Messageの3つのメッセージを使用していたが、QuickConfig Message、SectorParameters Message、BroadcastOverhead Messageのいずれか1つのみを使用してもよい。この場合、無線通信端末1の処理負荷を軽減することができる。また、BCMCS対応であることを示すメッセージは、上記3つのメッセージの他の新たなメッセージや、新規のメッセージを用いてもよい。
また、上述した実施形態では、無線通信端末1を例に説明したが、自動車に搭載されるカーナビゲーションシステムに接続される無線通信カードモジュールなど、無線通信端末1と同様の機能を提供する装置であればよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信装置を含む移動体通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の機能ブロック構成図である。 図2の制御部及び記憶部の詳細構成を示す機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が受信するQuickConfig Messageの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末が受信するSectorParameters Messageの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 BCMCS対応基地局チェックの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変更例に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変更例に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線通信端末、2,3…無線基地局、4…通信ネットワーク、5…コンテンツサーバ、6…BCMCSコントローラ、11…アンテナ、12…無線通信部、13…操作部、14…マイク、15…スピーカ、16…表示部、17…制御部、18…記憶部、171…ネゴシエーション実行部、172…ハンドオフ制御部、173…通信設定判定部、174…基地局判定部、175…BCMCS受信制御部、181…受信動作時刻記憶部、182…通信設定記憶部

Claims (10)

  1. 無線基地局が複数の配信先に向けて同時に送信する同一のコンテンツを受信する無線通信装置であって、
    接続した無線基地局の通信能力に応じて設定された通信設定を記憶する通信設定記憶部と、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によって前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応していないと判定された場合、接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部によって前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記コンテンツを受信するよう制御する受信制御部と
    を備える無線通信装置。
  2. 前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記接続中の無線基地局の通信能力に応じて前記通信設定を再設定する再設定部をさらに備え、
    前記受信制御部は、再設定された前記通信設定を用いて、前記コンテンツを受信するよう制御する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 他の無線基地局へのハンドオフを制御するハンドオフ制御部をさらに備え、
    前記第1判定部は、着信通知の待ち受け中に前記ハンドオフが発生した場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記コンテンツの受信動作時刻を記憶する時刻記憶部をさらに備え、
    前記第1判定部は、前記受信動作時刻において、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  5. 前記コンテンツの受信操作をユーザから受け付ける操作受け付け部をさらに備え、
    前記第1判定部は、前記操作受け付け部が前記受信操作を受け付けた場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  6. 無線基地局が複数の配信先に向けて同時に送信する同一のコンテンツを受信する無線通信方法であって、
    接続した無線基地局の通信能力に応じて設定された通信設定を記憶するステップと、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップと、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応していないと判定された場合、接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であるか否かを判定するステップと、
    前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記コンテンツを受信するよう制御するステップと
    を備える無線通信方法。
  7. 前記接続中の無線基地局が前記コンテンツを送信可能であると判定された場合、前記接続中の無線基地局の通信能力に応じて前記通信設定を再設定するステップをさらに備え、
    前記制御するステップでは、再設定された前記通信設定を用いて、前記コンテンツを受信するよう制御する請求項6に記載の無線通信方法。
  8. 他の無線基地局へのハンドオフを制御するステップをさらに備え、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、着信通知の待ち受け中に前記ハンドオフが発生した場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項6又は7に記載の無線通信方法。
  9. 前記コンテンツの受信動作時刻を記憶するステップをさらに備え、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、前記受信動作時刻において、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項6又は7に記載の無線通信方法。
  10. 前記コンテンツの受信操作をユーザから受け付けるステップをさらに備え、
    前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定するステップでは、前記受け付けるステップにおいて前記受信操作を受け付けた場合、前記通信設定が前記コンテンツの受信に対応しているか否かを判定する請求項6又は7に記載の無線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011523823A (ja) * 2008-08-22 2011-08-18 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 異種ネットワーク間でセル再探索を実行する方法及び装置
JP2013527645A (ja) * 2010-03-19 2013-06-27 アルカテル−ルーセント マシン・タイプ・コミュニケーションの方法およびシステム、ならびにセル探索の方法およびデバイス

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