JP2008112473A - データベースパブリッシング方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各ページに小組をある程度の自由度をもって配置することを可能とするデータベースパブリッシング方法及びその装置を提供する。
【解決手段】コンピュータが、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定ステップと、コンピュータが、各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当ステップと、コンピュータが、各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定ステップと、コンピュータが、物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当ステップと、を備える。
【選択図】図56
【解決手段】コンピュータが、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定ステップと、コンピュータが、各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当ステップと、コンピュータが、各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定ステップと、コンピュータが、物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当ステップと、を備える。
【選択図】図56
Description
本発明は、データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング方法及びその装置に関する。
近年、HTML(HyperText Markup Language)電子文書に置き換わる電子文書としてXML(eXtensible Markup Language)電子文書が注目されている。XML電子文書は、テキスト形式で表現され、内容を成す文字列をタグ形式の予約語で挟み込む。また、XML電子文書は、電子文書の構造をDTD(Document TypeDefinition;文書型定義)という文書型定義文書にすることで、表現方法の指定や文章中の文字列に意味を付加するような独自のタグを拡張できる。更に、XML電子文書は、オブジェクト指向の階層構造、認証機能によるドキュメントのチェック機能、強力なハイパーリンク機能などを特徴とする。
また近年、XML(eXtensible Markup Language)電子文書から組版用電子文書としてのXSL−FO(eXtensible Stylesheet Language-Formatting Object)電子文書を生成する方法として次に説明する方法が登場している。すなわち、この方法は、XML電子文書からXSL−FO電子文書を生成するための所定の規則を記述したXSLT(eXtensible Stylesheet Language Transformation)スタイルシートと呼ばれるXSLT電子文書の記述内容に従って、XSLTプロセッサがXML電子文書を基に組版用電子文書としてのXSL−FO電子文書を生成するものである。XSL−FOプロセッサは、生成されたXSL−FO電子文書を基に印刷や画面表示を行う。
ところで、中古車情報誌、住宅情報誌、求人情報誌、旅行情報誌、チケット情報誌等の物件情報掲載誌においては、掲載する物件の数は数百乃至数千程度と膨大であるが、各物件を掲載するための小組の様式の種類は少ない。即ち、各物件情報掲載誌では、所定の数個から十数個程度の僅かな種類の小組様式しか用いられず、限られた種類の小組を組み合わせた組版に多数の物件の情報を割り当てている。
また、物件情報掲載誌に掲載する物件の数は膨大であり、また、物件の追加、削除の頻度が高いので、このような物件のデータは、通常は、データベースに記録されている。
また、物件情報掲載誌の各ページには、小組が並べられ、各小組に各物件のデータが入れられるが、各ページにおける小組の配置は、単に小組を行列状に並べるだけのものが多く、定型的であり、自由度が少なかった。
本発明は、物件情報掲載誌を印刷又は表示するための組版用電子文書を物件情報掲載誌の特徴を考慮してデータベースを基に生成するデータベースパブリッシング方法及びその装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、各ページに小組をある程度の自由度をもって配置することを可能とするデータベースパブリッシング方法及びその装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、物件データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング方法において、コンピュータが、CPUを用いて、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定ステップと、コンピュータが、CPUを用いて、各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当ステップと、コンピュータが、CPUを用いて、各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定ステップと、コンピュータが、CPUを用いて、物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当ステップと、を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法が提供される。
また、本発明によれば、物件データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング装置において、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定手段と、各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当手段と、各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定手段と、物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当手段と、を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置が提供される。
更に、本発明によれば、上記に記載のデータベースパブリッシング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定し、各エリアに小組を設定するようにしたので、ページにある程度の自由度をもって小組を配置することができる。
エリア設定を複数の方法により行うことが可能なので、必要に応じて適切な方法でエリア設定を行うことができる。
各エリアで使用可能な小組を設定し、使用可能な小組の中から実際に使用する小組を設定するので、同一エリアに複数種類の小組を設定することができる。
各ページへのページテンプレートの設定、各ページに設定されたページテンプレートにおける各種設定、ページテンプレートに設定された各エリアにおける各種設定に従って、物件データベースから読み込まれたデータを流し込むことができるので、膨大な物件データを有する物件情報雑誌等を効率的に作成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
本実施形態では、中古車情報誌の出版に係るデータベースパブリッシング方法及びその装置を例に取り説明するが、他の物件情報掲載誌にも本実施形態を適用することができる。
本実施形態では、中古車情報誌の出版に係るデータベースパブリッシング方法及びその装置を例に取り説明するが、他の物件情報掲載誌にも本実施形態を適用することができる。
図1〜3に本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の構成を示す。
図1を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、データベース作成手段101、DTP(Desk Top Publishing)手段102、小組スタイル情報生成手段103、小組テンプレート生成手段104及びマスターレイアウト生成手段105を備える。図2を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、更に、小組配置・物件割当手段106、XSLT文書生成手段107を備える。図3を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、更に、XSLTプロセッサ108、XSL−FOプロセッサ109、110を備える。
なお、これらの手段及びプロセッサは、コンピュータがコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより、コンピュータのハードウェア資源を用いて実現することができる。
