JP2008093208A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の電圧を有する第1の電源は、電源基板100から払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板120を介して表示制御基板130に出力される。表示制御基板130には、入力された第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧を有する第2の電源に変換して出力する第1の電圧変換回路と、第1の電圧変換回路から出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換する第2の電圧変換回路を有する電圧変換装置50が配設されている。
【選択図】図2
Description
電源基板に配設されている電源装置は、各種の電源を出力する。例えば、24Vの交流電源(AC24V電源)を入力し、34Vの直流電源(DC34V電源)、12Vの直流電源(DC12V電源)、5Vの直流電源(DC5V電源)を出力する。電源装置から出力されるDC34V電源、DC12V電源、DC5V電源は、電源基板と制御基板との間の電源線や制御基板の間の電源線を介して各制御基板に出力される。DC34V電源は、大入賞口開閉部材を駆動するソレノイド等の動作電源として用いられ、DC12V電源は、液晶表示装置、ランプ、スピーカ、払出装置等の動作電源として用いられ、DC5V電源は、制御回路等の動作電源として用いられる。(特許文献1参照)
このような、電圧が低いDC5電源の電圧変動を防止する方法として、制御基板側でDC5V電源を生成する方法が考えられる。例えば、制御基板に入力される、DC5V電源より高い電圧を有する電源(例えば、DC12V電源)をDC5V電源に変換して出力する電圧変換回路を制御基板に配設する方法が考えられる。制御基板に電圧変換回路を配設することにより、電源線を介するDC5V電源へのノイズの混入を防止することができ、電源線を介したノイズの混入によるDC5V電源の変動を防止することができる。電圧変換回路としては、スイッチングレギュレータやアナログレギュレータが知られている。
スイッチングレギュレータは、スイッチング素子を高速でオン/オフすることによってパルス電源を生成するとともに、出力電圧が設定電圧となるようにパルス電源の幅を制御するレギュレータである。また、アナログレギュレータは、3端子レギュレータあるいはシリーズレギュレータと呼ばれることもあり、出力電圧が設定電圧となるようにスイッチング素子を連続制御するレギュレータである。
このような低い電圧を有する複数の電源を制御基板側で生成する方法としては、制御基板に入力された電源を、異なる電圧を有する電源に変換して出力する複数のスイッチングレギュレータあるいはアナログレギュレータを用いる方法が考えられる。
例えば、DC12V電源をDC3.3V電源に変換して出力する第1のスイッチングレギュレータ、DC12V電源をDC2.5V電源に変換して出力する第2のスイッチングレギュレータ、DC12V電源をDC1.5V電源に変換して出力する第3のスイッチングレギュレータを設けることが考えられる。しかしながら、スイッチングレギュレータは高価であり、また、複数の電源の全てが高い電源容量(電流量)を必要としていない。このため、入力された電源を複数の電源それぞれに変換するスイッチングレギュレータを設ける方法は、コストの面において問題がある。
あるいは、DC12V電源をDC3.3V電源に変換して出力する第1のアナログレギュレータ、DC12V電源をDC2.5V電源に変換してする第2のアナログレギュレータ、DC12V電源をDC1.5V電源に変換して出力する第3のアナログレギュレータを設けることが考えられる。しかしながら、アナログレギュレータは、スイッチングレギュレータに比べて安価ではあるが、発熱量が多く、温度が上昇する。このため、アナログレギュレータの温度上昇を抑制するために、放熱フィンや放熱ファン等の取り付けスペースを必要とする放熱装置を設ける必要がある。したがって、この方法を用いる場合には、放熱装置の取り付けスペースが必要となり、制御基板が大型化する。近年では、制御基板として高価な多層構造の制御基板が用いられる傾向にある。このため、入力された電源を複数の電源それぞれに変換するアナログレギュレータを設ける方法は、制御基板の小型化の面において問題がある。
なお、スイッチングレギュレータとアナログレギュレータを用いる方法も考えられる。しかしながら、この場合でも、アナログレギュレータからの発熱に対する対策が必要である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、複数の電源を生成する電圧変換装置を、温度上昇及び制御基板の大型化を抑制しながら制御基板に配設することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、遊技装置と、電源基板と、制御基板を備えている。
遊技装置は、遊技者の遊技に応じて制御される装置を意味する。遊技機に設けられる遊技装置は、遊技機の種類や機種等に応じた決定される。例えば、パチンコ機では、演出用の装飾図柄等を含む画像を表示する液晶表示装置(装飾図柄表示装置)、演出用の光を発生するLED等のランプ、演出用の音を発生するスピーカ、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材、遊技球を払い出す払出装置等が用いられる。
電源基板には、第1の電圧を有する第1の電源を出力する電源装置が配設されている。電源装置は、例えば、公知のAC−DC変換回路により構成され、AC24V電源をDC34V電源に変換し、第1の電圧を有する第1の電源として出力する。第1の電源は、電源基板から電源線を介して制御基板に出力される。
制御基板には、遊技装置を制御する制御回路と電圧変換装置が設けられている。制御回路は、遊技装置を制御する制御信号を出力する。
