JP2008096719A - 現像装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給ローラにブラシローラを用いても、トナーが現像ローラ端部のシール部に侵入するのを抑制する。
【解決手段】供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けされている。また、供給ローラ17のブラシ17bの両端部におけるブラシ毛17aが、現像ローラ12に食い込まれて設けられている。これにより、ブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込んでも軸方向外方に撓んで拡がるのを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、現像ローラにトナーを供給する供給ローラがブラシローラから構成される現像装置およびこれを用いた、例えばプリンタ、電子写真装置、ファクシミリ等の画像形成装置の技術分野に関する。
従来、非磁性一成分トナーを用いて非接触ジャンピング現像を行う現像装置において、現像ローラにトナーを供給する供給ローラがブラシローラから構成される現像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示の現像装置では、現像ローラ上のトナー帯電量や供給ローラのブラシ密度を規定している。これにより、現像ローラ表面に現像剤が固着せず、環境変化の影響を受けることなく、安定した帯電性が得られる。したがって、十分な画像濃度および地肌汚れのない良好な現像特性が得られる非磁性一成分現像装置が提供される。
特開2004−101730号公報。
ところで、この種の従来の現像装置においては、現像ローラの端部からトナーが漏出するのを防止するために、現像ローラの端部外周面に端部周面シールを設けている。しかしながら、トナー供給ローラにブラシローラを用いた場合、ブラシの毛が端部周面シールのシール部に侵入することで、トナーのもぐり込みが多くなる。このため、現像ローラの端部のシール性が大幅に低下してしまう。
特に、現像ギャップ部材としてころに代えて、現像ローラの端部の外周面に設けたテープ状のスペーサを用いた場合、このように端部シール性が低下すると、スペーサが汚れやすくなる。このため、端部周面シールの耐久性が問題となり、現像ローラの端部のシール性がより一層低下する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、供給ローラにブラシローラを用いても、トナーが現像ローラ端部のシール部に侵入するのを抑制できる現像装置および画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明の現像装置は、ブラシの両端部におけるブラシ毛が供給ローラの軸方向中央部に向かって斜めに傾斜するように癖付けされているので、ブラシの端部にあるブラシ毛が軸方向外方に撓んで拡がるのを防止できる。これにより、トナーが現像ローラ端部の端部周面シールと現像ローラの外周面との間に侵入するのを抑制できる。その結果、端部周面シールによる端部シール性の低下を防止できる。したがって、現像ギャップを設定するスペーサがトナーにより汚れるのを抑制できる。こうして、端部周面シールの耐久性を向上することができるとともに、スペーサによる現像ギャップをより長期にわたって一定の現像ギャップを高度に維持することができる。
また、ブラシの両端部におけるブラシ毛が供給ローラの軸方向中央部に向かって斜めに傾斜するように癖付けされるとともに、癖付けされたブラシ毛の一部または全部を現像ローラに食い込ませず、現像ローラから離間させている。これにより、ブラシの端部におけるブラシ毛が供給ローラの軸方向端に向かって撓むのを更に効果的に抑制できる。したがって、トナーが現像ローラ端部の端部周面シールと現像ローラの外周面との間に侵入するのをより一層確実に抑制できる。
更に、ブラシの両端部におけるブラシ毛が供給ローラの両端に向かって斜めにカットされるとともに、カットされたブラシ毛の一部または全部を現像ローラに食い込ませず、現像ローラから離間させている。これにより、ブラシの端部におけるブラシ毛が供給ローラの軸方向端に向かって撓むのを更に効果的に抑制できる。したがって、トナーが現像ローラ端部の端部周面シールと現像ローラの外周面との間に侵入するのをより一層確実に抑制できる。
