JP2008112427A - 販売計画支援装置および販売計画支援処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値を決定する。
【解決手段】 表示制御部は、表示装置の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素を示すグラフとを表示させ、また、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、その領域41a〜41fの面積を変動させて表示させ、さらに、その領域41a〜41fの面積の変動に応じてその領域41a〜41fに対応する構成要素の数値を変動させて表示させる。また、データ処理部は、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、販売計画データにおける構成要素の数値を変更する。
【選択図】 図3
【解決手段】 表示制御部は、表示装置の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素を示すグラフとを表示させ、また、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、その領域41a〜41fの面積を変動させて表示させ、さらに、その領域41a〜41fの面積の変動に応じてその領域41a〜41fに対応する構成要素の数値を変動させて表示させる。また、データ処理部は、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、販売計画データにおける構成要素の数値を変更する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、販売計画データをグラフおよび数値で表示する販売計画支援装置およびそのような装置で実行される販売計画支援処理方法に関するものである。
従来、販売計画を行う場合、表計算プログラムなどを使用して、販売する商品、店舗といった項目について、その項目の構成要素となる商品ラインアップ、実店舗などの販売数量、売上額などを構成要素ごとに数値で入力する。そして、表計算プログラムに従ってコンピュータが、その数値の集計を行ったり、その数値を視覚化したグラフを表示したりする。
このような販売計画支援を自動化したシステムとしては、例えば特許文献1に記載のものがある。
特開平8−96045号公報(要約書等)
しかしながら、従来のようにして販売計画を行う場合、(1)表計算プログラムのテーブル内に数値を入力し、(2)それに基づいて表示されるグラフで全体的なバランスを確認し、(3)バランスを調整するために数値を再入力する、という一連の処理を繰り返す。このため、視覚的に構成要素の数値のバランスを把握しつつ、各構成要素の数値を調整することが難しく、直感的かつ簡単な操作で販売計画に関する各構成要素の数値を決定することが難しい。
本発明は、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値をユーザが決定することを可能とする販売計画支援装置装置および販売計画支援処理方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る販売計画支援装置は、販売計画データにおける所定の項目についてその項目に属する複数の構成要素の一覧を表示装置に表示させる表示制御部と、ユーザによる操作に基づき販売計画データを変更するデータ処理部とを備える。そして、表示制御部は、表示装置の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の値を表すグラフとを表示させ、また、グラフにおけるある構成要素の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、数値群においてその領域に対応する構成要素の数値を変動させて表示させる。また、データ処理部は、数値群における数値の変動に対応させて、販売計画データにおける構成要素の数値を変更する。
また、本発明に係る販売計画支援装置は、上記の販売計画支援装置に加え、次のようにしてもよい。つまり、その場合、表示制御部は、表示装置の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの構成比率からなる数値群と、構成比率に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の構成比率を表す1本の棒グラフとを表示させる。その上で、表示制御部は、棒グラフにおける2つの領域の境界を移動させる移動操作に基づき、その境界の両側の領域の面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域の面積の変動に応じて、数値群においてそれらの領域に対応する構成要素の構成比率を同時に変動させて表示させる。そして、データ処理部は、数値群における構成比率の変動に対応させて、販売計画データにおける構成要素の構成比率を変更する。
