JP2008100622A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008100622A
JP2008100622A JP2006285349A JP2006285349A JP2008100622A JP 2008100622 A JP2008100622 A JP 2008100622A JP 2006285349 A JP2006285349 A JP 2006285349A JP 2006285349 A JP2006285349 A JP 2006285349A JP 2008100622 A JP2008100622 A JP 2008100622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear seat
display
door
state
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006285349A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
謙二 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006285349A priority Critical patent/JP2008100622A/ja
Publication of JP2008100622A publication Critical patent/JP2008100622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】ドアの開閉後に、閉状態にある後席ディスプレイを再度使用する際に、ユーザの操作を必要としない車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車室内の天井において車両の後席から視認可能な位置に取り付けられた後席ディスプレイと、その後席ディスプレイを、ディスプレイ画面が天井面側に倒れて視認不能となる閉位置と、ディスプレイ画面が後席側に開いて視認可能となる開位置との間で開閉駆動する後席ディスプレイ開閉駆動手段と、車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、検出されたドアの開閉状態に基づいて、閉位置となっている後席ディスプレイを開位置となるように駆動制御する後席ディスプレイ駆動制御手段と、を備えることを特徴とする車両用表示装置として提供可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、車両の室内における後席天井において開閉可能に構成された後席ディスプレイを備えた車両用表示装置に関するものである。
近年、ミニバンやRV車等の車両において、RSE(リアシートエンターテインメント)システムのように、後席の乗員がテレビ番組やビデオのソフト等を楽しむことができるように、前席ディスプレイとは別個に後席ディスプレイを設けるようにすることが知られている。この後席ディスプレイは、通常、車両の室内における後席天井の車幅方向略中央部等に設けられると共に、駆動手段により上記後席天井に略沿った閉位置(収納状態)と下方に開いた開位置(使用状態)との間で開閉可能に構成される。
後席ディスプレイが開位置(使用状態)にあるとき、乗降の妨げになったり、車室への荷物の積み降ろしも荷物と干渉して行いづらい。これらの場合には、ユーザがスイッチ等の操作により一旦ディスプレイを閉位置とし、また用が済んだ時点で再度スイッチ操作を行ってディスプレイを開位置としなければならず、ユーザにとって使いづらいものとなっている。
そこで、後席ディスプレイの開閉を適切に制御することによって、乗員が後席ディスプレイを閉作動させる操作をわざわざ行わなくても、後席乗員が乗降時に後席ディスプレイと干渉しないようにする車両用表示装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2002−234399号公報
特許文献1の構成では、後席ディスプレイは自動で閉じられるが、ドアの開閉後に後席ディスプレイを再度使用したい場合には、ユーザがスイッチ操作を行わなければならないという問題がある。また、必ずアクセサリスイッチをオフ状態としなければならず、これもユーザの操作負荷を増大させている。
上記問題を背景として、本発明の課題は、ドアの開閉後に、閉状態にある後席ディスプレイを再度使用する際に、ユーザの操作を必要としない車両用表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両用表示装置は、車室内の天井において車両の後席から視認可能な位置に取り付けられた後席ディスプレイと、後席ディスプレイを、ディスプレイ画面が天井面側に倒れて視認不能となる閉位置と、ディスプレイ画面が後席側に開いて視認可能となる開位置との間で開閉駆動する後席ディスプレイ開閉駆動手段と、車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、検出されたドアの開閉状態に基づいて、閉位置となっている後席ディスプレイを開位置となるように駆動制御する後席ディスプレイ駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
