JP2008103923A - 画像処理装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードウェア規模やコストの増大を抑えつつ、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる画像処理装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】メモリ管理&セレクタ103は画像データを複数の画像ブロックに分割し、各画像ブロックを第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nに振り分ける。この際に、メモリ管理&セレクタ103は、各圧縮伸張回路の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の圧縮対象の画像ブロックを選択する。特に、各圧縮器の処理完了時において、未処理の画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い画像ブロックを次の圧縮対象として選択する処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像情報(例えば動画像を構成する各々の静止画像情報)を連続的に圧縮・伸張する画像処理装置に関する。また、本発明は、本画像処理装置を備えた撮像装置にも関する。
従来のデータ圧縮・伸張技術として、複数個の圧縮伸張器を並行して同時に動作させる技術がある。例えば特許文献1に記載された技術では、画像データを複数個の領域に分割し、分割した各領域のデータを複数個の圧縮伸張器で並行して処理を行っており、割り当てマトリクスを用いて分割領域を圧縮伸張器に割り当てている。また、特許文献2に記載された技術では、領域毎の圧縮率及び符号データ量を計測し、領域の処理時間を均一化するように領域を分割し、圧縮伸張器にデータの分配を行っている。
特開平6−6612号公報 特許第3203352号公報
特許文献1に記載された技術では、まだ処理が開始されていない領域と、休止中の圧縮伸張器とを検出した上で、割り当てマトリクスを用いることにより、処理が開始されていない領域を休止中の圧縮伸張器に割り当てている。そして、領域の数と圧縮伸張器の数を多くすることにより、領域毎の処理時間のばらつきを小さくし、稼動効率の向上を目指している。しかし、未処理の領域を休止中の圧縮伸張器に割り当てる際に、未処理の領域のうちのどれを休止中の圧縮伸張器に割り当てるのかについては詳細な記載がなく、可動効率の向上の余地がある。
一方、特許文献2に記載された技術では、領域毎に圧縮率及び符号データ量を計測し、領域の処理時間を均一化するように分割を行っている。この場合、分割領域を変更することになるが、各圧縮伸張器の処理範囲の再設定がオーバーヘッドとして必要となる。特に、画像が刻々と変化する場合、又は高フレームレートの動画像を処理する場合には、再設定の頻度が高くなる可能性があり、オーバーヘッドの増大を伴う。従って、ハードウェア規模やコストの増大を伴うことになる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、ハードウェア規模やコストの増大を抑えつつ、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる画像処理装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、画像情報を連続的に圧縮する画像処理装置において、前記画像情報を複数の画像ブロックに分割する分割手段と、前記分割手段によって分割された各画像ブロックをそれぞれ個別に圧縮する複数の圧縮器を有する圧縮手段と、各圧縮器の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の圧縮対象の画像ブロックを選択する選択手段と、各圧縮器によって圧縮された各画像ブロックを統合し、統合画像情報を生成する統合手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
また、本発明の画像処理装置において、前記選択手段は、各圧縮器の処理完了時において、未処理の前記画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い前記画像ブロックを次の圧縮対象として選択することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、前記圧縮手段での圧縮に係る圧縮率を記憶する圧縮率記憶手段と、前記統合画像情報の単位時間当たりのデータ量に基づいて、前記圧縮率記憶手段によって記憶されている前記圧縮率を更新する圧縮率更新手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、前記画像ブロックの数と前記圧縮器の数が同数であることを特徴とする。
