JP2008112559A - ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法 - Google Patents

ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008112559A
JP2008112559A JP2007258620A JP2007258620A JP2008112559A JP 2008112559 A JP2008112559 A JP 2008112559A JP 2007258620 A JP2007258620 A JP 2007258620A JP 2007258620 A JP2007258620 A JP 2007258620A JP 2008112559 A JP2008112559 A JP 2008112559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subset
state
subsets
bit
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007258620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4181616B2 (ja
Inventor
Atsushi Nakamura
篤 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007258620A priority Critical patent/JP4181616B2/ja
Priority to EP07829211A priority patent/EP2083420A4/en
Priority to PCT/JP2007/069473 priority patent/WO2008041746A1/ja
Priority to US12/311,584 priority patent/US20100128334A1/en
Publication of JP2008112559A publication Critical patent/JP2008112559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4181616B2 publication Critical patent/JP4181616B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/128Modulators
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0065Recording, reproducing or erasing by using optical interference patterns, e.g. holograms
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2504Holographic discs; Holographic digital data storage [HDDS]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

【課題】エラービットを低減するホログラム記録再生装置を提供する。
【解決手段】ホログラム記録再生装置100は、情報のホログラム記録を行なうために、光束を空間的に変調させる空間光変調器112と、物体光と記録用参照光とを記録媒体に集光する対物レンズ106とを備える。空間光変調器112は、情報に対応する、16要素からなる第1の部分集合n個で構成される二次元デジタルパターンを生成する制御手段によって制御される。第1の部分集合は、4組の第2の部分集合を含み、各第2の部分集合は4個の要素を有する。制御手段は、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する要素のうち、1個の要素を第1の状態とし、3個の要素を第2の状態とし、また、4組の第2の部分集合のうち残りの1組の第2の部分集合を構成する4個の要素を第2の状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を用いた情報記憶のためのホログラフィーメモリに用いる技術に関する。
レーザー等の光源を用い、物体による散乱光(「物体光」あるいは「信号光」と呼ぶ)と同じ光源からの非散乱光(「参照光」あるいは「ポンプ光」と呼ぶ)とを干渉させ、その干渉稿(「ホログラム」と呼ぶ)を光記録可能な写真乾板等の記憶媒体に記録する。そして、再生時には、記録された干渉稿に参照光のみを照射し、物体による散乱光を再現する技術をホログラフィーと称する。
また、記憶媒体の奥行きが記録光の波長に比べて十分長い場合は、同一媒体内に複数のホログラムを記録することが可能である。この技術を体積多重ホログラフィーと称する。フォトリフラクティブ結晶や感光性のフォトポリマーのようなある種の材料は、光を照射することで屈折率が変化する。このため、これらの材料は、体積多重ホログラフィー用の記録媒体として用いられている。
一方、デジタル情報の記録においては、物体光を液晶パネル等の二次元空間光変調器を通過させ、物体光に強度分布もしくは位相分布を持たせることによって、物体光に二次元のデジタルパターン情報を与える。二次元空間光変調器通過後の物体光は、レンズを用いて集光され、記録媒体によって照射される。このように、物体光に二次元のデジタルパターン情報を与えたホログラムにより情報の記録再生を行なうシステムをホログラフィックメモリと称する。
二次元空間光変調器によって物体光にデジタルパターン情報を与えるための手法として、特許文献1では、on(明)ビットの連続により生じる媒体飽和を軽減し、装置の記録密度と記憶容量及びデータ転送速度を向上する方法について開示されている。
特許文献1で開示されている方法では、on(明)とoff(暗)の2種類の情報ビットが二次元的に配置されたデジタルパターン情報を生成する。ここでは、n×nビット(ただし、nは3以上の所定の整数)を単位符号ブロックとし、単位符号ブロック中のonビット数sをn−1なる整数とする。そして、2のm乗(ただし、mは整数)の値が、単位符号ブロック中のonビット数がsであるパターンの全数を超えない最大値をとるようにmを選択し、単位符号ブロックによってmビットの情報を表現している。
図13は、n=3の場合における二次元デジタルパターンの例を示す図である。図13において、on(明)ビットは白、off(暗)ビットは斜線で示してある。図11に示すように、n=3の場合、onビット数sは2(=3−1)となる。
特開2001−75463号公報
しかしながら、特許文献1に開示の方法では、クロストークや光学系に起因する輝度ムラが再生光に生じた場合に、一つの物体光光束に含まれる二次元デジタルパターンである一ページを一つの閾値で二値化処理を行なうとエラーが生じることがある。
具体的なエラーとして、たとえば、再生されたイメージ情報の一部に輝度ムラがあるとき、輝度ムラによって本来“1”として処理されるべきデータビットが、輝度値が閾値に満たないために誤って“0”と認識されることがある。逆に、本来“0”として処理されるべきブロックの輝度値が閾値を超えてしまったために、誤って“1”と認識されることがある。また、一ページあたりの面積が大きい際には、再生光の強度分布ムラにより、一つの閾値で二値化処理を行なうことによってエラービットが生じやすくなる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、エラービットを低減するようなホログラム記録再生装置を提供することである。
本発明の1つの局面に従うと、光干渉縞によって情報を記録するホログラム記録装置であって、情報に対応する二次元デジタルパターンを、16要素からなる第1の部分集合n個によって生成する空間光変調器とその制御手段を備え、該第1の部分集合は、4個の要素からなる4組の第2の部分集合を含み、制御手段は、4組の第2の部分集合のうち3組について、当該第2の部分集合を構成する4個の要素の1個を第1の状態とし、3個の要素を第2の状態とする手段と、4組の第2の部分集合のうち残る1組の第2の部分集合において、4個の要素をすべて第2の状態とする手段とを含む。
好ましくは、空間光変調器は、二次元デジタルパターンを表示するための表示装置を含み、表示装置は、空間光変調器に入射する光束から記録用参照光を生成するための参照光生成領域と、空間光変調器に入射する光束から物体光を生成するための物体光生成領域とを有し、制御手段は、物体光生成領域に対し、情報に対応する二次元デジタルパターンを表示させる。
好ましくは、第1の状態はon(明)ビットであり、第2の状態はoff(暗)ビットである。
好ましくは、第1の状態はoff(暗)ビットであり、第2の状態はon(明)ビットである。
本発明の他の局面に従うと、光干渉縞が記録された記録媒体から情報を読み出すホログラム再生装置であって、記録媒体から再生光を検出するための手段と、再生光に含まれる二次元デジタルパターンを、複数の第1の部分集合に分割する手段とを備え、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、第2の部分集合は、4個の要素を有しており、要素は、第1の状態または第2の状態のいずれかの状態であり、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を複数の第2の部分集合に分割し、複数の第2の部分集合の中から4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合を検出する手段をさらに備える。
