JP2008107395A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008107395A
JP2008107395A JP2006287508A JP2006287508A JP2008107395A JP 2008107395 A JP2008107395 A JP 2008107395A JP 2006287508 A JP2006287508 A JP 2006287508A JP 2006287508 A JP2006287508 A JP 2006287508A JP 2008107395 A JP2008107395 A JP 2008107395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
latch
signal
display device
image display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006287508A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nojiri
勲 野尻
Hiroyuki Murai
博之 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006287508A priority Critical patent/JP2008107395A/ja
Publication of JP2008107395A publication Critical patent/JP2008107395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 駆動回路を基板上に形成した画像表示装置において、外部制御回路と表示装置間で新たな配線が不要で、消費電力の増加も少なく、設置面積の増加が極小な駆動回路を備える画像表示装置を提供する。
【解決手段】 マトリックス型画像表示装置100において、信号線駆動回路3は、階調データをラッチする第1ラッチ回路部12と、複数の階調データおきに所定のタイミングで生成される第1ラッチパルスを出力する水平シフトレジスタ部10と、前記第1ラッチパルス(NET_1〜120)を一方の入力とし、ラッチ制御信号(L1〜L4)を他方の入力として第1ラッチ回路12における階調データのラッチを制御する第2ラッチパルス(LAT1_1〜240)を出力するNAND回路部16とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置に係る発明であって、特に、絶縁基板上に形成された薄膜トランジスタを用いた駆動回路を有するアクティブマトリクス型表示装置において好適に利用できるものである。
近年、絶縁基板上、特にガラス基板上に形成された薄膜トランジスタ(以後TFT:Thin Film Transistorと称す)を用いたアクティブマトリクス型半導体表示装置の普及が進んでいる。この半導体表示装置、特に液晶表示装置は、マトリクス状に配置された数十万から数百万の画素を駆動するTFTを有し、各画素の電荷を制御することによって映像の表示を行っている。
特に多結晶シリコンTFT技術を用いて、画素を駆動する画素TFTの他に、画素部の周辺部においてもTFTを同時に形成して駆動回路をガラス基板上に搭載する技術が普及してきている。さらにガラス基板などの絶縁基板上に搭載する駆動回路にはデジタル映像信号に対応したものが実現されている。
前記デジタル映像信号に対応した駆動回路、特にソース線駆動回路には、シフトレジスタ回路、データラッチ回路、デジタル・アナログ変換回路およびバッファ回路などが搭載されており、入力したデジタル映像信号をデータラッチ回路に一旦取り込んでアナログ信号に変換しソース線を駆動している。
ところで、前記駆動回路に多結晶シリコンTFTを採用した場合、該TFTは単結晶シリコントランジスタに比べトランジスタ特性が非常に悪いため、多結晶シリコンTFTにより構成された回路は、入力信号に対する出力信号の遅延時間が非常に大きい。このため、多結晶シリコンTFTによりシフトレジスタ回路を構成した場合、特に数MHz以上の高速駆動を行う場合に、シフトレジスタから出力される信号の遅延時間が非常に大きいことによりデータラッチが正常に行われない場合がある。例えば特許文献1の図2に記載のように、動作に必要な十分なラッチタイミングマージン(セットアップ時間とも言う)が確保できず、このため入力信号の電圧レベルが所定の期間ではなく一周期後にラッチ回路に取り込まれ、出力信号が一周期分遅延して出力されてしまうことが発生する。また、トランジスタ特性のばらつきも大きいため、トランジスタ特性が最も悪く遅延が一番大きいタイミングに合わせて外部から入力されるデータのタイミング調整を行ったとしても、今度は、トランジスタ特性が良い場合に、ラッチタイミングがより早すぎて正常にラッチできなくなってなってしまう。
