JP2008109306A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護すべきデータを既存のメール通信機能を利用して指定されたアドレスへ送信することにより、携帯端末の機能のみでデータの回収を実現し、保護すべきデータを消去するのみならず再起動もできなくする携帯端末の提供。
【解決手段】制御部28は、リモートロックの信号を受けたとき、メモリ25に記憶された救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、救済ユーザデータを、通信制御部16を介して、アンテナ15から指定された送信先に送信するとともに、メモリ25から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去して携帯電話機10を再起動できなくするように動作ロックを行う。SIMカード30を使用する携帯電話機に関しては、SIMカードのPINを完全にロック状態(PUKブロック状態)にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄積されているユーザデータを保護すると同時に、第三者による悪用の防止を行う携帯端末に関するものである。
近年、携帯端末が普及するとともに多機能化し、住所録、音楽、画像等の様々の情報が記憶されるようになってきている。携帯端末は外に持ち出して使用する機器のため、不注意による紛失、置き忘れ、盗難等により、第三者の手に渡り、記憶していた情報を参照されたり、悪用されたりするおそれがある。
ここで、携帯端末の情報を保護する技術が特許文献1に開示されている。この発明は、ユーザが携帯端末を紛失した場合、無線ネットワークを通して当該携帯端末に情報保護命令を送信すると、携帯端末内の情報について所定の情報回収装置への回収と無効化を行うものである。
特開平09−215057号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術では、無線ネットワークのセンター側からセキュリティコントローラーやデータベースシステムを介して情報保護命令が送信され、携帯端末内にある情報を回収するとともに、携帯端末の機密情報処理(端末情報のメモリ消去または偽データへの変換)を行っている。このため、前記特許文献1の技術では、情報の回収にセキュリティコントローラーやデータベース等の仕組みを新設する必要があり、設備投資が必要となる。
また、携帯端末自体を使用することができるかにつき具体的記載がなく、情報を回収し携帯端末の情報の機密情報処理(携帯端末のユーザデータのメモリ消去または偽データへの変換)を行うだけでは、ユーザデータ保護の観点より万全であるとは言い難い。
本発明の目的は、かかる実情に鑑み、保護すべきデータを既存のメール通信機能を利用して指定されたアドレスへ送信することにより、携帯端末の機能のみでデータの回収を実現するとともに、保護すべきデータを消去するのみならず再起動もできなくする携帯端末を提供するところにある。
本発明に係る携帯端末は、ユーザの個人的情報であるユーザデータと、該ユーザデータのうち救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報と、該救済ユーザデータを送信する先の送信先情報とを記憶する記憶手段と、前記救済ユーザデータの送受信を行う送受信手段と、携帯端末の動作をロックさせるリモートロック信号を前記送受信手段が受信した場合、前記記憶手段に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、前記送受信手段から救済ユーザデータを指定された送信先に送信するとともに、前記記憶手段から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去して動作ロックを行う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る携帯端末は、前記送受信手段が携帯端末の動作をロックさせるリモートロック信号と、ユーザデータのうち救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報と、該救済ユーザデータを送信する先の送信先情報を受信することを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る携帯端末は、前記制御手段は、優先順位の高い救済ユーザデータから送信先に送信することを特徴とするものである。
加えて、本発明に係る携帯端末は、前記記憶手段は、着脱自在なSIMカードを含み、
前記制御手段は、リモートロック信号を受信した場合、SIMカードのPIN状態をPIN要求状態に変更し、救済ユーザデータを指定された送信先に送信した後、SIMカードのPIN状態を完全ロック状態にすることを特徴とするものである。
加えて、本発明に係る携帯端末は、前記制御手段は、携帯端末の電源をOFFにした後にSIMカードを抜いて携帯端末の電源ONにしたときに、携帯端末を起動することができなくなるように起動シーケンスを書き換えることを特徴とするものである。
本発明は、携帯端末システムに新たな設備を追加することなく、保護すべきデータを既存のメール通信機能を利用して指定されたアドレスへ送信することにより、携帯端末の機能のみでデータの回収を実現するとともに、携帯端末の保護すべきデータを消去するのみならず携帯端末を再起動できなくするように動作ロックを行う。これにより、携帯端末への機能追加のみで、携帯端末を紛失した場合でもユーザデータを救済し、紛失した携帯端末のユーザデータの不正使用を防止することができるという効果を有する。