従来技術では、後席ディスプレイを閉位置とするのみであったが、本発明では、ドアの開閉状態に基づいて後席ディスプレイを開位置となるようにするものである。上記構成によって、ドアの開閉後に後席ディスプレイを再度使用したい場合には、ユーザがスイッチ操作を行わなければならないという問題は解消される。また、アクセサリスイッチの操作も不要で、ユーザの操作負荷は増大しない。
また、本発明の車両用表示装置における後席ディスプレイ駆動制御手段は、検出されたドアの開閉状態が開状態から閉状態に移行するに伴い、後席ディスプレイが閉位置から開位置となるように駆動する一方、検出されたドアの開閉状態が閉状態から開状態に移行するに伴い、後席ディスプレイが開位置から閉位置となるように駆動するオート開閉制御を行うように構成することもできる。
上記構成によって、ユーザはスイッチ操作を行う必要は全くなくなる。また、アクセサリスイッチを一旦オフ状態として再度オン状態とする必要もなくなる。
また、本発明の車両用表示装置は、車両のアクセサリスイッチの状態を検知するアクセサリスイッチ状態検知手段と、アクセサリスイッチの状態がオフ状態であると検知された場合に、ドアの開閉状態によらず、後席ディスプレイ駆動制御手段に対し後席ディスプレイが閉位置となるように駆動する制御指令を行う制御指令手段と、を備えるように構成することもできる。
アクセサリスイッチの状態をオフ状態とすることは、後席ディスプレイを使用しないということなので、上記構成によって、後席ディスプレイの閉じ忘れを防止することができる。
また、本発明の車両用表示装置における車両は、前席および後席の2列シート構成であって、かつ後席ドアが後席の側方に設けられたものであり、制御指令手段は、後席ドアの開閉状態に基づいて、後席ディスプレイ駆動制御手段に対するオート開閉制御の実行を指令するように構成することもできる。
3列シート車の場合は、2列目のシートを前方にスライドさせた上で背もたれ部を前方に倒して、2列目のシートの側方にあるドアから乗降するので、後席ディスプレイと干渉することはあまりない。しかし、後席ドアが後席の側方に設けられた2列シート車の場合は、後席ディスプレイと近接しているので、乗降時に後席ディスプレイと干渉する可能性が大きい。上記構成によって、2列シート車でも後席の乗員が乗降する場合に、後席ディスプレイと干渉して乗降がしづらくなることはない。
また、本発明の車両用表示装置は、乗員の着座状態を検知する着座状態検知手段を備え、制御指令手段は、検出される着座状態に応じて、後席ディスプレイ駆動制御手段に対するオート開閉制御の実行を指令するように構成することもできる。
上記構成によって、後席に乗員が着座していないのに、ドアを開閉すると後席ディスプレイが開閉することを防止できる。
また、本発明の車両用表示装置における制御指令手段は、着座状態検知手段により乗員が後席の中央着座部に着座していることが検知された場合に、後席ディスプレイ駆動制御手段に対するオート開閉制御の実行を指令するように構成することもできる。
後席の中央着座部に着座している乗員からは、後席ディスプレイは、ほぼ目の前に位置している。よって、左右いずれのドアから乗降時するにしても、後席ディスプレイと干渉する可能性が非常に高い。上記構成によって、後席の中央着座部に着座している乗員の乗降時には後席ディスプレイと干渉することを防止することができる。
また、本発明の車両用表示装置における制御指令手段は、着座状態検知手段により乗員が後席のいずれの着座部にも着座していないことが検知された場合に、後席ディスプレイ駆動制御手段に対しオート開閉制御の実行を禁止する指令を行うように構成することもできる。
上記構成によって、後席に乗員が着座していないときに後席ディスプレイが開位置となることを防止することができる。
また、本発明の車両用表示装置における制御指令手段は、後席のドア側の着座部に乗員が着座していることを検知した場合に、後席ディスプレイ駆動制御手段に対し、ドアの開閉状態とは無関係に、着座検知時の後席ディスプレイの開閉状態を維持する指令を行うように構成することもできる。
ドア側の着座部に着座している乗員は、その着座部に近い側のドアから乗降すると考えられ、乗降時に後席ディスプレイと干渉することはまずない。上記構成によって、後席ディスプレイの不要な開閉を防止し、後席ディスプレイを見ている乗員に不快感を与えることを防止できる。
また、本発明の車両用表示装置における制御指令手段は、着座状態検知手段が後席のドア側の着座部に乗員が着座していることを検知し、ドア開閉状態検出手段が該着座検知された着座部からより遠い側に位置する後席ドアの開閉を検知した場合に、後席ディスプレイを閉位置とする指令を行うように構成することもできる。
上記構成によって、乗員が着座部からより遠い側に位置する後席ドアから乗降する場合に後席ディスプレイと干渉することを防止することができる。
