JP2008113067A - スライド機構及びチルト機構を有する電子デバイス、並びに関連する方法 - Google Patents

スライド機構及びチルト機構を有する電子デバイス、並びに関連する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド機構及びチルト機構を有する電子デバイスを提供する。
【解決手段】電子デバイスは、携帯用ディスプレイを有する第1の電子コンポーネントと、携帯用キーボードを有する第2の電子コンポーネントと、第1及び第2の電子コンポーネントとをスライド可能に且つ回動可能に接続するカップリングとを含むことができる。したがって、第1及び第2の電子コンポーネントはいずれも互いに対してスライドして回動することができる。
【選択図】図2B

Description

[0001]本開示は、スライド機構及びチルト機構を有する電子デバイスに関する。特に、本開示の態様は、スライド機構及びチルト機構を有するモバイル通信デバイス及び/又はコンピュータデバイスに関する。
背景
[0002]現在のモバイル通信デバイス及び/又はコンピュータデバイスは、一般に、互いに対して回動又はスライドできるディスプレイ及びキーボードを含んでいる。例えば、折り畳み式携帯電話においては、ディスプレイをキーボードに対して回動させることができ、或いは、携帯端末(PDA)又はスマートフォンにおいては、ディスプレイをキーボードに対してスライドさせることができる。図1は、スクリーン18を支持するディスプレイ12を含む典型的なモバイル通信/コンピュータデバイス10を示している。ディスプレイ12は、キーボード16を支持するベース14に対して取り付けられている。ディスプレイ12は、キーボード16を出すためにベース14に対してスライドできる。
[0003]現在のモバイル通信/コンピュータデバイスは幾つかの欠点を有している。例えば、モバイル通信/コンピュータデバイス10に関連する1つの欠点は、スクリーン18の視角をキーボード16に対して調整できないという点である。その結果、ユーザは、スクリーン18を読むために上を見なければならず、また、キーボード16を見るために下を見なければならない。このような繰り返し動作は、ユーザの首に負担をかけるとともに、ユーザがモバイル機器10を使用する意欲を失わせる可能性がある。したがって、全体の配置をコンパクトにしつつキーボードに対するスクリーンの視角をユーザが調整できるモバイス通信/コンピュータデバイスが必要である。
詳細な説明
A.概要
[0019]本開示は、電子デバイスのためのスライド機構及びチルト機構並びに関連する方法について記載している。以下に記載された幾つかの詳細な内容は、開示された実施形態を当業者が行なって使用できる十分な態様で以下の実施形態を説明するために与えられているが、本発明の特定の実施形態を実行するために必要ない場合もあることは言うまでもない。また、本発明は、請求項の範囲内に入るが図2〜12に関して詳細に記載されていない他の実施形態を含むことができる。
[0020]開示された実施形態の特定の1つの態様は、スライド機構及びチルト機構を有するモバイル通信デバイスに関するものである。モバイル通信デバイスは、第1のスライド部材を有する第1の電子コンポーネント(例えばディスプレイ)と、ガイド部材を有する第2の電子コンポーネント(例えばキーボード)と、第1及び第2の電子コンポーネントとを結合するヒンジとを含むことができる。ヒンジは第2のスライド部材を支持することができる。第1及び第2のスライド部材はガイド部材と係合するように位置されている。この場合、第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされると、第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が互いに対してスライドできる。ガイド部材が第2のスライド部材と係合すると、第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対して回動できる。
[0021]他の実施形態においては、第1及び第2のスライド部材が不連続経路を形成することができ、また、第1及び第2の電子コンポーネントが第1の形態(例えば、引き出された形態)にあるときに、ガイド部材及び不連続経路のうちの少なくとも一方が他方に対してスライドできる。第1及び第2の電子コンポーネントが第2の形態(例えば、傾けられた形態)にあるときに、ガイド部材は第1及び第2のスライド部材に対するスライドが少なくとも制限される。
[0022]他の実施形態において、モバイル通信デバイスは、第1の電子コンポーネントをスライド経路に沿って第2の電子コンポーネントに対してスライドさせるスライド手段(例えばレール)を含むことができる。スライド手段は、互いに軸方向に位置合わせされるときにガイド部材と係合するように位置された第1のスライド部材及び第2のスライド部材を含むことができる。また、モバイル通信デバイスは、第1の電子コンポーネントが第2の電子コンポーネントに対するスライドを制限されるときに第1の電子コンポーネントを第2の電子コンポーネントに対して回動させる回動手段(例えばヒンジ)を含むこともできる。更に、モバイル通信デバイスは、第1の電子コンポーネントがスライド経路に沿って第2の電子コンポーネントに対して所定の位置にあるときに第1の電子コンポーネントが第2の電子コンポーネントに対してスライドすることを少なくとも制限するための制限手段を含むことができる。
[0023]開示された実施形態の他の態様は、第1の電子コンポーネント及び第2の電子コンポーネントを含む電子デバイスのためのスライド及び傾動モジュールに関するものである。モジュールは、第1の電子コンポーネントにより支持された第1のスライド部材と、第2の電子コンポーネントにより支持されたガイド部材と、第1及び第2の電子コンポーネントとを結合し且つ第2のスライド部材を支持するヒンジとを含むことができる。第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対してスライドできるときに、第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされてガイド部材と係合するように位置される。第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対して回動可能であるときに、ガイド部材が第2のスライド部材と係合される。
