JP2008112867A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDチップの光取り出し面側で封止部の黒色化が起こるのを防止でき、長期信頼性の向上を図れる発光装置を提供する。
【解決手段】LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10などを封止した封止樹脂からなる封止部50とを備える。実装基板20は、サブマウント部材30と伝熱板21と配線基板22とで構成され、サブマウント部材30の一表面側にはAl膜(金属膜)からなる反射膜32が形成されている。LEDチップ10は、上記アノード電極がサブマウント部材30の電極パターン31およびボンディングワイヤ14aを介して一方の配線パターン23と接続され、上記カソード電極と反射膜32とが同電位となるように上記カソード電極がボンディングワイヤ14bおよび反射膜32およびボンディングワイヤ14cを介して他方の配線パターン23と電気的に接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10などを封止した封止樹脂からなる封止部50とを備える。実装基板20は、サブマウント部材30と伝熱板21と配線基板22とで構成され、サブマウント部材30の一表面側にはAl膜(金属膜)からなる反射膜32が形成されている。LEDチップ10は、上記アノード電極がサブマウント部材30の電極パターン31およびボンディングワイヤ14aを介して一方の配線パターン23と接続され、上記カソード電極と反射膜32とが同電位となるように上記カソード電極がボンディングワイヤ14bおよび反射膜32およびボンディングワイヤ14cを介して他方の配線パターン23と電気的に接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
近年、LEDチップと、LEDチップ用のパッケージとを備えた発光装置において、ペッケージからの放熱性を高めて光出力の高出力化を可能とした発光装置が各所で研究開発されている(例えば、特許文献1参照)。
ここにおいて、上記特許文献1には、図8に示すように、LEDチップ10’と、LEDチップ10’が実装された実装基板20’と、実装基板20’におけるLEDチップ10’の実装面側でLEDチップ10’を囲んだ枠体40’と、枠体40’の内側でLEDチップ10’および当該LEDチップ10’に電気的に接続された2本のボンディングワイヤ14’,14’を封止した透明な封止樹脂(エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂)からなる封止部50’とを備えた発光装置1’が提案されている(特許文献1参照)。
図8に示した発光装置1’は、実装基板20’が、セラミックス(例えば、AlN)により形成されLEDチップ10’が一表面側に搭載されるサブマウント部材30’と、Cu,Alなどの熱伝導性の高い金属により形成されサブマウント部材30’が一面側の中央部に固着される伝熱板21’と、伝熱板21’の上記一面側に固着されるガラスエポキシ基板により形成され中央部にLEDチップ10’を露出させるための窓孔24’を有する配線基板22’とで構成されており、実装基板20’と枠体40’とでLEDチップ用のパッケージを構成している。ここで、配線基板22’は、伝熱板21’側とは反対側の表面に、LEDチップ10’への給電用の一対の配線パターン23’,23’が設けられており、図8におけるLEDチップ10’の上面に設けられたカソード電極(図示せず)がボンディングワイヤ14’を介して一方の配線パターン23’と直接接続され、LEDチップ10’の下面に設けられたアノード電極(図示せず)がサブマウント部材30’の上記一表面に形成されている電極パターン(図示せず)およびボンディングワイヤ14’を介して他方の配線パターン23’と接続されている。
ところで、上記特許文献1には、LEDチップ10’として青色光を放射するものを用い、封止部50’にYAG蛍光体を含有させておくことにより、白色発光が可能となることが記載されている。また、枠体40’の内周面に金属膜からなる反射膜を設けることが記載されている。なお、この種の反射膜を構成する金属膜の材料としては、青色光の反射率の高い金属であるAgやNiを採用することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。ここで、上記特許文献2には、枠体をAl,Cuなどの金属により形成して反射部材として用いることも記載されている。
また、図8に示した発光装置1’のように、セラミックスからなるサブマウント部材30’の上記一表面側の上記電極パターンにLEDチップ10’を接合している場合、サブマウント部材30’の上記一表面における上記電極パターンの周囲にAl,Ag,Niなどの金属からなる反射膜を設けることで、LEDチップ10’の側面から放射された光がサブマウント部材30’に吸収されるのを防止して、光出力のより一層の高出力化を図ることも考えられる。
特開2006−5290号公報(段落〔0020〕,〔0011〕−〔0015〕、および、図5,図1)
特開2005−294292号公報(段落〔0033〕、および、図1)
ところで、上述のようにLEDチップ10’を封止した封止樹脂からなる封止部50’を備えた発光装置1’では、長期使用した場合に、封止部50’の透過率が徐々に低下することにより光束が低下することが懸念されているが、封止部50’の透過率の減少は、光、熱、湿気などによる封止樹脂の分解により引き起こされ、特に、高温・高湿の条件下では通電時に封止樹脂の分解反応が起こりやすくなるので、長期信頼性に問題があった。