好ましくは、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合の輝度値に基づき、複数の第2の部分集合の輝度補正を行なう手段をさらに備える。
好ましくは、情報は、16要素からなる第1の部分集合n個によって構成される二次元デジタルパターンに対応し、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個の要素のうち、1個の要素は第1の状態であり、3個の要素は第2の状態であり、4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個の要素はすべて第2の状態である。
好ましくは、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を構成する各要素を輝度値に基づき順位付けする手段をさらに備え、輝度補正を行なう手段は、第1の部分集合を構成する16要素のうち、上位3位までの輝度値を有する要素を第1の状態に補正し、残りの要素を第2の状態に補正する。
4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を構成する各要素を輝度値に基づき順位付けする手段をさらに備え、輝度補正を行なう手段は、第1の部分集合を構成する16要素のうち、下位3位までの輝度値を有する要素を第1の状態に補正し、残りの要素を第2の状態に補正する。
好ましくは、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、輝度補正を行なう手段は、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべての要素がoff(暗)ビットになるように補正し、第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各第2の部分集合に含まれる要素のうち輝度値が最大の要素をon(明)ビットに、輝度値が最大の要素以外の要素をoff(暗)ビットになるように補正する。
4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、輝度補正を行なう手段は、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべての要素がon(明)ビットになるように補正し、第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各第2の部分集合に含まれる要素のうち輝度値が最大の要素をoff(暗)ビットに、輝度値が最大の要素以外の要素をon(明)ビットになるように補正する。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法であって、二次元デジタルパターンは、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成され、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、各第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップと、4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップとを備える。
好ましくは、4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップは、8nビットのうち2nビットを決定する。
好ましくは、4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップは、8nビットのうち6nビットを決定する。
好ましくは、ホログラム記録のために情報を二次元デジタルパターンとして表示する。
本願発明のさらに他の局面に従うと、情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法を用いて、デジタルパターンを記録媒体に書き込む記録方法であって、二次元デジタルパターンは、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成され、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、各第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップと、4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップと、4組の第2の部分集合を記録媒体に書き込むステップとを備える。
好ましくは、記録媒体はホログラムメモリである。
本願発明の他の局面に従うと、情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法を用いて記録された二次元デジタルパターンを読み出す情報再生方法であって、二次元デジタルパターンを検出するステップと、二次元デジタルパターンを、複数の第1の部分集合に分割する手段を備え、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、要素は、第1の状態または第2の状態のいずれかの状態であり、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を複数の第2の部分集合に分割し、複数の第2の部分集合の中から4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合を検出するステップをさらに備える。
好ましくは、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合の輝度値に基づき、複数の第2の部分集合の輝度補正を行なうステップをさらに備える。
好ましくは、情報は、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成される二次元デジタルパターンに対応し、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンは第1の状態であり、3個のデジタルパターンは第2の状態であり、4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個のビットパターンはすべて第2の状態である。
好ましくは、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を構成する各ビットパターンを、輝度値に基づき順位付けを行うステップと、複数の第1の部分集合を構成する16ビットパターンのうち、輝度値に基づく順位付けの結果により、輝度の高い順から3個のビットパターンを第1の状態に補正し、残りのビットを第2の状態に補正するするステップとをさらに備える。
好ましくは、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を構成する各ビットパターンを、輝度値に基づき順位付けを行うステップと、複数の第1の部分集合を構成する16ビットパターンのうち、輝度値に基づく順位付けの結果により、輝度の低い順から3個のビットパターンを第1の状態に補正し、残りのビットパターンを第2の状態に補正するステップとをさらに備える。
好ましくは、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべてのビットパターンがoff(暗)ビットになるように補正するステップと、第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各第2の部分集合に含まれるビットパターンのうち輝度値が最大のビットパターンをon(明)ビットに、輝度値が最大のビットパターン以外のビットパターンをoff(暗)ビットになるように補正するステップとをさらに備える。
好ましくは、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合は、複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべてのビットパターンがon(明)ビットになるように補正するステップと、第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち4個のビットパターンがすべて第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各第2の部分集合に含まれるビットパターンのうち輝度値が最大のビットパターンをoff(暗)ビットに、輝度値が最大のビットパターン以外のビットパターンをon(明)ビットになるように補正するステップとをさらに備える。
好ましくは、ホログラムメモリに記録された情報を読み出す。
本発明によれば、二次元デジタルパターンに冗長性を持たせて記録することができる。これにより、エラービットを低減することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについては詳細な説明は繰り返さない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の形態を示す図である。
図1を参照して、本発明に係るホログラム記録再生装置の構成および記録時における作用について説明する。