前記駆動回路内で生じるクロックやデータの遅延やTFTのばらつきによって生じる前記遅延量の変化に対して、デジタル映像信号を適切なタイミングでラッチする回路構成例が周知である。(例えば特許文献1、図1、図20〜22参照)
特開2002−132233号公報
しかしながら、前記構成例(例えば特許文献1)においては、外部制御回路からの制御信号(MPX1、MPX2、PreCharge)が必要であり、さらに外部制御回路と表示装置間での配線も必要となり、外部制御回路内の論理回路増大、消費電力の増加、設置面積増加などの問題があった。さらに、このような回路をガラス基板上に搭載した場合、トランジスタ特性が単結晶シリコントランジスタに比べ非常に悪いため、正常なラッチタイミングが生成されないことが発生する。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、外部制御回路と表示装置間で新たな配線が不要で、消費電力の増加も少なく、設置面積の増加が極小な駆動回路を備える画像表示装置を提供するものである。
本発明に係る画像表示装置は、複数の走査線及び複数の信号線が列設され、前記走査線と前記信号線とが交差する近傍のそれぞれに画素トランジスタが形成された表示部と、前記走査線を駆動する走査線駆動回路と、前記信号線を駆動する信号線駆動回路と、前記信号線駆動回路及び前記走査線駆動回路のタイミングを制御するタイミングコントローラとを備える画像表示装置であって、前記信号線駆動回路は、階調データをラッチする第1ラッチ回路と、複数の前記階調データおきに所定のタイミングで生成される第1ラッチパルスを出力する水平シフトレジスタ部と、前記第1ラッチパルスを一方の入力とし、ラッチ制御信号を他方の入力として前記第1ラッチ回路における前記階調データのラッチを制御する第2ラッチパルスを出力するラッチタイミング調整回路とを具備する。
本発明に記載の画像表示装置は信号線駆動回路にて、複数の前記階調データおきに所定のタイミングで生成される第1ラッチパルスを出力する水平シフトレジスタ部と、前記第1ラッチパルスを一方の入力とし、ラッチ制御信号を他方の入力として前記第1ラッチ回路における前記階調データのラッチを制御する第2ラッチパルスを出力するラッチタイミング調整回路を備えるので、外部制御回路と表示装置間で特別な配線が不要で、クロックやデータの遅延やTFTのばらつきによって生じる遅延量が変化してもデジタル映像信号の誤ラッチの生じない画像表示装置を提供する。
また、本機能実現のために新たに外部制御回路から入力する信号の追加も不要で、内蔵する回路規模も小さく、コストアップを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明が重複して冗長になるのを避けるため、各図における同一または相当する機能を有する要素には同一の符号を付してある。
実施の形態1.
図1に、本実施の形態に係る駆動回路を内蔵した画像表示装置であるTFTマトリクス液晶表示装置(以下、液晶表示装置と称す)100のブロック図を示す。図1に示した液晶表示装置100は横240×縦320画素マトリクス型の表示解像度を有し、320行×720列状にサブ画素が配置された液晶表示部1、各サブ画素を駆動する320本のゲート線(走査線)を駆動するゲート線(走査線)駆動回路2、表示データを印加する720本のソース線(信号線)を駆動するソース(信号線)線駆動回路3およびタイミングコントローラ4が示されている。
次に、液晶表示部1内の詳細構成を説明するため、代表してその一部切り出しであるGL100〜GL102とSL201〜SL203マトリックスの回路図を図2に示す。図2に示すマトリックスでは、個々のサブ画素を駆動するTFT5のドレイン電極(画素電極)に接続された液晶セル6と、TFT5のドレイン電極に接続された蓄積容量7とから構成されている。