[0024]開示された実施形態の更に他の態様は、第1の前面と、前面と対向する後面と、前面に配置されたディスプレイと、後面上に配置された第1のスライド部材とを有する第1の電子コンポーネントを含むことができる携帯用電子メールデバイスに関するものである。また、携帯用電子メールデバイスは、第2の前面と、キーボードと、ガイド部材とを有し、キーボード及びガイド部材が第2の前面上に配置された第2の電子コンポーネントも含むことができる。更に、携帯用電子メールデバイスは、第1の電子コンポーネントの後面と第2の電子コンポーネントの第2の前面との間を結合するとともに、第2のスライド部材を支持するヒンジを含むこともできる。第1及び第2のスライド部材はガイド部材と係合するように位置される。この場合、第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされるときに第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対してスライドできる。ガイド部材が第2のスライド部材と係合されると、第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対して回動できる。
[0025]更なる態様は、第1の電子コンポーネント及び第2の電子コンポーネントを含む電子デバイスを動作させる方法に関する。例えば、1つの方法は、第1の電子コンポーネントをスライド経路に沿って第2の電子コンポーネントに対してスライドさせることを含むことができる。また、方法は、第1の電子コンポーネントがスライド経路に沿って第2の電子コンポーネントに対して第1の位置にあるときに第1の電子コンポーネントが第2の電子コンポーネントに対してスライドすることを制限することを含むこともできる。更に、方法は、第1の電子コンポーネントが第2の電子コンポーネントに対するスライドを制限されているときに第1の電子コンポーネントを第2の電子コンポーネントに対して回動させることを含むことができる。
B.スライド機構及びチルト機構を有する電子デバイス
[0026]図2Aは、本発明の一実施形態にしたがって構成された閉じられた形態の電子デバイス100の斜視図である。電子デバイス100は、第1の電子コンポーネント102と、第1の電子コンポーネント102と移動可能に係合する第2の電子コンポーネント104とを含むことができる。第1及び第2の電子コンポーネント102,104は、ユーザに対して所望の視角を与えるために互いに対してスライドして傾くことができる。図示の位置において、第2の電子コンポーネント104は、第1の電子コンポーネントと対向して略並んで配置されている。例えば図2B〜2Dに示される他の位置において、第1及び第2の電子コンポーネント102,104は互いからオフセットすることができ及び/又は互いに対して傾くことができる。
[0027]第1の電子コンポーネント102は、第1のハウジング101と、第1のハウジング101により支持され、或いは第1のハウジング101に対して取り付けられた様々な電子的及び/又は機械的なコンポーネントとを含むことができる。例えば、第1の電子コンポーネント102は、ディスプレイ106(例えば液晶ディスプレイ)と、表面プレート107と、入力ボタン108及び/又は他のタイプの電子サブコンポーネントとを含むことができる。第1のハウジング101は、これらの電子的及び/又は機械的なサブコンポーネントを支持するように適切に寸法付けられて形成された構造体を含むことができる。
[0028]第2の電子コンポーネント104は、入力/出力コンポーネントを支持し且つ第1のハウジング101と略同等に構成された第2のハウジング103を含むことができる。第2の電子コンポーネント104は、ユーザからの入力を受け入れるためにカメラボタン118及びボイスレコーダボタン122等の入力コンポーネントを含むことができる。また、第2の電子コンポーネント104は、外部デバイス(例えば、図示しないパーソナルコンピュータ)に接続するための通信ポート112を含むこともできる。通信ポート112は、例えば、ユニバーサルシリアルバスポート又は他の適当な通信ポートであってもよい。更に、第2の電子コンポーネント104は、ユーザに対するフィードバックを行なうためにヘッドホンポート114やスピーカ116等の様々な出力コンポーネントを含むことができる。また、電子デバイス100は、他のコンピュータコンポーネント、例えば、PDAデバイス、携帯電話、ラップトップコンピュータ、タブレットPC、スマートフォン、携帯用電子メールデバイス又は他のモバイル通信/コンピュータデバイスで一般に見出されるコンピュータコンポーネントを含むこともできる。1つの実施形態において、電子デバイス100は、電子メールデバイスであってもよく、或いは、電子メールを送信し/受信するために使用することができる。
[0029]1つの動作モードにおいて、ユーザは、第1の電子コンポーネント102上の入力ボタン108及び/又は第2の電子コンポーネント104上のボタン118,122を使用して、電子デバイス100を閉位置で動作させることができる。ユーザは、ディスプレイ106、ヘッドホンポート114、スピーカ116又はこれらのサブコンポーネントの組み合わせにより、電子デバイス100からフィードバックを得ることができる。以下で更に説明するように、他の動作モードにおいては、電子デバイスを任意の幾つかの開位置で動作させることができる。
[0030]図2Bは、引き出された形態における図2Aの電子デバイス100の斜視図である。第1の電子コンポーネント102は、第2の電子コンポーネント104に対してスライド方向Sにスライドすることができるとともに、逆方向に引き込ませることができる。引き出し位置において、第1の電子コンポーネント102は、第2の電子コンポーネント104の入力デバイス126を出すために、第2の電子コンポーネント104からオフセットさせることができる。また、第1の電子コンポーネント102は、図2Aに示される閉位置へと引き込ませて入力デバイス126を隠すことができる。図示の実施形態において、入力デバイス126は、キーボード(例えば、QWERTYキーボード、QWERTZキーボード、AZERTYキーボード、DVORAKキーボード)を含んでいる。他の実施形態において、入力デバイス126は、タッチパッド、手書きタブレット又は他の適当な入力コンポーネントを含むことができる。キーボード型の入力デバイス126は、電子デバイス100へのメッセージをタイプすることが簡単且つ効率的であるため、特に有用である。また、第2の電子コンポーネント104は、入力デバイス126に近接して位置された更なる電子的な及び/又は機械的なサブコンポーネント(例えば、プッシュボタン及び/又は磁気カードリーダ)を含むこともできる。
