JP2008112316A - 顧客データ付与方法、そのシステム、そのプログラム、そのプログラムの記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICタグを有する携帯品を、認証にのみ利用して、携帯品の本来の機能と独立した、特典ポイントや履歴情報といった顧客データ付与のシテスムを構築する。
【解決手段】 本願発明に係る顧客データ付与システムは、ICタグを備えた携帯品1を認証に利用する他のシステムと、別個のシステムを構成するものであって、携帯品1と物理的に独立した各手段2〜5を備える。認証手段3は、顧客の携帯品1から、ICタグの識別子のみを取得し、検索手段4は、認証手段3が取得した識別子と対応する顧客のIDを、記憶手段2が保持するデータテーブルから検索し、IDを検出した場合、更新手段5は当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検出しない場合、当該IDを備えたレコードを、記憶手段2内に新たに作成する。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、顧客データ付与方法、そのシステム、そのプログラム、そのプログラムの記録媒体に関するものである。
特開2002−15196号公報 特開2001−338348号公報
店舗の運営において、顧客に店舗利用のインセンティブを与え、消費者の囲い込みを図るために、ポイントカードを発行して、買い物の金額や店舗利用の頻度に応じたポイントを顧客のポイントカードに付与し、獲得ポイントに応じた値引きや他のサービスの提供などの特典を付与することが、現在一般的に、行われている。
チェーン店を例に採ると、店舗の所属する系列が異なれば、上記のポイント付与のルールやシステムが異なり、そのため、系列の異なる店舗毎に、夫々異なるポイントカードを発行するものとなっている。勿論グループ化されていない商店などにおいては、店舗毎に異なるポイントカードを所持する必要がある。
このため、消費者においては、ポイントカードを多数所持することになり、財布等が嵩張り携帯が煩わしいものとなっている。
特に、このようなポイントカード作成時には、所定の個人情報を記入用紙に記入することを迫られ、ポイントカード利用の意欲が減退するものとなっているのである。
一方店舗側においても、このような記入用紙の情報を電子データとするための入力作業が強いられるものであり、カード発行時の手続が煩雑なものとなっている。
更に、店舗側において、個人情報保護の観点から、漏洩等の事態が生じないように、取得した個人情報の取扱いには、細心の注意が必要とされる。
上記の所持するポイントカードの増加に対し、特許文献1に示すように、ポイントカードを共通化して、所持するポイントカードを減少させる工夫が提案されている。また、近年の携帯電話の普及に着目して、特許文献2に示すように、携帯電話にこのようなポイントカードの機能を持たせるものが提案されている。
このような提案の実施により、上記のポイントカードの減少の効果が期待できる。
しかし、これらのものにあっても、ポイントカードの発行時、顧客に登録のための上記記入手続を強要し、店舗側において記入された用紙の情報を電子データとするための入力作業が強いられる点については、改善がなされていない。
また、携帯電話を利用するものにあっては、携帯電話内に、ポイントをプールするためのシステムを必要とする。即ち、携帯電話にそのような機能を導入しておく必要があるのである。
更に、また、電池が消耗した携帯電話では、その機能が役にたたず、その場合ポイント付与の特典を受けることができない。
このため、上記のカード発行手続を簡略して顧客の負担の軽減或いは店舗側のスタッフの負担の軽減の観点から、携帯電話の液晶画面にバーコードを表示させて、当該バーコードを、店舗に設置のバーコードリーダにて、読み取り、カード発行のための顧客識別子の付与といった顧客におけるポイント発行の手続を簡略化することも考えられるが、携帯電話にこのようなバーコードを表示させるためのアプリケーションを事前に導入しておく必要があり、そのような機能をインストールしていない携帯電話では、依然上記の記入作業を強いられることになる。この場合も電池切れにより、利用できなくなる点については上記と同様である。また、清算時、顧客にバーコード画面の表示操作を強いることになる。
特に問題となるのは、上記特許文献の何れの場合にあっても、利用者の認証手段を含めた、利用者へのサービス提供のためのシステムを、一から構築する必要があり、そのようなシステム構築のために、コストや手間を強いられるものとなっている。例えば、個人商店などの個々の店舗にとってみれば、自己の顧客夫々について、入店時或いは清算時に付与する特典や店舗の利用履歴の識別ができれば、十分であり、コストや手間の面で、電話通信事業者や携帯電話へ導入するアプリケーションのベンダーを頼る大掛かりなシステムを構築するまでもないとの考えが、支配的であった。
他方において、近年プリペイド式の電子マネーにて決済をすることが可能な非接触型のICカードや、同種の定期券、携帯電話などが普及しつつある。
携帯電話に関して言えば、お財布ケータイと呼ばれる携帯電話にお財布の機能がついたものが市場に登場した。携帯電話に電子マネーを入金 (チャージ )してお財布として使うことができるものであり、このようなプリペイド式の電子マネーの決済機能を備えた携帯電話が普及し始めている。
普段、我々の財布にはお金やカード、具体的には、紙幣と貨幣、各種カード、ポイントカードなどが入っているが、お財布ケータイでは、その中の紙幣と貨幣の一部を電子マネーに変換して、携帯電話の中に記憶させるのである。
具体的には、株式会社ソニーが、Edy(エディー/株式会社ソニーファイナンスインターナショナル/登録商標)を発行しており、これは、同社のICカード技術「FeliCa」(登録商標)を利用したプリペイド型電子マネーである。利用者には「Edyカード」が発行され、加盟店の店頭などに設置された端末で現金やクレジットカードから入金( チャージ) することができる。支払いは店頭で端末にカードをかざすことによって、行うことができる。Edyが使える加盟店にはロゴマークが表示されており、加盟店は大都市の飲食店やコンビニを中心に数千店に広がっている。
そして、2004年7月には、NTTドコモの携帯電話端末にFeliCaの機能が内蔵されたものが市場に登場し、携帯電話をEdyカードとして使えるようになった。
上記のFeliCaとは、読み取り機に、かざすだけでデータの読み書きができる非接触型ICカードの技術方式の一つであり、ISO14443に準拠するカードで、ソニーが開発した非接触型ICカード技術である。国際規格ではないが、その応答性の良さから鉄道、バスのカードとして普及している。
そして、このような加盟店に加われば、お財布ケータイに付けられる会員カードの機能を利用することが可能である。
ところが、大手コンビニエンスストアや鉄道会社と異なり、個人商店や中小の小売業者において、Edy利用のライセンス費用や契約手続の面に加え、個人情報保護の体制を整備する必要に迫られ、加盟に伴う負担は大きなものである。また、会員カード機能をインストールしていない携帯電話では、顧客において、事前にそのような会員カード機能のアプリケーションを自己の携帯電話にダウンロードしておく必要に迫られる点は、前述の場合と同様である。
前述の通り、個人商店などの個々の店舗にとってみれば、自己の顧客夫々について、顧客本人を特定する詳細な個人情報がなくとも、入店時或いは清算時に付与する特典や店舗の利用履歴の識別ができれば、十分である。
一方、リーダーからの電波を受けて発電し電源が確保できるカードFeliCa(ICカード用FeliCa)が利用できれば、電池切れによる利用不能の問題もない。また、iモードFeliCa(携帯用FeliCa)では、一部携帯電話の電源を頼るものであるが、本来システムを起動せず認証にのみに用いれば、電池の消耗は僅かであり、電池消耗の警告表示後、最低限の動作が確保されている(Edyを利用する場合であっても、チャージはできないが、決済は可能である)。
そこで本願発明は、このような携帯電話やICカードを用いた、電子マネー・システムなどの認証の手段のみを利用して、当該システムと別個独立した、特典ポイントや履歴情報といった顧客データ付与のシテスムを構築することにより、上記の課題の解決を図るものである。
本願第1の発明は、顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与する、顧客データ付与システムについて、次の構成を採るものを提供する。
即ち、この顧客データ付与システムは、ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと、別個のシステムを構成するものであって、当該携帯品と物理的に独立した、データテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを備えるものである。