電圧変換装置は、電源基板から電源線や他の制御基板を介して制御基板に入力される第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧を有する第2の電源に変換して出力する第1の電圧変換回路と、第1の電圧変換回路から出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換する第2の電圧変換回路を有している。第1〜第3の電圧は、(第3の電圧<第2の電圧<第1の電圧)を満足するように設定されている。例えば、第1の電圧を有する第1の電源としてDC12V電源が用いられ、第2の電圧を有する第2の電源としてDC3.3V電源が用いられ、第3の電圧を有する第3の電源としてDC2.5V電源が用いられる。なお、第1〜第3の電圧を有する第1〜第3の電源は、概略第1〜第3の電圧を有している電源を意味する。本発明では、第1の電圧変換回路としてスイッチングレギュレータが用いられ、第2の電圧変換回路としてアナログレギュレータが用いられている。スイッチングレギュレータは、スイッチング素子を高速でオン/オフすることによって入力電源をパルス電源に変換するとともに、出力電源の電圧が設定電圧となるようにパルス電源のパルス幅を制御するレギュレータを意味する。アナログレギュレータは、出力電源の電圧が設定値となるようにスイッチング素子を連続制御するレギュレータを意味する。アナログレギュレータは、3端子レギュレータやシリーズレギュレータと呼ばれることもある。
電圧変換装置は、典型的には、集積回路を含む電源モジュールとして形成される。集積回路としては、一般的には、ハイブリッド集積回路が用いられる。勿論、モノシリック集積回路を用いることもできる。
本発明では、電源基板から制御基板に第1の電圧を有する第1の電源が出力され、制御基板では、入力された第1の電圧を有する第1の電源をスイッチングレギュレータにより第2の電圧を有する第2の電源に変換して出力するとともに、スイッチングレギュレータから出力される第2の電圧を有する第2の電源をアナログレギュレータにより第3の電圧を有する第3の電源に変換して出力している。第3の電圧を有する第3の電源を生成するための第2の電圧変換回路としてアナログレギュレータを用いることにより、安価に構成することができる。また、本発明では、アナログレギュレータは、第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換すればよいため、第1の電圧を有する第1の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換する場合に比べて電力損失、すなわち、発熱量を軽減することができる。これにより、アナログレギュレータの温度上昇を抑制するための、取り付けスペースを必要とする放熱装置(放熱フィンや放熱ファン等)を設ける必要がなくなり、小型の制御基板を用いることができる。
本発明をパチンコ機として構成した実施の形態の制御系の概略構成を図1に示す。
本実施の形態のパチンコ機は、主制御基板110、副制御基板120、表示制御基板130、払出制御基板140等を有している。
主制御基板110には、主制御回路111、ROMやRAMを含む記憶回路112等が配設されている。主制御回路111には、種々の入力信号が入力される。例えば、始動球検出器113から出力される、遊技球が始動入賞装置に入球したことを示す始動球検出信号、入賞球検出器114から出力される、遊技球が入賞装置に入球したことを示す入賞球検出信号(一般入賞球検出信号、大入賞球検出信号)等が入力される。
主制御回路111は、入力信号と、記憶回路112に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて主制御信号を出力する主制御処理を実行する。例えば、当たり判定用乱数を読み取り、読み取った当たり判定用の乱数が当たり値と一致しているか否か判断する抽選処理を行う。そして、抽選結果(当たり特別図柄あるいははずれ特別図柄)を特別図柄表示装置115に表示する。特別図柄表示装置115としては、処理負担が軽いLED等により構成される表示装置が用いられる。さらに、主制御回路111は、抽選結果を示す主コマンド信号を主制御信号として副制御回路121に出力する。
また、主制御回路111は、抽選結果が当たりである場合には、特別図柄表示装置115にあたり特別図柄を表示した後、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材を開制御するとともに、大当たり遊技状態に対応する演出を行うことを指示する主コマンド信号を主制御信号として副制御回路121に出力する。
また、主制御回路111は、遊技球が入賞装置に入賞したことを示す入賞球検出信号が入力されると、入賞装置に対応する数の遊技球を払い出すことを指示する主コマンド信号を主制御信号として払出制御回路141に出力する。
主制御回路111は、これ以外の種々の制御を行う。
副制御回路121は、主制御回路111から出力される主制御信号(抽選結果を示す主コマンド信号等)と、記憶回路122のROMに書き込まれている情報に基づいて、副制御信号を出力する副制御処理を実行する。例えば、入力された主コマンド信号で示される抽選結果に基づいて、当たり装飾図柄と当たり装飾図柄変動パターンを示す副コマンド信号あるいははずれ装飾図柄とはずれ装飾図柄変動パターンを示す副コマンド信号を副制御信号として表示制御回路131に出力する。
また、副制御回路121は、変動パターン(当たり装飾図柄変動パターンあるいははずれ装飾図柄変動パターン)に対応する音による演出を行うために、変動パターンを示す副コマンド信号を副制御信号として音源IC123に出力する。音源IC123は、入力された副制御信号で示される変動パターンに基づいて、スピーカ(音発生装置)124を駆動する音制御信号を出力する。
また、副制御回路121は、変動パターンに基づいて、ランプ125を制御する。
