JP2008108115A - データアクセス装置およびデータアクセスプログラム - Google Patents

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和彦 大林
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Abstract

【課題】複数の外部記録装置を接続したデータアクセス装置の電力消費量を減少させる。
【解決手段】監視装置100(データアクセス装置)は、時刻を計時するタイマー300と、タイマー300により計時された時刻に基づいて特定の期間中であるか否かを判定し、その特定の期間中は、カメラ400より入力された映像情報を、ひとつ以上の特定の外部記録装置201にのみに記録し、他の外部記録装置201に記録しないアクセス実行部301を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、複数台の外部記録装置にデータアクセスするデータアクセス装置及びデータアクセスプログラムに関する。
従来から、データ管理の技術として、データの利用頻度に合わせて、各データを適切な記録場所に移動・格納する技術が、広く研究・開発されている。
特許文献1では、上位装置に性能、容量、コスト等の異なる複数の外部記録装置が接続された比較的大規模なシステムにおいて、データをその使用頻度に合わせて最適な外部記録装置へ移動して格納する技術が公開されている。
特開平5−73213号公報
従来の複数台の外部記録装置を接続したデータアクセス装置では、接続されたすべての外部記録装置に対し電力を供給することから、外部記録装置を増設するに従い、電力消費量も増加し、データアクセス装置の稼動に多くの電力を要するという課題があった。また、外部記録装置に記憶されたデータを検索する際、全ての外部記録装置を対象として検索するため、検索に時間を要するという課題があった。
本発明に係るデータアクセス装置は、例えば、複数台の外部記録装置に接続され、複数台の外部記録装置にデータアクセスするデータアクセス装置において、時刻を計時するタイマーと、上記タイマーにより計時された時刻に基づいて特定の期間を判定し、その特定の期間は、ひとつ以上の特定の外部記録装置にのみデータアクセスし、他の外部記録装置にデータアクセスしないアクセス実行部を備えたことを特徴とする。
上記データアクセス装置は、さらに、複数の特定の期間それぞれに対応して、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを対応づけた対応情報を記憶した対応情報記憶部を備え、上記アクセス実行部は、対応情報記憶部に記憶された対応情報を参照して現時点のデータアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを判定することを特徴とする。
上記アクセス実行部は、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを特定の期間の経過毎に交替することを特徴とする。
上記アクセス実行部は、他の外部記録装置に対してデータアクセスが終了してから当該他の外部記録装置が電力の消費を減じるまでの期間より長い期間を上記特定の期間として当該他の外部記録装置にデータアクセスしないことを特徴とする。
本発明に係るデータアクセスプログラムは、例えば、タイマーを有し、複数台の外部記録装置を接続するコンピュータに、実行させるデータアクセスプログラムにおいて、タイマーにより計時された時刻に基づいて、特定の期間を判定する特定期間判定処理と、上記特定期間判定処理の結果に基づいて、上記特定の期間に対応したひとつ以上の特定の外部記録装置にのみデータアクセスし、他の外部記録装置にデータアクセスしないデータアクセス実行処理と
を実行させることを特徴とする。
上記データアクセスプログラムは、さらに、複数の特定の期間それぞれに対応して、データアクセスする外部記録装置と、データアクセスしない外部記録装置とを対応づけた対応情報を記憶する対応情報記憶処理と、対応情報記憶部に記録された対応情報を参照に現時点のデータアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを判定するデータアクセス実行処理とを実行させることを特徴とする。
上記データアクセスプログラムは、さらに、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを特定の期間の経過毎に交替させる交替処理
を実行させることを特徴とする。
本発明に係るデータアクセス装置、データアクセスプログラムは、例えば、タイマーを用いて時刻を計時して、アクセス実行部により特定の期間に含まれるか否かを判定し、データアクセスする外部記録装置を特定するため、それ以外の外部記録装置は通常よりも省電力で稼動させることが可能となる。したがって、従来のデータアクセス装置よりも電力消費量を削減することが可能となるという効果を奏する。
また、特定の期間に記録されるデータは、特定の外部記録装置に記録することとしている。そのため、日時をキーワードとして検索する際、検索対象とする外部記録装置を特定することが可能となる。接続されたすべての外部記録装置を検索する必要がなく、特定の外部記録装置のみを検索するため、検索時間を短縮するという効果を奏する。
また、ハードディスク等の外部記録装置は、データのアクセス頻度が多くなるほど故障の発生確率が高くなるが、特定の期間中は、外部記録装置にアクセスする頻度が減少するため、データアクセスによる外部記録装置の故障といった障害を減少させるという効果を奏する。特定の期間中にデータアクセスしない外部記録装置に、書込み保護等を行えば、使用者の誤作動によるデータの消去、上書きなどを防ぐという効果を奏する。
実施の形態1.