以下、本発明に係る携帯電話機について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る通信ネットワークの実施形態の一例を示すブロック図である。携帯電話システム01は、携帯電話機10と、携帯電話基地局11と、サービスセンター12と、電子メール受信用端末13と、ネットワーク網14とから構成されている。ネットワーク網14には、図示しない交換機システムを介して、携帯電話基地局11と、サービスセンター12と、電子メール受信用端末13とが通常、有線で接続されている。携帯電話機10と、携帯電話基地局11とは無線で音声やデータ通信をすることが可能である。電子メール受信用端末13は、パーソナルコンピュータであり、パーソナルコンピュータの他に、PDAや携帯電話機もこれらの端末の一種となる。なお、10は、携帯電話機に限られず、例えば、PDA等の携帯端末であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態となる携帯電話機の概略的なブロック図であり、図3は本発明の実施の形態となるSIMカードを示すブロック図である。
携帯電話機10は、アンテナ15と、通信制御部16と、表示部17と、操作部18と、音声信号処理部19と、マイクロフォン20と、音量制御部21と、スピーカ22、バイブレータ23と、ライト24と、メモリ25と、各部を制御する制御部28と、カード装着部29と、SIM(Subscriber Information Module)カード30とを含む。携帯電話機10は、無線により携帯電話基地局11と通信が可能であり、さらに携帯電話基地局11は電話回線を含むネットワーク網14を介して電子メール受信用端末13及びサービスセンター12とも接続している。
アンテナ15によって受信された信号は、通信制御部16を介して制御部28に入力される。この信号には、通話信号、パケットデータに加え、リモートロック信号も含まれる。パケットデータには、テキストデータ、グラフィックスデータ、プログラムデータなどが含まれる。リモートロック信号は、ユーザが携帯電話機のサービスセンター12に携帯電話機10を紛失した旨の連絡・通知をした場合、該サービスセンター12より、予めユーザにより選択されたユーザデータを指定されたアドレスに送信し、携帯電話機10のメモリ25から選択された救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を削除し、携帯電話機10を再起動できなくするように遠隔操作で携帯電話機の動作をロックするものである。
なお、リモートロック信号は、サービスセンター12と携帯電話機10とで予め設定されている信号である。このため、モートロック信号がアンテナ15より制御部28に入力されるとき、制御部28は、予め設定されているリモートロック信号と、該リモートロック信号と異なる信号と、を識別する。
制御部28は、表示する信号を表示部17に出力する。この表示部17は、入力される信号に基づいて文字・映像を表示するものである。表示部17としては、例えば、液晶パネルがある。
制御部28は、通信制御部16から入力される音声信号に基づいて、予め定められた処理を実行して音量制御部21に音声信号を出力する。音量制御部21は、入力される信号を予め定められた設定、あるいは操作部18を介して入力される設定に基づいて変換し、スピーカ22に出力する。ここで、操作部18は、テンキー等の入力キーを備え、ユーザからの指示を入力するためのものである。
携帯電話機10のユーザがマイクロフォン20に対して発した音声は、音声信号処理部19に入力される。音声信号処理部19は、予め定められた信号処理を実行して制御部28に出力する。この処理には、例えば音声信号の出力レベルの調整が含まれる。制御部28は、予め定められた変換処理を実行して通信制御部16に音声信号を出力する。通信制御部16は、制御部28からの信号に基づいて送信処理を実行する。この送信処理によって生成される信号は、アンテナ15を介して送信される。
制御部28は、通信制御部16から着信信号を受信すると、予め定められた設定に基づいて、バイブレータ23を振動させるための信号を出力する。バイブレータ23は、その信号に基づき振動し、携帯電話機10のユーザは、電話の着信等を知ることができる。
ライト24は、制御部28から出力される信号に基づいて、予め設定された色の光を発する。ライト24は、制御部28から点滅の指令が出力された場合には、予め設定された間隔ごとに、点滅する。
メモリ25は、RAM26やROM27等から構成され、入力部の操作により入力又は電子メールにより受信等した、ユーザの個人的情報であるユーザデータを記憶する。また、メモリ25は、ユーザにより、ユーザの個人的情報であるユーザデータより選択された救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を記憶する。
なお、リモートロック信号のみならず、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報が外部よりアンテナ15によって受信されてもよい。かかる場合、リモートロック信号、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報は、通信制御部16を介し制御部28に入力される。そして、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報は、制御部28よりメモリ25に取り込まれて記憶される。
