JP2008098698A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能な無線通信システムを実現する。
【解決手段】複数のルータ及び複数の無線端末がネットワーク接続された無線通信システムにおいて、複数の無線端末は、前記ルータとの通信不良を検出し通信可能な前記ルータを探索する通信手段と、ルータ機能を提供するプログラム及び経路情報を格納する記憶手段と、前記通信手段によりルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して通信可能な他のルータを探索し、探索されたルータと接続し、前記記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを制御して前記無線端末をルータとして動作させる演算制御手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のルータ及び複数の無線端末がネットワーク接続された無線通信システムにおいて、複数の無線端末は、前記ルータとの通信不良を検出し通信可能な前記ルータを探索する通信手段と、ルータ機能を提供するプログラム及び経路情報を格納する記憶手段と、前記通信手段によりルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して通信可能な他のルータを探索し、探索されたルータと接続し、前記記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを制御して前記無線端末をルータとして動作させる演算制御手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のルータ及び複数の無線端末が無線ネットワークに接続された無線通信システムに関して、特に接続していたルータとの通信が出来ない場合に無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能な無線通信システムを実現することにある。
従来の複数のルータ及び複数の無線端末が無線ネットワークに接続された無線通信システムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
図10は従来の無線通信によってデータの送受信を行う無線通信システムの一例を示す構成図である。図10おいて、1、2、3及び4は無線を介して通信するルータ、5、6、7、8、9及び10は無線端末である。
ルータ2はルータ1、3及び4と、ルータ4はルータ1及び3とそれぞれ無線により相互に接続される。
無線端末5及び6はルータ1と、無線端末7、8及び9はルータ4と、無線端末10はルータ3とそれぞれ無線により相互に接続される。
図11は従来の無線通信システムのルータ及び無線端末の具体的な構成図である。図10及び図11において、11及び14は通信手段、12及び15はCPU(Central Processing Unit)などの演算制御手段、13はルータ機能を提供するプログラム及び経路情報などを格納する記憶手段、16は無線端末の機能を提供するプログラム及び経路情報などを格納する記憶手段である。図11において9及び10は図10と同一符号を付してある。
ルータ1、2、3及び4は通信手段11、演算制御手段12及び記憶手段13によってそれぞれ構成され、無線端末5、6、7、8、9及び10は通信手段14、演算制御手段15及び記憶手段16によってそれぞれ構成される。
ここで、図10及び図11に示す従来例の動作を図12及び図13を用いて説明する。図12は従来の無線通信システムの動作を説明するフロー図である。図13は従来の無線通信システムの動作を説明する説明図である。なお、説明を簡潔にするために無線端末5から無線端末10への通信を例にとり説明する。
まず、図12中”S101”において無線端末5では演算制御手段15が通信手段14を制御してルータ1にデータを送信する。
例えば、無線端末5の演算制御手段15は記憶手段16に格納されている無線端末機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、通信手段14を制御してルータ1にデータを送信する。
次に、図12中”S102”においてルータ1はルータ4にデータを送信する。例えば、ルータ1では演算制御手段12は記憶手段13に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、記憶手段13上に記録されている図13中”RT100”に示すような無線端末5からルータ1、ルータ4及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御してルータ4にデータを送信する。
次に、図12中”S103”においてルータ4はルータ3にデータを送信する。例えば、ルータ4では演算制御手段12は記憶手段13に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、記憶手段13上に記録されている図13中”RT100”に示すような無線端末5からルータ1、ルータ4及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御してルータ3にデータを送信する。
次に、図12中”S104”においてルータ3は無線端末10にデータを送信する。例えば、ルータ3では演算制御手段12は記憶手段13に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、記憶手段13上に記録されている図13中”RT100”に示すような無線端末5からルータ1、ルータ4及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御して無線端末10にデータを送信する。無線端末10はルータ1、ルータ4及びルータ3を介してデータを受信する。
また、図10及び図11に示す従来例のネットワークを構成する一部のルータが停止した場合の動作を図14、図15、図16及び図17を用いて説明する。図14、図16及び図17は従来の一部のルータが停止した場合の無線通信システムの動作を説明する説明図である。図15は従来の一部のルータが停止した場合の無線通信システムの動作のフロー図である。図14、図15、図16及び図17において1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10は図10と同一符号を付してある。