実施の形態1では、データアクセス装置の一例である監視装置100(データアクセス装置の一例)について図1〜図5を用いて説明する。
監視装置100は、カメラ等の装置を用いて映像をデータ・情報として記録し、記録したデータ・情報を一定期間、外部記録装置に保持することを目的とした装置である。この装置はデータ・情報を外部記録装置に随時あるいは/そして、連続的に常時書き込むことを前提としている。外部記録装置に記録したデータ・情報は、一定期間経過後を新たなデータ・情報を上書きすることにより消去するか、別の記録媒体に複製するものとする。
図1は、実施の形態1における監視装置100(データアクセス装置)の外観の一例を示す図である。
図1において、監視装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode
Ray Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、ファクシミリ機932、電話器931、監視映像を入力するカメラ400などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図2は、実施の形態1における監視装置100(データアクセス装置の一例)のハードウェア資源の一例を示す図である。
図2において、監視装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置ともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、カメラ400、タイマー300、磁気ディスク装置(記録装置200)、複数台の外部記録装置201a〜201cと接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置200(記録装置)、外部記録装置201a〜201cの代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記録装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置200、外部記録装置201の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記録装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、FDD904、カメラ400、タイマー300などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、ファクシミリ機932、電話器931、LAN942等に接続されている。通信ボード915は、LAN942に限らず、インターネット940、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット940或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイ941は不要となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923には、例えば、後述するアクセス実行部301、対応情報記憶部302等のプログラムが記憶されている。ファイル群924には、例えば、後述する特定の期間303、対応情報304が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順をコンピュータに実行させるものである。
次に、図3に基づき、監視装置100(データアクセス装置の一例)の機能について説明する。
図3は、この実施の形態における監視装置100の機能ブロックの一例を示すブロック構成図である。
監視装置100は、CPU911(処理装置の一例)、記録装置200、外部記録装置201a〜201c、タイマー300、アクセス実行部301、特定の期間303、カメラ400(入力機器の一例)、出力部500を有する。
タイマー300は、年月日と時刻(以下、「年月日と時刻」を単に「時刻」ともいう)を計時する装置・プログラムである。タイマー300はCPU911より指示があった場合、開始時刻を記録し、時刻の記録を開始してからの経過時間を計時するものでもよい。例えば、時刻を記録開始してから1分、1時間、1日等の時刻が経過しているか否かを判断するようにしてもよい。また、タイマー300は、監視装置100とは独立した電源を有し、監視装置100に電力が供給されず動作していない場合であっても、タイマー300は随時、年月日と時刻を計時可能な装置・プログラムとしてもよい。即ち、タイマー300は、監視装置100が監視を始めてから(映像の記録を開始してから)途中で、電源が落ちた場合であっても、タイマーは時刻の計時を継続しており、再度、監視装置100が監視を再開した場合であっても、現在の日時や監視を始めてからの経過時間を計測可能である。
記録装置200は、磁気ディスク、RAM914、ROM913等のメモリであり、後述する特定の期間303をデータ又はファイルとして記憶している。特定の期間303とは、一定の期間を示す情報であり、例えば、1分、1日、1ヶ月、1年といった期間が記録されたデータ又はファイルである。また、特定の期間の内容は、曜日、月、西暦等であっても構わない。
カメラ400(入力機器の一例)は、撮影した映像をデータ化(情報化)する装置であり、監視対象の画像を入力する。カメラ400は、気温・湿度等の観測装置、GPS(Global Positioning System)等の位置を計測する計測装置であっても構わない。カメラ400(入力機器)から入力された映像情報(又は画像情報、観測情報、計測情報)は、監視装置に接続された複数台の外部記録装置201に記録される。