図1を参照すると、データベース作成手段101は、物件データベースを定義し、物件データを物件データベースに入れて、物件データが定義された構造で体系化された物件データベース121を出力する。DTP手段102は、各小組のレイアウトをオペレータの操作により作成し、小組のレイアウトのデータをDTPデータ122として出力する。小組スタイル情報生成手段103は、DTPデータの形式の小組のレイアウトのデータを基に、小組スタイル情報123を生成し、これを出力する。小組テンプレート生成手段104は、小組スタイル情報123を基に、小組テンプレート124を生成して、これを出力する。マスターレイアウト生成手段105は、小組テンプレートを基に、マスターレイアウト125を生成し、これを出力する。
図2を参照すると、小組配置・物件割当手段106は、物件データベース121、小組テンプレート124、マスターレイアウト125及びフィルタ141を基に、XML文書126及び小組配置・物件割当データ127を生成し、これらを出力する。XSLT文書生成手段107は、小組配置・物件割当データ127を基に、XSLT文書128を生成し、これを出力する。
図3を参照すると、XSLTプロセッサ108は、XML文書126及びXSLT文書128を基に、XSL−FO文書129を生成し、これを出力する。XSL−FOプロセッサ109は、XSL−FO文書129を基に、表示画面130を生成し、これを出力する。XSL−FOプロセッサ110は、XSL−FO文書129を基に、印刷物131を生成し、これを出力する。
次に、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の各部の動作及び各データについて説明する。
まず、物件データを記録したデータベース121は、図4に示すような構造を有するリレーショナルデータベースである。図4を参照すると、このリレーショナルデータベースは、物件テーブル、複数の参照テーブル、繰り返し項目テーブルを有する。物件テーブルは、物件ID、物件名、価格、メーカID、車両ID等をフィールドとして有する。参照テーブルとしては、メーカ車両テーブル、メーカテーブル、エリアテーブル、販売店テーブル、オプションテーブルがある。メーカ車両テーブルは、メーカID、車両ID、車両名をフィールドとして有する。メーカテーブルはメーカID、メーカ名をフィールドとして有する。エリアテーブルはエリアID、エリア名をフィールドとして有する。販売店テーブルは販売店ID、販売店名等をフィールドとして有する。オプションテーブルは、オプションID、オプション名等をフィールドとして有する。繰り返し項目テーブルとしては、物件オプションテーブルがある。物件オプションテーブルは、物件ID、順番号、オプションIDをフィールドとして有する。物件テーブルと物件オプションテーブルは、物件IDによりリレーションが付けられ、物件テーブルとメーカ車両テーブルは、メーカIDと車両IDによりリレーションが付けられ、物件テーブルとエリアテーブルはエリアIDによりリレーションが付けられ、物件テーブルと販売店テーブルは販売店IDによりリレーションが付けられ、物件オプションテーブルとオプションテーブルはオプションIDによりリレーションが付けられ、メーカ車両テーブルとメーカテーブルはメーカIDによりリレーションが付けられる。
また、物件データベース121から物件データを抽出するためのフィルタ141としては、次に述べるものを作成する。すなわち、特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ、特定の地域の特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ、特定のメーカの特定の車種の物件データを抽出するフィルタ等である。このようなフィルタは、図5に示すようなツリーで管理できるようにしておく。図5に示すように、特定の販売店の物件データを抽出するフィルタは一階層で表現され、特定の地域の特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ及び特定のメーカの特定の車種の物件データを抽出するフィルタは二階層で表現される。
次に、DTP手段102、小組スタイル情報生成手段103及び小組テンプレート生成手段104により小組テンプレート124を生成する動作を説明する。
小組テンプレート124は、DTP手段102で作成された小組のレイアウトのDTPデータ122を基に、小組スタイル情報123を経て作成される。また、小組テンプレート124は、XSL−FO文書形式により記述され、XSLTプロセッサ109、110に入力するXSL−FO文書に組み込まれる。
小組のレイアウトは、例えば、デザイン会社等でデザイナがDTP手段102を用いて作成する。作成された小組のレイアウトのサンプルを図6に示す。図6を参照すると、この小組のサンプルは、画像ボックス”G1”、テキストボックス”T1”及びテキストボックス”T2”を有する。画像ボックス”G1”には、中古車の画像のサンプルが貼付され、テキストボックス”T1”には、中古車の名称のサンプル「スーパーカー」が記述され、テキストボックス”T2”には、中古車の価格のサンプル「100万円」が記述される。DTP手段102は、この小組のレイアウトのDTPデータ122を生成し、出力する。
次に、小組スタイル情報生成手段103(実際には、DTPソフトウェアの本発明による小組スタイル情報生成用のアドオンソフトウェア)により、小組のDTPデータ122を基に小組スタイル情報123を生成する。小組スタイル情報123は、XSL−FO文書形式で作成される。図6に示す小組から生成される小組スタイル情報123を図7に示し、図7に示す小組スタイル情報123のツリー構造を図8に示す。
図7を参照すると、枠211内の記述から明らかなように、小組の左上座標として仮の座標(0cm、0cm)が記述され、小組の高さ(height)として10cmが記述され、小組の幅(width)として10cmが記述され、その他背景色等(background-color, background-tint, border-style, border-color, border-width, border-tint)の値が記述されている。小組の高さ、幅その他背景色等の値は、DTPデータ122から読み取ったものである。
また、枠212内の記述は、テキストボックス”T1”についてのものであるが、この記述から明らかなように、テキストボックス”T1”の高さとしては2.5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、5cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。また、テキストボックス”T1”に記述されていた「スーパーカー」も記述されているが、これは小組テンプレート124に変換された後にはパラメータとなるデータである。
同様に、枠213内の記述は、テキストボックス”T2”についてのものであるが、この記述から明らかなように、テキストボックス”T2”の高さとしては2.5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、7.5cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。また、テキストボックス”T2”に記述されていた「100万円」も記述されているが、これは小組テンプレートに変換された後にはパラメータとなるデータである。
枠214内の記述は、画像ボックス”G1”についてのものであるが、この記述から明らかなように、画像ボックス”G1”の高さとしては5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、0cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。スケーリング(scaling)としてはnon-uniformが記述されている。また、画像ボックス”G1”に貼付されていた画像名「SuperCar.jpg」も記述されているが、これは小組テンプレートに変換された後にはパラメータとなるデータである。
次に、小組スタイル情報生成手段103が、小組のDTPデータ122から小組スタイル情報123を生成する方法を図9〜11を参照して説明する。
図9に示すように、まず、「kogumi_style_info」等の枠215(図7)の部分を出力する(ステップS251)。ここで、出力するとは、小組スタイル情報123のファイルに直接又はバッファを介して書き込むことである。
次に、小組全体についての「fo:block-container開始タグ」(枠211の部分)を出力する(ステップS252)。
次に、小組内の全てのボックスについてステップS254〜S257を繰り返す(ステップS253)。図7の例では、3つのボックスがあるので、これらのステップS254〜S257を3回繰り返すことになる。繰り返しの中では、まず、ボックスがテキストボックスであるか否かを判断する(ステップS254)。ボックスがテキストボックスであれば、テキストボックスの処理を行う(ステップS255)。この処理の詳細は後述する。また、ボックスがテキストボックスでなければ、テキストボックスが画像ボックスであるか否かを判断する(ステップS256)。ボックスが画像ボックスであれば、画像ボックスの処理を行う(ステップS257)。この処理の詳細は後述する。
