JP4222412B2 - 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム - Google Patents

転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4222412B2
JP4222412B2 JP2006318410A JP2006318410A JP4222412B2 JP 4222412 B2 JP4222412 B2 JP 4222412B2 JP 2006318410 A JP2006318410 A JP 2006318410A JP 2006318410 A JP2006318410 A JP 2006318410A JP 4222412 B2 JP4222412 B2 JP 4222412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network mode
network
communication data
communication
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006318410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008135817A (ja
Inventor
忠道 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2006318410A priority Critical patent/JP4222412B2/ja
Publication of JP2008135817A publication Critical patent/JP2008135817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4222412B2 publication Critical patent/JP4222412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラムに関し、例えば、複数の無線装置間で通信データを転送し合い目的の送信先に対して通信データを転送するマルチホップ無線通信システムにおける転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラムに適用し得る。
例えば、マルチホップ無線通信システムにおいては、通信データの通信効率や信頼性を向上させる観点から、システム異常や無線衝突等が生じた場合などであっても、通信データの転送処理が適切に行えることが望まれる。また、通常の無線通信を実現しながら、システム異常の検出や、システム異常等に対する修復処理ができることが望まれる。
従来、上記の観点から、マルチホップで無線データの転送を実現する技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、ツリー状経路構成におけるマルチホップ無線データの転送処理に関する技術が記載されており、その内容は、マルチホップの通信経路として主経路と副経路とを予め設定し、障害発生が検出されると、制御サーバが、無線データの通信経路を、主経路から副経路に切り替え制御するという技術が記載されている。
特開2005−354626号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のシステムは、障害発生が検出されると、主経路を通じて障害通知信号が制御サーバに与えられ、その後通信経路の切り替えを行う。そのため、障害通知信号が別途通信されることにより、無線装置が通信不能に陥る期間が発生するという問題がある。
そのため、マルチホップ無線通信ネットワークを有するシステムにおいて、システムで障害が発生した場合であっても通信データの転送処理を実現することができる転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の転送制御システムは、マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御システムにおいて、(1)予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶手段と、(2)ネットワークモード記憶手段に記憶される各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替手段と、(3)少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている通信データを保持する通信データ保持手段と、(4)これから送信する通信データの使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の転送制御方法は、マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御方法において、(1)ネットワークモード記憶手段が、予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶工程と、(2)ネットワークモード切替手段が、ネットワークモード記憶手段に記憶される各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替工程と、(3)通信データ保持手段が、少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている通信データを保持する通信データ保持工程と、(4)通信制御手段が、これから送信する通信データの使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御工程とを備えることを特徴とする。
第3の本発明の転送制御プログラムは、マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御プログラムにおいて、コンピュータに、(1)予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶手段、(2)ネットワークモード記憶手段に記憶される各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替手段、(3)少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている通信データを保持する通信データ保持手段、(4)これから送信する通信データの使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御手段として機能させるためのプログラム。