上記のデータテーブルは、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データを有するレコードを複数備える。
認証手段は、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子を取得し、且つ、当該識別子以外の情報を取得しない。検索手段は、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索する。更新手段は、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段が対応するIDを検出できなかった場合認証手段が取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成する。
本願第2の発明では、上記本願第1の発明にあって、上記の携帯品が、非接触型ICタグを備えた携帯電話又はICカードであり、上記の認証手段が、店舗に既設のICタグのリーダーを通じて識別子を取得する顧客データ付与システムを提供する。
本願第3の発明では、上記本願第1又は第2の発明にあって、少なくとも上記の記憶手段が、店舗に設置されたキャッシュレジスタに設けられ或いは当該キャッシュレジスタに接続されたものである顧客データ付与システムを提供する。
本願第4の発明は、顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与する、顧客データ付与方法について次の構成を採るものを提供する。
即ち、この顧客データ付与方法は、ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと、別個のシステムを構成するものであって、当該携帯品と物理的に独立した、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データのレコードを複数備えたデータテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを備えたシステムを用いることにより、認証手段にて、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子のみを取得し、当該識別子以外の情報を他のシステムからは取得せず、検索手段にて、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索し、更新手段にて、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段にて対応するIDを検出できなかった場合認証手段にて取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成する。
本願第5の発明は、顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与するシステムを構築する顧客データ付与プログラムについて次の構成を採るものを提供する。
即ち、この顧客データ付与プログラムは、コンピュータに導入されることにより、当該携帯品と物理的に独立した、データテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを形成し、ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと別個のシステムを構築する。上記のデータテーブルは、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データを有するレコードを複数備えたものである。認証手段は、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子を取得し、且つ、当該識別子以外の情報を取得しない。検索手段は、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索する。更新手段は、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段が対応するIDを検出できなかった場合認証手段が取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成する。
本願第6の発明では、上記本願第5の発明に係る顧客データ付与プログラムを記録した記録媒体を提供する。
そこで本願第1〜6の発明は、ICダクを備えた携帯品を利用して、当該携帯品からICタグの識別子のみを読み取り、既存の携帯品及び携帯品のICタグを用いるシステムと別個独立した記憶手段へ、当該識別子と対応するIDとポイントデータ又は履歴情報とを格納することにより、店舗等の施設内における利用者(消費者)を識別し、ポイントデータや履歴情報を各利用者毎に付与しその管理を行うことができる。
このように、利用者の個人情報を用いずに施設(店舗)内における利用者を識別できるシステムを実現し、初回施設利用時(初回来店時)であっても、ポイントカードや履歴情報の付与のために個人情報記入といった登録手続を利用者に強いる必要がない。従って、顧客のポントカード等利用のモーチベーションを阻害せず、ポイント付与による消費のインセンティブを維持することができるのである。
また、店舗側においても、顧客登録のため収集した顧客情報についてデータ入力等の登録作業を強いられない。
特に、お財布ケータイといった既存の電子マネー・システム等、他のシステムを利用することにより、店舗側において、利用者識別のためのシステムを一から構築する負担を強いられない。また、認証のみこのような既存のシステムを利用し、加盟店となるなどの既存システムへの関与を要しないため、施設(店舗)側において、システム運用の負担は極めて少ない。
更に、利用者の識別に際し、上記の通り、個人情報を使用しないものであるため、施設側において、個人情報の保護といったコンプライアンスのためのコストを必要としない(流出したとしても、ICタグの識別子と、当該対応する店内でのIDと、ポイント又は履歴情報のみであり、個人情報は含まれず、利用者個人を特定することはできない)。
また更に、携帯品は、認証にのみ用い、ポイントや履歴情報は携帯品と独立して店舗などに記憶手段を設置することによって保持することができるので、利用する施設独自に(或いは系列が異なる店ごとに)ポイントカードを用意する必要がなく、利用者において所持するカード枚数低減に功を奏する。
特に、本願第2の発明では、消費者に広く普及した携帯電話やICカードといったICダクを備えた携帯品を利用することにより、利用者本人が常時携帯していることを期待でき、ポイントカードのように、携帯し忘れて利用する機会を逸するということを抑制し得る。また、認証のための手段を、別途用意する必要がないので、この面からも、利用者の所持品の増加を招かない。
特に、これらの携帯品は、電波により発電する非接触型ICを、認証にのみ利用するものであるため、電源を必要とせず、或いは必要としても僅かの電気で済み、(携帯電話の)バッテリ切れにより、認証不能となる事態が殆どない。
また、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのi−mode(登録商標)を利用した既設のシステムでは、お財布ケータイやその付加機能として加盟店における特典ポイント付与機能を利用する際、携帯電話出荷時にアプリケーション(iアプリ/商標)が導入されていない場合には、携帯電話を購入した利用者がそのようなアプリケーションを事前にインストールしておく必要があるが、本願発明では、認証にのみ、所謂ハードウエア(マシン)番号と同一視できるICタグの識別子のみを利用するものであるため、そのようなソフトウエア導入等の利用者における事前の準備は全く不要である。従って、この面からも、ポイントや履歴情報付与に対する利用者のモーチベーションを損なわない。
本願第3の発明では、上記ICタグの識別子と対応するIDやポイントデータや履歴情報を格納する場所をより具体的にした。
本願第4の発明は、上記本願第1の発明に係るシステムを用いて実現される方法であり、上記の本願第1の発明の上記効果を奏する。本願第5の発明は、上記システムを構築するプログラムを提供し、本願第6の発明は、そのようなプログラムの記憶媒体を提供する。
以下、図面を参照しつつ、本願発明の好ましい実施の形態について、代表的なものを挙げて、説明する。図1は、本願発明に係るシステムの一実施の形態のイメージを示す説明図である。図2は、当該実施の形態における、システム構成の概要を示す説明図である。図3は、このシステムの利用施設におけるイメージを示す説明図である。図4は、当該実施の形態のフローを示す説明図である。
(システム概要)
本願発明は、お財布ケータイなどのプリペイド式の電子マネー或いはポストペイ(後払い)式のクレジットを利用したシステムに採用されている非接触型ICタグ付きの携帯電話や、通勤時など定期券として携帯される「Suica」(登録商標)、「ICOCA」(登録商標)、「PiTaPa」(登録商標)といったICカードなどの携帯品の、ICタグの識別子を利用し、当該識別子以外のデータを利用することなく、当該既存のシステムとは別個独立したシステムにおいて、(この別個のシステムを運用する事業者の)施設(店舗)を利用する利用者(顧客)を識別するものであり、利用施設毎(店舗)に特典ポイントや利用履歴を利用者へ付与し、当該ポイントデータや利用履歴を管理するものである。