以下、本発明の車両用表示装置を、図面を参照しながら説明する。図1は車両用表示装置100の構成を示すブロック図である。車両用表示装置100は、運転席側ドアセンサ1,助手席側ドアセンサ2,後席右側ドアセンサ3,後席左側ドアセンサ4,アクセサリスイッチ5,後席ディスプレイ開閉状態センサ6,運転席側着座センサ11,助手席側着座センサ12,後席右側着座センサ13,後席左側着座センサ14,後席中央着座センサ15,カメラ16,赤外線センサ17,操作スイッチ18,後席ディスプレイ開閉モータ19,後席ディスプレイ20,および、これらの接続された制御回路8等を備えている。
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84,A/D変換部86,描画部87,画像処理部89,フラッシュメモリ90,およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、ROM82に記憶された制御プログラム82pおよびデータにより制御を行う。なお、制御回路8が本発明の後席ディスプレイ駆動制御手段,制御指令手段に相当する。
A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば上記の各ドアセンサ(1〜4),着座センサ(11〜15)等から制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。
描画部87は、ROM82あるいはフラッシュメモリ90に記憶された表示用のデータや表示色のデータから表示装置11に表示させるための表示画面データを生成する。この描画部87が他の車載装置に含まれる構成でもよい。
画像処理部89は、公知のパターン認識などの技術によってカメラ16(後述)によって撮影された画像の解析を行う画像処理回路を含んで構成される。画像処理部89では、カメラ16により撮影された映像信号に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換する。そして、得られた多値画像データから、一般的な画像処理手法を用いて乗員等の所望の画像部分を抽出する。
フラッシュメモリ90はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能なデバイスによって構成され、車両用表示装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、フラッシュメモリ90は、車両用表示装置100がオフ状態になっても記憶内容が保持されるようになっている。
運転席側ドアセンサ1,助手席側ドアセンサ2,後席右側ドアセンサ3,後席左側ドアセンサ4は、それぞれ、図3で示されるように、運転席側ドア31,助手席側ドア32,後席右側ドア33,後席左側ドア34の開閉状態を検出するためのもので、例えば、各ドアの開閉に応じて状態が変化するスイッチが用いられる。なお、これらドアセンサが本発明のドア開閉状態検出手段に相当する。運転席側ドアセンサ1,助手席側ドアセンサ2を本発明に用いない構成でもよい。30は操舵ハンドルである。
図1に戻り、アクセサリスイッチ5は、例えば、エンジン始動/停止用の周知のイグニッションスイッチと兼用される。イグニッションスイッチがOFFの位置にある場合は、アクセサリスイッチ5はオフ状態で、イグニッションスイッチがACCの位置にある場合は、アクセサリスイッチ5はオン状態である。なお、アクセサリスイッチ5が本発明のアクセサリスイッチ状態検知手段に相当する。
後席ディスプレイ開閉状態センサ6は、後席ディスプレイ20(図4参照)の開閉位置を検出するためのものである。例えば、開位置および閉位置にスイッチを設け、後席ディスプレイ20が開位置あるいは閉位置にある場合に該当するスイッチがオン状態になって位置を検出することができる。詳細な位置を検出したい場合には、周知のポテンショメータを用いれば、後席ディスプレイ20の位置に応じてポテンショメータの出力電圧が変わるので、その電圧値を制御回路8のA/D変換部86においてデジタルデータに変換して開閉位置を特定する。
運転席側着座センサ11,助手席側着座センサ12,後席右側着座センサ13,後席左側着座センサ14,後席中央着座センサ15は、例えば圧力を加えられると電圧を発生する圧電素子により構成され、圧電素子が発生する電圧により、乗員の着座状態を検出することができる。これら着座センサは、図2あるいは図3のように、車両101の座席(21〜25)の着座部(21a〜25a)や背もたれ部(21b〜25b)に設置される。なお、これら着座センサが本発明の着座状態検知手段に相当する。なお、図2は車両101を助手席側から見た断面を表している。
例えば、運転席側着座センサ11は、運転席21の着座部21aおよび背もたれ部21bに、それぞれ着座センサ11a,11bが設置される。背もたれ部21bにも着座センサ11bを設けることで、乗員と荷物との判別を行うことができる。そして、着座センサ11a,11bの出力電圧が予め定められる所定の閾値を超えた場合に、乗員が着座していると判定する。