また、本発明は、圧縮画像情報を連続的に伸張する画像処理装置において、前記圧縮画像情報を複数の画像ブロックに分割する分割手段と、前記分割手段によって分割された各画像ブロックをそれぞれ個別に伸張する複数の伸張器を有する伸張手段と、各伸張器の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の伸張対象の画像ブロックを選択する選択手段と、各伸張器によって伸張された各画像ブロックを統合し、統合画像情報を生成する統合手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
また、本発明の画像処理装置において、前記選択手段は、各伸張器の処理完了時において、未処理の前記画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い前記画像ブロックを次の伸張対象として選択することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、前記画像ブロックの数と前記伸張器の数が同数であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の画像処理装置(伸張手段を備えた画像処理装置を除く)と、被写体像を光電変換し、画像情報を連続的に生成する撮像手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、上記の画像処理装置(圧縮手段を備えた画像処理装置を除く)と、被写体像を光電変換し、画像情報を連続的に生成する撮像手段と、前記画像情報を圧縮し、前記圧縮画像情報を生成する圧縮手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、各圧縮器(伸張器)の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の圧縮(伸張)対象の画像ブロックを選択するので、処理がより早く終了した圧縮器(伸張器)に対して、より処理負荷の高い画像ブロックを割り当てることが可能となる。これによって、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる。
また、本発明によれば、分割手段による分割の形態(画像ブロックの大きさ等)を処理中に変更する必要がないので、圧縮器(伸張器)の処理範囲の再設定は必要ない。従って、ハードウェア規模やコストの増大を抑えつつ、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態による撮像装置の構成を示している。まず、図1に示した各構成の概略機能を説明する。固体撮像素子101は、図示せぬレンズを通過した被写体からの光で形成された被写体像を光電変換し、動画像を構成する各フレームの撮像信号を連続的に生成する。信号処理部102は、固体撮像素子101から出力された撮像信号を処理し、動画像データ(画像情報)を生成する。
メモリ管理&セレクタ103は、信号処理部102から出力された動画像データを画像メモリ104に格納すると共に、圧縮伸張部105に含まれるN個の圧縮伸張回路(第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−N)との動画像データの受け渡しを制御する。また、メモリ管理&セレクタ103は、圧縮前の動画像データを複数の画像ブロックに分割する処理や、伸張後の複数の画像ブロックを統合する処理も行う。圧縮伸張部105に含まれる第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nはそれぞれ画像ブロックの圧縮処理及び伸張処理を行う。
メモリ管理&セレクタ106は、各圧縮伸張回路で圧縮された画像ブロックを画像メモリ107に格納すると共に、第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nとの画像ブロックの受け渡しを制御する。また、メモリ管理&セレクタ106は、圧縮後の複数の画像ブロックを統合する処理や、伸張前の圧縮動画像データを複数の画像ブロックに分割する処理も行う。画像メモリ104及び画像メモリ107は動画像データ格納用のバッファである。
ファイル生成部108は、画像メモリ107に一時的に格納された動画像データを記録装置109に記録する為のファイルフォーマットを整える。記録装置109は動画像データの記録を行う。量子化テーブル110は、第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nが動画像データを圧縮する際の圧縮率を決定する値が格納されたテーブルである。テーブルメモリ111は、後述する領域管理テーブルを格納するメモリである。表示装置112は画像を表示する。
次に、動画像データを圧縮して記録する処理の流れを説明する。固体撮像素子101によって撮像が行われ、信号処理部102によって各フレームの画像データが生成される。この画像データは、メモリ管理&セレクタ103によって画像メモリ104に格納される。続いて、メモリ管理&セレクタ103は、画像メモリ104から画像データを読み出し、画像データに対する領域分割を行う(言い換えると、画像に設定した複数の分割領域の各々に対応したデータ(画像ブロック)に画像データを分割する)。