本願発明者らは、青色光を放射するLEDチップと、AlNからなるサブマウント部材を有する実装基板と、芳香族系官能基を有するシリコーン樹脂からなるゲル状の封止部とを備え、サブマウント部材の一表面にAl膜からなる反射膜を形成してなる発光装置について、温度:85℃、相対湿度:85%RH、断続通電の試験条件で信頼性加速試験を行い、光学顕微鏡、SEM、XPS、SIMS、AES、XMAなどを用いた分析結果に基づいて光束低下の原因を検討したところ、LEDチップの光取り出し面上にAlが堆積し、当該光取り出し面近傍の封止部が黒色化しているという知見を得た。
ここにおいて、本願発明者らは、配線材料、電極材料、基板材料、反射膜材料などに多用されているAlやAgが、パッケージにおいて封止部に接する部位の材料として用いられている場合に、封止部の黒色化が起こるメカニズムとして、(1)「LEDチップへの通電時に、パッケージにおいて封止部に接している部位の金属が金属イオンとして封止部中へ溶出し、当該金属部から、より電位の低いLEDチップの光取り出し面側へ電界がかかり封止部中を移動してLEDチップの光取り出し面側へ拡散する」、(2)「特に光エネルギ強度の強いLEDチップの光取り出し面側において金属イオンにより封止樹脂の分解が促進され着色に至る」、(3)「封止部において着色された部分がLEDチップからの光を吸収して局所的に発熱する」、(4)「当該発熱した部分で封止樹脂の分解が促進され着色部分が広がる」、(5)「(3)→(4)→(3)→(4)→・・・が連鎖的に起こることにより封止部が黒色化する」、というメカニズムを考えた。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、LEDチップの光取り出し面側で封止部の黒色化が起こるのを防止でき、長期信頼性の向上を図れる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、厚み方向の一表面側である光取り出し面側にカソード電極が形成されるとともに他表面側にアノード電極が形成されたLEDチップと、LEDチップへの給電用の配線パターンを有しLEDチップが実装された実装基板と、実装基板に実装されたLEDチップおよびLEDチップに電気的に接続されたボンディングワイヤを封止した封止樹脂からなる封止部とを備え、LEDチップの周辺にLEDチップの側面から放射された光を反射する金属膜からなる反射膜が封止部に接する形で形成されてなる発光装置であって、LEDチップのカソード電極と反射膜とを同電位とするように両者を電気的に接続してなることを特徴とする。
この発明によれば、LEDチップのカソード電極と反射膜とを同電位とするように両者を電気的に接続してあるので、LEDチップへの通電時に反射膜の構成元素である金属が封止部中へ溶出してイオン化しても、当該イオン化した金属が、LEDチップのカソード電極側へ電界がかからないことにより拡散移動せず、LEDチップの光取り出し面側で封止樹脂の分解を促進するのを防止することができて、封止部の黒色化を防止することが可能となり、長期信頼性の向上を図れる。
請求項2の発明は、厚み方向の一表面側である光取り出し面側にカソード電極が形成されるとともに他表面側にアノード電極が形成されたLEDチップと、LEDチップへの給電用の配線パターンを有しLEDチップが実装された実装基板と、実装基板に実装されたLEDチップおよびLEDチップに電気的に接続されたボンディングワイヤを封止した封止樹脂からなる封止部とを備え、LEDチップの周辺にLEDチップの側面から放射された光を反射する金属膜からなる反射膜が形成されてなる発光装置であって、実装基板は、封止部に接し且つカソード電極よりも低電位となる導体部が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、実装基板は、封止部に接し且つカソード電極よりも低電位となる導体部が設けられているので、LEDチップへの通電時に反射膜の構成元素である金属が封止部中へ溶出してイオン化しても、当該イオン化した金属が、LEDチップのカソード電極側より電位の低い導体部へ電界がかかることにより当該導体部側へ拡散移動して、結果としてLEDチップのカソード電極側へは拡散移動せず、LEDチップの光取り出し面側で封止樹脂の分解を促進するのを防止することができて、封止部の黒色化を防止することが可能となり、長期信頼性の向上を図れる。
請求項1,2の発明では、LEDチップの光取り出し面側で封止部の黒色化が起こるのを防止でき、長期信頼性の向上を図れるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本実施形態の発光装置1について図1〜図4を参照しながら説明する。
以下、本実施形態の発光装置1について図1〜図4を参照しながら説明する。