更に、本発明の現像装置を画像形成装置に用いることで、像担持体と現像ローラとの間の現像ギャップを一定の現像ギャップに長期にわたって高度に維持することができる。これにより、高品質の画像をより長期にわたって得ることができるとともに、装置本体内の漏出トナーによる汚れを確実に防止できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の実施の形態の第1例を模式的に示す断面図である。図2(a)はこの第1例の画像形成装置に用いられている現像カートリッジを模式的に示す断面図、図2(b)は現像ローラ、供給ローラおよび感光体ドラムを模式的に示す図である。
図1に示すように、この第1例の画像形成装置1は、装置本体2内に感光体ドラム3が矢印αの方向に回転自在に設けられている。感光体ドラム3の周囲近傍には、帯電手段である帯電器4が配設されている。また、感光体ドラム3の周囲には、露光ユニット5が帯電器4より感光体ドラム3の回転方向α下流側に設けられている。更に、感光体ドラム3の周囲には、現像カートリッジを保持するロータリー現像ユニットとして構成された現像装置6が露光ユニット5より感光体ドラム3の回転方向α下流側に設けられている。更に、感光体ドラム3の周囲には、一次転写ユニット7が現像装置6より感光体ドラム3の回転方向α下流側に設けられている。更に、感光体ドラム3の周囲には、クリーニング手段8が一次転写ユニット7より感光体ドラム3の回転方向α下流側に設けられている。
帯電器4は帯電バイアス回路(図示省略)から帯電バイアスが印加されており、感光体ドラム3の外周面を均一に帯電させることができる。
露光ユニット5は、帯電器4によって帯電された感光体ドラム3の外周面に向けてレーザ光Lを照射する。その場合、露光ユニット5は、画像形成指令を画像展開して得られる画像データに応じてレーザ光Lを感光体ドラム3上に走査露光する。これにより、感光体ドラム3上に画像形成指令に対応する静電潜像が形成される。
現像装置6は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、非磁性一成分トナーを用いて非接触ジャンピング現像方式で現像する。この現像装置6は、装置本体2に回転軸9で回転可能に設けられたロータリフレーム10を備えている。このロータリフレーム10には、イエロー用の現像カートリッジ11Y、シアン用の現像カートリッジ11C、マゼンタ用の現像カートリッジ11M、およびブラック用の現像カートリッジ11Kが着脱可能に保持されている。
これらの現像カートリッジ11Y,11C,11M,11Kは、現像装置6の回転で現像位置に選択的に設定される(図1では、イエロー用の現像カートリッジ11Yが現像位置に設定されているのを示している)。
各現像カートリッジ11Y,11C,11M,11Kには、それぞれ現像ローラ12Y,12C,12M,12Kが設けられている。なお、各現像カートリッジ11Y,11C,11M,11Kの構成は、いずれも同じ構成を有している。したがって、以下の図2ないし図6に関する明細書の説明では、符号から添字Y,C,M,Kをとって説明する。また、図1に関する明細書の説明では、符号に添字Y,C,M,Kを付して説明する。
図2(a)および(b)に示すように、現像カートリッジ11のハウジング13には、現像ローラ12が回転可能に設けられている。現像ローラ12の両端部のトナー非搬送部の外周面には、それぞれ所定厚みのテープ状のギャップ部材であるスペーサ12a,12bが固定されている。そして、現像カートリッジ11の現像位置では、これらのスペーサ12a,12bがそれぞれ感光体ドラム3の外周面に当接する。これにより、現像ローラ12と感光体ドラム3との間に所定の現像ギャップgが設定される。
また、ハウジング13には端部周面シール14,15がそれぞれ現像ローラ12の両端部に対応して設けられている。これらの端部周面シール14,15はそれぞれスペーサ12a,12bを含む現像ローラ12の両端部の外周面に部分的に当接されている。両端部周面シール14,15により、現像ローラ12上の非磁性一成分トナー16が現像ローラ12の両端部から漏出するのを防止されている。
また、図1に示すように各現像カートリッジ11Y,11C,11M,11Kには、それぞれ供給ローラ17Y,17C,17M,17Kが設けられている。
