JP2008098037A - 面状光源装置および該面状光源装置を備えた表示装置ならびに面状光源装置の点灯方法 - Google Patents

面状光源装置および該面状光源装置を備えた表示装置ならびに面状光源装置の点灯方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 出射角度の狭い光の利用効率が高く、左右、上下、あるいは斜めクロス等、多方向の出射角度の調整が可能な面状光源装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 本発明の面状光源装置30は、第1の導光板2、第1の導光板2の側面に近接して配置された第1の光源1、第1の導光板2の出射面と対向する位置に光を拡散または集光する光学シート4を備えた第1の光源ユニット10と、第2の導光板12、第2の導光板12の側面に近接して配置された第2の光源11を備えた第2の光源ユニット20と、第2の光源ユニット20の出射面に対向する位置に第1の光源ユニット10が配置され、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20との間に第2の光源ユニット20より出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムを配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶表示パネル等の表示装置に搭載される面状光源装置に関するもので、特に面状光源装置から出射する光の出射角度の調整を行うことができる面状光源装置および該面状光源装置を備えた表示装置、また、該面状光源装置の点灯方法に関わるものである。
近年、ATM(現金自動入出機)やコンビニエンスストア内に設置されている各種チケット発行用の情報端末機に内蔵されている表示装置において、利用者が入力する個人情報を他人から読み取られてしまうという問題があり、視野角を狭くする対策が講じられている。しかし、この対策のために視野角が狭い表示装置を用いたATMや情報端末機に利用者が不在の場合、周囲から表示内容が視認できないことにより、稼動が停止されているとの勘違いをされてしまう。
このような問題を解決するために、従来のバックライト装置において、出射角度の狭い光を出射する第1のバックライトユニットを表示パネルに近い側、出射角度の広い光を出射する第2のバックライトユニットを表示パネルに遠い側に配置した2段構成として、バックライトユニットの最上部に出射角度を調整する部材を配置し、点灯する光源を切換えることで出射角度の調整を行っている。
下記特許文献1に記載されたバックライト装置では、第1のバックライトユニット33上に配置した光変角部材58(シート状)のプリズム形状を適宜設定することで、光の出射角度を調整している。
また、下記非特許文献1に記載されたバックライトシステムでは、第1のバックライトユニットに適用され背面にプリズムを形成した導光板上に、下向きプリズムシートを配置している。また、このプリズムシートのプリズムと、導光板の背面に形成したプリズムとが平行方向(同一方向)となるように配置し、さらに、導光板の側面に配置する光源を、プリズムと平行方向(同一方向)に配置して、出射光の出射角度を狭くする構成としている。
特開2001−281459号公報(第3頁右欄第5行−第24行、第1図) コーウェイチェイン著 「Dual Light Source for Backlight Systems for Smart Viewing―Adjustable LCDs」エスアイディー06ダイジェスト、2006年、p.1425−1427
しかしながら、上記の特許文献1および非特許文献1において、表示パネルに近い第1のバックライトユニットを点灯させて出射角度の狭い光を出射させる場合、第1のバックライトに適用される導光板の底面からの光拡散によって、透過率が低下するため、出射角度が狭い光の利用効率が低下する。
また、特許文献1記載のバックライト装置において、プリズム形状の角度を調整するのみでは、左右方向の出射角度を同時に制限させることはできないという問題があった。また、くさび形状の導光板を使用しているため、導光板の一辺にしか光源を配置することができないという光源配置位置の制約があった。このため、導光板の両側、あるいは四方に光源を配置できる平面導光板と比較し、高輝度化が実現できない問題があった。
また、非特許文献1のバックライトシステムにおいて、光源を配置した方向により、出射角度を調整(制限)する方向が限定されてしまうという問題があった。さらに、出射角度の制限による光源配置位置の制約のために、高輝度化が実現できないという問題があった。また、プリズムシートと導光板のプリズムの配置によっては、モアレ(干渉縞)が発生するという問題があった。
