JP2008093583A - シュレッダ - Google Patents

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Abstract

【課題】開口の近傍にスイッチを配置した場合に、使用者が開口に入れようと意図した細断対象物がスイッチに接触することによるスイッチの誤作動を防止することが可能なシュレッダを提供する。
【解決手段】開口部から挿入された細断対象物を細断機構により細断するシュレッダであって、細断機構の動作状態を変更するためのスイッチと、開口とスイッチとを互いに隔てる隔壁部と、を備える。開口は、開口に連設された挿入ガイドとともに開口部を形成し、隔壁部は、前記開口部の一部をなすように構成する。隔壁部は、上方へ行くほど開口中心から離れるように傾斜した誘いこみ形状で構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シュレッダに関し、とくに細断機構の動作を変更するためのスイッチを有するシュレッダに関する。
シュレッダは、開口から挿入された細断対象物を電動の細断機構により細断するものであって、機密情報を含む紙、カード、コンパクトディスクなどを細断するのに用いられることが多い。このようなシュレッダにおいては、細断機構の動作を直ちに停止するための緊急停止スイッチを備えることが提案されている(特許文献1〜5)。
実開昭64−17342号公報 特開平9−70553号公報 特開平9−150069号公報 特開2006−150190号公報 特開2006−75831号公報
しかしながら、従来のシュレッダにおいて、開口の近くに緊急停止スイッチを設けた場合には、細断対象物を開口に挿入するときに、誤って緊急停止スイッチに細断対象物が接触してしまい、その結果、細断動作が停止してしまうおそれがあるが、従来のシュレッダにおいては、この点に関して何ら提案されていない。
そこで本発明は、従来のシュレッダの改良に関するものであり、開口の近傍にスイッチを配置した場合であっても、使用者が開口に入れようと意図した細断対象物がスイッチに接触することによるスイッチの誤作動を防止することが可能なシュレッダを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシュレッダは、開口部から挿入された細断対象物を細断機構により細断するシュレッダであって、前記細断機構の動作状態を変更するためのスイッチと、前記開口と前記スイッチとを互いに隔てる隔壁部と、を備えることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記開口は、前記開口に連設された挿入ガイドとともに開口部を形成し、前記隔壁部は、前記開口部の一部をなすことを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記開口は、前記開口に連設された挿入ガイドとともに開口部を形成し、前記隔壁部は前記開口部に連設されていることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記隔壁部は、上方へ行くほど前記開口中心から離れるように傾斜した誘いこみ形状をなしていることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記隔壁部の上端は、前記開口と同一の高さ又は前記開口より上方にあることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記隔壁部の上端は、前記スイッチの上面と同一の高さ又は前記上面より低い位置にあることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記隔壁部は、前記開口と離間していることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記スイッチは前記開口を挟むように配置されていることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記スイッチは前記開口を囲むように配置されていることを特徴とする。
本発明のシュレッダにおいて、前記隔壁部は前記シュレッダの上面部材の一部をなすことを特徴とする。
本発明によると、開口と緊急停止スイッチとを互いに隔てる隔壁部を設けたため、開口の近傍にスイッチを配置した場合であっても、使用者が開口に入れようと意図した細断対象物がスイッチに接触することによるスイッチの誤作動を防止することができる。
