JP2008106622A - 風力発電用羽根回転装置及び該回転装置を備えた風力発電装置 - Google Patents

風力発電用羽根回転装置及び該回転装置を備えた風力発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低風速性能を向上させると共に、低コストで実現可能な風力発電用羽根回転装置を提供すること。
【解決手段】羽根Aは、中心軸4の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク5、6及び該上下スポーク5、6の端部を連結する連結スポーク7とからなる枠体8とを備え、該枠体8の連結スポーク7側には外風圧体9が、また該枠体8の中心軸4側には内風圧体10を張設している。更に、枠体8の連結スポーク7に近傍した上下スポーク5、6に上下副軸受11、12を設けて回動軸13を支承し、該回動軸13には風圧枠体14と該風圧枠体14に張設された風孕体15からなる風受部材16を固設している。そして、風受部材16は羽根Aが順風を受けるときはストッパー18に当接した状態で閉じ、逆風を受けるときはストッパー18から離れて開くように形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、風力によって羽根を回転させ、風の運動エネルギーを機械的エネルギーに変換する風力発電用羽根回転装置及び該回転装置を備えた風力発電装置に関し、更に詳しくは、風力を効率的に回転エネルギーに変換すると共に、構造が簡単で低コストで実現できる風力発電用羽根回転装置及び発電とブレーキング機能を兼有して過回転の防止機能を有する風力発電装置に関する。
安全でクリーンな発電システムとして風力を利用して発電するプロペラ型風車が実用化されてから合い久しい。このプロペラ型風車は風力発電機としては最もポピュラーな存在であり、また水平軸風車を代表するものであるが、これ以外にも垂直軸風車として、ダリウス型風車、サボニウス型風車、さらに直線翼垂直軸型風車などの数多くの風力発電システムが開発されている。
本発明の風力発電用羽根回転装置は、直線翼垂直軸型風車のジャンルに入るものであるが、発電規模からいうとプロペラ型風車が大型高出力発電システム向きであるのに対して、低風速環境にも対応した小型低出力発電システムに向いている。
従来のこの種の風力発電用羽根回転装置としては、主回転軸の中心に固定ギアを設置し、この固定ギアはギアの一方向が風向きに回転できるようにすることで、どの風向でも対応できるようにしたシステムがあり、具体的には、固定ギアから翼の回転軸の中心に固定ギアの2倍の枚数のギアを取り付けた物にタイミングベルトを張り、各翼を理想の角度へ調整したのち、翼の回転軸同志をタイミングギアとタイミングベルトを使用し、同じ1対1の減速比でリンクするようにした風力発電用ファンがある( 例えば、特許文献1、図1参照) 。
また、発電システムあるいは発電装置は、一般的には例えば、台風時のような強風発生の状況下での運転に備えて、羽根回転装置が所定回転数を超えると、自動的にこれを抑制するためのブレーキが作用し、羽根回転装置の過回転を防止すると共に過電力発生を制御し発電装置を保護している。そして、この過回転を防止するブレーキの種類としては種々あるが、その中でもディスクをパッドによって挟持し回転軸の回転を規制する油圧式のディスクブレーキ等が良く知られている。
特開2002- 242815号公報
しかしながら、上記従来の風力発電用ファンは、主回転軸の中心に設置された固定ギアと主回転軸の周囲に配設された固定ギアの2倍の枚数のギアとは、この間に張設されたタイミングベルトを介して回転力が伝達されるように形成されるとともに、主回転軸の周囲に複数個配設された固定ギアの2倍の枚数のギアの隣りあう翼シャフトタイミングプーリー間にはタイミクグベルトが張られた構成であり、また、翼シャフトタイミングプーリーやタイミクグベルトが主回転軸から離れた円周上に配設されるという形態であって、その全体構成は複雑になりやすい。
また、特にタイミングプーリー、タイミングベルト等が回転外周上に配置されているため、回転時の慣性モーメントが大きくなり、したがって低風速時には回転しにくいので初動特性が低く、また、風力エネルギーが主回転軸に伝達されるまでにこれらの伝達機構によるエネルギーロスが生じ、主回転軸から得られるエネルギー効率を高くできないという課題があり、さらに、全体構成が複雑なことから安価に実現できにくいという課題を孕んでいる。
また、風力発電装置の上記従来のような油圧式のディスクブレーキの場合には、折角得られた回転エネルギーを熱エネルギーに変換しては放散させるというエネルギー損失が伴い、また、パッドが磨耗するために一定期間毎に必ず交換しなければならないという煩わしさがあった。
本発明は上記課題に鑑み、羽根回転装置としては構造を簡単にして低風速性能を向上させると共に、強風時には羽根回転のオーバーランを防止する一方、更に、発電装置としては過回転の際には発電兼有のブレーキが作動して過回転を防止すると共に、風力エネルギーの変換効率をアップし、且つ低コストで実現可能な風力発電用羽根回転装置及び風力発電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ前記軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とからなり、該羽根は、前記中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる枠体と、該枠体に張設した風孕体とからなり、前記枠体の連結スポークに近傍した前記上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設け、前記羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を前記回動軸に固設したことを特徴とする風力発電用羽根回転装置を内容とする(請求項1)。