認証に用いる携帯品として、前述のiモード FeliCaと呼ばれる非接触型ICタグ付きの携帯電話を用いる場合を例に採ると、当該ICタグには、IDmと呼ばれるICタグ毎に異なる識別子(ICタグ固有の識別子)が備えられている。
本願発明は、このようなICタグ(携帯電話)固有の識別子を利用して施設(店舗)を利用する者を識別するものであり、当該識別子に対応するIDを付して当該IDと特典ポイントデータや利用履歴を対とし、携帯電話とは別個の記憶装置に格納し、管理する。
店内での識別を行うために利用するIDが付与される対象は、上記のICタグ固有の識別子であり、当該識別子は、携帯電話を換えない限り、いずれの店舗においても変わらないものであるが、上記のIDについては、店舗ごとに専用のものを付して利用すればよく、その店舗を利用する(利用者が店内に居る)限りにおいて使用されるものである。従って、他の店舗と何ら連携(IDの整合)を取る必要が無い。
(システム構成)
図1へ示す通り、この顧客データ付与システムS1は、ICタグを備えた携帯品1を認証に利用し電子マネーやクレジット・システムといった既存の他のシステムS2と、別個のシステムを構成するものであり、顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与するものである。
即ち、この顧客データ付与システムS1は、図1及び図2へ示す通り、上記他のシステムS2にて用いられる携帯品1及び他のシステムS2とは別個の、記憶手段2と、認証手段3と、検索手段4と、更新手段5と、表示手段6と、印字手段7と、接続手段8と、操作受付手段11とを備える。この記憶手段2と、認証手段3と、検索手段4と、更新手段5と、表示手段6と、印字手段7と、接続手段8と、操作受付手段11とは、施設T(店舗)内に設置するのが好ましい。
上記の携帯品1は、既存の携帯電話やICカードといった非接触型ICタグを備えた利用者の所持品である。以下、携帯品1として、非接触型ICを備えた携帯電話を採用した場合を例示する。
上記の記憶手段2は、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データのデータテーブルを保持する。データテーブルは、レコード(行テーブル)の集合である。以下、必要に応じて行テーブルをレコードと呼ぶ。
上記の認証手段3は、顧客の携帯品1から、当該携帯品1の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子aを取得し、且つ、当該識別子a以外の情報を取得しない。即ち、認証手段3は、上記暗号化されていないICタグの識別子aのみを取得し、他のシステムS2利用のために暗号化されたデータbは取得しない。尚、ICタグの識別子自体も暗号化されていたとしても、暗号化されたものが当該ICタグ固有のものとしてそのまま利用できれば(毎回変化するのではなく一定で、他のICタグに対してユニークになっていれば)当該暗号をそのまま識別子として利用することができる。
例えば、前述のiモード FeliCaと呼ばれる非接触型ICタグ付きの携帯電話を例に採ると、当該ICタグが備えるIDm(識別子a)は、8バイト(64ビット)の数値(ビット列)である。この識別子a(ビット列)の後ろに、暗号化された個人情報や(電子マネーの残金等の)データbが付く。お財布ケータイのEdyによる決済や残金確認に利用される、市販の非接触型ICタグ(FeliCa)のリーダーを用いると、Edyやi−mode(登録商標)が提供するサービス(お財布ケータイ)システムに加入してない場合暗号化された上記のデータbの復号はできないが、識別子aである上記IDmの数値を読み出すことは可能であり、この数値により、ICタグ(携帯電話)の識別を行うことはできるのである。
尚、図1に示す通り、お財布ケータイなどの既存のシステムS2では、携帯電話(携帯品1)そのものが、財布として利用されるため、利用後代金を減算したデータb’を携帯電話へ返す必要があるが、本願発明に係るシステムS1では、上記の識別子aを取得するのみであり、携帯電話(携帯品1)に対してデータを送出することはない。従って、そのような携帯品1にデータを書き込む構成は備える必要がない。
上記の検索手段4は、認証手段3が顧客の携帯品1(上記の携帯電話)から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段2が保持するデータテーブルから検索する。具体的には、検索手段4は、データの格納部(図示しない。)を備え、認証手段3から送られてきた識別子を当該格納部へ一時的に格納し、この識別子と対応する識別子と同一の識別子を有するレコードを記憶手段2から検索する。
上記の更新手段5は、検索手段4が対応するIDを記憶手段2が保持するデータテーブルから検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段4が対応するIDを検出できなかった場合認証手段が取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段2内のデータテーブルへ新たに作成する。また、キャッシュレジスタが算出した買い物や施設利用に対する課金合計から、付与するポイントやクレジット金額等の履歴情報を算出或いは取得し、上記識別子とIDのレコードに付加するか、或いは上記IDと当該ポイント或いは履歴情報と対なすレコードを別途のデータテーブル(第2データテーブル)に作成する。
上記の表示手段6は、利用者や店舗運営者(店員)に、加算したポイントや履歴情報を表示するものである。
上記の印字手段7は、加算したポイントや履歴情報を紙片に印字するものである。
上記の接続手段8は、キャッシュレジスタ9と接続して、キャッシュレジスタ9から買い物金額や施設利用による課金総額を、更新手段5へ送る。
上記の操作受付手段11は、人の入力操作を受け付けるものである。
この実施の形態において、図5及び図6(A)へ示す通り、記憶手段2は、少なくとも、ICタグの識別子と上記施設内(店内)IDとを保持するレコードt1にて構成された第1データテーブルと、当該IDとポイント或いは履歴情報とを保持するサブ・レコードt2にて構成された第2データテーブルとを保持する。各データテーブルについては、後述する運用フローの説明で詳しく述べる。
この顧客データ付与システムは、店舗設置のキャッシュレジスタ(金銭登録機)と連携して、利用することができる。また、上記の認証手段3は、既存のICタグのリーダー(読み取り装置)を利用して構築することができる。
例えば、上記の記憶手段2、認証手段3、検索手段4、更新手段5、表示手段6、印字手段7、接続手段8及び操作受付手段11は、ディスプレイとプリンタを備えたPC(パーソナルコンピュータ)であって周辺機器として市販の非接触型ICタグのリーダー(読み取り装置/例えばFeliCaポート)を接続したものに、本願発明に係るプログラムを導入することにて、構成することができる。
また、キャッシュレジスタに、上記の記憶手段2、認証手段3、検索手段4、更新手段5、表示手段6、印字手段7、接続手段8及び操作受付手段11を設けて実施することも可能である。
ここでは、このようなPCやキャッシュレジスタではなく、店舗に設置する、専用のリーダー装置10を用いて、上記システムを構築した例を示す。
即ち、このリーダー装置10は、上記の記憶手段2と、認証手段3と、検索手段4と、更新手段5と、表示手段6と、印字手段7と、接続手段8と、操作受付手段11とを備えたものであり、キャッシュレジスタ9に接続されて、当該キャッシュレジスタ9と共に店内へ設置される。
ハードウエアの観点から説明すると、上記のリーダー装置10は、制御部と、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを備えた、コンピュータ(マイコン組み込み型ICタグ読み取り機)であり、データ入出力用の接続コード90を介して、キャッシュレジスタ9に接続されている。
即ち、リーダー装置10は、制御部と演算部を有するCPUと、ハードディスク或いはメモリといった記憶部と、ICタグのリーダー部30である入力部(第1入力部)と、キャッシュレジスタ9から買い物等の金額データを受け付ける入力部(第2入力部)と、キーやボタンにて入力操作を受け付ける入力部(第3入力部)と、上記キャッシュレジスタ9との接続コード90及びその接続端子といった入力部(第4入力部)と、液晶表示部などのディスプレイ60といった出力部(第1出力部)と、レシートのプリンタ70といった出力部(第2出力部)とを備える。