次に、小組の終了タグである「fo:block-container」の終了タグを出力する(ステップS258)。このステップで出力される部分は、符号216(図7)で示す部分である。
最後に、「kogumi_style_info」の終了タグを出力する(ステップS259)。このステップで出力される部分は、符号217(図7)で示す部分である。
次に、テキストボックスの処理(ステップS255)の詳細を図10を参照して説明する。この処理では、枠212又は枠213で示す部分を出力する。
まず、テキストボックスについての「fo:block-container」開始タグを出力する(ステップS261)。次に、DTPデータ122からテキストボックスの属性を取得する(ステップS262)。この属性とは、テキストボックスの高さ、幅、左上座標等である。次に、ステップS262で取得したテキストボックスの属性を出力する(ステップS263)。次に、テキストボックスについての「fo:block」開始タグを出力する(ステップS264)。次に、テキストデータの処理を行う(ステップS265)。この処理の詳細は後述する。次に、テキストボックスについての「fo:block」終了タグを出力する(ステップS266)。最後に、テキストボックスについての「fo:block-container」終了タグを出力する(ステップS267)。
テキストデータの処理(ステップS265)では、まず、「fo:inline」開始タグを出力する(ステップS271)。次に、DTPデータ122からテキストデータと文字属性を取得する(ステップS272)。次に、取得した文字属性が反映された「fo:inline」の属性(font-family, font-style, font-size等)を出力する(ステップS273)。次に、取得したテキストデータ(図7の例では、「スーパーカー」又は「100万円」)を出力する(ステップS274)。最後に、「fo:inline」終了タグを出力する(ステップS275)。
次に、画像ボックスの処理(ステップS257)の詳細を図11を参照して説明する。この処理では、枠214で示す部分を出力する。
まず、画像ボックスについての「fo:block-container」開始タグを出力する(ステップS281)。次に、DTPデータ122から画像ボックスの属性を取得する(ステップS282)。この属性とは、画像ボックスの高さ、幅、左上座標等である。次に、ステップS282で取得した画像ボックスの属性を出力する(ステップS283)。次に、画像ボックスについての「fo:block」開始タグを出力する(ステップS284)。次に、画像データの処理を行う(ステップS285)。この処理の詳細は後述する。次に、画像ボックスについての「fo:block」終了タグを出力する(ステップS286)。最後に、画像ボックスについての「fo:block-container」終了タグを出力する(ステップS287)。
画像データの処理(ステップS285)では、まず、「fo:external-graphic」開始タグを出力する(ステップS291)。次に、DTPデータ122から画像データの画像名及び属性を取得する(ステップS292)。この属性とは、画像ボックスへDTPデータ122を貼付する方法であり、例えば、スケーリング方法等である。次に、「fo:external-graphic」の属性を出力する(ステップS293)。ここでいう属性には、画像データの画像名(図7の例では、「SuperCar.jpg」)も含まれる。最後に、「fo:external-graphic」終了タグを出力する(ステップS294)。
以上の方法で、小組のDTPデータ122から小組スタイル情報123が生成され、小組スタイル情報123のファイルが記録媒体に記録される。
次に、上記の方法で生成された小組スタイル情報123から小組テンプレート124を小組テンプレート生成手段104により生成する。小組テンプレート124も、XSL−FO文書形式で作成される。図7に示す小組スタイル情報123から生成される小組テンプレート124を図12に示す。
図7と図12を比較すると明らかなように、小組テンプレートの大部分は小組スタイル情報と同一であるが、一部が次の点において異なる。
(1)枠215の記述が、枠301の記述に置き換わる。
(2)枠302、303で示すテンプレートの記述がある。
(3)枠304で示す小組全体についての「fo:block-container」の記述において、小組の「ID」が付加され、パラメータ「content-id」が付加され、左上座標がパラメータ化され、小組の「name」が付加され、「absolute-position="absoulte"」が付加されている。
(4)枠305で示す「inline」の記述において、文字列「スーパーカー」が変数「物件名」に変更されている。
(5)枠306で示す「inline」の記述において、文字列「100万円」が変数「価格」に変更されている。
(6)枠307で示す画像ボックスについての「fo:block」において、画像名「SuperCar.jpg」が変数「画像名」に変更されている。
図12に示す小組テンプレート124に対応したXML文書のツリー構造を図13に示す。図13においては、1つの物件についてのツリーしか表示していないが、他の物件についても同様なツリーが構築されている。
このように小組テンプレート124においては、物件データのID、物件データの各項目がパラメータ化されているので、XSL−FO文書にこの小組テンプレート124を挿入した場合に、XSL−FO文書の他の部分からこれらのパラメータを指定してこの小組テンプレート124を呼び出すことが可能となる。パラメータとして指定される値は、XML文書から読み出される。
次に、本発明による小組テンプレート生成手段104が、小組スタイル情報123から小組テンプレート124を生成する方法を図14〜19を参照して説明する。
図14を参照すると、まず、小組スタイル情報123をファイルから読み込む(ステップS351)。次に、読み込んだ小組スタイル情報123の図8に示すツリー構造をメモリ上に構築する(ステップS352)。次に、各テキストボックス又は各画像ボックスに代入するべきXML文書の項目をパラメータとして設定するための繰り返し動作に入る(ステップS353)。
各繰り返しの最初においては、図16に示すように、小組スタイル情報123に従って、小組のレイアウトを表示する。表示されたレイアウト上でオペレータがテキストボックスの項目を選択したならば(ステップS354においてYES)、テキストボックス項目の設定を行う(ステップS355)。テキストボックス項目の設定の動作は後述する。表示されたレイアウト上でオペレータが画像ボックスの項目を選択したならば(ステップS356でYES)、画像ボックス項目の設定を行う(ステップS357)。画像ボックス項目の設定の動作は後述する。
テキスト項目の設定においては、まず、図17に示す画面を表示する。オペレータが項目追加ボタン401を押したならば、図18に示す画面を表示する。図18の画面には小組テンプレート生成手段104を起動したときに表示されるログインのダイアログで選択された物件データベースのうちの物件テーブルの項目及び物件テーブルと関連付けられているテーブル(メーカ車両テーブル、メーカテーブル等)の項目が表示される。ただし、図18の例では、説明の簡単のために、物件テーブルの物件名、価格、画像名のみを表示している。物件テーブルと関連付けられているテーブルの項目の表示様式については、後述する。オペレータがある項目を選択し(図18の例ではハッチングの入った「物件名」)、「OK」ボタンを押すと、選択された項目名が図17の画面の流し込み項目の欄402に表示される。図17の画面で流し込み項目についての種々の設定をして(説明は省略する。)、オペレータが図17の画面の「OK」ボタンを押すと、図16の画面で選択されたテキストボックスに流し込む項目として図18の画面で選択された項目が設定される(ステップS361)。次に、メモリに構築されている図8に示すツリー構造において、項目を流し込むべきテキストボックスの先頭ノードfo:block-containerを検索する(ステップS362)。例えば、物件名を流し込むべきテキストボックスとして符号403(図16)で示すテキストボックスが選択されているとすれば、符号404(図8)で示すノードを検索する。次に、ステップS362で選択されたノードに下にある「fo:inline」のノード(例えば符号405(図8)で示すノードである。)の下に記述されているサンプルデータを、物件データベース121のうちの選択されたテーブルの選択された項目の、物件データベース121から生成されたXML文書におけるノード「bukken」(各物件のノードである。符号406(図13))からみた相対パス(XML文書におけるXPATH)をパラメータとして指定する記述に置き換える(ステップS363)。なお、物件データベースからXML文書を生成する方法については後述する。