外部記録装置201は、磁気ディスク等のメモリ、ハードディスク、CD・DVD等に記録する記録装置である。外部記録装置201には、前述のカメラ400(入力機器)より入力された映像情報(又は画像情報、観測情報、計測情報)が記録される。図では、外部記録装置201aから外部記録装置201cまでを示しているが、映像情報の記録に必要なデータ容量や記録する期間に対応して増設し、4つ以上の外部記録装置201を監視装置100に接続させても構わない。以下、複数台の接続された外部記録装置のうちの少なくとも1つ以上であることを示す場合は外部記録装置201と、機能・動作の例示において特定の外部記録装置を示す場合は、末尾にアルファベットをつける(例えば、外部記録装置201a)。
各外部記録装置201は、一定期間、データアクセスがない場合、自動的に当該外部記録装置自身の電力消費量を減少させる省電力機能(省電力モード)を有していても構わない。省電力モードとは、例えば、一定期間、データアクセスがない場合、ハードディスクのモータの回転を止めたりするなどといった、データアクセスに必要な通常の電力よりも少ない電力で稼動することをいう。また、データアクセスとは、カメラ400等の入力機器から入力されたデータ(映像情報、画像情報、観測情報等)を、CPU911等の処理装置を用いて記録装置200、外部記録装置201等に記録する、書き込む、若しくは、記録装置200等に記録されたデータを検索する際に、CPU911等の処理装置を用いてデータの内容を外部記録装置201から読みこむことを意味する。
出力部500は、例えば、例えばCRT等の表示装置である。出力部500はカメラ400等の入力機器で記録された情報を画面表示する。入力機器が観測機器である場合、出力部500は観測した観測情報を画面表示する。出力部500は監視装置100が処理を行った結果を表示しても構わない。監視装置100の稼動状況(記憶機器の残容量、メモリ消費量等)を表示しても構わない。また、出力部500は、プリンタ装置906・FAX904等の印刷装置であっても構わない。出力部500が印刷装置である場合、出力部500は、上記のCRTが画面表示する内容を紙等に印刷する。
アクセス実行部301は、カメラ400がCPU911等の処理装置を用いて、映像情報を記録する際、複数台の外部記録装置201のうち、どの外部記録装置に記録するかを判定するものである。さらに詳しくは、アクセス実行部301は、どの外部記録装置に記録するか判定する際、タイマー300により計時された時刻に基づいて、現時点が特定の期間303に含まれるか否かを判定し、判定結果に基づいた対応するひとつ以上の特定の外部記録装置にのみにデータアクセスする。すなわち、アクセス実行部301は、タイマー300により計時された時刻と特定の期間303と比較し、特定の外部記録装置201を定め、カメラ400より入力された映像情報を当該外部記録装置201に記録する。当該特定の外部記録装置以外の外部記録装置201にはデータアクセスを行わない。
アクセス実行部301の機能・動作の具体例を以下に示す。図3に示すように、3台の外部記録装置201a〜201cを備えた監視装置100において、カメラ400より入力された映像情報を1日経過毎に外部記録装置201を変更するものとする。
まず、アクセス実行部301は、タイマー300から現時点の時刻を取得する。
次に、特定の期間303(この場合1日)と現時点の日時より、映像情報の記録を開始してからの経過日数を算出する。
次に、経過日数より、複数ある外部記録装置201の中から、CPU911等の処理装置を用いて、特定の外部記録装置201を判定する。例えば、記録を開始してから1日目である場合は外部記録装置201aに記録すると判定する。他の外部記録装置201b、201cには記録しない(データアクセスを行わない)。
また、アクセス実行部301は、特定の期間303の経過毎(この場合は1日経過毎に)に、映像情報を記録する(データアクセスする)外部記録装置と、映像情報を記録しない(データアクセスしない)、少なくともひとつ以上の他の外部記録装置とを交替させるように機能しても構わない。例えば、タイマーからの時刻を取得したとき1日目から2日目になったと算出した場合、アクセス実行部301は、映像を記録していた外部記録装置201aへの記録を止め、次の外部記録装置201bへ映像の記録を開始するといった機能(交替機能)を有する。
アクセス実行部301がデータアクセスする外部記録装置201を判定する際のアルゴリズム(外部記録装置判定アルゴリズム)として、例えば、監視してからの経過期間を、監視装置100に接続された外部記録装置201の台数で除算したときの「余り」を利用してもよい。即ち、以下の式で求められる結果を利用する。
A=int((T−T)/S)mod N
A:外部記録装置の番号
T:タイマー300が計時している時刻
:監視映像等の記録を開始した時刻(記録装置200に記録しておくものとする)
S:特定の期間
N:外部記録装置の接続台数 int:除算結果から整数部を取得する演算子
mod:除算結果から余りを取得する演算子
具体的には以下のような処理となる。監視装置100には3台の外部記録装置201が接続されているものとし(接続台数N=3)、各外部記録装置201には順番に0から2の番号(A)をつける。特定の期間303(S)は「1日」とする。タイマー300は現時点の時刻(T)を計時している。アクセス実行部301は、監視装置100が映像の記録を開始した時刻(T)と、現時点の時刻(T)とを用いて経過時刻(T−T)を算出する。経過日数(T−T)が、10.3日である場合(すなわち、11日目の場合)、
A=int((T−T)/S)mod N
=int(10.3/1)mod 3
=1
という結果を利用し、1番の外部記録装置201に記録する。