本発明によれば、マルチホップ無線通信ネットワークを有するシステムにおいて、システムで障害が発生した場合であっても通信データの転送処理を実現することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラムの第1の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置と、複数の無線装置の上位に位置するサーバ装置とを有して構成されるシステム(ネットワーク)において、各無線装置及びサーバ装置に、本発明の転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラムを適用した場合の実施形態を説明する。
第1の実施形態では、ネットワーク構造を適宜変更して運用することにより、通信データの転送処理を実現したまま、システムの異常検出と修復を効果的に行うことができる実施形態を説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のマルチホップ無線通信システムの全体構成を示す構成図である。図1において、第1の実施形態のマルチホップ無線通信システム1は、1つ以上の無線装置11〜16と、サーバ装置21とを有して構成される。
無線装置11〜無線装置16はそれぞれ、近傍の他の無線装置との間で無線通信リンクで接続するものであって、マルチホップにより通信データを送信先に転送するものである。
サーバ装置21は、無線装置11〜無線装置16のうち、ある無線装置11及び16との間で外部通信リンクで接続するものであり、無線装置11及び16との間で通信データを授受するものである。
図2は、無線装置11〜無線装置16の内部構成を示すブロック図である。無線装置11〜無線装置16の内部構成は基本的には同じであるが、図2では、サーバ装置21と接続する無線装置を無線装置100とし、その内部構成を例に挙げて詳細に説明する。
図2において、無線装置100は、情報処理部101、情報格納部102、外部通信部103、無線通信部104、を有して構成される。
情報処理部101は、無線装置100が実現する処理の実行を司るものである。また、情報処理部101は、情報格納部102、外部通信部103及び無線通信部104と接続する。第1の実施形態の情報処理部101が実現する機能としては、少なくとも、ネットワークモード切替機能、データ通信制御機能等がある。
ネットワークモード切替機能とは、予め設定された複数のネットワークモードを所定の条件に従って切り替える機能をいう。なお、ネットワークモードの詳細な説明については後述する。
ここで、所定の条件としては、例えば、情報処理部101が備えるプログラムディスパッチャ等の処理管理機能を用いて、所定のタイムスロット毎にネットワークモードを切り替える方法を適用する。これにより、マルチホップ無線通信システム1全体で通信経路を所定時間毎に切り替えることができる。
また例えば、詳細は後述するが、サーバ装置21が、パケット受信状況の統計情報に基づいてパケット通信の流れに異常があることを検出し、この異常による影響を及ぼしているネットワークモードの使用を禁止する指示を行う。このサーバ装置21からの指示を条件として、それ以外のネットワークモードに切り替える方法を適用する。
データ通信制御機能とは、情報格納部102に送信する通信データが格納されている場合に、通信データの送信元及び又は送信先を解析し、現在のネットワークモードが通信データの使用ネットワークモードと一致するときに、現在のネットワークモードに従った転送先に通信データを送信させる機能である。また、データ通信制御機能は、通信データの送信試行結果に応じて、適宜通信データの使用ネットワークモードを変更することができる。この点については、後述する動作の項で詳細に説明する。
情報格納部102は、予め設定される設定情報や、システム稼動の過程で保持が必要なワーク情報を格納するものである。
図3は、無線装置100の情報格納部102に格納される情報の情報例を説明する説明図である。図3において、情報格納部102に格納される情報としては、大別して、設定情報31と、ワーク情報32とがある。
設定情報31としては、ID情報301、ノード機能情報302、経路情報303とする。ID情報301は、それぞれの無線装置を識別するための固有の識別情報である。ノード機能情報302は、ネットワークモード毎に設定された各無線装置の役割を示す情報である。経路情報303は、ネットワークノード毎に設定された経路情報であり、上流(ここでは、サーバ装置21側への送信を上流とする)への接続情報を示す上位経路情報303aと、下流への接続情報を示す下位経路情報303bとを有する。
また、ワーク情報32としては、現在ネットワークモード情報304、使用禁止ネットワークモード情報305、送信キュー306の領域を確保している。現在ネットワークモード情報304は、現在のネットワークモードを示す情報であり、また、使用禁止ネットワークモード情報305は、現在何らかの不都合があるために使用できないネットワークモードを示す情報である。また、送信キュー306は、送信したいパケットを一時的に格納しておくための領域である。
図2に戻り、外部通信部103は、外部通信リンクを用いて、サーバ装置21との間で通信データの授受を行うものである。なお、図1に示す例においては、無線装置11及び16が外部通信部103を備える必要があるが、その他の無線装置12〜15は外部通信部103を備えないようにしてもよい。ここで、外部通信リンクは、サーバ装置21との間で通信データの授受ができれば、有線回線によるものであってもよいし、無線回線によるものであってもよい。
無線通信部104は、無線通信リンクを用いて、近傍の他の無線装置との間で通信データの授受を行うものである。無線通信部104の無線方式としては、例えば、IEEEの標準規格であるIEEE804.15.4に規定される方式を採用した無線通信部を適用することができる。なお、無線方式は、これに限定されるものではなく、無線データを通信することができれば広く適用することができ、これ以外に、例えば、IEEE802.11シリーズ規格(IEEE802.11a、IEEE802.11b等)、IEEE802.15.1規格などを適用してもよい。
図4は、サーバ装置21の内部構成を示すブロック図である。図4において、サーバ装置21は、情報処理部201、情報格納部202、外部通信部203、を有して構成される。
情報処理部201は、サーバ装置21が実現する処理の実行を司るものである。情報処理部201は、情報格納部202及び外部通信部203と接続している。また、第1の実施形態の情報処理部201が実現する機能としては、受信データの統計処理機能、統計結果に基づく異常検出機能、使用禁止ネットワークモード情報の通達機能、データ通信制御機能等を有する。なお、これらサーバ装置21の機能については、後述する動作の項で詳細に説明する。