また、本発明に係る販売計画支援装置は、上記の販売計画支援装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。つまり、その場合、表示制御部は、表示装置の1画面に、第1の項目についての複数の構成要素のそれぞれおよび第2の項目についての複数の構成要素のそれぞれの2次元状の構成比率からなる数値群と、第1の項目の複数の構成要素の構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域を第1の方向へ配列させて第1の項目の構成要素の構成比率を表し、第1の項目のそれぞれの構成要素についての領域内において、第2の項目の構成要素の構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域を第1の方向とは垂直な第2の方向へ配列させて第2の項目の構成要素の構成比率を表すグラフとを表示させる。その上で、表示制御部は、グラフにおける第1の方向または第2の方向に配列された2つの領域の境界を移動させる移動操作に基づき、その境界の両側の領域の面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域の面積の変動に応じて、数値群においてそれらの領域に対応する構成要素の構成比率を同時に変動させて表示させる。そして、データ処理部は、数値群における構成比率に対応させて、販売計画データにおける構成要素の構成比率を変更する。
また、本発明に係る販売計画支援装置は、上記の販売計画支援装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。つまり、その場合、表示制御部は、表示装置の1画面に、複数の構成要素としての複数の販売期間のそれぞれについての数値からなる数値群と、一方の軸方向に複数の販売期間を配列し他方の軸方向に数値に応じた長さを有する領域で各販売期間についての数値を表すグラフとを表示させる。その上で、表示制御部は、グラフにおけるある販売期間の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、数値群においてその領域に対応する販売期間についての数値を変動させて表示させる。
本発明に係る販売計画支援処理方法は、販売計画データにおける所定の項目についてその項目に属する複数の構成要素の一覧を表示装置に表示させる表示ステップと、ユーザによる操作に基づき販売計画データを変更するデータ処理ステップとを備える。そして、表示ステップでは、表示装置の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の値を表すグラフとを表示させ、また、グラフにおけるある構成要素の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、数値群においてその領域に対応する構成要素の数値を変動させて表示させる。また、データ処理ステップでは、数値群における数値の変動に対応させて、販売計画データにおける構成要素の数値を変更する。
本発明によれば、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値を決定することができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る在庫管理装置の構成を示すブロック図である。図1において、CPU1は、プログラムを実行し、プログラムに記述された処理を実行する演算処理装置である。また、ROM2は、プログラムおよびデータを予め記憶した不揮発性のメモリである。また、RAM3は、プログラムを実行する際にそのプログラムおよびデータを一時的に記憶するメモリである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る在庫管理装置の構成を示すブロック図である。図1において、CPU1は、プログラムを実行し、プログラムに記述された処理を実行する演算処理装置である。また、ROM2は、プログラムおよびデータを予め記憶した不揮発性のメモリである。また、RAM3は、プログラムを実行する際にそのプログラムおよびデータを一時的に記憶するメモリである。
また、HDD4は、図示せぬオペレーティングシステムや、販売計画支援プログラムなどのアプリケーションプログラムを格納する記録媒体としてのハードディスク駆動装置である。
また、インタフェース5は、データ格納装置11を接続可能なインタフェース回路である。インタフェース6は、ネットワークインタフェースカード、モデムなどといった通信装置12を接続可能なインタフェース回路である。インタフェース7は、キーボード、マウスなどといった入力装置13を接続可能なインタフェース回路である。なお、インタフェース5としては、SCSI、IDE互換のもの、IEEE1394、USBなどといったインタフェースが使用される。また、インタフェース6としては、外部装置接続用のUSB、RS−232Cなどといったインタフェースが使用される。ただし、通信装置12としてネットワークインタフェースカードなどのコンピュータに内蔵可能なものを使用する場合には、バス9に直接接続可能である。インタフェース7としては、PS/2インタフェース、USBなどといったインタフェースが使用される。