表示制御回路131は、入力された副制御信号に基づいて装飾図柄表示装置135に画像を表示させる表示制御処理を実行する。例えば、副制御信号で示される装飾図柄や装飾図柄変動パターンと、記憶回路132のROMに記憶されている情報に基づいて、表示制御信号を画像情報処理装置133に出力する。装飾図柄表示装置135としては、種々の演出表示を行うことができる液晶表示装置等が用いられる。
画像情報処理装置133は、入力された表示制御信号に基づいて、ROMから装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報や背景画像情報等を読み出し、読み出した各画像情報を、大きさや配設位置を調整しながら合成することによって表示画面に対応するビットマップデータを作成し、ビデオRAMに書き込む。そして、ビデオRAMに書き込まれているビットマップデータに対応するRGB信号を装飾図柄表示装置135に表示する制御信号として出力する。
本実施の形態の電源系は、電源基板100、払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板120、表示制御基板130等により構成されている。
電源基板100には、電源装置101が配設されている。
ここで、前述したように、電源線を介して電源に混入されるノイズによる電源に対する影響は、電源の電圧が高い方が電源の電圧が低い場合より小さい。このため、電源基板からは、各制御基板で使用される、電圧が低い電源(例えば、DC5V電源やDC3.3V電源)の電圧より高い電圧を有する電源を電源線を介して各制御基板に出力するのが好ましい。
また、電源線を介して電源を出力する場合には、電源線による電圧降下が発生する。本実施の形態では、図2に示すように、電源基板100からの電源が、電源線を介して、払出制御基板140、主制御基板110、副制御基板120、表示制御基板130の順に出力されるように各基板が配置されているため、末端に配置されている表示制御基板130に入力される電源に対する電源線の電圧降下による影響を考慮する必要がある。電源線の電圧降下による電源に対する影響は、電源の電圧が高い方が電源の電圧が低い場合より小さい。
また、電源装置101での発熱量は、出力電流によって定まる。消費電力が同じである場合には、電圧を高くすることによって消費電流を少なくすることができる。このため、電源装置101から出力する電源の電圧を高くすることにより、電源装置101から出力する電源の電流を少なくすることができ、電源装置101での発熱量を低減することができる。
したがって、本実施の形態では、電源装置101として、分電基板(図示省略)から24Vの交流電源(AC24V電源)を入力し、DC5V電源やDC3.3V電源の電圧より高い電圧を有する、34Vの直流電源(DC34V電源)と12Vの直流電源(DC12V電源)を出力する電源装置を用いている。なお、DC34V電源は、通常、AC24電源を全波整流した後、平滑することによって生成される。
電源装置101は、例えば、公知のAC−DC電圧変換回路により構成することができる。
払出制御基板140には、電圧変換装置143等が配設されている。払出制御基板140では、入力されたDC34V電源、DC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に出力される。例えば、DC34V電源は、動作電源として払出装置145に出力される。電圧変換装置143は、払出制御基板140に入力されたDC12V電源をDC5V電源に変換し、動作電源として払出制御回路141等に出力する。電圧変換装置143は、スイッチングレギュレータ(DC−DC電圧変換回路)により構成されている。
主制御基板110には、電圧変換装置113等が配設されている。主制御基板110では、入力されたDC34V電源及びDC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に出力される。例えば、DV12V電源は、動作電源として特別図柄表示装置115に出力される。また、DC34V電源は、動作電源として大入賞口開閉部材に出力される。電圧変換装置113は、主制御基板110に入力されたDC12V電源をDC5V電源に変換し、動作電源として主制御回路111等に出力する。電圧変換装置113は、スイッチングレギュレータにより構成されている。
副制御基板120には、電圧変換装置126等が配設されている。副制御基板120では、入力されたDC34V電源、DC12V電源は、それぞれ、DC34V負荷、DC12V負荷に出力される。例えば、DV12V電源は、動作電源としてスピーカ124に出力され、また、動作電源としてランプ125に出力される。また、DC34V電源は、動作電源として装飾図柄表示装置135に出力される。電圧変換装置126は、副制御基板120に入力されたDC12V電源をDC5V電源に変換し、動作電源として副制御回路121等に出力する。電圧変換装置126は、スイッチングレギュレータにより構成されている。
電圧変換装置136は、表示制御基板130に入力されたDC12V電源をDC5V電源に変換し、動作電源として表示制御回路131等に出力する。電圧変換装置136は、スイッチングレギュレータにより構成されている。
また、本実施の形態では、画像情報処理装置133として、DC3.3V電源、DC2.5V電源、DC1.5V電源を使用する画像情報処理装置が設けられている。例えば、DC3.3V電源は画像処理回路(例えば、VDP)、CPU、制御プログラムが記憶されている制御ROM、キャラクタ画像情報が記憶されているキャラクタROM、RAM、キャラクタROMに記憶されているキャラクタ画像情報をキャラクタRAMに転送する転送回路、スケーラ、LVDS、スケーラ等で使用され、DC2.5V電源は画像処理回路、スケーラ等で使用され、DC1.5V電源は画像処理回路、CPU等で使用される。このため、電圧変換装置50は、表示制御基板130に入力されたDC12V電源をDC3.3V電源、DC2.5V電源、D1.5V電源に変換し、動作電源として画像情報処理装置133に出力する。
また、DC2.5V電源をアナログレギュレータで生成する際、DC12V電源をDC2.5V電源に変換する場合より、DC3.3V電源をDC2.5V電源に変換する場合の方が電力損失が少なくなり、発熱量も少なくなる。