図2(b)に示すように、供給ローラ17は多数のブラシ毛17aを有するブラシ17bのローラから構成されている。なお、図2(b)には、ブラシ毛17aは回転軸17cのブラシ17bの部分に上下にのみ示されているが、ブラシ毛17aは回転軸17cのブラシ17bの部分の全周に設けられている。供給ローラ17の多数のブラシ毛17aの先端部が現像ローラ12に所定量食い込んだ状態で設けられている。そして、図2(a)に示すように、供給ローラ17は現像ローラ12と反対方向にかつ現像ローラ12より高速で回転するようになっている。
供給ローラ17は回転することにより、ハウジング13内に収納された非磁性一成分トナー16を担持して現像ローラ12に供給する。このとき、供給ローラ17と現像ローラ12とが接触するニップ部では、供給ローラ17の外周面が現像ローラ12の外周面よりも早く進行する。このため、供給ローラ17の外周面に担持されているトナー16が現像ローラ12の外周面に擦り付けられるようになる。このようにして、供給ローラ17から現像ローラ12へのトナー16の受け渡しが行われる。なお、供給ローラ17と現像ローラ12とを同方向に回転させることにより、両ローラのすれ違う箇所でトナーの受け渡しを行うようにすることもできる。
また、現像カートリッジ11のハウジング13には、規制部材18が設けられている。この規制部材18は、供給ローラ17によって供給された現像ローラ12上のトナー16の層厚を規制して薄層化する。そして、現像ローラ12上で薄層化されたトナー16は、現像ローラ12の回転によって感光体ドラム3の方へ搬送される。
更に、現像カートリッジ11のハウジング13には、シール部材19が現像ローラ12の外周面に圧接されて設けられている。このシール部材19は、ハウジング13の開口部において現像ローラ12とハウジング13との間の間隙から、トナー16が外部へ飛散を防止している。
そして、非磁性一成分トナー16が供給ローラ17によって現像ローラ12に供給される。現像ローラ12に供給されたトナー16は、現像ローラ12の回転により感光体ドラム3の方へ搬送される。その場合、現像ローラ12上のトナー16は、規制部材18で所定のトナー層厚が規制される。
感光体ドラム3に搬送された非磁性一成分トナー16により、感光体ドラム3上の対応する色の静電潜像が非接触ジャンピング現像されて、感光体ドラム3上にその色のトナー像が形成される。
一次転写ユニット7は、駆動ローラ20、従動ローラ21、およびアイドラローラ22,23にそれぞれ掛け渡された中間転写ベルト24と、一次転写ローラ25とを備えている。駆動ローラ20は図示しない駆動手段によって回転駆動され、この駆動ローラ20の回転により中間転写ベルト24が回転する。また、一次転写ローラ25が、一次転写時にこの中間転写ベルト24を感光体ドラム3に押圧することで、感光体ドラム3上のトナー像が中間転写ベルト24上に一次転写される。これにより、中間転写ベルト24上に一次転写トナー像が形成される。フルカラー画像を形成する場合には、各色のトナー像が中間転写ベルト24上に順に色重ねされてフルカラーの一次転写トナー像が形成される。
このとき、感光体ドラム3の1回転毎に現像により1つの色のトナー像が感光体ドラム3上に形成され、そのトナー像が中間転写ベルト24上に一次転写される。1つの色のトナー16による一次転写後に、次の1つの色のトナー16を用いた現像により、感光体ドラム3上にこの色のトナー像が形成される。そして、感光体ドラム3の回転により、この色のトナー像が一次転写ユニット7の方へ移動される。一方、中間転写ベルト24上に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト24の回転とともに回転して、再び一次転写ユニット7に移動してくる。
そして、一次転写ユニット7において、感光体ドラム3によって移動されてくる次の色のトナー像が中間転写ベルト24上に、先に一次転写されトナー像に色重ねされて一次転写される。以下同様にして、感光体ドラム3上の残りの色のトナー像の一次転写が行われ、中間転写ベルト24上にフルカラーの一次転写トナー像が形成される。
クリーニング手段8は、一次転写後に感光体ドラム3上に残留する残留トナーを感光体ドラム3から掻き落として除去して回収する。