画像項目の設定においては、まず、図19に示す画面を表示する。オペレータが項目追加ボタン407を押したならば、テキスト項目の設定の場合と同様に、図18に示す画面を表示する。オペレータがある項目を選択し(この例では、図18にかかわらず「画像名」)、「OK」ボタンを押すと、選択された項目名が図19の画面の流し込み項目の欄408に表示される。図19の画面で流し込み項目についての種々の設定をして(説明は省略する。)、オペレータが図19の画面の「OK」ボタンを押すと、図16の画面で選択された画像ボックスに、流し込むべき画像の画像名が記述された項目として図18の画面で選択された項目が設定される(ステップS371)。次に、メモリに構築されている図8に示すツリー構造において、画像を流し込むべき画像ボックスの先頭ノードfo:block-containerを検索する(ステップS372)。例えば、画像を流し込むべき画像ボックスとして符号409(図16)で示す画像ボックスが選択されているとすれば、符号410(図8)で示すノードを検索する。次に、ステップS372で選択されたノードに下にある「fo:external-graphic」のノード(例えば符号411(図8)で示すノードである。)の下に記述されているサンプルデータを、物件データベース121のうちの選択されたテーブルの選択された項目の、物件データベース121から生成されたXML文書におけるノードbukken(各物件のノードである。符号406(図13))からみた相対パス(XML文書におけるXPATH)をパラメータとして指定する記述に置き換える(ステップS373)。
テキストボックス項目の設定が完了したならば、すなわち、メモリ上に構築されたツリー構造における上記の置き換えが完了したならば、メモリ上で更新されたツリー構造を基に小組テンプレートを作成し、ファイルに書き込む(ステップS358)。
小組テンプレート生成手段104が行う以上の方法により、小組スタイル情報123から小組テンプレート124が生成される。
次に、マスターレイアウト生成手段105によるマスターレイアウト125を生成する方法について説明する。
まず、ページの分割数の指定を入力する。図20の例では、縦方向の分割数は7であり、横方向の分割数は10である。次に、各升目に配置する小組の種類を指定する。図20の例では、第3〜7行各列に配置する小組の種類は、小組1である。
次に、小組配置・物件割当手段106による各ページについてのXML文書126及び小組配置・物件割当データ127の生成方法について説明する。
まず、オペレータの操作により表示した図21に示す「物件データ一括割り付け」の画面の「フィルタ」の文字の右隣の「参照」ボタンがオペレータの操作により押されたならば、対象ページに割り付けるデータを抽出するためのフィルタを選択するための画面(図22)を表示する。図22の画面は、図5に示すツリー構造を基に生成される。図22の画面では、オペレータは既に作成してある何れかのフィルタを選択する。オペレータは、選択の際には、図22の画面内の上のコンボボックスでフィルタのカテゴリを選択した後で、図22の画面内の下のリストで目的のフィルタを選択する。こうすることにより、フィルタ141によりデータベース121から抽出された物件データが対象ページに割り当てられる。
次に、図21の画面の「並べ替え」の文字の右隣の「参照」ボタンがオペレータの操作により押されたならば、フィルタにより抽出された物件データを並べ替える順序を指定するための画面(図23)を表示する。図23の画面では、オペレータは、並べ替えに使用する項目又は作成済みの複数項目の組み合わせ(例えば、ボディ形状とグレードの組み合わせ)を1又は2以上選択する。例えば、図23の画面の右枠に上から順にメーカー名及び車両名が入力されたならば、並べ替え順序は、「メーカー名・車両名」となる。
次に、図21の画面のページ指定の区分のテキストボックスにオペレータにより入力された開始ページを受け付けることにより対象ページを決定する。なお、終了ページの入力がない場合には、フィルタ141により抽出された物件データが終了するまでページを作成する。一方、終了ページの入力がある場合には、フィルタ141により抽出された物件データが余っていても、入力された終了ページでページの作成を終了する。
次に、図21の画面のレイアウト指定の区分のマスターレイアウトのコンボボックスを利用して、既に作成してあるマスターレイアウトからの対象ページに適用するマスターレイアウト125の選択をオペレータから受け付ける。
次に、図21の画面の小組配置方向の区分にある何れかの図付きのボタン(単ページについての4種類のボタン又は見開きページについての6種類のボタンのうちの何れかのボタン)をオペレータが押すことで小組配置方向を選択することを受け付けることにより、抽出された物件データをどのような順序で小組に割り当てるかを決定する。
次に、図21の画面の改ページ・改段の区分で、改ページ又は改段を行うか否かを決定するためのチェックボックスへのオペレータによる入力(チェック付け又はチェック外し)を受け付ける。改段とは、同一の高さ(行)にある小組のグループを1つの段とみなし、指定の階層の項目内容が変化した時に、段を改めることである。改ページ又は改段を行う場合には、改ページ又は改段を行うタイミングの指定のオペレータによる入力を受け付ける。このタイミングは、階層1、階層2、…階層Nといった階層の番号により指定できる。例えば、フィルタとして地域・販売店によるフィルタを指定した場合には、階層1を指定すると、地域が変化したときに改ページ又は改段を行い、階層2を指定すると、販売店が変化したときに改ページ又は改段を行う。また、改ページ又は改段を行う場合には、改ページを行うのか又は改段を行うのかの指定をラジオボタンを通してオペレータから入力し、改ページが指定された場合には、1つのカテゴリに割り当てるページ数の指定を入力し、改段が指定された場合には、1つのカテゴリに割り当てる段数の指定を入力する。ここで、カテゴリとは、指定されたフィルタの指定された階層の項目のことである。例えば、フィルタとして地域・販売店によるフィルタが指定され、タイミングとして階層2が指定され、1つのカテゴリに割り当てるページ数として2ページが指定された場合には、1つの販売店に2ページが割り当てられる。
図21の画面で上記の設定が行われた後、図21の「OK」ボタンがオペレータにより押されることにより、対象ページにおいて、選択されたマスターレイアウト125に従って配置される小組に、選択されたフィルタ141に従って物件データベース121から抽出された物件データが、選択された順序に従って割り当てられる。なおここで、選択された順序とは、並べ替え順序及び小組配置方向により決定される順序である。但し、選択された順序は並べ替え順序又は小組配置方向のうちの一方だけであっても良い。
次に、小組配置・物件割当手段106は、必要に応じて、図24に示すレイアウトビューを通して、マスターレイアウトに従った小組の配置の変更を入力しても良い。図24の例では、図20のマスターレイアウトを、第3行第1〜5列をブランクとし、第4〜5行第1〜3列に小組2を配置し、第6〜7行第1〜3列にも小組2を配置するように変更している。
また、小組配置・物件割当手段106は、必要に応じて、図25に示すページプレビューで、各小組に割り当てる各物件の変更を入力しても良い。
また、小組配置・物件割当手段106は、図24に示すレイアウトビューの代わりに、図26に示すデータシートビューで、マスターレイアウトに従った小組の配置の変更を受け付けても良く、図25に示すページプレビューの代わりに、図26に示すデータシートビューで、各小組に割り当てる各物件の変更を受け付けても良い。図26に示すデータビューシートで小組の配置又は各小組に割り当てる各物件を変更する際には、該当する欄のデータを変更する。また、データビューシートで小組を削除する際には、データシートビューで表示されるテーブルのレコードを削除し、データシートビューで小組を追加する際には、データシートビューで表示されるテーブルのレコードを追加する。
以上のようにして、各ページに掲載する物件が決定され、各物件を割り当てる小組の種類と位置も決定される。これらのデータはXML文書126及び小組配置・物件割当データ127に記録される。すなわち、XML文書126には、物件データベース121にある物件データのうちの選択されたフィルタ141により抽出された物件データが記述され、小組配置・物件割当データ127には、各ページの各升目に配置する小組の種類の位置及び各小組に割り当てる物件が記述される。なお、ページの分割数により図26の「割り付け位置」の項目で示される小組の割り付け位置(例えば、「1−4」(第1列第4行を示す。)、「4−4」(第4列第4行を示す。)等)に対応したページ上での座標が異なるが、割り付け位置とページ上での座標との対応関係は、分割数により決定されるので、分割数を各ページについて小組配置・物件割当データ127に記録しておく。又は、各ページの各割り付け位置と該割り付け位置のページ上での座標との関係を算出して、その対応関係を小組配置・物件割当データ127に記録しても良い。
XSLT電子文書生成手段107は、小組配置・物件割当データ127を基にXSLT文書128を生成する。
