JP2008103990A - リアプロジェクタおよび歪み補正方法 - Google Patents

リアプロジェクタおよび歪み補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より汎用的に画像の歪みを補正することが可能なリアプロジェクタ等を提供すること。
【解決手段】リアプロジェクタ100が、四角形の対角の2点を固定点とし、当該2点以外の当該四角形の各頂点および当該四角形の各辺上の少なくとも1点を移動可能な補正点とする前記四角形を含むキャリブレーション画像を生成する画像生成部140と、当該キャリブレーション画像を投写する投写部160と、前記補正点の移動に関する操作情報を入力する入力部110と、前記操作情報に基づき、投写部160によって投写される画像の歪みを補正する補正部130とを含んで構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、リアプロジェクタおよびリアプロジェクタにおける歪み補正方法に関する。
従来、リアプロジェクタでは、スクリーン、背面ミラー、投写部の位置は固定であり、画像の歪みは発生しないものと考えられており、画像の歪みを補正するための手段は設けられていなかった。
しかし、近年、スクリーンが大型化してきており、重力等の影響を受けることによってスクリーンや背面ミラーに歪みが生じ、画像の歪みが発生するようになってきた。
また、輸送時の振動や経時変化等によってスクリーンや背面ミラーの位置が微妙にずれることによっても画像の歪みが発生してしまう。
また、近年、液晶パネル等における画像表示領域の縦横比と画像の縦横比が一致しない場合も多く、画像の境目部分の歪みが目立つ状況が発生している。例えば、横:縦が、画像表示領域は16:9で、画像は4:3である場合、画像表示領域において、左側に黒領域、中央に画像、右側に黒領域が配置されるため、黒領域と画像との境目の垂直線部分の歪みが目立ってしまう。また、例えば、横:縦が、画像表示領域は4:3で、画像は16:9である場合、画像表示領域において、上側に黒領域、中央に画像、下側に黒領域が配置されるため、黒領域と画像との境目の水平線部分の歪みが目立ってしまう。
例えば、特開2001−159784号公報では、リアプロジェクタにおいて、画像の歪みを補正することが記載されている。
特開2001−159784号公報
しかし、特開2001−159784号公報では、スクリーンサイズを変更することを目的として、種々のサイズのスクリーン部を載置可能とし、スクリーン部と本体部との相対移動または回転移動を行うための特殊な構成を用いる必要があり、一般的なリアプロジェクタには適用できない。
本発明の目的は、より汎用的に画像の歪みを補正することが可能なリアプロジェクタおよび歪み補正方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るリアプロジェクタは、
四角形の対角の2点を固定点とし、当該2点以外の当該四角形の各頂点および当該四角形の各辺上の少なくとも1点を移動可能な補正点とする前記四角形を含むキャリブレーション画像を生成する画像生成部と、
当該キャリブレーション画像を投写する投写部と、
前記補正点の移動に関する操作情報を入力する入力部と、
前記操作情報に基づき、前記投写部によって投写される画像の歪みを補正する補正部と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る歪み補正方法は、
リアプロジェクタによる画像の歪み補正方法において、
前記リアプロジェクタは、
四角形の対角の2点を固定点とし、当該2点以外の当該四角形の各頂点および当該四角形の各辺上の少なくとも1点を移動可能な補正点とする前記四角形を含むキャリブレーション画像を生成し、
当該キャリブレーション画像を投写し、
前記補正点の移動に関する操作情報を入力し、
前記操作情報に基づき、画像の歪みを補正することを特徴とする。
本発明によれば、リアプロジェクタは、キャリブレーション画像を投写し、操作情報を入力することによって画像の歪みを補正することができ、特殊な手段を用いる必要はないため、より汎用的に画像の歪みを補正することができる。
特に、本発明によれば、リアプロジェクタは、頂点部分だけではなく、辺上の点を補正点として用いることにより、画像の辺が曲線状に歪んでいる場合であっても、ユーザーから見て当該辺を直線状に補正することができる。
また、前記補正部は、前記操作情報に基づき、当該操作情報の操作対象の前記補正点を移動させることによって前記四角形の形状を調整し、
前記画像生成部は、前記補正部によって前記四角形の形状が調整された前記キャリブレーション画像を生成してもよい。