[0031]図2Cは、傾けられた形態における図2Aの電子デバイス100の斜視図である。第1の電子コンポーネント102は、第2の電子コンポーネント104からオフセットされると、第2の電子コンポーネント104に対して傾動方向Tに回動することができる。したがって、第1の電子コンポーネント102の主面は、第2の電子コンポーネント104の主面に対してゼロでない角度を成すことができる。例えば、第1及び第2の電子コンポーネントは、0°よりも大きく且つ180°よりも小さい角度を成すように互いに対して回動することができる。
[0032]また、図2Cは、前述のスライド動作及び傾き動作を容易にする代表的な機構の特徴も示している。例えば、第1の電子コンポーネント102は、第1の電子コンポーネント102の表面105上又はその近傍に、第1のチャンネル128と、第1のチャンネル128内に受けられる第1のスライド部材130とを含むことができる。第1のスライド部材130は、第1のチャンネル128の略全長にわたって延びることができるとともに、ボルト、リベット、クリップ、ピン、接着剤又は他の固定具を使用して第1のチャンネル128内で第1の電子コンポーネント102に対して固定して取り付けることができる。図示の実施形態において、第1のスライド部材130は、図5A〜5Bを参照して以下で詳細に説明するように、略U字形状の断面を有するレールを含んでいる。他の実施形態において、第1のスライド部材130は、バー、シャフト、ロッド又は他のタイプのスライド構造体を含むことができる。
[0033]電子デバイス100は、第1の電子コンポーネント102の表面105上又はその近傍に、ヒンジ134と第2のチャンネル132とを含むことができる。第2のチャンネル132は、第1のチャンネル128に隣接して位置させることができるとともに、ヒンジ134の対応部分を受けるように寸法付けて形成することができる。ヒンジ134は、スライド可能に且つ回動可能に第1の電子コンポーネント102と第2の電子コンポーネント104とを接続することができ、それにより、第1及び第2の電子コンポーネント102,104はいずれも互いに対してスライドできるとともに回動することができる。ヒンジ134の実施形態については図4を参照して以下で更に説明する。
[0034]また、電子デバイス100は、各ヒンジ134内に少なくとも部分的に収容される第2のスライド部材140を含むことができる。第2のスライド部材140は第1のスライド部材130と略同様に形成することができる。幾つかの実施形態において、第2のスライド部材140は第1のスライド部材130より長くてもよい。他の実施形態において、第2のスライド部材140は第1のスライド部材130よりも短く或いは長さが等しくてもよい。
[0035]また、電子デバイス100は、第2の電子コンポーネント104により支持された弾性ロック138を含むことができる。弾性ロック138は、ヒンジ134と解放可能に係合するため、個々のヒンジ134の近傍に位置させることができる。図2Dを参照して以下で詳細に説明するように、弾性ロック138がヒンジ134と係合すると、弾性ロック138は、第1及び第2の電子コンポーネントが互いに対してスライド方向Sにスライドすることを防止することができる。
[0036]図2Dは、図2Cに示される電子デバイス100の一部の拡大部分切断斜視図である。図2Dに示されるように、第2の電子コンポーネント104は、第1及び第2のスライド部材130,140(図2C)をガイドするためのガイド部材142を含むことができる。ガイド部材142は、第2の電子コンポーネント104に対して取り付け固定することができるとともに、第1及び第2のスライド部材130,140と連続して係合することができる。例えば、第1の電子コンポーネント102及び第2の電子コンポーネント104が互いに対して図示の位置にあると、第2のスライド部材140がガイド部材142を略収容するとともに、第1の電子コンポーネントが第2の電子コンポーネント104に対して傾くことができる。第1及び第2の電子コンポーネント102,104が互いに対して他の位置にあると(例えば、これらのコンポーネントが互いの方に向かって直接に対向する場合)、ガイド部材142は、第2のスライド部材140から外側に移動して第1のスライド部材130(図2C)と係合することができ、それにより、第1の電子コンポーネント102のスライド動作を容易にする。
[0037]第1の電子コンポーネント102の相対的なスライド動作は、弾性ロック138により選択的に停止させることができる。弾性ロックのうちの一方が図2Dに示されている。弾性ロック138は、プレート137と、第1の突出部133と、第2の突出部135とを含むことができ、突出部の両方がプレート137により支持されている。プレート137により、第1及び第2の突出部133,135は一体で移動することができる。また、弾性ロック138は、第2の電子コンポーネント104の凹部内に配置されたコイルスプリング131を含むことができる。コイルスプリング131は、プレート137を第2の電子コンポーネント104から離すように付勢することができる。第2の突出部135は、ヒンジ134の切り欠き136内に嵌合するように寸法付けて形成することができる。
[0038]第1及び第2の電子コンポーネント102,104が互いに向けて対向するように略並んで配置される(図2A〜2B)と、第1の電子コンポーネント102の略平坦な表面105が第1の突出部133を下側に押し下げ、それにより、第2の突出部135が切り欠き136から下側へと外れる。その結果、ヒンジ134及び/又はガイド部材142は、互いに対してスライド方向Sに自由にスライドできる。ヒンジ134の切り欠き136が再び第2の突出部135に位置合わせされ且つ第1の電子コンポーネント102が上側へ傾けられると、弾性ロック138に対する押し下げ力が解除される。その結果、コイルスプリング131は第2の突出部135を切り欠き136内へと付勢することでき、それにより、ヒンジ134及びガイド部材142が互いに対して離れるようにスライドすることが防止される。
[0039]ここで、図2A〜2Dを参照しながら、電子デバイス100の全体の動作について説明する。電子デバイス100を開放するため、ユーザは、図2Bに矢印Sで示されるように、第1の電子コンポーネント102を第2の電子コンポーネント104に対してスライドさせることができる。その後、ユーザは、図2Cに矢印Tで示されるように、第1の電子コンポーネント120を傾けることができる。ヒンジ134により、第1の電子コンポーネント102は第2の電子コンポーネント104に対して回動することができる。これは、第1のスライド部材130が第2のスライド部材140から自由であるためである。このとき、ユーザは、第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方を他方に対して回動させることにより、入力デバイス126に対するディスプレイ106(図2A)の視角を調整することができる。幾つかのコンポーネントが図2C及び図2Dでは見えるが図2Bでは見えないため、ここで、図2C及び図2Dを参照しながらスライド動作及び傾動動作の両方の更なる態様について説明する。これらの態様は、図2C及び2Dでは展開されて開放された位置で示される電子デバイス100を折り畳んで閉じるという状況で説明する。したがって、以下のステップを単に逆に行なえば、電子デバイス100を開放して展開する動作となる。