そして、当該リーダー装置10へ、本願発明に係るシステムのソフトウエア(本願発明に係るプログラム)が導入されることにより、当該ソフトウエアと上記記憶部と制御部とが記憶手段2を構築し、当該ソフトウエアと上記(第1)入力部と制御部と記憶部とが認証手段3を構築し、当該ソフトウエアと制御部と演算部と記憶部とが検索手段4を構築し、当該ソフトウエアと制御部と(第3)入力部とが操作受付手段11を構築し、当該ソフトウエアと制御部と演算部と記憶部とが上記更新手段5を構築し、当該ソフトウエアと制御部と(第1)出力部とが上記表示手段6を構築し、当該ソフトウエアと制御部と(第2)出力部とが上記印字手段7を構築し、当該ソフトウエアと制御部と(第4)入力部とが上記接続手段8を構築する。
尚、上記の接続コード90は、リーダー装置10(の端子)と物理的に一体になっており、リーダー装置10から外れないものとして実施することができる。
(運用フロー)
以下、上記構成に従い、システムを、買い物や施設利用に対する利用者の支払い額に応じた特典ポイントを顧客に与えるシステムとして実施した場合の、当該システムの運用のフローを示す。尚、このシステムの運用として、特典ポイントに応じた金券や景品を、利用者に授与するものを例示する。
このシステムによる顧客データの付与の方法は、図4へ示す通り、認証要求工程Aと、認証工程Bと、更新工程Cと、清算工程Dと、利用選択工程Eと、表示工程Fと、印字工程Gとを有する。
上記の各工程について、順に説明する。
認証要求工程Aは、図3へ示す通り、施設T(店舗)内で買い物やサービスの利用を終えた施設利用者R(顧客)に対し、施設退出口において、施設のスタッフP(店舗の場合店員)が、非接触型ICタグ付き携帯電話(携帯品1)を、リーダー装置10のリーダー部30へかざすように求める工程である。
認証工程Bは、図4へ示す通り、このシステムによって、識別子取得工程B1と、検索工程B2とを順次自動的に遂行する工程である。
上記の識別子取得工程B1は、利用者Pがかざした携帯電話のICタグから、リーダー装置10の認証手段3が、当該非接触ICタグの識別子を読み取り、当該識別子のデータを検索手段4へ伝達する工程である。識別子のデータは、検索手段4が備える(データ)格納部へ当該利用者の処理が終了するまで一時的に格納される。
検索工程B2は、識別子取得工程B1にて、認証手段3から受け取り上記の格納部に格納した上記識別子データと同じ識別子データを保持するデータテーブル(レコードt1を備えた第1データテーブル)を、検索手段4が、記憶手段2を参照して検索する工程である。
検索手段4は、検索の結果、該当する識別子aのデータを有するレコードt1(行テーブル)を記憶手段2の第1データテーブルから発見しなかった場合、発見しなかったことを更新手段5へ伝達する。
検索手段4は、検索の結果、該当する識別子aのデータを有するレコードt1(行テーブル)を記憶手段2の第1データテーブルから発見した場合、発見したレコード(行テーブル)が保持する施設内ID(後述する。)を、更新手段5へ伝達する。
清算工程Dは、図4へ示す通り、代金算出工程D1と、データ送出工程D2と、支払工程D3とを有する。
代金算出工程D1は、施設のスタッフが、施設退出口において施設利用者(顧客)の買い物を見て、その代金の額を順次キャッシュレジスタ9へ入力し、キャッシュレジスタ9に代金総額を計算させる工程である。この代金算出工程D1において、キャッシュレジスタ9は、スタッフの金額の入力操作を受付け、支払額を算出する。
データ送出工程D2において、キャッシュレジスタ9は、代金算出工程D1にて算出された今回の買い物等に対する代金総額のデータを、接続コード90を通じて、リーダー装置10(の更新手段5)へ送出する。この送出は、スタッフのキャッシュレジスタ9の操作によって行うものとしても、キャッシュレジスタ9が総額算出と共に自動的に行うものとしても、何れでも良い。但し入力金額に訂正がある場合を考慮すると、スタッフのキャッシュレジスタ9の操作によって行うものとするのが便利である。尚、リーダー装置10の読み込んだ識別子aの処理が終わるまで、リーダー装置10(システム1)の更新手段5において、当該識別子aに対応するものとして、上記の送出されたデータが認識される(一般的にキャッシュレジスタ9側で送出するのは合計金額のみであり、送出する金額データの識別子や送出の対象となる識別子などは、出力しないため、送出の対象となる識別子に対して送出する金額データとの間で、このような同期を取っておく必要がある)。
リーダー装置10の更新手段5は、データの一時格納部を備え、上記にてキャッシュレジスタ9から送出されたデータを一時的に保持する。
データ送出工程D2の遂行後、支払工程D3において、スタッフPは、利用者Rに代金の支払いを求め、当該代金の支払いを受け、レジを終了する。
尚、データ送出工程D2の前に当該支払工程D3を遂行するものとしてもよい。
この更新工程Cは、図4へ示す通り、レコード作成工程C1と、加算工程C2と、減算工程C3とを有する。
システムS1(更新手段5)は、検索手段4から、認証工程Bの検索工程B2にて、該当する識別子aを有するレコードt1(行テーブル)を記憶手段1の第1データテーブルから発見されなかったとの伝達を受けた場合に、更新工程5の上記レコード作成工程C1を、自動的に遂行する。
レコード作成工程C1において、記憶手段2のデータテーブルに、上記にて検索した識別子aを備えた新たなレコード(行テーブル)を作成する。具体的には、記憶手段2の第1データテーブルに、図5(A)へ示すレコードt1(行テーブル)を作成すると共に、記憶手段2の第2データテーブルに、図6(A)へ示すレコードt2(行テーブル)を作成する。そして、図5(A)へ示す通り、第1データテーブルへ作成したレコードt1(行テーブル)に、上記ICタグの識別子a(IDmの場合、数値データ)を格納する。更に図5(B)へ示す通り、当該識別子aを格納したレコードt1(行テーブル)へ、当該識別子aと対となる利用施設内でのID(施設内識別子a1)を格納する。
また、図6(A)へ示す通り、第2データテーブルのレコードt2(行テーブル)には、上記の施設内ID(施設内識別子a1)が格納される。このように第1データテーブルのレコードt1の施設内IDと同じ施設内IDが格納されることによって、第2データテーブルのレコードt2は、第1データテーブル中のレコードt1と対応するレコードとしてシステムS1(検索手段4)に認識される。即ち、検索手段4が、ICタグの識別子にて、記憶手段を検索すれば、当該識別子を有するレコードt1を第1データテーブルから検出することができ、更に当該レコードt1が有する施設内IDにて、第2データテーブルから対応するレコードt2を検出することができるのである。
上記のICタグの識別子aの第1データテーブルのレコードt1への格納の方法について、第1データテーブルは、予め複数の空のレコードを備えるものとし、夫々のレコードには事前に上記施設内ID(識別子a1)を割り当てておき、利用者の初回施設利用時に、このように事前に設けられた空のレコードへ順次、取得したICタグの識別子aを格納するものとすればよい。従って、この場合、レコードを新たに追加するとは、上記事前に設けられた、施設内識別子のみ付与された空のレコード(行テーブル)を使用するということである。第2データテーブルについても同様に、事前に施設内IDが付与された空のレコードを用意しておき、第1データテーブルで使用を介したレコードが備える施設内IDと同じ施設内IDを持つ第2データテーブル内のレコードにポイントデータを格納すればよい。但し、上記第1及び第2のデータテーブルにおいて、利用者の初回施設利用時に、実際にレコードを作成し、施設内IDを上記ICタグの識別子と共に格納するものとしても実施できる。
上記レコードの作成後、上記の加算工程C2において、上記清算工程Dのデータ送出工程D2にてキャッシュレジスタ9より送出された金額データから、更新手段5は、加算するポイントを算出する。尚、算出にあたり、直接金額データにポイント換算率を乗算して算出することができる。また、別途金額をポイントに換算する換算テーブルを更新手段5が保持するものとし、当該テーブルを参照してポイントを決定するものとしてもよい。更新手段5は、このようにして算出或いは決定されたポイントのデータa2を、図6(B)へ示すように、第2データテーブル中の当該レコードt2(行テーブル)へ格納する(レコード作成時は0ポイントである第2データテーブルのレコードt2へ、上記にて算出したポイントを加算する)。その後、表示工程F及び印字工程Gへ移行する。
尚、上記において、ポイント・データa2の算出と格納は、更新手段5にて自動的に処理するものとしたが、スタッフPが、キャッシュレジスタ9の金額の表示を見て、直接、リーダー装置10の操作受付手段11を操作して、対応するポイント・データa2を記憶手段2へ入力するものとしても実施できる。この場合、清算工程Dにおけるデータ送出工程D2は、不要であり、また、キャッシュレジスタ9とリーダー装置10の同期を図る必要はない。
認証工程Bの検索工程B2において、検索手段4が、該当する識別子aを保持するレコードt1を、記憶手段2の第1データテーブルから発見した場合、直ちに更新工程Cの加算工程C2を遂行する。加算工程C2において、上記と同様に、上記清算工程Dのデータ送出工程D2にてキャッシュレジスタ9より送出された金額データから、更新手段5は、加算するポイントを算出(或いは決定)する。更新手段5は、このようにして算出(或いは決定)されたポイントのデータa2を、図6(B)へ示すように、第2データテーブル中の当該レコードt2(行テーブル)へ格納する(既得のポイントを保持する第2データテーブルのレコードt2へ、上記にて算出したポイントを加算する)。