また、本発明の第2は、軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ前記軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とからなり、該羽根は、前記中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる主枠体と、前記上下スポークの先端からL 字状に曲折して設けた上下外周スポークと、該上下外周スポークの端部を連結する第2の連結スポークと、前記上下外周スポークのそれぞれの端部と前記中心軸とを連結する第2の上下スポークとからなる補助枠体とからなり、前記主枠体の中心軸に近傍する側には前記上下スポークを連結する第3の連結スポークを設け、且つ前記主枠体の連結スポークに近傍する前記上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設けると共に、前記羽根の外周側の上下スポーク、上下外周スポーク、連結スポーク及び第2の連結スポークから形成される枠体に風孕体を張設して形成された外風孕体と、前記中心軸と該中心軸に近傍する前記上下スポーク及び第3の連結スポークから形成される枠体に風孕体を張設して形成された内風孕体を設け、前記羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を前記回動軸に固設したことを特徴とする風力発電用羽根回転装置を内容とする(請求項2)。
また、好ましい態様としての請求項3は、上下スポーク、上下外周スポーク及び第2の上下スポークから形成される枠体の上面下面のそれぞれに風圧を受ける風孕体を張設したことを特徴とする請求項2記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項4は、風受部材は、回動軸に連結して形成される風圧枠体と、該風圧枠体の内側の空間部を覆う風孕体とからなり、前記風孕体の一端縁は前記回動軸と対向する側の前記風圧枠体の一辺である対向枠に固着されるとともに、これ以外の前記回動軸側の風孕体は前記風圧枠体と着脱自在に形成され、前記風受部材が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、前記風孕体は前記風圧枠体から離脱する着脱自在手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項5は、風受部材は、羽根が風圧を受けていないときはバネ部材によって所定位置に戻るように形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置。
また、好ましい態様としての請求項6は、着脱自在手段は、回動軸と風圧枠体の材質は磁性体で形成すると共に、前記風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、マグネットを設けたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項7は、着脱自在手段は、風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、前記風圧枠体と風孕体のそれぞれに一対になって機能する留め具としてのホックを備えたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項8は、着脱自在手段は、風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、前記風圧枠体と風孕体のそれぞれに一対になって機能する留め具としての面ファスナーを備えたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項9は、風孕体が帆布からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項10は、連結スポークの下部に設けられ案内孔を有するロッドガイドと、該ロッドガイドの案内孔を摺動するロッドと、該ロッドの一端に設けられた移動体と、支持盤に設けられ前記移動体を支承する誘導路と、前記ロッドを中心軸側に引っ張るように作用するスプリング材とを備え、前記中心軸に設けられた羽根が所定回転数を超えた場合には、前記移動体が前記誘導路に導かれて半径方向外側に移動し、回転の安定性を増大することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置を内容とする。
また、本発明の第3は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置と、回転する出力軸に連結される回転軸と、該回転軸の周囲に放射状に設けられた摺動軸受と、前記摺動軸受に嵌通する摺動軸と、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設され永久磁石を有するローターと、該ローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターと、前記回転軸に近い側の前記摺動軸の他端と前記回転軸とを連結するように設けた伸縮部材とを備え、該伸縮部材は、前記回転軸が回転して前記ローターに遠心力が作用した際、該遠心力の大きさに比例して前記ステーターに接近する前記ローターを前記回転軸側に引き寄せるように作用すると共に、前記遠心力と均衡を保つように機能する発電装置とからなり、前記発電装置の回転軸に前記風力発電用羽根回転装置の中心軸を出力軸として連結したことを特徴とする風力発電装置を内容とする(請求項11)。