情報格納部202は、予め設定された設定情報や、システム稼動の過程で保持が必要なワーク情報を格納するものである。
外部通信部203は、外部通信リンクを用いて、無線装置11又は無線装置16との間で通信データの授受を行うものである。
図5は、サーバ装置21の情報格納部202に格納される情報の情報例を説明する説明図である。図5において、情報格納部202に格納される情報としては、大別して、設定情報41とワーク情報42がある。
設定情報41としては、ID情報401、経路情報402とする。ID情報401は、サーバ装置を識別するための固有の識別情報である。経路情報402は、ネットワークモード毎に設定された外部リンク先を示す情報である。
また、ワーク情報42としては、現在ネットワークモード情報403、使用禁止ネットワークモード情報404、受信状況テーブル405の領域を確保している。現在ネットワークモード情報403は、現在のネットワークモードを示す情報であり、使用禁止ネットワークモード情報404は、現在何らかの不都合があるため使用できないネットワークモードを示す情報である。受信状況テーブル405は、無線装置11〜無線装置16から受信したパケットの統計情報を格納しておくための領域である。
続いて、第1の実施形態のマルチホップ無線通信システム1におけるネットワークモードについて説明する。第1の実施形態において、ネットワークモードは、「モード1」と「モード2」の2種類とする。なお、ネットワークモードの数は限定されず、より細かな制御をするために3種類以上としてもよい。
図6は、「モード1」である場合に有効な通信リンクを示しており、図7は、「モード2」である場合に有効な通信リンクを示している。なお、図6及び図7において、実線は外部通信リンクを示し、点線は無線通信リンクを示す。
図6において、ネットワークモードが「モード1」である場合の有効通信リンクは、サーバ装置21は無線装置11との間を外部通信リンクで接続する。また、無線装置群においては、無線装置11と無線装置12との間、無線装置11と無線装置13との間、無線装置12と無線装置14との間、無線装置12と無線装置15との間、無線装置14と無線装置16との間、をそれぞれ無線通信リンクで接続する。
図7において、ネットワークモードが「モード2」である場合の有効通信リンクは、サーバ装置21は無線装置16との間を外部通信リンクで接続する。また、無線装置群においては、無線装置16と無線装置14との間、無線装置16と無線装置15との間、無線装置15と無線装置12との間、無線装置15と無線装置13との間、無線装置13と無線装置11との間、をそれぞれ無線通信リンクで接続する。
次に、各無線装置11〜無線装置16の情報格納部102が格納する設定情報31の詳細について説明する。
図8は、各無線装置11〜16の情報格納部102に設定される設定情報31の設定例を示す説明図である。
なお、図8では、図1に示す全ての無線装置11〜16の設定例を示す。各無線装置11〜16は、それぞれの設定情報のみを情報格納部102に設定するものとする。
ここで、無線装置11の情報格納部102に設定される設定情報32を例に挙げて説明する。
まず、「ID情報301」には無線装置11の識別情報である“11”が設定されている。また、「ノード機能情報302」と「経路情報303」は、複数あるネットワークモード毎にそれぞれ格納されている。
例えば、ネットワークモードが“モード1”の場合、「ノード機能情報302」には“シンクノード”が設定され、「経路情報303」のうち、「上位経路情報303a」には“サーバ装置21”が設定されており、また「下位経路情報303b」には“無線装置12”及び“無線装置13”が設定されていることを示している。
また、「ネットワークモード」が“モード2”の場合、「ノード機能情報302」には“リーフノード”が設定され、「経路情報303」のうち、「上位経路情報303a」には“無線装置13”が設定されおり、「下位経路情報303b」には接続する無線装置が存在しないこと示す情報として“なし”が設定されている。
なお、「ノード機能情報302」は、“シンクノード”が設定された場合はサーバ装置21との外部リンクを持つノード機能を、“ルータノード”が設定された場合は近傍の他の無線装置との間の通信の仲立ち機能を持つことを示す。そして“リーフノード”が設定された場合は末端の無線装置として働くことを表している。
図9は、サーバ装置21の情報格納部202で保持している設定情報41の設定例を示す説明図である。図9において、「ID情報401」にはサーバ装置21の識別情報である“99”が設定されている。「経路情報402」には、複数あるネットワークモード毎にそれぞれ格納されており、ネットワークモードが“モード1”の場合には、「経路情報402」には“無線装置11”が、ネットワークモードが“モード2”の場合には、「経路情報402」には“無線装置16”が設定されていることを示している。
次に、第1の実施形態のマルチホップ無線通信システム1において通信される通信データのパケット構造について説明する。図10は、通信パケットのパケット構造を示すフォーマット図である。
図10(A)で示すように、通信パケットの基本パケット構造は、送信元ID501、使用ネットワークモード502、通信データ503を有して構成される。送信元ID501には、当該パケットを作成した装置のID情報301又はID情報401が挿入される。使用ネットワークモード502には、現在使用しているネットワークモード情報が挿入される。通信データ503には、必要に応じて通信データを格納する。
例えば、図10(B)では、無線装置12からサーバ装置21に向けて送信されるパケットの構造例を示す(パケット例1)。この場合、「送信元ID501」には無線装置12のID情報301である“12”が挿入され、「使用ネットワークモード502」は“モード1”が挿入され、そして「通信データ503」として“データ”が挿入される。
また例えば、図10(C)では、サーバ装置21から無線装置11又は無線装置16に向けて送信されるパケットの構造例を示す(パケット例2)。この場合、「送信元ID501」にはサーバ装置21のID情報401である“99”が挿入され、「使用ネットワークモード502」は“モード1”が設定され、そして「通信データ503」として“ネットワークモード“モード2”使用禁止”が設定されているものとする。
(A−2)第1の実施形態の動作
続いて、第1の実施形態のマルチホップ無線通信システム1における通信処理の動作を図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態のマルチホップ無線通信システム1は、複数のネットワークモードを適宜変更しながら、無線装置11〜無線装置16のユーザデータをサーバ装置21に送信する機能と、サーバ装置21から無線装置11〜無線装置16への同報送信する機能を提供するものである。