また、画像処理回路8は、画像データを書き込まれると、そのデータに対応する画像信号を出力する回路である。この画像処理回路8には、その画像信号に基づいて画像を表示する表示装置14が接続可能である。
バス9は、CPU1、ROM2、RAM3、HDD4、インタフェース5,6,7、および画像処理回路8を相互に接続する信号路である。バス9としては、PCIなどといった規格のバスが使用される。なお、バス9の本数、およびCPU1などのバス9への接続形態は、図1のものに限定されるものではない。
また、データ格納装置11は、大容量のデータを格納可能な装置であって、販売実績データ21および販売計画データ22を格納する装置である。このように装置としては、ハードディスク駆動装置、ディスクアレイ装置などが使用される。
販売実績データ21は、店舗ごと、ブランドごと、商品種類ごとなどといった項目の個別的な前年の販売実績(販売数量、販売金額、項目内構成比など)を示すデータである。また、販売計画データ22は、図示せぬ販売支援プログラムに従ってユーザ操作に基づき決定される本年計画のデータであり、販売実績データ21と同様の項目についてのデータである。
なお、例えば、パーソナルコンピュータを使用して本実施の形態に係る装置を実現する場合には、パーソナルコンピュータの筐体内に、CPU1、ROM2、インタフェース7およびバス9を少なくとも有するマザーボードが配置され、そのマザーボードに、RAM3、HDD4、インタフェース6を実装したカード、画像処理回路8を実装したグラフィックカードなどが接続される。また、データ格納装置11は、インタフェース5とともにパーソナルコンピュータに内蔵させてもよいし、外部装置としてパーソナルコンピュータのインタフェース5に接続させるようにしてもよい。
図2は、HDD4に格納されている販売計画支援プログラムがCPU1により実行されることで実現される処理部を示すブロック図である。図2において、操作検出部31は、インタフェース7を介して入力装置13からの信号を受け取り、入力装置13に対して行われたユーザ操作およびその種類を検出する処理部である。
また、データ処理部32は、ユーザによる操作に基づき、インタフェース5を介してデータ格納装置11にアクセスし、販売実績データ21の読み込み、並びに販売計画データ22の読み書きおよび変更を行う処理部である。また、データ処理部32は、操作検出部31により検出された操作に応じて販売計画データ22における各種項目の構成要素の数値(販売額、販売数量、それらの構成比率など)を変更する処理部である。
また、表示制御部33は、販売実績データ21に基づき前年の販売実績をグラフおよび数値群の両方で画像処理回路8を介して表示装置14に表示させる処理部である。また、表示制御部33は、販売実績と同一の画面に、販売計画のグラフおよび数値群を対比させて表示装置14に表示させ、さらに、グラフにおけるある構成要素の領域の端部を移動させる移動操作が操作検出部31により検出されると、その操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その数値群において、その領域の面積の変動に応じてその領域に対応する構成要素の数値を変動させて表示させる処理部である。
次に、上記装置の動作について説明する。
まず、CPU1は、HDD4に格納されている図示せぬ販売計画支援プログラムを実行する。これにより、図2に示す各処理部が実現される。
そして、データ処理部32は、販売実績データ21を読み出し、表示制御部33は、その販売実績データ21に基づき、前年実績(昨年実績)を表示装置14に表示させる。さらに、データ処理部32は、販売計画データ22を読み出し、表示制御部33は、その販売計画データ22に基づき、本年計画を、前年実績と対比させて同一画面で表示装置14に表示させる。なお、販売計画データ22がない場合には、販売実績データ21を、販売計画データ22の初期データとして使用する。
図3は、実施の形態1において販売計画を行うための表示装置14の画面例を示す図である。図3に示すように、この画面では、店舗を項目とし、実店舗(「代々木本店」、「渋谷店」、「新宿店」、「原宿店」、「上野店」、「品川店」)を構成要素とした、販売数量の店舗構成比の前年実績と本年計画が表示されている。図3(A)では、本年計画として、「代々木本店」が28.3%、「渋谷店」が14.3%、「新宿店」が7.6%、「原宿店」が23.5%、「上野店」が21%、「品川店」が5%となっており、それらの数値とその数値に応じた面積の領域41a,41b,41c,41d,41e,41fを有する構成比グラフ(棒グラフの一種)とが表示されている。この画面例では、グラフの各領域内に、その領域に対応する構成要素(ここでは店舗)の数値がテキストとして表示されている。