また、上記の特許文献1および非特許文献1においては、光源配置位置により、左右、または上下方向のいずれかの方向にしか出射角度の調整が実現できないという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、出射角度の狭い光の利用効率が高く、左右、上下、あるいは斜めクロス等、多方向の出射角度の調整が可能な面状光源装置を得ることを目的とする。
さらに、高輝度化が容易に実現できるとともに、モアレなどの表示品位の低下、光源配置方向の制約がない面状光源装置を得ることを目的とする。
本発明の面状光源装置は、光を出射面から出射させるための第1の導光板、この第1の導光板の側面に近接して配置された第1の光源、第1の導光板の出射面と対向する位置に光を拡散または集光する光学シートを備えた第1の光源ユニットと、光を出射面から出射させるための第2の導光板、この第2の導光板の側面に近接して配置された第2の光源を備えた第2の光源ユニットと、前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に第1の光源ユニットが配置され、第1の光源ユニットと第2の光源ユニットとの間に第2の光源ユニットより出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の面状光源装置の点灯方法は、光を出射面から出射させるための第1の導光板とこの第1の導光板の側面に近接して配置された第1の光源、第1の導光板の出射面と対向する位置に光を拡散または集光する光学シートを備えた第1の光源ユニットと、光を出射面から出射させるための第2の導光板、この第2の導光板の側面に近接して配置された第2の光源を備えた第2の光源ユニットと、前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に第1の光源ユニットが配置され、第1の光源ユニットと第2の光源ユニットとの間に第2の光源ユニットより出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えた面状光源装置の点灯方法であって、面状光源装置から狭い出射角度の光を出射させる場合は、前記第2の光源ユニットのみを点灯し、面状光源装置から広い出射角度の光を出射させる場合は、前記第1の光源ユニットのみもしくは前記第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットの両方を点灯することを特徴とする。
本発明の面状光源装置は、第1の光源ユニットと第2の光源ユニットとの間に出射角度を調整する視野角調整フィルムを設置したので、第1の光源ユニットから出射される光は視野角調整フィルムの影響を受けない出射角度の広い光を出射し、第2の光源ユニットから出射される光は出射角度を調整した光を出射することができる。
また、本発明の面状光源装置の点灯方法は、面状光源装置から出射角度を調整した光を出射させる場合は、前記第2の光源ユニットのみを点灯し、面状光源装置から広い出射角度の光を出射させる場合は、前記第1の光源ユニットのみもしくは前記第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットの両方を点灯するという簡単な操作方法で面状光源装置の出射角度を切換えることができる。
以下、本発明の表示装置および面状光源装置の構成および面状光源装置の点灯方法についての実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を用いたものは、実質的に同様の構成を示す。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における表示装置の分解斜視図、図2は図1の表示装置を組み立てた場合に、矢視I−I方向から見た面状光源装置の断面図、図3は図2に示す表示装置の要部断面図、図4は図1の表示装置の第1の光源ユニットを点灯した場合の光路を示す模式図、図5は図1の第2の光源ユニットを点灯した場合の光路を示す模式図、図6は第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットを同時に点灯した場合の光路を示す模式図、図7は面光源装置31を点灯した場合の視野角特性を測定した結果を示したものである。
図1および図2において、本発明に係る表示装置32は、2つの光源ユニットを備えている。第1の光源ユニット10は、矩形状の第1の導光板2の端面に沿うように第1の光源1として線状光源を備えている。また、第1の光源1は内面に反射材を設けたリフレクタ3で覆われており、第1の光源1から出射した光を第1の導光板2の端面である入射面2aの方向に向かうよう反射させる。また、第1の導光板2の入射面2aから入射した光は、第1の導光板2内で全反射を繰り返し伝播し、出射面2bから出射し、出射面2bに対向して配置された第1の光学シート4によって光を拡散する。
また、同様に第2の光源ユニット20は、矩形状の第2の導光板12の端面に沿うように第2の光源11として線状光源を備えている。また、第2の光源11は内面に反射材を設けたリフレクタ13で覆われており、第2の光源11から出射した光を導光板12の端面である入射面12aの方向に向かうよう反射させる。また、第2の導光板12の出射面12bと反対の面である背面12cには光を反射する反射シート14が配置されている。第2の導光板12の入射面12aから入射した光は、第2の導光板12内で全反射を繰り返し伝播し、出射面12bから出射し、出射面12bに対向して配置された第2の光学シート15に入射される。また、第2の光学シート15上であって、第1の面状光源10との第2の光源ユニット20との間には出射角度の調整を行う視野角調整フィルム16が配置されている。
第2の光源ユニット20の出射面に対向する位置に第1の光源ユニット10を配置することで、本発明の面状光源装置30が構成されている。また、この面状光源装置30の出射面上に液晶表示パネルなどの表示素子31を配置させ、表示素子31に到達した第1の光源ユニット10および第2の光源ユニット20からの光は映像信号にあわせて変調され、RGBそれぞれの色を表示することで表示装置32が動作する。
なお、図1に座標系を示しており、この明細書において、表示素子31の表示面31a、第1の導光板2の出射面2bおよび第2の導光板12の出射面12bをX−Y平面と定義し、X−Y平面に略平行な方向を水平方向と称する。また、この水平方向に対しZの方向に角度を有する方向は、表示素子31の表示面31a、第1の導光板2の出射面2bおよび第2の導光板12の出射面12bに対して垂直方向と称する。さらに、水平方向であって±X方向を左右方向、±Y方方向を上下方向と定義する。
図1および図2において、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20との間に配置された視野角調整フィルム16は、図3の要部断面図に示すように、2枚の透明なPETやポリカーボネイドで形成された基材フィルム16a間に遮光層16bおよび透過層16cが形成されている。遮光層16bおよび透過層16cは、視野角調整フィルム16の一端面と平行方向に延在して、一定のピッチPで連続して交互に形成されている。また、遮光層16bはカーボン等の光吸収部材で形成されており、視野角調整フィルム16に入射した光のうち、垂直方向に対して角度を持った光L3のように、この遮光層16bに入射する光を吸収する特性を有する。なお、遮光層16bに入射されない垂直方向に近い光L4は透過層16cを透過して、視野角調整フィルム16から出射される。基材フィルム16aに対し、遮光層16aが略垂直方向に同ピッチPで配置されているため、遮光層16b間を通過する光は出射角度の制限を受け、出射角度の調整が行われる。
次に本発明の面状光源装置30の作用について図2、図4乃至図7を用いて説明を行う。図7は本発明の面状光源装置を備える表示装置32において、視野角特性を測定した結果を示した図であり、横軸に視野角、縦軸に相対輝度を示しており、Aは第1の光源ユニット10のみを点灯した場合、Bは第2の光源ユニット20のみを点灯した場合、Cは第1の光源ユニット10および第2の光源ユニット20を同時に点灯した場合を示している。視野角は表示素子31の表示面に対し水平方向で、表示素子31正面を0°としている。
表示素子31の近傍に配置される第1の光源ユニット10を点灯する場合、図2に示すように、第1の光源1から出射された光は直接またはリフレクタ3で反射されて、第1の導光板2の入射面2aより入射され、第1の導光板2に入射した光は、第1の導光板2の内部において、全反射されて伝播を繰り返し、出射面2bから出射する。この出射された光は第1の導光板2の出射面2bに対向して配置された第1の光学シート4によって拡散され、出射角度の広い光となって出射する(L1)。図4に示すように、この光が表示素子31に入射し、表示面31aに左右方向である光L11、上下方向である光L12(図に点線で示す)、および正面方向である光L13として入射され、広い視野角を持った光として表示される。この場合の相対輝度は、図7において、Aで示されるように、表示素子31の表示面31aの中央部の輝度が高い、広い視野角を持った広い光となる。
一方、第1の光源ユニット10の背面側に配置される第2の光源ユニット20を点灯する場合、図2に示すように、第2の光源11から出射された光は直接またはリフレクタ13で反射されて、第2の導光板12の入射面12aから入射する。第2の導光板12に入射した光は第2の導光板12の内部において、全反射されて伝播を繰り返し、出射面12bから出射する(L2)。このとき、第2の導光板12の背面12cに配置された反射シート14により、背面12c側に向かう光も出射面12b側に向かう光となり、再び第2の導光板12内に入射させることができる。また、出射面12bから出射される光は、第2の光学シート15により、第2の導光板12の出射面12bに対して垂直方向の光となるよう指向性を有する光に変更し、視野角調整フィルム16に入射される。ここで、図3に示すように、視野角調整フィルム16に入射した光のうち、遮光層16bに向かう光は遮光層16bにより吸収され、遮光層16bに向かわずに導光板12の出射面12bに対して、垂直方向および垂直方向に近い光のみが視野角調整フィルム16を通過して出射される(前述のL4)。すなわち、図2において、第2の導光板12の出射面12b方向に対して、垂直方向および垂直方向に近い、出射面12bに対し出射角度が狭い光が出射されることになる(L2)。
図5において、視野角調整フィルム16は上下方向の一端面に平行である遮光層16bを形成しているため、出射面12bに対して出射方向が調整された光は、表示面31aに対し左右方向である光L21が調整される。なお、上下方向の光L22(図に点線で示す)は、第2の光学シート15により指向性を有する光となり、略垂直方向に変更されているが、視野角調整フィルム16で調整されない(遮光層16bに入射されないため)ため、L21に比較すると出射角度の広い光L22として出射される。L21は第1の光源ユニット10の第1の導光板2の背面2c側から入射されるが、光の主成分は視野角調整フィルム16に沿って方向が調整された光であるため、ほとんど変更されることなく、第1の光学シート4に入射される。第1の光学シート4に入射されて拡散される光はあるものの、ほとんどの光は出射面に対して垂直方向に角度を持った光として表示素子31に出射する。なお、従来の構成である表示素子に近い第1のバックライトの第1の導光板2上に出射角度を調整する部材を配置し、第1のバックライトを点灯することで、出射角度が狭い光を出射させようとすると、第1の導光板2の背面2cで拡散される光が多く、透過率が低下してしまうが、本発明のように表示素子31から遠い第2の光源ユニット20上に視野角調整フィルム16を配置することにより、第1の導光板2の背面2cからの光拡散を抑え、透過率を向上することができる。なお、この場合の相対輝度は、図7において、Bで示されるように、表示素子31の表示面31aに対し、正面(0°)から出射される輝度が高くなり、角度を有するに従って輝度が急激に低下している。
なお、図6に示すように、第1の光源ユニット10または第2の光源ユニット20の両方を点灯した場合は、第1の光源ユニット10から出射角度の広い光と第2の光源ユニット20から出射される出射角度が狭い光とが出射されることとなる。図7のCに示すように両方を点灯することで、出射角度が広い高輝度の光が表示素子31に入射されるため、表示装置32の輝度を上げることができる。この場合の相対輝度は、図7において、Cで示されるように、表示素子31の表示面に対し、正面(0°)から出射される輝度が相対的に高くなっているが、相対輝度は全体的に高いことが示されている。
以上説明したとおり、本発明の面状光源装置30は、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20とで構成され、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20の間に視野角調整フィルム16を配置したので、表示素子31近傍に配置した第1の光源ユニット10のみを点灯することで、出射角度の広い光を表示素子31に入射させることができ、第2の光源ユニット20のみを点灯することで、表示素子31に出射角度が狭い光を入射させ、表示装置32の視野角を調整することができる。また、表示素子31から遠い第2の光源ユニット20上に視野角調整フィルム16を配置することにより、視野角調整フィルム16によって調整された光は、ほとんど変更されることなく、第1の光学シート4に入射されるため、第1の導光板2で光拡散することのない、視野角の調整された光の利用効率を向上させることができる。
また、上記の通り、本発明の面状光源装置30は、第1の光源ユニット10および、第2の光源ユニット20の両方を点灯させることによって、出射角度が広く高輝度の面状光源装置30を提供することができ、光源ユニットに備えた光源の点灯位置を切換えるという簡単な操作方法で面状光源装置30の出射角度を切換えることができる。
また、本発明においては、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20の間に遮光層を設ける視野角調整フィルム16を配置し、入射光の角度の制限によって出射角度を調整するので、プリズム等の配置を行うことで発生していた光の干渉がおこることがなくモアレなどの表示品位の低下のない、出射角度が調整できる面状光源装置を提供することができる。なお、表示素子31として液晶表示パネルを用いる場合、液晶表示パネルの近傍に出射角度を調整する部材を配置してしまうと、液晶表示パネルに形成された信号線や走査線などと干渉してしまい、モアレが発生することがあるが、本発明においては、上記構成により、表示素子31と視野角調整フィルム16とは、所定の間隔を持って配置されるため、モアレが発生することはない。
図8、9に本実施の形態1に示す視野角調整フィルム16の要部断面図を示す。本発明の視野角調整フィルム16は、遮光層16bを形成させるものであったが、遮光層16bの材料は光を吸収させる材料であれば、種々変更可能である。また、遮光層16b間のピッチPを変更することで、出射角度を調整することが可能である。図8(a)に示すように、遮光層16b間のピッチPをP1とし、より垂直方向に近い光を選択することができるようP1を狭く形成させることで、さらに出射角度の狭い面状光源装置を提供することができる。また、図8(b)に示すように、出射面に対して垂直方向および垂直方向に対して角度を持った光も選択して通過させることができるよう視野角調整フィルム16の遮光層16bのピッチP2を広く形成させることで、所望の出射角度に調整することができる面状光源装置を提供することができる。さらに、図9に示すように、遮光層16bと基材フィルム16aからの垂線とのなす角θ1を調整することで、所望の方向のみの出射角度の調整を行うこともできる。図9に示す視野角調整フィルム16は、紙面左方向の出射角度を広く、右方向の出射角度を狭くするよう遮光層16bをθ1の角度で傾斜させている。
また、本発明の第1の光源ユニット10上に配置される第1の光学シート4は入射した光を拡散する拡散機能を備えるもののほか、集光機能を備えるものであってもよい。第1の光源ユニット10から出射される光を拡散させたい場合は、第1の光学シート4は拡散機能を備えるものを配置する。また、第1の光源ユニットより出射される光を集光させたい場合は、第1の光学シート4は集光機能を備えるものを配置する。また、第1の光学シート4は偏光反射する機能を備えていてもよい。第1の光源ユニット10から出射される光を所望の制御を行うよう、第1の光学シート4の機能は適宜選択することができる。
実施の形態2.
図10は本発明による他の実施の形態における面状光源装置の分解斜視図である。実施の形態1においては、視野角調整フィルム16を1枚配置することで、面状光源装置30を形成させたが、視野角調整フィルム16の枚数は複数でもよい。本実施の形態2においては図10に示すように、視野角調整フィルムを複数配置させたところのみが実施の形態1と異なることであり、その他の作用効果は実施の形態1と同様である。
図10において、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット20との間に、視野角調整フィルム16上に、他の視野角調整フィルム17を配置して、視野角調整フィルムを2枚配置する構成とする。視野角調整フィルム16は上下方向の一端面に平行である遮光層16bを形成している構造のものを用いているが、視野角調整フィルム17は左右方向の一端面に平行である遮光層17bを形成している。図11にこの視野角調整フィルム16、17の要部拡大図を示す。図11に示すように、視野角調整フィルム16、17の配置は、視野角調整フィルム16、17の遮光層16bと17bとがZ方向から見て略直交するように配置する。実施の形態1の第1の光源ユニット10においては、視野角調整フィルム16で調整される光は水平方向のうち、左右方向の一方の方向の光L24みであったが、このように視野角調整フィルム16上に視野角調整フィルム17を配置し、第2の光源ユニット20を点灯させることで、左右方向L24および上下方向の光L25の2方向において、狭い出射角度に調整した光を面状光源装置30より出射することができる。
なお、本実施の形態では、異なる方向に遮光層を形成している視野角調整フィルム16、17を2枚配置したが、1枚の視野角調整フィルムに異なる方向の遮光層を設ける構造であっても同様の効果を得ることができる。1枚の視野角調整フィルムとすることで、光のロスがなくなり、2枚の視野角調整フィルム16、17を配置する構成と比較して高い輝度の面状光源装置とすることができる。
図12に本実施の形態2の変形例を示す。図12は実施の形態2である視野角調整フィルムの要部構成を示す正面図である。本実施の形態2で用いた視野角調整フィルム16、17は水平方向のうち、左右方向および上下方向に遮光層を延在させる構成であったが、それ以外の方向に遮光層を延在させる視野角調整フィルムを用いることもできる。図12に示すように、視野角調整フィルム19に形成される遮光層19bが、視野角調整フィルム19の遮光層19bを左右方向および上下方向に平行ではなく、視野角調整フィルムの一端面と、遮光層19bとのなす角であるθ2を適宜設定する(0<θ2<90)ことで、視野角調整フィルム19で調整される光を水平方向のうち、所望の方向より出射させることができ、斜めクロス等、多方向の設定が可能となる。
実施の形態3.
図13は本発明の実施の形態3における面状光源装置の断面図である。実施の形態1および実施の形態2において、第2の光源ユニット20に第2の光源11として線状光源を第2の導光板12の入射面12aに沿って対向するように2本配置したが、本実施の形態3においては、第2の光源ユニット20に配置する線状光源を複数本用いる直下型の光源ユニット21としてもよい。本実施の形態3においては、第2の光源ユニットを直下型の光源ユニット21としたところのみが実施の形態1および2と異なることであり、その他の作用効果は実施の形態1および2と同様である。
図13において、第2の光源ユニット21は、開口部5aを有する筐体5の内部に複数の線状光源6を配置している。筐体5の内面で光源近傍には、光源の光を反射させる材料を用いることで開口部5aに向けて光を出射させる。また、開口部5aには光を拡散させる拡散シート7を配置し、線状光源6近傍が明るくなるという輝度ムラを防止する。さらに拡散シート7上に第2の光学シート15を配置させることで、拡散シート7から入射した光を出射面に垂直な方向に変更させることができる。また、第2の光学シート15上であって、第1の面状光源10と第2の光源ユニット21との間には視野角調整フィルム16が配置されている。なお、拡散シート7は集光させる機能を兼ね備えた拡散シートを複数枚配置させることで、光が拡散するため輝度ムラを防止するとともに、光を集光させることができ、拡散シート7の出射面方向に垂直な方向に光の方向を制御することができる。また、拡散シート7は複数の線状光源6からの光をより拡散させるために、厚みを持った拡散板としてもよい。
上記の通り、実施の形態3においては、第2の光源ユニットを直下型の光源ユニット21とすることで、第2の光源ユニット21からの輝度が向上するため、視野角調整フィルム16から出射する出射角度が狭い光の輝度を高くすることができる。また、第1の光源ユニット10と第2の光源ユニット21を両方点灯させる際も輝度を高くすることができる。
また、本実施の形態3において、第2の光源ユニット21の輝度を上げるために、直下型の光源ユニットを備える構造としたが、導光板を用いる構造で輝度を上げるために、矩形状の導光板の4側面(入射面)に線状光源を配置してもよいし、L字型、コの字型の線状光源を配置してもよい。さらに線状光源であるCCFL(冷陰極管)を用いず、LED(点光源)などの指向性を持つ光源や有機EL素子、無機EL素子を用いてもよい。本発明の面状光源装置は、光源の配置位置や種類にとらわれるものではなく、種々変更可能である。
また、第1の導光板2および第2の導光板12の出射面および/または、背面に所定のパターンを形成させる。このパターンに入射する光を拡散させて、出射面から出射させることができる。本パターンの形状及び大きさなどを適宜設定することで、所望の輝度分布を調整することが可能である。
本発明を実施するための実施の形態1における面状光源装置の分解斜視図である。 図1の面状光源装置を組み立てた場合に、矢視I−I方向から見た面状光源装置の断面図である。 図2に示す面状光源装置の要部断面図である。 図1の第1の光源ユニットを点灯した場合の光路を示す模式図である。 図1の第2の光源ユニットを点灯した場合の光路を示す模式図である。 は第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットを同時に点灯した場合の光路を示す模式図である。 図1に示す面状光源装置を点灯した場合の表示装置における視野角特性を測定した結果を示したものである。 本発明の実施の形態1を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2における面状光源装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2を示す視野角調整フィルム要部拡大図である。 本発明の実施の形態2を示す視野角調整フィルムの要部構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態3における面状光源装置の断面図である。
符号の説明
1 第1の光源、2 第1の導光板、 3 リフレクタ、 4 第1の光学シート、 7 拡散シート、10 第1の光源ユニット、11 第2の光源、 12 第2の導光板、 13 リフレクタ、 14 反射シート、 15 第2の光学シート、 16、17 視野角調整フィルム、 16a 遮光層、16b 透過層、 17b 遮光層、 20 第2の光源ユニット、30 面状光源装置、 31 表示素子、 32 表示装置。

Claims (8)

  1. 光を出射面から出射させるための第1の導光板、この第1の導光板の側面に近接して配置された第1の光源、前記第1の導光板の前記出射面と対向する位置に光を拡散または集光する第1の光学シートを備えた第1の光源ユニットと、
    光を出射面から出射させるための第2の導光板、この第2の導光板の側面に近接して配置された第2の光源を備えた第2の光源ユニットと、
    前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に前記第1の光源ユニットが配置され、
    前記第1の光源ユニットと前記第2の光源ユニットとの間に前記第2の光源ユニットより出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えた面状光源装置。
  2. 光を出射面から出射させるための導光板、この導光板の側面に近接して配置された第1の光源、前記導光板の前記出射面と対向する位置に光を拡散または集光する第1の光学シートを備えた第1の光源ユニットと、
    開口部を備えた筐体、該開口部に配設され入射した光を拡散する拡散シート、前記筐体内に設けられた複数の光源を備えた第2の光源ユニットと、
    前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に前記第1の光源ユニットが配置され、
    前記第1の光源ユニットと前記第2の光源ユニットとの間に前記拡散シートより出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えた面状光源装置。
  3. 前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に配置され、前記光源ユニットから出射された光の方向を前記第2の光源ユニットの出射面に対して略垂直となるよう方向が変更されて前記視野角調整フィルムに光を入射する第2の光学シートをさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の面状光源装置。
  4. 前記視野角調整フィルムは、該視野角調整フィルムの一端面に平行に形成される遮光層と、透過層とが連続して交互に形成されており、前記視野角調整フィルムに入射する光のうち、前記透過層を透過する光と、前記遮光層に入射する光とにより、出射角度を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の面状光源装置。
  5. 前記視野角調整フィルムを少なくとも2枚備え、前記第1の光源ユニットの出射面において、一方の前記視野角調整フィルムに形成されている遮光層を左右方向に平行となるよう配置し、他方の前記視野角フィルムに形成されている遮光層を上下方向に平行となるよう配置することを特徴とする請求項4記載の面状光源装置。
  6. 光を出射面から出射させるための第1の導光板、この第1の導光板の側面に近接して配置された第1の光源、前記第1の導光板の前記出射面と対向する位置に光を拡散または集光する第1の光学シートを備えた第1の光源ユニットと、
    光を出射面から出射させるための第2の導光板、この第2の導光板の側面に近接して配置された第2の光源を備えた第2の光源ユニットと、
    前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に第1の光源ユニットが配置され、
    前記第1の光源ユニットと第2の光源ユニットとの間に前記第2の光源ユニットから出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えた面状光源装置の点灯方法であって、
    前記面状光源装置から狭い出射角度の光を出射させる場合は、前記第2の光源ユニットのみを点灯し、
    前記面状光源装置から広い出射角度の光を出射させる場合は、前記第1の光源ユニットのみもしくは前記第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットの両方を点灯することを特徴とする面状光源装置の点灯方法。
  7. 光を出射面から出射させるための導光板、この導光板の側面に近接して配置された第1の光源、前記導光板の前記出射面と対向する位置に光を拡散または集光する第1の光学シートを備えた第1の光源ユニットと、
    開口部を備えた筐体、該開口部に配設され入射した光を拡散する拡散シート、前記筐体内に設けられた複数の光源を備えた第2の光源ユニットと、
    前記第2の光源ユニットの出射面に対向する位置に第1の光源ユニットが配置され、
    前記第1の光源ユニットと第2の光源ユニットとの間に前記拡散シートより出射する光の出射角度を調整する視野角調整フィルムとを備えた面状光源装置の点灯方法であって、
    前記面状光源装置から狭い出射角度の光を出射させる場合は、前記第2の光源ユニットのみを点灯し、
    前記面状光源装置から広い出射角度の光を出射させる場合は、前記第1の光源ユニットのみもしくは前記第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットの両方を点灯することを特徴とする、面状光源装置の点灯方法。
  8. 前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載の面状光源装置の出射面に表示素子を備えたことを特徴とする表示装置。
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