JP2008103222A - アルカリ乾電池 - Google Patents

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正彦 鈴木
Yuji Tsuchida
雄治 土田
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清英 筒井
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Abstract

【課題】規格によって定められた外形状およびサイズの条件下で、耐漏液性などの基本機能を確保しつつ、放電容量の大幅な増量による性能向上を可能にしたアルカリ乾電池を提供する。
【解決手段】正極集電体を兼ねる有底筒状の金属製正極缶15に、筒状の正極合剤21、筒状セパレータ22、ゲル状負極23が順次充填されて同心状の発電要素20が形成されるとともに、上記正極缶15の開口部が金属製の負極端子板30と樹脂製のガスケット40を用いて密閉封口され、さらに上記負極端子板30の内側に固設された棒状負極集電子25が上記負極23に挿入されているアルカリ乾電池10において、上記ガスケット40が上記筒状セパレータ22の外周を取り巻く環状に形成されるとともに、上記負極端子板30の内側面が耐アルカリ処理されている。
【選択図】図1

Description

本発明はアルカリ乾電池に関し、とくに、筒状正極缶に電極物質が同心状に装填されたLR型アルカリ乾電池に適用して有効なものに関する。
図3は従来のアルカリ乾電池101の構成例を示す。同図に示す電池101はLR型のアルカリ乾電池であって、正極集電体を兼ねる有底筒状の金属製正極缶15にアルカリ電解液を含む発電要素20が装填されるとともに、その正極缶15の開口部が負極端子板301と封口ガスケット401を用いて密閉封口されている。
発電要素20は、筒状の正極合剤21が圧入状態で挿入・装填され、この正極合剤21の内側に筒状セパレータ22が装着され、このセパレータ22の内側にゲル状負極23が充填されて同心状(インサイドアウト型とも呼ばれる)に形成されている。
負極端子板301は金属製であって、その内側には棒状の負極集電子25が立設・固設されている。この負極集電子25は、封口ガスケット401の中央ボス部410を圧密状態で貫通してゲル状負極23に挿入されることにより負極集電を行う。封口ガスケット401は樹脂の射出成型品であって、筒状の中央ボス部410、環状パッキング部420、および中間隔壁部430を有し、負極端子板301と発電要素20の間に介在して両者間を気密隔離するように形成されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記封口ガスケット401の一部には薄肉部(図示省略)が形成されている。この薄肉部は、電池内圧が異常上昇したときに先行破断することにより、電池内圧を逃がして電池の破裂を防止する防爆安全弁の機能を形成する。この防爆安全弁を作動可能にするため、負極端子板301にはガス抜き孔(図示省略)が設けられている。
特開2001−126694
上述したアルカリ乾電池101では、封口ガスケット401によって封口された気密空間内に発電要素20が収容されている。封口ガスケット401は、負極端子板301と発電要素20間の空間仕切りを形成し、負極端子板301側と発電要素20側にそれぞれ所定の空間部11,12を形成するとともに、両空間部11,12間を密閉隔離している。発電要素20は、その封口ガスケット401と干渉しないよう、正極缶15の上部に空間部11を残した状態で装填される。
一方、アルカリ乾電池の放電性能とくに放電容量はできるだけ多いことが望まれている。放電容量は発電物質の増量によって確実に増やすことができる。しかし、規格によって定められた外形状およびサイズの条件下で発電物質の増量をはかることは、上述した従来の構成では限界があった。
本発明は以上のような問題を解決するものであって、その目的は、規格によって定められた外形状およびサイズの条件下で、耐漏液性などの基本機能を確保しつつ、放電容量の大幅な増量による性能向上を可能にしたアルカリ乾電池を提供することにある。
本発明の上記以外の目的および構成については、本明細書の記述および添付図面にてあきらかにする。
本発明は次のような解決手段を提供する。
(1)正極集電体を兼ねる有底筒状の金属製正極缶に、筒状の正極合剤が圧入状態で挿入・装填され、この正極合剤の内側に筒状セパレータが装着され、このセパレータの内側にゲル状負極が充填されて同心状の発電要素が形成されるとともに、上記正極缶の開口部が金属製の負極端子板と樹脂製のガスケットを用いて密閉封口され、さらに上記負極端子板の内側に固設された棒状負極集電子が上記負極に挿入されているアルカリ乾電池において、上記ガスケットが上記筒状セパレータの上端部外周を取り巻く環状に形成されるとともに、上記負極端子板の内側面が耐アルカリ処理されていることを特徴とするアルカリ乾電池。
(2)上記手段(1)において、負極端子板および負極集電子の少なくとも電池内部に露呈する部分を同種の金属で形成したことを特徴とするアルカリ乾電池。
(3)上記手段(1)または(2)において、負極端子板の内側面および負極集電子の外表面を同一の耐アルカリ金属で連続的に被覆するメッキ処理が行われていることを特徴とするアルカリ乾電池。
規格によって定められた外形状およびサイズの条件下で、耐漏液性などの基本機能を確保しつつ、放電容量の大幅な増量による性能向上を可能にしたアルカリ乾電池を提供することができる。
上記以外の作用/効果については、本明細書の記述および添付図面にてあきらかにする。
図1は本発明の第1実施形態をなすアルカリ乾電池10の断面図を示す。同図に示す電池10はLR型アルカリ乾電池であって、正極集電体を兼ねる有底筒状の金属製正極缶15にアルカリ電解液を含む発電要素20が装填されるとともに、その正極缶15の開口部が金属製の負極端子板30と樹脂製の封口ガスケット40を用いて密閉封口されている。
発電要素20は、筒状の正極合剤21、セパレータ22、およびゲル状負極23が同心状に配置されて形成され、アルカリ電解液とともに正極缶15に収容されている。正極合剤21は、二酸化マンガン等の正極作用物質に黒鉛等の導電助剤を添加して筒状に加圧成形したものであって、電池缶15に圧入状態で装填されている。この正極合剤21の内側に円筒状のセパレータ22が装填され、このセパレータ22の内側にゲル状負極23が充填されている。負極23にはゲル状化した亜鉛が使用されている。