また、本発明の第4は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置と、回転する出力軸に連結される回転軸と、該回転軸の周囲に放射状に設けられた摺動軸受と、前記摺動軸受に嵌通する摺動軸と、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設され永久磁石を有するローターと、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設されコイルを有する第2のローターと、前記ローター及び第2のローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターと、前記回転軸に近い側の前記摺動軸の他端と前記回転軸とを連結するように設けた伸縮部材とを備え、該伸縮部材は、前記回転軸が回転して前記ローター及び第2のローターに遠心力が作用した際、該遠心力の大きさに比例して前記ステーターに接近する前記ローター及び第2のローターを前記回転軸側に引き寄せるように作用すると共に、前記遠心力と均衡を保つように機能する発電装置とからなり、前記発電装置の回転軸に前記風力発電用羽根回転装置の中心軸を出力軸として連結したことを特徴とする風力発電装置を内容とする(請求項12)。
また、好ましい態様としての請求項13は、伸縮部材が引張スプリングである請求項11又は12記載の発電装置を内容とする。
また、好ましい態様としての請求項14は、発電部材としてのローターと、ステーターを複数対備え、対毎に引張スプリングのバネ定数を異なるように形成した請求項13記載の発電装置を内容とする。
本発明の風力発電用羽根回転装置は、支持盤に設けられた軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数枚の羽根とから形成され、そして、羽根は、中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる枠体と、該枠体に張設した風孕体とからなり、枠体の連結スポークに近傍した上下スポークに上下副軸受を設けたうえ、該上下副軸受に支承される回動軸を設け、羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を回動軸に固設したことにより、風向きが変化した際にも回転方向は安定して一定方向に維持され、したがって、風向計などによって風向きを検知し装置全体の向きを調節する機構は必要がなく、安価にできるという効果が得られる。
また、上記構成に更に、上下スポークの先端からL 字状に曲折して設けた上下外周スポークの端部を連結する第2の連結スポークと、上下外周スポークのそれぞれの端部と中心軸とを連結する第2の上下スポークとからなる補助枠体を付加し、また上記枠体の中心軸に近傍する側には上下スポークを連結する第3の連結スポークを設け、且つ枠体の連結スポークに近傍する上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設けると共に、羽根の外周側の上下スポーク、上下外周スポーク、連結スポーク及び第2の連結スポークから形成される枠体に外風孕体を張設し、且つ中心軸と該中心軸に近傍する上下スポーク及び第3の連結スポークから形成される枠体に内風孕体を張設し、さらに、上下スポーク、上下外周スポーク及び第2の上下スポークから形成される枠体の上面下面のそれぞれに風圧を受ける風孕体を張設したことにより、羽根が風を受けた際、風が羽根の表面に沿って横逃げする現象が抑制されるので羽根の受ける風圧はそれだけ高くなり、回転効率がアップする。
また、風受部材は、回動軸に連結して形成される風圧枠体と、該風圧枠体の内側の空間部を覆う風孕体とからなり、風孕体の一端縁は回動軸と対向する側の対向枠に固着させ、これ以外の回動軸側の風孕体は風圧枠体と着脱自在に形成したことにより、風受部材が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体は風圧枠体から離脱し、羽根回転装置のオーバーランを防止することができる。
また、連結スポークの下部に設けられ案内孔を有するロッドガイドと、該ロッドガイドの案内孔を摺動するロッドと、該ロッドの一端に設けられた移動体と、支持盤に設けられ移動体を支承する誘導路と、ロッドを中心軸側に引っ張るように作用するスプリング材とを備えたことにより、羽根が所定回転数を超えた場合には、移動体が半径方向外側に移動し、誘導路に導かれ且つ支承されるので、羽根回転装置の安定性を向上することができる。尚、羽根回転装置は上部についても同様の誘導路を設けて安全性を図ってもよい。また、装置全体を通風性の良好なネットで囲ったり、格子状ケージ内に収容して安全性を図ることができる。
また、風力発電装置としては、回転軸の周囲に放射状に設けられた摺動軸受に摺動軸を嵌通させた上、該摺動軸の先端側に磁石を有するローター固設させ、またローターの外周には該ローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターを配設すると共に、摺動軸と回転軸とをスプリング等の伸縮部材によって連結して形成したことにより、回転軸が過回転した際、その遠心力によってローターがステーターに接近して発電を可能にすると共に、ローターがステーターに接近するほど回転抵抗が増大するので、ブレーキとしても作用する。したがって過回転時に際してのエネルギーを無駄にすることがなく且つ装置の故障、破壊などを未然に防止することが可能となる。
本発明の第1の風力発電用羽根回転装置は、軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ前記軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とからなり、該羽根は、前記中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる枠体と、該枠体に張設した風孕体とを備え、前記枠体の連結スポークに近傍した前記上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設け、前記羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を前記回動軸に固設したことを特徴とする。