さらに、TFT5のゲート電極がゲート線GL100に接続され、TFT5のソース電極がソース線SL203に接続されている。また、液晶セル6の対向電極および蓄積容量7の他方の電極にはコモン電位VCOMが与えられている。なお、図2に示した各サブ画素は、図示しないカラーフィルタのRGBストライプと対応している(例えば、SL201はR(赤)に対応、SL202はG(緑)に対応、SL203はB(青)に対応)。RGBのそれぞれに対応した3つのサブ画素が1画素分の色表示を行っている。そのため、本実施の形態に係る液晶表示部1が横240×縦320画素のマトリクス型表示解像度を有する場合、各画素はそれぞれRGBの3つのサブ画素から構成されているので、各画素のそれぞれには3本にソース線が設けられている。従って、本実施の形態に係る液晶表示部1のソース線の総数は240×3=720本となる。これらの配線や接続構成および画素の駆動方法は既に周知であり、以降に説明はしない。
また、図1におけるゲート線駆動回路2はゲート線走査信号(図示しない)をシフトさせる垂直シフトレジスタ部8とゲート線駆動バッファ部9とを備えている。各々のゲート線駆動バッファ部9は、接続された各々のゲート線GLに対して走査信号を出力する。垂直シフトレジスタ部8にはタイミングコントローラ4よりゲート線走査信号の元となるゲートクロック信号CLKYおよび垂直スタート信号STYなどの制御信号が入力される。
ソース線駆動回路3は、遅延型ラッチ回路を内蔵した水平シフトレジスタ部10と、デジタルデータバスライン11と、ラッチを内蔵した第1ラッチ回路部12と第2ラッチ回路部13と、ソース線本数分のD/A変換回路を内蔵したD/A変換回路部14と、ソース線本数分のアンプ回路を内蔵したアナログアンプ部15より構成され、前記各々のアンプ出力がソース信号線SL1〜SL720に夫々接続される。また、水平シフトレジスタ部10にはタイミングコントローラ4より水平クロック信号CLKXと水平スタート信号STXが入力される。第1ラッチ回路部12にはデジタル諧調データDATAがタイミング調整のためのラッチ回路40を介して外部映像信号源(図示しない)より入力される。デジタルデータバスライン11は、前記デジタル階調データDATAを第1ラッチ回路に階調データを接続するためのデータバス配線であり、本実施の形態では18ビット(RGB×6ビット)構成の階調データの例を示している。また、水平シフトレジスタ部10と第1ラッチ回路部12間にラッチタイミング調整回路部16が設置されている。
タイミングコントローラ4は、外部映像信号源(図示しない)からマスタクロック信号MCLK、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCを入力し、水平シフトレジスタ部10に対し水平スタート信号STX、水平クロック信号CLKXを、第2ラッチ回路部13、D/A変換回路部14及びアナログアンプ部15に対し、第2ラッチパルスなど各制御信号を出力する。
次に、ソース線駆動回路3の構成およびその動作について詳細に説明する。図3にソース線駆動回路3の構成を示すブロック図を示す。前述のようにソース線駆動回路3は、120個のフリップフロップ回路(ここでは図示せず)から成る水平シフトレジスタ部10、デジタルデータバスライン11、一個あたり18ビットのデジタル階調データDATAをラッチする240個のラッチ回路から成る第1ラッチ回路部12、同様に240個のラッチ回路から成る第2ラッチ回路部13、一個あたり6ビットのデジタル階調データから一出力のアナログ信号を得る720個のデジタル・アナログ変換回路から成るD/A変換回路部14および720個のアンプ回路から成るアナログアンプ部15とにより構成されている。前記デジタル階調データDATAは、タイミング調整のためのラッチ回路40を介してマスタクロックMCLKに同期して第1ラッチ回路部12にラッチされる。このように前記第2ラッチパルスのタイミングを調整する回路であるラッチタイミング調整回路部16(NAND回路部)にはラッチを制御するラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)がタイミングコントローラ4から入力される。また水平シフトレジスタ部10の各出力(第1ラッチパルス:NET_1、NET_2・・・NET_120)は、奇数・偶数画素対応で二分割されて240個のNAND回路の一方の入力端子に接続され、他方の入力端子には前記ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)が4画素おきにそれぞれ接続される。前記NAND回路の出力はインバータと図示しないバッファを経て前記第2ラッチパルス(LAT_1、LAT_2、・・・LAT_240)となる。ここで、“LAT”の接尾符号“_1”、“_2”・・・“_240”はソース線方向の画素数への対応を表す。“_1”は1番目の画素への対応を意味し、“_240”は240番目の画素に対応する。なお、1個の第1ラッチ回路および第2ラッチ回路は、18ビットのデジタル階調データDATAに対応して18個のラッチ回路(18ビット対応)より構成される。