なお、説明を簡潔にするために無線端末5から無線端末10への通信を例にとり説明する。
図14に示すようにルータ4は障害が発生するなどの理由により停止する。このため、ルータ4と無線により相互に接続されていたルータ1、2及び3、無線端末7、8及び9はルータ4と接続されない。
そこで、ルータ1、2及び3はルータ4を経由して行われていた通信の経路をルータ4を経由しない別の経路に変更して通信を行う。
例えば、ルータ1、2及び3はルータ4が動作していた時にはルータ1からルータ4を経由してルータ3へデータを送信していた経路をルータ1からルータ2を経由してルータ3へデータを送信するように別の経路に変更して通信を行う。
まず、図15中”S201”においてルータ1、2及び3はルータ4との通信状況の確認及びルータ4との通信は可能か否かを判断する。
例えば、図16に示すようにルータ1、2及び3ではそれぞれ演算制御手段12が通信手段11を制御してルータ4との通信状況を確認し、ルータ4から応答があったか否かによってそれぞれルータ4との通信が可能であるか否かを判断する。
図15中”S201”においてルータ4との通信が出来ないと判断された場合、図15中”S202”においてルータ1、2及び3の演算制御手段12はそれぞれ記憶手段13上の経路情報を通信可能なルータを辿る経路に変更する。
例えば、図17に示すようにルータ1、2及び3の演算制御手段12は記憶手段13に格納されている無線端末5から無線端末10への通信に要する経路を図17中”RT110”に示す無線端末5からルータ1、ルータ4及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路から、図17中”RT111”に示す無線端末5からルータ1、ルータ2及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路に変更する。
次に、図15中”S203”において無線端末5はルータ1にデータを送信し、図15中”S204”においてルータ1はルータ2にデータを送信する。
例えば、ルータ1では演算制御手段12が記憶手段13に格納されている図17中”RT111”に示す無線端末5からルータ1、ルータ2及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御して無線端末5から受け取ったデータをルータ2へ送信する。
次に、図15中”S205”においてルータ2はルータ3にデータを送信する。例えば、ルータ2では演算制御手段12が記憶手段13に格納されている図17中”RT111”に示す無線端末5からルータ1、ルータ2及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御してルータ1から受け取ったデータをルータ3へ送信する。
次に、図15中”S206”においてルータ3は無線端末10にデータを送信する。例えば、ルータ3では演算制御手段12が記憶手段13に格納されている図17中”RT111”に示す無線端末5からルータ1、ルータ2及びルータ3を介して無線端末10へ送信する経路情報に基づいて通信手段11を制御してルータ2から受け取ったデータを無線端末10へ送信する。無線端末10はルータ1、2及び3を介してデータを受信する。
この結果、ルータが記憶手段に格納される経路情報を通信可能なルータを辿る経路に変更することにより、ネットワークを構成するルータの一部が停止した場合であっても無線端末は無線によるデータ通信をすることが可能になる。
しかし、ルータ4が停止した場合にルータ4に接続していた無線端末7、8及び9はルータ4との通信が出来ずに無線ネットワークに接続できず孤立してしまうという問題があった。
また、従来、孤立した無線端末が近隣の通信可能な他のルータを探索しその探索されたルータと接続してデータ通信を行うといった方式があるが、孤立した無線端末の電波が到達可能な範囲に通信可能なルータが無い場合には無線端末はルータと接続が出来ずに無線ネットワークに接続できず孤立してしまうという問題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
上記のような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
複数のルータ及び複数の無線端末が無線ネットワークに接続された無線通信システムにおいて、
相互に接続され無線を介して通信する複数のルータと、
前記複数のルータの一と接続されこのルータとの通信不良が検出された場合に通信可能な他のルータを探索しその探索されたルータに接続すると共にルータとして動作する複数の無線端末とを備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
複数のルータ及び複数の無線端末が無線ネットワークに接続された無線通信システムにおいて、
相互に接続され無線を介して通信する複数のルータと、
前記複数のルータの一と接続されこのルータとの通信不良が検出された場合に通信可能な他のルータを探索しその探索されたルータに接続すると共にルータとして動作する複数の無線端末とを備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記複数の無線端末が、無線を介してデータ通信する通信手段と、無線端末の機能及びルータ機能をそれぞれ提供するプログラムと経路情報を格納する記憶手段と、前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して通信可能な他のルータを探索してその探索されたルータに接続すると共に、前記記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行しルータとして動作させる演算制御手段とを備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項1記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記複数の無線端末が、無線を介してデータ通信する通信手段と、無線端末の機能及びルータ機能をそれぞれ提供するプログラムと経路情報を格納する記憶手段と、前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して通信可能な他のルータを探索してその探索されたルータに接続すると共に、前記記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行しルータとして動作させる演算制御手段とを備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項3記載の発明は、