ゲル状負極23には棒状の金属製負極集電子25が貫入させられている。負極集電子25は、その基端が負極端子板30の内側面(電池内部側)にスポット溶接等により接続・固定されているとともに、その先端側がゲル状負極23に挿入されることにより負極集電を行う。
封口ガスケット40は筒状セパレータ22の上端部外周を取り巻く環状に形成され、その内側は筒状セパレータ22が入り込む透孔となっている。つまり、封口ガスケット40は、負極端子板30の周縁部と正極缶15のカシメ加工された開口部との間に被圧縮状態で介在する環状パッキング部42と、正極合剤21の上端面を上方から覆う環状鍔部46だけからなる環状体であって、負極端子板30と正極缶15内部との間を気密隔離する空間仕切りは形成されていない。また、負極集電子25が貫通する中央ボス部も有しない。
このため、負極端子板30の内側面は正極缶15内の発電要素20に直接露呈するようになっているが、この露呈面は耐アルカリ処理されている。この耐アルカリ処理は、負極端子板30および負極集電子25の少なくとも電池内部に露呈する部分を同種の金属で形成することで好適に達成することができる。同種の金属とすることにより、アルカリ電解液に曝されたときの局部電池の形成を防止し、電気化学的な安定状態を保つことができる。
具体的には、負極端子板30の内側面および負極集電子25の外表面を同一の耐アルカリ金属35で連続的に被覆するメッキ処理を行えばよい。この場合の耐アルカリ金属35としてはSnまたはZn、Cuとその合金が特に好適である。めっき後には必要に応じてキリンス処理等の化学研磨を施しても構わない。
上記のように構成された負極端子板30および封口ガスケット40によって密閉された正極缶15では、正極缶15の上部空間部11を従来よりも大幅に縮小させることができ、その分、正極缶15の有効発電容積が拡大することにより、収容可能な発電物質を大幅に増量させることができる。
また、上記実施形態では、封口ガスケット40の環状鍔部46がセパレータ22を安定に位置決めするとともに、正極合剤21と負極23間で電極物質の移動を確実に阻止するという効果を呈する。
以上のようにして、耐漏液性を確保しつつ、正極缶15内の発電物質量を増量させることによる放電容量の増大をはかることができる。
上述した封口構造では、封口ガスケット40が空間仕切りを形成せず、負極端子板30の内側がそのままが正極缶15の内部に通じている。このため、負極端子板30には防爆安全弁用のガス抜き孔を設けることができない。そこで、この実施形態では、正極缶15の底部に防爆安全弁50を設置している。
この防爆安全弁50は、キャップ状の正極端子部材51を正極缶15の底壁部52外面に冠着させるとともに、その正極端子部材51との底壁部52の間に弾性弁体53を被圧縮状態で介装させることにより形成される。
弾性弁体53が着座する底壁部52には弁孔(図示省略)が設けてある。また、正極端子部材51にはガス抜き孔(図示省略)が設けてある。電池内圧が異常上昇すると、電池内部の高圧ガスが底壁部52の弁孔から弾性弁体53を押し退けながら電池外部へ抜けることにより、電池の破裂を防止する防爆動作が行われる。弾性弁体53の材質としては、たとえばエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)が好適である。
上述した防爆安全弁50は、正極缶15内の有効発電容積をとくに減じることなく設置することができる。
図2は、本発明の第2実施形態をなすアルカリ乾電池10の断面図を示す。第1実施形態との相違に着目して説明すると、この第2の実施形態の電池10では、負極端子板30の一部に薄肉部31を形成することで防爆安全弁50の機能を形成している。薄肉部31と防爆安全弁50の両方を備え、信頼性をより高める方策も好適である。
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
<<実施例1>>
本発明電池Aとして、図1に示した構造のLR20(単1)型アルカリ乾電池を作製した。また、比較のための従来電池Bとして、図3に示した構造のLR20型アルカリ乾電池を作製した。この場合、本発明電池Aでは、従来電池Bに対し、負極23の重量、負極集電子25の長さをそれぞれ1.2倍とした。
両電池A,Bについてそれぞれ、1500mAの連続放電時間(終止電圧0.9V)を測定したところ、表1に示すように、本発明電池Aでは放電容量の大幅な増大(指数比較)を達成できることが確認された。
Figure 2008103222
<<実施例2>>
図1に示した構造のLR20型アルカリ乾電池において、負極端子板30および負極集電子25にZnメッキを行ったものを本発明電池Cとして作製した。同じく、負極端子板30および負極集電子25にSnメッキを行ったものを本発明電池Dとして作製した。また、比較のための従来電池Eとして、図3に示した構造のLR20型アルカリ乾電池を作製した。この場合、各電池C,D,Eの発電物質量は同じに揃えた。
各電池C,D,Eについてそれぞれ、60℃の温度環境に置いた場合に電池内部で発生するガス量(流動パラフィン中置換で測定されるガス体積)を、10日、30日、60日の経過ごとに調べたところ、表2に示すように、負極端子板30の内側面が発電要素20に対して直接露呈する本発明電池C,Dでもそれほど大きなガス発生は認められず、耐漏液性を十分に確保できることが確認された。
Figure 2008103222
規格によって定められた外形状およびサイズの条件下で、耐漏液性などの基本機能を確保しつつ、放電容量の大幅な増量による性能向上を可能にしたアルカリ乾電池を提供することができる。
本発明によるアルカリ乾電池の第1実施形態を示す断面図である。 本発明によるアルカリ乾電池の第2実施形態を示す断面図である。 従来のアルカリ乾電池の構成例を示す断面図である。
符号の説明
10 アルカリ乾電池(本発明)
11,12 空間部
15 正極缶
20 発電要素
21 正極合剤
22 セパレータ
23 ゲル状負極
25 負極集電子
30 負極端子板(本発明)
31 薄肉部
35 耐アルカリ金属
40 封口ガスケット(本発明)
42 環状パッキング部
46 環状鍔部
50 防爆安全弁
51 正極端子部材
52 正極缶15の底壁部
53 弾性弁体
101 アルカリ乾電池(従来)
301 負極端子板(従来)
401 封口ガスケット(従来)
410 中央ボス部
420 環状パッキング部
430 中間隔壁部