また、後席は3人掛けシートとして一体構成となっていることが多いが、後席右側23,後席左側24(本発明のドア側の着座部)と、後席中央25(本発明の中央着座部)のように着座位置が区分され、それぞれの着座位置(23〜25)の着座部(23a〜25a)や背もたれ部(23b〜25b)に、それぞれそれぞれ着座センサ(13a,13b〜15a,15b)が設置される。
カメラ16は、周知のCCDカメラにより構成される。撮影された画像データ(動画あるいは静止画)は画像処理部89に送られる。図2のように、設置場所は車両101の室内の天井の前中央部に設置される。
赤外線センサ17は、いわゆる人感センサの一つで、周知の焦電素子を用いて構成され、人体から発する熱線を検知するもので、検出結果を制御回路8に出力する。例えば、図2のように、車両101の室内の天井中央部に設置される。また、赤外線撮像装置を用い、車室内の所定領域の温度分布を撮像して、温度分布の情報を制御回路8に出力する構成でもよい。また、赤外線センサ17の設置場所は車両101の室内の天井の前中央部(16の位置)でもよい。
図1に戻り、操作スイッチ18は、例えば後席ディスプレイ20と一体になった図示しないタッチパネルもしくはメカニカルなスイッチが用いられる。図4に車両用表示装置100の概観例を示す。後席ディスプレイ20は、車室内の天井において、天井中央部のような車両の後席から視認可能な位置に取り付けられている。図4の例では、操作スイッチ18としてメカニカルスイッチが用いられている。タッチパネルは、後席ディスプレイ20の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上をユーザがタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、周知のいわゆる静電容量方式を用いてもよい。メカニカルスイッチの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。
後席ディスプレイ開閉モータ19は、制御回路8からの制御指令に基づいて、後席ディスプレイ20の位置を変化させるための開閉駆動を行う。図4のように、後席ディスプレイ開閉モータ19は、図示しない駆動回路および減速ギアとともにモータ駆動ユニット26に含まれる。そして、後席ディスプレイ開閉モータ19に接続される減速ギアを介して後席ディスプレイ20と一体となった回転軸部20aが回転することで、後席ディスプレイ20の位置が開位置および閉位置のいずれかに変化する。開位置および閉位置の任意の位置に移動可能な構成としてもよい。なお、後席ディスプレイ開閉モータ19が本発明の後席ディスプレイ開閉駆動手段に相当する。
後席ディスプレイ20は周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行うための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路8(描画部87)から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行う。また、表示用デバイスとして有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
図5を用いて後席ディスプレイ開閉処理について説明する。なお、本処理は制御プログラム82pに含まれ、制御プログラム82pの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、予めフラッシュメモリ90に記憶されたデフォルト設定、あるいはユーザが操作スイッチ18により設定された内容を参照し、オート制御モードに設定されているかどうかを調べる。例えば、図4の操作スイッチ18のいずれか一方をオート制御モード設定スイッチとし、そのスイッチを押すたびにオート制御モードの設定/解除が変わるような構成としてもよい。
オート制御モードに設定されている場合(S11:Yes)には、アクセサリスイッチ5の情報を取得する(S12)。アクセサリスイッチ5がオン状態の場合(S13:Yes)には、オート制御モードを行う(S14,後述)。
一方、アクセサリスイッチ5がオフ状態の場合(S13:No)には、後席ディスプレイ20を、ディスプレイ画面が天井面側に倒れて視認不能となる閉位置とするように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S15)。
後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行った場合には、その制御指令の内容(後席ディスプレイ20の位置情報)を、フラッシュメモリ90に領域が確保された位置情報記憶領域に記憶する。なお、後席ディスプレイ20の位置情報については後述する。アクセサリスイッチ5がオフ状態となった場合には、後席ディスプレイ20の位置情報をリセットすなわち閉位置として位置情報記憶領域に記憶してもよい。