また、第1ラッチ回路部12での一水平ライン分のデジタル階調データDATAのラッチが終了するまでの時間は一ライン期間と呼ばれる。第2ラッチ回路部13は、前記第1ラッチ回路部12内の各ラッチ回路が夫々異なるタイミングでラッチしたデータを同一タイミングでラッチする。第2ラッチ回路部13でのラッチ動作が終了した後、第1ラッチ回路部12内の240個のラッチ回路は次の水平ラインのラッチ動作を順に行う。第1ラッチ回路部12がラッチ動作を行っている最中に、その直前の水平ラインについて、D/A変換回路部14は第2ラッチ回路部13でラッチされているデジタル階調データを入力してアナログ階調電圧に変換し出力する。このアナログ階調電圧はアナログアンプ部15を経て、対応するソース信号線SLに供給される。上述した動作を水平同期信号HSYNCに同期して320行分繰り返すことにより、液晶表示部1内の全画素表示領域に画像が表示される。
水平シフトレジスタ部10には、タイミングコントローラ4より生成される水平クロック信号CLKXおよび水平スタート信号STXが入力され(図1参照)、前記第1ラッチパルス(NET_1、NET_2、・・・NET_120)を生成する。
次に、図3で示した水平シフトレジスタ部10およびラッチタイミング調整回路部16(NAND回路部)の2段相当分の抜粋回路詳細図を図4に示す。本実施の形態における水平シフトレジスタ部10では、1段のシフトレジスタは遅延型ラッチ回路18とバッファ回路19で構成される。遅延型ラッチ回路18でシフトパルスが生成され、バッファ回路19を経て次段へのシフトパルスとなるとともに前記第1ラッチパルスとしてラッチタイミング調整回路部16へ出力される。ラッチタイミング調整回路部16はNAND回路20と、その出力を受けて論理変更を行うインバータ回路21と、インバータ回路21の出力バッファ回路22により構成される。NAND回路20の入力信号は既に説明したように、前記第1ラッチパルスを一方の入力とし、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)を他方の入力としている。バッファ回路部22の出力である第2ラッチパルス(例えばLAT_1,/LAT_1、LAT_2,/LAT_2:以後、記号の前の/は負論理信号を表す)は第1ラッチ回路部12に入力する。ここで前述の図3における第2ラッチパルスの説明において、同パルスをLAT_1、LAT_2、・・・LAT_240と略して説明したが、正確には(LAT_1,/LAT_1)、(LAT_2,/LAT_2)、・・・、(LAT_240,/LAT_240)であり、夫々の第2ラッチパルス信号は、第1ラッチ回路部12のラッチ回路を駆動するために正負2種の極性を持つ相補信号から構成される。以降、特に言及しない場合は、正負2極性を持つ信号を前記LAT_1、LAT_2・・・LAT_240などのように一つの信号として説明する。
尚、本実施の形態では、ラッチタイミング調整回路部としてNAND回路を使用しているが、入力信号の論理レベルを変更すればNOR回路でもかまわない。
ここで、前述したように図4は、図3における水平シフトレジスタ部10およびラッチタイミング調整回路部16のうち、1段目および2段目のみを抜粋して記載した図であり、実際には液晶表示部1内のソース線SLの本数720に対応して、水平シフトレジスタ部10内には120個の遅延型ラッチ回路18とバッファ回路19が、ラッチタイミング調整回路部16内には240個のNAND回路20、インバータ回路21とバッファ回路22が内蔵されている。
次に、図5に水平クロック信号CLKX発生回路例を示す。外部基準信号であるマスタクロック信号MCLKをレベルシフト回路17によりレベル変換を行い、さらに2個の分周回路31、32を経てマスタクロック信号を4分周した信号を生成し、さらにバッファ回路23を経て水平シフトレジスタ部に出力される。本実施の形態では、水平クロック信号CLKX発生回路はタイミングコントローラ4内に位置するとしたが、ガラス基板や石英基板など透明基板上であればタイミングコントローラ4外でもよく、特に搭載場所は限定しない。
