JP2008098102A - 非常灯付き接合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時に周囲を照らせる非常灯の構造を工夫し、既存の照明器具の給電部に簡単に設置できるようにする。
【解決手段】天井1に取り付けられて、少なくとも、一対の刃受部2aを有するシーリングボディ2と、一対の引掛刃3aを有するシーリングキャップ3に接続された照明器具4との間に接続可能な非常灯付き接合器であって、所定形状の本体11と、本体11の一方の面から突出してシーリングボディ2の刃受部2aに係合される引掛刃12と、本体11内部において、引掛刃12に電気的に接続され、かつ、シーリングキャップ3の引掛刃3aに接続される刃受部13と、一対の引掛刃12又は刃合部13の電極間に接続されて、当該電極間の電源印加が停止された時に点灯する非常灯部とを備えるものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電力供給停止時の非常用照明機能を備えたシーリング用のプラグコンセントに適用可能な非常灯付き接合器に関する。
詳しくは、非常灯部を備える本体部が、電気器具の電源接続具の凸状の電極と略同一形状の接続用の凸状の電極と、所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極と略同一形状の被接続用の凹状の電極とを備え、停電時に周囲を照らせる非常灯を、所定の構造物の電源被接続具と電気器具の電源接続具との間に、電気工事等を要せず設置できるようにして、非常用照明を誰でも容易に、かつ低コストで設置できるようにしたものである。
現在、停電時に照明が消えて室内が暗転することに起因する事故を防ぐ為、非常灯が設置されることがある。しかし、これらの非常灯は、工場や商業施設等のように人が集まる場所には多く設置されているが、一般住宅にはあまり設置されていない。
非常灯を設置されていない一般住宅では、懐中電灯等を所定の場所に常備し、非常用の照明としていることが多い。しかしこのような一般住宅では、ブレーカーが落ちたり停電が起こる等して、突然照明が消えた時、真っ暗な室内を懐中電灯を探して移動しなければならず、その間に何らかの障害物に当たったり、転倒したりするおそれがある。また、地震災害等による停電時には、停電後も激しい揺れが継続し、室内が真っ暗になった後に落下物が落ちてきたり、家具が転倒したりすることもある。従って、一般住宅においても、懐中電灯を常備するだけでは停電時の安全対策が充分であるとはいえない。
このような問題を解決する為、近年では、一般住宅向けの非常灯も多く開発されている。一般住宅向けの非常灯に関連して、特許文献1には非常灯付きの照明装置が開示されている。この照明装置によれば、通常時に、交流電源に基づいてランプ負荷を点灯させるAC点灯回路と、非常時に、二次電池に基づいてランプ負荷を点灯させるDC点灯回路とを備える照明装置において、所定以上の震度の地震発生時にはランプ負荷を一定時間点灯させるとともに、停電時と地震発生時等の各モードに応じて、ランプ負荷の出力を可変する。従って、自動的にランプを点灯させて安全を確保できるとともに、地震あるいは停電等の各々の場合に応じて光出力を調整することにより、限られた電気容量を有する二次電池を効率的に使用できるというものである。
特開平9−163628号公報(第3及び6頁、図1)
しかし、従来例に係る非常灯付きの照明装置によれば、現在使用している照明器具に非常灯機能を付加しようとすると、従来の照明器具を取り除いて、非常灯付きの照明装置に交換しなければならず、従来から使用している照明器具が不要になり、資源の無駄に繋がる。また、非常灯付きの照明装置の種類が少ないと、趣向や用途に合わせたそれらの照明装置の選択ができないおそれがある。
因みに、非常灯機能を分離した構造の、例えば吊下げ型の照明器具の上部に設置されて、下方を照らすように構成された非常灯が考えられるが、下方に照明器具の照明傘がある場合が多く、この場合に光が遮断され、効率よく照明できないおそれがある。また、照明傘の影響を考慮して大きい形状の非常灯とすると、インテリアの一環と捉えられることが多い照明器具のデザイン性を損なう場合がある。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作されたものであり、停電時に周囲を照らせる非常灯の構造を工夫し、既存の照明器具の給電部に簡単に設置できるようにするとともに、外観形状の小型化を図りつつも効率よく照明できるようにした非常灯付き接合器を提供することを目的とする。