そこで、本実施の形態の電圧変換装置50では、消費電力(消費電流)が多いDC3.3V負荷の動作電源であるDC3.3V電源及びDC1.5V負荷の動作電源であるDC1.5V電源は、スイッチングレギュレータによりDC12V電源から生成し、消費電力(消費電流)が少ないDC2.5V負荷の動作電源であるDC2.5V電源は、DC3.3V電源からアナログレギュレータにより生成している。
電圧変換装置50は、第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80、始動回路51等により構成されている。本実施の形態では、電圧変換装置50は、集積回路を含む電源モジュールとして形成されている。集積回路は、一般的には、ハイブリッド集積回路が用いられる。勿論、モノシリック集積回路を用いることもできる。
第1の電圧変換回路60は、表示制御基板130に入力されたDC12V電源をDC3.3V電源に変換して出力する。第1の電圧変換回路60としては、スイッチングレギュレータが用いられている。
第2の電圧変換回路70は、第1の電圧変換回路60から出力されるDC3.3V電源をDC2.5V電源に変換して出力する。第2の電圧変換回路70としては、アナログレギュレータ(DC−DC電圧変換回路)が用いられている。
第3の電圧変換回路80は、表示制御基板130に入力されたDC12V電源をDC1.5V電源に変換して出力する。第3の電圧変換回路80としては、スイッチングレギュレータが用いられている。
本実施の形態では、表示制御基板130に入力されるDC12V電源が本発明の「第1の電圧を有する第1の電源」に対応し、第1の電圧変換回路60から出力されるDC3.3V電源が本発明の「第2の電圧を有する第2の電源」に対応し、第2の電圧変換回路70から出力されるDC2.5V電源が本発明の「第3の電圧を有する第3の電源」に対応し、第3の電圧変換回路80から出力されるDC1.5V電源が本発明の「第4の電圧を有する第4の電源」に対応する。
なお、電圧変換装置136と50を含む電源モジュールを形成してもよい。
制御回路65は、スイッチング素子SW61、SW62を高速で、交互にオン/オフし、コンデンサC61を介したDC12V電源をパルス電源に変換する。パルス電源は、コイルL61及びコンデンサC62により平滑化され、DC1.5V電源として出力される。DC1.5V電源の電圧は、抵抗R61及びR62により構成される分圧回路で検出される。比較器66は、非反転入力端子に入力される設定電圧Vs61(例えば、1.5V)と、反転入力端子に入力されるDC1.5V電源の検出電圧との偏差信号を制御回路65に出力する。制御回路65は、比較器66から出力される偏差信号に基づいてスイッチング素子SW61及びSW62のオン/オフ比を制御することによってパルス電源のパルス幅を制御する。ダイオードD61、D62は、スイッチング素子SW61、SW62を保護するためのものである。
第2の電圧変換回路70は、比較器75、スイッチング素子(本実施の形態ではトランジスタ)SW71、コンデンサC71、抵抗R71、R72等により構成されている。
比較器75は、非反転入力端子に入力される設定電圧Vs71(例えば、2.5V)と、反転入力端子に入力される、抵抗R71及びR72により構成される分圧回路で検出されたDC3.3V電源の検出電圧との偏差信号に基づいてスイッチング素子SW71を制御する。第1の電圧変換回路60から出力されるDC3.3V電源は、スイッチング素子SW71及びコンデンサC71を介して、DC2.5V電源として出力される。第2の電圧変換回路70では、スイッチング素子SW71での電力損失を制御することによってDC2.5V電源の電圧を制御する。
第3の電圧変換回路80は、比較器86の非反転入力端子に設定電圧Vs81(例えば、1.5V)が入力され、DC1.5V電源を出力することを除いて第1の電圧変換回路60と同様の構成である。
このため、第3の電圧変換回路80からDC1.5V電源が出力された後に第1の電圧変換回路60からDC3.3V電源が出力されるように、第1の電圧変換回路60の動作開始時期を遅らせる始動回路51が設けられている。始動回路61は、DC1.5V電源の電圧が最小電圧に達した時点から設定期間経過後に始動信号を第1の電圧変換回路60の制御回路65に出力する。始動回路61は、例えば、タイマーにより構成される。この場合、第1の電圧変換回路60の制御回路65は、始動回路61から始動信号が入力されると、スイッチング素子SW61及びSW62のオン/オフ制御を開始する。
電圧変換装置50(第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80)の起動シーケンスを図4に示す。図4に示すように、時点t1で電源装置101が動作を開始した後、時点t2で、表示制御基板130に入力されるDC12V電源の電圧が第3の出力電圧変換回路の動作開始電圧1.35Vに達すると、第3の電圧変換回路80の制御回路85が動作を開始し、DC1.5V電源の電圧が増加する(立ち上がる)。そして、時点t3でDC1.5V電源の電圧が最小電圧Vout3(min)に達すると、始動回路51が作動し、設定期間T1経過した時点t4で始動回路51から第1の電圧変換回路60の制御回路65に始動信号が出力される。これにより、第1の電圧変換回路60の制御回路65が動作を開始し、DC3.3V電源の電圧が増加する(立ち上がる)。そして、DC3.3V電源の電圧が第2の電圧変換回路70の動作開始電圧1.35Vに達した時点t5で第2の電圧変換回路70の比較器75が動作を開始し、DC2.5V電源の電圧が増加する(立ち上がる)。なお、時点t6でDC2.5V電源の電圧が最小値Vout2(min)に達し、時点t7でDC3.3V電源の電圧が最小値Vout1(min)に達する。
本実施の形態では、第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80の回路定数を設定することによって、DC3.3V電源及びDC2.5V電源の出力が停止した後にDC1.5V電源の出力が停止するように構成している。