図1において、ホログラム記録再生装置100は、制御装置210によって制御される空間光変調器112と、ビームスプリッター102と、リレーレンズ103a,103bと、ミラー104と、4分の1波長板105と、対物レンズ106と、記録媒体107と、光検出器110と、アクチュエータ111とから構成される。なお、記録媒体107は、感光性材料108と基板109a,109bとから構成されており、屈折率変調により干渉縞(=ホログラム)が形成される。また、光が入射してくる側とは反対側の基板である基板109aには反射膜が設けられている。
ホログラム記録再生装置100の記録時において、図示しない光源から出射されたコヒーレントな光束は、空間光変調器112を透過あるいは反射することによって、物体光及び参照光を含んだ光束101に空間的に変調される。
図2は、空間光変調器112の構造を模式的に示す図である。
図2に示すように、空間光変調器112は、物体光を生成するための物体光表示領域201と、参照光を生成するための参照光表示領域202a,202b,202c,202dとを有し、制御装置210によって制御される。
制御装置210は、記録すべき情報を二次元のデジタルパターンに変換し、物体光表示領域に与える物体光生成処理部204と、記録用の参照光を生成するよう空間光変調器を制御するための記録用参照光生成処理部206と、再生用の参照光を生成するよう空間光変調器を制御するための再生用参照光生成処理部208とを含む。コヒーレントな光束は、それぞれの領域内において必要に応じて振幅変調される。なお、空間光変調器112としては、たとえば、透過型の液晶素子等を用いることができる。物体光生成処理部204は、物体光表示領域201の液晶素子の各画素について透過または遮断を指定する。それによって、各画素に1ビットのデータが対応付けられる。
図1に戻って、リレーレンズ103a,103bは、一対のレンズ群であり、空間光変調器112に表示された像を再び実像として結像するものである。ミラー104は、記録用光および再生用光の進行方向を対物レンズ106に向ける光学素子である。4分の1波長板105は、互いに垂直な方向に振動する偏光の光路差を4分の1波長変化させる位相板である。4分の1波長板105によって、P偏光の光は円偏光に変化され、更にこの円偏光の光が4分の1波長板105を通過するとS偏光に変化される。対物レンズ106は、記録用光および再生用光を記録媒体107に向けて収束させるものであり、記録用光および再生用光は、対物レンズ106によって記録媒体107の所定の位置に照射されることになる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の形態を示す図である。
図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の作用について説明する。
再生時は、記録時に用いた参照光と同一の光束を記録媒体107に記録されたホログラムに照射し、再生光を発生させる。再生光は基板109aの反射膜によって対物レンズ106側に反射され、4分の1波長板105によって、記録時と異なる偏光方向の光束になり伝搬する。再生光はビームスプリッター102によって、光検出器110側に反射する。光検出器110は、再生光を受光して記録された情報を再生するものであり、格子状に配列された多数の受光素子を有している。受光素子としてCCD(Charge Coupled Device)を採用したCCDアレイや、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)を採用したCMOSセンサーなどを使用することができる。
なお、本実施の形態では、図1から図3に示すような光学系を利用するが、これに限定するわけではなく、次図のような光学系でもよい。
図4は、本発明に係るホログラム記録再生装置の図1から図3とは異なる光学系を示す図である。
図4に示すように、この光学系では、物体光401と参照光402の光路を分ける。そして、物体光401はレンズ403によって球面波とし、参照光402は平面波として、記録媒体400に照射する。従って、図4の光学系の場合、レンズ403によって記録媒体に集光されるのは物体光401である。なお、参照光402の入射角度θを変化させて多重記録を行なう角度多重型の光学系を用いても構わない。
次に、以上のようなホログラム記録再生装置が備える空間光変調器112の物体光表示領域201において、コヒーレントな光束に与える情報(以下、「ページデータ」と呼ぶ)について、まず、符号化方法について述べ、その後に記録方法、情報再生方法について説明する。なお、以下では、簡単のため、4×4画素を用いた8ビットの二次元デジタルパターンを例に挙げて説明する。
本発明に係る情報符号化方法では、4×4画素を用いて表現される8ビットの二次元デジタルパターンにおいて、8ビットのうち2ビットを用い、4×4画素の中で輝度値の基準となる領域を示す。そして、情報再生処理において、基準となる領域の輝度値に基づいて16画素ごとの輝度調整を行なう。これにより、再生像中の輝度ムラによって生じるエラービットを低減させることができる。
図5は、8ビットのうち、2ビットによって示される情報の表現方法を説明するための図である。
図5に示すように、本発明に係る情報符号化方法では、空間光変調器の4×4画素のうち、2×2画素の常に光が遮断される領域を定める。つまり、8ビットのうち2ビットを用いて、常に光が遮断される領域を定める。なお、図5では、斜線部の領域が光を遮断する領域、白抜きの領域が光を透過する領域を示している。
たとえば、8ビットのビット列のうち、始めの2ビットが“00”であれば、図5(A)のように、4×4画素のうち、左上の2×2画素が常に光を遮断する領域とする。また、始めの2ビットが“11”であれば、図5(B)のように、4×4画素のうち、右上の2×2画素が常に光を遮断する領域とする。さらに、始めの2ビットが“01”であれば、図5(C)のように、4×4画素のうち、左下の2×2画素が常に光を遮断する領域とする。また、始めの2ビットが“10”であれば、図5(D)のように、4×4画素のうち、右下の2×2画素が常に光を遮断する領域となるような規則を与える。
このように、本発明に係る情報符号化方法では、4×4画素のうちの常に光が遮断される領域の位置は、8ビットの情報のうち2ビットを表現する。ここで、個々の画素は必ずしも空間光変調器の一つの画素である必要はなく、複数の画素の集合であっても構わない。また、上記では始めの2ビットを判断基準としたが、この限りではない。
つづいて、8ビットのうち、残りの6ビットによって示される情報の表現方法について述べる。
本発明に係る情報符号化方法における残りの6ビットは、図5において示した斜線部以外の領域を、2ビットずつ3つの領域に分けて表現される。残りの6ビットは、図5において示した斜線部以外の領域を左上方から右端側に進み、右端に達した時点で左端に移動し、2画素下がって再び右端に進むように表示するパターンを定めていく。なお、4画素すべてが光を遮断する領域は判明しているため、飛ばして表示パターンを定めていく。
図6は、8ビットのうち、残り6ビットによって示される情報の表現方法を説明するための図である。
図6に示すように、図5において示した斜線部以外の領域を用いて、残りの6ビットを2ビットずつ3つの領域に分けて表示することができる。残りの6ビットを2ビットずつ3つの領域に分けて表示するパターンとしては、2×2画素からなり、そのうちただ一つの画素のみ光を透過し、他の3画素は光を遮断する4種類のパターンを用いる。どの画素が光を透過するかの場合分けは4通りあり、すなわち最小パターンは2ビットに相当する。
たとえば、2ビットが“00”であれば、図6(A)に示すように、2×2画素のうち、左上の1画素が常に光を透過する領域とする。また、2ビットが“11”であれば、図6(B)に示すように、2×2画素のうち、右上の1画素が常に光を透過する領域とする。さらに、2ビットが“01”であれば、図6(C)に示すように、2×2画素のうち、右下の1画素が常に光を透過する領域とする。また、2ビットが“10”であれば、図6(D)に示すように、2×2画素のうち、左下の1画素が常に光を透過する領域となるような規則を与える。なお、図6では、斜線部の領域が光を遮断する領域、白抜きの領域が光を透過する領域を示している。
上述したように、2×2画素によって2ビットを表わすことにより、4×4画素において一方向の明ビット(光を透過する画素)の連結が長くて二つとすることができる。これにより、二次元デジタルパターン内で明ビットの集中を避けることができる。
また、上述した説明では、斜線部の領域が光を遮断する領域、白抜きの領域が光を透過する領域としたが、逆であってもよい。
ここで、上述のような規則に従う本発明に係る情報符号化方法について具体例を用いて説明する。
図7は、8ビット情報の符号化を説明するための図である。
図7(A)は、8ビット情報を示し、図7(B)は、8ビット情報を符号化した二次元デジタルパターンを示す。なお、斜線部の領域は光を遮断する領域、白抜きの領域は光を透過する領域を示している。
図7(A)に示すように、8ビットのビット列のうち、始めの2ビットは“00”である。このため、図7(B)において、2×2画素710は、図5(A)に示すように光を遮断する領域となる。また、次の2ビットは“10”である。このため、2×2画素712は、図6(D)に示すように、左下の1画素が光を透過する領域となる。さらに、次の2ビット“01”は2×2画素714に、また、その次の2ビット“11”は2×2画素716に対応する。
本実施の形態では簡単のため、ページデータに含まれる情報量は、4×4画素を用いて8ビットを表現したが、これに限定するわけではない。たとえば、ページデータとして4×8画素を用い、各4×4画素ごとに上述のように8ビットの情報を生成し16ビットの情報を表現する方法や、あるいは、8×8画素を用い、各4×4画素ごとに上述のように8ビットの情報を生成し、32ビットの情報を表現する方法や、あるいは、16n画素を用いて、各4×4画素ごとに上述のように8ビットの情報を生成し、8nビットの情報を表現する方法などを用いて、ページデータに含まれる情報量を増大させて情報の記録を行なっても構わない。