本実施形態の発光装置1は、可視光(本実施形態では、青色光)を放射するLEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10から放射された光の配光を制御する光学部材であって実装基板20との間にLEDチップ10を収納する形で実装基板20の一表面側(図1における上面側)に固着された透光性材料からなるドーム状の光学部材60と、光学部材60と実装基板20とで囲まれた空間に充実されLEDチップ10および当該LEDチップ10に電気的に接続された複数本(本実施形態では、3本)のボンディングワイヤ14a,14b,14cを封止した透明な封止樹脂からなるゲル状の封止部50と、LEDチップ10から放射され封止部50および光学部材60を透過した光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成されたものであって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間に光学部材60を囲む形で配設されるドーム状の色変換部材70とを備えている。ここにおいて、色変換部材70は、実装基板20の上記一表面側において光学部材60の光出射面60bとの間に空気層80が形成されるように配設されている。なお、本実施形態では、実装基板20と色変換部材70とでLEDチップ10用のパッケージを構成し、封止部50が、パッケージに実装されたLEDチップ10を封止している。
本実施形態の発光装置1は、例えば照明器具の光源として用いるものであり、例えば、シリカやアルミナなどのフィラーからなる充填材を含有し加熱時に低粘度化する樹脂シート(例えば、溶融シリカを高充填したエポキシ樹脂シートのような有機グリーンシート)により形成される絶縁層90を介して金属(例えば、Al、Cuなどの熱伝導率の高い金属)製の器具本体100に接合することによって、発光装置1と器具本体100との間にサーコン(登録商標)のようなゴムシート状の放熱シートなどを挟む場合に比べて、LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を小さくすることができて放熱性が向上し、LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。ここで、照明器具の光源として用いる場合には、所望の光出力が得られるように、器具本体100に複数個の発光装置1を実装して複数個の発光装置1を直列接続したり並列接続したりすればよい。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであって、厚み方向の一表面側(図1における上面側)にカソード電極(図示せずが形成されるとともに、厚み方向の他表面側(図1における下面側)にアノード電極(図示せず)が形成されており、上記一表面側を光取り出し面側としているが、側面からも青色光が放射される。ここにおいて、カソード電極およびアノード電極は、下層側のNi膜と上層側のAu膜との積層膜により構成されている。
実装基板20は、LEDチップ10が一表面側に搭載されるサブマウント部材30と、熱伝導性材料により形成されサブマウント部材30が厚み方向の一面側の中央部に固着される矩形板状の伝熱板21と、伝熱板21の上記一面側に例えばポリオレフィン系の固着シート29(図2参照)を介して固着される矩形板状のフレキシブルプリント配線板により形成され中央部にサブマウント部材30を露出させる矩形状の窓孔24を有する配線基板22とで構成されている。したがって、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22を介さずにサブマウント部材30および伝熱板21に伝熱されるようになっている。
上述の伝熱板21は、Cuからなる金属板を基礎とし、当該金属板の一表面側(図1における下面側)にAu膜からなるコーティング膜21aが形成されるとともに、他表面側(図1における上面側)にAu膜からなるコーティング膜21bが形成されている。
一方、配線基板22は、ポリイミドフィルムからなる絶縁性基材22aの一表面側(図1における上面側)に、LEDチップ10への給電用の一対の配線パターン23,23が設けられるとともに、各配線パターン23,23および絶縁性基材22aにおいて配線パターン23,23が形成されていない部位を覆う白色系の樹脂からなるレジスト層26が積層されている。したがって、LEDチップ10の側面から放射されレジスト層26の表面に入射した光がレジスト層26の表面で反射されるので、LEDチップ10から放射された光が配線基板22に吸収されるのを防止することができ、外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。ここにおいて、LEDチップ10は、上記カソード電極がボンディングワイヤ14bおよびサブマウント部材30の後述の反射膜32およびボンディングワイヤ14cを介して一方の配線パターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がサブマウント部材30の電極パターン31およびボンディングワイヤ14aを介して他方の配線パターン23と電気的に接続されている。なお、各配線パターン23,23は、絶縁性基材22aの外周形状の半分よりもやや小さな外周形状に形成されている。また、絶縁性基材22aの材料としては、FR4、FR5、紙フェノールなどを採用してもよい。
レジスト層26は、配線基板22の窓孔24の近傍において各配線パターン23,23の2箇所が露出し、配線基板22の周部において各配線パターン23,23の1箇所が露出するようにパターニングされており、各配線パターン23,23は、配線基板22の窓孔24近傍において露出した部位が、ワイヤボンディング用の端子部23aを構成し、配線基板22の周部において露出した円形状の部位が外部接続用の電極部23bを構成している。なお、配線基板22の配線パターン23,23は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成され、最上層がAu膜となっている。また、2つの電極部23bのうちLEDチップ10の上記アノード電極が電気的に接続される電極部23bには「+」の表示が形成され、LEDチップ10の上記カソード電極が電気的に接続される電極部23bには「−」の表示が形成されているので、発光装置1における両電極部23b,23bの極性を視認することができ、誤接続を防止することができる。