電圧変換装置50(第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80)の停止シーケンスを図4に示す。図4に示すように、表示制御基板130に入力されるDC12V電源の電圧が減少し、時点t11でDC12V電源の電圧が第1の電圧変換回路60の最小電圧Vout1(min)に達すると、DC3.3V電源の電圧が減少する(立ち下がる)。そして、DC3.3V電源の電圧が第2の電圧変換回路70の最小電圧Vout2(min)に達した時点t12で、DC2.5V電源の電圧が減少する(立ち下がる)。そして、DC12V電源の電圧がさらに減少し、第3の電圧変換回路80の最小電圧Vout3(min)に達した時点t15で、DC1.5V電源の電圧が減少する(立ち下がる)。なお、DC12V電源の電圧が減少を続けると、時点t13でDC3.3V電源の電圧が「0」となり、時点t14でDC2.5V電源の電圧が「0」となり、時点t16でDC1.5V電源の電圧が「0」となる。
ピン50a、50b、50cは、並列に設けられており、入力電源の正電圧+Vinが入力される。ピン50d、50e、50fは、並列に設けられており、入力電源の負電圧−Vinが入力される。本実施の形態では、ピン50a〜50cには+12Vが入力され、ピン50d〜50fには−12Vが入力される。なお、+12Vが入力されるピン、−12V電源が入力されるピンを複数並列に設けることにより、各ピンに流れる電流を分散することができ、各ピンの電流容量を低減することができる。
ピン50a〜50cあるいはピン50d7〜50fが本発明の「用途が同じであり並列に接続されている複数の回路側端子」に対応する。また、ピン50a〜50cとピン50d〜50fさらにピン50g〜50lが本発明の「用途が異なる複数の回路側端子」に対応する。
ピン50gとピン50hからは、第3の電圧変換回路80で生成されたDC1.5V電源が出力される。すなわち、ピン50gから+1.5Vが出力され、ピン50hから−1.5Vが出力される。
ピン50iとピン50jからは、第2の電圧変換回路70で生成されたDC2.5V電源が出力される。すなわち、ピン50iから+2.5Vが出力され、ピン50jから−2.5Vが出力される。
ピン50kとピン50lからは、第1の電圧変換回路60で生成されたDC3.3V電源が出力される。すなわち、ピン50kから+3.3Vが出力され、ピン50lから−3.3Vが出力される。
なお、ピン50d〜50f、ピン50h、ピン50j、ピン50lは、GND(アース)に設定することもできる。
本実施の形態では、電源モジュールとして形成されている電圧変換装置50の隣接するピンを電源端子の対として設定している。例えば、隣接するピン50gと50hをDC1.5V電源の電源端子、隣接するピン50iと50jをDC2.5V電源の電源端子、隣接するピン50kと50lをDCV3.3V電源の電源端子として設定している。
これにより、表示制御基板130上で、電源モジュールとして形成されている電圧変換装置50の電源端子に安定化のためのコンデンサを容易に接続することができる。
電圧変換装置50の温度抑制構造を図5、図6に示す。図5は、本実施の形態の表示制御基板130を表側(電圧変換装置50と対向する側)から見た図であり、図6は、図5のVI−VI線断面図である。
図5に示されているように、電源モジュールとして形成されている電圧変換装置50は、表示制御基板130の配置位置10に配設される。
電圧変換装置50は、前述したように、+DC12Vと−DC12V(入力電源)が入力されるピン50a〜50cと50d〜50f、+1.5Vと−1.5V(第3の電源)を出力するピン50gと50h、+2.5Vと−2.5V(第2の電源)を出力するピン50iと50j、+3.3Vと−3.3V(第1の電源)を出力するピン50kと50lを有している。
本実施の形態では、電流量が多いピン50a〜50f、50k、50lが接続されるコネクタ13a〜13f、13k、13lに電圧変換装置50に対する温度抑制構造を設けている。
配線パターン10a〜10cの一方側(図5、図6では右側)には+12Vが入力される配線パターン(破線の部分)が接続され、他方側(図5、図6では左側)にはコネクタ13a〜13cが接続されている。配線パターン10d〜10fの一方側(図5、図6では右側)には−12Vが入力される配線パターン(破線の分部)が接続され、他方側(図5、図6では左側)にはコネクタ13d〜13fが接続されている。配線パターン10kの一方側(図5、図6では左側)には、+3.3Vを出力する配線パターン(破線の部分)が接続され、他方側(図5、図6では右側)にはコネクタ13kが接続されている。配線パターン10lの一方側(図5、図6では左側)には、−3.3Vを出力する配線パターン(破線の部分)が接続され、他方側(図5、図6では右側)にはコネクタ13lが接続されている。
本実施の形態では、表示制御基板130のコネクタ13a〜13c、13d〜13fが本発明の「用途が同じである複数の基板側端子」に対応し、表示制御基板130のコネクタ13a〜13cと、コネクタ13a〜13cが接続されている配線パターン10a〜10cの組、表示制御基板130のコネクタ13d〜13fと、コネクタ13d〜13fが接続されている配線パターン10d〜10fの組が本発明の「並列に設けられている基板側端子と配線パターンの組」に対応する。