RAM26は、上記の各設定を記憶するための各種設定記憶領域、ライト24の発光条件その他の各種のデータを記憶するための各種データ記憶領域を含む。これらの領域に格納されるデータは、操作部18を介して入力される設定に基づいてユーザが任意に変更することができる。
ROM27は、予め作成された携帯電話機10の基本的な動作条件を制御するプログラム、あるいは初期データ等を記憶する。なお、ROM27に記憶されるデータは、RAM26に予め記憶されていてもよい。また、ROM27は、EPROM(Erasable and Programmable ROM)その他のデータの消去あるいは書き込みが可能なROMであってもよい。この場合、携帯電話機10の動作の制御に必要なデータあるいはソフトウェアを逐次更新することが可能になる。
このようにして、携帯電話機10における処理は、各ハードウェア、および制御部28あるいは通信制御部16により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリ25のRAM26あるいはROM27に予め記憶されている。
なお、制御部28は、メモリ25に記憶された救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、救済ユーザデータを、通信制御部16を介してアンテナ15から指定された送信先に送信するとともに、メモリ25から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去して携帯電話機10を再起動できなくするように動作ロック処理を行う。
SIMカード30は、携帯電話機側のカード装着部29に接続するインターフェース部31と、演算処理等のために一旦データを保持するためのRAM32と、OS(Operating System)を記憶するROM33と、加入者識別データや相手先電話番号等の通信情報を記憶するフラッシュメモリ34と、CPU35とを含む。
SIMカード30は、通話契約情報や個人情報を着脱自在の外部記憶装置に記憶するものである。SIMカード30には、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれる固有の番号が付与されており、これと電話番号を結びつけることにより通信を可能とする。SIMカード30を抜き差しすることで、電話番号を他の携帯電話機に移したり、1つの携帯電話機で複数の電話番号を切替えて使用することができる。
SIMカード30のフラッシュメモリ34には、加入者契約情報を中心にデータが格納されている。ここで、加入者契約情報には、複数の電話番号、IMSI、識別暗証番号(PIN番号)、通話相手先電話番号等の情報が含まれている。また、各登録電話番号ごとに、相手先の電話番号を記憶でき、その相手先の電話番号にかけると、その登録電話番号の契約先に課金ができるようになっている。例えば、勤務会社が設定した登録電話番号に対応づけた相手先電話番号にかけると、会社に課金され、ユーザ個人用電話番号に対応づけた相手先電話番号にかけると、ユーザに課金される。さらに、相手先電話番号がSIMカード30に記憶されていない場合は、会社あるいはユーザのいずれに課金するかは、設定できるようになっているが、通常、SIMカード30に記憶されていない相手番号の場合はユーザ側に課金される。
以上が、通信ネットワークと携帯電話機の基本構成であるが、次に携帯電話機の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態は、ユーザが保護すべき情報を既存のメール通信機能を利用して指定のアドレスに送信し、携帯電話機の機能のみでデータの回収を実現するとともに、保護すべきデータを消去するのみならず携帯電話機の再起動をさせなくするように動作ロックする制御処理である。
図4は、本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの設定を説明した図である。ユーザは、メモリ25に蓄積されているユーザデータ41から救済ユーザデータ42を選択する。選択できる救済ユーザデータ42の容量は決められている。決められた容量を超える救済ユーザデータ42を指定することはできない。この救済ユーザデータの制限に関しては、携帯電話機10、携帯電話基地局11、及びネットワーク網14に依存するものであり、適宜設定される。
なお、救済ユーザデータ、ユーザの個人的情報であるユーザデータのうち救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報、及びユーザにより選択される救済ユーザデータを送信する先の送信先情報は、メモリ25に蓄積される。
図5は、本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの設定の流れをフローチャートで表したものである。ユーザがメモリ25に蓄積されているユーザデータより救済ユーザデータを選択する(S11)。制御部28は、選択された救済ユーザデータが携帯電話機10、携帯電話基地局11、及びネットワーク網14に依存して決められるデータ容量の上限を超えているか判断する(S12)。選択された救済ユーザデータが上記のデータ容量を超えていない場合には、制御部28により救済ユーザデータが設定される(S13)。また、選択された救済ユーザデータが上記のデータ容量を超えている場合には、ユーザが再度、携帯電話機10のユーザデータより救済ユーザデータを選択する。