上記の例では、特定の期間303を経過日数としたが、月毎に外部記録装置201を変更する場合は、タイマー300から取得した月データを利用しても構わない。
アクセス実行部301がタイマー300から取得した月データを利用して、データアクセスする外部記録装置201を判定する際、記憶部に記録されている対応表を用いる。この対応表には、特定の期間303による期間と、各期間に対応する外部記録装置201を区別するための識別子(ID,番号、名称等)が記録されている。例えば、対応表として1月は外部記録装置201a、2月は外部記録装置201b、3月は外部記録装置201c、4月は外部記録装置201a、...といった情報が記録されている。アクセス実行部301は、その表を参照してデータアクセスする外部記録装置201を判定する。
例えば、監視装置100(データアクセス装置)は映像情報を記録する場合において、以下のように動作する。
あらかじめ、監視装置100は、特定の期間303を設定し、記録装置200に記録しておく。例えば、1日毎に映像情報を記録する外部記録装置201を変更・交替する場合、監視装置100は、特定の期間303の一例として「午前0時から1日」をデータとして記録装置200に記録しておく。カメラ400から映像情報の入力が開始された場合、タイマー300は午前0時から又は映像情報が記録開始された時刻と、映像情報を入力している現時点の時刻とから、映像情報の記録時間を計時する。アクセス実行部301は、タイマー300が計時した時刻の結果と特定の期間303(1日)とを比較する。上述した外部記録装置判定アルゴリズム・対応表を利用して比較した結果より、アクセス実行部301は、どの外部記録装置に映像データを記録するかを判定し、判定した特定の外部記録装置に映像情報を記録する。例えば、タイマー300が計時した時刻が一日以内である場合、アクセス実行部301が1日目であると判定し、外部記録装置201aに記録する。アクセス実行部301は、判定した特定の外部記録装置201a以外の外部記録装置201b,201cには映像情報を記録しない。タイマー300が計時した時刻が1日を経過し2日目を計時したとき、アクセス実行部301は、2日目になったと判定し、外部記録装置201bに映像情報を記録する。外部記録装置201a、外部記録装置201cには映像情報を記録せず、データアクセスも行わない。
アクセス実行部301は、外部記録装置201a,201cに映像情報を記録する必要が無いため、アクセス実行部301は、利用しない外部記録装置201a,201cを省電力モードとする。この場合、既に外部記録装置201cは省電力モードであるので、省電力モードを維持することとなる。
アクセス実行部301が特定の期間303を基に、映像情報を記録していた外部記録装置201を、記録していなかった他の外部記録装置201に変更・交替する際、アクセス実行部301は、映像情報を記録していた外部記録装置201を直ちに、省電力モードに移行させても構わない。また、所定の期間後に、映像情報を記録していた外部記録装置201を省電力モードに移行させるようにしても構わない。この電力の消費を減じるまでの期間、すなわち省電力モードに移行するまでの待機期間を終了期間(待機期間ともいう)という。終了期間を設ける理由として、記録した映像情報の終了処理、例えば、映像情報を別のフォーマットへ変換・圧縮等を行う、DVD等の記録媒体にバックアップを行うといった処理を要する場合があることがあげられる。または、データアクセスが行われていないことを確認するために、所定の期間、通常の電力を要することがあげられる。この場合、データアクセスが終了してから省電力モードに移行する、電力の消費を減じるまでの期間(終了期間)は、特定の期間303、又は、再度データアクセスが終了してから当該外部記録装置201が利用開始されるまでの期間よりも短く設定する。
外部記録装置201自体が自動的に省電力モードに移行する機能を有する場合、電力の消費を減じるまでの期間(終了期間)は、所定の期間として設定されていることがある。その場合、特定の期間303は、外部記録装置201が電力の消費を減じるまでの期間(終了期間)より長い期間とする。例えば、映像を記録していた外部記録装置201aに、アクセス実行部301が映像を記録しないと判定してから、1時間後に自動的に省電力モードに移行し電力の消費を減じた場合、特定の期間303を、1時間以上としなければ、電力消費量を減じるという効果がないためである。この場合、外部記録装置が自動的に省電力モードに移行し電力の消費を減じる時間を特定の期間303よりも短い期間、例えば、5分と設定することが望ましい。
次に、本実施の形態における監視装置100(データアクセス装置の一例)が行う処理内容について説明する。図4はこの実施の形態における監視装置100が行う処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始する前に、監視装置100の記録装置200には特定の期間303の情報がファイル・表データとして記録されているものとする(S101:初期設定処理)。
監視装置100が映像情報を記録する場合、まず、S102において、タイマー300が時刻を計時する。計時した結果は、一時的にRAM913等の記録装置に保持される。このとき、監視装置100が映像情報を初めて記録する場合は、記録開始時刻として記録装置200に記録しても構わない(S102:時刻計時処理)。
次に、カメラ400が動作して映像情報を記録する場合、S103において、アクセス実行部301が、CPU911等の処理装置を用いて、S101にてタイマー300が計時した時刻に基づいて、特定の期間303で定められた期間内であるか否かを判定する(S103:特定期間判定処理)。例えば、特定の期間303を1日と設定した監視装置(データアクセス装置100)の場合は、映像の記録を開始した時刻からの経過時間により、1日目であるか2日目であるかといったことをアクセス実行部301が判定する。判定する際、例えば、上述の外部記録装置判定アルゴリズムを用いても構わない。