請求項2記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求があり、且つ、接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続していた場合に、前記記憶手段の経路情報に前記他の無線端末を登録して前記通信手段を制御して自機に接続させることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求があり、且つ、接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続していた場合に、前記記憶手段の経路情報に前記他の無線端末を登録して前記通信手段を制御して自機に接続させることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項4記載の発明は、
請求項2記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求が無い場合、若しくは、自機に接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続されていなかった場合に所定の時間待機し、他の無線端末が自機に接続していない場合にルータ機能を停止させ前記記憶手段に格納された無線端末の機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求が無い場合、若しくは、自機に接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続されていなかった場合に所定の時間待機し、他の無線端末が自機に接続していない場合にルータ機能を停止させ前記記憶手段に格納された無線端末の機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項5記載の発明は、
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作すると共に前記記憶手段に格納される無線端末の機能を読み出して実行し無線端末として動作することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、ルータとして動作すると共に前記記憶手段に格納される無線端末の機能を読み出して実行し無線端末として動作することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項6記載の発明は、
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して前記ルータとの通信の異常を通知することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記演算制御手段が、前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して前記ルータとの通信の異常を通知することにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項7記載の発明は、
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記複数の無線端末が、予めルータとして動作することが決められた無線端末を備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項2のいずれかに記載の発明である無線通信システムにおいて、
前記複数の無線端末が、予めルータとして動作することが決められた無線端末を備えることにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1、2、3、4、5、6及び請求項7の発明によれば、
無線端末と前記無線端末が接続していたルータとの通信が出来ない場合に、前記無線端末の演算制御手段によって通信手段が制御され近隣の通信可能なルータを探索し、前記無線端末の通信手段によって探索された近隣の通信可能なルータと接続し、前記無線端末の前記演算制御手段が前記記憶手段に格納されるルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行し、前記無線端末がルータとして動作してデータ通信を行うことにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
請求項1、2、3、4、5、6及び請求項7の発明によれば、
無線端末と前記無線端末が接続していたルータとの通信が出来ない場合に、前記無線端末の演算制御手段によって通信手段が制御され近隣の通信可能なルータを探索し、前記無線端末の通信手段によって探索された近隣の通信可能なルータと接続し、前記無線端末の前記演算制御手段が前記記憶手段に格納されるルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行し、前記無線端末がルータとして動作してデータ通信を行うことにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る無線通信システムの一実施例を示す構成図である。図1において、17、18、19及び20は無線を介して通信するルータ、21、22、23、24、25及び26は無線端末である。
ルータ18はルータ17、ルータ19及びルータ20と、ルータ20はルータ17及びルータ19とそれぞれ無線により相互に接続される。
無線端末21及び22はルータ17と、無線端末23、24及び25はルータ20と、無線端末26はルータ19と無線により相互に接続される。