図10に本実施の形態における分周回路31の構成を示す。分周回路32も31と同一構成である。同図を見れば明らかなように分周回路31に入力される第1マスタクロック信号MCLK_int1は、分周回路31と32で合計インバータ4段分の遅延が生じる。また図4において示したように、前記バッファ回路23の出力信号である水平クロック信号CLKXは、水平シフトレジスタを構成する遅延型ラッチ回路18を駆動のためのローカルクロックバッファ42へ入力される。バッファ回路23のインバータ段数は、以降で示すラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)生成のためのバッファ回路(45〜48)内のインバータ段数より大きくなるよう設定される。
図6にNAND回路20に入力されるラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)を生成するラッチ制御信号生成回路49の構成を示す。前述の様にこの生成回路はタイミングコントローラ4内に搭載されており、外部基準信号であるマスタクロック信号MCLKは、レベルシフト回路24によりレベル変換を行い、さらにクロックバッファ25を経て出力される。
この出力信号は、4段の遅延型フリップフロップ回路(26〜29)を主構成とするラッチ信号発生回路41へ入力される。ここで、ラッチ信号発生回路41へ入力される内部第2マスタクロック信号MCLK_int2は、図5で示したCLKX信号生成回路部のレベルシフト回路17の出力である第1マスタクロック信号MCLK_int1と共用することも可能である。ただし、この場合、レベルシフト回路17の出力負荷が大きくなるため、バッファ段数を大きくする必要がある。このため、第1マスタクロック信号MCLK_int1の出力信号の遅延やばらつきが発生し、その結果、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)の遅延やばらつきが大きくなる。このため、図6で示した様に、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)の生成回路(ラッチ制御信号生成回路49)に入力される内部第2マスタクロック信号MCLK_int2は、水平クロック信号CLKX信号生成のために使用されるレベルシフト回路17とは別に設けられたレベルシフト回路24を用いている。
また、本実施の形態におけるラッチ制御信号生成回路49は、図11に示す遅延型フリップフロップ回路を用いている。図11においては、一段目の遅延型フリップフロップ回路26のみ記載した。後段の遅延型フリップフロップ回路(27、28、29)も同一構成である。
一方、前記ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)のようなパルス生成には遅延型ラッチ回路(図示せず)を用い、後段の遅延型ラッチ回路出力とのAND出力をパルス出力とする方法が一般には知られている。この遅延型ラッチ回路を使用した場合、図12でその構成を詳細に示した(入出力構成は図6参照)クロックバッファ25で駆動されるトランジスタ数が減るため、クロックバッファ25のインバータ段数を少なくすることができ、遅延時間を小さくするのに有利である。しかし、前述の様に遅延型ラッチ回路を用いたパルス生成回路に多結晶シリコンTFTを使用した場合、そのトランジスタ特性が単結晶シリコントランジスタと比べトランジスタ能力が低く、そのためクロックバッファ25の実際の出力である相補信号(mclk_int2、/mclk_int2)間のタイミングずれが大きい。この結果、出力されるパルス幅が異なってしまい、これが原因によりデータラッチミスが発生する可能性がある。また、タイミング生成のためのトリガ信号がmclk_int2と/mclk_int2の2系統になるため、トランジスタ特性がばらついたときに信号mclk_int2と信号/mclk_int2のタイミングばらつきも大きくなりやすくなり、同様にデータラッチミスが発生する可能性がある。このように、多結晶シリコンTFTを用いて遅延型ラッチ回路によるパルス生成回路では生成されるパルス幅のばらつきが大きくなる。
このため本実施の形態では、図12に示したようにクロックバッファ25のインバータ段数は多くなり遅延時間は大きくなるが図11に示す遅延型フリップフロップ回路26を使用している。