次に、制御装置210によって記録すべき情報を上記のように二次元デジタルパターンに符号化した上で物体光表示領域201に与え、記録媒体107に記録する手順について説明する。なお、簡単のため、ここでは、8ビットの情報を記録する手順について述べる。
図8は、ホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録する手順を示したフローチャートである。
図8を参照して、ホログラム記録再生装置100が情報を記録する手順について説明する。
ステップS800において、制御装置210は記録すべき情報を読み込む。
次に、ステップS802において、制御装置210は、8ビットのうち、始めの2ビットに対応するブロックを決定する。ここでは、図5に示したように、光を遮断する領域を決定する。
続いて、ステップS804において、制御装置210は、残りの6ビットのデジタルパターンを決定する。ここでは、6ビットを2ビットずつに分け、図6に示したように、各2ビットに対応するデジタルパターンを決定する。そして、ステップS802で決定した領域以外の領域を左上方から右端側に進み、右端に達した時点で左端に移動し、2画素下がって再び右端に進むように表示するパターンを定めていく。
そして、ステップS806において、制御装置210は、物体光表示領域201に対し、生成した二次元デジタルパターンを与え、物体光を生成する。
最後に、ステップS808において、レンズ106は、物体光と記録用参照光とを記録媒体107に集光する。物体光と記録用参照光とが干渉し、物体光と記録用参照光との間の干渉縞を記録する。
なお、ステップS800から804の手順は、本発明に係る情報符号化方法を用いた処理に対応する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100の光検出器110が情報を再生する処理方法について説明する。なお、ここでは、簡単のため、4×4画素を1ブロックとする、8ビットの二次元デジタルパターンの処理方法について述べる。
本発明に係る再生方法では、再生画像中に輝度ムラが生じていたとしても、予め上述したように符号化されているため、再生処理の基準となる領域の輝度値によって再生画像の補正を行なうことが可能となる。これにより、エラービットを低減することができる。
図9は、ホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。
図9を参照して、ホログラム記録再生装置100が情報を再生する手順について説明する。
ステップS900において、光検出器110は、検出した二次元デジタルパターンを2×2画素のサブブロックに分割する。
次に、ステップS902において、光検出器110は、ステップS900で分割した各サブブロックの輝度値を計算する。たとえば、各サブブロックを構成する4画素の輝度値の和をサブブロックの輝度値とする。
続いて、ステップS904において、光検出器110は、再生処理の基準となるサブブロックを検出する。たとえば、ステップS902で求めた各サブブロックの輝度値の和から、サブブロックごとに差分検出を行ない、最小の輝度値を有するサブブロックを基準となるサブブロックとする。
そして、ステップS906において、光検出器110は、各サブブロックの輝度値から、ステップS904で求めた基準となるサブブロックの輝度値をオフセット量として差し引いて補正する。
最後に、ステップS908において、光検出器110は、各サブブロックにおける輝度分布を閾値処理によって二値化を行なった後、図5や図6に示した規則と照合し、ビット判定を行なって情報を再生する。
ここで、上述のような情報の再生方法について具体例を用いて説明する。
図10は、再生された二次元デジタルパターン800の一例を示す図である。
図10(A)は、二次元デジタルパターン800を示し、図10(B)は、二次元デジタルパターンを復号化して得られた8ビット情報を示す。なお、図10(A)において、斜線部の領域は光を遮断する領域、白塗りの領域は光を透過する領域である。
二次元デジタルパターン800は上述のようにCCDアレイ、あるいはCMOSのような光検出器によって検出される。なお、図10(A)の二次元デジタルパターンでは、白黒に塗り分けられており、理想的な再生像では、白塗りの領域にのみ再生光が存在しており、斜線部の領域には再生光が存在していない。
しかしながら、実際の再生像では、白塗りの領域にムラが生じていたり、迷光の影響により斜線部の領域にノイズが一部存在していたりする。
本発明におけるホログラム記録再生装置の情報再生方法では、図10(A)に示したように、4×4画素の再生像である二次元デジタルパターン800を2×2画素の画素810,812,814,816に分割して処理をしていく。
次に、各2×2画素810,812,814,816の輝度値を求める。そして、各2×2画素810,812,814,816間での輝度値の差分を検出し、最も輝度値が低い領域を求める。具体的には、2×2画素810,812,814,816の各領域において、それぞれの領域を構成する4画素の輝度値の和を求める。輝度値の和を求め、2×2画素810,812,814,816の領域ごとに差分検出を行なう。図10(A)では、斜線部の領域は光を遮断する領域、白塗りの領域は光を透過する領域であるため、差分検出により、最小の輝度値を有する領域が判明する。
なお、図10(A)においては、再生光が存在する2×2画素810,812,816の3つの領域における輝度値は、たとえノイズの回折光が2×2画素810,812,816の斜線部の領域に存在したとしても、2×2画素814の領域と比較して高い値となっている。このことから、2×2画素814の領域が最小の輝度値を有すると判明する。したがって、図5に示した規則に従うと、再生された二次元デジタルパターン800において、最初の2ビットは“10”であることが判明する。
同様にして、たとえば、2×2画素810が最も輝度値が低い場合には、最初の2ビットは“00”となる。また、2×2画素812が最も輝度値が低い場合には、最初の2ビットは“11”となる。さらに、2×2画素816が最も輝度値が低い場合には、最初の2ビットは“01”となる。
本実施の形態では、情報再生処理の基準となる領域は最も輝度値が低い領域であるが、情報再生処理の基準となる領域は最も輝度が高い、あるいは最も輝度が低い領域を用いるため、基準となる領域の検出を容易にすることができる。
続いて、2×2画素814よりも輝度値が高い残りの810,812,816のビット判別について説明する。
上述のように、図10(A)においては、2×2画素814が最も輝度値が低いことが判明している。そのため、2×2画素814を構成する輝度値を求め、二次元デジタルパターン800のうち、残りの2×2画素810,812,816の輝度値から、2×2画素814の輝度値をオフセット量として差し引く。
その後、2×2画素810,812,816の輝度分布を閾値処理によって二値化を行った後、図6に示した規則と照合し、4×4画素の再生像である二次元デジタルパターン800のビット判定を行なう。これにより2×2画素810,812,816にノイズが生じた場合においても、ビットの判定を行なうことができる。
このように、再生画像中に輝度ムラが生じていたとしても、情報再生処理の基準となる領域の輝度値によって、16画素ごとに再生画像の補正を行なうことが可能になる。なお、2×2画素810,812,816のビット判定は、左上方から右端側に進み、右端に達した時点で左端に移動し2画素下がって再び右端に進み、輝度値が最も低いと判明している2×2画素814は読み飛ばして判定していく。上述の規則に従うと、図10(B)に示したビットになる。
なお、本実施の形態においては、簡単のため、4×4画素の二次元デジタルパターンを8ビットの情報に復元したが、これに限定するわけではない。
図11は、4×8画素の再生像と分割されたブロックとを示す図である。
図12は、8×8画素の再生像と分割されたブロックとを示す図である。
図11および図12を参照して、4×4画素以外の二次元デジタルパターンの復元について説明する。
たとえば、図11(A)に示すような4×8画素で構成される二次元デジタルパターン900の再生像の場合では、図11(B),(C)に示すように、4×4画素ごとに再生像を2個のブロック901及び902に分割し、各ブロック901および902を、2×2画素の4個のサブブロック910、912,914,916および920,922,924,926に分割する。そして、ブロック901および902において、4個のサブブロック910〜916および920〜926間の輝度値の差分を検出し、ブロック901および902における画像処理の基準となるサブブロックの輝度値を求める。基準となるサブブロックの輝度値をオフセット量として、残りのサブブロックの輝度値から差し引く。その後、ブロック901および902において、それぞれ閾値処理によりブロックの二値化を実行し、ビットの判定を行なう。
このように4×8画素で構成される二次元デジタルパターン900の再生像の場合では、4×4画素ごとに再生像を2個のブロック901および902に分割し、各ブロックでビット判定を行なうことで16ビットの情報を復元することができる。