以下の説明においては、ネットワークモードの切り替え処理、無線装置12からサーバ装置21への通信処理、サーバ装置21における処理について順次説明する。
(A−2−1)ネットワークモードの切り替え処理
図11は、無線装置11におけるネットワークモードの切り替え処理を示すフローチャートである。
ネットワークモードの切り替え処理は、各無線装置11〜16及びサーバ装置21において自律的に行われる。そして、この処理プログラムは、情報処理部101の図示しないプログラムディスパッチャ等の処理管理機能より、所定の処理スロット毎に処理が実行される仕組みとなっている。
まず、情報処理部101により情報格納部102に格納されている「現在ネットワークモード情報304」の内容が確認され(S601)、現在のネットワークモードが“モード1”である場合にはS602に移行し、そうでない場合にはS605に移行する。
S602では、情報処理部101における図示しない時刻情報を用いて、情報処理部101により、現在の時刻がネットワークモードを“モード2”に変更する時刻であるか否かの確認が行われる。そして、現在時刻が変更時刻でない場合には本処理を終了し、現在時刻が変更時刻である場合にはS603に移行する。
S603では、情報処理部101により情報格納部102に格納されている「使用禁止ネットワークモード305」が参照され、使用禁止のモードとして、これから変更する“モード2”が設定されていないかの確認が行われ、“モード2”が設定されていれば使用が禁止されるため本処理を終了し、“モード2”が設定されていなければS604に処理を移行する。
S604では、情報処理部101により、「現在ネットワークモード304」に“モード2”が設定され、本処理を終了する。
一方、S601において、現在のネットワークモードが“モード1”でないと判断されると、情報処理部101により、現在の時刻がネットワークモードを“モード1”に変更する時刻であるか否かの確認が行われ(S605)、現在時刻が変更時刻でない場合には本処理を終了し、現在時刻が変更時刻である場合にはS606に移行する。
S606では、情報処理部101により情報格納部102に格納されている「使用禁止ネットワークモード305」が参照され、使用禁止のモードとして、これから変更する“モード1”が設定されていないかの確認が行われ、“モード1”が設定されていれば使用が禁止されるため本処理を終了し、“モード1”が設定されていなければS607に処理を移行する。
S607では、情報処理部101により、「現在ネットワークモード304」に“モード1”が設定され、本処理を終了する。
以上では、無線装置11でのネットワークモードの切り替え処理を例に挙げて説明したが、その他の無線装置12〜16においても、同様処理が行われる。
また、サーバ装置21においても、情報処理部101を情報処理部201と、現在ネットワークモード304を現在ネットワークモード403と、使用禁止ネットワークモード305を使用禁止ネットワークモード404と読み替えて、同様の処理が行われる。
(A−2−2)無線装置12からサーバ装置21への通信処理
(A−2−2−1)無線装置12からの送信処理
次に、ネットワークモードが“モード1”である場合に、無線装置12から送信した通信データが無線装置11を経由してサーバ装置21に送信されるときの通信処理の動作について、図面を参照して説明する。
図12は、送信元である無線装置12における通信データの転送処理を示すフローチャートである。図12に示す処理は、無線装置12〜無線装置16においても同様の処理が行われる。そして、この処理プログラムも、情報処理部101の図示しないプログラムディスパッチャ等の処理管理機能より、所定の処理スロット毎に処理が実行される仕組みとなっている。
まず、無線装置12において、サーバ装置21を送信先とする通信パケットが作成され、通信パケットの送信処理が行われる。このとき、無線装置12の情報処理部101は、図10(B)に示す情報を有するパケット、すなわち、「送信元ID501」に“12”が挿入され、「使用ネットワークモード502」に“モード1”が設定され、「通信データ503」に“データ”が挿入されたパケットが作成され、そのパケットが情報格納部102の「送信キュー306」に格納されているものとする。
S611では、無線装置12の情報処理部101により、情報格納部102の「送信キュー306」に保持されている送信すべきパケットがあるか否かの確認が行われ(S611)、送信パケットがある場合にはS612に移行し、送信パケットがない場合には本処理を終了する。
ここでの例では、無線装置12からの送信パケットが送信キュー306に保持されているものとするので、S612に処理を移行する。
S612では、送信キュー306の出力側の先頭パケットを順次取り出し、以下の検査を進める。
S613では、情報処理部101により、当該パケットに含まれている「使用ネットワークモード502」と、情報格納部102の「現在ネットワークモード304」とが確認され、これら「使用ネットワークモード502」と「現在ネットワークモード304」とが一致しているか否かが確認される。そして、一致する場合にはS614に移行し、一致しない場合にはS620に移行する。
ここでの例では、パケットの「使用ネットワークモード502」が“モード1”であり、「現在ネットワークモード304」が“モード1”であるので、一致するものと判断し、S614に移行する。
S614では、情報処理部101により、当該パケットが、上流に位置する上位装置宛のパケットであるか、又は、下流に位置する下位装置宛のパケットであるかが判断され、上位装置宛のパケットであると判断されるとS615に移行し、下位装置宛のパケットであると判断されるとS618に移行する。
ここで、上位装置宛のパケットであるか又は下位装置宛のパケットであるか否かの判断方法としては、例えば、情報処理部101がパケットの「送信元ID501」が確認し、「送信元ID501」がサーバ装置21の識別情報“99”である場合には下位装置宛のパケットであると判断し、そうでない場合には上位装置宛のパケットであると判断する方法を適用することができる。
ここでの例では、「送信元ID501」が“12”であるから、上位装置宛のパケットであると判断され、S615に移行する。
従って、以下では、S615に移行したときの動作を説明する。なお、S618の処理の説明は、後述するサーバ装置21からの通信処理の動作で説明する。
S615では、情報処理部101により、情報格納部102の「上位経路情報303a」が参照され、ネットワークモードに応じた通信リンクを用いて、当該パケットが送信される。