但し、この場合(認証工程Bの検索工程B2において、レコードが既に有ることを検出した場合)、加算工程C2後、システムS1(更新手段5)は、一旦利用選択工程Eへ移行し、利用選択工程Eを遂行する。
この利用選択工程Eは、図4へ示す通り、前表示工程E1と選択工程E2とを有する。
前表示工程E1において、更新手段5は、上記の識別子aを保持する第1データテーブルのレコードt1から、当該レコードに格納されているポイント・データa2を参照して、当該既得のポイントを表示手段6に表示させる。
そして、選択工程E2において、スタッフPは、表示手段6により(リーダー装置10の)ディスプレイ60に表示したポイントを、利用者Rに示して、既得ポイントを利用するか・否かの判断を求める。即ち、スタッフPは利用者Rに、既得ポイントを利用してポイントに対応する金券や景品等の特典を享受するか・否かの判断を求める。利用者Rが、特典ポイントを利用しないとの判断を示した場合、システムS1により自動的に、或いはスタッフPのリーダー装置10の操作により、表示工程F及び印字工程Gへ移行する。
上記の利用選択工程Eの選択工程E2において、利用者Rが、特典ポイントを利用するとの判断を示した場合、スタッフPは、リーダー装置10を操作して、更新工程Cの減算工程C3をシステムS1に遂行させる。
減算工程C3において、スタッフPは、リーダー装置10の操作受付手段11を操作して、更新手段11へ利用したポイント数を通知する。更新手段5は、当該操作受付手段11から受け付けた利用ポイント数を、当該施設内IDの第2データテーブルのレコードt2が保持している既得ポイントから減算し、当該減算結果(減算後のポイント)で第2データテーブルのレコードt2を上書きする。減算工程C3後、システムS1により自動的に、或いはスタッフPのリーダー装置10の操作により、表示工程F及び印字工程Gへ移行する。
図4へ示す通り、表示工程Fにより、顧客テータ付与装置10の表示手段6(ディスプレイ60)にて上記加算工程C2遂行後の第2データテーブル中のレコードt2が保持するポイントを表示し、印字工程Gにおいて、表示手段6にて示した内容や、第2データテーブル中のレコードt2の保持している施設内IDを紙片に印字する。
以上にて、このシステムS1は、当該利用者Rについての全処理を終了し、次の利用者Rを待機する。当該終了は、システムS1に対して、リーダー装置10の操作にてシステムS1に通知するものとしてもよく、或いは、次の利用者の携帯電話のICタグの認証開始により、終了するものとしてもよい。更に、上記印字工程Gにおける印字の完了にて、システムS1が当該全工程の終了を認識するものとしてもよい。
尚、図示はしないが、第2データテーブルに、或いは別途のデータテーブルを用意して、キャッシュレジスタ9が送出した合計金額のデータを保持するようにしてもよく、また、このよう買物金額を上記の表示と併せて、表示手段6によって表示し、印字手段7によって紙片に印字するようにしてもよい。
上記の運用において、ポイントに対し、提供する特典は、金券や景品としたが、この他、利用代金からの値引きを特典としてもよい。
特典ポイントに応じた値引きを行う場合、スタッフPは、キャッシュレジスタ9に対する減算操作を行うと共に、操作受付手段11を通じてリーダー装置10の更新手段5に第2データテーブルのレコードt2のポイント減算の処理を行わせる。
この場合、次の構成を採ることによって、キャッシュレジスタ9とリーダー装置10の双方の操作を行わねばならないスタッフPの、労を軽減することができる。
即ち、リーダー装置10に、上記ディスプレイ60とは別に、バーコード表示用のサブ・ディスプレイを設け(図示せず。)、リーダー装置10に入力した減算ポイント数(減算金額)を、当該サブ・ディスプレイにてバーコードで表示し、キャッシュレジスタ9が通常備えるバーコードリーダー(図示せず。)でキャッシュレジスタ9に入力し、キャッシュレジスタ9における減算処理を行うのである。
上記のシステム運用において、利用者が携帯電話を紛失したり、交換したりすると、既得ポイントが利用できなくなるという問題がある。
このような問題に対処するため、次の構成を採るのが好ましい。
即ち、インターネット等のネットワークに接続されたサーバ(図示せず。)を用意し、当該サーバに、上記記憶手段2が保持している第1データテーブル及び第2データテーブルをアップロードする。当該アップロードについては、リーダー装置10にネットワークとのインターフェースを設けてネットワークとの接続ソフトウエアを導入し、直接リーダー装置10の記憶手段2からデータをコピーするものとしてもよく、或いは、当該ネットワークに接続された別途のクライアントPCを介してデータをサーバへ転送するものとしてもよい。
また、サーバへのデータのアップロードについては、定期的にバッチ処理して、データを更新するものとしても、或いは、新たなレコードが付加される毎に、更新するものとしても何れでもよい。
そして、利用者に、自宅や施設に設置された端末(PC)を通じてサーバへアクセスさせ、当該第1データテーブルのレコードt1或いは第2データテーブルのレコードt2へ、ICタグの識別子aと店内ID(店内識別子a1)とは別の、プライベートID(任意識別子a3)を付加させる。図5(C)へ第1データテーブルのレコードt1へ当該プライベートIDを付加した状態を示す。図5へ示す通り、プライベートIDは、利用者の好みのネームを付けさせればよい。但し、他の利用者が既に使っていないネームを使用させる必要があるので、入力時、利用者全員のプライベートIDを検索して、同一のものがある場合、当該ネームの使用を禁ずるといった措置を講ずるのが好ましい。
この場合、上記のサーバには、第1及び第2データテーブルのレコードt1,t2ではなく、少なくともa1,a3の情報を対として備えた別途のテーブルを格納するようにしてもよい。
ここで、上記の利用者以外の者のサーバへのアクセス制限について、説明する。
図5(B)(C)へ示す通り、予め施設内ID(施設内識別子a1)が割り当てられた記憶手段2の上記の第1データテーブルの各レコードには、当該施設内IDと共に、乱数発生機(更新手段5が備えるものとしても、別途に要するものとしても実施可能である。)によって得たランダムな乱数データa10を予め保持させておく。利用者の初回施設利用時に上記予め施設内IDが割り当てられたレコードのうち未使用のものに、順次当該利用者のデータを格納する。そして、広域ネットワークに接続された上記のサーバにも、このような第1データテーブルを保持させておく。スタッフは、利用者の初回施設利用時、印字工程Gにおいて印字手段7により、施設内でのID(施設内識別子a1)と、上記乱数データa10とを、紙片へプリントアウトして、利用者に渡す。
この施設内IDa1をログインIDとし、乱数データa10をパスワードとして、アクセス時に、入力を求め、正しい(記憶手段2が保持する)ログインIDとパスワートを入力してログインしてくる利用者にのみ、サーバにアクセスを許可すればよい。このパスワードは、初回ログイン時のみ利用可能とし、次回以降のログインのために、利用者に強制的に他のパスワードへの変更を求めるものとするのが好ましい(その場合周知の方法により、利用者における任意のパスワードの入力を受け付けテーブルへ格納するようにしておく)。
携帯電話を交換した場合、レコードの新設と旧レコードの削除、或いは既設のレコードの内容の変更で対応することができる。例えば、それまで使用していた携帯電話から旧ICタグの識別子を読み取り、利用者のプライベートID(任意識別子a3)の申告を受けて対応する施設内ID(施設内識別子a1)を記憶手段2から検索し、そのデータを、新たな携帯電話のICタグから取得した識別子に付け替えればよく、これと共に、旧ICタグの識別番号が付されたレコードを記憶手段及びサーバから削除すればよい。また、新たな携帯電話のICタグから取得した識別子を格納する、新たなレコードを作成し、使用するICタグの識別を備えたレコードについて使用中を示すフラグを立てるものとし、旧ICタグの識別番号が付されたレコードを記憶手段及びサーバから削除せずに、そのままデータテーブルに保持し、当該旧ICタグの識別子を備えたレコードについて上記のフラグを降ろすものとすればよい。このようにフラグの付与により、使用する携帯電話の変更に対処することができる。
上記の通り、携帯電話を交換した場合は、新旧両ICタグの識別子が分かるので、上記の新タグの識別子への乗り換えで対応できるが、携帯電話を紛失した場合、施設内IDのみでは、利用者の確実な特定ができない(他の利用者になりすまされても確認できない)ので、別途の手段を講ずる必要がある。