以下、本発明にかかる第1実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。ここで、図1は、シュレッダ10の構成を示す斜視図、図2は、シュレッダ10の構成を示す平面図である。図1、図2に示すように、第1実施形態にかかるシュレッダ10は、筐体11の上面カバー12に配した開口31(開口部35)から細断対象物(例えば、紙、コンパクトディスク、クレジットカード)を挿入し、内部に収容した細断機構(不図示)を用いて細断するものであって、開口を囲むように、開口の全周に沿って、緊急停止スイッチ50が配置されている。細断機構による細断片は、筐体11内に収容したダストボックス(不図示)に受容される。なお、細断機構及びダストボックスは周知のものを用いるため、図示及び詳細な説明は省略する。図1、図2、図9、図11、及び図13に示すように、上面カバー12、312には、シュレッダ10への電力の供給を切り替える電源スイッチ15が設けられている。なお、図7、図8の上面カバー12には電源スイッチ15を配置するための凹部16が形成されている。
図3に示すように、開口部35は、上面カバー12をなす略長方形状の上面部材20の幅方向(上面カバー12の奥行き方向)(図2の上下方向)略中央において長手方向(図2の左右方向)に延び、かつ、上面部材20を厚さ方向(図3の上下方向)(鉛直方向)に貫通するように設けた貫通孔21に、開口形成部材30を嵌入して上面部材20と接合させることによって形成する。ここで、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図であって、(a)は開口形成部材30を上面部材20の貫通孔21に嵌入した状態を示し、(b)は緊急停止スイッチ50の一部が押された状態を示す図である。開口形成部材30は、図4に示すように、樹脂の成形により形成された対称形の2部材30a、30bからなり、これらを貫通孔21に嵌入して端面37a、37bを互いに当接させることにより開口部35が構成される。ここで、図4は、開口形成部材30の構成を示す分解斜視図である。この開口形成部材30は、図3、図4に示すように、対応する端面37a、37bを互いに当接させたときに、開口を形成するように水平面内で延びる線状部分31と、この線状部分31から鉛直方向(図3、図4の上下方向)に沿って下方へ延びる、すなわち細断機構に向かう、導通路をなす鉛直面状部分32と、細断対象物を開口31へ誘い込む誘い込み形状をなすように、上方へ行くほど開口31の中心から離れるように傾斜した傾斜部分(挿入ガイド)33と、が設けられている。線状部分31によって形成される開口と、傾斜部分33によって構成される誘い込み形状と、により開口部35が構成される。なお、本実施の形態では、傾斜部分(挿入ガイド)33が設けられているものを説明しているが、本発明は、必ずしも傾斜部分(挿入ガイド)33があるものに限定されるものではない。
このように、上面部材20には貫通孔21を設けておく一方で、上面部材20とは別個に成形した開口形成部材30を貫通孔21内に嵌入して上面部材20と接合させ開口部35を形成するようにしたので、開口の幅を狭くし、かつ、細断機構に至る経路を長くする場合であっても、型抜きが容易であり、製造のためのコストを抑えることができる。なお、本実施の形態では、上面部材20に貫通孔21が形成され、この貫通孔21に開口形成部材30が嵌入して接合する構成を示したが、上面部材20に貫通孔を設けずに、上面部材と開口形成部材とを組み合せて接合することによって、開口部を形成するようにしてもよい。
また、傾斜部分33は、緊急停止スイッチ50を開口31と隔てる隔壁部としての役割も担っているため、使用者が開口31に入れようと意図した細断対象物が、緊急停止スイッチ50に接触してしまうことによって緊急停止スイッチ50が作動状態になってしまうことを防止でき、これにより緊急停止スイッチの誤作動を防ぐことができる。
なお、隔壁部としての傾斜部分33は、緊急停止スイッチ50と開口31を離隔できれば、開口31とは離間した位置に、上方に延びるように形成することもできる。この場合、傾斜部分33は、上面部材20と一体に形成してもよいし、別体として形成して上面部材20に固定することもできる。
また、隔壁部としての傾斜部分33の上端は、緊急停止スイッチ50の上面と同一の高さ又は上面より低い位置にあることが好ましい。
さらにまた、シュレッダ10の仕様によっては、隔壁部としての傾斜部分33を、開口31と緊急停止スイッチ50とを互いに隔てるように、開口31と緊急停止スイッチ50との間の一部のみに配置することもできる。
開口31の幅W及び導通路32の深さ(図6)は、細断対象物以外のものが入り込まないという観点から設定することが好ましい。