ここでの例では、ネットワークモードが“モード1”であり、「上位経路情報303a」が“無線装置11”であるから、情報処理部101は、無線装置11との間の無線通信リンクを用いて、当該パケットを送信させるようにする。
S616では、図示しない送達確認により、パケット送信が正常に行われたか否かの検査が行われ、パケット送信が失敗した場合にはS617に移行し、パケット送信が成功した場合にはS619に移行する。これにより、例えば通信パケットの輻輳などが原因により送信が失敗した場合に、別の転送経路に切り替えてパケットの送信を実現することができる。
ここでの例では、無線装置12から無線装置11へのパケット送信が、無線装置11において正常に受信され成功したものとして、処理をS619に移行する。
S619では、情報処理部101により送信済みのパケットが送信キュー306から削除され、S620に移行する。ここでの例では、送信キュー306に保持されるパケットは当該パケット1つのみであるとする。従って、当該パケットが削除されて、送信キュー306は空となる。
S620では、情報処理部101により送信キュー306に格納されている全てのパケットについて検査が完了したか否かが確認される。そして、検査が完了していれば処理が終了し、検査が完了していなければ、S612に移行し、次のパケットについて検査が情報処理部101により行われる。ここでの例では、送信キュー306は空であり、他に検査するパケットがないから、処理が終了する。
一方、S616において、無線装置12からのパケット送信が失敗すると、S617に移行する。
S617では、送信キュー306に格納されている当該パケットの「使用ネットワークモード502」が、情報処理部101により適宜変更される。例えば、当該パケットの「使用ネットワークモード502」に“モード1”が設定されている場合、使用ネットワークモード502に設定されているモードを、“モード1”から“モード2”に変更する。
このように、通信パケットの送信が何らかの原因により失敗した場合、パケット送信に係る使用ネットワークモードの設定を適宜変更し、変更後のネットワークモードで送信することにより、障害発生した場合であっても、障害を回避しながらパケット通信を実現することができる。
以上のような処理により、無線装置12は、通信パケットを無線装置11に送信することができる。
以上では、無線装置12でのパケット送信処理を例に挙げて説明したが、その他の無線装置11、13〜16においても、同様処理が行われる。
また、サーバ装置21においても、情報処理部101を情報処理部201と、現在ネットワークモード304を現在ネットワークモード403と、使用禁止ネットワークモード305を使用禁止ネットワークモード404と読み替えて、同様の処理が行われる。
(A−2−2−2)無線装置11における受信処理
次に、無線装置11における受信処理について図面を参照しながら詳細に説明する。
図13は、無線装置11における受信処理を示すフローチャートである。この処理プログラムは、自無線装置宛のパケットを受信した際に起動されるイベント駆動処理である。
S621では、無線装置12からの送信パケットが無線装置11に与えられると、無線装置11の無線通信部104により受信されたパケットは、情報格納部102の送信キュー306に格納される。
これは、無線装置11が通信リレーをするためであり、例えば、情報処理部101が、受信パケットの「送信元ID501」を確認し、上位装置(サーバ装置21)宛のパケットであると判断すると、当該パケットを送信キュー306に格納する。なお、受信パケットが、自無線装置が接続する上位装置宛のものでない場合には、当該パケットを廃棄する。
S622では、情報処理部101により、送信キュー306に格納されているパケットが上位装置からのパケットであるか否かの確認が行われる。そして、当該パケットが上位装置からのパケットであればS623に移行し、そうでなければ処理が終了する。
ここでの例では、無線装置12からの受信パケットは無線装置11の上位装置からのパケットではないので、パケットの受信処理が終了する。なお、S623以降の処理については後述する。
その後、無線装置11において、図12で説明したパケット送信処理が行われる。すなわち、無線装置12からのパケットが、外部通信リンクを用いて、無線装置11からサーバ装置21に送信される。
以上では、無線装置11でのパケット受信処理を例に挙げて説明したが、その他の無線装置12〜16においても、同様処理が行われる。
また、サーバ装置21においても、情報処理部101を情報処理部201と、現在ネットワークモード304を現在ネットワークモード403と、使用禁止ネットワークモード305を使用禁止ネットワークモード404と読み替えて、同様の処理が行われる。
(A−2−3)サーバ装置21における処理
続いて、サーバ装置21における処理について図面を参照して詳細に説明する。
図14は、サーバ装置21における処理を示すフローチャートである。
まず、無線装置11を経由した無線装置12からの送信パケットがサーバ装置21に与えられる。
S631では、サーバ装置21の外部通信部203によりパケットが受信されると、情報処理部201により、統計情報である受信状況テーブル405が更新される。
ここでの例では、受信パケットの「送信元ID501」及び「使用ネットワークモード502」に基いて、情報処理部201が図15に示す単位時間当たりの受信パケット到来数を送信元毎に記録する。
S632では、情報処理部201により、集計された受信状況テーブル405が参照され、パケットの流れに異常があるか否かの検査が行われる。そして、異常があった場合にはS633に移行し、異常がない場合には処理を終了する。
ここで、受信状況テーブル405に基づいて情報処理部201による異常検出の例としては、次のようにして検出する方法がある。
例えば、本来、ネットワークモードに限定されず、各無線装置11〜16を送信元とするパケットがほぼ一様に到来するものとする。この場合、図15に示すように、“モード1”において、無線装置15からのパケットの到来がない。また、“モード2”において、無線装置11〜無線装置13からのパケットを通信リレーするはずの無線装置15からのパケットの到来もない。しかし、無線装置11〜無線装置16からは、“モード1”においてパケットの到来があるため、無線装置15に何らかの異常が発生していることを検出することができる。
S633では、情報処理部201により異常が検出されると、情報処理部201により、異常の影響が大きいネットワークモードの使用を禁止するため、ネットワークモードを使用しないように、情報格納部202の「使用禁止ネットワークモード情報404」に、当該ネットワークモードが設定される。