図6に示したようにラッチ制御信号生成回路49へ入力するスタート信号として、STL信号が入力される。このSTL信号は水平同期信号HSYNCに同期して、タイミングコントローラ内で生成される(図示せず)。また、水平同期信号HSYNCに同期して、切換えスイッチ34によりSTL信号が1段目の遅延型フリップフロップ回路26へ接続される。(例えばSTL信号が活性期間にて同信号を遅延型フリップフロップ回路26に接続する構成とする。それ以外は遅延型フリップフロップ回路29の出力を接続する。)このスタート信号STLは4段の遅延型フリップフロップ回路(26〜29)にて内部第2マスタクロック信号MCLK_int2に同期してシフトされる。このシフトパルスはバッファ回路(45〜48)を経てラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)として出力される。4段目の遅延型フリップフロップ回路29の出力信号は、STL信号が活性する期間以外は、1段目の遅延型フリップフロップ回路26へ接続され、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)を繰り返し出力する。
次に、図7に本実施の形態におけるタイミング図を示す。水平シフトレジスタ部10の出力(第1ラッチパルス:NET_1、NET_2〜NET_120)の内、奇数番目の出力(NET_1、NET_3〜NET_119)は水平クロック信号CLKXの立ち上がりエッジに同期してパルス出力がされる。また、偶数番目の出力(NET_2、NET_4〜NET_120)は水平クロック信号CLKXの立ち下がりエッジに同期してパルス出力がされる。水平クロック信号CLKXは、マスタクロック信号MCLKに対し出力遅延時間td1が大きいため、前記水平シフトレジスタ部10の第1ラッチパルス出力(NET_1,NET_2・・・NET_120)もマスタクロックMCLKに対する遅延が大きい。NAND回路20は、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)が“H”の期間、水平シフトレジスタ部出力信号を次段へ伝える。このラッチ制御信号は、水平クロック信号CLKXに比べマスタクロックMCLKに対する出力遅延時間td2が小さい。即ち前記ラッチ制御信号は、その負荷は1信号当り240/4=60個分のNAND回路であるため、その負荷が小さく、インバータ段数を少なくすることが可能となる。その結果、出力遅延時間td2も小さくなる。
このようにマスタクロック信号MCLKに対するラッチ制御信号の出力遅延時間td2は、水平クロック信号CLKXの出力遅延時間td1より少ないため、水平シフトレジスタの第1ラッチパルス出力信号(NET_1、NET_2、・・・NET_120)は、TFTのトランジスタ特性が悪い方へばらついた場合でもマスタクロックMCLKに対する遅延が小さく、特殊な同期信号を外部映像信号源(図示しない)から入力することなく、前記信号減から入力されるデジタル階調データを正常にラッチすることが可能となる。
なお、図7におけるタイミング図では、図4のバッファ回路22での遅延時間やローカルクロックバッファ42の、例えばクロック信号CLK1とクロック信号/CLK1間のタイミング遅延差(CLK2とクロック信号/CLK2以降の段も同様)は無視しているが、実際の回路設計時は、前記遅延も見込んで全体のタイミング調整が行われるのは言うまでもない。
また、水平シフトレジスタの第1ラッチパルス出力(NET_1、NET_2、・・・NET_120)のパルス幅は、本信号とNAND出力を行うラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)の活性期間(“H”期間:本実施の形態では200ns)の4倍の800nsに設定している(但し、現実には水平シフトレジスタや水平クロック信号発生回路部の遅延時間がばらついて正確に800nsとはならない)。このため、トランジスタ特性がばらつき各回路ブロックの遅延時間がばらついても正常に第1ラッチパルスの出力が可能となる。
また、本実施の形態では、水平シフトレジスタ回路10は120段の遅延型ラッチ回路で構成され、120本の第1ラッチパルスを出力し、4本のラッチ制御信号で第2ラッチパルスを生成していたが、これに限らず、水平シフトレジスタ回路は60段の遅延型ラッチ回路で構成し、60本の第1ラッチパルス信号を出力し、8本のラッチ制御信号で第2ラッチパルスを生成しても構わない。ただし、ラッチ制御信号をさらに増やすと、ラッチ制御信号を生成する遅延型フリップフロップ回路の段数が増え、このため、この遅延型フリップフロップ回路を駆動する内部第2マスタクロック信号MCLK_int2の負荷が増える。このため、内部第2マスタクロック信号のクロックバッファ25のインバータ段数を大きくしなければならず、この結果、内部第2マスタクロック信号MCLK_int2の遅延が増加し、ラッチ制御信号の遅延も増加してしまう。このため、ラッチ制御信号の本数は、4本〜8本が好ましい。
実施の形態2.