[0040]第1のコンポーネント102を第2のコンポーネント104に対してスライドさせるという状況でスライド動作を説明する。第2のコンポーネント104を第1のコンポーネント102に対して移動させる場合も同様に同じ一般的な動作の特徴が適用されることは理解されたい。スライド動作の前に、ユーザは、第1及び第2のスライド部材130,140が軸方向に位置合わせされて不連続経路を形成するように、第1の電子コンポーネント102を下側に折り畳む。ヒンジ134が第1のコンポーネント102の第2のチャンネル132内に受けられる。この時点で、ガイド部材142(図2D)が第2のスライド部材140と係合される。スライド動作の初めに、第1の電子コンポーネント102が第2の電子コンポーネント104に対して矢印Sにより示される方向と反対の方向にスライドすると、第2のスライド部材140がガイド部材142に対してスライドする。スライドし続けると、ガイド部材142は、第2のスライド部材140から外れるとともに、第1のスライド部材130と係合する。ガイド部材142は、閉塞プロセスの全体にわたって第1のスライド部材130と係合されたままである。ガイド部材142が第1のスライド部材130と係合されると、第1及び第2の電子コンポーネント102,104は、少なくとも互いに対して回動することが制限される(例えば防止される)。
[0041]図2A〜Dに示される電子デバイス100の幾つかの実施形態の1つの予期される利点は、ユーザが幅広い様々な任意の視角へとディスプレイ106を移動させることができるという点である。したがって、ユーザは、従来のデバイスのように、ディスプレイを読むために上を見て、その後、入力デバイス126を見るために下を見なくても、ディスプレイ106及び入力デバイス126の両方を簡単に同時に見ることができる。その結果、ユーザは、より快適な姿勢のまま電子デバイス100を操作することができる。
[0042]図2A〜Dに示される電子デバイス100の幾つかの実施形態の他の予期される利点は、ユーザがデバイスを配置する形態に応じて、異なる態様でユーザがデバイスを操作できるという点である。例えば、図2Aに示されるようにユーザがデバイスを閉じた形態で配置すると、ユーザは、ボタン108(図2A)を使用してデバイスを操作できるとともに、ディスプレイ106(図2A)からフィードバックを得ることができる。図2Bに示されるようにユーザがデバイスを引き出した形態で配置すると、ユーザはキーボード126(図2B〜2D)を使用してデバイスを操作できる。図2C〜2Dに示されるようにユーザがデバイスを傾けた形態で配置すると、ユーザは、キーボード126(図2B〜2D)を使用してデバイスを操作できるとともに、ディスプレイ106(図2A)を移動させて所望の視角を得ることができる。
[0043]図3〜7は、図2A〜2Dに示される電子デバイス100の様々なコンポーネントの更なる詳細を示している。例えば、図3は、電子デバイス100の第1の電子コンポーネント102の部分分解下面図である。この場合、明確にするため、第2の電子コンポーネント104は取り外されている。ヒンジ134(第1のヒンジ134a及び第2のヒンジ134bとして個別に示されている)は、第1のハウジング101に配置させることができるとともに、第1のヒンジ部144を用いて第1のハウジング101に対して回転可能に取り付けることができる。また、個々のヒンジ134は、回転軸146を中心に第1の電子コンポーネント102に対して回転できるハウジング部156a〜bも含むこともできる。図3において、第1のヒンジ134aのハウジング部156aは、第1の電子コンポーネント102に対して略垂直な方向に延びるように回転され、また、第2のヒンジ134bのハウジング部156bは、第2のチャンネル132内に受けられるように第1の電子コンポーネント102の面内へと回転されて示されている。実際の動作においては、ハウジング部156a〜bが一体で回転する。第1及び第2のスライド部材130,140は、図5〜7を参照して以下で更に詳細に説明するように、ガイド部材142(図2D)を受けてこれと解放可能に係合するべく構成されたクリップデバイス148を更に含むことができる。
[0044]ハウジング156a〜bが図3の面内へと回転され且つ対応する第2のチャンネル132内に受けられると、第1のスライド部材130のそれぞれは、その対応する第2のスライド部材140と略軸方向に位置合わせされる。しかしながら、第1のスライド部材130のそれぞれは、その対応する第2のスライド部材140から切れ目139により離間される。切れ目149としては、スリット又は他のタイプの切断部を挙げることができる。この切れ目149により、第1の電子コンポーネント102を第2の電子コンポーネント104(図2C)に対して傾けるときに第2のスライド部材140を第1のスライド部材130に対して回転させることができる。第1及び第2のスライド部材130,140が同軸であると、これらが不連続経路を形成し、この不連続経路によりガイド部材142(図6に示されている)が当該経路に沿ってスライドできる。
[0045]図4は、電子デバイス100の一方のヒンジ134の斜視図である。ヒング134は、第1のヒンジ部144と、第1のヒンジ部144を受けるように構成された第2のヒンジ部152と、第2のヒンジ部152から延びるハウジング部156とを含むことができる。第1のヒンジ部144は異なるタイプの回動コンポーネントを含むことができる。例えば、第1のヒンジ部144は、台湾のSimula Technology社により製造されたフリーストップヒンジ(型番FP001−05F05−100)又は他のタイプの回動コンポーネントを含むことができる。第2のヒンジ部152は第1のヒンジ部144を収容するように形成して寸法付けることができる。
[0046]ハウジング部156は、回転軸146から離れる方向に延びるように、第2のヒンジ部152に対して取り付け固定することができる。ハウジング部156は、第2のスライド部材140を受けるように形成して寸法付けることができる。ハウジング部156は、第1の壁158と、第1の壁158に取り付けられた第2の壁160,162と、第2の壁160,162のそれぞれに取り付けられた第3の壁166,168とを有する略矩形状を成すことができる。第3の壁166,168は、スロット164を挟んで互いに対向する一対の内側リップを形成している。他の実施形態において、ハウジング部156は、例えばU形状又はL形状を含む他の形状を成すことができる。