分割の方法には色々あるが、一例を挙げる。図2は、画像を4個の領域に分割する様子を示している。この方法では、入力画像200が等分割され、4つの分割領域の画像201,202,203,204が生成される。また、図3は、1つのフレームの画像をインタレースの2つのフィールドの画像に分割する方法を示している。この方法では、1つのフレームの画像300を構成するプログレッシブ信号を2つのインタレース信号に分けることにより、画像300が分割され、2つの画像301,302が生成される。ここでは、領域の分割方法は上記の方法のどちらでもよく、また、ここで記載していない他の方法でも構わないとする。これ以降は、図2に示す領域分割を行う場合について説明する。
メモリ管理&セレクタ103は分割後の画像ブロックを第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nに振り分ける。詳細は後述するが、メモリ管理&セレクタ103は、各画像ブロックの処理負荷と各圧縮伸張回路の処理状況(処理が終了したか否か)とに基づいて、各圧縮伸張回路における次の圧縮対象の画像ブロックを選択する。第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nは、画像ブロックを圧縮する時に量子化テーブル110を参照して符号化を行い、圧縮率の制御を行う。
メモリ管理&セレクタ106は、第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nより圧縮処理が完了したとの通知を受け取ると、圧縮後の画像ブロックを画像メモリ107に格納すると共に、処理が完了した圧縮伸張回路の番号をメモリ管理&セレクタ103に通知する。全ての圧縮伸張回路において圧縮処理が終了した場合、メモリ管理&セレクタ106は、画像メモリ107に格納されている圧縮後の各画像ブロックを1つの圧縮動画像データ(統合画像情報)に統合し、ファイル生成部108に引き渡す。
また、メモリ管理&セレクタ106は、単位時間当たりに処理されるデータ量(1フレーム当たりのデータ量とフレームレートの積)を監視し、データ量が多い場合には圧縮率が高まるように量子化テーブル110を書き換える。この処理の詳細は後述する。ファイル生成部108は、メモリ管理&セレクタ106から引き渡された圧縮動画像データのファイルとしてのフォーマットを整え、圧縮動画像データを記録装置109に記録する。
次に、メモリ管理&セレクタ103が分割後の画像ブロックを各圧縮伸張回路に振り分ける処理を説明する。メモリ管理&セレクタ103は1フレームの画像データを領域分割し、第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nに各分割領域の画像ブロックの圧縮処理を依頼する。ここでは、図2に示すように、1フレームの画像を4分割する。各分割領域を領域ナンバー1、領域ナンバー2、領域ナンバー3、領域ナンバー4とする。
各圧縮伸張回路での圧縮処理が完了すると、メモリ管理&セレクタ103はメモリ管理&セレクタ106より処理完了の通知を受け、テーブルメモリ111に格納されている領域管理テーブルを更新する。図4は領域管理テーブルの一例を示している。各分割領域の1フレームの画像ブロックを圧縮するのに要した時間と、各圧縮伸張回路における圧縮処理が終了したか否かを示すフラグとが領域管理テーブルに記録される。メモリ管理&セレクタ103は、各分割領域の画像ブロックの圧縮処理に要した処理時間をタイマー計測で求め、処理時間を書き込む。領域管理テーブルには、1フレーム毎に各分割領域の処理時間が書き込まれており、次のフレームの各分割領域の画像ブロックを圧縮伸張回路に割り当てる時に参照される。
以下、4つの圧縮伸張回路に相当する圧縮器1〜4に対する4つの分割領域の画像ブロックの割り当て方法を説明する。図5において、圧縮器1〜4が、それぞれA〜A’’’地点において、圧縮器4,3,2,1の順で、短い時間差を持って前フレームの画像ブロックの処理を終了したとする。また、前フレームでは、領域ナンバー1〜4の画像ブロックに対して、それぞれ図4に示す処理時間を要したとする。
A地点で圧縮器4が最初に処理を終了したので、メモリ管理&セレクタ103は、前フレームで最も処理時間がかかった領域ナンバー4の画像ブロック(処理時間5ms)を選択し、圧縮器4に割り当てる。そして、図6(a)に示すように、領域ナンバー4の処理時間を書き込むと共に、領域ナンバー4に処理済みフラグをセットする。
続いて、A’地点で圧縮器3が処理を終了したら、メモリ管理&セレクタ103は、図6(a)に示す領域管理テーブルを参照し、その時点で未処理の領域ナンバー1,2,3の中で最も処理時間を要した領域ナンバー3の画像ブロック(処理時間4ms)を圧縮器3に割り当てる。そして、図6(b)に示すように、領域ナンバー3の処理時間を書き込むと共に、領域ナンバー3に処理済みフラグをセットする。