本発明の第2の風力発電用羽根回転装置は、軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とから形成されていて、該羽根は、中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる主枠体と、上下スポークの先端からL 字状に曲折して設けた上下外周スポークと、該上下外周スポークの端部を連結する第2の連結スポークと、上下外周スポークのそれぞれの端部と中心軸とを連結する第2の上下スポークとからなる補助枠体とからなることを特徴とする。
また、主枠体の中心軸に近傍する側には上下スポークを連結する第3の連結スポークを設け、且つ主枠体の連結スポークに近傍する上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設けると共に、羽根の外周側の上下スポーク、上下外周スポーク、連結スポーク及び第2の連結スポークから形成される枠体には外風孕体を、中心軸と該中心軸に近傍する上下スポーク及び第3の連結スポークから形成される枠体には内風孕体を張設している。
さらに、上下スポーク、上下外周スポーク及び第2の上下スポークから形成される枠体の上面下面のそれぞれに張設した風圧を受ける風孕体を設け、羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開き、又風圧を受けていないときはバネ部材によって所定位置に戻る風受部材を回動軸に固設している。
そして、風受部材は、回動軸に連結して形成される風圧枠体と、該風圧枠体の内側の空間部を覆う風孕体とからなり、風孕体の一端縁は回動軸と対向する対向枠に固着されるとともに、これ以外の回動軸側の風孕体は風圧枠体と着脱自在に形成され、風受部材が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体は風圧枠体から離脱するマグネットやフック等を活用した着脱自在手段を備えている。
また、本発明の風力発電装置は、上記記載の風力発電用羽根回転装置と、該回転装置の出力軸である中心軸に連結される回転軸を有した発電装置とからなり、該発電装置は、その回転軸の周囲に、内部に摺動軸を嵌通した摺動軸受が放射状に設けられ、また、回転軸から離れた側の摺動軸の一端には永久磁石を有するローターを固設すると共に、このローターの外周にはローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターが配設され、さらに、回転軸に近い側の摺動軸の他端と回転軸とを引張スプリングなどの伸縮部材で連結されている。そして、回転軸が過回転してローターに所定値以上の遠心力が作用した際は、その遠心力の大きさに比例して引張スプリングが伸び、該引張スプリングの引張り強さと遠心力とがバランスするまでステーターに接近するように形成されている。
以下、本発明の風力発電用羽根回転装置及び風力発電装置を図面に基づいて説明するが、本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
尚、本発明を構成する軸受や摺動部、その他の摺動する部分にはラジアル方向、スラスト方向を問わずベアリングを採用したり、また、これらの部分の材質に樹脂製軸受を採用するなど機械工学関連の公知技術を適宜利用することができる。
(実施の形態1)
本発明の風力発電用羽根回転装置の基本構成を実施の形態1として図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の風力発電用羽根回転装置を構成する図2に示した羽根A、Bそれぞれの正面図( 矢視X、Yからから見た図) を展開して示した部分断面図、図2は同装置の上面図、図3は羽根の構成を示す部分斜視図である。
図1〜図3に示すように、本発明の風力発電用羽根回転装置1の基本構成は、ラジアル方向、スラスト方向の荷重を受ける軸受2を備えた支持盤3を基台とし、該支持盤3には軸受2によって回転自在に支承される中心軸4が設けられ、また該中心軸4には風Wをうける3枚の羽根A、B、Cが設けられている。
そして、これらの羽根A、B、Cのそれぞれは、中心軸4の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク5、6及び該上下スポーク5、6の端部を連結する連結スポーク7とからなる枠体8とを備え、該枠体8の連結スポーク7側には金属、プラスチックなどの平板からなる外風圧体9が、また該枠体8の中心軸4側には同形態の内風圧体10を張設している。更に、枠体8の連結スポーク7に近傍した上下スポーク5、6に上下副軸受11、12を設けて回動軸13を支承し、該回動軸13には矩形状の風圧枠体14と該風圧枠体14に張設された帆布などの可撓性シートの風孕体15からなる風受部材16を固設している。
そして、風受部材16は羽根A( B、C) が順風を受けるときはストッパー18に当接した状態で閉じ、逆風を受けるときはストッパー18から離れて開き、又風圧を受けていないときはバネ部材17によってストッパー18に当接して所定位置に戻るように形成されている。
上記構成によれば、風向きWが変化した際にも羽根の回転方向は一定方向に維持されるので、風向計などによって風向きWを検知し装置全体の向きを調節するという機構は必要がなく、安価にできるという効果が得られる。