[0047]図5A〜5Bは、第1の位置及び第2の位置のそれぞれにおける第1及び第2のスライド部材130,140の下面図である。図5A〜5Bにおいて、第1及び第2のスライド部材130,140はガイド部材142(点線で示されている)と係合して示されている。説明のため、図5A〜5Bには、他の関連するコンポーネントが示されていない。図5A〜5Bに示されるように、第1及び第2のスライド部材130,140は、スライド軸151に沿って互いに略位置合わせされ、切れ目149を含むスライド経路を形成している。図5Aに示されるように第1及び第2のスライド部材130,140が第1の位置にあると、第1のスライド部材130がガイド部材142を収容する。第1のスライド部材130及び第2のスライド部材140のうちの少なくとも一方は、スライド経路に沿って他方に対してスライドすることができる。第1のスライド部材130及び第2のスライド部材142がスライド軸151に沿って互いに対してスライドすると、ガイド部材142は、切れ目149を乗り越えて第2のスライド部材140と係合することができる。その結果、第2のスライド部材140及びガイド部材142のうちの少なくとも一方が、スライド軸151に沿って他方に対してスライドすることができ、それにより、第2のスライド部材140がガイド部材142を略収容する。図5Bに示されるように第1及び第2のスライド部材130,140が第2の位置にあると、ガイド部材142が第1のスライド部材130から外される。その結果、第1のスライド部材130がガイド部材142に対して回動することができ、それにより、デバイス100(図2C)は図2Cに示される位置をとることができる。
[0048]図5Cは、直立位置で示された第1のスライド部材130の端面図である。第2のスライド部材140は略同様の形状を有している。第1のスライド部材130は、第1の壁170と、第1の壁170に取り付けられた第2の壁172,174と、第2の壁172,174のそれぞれに取り付けられた第3の壁176,178とを含むことができる。スロット175は、互いの方に向かって延びる対向する第3の壁176,178の対を分離している。オプションのクリップデバイス148は、スロット175内に位置されるとともに、第1の壁170と第2の壁172,174と第3の壁176,178とによって形成された空間184内へ延びることができる。図5Aを参照すると、対向するクリップデバイス148の対は、第1のスライド部材130及び第2のスライド部材140の両方の中に位置することができると共に、隙間80によって離間することができる。特定の実施形態においては、クリップデバイス148を省くことができ、或いは、第1及び第2のスライド部材130,140が他のタイプの弾性ロックを組み込むことができる。クリップデバイス148の動作については図6〜7を参照しながら以下で更に説明する。
[0049]図6は、電子デバイス100の第2の電子コンポーネント104の平面図である。この場合、明確にするため、第1の電子コンポーネント102は取り外されている。ガイド部材142は、固定具185を用いて第2の電子コンポーネント104に対して取り付け固定することができる。固定具186としては、ボルト、リベット、クリップ、ピン又は他のタイプの固定具を挙げることができる。ガイド部材142は、場合によって、図7を参照して以下で詳細に説明するクリップデバイス148と係合するように構成された切り欠き188を含むことができる。
[0050]図7は、相対的なスライド動作のために第1のスライド部材130のクリップデバイス148と係合されるガイド部材142の断面図である。ガイド部材142が同様の態様で第2のスライド部材140に沿ってスライドできることは理解されたい。ガイド部材142は、第1の壁190と、第2の壁192,194と、第2の壁192,194のそれぞれに取り付けられた第3の壁196,198とによって形成される略矩形の断面を有することができる。第3の壁196,198が互いに対向して延びている。組立後、ガイド部材142の第3の壁196,198は、第1のスライド部材130の第3の壁176,178上に載置することができるとともに、第1のスライド部材130に対してスライドすることができる。
[0051]図6及び図7を共に参照すると、クリップデバイス148は、ガイド部材142と第1のスライド部材130との間での相対的なスライド動作に抗するためにガイド部材142と解放可能に係合することができる。特に、ガイド部材142の切り欠き188が第1のガイド部材130のクリップデバイス148と略位置合わせされると、クリップデバイス148は、切り欠き188内へと延びてガイド部材142と係合することができる。ユーザは、第1及び第2の電子コンポーネント102,104(図2B)を互いに対してスライドさせることにより、切り欠き188をクリップデバイス148から外すことができる。
C.電子デバイスの更なる実施形態
[0052]図8〜12は、図2A〜2Dに示される電子デバイス100の更なる実施形態を示している。図8は、本発明の他の実施形態にしたがって構成された傾けられた位置で示される電子デバイス200の斜視図である。この実施形態において、図8に示される電子デバイス200の幾つかのコンポーネントは、前述した電子デバイス100の対応するコンポーネントと少なくとも略同様である。したがって、以下では、図8に示される電子デバイス200の動作及び構造における選択された相違について説明する。同様の参照符号は、概ね図2〜7における同様の特徴及びコンポーネントを示している。
[0053]電子デバイス200は、第1の電子コンポーネント202と、第2の電子コンポーネント204と、第1と第2の電子コンポーネント202,204とを移動可能に接続するヒンジ234とを含むことができる。説明のために第2の電子コンポーネントの一部は除外されている。第1の電子コンポーネント202は、第1のハウジング101上に配置された第1のスライド部材230を含むことができる。ヒンジ234は第2のスライド部材240を含むことができる。第2の電子コンポーネント204は、第1及び第2のスライド部材230,240と連続して係合するガイド部材242を含むことができる。図示の実施形態において、ヒンジ234のハウジング部は排除されており、ヒンジ234は、図9を参照して以下で詳細に説明するように、第2のスライド部材240を一体で組み込むことができる。ヒンジ234は、図4に示されるヒンジ134と略同様の態様で動作することができる。また、電子デバイス200は、図11A〜11B及び図12A〜12Dを参照して以下で詳細に説明するように付勢デバイスを更に含むこともできる。
