JP2008104313A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】制御駆動回路の回路GNDと筐体などのフレームGNDとを電気的に接続する構成のブラシレスモータにおいて、外部電界によるノイズに対し、回転速度変動を生じる誤動作レベルの耐量を向上したブラシレスモータを提供する。
【解決手段】速度制御回路と一体に形成され、前記速度制御回路を実装する回路基板13上の一面側に円環状に形成された回転速度検出用のFGパターン14の外側の位置に設けられた回路GNDのランド20から引き出した配線16を固定ネジ19でフレームGNDとなる取り付け板11と電気的に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】速度制御回路と一体に形成され、前記速度制御回路を実装する回路基板13上の一面側に円環状に形成された回転速度検出用のFGパターン14の外側の位置に設けられた回路GNDのランド20から引き出した配線16を固定ネジ19でフレームGNDとなる取り付け板11と電気的に接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、レーザビームプリンタなど回転機構を駆動するブラシレスモータに関し、ステータコイルが巻装されたステータコア(鉄心)と、リング状のマグネットを取り付けたロータと、ロータの位置を検出するホール素子、ロータの回転速度を検出する検出手段を有し、ロータを駆動し制御する制御・駆動回路をモータと一体に組み込み、回路GNDとセットなど筐体GNDを接続するブラシレスモータに関する。
複写機、レーザビームプリンタなどの機器は、機器内部に様々な電気ノイズの発生源が存在する。そのため、上記機器の回転機構を駆動するブラシレスモータに、外部電界ノイズなどとして大きな影響を与える。
従来、外部電界ノイズに対する対策として、1つの半導体基板にスイッチング素子、ダイオード及び駆動回路を集積化することにより配線をできるだけ短くすることにより、外部電界ノイズが回路に飛び込み難くする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、速度検出用の平面コイルパターンにキャンセルパターンを追加する構成が良く知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、ブラシレスモータを板金などで覆ってシールドすれば、外部電界ノイズの飛込みによる誤動作は起きないが、ブラシレスモータを配置するスペースが増大するため実用的ではない。
そこで、従来、上記ノイズの飛び込み対策としてブラシレスモータの制御駆動回路の回路GNDと筐体などのフレームGNDとを電気的に接続することが一般的に行われている。
上記特許文献2に開示された速度検出用の平面コイルパターンを有するブラシレスモータにおいて、制御駆動回路の回路GNDと筐体などのフレームGNDとを電気的に接続する構成のブラシレスモータの一例を図3および図4に示す。
図3において、1はステータコイルで、ステータコア2に巻装されている。3は磁性体からなるロータヨークで、このロータヨーク3の内周に取り付けられたロータマグネット4と中央に固定されたシャフト5とによりロータ6を形成している。7はロータヨーク3とシャフト5を支承する軸受である。軸受7はハウジング8の円筒部の内周に保持され、ハウジング8の外周にはステータコア2が固定されている。そして、ハウジング8のフランジ部は、モータを搭載する機器への取り付け板11との取り付け面となっており、必要に応じて、取り付けネジ10、取り付け用のネジ孔9が形成される。
ロータマグネット4の内周面には、径方向に複数の駆動用着磁が施されている。ロータマグネット4の開放面端には、FGマグネット部12が形成されている。このFGマグネット部12はロータマグネット4の内周面の駆動用着磁と直交する方向に複数のN、S磁極が交互に周方向へ速度検出の分解能を高めるため駆動用着磁より多極に着磁されている。
ハウジング8のフランジ部に取り付けられた回路基板13の片面には、ロータマグネッ
ト4の端面のFGマグネット部12に対向するように図4に示すような環状にFGパターン(速度検出パターン)14が形成されている。
ト4の端面のFGマグネット部12に対向するように図4に示すような環状にFGパターン(速度検出パターン)14が形成されている。
回路基板13のもう一方の片面には、駆動制御用回路部品22が、半田づけによって表面実装されている。駆動制御用回路部品22は、駆動制御集積回路とホール素子チップ型電子部品、抵抗、コンデンサ、ダイオード、パワーMOSFET等により構成される。
そして、機器側から接続線17により電源、制御信号等が回路基板13上に実装された回路に接続される。
ロータ6の速度検出用FGパターン14は、前記FGマグネット部12の着磁極数と等しい発電線素がロータマグネット4端面のFGマグネット部12と対向し、各発電線素を直列に接続して環状に形成されておりFGマグネット部12がロータ6と一体に回転するとFGパターン14には、FGマグネット部12との相対的な磁束変化により、ロータ6の回転速度に応じた周波数の速度検出信号が誘起される。回路基板13は、ハウジング8のかしめ部18とハウジング8とを固定する固定ネジ15によって固定される。
固定ネジ15は、回路GND21と取り付け板11のフレームGNDとをハウジング8を経由して電気的に接続している。
特開平3−226291号公報(第5頁、第11図)
特開2006−25537号公報(第6頁、図2)
