JP2008110467A - フレキシブルスリッターロール機械 - Google Patents

Abstract

【課題】 長尺の帯鋼板を連続的に目的の曲線形状に切断できるようにするために、ガイドプレートの設置方法と制御法について提案する。
【解決手段】 上下スリッターロール前方に設置した素板案内用ガイドプレートを傾斜させ、かつ、これを、スリッターロール軸と同一水平面上で方向を変えるコンピュータ角度制御付きスリッターロール機械を提供する。
【選択図】

Description

本発明は、スリッターロールスタンド入り口側に設置したガイドプレートを傾け、かつ、上下スリッターロール接触点を回転中心にとって水平方向に角度変化をコンピュータ制御で行うことによって、長尺の帯板コイル材を目的の曲線状に切断するためのものである。

従来は、長尺の帯板コイル材を曲線状に切断するスリッターロールスタンドはなかった。

長尺の帯板コイル材を曲線状に切断する技術はないため、短い鋼板をガス溶断、レーザー切断したものを接続する方法が取られていた。本発明は、この課題を解消するためになされたものである。

上下スリッターロール１、２に対して、ガイドプレート５を傾けることによって、切断された鋼板が上下スリッターロールで切断された後にスムーズに前進するようにした。これは、平板を水平状態で水平面内に曲げるのは不可能であるが、垂直にして曲げると容易に曲げられることを原理としている。また、ガイドプレートの方向を変える方向変換プレート７の角度移動量の指示を、コンピュータ制御することによって目的の曲線状に鋼板を切断できるようにした。

鋼板などをガス溶断、レーザー切断などして長尺製品化することは、切断時間、切断費用、意匠性などで問題である。本発明機械は、機械が安価である、連続切断が可能である、人件費がかからない、単品を溶接したものに対して意匠性が優れているなどが期待できる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
（イ） 素板を案内するガイドプレート５を上下スリッターロール１，２に対して傾ける。また、ガイドプレートには、材料を送り込むための材料送りロール３とこれの駆動モータ４が取り付けられている。
（ロ） ガイドプレートは上下スリッターロール接触点真下を回転中心にして方向転換ができるようになっており、しかも、方向転換角度をコンピュータ制御することによって目的の曲線状に切断する。

本発明の傾斜図である。 本発明のガイドプレート正面図である。

符号の簡単な説明

１ 上スリッターロール
２ 下スリッターロール
３ 材料送りロール
４ 材料送りロール軸駆動モータ
５ ガイドプレート
６ ガイドプレート支持棒
７ 方向転換プレート

Claims (3)

1. 本発明は、長尺の金属帯板を連続的に曲線状に切断するために、上下スリッターロール前方に取り付けたガイドプレートの水平面を、スリッターロール円盤面に対して一定角度に傾けたスリッターロール機械である。
2. 長尺の金属帯板を連続的に曲線状に切断するために、上下スリッターロールの接触点真下を回転中心としてガイドプレートをスリッターロール軸と同一水平面内で方向を変化できるコンピュータ制御付きスリッターロール機械である。
3. ガイドプレートには、素板をスリッターロールに挿入させる材料送り用のロールスタンドと、これの上下軸を強制駆動するための駆動モータを有している。

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