[0054]図9は、ガイド部材242と係合して示された一方のヒンジ234の斜視図である。特に、ヒンジ234は第2のガイド部材240を支持しており、第2のスライド部材240は対応するガイド部材242と係合している。第2のスライド部材240は、軸146から外側方向で、第2のヒンジ部152から延びることができる。第2のスライド部材240は、溶接、成形、機械的な固定又は他の適当なデバイスにより第2のヒンジ部152に対して取り付け固定することができる。第2のスライド部材240は、軸146からオフセットされた或いは軸146と略同一平面にある第2のヒンジ部152に成形することができる。
[0055]図10は、図9のガイド部材242の詳細な斜視図である。ガイド部材242は、ガイド部材242を第2の電子コンポーネント204(図8)に対して固定するための固定具252を受けるように位置された複数のアパーチャ250を有する第1の壁248を含むことができる。また、ガイド部材242は、第1の壁248から延びる第2の壁254と、互いの方に向かって延びる対向する第3の壁256とを含むことができる。第3の壁256は第1の壁248と略平行である。したがって、第1の壁248、第2の壁254、第3の壁256は共に、第1の壁248を挟んで互いに対向する2つのスライドチャンネル249を形成することができる。図示の実施形態において、スライドチャンネル249は略U字形状の断面を有している。他の実施形態において、スライドチャンネル249は、他の断面形状、例えばV形状、L形状又は他の所望の形状を含むことができる。また、ガイド部材242は、スライドプロセスを容易にするためにスライドチャンネル249内に略完全に配置されたチャンネル挿入体258を含むことができる。チャンネル挿入体258は、ガイド部材242と第1及び第2のスライド部材230,240(図8)との間の相対的なスライド動作を和らげるために高分子材料などの弾性材料から構成することができる。
[0056]図11A〜11Bは、デバイス200の一方のコンポーネントを他方に対してスライドさせる際にユーザを助けるための付勢デバイスを組み込む電子デバイス200の一実施形態の下面図である。説明のため、図11A〜11Bには第1のコンポーネント202だけが示されている。したがって、図示の実施例では、(図8に示される第2の電子コンポーネント204の一部を形成する)ガイド部材242が示されているが、第2のコンポーネントの残りは示されていない。図11Aは、例えば図2Bに示される開放形態と略同様に第1の電子コンポーネント202及び第2の電子コンポーネント204(図8)がスライド可能に互いからオフセットする際に第1及び第2のスライド部材230,240に対して位置されたガイド部材242を示している。図11Bは、例えば図2Aに示される閉塞形態と略同様に第1の電子コンポーネント202及び第2の電子コンポーネント204(図8)が閉じられた位置にあるときに第1及び第2のスライド部材230,240に対して位置されたガイド部材242を示している。
[0057]電子デバイス200は、第1の電子コンポーネント202に対して第2の電子コンポーネント204(図8)をスライドさせるプロセスを支援する弾性デバイスを含むことができる。図示の実施形態において、弾性デバイスは、スライドプロセスを容易にするために第2のスライド部材240及びガイド部材242の両方に対して取り付けられたコイルスプリング350を含んでいる。他の実施形態において、弾性デバイスは、スライドプロセスを支援するための他の弾性コンポーネントを含むことができる。
[0058]図示の実施形態において、コイルスプリング350は、第2のスライド部材240に取り付け固定された第1の端部354とガイド部材242に取り付けられた第2の端部356とを有する偏心スプリングを含んでいる。偏心コイルスプリング350は、例えば図11Aに示される位置で、スライド部材230,240に対してガイド部材242を保持することができる。ユーザがガイド部材242を図11Bに示される位置へとスライドさせると、ガイド部材242がコイルスプリング350を圧縮する。コイルスプリング350の第2の端部356が第1の端部354を通過すると、コイルスプリング350が反対方向に延びて、ガイド部材242(及び第2の電子コンポーネント204)が開放位置へと駆動される。したがって、ユーザはスライドプロセスを開始させるだけで済み、コイルスプリング350がプロセスを完了させることができる。
[0059]図12A〜12Bは、デバイス200の一方のコンポーネントを他方に対してスライドさせる際にユーザを支援するための他の付勢デバイスを組み込む電子デバイス200の一実施形態の下面図である。図示の実施例では、(第2の電子コンポーネントの一部を形成する)ガイド部材242が示されているが、明確のため、第2の電子コンポーネントの他のサブコンポーネントは除去されている。図12Aは、第1の電子コンポーネント202及び第2の電子コンポーネント204(図8)が開放位置にあるときの第1及び第2のスライド部材230,240とガイド部材242とを示している。図12Bは、第1の電子コンポーネント202及び第2の電子コンポーネント204(図8)が閉じられた位置にあるときにガイド部材242に対して第1及び第2のスライド部材230,240を示している。
[0060]電子デバイス200は、第1の電子コンポーネント202及び第2の電子コンポーネント204(図8)を互いに対してスライドさせるプロセスを支援する磁気媒体を含むことができる。例えば、電子デバイス200は、ガイド部材242、第1のスライド部材230、第2のスライド部材240にそれぞれ取り付けられた第1、第2、第3の磁石402,404,406を含むことができる。第1の磁石402の磁極は、図12A〜12Bに文字“N”及び“S”で示されるように、第2及び第3の磁石404,406の磁極と略反対に向けることができる。以下、図12C〜12Dを参照しながら磁石402,404,406の動作について説明する。