上面部材20の幅方向において、開口31の両側には、検知スイッチ(検知部)60を収容する凹部25が2つずつ形成されている。凹部25は、傾斜部分33の上端から連接される段部24を介して、上側が開いた形状をなしている。凹部25の中央には、検知スイッチ60の下面が接着固定される受け部25aが上向きに凸設されている。凹部25を形成する側壁としての壁部26は、シュレッダ10の筐体11から外方(上方)へ延び、かつ、検知スイッチ60を囲むように配されている。このように検知スイッチ60を壁部26で囲むことにより、検知スイッチ60内部及び緊急停止スイッチ50の下方に紙粉や埃が進入、堆積することを防止することができる。また、段部24を設けたことにより、凹部25周辺の剛性を向上させることができる。なお、壁部は、緊急停止スイッチ50の周辺への異物の侵入を防ぐことができれば、構成及び配置は任意に設定することができる。例えば、壁部は平板であってもよいし、例えば上部を緊急停止スイッチ50側へ屈曲させてもよいし、柱状部材で構成してもよい。また、緊急停止スイッチ50を囲まずに、例えば、紙粉の出やすい開口31側のみに設けてもよい。さらに、緊急停止スイッチ50を囲む場合も、開口31も含む周囲の環境を考慮して、異物が侵入しやすい方向に大きな壁部を配置し、その他の方向は小さな壁部を配置することもできる。
緊急停止スイッチ(スイッチ)50は、図2及び図7に示すように、樹脂の成形により平面視ロ字状に一体形成されている。その長手方向部分51の上面には、上方に突出し、かつ、長手方向に沿うように、4本の凸条53が一体成形されている。凸条53は滑り止めの効果を奏するものであって、これにより緊急時に確実に緊急停止スイッチ50を操作することができる。緊急停止スイッチ50の長手方向部分51の下面からは、柱状の支持部材54が下方に延びるように設けられている。支持部材54は、2つの長手方向部分51のそれぞれにおいて、長手方向において等間隔に3本ずつ配置されている。緊急停止スイッチ50の端部は下方に延びるスイッチ側壁部55をなし、このスイッチ側壁部55が形成する下側が開いた凹部57には検知スイッチ60の上部が収容される。ここで、図7は、上面部材20及び緊急停止スイッチ50の構成を示す分解斜視図である。なお、凸条53の数は、緊急停止スイッチ50の大きさその他の仕様に応じて任意の数、長さとすることができる。また、幅方向部分52に設けることもできる。さらにまた、支持部材54も緊急停止スイッチ50の大きさその他の仕様に応じて任意の数とし、任意の間隔で配置することができる。また、緊急停止スイッチ50自体をタッチセンサとして、検知スイッチ60、コイルバネ70を省略することもできる。この場合、タッチセンサの検出レベルを調整して、細断対象物が触れたくらいでは細断機構を停止させないようにすることが好ましい。
緊急停止スイッチ50は、開口31(上面部材20)及びシュレッダ10の筐体11とは異なる色が付されている。例えば、上面部材20及び筐体11の色が白である場合に、緊急停止スイッチ50はオレンジや赤に着色される。このように、緊急停止スイッチ50の色を周囲の部材と異なる色とすることにより、使用者に対する注意喚起を図ることができる。
図3に示すように、緊急停止スイッチ50を上面部材20に組み付けた状態では、スイッチ側壁部55は凹部25内へ向かうように延びている。これにより、検知スイッチ60は、上述のように壁部26で囲まれるだけでなく、スイッチ側壁部55にも囲まれることになる。このため、検知スイッチ60及び緊急停止スイッチ50の下方に紙粉や埃が進入、堆積することを効果的に防止することができる。なお、スイッチ側壁部55は、凹部25の外側を覆うように設けてもよい。また、スイッチ側壁部55を、緊急停止スイッチ50のすべての端部に設けることなく、例えば、紙粉の出やすい開口31側のみに設けてもよい。さらに、緊急停止スイッチ50のすべての端部に設ける場合も、開口31も含む周囲の環境を考慮して、異物が侵入しやすい方向に大きなスイッチ側壁部を配置し、その他の方向は小さなスイッチ側壁部を配置することもできる。
図3に示す検知スイッチ60は周知のマイクロスイッチであって、本体部61から上方へ延出した軸部62の先端に固定された頂部63が、本体部61側へ押しこまれたときに検知信号を出力する。この検知スイッチ60は、図7に示すように、本体部61の下面が凹部25の受け部25aの上端面に、頂部63の上面が凹部57の内面にそれぞれ接着固定される。一方、緊急停止スイッチ50の支持部材54にはコイルバネ(弾性部材)70が外挿され、このコイルバネ70は、上端が緊急停止スイッチ50の内面に、下端が上面部材20にそれぞれ当接される。こうして、緊急停止スイッチ50は、上面部材20から離れるように付勢されつつ、固定される。このとき、緊急停止スイッチ50の中央の矩形状貫通孔58内には傾斜部分33の上部が入り込み、平面視では、緊急停止スイッチ50が開口31を囲むように配置される。