図6を用いて、図5のステップS14に相当するオート制御モード処理について説明する。まず、各着座センサ(11〜15)から着座情報を取得する(S31)。次いで、各ドアセンサ(1〜4)からドア開閉情報を取得する(S32)。後席のドアセンサ(3,4)のドア開閉情報のみを取得してもよい。
着座情報はカメラ16によって撮影され、画像処理部89で画像処理が行われた画像データ、あるいは赤外線センサ17による検出結果から取得してもよい。
後席着座センサ(13〜15)において乗員の着座を検出しなかった場合には(S33:No)、後席ディスプレイ20を閉位置とするように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S43)。このとき、フラッシュメモリ90に領域が確保される位置情報記憶領域に、現在の後席ディスプレイ20の位置を記憶しておく。
後席着座センサ(13〜15)において乗員の着座を検出した場合(S33:Yes)には、後席ドア(33,34)が開状態になっているかを調べ、後席ドア(33,34)が開状態ではなく(S34:No)、全閉状態となっている場合(S40:Yes)には、フラッシュメモリ90の位置情報記憶領域の記憶内容すなわち後席ディスプレイ20の位置情報を読み出し(S41)、後席ディスプレイ20が読み出された位置情報の内容の位置(例えば開位置)となるように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S42)。後席に乗員が着座していない場合は閉位置とする。
一方、後席ドア(33,34)のいずれかが開状態である場合(S34:Yes)には、後席中央着座センサ15の状態から、乗員が後席中央部25に着座しているかを調べる。乗員が後席中央部25に着座していない場合(S35:No)には、乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座しているかどうかを調べる。例えば、後席右側ドア33が開状態となっているときに、後席右側着座センサ13によって後席右側23に乗員が着座しているかどうか、また、後席左側ドア34が開状態となっているときに、後席左側着座センサ14によって後席左側24に乗員が着座しているかどうかを調べる。
乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座している場合(S38:Yes)には、後席ディスプレイ20の位置は現状のままとする(S39)。
後席ドア(33,34)のいずれかが開状態で乗員が後席中央部25に着座している場合(S35:Yes)、あるいは、乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座していない場合(S38:No)には、現在の後席ディスプレイ20の位置(例えば開位置)を位置情報記憶領域に記憶し(S36)、後席ディスプレイ20を閉位置とするように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S37)。
図7を用いて、モータ駆動ユニット26で行われる、後席ディスプレイ20の開閉の詳細について説明する。まず、後席ディスプレイ20の位置情報を取得する(S51)。位置情報の取得は下記のいずれを用いてもよい。
(1)後席ディスプレイ開閉センサ6から位置情報を取得する。
(2)周知のレゾルバ等のモータの回転角度検出手段を用いて後席ディスプレイ開閉モータ19の回転数を求め、その回転数から位置情報を取得する。例えば、後席ディスプレイ20の閉位置を基準位置とすると、後席ディスプレイ開閉モータ19が1回転するときに後席ディスプレイ20が移動する距離(あるいは移動角度)は、機器の構成から予め求めることができる。
制御回路8からの制御指令が後席ディスプレイ20を閉位置とする「閉指令」である場合(S52:Yes)には、上記で取得した位置情報を参照し、後席ディスプレイ20が閉位置にないとき(S53:Yes)には、後席ディスプレイ開閉モータ19を駆動して、後席ディスプレイ20を閉位置に移動する(S54)。
一方制御回路8からの制御指令が後席ディスプレイ20を開位置とする「開指令」である場合(S52:No→S55:Yes)には、上記で取得した位置情報を参照し、後席ディスプレイ20が開位置にないとき(S56:Yes)には、後席ディスプレイ開閉モータ19を駆動して、後席ディスプレイ20を開位置に移動する(S57)。
図8〜図10を用いて、着座例を用いてオート制御について説明する。まず、図8において、車両101の後席右側の乗員P1のみが着座しているとすると、後席右側ドア33が開いた場合には、後席ディスプレイ20はそのままの位置を保つ。その後、後席右側ドア33が閉じても、後席ディスプレイ20の位置は変化しない。また、後席右側の乗員P1のみが着座しているときに、後席左側ドア34が開いた場合には、乗員P1が後席左側ドア34側から乗降するものと判断し、後席ディスプレイ20は閉位置に移動する。その後、後席左側ドア34が閉じた場合には、後席ディスプレイ20の位置は後席に乗員がいないので閉位置のままとなる。