この発明に係る非常灯付き接合器は、所定の構造物に取り付けられて、少なくとも、一対の凹状の電極を有する電気器具用の電源被接続具と、一対の凸状の電極を有する電源接続具に接続された電気器具との間に接続可能な非常灯付き接合器であって、所定形状の本体部と、本体部の一方の面から突出して所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極に係合される接続用の凸状の電極と、本体部内部において、接続用の凸状の電極に電気的に接続され、かつ、電気器具の電源接続具の凸状の電極に接続される被接続用の凹状の電極と、一対の接続用の凸状の電極間又は被接続用の凹状の電極間に接続されて、当該電極間の電源印加が停止された時に点灯する非常灯部とを備え、本体部の接続用の凸状の電極の形状と、電気器具の電源接続具の凸状の電極の形状とが略同一であるとともに、本体部の被接続用の凹状の電極の形状と、所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極の形状とが略同一であることを特徴とするものである。
この発明に係る非常灯付き接合器によれば、非常灯部を備える本体部の、接続用の凸状の電極の形状が、電気器具の電源接続具の凸状の電極の形状と略同一であるとともに、被接続用の凹状の電極が、所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極の形状と略同一である。
従って、停電時に周囲を照らせる非常灯を、所定の構造物の電源被接続具と電気器具の電源接続具との間に、電気工事等を要せず簡単に設置できるので、非常用の照明を誰でも容易に設置できるとともに、低コストで設置できるようになる。
また、汎用性に優れ、様々な形状や明るさの照明保持具に設置できるので、照明器具の趣向や用途に影響を与えることなく、必要な箇所に設置することができるようになる。
この発明に係る非常灯付き接合器によれば、非常灯部を備える本体部が、電気器具の電源接続具の凸状の電極と略同一形状の接続用の凸状の電極と、所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極と略同一形状の被接続用の凹状の電極とを備えるものである。
この構成により、停電時に周囲を照らせる非常灯を、所定の構造物の電源被接続具と電気器具の電源接続具との間に、電気工事等を要せず設置できるので、非常用照明を誰でも容易に、かつ低コストで設置できるようになる。
続いて、この発明に係る非常灯付き接合器について、図面を参照しながら説明をする。
まず、本発明に係る第1の実施例としての非常灯付き接合器の取付対象となる引掛シーリングローゼット100について説明をする。図1は、引掛シーリングローゼット100の構成例を示す斜視図である。図1に示す引掛シーリングローゼット100は、シーリングボディ2、シーリングキャップ3を備え、電気器具の一例を構成する照明器具4を電源に接続させるとともに、構造物の一例を構成する天井1に保持するものである。
シーリングボディ2は、電源被接続具の一例を構成し、上面を天井1に接続され、例えば天井裏に配される電源接続線と導通する。シーリングボディ2の下面には、一対の凹状の電極の一例を構成する刃受部2aが開口される。
刃受部2aは、挿入部2a1と保持部2a2とを有し、上述の電源接続線と導通するようになされる。挿入部2a1は、係合される照明器具4の引掛刃3aを内部に挿入できる幅に開口され、保持部2a2は、係合された引掛刃3aが抜けないように保持できる幅に開口される。
引掛刃3aは、一対の凸状の電極の一例を構成し、照明器具4を電源に接続させるとともに、天井1に保持するものである。引掛刃3aは、導電性及び機械的強度に優れた素材、例えば鉄合金で構成される。引掛刃3aは、この例では、端部に折曲部3a1を有するL字型に形成される。折曲部3a1は、刃受部2aの挿入部2a1から挿入されて回転されると、保持部2a2に引っ掛かり、照明器具4を天井に保持する。引掛刃3aは、シーリングキャップ3の上面に突出するように取り付けられる。
シーリングキャップ3は、電源接続具の一例を構成し、通常、照明器具4の上端部に備えられる。シーリングキャップ3は、吊り下げる照明器具4の重さに耐えられる素材、例えば強化プラスチックで所定形状に形成される。このようにして、引掛シーリングローゼット100が構成される。以下で、引掛シーリングローゼット100に取り付けられる、シーリングローゼットアダプタ10の構成例について説明をする。
図2は、本発明に係る第1の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ10の構成例を示す斜視図である。図2に示すシーリングローゼットアダプタ10は、非常灯付き接合器の一例を構成し、シーリングボディ2と、シーリングキャップ3との間に接続される。シーリングローゼットアダプタ10は、本体11、引掛刃12、刃受部13及び非常灯部50を備えて構成される。