更に、この第1例の画像形成装置1は、中間転写ベルト24の駆動ローラ20を含む領域に二次転写ユニット26が設けられている。更に、装置本体2の下部に、紙等のシート状の転写材27を収容する転写材カセット28が取り外し可能に設けられている。更に、装置本体2の上部に、定着ユニット29が設けられているとともに、装置本体2の上面には、排転写材トレイ30が設けられている。更に、装置本体2内には、転写材27を転写材カセット28から二次転写ユニット26および定着ユニット29を通って排転写材トレイ30に搬送する転写材搬送路31が設けられている。
二次転写ユニット26は二次転写ローラ32を備えている。この二次転写ローラ32は、給送されてくる転写材27を、駆動ローラ20に掛けられている中間転写ベルト24に押し付ける。これにより、二次転写ユニット26において、中間転写ベルト24上のフルカラー画像等の一次転写トナー像が転写材27に二次転写される。その場合、駆動ローラ20は二次転写時のバックアップローラとしても機能する。
転写材搬送路31には、転写材カセット28の近傍にピックアップローラ33が設けられているとともに、二次転写ユニット26の近傍にレジストローラ対34が設けられている。ピックアップローラ33は、転写材カセット28から転写材27を1枚ずつ取り出して二次転写ユニット26の方へ送給する。また、レジストローラ対34は、二次転写される中間転写ベルト24上の一次転写トナー像が二次転写ユニット26に到達するタイミングに合わせて転写材27を二次転写ユニット26に送る。
定着ユニット29は加圧ローラ35と加熱ローラ36とを備えている。この定着ユニット29は、これらの加圧ローラ35と加熱ローラ36とで転写材27上の二次転写トナー像を加熱、加圧定着する。
排転写材トレイ30は、トナー像が定着されて画像が形成された転写材27を収容する。
図2(b)および図3に示すように、供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって斜めに傾斜するように癖付けされている。また、供給ローラ17のブラシ17bの両端部におけるブラシ毛17aが、現像ローラ12に食い込まれて設けられている。
この第1例の現像装置6によれば、供給ローラ17のブラシ17bの両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けされているので、ブラシ17bの両端部にあるブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込んでも軸方向外方(図3において左方)に撓んで拡がるのを防止できる。これにより、トナー16が現像ローラ12端部の端部周面シール14,15と現像ローラ12の外周面との間に侵入するのを抑制できる。その結果、端部周面シール14,15による端部シール性の低下を防止できる。したがって、トナー16によるスペーサ12a,12bの汚れを抑制でき、端部周面シールの耐久性を向上することができるとともに、スペーサ12a,12bによる現像ギャップgをより長期にわたって一定の現像ギャップを高度に維持することができる。
また、この第1例の現像装置6を画像形成装置1に用いることで、感光体ドラム3と現像ローラ12との間の現像ギャップgを一定の現像ギャップに長期にわたって高度に維持することができる。これにより、高品質の画像をより長期にわたって得ることができるとともに、装置本体2内の漏出トナーによる汚れを確実に防止できる。
図4は、本発明に係る現像装置の実施の形態の第2例を示す、図3と同様の図である。
図4に示すようにこの第2例の現像装置6では、前述の第1例と同様に、供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けされている。
また、前述の第1例では、供給ローラ17のブラシ17bの両端部におけるブラシ毛17aを現像ローラ12に食い込ませているが、この第2例の現像装置6では、前述のように癖付けされているブラシ毛17aのうち、ブラシ17bの両端側寄りの所定本数あるいはすべてのブラシ毛17aは現像ローラ12に食い込まれていない。そして、これらの所定本数のブラシ毛17aは現像ローラ12から離間している。