これにより、緊急停止スイッチのいずれかの部位を操作して細断を停止させることが可能となる。また、いずれの方向からでも容易に緊急停止スイッチを操作することが可能となる。なお、検知スイッチ60の個数及び配置は任意に選択することができるが、開口31を挟んだ両側に1つずつ以上あると、どの方向から緊急停止スイッチ50を押しても検知スイッチ60が検出できるため好ましい。また、検知スイッチ60は、使用者が緊急停止スイッチ50を押したことを検出することができれば、マイクロスイッチ以外のスイッチやセンサを用いることができる。さらに、検知スイッチ60、コイルバネ70を介して、緊急停止スイッチ50を上面部材20に対して組み付けるという簡素な構成をとったことにより、緊急停止スイッチ50の組み付けについて必要な部品点数を少なくすることができ、容易に組み付けることができる。
コイルバネ70の長さ及び弾性力は、使用者が緊急停止スイッチ50を上面部材20側へ押していない自然状態において、検知スイッチ60の頂部63が本体部61側へ押し込まれず、緊急停止スイッチ50が押されたことを検知スイッチ60が検出しないように設定する。さらに、緊急停止スイッチ50の検知仕様、すなわち緊急停止スイッチ50にどの程度の力がかかったときに検知スイッチ60に検出させるかに応じて、コイルバネ70の弾性力を設定することが好ましい。また、緊急停止スイッチ50に対して付勢することができれば、コイルバネ70以外の弾性部材(例えば、板バネ、ゴム)を用いることもできる。
4つの検知スイッチ60は、筐体11内に収容した検知回路(不図示)に接続されており、いずれかの検知スイッチ60が緊急停止スイッチ50の押し込みを検出すると検知信号が検知回路に送られる。検知信号を受けた検知回路は、細断機構の駆動源(不図示)に対して駆動停止信号を送り、これにより、細断機構の動作状態に関わらず、駆動源は細断動作を直ちに停止する。例えば、図3(b)に示すように、緊急停止スイッチ50の一部が力Fで押されて、一方の検知スイッチ60の頂部63のみが本体部61側に押し込まれた場合も、この検知スイッチ60からの検知信号を受けた検知回路は細断機構の駆動源に対して駆動停止信号を送って、細断機構を直ちに停止させる。なお、ここまでの説明では、緊急停止スイッチ50が押されることにより細断機構の動作を停止することとしていたが、緊急停止スイッチ50は細断機構の動作状態を変更するためのスイッチであれば、ほかの動作を行うものであってもよい。例えば、緊急停止スイッチ50を押すことにより、細断機構の回転を正転から逆転に切り替えるスイッチとして構成することもできる。
ここで、上述の実施形態では、貫通孔21に嵌入される開口形成部材30の鉛直面状部分32が細断機構に向かう導通路をなしていたが、これに代えて、図5に示すように、上面部材20の幅方向略中央において長手方向に延び、かつ、上面部材20を厚さ方向に貫通するように設けた貫通孔121の先端部分121aを導通路として形成することもできる。ここで、図5は、図3に対応する断面図であって、(a)は第1実施形態の変形例に係る開口形成部材130を上面部材120に嵌入した状態を示し、(b)は緊急停止スイッチ50の一部が押された状態を示す図である。なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この変形例では、貫通孔121の内径の大きな基部121bから内径の小さな先端部分121aに至る傾斜部分121cの内面に、先端が当接するように開口形成部材130が貫通孔121内に嵌入される。この開口形成部材130は、開口形成部材30と同様に、樹脂の成形により形成された対称形の2部材からなり、これらを貫通孔121に嵌入して対応する端面を互いに当接させることにより開口部135が構成される。この開口形成部材130は、図5に示すように、対応する端面を互いに当接させたときに、開口を形成するように水平面内で延びる線状部分131と、この線状部分131から鉛直方向に沿って下方へ延びる、すなわち細断機構に向かう導通路の一部をなす鉛直面状部分132と、細断対象物を開口131へ誘い込む誘い込み形状をなすように、上へ向かうほど拡がる傾斜部分133と、が設けられている。線状部分131によって形成される開口と、傾斜部分133によって構成される誘い込み形状と、により開口部135が構成される。鉛直面状部分132と先端部分121aは互いに連通して、細断機構に向かう導通路を形成する。
このように、上面部材120とは別個に成形した開口形成部材130を貫通孔121内に嵌入して開口部135を形成することにより、導通路を上面部材のみで構成する場合と比べて、開口の幅を狭くし、かつ、細断機構に至る経路を長くしても、型抜きが容易であり、製造のためのコストを抑えることができる。
なお、開口形成部材30を形成する部材30a、30bは、開口部35を形成することができれば、非対称形状であってもよい。また、3以上の部材を互いに当接することによって開口形成部材30を形成してもよい。さらに、上面部材と開口形成部材とによって開口が形成されるように構成してもよい。
