JP2008093120A - 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム - Google Patents

消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008093120A
JP2008093120A JP2006276957A JP2006276957A JP2008093120A JP 2008093120 A JP2008093120 A JP 2008093120A JP 2006276957 A JP2006276957 A JP 2006276957A JP 2006276957 A JP2006276957 A JP 2006276957A JP 2008093120 A JP2008093120 A JP 2008093120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy consumption
information
acceleration
unit
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006276957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4841385B2 (ja
Inventor
Fumio Togawa
文雄 外川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006276957A priority Critical patent/JP4841385B2/ja
Publication of JP2008093120A publication Critical patent/JP2008093120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4841385B2 publication Critical patent/JP4841385B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】GPSおよび加速度センサを用いて精度の高い消費エネルギーを算出できる消費エネルギー計測装置を提供する。
【解決手段】この消費エネルギー計測装置は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報、速度情報、時刻情報を取得して測位情報として記憶する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して加速度情報として記憶する加速度情報取得部と、測位情報と加速度情報を基に、当該装置が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、算出されたエネルギー消費量を表示する表示部と、を備えたものである。消費エネルギー算出部は、加速度情報から算出されるエネルギー消費量が測位情報から算出されるエネルギー消費量より小さいときには、加速度情報から算出するエネルギー消費量を選択し、さもない場合には、加速度情報と測位情報から算出するエネルギー消費量を選択して総エネルギー消費量を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システムに関し、特に、GPS(汎地球測位システム)および加速度センサを応用して、利用者が歩行や走行等の移動を行った際のエネルギー消費量を計測して表示する消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システムに関する。
従来から、運動時における消費エネルギーの簡便な測定手段として、人体運動の垂直方向振動を加速度センサで検出して、この検出された振動回数を運動時における歩数とし、この歩数に基づいて予め定められた計算式に従って消費エネルギーが計算されている。
このような歩数による計測手段では、平地、階段や坂道の昇り・降りといったように歩行の状態が異なっている場合においてもその区別はできず、全て同レベルの運動として認識されることになる。
例えば、平地のときのエネルギー消費量と階段昇りのエネルギー消費量では、後者のほうが明らかに大きいにもかかわらず同じエネルギー消費量とされ、正しいエネルギー消費量を計算することができない。
この問題点を解決するために、特許文献1では、GPS受信部で受信した信号より得られる緯度、経度、標高、時刻のデータから移動速度を求め、予め算出してある移動速度と傾斜角のマトリックスを参照して、求めた移動速度に対応する1分間当たりのエネルギー消費量に換算して求めている。
また、従来、移動した距離がわかっていれば、その距離における加速度を加速度センサで計測することによって、移動した全体距離におけるエネルギー消費量は、(質量×加速度×移動した距離)の積算によって求めることができた。
特開平8−336512号公報
しかしながら、人が自動車や電車などの乗り物に乗って移動したときには、特許文献1の技術であっても、GPS測位情報だけでは、人が運動しているのか、あるいは、乗り物に人が乗っているのか区別することができない。このため、乗り物に乗って移動した時には、それほどのエネルギーを消費していないにもかかわらず、大きなエネルギーを消費しているような値を示してしまうことになる。