実際に生成するXSLT電子文書128について説明する前に、本実施形態で生成するXSLT電子文書の様式を、図27、28に示す。
図27、28を参照すると、ブロック(A)で示す記述は、ページの余白の大きさを指定するための記述である。ブロック(B)で示す記述は、各ページ毎の記述であり、図27では、1ページ分だけ記載しているが、実際には中古車情報誌の中古車情報を掲載する全てのページの数だけ繰り返す。ブロック(C)で示す記述は、各物件を各ページの各小組に割り当てるための記述であり、図27では、1物件分だけ掲載しているが、実際には各ページに掲載する物件の数だけ繰り返す。ブロック(E)で示す記述は、各種類毎の小組の様式の記述する小組テンプレート124であり、図27では、1種類の小組分だけ掲載しているが、中古車情報誌で使用する小組の種類の数だけ繰り返す。
ブロック(C)を見ると、文(1)は、各ページに割り付ける物件を所定の順序で指定するための文であり、この文により実引数として指定された各物件にテンプレート2(ブロック(F)で示す)を適用する。文(2)は、文(1)で指定された物件のデータを割り当てるべき小組の名前(小組の名前は小組の種類を表す。)をテンプレート2に実引数として引き渡すための文であり、文(3)は、テンプレート2に小組の左側の辺のX座標を実引数として引き渡すための文であり、文(4)は、テンプレート2に小組の上側の辺のY座標を実引数として引き渡すための文である。
テンプレート2を見ると、文(5)は、小組の名前である実引数を受け取るための仮引数が記述された文であり、文(6)は、小組の左側の辺のX座標である実引数を受け取るための仮引数が記述された文であり、文(7)は、小組の上側の辺のY座標である実引数を受け取るための仮引数が記述された文である。文(21)は、選択肢のある条件付き処理を行うことの宣言文であり、文(22)は、小組の名前(kogumi-type)が所定の文字(図28の例では'K1')であるときに、文(24)の前までの処理を行うための判定文である。文(23)は、各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を記述した文である。図28に示すXSLT文書の例では、文(23)の内容を省略して記載しているが、図29〜34に示すXSLT文書の例では文(23)の内容、つまり、各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を具体的に記載している。
原データから各ページに掲載する全ての物件の識別子、それらの物件を割り当てる小組の種類及び座標を読み込んで、これらの読み込まれたデータを文(1)、(2)、(3)、(4)に当てはめて、ブロック(B)、(C)、(E)を必要な数だけ繰り返すことにより、XSLT電子文書を生成することができる。
XML電子文書の生成方法については後述するが、本実施形態で生成するXML電子文書の簡単な例を図35に示す。図35を参照すると、このXML文書は、bukken_dataの下にbukkenがあり、bukkenの下に物件についての複数のitemがある階層構造を有する。このXML文書は、全ページ(この例では2ページ)に掲載する物件についてのbukken_dataの集合である。従って、フィルタ141を用いて物件データベース121から物件データを抽出して、抽出された物件データと所定のタグを組み合わせることにより、全ページについてのXML文書を生成することができる。
図35に示すXML電子文書と同時に生成する具体的なXSLT電子文書の内容を図29〜34に示す。
また、XSLT電子文書128及びXML電子文書126の構造及びそれらの関係を示す概念図を図36に示す。
XSLTプロセッサ108は、上記の方法で生成したXML電子文書126及びXSLT電子文書128を入力して、XML電子文書126に記述されたデータを、XSLT電子文書128に記述された書式に従って、XSL−FO電子文書129を生成する。図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書を基に、XSLTプロセッサ108が生成したXSL−FO電子文書128を図37〜41に示す。
図35は説明を簡単にするための単純なXML文書であるが、小組配置・物件割当手段106により物件データベース121から生成される実際のXML文書の構造について説明する。なお、物件データベース121から所定のフィルタ141により抽出されたデータのみがXML文書126に記述されるが、ここでは、抽出については考慮せず、XML文書の構造のみに着目して説明する。なお、物件の並び替えは、XSLT文書での物件と小組との対応付け及び小組の配置位置により行うので、XML文書で物件の並び替えをしておく必要はない。
図4に示す物件データベース121からそのまま単純にXML文書を作成すると、図42に示すように、各テーブルについてのサブツリーがルートの直下に並列に配置されるツリーが構成される。しかし、このような構成を用いた場合、例えば、ある物件レコードで参照されている車両名を知りたい場合、まず、物件テーブルのうちのその物件レコードに記述されているメーカID及び車両IDを読み込んでから、メーカ車両テーブルのうちのそのメーカID及び車両IDを有するレコードを検索し、そのレコードの車両名を検索しなければならないため、処理が複雑となり、時間も多く費やされることとなる。
そこで、本発明では、物件データベース121から生成されるXML文書126を上記のような検索を不要とし、物件テーブルで参照されるデータを簡単なXPATHで表現することができる構造を有するものとする。本実施形態で生成するXML文書の構造を図43〜47に示す。なお、図面の都合上、1つのXML文書の構造を図43〜47に分割して記載している。
図4、43〜47を参照すると、物件テーブルの各レコードに直接記述されているデータである物件名、価格等はXML文書においては、通常通り物件bukken501(図43)の下の項目item(2つの例として、項目(項目名:name_asc="BKN_NAME"、表示用項目名:name_jp="物件名")502(図43)及び項目(項目名:name_asc="KAKAKU"、表示用項目名:name_jp="価格")503(図43))の下に記述されている。
物件テーブルの各レコードから1つの項目より成る単純インデックスで参照されているエリアテーブルのエリア名は、物件bukken501(図43)の下の項目item(項目名:name_asc="AREA_ID"、表示項目名:name_jp="エリアID")504(図45)の下の参照テーブル(エリアテーブル)ref_table(項目名:name_asc="AREA")505(図45)の下の項目item(項目名:name_asc="AREA_NAME"、表示用項目名:name_jp="エリア名")506(図47)の下に記述されている。
物件テーブルの各レコードから2つの項目より成る複合インデックスで参照されているメーカ車両テーブルの車両名は、冗長となるが2つ重複して記述されている。2つ重複して記述されている理由は、複合インデックスが2つの項目より成ることである。1つの記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")507(図43)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")508(図43)の下の項目item(項目名:name_asc="SHARYOU_NAME"、表示用項目名:name_jp="車両名")509(図44)の下の記述であり、他の記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")510(図45)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")511(図45)の下の項目item(項目名:name_asc="SHARYOU_NAME"、表示用項目名:name_jp="車両名")512(図46)の下の記述である。
物件テーブルのレコードから2つの項目より成る複合インデックスで参照されているメーカ車両テーブルより1つの項目メーカIDより成る単純インデックスで参照されているメーカテーブルのメーカ名も、冗長となるが2つ重複して記述されている。2つ重複して記述されている理由は、複合インデックスが2つの項目より成ることである。1つの記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")507(図43)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")508(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示用項目名:name_jp="メーカID")513(図44)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER)514(図44)の下の項目item(項目名:name_asc="MAKER_NAME"、表示項目名:name_jp="メーカ名")515(図44)の下の記述であり、他の記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="SHARYOU_ID"、表示項目名:name_jp="車両ID")510(図45)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")511(図45)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示用項目名:name_jp="メーカID")516(図46)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER)517(図46)の下の項目item(項目名:name_asc="MAKER_NAME"、表示項目名:name_jp="メーカ名")518(図46)の下の記述である。