ここでの例では、情報処理部201により、無線装置15に異常が検出されたので、無線装置15の異常による影響を少なくするため、「使用禁止ネットワークモード情報404」に、“モード2”が設定される。
S634では、システム1全体に使用禁止ネットワーク情報の通達をするため、情報処理部201により、ネットワークモード使用禁止パケットが生成され、このネットワークモード使用禁止パケットが送信される。
ここで、ネットワークモード使用禁止パケットとしては、例えば図10(B)に示されるパケットを適用することができる。すなわち、使用禁止するネットワークモードとして、“ネットワークモード“モード2”使用禁止”が、パケットの「通信データ503」に挿入されて、ネットワークモード使用禁止パケットが生成される。
なお、ここで重要な点は、パケットの「使用ネットワークモード502」は、使用を禁止したいネットワークモード以外の有効なネットワークモードを設定する必要があり、パケット送信タイミングも、「現在ネットワークモード情報403」との一致を待ち、「経路情報402」に従った無線装置に対し、所定の外部通信リンクにより送信する必要がある点である。
(A−2−4)サーバ装置21からネットワークモード使用禁止パケットの通信処理
(A−2−4−1)無線装置11における受信処理
上記のように、サーバ装置21において現在のネットワークモードが“モード1”になると、ネットワークモード使用禁止通知パケットが、外部通信リンクを通じて、サーバ装置21から無線装置11に送信される。
サーバ装置21からのネットワークモード使用禁止通知パケットが無線装置11に与えられると、無線装置11において、図13に示すパケットの受信処理が行われる。
図13において、ネットワークモード使用禁止通知パケットが受信パケットとして、無線装置11の外部通信部103に受信されると、受信パケットは情報格納部102の送信キュー306に格納され(S621)、情報処理部101により、受信パケットが上位装置からのパケットであるか否かの確認が行われる(S622)。ここでの例では、受信パケットが上位装置(サーバ装置21)からのパケットであるから、S623に移行する。
なお、上述したように、上位装置からのパケットであるか否かの判断は、例えば、情報処理部101が、パケットの「送信元ID501」を確認し、サーバ装置21を示す“99”である場合、上位装置からのパケットと判断する。
S623では、情報処理部101により、当該パケットの「通信データ503」に格納された内容が確認され、ネットワークモード使用禁止通知パケットであるか否かの判定が行われる。その結果、当該パケットがネットワークモード使用禁止通知パケットであればS624に移行し、そうでなければ処理を終了する。
ここでの例では、情報処理部101により、当該パケットがネットワークモード使用禁止パケットであるから、S624に移行する。
S624では、情報処理部101により、当該パケットの「通信データ503」に指定されたネットワークモードが、情報格納部102の「使用禁止ネットワークモード情報305」に格納される。これにより、サーバ装置21により使用禁止と判断したネットワークモードを、無線装置11においても使用禁止のネットワークモードとして設定させることができる。
ここでの例では、無線装置11において、“モード2”が「使用禁止ネットワークモード情報305」に設定される。
S625では、情報処理部101により、送信キュー306に格納されているパケットの「使用ネットワークモード502」が確認され、これから送信しようとするパケットの「使用ネットワークモード502」が使用禁止ネットワークモードと同じである場合に、情報処理部101により、各パケットの「使用ネットワークモード502」が、使用禁止ネットワークモード以外の有効なネットワークモードに変更される。
これにより、これから送信しようとする全てのパケットの送信について、ネットワークモードを変更をすることができるので、異常の影響を回避した通信を実現することができる。
(A−2−4−2)下位装置への送信処理
続いて、無線装置11から下位の無線装置に向けた、ネットワークモード使用禁止パケットの送信処理を図面を参照しながら詳細に説明する。
無線装置11がネットワークモード使用禁止パケットを送信するとき、無線装置11にでは、図12に示すパケットの送信処理が行われる。
図12において、無線装置11の情報処理部101により、送信キュー306に格納されるパケットの有無が確認され(S611)、送信しようとするパケットがあれば、当該パケットについて順次所定の検査が行われる(S612〜S614)。
すなわち、S614において、情報処理部101により、当該パケットの「送信元ID501」がサーバ装置(上位装置)の識別情報“99”であるから、当該パケットが上位装置宛のパケットでないと判断される。そうすると、処理はS618に移行する。
S618では、情報処理部101により、情報格納部102の「下位経路情報303b」が参照され、所定の各無線装置宛の無線通信リンクを通じて、当該パケット(ネットワークモード使用禁止パケット)が送信される。
それ以降の処理は前述したパケットの送信処理と同様の処理を進める。
以上の処理により、サーバ装置21からのパケットが無線装置11〜無線装置16へ通知され、各無線装置11〜16において、「使用禁止ネットワークモード情報305」の設定や、これから送信するパケットの「使用ネットワークモード502」の変更等の処理が適宜行われる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、サーバ装置及び各無線装置が、それぞれ経路情報が異なる複数のネットワークモードを備え、所定のタイムスロット毎にネットワークモードを切り替えるようにしたので、使用ネットワークモードが一致する送信パケットをそのネットワークモードで送信することができる。
また、第1の実施形態によれば、パケットを送信する使用ネットワークモードを、適宜変更できるようにしたので、例えば、パケットの輻輳や障害発生などが生じた場合でも、別の通信ルートで送信することができる。
さらに、第1の実施形態によれば、サーバ装置からの指示に応じて、使用禁止ネットワークモードの設定ができ、かつ、全パケットの使用ネットワークモードを変更することができるので、異常発生後に、異常の影響を受ける通信ルートを用いずに通信を実現することができる。その結果、異常による影響を排除したり最小限にしたりすることができる。
さらにまた、第1の実施形態によれば、サーバ装置が、通常の運用を行う中で、パケットの受信状況に基づいて無線装置の故障などの異常を検出することができる。
(B)他の実施形態
第1の実施形態では、2種類のネットワークモードを設定した場合の説明をしたが、より細かな制御をするために、3種類以上のネットワークモードを備えるようにしてもよい。