また、加速度センサを用いる場合には、GPSで測位して獲得されるような位置情報、速度情報などが扱えないため、上下に移動するときのエネルギー消費量を計算することは難しい。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、GPSおよび加速度センサを用いて、精度の高い消費エネルギーを算出できる消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では次のような構成をとる。
消費エネルギー計測装置は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として測位情報記憶部に記憶する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として加速度情報記憶部に記憶する加速度情報取得部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、当該装置が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を表示する表示部と、を備えている。
ここで、消費エネルギー計測装置が携帯電話であってもよいし、また、消費エネルギー計測装置を搭載した携帯電話であっても構わない。
前記消費エネルギー算出部は、前記加速度情報から算出されるエネルギー消費量が前記測位情報から算出されるエネルギー消費量より小さいときには、前記加速度情報から算出するエネルギー消費量を選択し、さもない場合には、前記加速度情報と前記測位情報から算出するエネルギー消費量を選択して、総エネルギー消費量を算出するようにした。
さらに、次のような構成をもつ携帯端末とサーバとをネットワークで接続して、携帯端末を所持するユーザのエネルギー消費量を求めるように構成してもよい。
前記携帯端末は、消費エネルギー計測の開始と終了を当該端末と前記サーバとに指示する指示部と、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として前記サーバへ転送する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として前記サーバへ転送する加速度情報取得部と、前記サーバで算出されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部と、を備えている。
また、前記サーバは、前記携帯端末から受信した測位情報と加速度情報とをそれぞれ記憶部に記憶する受信部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、前記携帯端末が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記携帯端末へ送信する送信部と、を備えている。
ここで、前記携帯端末を携帯電話としてもよい。
このような構成をとると、前記携帯端末からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止が行えるようになる。
あるいは、次のような構成をもつ端末装置と携帯端末とをネットワークで接続して、携帯端末を所持するユーザのエネルギー消費量を求めるように構成してもよい。前記端末装置は、前記携帯端末であってもよい。
前記端末装置は、消費エネルギー計測の開始と終了を前記携帯端末に指示する指示部と、前記携帯端末から送信されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部とを備えている。
また、前記携帯端末は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として測位情報記憶部に記憶する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として加速度情報記憶部に記憶する加速度情報取得部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、当該装置が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記端末装置へ送信する送信部と、を備えている。
ここで、前記携帯端末を携帯電話としてもよい。
このような構成をとると、前記端末装置からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止が行えるようになる。
あるいは、次のような構成をもつ端末装置と携帯端末とサーバをネットワークで接続して、携帯端末を所持するユーザのエネルギー消費量を求めるように構成してもよい。前記端末装置は、前記携帯端末であってもよい。
前記端末装置は、消費エネルギー計測の開始と終了を前記携帯端末に指示する指示部と、前記携帯端末から送信されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部を備えている。
前記携帯端末は、前記端末装置から消費エネルギー計測の開始と終了を受信すると、前記サーバに消費エネルギー計測の開始と終了を前記サーバに指示する指示部と、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として前記サーバへ転送する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として前記サーバへ転送する加速度情報取得部と、前記サーバで算出されたエネルギー消費量を受信して前記端末装置へ送信する送信部と、を備えている。
前記サーバは、前記携帯端末から受信した測位情報と加速度情報とをそれぞれ記憶部に記憶する受信部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、前記携帯端末が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記携帯端末へ送信する送信部と、を備えている。
ここで、前記携帯端末を携帯電話としてもよい。
このような構成をとると、前記端末装置からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止が行えるようになる。
本発明によれば、ユーザがどのような移動方法で移動しても、GPSおよび加速度センサを用いることによって、移動方法に応じたエネルギー消費量を計算することができるので、従来に比較して精度の高いエネルギー消費量を算出することができる。
従来は、乗り物(自転車、自動車、電車等)に乗ったときのユーザのエネルギー消費量とウォーキングやランニングのときのエネルギー消費量を区別することが困難であったが、本発明によれば、乗り物に乗って移動する場合や、ウォーキングやランニングなど運動して移動する場合に応じたエネルギー消費量を算出できる。
また、ユーザのエネルギー消費量の計算処理の起動・停止および計算結果の通知をネットワークを介して指示することができる。
以下、図面を参照して本発明の消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システムに係る好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る消費エネルギー計測装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。同図において、消費エネルギー計測装置は、制御部1、測位情報受信部2、加速度センサ3、操作部4、表示部5、記憶部6、消費エネルギー計測部7、時計8を含んで構成されている。
制御部1は、CPU(中央処理装置)で構成され、記憶部6に記憶された所定の制御プログラムを実行することにより、例えば、操作や表示等の入出力制御等の当該装置全体の動作を制御する。
測位情報受信部2は、GPS衛星から受信するGPS信号から現在の位置情報(緯度、経度、標高)と速度情報(方向、速さ)、時刻情報(UTC時刻)とを取得し、それらを制御部1に渡す。
加速度センサ3は、身体の動きによって生じる互いに直交する3軸方向(左右、前後、上下)の加速度成分を検出し、それらを制御部1に渡す。
操作部4は、電源、各種データ入力ボタンや十字ボタンを含んで構成されており、ユーザの個人情報(名前、年齢、性別、体重、基礎代謝量等)のエネルギー消費量算出のための基礎情報やエネルギー消費量の表示を指示するために用いられるものである。そして、ユーザが何らかのボタン等を操作する度に、どのボタンが操作されたかが制御部1に通知される。
表示部5は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等から構成され、制御部1から供給される表示データに基づき、操作部4により入力されたデータやエネルギー消費量推定結果や警報等を表示する。
記憶部6は、不揮発性のメモリや揮発性のメモリなどで構成され、制御部1で実行される制御プログラム、各種アプリケーションプログラムやデータを格納したり、制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが実行時に一時的にデータ等を格納する。
消費エネルギー計測部7は、測位情報受信部2で受信した以前の測位ポイントから現在の測位ポイントまでの測位情報、および加速度センサ3から得られる加速度情報を用いて、エネルギー消費量を計算する。
時計8は、基準時刻を生成し、測位情報受信部2と加速度センサ3とに供給して、これらを同期させて作動させる。測位情報受信部2のGPSから得られた時刻(UTC)は、時計8が正しく時を刻むように補正する。
次に、消費エネルギー計測部7について詳細に説明する。
図2は、消費エネルギー計測部7の機能構成を示すブロック図であり、同図において、消費エネルギー計測部7は、消費エネルギー算出部70、計測開始指示部71、測位情報取得部72、加速度情報取得部74、消費エネルギー表示部78、計測終了指示部79を含んでいる。また、個人情報、途中経過や累積結果を記憶するために、測位情報記憶部73、加速度情報記憶部75、移動履歴記憶部76、個人情報記憶部77を記憶部6に保持する。
消費エネルギー計測部7は、図1のようなハードウェア構成において、図2のような機能構成により、ユーザの移動・運動に伴って消費されるエネルギーを算定する。
先ず、以下の説明で用いる表記について説明しておく。
M: 質量[g]を表し、本実施形態ではユーザの体重を表す。
t:GPSから得た衛星時計の時刻をUTCで表す。
P(t): 測位情報受信部2でGPSから受信した位置情報(緯度[°]、経度[°]、標高[m])を表す。
A(t): 加速度センサ3から得る3次元加速度 [m/sec2]を表す。また、各成分(x成分、y成分、z成分)を(Ax(t), Ay(t), Az(t))と表記する。
V(t): 測位情報受信部2でGPSから受信した速度情報(真北を0°とした方向、速さ[m/sec])を表す。
μ: 摩擦係数を表す。
g: 重力の加速度を表し、ここでは-9.8[m/sec2]とする。
E[J]:ジュールで表したエネルギー消費量を表す。
E[cal]:カロリーで表したエネルギー消費量を表す。
次に、消費エネルギー計測部7で用いられる記憶部について説明する。
測位情報記憶部73は、図3に例示するように、測位情報取得部72によって取得された本消費エネルギー計測装置の位置情報および速度情報を測位ポイントごとに記憶する。