上述の通り、XML文書の各物件のブロック内では、車両ID、車両名、メーカID、メーカ名がそれぞれ2つ重複して記述されているので、車両ID、車両名、メーカID及びメーカ名のXPATHは2通りある。小組テンプレート124においては、車両ID、車両名、メーカID及びメーカ名のうちでは印刷項目である車両名及びメーカ名を仮引数として記述することとなるが、2通りのXPATHのうちのどちらのXPATHを用いて記述してもよい。どちらのXPATHを用いて記述されるかは、オペレータが流し込むべき項目を選択する図48の画面で選択した項目により決定される。なお、図48の画面が実際に用いられる画面であり、説明のために単純化した図18の画面は実際には図48の画面に置き換わる。メーカ名については、図48の符号521で示すメーカ名を選択したときには、項目515(図44)の下のメーカ名が選択され、このときのXPATHは、ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER_SHARYOU']/ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER']/item[@name_asc='MAKER_NAME']となるが、図48の符号522で示すメーカ名を選択したときには、項目518(図46)の下のメーカ名が選択され、このときにXPATHは、ref_item[@name_asc='SHARYOU_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER_SHARYOU']/ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER']/item[@name_asc='MAKER_NAME']となる。このようなXPATHで指定された項目が小組テンプレート124で仮引数として記述される。そしてこのような小組テンプレート124がXSLTプロセッサ108にかけるXSLT文書127に組み込まれる。
複合インデックスで参照される項目を図48の画面で1通りの方法のみで表示する場合には、XML文書では、その項目をその表示方法に対応した1つの方法で記述するのみでよいが、例えば2つの項目より成る複合インデックスで参照される項目を図48の画面で2通りの方法で表示する場合には、XML文書では、その項目をそれらの表示方法に対応した上述の2つの方法で記述する。図48の画面に表示される項目のツリー構造は、物件データベース121の物件テーブル等のテーブル及びこれらの間の関係の定義データから直接作成される。
図4に示す物件データベース121を基に生成された図43〜図47に示す構造を有するXML文書126の1つの物件についての部分を図49〜図55に示す。
[実施形態2]
実施形態1では、最終的に得られるページのレイアウトは、図25の画面のレイアウトビューに示すようなものである。このレイアウトでは、ページ全体が1組の行列に分割され、行列内の各列各行、複数列各行又は各列複数行に1つの小組が配置される。
実施形態1では、最終的に得られるページのレイアウトは、図25の画面のレイアウトビューに示すようなものである。このレイアウトでは、ページ全体が1組の行列に分割され、行列内の各列各行、複数列各行又は各列複数行に1つの小組が配置される。
これに対し、実施形態2では、最終的に得られるページのレイアウトは、図56の画面のレイアウトビューに示すようなものである。このレイアウトでは、ページ全体に複数の行列が配置され、各行列内の各列各行、複数列各行又は各列複数行に1つの小組が配置される。ページ全体に配置する各行列の位置及び大きさを自由に設定することができるので、ページに配置される小組の配置をある程度自由にすることができる。
図57及び図58に本実施形態によるデータベースパブリッシング装置の一部を示す。なお、図3、図57及び図58に示す各部分を合わせたものが本実施形態による全体のデータベースパブリッシング装置を構成する。図57及び図58においては、図1及び図2に示す実施形態1と同一の部分については同一の符号を付してある。
図57及び図58を図1及び図2と比較すると明らかなように、本実施形態によるデータベースパブリッシング装置が実施形態1のものと異なる点は、マスターレイアウト生成手段105が削除され、ページスタイル情報生成手段201、ページテンプレート生成手段202、ページテンプレート割当手段203が追加され、DTP手段102がDTP手段102Bに変更され、小組配置・物件割当手段106が小組配置・物件割当手段106Bに変更された点である。
本実施形態の小組スタイル情報生成手段103、小組テンプレート生成手段104、XSLT文書生成手段107、XSLTプロセッサ108及びXSL−FOプロセッサ109、110の構成と動作は、実施形態1のものと同様であるので、これらの説明を省略する。
次に、本実施形態に特有のDTP手段102B、ページスタイル情報生成手段201、ページテンプレート生成手段202、ページテンプレート割当手段203及び小組配置・物件割当手段106Bについて詳細に説明する。なお、これらの手段は、実施形態1と同様にコンピュータがコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより、コンピュータのハードウェア資源を用いて実現することができる。
DTP手段102Bは、実施形態1のDTP手段102の機能を有すると共に、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定する機能を有する。
DTP手段102Bは、図59に示すようなページテンプレートの画面を表示し、オペレータのキーボード又はマウスの操作により、図59に示すようなページテンプレート上のエリアを設定する。図59の例ではページテンプレートに4つのエリア(左側の2つの横長のエリア及び右側の2つの縦長のエリア)が設定されている。DTP手段102Bは、エリアの設定されたページテンプレートのデータをDTPデータ122Bの一部として出力する。なお、DTPデータ122Bの他の部分は、実施形態1の小組レイアウトのデータである。
ページスタイル情報生成手段201は、DTPデータ122Bのうちエリアの設定されたページテンプレートのデータを読み込み、各エリアのパラメータを設定し、パラメータの設定されたエリアを含むページテンプレートのデータをページスタイル情報221として出力する。
オペレータが図59の画面に表示されているエリアを選択し、所定の操作をすると、ページスタイル情報生成手段201は、図60に示す画面を表示する。
ページスタイル情報生成手段201は、エリア原点座標の欄の「左上を原点に設定」のラジオボタンが選択されているときには、選択されたエリアの左上座標をDTPデータ122Bから読込み、この欄内に表示する。一方、エリア原点座標の欄の「右上を原点に設定」のラジオボタンが選択されているときには、選択されたエリアの右上座標をDTPデータ122Bから読込み、この欄内に表示する。ただし、オペレータがこの欄で原点座標を修正することも可能である。
また、ページスタイル情報生成手段201は、エリアサイズをDTPデータ122Bから読込み、エリアサイズの欄内に表示する。「小組間隔を自動計算」のラジオボタンが選択されているときには、オペレータがこの欄でエリアサイズを修正することも可能である。
オペレータは「エリアサイズを自動計算」のラジオボタンを選択したときには、コラムサイズの欄の設定項目(小組の幅及び高さ並びに小組の左右間隔及び上下間隔)及びコラム数の欄の設定項目(縦横の列数)に希望値を設定し、「自動計算」のボタンを押す。すると、エリアサイズが自動計算され、それがエリアサイズの欄に表示される。
他方、オペレータは、「小組間隔を自動計算」のラジオボタンを選択したときには、コラムサイズの欄の設定項目(小組の幅及び高さ)及びコラム数の欄の設定項目(縦横の列数)に希望値を設定し、「自動計算」のボタンを押す。すると、小組間隔が自動計算され、それがコラムサイズの欄に表示される。
上記の設定や自動計算が行われ、エリア原点、エリアサイズ、コラムサイズ、コラム数の欄の諸項目が決定したならば、オペレータは「OK」ボタンを押して、当該エリアについてのパラメータの設定を終了する。
ページテンプレート内の全てのエリアについてパラメータの設定が終了して、オペレータが所定の操作をすると、ページスタイル情報生成手段201は、図61に示すようなページスタイル情報221をファイルとして出力する。