上述のような表示状態で、操作検出部31により、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fと隣接する構成要素の領域41a〜41fとの間の境界42a〜42e、つまり、領域41a〜41fの端部を移動させるユーザによる移動操作が検出されると、その操作に連動して、その2つの領域41a〜41fの面積を変動させて表示させ、さらに、その2つの領域41a〜41fの面積の変動に応じてその2つの領域41a〜41fに対応する構成要素の数値をそれぞれ変動させて表示させる。そのような移動操作としては、入力装置13のマウスに対するドラッグ操作で所望の境界42a〜42eを移動させる操作が考えられる。
図3の例では、例えば、図3(A)の状態で境界42aが右方向(領域41b側)に移動すると、それに基づき、グラフの「代々木本店」の領域41aの面積が増加し「渋谷店」の領域41bの面積が減少し、例えば図3(B)に示すようになる。このように、ユーザによる境界42aに対する移動操作に基づきグラフが変化する。
そして、ユーザによる境界42aに対する移動操作に基づきグラフが変化とともに、表示制御部33は、そのグラフの変化に対応して、グラフとともに表示されている数値群の値を変化させて表示させる。上述の図3の例では、グラフが図3(A)の状態から図3(B)の状態に変化すると(つまり境界42aが移動させられると)、グラフとともに表示されている「代々木本店」の数値が28.3%から25.3%へ変化し、「渋谷店」の数値が14.3%から17.3%へ変化する。
その後、データ処理部32は、上述の境界42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、販売計画データ22における構成要素の数値を変更する。上述の例のようにグラフが変化すると、データ処理部32は、販売計画データ22における店舗構成比のデータのうち、「代々木本店」の数値を28.3%から25.3%へ変更し、「渋谷店」の数値を14.3%から17.3%へ変更する。
以上のように、上記実施の形態1によれば、表示制御部33は、表示装置14の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素を示すグラフとを表示させ、また、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、その領域41a〜41fの面積を変動させて表示させ、さらに、その領域41a〜41fの面積の変動に応じてその領域41a〜41fに対応する構成要素の数値を変動させて表示させる。また、データ処理部32は、グラフにおけるある構成要素の領域41a〜41fの端部42a〜42eを移動させるユーザによる移動操作に基づき、販売計画データ22における構成要素の数値を変更する。
これにより、グラフにて全体のバランスを視覚的に確認しつつ各構成要素の数値を調整することができるため、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値を決定することができる。
また、上記実施の形態1によれば、表示制御部33は、表示装置14の1画面に、複数の構成要素のそれぞれの構成比率からなる数値群(図3における領域41a〜41f内の数値表示の集合)と、構成比率に応じた面積を割り当てた領域41a〜41fで各構成要素の構成比率を表す1本の棒グラフとを表示させる。その上で、表示制御部33は、その棒グラフにおける2つの領域の境界42a〜42eを移動させる移動操作に基づき、その境界42a〜42eの両側の領域41a〜41fの面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域41a〜41fの面積の変動に応じて、数値群においてそれらの領域に対応する構成要素の構成比率(つまり表示されているテキストの数値)を同時に変動させて表示させる。そして、データ処理部32は、数値群における構成比率の変動に対応させて、販売計画データ22における構成要素の数値を変更する。
これにより、店舗などといった項目内で構成比率を視覚的に確認しつつ調整することができるため、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の構成比率(例えば各店舗への割り当て比率)を決定することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では1次元の構成比のグラフが操作可能に表示されるが、実施の形態2では、2次元の構成比のグラフが操作可能に表示される。なお、実施の形態2に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態1のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
実施の形態1では1次元の構成比のグラフが操作可能に表示されるが、実施の形態2では、2次元の構成比のグラフが操作可能に表示される。なお、実施の形態2に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態1のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
次に、実施の形態2に係る販売計画支援装置の動作を説明する。
実施の形態2では、表示制御部33は、販売実績データ21および販売計画データ22に基づき、2つの項目の構成要素を2次元的に配して表示させる。つまり、表示制御部33は、表示画面の横方向へ第1の項目について構成比率に応じた面積の領域を表示させるとともに、その各領域内において表示画面の縦方向へ第2の項目について構成比率に応じた面積の領域を表示させる。
図4は、実施の形態2において販売計画を行うための表示装置14の画面例を示す図である。図4に示すように、表示装置14には、1画面で、前年実績(昨年実績)と本年計画についてのグラフが表示されるとともに、そのグラフ内の各領域の面積に対応した数値群を含むテーブルが表示される。図4に示す本年計画のグラフでは、表示画面の横方向へ第1の項目としてのブランドの構成要素(「J−One」、「J−Two」など)について構成比率に応じた面積の領域61を表示させるとともに、その各領域内において表示画面の縦方向へ第2の項目としての商品種類の構成要素(「スーツ」、「ジャケット」など)について構成比率に応じた面積の領域62を表示させる。また、図4に示すテーブルでは、ブランドの構成比率の数値(第1の項目についての構成比率)とともに、ブランド内アイテムの構成比率の数値(第2の項目についての構成比率)が表示される。
そして、このような表示状態で、操作検出部31により、1つのブランドの構成要素におけるある構成要素と隣接する構成要素の領域との間の境界63、つまり、ブランド内アイテムの領域62の端部を移動させる移動操作が検出されると、その操作に基づき、そのブランド内アイテムにおけるその2つの領域62の面積を変動させて表示させ、さらに、その2つの領域62の面積の変動に応じて、テーブル内のその2つの領域62に対応する構成要素の数値をそれぞれ変動させて表示させる。そのような移動操作としては、入力装置13のマウスに対するドラッグ操作で所望の境界63を移動させる操作が考えられる。そして、ユーザによる境界63に対する移動操作に基づきグラフが変化とともに、表示制御部33は、そのグラフの変化に対応して、グラフとともに表示されている数値群の値を変化させて表示させる。
例えば、図4の例において、ブランドの構成要素「J−One」について商品種類「スーツ」と「ジャケット」との境界63が移動させられると、画面下部のテーブル内のブランド内アイテム構成比率の「スーツ」および「ジャケット」の数値が変化して表示される。
また、そのような表示状態で、操作検出部31により、あるブランドの構成要素の領域と隣接するブランドの構成要素の領域との間の境界64、つまり、ブランドの構成要素の領域61の端部を移動させる移動操作が検出されると、その操作に基づき、その2つの領域61の面積を変動させて表示させ、さらに、その2つの領域61の面積の変動に応じて、テーブル内のその2つの領域61に対応する構成要素の数値をそれぞれ変動させて表示させる。そのような移動操作としては、入力装置13のマウスに対するドラッグ操作で所望の境界64を移動させる操作が考えられる。そして、ユーザによる境界64に対する移動操作に基づきグラフが変化とともに、表示制御部33は、そのグラフの変化に対応して、グラフとともに表示されている数値群の値を変化させて表示させる。
例えば、図4の例において、ブランドの構成要素「J−One」について商品種類「スーツ」と「J−Two」との境界64が移動させられると、画面下部のテーブル内のブランド比率の「J−One」および「J−Two」の数値が変化して表示される。
以上のように、上記実施の形態2によれば、表示制御部33は、表示装置14の1画面に、第1の項目(ここではブランド)についての複数の構成要素(ここでは「J−One」、「J−Two」など)のそれぞれおよび第2の項目(ここでは商品種類)についての複数の構成要素(ここでは「スーツ」、「ジャケット」など)のそれぞれの2次元状の構成比率からなる数値群(ここでは画面下部のテーブル)と、第1の項目の複数の構成要素の構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域61を画面横方向へ配列させて第1の項目の構成要素の構成比率を表し、第1の項目のそれぞれの構成要素についての領域61内において、第2の項目の構成要素の構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域62を画面縦方向へ配列させて第2の項目の構成要素の構成比率を表すグラフとを表示させる。その上で、表示制御部33は、画面横方向または縦方向に配列された2つの領域の境界63,64を移動させる移動操作に基づき、その境界63(または境界64)の両側の領域62(または領域61)の面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域61,62の面積の変動に応じて、数値群においてそれらの領域61,62に対応する構成要素の構成比率を同時に変動させて表示させる。そして、データ処理部32は、数値群における構成比率に対応させて、販売計画データ22における構成要素の構成比率の数値を変更する。つまり、2つの項目(ここではブランドと商品種類)の構成要素を2次元的に配し、その構成比率をグラフにて表示する。
これにより、グラフにて全体のバランスを視覚的に確認しつつ各構成要素の構成比率の数値を調整することができるため、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値を決定することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る販売計画支援装置は、販売週を項目として各週の販売金額を棒グラフおよびテーブルの数値で表示する。なお、実施の形態3に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態1のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
本発明の実施の形態3に係る販売計画支援装置は、販売週を項目として各週の販売金額を棒グラフおよびテーブルの数値で表示する。なお、実施の形態3に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態1のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
次に、実施の形態3に係る販売計画支援装置の動作を説明する。
実施の形態3では、表示制御部33は、販売実績データ21および販売計画データ22に基づき、構成要素としての各販売週についての販売額を棒グラフ表示させるとともに、テーブルにて数値で表示させる。図5は、実施の形態3において販売計画を行うための表示装置14の画面例を示す図である。図5に示すように、表示装置14には、1画面で、前年実績(昨年実績)と本年計画についてのグラフが重畳させて表示されるとともに、そのグラフ内の各領域の面積に対応した数値群を含むテーブルが表示される。
そして、このような表示状態で、操作検出部31により、本年計画のある販売週の棒グラフの端部81を移動させるユーザによる移動操作が検出されると、その操作に基づき、その販売週の販売額の領域(つまり棒グラフ)の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、テーブル内のその領域に対応する構成要素の数値をそれぞれ変動させて表示させる。そのような移動操作としては、入力装置13のマウスに対するドラッグ操作で所望の端部81を移動させる操作が考えられる。そして、ユーザによる端部81に対する移動操作に基づきグラフが変化とともに、表示制御部33は、そのグラフの変化に対応して、グラフとともに表示されている数値群の値を変化させて表示させる。
以上のように、上記実施の形態3によれば、表示制御部33は、表示装置14の1画面に、複数の構成要素としての複数の販売期間(ここでは販売週)のそれぞれについての数値からなる数値群と、一方の軸方向に複数の販売期間を配列し他方の軸方向に数値に応じた長さを有する領域で各販売期間についての数値を表すグラフとを表示させる。その上で、表示制御部33は、グラフにおけるある販売期間の領域の端部81を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、数値群においてその領域に対応する販売期間についての数値を変動させて表示させる。つまり、項目の構成要素(各販売週)の販売額を棒グラフで表示する。
これにより、グラフにて販売額全体のバランスを視覚的に確認しつつ各構成要素の販売額の数値を調整することができるため、直感的かつ簡単な操作で、販売計画に関する各構成要素の数値を決定することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る販売計画支援装置は、実施の形態3と同様に、販売週を項目として各週の販売金額を棒グラフおよびテーブルの数値で表示する。なお、実施の形態4に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態3のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
本発明の実施の形態4に係る販売計画支援装置は、実施の形態3と同様に、販売週を項目として各週の販売金額を棒グラフおよびテーブルの数値で表示する。なお、実施の形態4に係る販売計画支援装置の構成は、原則として実施の形態3のものと同様である。ただし、図示せぬ販売計画支援プログラムは以下の機能を実現するように変更される。
図6は、実施の形態4において販売計画を行うための表示装置14の画面例を示す図である。図6では、画面上部に数値群が表示され、画面下部にグラフが表示されている。画面上部では、各店舗および全店舗の合計につき、本年計画および昨年実績の数量データ(商品の週頭在庫、投入数、売上数、ただし、図中のPはプロパー販売、Sはセール販売を示す)並びにそれらの対比データが販売週ごとに表示される。
図6に示すように、販売週ごとに本年計画の棒グラフと前年実績(昨年実績)の棒グラフとが対比されて表示される。図6では、グラフは店舗ごとの表示とされ、本年計画の各販売週のグラフの右脇に前年実績(昨年実績)の各販売週のグラフが表示される。図6では、画面下部に、各販売週の投入数が表示されている。