レジスト11には、電圧変換装置50が対向する側(図6では上側)と配線パターン10a〜10f、10k、10lが対向する側(図6では下側)を連通する複数の開口部11a〜11f、11k、11lが設けられる。すなわち、開口部11aは配線パターン10aと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11bは配線パターン10bと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11cは配線パターン10cと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11dは配線パターン10dと電圧変換回装置50との間に配置されるように、開口部11eは配線パターン10eと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11fは配線パターン10fと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11kは配線パターン10kと電圧変換装置50との間に配置されるように、開口部11lは配線パターン10lと電圧変換装置50との間に配置されるように設けられる。開口部11a〜11f、11k、11lは、好適には、開口部11a〜11f、11k、11lが設けられる箇所をマスクした状態でレジスト11を形成することにより形成される。本実施の形態では、断面が四角形状の開口部が、格子状に配置されている。
そして、開口部11a〜11f、11k、11lには、ハンダ12a〜12f、12k12lが挿入されている。
また、開口部11a〜11f、11k、11lは、開口部11a〜11f、11k、11lに挿入されたハンダ12a〜12f、12k、12lによって隣接する配線パターン10a〜10f、10k、10lが短絡されないように、適宜の間隔を開けて形成する。
また、配線パターン10a〜10f、10k、10lの形状は、電圧変換装置50から発生する発熱量に応じて適宜設定される。勿論、DC1.5V電源やDC2.5V電源の電流が流れる端子に接続される幅広の配線パターンを設け、この配線パターンを覆うレジストに設けた開口部にハンダを挿入するように構成することもできる。
図8では、配線パターンを覆うレジストに開口部を設け、開口部にハンダを挿入した場合(ハンダ有)の測定結果を実線で示し、開口部を設けていない場合(ハンダ無)の測定結果を破線で示している。
なお、測定は、同じサイズの基板上の同じ位置に電圧変換装置50を配設した状態で行った。また、実線に示す測定結果は、断面形状を縦2mm、横1mmの長方形に形成した開口部を、縦、横に対して0.4mmの間隔で格子状に配置した場合のものである。
図8から、レジストに開口部を設け、開口部にハンダを挿入することによって、電圧変換装置50の温度上昇を抑制することができることがわかる。図8に示す例では、温度が約3.5℃抑制されている。
本実施の形態では、電圧変換装置50から供給されるDC3.3V電源の電流を検出する電流検出器を挿入可能な構成を備えたものである。
図9、図10に示すように、表示制御基板130の裏側(電圧変換装置50と対向する側と反対側)に、配線パターン10kの他方側(図9では右側、図10では左側)に配線パターン10k−1が設けられている。そして、配線パターン10kの他方側と配線パターン10k−1の一方側(図9では左側、図10では右側)に接続されているコネクタ13k−1が設けられているとともに、配線パターン10k−1の他方側(図9では右側、図10では左側)に接続されているコネクタ13k−2が設けられている。さらに、基板11Aの裏側(図10の下側)にはレジスト11が設けられている。
通常状態では、電圧変換装置50で変換されたDC3.3V電源の電流は、コネクタ13k、配線パターン10k、コネクタ13k−1(コネクタ13k−1を通らない場合もある)、配線パターン10k−1、コネクタ13k−2を介して出力される。
DC3.3V電源の電流を検出する場合には、図10に太線で示すように、コネクタ13k−1と13k−2の間に設けられているレジスト11と配線パターン10k−1を切断する。そして、コネクタ13k−1と13k−2の間に電流検出器を接続する。これにより、レジスト及び配線パターンを切断するのみで、DC3.3V電源の電流を容易に検出することができる。
電圧変換装置50と対向する側と反対側に、開口部を有するレジストを設けるとともに、開口部にハンダを挿入した他の変更例を図11に示す。図11は、本実施の形態の表示制御基板130の、図6に示した断面図と同じ箇所の断面図である。
本実施の形態では、電圧変換装置50と対向する側(図11の上側)には、コネクタ13a〜13l(図11には、コネクタ13a、13gのみが示されている)が設けられている。また、基板11Aの、電圧変換装置50と対向する側と反対側には、配線パターン10a〜10f、10k、10l(図11には、配線パターン10aのみが示されている)が設けられている。また、配線パターン10a〜10f、10k、1lの、電圧変換装置50と対向する側と反対側には、開口部11a〜11f、11k、11l(図11には、開口部11aのみが示されている)を有するレジスト11が設けられ、開口部11a〜11f、11k、11lにはハンダ12a〜12f、12k、12lが挿入されている。そして、コネクタ13aは、スルーホール14aを介して配線パターン10aに接続されている。
このように、配線パターンに接触するハンダを、電圧変換装置50と対向する側と反対側に設けた場合でも、電圧変換装置50で発生する熱をハンダを介して放熱することができ、電圧変換装置50の温度上昇を抑制することができる。
本明細書では、表示制御基板130の電圧変換装置50と対向する箇所と反対側の箇所に、ハンダが接触している配線パターンを設ける態様は、表示制御基板130の電圧変換装置50と対向する箇所に、ハンダが接触している配線パターンを設ける態様に包含される。
また、前述した実施の形態では、電圧変換装置50と対向する箇所あるいは電圧変換装置50と対向する箇所と反対側の箇所に、ハンダが配置された配線パターンを設け、電圧変換装置50のピンを配線パターンに接続されたコネクタに接続したが、電圧変換装置50と対向する箇所あるいは電圧変換装置50と対向する箇所と反対側の箇所に、ハンダが配置された配線パターンが設けられていればよく、配線パターンと電圧変換装置50のピンが直接に接続されていなくてもよい。
また、電圧変換装置50が配設される表示制御基板130に、電圧変換装置50が配設された時に、電圧変換装置50が対向する箇所に配線パターン10a〜10f、10k、10lを設け、配線パターン10a〜10f、10k、10lの電圧変換装置50が対向する側に、電圧変換装置50が対向する側と配線パターン10a〜10f、10k、10lが対向する側を連通する開口部12a〜12f、12k、12lを有するレジスト11を設け、開口部12a〜12f、12k、12lにハンダ12a〜12f、12k、12lを挿入している。これにより、電圧変換装置50(第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80)から発生する熱がハンダ12a〜12f、12k、12lを介して放熱するため、電圧変換装置50の温度上昇を抑制することができる。この場合、表示制御基板130の配線パターン10a〜10f、10k、10lを覆うレジスト11に開口部11a〜11f、11k、11lを形成し、開口部11a〜11f、11k、11lにハンダ12a〜12f、12k、12lを挿入すればよいため、放熱フィンや放熱ファンを設ける場合のように取り付けスペースを考慮する必要がない。このため、表示制御基板130を大型化することなく電圧変換装置50の温度上昇を抑制することができる。
また、レジスト11に設けた開口部11a〜11f、11k、11lにハンダ12a〜12f、12k、12lを挿入している。ハンダ12a〜12f、12k、12lを開口部11a〜11f、11k、11lに挿入する場合、電圧変換装置50と対向する側の面が曲面形状に形成されるため、放熱面積を大きくすることができる。さらに、表示制御基板130にハンダ付けを行う際に開口部11a〜11f、11k、11lへのハンダ12a〜12f、12k、12lの挿入作業を同時に行うことができるため、作業が容易となる。
例えば、電圧変換装置50に入力される第1の電源の電圧、第1の電圧変換回路60から出力する第2の電源の電圧、第2の電圧変換回路から出力する第2の電源の電圧、第3の電圧変換回路から出力する第3の電源の電圧は適宜選択することができる。
表示制御基板130の電圧変換装置50と対抗する箇所あるいは対向する箇所と反対側の箇所に配線パターンを設けたが、電圧変換装置50を構成する複数の電圧変換回路(第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80)のうちの少なくとも1つ、好適には発熱量が多い電圧変換回路に対向する箇所あるいは対向する箇所と反対側の箇所に配線パターンを設けてもよい。
電圧変換装置50を、第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路80を含む電源モジュールとして構成したが、第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路それぞれを含む電源モジュールとして構成し、個別に表示制御基板130に配設することもできる。この場合、表示制御基板130の、少なくとも1つの電圧変換回路(電源モジュール)、好適には発熱量が多い電圧変換回路が対向する箇所あるいは対向する箇所と反対側の箇所に配線パターンを設ける。
電圧変換装置50を第1の電圧変換回路60、第2の電圧変換回路70、第3の電圧変換回路により構成した場合について説明したが、本発明の技術は、少なくとも第1の電圧変換回路60と第2の電圧変換回路70により構成される電圧変換装置を制御基板に設ける場合に適用することができる。
表示制御基板130に電圧変換装置50を設ける場合について説明したが、本発明の技術は、表示制御基板以外の種々の制御基板に電圧変換装置を設ける場合に適用することができる。
電圧変換装置に対応する箇所に設けられる配線パターンの形状、数、配設位置等は適宜設定可能である。
配線パターンを覆うレジストに設けられる開口部の形状、数、配設位置は適宜設定可能である。また、開口部は、少なくとも、基板に配設されている回路に対応する側が開口していればよい。この場合でも、回路の温度の上昇を抑制することができる。
回路側端子の数や配置位置、基板側端子の数や配置位置は適宜設定可能である。また、回路側端子と基板側端子を接続する態様としては、種々の態様を用いることができる。
パチンコ機について説明したが、本発明の技術は、パチンコ機以外の種々の遊技機に用いることができる。
例えば、「(態様1)遊技装置と、電源基板と、複数の制御基板を備え、前記電源基板には、第1の電圧を有する第1の電源を出力する電源装置が設けられ、前記電源基板と前記複数の制御基板は、前記第1の電圧を有する第1の電源が前記電源基板から前記複数の制御基板に順次出力されるように接続されており、前記複数の制御基板のうち、末端に配置される制御基板には、前記遊技装置を制御する制御回路と、電圧変換装置が設けられており、前記電圧変換装置は、前記電圧変換装置が設けられる制御基板に入力される第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧(第2の電圧<第1の電圧)を有する第2の電源に変換して出力する第1の電圧変換回路と、前記第1の電圧変換回路から出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧(第3の電圧<第2の電圧)を有する第3の電源に変換して出力する第2の電圧変換回路を有し、前記第1の電圧変換回路としてスイッチングレギュレータが用いられ、前記第2の電圧変換回路としてアナログレギュレータが用いられていることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
電源基板には、第1の電圧を有する第1の電源を出力する電源装置が配設されている。電源基板と複数の制御基板は、第1の電圧を有する第1の電源が電源基板から複数の制御基板に順次出力されるように接続されている。例えば、電源基板と複数の制御基板が電源線を介して直列に接続されている。