なお、図61のページスタイル情報においては、見開きページのうちの右側のページのデータを最初に記述し、左側のページのデータを後に記述してある。ただし、この時点では、左開きか右開きかは定まっておらず、ページスタイル情報を両方の開き方に適用することができる。
ページテンプレート生成手段202は、ページスタイル情報221を読込み、所定の設定を行った後、ページテンプレート222をファイルとして出力する。
ページテンプレート生成手段202を起動すると、これは図62に示す画面を表示する。左側の欄には、ページスタイル情報生成手段201が生成した全てのページスタイルが表示される。右側の欄には、左側で選択されているページスタイルのレイアウトが表示される。
オペレータが右側の欄に表示されているレイアウト上で希望のエリアを選択し、所定のメニュー操作をすると、ページテンプレート生成手段202は、図63に示す画面を表示する。
エリア情報には、ページスタイル情報221から読み込まれた情報(基本小組サイズ、コラム数、小組間隔)が表示される。
オペレータは、ページ内流し込み順番のコンボボックスで当該エリアの順番を選択する。ページ内流し込み順番とは、ページ内でデータを流し込むエリアの順番である。
また、オペレータは、小組流し込み方向の4つのトグルボタンのうちの1つのものを選択する。小組流し込み方向とは、エリア内でデータを流し込む順番である。
ページテンプレート生成手段202は、小組スタイル情報123を読込み、登録されている全ての小組スタイルを「使用可能な小組スタイルの設定」の欄の左側の「小組スタイル」のリストボックスに表示する。オペレータは、このリストボックスに表示されている小組スタイルのうちから希望するものを右隣の「使用可能な小組スタイル」のリストボックスに移動する。
ページテンプレート生成手段202は、「使用可能な小組スタイル」のリストボックスに移動してきた小組スタイルを「基本小組スタイル」のコンボボックスに登録する。オペレータは、このコンボボックスで、基本小組スタイルを選択する。基本小組スタイルとは、ディフォルトで各セル(基本小組サイズの領域)に設定する小組スタイルのことである。
上記の設定が行われ、ページ内流し込み順番、小組流し込み方向、使用可能な小組スタイル及び基本小組スタイルが決定したならば、オペレータは「OK」ボタンを押して、当該エリアについてのこれらの項目の設定を終了する。
ページテンプレート内の全てのエリアについて上記項目の設定が終了して、オペレータが所定の操作をすると、ページテンプレート生成手段202は、図64に示すようなページテンプレート222をファイルとして出力する。
なお、図64のページスタイル情報においても、見開きページのうちの右側のページのデータを最初に記述し、左側のページのデータを後に記述してある。ただし、この時点では、左開きか右開きかは定まっておらず、ページテンプレートを両方の開き方に適用することができる。ページ内流し込み順番によりページテンプレートが右開きに適用するものであるのか又は左開きに適用するものであるのかが実質的に略決まってしまうこともあるが、例えば、ページ内流し込み順番がランダムであれば、ページテンプレートを両方の開き方に適用することができる。
ページテンプレートは、図65に示す画面で確認することが可能である。
ページテンプレート割当手段203は、図56又は69の画面の所定のメニューを辿ることにより起動される。ページテンプレート割当手段203は、起動されると、図66に示す画面を表示する。オペレータがこの画面に開始ページ、終了ページ及びこれらの間のページに割り当てることを希望するページテンプレートを入力して「OK」ボタンを押すと、ページテンプレート割当手段203は、この入力に従って、ページにページテンプレートを割り当てる。
小組配置・物件割当手段106Bも、図56又は69に示す画面で別の所定のメニューを辿ることにより起動される。小組配置・物件割当手段106Bは、起動されると、図67に示す画面を表示する。
オペレータが割り付けるカテゴリ指定の欄の参照ボタンを押すと、小組配置・物件割当手段106Bは、図22の画面を表示する。実施形態1と同様に、図22の画面は、図5に示すツリー構造を基に生成される。図22の画面では、オペレータは既に作成してある何れかのフィルタを選択する。オペレータは、選択の際には、図22の画面内の上の「カテゴリ」のコンボボックスでフィルタのカテゴリを選択した後で、図22の画面内の下の「割り付け範囲選択」のリストで目的のフィルタを選択する。こうすることにより、フィルタ141によりデータベース121から抽出された物件データが対象ページに割り当てられる。なお、図22の画面では、「割り付け範囲選択」のリストボックスで複数の項目を連続的に選択することが可能であり、フィルタはその複数の項目を選択するためのものとなる。図67の例では、割り付けるカテゴリ指定の開始が「販売店で分類/MAX川口」であり、その終了が「販売店で分類/中山川口店」であるが、これは、図22の画面の「割り付け範囲選択」のリストボックスで「MAX川口」、「ケーツー商会」及び「中山川口店」が連続的に選択されたことを示す。従って、図66の画面で設定されたページ範囲の有効ページには、「MAX川口」、「ケーツー照会」及び「ナカヤマ浦和店」のデータが割り当てられる。
オペレータがページ指定の欄の「範囲指定する」のチェックボックスをチェックすると、開始のエリア及びエリア内位置並びに終了のページ、エリア及びエリア内位置を指定することが可能となる。一方、このチェックボックスをチェックしないと、開始のエリア及びエリア内位置のみを指定することが可能となる。なお、エリアの指定は、上記ページ内流し込み順番に従い、エリア内位置は、上記小組流し込み方向に従う。
開始ページには、図66の画面で指定されたページ範囲のうち最初の見開きページが設定される。図66及び図67の例では、図56又は69で現在選択されている位置が割り付け開始位置となるため、第115ページは、物件データの割当対象とはならない。
ページ指定の欄の参照ボタンは、「範囲指定する」のチェックボックスがチェックされているときにのみ有効であり、このボタンが有効であるときにオペレータがこのボタンを押すと、小組配置・物件割当手段106Bは、図68に示す画面を表示する。オペレータが、この画面で終了ページを選択して「OK」ボタンを押すと、終了ページが設定される。
改ページ、改段は実施形態1と同様のものである。また、これらに関連したタイミングも実施形態1と同様のものである。改エリアは実施形態2に特有のものであるが、これは、タイミングとして指定された階層の内容が変化したときに、新たなエリアから物件の割当を開始することである。
オペレータが「空白セルを挿入する」のチェックボックスをチェックすると、タイミングとして指定された階層の内容が変化したときに、各エリアの小組流し込み方向に従った順で最初のセルが空白となる。
なお、タイミングとして指定された階層の内容が変化したときに改ページ、改エリア又は改段するようにしたときには、1カテゴリに割り当てるページ数、エリア数又は段数を指定することもしないこともできる。
オペレータが図67に示す画面で割り付けるカテゴリ、ページ範囲、改ページ等を設定し、「OK」ボタンを押すと、小組配置・物件割当手段106Bは、設定内容に従って、各ページの各エリアの各小組に物件データを割り当てる。
小組配置・物件割当手段106Bも、図69に示す画面を表示する。
図69の画面は、図67の画面で設定した内容を反映したものであるが、この画面でオペレータは各セルの区分の変更、各セルに割り当てる小組テンプレートの種類の変更、各セルに割り当てる小組区分の変更、各小組に割り当てる物件データの変更等を行うことができる。
セルの区分の変更の際には、セル区分としては、「見出しセル」、「割り付けセル」又は「空きセル」を選択することができる。「見出しセル」とは、販売店等の見出しを割り当てるためのセルであり、「割り付けセル」とは、物件データを割り当てるためのセルであり、「空きセル」とは、何も割り当てられないセルであり、「空きセル」の領域では背景が表示される。「見出しセル」又は「空きセル」が挿入されると、物件データは繰り下げて割り当てられる。
セルに割り当てる小組テンプレートの種類の変更は、区分が「見出しセル」又は「割り付けセル」であるセルに対してのみ可能である。セルに割り当てる小組テンプレートの種類の変更に際しては、ページテンプレート生成手段202が画面63で設定した使用可能な小組スタイルに対応した小組テンプレートを選択することができる。
セルに割り当てる小組区分の変更は、区分が「割り付けセル」であるセルに対してのみ可能である。セルに割り当てる小組区分の変更に際しては、「見出し」又は「物件」を選択することができる。
特殊な組み合わせの例として、「セル区分」が「割り付け」であり、「小組テンプレート」の種類が「小組1」であり、「小組区分」が「見出し」であるセルに対しては、「浮動見出し」が設定される。「浮動見出し」とは、物件の挿入及び削除により移動する見出しのことである。これに対し、「セル区分」が「見出し」であるセルに対しては、「固定見出し」が設定される。「固定見出し」とは、物件の挿入又は削除により移動しない見出しのことである。