また、図2は本発明に係る無線通信システムの一実施例のルータ及び無線端末の詳細な構成図である。
図2において、27及び30は通信手段、28及び31はCPUなどの演算制御手段、29及び32は無線端末の機能及びルータ機能をそれぞれ提供するプログラムと経路情報などが格納されている記憶手段である。図2において19及び26は図1と同一符号を付してある。
ルータ17、18、19及び20は通信手段27、演算制御手段28及び記憶手段32によってそれぞれ構成され、無線端末21、22、23、24、25及び26は通信手段30、演算制御手段31及び記憶手段32によってそれぞれ構成される。
記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムの処理は2つに分けられる。例えば、接続していたルータとの通信状況を確認し通信可能なルータと接続する処理(”処理1”)と、無線端末をルータとして動作させる処理(”処理2”)とに分けられる。但し、これらの処理は一連の動作として処理される。
ここで、図1及び図2に示す本発明に係る無線通信システムの一実施例についてネットワークを構成する一部のルータが停止した場合について図3、図4、図5及び図6を用いて説明する。
図3は本発明に係る無線通信システムの一実施例の無線端末が接続していたルータの通信不良を検知し近隣の通信可能なルータを探索する動作を説明するフロー図である。言い換えれば、図3は記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムの処理のうち”処理1”の動作を説明するフロー図である。
図4、図5及び図6は本発明に係る無線通信システムの一実施例の無線端末が経路を構成する過程を説明する説明図である。図4、図5及び図6において17、18、19、20、21、22、23、24、25及び26は図1と同一符号を付してある。
ただし、図3に示すフロー図において、説明を簡潔にするためにルータ20が停止した場合の無線端末23、24及び25の動作を例にとり、図4、図5及び図6を適宜参照して説明する。
ちなみに、図1に示す本発明に係る無線通信システムの一実施例の基本動作は従来例と同様の動作であるため説明を省略する。
まず、図3中”S301”において無線端末は接続しているルータとの通信状況を確認しルータとの通信が可能か否かを判断する。
例えば、図4に示すように無線端末23、24及び25の演算制御手段31はそれぞれ記憶手段32に格納されている無線端末の機能を提供するプログラムを読み出して実行し、通信手段30を制御してルータ20との通信状況を確認し、通信手段30がルータ20から応答があったか否かによってそれぞれルータ20との通信が可能か否かを判断する。
図3中”S301”において何らかの異常によりルータとの通信が出来ないと判断された場合、図3中”S302”において、無線端末は近隣の通信可能なルータを探索する。
例えば、図4に示すように無線端末23、24及び25では演算制御手段31がそれぞれルータ20との通信不良を確認し通信手段30を制御し近隣の通信可能なルータを探索する。
次に、図3中”S303”において、無線端末は近隣の通信可能なルータを検知できたか否かを判断する。
例えば、無線端末23及び25では演算制御手段31が通信手段30を制御してルータ17及び18から応答があったか否かによって通信可能なルータを検知できたか否かを判断する。
図3中”S303”において無線端末は近隣の通信可能なルータを検知できたと判断された場合、図3中”S304”において無線端末はその検知されたルータに接続する。
例えば、図5に示すように無線端末23及び25では演算制御手段31がそれぞれルータ17及び18を検知し通信手段30を制御してルータ17及び18と接続する。
一方、図3中”S301”においてルータとの通信が出来ると判断された場合、図3中”S305”において、無線端末は通常通りにルータを介してデータ通信を行う。
他方、図3中”S303”において、無線端末は近隣の通信可能なルータが検知できないと判断された場合、図3中”S306”において無線端末は一定時間待機した後、図3中”S302”のステップに戻る。
例えば、図6に示すように近隣のルータを検知できなかった無線端末24では演算制御手段31が待機時間を計測し、一定時間が経過した後に通信手段30を制御して近隣の通信可能なルータを探索する。また、無線端末24は通信可能なルータを検知できれば図3中”S304”において検知できたルータと接続することになる。
また、図6においてルータとして動作している無線端末をそれぞれ八角形で図示しているが、ルータとして動作している無線端末の説明は後述するものとして、ここでは省略する。
このように、無線端末の演算制御手段が記憶手段に格納されている無線端末の機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、接続していたルータの通信不良を検知し近隣の通信可能なルータを探索して探索されたルータに接続することが可能となる。
また、図3中”S304”において無線端末が近隣の通信可能なルータに接続する処理の後の無線端末の動作について図7、図8及び図9を用いて説明する。図7は本発明に係る無線通信システムの一実施例の無線端末がルータとして動作する一連の動作を説明するフロー図である。言い換えれば、図7は記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムの処理のうち”処理2”の動作を説明するフロー図である。
図8及び図9は本発明に係る無線通信システムの一実施例の無線端末が経路を構成する過程を説明する説明図である。図8及び図9において17、18、19、20、21、22、23、24、25及び26は図1と同一符号を付してある。
ただし、図7に示すフロー図において、説明を簡潔にするためにルータ20が停止した場合の無線端末23、24及び25の動作を例にとり、図5、図6、図8及び図9を適宜参照して説明する。
まず、図7中”S401”において、無線端末はルータとして動作する。例えば、図8に示すように無線端末23及び25の演算制御手段31は記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行してルーティングを開始する。すなわち、無線端末23及び25はルータとして動作する。