また、サブマウント部材30は、熱伝導率が比較的高く且つ電気絶縁性を有するAlNにより形成されており、平面サイズをLEDチップ10のチップサイズよりも大きく設定してあり、伝熱板21とLEDチップ10との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和する応力緩和機能と、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能とを有している。したがって、本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和することができるとともに、LEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材30および伝熱板21を介して効率良く放熱させることができる。
本実施形態では、サブマウント部材30の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しているが、サブマウント部材30の材料はAlNに限らず、例えば、複合SiCなどを採用してもよい。また、サブマウント部材30の一表面側には、LEDチップ10におけるサブマウント部材30側の電極である上記アノード電極と接合される上述の電極パターン31が形成され、当該電極パターン31の周囲にLEDチップ10の側面から放射された光を反射する上述の反射膜32が形成されている。したがって、LEDチップ10の側面から放射された光がサブマウント部材30に吸収されるのを防止することができ、外部への光取出し効率をさらに高めることが可能となる。ここにおいて、電極パターン31は、Auを主成分とするAuとSnとの合金(例えば、80Au−20Sn、70Au−30Snなど)により形成されており、反射膜32は、Alにより形成されている。
また、本実施形態の発光装置1では、サブマウント部材30の厚み寸法を、当該サブマウント部材30の表面が配線基板22のレジスト層26の表面よりも伝熱板21から離れるように設定してあり、LEDチップ10から側方に放射された光が配線基板22の窓孔24の内周面を通して配線基板22に吸収されるのを防止することができる。
上述の封止部50の材料である封止樹脂としては、芳香族系官能基を有するシリコーン樹脂を用いているが、シリコーン樹脂に限らず、例えばエポキシ樹脂などを用いてもよい。
光学部材60は、透光性材料(例えば、シリコーン樹脂など)の成形品であってドーム状に形成されている。ここで、本実施形態では、光学部材60をシリコーン樹脂の成形品により構成しているので、光学部材60と封止部50との屈折率差および線膨張率差を小さくすることができる。なお、封止部50の材料がエポキシ樹脂の場合には、光学部材30もエポキシ樹脂により形成することが好ましい。
ところで、光学部材60は、光出射面60bが、光入射面60aから入射した光を光出射面60bと上述の空気層80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されており、LEDチップ10と光軸が一致するように配置されている。したがって、LEDチップ10から放射され光学部材60の光入射面60aに入射された光が光出射面60bと空気層80との境界で全反射されることなく色変換部材70まで到達しやすくなり、全光束を高めることができる。なお、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および光学部材60および空気層80を伝搬して色変換部材70まで到達し色変換部材70の蛍光体を励起したり蛍光体には衝突せずに色変換部材70を透過したりする。また、光学部材60は、位置によらず法線方向に沿って肉厚が一様となるように形成されている。
色変換部材70は、シリコーン樹脂のような透光性材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている(つまり、色変換部材70は、蛍光体および透光性材料により形成されている)。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70の外面70bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透光性材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、アクリル樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透光性材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材70は、内面70aが光学部材60の光出射面60bに沿った形状に形成されている。したがって、光学部材60の光出射面60bの位置によらず法線方向における光出射面60bと色変換部材70の内面70aとの間の距離が略一定値となっている。なお、色変換部材70は、位置によらず法線方向に沿った肉厚が一様となるように成形されている。また、色変換部材70は、実装基板20側の端縁(開口部の周縁)を実装基板20に対して、例えば接着剤(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用いて固着すればよい。