なお、羽根の枚数を3枚として説明したが、基本的には3枚以上でもよく、最終的には主として、枠体8の縦横比や、上下スポーク5、6に対する回動軸13の位置などによって決定される。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図4を参照して説明する。
前述の実施の形態1においては、風受部材16は、回動軸13に固定された矩形状の風圧枠体14に、帆布などの可撓性シートの風孕体15が固定的に張設された形態である。
本実施の形態2における風受部材16は、回動軸13に連結して形成される風圧枠体14と、該風圧枠体14の内側の空間部を覆うように張設される風孕体15とは着脱自在に形成された形態であって、その具体的構成は、風孕体15の一端縁は回動軸13と対向する側の風圧枠体14の一辺である対向枠19に固着されるとともに、これ以外の回動軸13側の風孕体15には、風圧枠体14と吸着したり離脱したりできるように着脱自在手段20を備えている。そして、風受部材16が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体15は風圧枠体14から離脱するように形成されている。
着脱自在手段20としては、風圧枠体14の材質を磁性体で形成すると共に、風圧枠体14の対向枠19に固着された風孕体15の一端縁以外の端縁に、マグネット20aを設けて形成している。また、対向枠19に固着された風孕体15の一端縁以外の端縁に、風圧枠体14と風孕体15のそれぞれに一対になって機能する留め具としてのホック20bや面ファスナー20cを設けて形成することもできる。
上記構成によって、順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体15は風圧枠体14から離脱し羽根の上限回転数を限定することにより風力発電用羽根回転装置1としての不要な故障発生を防止するという効果を奏する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について図5及び図6を参照して説明する。
本発明の実施の形態3は基本形態である前述の実施の形態1、2に、補助枠体などの構成要素を追設した形態である。
即ち、図5、6に示した本実施の形態3は、図4に示した前述の実施の形態2の構成要素に、更に上下スポーク5、6の先端からL 字状に曲折して設けた上下外周スポーク21、22と、該上下外周スポーク21、22の端部を連結する第2の連結スポーク23と、上下外周スポーク21、22のそれぞれの端部と中心軸4とを連結する第2の上下スポーク24、25とからなる補助枠体26を追設した形態であって、更に、主枠体8の中心軸4に近傍する側には上下スポーク5、6を連結する第3の連結スポーク27を設け、且つ主枠体8の連結スポーク7に近傍する上下スポーク5、6に上下副軸受11、12を設けたうえ該上下副軸受11、12に支承される回動軸13を設けると共に、羽根の外周側の上下スポーク5、6、上下外周スポーク21、22、連結スポーク7及び第2の連結スポーク23から形成される枠体には帆布などの可撓性シートの外風孕体28を、また中心軸4と該中心軸4に近傍する上下スポーク5、6及び第3の連結スポーク27から形成される枠体には帆布などの可撓性シートの内風孕体29を張設し、さらに、上下スポーク5、6、上下外周スポーク21、22及び第2の上下スポーク24、25から形成される枠体の上面下面のそれぞれにも、帆布などの可撓性シートの上部風孕体30と下部風孕体31を張設したことを特徴としている。
そして、羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開き、又風圧を受けていないときはバネ部材17によって所定位置に戻る風受部材16を回動軸13に固設した点、及び風受部材16が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体15は風圧枠体14から離脱するように形成されている点についても、前述記載の実施の形態2の図4に示した場合と同様に設けられている。
本実施の形態3の上記構成によれば、順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、風孕体15は風圧枠体14から離脱するので、風力発電用羽根回転装置1のオーバーランは回避され、不要な故障発生を防止できることは勿論のこと、補助枠体26を追設して外風孕体28、内風孕体29、上部風孕体30及び下部風孕体31を設けたことにより、風圧を受けた際、風の持つエネルギーを有効に利用できるため変換効率がアップするという効果が得られる。
(実施の形態4)
前述した風力発電用羽根回転装置1の軸受2は羽根A、B、Cの下部位置にあって片持形式で支承されている。万一に備え強風時における中心軸4の軸振れを減少する手段として、これに回転安定部32を設けた形態について以下に説明する。
図7に示すように、連結スポーク7の下部に案内孔33を有するロッドガイド34と、該ロッドガイド34の案内孔33を摺動するロッド35が設けられ、また該ロッド35の一端には移動体としてベアリングを活用した転用ベアリング体36が設けられ、この転用ベアリング体36は、支持盤3に設けられた断面コの字形の円形誘導路37によって羽根回転装置1の円周方向と半径方向に誘導され支承される。さらにまた、ロッド35の他端には受座38が設けられ、該受座38とロッドガイド34との間には、ロッド35を中心軸4側に移動するように作用する圧縮スプリング39が介挿されている。
上記構成によれば、中心軸4に設けられた羽根が所定回転数を超えた場合には、転用ベアリング体36が圧縮スプリング39の力とバランスしながら円形誘導路37に導かれて半径方向外側に移動すると共に、円形誘導路37によって羽根の上下方向の移動が規制される。よって、羽根回転装置1の中心軸4の軸受2を片側だけに設けた形式であっても、中心軸4の振れを防止することが可能となり、強風時の回転安定性が増大するという効果がある。
(実施の形態5)