本体11は、本体部の一例を構成し、例えばシーリングボディ2と略同一形状の直方体に形成される。本体11は、耐熱性及び絶縁性に優れた素材、例えば強化プラスチックで構成される。本体11の上面には、引掛刃12が取り付けられる。
引掛刃12は、接続用の凸状の電極の一例を構成し、本体11の一方の面から突出して、シーリングボディ2の刃受部2aに係合される。引掛刃12は、導電性を有するとともに、機械的強度に優れた素材、例えば鉄合金で構成され、シーリングキャップ3の引掛刃3aと略同一形状のL字型に形成される。本体11の引掛刃12と対向する面には、刃受部13が開口される。
刃受部13は、被接続用の凹状の電極の一例を構成し、本体11内部において、引掛刃12に電気的に接続され、かつ、シーリングキャップ3の引掛刃3aに接続されるものである。刃受部13は、シーリングボディ2の刃受部2aの形状と略同一に形成される。
本体11内部には、更に非常灯部50が備えられ、引掛刃12又は刃受部13の一対の電極間に接続されて、当該電極間の電源印加が停止された時に点灯する。この例の非常灯部50は、停電時に発光ダイオード55を発光させるように動作する。
発光ダイオード55は、発光部の一例を構成し、この例では本体11の側面に配され、主に構造物の天井又は内壁に向けて光を照射する。照射された光は天井又は内壁に当たって反射し、当該構造物の室内を照らすようになる。以上のようにしてシーリングローゼットアダプタ10が構成される。以下で、シーリングローゼットアダプタ10の取付方法について簡単に説明をする。
図3は、シーリングローゼットアダプタ10の取付例を示す斜視図である。図3に示すシーリングローゼットアダプタ10を取り付ける場合、まず、シーリングキャップ3を、シーリングボディ2から取り外す。
次に、シーリングローゼットアダプタ10の引掛刃12を、シーリングボディ2の刃受部2aの挿入部2a1から挿入した後、保持部2a2側に回転させて、シーリングローゼットアダプタ10を、シーリングボディ2に連結させる。
このように連結されたシーリングローゼットアダプタ10の刃受部13に、照明器具4のシーリングキャップ3の引掛刃3aを、上述と同様の手順で係合させる。以上のようにして、シーリングローゼットアダプタ10を取り付けることができる。以下で、非常灯部50の構成例について詳しく説明をする。
図4は、本発明に係る非常灯部50の構成例を示す回路図である。図4に示す非常灯部50は、二次電池51、制御部(検出回路53、スイッチ54)、発光ダイオード55、その他の電気部品を備え、例えば本体11の内部及び側面に設置される。
二次電池51は蓄電部の一例を構成し、シーリングボディ2から印加される電源に基づいて、電力を蓄電するとともに、後段に電力を供給する。二次電池51は、変圧器M1により降圧され、ダイオードD1により整流された電流を取り込んで電荷を蓄える。二次電池51には、ニッケル水素蓄電池、リチウムイオン電池等が用いられ、通常時に蓄電したシーリングボディ2からの電力を、停電時に後段に供給する。
二次電池51の後段には、発光ダイオード55が、この例においては6個接続され、停電時に、二次電池51から供給される電力に基づいて発光する。発光ダイオード55には、赤色、黄色、青色及び緑色ダイオード等を組み合わせる等して輝度を上げた物、又は、白色ダイオード等が用いられる。発光ダイオード55の発光は、制御部により制御される。制御部は、検出回路53、スイッチ54を備えて構成される。
検出回路53は検出部の一例を構成し、例えば、変圧器M1の降圧側であるコイルL2の両端に発生する電圧を入力して、シーリングボディ2からの電源印可状況を検出して、検出信号を出力する。検出回路53は、例えば、シーリングボディ2から電源が印加されている時は、High信号を出力し、電源が印加されていない時がLow信号を出力するように動作する。検出回路53は、低消費電力用の素子、例えばCMOS素子及び高抵抗素子により構成され、この例では二次電池51を電源として動作する。検出回路53から出力される検出信号はスイッチ54に入力される。
スイッチ54は、開閉部の一例を構成し、検出回路53が出力する検出信号に応じて、二次電池51から発光ダイオード55への電力供給路を開閉する。スイッチ54には、例えばEFT素子等が用いられ、この例では、検出回路53がLow信号を出力した時にオンし、発光ダイオード55を発光させる。以上のようにして、非常灯部50が構成される。以下で、停電時の非常灯部50の動作例について説明をする。
図5は非常灯部50の停電時の動作例を示す回路図である。図5に示す非常灯部50は、二次電池51を電源として動作するものである。