上述の発光装置1の製造方法にあたっては、例えば、LEDチップ10と各配線パターン23,23とを電気的に接続するボンディング工程を行った後、封止樹脂注入用のディスペンサのノズルの先端部を配線基板22の窓孔24に連続して形成されている樹脂注入孔28(図3参照)に合わせてサブマウント部材30と配線基板22との隙間に封止部50の一部となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入してから硬化させ、その後、ドーム状の光学部材60の内側に上述の封止部50の残りの部分となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入してから、光学部材60を実装基板20における所定位置に配置して封止樹脂を硬化させることにより封止部50を形成するのと同時に光学部材60を実装基板20に固着し、その後、色変換部材70を実装基板20に固着するような製造方法が考えられるが、このような製造方法でも、製造過程において封止部50に気泡(ボイド)が発生する恐れがあるので、光学部材60に液状の封止樹脂を多めに注入する必要がある。
しかしながら、このような製造方法を採用した場合、光学部材60を実装基板20における上記所定位置に配置する際に液状の封止樹脂の一部が光学部材60と実装基板20とで囲まれる空間から溢れ出てレジスト層76の表面上に広がってしまい、当該溢れ出た封止樹脂からなる不要部での光吸収や当該不要部の凹凸に起因した光の乱反射などにより、発光装置1全体としての光取り出し効率が低下してしまうことが考えられる。
そこで、本実施形態の発光装置1では、実装基板20の上記一表面において光学部材60のリング状の端縁に重なる部位と色変換部材70のリング状の端縁に重なる部位との間に、光学部材60と実装基板20とで囲まれる空間から溢れ出た封止樹脂を溜める複数の樹脂溜め用穴27を光学部材60の外周方向に離間して形成してある。ここで、樹脂溜め用穴27は、配線基板22に形成した貫通孔27aと伝熱板21において貫通孔27aに対応する部位に形成された凹部27bとで構成されており、配線基板22の厚みを薄くしても樹脂溜め用穴27の深さ寸法を大きくできて、樹脂溜め用穴27に溜めることが可能な封止樹脂の量を多くすることができ、しかも、樹脂溜め用穴27内で硬化した封止樹脂がLEDチップ10から色変換部材70への熱伝達を阻止する断熱部として機能することとなり、LEDチップ10の発熱に伴う色変換部材70の温度上昇を抑制できるから、LEDチップ10の発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置1は、実装基板20の上記一表面側において光学部材60のリング状の端縁に重なる部位と色変換部材70のリング状の端縁と重なる部位との間に配置されて各樹脂溜め用穴27を覆うリング状の光吸収防止用基板40を備えており、各樹脂溜め用穴27内に溜まって硬化した封止樹脂からなる樹脂部による光吸収を、光吸収防止用基板40によって防止することができる。ここにおいて、光吸収防止用基板40は、実装基板20側とは反対の表面側にLEDチップ10や色変換部材70などからの光を反射する白色系のレジスト層が設けられているので、上記光の吸収を防止することができる。なお、光吸収防止用基板40は、光学部材60を実装基板20における所定位置に配置する際に溢れ出た封止樹脂が各樹脂溜め用穴27内に充填された後で、実装基板20の上記一表面側に載置すればよく、その後で封止樹脂を硬化させる際に封止樹脂により実装基板20に固着されることとなる。ここで、リング状の光吸収防止用基板40には、各樹脂溜め用穴27の微小領域を露出させる複数の切欠部42が形成されており、樹脂溜め用穴27内の封止樹脂を硬化させる際にボイドが発生するのを防止することができる。
以上説明した本実施形態の発光装置1では、上述のようにLEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材30および伝熱板21を介して放熱させることができるので、図8に示した従来例と同様に放熱性を高めることができ、LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。
ところで、本実施形態の発光装置1では、上述のように、LEDチップ10の周辺にLEDチップ10の側面から放射された光を反射する金属膜(Al膜)からなる反射膜32が封止部50に接する形で形成されており、LEDチップ10の上記カソード電極と反射膜32とを同電位とするように両者がボンディングワイヤ14bを介して電気的に接続してある。
しかして、本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10の上記カソード電極と反射膜32とを同電位とするように両者を電気的に接続してあるので、LEDチップ10への通電時に反射膜32の構成元素であるAlが封止部50中へ溶出してイオン化しても、当該イオン化したAl(Al3+)が、LEDチップ10の上記カソード電極側へ電界がかからないことにより拡散移動せず、光エネルギ強度の強いLEDチップ10の光取り出し面側で封止樹脂の分解を促進するのを防止することができて、封止部50の黒色化を防止することが可能となり、長期信頼性の向上を図れる。要するに、図5に示す比較例のようにLEDチップ10の上記カソード電極と配線パターン23とが反射膜32を介さずにボンディングワイヤ14bにより直接接続されている発光装置1では、反射膜32からAlが溶出して電界がかかると、上記カソード電極が一番低い電位になるので、イオン化したAlが封止部50中を拡散移動して光エネルギ強度の強いLEDチップ10の光取り出し面側で封止樹脂の分解を促進するので、上述の信頼性加速試験を行った場合に、封止部50の黒色化が起こってしまうが、本実施形態の発光装置1では、封止部50の黒色化を防止することができる。