尚、リーダー装置10内の、第1データテーブルのレコードt1或いは第2データテーブルのレコードt2へ、支払い代金などの他のデータを、上記a1,a2,a3に付随して、格納するようにしてもよい。この場合、キャッシュレジスタ9が送出したデータを格納するようにしてもよく、スタッフがリーダー装置10にて入力して格納するようにしてもよい。また、上記のサーバのデータテーブルの各レコードにも、このような情報を格納するものとしてもよい。
PCレジスタでは、利用項目のデータを取得し、リーダー装置10へ格納することができるので、このような履歴情報を、第1又は第2データテーブルのレコードt1,t2や別途のデータテーブルのレコードに保持させることが可能である。
この場合も、履歴情報が格納されたレコードを有するデータテーブルは、個人情報を持たず、管理が容易であるが、利用者の動向や好まれるサービスや商品の分析に供することができる。また、氏名や住所、電話番号等の個人が特定できる情報を付加しないことを前提として、利用者の性別や年齢といった情報をスタッフや或いは上記のサーバにて利用者に入力させて、このような情報をデータテーブルのレコードに格納するものとしてもよい。
個人情報を保持する場合、セキュリティ面におけるリスク管理が必要となるが、例えば、初回の施設利用後、利用者の希望によって、個人情報を、上記広域ネットワークに接続したサーバが保持する第1データテーブルのレコードt1又は第2データテーブルのレコードt2、或いは図6(C)へ示す別途のデータテーブルの保持するレコードt3を用意して格納するようにすれば、上記携帯電話を紛失して旧ICタグの識別子aを確認できない状態にあっても、個人情報と、施設内IDとの対から利用者を特定し、旧ICタグの識別子に対応するポイントのデータを、新たなICダクの識別子を備えたレコードに移すことができる。
尚、上記の広域ネットワークに接続したサーバを利用することによって、利用施設(店舗)において、個人情報を保持しないでおくことができる。当該サーバの管理をアウトソーシングすれば、施設(店舗)運営者において、個人情報に関するリスクを回避することができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態について説明する。
この実施の形態は、店舗集合体での後払いの清算処理に、本願発明に係るシステムを採用する。
上記のシステムS1では、キャッシュレジスタ9による清算システムに連動する別システムとして、本願発明に係る(特典ポイントの付与という)顧客データ付与のシテスムを構築するものであった。これに対して、この実施の形態では、清算システムそのものとして、当該システムを運用する。
システムの概要は、前述の実施の形態と同様である。即ち、接触型ICタグ付き携帯電話を認証にのみ用い、既存のシステム(図1のシステムS2)と別のシステムとして構築し、利用者の携帯電話のICタグの識別子に対応する施設内IDを付与し、当該IDについて利用履歴(この場合、施設利用に対する課金額)のデータを付与する点については、この実施の形態においても変わらない。
上記の実施の形態との相違点を中心に説明する。特に言及しなかった事項については、図1〜図4へ示す実施の形態と同様である。
図7に示す通り、このシステムS1が設置された施設Tは、複数の店舗集合体であり、各店舗利用後、清算を一箇所で行う形態を採る。例えば、この施設Tは、店舗として、ネイルサロン(店舗r1)、ヘアサロン(店舗r2)、メイクアップサロン(店舗r3)、フットケアサロン(店舗r4)、エステティックサロン(店舗r5)が出店しており、各店舗を利用した利用者は、施設退出時に、1箇所に設けられた出口に設置された清算窓口r0にて、利用した店舗全ての清算を纏めて行うものである。
システムS1は、清算窓口r0に設けられたキャッシュレジスタ9と、サーバ100と、各店舗r1〜r5の退出口の夫々に設けられた、上記のリーダー装置10…10と、当該リーダー装置10…10の夫々に接続された入力手段101〜105とを備え、各リーダー装置10…10はサーバ100へ接続されている。図1〜図4に示す実施の形態では、各リーダー装置10が記憶手段2を備えるものであったが、この実施の形態において、図7に示す通り、個々のリーダー装置10が記憶手段2を備えるのではなく、施設T内に上記サーバ100を設置して、当該サーバ100に上記の記憶手段2を設けておくのである。
即ち、このシステムは、各店舗に設置された、複数のリーダー装置10…10と、入力手段101〜105と、施設T内に設置されたサーバ100とを備え、リーダー装置10…10の夫々が、前記の、認証手段3と、検索手段4と、更新手段5と、表示手段6と、印字手段7と、接続手段8と、操作受付手段11とを有し、サーバ100が、前記の記憶手段2を有する。各入力手段101〜105は、接続手段8を利用してリーダー装置10に接続され、リーダー装置を通じて、各店舗での課金額のデータをサーバ100の記憶装置2へ送ることができる。
図7へ示す通り、施設T内に、ネットワーク(LAN)を設置し、上記リーダー装置10…10の夫々と、当該サーバ100とは、当該ネットワークに接続されている。尚、一つのサーバ100に複数のリーダー装置10が接続されているが、サーバ100を、複数設けるものとしても実施可能であり、また、ネットワークトポロジーも図示したものから変更して実施することができる。
この実施の形態においても、上記の記憶手段2に格納されるデータテーブルのレコードの構成は、図5及び図6(A)(B)へ示すものと同様である。但し、図6(B)へ示す第2データテーブルのレコードt2のデータa2は、ポイントのデータに代わって、利用代金(課金額)の履歴データとなる。
以下、このシステム運用のフローを示す。
この顧客データ付与方法は、施設の退出口に設置された清算窓口r0における入退出管理工程と、施設T内の各店舗r1〜r5における入退出管理工程とを有する。
(施設への入退出)
図8及び図9に、清算窓口r0における入退出管理工程(以下、施設入退出管理工程と呼ぶ。)のフローを示す。
施設入退出管理工程は、図8へ示す入場管理工程と、図9へ示す退場管理工程とによりなる。
入場管理工程は、図8へ示す通り、入場認証要求工程A1と、認証工程Bと、レコード作成工程C1と、入場チェック工程Hとを有する。
入場認証要求工程A1は、図7へ示す通り、施設Tへの入場口に設けられた清算窓口r0にて当該窓口に配置されたスタッフP0が、施設Tの外から施設Tに入場してきた利用者Rに対して、利用者Rが所持している非接触型IC付き携帯電話を、リーダー装置10へかざすように、求める工程である。
認証工程Bは、識別子取得工程B1と、検索工程B2とを有する。
識別子取得工程B1は、入場認証要求工程A1においてリーダー装置10により、読み取ったICタグの識別子を、認証手段3が、検索手段4へ通知し、検索手段4が当該識別子を、検索手段4の格納部へ一時的に格納する工程である。
検索工程B2は、検索手段4が取得した上記ICタグの識別子を備えたレコードt1を、サーバ100が備える記憶手段2の第1データテーブルから検索する。
検索手段4は、記憶手段2のデータテーブル(第1データテーブル)から該当するICタグの識別子を備えたレコードを発見した場合、そのレコードが保持する施設内IDを更新手段5へ通知する。
通知を受けた更新手段5は、入場チェック工程Hに移行して、当該施設内IDを備えた、記憶手段2内の該当するレコードに対して、記憶手段2の該当するレコードに当該ICタグの携帯電話を所持する利用者Pが入場したとの情報(入場チェック済み情報)を付加する(フラグを立てる)。
検索手段4は、記憶手段2のデータテーブル(第1データテーブル)から該当するICタグの識別子を備えたレコードを発見しなかった場合、更新手段5に発見しなかったことを通知する。
上記にて該当するレコードを発見しなかった旨の通知を受けた更新手段5は、更新工程Cにて、記憶手段2に、当該ICタグの識別子と、新たに施設内IDとを格納するレコードを第1データテーブル及び第2データテーブルへ作成する。
上記レコードの作成後、入場チェック工程Hに移行して、更新手段5は、当該新しく作成したレコードに対して、記憶手段2の該当するレコードに当該ICタグの携帯電話を所持する利用者Pが入場したとの情報を付加する(フラグを立てる)。
以上で、入場管理工程は終了し、利用者Tは施設T内にある各店舗を利用することができる。
次に、退場管理工程について説明すると、退場管理工程は、図9へ示す通り、退場認証要求工程A2と、認証工程Bと、清算工程Dと、印字工程Gと、退場確認工程Iとを有する。
退場認証要求工程A2は、施設Tへの入場口に設けられた清算窓口r0にて当該窓口に配置されたスタッフP0が、施設T内から施設Tの外へ退場しようとする利用者Rに対し、利用者Rが所持している非接触型IC付き携帯電話を、リーダー装置10へかざすように、求める工程である。
認証工程Bは、識別子取得工程B1と、検索工程B2とを有する。
識別子取得工程B1は、退場認証要求工程A2においてリーダー装置10により、読み取ったICタグの識別子を、認証手段3が、検索手段4へ通知し、検索手段4が当該識別子を、検索手段4の格納部へ格納する一時的に工程である。
検索工程B2は、検索手段4が取得した、上記ICタグの識別子を備えたレコードt1を、サーバ100が備える記憶手段2の第1データテーブルから検索する。