停電時にシーリングボディ2からの電源印加が停止されると、コイルL2(図4参照)の両端に発生する電圧が0Vになり、検出回路53の入力電圧がGND電位となる。検出回路53はこれを検出し、Low信号をスイッチ54に出力する。
スイッチ54は、Low信号が入力されるとオンして二次電池51の電力を発光ダイオード55に印加する。電力を印加された発光ダイオード55は、非常用の照明として発光するようになる。このようにして、停電時に非常灯部50が動作する。
このように、第1の実施例に係るシーリングローゼットアダプタ10によれば、非常灯部50を備える本体11が、照明器具4のシーリングキャップ3の引掛刃3aと略同一形状の引掛刃12と、天井1のシーリングボディ2の刃受部2aと略同一形状の刃受部13とを備えるものである。
従って、停電時に周囲を照らせる非常灯を、シーリングボディ2とシーリングキャップ3との間に、電気工事等を要せず設置できるので、非常用照明を誰でも容易に、かつ低コストで設置できるようになる。また、汎用性に優れ、様々な形状や明るさの照明器具に設置できるので、照明器具の趣向や用途に影響を与えることなく、必要な箇所に設置することができるようになる。
またこの実施例のように、本体11を、シーリングボディ2と略同一形状に形成すると、外観的に違和感を与えることがなく、照明器具のデザイン性を損なわずに設置できるとともに、例えばペンダント型照明器具のぶら下がり長さに影響を与えずに設置できる。
また、発光ダイオード55を本体11の側面に配置し、内壁又は天井に向けて光を照射するようにすると、ペンダント型照明器具に接続される場合等に、照明傘に光を遮光されることなく、室内を効率よく照らすことができる。
またこの実施例のように、発光部に発光ダイオード55を用いると、点灯と同時に最大光量を得ることができる。また、発光ダイオードは寿命が長く低消費電力である為、長時間照明が可能になる。
またこの例では、天井1に配される引掛シーリングローゼット100に設置するようにしたが、それに限られることはなく、壁に配置される壁照明用プラグコンセントに応用することも可能である。このように、壁照明用プラグコンセントに応用すると、非常用照明を足下に近い位置に配置できるようになる。
またこの例では、発光部に発光ダイオード55を使用したが、それに限られることはなく、発光部に電球等を使用するようにしてもよい。
図6は、本発明に係る第2の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ20の構成例を示す斜視図である。図6に示すシーリングローゼットアダプタ20は、非常灯付き接合器のその他の一例を構成し、本体21、引掛刃22、刃受部23及び非常灯部50を備え、第1の実施例と同様にして、シーリングボディ2とシーリングキャップ3との間に係合される。
本体21は、この例では六角柱形状に形成される。この六角柱は、六角形の2つの面が側部になるように配される。この2つの面を結ぶ長方形の6面のうち1面は、上部の電極取付面に画定され、それに対向する1面は、下部の電極取付面に画定される。残る長方形の4面は、側部において発光部取付面に画定される。
本体21は、耐熱性及び絶縁性に優れた素材、例えば強化プラスチックで構成され、上部の電極取付面に、一対のL字型の引掛刃22を取り付けられるとともに、下部の電極取付面に、一対の刃受部23を開口される。
本体21内部には、非常灯部50が備えられ、引掛刃22又は刃受部23の一対の電極間に接続されて、当該電極間の電源印加が停止された時に点灯する。非常灯部50は、この例では、発光ダイオード55a及び55bを有し、停電時にこれらを発光させるように動作する。
発光ダイオード55aは、本体21の斜め上方に面する2つの発光部取付面に、この例では2つずつ計4つ配され、停電時に斜め上方に向けて光を照射する。発光ダイオード55bは、本体21の斜め下方に面する2つの発光部取付面に、2つずつ計4つ配され、停電時に斜め下方に向けて光を照射する。このようにして、シーリングローゼットアダプタ20が構成される。以下で、シーリングローゼットアダプタ20の停電時の非常灯部50による光の照射経路例について説明をする。
図7A及びBは、シーリングローゼットアダプタ20の照射経路例を示す図である。図7A及びBに示すシーリングローゼットアダプタ20は、天井1及び内壁5を有する構造物において、天井1のシーリングボディ2と照明器具4のシーリングキャップ3との間に取りつけられる(この取付方法に関しては、第1の実施例の図3に係る記述を参照されたい。)。図中の破線は停電時における発光ダイオード55a及び55bの光の照射経路を示すものである。また実際は、拡散された光等により複雑な照射がなされるが、ここでは説明の為に簡略化した照射経路を図示する。