測位情報記憶部73は、同図によると、測位ポイントごとに、測位ポイント名、時刻(UTC:Coordinated Universal Time)、位置情報(緯度(°)、経度(°)、標高(m))、速度情報(真北を0°とする方向(°)、速さ(m/sec))を記憶する。
加速度情報記憶部75は、図4に例示するように、測位情報記憶部73に記憶されている時刻に対応して、加速度情報取得部74によって取得された3次元加速度情報を記憶する。加速度情報記憶部75は、同図によると、時計8の時刻、この時刻の3次元加速度情報、即ち、左右方向(x方向)成分、前後方向(y方向)成分、上下方向(z方向)成分のそれぞれの加速度を単位m/secで記憶する。
移動履歴記憶部76は、図5に例示するように、計測期間中の測位ポイントごとに、消費エネルギー算出部70で算出された距離と消費エネルギー等を記憶する。移動履歴記憶部76は、同図によると、測位ポイントごとに、測位ポイント名、時刻情報(UTC)、1つ前の測位ポイントから現在の測位ポイントまでの距離(m)、この測位ポイント間のエネルギー消費量(J:ジュール)を記憶する。
個人情報記憶部77は、図6に例示するように、本消費エネルギー計測装置を操作するユーザの個人情報である名前、年令、性別、体重(kg)および基礎代謝量を記憶するものであり、本装置を利用するに先立ち操作部4を用いて予め設定しておくものである。特に、エネルギー消費量の計算に用いられる体重は設定しておかなければならない。
次に、消費エネルギー計測装置の各処理部について説明する。
ユーザがエネルギー消費量の計測を開始したいときには、本消費エネルギー計測装置の操作部4に備えた開始ボタンを押すか、または、エネルギー消費量の計測メニューから開始を選択する。
制御部1は、開始ボタンが押されたこと、または開始の選択がなされたことを検知し、計測開始指示部71を実行させる。
計測開始指示部71は、予め設定しておいた時間間隔を時計8に設定する。これにより測位情報受信部2や加速度センサ3がそれぞれ起動されそれぞれの情報が獲得されるようになる。
さらに、計測開始指示部71は、測位情報記憶部73および加速度情報記憶部75をクリアし、測位情報取得部72および加速度情報取得部74を起動させる。
これにより、ユーザの移動(運動)によって情報が集められ、エネルギー消費量がリアルタイムで算定されて表示される。
ユーザがエネルギー消費量の計測を終了したいときには、本消費エネルギー計測装置の操作部4に備えた終了ボタンを押すか、または、エネルギー消費量の計測メニューから終了を選択する。
制御部1は、終了ボタンが押されたこと、または終了の選択がなされたことを検知し、計測終了指示部79を実行させる。
計測終了指示部79は、測位情報受信部2および加速度センサ3を停止させるとともに、測位情報取得部72および加速度情報取得部74も停止させる。これによりエネルギー消費量の算出・表示が停止する。
測位情報取得部72は、予め時計8で設定された時間間隔で生成された時刻に測位情報受信部2から位置情報(緯度、経度、標高)および速度情報(方向、速さ)、時刻情報(UTC時刻)を獲得し、測位ポイントごとに、測位ポイント名、時刻、位置情報および速度情報を測位情報記憶部73に記憶させる。上記の時間間隔は、通常1秒程度に1回、早くて0.1秒程度に1回である。測位情報受信部2のGPSから得られた時刻(UTC)は、時計8が正しく時を刻むように補正する。
また、消費エネルギー計測装置(を装着したユーザ)の移動速度が小さいときや、GPS電波が弱い環境では、速度V(t)が検出できないことがある。この場合は、取得された測位ポイント間の移動距離dP(t)とその移動にかかった時間dtとから、速度V(t)を
V(t) = dP(t)/dt
として求めて、代用することにする。
加速度情報取得部74は、予め設定された時間間隔に時計8で生成された時刻に加速度センサ3から3次元加速度情報(x成分、y成分、z成分)を獲得し、取得した時刻ごとに、時刻と3次元加速度情報を加速度情報記憶部75に記憶させる。上記の時間間隔は、通常1ms程度に1回であり、GPSの測定速度の100〜1000倍程度高速に獲得する。
消費エネルギー算出部70は、測位情報記憶部73、加速度情報記憶部75および個人情報記憶部77を参照して、エネルギー消費量を計算して、測位ポイント間のエネルギー消費量は移動履歴記憶部76へ記憶し、計測開始からのエネルギー消費量は表示部5へ表示させる。
まず、運動で消費されるエネルギーの計算式について説明する。
従来、エネルギー消費量は、移動エネルギーと位置エネルギーとの総和として、次の式(4)で求められていた。
Figure 2008093120
この位置情報受信部2でGPSから得られる測位情報からエネルギー消費量を算出する式(1)に、加速度センサで獲得される加速度情報を加えて、式(2)の計算式でエネルギー消費量を計算する。
Figure 2008093120
さらに、式(2)で(A(t) + (dV(t)/dt + μ・V(t) - g ))の項は、加速度センサが重力加速度gを含む加速度情報を測定する場合、(A(t) - g )はA(t)で表されることになる。したがって、 (A(t)- g ) + (dV(t)/dt + μ・V(t) )の項は、(A(t) + (dV(t)/dt + μ・V(t) ))となる。
次に、式(2)を展開すると、GPSで計測された項(V(t)とP(t) )と加速度センサで計測された項(A(t) )との積は、加速度センサの項がGPS測定時間内に平均化されて0(零)に近似されるので、(dV(t)/dt + μ・V(t))・∫A(t)・dtの積と、A(t)・dP(t)/dtの積は0(零)となり、式(2)は、次に示される式(3)に変形される。