これによれば、ユーザーは、調整の過程を確認しながら四角形の形状を調整することにより、画像の歪みをより正確に補正することができる。
また、前記リアプロジェクタは、前記補正点の移動可能範囲を示す移動可能範囲データを記憶する記憶部を含み、
前記補正部は、前記移動可能範囲データに基づき、前記操作対象の前記補正点を前記移動可能範囲内で移動させてもよい。
これによれば、リアプロジェクタは、表示能力を超える補正を行ったり、画像表示可能範囲外に補正点を移動させたりする事態の発生を防止することができる。
また、前記記憶部は、前記固定点および前記補正点の位置を示す位置データを記憶し、
前記補正部は、前記補正点に関する位置データを補正することによって前記補正点を移動させ、
前記画像生成部は、前記位置データに基づき、前記キャリブレーション画像を生成してもよい。
これによれば、リアプロジェクタは、固定点および補正点の位置を記憶することにより、一旦画像の投写を終了してから再び画像を投写する場合であっても、歪みのない画像を投写することができる。
また、前記四角形の形状と実際に投写される画像の形状とが一致していてもよい。
これによれば、リアプロジェクタは、キャリブレーション画像内の四角形の歪みをなくすことにより、実際に投写される画像の歪みもなくすことができる。
また、前記補正部は、前記投写部の画像表示領域の少なくとも一辺と、当該画像表示領域における画像の少なくとも一辺とが一致する場合、当該一致する一辺に相当する位置にある前記固定点および前記補正点を内側に移動させてもよい。
これによれば、リアプロジェクタは、固定点および補正点を画像表示領域の外周部よりも内側に表示することができるため、ユーザーは、固定点および補正点の位置を確認しやすく、かつ、容易に補正点を移動させることができる。
また、前記入力部は、前記固定点の変更指示を示す変更指示情報を入力し、
前記補正部は、前記変更指示情報に基づき、前記対角にある固定点を前記補正点に変更し、前記対角とは異なる対角にある補正点を前記固定点に変更し、
前記画像生成部は、前記補正部による変更に応じて前記固定点を変更した前記キャリブレーション画像を生成してもよい。
これによれば、ユーザーは、画像の表示状態や自分の好みに応じて固定点を変更することができ、リアプロジェクタは、ユーザビリティーを向上させることができる。
また、前記補正点は、前記固定点の対角以外の対角にある2点および前記四角形の各辺の中点にある4点であってもよい。
これによれば、リアプロジェクタは、各辺の中点を補正点として用いることにより、補正用の演算を行いやすく、より効率的に画像の歪みを補正することができる。
以下、本発明をリアプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施例)
まず、第1の実施例として、空間光変調器の一種である液晶パネルの画像表示領域のアスペクト比(横:縦の比)が16:9で画像のアスペクト比が4:3の場合の画像の歪み補正方法について説明する。
図1は、リアプロジェクタ100の概略断面図である。また、図2は、リアプロジェクタ100の正面図である。
リアプロジェクタ100は、投写部160から光を投射し、背面ミラー170で反射させてスクリーン180に画像を表示する。このような構造が採用されているため、背面ミラー170やスクリーン180に位置ずれ、歪み等が生じると投写画像200のように画像が歪んでしまう。なお、図2では、歪みをわかりやすくするため、実際の投写画像200よりも歪みを大きくしている。
特に、スクリーン180が大型化している状況では、投写画像200のように辺の中央部の歪みが大きくなりやすい。投写画像200の歪みを補正する手法として、投写画像200の4隅の点を補正点として指定して補正する手法も存在するが、このような手法では、図2に示すような状態の投写画像200を適切に補正することは困難である。
本実施例では、投写画像200に相当する四角形の対角の2隅を固定し、他の対角の2点と、当該四角形の各辺の中点にある4点を補正点として投写画像200の歪みを補正する手法を採用している。
次に、このような手法を実行することが可能なリアプロジェクタ100の機能ブロックについて説明する。
図3は、第1の実施例におけるリアプロジェクタ100の機能ブロック図である。
リアプロジェクタ100は、上述した四角形を含むキャリブレーション画像を生成する画像生成部140と、当該キャリブレーション画像を投写する投写部160と、背面ミラー170と、スクリーン180とを含んで構成されている。
また、リアプロジェクタ100は、補正点の移動に関する操作情報等を入力する入力部110と、画像情報入力部120と、操作情報に基づき、投写部160によって投写される画像の歪みを補正する補正部130と、種々のデータを記憶する記憶部150とを含んで構成されている。