図6は、本発明の実施形態に係る携帯電話機のメモリ25に蓄積されているユーザデータと優先順位付救済ユーザデータとの関係を説明する図である。ユーザは、メモリ25に蓄積されているユーザデータから優先順位を定め、救済ユーザデータを選択する。優先順位の高い順から救済ユーザデータ52、救済ユーザデータ53、救済ユーザデータ54を表し、選択できる救済ユーザデータの容量は決められている。容量を超える救済ユーザデータ52〜54を指定することはできない。この救済ユーザデータの制限に関しては、携帯電話機10、携帯電話基地局11、及びネットワーク網14に依存するものであり、適宜設定される。
なお、救済ユーザデータ、ユーザの個人的情報であるユーザデータのうち優先順位を定め救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報、及びユーザにより選択された救済ユーザデータを送信する先の送信先情報は、メモリ25に蓄積される。
図7は、本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータを優先順位に基づき、複数設定する流れをフローチャートで表した図である。ユーザがメモリ25に蓄積されているユーザデータより救済ユーザデータを選択する(S21)。制御部28は、選択された救済ユーザデータが携帯電話機10、携帯電話基地局11、及びネットワーク網14に依存して決められるデータ容量の上限を超えているか判断する(S22)。前記データ容量の上限を超えている場合には、ユーザが再び、メモリ25に蓄積されているユーザデータより救済ユーザデータを選択する(S21)。選択された救済ユーザデータが上記のデータ容量を超えていない場合には、制御部28は、次の優先順位に選択する救済ユーザデータがあるかどうかを判断する(S23)。次の優先順位に選択する救済ユーザデータがある場合には、制御部28により、救済ユーザデータと優先順位が設定される(S24)。なお、次の優先順位に選択する救済ユーザデータがない場合には、ユーザが再び、メモリ25に蓄積されているユーザデータより救済ユーザデータを選択する(S21)。
図8は、本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの保護処理の一例をフローチャートにて説明した図である。
ユーザは、携帯電話機10を紛失・放置した場合には、携帯電話機のサービスセンター12に携帯電話機10を紛失した旨の連絡・通知をする(S31)。そして、連絡・通知を受けたサービスセンター12より、リモートロック信号を送信し、携帯電話基地局11を介して携帯電話機10へ届けられる。(S32)。リモートロック信号は、アンテナ15により受信されて、通信制御部16を介して制御部28に取り込まれる。そして、制御部28は、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータを、通信制御部16に取り込み、アンテナ15から指定された送信先に送信する(S33)。また、制御部28は、メモリ25から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去する(S34)。さらに、制御部28は、携帯電話機10を再起動できなくするように動作ロック処理を行う(S35)。
図9は、本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの保護処理の他例をフローチャートにて説明した図である。
ユーザは、携帯電話機10を紛失・放置した場合には、携帯電話機のサービスセンター12に携帯電話機10を紛失した旨の連絡・通知をする(S41)。そして、連絡・通知を受けたサービスセンター12より、リモートロック信号を送信し、携帯電話基地局11を介して携帯電話機10へ届けられる。(S42)。リモートロック信号は、アンテナ15により受信されて、通信制御部16を介して制御部28に取り込まれる。そして、制御部28は、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、メモリ25の高優先順位に設定された救済ユーザデータを、通信制御部16に取り込み、アンテナ15から指定された送信先に送信する(S43)。また、制御部28は、予めユーザにより設定された優先順位に基づき、メモリ25から救済ユーザデータを消去し、併せてメモリ25から救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去する(S44)。さらに、制御部28は、携帯電話機10を再起動できなくするように動作ロック処理を行う(S45)。
<第2実施形態>
第2実施形態は、SIMカード30を接続することができる携帯電話機において、ユーザが保護すべき情報を既存のメール通信機能を利用して指定のアドレスに送信し、SIMカード30のPIN状態を完全ロック状態にして、メモリ26より保護すべきユーザデータを消去する制御処理である。
まず、本発明の実施形態に係る携帯電話機にSIMカード接続がある場合における通話処理について説明する。