同様の手順で圧縮器2には領域ナンバー2の画像ブロックを、圧縮器1には領域ナンバー1の画像ブロックを割り当てる(図5参照)。この時点では、図6(c)に示すように、処理済みフラグが全ての領域ナンバーにセットされる。1フレーム分の画像ブロックの圧縮処理が完了したら、メモリ管理&セレクタ103は、図6(d)に示すように処理済みフラグをクリアする。
上記において割り当てられた各領域ナンバーの画像ブロックの処理は、図5に示すように、圧縮器1、2、3、4の順(B地点、B’地点、B’’地点、B’’’地点)に終了している。圧縮器1が最初に処理を終了したので、メモリ管理&セレクタ103は、圧縮処理に時間を要する領域ナンバー4の画像ブロックを圧縮器1に割り当てる。また、圧縮器2には領域ナンバー3、圧縮器3には領域ナンバー2、圧縮器4には領域ナンバー1の各画像ブロックを割り当てる(図5のB地点、B’地点、B’’地点、B’’’地点参照)。従って、領域ナンバー4,3,2,1の順に各圧縮器に画像ブロックを割り当てていることになる。
次のフレームでは、メモリ管理&セレクタ106は圧縮器3に領域ナンバー4、圧縮器2に領域ナンバー3、圧縮器4に領域ナンバー2、圧縮器1に領域ナンバー1の各画像ブロックを割り当てている。図5に示すように、以後同様の手順を繰り返している。なお、図6に示す領域管理テーブルにおいて、処理時間はフレーム毎に書き換えらているが、ここでは説明の為、フレームが変わっても、各領域の圧縮時間が一定としている。動画像であっても、エリア毎のデータ量や圧縮処理時間は急激には変化しない場合が多いので、各圧縮器の負荷のバランスを整えることができる。また、変化があっても、その影響は1フレームのみに留まるので、その影響は軽微である。
次に、図7及び図8を参照し、メモリ管理&セレクタ103の詳細な動作の手順を説明する。ステップS1〜S2は最初のフレームの処理を示している。メモリ管理&セレクタ103は領域ナンバー1〜Nの画像ブロックを分割領域数と同数の圧縮器1〜Nに割り当てて圧縮を並行的に行わせる(ステップS1)。そして、メモリ管理&セレクタ103は、領域ナンバー1〜Nのそれぞれにタイマーを割り当て、圧縮終了までの時間計測を開始する(ステップS2)。
ステップS3以後の処理は、圧縮器1〜Nが処理を終了し、メモリ管理&セレクタ103がメモリ管理&セレクタ106からの割り込み通知(圧縮処理の完了通知)を受け取った時に実行される処理である。分割領域がN個の場合、1フレームにおいてステップS3以後の処理がN回繰り返して実行される。まず、メモリ管理&セレクタ103は、受信した割り込み通知から領域ナンバーを取り出す(ステップS3)。
続いて、メモリ管理&セレクタ103はこの時点での処理時間を求め、図4に示したような領域管理テーブルの対応する領域ナンバーのエリアに処理時間をセットする(ステップS4)。さらに、メモリ管理&セレクタ103は領域管理テーブルの処理済みフラグを確認し、まだ処理の終わっていない領域ナンバーの画像ブロックの中で、処理時間が最もかかる領域ナンバーの画像ブロックの処理を、終了を通知した圧縮器に依頼する(ステップS5)。
続いて、メモリ管理&セレクタ103は、ステップS5で圧縮器に処理を依頼した領域ナンバーの処理済みフラグを処理済みとする(ステップS6)。さらに、メモリ管理&セレクタ103は、領域ナンバー1〜Nの全ての画像ブロックの圧縮処理が終了したか否かを判断する(ステップS7)。全ての画像ブロックの圧縮処理が終了した場合はステップS8に移行し、終了していない場合は図8の処理を一旦終了する。ステップS8に移行した場合、1フレームの全ての領域ナンバーの処理が終了したので、メモリ管理&セレクタ103は領域管理テーブルの処理済みフラグを全てクリアする(ステップS8)。続いて、メモリ管理&セレクタ103は次のフレームデータの獲得を行い(ステップS9)、処理を終了する。処理が終了すると、別の領域の終了通知があるまで待機状態となる。
次に、図9を参照し、メモリ管理&セレクタ106の詳細な動作の手順を説明する。まず、メモリ管理&セレクタ106は、圧縮器から受けた圧縮完了通知から、圧縮処理が終了した領域ナンバー(ここでは領域ナンバーをMとする)を取り出し(ステップS10)、圧縮器から出力された圧縮画像ブロックを画像メモリ107に格納する(ステップS11)。さらに、メモリ管理&セレクタ106は、領域ナンバーMの画像ブロックの圧縮処理が終了したことをメモリ管理&セレクタ103に通知する(ステップS12)。
続いて、メモリ管理&セレクタ106は、1フレームの全ての領域ナンバーの画像ブロックの圧縮処理が終了したか否かを判断する(ステップS13)。全ての領域ナンバーの画像ブロックの圧縮処理が終了した場合はステップS14に移行し、終了していない場合は図9の処理を一旦終了する。ステップS14では、メモリ管理&セレクタ106は、各分割領域の圧縮画像ブロックを統合し、1フレームの圧縮画像データを生成する(ステップS14)。