図7Aに示すシーリングローゼットアダプタ20は、例えば木目のような中間色の天井1を有する構造物に設置された場合である。この場合は天井1の反射率が比較的低いので、シーリングボディ2とシーリングキャップ3との間に、シーリングローゼットアダプタ20をそのまま取り付けるようにする。
このように取り付けられたシーリングローゼットアダプタ20が停電時に点灯すると、
斜め上方に配された発光ダイオード55aから照射された光は、まず斜め上方の天井1に向かい、天井1で反射して角度を変えられる。この場合の天井1の反射率は比較的低いので、光量は少し減少する。その後反射した光は内壁5に向かって進行し、内壁5で反射して角度を変えられ、室内に到達する。
一方、斜め下方に配された発光ダイオード55bから照射された光は、そのまま斜め下方の内壁5に向かい、内壁5で反射して角度を変えられ、室内に到達する。ここで内壁5が白色〜淡色で、かつシーリングローゼットアダプタ20に近い距離に配置されている場合は、室内の比較的低い位置に、多くの光を到達させることができる。
図7Bに示すシーリングローゼットアダプタ20は、例えば化粧石膏ボードのような白色〜淡色の天井1に取付けられている場合である。この場合は、天井1の反射率が比較的高いので、シーリングローゼットアダプタ20を上述の図7Aと同様に取り付けても、充分な照射光を確保できる。しかし、シーリングローゼットアダプタ20に反射板24を取り付けると、照射光の明るさを更に向上させることができる。
反射板24は中心部にシーリングローゼットアダプタ20を係合させる為の長方形の孔を開口した薄型の所定形状になされ、上面は鏡面状に、下面は天井1と同化する色調に加工される。反射板24は、開口された孔の側面を、例えばゴムパッキンのような素材で構成されて、シーリングローゼットアダプタ20の下部付近に固定される。
このように反射板24を取り付けられたシーリングローゼットアダプタ20の、斜め下方に配された発光ダイオード55bから照射された光は、まず、反射板24に向かい、反射板24で反射して角度を変えられる。反射板24は反射率が高いので、光量の減少が少なく、多くの光が天井1に向かって進行する。反射板24で反射した光は天井1で更に反射して角度を変えられる。この場合の天井1の反射率も比較的高いので、ここにおいても光量の減少が少ない。天井1で反射した光は、この例では内壁5に向けられ、内壁5で反射して室内に到達する。
一方、斜め上方に配された発光ダイオード55aから照射された光は、図7Aの場合と同様にして室内に到達する。ただしこの場合における天井1の反射率は比較的高いので、図7Aの場合よりも多くの光が室内に到達する。
このように、第2の実施例に係るシーリングローゼットアダプタ20によれば、発光ダイオード55a及び55bが、天井1及び内壁5に向けて斜め方向の光を照射するようになる。従って、所定の角度をもって反射する光により、効率よく室内を照らすことができる。
また、反射板24を配置することにより、斜め下方に向けて照射される発光ダイオード55bの光が、所定の角度をもって天井1に向けられるようになるので、天井1の反射率を有効に利用して、効率よく室内を照明することができる。
図8は、本発明に係る第3の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ30の構成例を示す斜視図である。図8に示すシーリングローゼットアダプタ30は、非常灯付き接合器のその他の一例を構成し、本体31、引掛刃32、刃受部33、図示しない非常灯部50を備え、第1及び第2の実施例と同様に、シーリングボディ2とシーリングキャップ3との間に係合される。
本体31は、本体部の一例を構成し、上部の電極取付面に一対のL字型の引掛刃32を、下部の電極取付面に一対の刃受部23を備えるとともに、内部に図示しない非常灯部50を備える。また、この例の本体31は、側面に、透明体31a及び反射体31bを備えるようになされる。
透明体31aは、耐熱性及び絶縁性に優れた透過素材、例えば透明な強化プラスチックで構成される。透明体31aは、上部と下部を開口された筒状の殻構造に形成され、上部の電極取付面及び下部の電極取付面を除いた側部を覆うようにして本体31に取り付けられる。ここで殻構造とは、内部に空間を有する容器形状の構造をいう。また、この例の透明体31aは、表面を例えばカットグラスのような凹凸形状に加工され、透過する光を屈折させる。
透明体31aの内側には、非常灯部50の発光部を構成する発光ダイオード55が納められる。発光ダイオード55からの光は透明体31aを透過して、屈折して外部に照射されるようになる。発光ダイオード55の内側には、この例では更に反射体31bが備えられる。
反射体31bは例えば表面が凹形の鏡面状に形成され、発光ダイオード55の光を反射させる。発光ダイオード55が発光すると、反射体31bに向けた光が反射されて、外部へと照射されるようになる。