検索手段4は、記憶手段2の第1データテーブルから検出した該当するICタグの識別子を備えたレコードt1の施設内IDを更新手段5へ通知する。
通知を受けた更新手段5は、清算工程Dへ移行する。この清算工程Dは、代金額算出工程D1と、支払工程D3とを有する。
代金額算出工程D1において、検索手段4の第2データテーブルから通知があった施設内IDを保持するレコードt2を参照し、当該レコードt2が保持する当該店舗における履歴データ即ち利用者Rが利用した各店舗における利用代金額を全て、更新手段5が、表示手段6によりディスプレイ60へ表示する。
当該ディスプレイ60の表示を見て、スタッフP0がキャッシュレジスタ9を操作して、利用者が利用した店舗での利用代金の総計を算出する。
そして、支払工程D3において、スタッフP0が、施設T内で利用した店舗の利用代金の総額の支払いを利用者Rに求め、利用者Rが清算する。
清算後、上記の清算済み(入金額)の情報が、キャッシュレジスタ9から、リーダー装置10に送出され、接続手段8を通じて更新手段5が当該情報を記憶手段2の第2データテーブルの対応するレコードt2へ付加する。この清算済みの情報の付加は、スタッフP0が直接、リーダー装置10を操作して、(操作受付手段11から)入力するものとしても実施可能である。
また、スタッフP0のリーダー装置10の操作により、上記の印字工程Gに移行し、印字手段7により、レシートを印字する。このレシートの印字は、キャッシュレジスタ9にて行うものとしても実施できる。
尚、上記の代金額算出工程D1において、検索手段4から通知があった施設内IDを保持する第2データテーブル中のレコードt2を参照し、当該レコードt2が有する履歴データの合計即ち、施設T内の各店舗における利用の代金の合計を、更新手段5が自動的に算出するものとしても実施できる。この場合、精算窓口r0において、キャッシュレジスタ9は不要である。
そして、支払工程D3或いは上記印字工程Gの後、退場確認工程Iにて、スタッフP0のリーダー装置10の操作により操作受付手段11の操作を通じて、更新手段5に、入場チェック工程Hで当該レコードに付加した情報(入場チェック済情報)を削除させる(フラグを降ろす)。
以上により退場管理工程が終了し、利用者Rは、施設Tから退場することができる。
(各店舗への入退出)
次に、上記入場管理工程と退場管理工程との間において、施設内の店舗における工程、即ち、図10及び図11へ示す、各店舗ごとに、遂行される店舗入退出管理工程について説明する。
この施設T内において、例えば、図7へ示す通り、利用者が、ネイルサロン(店舗r1)、ヘアサロン(店舗r2)、メイクアップサロン(店舗r3)、フットケアサロン(店舗r4)を利用した場合、利用したこれらの各店舗毎に、店舗入退出管理工程が遂行される。
店舗入退出管理工程は、図10に示す入室管理工程と、図11へ示す退室管理工程とを有する。
図10へ示す通り、入室管理工程は、入室認証要求工程A3と、チェック確認工程B10とを有する。
入室認証要求工程A3において、店舗のスタッフ、例えば、利用者Rが、ネイルサロン(店舗r1)へ入った場合、当該ネイルサロン(店舗r1)のスタッフP1が、利用者Rに対して、店舗r1の出入り口に設置されたリーダー装置10へ、利用者Rが施設入場時に認証に利用した携帯電話を、かざすように求める。その後、チェック確認工程B10へ移行する。
チェック確認工程B10は、識別子取得工程B1と、検索工程B2と、入場確認工程B11とを有する。
識別子取得工程B1は、入室認証要求工程A3においてリーダー装置10により、読み取ったICタグの識別子を、認証手段3が、検索手段4へ通知し、検索手段4が当該識別子を、検索手段4の格納部へ一時的に格納する工程である。
検索工程B2にて、検索手段4は、取得した上記ICタグの識別子を備えたレコードt1を、サーバ100が備える記憶手段2の第1データテーブルから検索する。
検索手段4は、上記検索の結果、該当するレコードを記憶手段2のデータテーブルから発見しなかった場合、発見しなかったことを更新手段5へ通知する。通知を受けた更新手段5は、表示手段6にて、該当するタグを有するレコードt1が記憶手段2の第1データテーブル内にないことをディスプレイ60に表示する。表示をみたスタッフP1は、利用者Rに対して、店舗r1内への入室を拒否する。また、拒否と共に、清算窓口r0へ戻って入場管理工程を受けることを、この利用者Pへ促す。
一方、検索手段4は、上記検索の結果、該当するレコードを記憶手段2の第1データテーブルから発見した場合、当該レコードt1の施設内IDを更新手段5へ通知する。この後、入場確認工程B11へ移行し、更新手段5は、該当するレコードに(入場管理工程における入場チェック工程Hにて付される)入場チェック情報が付加されているか(フラグが立っているか)確認する。
確認の結果、入場チェック情報が付されていない(フラグが立っていない)場合、検索手段5は、表示手段6によりディスプレイ60にて、入場チェックがなされていないことを表示する。この表示を見たスタッフr1は、利用者Rに対して、店舗r1内への入室を拒否する。また、拒否と共に、この利用者Pへ、清算窓口r0へ戻って入場管理工程を受けることを促す。
上記確認の結果、入場チェック情報が付されている(フラグが立っている)ことを確認した場合、検索手段5は、表示手段6によりディスプレイ60にて、入場チェックがなされていることを表示する。表示を見たスタッフP1は、利用者Rに店舗r1への入室を許可する。
このように、入場チェック情報の確認を行うことにより、複数のICタグ付きの携帯電話を所持するものが、携帯電話を使い分けて、清算を済ませずに退場することを防止することができる。
最後に、図11へ示す退室管理工程について、説明する。
退室管理工程は、図11へ示す通り、退室認証要求工程A4と、認証工程Bと、更新工程Cとを有する。
退室認証要求工程A4は、店舗r1の出入り口にて、スタッフP1が、店舗r1から退室しようとする利用者Rに対し、利用者Rが所持している、入室時に認証した非接触型IC付き携帯電話を、再びリーダー装置10へかざすように、求める工程である。
認証工程Bは、識別子取得工程B1と、検索工程B2とを有する。
識別子取得工程B1は、入室認証要求工程A4においてリーダー装置10により読み取ったICタグの識別子を、認証手段3が検索手段4へ通知し、検索手段4が当該識別子を検索手段4の格納部へ一時的に格納する工程である。
検索工程B2は、検索手段4が取得した上記ICタグの識別子を備えたレコードt1を、サーバ100が備える記憶手段2の第1データテーブルから検索する。
検索手段4は、記憶手段2の第1データテーブルから検出した該当するICタグの識別子を備えたレコードt1が保持する施設内IDを、更新手段5へ通知する。
上記更新工程Cは、店内代金算出工程C4と履歴付与工程C5とを有する。
更新手段5が上記施設内IDの通知を受けた後、上記の店内代金算出工程C4へ移行し、更新手段5は、入力手段101のデータの送出を待機する状態となる。
更新手段5は、表示手段6によって、そのディスプレイ60に、当該待機状態(入力待ち)であることを表示する。
この表示を見た店舗r1のスタッフP1は、店舗r1の入力手段101を操作して、当該店舗r1における利用者Rの利用金額の総額を算出する。算出した金額のデータは、キャッシュレジスタ9から、リーダー装置10の接続手段8を通じて、更新手段5へ送出される。
更新手段5は、履歴付与工程C5によって、上記にて入力手段101から送出された金額データ(履歴データ)を、該当する施設内IDを備えた第2データテーブルのレコードt2へ格納する。
上記の処理の完了を、更新手段5は、表示手段6にて、そのディスプレイ60に表示する。当該表示を見たスタッフP1は、利用者に店舗r1からの退出を許可する。
上記の更新工程Cにおいて、スタッフP1が入力手段101を操作して、利用金額の入力を行うものとしたが、リーダー装置10が直接、当該金額の入力操作を受け付けて、利用額の算出を行うものとしても実施できる。この場合、入力手段101は、不要である。
店舗r1を退出した利用者は、施設内Tの他の店舗、例えば、ヘアサロン(店舗r2)、メイクアップサロン(店舗r3)、フットケアサロン(店舗r4)、エステティクサロン(店舗r5)を利用する場合においても、上記と同様の、退室管理工程を受ける。即ち、各店舗のスタッフr2〜r5が、各々の店舗にて、入退室時の認証を、利用者Rへ促す。また、各店舗での利用額は、各店舗のリーダー装置10から、サーバ100の記憶手段2へ蓄積され、利用者Rは、前述の通り、施設退場時に、纏めて清算することができるのである。
尚、施設T内に入場したが、何れの店舗を利用せずに施設から退場する場合も、退場管理工程を経て退場する。入場チェック情報の処理が必要となるからである。
また、図7では、施設Tへの入場口と退場口とは兼用であったが、退場口と入場口とを別々にし、退場時、必ず退場口を通らなければ退場できないように、施設T内をレイアウトするのが好ましい。
更に、上記の履歴データ付与システム(清算システム)と共に、図4に示すポイント付与システムを実施することもできる。