また、上述の開口形成部材30、開口形成部材130では、対称形の2部材で構成して、貫通孔21又は貫通孔121に嵌入したときに対応する端面を互いに当接させたが、これに代えて、開口形成部材を一つの部材として成形することもできる。これにより、開口形成部材30や開口形成部材130のように貫通孔21又は貫通孔121に嵌入したときに対応する端面を当接させる作業が不要となるため、上面部材の貫通孔への嵌入作業を容易に行うことができ、かつ、確実に開口部及び導通路を形成できる。
さらにまた、図6に示すように、開口形成部材を用いずに開口部235を形成することもできる。ここで、図6は、図3に対応する断面図であって、(a)は第1実施形態のさらなる変形例に係る上面部材220の構成を示し、(b)は緊急停止スイッチの一部が押された状態を示す図である。なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
開口231は、上面カバー12をなす上面部材220の一部として樹脂により一体成形され、上面部材20の幅方向中央に貫設されている。この開口231は、下側(図6の下側)において、細断機構へ向かう貫通孔としての導通路232に連設されている。一方、上側(図6の上側)において、開口231は、細断対象物を開口231に誘い込む誘い込み形状をなすように、上へ向かうほど広がる傾斜部分233に連設されており、開口231と傾斜部分233で開口部235を構成している。このように、開口形成部材を用いずに開口部235を形成することにより、開口形成部材を上面部材に嵌入する作業が不要となるため生産性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、開口31が1つのシュレッダについて述べたが、開口が複数の場合にも本発明は適用することができる。また、開口31をシュレッダ10の上面ではなく、他の面に設けた場合についても本発明は適用可能である。
次に第2実施形態について図5を参照しつつ説明する。
第1実施形態では、の緊急停止スイッチ50を一体成形により形成したが、開口31を囲むような配置であれば、緊急停止スイッチを複数に分割することもできる。第2実施形態では、図8に示すシュレッダ110の緊急停止スイッチ150のように、ロの字状の緊急停止スイッチ50を幅方向略中央で切断した形のコの字状の二つのスイッチ151、152に分割している。この場合、上述の実施形態の凸条53、検知スイッチ60、コイルバネ70にそれぞれ対応する凸条153、検知スイッチ160、コイルバネ170は、凸条53、検知スイッチ60、コイルバネ70と同様に配置される。また、検知スイッチ160は、分割された各スイッチについて少なくとも一つ配置することが好ましい。どのスイッチを押しても緊急停止させる必要があるからである。ここで、図8は、第2実施形態に係る緊急停止スイッチ(スイッチ)150及び上面部材20の構成を示す分解斜視図である。
このように、緊急停止スイッチ150により開口31を断続的に囲むことにより、又は、開口31を挟むようにスイッチ151、152を配置すると、緊急停止スイッチのいずれかの部位を操作して細断を停止させることが可能となるとともに、いずれの方向からでも緊急停止スイッチを操作することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。ここで、図9は、第3実施形態に係るシュレッダ210の緊急停止スイッチ(スイッチ)250及び上面カバー12の構成を示す斜視図、図10は、第3実施形態に係るシュレッダ210の緊急停止スイッチ250及び上面カバーの構成を示す側面図である。第3実施形態のシュレッダ210においては、第1実施形態の緊急停止スイッチ50に代えて緊急停止スイッチ250を設けている。図9、図10に示すように、緊急停止スイッチ250においては、開口部35が内挿される矩形状貫通孔258側の略ロ字状の端部259が、緊急停止スイッチ250のほかの部分よりも上方に突出している。緊急停止スイッチ250の上面には、上方に突出し、かつ、長手方向に沿うように、4本の凸条253が一体成形されている。端部259の突出量は、任意に定めることができる。このように、端部259を突出させることによって、緊急停止スイッチ250を押し易くすることができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態に係るシュレッダ310においては、細断対象物が導通路に挿入されたことを検知して細断機構の細断を開始させる細断開始スイッチ340が設けられている。図11、図12に示すシュレッダ310では、細断開始スイッチ340について詳細に説明するために緊急停止スイッチを配置していないが、第4実施形態にかかる細断開始スイッチ340は、上述の第1〜第3実施形態に適用することができる。