図10は、SIMカード30を装着することが可能である携帯電話機の場合、本発明に係る通信ネットワークの実施形態の他例を示すブロック図である。携帯通信会社がSIMカード30を発行する際に、加入者契約情報をSIMカード30に記憶させるとともに、加入者識別情報をサーバ36に登録しておく。なお、SIMカード30を装着可能である携帯電話機の場合、加入者識別番号をサーバに登録するところ、通信ネットワーク網にサーバ36が設けられる。サーバ36はSIMカード導入のとき設置されるものであり、本発明を実施するため新たな設備として設けられるものではない。
図11は、携帯電話機が発信する場合の手順を示すフローチャートである。ユーザが携帯電話機10の操作部18から電話番号を入力して発信を行う(S51)。携帯電話機10は、その発信地域の携帯電話基地局11とリンクを確立する(S52)。携帯電話機10は、SIMカード30のIMSIを携帯電話基地局11に送る。携帯電話基地局11は、このIMSIをネットワーク網15を介してサーバ36に送る。サーバ36は、加入者識別情報のIMSIに基づいて、予め登録されたSIMカード30であるかを識別して、その有効性を判定する(S53)。さらには、ユーザがPIN番号を入力することにより、サーバ36が記憶しているPIN番号(個人識別番号)と一致しているかを確認して、使用していているユーザが登録した個人であるかを確認する(S54)。
SIMカード30とユーザが認証できると、通話可能となる。PIN番号が要求されているにも関わらす、ユーザが入力したPIN番号と、サーバ36が記憶しているPIN番号(個人識別番号)とが不一致であった場合には、SIMカード30のPIN状態が完全にロックされた状態、すなわち、PUKブロック状態になり、通話できずに処理は終了する。ここで、携帯電話機10の制御部28は、発信電話番号が、会社用電話番号に対応づけてSIMカード30に記憶した相手先電話番号か否かを確認する(S55)。そしてユーザは通話を行う(S56)。
図12は、携帯電話機が受信する場合の手順を示すフローチャートである。
携帯電話機10は、携帯電話基地局11からアンテナ15と通信制御部16を介して制御部28に信号を受信した場合(S61)、着信電話番号がSIMカード30に登録されている電話番号かを確認する(S62)。登録電話番号であれば、スピーカ23、バイブレータ24、ライト25を使ってユーザに着信の報知を行う(S63)。そしてユーザは通話を行う(S64)。登録電話番号でなければ、処理を終了する。
次に、本発明の実施形態に係る携帯電話機にSIM接続がある場合における救済ユーザデータの保護処理を説明する。図13は、本発明に係る携帯電話機がSIMカード30を装着できる場合における救済ユーザデータの保護の処理をフローチャートで表した図である。
ユーザは、携帯電話機10を紛失・放置した場合には、サービスセンター12に携帯電話機10を紛失した旨の連絡・通知をする(S71)。そして、連絡・通知を受けたサービスセンター12は、リモートロック信号を送信し、携帯電話基地局11を介して携帯電話機10へ届けられる(S72)。リモートロック信号は、アンテナ15により受信されて、通信制御部16を介して制御部28に取り込まれる。リモートロック信号を受信した携帯電話機10でSIM接続のある場合、制御部28は、SIMカード30をPIN要求状態に変更する(S73)。次に、制御部28は、既存のメール通信機能を利用して、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータを、通信制御部16に取り込み、アンテナ15から指定された送信先に送信する(S74)。なお、救済ユーザデータに優先順位が付けられている場合は、制御部28は、メモリ25に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、メモリ25の高優先順位に設定された救済ユーザデータを、通信制御部16に取り込み、アンテナ15から指定された送信先に送信し、救済ユーザデータがなくなるまで続ける(S74’)。そして、制御部28は、メモリ25から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去する(S75)。なお、救済ユーザデータに優先順位が付けられている場合は、制御部28は、予めユーザにより設定された優先順位に基づき、メモリ25から救済ユーザデータを消去し、併せてメモリ25から救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去する(S75’)。その後、制御部28は、SIMカード30のPIN状態を完全ロック状態(PUKブロック状態)にしてサービスセンター12に対して依頼しない限り復旧できないようにする(S76)。その後、制御部28は、携帯電話機10を再起動できないように起動ロック処理を行う(S77)。
なお、制御部28は、携帯電話機10の電源をOFFにした後にSIMカード30を抜いて携帯電話機10の電源をONにしたときに、携帯電話機の起動シーケンスを書き換えて携帯電話機を使用できなくすることも可能である。