同様に、図12(A)に示すような8×8画素の二次元デジタルパターン1000の場合では、図12(B)〜(E)に示すように、4×4画素ごとに再生像を4個のブロック1001〜1004に分割し、更に各ブロック1001〜1004を上述のように2×2画素の4個のサブブロックに分割する。一連の処理を各ブロック1001〜1004で行ない、32ビットの情報を復元する。あるいは、16n画素の再生像の場合では、16画素ごとに再生像をn個のブロックに分割し、上述のように処理を行ない、8nビットの情報を復元、としても構わない。そのため、物体光の光束の径を大きくし、ページデータの容量が増えたとしてもノイズの影響等を受けない画像処理が可能になる。
本実施の形態に係るホログラム記録再生装置によれば、二次元デジタルパターンを構成する各々の16画素のうち、少なくとも4画素から構成されるサブブロック1組は光を遮断する状態(もしくは、光を透過する状態)として記録することができる。このため、二次元デジタルパターン中に輝度ムラが生じていたとしても、各々16画素中において、常に光を遮断する領域の輝度値を基準とすることで、16画素ごとの輝度調整を行なうことができる。また、二次元デジタルパターン中で、4画素ともに光を遮断する状態であるサブブロックの位置と、残りのサブブロックを構成する4画素の状態で情報を表現することから、二次元デジタルパターンに冗長性を持たせ、エラーを低減することができる。
また、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置によれば、二次元デジタルパターン内で、一方向における明ビットの連続が長くて二つであり、明ビットの集中を避けることができる。したがって、ビットパターンが持つ低周波成分を抑圧して、フーリエ面における低周波成分への光量の集中が緩和される。その結果、媒体飽和による画像の劣化が抑えられ、SNの高い再生像を得ることが可能になる。さらに、記録媒体のダイナミックレンジを有効に活用し、結果として多くのホログラムを多重記録することが可能になる。
また、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置によれば、二次元デジタルパターンに冗長性を持たせることができ、かつ、二次元デジタルパターン中の明ビットの数を多くすることが可能になるため、光利用効率を高くすることができる。さらに、4組のサブブロック中の1組は、常に光を遮断する領域(もしくは、光を透過する領域)であるため、最も輝度が低くなる(もしくは、高くなる)ため、画像処理の基準となるサブブロック領域の検出が容易になる。
また、本実施の形態に係るホログラム記録再生装置によれば、ホログラムから再生された二次元デジタルパターンを複数のブロックに分割し、更に当該ブロックを複数のサブブロックに分割する。これにより、再生画像中に輝度ムラが生じていたとしても、サブブロックの輝度値によってブロックごとの再生画像の補正を行なうことが可能になる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るホログラム記録再生装置は、第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と、以下で説明するように、情報再生方法が異なる。
第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成は、第1の実施の形態と同様であり、繰り返さない。また、ページデータの符号化方法、情報を記録媒体に記録する方法も、第1の実施の形態において説明した方法と同様であるため、繰り返さない。
第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が情報を再生する手順について、図14を参照して説明する。図14は、第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。なお、ここでは、情報は、3つの明ビットと13個の暗ビットからなるブロックで符号化されているものとして説明する。
ステップS1400からステップS1406で行なわれる処理は、図9のステップS900からステップS906で行なわれる処理と同様である。
ステップS1408において、光検出器110は、ブロックを構成する各画素の輝度値の順位付けを行う。ここでは、各サブブロックは16画素で構成されていることから輝度値を高い順に16個順位付けを行う。
続いて、ステップS1410において、光検出器110は、ステップS1408において輝度の順位付けされた各画素のうち、上位3位までの輝度値を有する画素(輝度値が最大の画素、輝度値が次に高い画素、輝度値がその次に高い画素)を抽出する。その後、抽出された3画素を明ビットに補正し、残りの13個の画素を暗ビットに補正する二値化処理を行う。上述の符号化方式により、4×4画素中に含まれる明ビットの数は3個までと定められていることから、上記の処理により、1個のブロックに対し適切な二値化がなされることが期待できる。
最後に、ステップS1412において、光検出器110は、図5や図6に示した規則と照合し、ビット判定を行なって情報を再生する。
上では、3つの明ビットと13個の暗ビットからなるブロックを用いて符号化された情報の再生について説明したが、情報が3つの暗ビットと13個の明ビットからなるブロックを用いて符号化されている場合は、光検出器110はステップS1410において、下位3位までの輝度値を有する画素を抽出する。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るホログラム記録再生装置も、情報再生方法が第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と異なる。
第3の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成は、第1の実施の形態と同様であり、繰り返さない。また、ページデータの符号化方法、情報を記録媒体に記録する方法も、第1の実施の形態において説明した方法と同様であるため、繰り返さない。
第3の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が情報を再生する手順について、図15を参照して説明する。図15は、第3の実施の形態に係るホログラム記録再生装置が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。情報は、3つの明ビットと13個の暗ビットからなるブロックで符号化されているものとする。
ステップS1500において、光検出器110は、検出した二次元デジタルパターンに含まれるブロックを、2×2画素のサブブロックに分割する。
次に、ステップS1502において、光検出器110は、ステップS1500で得られた各サブブロックの輝度値を計算する。たとえば、各サブブロックを構成する4画素の輝度値の和をサブブロックの輝度値とする。
ステップS1504において、光検出器110は、輝度値が最も低いサブブロックを検出する。
ステップS1506において、光検出器110は、輝度値が最も低いサブブロックに含まれる画素の輝度値を0に補正する。
続いて、ステップS1508において、光検出器110は、残りの3つのサブブロックそれぞれについて、最大輝度値を有する画素を抽出し、最大輝度値を有する画素以外の画素の輝度値を0にする。
最後に、ステップS1510において、光検出器110は、図5や図6に示した規則と照合し、ビット判定を行なって情報を再生する。
図16は、第3の実施の形態における再生方法および一律の閾値による2値化処理を用いた再生方法それぞれで生じるエラーの評価結果を示す図である。この実験データは、192画素×192画素のページデータを符号化した二次元デジタルパターンを再生して得られたものである。また、記録媒体には、二次元デジタルパターンを多重記録しており、評価した二次元デジタルパターンは、そのうちの一つである。
本発明の手法により再生した場合のエラー数およびビットエラーレート(BER)の値は、それぞれ、120個、0.004であった。一方、ブロック中のすべての画素にわたって一律の閾値を用いて2値化処理を施したあと再生処理を行なった場合の、エラー数およびビットエラーレート(BER)の値は、それぞれ、167個、0.006であった。ここで、閾値としては、検出した再生像のヒストグラムにおける、明ビットと暗ビットの分布の谷間の輝度値を用いた。この実験結果から、本発明の再生手法により、エラー数が低減できていることが分かる。
(まとめ)
以上、説明したように、本願発明に係るホログラム記録装置は、情報を表わす物体光と記録用参照光とを記録媒体に照射して、物体光と記録用参照光によって生じる干渉縞を記録媒体に書き込むことで情報を記録するものであって、情報のホログラム記録を行なうために、光束を空間的に変調させるための空間光変調器と、情報に対応する、16要素からなる第1の部分集合n個によって構成される二次元デジタルパターンを生成し、二次元デジタルパターンに基づいて空間光変調器を制御するための制御手段とを備え、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、各第2の部分集合は、4個の要素を有しており、制御手段は、4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個の要素のうち、1個の要素を第1の状態とし、3個の要素を第2の状態とする手段と、4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、第2の部分集合を構成する4個の要素をすべて第2の状態とする手段とを含み、物体光と記録用参照光とを記録媒体に集光するためのレンズとをさらに備える。