例えば第3実施形態について適用したものが図13に示す第4実施形態の変形例にかかるシュレッダ410であり、細断開始スイッチ340と同様の構成の細断開始スイッチ440が設けられている。細断開始スイッチ440の構成、作用は細断開始スイッチ340と同様であるため、詳細な説明は省略する。ここで、図11は、第4実施形態に係るシュレッダ310の構成を示す斜視図である。図12は、第4実施形態に係る細断動作開始スイッチ340の構成を示す図であって、(a)は図11のXIIA−XIIA線に沿った断面図、(b)は図11のXIIB−XIIB線に沿った断面図である。図13は、第4実施形態の変形例に係るシュレッダ410の緊急停止スイッチ、細断動作開始スイッチ、及び上面カバーの構成を示す斜視図である。
図11、図12に示すように、第4実施形態にかかるシュレッダ310は、筐体311の上面カバー312に配した開口331(開口部335)から細断対象物を挿入し、内部に収容した細断機構(不図示)を用いて細断するものである。開口部335は、図12に示すように、上面カバー312をなす平面視略長方形状の上面部材320の幅方向略中央において長手方向に延び、かつ、上面部材320を厚さ方向に貫通するように設けた貫通孔321に、開口形成部材330を嵌入することによって形成する。開口形成部材330は、樹脂の成形により形成され、開口を形成するように水平面内で延びる線状部分331と、この線状部分331から鉛直方向に沿って下方へ延びる、すなわち細断機構に向かう、導通路をなす鉛直面状部分332と、細断対象物を開口331へ誘い込む誘い込み形状をなすように、上へ向かうほど拡がる傾斜部分333と、が設けられている。線状部分331によって形成される開口と、傾斜部分333によって構成される誘い込み形状と、により開口部335が構成される。開口形成部材330は第1実施形態の開口形成部材30のように対称形の2部材で構成しても良いし、一体化された部材で構成してもよい。
開口形成部材330には、図12(a)に示すように、長手方向中央部において幅方向に沿って切り欠いたスイッチ挿入部338が設けられている。この挿入部338には、軸341を中心に揺動可能な挿入検出部材342の先端部分342aが挿入されている。挿入検出部材342には、挿入検出部材342の揺動を検知するセンサ343が接続されている。センサ343は、細断機構の駆動源(不図示)に接続され、挿入検出部材342が揺動したことを検出すると、細断機構の駆動源に対して細断開始信号を送り、これを受けた駆動源は細断機構の動作を開始する。挿入検出部材342は、その先端部分342aに対して、鉛直面状部分332内に挿入された細断対象物の先端が接触し、さらに先端部分342aが下方に押し下げられると、挿入検出部材342を中心に下方に揺動する。これにより、センサ343が挿入検出部材342の揺動を検出すると、細断機構の駆動源に対して細断開始信号が送出され、これを受けた駆動源は細断機構の動作を開始する。
一方、軸341は、レバー部材344の端部344aも揺動可能に軸支している。このレバー部材344の他方の端部344bは、上面部材320の長手方向略中央を切り欠いた切り欠き部327において、上面部材320を鉛直方向に貫通する貫通孔328から、外部へ延出している。作業者が端部344bを操作すると、レバー部材344は軸341を中心に揺動し、この揺動を検出したセンサ343は、細断機構の駆動源に対して細断開始信号を送り、これを受けた駆動源は細断機構の動作を開始する。
このような細断開始スイッチ340を設けると、細断対象物の挿入によって細断機構が動作させ、又は、細断開始スイッチ340の操作によって細断機構を動作させることを、選択的に行うことが可能となる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係るシュレッダの構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシュレッダの構成を示す平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図であって、(a)は本発明の第1実施形態に係る開口形成部材を上面部材に嵌入した状態を示し、(b)は緊急停止スイッチの一部が押された状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る開口形成部材の構成を示す分解斜視図である。 図3に対応する断面図であって、(a)は本発明の第1実施形態の変形例に係る開口形成部材を上面部材に嵌入した状態を示し、(b)は緊急停止スイッチの一部が押された状態を示す図である。 