本実施の形態においては、TFT液晶表示装置のタイミングコントローラ4内の、前述の実施の形態1の図5で説明した水平クロック信号CLKX発生回路の代わりに図8で示した水平クロック信号CLKX発生回路を採用した例を示す。TFT液晶表示装置では、例えば産業用途で使用される場合、広範囲の温度で動作する必要がある。この場合、トランジスタの温度特性ばらつきが加わるため、トランジスタの特性ばらつきは、さらに大きくなる。このような場合、ラッチ制御信号(L1、L2、L3、L4)の遅延に対し水平クロック信号CLKXの遅延が過大になり、第2ラッチパルスの奇数段の第2ラッチパルス(LAT1_1、LAT1_3、・・・LAT1_299)の一部が欠けてしまう可能性がある。
図8に示すように、水平クロック信号CLKX発生回路において、分周回路32の出力の後段に、クロックタイミング調整回路30を入れる。図9は、クロックタイミング調整回路30の具体例である遅延型フリップフロップ回路である。分周回路32の出力DV_OUTは、図9、(a)に示した遅延型フリップフロップ回路へ入力される。また、マスタクロック信号MCLKのレベルシフト出力である内部第1マスタクロック信号MCLK_int1が、遅延型フリップフロップ回路を駆動するクロック信号として遅延型フリップフロップ回路に入力され、図9、(b)に示すインバータにより相補信号であるmclk_int1,/mclk_int1が生成され、遅延型フリップフロップ回路を構成する図9、(a)のクロックドインバータ回路へ入力される。こうして分周回路の出力信号DIV_OUTは、内部第1マスタクロック信号が“L”の期間(mclk_int1=”L”)、遅延型フリップフロップ回路へ取り込まれ、さらにマスタクロック信号が“H”の期間(mclk_int1=”H”)、遅延型フリップフロップ回路のOUT端子からバッファ回路23へ出力される。こうして、クロックタイミング調整回路で一旦、マスタクロック信号と同期を取るため、水平クロック信号CLKX信号の遅延が抑えられる。こうして、広温度範囲内にても、ラッチ制御信号の遅延に対し水平クロック信号CLKX信号の遅延が大きくなりすぎず第2ラッチパルスの奇数段のパルスの一部が欠けてしまうことはなく、正常に第1ラッチ回路が出力される。
なお、本実施の形態の場合、水平クロック信号CLKXの出力タイミングが1クロック分、後ろにずれるため、ラッチ制御信号も1クロック分、後ろにずらす必要があることは言うまでもない。
本実施の形態1および2では、遅延型フリップフロップ回路としてクロックドインバータについて説明したが、トランスミッションゲートを用いた場合であっても同様の効果が得られる。
尚、図6で示したラッチ制御信号生成回路49は、タイミングコントローラ4内に形成するとして説明したが、画像表示装置の構成の都合で、タイミングコントローラ4をガラス基板の外部に持つ場合(例えば画像表示装置に接続されプリント基板上など)、ラッチタイミング調整回路部16内またはその近傍のガラス基板上に搭載してもよい。この場合、タイミングコントローラ4からラッチイネーブルスタート信号STLまたはこれに相当する信号が前記生成回路に供給される。
また、上記実施の形態1および2では、液晶表示装置を例に採って述べてきたが、この発明は液晶表示装置に限定されるわけではなく、例えば有機ELディスプレイなど、多結晶シリコンTFTを採用した駆動回路を絶縁基板上に形成した画像表示装置に適用可能である。
この発明の形態1および2に係る画像表示装置の構成図である。 この発明の実施の形態1および2に係る液晶表示部の構成図である。 この発明の実施の形態1および2に係るソース線駆動回路の構成図である。 この発明の実施の形態1および2に係る水平シフトレジスタ部およびラッチタイミング調整回路部の抜粋回路構成図である。 この発明の実施の形態1に係る水平クロック信号発生回路構成図である。 この発明の実施の形態1および2に係るラッチ制御信号生成回路図である。 この発明の実施の形態1および2に係る水平シフトレジスタ部およびラッチタイミング調整回路部の動作を表すタイミング図である。 この発明の実施の形態2に係る水平クロック信号発生回路構成図である。 の発明の実施の形態2に係るクロックタイミング調整回路の構成図である。 この発明の実施の形態1および2係る分周回路図である。 この発明の実施の形態1および2に係る遅延型フリップフロップ回路図である。 この発明の実施の形態2に係るラッチ制御信号生成回路に搭載のクロックバッファ回路図である。
符号の説明
1 液晶表示部
3 ソース線駆動回路
4 タイミングコントローラ
10 水平シフトレジスタ部
11 デジタルデータバスライン
12 第1ラッチ回路部
13 第2ラッチ回路部
16 ラッチタイミング調整回路部
17、24 レベルシフト回路
18 遅延型ラッチ回路
19、22、23、45、46、47、48 バッファ回路
20 NAND回路
21 インバータ回路
25 クロックバッファ
26、27、28、29 遅延型フリップフロップ回路
30 クロックタイミング調整回路
31、32 分周回路
41 ラッチ信号発生回路
L1、L2、L3、L4 ラッチ制御信号
MCLK マスタクロック信号
CLKX 水平クロック信号
STX 水平スタート信号
STL ラッチイネーブルスタート信号
td1、td2 出力遅延時間
NET_1、NET_2、NET_120 第1ラッチパルス
LAT_1,LAT_2、LAT_240 第2ラッチパルス
MCLK_int1 第1マスタクロック信号
MCLK_int2 第2マスタクロック信号

Claims (9)

  1. 複数の走査線及び複数の信号線が列設され、前記走査線と前記信号線とが交差する近傍のそれぞれに画素トランジスタが形成された表示部と、
    前記走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    前記信号線を駆動する信号線駆動回路と、
    前記信号線駆動回路及び前記走査線駆動回路のタイミングを制御するタイミングコントローラとを備える画像表示装置であって、
    前記信号線駆動回路は、階調データをラッチする第1ラッチ回路と、
    複数の前記階調データおきに所定のタイミングで生成される第1ラッチパルスを出力する水平シフトレジスタ部と、