このように、ブラシ17bの両端部でのブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって癖付けされ、かつそれらのうち、一部のブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込まれず離間していることから、ブラシ17bの両端部にあるブラシ毛17aが軸方向外方に撓んで拡がるのをより効果的に防止できる。これにより、トナー16が現像ローラ12端部の端部周面シール14,15と現像ローラ12の外周面との間に侵入するのをより一層確実に抑制できる。
この第2例の現像装置6の他の構成および他の作用効果は前述の第1例と同じである。また、第2例の現像装置6を用いた画像形成装置1の他の構成および他の作用効果も前述の第1例と同じである。
図5は、本発明に係る現像装置の実施の形態の第3例を示す、図3と同様の図である。
前述の第2例では、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aがブラシ17bの軸方向中央部に向かって癖付けされ、かつそれらのうち、一部のブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込まれず離間しているが、この第3例の現像装置6では、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aは、供給ローラの軸方向中央部に向かって癖付けされていない。すなわち、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aは、他の部分のブラシ毛17aと同様に真っ直ぐ(回転軸17cに直交する方向に)延びている。
また、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aがそれぞれ両端に向かって斜めに直線的にカットされている。したがって、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aの長さがそれぞれ両端に向かうにしたがって短くなっている。そして、カットされたブラシ毛17aのうち、ブラシ17bの両端側寄りの所定本数あるいはすべてのブラシ毛17aは現像ローラ12に食い込まれていない。すなわち、これらの所定本数のブラシ毛17aは現像ローラ12から離間している。
このように、ブラシ17bの両端部でのブラシ毛17aが斜めに直線的にカットされるとともに、それらのうち、一部のブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込まれず離間していることから、ブラシ17bの両端部にあるブラシ毛17aが軸方向外方に撓んで拡がるのをより効果的に防止できる。これにより、トナー16が現像ローラ12端部の端部周面シール14,15と現像ローラ12の外周面との間に侵入するのをより一層確実に抑制できる。
この第3例の現像装置6の他の構成および他の作用効果は、癖付けによる効果を除いて前述の第2例と同じである。また、第2例の現像装置6を用いた画像形成装置1の他の構成および他の作用効果も前述の第2例と同じである。
(実験例)
本発明の画像形成装置により所期の効果が得られることを確認するために、実施例1ないし3の供給ローラおよび比較例1の供給ローラについてそれぞれ実験を行った。
まず、各実験の共通条件(事項)について説明する。
本実験では、すべての例で、画像形成装置としてセイコーエプソン社製のプリンタLP−9000Cを用いた。現像ローラ12の外径(中央部のトナー搬送部および両端部のトナー非搬送部の外径)をφ18mmに設定し、また、現像ローラ12のφ18mmの部分の軸方向長さを313mmに設定した。更に、現像ローラ12のトナー搬送部の軸方向長さを293mmに設定し、また、両端部の現像ローラ12のトナー非搬送部の軸方向長さをそれぞれ10mmに設定した。
更に、ブラシローラからなる供給ローラ17のブラシ17bの外径がφ19mmに設定し、また、ブラシ17bの軸方向長さを292mmに設定した。更に、ブラシ17bのブラシ毛17aの食込み量が約1mmに設定した。ブラシ12bは、材料が6−ナイロン、原糸抵抗が108Ω、1本のブラシ毛の太さが約φ27μm、およびブラシ密度が100kF/inch2のものを用いた。
更に、スペーサ12a,12bの幅(供給17ローラの軸方向長さ)をそれぞれ4mmに設定し、また、スペーサ12a,12bの厚みをそれぞれ100μmに設定した。したがって、各スペーサ12a,12bを感光体ドラム3に当接させて、100μmの現像ギャップを形成した。これらのスペーサ12a,12bには、アセテートテープを用いた。そして、各スペーサ12a,12bをそれぞれ現像ローラ12のトナー非搬送部の外周面に、端から約1mmあけて左右対称に貼付した。