また、本願発明に係るホログラム再生装置は、情報を表わす物体光と記録用参照光との干渉縞が記録された記録媒体から情報を読み出すものであって、記録媒体に再生用参照光を照射することにより生じる二次元デジタルパターンを担った再生光を検出するための手段と、再生光に含まれる二次元デジタルパターンを、複数の第1の部分集合に分割する手段を備え、第1の部分集合は、第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、第2の部分集合は、4個の要素を有しており、要素は、第1の状態または第2の状態のいずれかの状態であり、複数の第1の部分集合ごとに、第1の部分集合を複数の第2の部分集合に分割し、複数の第2の部分集合の中から4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合を検出する手段と、4個の要素がすべて第2の状態である第2の部分集合の輝度値に基づき、複数の第2の部分集合の輝度補正を行なう手段とを備える。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の記録時の形態を示す図である。 空間光変調器112の構造を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の再生時の形態を示す図である。 本発明に係るホログラム記録再生装置の図1から図3とは異なる光学系を示す図である。 8ビットのうち、2ビットによって示される情報の表現方法を説明するための図である。 8ビットのうち、残り6ビットによって示される情報の表現方法を説明するための図である。 8ビット情報の符号化を説明するための図である。 第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録する手順を示したフローチャートである。 第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。 再生された二次元デジタルパターン800の一例を示す図である。 4×8画素の再生像と分割されたブロックとを示す図である。 8×8画素の再生像と分割されたブロックとを示す図である。 n=3の場合における二次元デジタルパターンの例を示す図である。 第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。 第3の実施の形態に係るホログラム記録再生装置100が記録媒体107に記録されている情報を再生する手順を示したフローチャートである。 第3の実施の形態における再生方法および一律の閾値による2値化処理を用いた再生方法それぞれで生じるエラーの評価結果を示す図である。
符号の説明
100 ホログラム記録再生装置、102 ビームスプリッター、103a,103b リレーレンズ、104 ミラー、105 4分の1波長板、106 対物レンズ、107 記録媒体、108 感光性材料、109a,109b 基板、110 光検出器、111 アクチュエータ、112 空間光変調器、120 処理装置、121 分割部、122 検出部、123 補正部、124 判定部、125 順位付け部、201 物体光表示領域、202a,202b,202c,202d 参照光表示領域、204 物体光生成処理部、206 記録用参照光生成処理部、208 再生用参照光生成処理部、210 制御装置、400 記録媒体、401 物体光、402 参照光、403 レンズ。

Claims (25)

  1. 光干渉縞によって情報を記録するホログラム記録装置であって、
    前記情報に対応する二次元デジタルパターンを、16要素からなる第1の部分集合n個によって生成する空間光変調器とその制御手段を備え、
    該第1の部分集合は、4個の要素からなる4組の第2の部分集合を含み、
    前記制御手段は、前記4組の第2の部分集合のうち3組について、当該第2の部分集合を構成する4個の要素の1個を第1の状態とし、3個の要素を第2の状態とする手段と、
    前記4組の第2の部分集合のうち残る1組の第2の部分集合において、4個の要素をすべて第2の状態とする手段とを含むホログラム記録装置。
  2. 前記空間光変調器は、前記二次元デジタルパターンを表示するための表示装置を含み、
    前記表示装置は、
    前記空間光変調器に入射する光束から記録用参照光を生成するための参照光生成領域と、
    前記空間光変調器に入射する光束から物体光を生成するための物体光生成領域とを有し、
    前記制御手段は、前記物体光生成領域に対し、前記情報に対応する二次元デジタルパターンを表示させる、請求項1記載のホログラム記録装置。
  3. 前記第1の状態はon(明)ビットであり、前記第2の状態はoff(暗)ビットである、請求項1記載のホログラム記録装置。
  4. 前記第1の状態はoff(暗)ビットであり、前記第2の状態はon(明)ビットである、請求項1記載のホログラム記録装置。
  5. 光干渉縞が記録された記録媒体から情報を読み出すホログラム再生装置であって、
    前記記録媒体から再生光を検出するための手段と、前記再生光に含まれる二次元デジタルパターンを、複数の第1の部分集合に分割する手段とを備え、
    前記第1の部分集合は、前記第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、
    前記第2の部分集合は、4個の要素を有しており、
    前記要素は、第1の状態または第2の状態のいずれかの状態であり、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を複数の前記第2の部分集合に分割し、前記複数の第2の部分集合の中から前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合を検出する手段をさらに備える、ホログラム再生装置。
  6. 前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合の輝度値に基づき、前記複数の第2の部分集合の輝度補正を行なう手段をさらに備える、請求項5記載のホログラム再生装置。
  7. 前記情報は、16要素からなる第1の部分集合n個によって構成される二次元デジタルパターンに対応し、
    前記4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個の要素のうち、1個の要素は第1の状態であり、3個の要素は第2の状態であり、
    前記4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個の要素はすべて第2の状態である、請求項5記載のホログラム再生装置。
  8. 前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を構成する各要素を輝度値に基づき順位付けする手段をさらに備え、
    前記輝度補正を行なう手段は、前記第1の部分集合を構成する16要素のうち、上位3位までの輝度値を有する要素を第1の状態に補正し、残りの要素を第2の状態に補正する請求項5記載のホログラム再生装置。
  9. 前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を構成する各要素を輝度値に基づき順位付けする手段をさらに備え、
    前記輝度補正を行なう手段は、前記第1の部分集合を構成する16要素のうち、下位3位までの輝度値を有する要素を第1の状態に補正し、残りの要素を第2の状態に補正する請求項5記載のホログラム再生装置。
  10. 前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、
    前記輝度補正を行なう手段は、前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべての要素が前記off(暗)ビットになるように補正し、
    前記第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各前記第2の部分集合に含まれる要素のうち輝度値が最大の要素を前記on(明)ビットに、前記輝度値が最大の要素以外の要素を前記off(暗)ビットになるように補正する、請求項5記載のホログラム再生装置。
  11. 前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、
    前記輝度補正を行なう手段は、前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべての要素が前記on(明)ビットになるように補正し、
    前記第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち前記4個の要素がすべて前記第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各前記第2の部分集合に含まれる要素のうち輝度値が最大の要素を前記off(暗)ビットに、前記輝度値が最大の要素以外の要素を前記on(明)ビットになるように補正する、請求項5記載のホログラム再生装置。
  12. 情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法であって、
    前記二次元デジタルパターンは、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成され、
    前記第1の部分集合は、前記第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、
    各前記第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、
    前記4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップと、