しかしながら、制御駆動回路の回路GNDと筐体などのフレームGNDとを電気的に接続する構成のブラシレスモータにおいては、外部電界ノイズによって回路GNDとフレームGNDとの間にノイズ電流が流れる。上記従来の構成のブラシレスモータにおいては、回路GNDとフレームGNDとなる取り付け板とをハウジングを経由して電気的に接続するので、この接続パターンが速度検出用のFGパターンと交差してノイズ電流が流れる。このため、FGパターンに大きな電界ノイズが重畳して誤動作の要因になるという課題があった。
上記課題を解決するために本発明は、速度制御回路と一体に形成され、前記速度制御回路を実装する回路基板の一面上に円環状に形成された回転速度検出用のFGパターンを備えるブラシレスモータであって、ブラシレスモータを搭載する機器のフレームGNDと前記回路基板の回路GNDとを電気的に接続する接続部が、前記FGパターンと干渉しない位置に配置されてなるブラシレスモータである。
より具体的には、ブラシレスモータを機器へ取り付ける取り付け板を設け、FGパターンの外側の位置に回路GNDのランドを形成し、このランドから直接引き出された配線を、固定ネジによって取り付け板に接続して回路GNDと機器のフレームGNDとを電気的に接続したものである。
本発明のブラシレスモータ駆動回路によれば、外部電界ノイズ耐性を大幅に改善することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるブラシレスモータの縦断面を示す。
図2は本発明の実施の形態1によるブラシレスモータの回路基板の配線パターンを示す。
図1は、本発明の実施の形態1によるブラシレスモータの縦断面を示す。
図2は本発明の実施の形態1によるブラシレスモータの回路基板の配線パターンを示す。
上記従来の技術によるブラシレスモータと同一の構成要素には同じ符号を付与し、説明を省略する。
従来は、図3、図4に示すように、回路GND21とフレームGNDとなる取り付け板11とをFGパターン14の内側に配置されるハウジング8を経由して固定ネジ15により接続していたが、本実施の形態においては、図1、図2に示すとおり、回路GNDと取り付け板11(フレームGND)とは、回路基板13のFGパターン14の外側の位置に回路GNDのランド20を形成し、このランド20から直接引き出された配線16と、固定ネジ19によって接続される。
このように構成すれば回路GNDとフレームGNDとを接続する配線がFGパターン14に近接あるいは交差しないため外部電界ノイズによるノイズ電流の影響を低減できる。
実験によれば、350MHz〜650MHzで従来は2〜3V/mしか耐量がなかったが、6V/mまで耐量を向上することができた。
以上により、外部電界ノイズ耐性を向上したブラシレスモータを提供することができる。
本発明のブラシレスモータは、ブラシレスモータを板金などの筐体で覆うことなく、外部電界による回転速度変動による誤動作耐量の向上に有用であるため、複写機、プリンタなどのドキュメント機器の小型化に貢献できる。
1 ステータコイル
2 ステータコア
3 ロータヨーク
4 ロータマグネット
5 シャフト
6 ロータ
7 軸受
8 ハウジング
9 ネジ孔
10 取り付けネジ
11 取り付け板
12 FGマグネット部
13 回路基板
14 FGパターン
15、19 固定ネジ
16 配線
17 接続線
18 ハウジング基板固定用かしめ部
20 ランド
21 回路GND
22 駆動制御用回路部品
2 ステータコア
3 ロータヨーク
4 ロータマグネット
5 シャフト
6 ロータ
7 軸受
8 ハウジング
9 ネジ孔
10 取り付けネジ
11 取り付け板
12 FGマグネット部
13 回路基板
14 FGパターン
15、19 固定ネジ
16 配線
17 接続線
18 ハウジング基板固定用かしめ部
20 ランド
21 回路GND
22 駆動制御用回路部品
Claims (2)
- 速度制御回路と一体に形成され、前記速度制御回路を実装する回路基板の一面上に円環状に形成された回転速度検出用のFGパターンを備えるブラシレスモータであって、ブラシレスモータを搭載する機器のフレームGNDと前記回路基板の回路GNDとを電気的に接続する接続部が、前記FGパターンと干渉しない位置に配置されてなるブラシレスモータ。
- ブラシレスモータを機器へ取り付ける取り付け板を設け、FGパターンの外側に前記回路基板の回路GNDのランドを形成し、このランドから引き出された配線を前記取り付け板に接続することによりフレームGNDと回路GNDとの接続部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006285946A JP2008104313A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006285946A JP2008104313A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008104313A true JP2008104313A (ja) | 2008-05-01 |
Family
ID=39438203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006285946A Pending JP2008104313A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008104313A (ja) |
-
2006
- 2006-10-20 JP JP2006285946A patent/JP2008104313A/ja active Pending
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