次に、映像記録処理S110(データアクセス実行処理)において、アクセス実行部301は、S103で行った判定結果により、CPU911等の処理装置を用いて、特定の期間303に対応した外部記録装置201を選択する(S111)。選択した特定の期間303に対応する外部記録装置201にのみデータアクセスを開始する(S112)。特定の期間に対応しない他の外部記録装置201にはデータアクセスしない(S113)。また、アクセス実行部301は、特定の期間303が経過したと判定した場合、映像を記録していた外部記録装置201へのデータアクセスを止め、新たな特定期間に対応した次の外部記録装置201に、映像情報の記録を開始する。つまり、特定の期間303が経過毎に、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを交替する処理を行う(S114:交替処理)。所定の期間(期間)が経過した時点で、再度、時刻計時処理(S102)に戻り、これら一連の処理(S103〜S110)を繰り返す。
例えば、特定の期間303を1日と設定し、外部記録装置201a、外部記録装置201b、外部記録装置201cを順番に記録することとし、一巡した場合、再度、外部記録装置201aから映像の記録を開始する監視装置100(データアクセス装置)の場合は以下のような処理となる。
まず、タイマー300が時刻を計時(S102)しているものとし、カメラ400が動作(S99)し、アクセス実行部301が、現在の時刻が映像情報の記録を開始してから1日以内であると判定(S103)した場合は、記録する外部記録装置201は、外部記録装置201aであると判断し(S111)、外部記録装置201aに映像情報を記録(S112)を開始または継続し、他の外部記録装置201b,201cには映像情報を記録せず、省電力モードの状態とする(S113)。所定の間隔(期間)が経過した時点で再度、S103〜S110までの処理を繰り返す。この繰り返す間隔は、特定の期間303以下であり、別途、繰り返し期間として定めても構わない。
タイマー300が1日経過したと計時した時点で、アクセス実行部301は、記録する外部記録装置を交替すると判定し、次に記録すると定めた外部記録装置201bに映像情報の記録を開始する。外部記録装置201aへの映像情報の記録(データアクセス)は終了する(S114)。外部記録装置201aは映像情報の記録終了後、直ちに、省電力モードへ移行しても構わない。しかしながら、記録した映像情報の終了処理、例えば、映像情報を別のフォーマットへ変換・圧縮等を行う、DVD等の記録媒体にバックアップを行うといった処理が必要な場合は、所定の期間、データアクセスのために通常の電力を要する場合がある。また、外部記録装置201a自体が省電力モードに移行する機能を有している場合には、データアクセスが無いことを確認するため、所定の期間、通常の電力を要する場合がある。一方、タイマー300が1日経過したと計時した時点では、アクセス実行部301は「外部記録装置201cはデータアクセスの対象となる外部記録装置である」と判定していないため、外部記録装置201cは省電力モードを維持している。
本実施の形態で説明した監視装置100(データアクセス装置)は、随時、カメラ400が入力した情報を外部記録装置201に記録(書き込み・WRITE)することを前提としているが、監視装置100の使用者・利用者より、記録した映像の表示・検索依頼等があった場合は、外部記録装置201に記録された映像を読取(READ)することがある。映像を読取る際、映像情報が記録されている外部記録装置201が省電力モードとなっている場合は、該外部記録装置201の省電力モードを解除し、通常の映像情報の読取(データアクセス)を行う。データアクセスが終了した時点で、再度、当該外部記録装置201は、終了期間後、省電力モードに移行する。
図5は、本実施の形態の監視装置100(データアクセス装置)に接続された外部記録装置201a〜201cが使用する電力消費量をグラフ化した図である。縦軸は各外部記録装置201が消費する電力消費量であり、横軸は記録開始をしてからの経過時間を示す。特定の期間の電力消費量は、通常の電力消費量であり、特定の期間を通常モードという。特定の期間以外の電力消費量は、通常の電力消費量より電力消費量が少なく、これを省電力モードという。監視装置100(データアクセス装置)は、設定した特定の期間(図5の場合は1日)の経過毎に、映像情報を記録する外部記録装置201を順番に交替する。特定の期間中の外部記録装置201に使用する電力消費量は、データアクセスを行う外部記録装置201の1台分の電力消費量と、それ以外の外部記録装置201が省電力モードで使用する電力消費量とを加えたものとなる。例えば、図5の1日目において、外部記録装置201が使用する全体の電力消費量は、外部記録装置201aの電力消費量と、外部記録装置201b、201cの省電力モードで必要な電力消費量とを加えた電力消費量となる。2日目は、外部記録装置201bの電力消費量に加え、外部記録装置201a、201cの省電力モードで必要な電力消費量と、外部記録装置201aのデータアクセス終了後の終了期間に必要な電力消費量となる。
なお、図5では、各外部記録装置が省電力モードとなっている際に、電力が消費されている場合が外部記録装置201aの3日目にある。これは、記録されている映像情報等を表示・検索するために一時的に、省電力モードから通常モードの状態に移行(データアクセス期間)し、データアクセスが終了した時点で再度、終了期間を経て省電力モードに移行したことを示している。