例えば、図11へ示す履歴付与工程C5の後に、図4に示す特典ポイントの加算や減算の工程を実施するようにしてもよい。
また、図7へ示すシステムでは、サーバ100は、記憶手段2のみを備えるもの、例えばネットワークハードディスクを想定して説明したが、このような実施の形態と異なり、検索手段4や更新手段5も、サーバ100側が備えるものとしても実施できる。
上記の入力手段101〜105は、各店舗において、利用者に対して課金する額をサーバ100の記憶手段2へ入力することができればよく、キャッシュレジスタが備える現金の授受の機能は不要である。このシステムを利用することによって、各店舗ごとの現金授受を不要とすることができるからである。従って、入力手段101〜105は、少なくともテンキーと計算機能とを備えたものであればよい。但しリーダー装置10にこのような機能を持たせれば、別途に上記の入力手段101〜105を用意する必要がない。また、各店舗では、上記の通り、利用者とスタッフとの間で清算の作業は行わないので、入力手段101〜105として、上記の機能のみを備えたものを採用すればよいが、キャッシュレジスタを採用することも可能である。
尚、上記の各実施の形態において、リーダー装置10は、有線でキャッシュレジスタ9に接続されものを示したが、無線で通信を行うものであってもよい。
また、上記のスーパーマーケットなどの販売店や、美容室に限らず、学校、塾、専門学校などの受講管理に、或いは勤怠管理に、当該システムを利用することが可能である。また、オフィス等のコピーやPCといった事務機器の使用管理にも、利用することができ、レンタルショップにおいても、利用することができる。
先に触れた通り、キャッシュレジスタ9に、PCを採用し、当該PCに市販されている周辺機器としてのICタグ・リーダーを接続することにより、上記のような専用のリーダー装置10を用意せずとも、本願発明に係るシステムを構築することができる。例えば、オペレーティングシステムとしてWindows(登録商標)が導入されたPCでは、周辺機器として市販されている非接触型ICのタグ・リーダのドライバ(dll/ダイナミック・リンク・ライブラリ)を購入することが可能であり、Edyを利用しないシステムであっても、上記リーダにて非接触ICタグの識別子(IDm)を読み出すことができる。
以上の通り、本願発明は、上記の通り、利用者が保持している非接触型無線ICタグを利用することにより、事前登録を必要としない利用履歴管理等の顧客データ付与のシステムを構築するものである。
本願発明に係るシステムの説明図である。 本願発明に係る上記システムの構成を示す説明図である。 上記システムの運用の例を示す説明図である。 システムを用いた方法のフローを示す説明図である。 (A)は上記システムの記憶手段2に格納される第1データテーブルのレコードt1を示す説明図であり、(B)は当該第1データテーブルのレコードt2に施設内IDを付与(格納)した状態を示す説明図であり、(C)は当該第1データテーブルのレコードt2にプライベートIDを付与(格納)した状態を示す説明図である。 (A)は上記システムの記憶手段2に格納される第2データテーブルのレコードt2を示す説明図であり、(B)は当該第2データテーブルのレコードt2に特典ポイントデータを付与(格納)した状態を示す説明図であり、(C)はインターネットに接続されたサーバに格納する第3データテーブルのレコードt3を示す説明図である。 本願発明の他の実施の形態に係る、施設Tの略断面状態を示す略平面図である。 図7の実施の形態に係る方法のフローを示す説明図である。 図7の実施の形態に係る方法のフローを示す説明図である。 図7の実施の形態に係る方法のフローを示す説明図である。 図7の実施の形態に係る方法のフローを示す説明図である。
符号の説明
1 携帯品
2 記憶手段
3 認証手段
4 検索手段
5 更新手段
6 表示手段
7 印字手段
8 接続手段

Claims (6)

  1. 顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与する、顧客データ付与システムにおいて、
    ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと、別個のシステムを構成するものであって、
    当該携帯品と物理的に独立した、データテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを備え、
    上記のデータテーブルは、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データを有するレコードを複数備えたものであり、
    認証手段は、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子を取得し、且つ、当該識別子以外の情報を取得しないものであり、
    検索手段は、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索するものであり、
    更新手段は、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段が対応するIDを検出できなかった場合認証手段が取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成するものであることを特徴とする顧客データ付与システム。
  2. 上記の携帯品は、非接触型ICタグを備えた携帯電話又はICカードであり、上記の認証手段は、店舗に既設のICタグのリーダーを通じて識別子を取得するものであることを特徴とする請求項1記載の顧客データ付与システム。
  3. 少なくとも上記の記憶手段は、店舗に設置されたキャッシュレジスタに設けられ或いは当該キャッシュレジスタに接続されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の顧客データ付与システム。
  4. 顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与する、顧客データ付与方法において、
    ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと、別個のシステムを構成するものであって、当該携帯品と物理的に独立した、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データを有するレコードを複数備えたデータテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを備えたシステムを用い、
    認証手段にて、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子のみを取得し、当該識別子以外の情報を他のシステムからは取得せず、
    検索手段にて、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索し、
    更新手段にて、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段にて対応するIDを検出できなかった場合認証手段にて取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成することを特徴とする顧客データ付与方法。
  5. 顧客の、店舗への入退館時、或いは店舗での清算時に、顧客に与える特典の指標となるポイントや顧客の履歴データを付与するシステムを構築する顧客データ付与プログラムにおいて、
    コンピュータに導入されることにより、当該携帯品と物理的に独立した、データテーブルを保持する記憶手段と、認証手段と、データテーブルを検索する検索手段と、データテーブルの更新手段とを形成し、ICタグを備えた携帯品を認証に利用する他のシステムと別個のシステムを構築するものであり、
    上記のデータテーブルは、少なくとも顧客のIDと当該顧客の既得ポイントのデータ或いは顧客の履歴データを有するレコードを複数備えたものであり、 認証手段は、顧客の携帯品から、当該携帯品の上記ICタグが備える他のシステムで利用する識別子を取得し、且つ、当該識別子以外の情報を取得しないものであり、
    検索手段は、認証手段が顧客の携帯品から取得した識別子と対応する、顧客のIDを、記憶手段が保持するデータテーブルから検索するものであり、
    更新手段は、検索手段が対応するIDを検出した場合当該IDのレコードのポイント或いは顧客の履歴のデータを書き換え、検索手段が対応するIDを検出できなかった場合認証手段が取得した当該識別子と対応するIDを備えたレコードを、記憶手段内に新たに作成するものであることを特徴とする顧客データ付与プログラム。
  6. 請求項5記載の顧客データ付与プログラムを記録した記録媒体。
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