また、記憶部150は、補正点として設定可能な各点の移動可能範囲を示す移動可能範囲データ152、当該各点の現在位置を示す位置データ154、キャリブレーション画像を生成するためのキャリブレーション画像データ156等を記憶している。
ここで、移動可能範囲データ152についてより詳細に説明する。
図4は、第1の実施例における移動可能範囲データ152を示す図である。
移動可能範囲データ152の項目としては、例えば、画像アスペクト比、点、点ごとのx座標の最小値および最大値、点ごとのy座標の最小値および最大値等が該当する。なお、上述したキャリブレーション画像内の四角形において、左上の点、上辺の中点、右上の点、右辺の中点、右下の点、底辺の中点、左下の点、左辺の中点の順番に点A、点B、点C、点D、点E、点F、点G、点Hが配置されているものとする。また、投写部190の画像表示領域は、横が1920ドット、縦が1080ドットで、当該画像表示領域の左上を原点とし、右側がx方向、下側がy方向であるものとする。
例えば、上述した四角形の左上の点である点Aは、画像のアスペクト比が4:3の場合は、x座標の最小値が230、最大値が250で、y座標の最小値が0、最大値が20であり、画像のアスペクト比が16:9の場合は、x座標の最小値が0、最大値が20で、y座標の最小値が0、最大値が20である。このように、各点は移動可能範囲として20ドットが設定されている。もちろん、移動可能範囲は20ドットには限定されず、ユーザーの設定や使用状況等に応じて任意の値を設定可能である。
次に、位置データ154についてより詳細に説明する。
図5は、第1の実施例における位置データ154を示す図である。
位置データ154の項目としては、例えば、点、各点の属性、各点の種別、各点の位置等が該当する。例えば、画像のアスペクト比が4:3で初期状態の場合、点Aは、属性が対角1、種別が固定点、位置が(x,y)=(240,10)で、点Bは、属性が中点、種別が補正点、位置が(x,y)=(960,10)で、点Cは、属性が対角2、種別が補正点、位置が(x,y)=(1680,10)で、点Dは、属性が中点、種別が補正点、位置が(x,y)=(1680,540)で、点Eは、属性が対角1、種別が固定点、位置が(x,y)=(1680,1070)で、点Fは、属性が中点、種別が補正点、位置が(x,y)=(960,1070)で、点Gは、属性が対角2、種別が補正点、位置が(x,y)=(240,1070)で、点Hは、属性が中点、種別が補正点、位置が(x,y)=(240,540)である。
なお、対角1と対角2とに分けている理由はペアとなる点を識別するためである。例えば、左上の点Aと右下の点Eは対角1でペアであり、右上の点Cと左下の点Gは対角2でペアである。また、y座標が10、1070のようになっているのは、画像表示領域の外周部から10ドット離すことによって補正点等を識別しやすくするためである。
なお、補正部130等の機能を実装するためのハードウェアとしては、例えば、以下のものを採用してもよい。例えば、入力部110としてはボタン、リモートコントローラ(以下、リモコンという。)からの操作情報を受光する赤外受光ユニット等、画像情報入力部120としては画像信号入力端子等、補正部130としてはCPU等、画像生成部140としては画像処理回路等、記憶部150としてはRAM、ROM等、投写部160としては液晶パネル、液晶駆動回路、ランプ、投写レンズ等を採用してもよい。なお、背面ミラー170、スクリーン180は一般的なリアプロジェクタで用いられているものをそのまま採用してもよい。
次に、補正部130等を用いた歪み補正手順について説明する。
図6は、第1の実施例における歪み補正手順を示すフローチャートである。
補正部130は、投写部160の液晶パネルの画像表示領域のアスペクト比と、画像のアスペクト比に応じて位置データ154を設定する(ステップS1)。例えば、補正部130は、記憶部150に記憶された画像表示領域のアスペクト比を示すデータに基づいて画像表示領域のアスペクト比を把握し、画像情報入力部120から入力される画像情報に基づいて画像のアスペクト比を把握してもよい。また、補正部130は、例えば、移動可能範囲データ152に基づいて位置データ154を設定してもよい。
例えば、補正部130は、画像表示領域のアスペクト比が16:9で画像のアスペクト比が4:3の場合、移動可能範囲データ152の画像アスペクト比が4:3の点A〜点Hの移動可能範囲として設定された座標値の中間値(最小値と最大値の中間値)を位置データ154における各点の位置として設定することにより、効率的かつ迅速に位置データ154を設定することができる。なお、補正部130は、画像表示領域のアスペクト比が16:9で画像のアスペクト比が16:9の場合、移動可能範囲データ152の画像アスペクト比が16:9の各点のデータを用いて同様に位置データ154を設定することができる。