更に、端部周面シール14,15の幅(供給ローラ17の軸方向長さ)を11mmに設定した。そして、各端部周面シール14,15をそれぞれのスペーサ12a,12bを供給ローラ17の軸方向に完全に覆うようにして現像ローラ12の外周面に当接させた。その場合、各端部周面シール14,15は現像ローラ12のトナー非搬送部の外周面の全面に当接している。
更に、現像剤としてLP−9000Cの純正の非磁性一成分トナーを用いた。現像ローラ12に現像バイアス電源から−300Vの直流電圧Vdcに交流電圧を重畳させて現像を行った。交流電圧は、ピーク電圧Vppを700Vに設定し、かつ後述する周波数fを1000(Hz)に設定し、デューティ比50%の矩形波とした。そして、A4普通紙に5%ハーフトーンのモノクロベタ印字を、スペーサ12a,12bがトナーで汚れ始めたことを目視により確認できるまで行った。その場合、現像カートリッジにトナーがなくなったときには、トナー補給して印字動作を継続した。
次に、各実験の個別条件(事項)について説明する。
実施例1の供給ローラ17は、図3に示すように供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けされている。また、癖付けされたブラシ毛17aがすべて、現像ローラ12に食い込まれている。
また、実施例2の供給ローラ17は、図4に示すように供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けされている。また、癖付けされたブラシ毛17aのうち、供給ローラ17の両端側よりの所定本数のブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込まれないようにしている。
更に、実施例3の供給ローラ17は、図5に示すように供給ローラ17のブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aが、供給ローラ17の両端に向かって斜めにかつ直線的にカットされている。そして、カットされたブラシ毛17aのうち、供給ローラ17の両端側よりの所定本数のブラシ毛17aが現像ローラ12に食い込まれないようにしている。
更に、比較例1の供給ローラ17は、図6に示すように、ブラシ毛17aがブラシ17bの軸方向全域にわたって同じ長さでかつ回転軸17cに直交する方向に延びた従来公知のブラシローラからなる供給ローラである。
そして、これらの供給ローラ17をプリンタLP−9000Cの現像装置に組み付けできるように現像装置を若干改造してプリンタLP−9000Cに使用した。
次に、実験結果について説明する。
まず、実施例1ないし3、および比較例1のいずれの供給ローラ17においても、印字枚数が多くなるにしたがって端部周面シール14,15と現像ローラ12の外周面との間にトナーが潜り込むようになる。このため、現像ローラ12のトナー非搬送面の幅(現像ローラ12の軸方向の長さ)が徐々に狭くなる。
そして、比較例1の供給ローラ17では、現像ローラ12のトナー非搬送面の幅が狭くなってスペーサ12a,12bが汚れ始めたときの印字枚数は、約6,000枚であった。
また、実施例1の供給ローラ17では、現像ローラ12のトナー非搬送面の幅が狭くなってスペーサ12a,12bが汚れ始めたときの印字枚数は、約10,000枚であった。したがって、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aを、ブラシ17bの軸方向中央部に向かって傾斜するように癖付けすることで、端部周面シール14,15のシール性が向上することが確認できた。
更に、実施例2の供給ローラ17では、トナー非搬送面の幅が狭くなって、スペーサ12a,12bが汚れ始めたときの印字枚数は、約30,000枚であった。これにより、実施例2の供給ローラ17では、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aを、前述のように癖付けし、かつ、供給ローラ17の両端寄りのブラシ毛17aを現像ローラ12に食い込ませないことで、端部周面シール14,15のシール部へのトナー侵入を実施例1の供給ローラ17より効果的に抑制できることが確認された。
