JP2008101735A - ダンパ - Google Patents

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康芳 鈴木
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Abstract

【課題】ダンパ本体に与えられるばねの初期弾性力が調整可能なものなど、種々の構造を有する各種ダンパについて、全体的な部品管理が容易にできるようにすると共に、それぞれの成形が容易かつ安価にできるようにする。
【解決手段】ダンパ1は、ダンパ本体2のピストンロッド10側に取り付けられてばね14の一端部を支持するばね受け15と、ダンパ本体2のシリンダチューブ4側に取り付けられてばね14の他端部を支持する他のばね受け16とを備えている。他のばね受け16は、シリンダチューブ4に軸方向移動可能に外嵌される環状体19と、シリンダチューブ4に取り付けられ、環状体19が軸方向でピストンロッド10側から離れる方向に向かって所定寸法L以上に移動することを阻止すると共に、ダンパ本体2の軸心3回りでの回動を阻止するストッパ21と、環状体19に支持されてばね14の他端部を支持するばね受け本体22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両などに与えられる衝撃力を緩和可能なダンパに関し、より詳しくは、種々の構造を有する各種ダンパに対し、それぞれの構成部品として、一定形状のダンパ本体を共用可能にしたダンパに関するものである。
ダンパには、従来、下記する特許文献1の特に図3中符号11にて示されるものがある。この公報のものによれば、ダンパは、軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体と、このダンパ本体に外嵌されるばねと、上記ダンパ本体のピストンロッド側に取り付けられて上記ばねの一端部を支持するばね受けと、上記ダンパ本体のシリンダチューブ側に取り付けられて上記ばねの他端部を支持する他のばね受けとを備えている。そして、上記ばねは、上記ダンパ本体を伸長させるよう上記各ばね受けを介し付勢することとされている。
上記ダンパは、自動車における懸架装置に適用されており、自動車の走行時、車輪から車体側に与えられようとする衝撃力が上記ダンパによって緩和されるようになっている。
ところで、上記ダンパのばね受けはピストンロッドに固着され、他のばね受けはシリンダチューブに固着されている。つまり、このダンパは、上記ダンパ本体に与えられる上記ばねの初期弾性力が予め一定の所望値に固定された構造とされ、このダンパの成形後には、上記ばねの初期弾性力は調整できない構造とされている。
一方、従来より、ダンパには、そのばねの初期弾性力を所望値に調整できるようにした構造のものが、次のように提案されている。
第1に、上記シリンダチューブの外周面に、上記軸心を中心とする雄ねじが形成され、この雄ねじに上記他のばね受けが螺合させられている。そして、上記シリンダチューブに対し他のばね受けを捻回すれば、上記軸方向で上記シリンダチューブに対し他のばね受けが相対移動する。そして、この相対移動により上記ばねの初期長さが調整可能とされ、これにより、上記シリンダ本体に与えられる上記ばねの初期弾性力が調整可能とされる。
また、第2に、上記シリンダチューブに軸方向移動可能に外嵌される筒状体が設けられている。また、上記シリンダチューブの外周面に、軸方向で複数の円環状溝が形成されている。これら溝のうちから一つの溝が選択され、その溝に嵌入されたサークリップにより、上記シリンダチューブに対し上記筒状体が固定され、この筒状体に上記他のばね受けが支持されている。
そして、上記軸方向で、上記シリンダチューブに対する筒状体の固定位置を変更すれば、上記シリンダチューブに対し上記筒状体と共に他のばね受けが相対移動する。そして、この相対移動により上記ばねの初期長さが調整可能とされ、これにより、上記シリンダ本体に与えられる上記ばねの初期弾性力が調整可能とされる。
特開2006−36031号公報