また、図6、図8及び図9において説明をわかりやすくするためにルータとして動作している無線端末をそれぞれ八角形で図示している。
図7中”S402”において無線端末は他の無線端末から接続要求があるか否かを判断する。例えば、無線端末25では演算制御手段31が通信手段30を制御して無線端末24からの接続要求があるか否かを判断する。
図7中”S402”において無線端末は他の無線端末から接続要求があると判断された場合、図7中”S403”において接続要求をした他の無線端末は以前に同じルータに接続していたか否かを判断する。
例えば、図6に示すように無線端末24から接続要求があった無線端末25では演算制御手段31が記憶手段32に記憶されている経路情報に基づいて無線端末24が以前にルータ20に接続していた無線端末であるか否かを判断する。
図7中”S403”において接続要求があった他の無線端末は以前に同じルータに接続していたと判断された場合、図7中”S404”において無線端末は接続要求があった他の無線端末を記憶手段に登録して接続させ、図7中”S408”において無線端末はそのままルータとして動作する。
例えば、図8に示すように以前に同じルータに接続していた無線端末24からの接続要求がある無線端末25では演算制御手段31が記憶手段32を制御して無線端末24を記憶手段32に登録して通信手段30を制御して無線端末24と接続する。その後も無線端末25はルータとして動作する。
この時、無線端末24では演算制御手段31は記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行してルーティングを開始する。言い換えれば、無線端末24はルータとして動作する。
一方、図7中”S402”において無線端末が他の無線端末から接続要求が無いと判断された場合及び図7中”S403”において無線端末が接続要求を受けた他の無線端末が以前に同じルータに接続していないと判断した場合には図7中”S405”において無線端末は一定時間待機したか否かを判断する。
図7中”S405”において無線端末は一定時間待機していないと判断された場合、図7中”S407”において一定時間待機し、一定時間待機した後に図7中”S402”のステップに戻る。
例えば、図8に示すように他の無線端末から接続要求が無い無線端末23及び24ではそれぞれ演算制御手段31が一定時間待機していないと判断して一定時間待機する。無線端末23及び24は一定時間待機後、それぞれ通信手段30を制御して再び他の無線端末からの接続要求があるか否かを判断する。
図7中”S405”において無線端末は一定時間待機したと判断された場合、図7中”S406”において他の無線端末が自機に接続しているか否かを判断する。
そして、図7中”S406”において他の無線端末が自機に接続していると判断された場合、図7中”S408”において無線端末はそのままルータとして動作する。
また、図7中”S406”において他の無線端末が自機に接続していないと判断された場合、図7中”S409”において無線端末はルータとして動作を停止し通常の無線端末として動作する。
例えば、図9に示すように一定時間待機した後も他の無線端末からの接続要求がない無線端末23及び24ではそれぞれ演算制御手段31が通信手段30を制御して他の無線端末が自機に接続していないことを確認して記憶手段32のルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行しルータとしての動作を停止させて通常の無線端末として動作する。
すなわち、無線端末が接続していたルータが停止した場合には、無線端末の演算制御手段が記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより、無線端末は自機に他の無線端末が接続されている場合にはルータとして動作し、自機に他の無線端末が接続されていない場合にはルータとしての動作を停止し無線端末として動作することになる。
この結果、演算制御手段が通信手段を制御してルータとの通信不良を検知し記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行しルータとして動作している無線端末にルータとの通信が出来ない他の無線端末が接続してデータ通信を行うことにより、接続していたルータとの通信が出来ない場合であっても無線端末が無線ネットワークから孤立せずに他の無線端末と通信することが可能となる。
なお、図1等に示す実施例では、ルータとして動作している無線端末25の演算制御手段31は接続要求があった他の無線端末が以前に同じルータに接続していた場合に他の無線端末を接続すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、ルータとして動作している無線端末のリソースに余裕があれば接続要求があった無線端末を全て接続するものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、無線端末23及び25の演算制御手段31はそれぞれ通信手段30を制御してルータ20との通信不良を検出し記憶手段32に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することにより無線端末がルータとして動作してデータ通信を行うといった一連の処理が例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、さらに、ルータとの通信不良を検出した場合には無線端末の演算制御手段は通信手段を制御してネットワークを管理するシステム、サーバ及びその他のサーバなどにルータとの通信の異常を通知するものであっても構わない。
この場合、無線端末がルータとの通信不良を検出した場合には、無線端末の演算制御手段が通信手段を制御してネットワークを管理するシステムなどに通知することにより、ネットワークを管理するシステム及びその管理者はネットワークにおける異常を早期に知ることが可能となる。
また、図1等に示す実施例では、他の無線端末が接続されている無線端末25はルータとして動作すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、予めルータとして動作する無線端末を決めておき、ルータとの通信不良を検知した場合には予めルータとしての動作を決められた無線端末がルータとして動作するものであっても構わない。