    前記4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップとを備える、情報符号化方法。
  13. 前記4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップは、前記8nビットのうち2nビットを決定する、請求項12記載の情報符号化方法。
  14. 前記4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップは、前記8nビットのうち6nビットを決定する、請求項12記載の情報符号化方法。
  15. ホログラム記録のために前記情報を前記二次元デジタルパターンとして表示する、請求項12記載の情報符号化方法。
  16. 情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法を用いて、デジタルパターンを記録媒体に書き込む記録方法であって、
    前記二次元デジタルパターンは、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成され、
    前記第1の部分集合は、前記第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、
    各前記第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、
    前記4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンを第1の状態とし、3個のビットパターンを第2の状態とするステップと、
    前記4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンをすべて第2の状態とするステップと、
    前記4組の第2の部分集合を前記記録媒体に書き込むステップとを備える、デジタルパターンを記録媒体に書き込む記録方法。
  17. 前記記録媒体はホログラムメモリである、請求項16記載の記録方法。
  18. 情報を、16nビットパターンごとに8nビットの二次元デジタルパターンとして表示させる情報符号化方法を用いて記録された二次元デジタルパターンを読み出す情報再生方法であって、
    前記二次元デジタルパターンを検出するステップと、
    前記二次元デジタルパターンを、複数の第1の部分集合に分割するステップとを備え、
    前記第1の部分集合は、前記第1の部分集合内の所定の位置にそれぞれ配置された4組の第2の部分集合を含み、
    前記第2の部分集合は、4個のビットパターンを有しており、
    前記要素は、第1の状態または第2の状態のいずれかの状態であり、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を複数の前記第2の部分集合に分割し、前記複数の第2の部分集合の中から前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合を検出するステップをさらに備える、情報再生方法。
  19. 前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合の輝度値に基づき、前記複数の第2の部分集合の輝度補正を行なうステップをさらに備える、請求項18記載の情報再生方法。
  20. 前記情報は、16ビットパターンからなる第1の部分集合n個によって構成される二次元デジタルパターンに対応し、
    前記4組の第2の部分集合のうち、3組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンのうち、1個のビットパターンは第1の状態であり、3個のデジタルパターンは第2の状態であり、
    前記4組の第2の部分集合のうち、残りの1組の第2の部分集合において、前記第2の部分集合を構成する4個のビットパターンはすべて第2の状態である、請求項18記載の情報再生方法。
  21. 前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を構成する各ビットパターンを、輝度値に基づき順位付けを行うステップと、
    前記複数の第1の部分集合を構成する16ビットパターンのうち、前記輝度値に基づく順位付けの結果により、輝度の高い順から3個のビットパターンを第1の状態に補正し、残りのビットを第2の状態に補正するステップとをさらに備える、請求項18記載の情報再生方法。
  22. 前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、
    前記複数の第1の部分集合ごとに、前記第1の部分集合を構成する各ビットパターンを、輝度値に基づき順位付けを行うステップと、
    前記複数の第1の部分集合を構成する16ビットパターンのうち、前記輝度値に基づく順位付けの結果により、輝度の低い順から3個のビットパターンを第1の状態に補正し、残りのビットパターンを第2の状態に補正するステップとをさらに備える、請求項18記載の情報再生方法。
  23. 前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が低く、
    前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべてのビットパターンが前記off(暗)ビットになるように補正するステップと、
    前記第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各前記第2の部分集合に含まれるビットパターンのうち輝度値が最大のビットパターンを前記on(明)ビットに、前記輝度値が最大のビットパターン以外のビットパターンを前記off(暗)ビットになるように補正するステップとをさらに備える、請求項18記載の情報再生方法。
  24. 前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合は、前記複数の第2の部分集合の中で最も輝度値が高く、
    前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合に含まれるすべてのビットパターンが前記on(明)ビットになるように補正するステップと、
    前記第1の部分集合に含まれる第2の部分集合のうち前記4個のビットパターンがすべて前記第2の状態である第2の部分集合を除く第2の部分集合各々について、各前記第2の部分集合に含まれるビットパターンのうち輝度値が最小のビットパターンを前記off(暗)ビットに、前記輝度値が最小のビットパターン以外のビットパターンを前記on(明)ビットになるように補正するステップとをさらに備える、請求項18記載の情報再生方法。
  25. ホログラムメモリに記録された前記情報を読み出す、請求項18記載の情報再生方法。
JP2007258620A 2006-10-05 2007-10-02 ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法 Expired - Fee Related JP4181616B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258620A JP4181616B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-02 ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法
EP07829211A EP2083420A4 (en) 2006-10-05 2007-10-04 Hologram recording device, holographic playback device, information coding method, recording method, and information playback method
PCT/JP2007/069473 WO2008041746A1 (fr) 2006-10-05 2007-10-04 Dispositif d'enregistrement et reproduction d'hologramme, procédé de codage d'informations, procédé d'enregistrement et procédé de reproduction d'informations
US12/311,584 US20100128334A1 (en) 2006-10-05 2007-10-04 Holographic recording apparatus, holographic reproduction apparatus, information encoding method, recording method, and information reproduction

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274244 2006-10-05
JP2007258620A JP4181616B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-02 ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008143115A Division JP2008217990A (ja) 2006-10-05 2008-05-30 ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008112559A true JP2008112559A (ja) 2008-05-15