そして、末端に配置されている制御基板には、遊技装置を制御する制御回路と電圧変換装置が設けられている。電圧変換装置は、電圧変換装置が設けられている制御基板に入力される第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧を有する第2の電源に変換して出力する第1の電圧変換回路と、第1の電圧変換回路から出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換する第2の電圧変換回路を有し、典型的には、電源モジュールとして形成される。第1〜第3の電圧は、(第3の電圧<第2の電圧<第1の電圧)を満足するように設定されている。第1の電圧変換回路としてスイッチングレギュレータが用いられ、第2の電圧変換回路としてアナログレギュレータが用いられている。
本発明では、電源基板から第1の電圧を有する第1の電源を、電源線を介して複数の制御基板に順に出力し、末端に配置されている制御基板に、入力された第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧を有する第2の電源に変換して出力するスイッチングレギュレータと、スイッチングレギュレータから出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換して出力するアナログレギュレータを有する電圧変換装置を設けている。
このように、第3の電源を生成するための電圧変換回路としてアナログレギュレータを用いることにより、安価に構成することができる。また、本発明では、アナログレギュレータは、第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧を有する第3の電源に変換すればよいため、発熱量が低減される。これにより、アナログレギュレータの温度上昇を抑制するための、取り付けスペースを必要とする放熱装置(放熱フィンや放熱ファン等)を設ける必要がなくなり、小型の制御基板を用いることができる。また、末端の制御基板に入力される電源の電圧に対する電源線の電圧降下による影響を軽減することができる。
本発明では、第2の電圧を有する第2の電源、第3の電圧を有する第3の電源、第4の電圧を有する第4の電源を生成する電圧変換装置を、温度上昇制御基板の大型化を抑制しながら制御基板に設けることができる。
本発明では、簡単な構成で、第4の電源が出力された後に第2の電源の出力を開始させることができる。
本発明では、電圧変換装置が制御基板に配置された状態では、電圧変換装置から発生する熱は、電圧変換装置と対向する箇所に設けられているハンダを介して配線パターンに放熱される。これにより、取り付けスペースを必要とする放熱フィンや放熱ファン等を設けることなく、電圧変換装置の温度を効果的に抑制することができる。
なお、本発明では、電圧変換装置に設けられているピンが接続される、制御基板に設けられているコネクタを、スルーホール等を介して配線パターンに接続するのが好ましい。
本発明では、電圧変換装置が制御基板に配置された状態では、電圧変換装置から発生する熱は、配線パターン、電圧変換装置と対向する側と反対側に設けられているハンダを介して放熱される。これにより、取り付けスペースを必要とする放熱フィンや放熱ファン等を設けることなく、電圧変換装置の温度を効果的に抑制することができる。
これにより、電圧変換装置に発生した熱が回路側端子、基板側端子及び複数の配線パターンを介して放熱されるため、放熱効果が向上する。
これにより、電圧変換装置に発生した熱が回路側端子、基板側端子、複数の配線パターンを介して放熱されるため、放熱効果が向上する。
用途が同じである複数の回路側端子が並列に設けられている態様は、例えば、1つの端子を複数の端子で構成する態様が対応する。例えば、DC12Vの電流を流す電源端子が複数設けられている態様が対応する。基板端子と配線パターンの組が並列に配置される態様は、例えば、DC12Vの電流を流す基板端子と配線パターンの組が複数並列に設けられている態様が対応する。
本発明では、1つの端子に流す電流を複数の端子に分散して流すため、各端子の電流容量を低減することができる。
11 レジスト
11A 基板
11a〜11f、11k、11l 開口部
12a〜12f、12k、12l ハンダ
13a〜13l、13k−1、13k−2 コネクタ(基板側端子)
50、113、126、136、143 電圧変換装置
50a〜50l ピン(装置側端子)
51 始動回路
60 第1の電圧変換回路(スイッチングレギュレータ)
65、85 制御回路
66、75、86 比較器
SW61、SW62、SW71、SW81、SW82 スイッチング素子
C61、C62、C81、C82 コンデンサ
R61、R62、R81、R82 抵抗
L61、L81 コイル
D61、D62、D81、D82 ダイオード
70 第2の電圧変換回路(アナログレギュレータ)
80 第3の電圧変換回路(スイッチングレギュレータ)
100 電源基板
101 電源装置
110 主制御基板
111 主制御回路
115 特別図柄表示装置
120 副制御基板
121 副制御回路
130 表示制御基板
131 表示制御回路
133 画像情報処理装置
135 装飾図柄表示装置
140 払出制御基板
141 払出制御回路
145 払出装置
Claims (1)
- 遊技装置と、電源基板と、制御基板を備え、
前記電源基板には、第1の電圧を有する第1の電源を出力する電源装置が設けられ、
前記制御基板には、前記遊技装置を制御する制御回路と、電圧変換装置が設けられており、
前記電圧変換装置は、前記制御基板に入力される第1の電圧を有する第1の電源を第2の電圧(第2の電圧<第1の電圧)を有する第2の電源に変換して出力する第1の電圧変換回路と、前記第1の電圧変換回路から出力される第2の電圧を有する第2の電源を第3の電圧(第3の電圧<第2の電圧)を有する第3の電源に変換して出力する第2の電圧変換回路を有し、
前記第1の電圧変換回路としてスイッチングレギュレータが用いられ、前記第2の電圧変換回路としてアナログレギュレータが用いられている、
ことを特徴とする遊技機。
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