第1の実施形態では、説明便宜のため、サーバ装置が送信するパケットがネットワークモード使用禁止パケットである場合を説明したが、通常運用時に、サーバ装置が通信データを含む通常のパケットを送信することもできる。この場合、第1の実施形態で説明した無線装置のパケット送信処理と同様の処理を行うことで実現できる。
第1に実施形態で説明した受信状況テーブルは、単位時間当たりのパケット到来数を送信元毎に集計するものである。ここで単位時間の例としては、秒単位、分単位、時間単位、1日単位等、システム運用で必要な時間を単位時間として設定することができ、また変更することもできる。また、これに加えて、受信状況についての履歴情報を記録するようにしてもよい。これにより、過去の履歴も含めた比較的長いスパンの統計情報に基づいて、ネットワークの異常を検出するようにしてもよい。例えば、電池残量がなくなってきた無線装置については、通信パケットの転送量が徐々に減ってくるので、その減少傾向に基いて異常の予測ができる。
第1の実施形態において、図10に示す基本パケット構造は一例であり、他の情報を含むものとしてもよい。図10では、送信先IDについて示していないが、送信先IDを含むものとしてもよい。
第1の実施形態において、ネットワークモードの切り替えタイミングは、各無線装置における所定のタイムスロットによるもの、サーバ装置からの指示によるものを例に挙げて説明した。これらに加えて、無線装置の電池残量を用いたものとしてもよい。例えば、無線装置において、情報処理部が、電池残量が閾値未満であるか否かを確認する。そして、閾値未満であることと判断すると、ネットワークモードを切り替えるようにしてもよい。
第1の実施形態では、各無線装置とサーバ装置との両者が共に、第1の実施形態で説明した転送制御システムを備えるものとして説明した。しかし、ネットワークの構成によっては、無線装置又はサーバ装置のいずれかのみが、本発明を備えるものとしてもよい。
なお、上述した無線装置及びサーバ装置は、ハードウェアが処理プログラムを実行することにより実現できるソフトウェア処理であることを前提として説明したが、電気回路等で構成されたハードウェアを用いて実現することができるのであれば、ハードウェアで実現するようにしてもよい。
第1の実施形態のマルチホップ無線通信システムの全体構成図である。 第1の実施形態の無線装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線装置の情報格納部の格納情報を示す説明図である。 第1の実施形態のサーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のサーバ装置の情報格納部の格納情報を示す説明図である。 第1の実施形態のネットワークモードを説明する説明図である(その1)。 第1の実施形態のネットワークモードを説明する説明図である(その2)。 第1の実施形態の無線装置の設定情報の詳細を説明する説明図である。 第1の実施形態のサーバ装置の設定情報の詳細を説明する説明図である。 第1の実施形態のパケット構造を説明する説明図である。 第1の実施形態のネットワークモード切替処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のパケット送信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のパケット受信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のサーバ装置における処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の受信状況テーブルを示す説明図である。
符号の説明
1…マルチホップ無線通信システム、11〜16…無線装置、21…サーバ装置、101…情報処理部、102…情報格納部、103…外部通信部、104…無線通信部、201…情報処理部、202…情報格納部、203…外部通信部。

Claims (6)

  1. マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は上記複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御システムにおいて、
    予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶手段と、
    上記ネットワークモード記憶手段に記憶される上記各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替手段と、
    少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている上記通信データを保持する通信データ保持手段と、
    これから送信する上記通信データの上記使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御手段と
    を備えることを特徴とする転送制御システム。
  2. 上記通信制御手段が、上記通信データの送信試行結果に応じて、当該通信データに設定される上記使用ネットワークモードを変更することを特徴とする請求項1に記載の転送制御システム。
  3. 受信した上記通信データの送信元別の受信状況を上記ネットワークモード毎に管理する受信状況管理手段と、
    上記受信状況管理手段により管理される上記受信状況に基づいて、上記マルチホップ無線通信ネットワークにおける異常を検出する異常検出手段と
    上記異常検出手段により異常が検出されたときに、当該異常の影響を受ける上記ネットワークモードの使用を禁止することを、上記各無線装置に通知する使用禁止ネットワークモード通知手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の上記サーバ装置が備える転送制御システム。
  4. 上記サーバ装置から使用禁止のネットワークモードの通知を受けると、当該ネットワークモードの使用禁止を設定する使用禁止ネットワークモード設定手段を有し、
    上記通信制御手段が、上記通信データ保持手段に保持されており、上記使用ネットワークモードとして上記使用禁止ネットワークモードが設定されている全通信データに対し、上記全通信データの上記使用ネットワークモードを上記使用禁止ネットワークモード以外の上記ネットワークモードに変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の上記各無線装置が備える転送制御システム
  5. マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は上記複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御方法において、