画像生成部140は、位置データ154と、キャリブレーション画像データ156に基づき、キャリブレーション画像を生成し(ステップS2)、投写部160は、背面ミラー170、スクリーン180を介してキャリブレーション画像を投写する(ステップS3)。
図7は、第1の実施例におけるキャリブレーション画像300の遷移を示す図である。
例えば、図7においては、キャリブレーション画像300は、4本の点線で囲まれる四角形を含む。この四角形は実際の画像が表示される領域に相当する。なお、キャリブレーション画像300は、元の画像の上に表示されるOSD(On Screen Display)画像であってもよいし、元の画像に代えて表示される画像であってもよい。また、キャリブレーション画像300は、4本の点線の表示に代えて四角形のみを表示するものであってもよい。
また、各点線上の丸印が、ユーザーが移動不能な固定点であり、各点線上の四角印が、ユーザーが移動可能な補正点である。なお、初期状態では点A、点Eが固定点になっているが、ユーザーは、固定点を点C、点Gに変更し、点A、点Eを補正点に変更することも可能である。例えば、補正部130は、入力部110によってユーザーの固定点切替指示情報が入力された場合、位置データ154の固定点になっているペアの対角を補正点に変更し、補正点になっているペアの対角を固定点に変更する。
リアプロジェクタ100は、入力部110に歪み補正の終了指示情報が入力されたか、あるいは、一定時間(例えば、10秒、30秒等)以上操作情報が入力されない場合に終了と判定し(ステップS4)、歪み補正処理を終了する。
終了ではない場合、補正部130は、補正点の移動指示に関する操作情報が入力されたかどうかを判定し(ステップS5)、移動指示があった場合、操作情報に基づき、位置データ154を補正する(ステップS6)。
例えば、ユーザーは、補正点Bを上に移動させたい場合、リモコンを用いて補正点Bを選択した後、上に移動する操作を行う。入力部110は、リモコンからの操作情報を入力し、補正部130は、当該操作情報に応じて点Bのy座標を−1ドットずつ更新する。なお、補正部130は、移動可能範囲データ152の補正限界になった場合は移動可能範囲データ152の限界になった方向における座標位置の更新は行わない。例えば、点Bを上に移動する操作の場合、補正部130は、点Bのy座標が0になった場合、上に移動する操作があっても点Bのy座標の更新を行わない。
また、補正点の移動に伴う補正点以外の境界線(図7の点線)の座標は、例えば、以下の補間処理の演算式で演算可能である。
図8は、第1の実施例におけるキャリブレーション画像300の座標を示す模式図である。
例えば、点Aを(x1,y1)、点Bを(x2,y2)、点Cを(x3,y3)とし、対象点の座標を(x,y)とする。
この場合、補間処理の演算式は、例えば、0<x<x2の場合、y=(y2−y1)/(x2−x1)*x+{y1−(y2−y1)/(x2−x1)*x1}である。また、補間処理の演算式は、例えば、xがx2以上の場合、y=(y3−y2)/(x3−x2)*x+{y2−(y3−y2)/(x3−x2)*x2}である。
リアプロジェクタ100は、ユーザーの操作に応じてステップS2〜S6の処理を繰り返し実行することにより、図7に示すように、四角形をユーザーにとって好ましい矩形に変形することができ、当該矩形の領域に投写画像200を投写することができる。
以上のように、本実施例によれば、リアプロジェクタ100は、キャリブレーション画像300を投写し、操作情報を入力することによって画像の歪みを補正することができ、特殊な手段を用いる必要はないため、より汎用的に画像の歪みを補正することができる。
特に、本実施例によれば、リアプロジェクタ100は、頂点部分だけではなく、辺上の点を補正点として用いることにより、画像の辺が曲線状に歪んでいる場合であっても、ユーザーから見て当該辺を直線状に補正することができる。また、リアプロジェクタ100は、対角の2点を固定点とすることにより、すべての点を補正点とする場合と比べ、より迅速に補正することができ、ユーザーにとっても四角形を矩形状に変形させやすい。
また、本実施例によれば、ユーザーは、補正点を移動させて自分の好みの位置、形状で投写画像200を表示することができる。
また、リアプロジェクタ100は、補正点が補正される度にキャリブレーション画像300を更新して表示することにより、ユーザーは、調整の過程を確認しながら四角形の形状を調整することができ、画像の歪みをより正確に補正することができる。