JP4181616B2 JP4181616B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=39268598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007258620A Expired - Fee Related JP4181616B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-02 ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100128334A1 (ja)
EP (1) EP2083420A4 (ja)
JP (1) JP4181616B2 (ja)
WO (1) WO2008041746A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2112548A2 (en) 2008-03-25 2009-10-28 Nikon Corporation Liquid crystal panel
JP2010015635A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Sharp Corp 2次元信号変換装置、2次元信号変換方法、制御プログラム、及び制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2011077552A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 株式会社 東芝 2次元符号化方法、ホログラフィック再生装置及びホログラフィック記録再生装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5081741B2 (ja) * 2008-06-20 2012-11-28 株式会社日立製作所 光情報記録装置、光情報記録方法、光情報記録再生装置および光情報記録再生方法
WO2011078199A1 (en) * 2009-12-25 2011-06-30 Ricoh Company, Ltd. Object identifying apparatus, moving body control apparatus, and information providing apparatus
KR102464362B1 (ko) 2015-09-30 2022-11-07 삼성전자주식회사 홀로그래픽 이미지 처리방법 및 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3209493B2 (ja) * 1996-01-23 2001-09-17 日本電信電話株式会社 ホログラム記録用二次元符号化方法
US6327171B1 (en) * 1998-03-20 2001-12-04 Pioneer Electronic Corporation Digital signal recording/reproducing method
JP3535776B2 (ja) * 1999-09-01 2004-06-07 日本電信電話株式会社 2次元符号化方法
JP3990119B2 (ja) * 2001-06-05 2007-10-10 日本電信電話株式会社 情報符号化装置、その方法、そのプログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体、並びに情報再生装置、その方法、そのプログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体
JP4389584B2 (ja) * 2003-12-26 2009-12-24 Tdk株式会社 ホログラフィックメモリ再生方法及びホログラフィックメモリ再生装置
JP2007156801A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Optware:Kk 光情報記録方法及び再生方法
JP2007273068A (ja) * 2006-03-10 2007-10-18 Sony Corp ホログラム記録および再生装置
JP2008033260A (ja) * 2006-07-05 2008-02-14 Sharp Corp ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法およびホログラム再生方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2112548A2 (en) 2008-03-25 2009-10-28 Nikon Corporation Liquid crystal panel
JP2010015635A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Sharp Corp 2次元信号変換装置、2次元信号変換方法、制御プログラム、及び制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2011077552A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 株式会社 東芝 2次元符号化方法、ホログラフィック再生装置及びホログラフィック記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4181616B2 (ja) 2008-11-19
WO2008041746A1 (fr) 2008-04-10
EP2083420A4 (en) 2010-02-03
EP2083420A1 (en) 2009-07-29
US20100128334A1 (en) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9076464B2 (en) Optical information recording apparatus, optical information recording method, optical information reproducing apparatus and optical information reproducing method
JP4442162B2 (ja) ホログラフィック記録再生システム
US7511867B2 (en) Hologram reproduction method and apparatus
JP4181616B2 (ja) ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法
JP3953905B2 (ja) ホログラフィーデータの記憶及び再生装置、並びにホログラフィーデータのコーディング/デコーディング方法
JP4389584B2 (ja) ホログラフィックメモリ再生方法及びホログラフィックメモリ再生装置
JP4548333B2 (ja) データ再生方法及び装置
JP2008217990A (ja) ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、情報符号化方法、記録方法および情報再生方法
JP2009283033A (ja) 光情報記録装置、光情報記録方法、光情報記録再生装置および光情報記録再生方法
JP2010516010A (ja) ホログラフィック記録媒体へ/からのデータ記録/再生方法、記録/再生装置及びホログラフィック記録媒体
JP2008130137A (ja) 情報記録装置および情報再生装置
JP4662081B2 (ja) ホログラム記録装置及び方法、ホログラム再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2010238305A (ja) 情報記録装置および情報記録方法
JP2009140606A (ja) ホログムメモリ再生装置、およびホログラムメモリの再生方法
JP5953284B2 (ja) 光情報記録媒体、光情報記録装置、光情報記録方法、光情報再生装置、光情報再生方法。
JP2008033260A (ja) ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法およびホログラム再生方法
JP4687655B2 (ja) ホログラム記録再生装置
KR101520703B1 (ko) 데이터 인코딩 방법, 데이터 기록 방법 및 데이터 기록 장치
JP2007058043A (ja) 光情報記録方法および光情報記録媒体
JP2015060613A (ja) 光情報記録装置および光情報記録方法
JP6088146B2 (ja) インタリーブ数演算装置およびそのプログラム、ならびに、ホログラム記録装置
JP4420961B2 (ja) ホログラム記録装置、ホログラム記録方法、ホログラム再生装置およびホログラム再生方法
JP2020187806A (ja) ホログラムシンボルおよびホログラム記録再生装置
KR100551384B1 (ko) 홀로그래픽 데이터 디코딩 방법
EP2126909A1 (en) Method of and apparatus for recording/reproducing data on/from holographic storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees