JP2008097849A - 電気コネクタ及びその組立体、並びに電気コネクタの組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、シールド機能を向上させるとともにグランド部材の保持性を高めることを可能とする。
【解決手段】第1のコネクタ1側のシールド線SCbに接続するグランド部材15及び第2のコネクタ2の導電性シェル23に、当該両部材15,23どうしを直接的に接続可能とする接点部15c,23dを設けたことによって、シールド線SCbに接続されたグランド部材15を第1のコネクタ1の導電性シェル13を介在することなく第2コネクタ2の導電性シェル23に対して直接的に接続し、グランド回路中における接続箇所の数を低減させることによりグランド回路の抵抗値を低減してシールド機能の向上を図るように構成したもの。
【選択図】 図9

Description

本発明は、コネクタどうしを嵌合させてシールド線に接続したグランド部材を接地するように構成された電気コネクタ及びその組立体、並びに電気コネクタの組立方法に関する。
一般に、種々の電気機器において、電気コネクタを用いて信号線及びシールド線を印刷配線基板側に接続させることが広く行われている。例えば、下記の特許文献1においては、同軸ケーブルの信号線(中心導体)及びシールド線(外部導体)が、プラグコネクタ等からなる第1のコネクタ側に接続されているとともに、印刷配線基板上にリセプタクルコネクタ等からなる第2のコネクタが接続・固定されており、上述した第1のコネクタ(プラグコネクタ)が第2のコネクタ(リセプタクルコネクタ)に対して上方側から嵌合されることによって、同軸ケーブルの信号線(中心導体)及びシールド線(外部導体)が印刷配線基板側の導電路に対して電気的に接続されるようになっている。
このように用いられる電気コネクタには、電磁波障害(EMI)や静電気(ESD)に対するシールド機能を有するグランド回路が形成されている。すなわち、上述した同軸ケーブルのシールド線(外部導体)には、グランド部材(グランドプレート)が半田接続されているとともに、そのグランド部材の表面に、前記第1のコネクタ(プラグコネクタ)を覆う導電性シェルの板バネ状接続片が圧接されている。さらに、その第1のコネクタ(プラグコネクタ)の導電性シェルには、第2のコネクタ(リセプタクルコネクタ)側の導電性シェルの一部が接触されており、当該第2のコネクタ(リセプタクルコネクタ)側の導電性シェルが、印刷配線基板上に形成されたグランド導電路(グランドパターン)に半田接続されることによってグランド回路が構成されている。
しかしながら、このような構造を備えた従来の電気コネクタでは、上述したグランド回路、すなわち、同軸ケーブルのシールド線(外部導体)から印刷配線基板のグランド導電路(グランドパターン)に至るまでの回路中に、多くの接続部が介在した状態となっている。例えば、上に説明した従来例におけるグランド回路では、
1)同軸ケーブル1のシールド線(外部導体)と、グランド部材(グランドバー)との間
2)グランド部材と、プラグコネクタの導電性シェルとの間
3)プラグコネクタの導電性シェルと、リセプタクルコネクタの導電性シェルとの間
4)リセプタクルコネクタの導電性シェルと、印刷配線基板のグランド導電路(グランドパターン)の間
において、計4箇所の接続部が介在している。そして、そのような接続部の数が多ければ多いほど、グランド回路の抵抗値が増大する傾向となって電磁波障害(EMI)や静電気(ESD)に対するシールド機能が低下することとなる。
また、上述した従来構造の電気コネクタでは、グランド部材(グランドバー)を保持するにあたって、グランド部材における長手方向の両端部分を固定する構造が採用されているが、そのようなグランド部材の保持構造において、ケーブル芯数が増大する等の理由によりグランド部材が長尺状化してくると、その分、グランド部材の保持力が低下してしまい、ケーブルが引っ張られた場合などにグランド部材が変形したりケーブルの脱落を生じてしまうおそれがある。
特開2004−259672号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、シールド機能を向上させるとともに、グランド部材の保持性を高めることができるようにした電気コネクタ及びその組立体、並びに電気コネクタの組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明では、第1のコネクタ側のシールド線に接続されるグランド部材及び第2コネクタの導電性シェルに、当該両部材どうしを直接的に接続可能とする接点部が設けられている。
このような構成を有する本発明によれば、シールド線に接続されたグランド部材が、第1のコネクタの導電性シェルを介在することなく第2コネクタの導電性シェルに対して直接的に接続され、グランド回路中における接続箇所の数が低減されることとなる。そして、その分、グランド回路の抵抗値が低減され、それによってシールド機能の向上が図られるようになっている。
また、本発明では、前記グランド部材が、前記信号線を含む信号回路を前記第1のコネクタにおける一面側から覆うように形成されている。
このような構成を有する本発明によれば、信号線を含む信号回路に対するグランド部材の遮蔽作用が第1のコネクタの一面側から行われ、それによって信号回路に対するシールド機能が向上される。
また、本発明では、前記グランド部材,第1コネクタ及び第2コネクタの導電性シェルが、前記信号線を含む信号回路を覆うように延在している。
このような構成を有する本発明によれば、信号線を含む信号回路に対する遮蔽作用が、グランド部材,第1コネクタ及び第2コネクタの導電性シェルにより行われることとなるため、信号回路に対するシールド機能がさらに向上されるようになっている。
また、本発明では、前記グランド部材が前記第1のコネクタの絶縁ハウジングに対してインサート成形により埋設され又は圧入されている。
このような構成を有する本発明によれば、グランド部材に対する保持強度が向上されることとなり、例えばケーブル芯数の増大によりグランド部材が長尺状化された場合であっても、グランド部材の変形やケーブルの脱落を回避されるようになっている。
以上述べたように本発明は、第1のコネクタ側のシールド線に接続するグランド部材及び第2のコネクタの導電性シェルに、当該両部材どうしを直接的に接続可能とする接点部を設けたことによって、シールド線に接続したグランド部材を第1のコネクタの導電性シェルを介在することなく第2コネクタの導電性シェルに対して直接的に接続し、グランド回路中における接続箇所の数を低減させることによってグランド回路の抵抗値を低減し、シールド機能の向上を図るように構成したものであるから、簡易な構成で、シールド機能を向上させることができ、電気コネクタの信頼性を低廉かつ大幅に高めることができる。
このとき、信号線を含む信号回路を、グランド部材,第1コネクタ及び第2コネクタの導電性シェルにより覆うことにより信号回路に対するシールド機能をさらに向上させる構成としておけば、上述した効果をさらに高めることができる。
さらに、第1のコネクタの絶縁ハウジングに対してグランド部材をインサート成形により埋設し又は圧入することにより、グランド部材に対する保持強度を向上させてグランド部材の変形やケーブルの脱落を回避させるようにすれば、上述した効果に加えて電気コネクタの接続強度を向上させることができる。
以下、複数本の同軸ケーブルを印刷配線基板側に接続する電気コネクタに本発明を適用した場合の実施形態に関する説明を図面に基づいて詳細に行う。
まず、図1及び図2に示された電気コネクタの組立体は、同軸ケーブルSCの端末部分が連結されたプラグコネクタ(第1のコネクタ)1と、印刷配線基板SB上に実装されたリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2とからなる垂直嵌合型コネクタを構成するものであって、リセプタクルコネクタ2の直上に配置されたプラグコネクタ1が、印刷配線基板SBと略直交する図1の下方側に下降されることによって、前記リセプタクルコネクタ2の嵌合部に対してプラグコネクタ1の嵌合部が差し込まれて、それらの両コネクタ1,2どうしの嵌合が行われるようになっている。以下、プラグコネクタ1を差し込む方向を下方向とし、それとは反対の抜き出す方向を上方向とする。
これらのプラグコネクタ(第1のコネクタ)1及びリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2は、図3ないし図9にも示されているように、細長板状をなす絶縁ハウジング11,21をそれぞれ備えているとともに、それらの絶縁ハウジング11,21の長手方向に沿って複数体の導電端子(コンタクト)12,22が適宜のピッチ間隔で多極配列されている。また、前記プラグコネクタ1の絶縁ハウジング11の外表面のほぼ全面が金属製の導電性シェル13により覆われているとともに、リセプタクルコネクタ2の外周側部分が金属製の導電性シェル23により覆われた構成になされている。
また、前記プラグコネクタ1の長手側端縁部の一方側には、多極状に並列するように配列された複数本の同軸ケーブルSCの端末部分が連結されている。以下、この同軸ケーブルSCの端末部分が連結される側の端縁部を後端縁部と呼び、それと反対側の他端縁部を前端縁部と呼ぶこととし、さらに、それらプラグコネクタ1の後端縁部及び前端縁部に対応するリセプタクルコネクタ2の各端縁部についても同様に後端縁部及び前端縁部と呼ぶこととする。
上述した同軸ケーブルSCの端末部分には、被覆材が皮剥きされることによってケーブル中心導体(信号線)SCa及びケーブル外部導体(シールド線)SCbが露出されており、当該同軸ケーブルSCの中心軸線に沿うようにして配置されたケーブル中心導体SCaが、上述した前記プラグコネクタ1の各導電端子(コンタクト)12のそれぞれに対して一括して半田接続されている。また、そのケーブル中心導体SCaの外周側を取り囲むように配置されたケーブル外部導体SCbは、上下一対配置された上部グランドバー(グランド部材)14と下部グランドバー(グランド部材)15との間において上下に挟持され、半田付けやカシメや圧接等により接続されている。
一方、前記プラグコネクタ(第1のコネクタ)1の導電性シェル13は、絶縁ハウジング11を図1の上方側から覆うように構成されていて、特に図5に示されているように、上述した同軸ケーブルSC及び両グランドバー(グランド部材)14,15が半田接続された状態としてから、上記絶縁ハウジング11の上方側から導電性シェル13が嵌合されようにして取り付けられることによって、前記絶縁ハウジング11の上面側から前端側にかけての部位及び長手方向両端部が導電性シェル13によってほぼ完全に覆われるようになっている。
このような導電性シェル13の上面側後端縁部には、押圧突起部13aが下方向に向かって突出するように形成されており、その押圧突起部13aが、上述した同軸ケーブルSCの絶縁被膜に対して上方側から圧接されるようになっている。さらに、その導電性シェル13の後端縁部の上面側部分には、上記押圧突起部13aの近傍に、板バネ状をなすように下方側に向かって切り起こされたグランド接続片13bが、多極配列方向である長手方向に沿って複数箇所に設けられている。それらの各グランド接続片13bは、上述したように導電性シェル13の取り付けが行われたときに上部グランドバー(グランド部材)14の上面側に圧接されるように配置されている。
このとき、上述した上部グランドバー(グランド部材)14は、特に図3に示されているように、多極配列方向に沿って長尺状に延在する細長の帯板状部材から形成されたものであって、上述した同軸ケーブルSCのケーブル外部導体(シールド線)SCbの上面側に載置された後に、長尺状の半田材を用いて一括接続される。
これに対して、下部グランドバー(グランド部材)15は、同軸ケーブルSCのケーブル外部導体(シールド線)SCbにおける下面側に接触するように配置されている。この下部グランドバー15は、上述した上部グランドバー(グランド部材)14と同様に、多極配列方向に沿って長尺状に延在する板状部材からなるものであるが、次のように横断面略L字状に折り曲げられた状態で前記絶縁ハウジング11に対して例えばインサート成形等により埋設されている。
すなわち、前記下部グランドバー(グランド部材)15は、特に図8に示された横断面形状において、上述した同軸ケーブルSCのケーブル外部導体(シールド線)SCbの下面側に接触する水平延在部15aと、その水平延在部15aの後端側(図示左端側)から下方に向かって略直角に折曲された垂直延在部15bとを有しており、この垂直延在部15bが、前記ケーブル中心導体(信号線)SCaと導電端子12とが接続されて形成される信号回路を後方の一面側から覆っている。そして、その垂直延在部15bの延在方向(上下方向)における途中部分には、リセプタクルコネクタ2の導電性シェル23の一部に接触する接点凹部15cが形成されている。
一方、上述した第2のコネクタとしてのリセプタクルコネクタ2に設けられた導電性シェル23は、絶縁ハウジング21の外周を取り囲むように配置されており、特に図1に示されているように、当該導電性シェル23の長手方向両端部分には、外方側に向かって突出するように折り曲げ形成されたホールドダウン23aがそれぞれ設けられている。また、その導電性シェル23の後端縁部には、長手方向(多極配列方向)に沿って適宜の間隔をなして複数のホールドダウン23bが後方側に突出するように形成されているとともに、さらにその導電性シェル23の前端縁部における長手方向両端部分には、1つずつホールドダウン23bが前方側に突出するように形成されている。そして、これらの各ホールドダウン23a,23bが、前記印刷配線基板SB上のグランド導電路(図示省略)に対して半田接合され、それによって後述するグランド回路の電気的な接続が行われるとともに、リセプタクルコネクタ2全体の固定が行われるようになっている。
また、上述した導電性シェル23の後端側(図示左端側)の立壁部には、板バネ状をなすようにして後方側(図示左方側)に向かって切り起こされたグランド接続片23cが、長手方向(多極配列方向)に沿って複数箇所に設けられている。そして、それらの各グランド接続片23cが後方側に向かって最も突出した横断面略「へ」の字状部分に接点凸部23dが設けられている。この導電性シェル23の接点凸部23dは、前述した下部グランドバー(グランド部材)15の垂直延在部15bに設けられた接点凹部15cに対面可能となるように配置されており、プラグコネクタ1がリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときに、プラグコネクタ1側に取り付けられている下部グランドバー(グランド部材)15の接点凹部15cが、上述したリセプタクルコネクタ2の導電性シェル23側の接点凸部23dに圧接され、それによってグランド回路が構成されるようになっている。
また、プラグコネクタ1がリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときに、プラグコネクタ1に設けられた導電性シェル13の長手方向両端部分と、リセプタクルコネクタ2に設けられた導電性シェル23の長手方向両端部分とが接触され、それによってもグランド回路が構成されるようになっている。
さらに、上述したようにプラグコネクタ1がリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときには、リセプタクルコネクタ2の各導電端子(コンタクト)22に設けられた後端側接点凸部22aに対して、プラグコネクタ1の各導電端子(コンタクト)12に設けられた中央側接点凹部12aが圧接され、それにより信号回路が構成されるようになっている。
さらにまた、上記リセプタクルコネクタ2に設けられた各導電端子(コンタクト)22の前端縁側部分には、絶縁ハウジング21の前端縁部から前方に向かって突出する基板接続部22bがそれぞれ形成されており、それらの各基板接続部22bが前記印刷配線基板SB上の信号導電路(図示省略)に対して半田接合されることにより電気的な接続が行われて信号回路が構成されるようになっている。
このような構成を有する本実施形態にかかる電気コネクタによれば、第1のコネクタとしてのプラグコネクタ1が第2のコネクタとしてのリセプタクルコネクタ2に嵌合されたときに、リセプタクルコネクタ2の導電性シェル23に設けられた接点凸部23dが、プラグコネクタ1側に取り付けられた下部グランドバー(グランド部材)15の接点凹部15cに圧接されてグランド回路が構成されるようになっていることから、同軸ケーブルSCのケーブル外部導体(シールド線)SCbに接続された下部グランドバー15が、プラグコネクタ1の導電性シェル13を介在することなく、リセプタクルコネクタ2の導電性シェル23に対して直接的に接続されることとなる。その結果、グランド回路中における接続箇所の数が低減され、その分、グランド回路の抵抗値が低減されてシールド機能の向上が図られるようになっている。
また、本実施形態では、下部グランドバー(グランド部材)15,プラグコネクタ1の導電性シェル13及びリセプタクルコネクタ2の導電性シェル23が、リセプタクルコネクタ2側の導電端子(コンタクト)22及びプラグコネクタ1側の導電端子(コンタクト)12を含む信号回路を前方側,後方側,長手方向両端側及び上方側から覆うように延在しているため、信号回路に対するシールド機能がさらに向上されるようになっている。
さらに、本実施形態では、下部グランドバー(グランド部材)15がプラグコネクタ1の絶縁ハウジング11に対してインサート成形により埋設されていることから、下部グランドバー15を含むグランド部材に対する保持強度が向上されることとなり、例えばケーブル芯数の増大によりグランド部材が長尺状化された場合であっても、グランド部材の変形やケーブルの脱落を回避されるようになっている。
また、上述した実施形態と同一の構成物に対して同一の符号を付与した図10及び図11に示されている第2の実施形態では、下部グランドバー(グランド部材)15’が、プラグコネクタ1の絶縁ハウジング11に対して圧入されている。そして、その下部グランドバー15’に対して、同軸ケーブルSCのケーブル外部導体(シールド線)SCbが圧入前又は圧入後のいずれかにおいて半田付け等により接続されるようになっている。このような第2の実施形態によっても上述した実施形態と同様な作用・効果が奏される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、垂直嵌合型の電気コネクタに本発明を適用したものであるが、水平嵌合型の電気コネクタに対しても同様に適用することができる。
さらにまた本発明は、上述した各実施形態のような同軸ケーブル用コネクタに限定されることはなく、同軸ケーブルと絶縁ケーブルとが複数混合したタイプの電気コネクタや、フレキシブル配線基板等が連結される電気コネクタ等についても同様に適用することが可能である。
以上のように本発明は、各種電気機器に使用される多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
本発明の一実施形態にかかるプラグコネクタとリセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態を表した外観斜視説明図である。 図1に示されたプラグコネクタとリセプタクルコネクタとを嵌合した状態を表した外観斜視説明図である。 図1に示されたプラグコネクタに関して、下部グランド部材をインサート成形した絶縁ハウジングに対して同軸ケーブル及び上部グランド部材を搭載する前の状態を表した分解斜視説明図である。 図1に示されたプラグコネクタに関して、下部グランド部材をインサート成形した絶縁ハウジングに対して同軸ケーブル及び上部グランド部材を搭載して半田接続した状態を表した分解斜視説明図である。 図4に示された状態のプラグコネクタに対して導電性シェルを嵌合する前の状態を表した分解斜視説明図である。 図4に示された状態のプラグコネクタに対して導電性シェルを嵌合して組立てを完了した状態のプラグコネクタの状態を表した外観斜視説明図である。 図1に示されたリセプタクルコネクタを前端側から見たときの構造を表した外観斜視説明図である。 プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを嵌合する前の状態における図2中のA−A線に対応した横断面説明図である。 プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを嵌合した後の状態における図2中のA−A線に沿った横断面説明図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグコネクタに関して、絶縁ハウジングに下部グランド部材を圧入した状態を表した外観斜視説明図である。 図9に示されたプラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合した後の状態における横断面説明図である。
符号の説明
SB 印刷配線基板
1 プラグコネクタ(第1のコネクタ)
2 リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)
SC 同軸ケーブル
SCa ケーブル中心導体(信号線)
SCb ケーブル外部導体(シールド線)
11,21 絶縁ハウジング
12,22 導電端子(コンタクト)
12a 中央側接点凹部
22a 後端側接点凸部
22b 基板接続部
13,23 導電性シェル
23a,23b ホールドダウン
23c グランド接続片
23d 接点凸部
13a 押圧突起部
13b グランド接続片
14 上部グランドバー(グランド部材)
15 下部グランドバー(グランド部材)
15a 水平延在部
15b 垂直延在部
15c 接点凹部
15’ 下部グランドバー

Claims (9)

  1. 信号線及びシールド線が接続される第1のコネクタ、並びに配線基板側に接続される第2のコネクタのそれぞれが、絶縁ハウジングを導電性シェルで覆うように構成されたものであって、
    それら第1及び第2のコネクタどうしが嵌合されたときに、前記シールド線に接続されたグランド部材が、前記導電性シェルを介して前記配線基板側のグランド導電路に接続される構成になされた電気コネクタにおいて、
    前記グランド部材及び第2コネクタの導電性シェルには、当該両部材どうしを直接的に接続可能とする接点部が設けられていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記信号線及びシールド線が、同軸ケーブルとして構成され、その同軸ケーブルが多極配列されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記グランド部材が、前記信号線を含む信号回路を前記第1のコネクタにおける一面側から覆うように形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記グランド部材,第1コネクタ及び第2コネクタの導電性シェルが、前記第1及び第2のコネクタどうしが嵌合されたときに、前記信号線を含む信号回路を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  5. 前記第1及び第2のコネクタが、前記配線基板の平面に対して略直交する方向に嵌合される垂直嵌合型コネクタとして構成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  6. 前記グランド部材は、前記第1のコネクタの絶縁ハウジングにインサート成形により埋設されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  7. 前記グランド部材は、前記第1のコネクタの絶縁ハウジングに対して圧入されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  8. 前記信号線及びシールド線が接続された第1のコネクタ、並びに配線基板側に接続された第2のコネクタのそれぞれが、絶縁ハウジングを導電性シェルで覆う構成になされているとともに、これら第1及び第2のコネクタが互いに嵌合・離脱可能に構成されたものであって、
    前記シールド線に接続されたグランド部材が、前記導電性シェルを介して前記配線基板側のグランド導電路に接続されるように構成された電気コネクタの組立体において、
    前記グランド部材及び第2コネクタの導電性シェルには、当該両部材どうしを直接的に接続可能とする接点部が設けられていることを特徴とする電気コネクタの組立体。
  9. 信号線及びシールド線を接続した第1のコネクタ、並びに配線基板側に接続した第2のコネクタのそれぞれを、絶縁ハウジングを導電性シェルで覆う構成にしておくとともに、それらの第1及び第2のコネクタを互いに嵌合・離脱可能に構成しておき、
    前記シールド線に接続したグランド部材を前記配線基板側のグランド導電路に前記導電性シェルを介して接続させるようにした電気コネクタの組立方法において、
    前記グランド部材及び第2コネクタの導電性シェルに接点部を設けておき、その接点部を介して前記両部材どうしを直接的に接続させるようにしたことを特徴とする電気コネクタの組立方法。
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