次に、本発明の風力発電用羽根回転装置1を搭載した風力発電装置40について説明する。
図8は風力発電装置40の基本的構成形態を示す模式図であるが、図に示すように、本発明の風力発電用羽根回転装置1においても、従来の風力発電装置の構成形態と同様、支持盤3の上部に設けられた風力発電用羽根回転装置1と支持盤3の下部に設けられた発電装置101とがギァボックス( 又はカプリング) 41を介して連結される。すなわち、風力発電用羽根回転装置1の中心軸4を出力軸とし、これに発電装置101の回転軸102が連結して風力発電装置40を形成している。
続いて、本発明の発電装置101について、図9及び図10を参照して詳述する。図9は本発明の実施の形態5における発電装置の部分断面上面図、図10は同装置の部分断面側面図である。
図9、10に示すように、本発明の発電装置101は、回転する出力軸に回転軸102を連結させ、また、この回転軸102の略中央の周囲には、内部に摺動軸103を嵌通した摺動軸受104を放射状に設けている。そして、回転軸102から離れた側の摺動軸103の一端には断面コの字状の永久磁石を有するローター105を固設すると共に、このローター105の外周にはローターが過回転した際、珪素鋼板やコイルなどから形成され、ローター105の作用を受けて電力を誘発するステーター106及び106Aが取付片107を介してハウジング108に固定されている。
また、回転軸102の両端は段付き形状に形成され、ハウジング108の上下に配設した上下のベアリング109によって支承され、さらに、回転軸102に近い側の摺動軸103の他端と回転軸102とは引張スプリング110で連結され、回転軸102が予め定められた所定の回転数を超えて過回転領域になると、引張スプリング110に抗してローター105と一体の摺動軸103が摺動軸受104に沿って半径外側方向に移動し、最大ストロークSの範囲内で且つ遠心力とバランスしながらステーターに接近するように形成している。
摺動軸103が摺動軸受104に沿って外周方向に移動する最大ストロークSは、摺動軸103に設けたストッパー111が、摺動軸受104に設けた長孔状の切欠部112によって規制されると共に、これによってローター105の摺動軸周りの回転も規制している。即ち、ローター105が最大ストロークS前進したきにはステーター106の高さ寸法に断面コの字状のローター105が丁度所定間隙をもって係合した形となる。
また、図9には、上下左右に4個ずつ、計二対のステーター106、ローター105と、上下左右の中間の位置に4個のステーター106Aの配置状態を示しているが、図9の左右に配設された一対の構成要素A1 、A2と、上下に配設された一対の構成要素B1、B2の引張スプリング110のバネ定数は対毎に異なるように形成されている。
図9に示したように、構成要素B1、B2の引張スプリング110のバネ定数は、構成要素A1 、A2より小さいく設定されており、したがって、同一の遠心力が作用した場合、一対の構成要素B1、B2の方が、引張スプリング110が早く延長して早く発電を開始すると共に、逆に早くブレーキング作用を開始することになる。そして、さらに遠心力が増大すれば、構成要素A1 、A2の引張スプリング110も延長し、同様に発電を開始すると共に、ブレーキング作用をすることになる。
また、図9、図10には引張スプリング110を除いて、同一の発電部材を二対配設した場合を示しているが、二対以上の構成要素を設けても良く、例えば、引張スプリング110のバネ定数を順次弱めて、一対の構成要素A1 、A2と他の一対の構成要素B1、B2との間に即ち、図9で示したステーター106Aの位置に、構成要素C1、C2( 図示せず) と構成要素D1、D2( 図示せず) を増設して計四対の発電部材で形成しても良い。
さらにまた、これらそれぞれ構成要素の間に、図9に示したステーター106Aのみを配設して、過回転時の電力とブレーキングの能力を更に増大することも可能である。
なお、前述では対毎に引張スプリング110のバネ定数を順次弱めて設ける場合を説明したが、用途によっては、引張スプリング110のバネ定数を全て同一にしても良く、この場合には、急ブレーキがかかるという作用がある。
さらになお、前述では発電ブレーキの作用を段階的に動作させる手段として、発電部材には、対毎に異なるバネ定数を有する引張スプリングを取り付けた場合について説明したが、他の手段としては、一定のバネ定数を有する引張スプリングを用いてその長さを変え、短くして取り付けた側を堅い方( 構成要素A1 、A2側) のスプリング材110として利用することも可能である。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6について図9及び図11を参照して説明する。図11は前述の実施の形態5に示した発電の構成要素A1 、A2側の永久磁石を有するローター105に代わって、コイルを有する第2のローター105Aとした形態( 発電の構成要素K1 、K2と呼称する) を示す部分断面側面図である。なお、これを除いた他の発電に係る構成要素及びその動作、作用などは実施の形態5の場合と同様である。
この構成要素K1 、K2の第2のローター105Aのコイルには、バッテリー113から回転軸102に設けた整流子・ブラシ114を介して所定の電力が供給され、実施の形態5に示した発電の構成要素A1 、A2側の永久磁石を有するローター105と同様の作用をするものであり、バッテリー113への電力の供給が、図9に示した発電が最初に開始する側の構成要素B1、B2からできるように電気回路等を構成しておけば、より合理的である。
また、本実施の形態6においても、構成要素B1、B2と構成要素K1 、K2の二対の発電部材による発電装置以外に、バネ定数を適宜考慮した上、構成要素A1 、A2や構成要素B1、B2と組み合わせて、例えば、計三対、四対のようにその数を増やすことにより、さらに広い用途に応じた合理的な発電装置を実現することが可能である。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7について図12を参照して説明する。