[0061]図12C〜12Dは、図12A〜12Bの電子デバイスが開放位置(図12C)から閉塞位置(図12D)へ移動する際の当該電子デバイスの概略断面図である。電子デバイス200を開放するためには。以下のステップを単に逆に行なう。閉塞プロセスの前においては、第1の磁石402が第3の磁石406を引き付けている。これは、各磁石402,406の反対の磁極が互いに略位置合わせされているためである。例えば、図12Cに示されるように、第1の磁石402のS極が第3の磁石406のN極と略位置合わせされる。第1の磁石402と第3の磁石406との間の引き付け力は、第1及び第2の電子コンポーネント202,204を開放位置に維持することができる。ユーザが第1の電子コンポーネント202を第2の電子コンポーネント204に対してスライドさせると、これらの磁石の磁極が互いに離れるように移動するため、第1の磁石402と第3の磁石406との間の引き付け力が弱まる。第1の磁石402のS極が第3の磁石406のS極を通り過ぎると、第1の磁石402と第3の磁石406との間の反発力により第1の磁石402が第2の磁石404の方へスライドされる。第1の磁石402が第2の磁石404に近づくと、第1の磁石402及び第2の磁石404の反対の磁極同士が互いに引き付け合う。そして、この引き付け力により、第1の電子コンポーネント202が図2Dに示される閉塞位置へと第2の電子コンポーネント204に対してスライドされる。
[0062]図11A〜12Dに示される電子デバイス200の幾つかの実施形態の1つの特徴は、付勢デバイスが付勢力を印加することによって第1及び第2の電子コンポーネント202,204(図8)の相対的な位置を維持できるという点である。例えば、偏心コイルスプリング350は、図11Aに示される開放形態又は図11Bに示される閉塞形態となるように第1及び第2の電子コンポーネント202,204(図8)を付勢することができる。図11A〜12Dに示される電子デバイス200の幾つかの実施形態の他の特徴は、付勢デバイスがスライドプロセスを支援できるという点である。例えば、磁石402,404,406はスライドプロセス中に互いに引き合うことができ、それにより、ユーザは(例えば、第1の電子コンポーネント202を僅かな量だけ第2の電子コンポーネント204に対してスライドさせることにより)スライドを開始させるだけで済む。その後、磁石402,404,406がスライドプロセスを完了させる。
[0063]以上から分かるように、本明細書では本発明の特定の実施形態を例示目的で説明してきており、本発明から逸脱しない範囲で様々な変更を行なうことができる。例えば、特定の実施形態では弾性ロック138を省くことができる。電子デバイスは、2つではなく、1つのスライド部材、1つのガイド部材、1つのヒンジのみを含むことができる。また、電子デバイスは、第1及び/又は第2の電子コンポーネントに取り付けられる更なるコンポーネント、例えば予備バッテリコンポーネント、電波受信器、送信器を含むことができる。特定の実施形態に関連して説明した本発明の特定の態様は、他の実施形態において組み合わされてもよく、又は排除されてもよい。例えば、電子デバイス100は、図11A〜12Cに示されるような任意の付勢デバイスを組み込むこともできる。また、これらの実施形態に関連して本発明の特定の実施形態に関連する利点について説明してきたが、他の実施形態がそのような利点を示してもよく、また、必ずしも全ての実施形態が本発明の範囲内に入るようにそのような利点を示す必要はない。したがって、添付の請求項による場合を除き、本発明は限定されない。
従来技術にしたがって構成されたモバイル通信/コンピュータデバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された電子デバイスの閉じられた形態における斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された電子デバイスの引き出された形態における斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された電子デバイスの傾けられた形態における斜視図である。 図2Cの電子デバイスの一部の拡大部分切断斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された図2A〜2Cの電子デバイスの第1の電子コンポーネントの部分分解下面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された図2A〜2Cの電子デバイスのヒンジの斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された第1の位置における図2A〜2Cの電子デバイスのスライド部材の下面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された第2の位置における図2A〜2Cの電子デバイスのスライド部材の下面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された図5A〜5Bのスライド部材の端面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成されたガイド部材を含む図2A〜2Cの電子デバイスの第2の電子コンポーネントの平面図である。 本発明の一実施形態にしたがって図5A〜5Bのスライド部材と組み立てられた図6のガイド部材の断面図である。 本発明の他の実施形態にしたがって構成されたガイド部材及びヒンジを有する電子デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された、図8に示されるヒンジの斜視図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された、図8に示されるガイド部材の斜視図である。 本発明の他の実施形態にしたがって構成され且つスライドアシストスプリングを有する電子デバイスの下面図である。 本発明の他の実施形態にしたがって構成され且つスライドアシストスプリングを有する電子デバイスの下面図である。 本発明の他の実施形態にしたがって構成され且つスライドアシスト磁石を有する電子デバイスの下面図である。 本発明の他の実施形態にしたがって構成され且つスライドアシスト磁石を有する電子デバイスの下面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された図12A〜12Bの電子デバイスの概略断面図である。 本発明の一実施形態にしたがって構成された図12A〜12Bの電子デバイスの概略断面図である。
符号の説明
100…電子デバイス、102,202…第1の電子コンポーネント、104,204…第2の電子コンポーネント、130,140,230,240…スライド部材、134,234…ヒンジ。

Claims (15)

  1. 第1のスライド部材を有する第1の電子コンポーネントと、
    ガイド部材を有する第2の電子コンポーネントと、
    前記第1の電子コンポーネントと前記第2の電子コンポーネントとを結合するヒンジと、