このように、第3の実施例に係るシーリングローゼットアダプタ30によれば、発光ダイオード55の光が、反射体31bで反射するとともに、透明体31aで屈折して照射されるようになる。従って、多くの光を外部に向けて照射できるとともに、光を分散させて様々な方向に向けて照射できるので、天井1、内壁5の反射率等に関わらず効率よく室内を照明できる。
また、殻構造の透明体31aを備え、その内部で発光ダイオード55を発光させることにより、本体31の表面積を最大限に利用して光を照射できるので、外観形状の小型化を図りつつも効率よく室内を照明できる。
この発明は、非常用照明機能を備えたシーリング用のプラグコンセントに適用して、極めて好適である。
引掛シーリングローゼット100の構成例を示す斜視図である。 第1の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ10の構成例を示す斜視図である。 シーリングローゼットアダプタ10の取付例を示す斜視図である。 非常灯部50の構成例を示す回路図である。 非常灯部50の停電時の動作例を示す回路図である。 第2の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ20の構成例を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、シーリングローゼットアダプタ20の照射経路例を示す図である。 第3の実施例としてのシーリングローゼットアダプタ30の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・天井、2・・・シーリングボディ、3・・・シーリングキャップ、4・・・照明器具、5・・・内壁、10、20、30・・・シーリングローゼットアダプタ、11、21、31・・・本体、12、22、32・・・引掛刃、13、23,33・・・刃受部、24・・・反射板、50・・・非常灯部、51・・・二次電池、53・・・検出回路、54・・・スイッチ、55・・・発光ダイオード、100・・・引掛シーリングローゼット

Claims (5)

  1. 所定の構造物に取り付けられて、少なくとも、一対の凹状の電極を有する電気器具用の電源被接続具と、一対の凸状の電極を有する電源接続具に接続された電気器具との間に接続可能な非常灯付き接合器であって、
    所定形状の本体部と、
    前記本体部の一方の面から突出して前記所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極に係合される接続用の凸状の電極と、
    前記本体部内部において、前記接続用の凸状の電極に電気的に接続され、かつ、前記電気器具の電源接続具の凸状の電極に接続される被接続用の凹状の電極と、
    一対の前記接続用の凸状の電極間又は被接続用の凹状の電極間に接続されて、当該電極間の電源印加が停止された時に点灯する非常灯部とを備え、
    前記本体部の接続用の凸状の電極の形状と、前記電気器具の電源接続具の凸状の電極の形状とが略同一であるとともに、
    前記本体部の被接続用の凹状の電極の形状と、前記所定の構造物の電源被接続具の凹状の電極の形状とが略同一であることを特徴とする非常灯付き接合器。
  2. 前記本体部の形状は、
    前記構造物の電源被接続具の形状と略同一であることを特徴とする請求項1に記載の非常灯付き接合器。
  3. 前記非常灯部は、
    前記電源被接続具から印加される電源に基づいて、電力を蓄電するとともに、後段に電力を供給する蓄電部と、
    前記蓄電部から供給される電力に基づいて発光する発光部と、
    前記発光部の発光を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電源被接続具からの電源印可状況を検出して、検出信号を出力する検出部と、
    前記検出部が出力する検出信号に応じて、前記蓄電部から前記発光部への電力供給路を開閉する開閉部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の非常灯付き接合器。
  4. 前記発光部には、発光ダイオードが使用され、
    前記発光ダイオードは、前記所定の構造物の天井又は内壁に向けて光を照射し、前記内壁又は天井に当たって反射した光が、当該構造物の室内を照らすことを特徴とする請求項3に記載の非常灯付き接合器。
  5. 前記蓄電部には、二次電池が使用されることを特徴とする請求項3に記載の非常灯付き接合器。
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