前述までの発電装置101では、回転軸102は、ハウジング108の上面からのみ突設して他の装置の出力軸と連結した形態であったが、図12に示すように、回転軸102をハウジング108の上、下面の両面から突設させて形成した別の発電装置101Aを新たに設けて、回転軸102どうしを継ぎ手115によって連結し発電装置を二層に形成すれば、発電装置及びブレーキの容量を更に増大して利用することができる。したがって、前述した発電の構成要素を回転軸の周囲に放射状に設けた形態の発電装置と組み合わせれば、要求仕様にあった種々の発電装置を容易に実現することが可能である。
尚、二層の発電装置の間に電動クラッチ機構116を設け、例えば、微風のときはいずれか一層のみ(図では上層のみ)を作動させ、一定以上の強風の場合は上下二層を作動させるようにしてもよい。
如上のとおり、本発明の風力発電用羽根回転装置は、羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を備えたことにより、風向きが変化しても回転方向は一定で継続される。したがって、風向計などによって風向きを検知し装置全体の向きを調節する機構は必要がなく、さらに、風圧が所定圧力を超えた場合には、風受部材の風孕体は風圧枠体から離脱するので羽根回転装置のオーバーランを防止することができるという特徴がある。
さらに、風力発電装置を構成する発電装置は、強風の時などに回転数がオーバーするような際には、その回転エネルギーを電力に変換すると共に、そのブレーキング作用によって過回転が抑制される。したがって、エネルギーの有効活用を図ると共に、上記羽根回転装置のオーバーラン防止機能とあわせ、二重に装置・機械の故障、破損を防止するという機能を備えている。
本発明の実施の形態1における風力発電用羽根回転装置の構成を示し、図2の羽根A、Bそれぞれの正面図( 矢視X、Yからから見た図) を展開して示した部分断面図である。 同装置の上面図である。 同装置の羽根の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における風力発電用羽根回転装置の羽根の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における風力発電用羽根回転装置の羽根の構成を示す斜視図である。 同装置の上面図である。 本発明の実施の形態4における風力発電用羽根回転装置の構成を示し、図1の形態に回転安定部を設けた部分断面図である。 本発明の実施の形態5における風力発電装置の構成を示す側面図である。 同装置に搭載される発電装置を上方から見た平面部分断面図である。 同発電装置を側方から見た側面部分断面図である。 本発明の実施の形態6における発電装置の側面部分断面図である。 本発明の実施の形態7における発電装置の側面部分断面図である。
符号の説明
1 風力発電用羽根回転装置
2 軸受
3 支持盤
4 中心軸
5 上スポーク
6 下スポーク
7 連結スポーク
8 枠体
9 外風圧体
10 内風圧体
11 上副軸受
12 下副軸受
13 回動軸
14 風圧枠体
15 風孕体
16 風受部材
17 バネ部材
18 ストッパー
19 対向枠
20 着脱自在手段
20a マグネット
20b ホック
20c 面ファスナー
21 上外周スポーク
22 下外周スポーク
23 第2の連結スポーク
24 第2の上スポーク
25 第2の下スポーク
26 補助枠体
27 第3の連結スポーク
28 外風孕体
29 内風孕体
30 上部風孕体
31 下部風孕体
32 回転安定部
33 案内孔
34 ロッドガイド
35 ロッド
36 転用ベアリング体
37 断面コの字形の円形誘導路
38 受座
39 圧縮スプリング
40 風力発電装置
41 ギァボックス( 又はカプリング)
101、101A 発電装置
102 回転軸
103 摺動軸
104 摺動軸受
105 永久磁石を有するローター
105A コイルを有するローター
106、106A ステーター
107 取付片
108 ハウジング
109 ベアリング
110 引張スプリング( 伸縮部材)
111 ストッパー
112 切欠部
113 バッテリー
114 整流子・ブラシ
115 継ぎ手
116 電動クラッチ機構
A、B、C 羽根

Claims (14)

  1. 軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ前記軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とからなり、該羽根は、前記中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる枠体と、該枠体に張設した風孕体とを備え、前記枠体の連結スポークに近傍した前記上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設け、前記羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を前記回動軸に固設したことを特徴とする風力発電用羽根回転装置。