ところで、上記ダンパ本体は、各種ダンパのそれぞれの各構成部品のうち、特に大型のものである。そして、上記ダンパ本体の構造は、上記したように各種ダンパ同士で互いに相違している。このため、これら各種ダンパの成形に際しては、その種類毎に、大型であって構造が互いに相違するダンパ本体を個別に成形する必要が生じる。しかし、これでは、各種ダンパの全体的な部品点数が多くなって、部品管理が煩雑になると共に、各種ダンパのそれぞれの成形も煩雑かつ高価になる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、ダンパ本体に与えられるばねの初期弾性力が調整可能なものなど、種々の構造を有する各種ダンパについて、全体的な部品管理が容易にできるようにすると共に、これら各種ダンパのそれぞれの成形が容易かつ安価にできるようにすることである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体2と、このダンパ本体2に外嵌されるばね14と、上記ダンパ本体2のピストンロッド10側に取り付けられて上記ばね14の一端部を支持するばね受け15と、上記ダンパ本体2のシリンダチューブ4側に取り付けられて上記ばね14の他端部を支持する他のばね受け16とを備え、上記ばね14が上記ダンパ本体2を伸長させるよう上記各ばね受け15,16を介し付勢するダンパにおいて、
上記他のばね受け16が、上記シリンダチューブ4に軸方向移動可能に外嵌される環状体19と、上記シリンダチューブ4に取り付けられ、上記環状体19が上記軸方向でピストンロッド10側から離れる方向に向かって所定寸法L以上に移動することを阻止すると共に、上記ダンパ本体2の軸心3回りでの回動を阻止するストッパ21と、上記環状体19に支持されて上記ばね14の他端部を支持するばね受け本体22とを備えたものである。
請求項2の発明は、図2に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記ばね受け本体22を上記環状体19に対し上記ダンパ本体2の軸心13回りで螺合させ、上記ばね受け本体22の捻回により、上記軸方向で上記環状体19に対しばね受け本体22を相対移動可能にしたものである。
請求項3の発明は、図3に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記環状体19とばね受け本体22との間に密閉された圧油室30を形成し、この圧油室30への圧油の供給、排出により、上記軸方向で上記環状体19に対しばね受け本体22を相対移動可能にしたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体と、このダンパ本体に外嵌されるばねと、上記ダンパ本体のピストンロッド側に取り付けられて上記ばねの一端部を支持するばね受けと、上記ダンパ本体のシリンダチューブ側に取り付けられて上記ばねの他端部を支持する他のばね受けとを備え、上記ばねが上記ダンパ本体を伸長させるよう上記各ばね受けを介し付勢するダンパにおいて、
上記他のばね受けが、上記シリンダチューブに軸方向移動可能に外嵌される環状体と、上記シリンダチューブに取り付けられ、上記環状体が上記軸方向でピストンロッド側から離れる方向に向かって所定寸法以上に移動することを阻止すると共に、上記ダンパ本体の軸心回りでの回動を阻止するストッパと、上記環状体に支持されて上記ばねの他端部を支持するばね受け本体とを備えている。
このため、ダンパの成形後において、例えば、このダンパにおけるダンパ本体に与えられる上記ばねの初期弾性力が調整できない構造のもので足りる場合には、上記環状体に対し他のばね受けを単に当接させたり、結合させたりすればよい。
一方、例えば、ばねの初期弾性力を所望値に調整できる構造のダンパを成形したい場合には、上記環状体に対し上記ダンパの軸心回りでばね受け本体を螺合させるなど、上記軸方向で、環状体に対しばね受け本体を相対移動可能とさせる何らかの移動調整具を設ければよい。そして、上記調整具により、上記環状体に対しばね受け本体を相対移動させれば、上記ばねの初期長さが調整可能とされ、つまり、このばねの初期弾性力が調整可能とされる。
即ち、上記発明によれば、ダンパ本体に与えられるばねの初期弾性力が調整可能なものなど、種々の構造を有する各種ダンパに対し、それぞれの構成部品として、上記ストッパを取り付けただけの一定形状のダンパ本体を共有させることができる。よって、各種ダンパについてそれぞれ大型の構成部品であるダンパ本体の種類を、従来の技術に比べてより少なくできることから、これら各種ダンパについての全体的な部品管理が容易にでき、また、各種ダンパの成形が容易かつ安価にできる。