(実施形態2)
本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、実装基板20の一部を構成するサブマウント部材30の上記一表面側に、LEDチップ10の上記カソード電極と配線パターン23との間に電路に挿入されるチップ抵抗Rを接続するための一対の導体パターン(ランド)34a,34bが形成されており、LEDチップ10の上記カソード電極と一方の導体パターン34aとがボンディングワイヤ14bを介して電気的に接続され、他方の導体パターン34bと配線パターン23とがボンディングワイヤ14cを介して電気的に接続されている。要するに、本実施形態の発光装置1では、回路的にはLEDチップ10とチップ抵抗Rとが直列接続されており、導電パターン34bが、封止部50に接し且つLEDチップ10の上記カソード電極よりも低電位となる導体部を構成している。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、実装基板20の一部を構成するサブマウント部材30の上記一表面側に、LEDチップ10の上記カソード電極と配線パターン23との間に電路に挿入されるチップ抵抗Rを接続するための一対の導体パターン(ランド)34a,34bが形成されており、LEDチップ10の上記カソード電極と一方の導体パターン34aとがボンディングワイヤ14bを介して電気的に接続され、他方の導体パターン34bと配線パターン23とがボンディングワイヤ14cを介して電気的に接続されている。要するに、本実施形態の発光装置1では、回路的にはLEDチップ10とチップ抵抗Rとが直列接続されており、導電パターン34bが、封止部50に接し且つLEDチップ10の上記カソード電極よりも低電位となる導体部を構成している。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の発光装置1では、実装基板20に、封止部50に接し且つLEDチップ10の上記カソード電極よりも低電位となる導体部たる導電パターン34bが設けられているので、LEDチップ10への通電時に反射膜32の構成元素であるAlが封止部50中へ溶出してイオン化した場合、当該イオン化したAl(Al3+)が、LEDチップ10の上記カソード電極側より電位の低い導体パターン34bへ電界がかかることにより当該導電パターン34bへ向かって拡散移動することとなり、結果としてLEDチップ10の上記カソード電極側へは拡散移動せず、光エネルギ強度の強いLEDチップ10の光取り出し面側で封止樹脂の分解を促進するのを防止することができて、封止部50の黒色化を防止することが可能となり、長期信頼性の向上を図れる。
ところで、サブマウント部材30の上記一表面上に形成する電極パターン31、反射膜32、導体パターン34a,34bの平面形状や配置は特に限定するものではなく、例えば、図7(a)に示すような配置でもよい。また、図6および図7(a)に示した例では、LEDチップ10の上記カソード電極と導体パターン34aとをボンディングワイヤ14bにより直接接続しているが、図7(b)に示すように、LEDチップ10の上記カソード電極と一方の導体パターン34aとをボンディングワイヤ14bおよび反射膜32およびボンディングワイヤ14cを介して電気的に接続し、他方の導体パターン34bと配線パターン23とをボンディングワイヤ14dにより直接接続するようにしてもよい。また、図7(c)に示すように、LEDチップ10の上記カソード電極と一方の導体パターン34aとをボンディングワイヤ14bにより直接接続し、他方の導体パターン34bと配線パターン23とをボンディングワイヤ14cおよび反射膜32およびボンディングワイヤ14dを介して電気的に接続するようにしてもよい。また、チップ抵抗Rは、金属皮膜抵抗のような高抵抗の回路パターンで形成してもよい。
なお、上述の各実施形態では、LEDチップ10として一表面側にカソード電極が形成されるとともに他表面側にアノード電極が形成されたものを採用しているが、LEDチップ10の構造や実装形態は特に限定するものではなく、アノード電極が形成された他表面側を光取り出し面側とすることが可能なLEDチップを採用してもよいし、同一面側にアノード電極およびカソード電極が形成されたものを採用してもよい。また、LEDチップ10の発光色は青色に限らず、例えば、赤色、緑色などでもよい。すなわち、LEDチップ10の発光部の材料はGaN系化合物半導体材料に限らず、LEDチップ10の発光色に応じて、例えば、GaAs系化合物半導体材料やGaP系化合物半導体材料などを採用してもよい。また、LEDチップ10と実装基板20との線膨張率の差が比較的小さい場合にはサブマウント部材30は必ずしも設ける必要はない。
1 発光装置
10 LEDチップ
14a ボンディングワイヤ
14b ボンディングワイヤ
14c ボンディングワイヤ
14d ボンディングワイヤ
20 実装基板
21 伝熱板
22 配線基板
23 配線パターン
24 窓孔
30 サブマウント部材
31 電極パターン
32 反射膜
34a 導体パターン
34b 導体パターン(導体部)
32 反射膜