また、図8のように、車両101の後席右側に乗員P1,後席中央に乗員P2が着座しているとき、後席ディスプレイ20と乗員P2との位置関係は図9のようになり、とりわけ2列シート車においては、後席ディスプレイ20が乗員P2の乗降に支障をきたす可能性があるので、後席右側ドア33あるいは後席左側ドア34のいずれが開いた場合でも、後席ディスプレイ20は閉位置に移動する。その後、後席右側ドア33および後席左側ドア34が閉じた場合には、後席ドア(33,34)が開く前の状態に戻る。
図10のように、車両101の後席右側に乗員P1,後席左側に乗員P3が着座しているときのオート制御について、図11を用いて説明する。なお、図11は図6の変形例であるので、図6に対する変更部分のみ記載し、それ以外の記載は割愛する。
後席ドア(33あるいは34)が開状態で、乗員が後席中央部25に着座していない場合(S35:No)には、乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座しているかどうかを調べる。そして、乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座している場合(S38:Yes)、その反対側の後席にも乗員が着座しているかどうか調べる。反対側の後席に乗員が着座していない場合(S383:No)には、後席ディスプレイ20の位置は現状のままとする(S39)。
一方、反対側の後席にも乗員が着座している場合(S383:Yes)には、反対側の後席ドアが開いたかを調べ、その反対側の後席ドアが開いた場合(S384:Yes)には、乗員はそれぞれ近い側のドアから降りると判定して、後席ディスプレイ20の位置は現状のままとする(S39)。
一方、予め定められる所定時間を経過しても反対側の後席ドアが開かない場合(S384:No→S385:Yes)には、反対側の後席乗員は遠い側のドア(現在開いているドア)から降りると判断して、現在の後席ディスプレイ20の位置を位置情報記憶領域に記憶し(S36)、後席ディスプレイ20を閉位置とするように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S37,図6参照)。
また、乗員が開状態となっているドアと同じ側に着座していない場合(S38:No)、その乗員が着座している側の後席ドアが開いたかを調べ、その反対側の後席ドアが開いた場合(S381:Yes)には、乗員はそれぞれ近い側のドアから降りると判定して、後席ディスプレイ20の位置は現状のままとする(S39)。
一方、予め定められる所定時間を経過しても乗員が着座している側の後席ドアが開かない場合(S381:No→S382:Yes)には、現在の後席ディスプレイ20の位置を位置情報記憶領域に記憶し(S36)、後席ディスプレイ20を閉位置とするように、後席ディスプレイ開閉モータ19に制御指令を行う(S37)。
図10において、車両101の後席右側の乗員P1が同じ側の後席右側ドア33を開いた場合、後席左側にも乗員P3が所定時間内に後席左側ドア34を開けば、後席ディスプレイ20は現状(例えば開位置)のままである。一方、乗員P3が乗員P1に続いて後席右側ドア33から降りようとするため、所定時間内に後席左側ドア34を開けなかった場合には、後席ディスプレイ20は閉位置となる。
同様に、車両101の後席左側の乗員P3が後席左側ドア34を開けた場合、後席右側の乗員P1が乗員P3に続いて後席左側ドア34をから降りたい場合には、所定時間待てば後席ディスプレイ20が自動的に閉位置となるので、降車に支障は生じない。また、後席ディスプレイ20を閉位置とする操作も不要である。
また、後席乗員P1,P3のうち、いずれかが降車しなかった場合には、ドア(33,34)が閉められた後には、後席ディスプレイ20は開位置となる。また、後席乗員P1,P3が2人とも降車した場合には、ドア(33,34)が閉められた後には、後席ディスプレイ20は閉位置となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
車両用表示装置の構成を示すブロック図。 センサ,カメラ等の設置例を示す図。 センサ等の設置例の詳細を示す図。 車両用表示装置の概観を示す図。 後席ディスプレイ開閉処理を説明するフロー図。 オート制御モード処理を説明するフロー図。 後席ディスプレイ開閉の詳細を説明するフロー図。 オート制御を説明する図。 図8に続く、オート制御を説明する図。 オート制御モード処理の別例を説明するフロー図。 オート制御の別例を説明する図。
符号の説明
1 運転席側ドアセンサ(ドア開閉状態検出手段)
2 助手席側ドアセンサ(ドア開閉状態検出手段)
3 後席右側ドアセンサ(ドア開閉状態検出手段)
4 後席左側ドアセンサ(ドア開閉状態検出手段)
5 アクセサリスイッチ(アクセサリスイッチ状態検知手段)
6 後席ディスプレイ開閉状態センサ
8 制御回路(後席ディスプレイ駆動制御手段,制御指令手段)
11 運転席側着座センサ(着座状態検知手段)
12 助手席側着座センサ(着座状態検知手段)
13 後席右側着座センサ(着座状態検知手段)