また、上記構成によれば、次の効果も生じる。
即ち、ダンパの成形後において、そのばねの初期弾性力が調整できない構造のものであるとする。この場合、このダンパの開発段階では、一般に、ばねの初期弾性力を調整できるようにした構造のテスト用ダンパが成形される。そして、このダンパのばねの初期弾性力を種々調整することにより、ばねの最適の初期弾性力が特定され、これが、上記ダンパの大量の成形に反映される。
上記の場合、上記テスト用ダンパについても、上記ストッパを取り付けたダンパ本体の適用が可能である。よって、テスト用ダンパの構成部品として専用のダンパ本体を別途に成形する、ということは不要となることから、ダンパの開発作業も容易かつ安価にできる。
請求項2の発明は、上記ばね受け本体を上記環状体に対し上記ダンパ本体の軸心回りで螺合させ、上記ばね受け本体の捻回により、上記軸方向で上記環状体に対しばね受け本体を相対移動可能にしている。
このため、上記環状体に対しばね受け本体を捻回させれば、このばね受け本体が上記相対移動をして、上記ばねの初期長さが調整可能とされる。つまり、このばねの初期弾性力が調整可能とされる。
そして、上記発明によれば、ばねの初期弾性力の調整を上記ねじ構造により可能としたダンパについても、上記ストッパを取り付けたダンパ本体の適用が可能となる。このため、このねじ構造のダンパの成形が容易かつ安価にできる。
請求項3の発明は、上記環状体とばね受け本体との間に密閉された圧油室を形成し、この圧油室への圧油の供給、排出により、上記軸方向で上記環状体に対しばね受け本体を相対移動可能にしている。
このため、上記圧油室に対し圧油を供給、もしくは排出させれば、上記ばね受け本体が上記相対移動をして、上記ばねの初期長さが調整可能とされる。つまり、このばねの初期弾性力が調整可能とされる。
そして、上記発明によれば、ばねの初期弾性力の調整を上記圧油室構造により可能としたダンパについても、上記ストッパを取り付けたダンパ本体の適用が可能となる。このため、この圧油室構造のダンパの成形が容易かつ安価にできる。
本発明のダンパに関し、ダンパ本体に与えられるばねの初期弾性力が調整可能なものなど、種々の構造を有する各種ダンパについて、全体的な部品管理が容易にできるようにすると共に、これら各種ダンパのそれぞれの成形が容易かつ安価にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、ダンパは、軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体と、このダンパ本体に外嵌されるばねと、上記ダンパ本体のピストンロッド側に取り付けられて上記ばねの一端部を支持するばね受けと、上記ダンパ本体のシリンダチューブ側に取り付けられて上記ばねの他端部を支持する他のばね受けとを備えている。そして、上記ばねは上記ダンパ本体を伸長させるよう上記各ばね受けを介し付勢する。
上記他のばね受けは、上記シリンダチューブに軸方向移動可能に外嵌される環状体と、上記シリンダチューブに取り付けられ、上記環状体が上記軸方向でピストンロッド側から離れる方向に向かって所定寸法以上に移動することを阻止すると共に、上記ダンパ本体の軸心回りでの回動を阻止するストッパと、上記環状体に支持されて上記ばねの他端部を支持するばね受け本体とを備えている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1に従って説明する。
図1において、符号1はダンパであり、このダンパ1は、例えば、車両である自動車の懸架装置に適用される。
上記ダンパ1は、軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体2を備えている。このダンパ本体2は、その軸心3上に位置するシリンダチューブ4と、このシリンダチューブ4に軸方向に摺動可能に嵌入されてこのシリンダチューブ4の内部を油封入室とガス封入室5とに仕切るフリーピストン6と、上記油封入室に軸方向に摺動可能に嵌入されてこの油封入室を第1、第2油室7,8に仕切るピストン9と、このピストン9から延出して上記第1油室7を通り上記シリンダチューブ4の一端部から外方に突出するピストンロッド10とを備え、上記ピストン9に、第1、第2油室7,8を互いに連通させるオリフィス11が形成されている。そして、上記シリンダチューブ4の他端部は、自動車における車体側と車輪側とのうち、いずれか一方側に連結され、他方側に上記ピストンロッド10の突出端部が連結されている。