したがって、本年計画の棒グラフの上端を上下方向へ移動させるユーザ操作があると、表示制御部33は、その操作に応じて、その棒グラフの上端の位置を変更させて表示させる。つまり、棒グラフの長さが変化する。そして、表示制御部33は、それに伴って、画面上部の数値群のうち、対応する数値を変動させて表示させる。また、データ処理部32は、その数値の変動を販売計画データ22に反映させる。
以上のように、上記実施の形態4によれば、実施の形態3と同様の効果が得られる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態において、グラフ表示のうち、前年実績(昨年実績)の数値およびグラフについてはユーザ操作による変更を禁止するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、グラフ形式として棒グラフを使用しているが、円グラフ、折線グラフなどの他のグラフ形式を使用するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、グラフの2つの構成要素の領域の境界42a〜42e,61,62を移動させると、その境界の両脇の2つの領域の面積のみが変化するようにしているが、その代わりに、その境界から一方側すべての構成要素の領域の面積を同一の割合で変化させるようにしてもよい。その場合、例えば図3の場合には、境界42bを右方向に移動させると、「渋谷店」の領域41bの構成比率が増加し、「新宿店」、「原宿店」、「上野店」および「品川店」の領域41c〜41fの構成比率がそれぞれ減少する。その場合、「代々木本店」の領域41aの構成比率は変化しない。
また、上記実施の形態2において、第2の項目である商品種類について複数の色を使用して、図4の構成要素の見出し(「スーツ」などのテキストやその背景)の表示と同一職となるように色を関連づけて領域62を表示するようにしてもよい。
本発明は、例えば、アパレル製品の販売計画支援に適用可能である。
14 表示装置
22 販売計画データ
32 データ処理部
33 表示制御部
41a〜41f,61,62 領域
42a〜42e,63,64 境界(領域の端部)
22 販売計画データ
32 データ処理部
33 表示制御部
41a〜41f,61,62 領域
42a〜42e,63,64 境界(領域の端部)
Claims (5)
- 販売計画データをグラフおよび数値で表示する販売計画支援装置において、
前記販売計画データにおける所定の項目についてその項目に属する複数の構成要素の一覧を表示装置に表示させる表示制御部と、
ユーザによる操作に基づき前記販売計画データを変更するデータ処理部とを備え、
前記表示制御部は、前記表示装置の1画面に、前記複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、前記数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の値を表すグラフとを表示させ、また、前記グラフにおけるある構成要素の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、前記数値群においてその領域に対応する構成要素の数値を変動させて表示させ、
前記データ処理部は、前記数値群における数値の変動に対応させて、前記販売計画データにおける前記構成要素の数値を変更すること、
を特徴とする販売計画支援装置。 - 前記表示制御部は、前記表示装置の1画面に、前記複数の構成要素のそれぞれの構成比率からなる数値群と、前記構成比率に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の構成比率を表す1本の棒グラフとを表示させ、また、前記棒グラフにおける2つの領域の境界を移動させる移動操作に基づき、その境界の両側の領域の面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域の面積の変動に応じて、前記数値群においてそれらの領域に対応する構成要素の構成比率を同時に変動させて表示させ、
前記データ処理部は、前記数値群における構成比率の変動に対応させて、前記販売計画データにおける前記構成要素の構成比率を変更すること、
を特徴とする請求項1記載の販売計画支援装置。 - 前記表示制御部は、前記表示装置の1画面に、第1の項目についての前記複数の構成要素のそれぞれおよび第2の項目についての前記複数の構成要素のそれぞれの2次元状の構成比率からなる数値群と、前記第1の項目の前記構成要素の前記構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域を第1の方向へ配列させて前記第1の項目の前記構成要素の構成比率を表し、前記第1の項目のそれぞれの構成要素についての領域内において、前記第2の項目の前記構成要素の前記構成比率に応じた面積を割り当てた複数の領域を前記第1の方向とは垂直な第2の方向へ配列させて前記第2の項目の前記構成要素の構成比率を表すグラフとを表示させ、また、前記グラフにおける前記第1の方向または前記第2の方向に配列された2つの領域の境界を移動させる移動操作に基づき、その境界の両側の領域の面積を変動させて表示させ、さらに、それらの領域の面積の変動に応じて、前記数値群においてそれらの領域に対応する前記構成要素の構成比率を同時に変動させて表示させ、