14 後席左側着座センサ(着座状態検知手段)
15 後席中央着座センサ(着座状態検知手段)
16 カメラ
17 赤外線センサ
18 操作スイッチ
19 後席ディスプレイ開閉モータ(後席ディスプレイ開閉駆動手段)
20 後席ディスプレイ
26 モータ駆動ユニット
100 車両用表示装置

Claims (9)

  1. 車室内の天井において車両の後席から視認可能な位置に取り付けられた後席ディスプレイと、
    前記後席ディスプレイを、ディスプレイ画面が前記天井面側に倒れて視認不能となる閉位置と、前記ディスプレイ画面が前記後席側に開いて視認可能となる開位置との間で開閉駆動する後席ディスプレイ開閉駆動手段と、
    前記車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
    検出された前記ドアの開閉状態に基づいて、前記閉位置となっている前記後席ディスプレイを前記開位置となるように駆動制御する後席ディスプレイ駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記後席ディスプレイ駆動制御手段は、検出された前記ドアの開閉状態が開状態から閉状態に移行するに伴い、前記後席ディスプレイが前記閉位置から前記開位置となるように駆動する一方、検出された前記ドアの開閉状態が前記閉状態から前記開状態に移行するに伴い、前記後席ディスプレイが前記開位置から前記閉位置となるように駆動するオート開閉制御を行うものである請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記車両のアクセサリスイッチの状態を検知するアクセサリスイッチ状態検知手段と、
    前記アクセサリスイッチの状態がオフ状態であると検知された場合に、前記ドアの開閉状態によらず、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対し前記後席ディスプレイが閉位置となるように駆動する制御指令を行う制御指令手段と、
    を備える請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記車両は、前席および後席の2列シート構成であって、かつ後席ドアが前記後席の側方に設けられたものであり、
    前記制御指令手段は、前記後席ドアの開閉状態に基づいて、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対する前記オート開閉制御の実行を指令する請求項2または請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 乗員の着座状態を検知する着座状態検知手段を備え、
    前記制御指令手段は、検出される前記着座状態に応じて、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対する前記オート開閉制御の実行を指令する請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記制御指令手段は、前記着座状態検知手段により前記乗員が前記後席の中央着座部に着座していることが検知された場合に、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対する前記オート開閉制御の実行を指令する請求項5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記制御指令手段は、前記着座状態検知手段により前記乗員が前記後席のいずれの着座部にも着座していないことが検知された場合に、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対し前記オート開閉制御の実行を禁止する指令を行う請求項5または請求項6に記載の車両用表示装置。
  8. 前記制御指令手段は、前記後席のドア側の着座部に前記乗員が着座していることを検知した場合に、前記後席ディスプレイ駆動制御手段に対し、前記ドアの開閉状態とは無関係に、前記着座検知時の前記後席ディスプレイの開閉状態を維持する指令を行う請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記制御指令手段は、前記着座状態検知手段が前記後席のドア側の着座部に前記乗員が着座していることを検知し、前記ドア開閉状態検出手段が該着座検知された着座部からより遠い側に位置する後席ドアの開閉を検知した場合に、前記後席ディスプレイを前記閉位置とする指令を行う請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