また、上記ダンパ1は、上記軸心3上で上記ダンパ本体2に外嵌されるコイルスプリングであるばね14と、上記ダンパ本体2のピストンロッド10側に取り付けられて上記ばね14の一端部を支持するばね受け15と、上記ダンパ本体2のシリンダチューブ4側に取り付けられて上記ばね14の他端部を支持する他のばね受け16とを備えている。上記各ばね受け15,16は板金製とされている。そして、上記ばね14は、上記ダンパ本体2を伸長させるよう上記各ばね受け15,16を介し上記ダンパ本体2を付勢している。
上記自動車の走行時、車輪側に衝撃力が与えられたとすると、この衝撃力により上記ばね14の弾性力に対抗しながら上記ダンパ本体2は上記ばね14と共に収縮動作する。次に、上記衝撃力の解除により、上記収縮動作したばね14の弾性エネルギーによって、上記ダンパ本体2が伸長動作する。そして、上記各動作が交互に繰り返されるとき、上記第1、第2油室7,8のうち、いずれか一方から他方に向かって上記オリフィス11を油が流動する。そして、このオリフィス11における油の流動時の流体抵抗により、上記ダンパ本体2に減衰力が生じて、上記衝撃力が緩和されるようになっている。
上記構成のダンパ1において、上記他のばね受け16は、上記シリンダチューブ4に軸方向に摺動(移動)可能に外嵌される円形の環状体19と、上記シリンダチューブ4に栓溶接20により取り付けられ、上記環状体19が上記軸方向でピストンロッド10側から離れる方向に向かって所定寸法L以上に移動することを阻止すると共に、上記軸心3回りでの回動を阻止するストッパ21と、上記環状体19に単に当接することにより支持されて、上記ばね14の他端部を支持する円環形状のばね受け本体22とを備えている。
具体的には、上記ストッパ21は、ダンパ本体2の径方向に向かう視線でみて、上記軸方向に長い長円形状をなしている。一方、上記軸方向で、上記ピストンロッド10とは反対側の上記環状体19の端縁部に長円形状の切り欠き23が形成されている。そして、上記軸方向で、上記ピストンロッド10側から離れる方向への上記環状体19の移動により、上記切り欠き23が上記ストッパ21に嵌脱可能に嵌合することとされている。この嵌合により、上記環状体19は、上記軸方向での移動と、上記軸心3回りでの回動とが阻止される。
ここで、例えば、ばね14の初期弾性力を所望値に調整できる構造のダンパ1を成形したい場合には、上記環状体19に対し上記ダンパ1の軸心3回りでばね受け本体22を螺合させるなど、上記軸方向で、環状体19に対しばね受け本体22を相対移動可能とさせる何らかの移動調整具(具体的には後述する)を設ければよい。そして、上記調整具により、上記環状体19に対しばね受け本体22を相対移動させれば、上記ばね14の初期長さが調整可能とされ、つまり、このばね14の初期弾性力が調整可能とされる。
即ち、上記構成によれば、ダンパ本体2に与えられるばね14の初期弾性力が調整可能なものなど、種々の構造を有する各種ダンパ1に対し、それぞれの構成部品として、上記ストッパ21を取り付けただけの一定形状のダンパ本体2を共有させることができる。よって、各種ダンパ1についてそれぞれ大型の構成部品であるダンパ本体2の種類を、従来の技術に比べてより少なくできることから、これら各種ダンパ1についての全体的な部品管理が容易にでき、また、各種ダンパ1の成形が容易かつ安価にできる。
また、上記構成によれば、次の効果も生じる。
即ち、ダンパ1の成形後において、そのばね14の初期弾性力が調整できない構造のものであるとする。この場合、このダンパ1の開発段階では、一般に、ばね14の初期弾性力を調整できるようにした構造のテスト用ダンパが成形される。そして、このダンパ1のばね14の初期弾性力を種々調整することにより、ばね14の最適の初期弾性力が特定され、これが、上記ダンパ1の大量の成形に反映される。
上記の場合、上記テスト用ダンパについても、上記ストッパ21を取り付けたダンパ本体2の適用が可能である。よって、テスト用ダンパの構成部品として専用のダンパ本体を別途に成形する、ということは不要となることから、ダンパ1の開発作業も容易かつ安価にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記環状体19に対しばね受け本体22を溶接などにより、結合してもよい。