続いて、メモリ管理&セレクタ106は1フレームのデータ量を計測する(ステップS15)。さらに、メモリ管理&セレクタ106は、データ量が規定量(リミット値)を超えるか否かを判断する(ステップS16)。このリミット値は、フレームレートに基づいて予め設定されており、フレームレートが高いほどより小さなリミット値が設定される。従って、ステップS16では単位時間当たりのデータ量(1フレーム当たりのデータ量とフレームレートの積)が多いか少ないかの判断が行われることになる。
データ量がリミット値を超える場合はステップS17に移行し、リミット値以下の場合はステップS18に移行する。ステップS17では、メモリ管理&セレクタ106は量子化テーブル110を書き換えて圧縮率を高くし、画像データの処理タイミングに間に合わせる処理を行う(ステップS17)。
続いて、メモリ管理&セレクタ106は、ステップS14で統合した1フレームの圧縮画像データをファイル生成部108に引き渡して記録処理を依頼し(ステップS18)、処理を終了する。処理が終了すると、別の領域の圧縮完了通知があるまで待機状態となる。なお、ステップS16でデータ量がリミット値以下であると判断された場合に、メモリ管理&セレクタ106が量子化テーブル110を書き換えて圧縮率を低くしてもよい。
次に、圧縮画像データを伸張する処理の流れを説明する。伸張処理の流れは、前述した圧縮処理の流れを逆にしただけであるので、簡単に説明する。記録装置109より圧縮画像データ(圧縮画像情報)が読み出され、ファイル生成部108を通してメモリ管理&セレクタ106に圧縮画像データが引き渡される。メモリ管理&セレクタ106は圧縮画像データを各分割領域の画像ブロックに分割し、第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nに各画像ブロックを分配し、並行的に伸張処理を行わせる。
圧縮処理の場合のメモリ管理&セレクタ103と同様にメモリ管理&セレクタ106は、各圧縮伸張回路の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて、各圧縮伸張回路における次の伸張対象の画像ブロックを選択する。第1圧縮伸張回路105−1から第N圧縮伸張回路105−Nは、圧縮時の圧縮率に対応した伸張率で各画像ブロックを伸張する。メモリ管理&セレクタ103は、伸張されて元のデータに戻された画像ブロックを統合して元の画像データ(統合画像情報)を生成し、表示装置112へ出力する。表示装置112は動画像を表示する。
上述したように、本実施形態によれば、各圧縮器(伸張器)の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の圧縮(伸張)対象の画像ブロックを選択するので、処理がより早く終了した圧縮器(伸張器)に対して、より処理負荷の高い画像ブロックを割り当てることが可能となる。特に、本実施形態では、各圧縮器(伸張器)の処理完了時において、未処理の画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い画像ブロックを次の圧縮(伸張)対象として選択する処理が行われる。これによって、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる。
また、現実のシステムにおいては、圧縮伸張器の数が数個(2個、4個、あるいは多くても8個といった数)の場合でも稼動効率を向上しうる装置が望まれている。数多くの圧縮伸張器を用いることはハードウェア規模やコストの増大に繋がり、領域の分割や統合等の作業のオーバーヘッドも増大することになる。本実施形態では、圧縮伸張器の数を必要以上に多くすることなく、上述したように圧縮処理及び伸張処理の処理効率の向上を図っている。さらに、領域分割の形態(画像ブロックの大きさ等)を処理中に変更する必要がないので、圧縮器(伸張器)の処理範囲の再設定は必要ない。従って、ハードウェア規模やコストの増大を抑えつつ、圧縮処理及び伸張処理の処理効率を向上することができる。
また、本実施形態によれば、単位時間当たりのデータ量が増大した場合でも、量子化テーブルを更新することにより圧縮率を変更するので、動画像処理のタイミングに間に合うように処理負荷を調整することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、図1に示した全ての構成が同一の装置に一体的に設けられている必要はなく、適宜、別個の装置として構成してよい。例えば、固体撮像素子101、信号処理部102、記録装置109、表示装置112を除いた残りの構成を同一の装置内に設けることによって、本発明の画像処理装置を構成することができる。
また、図4と図6に示した領域管理テーブルには、画像ブロックの処理負荷を示す情報として処理時間が書き込まれているが、処理時間の代わりに画像ブロックのデータ量が書き込まれるようになっていてもよい。
また、本実施形態では、分割領域の数と圧縮伸張器の数が同数の場合の処理例を説明したが、圧縮伸張器の数が分割領域の数よりも少なくてもよい。例えば、分割領域の数が8個、圧縮伸張器の数が4個であり、1フレーム内の前の方でまず4個の分割領域を各圧縮伸張器が処理し、1フレーム内の後の方で残りの4個の分割領域を各圧縮伸張器が処理するような形態でもよい。