セル区分、小組テンプレート及び小組区分の組み合わせとセルに表示されるデータとの関係を下表に示す。
小組名が「midashi1」であるセルには、小組の設計次第で販売店等のデータを流し込むことも可能であり、固定データのみを表示させることも可能である。
図69の画面での設定に従ったレイアウトビューを図56に示す。
小組配置・物件割当手段106Bは、図67の画面で設定され、必要に応じて図69の画面で修正が加えられた小組配置及び物件割当に従ったXML文書126及び小組配置・物件割当データ127を出力する。
101 データベース作成手段
102 DTP手段
103 小組スタイル情報生成手段
104 小組テンプレート生成手段
105 マスターレイアウト生成手段
106、106B 小組配置・物件割当手段
107 XSLT文書生成手段
108 XSLTプロセッサ
109、110 XSL−FOプロセッサ
201 ページスタイル情報生成手段
202 ページテンプレート生成手段
102 DTP手段
103 小組スタイル情報生成手段
104 小組テンプレート生成手段
105 マスターレイアウト生成手段
106、106B 小組配置・物件割当手段
107 XSLT文書生成手段
108 XSLTプロセッサ
109、110 XSL−FOプロセッサ
201 ページスタイル情報生成手段
202 ページテンプレート生成手段
Claims (19)
- 物件データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング方法において、
コンピュータが、CPUを用いて、各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定ステップと、
コンピュータが、CPUを用いて、各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当ステップと、
コンピュータが、CPUを用いて、各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定ステップと、
コンピュータが、CPUを用いて、物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当ステップと、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記エリア設定ステップは、ページテンプレートを表示した画面上でのオペレータの操作によりエリアの位置及び範囲を設定するステップを備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記エリア設定ステップは、
小組サイズ、小組間隔及び縦横の小組数を入力するステップと、
入力された前記小組サイズ、前記小組間隔及び前記縦横の小組数より前記エリアのサイズを設定するステップと、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記エリア設定ステップは、
エリアサイズ、小組サイズ及び縦横の小組数を入力するステップと、
入力された前記エリアサイズ、前記小組サイズ及び前記縦横の小組数より小組間隔を設定するステップと、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記ページテンプレート割当ステップは、ページ範囲を指定して何れかの前記ページテンプレートを割り当てるステップを備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記物件割当ステップは、割り当てる物件データを前記物件データベースから抽出するためのフィルタを設定するステップを備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記物件割当ステップは、改ページ、改エリア又は改段を設定するステップを備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリシング方法において、
前記物件割当ステップは、
各前記エリアの各セルを見出しセル、割り付けセル又は空きセルに設定するステップと、
前記見出しセル又は前記割り付けセルに設定されたセルに、前記使用可能な小組スタイルに対応した使用可能な小組テンプレートのうちの何れかを設定するステップと、
前記割り付けセルに設定されたセルに、見出し又は物件の小組区分を設定するステップと、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 請求項1に記載のデータベースパブリッシング方法において、
前記物件割当ステップは、各前記エリアの各セルに固定見出し、浮動見出し又は物件データを設定するステップを備えることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。 - 物件データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング装置において、
各ページテンプレートに1又は2以上のエリアを設定するエリア設定手段と、
各ページにいずれかの前記ページテンプレートを割り当てるページテンプレート割当手段と、
各前記ページテンプレートの各前記エリアの各セルに別々に設定することが可能な2種類以上の小組テンプレートのうちの何れか1の小組テンプレートを各エリアの各セルに設定する小組テンプレート設定手段と、
物件データを蓄積する物件データベースから読み出された複数の物件データの各々を各ページに割り当てられた前記ページテンプレートの各前記エリアの各小組テンプレートに割り当てる物件割当手段と、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記エリア設定手段は、ページテンプレートを表示した画面上でのオペレータの操作によりエリアの位置及び範囲を設定する手段を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記エリア設定手段は、
小組サイズ、小組間隔及び縦横の小組数を入力する手段と、
入力された前記小組サイズ、前記小組間隔及び前記縦横の小組数より前記エリアのサイズを設定する手段と、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記エリア設定手段は、
エリアサイズ、小組サイズ及び縦横の小組数を入力する手段と、
入力された前記エリアサイズ、前記小組サイズ及び前記縦横の小組数より小組間隔を設定する手段と、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記ページテンプレート割当手段は、ページ範囲を指定して何れかの前記ページテンプレートを割り当てる手段を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記物件割当手段は、割り当てる物件データを前記物件データベースから抽出するためのフィルタを設定する手段を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記物件割当手段は、改ページ、改エリア又は改段を設定する手段を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記物件割当手段は、
各前記エリアの各セルを見出しセル、割り付けセル又は空きセルに設定する手段と、
前記見出しセル又は前記割り付けセルに設定されたセルに、前記使用可能な小組スタイルに対応した使用可能な小組テンプレートのうちの何れかを設定する手段と、
前記割り付けセルに設定されたセルに、見出し又は物件の小組区分を設定する手段と、
を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項10に記載のデータベースパブリッシング装置において、
前記物件割当手段は、各前記エリアの各セルに固定見出し、浮動見出し又は物件データを設定する手段を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータベースパブリッシング方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008016435A JP2008112473A (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | データベースパブリッシング方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008016435A JP2008112473A (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | データベースパブリッシング方法及びその装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-01-28 JP JP2008016435A patent/JP2008112473A/ja active Pending
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