また、リアプロジェクタ100は、移動可能範囲データ152を用いることにより、表示能力を超える補正を行ったり、画像表示可能範囲外に補正点を移動させたりする事態の発生を防止することができる。
また、リアプロジェクタ100は、位置データ154を記憶部150に記憶することにより、固定点および補正点の位置を記憶することができ、一旦画像の投写を終了してから再び画像を投写する場合であっても、歪みのない画像を投写することができる。
また、リアプロジェクタ100は、キャリブレーション画像300における四角形の形状と投写画像200の形状を一致させることにより、キャリブレーション画像300内の四角形の歪みをなくすことにより、実際に投写される画像の歪みもなくすことができる。
また、リアプロジェクタ100は、初期状態において、固定点および補正点を画像表示領域の外周部よりも内側に10ドット(1ドット〜9ドット、11ドット以上でもよい。)ずらした位置に表示することができるため、ユーザーは、固定点および補正点の位置を確認しやすく、かつ、容易に補正点を移動させることができる。
また、リアプロジェクタ100は、固定点を変更することができるため、ユーザーは、画像の表示状態や自分の好みに応じて固定点を変更することができ、リアプロジェクタ100は、ユーザビリティーを向上させることができる。
また、本実施例によれば、リアプロジェクタ100は、キャリブレーション画像300における四角形の各辺の中点を補正点として用いることにより、補正用の演算を行いやすく、より効率的に画像の歪みを補正することができる。
(第2の実施例)
次に、第2の実施例として、画像表示領域のアスペクト比が4:3で画像のアスペクト比が16:9の場合の画像の歪み補正方法について説明する。
図9は、第2の実施例におけるキャリブレーション画像302を示す図である。
例えば、画像表示領域のアスペクト比が4:3で画像のアスペクト比が16:9の場合、画像表示領域の上下に隙間ができる形で画像は配置される。
図10は、第2の実施例における移動可能範囲データ152を示す図である。また、図11は、第2の実施例における位置データ154を示す図である。
画像表示領域のアスペクト比が4:3の場合、リアプロジェクタ100は、図10に示す移動可能範囲データ152、図11に示す位置データ154を用いることにより、第1の実施例と同様に画像の歪みを補正できる。なお、第2の実施例における投写部190の画像表示領域は、横が1024ドット、縦が768ドットで、当該画像表示領域の左上を原点とし、右側がx方向、下側がy方向であるものとする。
以上のように、リアプロジェクタ100は、画像表示領域のアスペクト比が4:3の場合であっても、第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
(その他の実施例)
なお、本発明の適用は、上述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、リアプロジェクタ100は、上述した実施例では位置データ154を用いたが、位置データ154を用いなくてもよい。例えば、画像表示領域のアスペクト比と画像のアスペクト比に応じてキャリブレーション画像データ156を設け、画像生成部140は、画像表示領域のアスペクト比と画像のアスペクト比に応じたキャリブレーション画像データ156に基づき、上述した点線を描画し、各点線の交点と上述した四角形の各辺の中点を補正点として設定し、上下の辺にある補正点のうち、画像表示領域の上下に最も近い点および当該点の対角にある点を固定点としてキャリブレーション画像を生成してもよい。そして、補正部130は、ユーザーの操作情報に応じて補正点の移動指示を画像生成部140に行えばよい。
また、補正点の位置は、各辺の中点には限定されない。また、補正点の個数は6個には限定されず、リアプロジェクタ100は、各辺の頂点以外に2個以上の補正点を設けてもよい。例えば、リアプロジェクタ100は、各辺の始点から3分の1の位置、3分の2の位置にそれぞれ補正点を設けてもよい。これによれば、ユーザーは、より柔軟に投写画像200の形状を調整することができる。
また、上述した四角形は、線で囲まれる必要はない。また、上述した固定点および補正点との対応付けが可能な形状、投写画像200との対応付けが可能な形状であればよく、固定点および補正点の配置形状は四角形には限定されない。また、上述した固定点は必須ではなく、上述した点A〜点Hのすべてが補正点であってもよい。
また、リアプロジェクタ100は、液晶パネルを用いたリアプロジェクタには限定されず、例えば、米国テキサス・インスツルメンツ社が開発したDMD(Digital Micromirror Device)を空間光変調器として用いたリアプロジェクタ等であってもよい。