Figure 2008093120
本発明では、上記の式(3)を用いてエネルギー消費量を計算する。しかし、上述したように、従来の技術では「消費エネルギー計測装置を携帯する人が乗り物に乗っているときと歩いているときで人が消費するエネルギー量を正しく計算することができない」という問題があった。
例えば、図7は、オフィスからウォーキング→ランニング→電車→ウォーキングで帰宅したとき、(A)従来の加速度センサのみで計測した場合、(B)従来のGPSのみで計測した場合、(C)本発明の計測(GPSと加速度センサ)の場合について、算出した運動エネルギー消費量を示したものである。
図7によると、人が歩いているかまたは走っているときには、(A)の場合、加速度センサでノコギリ波のような加速度エネルギーの振動が計測され、これにより大きな振幅で細かく振動したエネルギー消費量が測定値として得られ、(B)の場合、緩やかに変動する消費エネルギーが計測される。
また、図7によると、人が電車/自動車に乗っているときには、(A)の場合、加速度エネルギーの振動は小さく、(B)の場合、消費エネルギーは大きく計測される。
したがって、本発明では、GPSで計測した測位情報から求めたエネルギー消費量に比べて加速度センサで計測した情報から求めたエネルギー消費量が小さければ、人は乗り物に乗っていると判定して加速度センサ情報によるエネルギー消費量のみを、人が消費するエネルギーと考える。
また、加速度センサで計測した情報によるエネルギー消費量がGPSで計測した測位情報から求められたエネルギー消費量と比べて同じ程度であれば、人は乗り物には乗っていないと判定して、測位情報と加速度情報とからエネルギー消費量を求めるようにした。
この判定には、隣り合う測位ポイント間における加速度情報から算出されるエネルギー消費量(第1項の∫A(t)・A(t)・dt、式(4)に相当する)と、測位情報から算出されるエネルギー消費量(第2項の(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)、式(5)に相当する)とを比較して行うものとする。
上述のように、本発明の場合(図7(C))では、図7(A)や図7(B)の場合に比べ、人が電車/自動車に乗って移動する区間はエネルギー消費量が小さく、ウォーキングで運動しながら移動する区間ではエネルギー消費量は大きく、ランニングで運動しながら移動する区間ではさらに大きなエネルギー消費量が得られ、妥当なエネルギー消費量の算出が期待できる。
消費エネルギー算出部70では、上記の点を考慮して、最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイント間でのエネルギー消費量を次の処理で計算する。
(1)最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイントにおける測位情報(位置情報と速度情報、時刻情報)を取得して、(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)を計算する。
(2)最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイント間に計測された加速度情報を加速度情報記憶部75から取得して、(∫A(t)・A(t)・dt)を計算する。
(3)(∫A(t)・A(t)・dt)<(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)のときには、測位情報以外の加速度情報から式(4)を使って、エネルギー消費量を計算する。このとき、Mは個人情報記憶部77の体重から取得する。
(4)(∫A(t)・A(t)・dt)≧(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)のときには、測位情報と加速度情報から式(3)を使って、エネルギー消費量を計算する。このとき、Mは個人情報記憶部77の体重から取得する。
(5)計算されたエネルギー消費量は、最新の測位ポイントの測位ポイント名、時刻および距離と対応させて移動履歴記憶部76へ記憶する。
ここで、距離は、最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイント間で∫(dP(t)/dt)・dtを計算することによって得る。
(6)計測開始から現時点までの計測結果をリアルタイムで表示部5に表示させる。
移動履歴記憶部76に累積される消費エネルギーは、測位ポイント間におけるものであるから、計測開始から現時点までの計測結果を表示させるために、次のように移動距離、移動時間と平均移動速度を計算して、図8に例示したように、測位情報記憶部73から現時点の時刻、位置情報と速度情報を取得して、計算結果とともに表示部5に表示させる。
(移動距離)=(移動履歴記憶部76に記憶された測位ポイント間の距離の総和)。
(移動時間)=(移動履歴記憶部76に記憶された最新の測位ポイントにおける時刻)−(移動履歴記憶部76に記憶された計測開始の測位ポイントにおける時刻)。
(平均時速)=(移動距離)/(移動時間)。
上記のエネルギー消費量は、単位がジュールであるが、カロリー係数Kを導入して、上記の式(3)乃至式(5)を式(6)乃至式(8)に変換することによって、なじみのある単位カロリーで計算することができる。このとき、カロリー係数Kは、個人情報記憶部77の基礎代謝量などから取得する。
Figure 2008093120
次に、既に計測が終了した後でも、これまでのエネルギー消費状況を次の操作によって表示することができる。