図3に対応する断面図であって、(a)は本発明の第1実施形態のさらなる変形例に係る上面部材の構成を示し、(b)は緊急停止スイッチの一部が押された状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る上面部材及び緊急停止スイッチの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る緊急停止スイッチ及び上面部材の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る緊急停止スイッチ及び上面カバーの構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る緊急停止スイッチ及び上面カバーの構成を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係るシュレッダの構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る細断動作開始スイッチの構成を示す図であって、(a)は図11のXIIA−XIIA線に沿った断面図、(b)は図11のXIIB−XIIB線に沿った断面図である。 本発明の第4実施形態の変形例に係るシュレッダの緊急停止スイッチ、細断動作開始スイッチ、及び上面カバーの構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 シュレッダ
11 筐体
12 上面カバー
20 上面部材
21 貫通孔
24 段部
25 凹部
26 壁部
30 開口形成部材
31 開口(線状部分)
32 導通路(鉛直面状部分)
33 傾斜部分(隔壁部)(挿入ガイド)
35 開口部
50 緊急停止スイッチ(スイッチ)
53 凸条
55 スイッチ側壁部
57 凹部
60 検知スイッチ(検知部)
70 コイルバネ(弾性部材)
110 シュレッダ
120 上面部材
121 貫通孔
130 開口形成部材
131 開口(線状部分)
132 導通路(鉛直面状部分)
133 傾斜部分(隔壁部)
135 開口部
150 緊急停止スイッチ
151 スイッチ(緊急停止スイッチ)
153 凸条
160 検知スイッチ(検知部)
170 コイルバネ(弾性部材)
210 シュレッダ
220 上面部材
231 開口
232 導通路
233 傾斜部分
235 開口部
250 緊急停止スイッチ
253 凸条
259 端部
310 シュレッダ
312 上面カバー
320 上面部材
321 貫通孔
330 開口形成部材
331 開口(線状部分)
332 導通路(鉛直面状部分)
333 傾斜部分(隔壁部)
335 開口部
338 スイッチ挿入部
340 細断開始スイッチ
343 センサ
410 シュレッダ
440 細断開始スイッチ

Claims (10)

  1. 開口部から挿入された細断対象物を細断機構により細断するシュレッダであって、
    前記細断機構の動作状態を変更するためのスイッチと、前記開口と前記スイッチとを互いに隔てる隔壁部と、を備えること
    を特徴とするシュレッダ。
  2. 前記開口は、前記開口に連設された挿入ガイドとともに開口部を形成し、前記隔壁部は、前記開口部の一部をなすことを特徴とする請求項1に記載のシュレッダ。
  3. 前記開口は、前記開口に連設された挿入ガイドとともに開口部を形成し、前記隔壁部は前記開口部に連設されていることを特徴とする請求項1に記載のシュレッダ。
  4. 前記隔壁部は、上方へ行くほど前記開口中心から離れるように傾斜した誘いこみ形状をなしていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシュレッダ。
  5. 前記隔壁部の上端は、前記開口と同一の高さ又は前記開口より上方にあることを特徴とする請求項1に記載のシュレッダ。
  6. 前記隔壁部の上端は、前記スイッチの上面と同一の高さ又は前記上面より低い位置にあることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のシュレッダ。
  7. 前記隔壁部は、前記開口と離間していることを特徴とする請求項1、請求項5、又は請求項6に記載のシュレッダ。
  8. 前記スイッチは前記開口を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載のシュレッダ。
  9. 前記スイッチは前記開口を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち、いずれか1に記載のシュレッダ。
  10. 前記隔壁部は前記シュレッダの上面部材の一部をなすことを特徴とする請求項5乃至請求項9のうち、いずれか1に記載のシュレッダ。
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