JP2006285349A 2006-10-19 2006-10-19 車両用表示装置 Pending JP2008100622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285349A JP2008100622A (ja) 2006-10-19 2006-10-19 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285349A JP2008100622A (ja) 2006-10-19 2006-10-19 車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008100622A true JP2008100622A (ja) 2008-05-01

Family

ID=39435285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285349A Pending JP2008100622A (ja) 2006-10-19 2006-10-19 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008100622A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089651A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd モニタ位置調整装置
JP2010285126A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Alpine Electronics Inc 後席用ディスプレイ開閉制御装置および後席用ディスプレイ開閉制御方法
CN116142122A (zh) * 2022-11-29 2023-05-23 江苏施耐勒智能科技有限公司 一种基于物联网的汽车件智能装配管理系统及方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089651A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd モニタ位置調整装置
JP4701278B2 (ja) * 2008-10-08 2011-06-15 本田技研工業株式会社 モニタ位置調整装置
US8364352B2 (en) 2008-10-08 2013-01-29 Honda Motor Co., Ltd. Monitor position adjustment device
JP2010285126A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Alpine Electronics Inc 後席用ディスプレイ開閉制御装置および後席用ディスプレイ開閉制御方法
CN116142122A (zh) * 2022-11-29 2023-05-23 江苏施耐勒智能科技有限公司 一种基于物联网的汽车件智能装配管理系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701278B2 (ja) モニタ位置調整装置
US10195994B2 (en) Vehicle side mirror automation
JP4758087B2 (ja) 表示装置
US20090066474A1 (en) Vehicle input device
CN107298050B (zh) 图像显示装置
WO2016002145A1 (ja) 車両用表示制御装置及び車両用表示システム
JP4577387B2 (ja) 車両用操作入力装置
US20150212584A1 (en) In-vehicle input device
US11127152B2 (en) Indoor monitoring device
JP6805223B2 (ja) 車両用表示装置、車両用表示方法、およびプログラム
US10450003B2 (en) Parking assist device and parking assist system
US10306154B2 (en) Image display device
US20150185999A1 (en) Display control apparatus and control method for vehicle
US20190171296A1 (en) Gesture determination apparatus and program
JP2008100622A (ja) 車両用表示装置
JP2018118620A (ja) 駐車支援装置
JP6755362B2 (ja) 駐車支援装置、及び駐車支援システム
US20210284069A1 (en) Vehicle display device
JP4123985B2 (ja) カメラシステム
KR20200046140A (ko) 차량 및 그 제어방법
WO2016152583A1 (ja) 助手席駆動制御システム及び制御装置
US20230264674A1 (en) Passenger compartment mapping and control
JP6755361B2 (ja) 駐車支援装置、及び駐車支援システム
JP6755360B2 (ja) 駐車支援装置、及び駐車支援システム
JP7484756B2 (ja) 表示システム