この場合、予めルータとして動作する無線端末を決めておくことにより、ルータとして動作するために十分なリソースを持ち合わせていない無線端末がルータとして動作することが無くなる。また、長時間動作することが可能でルータとしての動作に十分なリソースが備えられた無線端末を予めルータとして動作する無線端末として決めておくことにより、ルータのバックアップ機を設置したものと同様の効果が得られる。
また、図1等に示す実施例では、無線端末25では演算制御手段31が記憶手段32に格納されるルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行することによりルータとして動作すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、無線端末25はルータとして動作するとともに並行して演算制御手段が記憶手段に格納される無線端末の機能を読み出して実行することにより無線端末として動作するものであっても構わない。
1、2、3、4、17、18、19、20 ルータ
5、6、7、8、9、10、21、22、23、24、25、26 無線端末
11、14、27、30 通信手段
12、15、28、31 演算制御手段
13、16、29、32 記憶手段
5、6、7、8、9、10、21、22、23、24、25、26 無線端末
11、14、27、30 通信手段
12、15、28、31 演算制御手段
13、16、29、32 記憶手段
Claims (7)
- 複数のルータ及び複数の無線端末が無線ネットワークに接続された無線通信システムにおいて、
相互に接続され無線を介して通信する複数のルータと、
前記複数のルータの一と接続されこのルータとの通信不良が検出された場合に通信可能な他のルータを探索しその探索されたルータに接続すると共にルータとして動作する複数の無線端末と
を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 前記複数の無線端末が、
無線を介してデータ通信する通信手段と、
無線端末の機能及びルータ機能をそれぞれ提供するプログラムと経路情報を格納する記憶手段と、
前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して通信可能な他のルータを探索してその探索されたルータに接続すると共に、前記記憶手段に格納されているルータ機能を提供するプログラムを読み出して実行しルータとして動作させる演算制御手段とを備えることを特徴とする
請求項1記載の無線通信システム。 - 前記演算制御手段が、
ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求があり、且つ、接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続していた場合に、前記記憶手段の経路情報に前記他の無線端末を登録して前記通信手段を制御して自機に接続させることを特徴とする
請求項2記載の無線通信システム。 - 前記演算制御手段が、
ルータとして動作中に、自機に他の無線端末からの接続要求が無い場合、若しくは、自機に接続要求があった他の無線端末が以前に自機と同じルータに接続されていなかった場合に所定の時間待機し、
他の無線端末が自機に接続していない場合にルータ機能を停止させ前記記憶手段に格納された無線端末の機能を提供するプログラムを読み出して実行することを特徴とする
請求項2記載の無線通信システム。 - 前記演算制御手段が、
ルータとして動作すると共に前記記憶手段に格納される無線端末の機能を読み出して実行し無線端末として動作することを特徴とする
請求項2記載の無線通信システム。 - 前記演算制御手段が、
前記ルータとの通信不良が検出された場合に、前記通信手段を制御して前記ルータとの通信の異常を通知することを特徴とする
請求項2記載の無線通信システム。 - 前記複数の無線端末が、
予めルータとして動作することが決められた無線端末を備えることを特徴とする
請求項2記載の無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006274296A JP2008098698A (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006274296A JP2008098698A (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 無線通信システム |
Publications (1)
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JP2008098698A true JP2008098698A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39381145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006274296A Pending JP2008098698A (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008098698A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010147802A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ヘッダ圧縮されたパケットを受信する受信端末 |
-
2006
- 2006-10-05 JP JP2006274296A patent/JP2008098698A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010147802A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ヘッダ圧縮されたパケットを受信する受信端末 |
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