50 封止部
60 光学部材
70 色変換部材
10 LEDチップ
14a ボンディングワイヤ
14b ボンディングワイヤ
14c ボンディングワイヤ
14d ボンディングワイヤ
20 実装基板
21 伝熱板
22 配線基板
23 配線パターン
24 窓孔
30 サブマウント部材
31 電極パターン
32 反射膜
34a 導体パターン
34b 導体パターン(導体部)
32 反射膜
50 封止部
60 光学部材
70 色変換部材
Claims (2)
- 厚み方向の一表面側である光取り出し面側にカソード電極が形成されるとともに他表面側にアノード電極が形成されたLEDチップと、LEDチップへの給電用の配線パターンを有しLEDチップが実装された実装基板と、実装基板に実装されたLEDチップおよびLEDチップに電気的に接続されたボンディングワイヤを封止した封止樹脂からなる封止部とを備え、LEDチップの周辺にLEDチップの側面から放射された光を反射する金属膜からなる反射膜が封止部に接する形で形成されてなる発光装置であって、LEDチップのカソード電極と反射膜とを同電位とするように両者を電気的に接続してなることを特徴とする発光装置。
- 厚み方向の一表面側である光取り出し面側にカソード電極が形成されるとともに他表面側にアノード電極が形成されたLEDチップと、LEDチップへの給電用の配線パターンを有しLEDチップが実装された実装基板と、実装基板に実装されたLEDチップおよびLEDチップに電気的に接続されたボンディングワイヤを封止した封止樹脂からなる封止部とを備え、LEDチップの周辺にLEDチップの側面から放射された光を反射する金属膜からなる反射膜が形成されてなる発光装置であって、実装基板は、封止部に接し且つカソード電極よりも低電位となる導体部が設けられてなることを特徴とする発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006294902A JP2008112867A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | 発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006294902A JP2008112867A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | 発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008112867A true JP2008112867A (ja) | 2008-05-15 |
Family
ID=39445220
Family Applications (1)
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JP2006294902A Withdrawn JP2008112867A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | 発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008112867A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010018827A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | Niiyama Heiji | 発光装置 |
WO2010113852A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 東芝ライテック株式会社 | 発光装置および照明装置 |
US8174027B2 (en) | 2009-03-18 | 2012-05-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor light emitting device and method for manufacturing same |
-
2006
- 2006-10-30 JP JP2006294902A patent/JP2008112867A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010018827A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | Niiyama Heiji | 発光装置 |
US8174027B2 (en) | 2009-03-18 | 2012-05-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor light emitting device and method for manufacturing same |
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US8783914B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-07-22 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Light emitting apparatus and illumination apparatus |
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