本実施の形態に係る監視装置100(データアクセス装置)は、カメラ400より入力される映像情報を外部記録装置201に記録する装置として説明したが、文書データ等を保存している記録装置のバックアップを行うバックアップ装置(データアクセス装置の1例)として利用しても構わない。バックアップ装置の場合、例えば、特定の期間303を「1日」とし、文書データを複製する外部記録装置201を1日毎に変更するようにする。このようなバックアップ装置の構成とすることにより、複数の日を遡ることが可能なバックアップ装置を構築することが可能となる。このようなバックアップ装置は、例えば、3日前に作成した状態に文書データを復元する場合に利用可能である。
本実施の形態に係る監視装置100(データアクセス装置)は、タイマー300が計時した時刻と、特定の期間303とを比較することにより、アクセス実行部301が、複数ある外部記録装置のうちの何れかの外部記録装置201に映像情報を記録(データアクセス)することを判定するため、外部記録装置として必要な電力消費量を減少させることが可能となる。また、監視装置に外部記録装置をさらに追加した場合でも、データアクセスする外部記録装置をアクセス実行部が特定し、特定の期間中は省電力モードで消費する電力量のみ増加するため、監視装置100(データアクセス装置)の電力消費量を大幅に増加させることはないという効果を奏する。
また、ハードディスク等の外部記録装置201は、データのアクセス頻度が多くなるほど故障の発生確率が高くなるが、特定の期間中は、特定の外部記録装置201のみにデータアクセスを行い、それ以外の外部記録装置201にアクセスする頻度は減少するため、データアクセスが原因となる外部記録装置201の故障といった障害を減少させるという効果を奏する。
また、特定の期間中はデータアクセスする外部記録装置201を特定し、特定した外部記録装置201以外のデータアクセスしない外部記録装置201に書込み保護等を行えば、誤動作によるデータの消去、上書きなどを防ぐという効果を奏する。
実施の形態2.
一般的に、コンピュータシステムでは外部記録装置を接続する際、利用する記憶容量の管理を容易にするため、物理的には一台の外部記録装置を複数の論理ドライブとして分割して接続する。すなわち、物理的に外部記録装置は1台の装置であるが、OSやプログラム側で複数の記録装置が接続されているようパーティションを作成し、論理ドライブとしてCドライブ、Dドライブというように分けて接続する。又は、一台の外部記録装置では記憶容量が不足するため、物理的には複数台の外部記録装置を接続しているが、論理ドライブとして1台の記録装置として接続しているように設定する場合もある。
また、実施の形態1で説明した監視装置100のように特定の期間(例えば1日毎)に外部記録装置201を順番に交替するだけではなく、監視対象によっては、月別や、曜日毎に異なる記憶容量を必要があるため、より複雑な外部記録装置のデータアクセス管理が必要となる場合がある。
本実施の形態で示す監視装置110は、実施の形態1の監視装置100と同様、カメラ400で撮影した映像情報を複数の外部記録装置201に記録する装置であるが、例えば、更に複雑な外部記録装置201へのデータアクセスを管理可能とすることを目的とした装置である。
本実施の形態における監視装置110(データアクセス装置の一例)を、図6〜図8を用いて説明する。
本実施の形態における監視装置110の外観とハードウェア資源は、実施の形態1の監視装置100と同様であるため、説明は省略する。
監視装置110の機能について図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態における監視装置110の機能を示すブロック構成図である。
監視装置110は、CPU911(処理装置の一例)、記録装置200、外部記録装置201a〜210c、タイマー300、アクセス実行部301、対応情報記憶部302、特定の期間303、対応情報304、カメラ400(入力機器の一例)、出力部500を有する。
監視装置110(データアクセス装置)が有するCPU911、記録装置200、外部記録装置201a〜200c、タイマー300、カメラ400(入力機器の一例)、出力部500は、実施の形態1と同様の機能を有するものであり、同じ番号を付しているので、ここでは説明を省略する。
特定の期間303は、実施の形態1と同様、所定の期間を定めた情報であるが、本実施の形態では、特に月、曜日、年といった期間である場合を想定している。
対応情報304は、特定の期間303と、外部記録装置201と、外部記録装置を論理的に分割した場合の各論理ドライブとの対応関係を示したデータ・ファイルであり、記録装置200に記録されている。例えば、特定の期間303を月別とする場合、1月に対応する外部記録装置201aであるが、OSやプログラムから認識されている論理ドライブは、Dドライブであること記録している(図7を参照)。
対応情報記憶部302は、前述した対応情報304を記録装置200に記憶し、対応情報304を管理する。例えば、特定の期間303と外部記録装置201との対応関係に変更があった場合、対応情報304の内容を書き換え記録装置200に記憶するという機能を有する。また、CPU911等の処理装置や、アクセス実行部301から対応情報304の参照依頼があった場合、それに応じて対応情報304をアクセス実行部301に提供する。