以下の図2,3は、実施例2,3を示している。これら各実施例は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図2に従って説明する。
図2において、上記軸方向で、環状体19に対しばね受け本体22を相対移動可能とさせる移動調整具26が設けられている。この調整具26は、上記環状体19の外周面に形成される雄ねじ27を備え、この雄ねじ27に対し上記軸心3回りでばね受け本体22が螺合させられている。上記ばね受け本体22の捻回により、上記軸方向で上記環状体19に対しばね受け本体22が相対移動可能とされている。また、上記雄ねじ27に螺合されて、上記ばね受け本体22をその位置に固定するロックナット28が設けられている。
このため、上記環状体19に対しばね受け本体22を捻回させれば、このばね受け本体22が上記相対移動をして、上記ばね14の初期長さが調整可能とされる。つまり、このばね14の初期弾性力が調整可能とされる。
そして、上記構成によれば、ばね14の初期弾性力の調整を上記ねじ構造により可能としたダンパ1についても、上記ストッパ21を取り付けたダンパ本体2の適用が可能となる。このため、このねじ構造のダンパ1の成形が容易かつ安価にできる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図3に従って説明する。
図3において、上記環状体19とばね受け本体22との互いの接合面の間に圧油室30が形成されている。この圧油室30に対し圧油を供給、排出可能とする手動式の油圧ポンプ31が設けられている。この油圧ポンプ31による上記圧油室30への圧油の供給、排出により、上記軸方向で上記環状体19に対しばね受け本体22が相対移動可能とされている。
このため、上記圧油室30に対し圧油を供給、もしくは排出させれば、上記ばね受け本体22が上記相対移動をして、上記ばね14の初期長さが調整可能とされる。つまり、このばね14の初期弾性力が調整可能とされる。
そして、上記構成によれば、ばね14の初期弾性力の調整を上記圧油室30構造により可能としたダンパ1についても、上記ストッパ21を取り付けたダンパ本体2の適用が可能となる。このため、この圧油室30構造のダンパ1の成形が容易かつ安価にできる。
実施例1を示し、ダンパの部分縦断面図である。 実施例2を示し、ダンパの部分縦断面図である。 実施例3を示し、ダンパの部分縦断面図である。
符号の説明
1 ダンパ
2 ダンパ本体
3 軸心
4 シリンダチューブ
9 ピストン
10 ピストンロッド
14 ばね
15 ばね受け
16 他のばね受け
19 環状体
20 栓溶接
21 ストッパ
22 ばね受け本体
26 調整具
27 雄ねじ
30 圧油室
L 所定寸法

Claims (3)

  1. 軸方向に伸縮することにより減衰力を生じるシリンダ式のダンパ本体と、このダンパ本体に外嵌されるばねと、上記ダンパ本体のピストンロッド側に取り付けられて上記ばねの一端部を支持するばね受けと、上記ダンパ本体のシリンダチューブ側に取り付けられて上記ばねの他端部を支持する他のばね受けとを備え、上記ばねが上記ダンパ本体を伸長させるよう上記各ばね受けを介し付勢するダンパにおいて、
    上記他のばね受けが、上記シリンダチューブに軸方向移動可能に外嵌される環状体と、上記シリンダチューブに取り付けられ、上記環状体が上記軸方向でピストンロッド側から離れる方向に向かって所定寸法以上に移動することを阻止すると共に、上記ダンパ本体の軸心回りでの回動を阻止するストッパと、上記環状体に支持されて上記ばねの他端部を支持するばね受け本体とを備えたことを特徴とするダンパ。
  2. 上記ばね受け本体を上記環状体に対し上記ダンパ本体の軸心回りで螺合させ、上記ばね受け本体の捻回により、上記軸方向で上記環状体に対しばね受け本体を相対移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 上記環状体とばね受け本体との間に密閉された圧油室を形成し、この圧油室への圧油の供給、排出により、上記軸方向で上記環状体に対しばね受け本体を相対移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
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