本発明の一実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における画像の分割方法を示す参考図である。 本発明の一実施形態における画像の分割方法を示す参考図である。 本発明の一実施形態における領域管理テーブルの構成を示す参考図である。 本発明の一実施形態における画像ブロックの割り当て方法を説明するための参考図である。 本発明の一実施形態における領域管理テーブルの遷移の様子を示す参考図である。 本発明の一実施形態による撮像装置が備えるメモリ管理&セレクタ103の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による撮像装置が備えるメモリ管理&セレクタ103の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による撮像装置が備えるメモリ管理&セレクタ106の動作の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101・・・固体撮像素子(撮像手段)、102・・・信号処理部、103,106・・・メモリ管理&セレクタ(分割手段、選択手段、統合手段、圧縮率更新手段)、104,107・・・画像メモリ、105・・・圧縮伸張部(圧縮手段、伸張手段)、108・・・ファイル生成部、109・・・記録装置、110・・・量子化テーブル(圧縮率記憶手段)、111・・・テーブルメモリ、112・・・表示装置

Claims (9)

  1. 画像情報を連続的に圧縮する画像処理装置において、
    前記画像情報を複数の画像ブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段によって分割された各画像ブロックをそれぞれ個別に圧縮する複数の圧縮器を有する圧縮手段と、
    各圧縮器の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の圧縮対象の画像ブロックを選択する選択手段と、
    各圧縮器によって圧縮された各画像ブロックを統合し、統合画像情報を生成する統合手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、各圧縮器の処理完了時において、未処理の前記画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い前記画像ブロックを次の圧縮対象として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮手段での圧縮に係る圧縮率を記憶する圧縮率記憶手段と、
    前記統合画像情報の単位時間当たりのデータ量に基づいて、前記圧縮率記憶手段によって記憶されている前記圧縮率を更新する圧縮率更新手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像ブロックの数と前記圧縮器の数が同数であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 圧縮画像情報を連続的に伸張する画像処理装置において、
    前記圧縮画像情報を複数の画像ブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段によって分割された各画像ブロックをそれぞれ個別に伸張する複数の伸張器を有する伸張手段と、
    各伸張器の処理完了時において、各画像ブロックの処理負荷に基づいて次の伸張対象の画像ブロックを選択する選択手段と、
    各伸張器によって伸張された各画像ブロックを統合し、統合画像情報を生成する統合手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、各伸張器の処理完了時において、未処理の前記画像ブロックのうち、最も処理負荷の高い前記画像ブロックを次の伸張対象として選択することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像ブロックの数と前記伸張器の数が同数であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像処理装置と、
    被写体像を光電変換し、画像情報を連続的に生成する撮像手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項5〜請求項7のいずれかに記載の画像処理装置と、
    被写体像を光電変換し、画像情報を連続的に生成する撮像手段と、
    前記画像情報を圧縮し、前記圧縮画像情報を生成する圧縮手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113329257A (zh) * 2021-05-19 2021-08-31 Oppo广东移动通信有限公司 图像显示方法、装置、电子设备及可读存储介质

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