    前記第1ラッチパルスを一方の入力とし、ラッチ制御信号を他方の入力として前記第1ラッチ回路における前記階調データのラッチを制御する第2ラッチパルスを出力するラッチタイミング調整回路とを備えことを特徴とする画像表示装置。
  2. 遅延型フリップフロップ回路を用いて前記ラッチ制御信号を生成するラッチ制御信号生成回路を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. ラッチ制御信号を生成するラッチ制御信号生成回路の内部マスタクロックが、水平シフトレジスタを駆動する水平クロック信号に比べ、マスタクロックから出力までのインバータ段数が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 内部第2マスタクロック信号の生成のためのレベル変換回路は、水平シフトレジスタを駆動する水平クロック信号を生成するためのレベル変換回路とは異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の画像表示装置。
  5. ラッチタイミング調整回路は、第1ラッチパルスを一方の入力とし、ラッチ制御信号を他方の入力とし、前記第2ラッチパルスを出力するNAND回路またはNOR回路を搭載したことを特徴する請求項1乃至4のいずれか一つに記載の画像表示装置。
  6. ラッチ制御信号の本数は、4乃至8のいずれか一つの本数で構成されていることを特徴する請求項1乃至4のいずれか一つに記載の画像表示装置。
  7. 第1ラッチパルスのパルス幅は、ラッチ制御信号のパルス幅のほぼ4倍であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像表示装置。
  8. 水平シフトレジスタを駆動する水平クロック信号は、タイミング調整回路を経由して出力されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の画像表示装置。
  9. 表示装置を構成する能動素子が多結晶シリコン薄膜トランジスタである請求項1乃至8のいずれか一つに記載の画像表示装置。
JP2006287508A 2006-10-23 2006-10-23 画像表示装置 Pending JP2008107395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287508A JP2008107395A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287508A JP2008107395A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008107395A true JP2008107395A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39440814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006287508A Pending JP2008107395A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008107395A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101857808B1 (ko) 스캔구동부와 이를 이용한 유기전계발광표시장치
EP2498260A1 (en) Shift register and the scanning signal line driving circuit provided there with, and display device
KR20190037860A (ko) 게이트 구동 회로 및 이를 구비한 평판 표시 장치
JP4943033B2 (ja) 画像表示装置
WO2011074316A1 (ja) 走査信号線駆動回路およびそれを備えた表示装置
US20060193002A1 (en) Drive circuit chip and display device
KR100978168B1 (ko) 전기 광학 장치 및 전자기기
JP5122396B2 (ja) ドライバ及び表示装置
US8031152B2 (en) Display device
JPH10301536A (ja) データ信号線駆動回路および画像表示装置
KR102230370B1 (ko) 표시장치
JP2008020675A (ja) 画像表示装置
JP2007011262A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP2008140522A (ja) シフトレジスタ回路およびそれを備える画像表示装置、並びに電圧信号生成回路
US20200126466A1 (en) Display device
KR20170049724A (ko) 표시장치
US8823626B2 (en) Matrix display device with cascading pulses and method of driving the same
US20090273593A1 (en) Display Device and Electronic Device
KR100764961B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 드라이버
US11049469B2 (en) Data signal line drive circuit and liquid crystal display device provided with same
US8866723B2 (en) Display device
JP2007140256A (ja) 駆動回路、ラッチ回路及びそれを用いたアレイ基板及び画像表示装置
JP2005234077A (ja) データ信号線駆動回路およびそれを備えた表示装置
JP3856316B2 (ja) シフトレジスタ回路および画像表示装置
JP2008107395A (ja) 画像表示装置