  2. 軸受を有する支持盤と、該支持盤に設けられ前記軸受によって回転自在に支承される中心軸と、該中心軸に設けた複数の羽根とからなり、該羽根は、前記中心軸の上下からそれぞれ水平方向に延設する上下スポーク及び該上下スポークの端部を連結する連結スポークとからなる主枠体と、前記上下スポークの先端からL 字状に曲折して設けた上下外周スポークと、該上下外周スポークの端部を連結する第2の連結スポークと、前記上下外周スポークのそれぞれの端部と前記中心軸とを連結する第2の上下スポークとからなる補助枠体とからなり、前記主枠体の中心軸に近傍する側には前記上下スポークを連結する第3の連結スポークを設け、且つ前記主枠体の連結スポークに近傍する前記上下スポークに上下副軸受を設けたうえ該上下副軸受に支承される回動軸を設けると共に、前記羽根の外周側の上下スポーク、上下外周スポーク、連結スポーク及び第2の連結スポークから形成される枠体に風孕体を張設して形成された外風孕体と、前記中心軸と該中心軸に近傍する前記上下スポーク及び第3の連結スポークから形成される枠体に風孕体を張設して形成された内風孕体を設け、前記羽根が順風を受けるときは閉じ、逆風を受けるときは開く風受部材を前記回動軸に固設したことを特徴とする風力発電用羽根回転装置。
  3. 上下スポーク、上下外周スポーク及び第2の上下スポークから形成される枠体の上面下面のそれぞれに風圧を受ける上部下部風孕体を張設したことを特徴とする請求項2記載の風力発電用羽根回転装置。
  4. 風受部材は、回動軸に連結して形成される風圧枠体と、該風圧枠体の内側の空間部を覆う風孕体とからなり、前記風孕体の一端縁は前記回動軸と対向する側の前記風圧枠体の一辺である対向枠に固着されるとともに、これ以外の前記回動軸側の風孕体は前記風圧枠体と着脱自在に形成され、前記風受部材が順風を受け、該順風の風圧が所定圧力を超えた場合には、前記風孕体は前記風圧枠体から離脱する着脱自在手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置。
  5. 風受部材は、羽根が風圧を受けていないときはバネ部材によって所定位置に戻るように形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置。
  6. 着脱自在手段は、回動軸と風圧枠体の材質は磁性体で形成すると共に、前記風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、マグネットを設けたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置。
  7. 着脱自在手段は、風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、前記風圧枠体と風孕体のそれぞれに一対になって機能する留め具としてのホックを備えたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置。
  8. 着脱自在手段は、風圧枠体の対向枠に固着された風孕体の一端縁以外の端縁に、前記風圧枠体と風孕体のそれぞれに一対になって機能する留め具としての面ファスナーを備えたことを特徴とする請求項4記載の風力発電用羽根回転装置。
  9. 風孕体が帆布からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置。
  10. 連結スポークの下部に設けられ案内孔を有するロッドガイドと、該ロッドガイドの案内孔を摺動するロッドと、該ロッドの一端に設けられた移動体と、支持盤に設けられ前記移動体を支承する誘導路と、前記ロッドを中心軸側に引っ張るように作用するスプリング材とを備え、前記中心軸に設けられた羽根が所定回転数を超えた場合には、前記移動体が前記誘導路に導かれて半径方向外側に移動し、回転の安定性を増大することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置と、回転する出力軸に連結される回転軸と、該回転軸の周囲に放射状に設けられた摺動軸受と、前記摺動軸受に嵌通する摺動軸と、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設され永久磁石を有するローターと、該ローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターと、前記回転軸に近い側の前記摺動軸の他端と前記回転軸とを連結するように設けた伸縮部材とを備え、該伸縮部材は、前記回転軸が回転して前記ローターに遠心力が作用した際、該遠心力の大きさに比例して前記ステーターに接近する前記ローターを前記回転軸側に引き寄せるように作用すると共に、前記遠心力と均衡を保つように機能する発電装置とからなり、前記発電装置の回転軸に前記風力発電用羽根回転装置の中心軸を出力軸として連結したことを特徴とする風力発電装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の風力発電用羽根回転装置と、回転する出力軸に連結される回転軸と、該回転軸の周囲に放射状に設けられた摺動軸受と、前記摺動軸受に嵌通する摺動軸と、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設され永久磁石を有するローターと、前記回転軸から離れた側の前記摺動軸の一端に固設されコイルを有する第2のローターと、前記ローター及び第2のローターが回転した際、その磁力作用によって電力を誘発するステーターと、前記回転軸に近い側の前記摺動軸の他端と前記回転軸とを連結するように設けた伸縮部材とを備え、該伸縮部材は、前記回転軸が回転して前記ローター及び第2のローターに遠心力が作用した際、該遠心力の大きさに比例して前記ステーターに接近する前記ローター及び第2のローターを前記回転軸側に引き寄せるように作用すると共に、前記遠心力と均衡を保つように機能する発電装置とからなり、前記発電装置の回転軸に前記風力発電用羽根回転装置の中心軸を出力軸として連結したことを特徴とする風力発電装置。
  13. 伸縮部材が引張スプリングである請求項11又は12記載の発電装置。
  14. 発電部材としてのローターと、ステーターを複数対備え、対毎に引張スプリングのバネ定数を異なるように形成した請求項13記載の発電装置。
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