    ネットワークモード記憶手段が、予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶工程と、
    ネットワークモード切替手段が、上記ネットワークモード記憶手段に記憶される上記各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替工程と、
    通信データ保持手段が、少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている上記通信データを保持する通信データ保持工程と、
    通信制御手段が、これから送信する上記通信データの上記使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御工程と
    を備えることを特徴とする転送制御方法。
  6. マルチホップ無線通信ネットワークを構成する複数の無線装置のそれぞれ及び又は上記複数の無線装置の上位のサーバ装置が備えるものであって、マルチホップ転送する通信データの転送経路を制御する転送制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    予め設定された、それぞれネットワーク構成が異なる経路情報を有するネットワークモードを複数記憶するネットワークモード記憶手段、
    上記ネットワークモード記憶手段に記憶される上記各ネットワークモードを所定時間毎に切り替えるネットワークモード切替手段、
    少なくとも送信に使用する使用ネットワークモードが設定されている上記通信データを保持する通信データ保持手段、
    これから送信する上記通信データの上記使用ネットワークモードと、現在のネットワークモードとが一致するときに、当該ネットワークモードの経路情報に従って、近傍の他無線装置に向けて当該通信データを送信させる通信制御手段
    として機能させるための転送制御プログラム。
JP2006318410A 2006-11-27 2006-11-27 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム Active JP4222412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006318410A JP4222412B2 (ja) 2006-11-27 2006-11-27 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006318410A JP4222412B2 (ja) 2006-11-27 2006-11-27 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008135817A JP2008135817A (ja) 2008-06-12
JP4222412B2 true JP4222412B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=39560377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006318410A Active JP4222412B2 (ja) 2006-11-27 2006-11-27 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4222412B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6313140B2 (ja) 2014-06-30 2018-04-18 株式会社東芝 通信装置及びマルチホッピングネットワーク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008135817A (ja) 2008-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101072125B (zh) 集群结构及其控制单元
EP2448175A1 (en) Method for communication system service upgrade and upgrade container device thereof
JP5222002B2 (ja) 車載用の中継接続ユニット
JP5883743B2 (ja) パケット通信網における通信途絶時間短縮方法
CN101656732A (zh) 路径控制系统
CN104081731A (zh) 网络系统以及管理拓扑的方法
CN108134707B (zh) 一种路由检测的方法、系统及网络设备
CN109428740B (zh) 设备故障恢复的方法和装置
TWI254524B (en) Distributed router application serialization
KR102093296B1 (ko) 시간 확정적으로 대용량 경로를 전환하는 데이터 처리 시스템 및 데이터 처리 시스템의 동작 방법
JP4222412B2 (ja) 転送制御システム、転送制御方法及び転送制御プログラム
CN103348722B (zh) 用于提供通信连接弹性的系统和方法
EP1670190B1 (en) Switching between layer 2 switches
KR102131863B1 (ko) 라우팅 처리기의 동작 모드 천이 방법
CN112543128B (zh) 用于指示维护模式操作的双向转发检测控制分组
CN103001819A (zh) Mpls-tp网络中oam侦测结果处理方法及系统
CN111884835B (zh) 民航系统中报文管理方法和装置
EP3499801B1 (en) Preventing failure processing delay
CN104113449A (zh) 一种链路检测方法及装置
CN103548413A (zh) 用于防止直接隧道释放中死锁的系统和方法
JP6512037B2 (ja) 無線通信装置、方法、及びプログラム
JP6148076B2 (ja) 障害検出システム、障害検出方法、及び、通信装置の制御プログラム
JP2008098698A (ja) 無線通信システム
CN108174417A (zh) 一种主备切换方法、装置、相关电子设备及可读存储介质
JP2004213412A (ja) 二重化制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4222412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5