Claims (3)

  1. 正極集電体を兼ねる有底筒状の金属製正極缶に、筒状の正極合剤が圧入状態で挿入・装填され、この正極合剤の内側に筒状セパレータが装着され、このセパレータの内側にゲル状負極が充填されて同心状の発電要素が形成されるとともに、上記正極缶の開口部が金属製の負極端子板と樹脂製のガスケットを用いて密閉封口され、さらに上記負極端子板の内側に固設された棒状負極集電子が上記負極に挿入されているアルカリ乾電池において、上記ガスケットが上記筒状セパレータの上端部外周を取り巻く環状に形成されるとともに、上記負極端子板の内側面が耐アルカリ処理されていることを特徴とするアルカリ乾電池。
  2. 請求項1において、負極端子板および負極集電子の少なくとも電池内部に露呈する部分を同種の金属で形成したことを特徴とするアルカリ乾電池。
  3. 請求項1または2において、負極端子板の内側面および負極集電子の外表面を同一の耐アルカリ金属で連続的に被覆するメッキ処理が行われていることを特徴とするアルカリ乾電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012169122A1 (ja) * 2011-06-08 2012-12-13 パナソニック株式会社 アルカリ電池
CN105958081A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 中银(宁波)电池有限公司 电池集电体及电池装配方法

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