    を備えるモバイル通信デバイスであって、
    前記ヒンジが第2のスライド部材を支持し、前記第1及び第2のスライド部材が前記ガイド部材と係合するように位置され、前記第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされるときに、前記第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対してスライドでき、更に、前記ガイド部材が前記第2のスライド部材と係合されると、前記第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対して回動できる、モバイル通信デバイス。
  2. 前記第1のスライド部材が第1の軸に沿って長く、前記第2のスライド部材が、前記第1の軸と同軸な第2の軸に沿って長い、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  3. 前記第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされると、前記第1及び第2のスライド部材が不連続経路を形成する、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  4. 前記第1の電子コンポーネントが、前記第1のスライド部材を支持する第1のチャンネルと、前記第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされるときに、前記ヒンジを受ける第2のチャンネルとを更に含む、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  5. 前記第1及び第2の電子コンポーネントの一方が他方に対して回動できるときに、前記ガイド部材が前記第2のスライド部材内に収容される、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  6. 前記ヒンジが切り欠きをさらに含み、前記第2の電子コンポーネントが、前記第1及び第2の電子コンポーネントの一方が他方に対して回動できるときに、前記切り欠きと係合するように位置された弾性ロックを更に含む、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  7. 前記第1及び第2の電子コンポーネントとの間の相対的な動きを付勢するためにガイド部材と第2のスライド部材との間に動作可能に結合された付勢デバイスを更に備える、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  8. 前記付勢デバイスが、前記第2のスライド部材に結合された第1の端部と前記ガイド部材に結合された第2の端部とを有する弾性デバイスを含む、請求項7に記載のモバイル通信デバイス。
  9. 前記付勢デバイスが、前記第1のスライド部材に結合された第1の磁石と、第2のスライド部材に結合された第2の磁石と、前記ガイド部材に結合された第3の磁石とを含む、請求項7に記載のモバイル通信デバイス。
  10. 前記第1の電子コンポーネントがLCDディスプレイを更に含み、前記第2の電子コンポーネントがキーボードを更に含み、前記キーボードが、QWERTYキーボード、QWERTZキーボード、AZERTYキーボード、DVORAKキーボードのうちの1つである、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  11. 第1のスライド部材を有する第1の電子コンポーネントと、
    ガイド部材を有する第2の電子コンポーネントと、
    前記第1及び第2の電子コンポーネントとを結合するとともに前記第2のスライド部材を支持するヒンジと、
    を備える電子デバイスであって、
    前記第1及び第2の電子コンポーネントが第1の形態にあるときには、少なくとも一部が前記第1及び第2のスライド部材によって形成された不連続経路及びガイド部材のうちの一方が他方に対してスライドでき、第1及び第2の電子コンポーネントが第2の形態にあるときには、前記ガイド部材が、前記第1及び第2のスライド部材に対するスライドが少なくとも制限される電子デバイス。
  12. 前記第1及び第2の電子コンポーネントが、前記第1の形態では互いに対してスライドでき、前記第2の形態では互いに対して回動できる、請求項11に記載の電子デバイス。
  13. 前記第1及び第2のスライド部材が、不連続経路に沿って延びる少なくとも1つのスロットを更に含み、スロットがガイド部材を受けるように位置されている、請求項11に記載の電子デバイス。
  14. 第1の電子コンポーネントと、
    前記第1の電子コンポーネントに対して移動可能に結合された第2の電子コンポーネントと、
    前記第1の電子コンポーネントをスライド経路に沿って、前記第2の電子コンポーネントに対してスライドさせるスライド手段と、
    第1の電子コンポーネントが前記スライド経路に沿って前記第2の電子コンポーネントに対して所定の位置にあるときに、前記第1の電子コンポーネントが前記第2の電子コンポーネントに対してスライドすることを少なくとも制限するための制限手段と、
    前記第1の電子コンポーネントが前記第2の電子コンポーネントに対するスライドを制限されるときに前記第1の電子コンポーネントを前記第2の電子コンポーネントに対して回動させる回動手段と、
    を備えるモバイル通信デバイス。
  15. 第1の前面と、前記前面と対向する後面と、前記前面に配置されたディスプレイと、前記後面上に配置された第1のスライド部材とを有する第1の電子コンポーネントと、
    第2の前面と、キーボードと、ガイド部材とを有し、前記キーボード及び前記ガイド部材が前記第2の前面上に配置された第2の電子コンポーネントと、
    前記第1の電子コンポーネントの前記後面と前記第2の電子コンポーネントの前記第2の前面との間を結合するとともに、第2のスライド部材を支持するヒンジと、
    を備える携帯用電子メールデバイスであって、
    前記第1及び第2のスライド部材が前記ガイド部材と係合するように位置され、第1及び第2のスライド部材が互いに軸方向に位置合わせされるときに第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対してスライドでき、更に、ガイド部材が第2のスライド部材と係合されると、前記第1及び第2の電子コンポーネントのうちの少なくとも一方が他方に対して回動できる携帯用電子メールデバイス。
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