本発明の実施形態では、救済するデータを予め設定するが、このときデータ容量の上限値で救済するデータを制限する機能を有するため、新たなデータ通信の仕組みを追加し、新たな設備投資をすることなく、既存のメール通信機能を利用して保護すべきデータを指定アドレスへ送信することが可能になる。また、最終的に必要ならば携帯電話機10を再起動できないように起動ロック処理を行うことができる。さらに、SIMカード30に接続できる携帯電話機の場合は、リモートロック信号受信時点でSIMカードをPIN要求状態にし、データ救済後にはSIMカード30のPIN状態を完全ロック状態(PUKブロック状態)にすることで、SIMカード30の不正使用を防ぐことが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されないことは言うまでもない。特に、本発明の実施形態においては、主に、携帯電話機について説明したが、携帯電話機に限られず、例えば、PDA等の携帯端末であってもよい。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明に係る通信ネットワークの実施形態の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態となる携帯電話機の概略的なブロック図である。 本発明の実施の形態となるSIMカードを示すブロック図である。 本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの設定を説明した図である。 本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの設定の流れをフローチャートで表した図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機のユーザデータと優先順位付救済ユーザデータの関係を説明する図である。 本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータを優先順位に基づき、複数設定する流れをフローチャートで表した図である。 本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの保護処理の一例をフローチャートにて説明した図である。 本発明に係る携帯電話機の救済ユーザデータの保護処理の他例をフローチャートにて説明した図である。 本発明に係る通信ネットワークの実施形態の他例を示すブロック図である。 携帯電話機が発信する場合の手順を示すフローチャートである。 携帯電話機が受信する場合の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る携帯電話機がSIMカードを装着できる場合における救済ユーザデータの保護の処理をフローチャートで表した図である。
符号の説明
01 携帯電話システム
10 携帯電話機
11 携帯電話基地局
12 サービスセンター
13 電子メール受信用端末
14 ネットワーク網
15 アンテナ
16 通信制御部
17 表示部
18 操作部
19 音声信号処理部
20 マイクロフォン
21 音量制御部
22 スピーカ
23 バイブレータ
24 ライト
25 メモリ
26 RAM
27 ROM
28 制御部
29 カード装着部
30 SIMカード
31 インターフェース部
32 RAM
33 ROM
34 フラッシュメモリ
35 CPU
36 サーバ
41 ユーザデータ
42 救済ユーザデータ
51 ユーザデータ
52 救済ユーザデータ
53 救済ユーザデータ
54 救済ユーザデータ

Claims (5)

  1. ユーザの個人的情報であるユーザデータと、該ユーザデータのうち救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報と、該救済ユーザデータを送信する先の送信先情報とを記憶する記憶手段と、
    前記救済ユーザデータの送受信を行う送受信手段と、
    携帯電話機の動作をロックさせるリモートロック信号を前記送受信手段が受信した場合、前記記憶手段に記憶されている救済ユーザデータ選択情報と送信先情報に基づいて、前記送受信手段から救済ユーザデータを指定された送信先に送信するとともに、前記記憶手段から救済ユーザデータ、救済ユーザデータ選択情報及び送信先情報を消去して動作ロックを行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記送受信手段が携帯電話機の動作をロックさせるリモートロック信号と、ユーザデータのうち救済すべきユーザデータを選択した救済ユーザデータ選択情報と、該救済ユーザデータを送信する先の送信先情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御手段は、優先順位の高い救済ユーザデータから送信先に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記記憶手段は、着脱自在なSIMカードを含み、
    前記制御手段は、リモートロック信号を受信した場合、SIMカードのPIN状態をPIN要求状態に変更し、救済ユーザデータを指定された送信先に送信した後、SIMカードのPIN状態を完全ロック状態にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記制御手段は、携帯端末の電源をOFFにした後にSIMカードを抜いて携帯端末の電源ONにしたときに、携帯端末を起動することができなくなるように起動シーケンスを書き換えることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
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