アクセス実行部301は、実施の形態1と同様に、監視装置110のカメラ400が記録した映像情報をどの外部記録装置201に記録するかを判定するものである。アクセス実行部301は、タイマー300により計時された時刻に基づいて特定の期間303を判定し、対応情報記憶部302が記憶した対応情報304を参照して、現時点においてデータアクセスする外部記録装置201と、データアクセスしない外部記録装置201とを判定する。すなわち、アクセス実行部301が、判定したひとつ以上の特定の外部記録装置にのみに、カメラ400より入力された映像情報を記録する。判定した特定の外部記録装置201以外のその他の外部記録装置201には映像情報を記録(データアクセス)しない。アクセス実行部301が参照する対応情報304には、特定の期間303とそれに対応する外部記録装置若しくは論理ドライブが記録されているため、より複雑な条件で、記録すべき外部記録装置を判定することが可能である。例えば、図7に示す対応情報の一例において、特定の期間303が1月である場合、映像を記録する外部記録装置201は外部記録装置201a、論理ドライブはDドライブとなる。また、特定の期間303が2月である場合、映像を記録する外部記録装置201は、外部記録装置201aと1月の場合と同じであるが、論理ドライブはEドライブとなる。実施の形態1で示した監視装置100に記録された特定の期間303と異なり、本実施の形態における監視装置110は対応情報304を備えることで、より複雑な期間・設定で、データアクセスを行う外部記録装置を判定することが可能となる。
次に、本実施の形態における監視装置110(データアクセス装置の一例)が行う処理内容について説明する。
図8は、この実施の形態における監視装置100が行う処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始する前に、対応情報記憶部が対照情報監視装置110の記録装置200に対応情報をファイルとして記録しているものとする(S201:対応情報記憶処理)。
処理開始後、時刻計時処理S202と特定期間判定処理S203の処理を行うが、実施の形態1で示した時刻計時処理S102と特定期間判定処理S103と同様の処理内容であるため、ここでは説明を省略する。
S204では、アクセス実行部301が、S202でタイマー300により計時された時刻に基づいて判定した特定の期間303と、対応情報記憶部302が記憶した対応情報304とを、比較・参照して、特定の期間303に対応する外部記録装置の論理ドライブの名称を取得する(S204:対応情報判定処理)。
次に、S210において、アクセス実行部301は、S204で行った判定結果により、CPU911等の処理装置を用いて、対応する外部記録装置の論理ドライブ名を判定する(S211)。特定の期間303に対応した外部記録装置201又は論理ドライブにのみデータアクセスする(S212)。特定の期間に対応しない外部記録装置201、論理ドライブにはデータアクセスしない(S213)。(S210(S211〜S213):映像記録処理、データアクセス実行処理)。この場合、S204で特定の期間に対応する外部記録装置の論理ドライブ名が変更され、記録していた外部記録装置の論理ドライブが次の論理ドライブとなる。特定の期間が経過した時点においては、映像情報を記録していた論理ドライブへのデータアクセスを止め、次の論理ドライブに映像情報の記録(データアクセス)を開始する(S214:交替処理)。
以上、特定の期間303と外部記録装置の論理ドライブとを対応付けた対応情報を記憶した対応情報記憶部を備え、対応情報を参照して、映像情報を記録する外部記録装置若しくは論理ドライブを判定するデータアクセス部を備える監視装置110(データアクセス装置の一例)について説明を行った。本実施の形態で示した監視装置110は、特定の期間303と外部記録装置の論理ドライブとを対応付けた対応情報を利用するため、アクセス実行部は、実施の形態1と比較してより複雑な設定で、データアクセスする外部記録装置を判定することが可能である。
また、特定の期間と対応情報とを用いて、データアクセスする外部記録装置を判定し、当該外部記録装置のみにデータアクセスし、それ以外の外部記録装置にはデータアクセスしないことから、外部記録装置全体の電力消費量を減少させるという効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1又は2で説明した監視装置100,110(データアクセス装置の一例)に記録された映像情報を、日時をキーとして検索する場合について説明する。
実施の形態1で示した監視装置100の場合、カメラ400より撮影・入力された映像情報は、特定の期間303に対応した外部記録装置201に記録されている。
したがって、映像情報を日時によって検索する場合、最初に、アクセス実行部が特定の期間303を参照し、映像情報が記録されている外部記録装置201を判定すれば、監視装置100に接続された全ての外部記録装置201にデータアクセスをすることなく、短時間で映像情報を検出することが可能となる。
特定の期間303に記録された映像を検索する場合、アクセス実行部301は以下のように動作する。
検索項目として日時が入力されたとする。アクセス実行部301は、検索項目として入力された日時と特定の期間303とを比較し、どの外部記録装置に映像データが記録されているかを判定する。アクセス実行部301は判定した外部記録装置にのみデータアクセスを行い、記録された映像データを検索する。特定されていない外部記録装置にはデータアクセスしない。
また、監視装置110の場合も同様に、映像情報が記録されている外部記録装置201の論理ドライブを、対応情報304を基に、アクセス実行部301が判定しておけば、監視装置110に接続された全ての外部記録装置201や論理ドライブにデータアクセスをすることなく、短時間で映像情報を検出することが可能となる。