リアプロジェクタの概略断面図である。 リアプロジェクタの正面図である。 第1の実施例におけるリアプロジェクタの機能ブロック図である。 第1の実施例における移動可能範囲データを示す図である。 第1の実施例における位置データを示す図である。 第1の実施例における歪み補正手順を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるキャリブレーション画像の遷移を示す図である。 第1の実施例におけるキャリブレーション画像の座標を示す模式図である。 第2の実施例におけるキャリブレーション画像を示す図である。 第2の実施例における移動可能範囲データを示す図である。 第2の実施例における位置データを示す図である。
符号の説明
100 リアプロジェクタ、110 入力部、120 画像情報入力部、130 補正部、140 画像生成部、150 記憶部、152 移動可能範囲データ、154 位置データ、156 キャリブレーション画像データ、160 投写部、170 背面ミラー、180 スクリーン

Claims (9)

  1. 四角形の対角の2点を固定点とし、当該2点以外の当該四角形の各頂点および当該四角形の各辺上の少なくとも1点を移動可能な補正点とする前記四角形を含むキャリブレーション画像を生成する画像生成部と、
    当該キャリブレーション画像を投写する投写部と、
    前記補正点の移動に関する操作情報を入力する入力部と、
    前記操作情報に基づき、前記投写部によって投写される画像の歪みを補正する補正部と、
    を含むことを特徴とするリアプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記補正部は、前記操作情報に基づき、当該操作情報の操作対象の前記補正点を移動させることによって前記四角形の形状を調整し、
    前記画像生成部は、前記補正部によって前記四角形の形状が調整された前記キャリブレーション画像を生成することを特徴とするリアプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記補正点の移動可能範囲を示す移動可能範囲データを記憶する記憶部を含み、
    前記補正部は、前記移動可能範囲データに基づき、前記操作対象の前記補正点を前記移動可能範囲内で移動させることを特徴とするリアプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記記憶部は、前記固定点および前記補正点の位置を示す位置データを記憶し、
    前記補正部は、前記補正点に関する位置データを補正することによって前記補正点を移動させ、
    前記画像生成部は、前記位置データに基づき、前記キャリブレーション画像を生成することを特徴とするリアプロジェクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記四角形の形状と実際に投写される画像の形状とが一致していることを特徴とするリアプロジェクタ。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記補正部は、前記投写部の画像表示領域の少なくとも一辺と、当該画像表示領域における画像の少なくとも一辺とが一致する場合、当該一致する一辺に相当する位置にある前記固定点および前記補正点を内側に移動させることを特徴とするリアプロジェクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記入力部は、前記固定点の変更指示を示す変更指示情報を入力し、
    前記補正部は、前記変更指示情報に基づき、前記対角にある固定点を前記補正点に変更し、前記対角とは異なる対角にある補正点を前記固定点に変更し、
    前記画像生成部は、前記補正部による変更に応じて前記固定点を変更した前記キャリブレーション画像を生成することを特徴とするリアプロジェクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記補正点は、前記固定点の対角以外の対角にある2点および前記四角形の各辺の中点にある4点であることを特徴とするリアプロジェクタ。
  9. リアプロジェクタによる画像の歪み補正方法において、
    前記リアプロジェクタは、
    四角形の対角の2点を固定点とし、当該2点以外の当該四角形の各頂点および当該四角形の各辺上の少なくとも1点を移動可能な補正点とする前記四角形を含むキャリブレーション画像を生成し、
    当該キャリブレーション画像を投写し、
    前記補正点の移動に関する操作情報を入力し、
    前記操作情報に基づき、画像の歪みを補正することを特徴とする歪み補正方法。
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