更に、実施例3の供給ローラ17では、トナー非搬送面の幅が狭くなって、スペーサ12a,12bが汚れ始めたときの印字枚数は、約30,000枚であった。これにより、実施例3の供給ローラ17では、ブラシ17bの左右両端部におけるブラシ毛17aを斜めにカットして、供給ローラ17の両端寄りのブラシ毛17aを現像ローラ12に食い込ませないことで、シール部へのトナー侵入を実施例2の供給ローラ17とほぼ同じに抑制できることが確認された。
本発明に係る画像形成装置の実施の形態の第1例を模式的に示す断面図である。 (a)は第1例の画像形成装置の現像カートリッジを模式的に示す断面図、(b)は現像ローラ、供給ローラおよび感光体ドラムを模式的に示す図である。 図2(b)における部分拡大図である。 本発明に係る現像装置の実施の形態の第2例を示す、図3と同様の図である。 本発明に係る現像装置の実施の形態の第3例を示す、図3と同様の図である。 従来のブラシローラによる供給ローラ、現像ローラ、および感光体ドラムとの関係を模式的に示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…装置本体、3…感光体ドラム、4…帯電器、5…露光ユニット、6…現像装置、7…一次転写ユニット、8…クリーニング手段、10…ロータリフレーム、11…現像カートリッジ、12…現像ローラ、12a,12b…スペーサ、14,15…端部周面シール、16…非磁性一成分トナー、17…供給ローラ、17a…ブラシ毛、17b…ブラシ、18…規制部材、26…二次転写ユニット、27…転写材、28…転写材カセット、29…定着ユニット、30…排転写材トレイ、31…転写材搬送路

Claims (4)

  1. トナーを搬送しかつ現像ギャップを設定するスペーサを有する現像ローラと、
    前記現像ローラに前記トナーを供給する供給ローラと、
    前記現像ローラの両端部の外周面に当接して現像ローラの両端部からの前記トナーの漏出を抑制する端部周面シールと
    を少なくとも備え、
    前記供給ローラは、多数のブラシ毛を有するブラシのローラからなるとともに、前記ブラシ毛が前記現像ローラへ食い込むようにして設けられており、
    更に、前記ブラシの両端部におけるブラシ毛が前記供給ローラの軸方向中央部に向かって斜めに傾斜するように癖付けされていることを特徴とする現像装置。
  2. トナーを搬送しかつ現像ギャップを設定するスペーサを有する現像ローラと、
    前記現像ローラに前記トナーを供給する供給ローラと、
    前記現像ローラの両端部の外周面に当接して現像ローラの両端部からの前記トナーの漏出を抑制する端部周面シールと
    を少なくとも備え、
    前記供給ローラは、多数のブラシ毛を有するブラシのローラからなり、
    前記ブラシの両端部におけるブラシ毛が前記供給ローラの軸方向中央部に向かって斜めに傾斜するように癖付けされているとともに、癖付けされたブラシ毛の一部または全部が前記現像ローラから離間しかつ残りのすべてブラシ毛が前記現像ローラに食い込むようにして設けられていることを特徴とする現像装置。
  3. トナーを搬送しかつ現像ギャップを設定するスペーサを有する現像ローラと、
    前記現像ローラに前記トナーを供給する供給ローラと、
    前記現像ローラの両端部の外周面に当接して現像ローラの両端部からの前記トナーの漏出を抑制する端部周面シールと
    を少なくとも備え、
    前記供給ローラは、多数のブラシ毛を有するブラシのローラからなり、
    前記ブラシの両端部におけるブラシ毛が前記供給ローラの両端にに向かって斜めにカットされているとともに、カットされたブラシ毛の一部または全部が前記現像ローラから離間しかつ残りのすべてブラシ毛が前記現像ローラに食い込むようにして設けられていることを特徴とする現像装置。
  4. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の前記静電潜像をトナーで非接触現像する現像装置と、
    を少なくとも備え、
    前記現像装置は、請求項1ないし3のいずれか1記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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