本実施の形態における、複数台の外部記録装置に接続され複数台の外部記録装置にデータアクセスする監視装置100(データアクセス装置)は、入力装置と、入力装置が入力した日時・期間を検索用のキーワードとして用い、該日時・期間と特定の期間とを比較し、特定の期間に該当するひとつ以上の外部記録装置にのみデータアクセスして検索し、他の外部記録装置にデータアクセスしないデータアクセス実行部とを備えたことを特徴とする。
本実施の形態では、日時をキーワードに映像情報を検索する場合、アクセス実行部301が、特定の期間303又は対応情報304に基づき、検索対象となる外部記録装置201を判定する検索方法について説明した。外部記録装置201にデータアクセスする前に、アクセス実行部301が外部記録装置を特定するため、接続された全ての外部記録装置を検索する場合と比較して短時間で映像情報を検出することが可能となる。また、アクセス実行部301によって特定された外部記録装置201のみを省電力モードから解除すればよいため、検索に必要な消費電力も減少させることが可能となる効果を奏する。
実施の形態1における監視装置100(データアクセス装置の一例)又は実施の形態2における監視装置110の外観の一例を示す図である。 実施の形態1における監視装置100又は実施の形態2における監視装置110ハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1における監視装置100の機能の一例を示すブロック構成図である。 実施の形態1における監視装置100が行う処理の一例を示すフローチャート図である。 実施の形態1における監視装置100に接続された各外部記録装置201が使用する電力消費量の一例をグラフ化した図である。 実施の形態2における監視装置110の機能の一例を示すブロック構成図である。 実施の形態2における対応情報の一例を示す図である。 実施の形態2における監視装置110が行う処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
100,110 監視装置、200 記録装置、201,201a,201b,201c 外部記録装置、300 タイマー、301 アクセス実行部、302 対応情報記憶部、303 特定の期間、304 対応情報、400 カメラ、500 出力部、901
表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 FAX機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (7)

  1. 複数台の外部記録装置に接続され、複数台の外部記録装置にデータアクセスするデータアクセス装置において、
    時刻を計時するタイマーと、
    上記タイマーにより計時された時刻に基づいて特定の期間を判定し、その特定の期間は、ひとつ以上の特定の外部記録装置にのみデータアクセスし、他の外部記録装置にデータアクセスしないアクセス実行部を備えたことを特徴とするデータアクセス装置。
  2. 上記データアクセス装置は、さらに、
    複数の特定の期間それぞれに対応して、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを対応づけた対応情報を記憶した対応情報記憶部を備え、
    上記アクセス実行部は、
    対応情報記憶部に記憶された対応情報を参照して現時点のデータアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを判定することを特徴とする請求項1記載のデータアクセス装置。
  3. 上記アクセス実行部は、データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを特定の期間の経過毎に交替することを特徴とする請求項1又は2記載のデータアクセス装置。
  4. 上記アクセス実行部は、他の外部記録装置に対してデータアクセスが終了してから当該他の外部記録装置が電力の消費を減じるまでの期間より長い期間を上記特定の期間として当該他の外部記録装置にデータアクセスしないことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のデータアクセス装置。
  5. タイマーを有し、複数台の外部記録装置を接続するコンピュータに、実行させるデータアクセスプログラムにおいて、
    タイマーにより計時された時刻に基づいて、特定の期間を判定する特定期間判定処理と、
    上記特定期間判定処理の結果に基づいて、上記特定の期間に対応したひとつ以上の特定の外部記録装置にのみデータアクセスし、他の外部記録装置にデータアクセスしないデータアクセス実行処理と
    を実行させることを特徴とするデータアクセスプログラム。
  6. 上記データアクセスプログラムは、さらに、
    複数の特定の期間それぞれに対応して、データアクセスする外部記録装置と、データアクセスしない外部記録装置とを対応づけた対応情報を記憶する対応情報記憶処理と、
    対応情報記憶部に記録された対応情報を参照に現時点のデータアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを判定するデータアクセス実行処理と
    を実行させることを特徴とする請求項5記載のデータアクセスプログラム。
  7. 上記データアクセスプログラムは、さらに、
    データアクセスする外部記録装置とデータアクセスしない外部記録装置とを特定の期間の経過毎に交替させる交替処理
    を実行させることを特徴とする請求項5又は6記載のデータアクセスプログラム。
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