前記データ処理部は、前記数値群における構成比率の変動に対応させて、前記販売計画データにおける前記構成要素の構成比率を変更すること、
を特徴とする請求項1記載の販売計画支援装置。 - 前記表示制御部は、前記表示装置の1画面に、前記複数の構成要素としての複数の販売期間のそれぞれについての数値からなる数値群と、一方の軸方向に前記複数の販売期間を配列し他方の軸方向に前記数値に応じた長さを有する領域で各販売期間についての数値を表すグラフとを表示させ、また、前記グラフにおけるある販売期間の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、前記数値群においてその領域に対応する販売期間についての数値を変動させて表示させることを特徴とする請求項1記載の販売計画支援装置。
- 販売計画データをグラフおよび数値で表示する販売計画支援装置を使用した販売計画支援処理方法において、
前記販売計画データにおける所定の項目についてその項目に属する複数の構成要素の一覧を表示装置に表示させる表示ステップと、
ユーザによる操作に基づき前記販売計画データを変更するデータ処理ステップとを備え、
前記表示ステップでは、前記表示装置の1画面に、前記複数の構成要素のそれぞれの数値からなる数値群と、前記数値に応じた面積を割り当てた領域で各構成要素の値を表すグラフとを表示させ、また、前記グラフにおけるある構成要素の領域の端部を移動させる移動操作に基づき、その領域の面積を変動させて表示させ、さらに、その領域の面積の変動に応じて、前記数値群においてその領域に対応する構成要素の数値を変動させて表示させ、
前記データ処理ステップでは、前記数値群における数値の変動に対応させて、前記販売計画データにおける前記構成要素の数値を変更すること、
を特徴とする販売計画支援処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006328970A JP2008112427A (ja) | 2006-10-05 | 2006-12-06 | 販売計画支援装置および販売計画支援処理方法 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2006298265 | 2006-10-05 | ||
JP2006328970A JP2008112427A (ja) | 2006-10-05 | 2006-12-06 | 販売計画支援装置および販売計画支援処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008112427A true JP2008112427A (ja) | 2008-05-15 |
Family
ID=39444888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006328970A Pending JP2008112427A (ja) | 2006-10-05 | 2006-12-06 | 販売計画支援装置および販売計画支援処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008112427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020129164A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2006
- 2006-12-06 JP JP2006328970A patent/JP2008112427A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020129164A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2021120877A (ja) * | 2019-02-07 | 2021-08-19 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置、登録方法及びプログラム |
US11347391B2 (en) | 2019-02-07 | 2022-05-31 | Casio Computer Co., Ltd. | Proportion display apparatus, proportion display method, and recording medium |
JP7099582B2 (ja) | 2019-02-07 | 2022-07-12 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置、登録方法及びプログラム |
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