(1)操作部4を操作して、エネルギー消費量の計測メニューを表示させる。
このメニューには、「計測開始」、「計測終了」の他に「計測結果選択表示」と「計測結果表示」の項目がある。
(2)「計測結果表示」を選択すると、移動履歴記憶部76に記憶されている計測開始から計測終了までの全区間におけるエネルギー消費量を表示する。
(3)「計測結果選択表示」を選択すると、移動履歴記憶部76に記憶されている測位ポイント名とその測位ポイントでの時刻の対応表が表示され、この中からエネルギー消費量を表示させたい開始と終了の測位ポイントを指定すると、この間におけるエネルギー消費量を表示する。
上記のようにエネルギー消費量の計測メニューで「計測結果選択表示」または「計測結果表示」が選択されて、エネルギー消費量を表示させたい開始と終了の測位ポイントが指定されると、制御部1は消費エネルギー表示部78を起動して、指定された開始と終了の測位ポイントを引き渡す。
消費エネルギー表示部78は、移動履歴記憶部76を参照して、指定された開始の測位ポイントと終了の測位ポイント間の時刻、距離、エネルギー消費量とから、次のような計算を行って、図9に例示したように表示部5に表示させる。
(全消費エネルギー)=(開始の測位ポイントと終了の測位ポイント間の消費エネルギーの総和)。
(移動距離)=(開始の測位ポイントと終了の測位ポイント間の距離の総和)。
(移動時間)=(終了の測位ポイントにおける時刻)−(開始の測位ポイントにおける時刻)。
(平均時速)=(移動距離)/(移動時間)。
図10は、本実施形態に係る消費エネルギー計測装置における処理手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、本消費エネルギー計測装置の操作部4に備えた開始ボタンを押すか、または、エネルギー消費量の計測メニューから開始を選択して、エネルギー消費量の計測を開始させる。本消費エネルギー計測装置では、開始ボタンが押されたこと、または開始の選択がなされたことを検知し、予め設定しておいた時間間隔に時計8で生成される時刻に、測位情報受信部2や加速度センサ3がそれぞれ起動されそれぞれの情報が獲得されるようになる(ステップS10)。
次いで、測位情報取得部72により、予め設定された時間間隔(通常1秒程度に1回、早くて0.1秒程度に1回)に時計8で生成された時刻に測位情報受信部2から位置情報(緯度、経度、標高)および速度情報(方向、速さ)、時刻情報(UTC時刻)を獲得し、測位ポイントごとに、測位ポイント名、時刻、位置情報および速度情報を測位情報記憶部73に記憶させ、測位情報受信部2のGPSから得られた時刻(UTC)は、時計8が正しく時を刻むように補正する(ステップS12)。
この間、加速度情報取得部74により、予め設定された時間間隔(通常1ms程度に1回)に時計8で生成された時刻に加速度センサ3から3次元加速度情報(x成分、y成分、z成分)を獲得し、取得した時刻ごとに、時刻と3次元加速度情報を加速度情報記憶部75に記憶させる(ステップS13)。
上記のステップS12とS13とは並行に動作されており、1つの測位ポイントに関する測位情報を得るたびに、消費エネルギー算出部70が起動されて、ユーザの移動(運動)によって集められた情報によりリアルタイムに算定されたエネルギー消費量が表示部5に表示される。
消費エネルギー算出部70では、最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイントにおける測位情報(位置情報、速度情報、時刻情報)を取得して、(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)を計算し、また、最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイント間に計測された加速度情報を加速度情報記憶部75から取得して、(∫A(t)・A(t)・dt)を計算して、(∫A(t)・A(t)・dt)と(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)とを比較する(ステップS14)。
(∫A(t)・A(t)・dt)<(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)のときには(ステップS14/YES)、測位情報以外の加速度情報から式(4)を使って、エネルギー消費量を計算し、計算されたエネルギー消費量を、最新の測位ポイントの測位ポイント名、時刻および距離と対応させて移動履歴記憶部76へ記憶する(ステップS15)。
一方、(∫A(t)・A(t)・dt)≧(dV(t)/dt+μ・V(t)-g)・(dP(t)/dt)のときには(ステップS14/NO)、測位情報と加速度情報から式(3)を使って、エネルギー消費量を計算し、計算されたエネルギー消費量を、最新の測位ポイントの測位ポイント名、時刻および距離と対応させて移動履歴記憶部76へ記憶する(ステップS16)。
ここで、距離は、最新の測位ポイントと1つ前の測位ポイント間で∫(dP(t)/dt)・dtを計算することによって得る。
測位情報記憶部73から現時点の時刻、位置情報と速度情報を取得し、計測開始から現時点までの移動距離、移動時間と平均移動速度を計算して、図8に例示したように、計算結果とともに表示部5に表示させる(ステップS17)。
上記のエネルギー消費量を、式(6)乃至式(8)でカロリー単位に変換することによって、カロリー単位で表示するようにしてもよい。
その測位ポイントから、測位情報記憶部73に記憶された測位情報を参照し、図11のように地図を表示部5に提示して、その地点でのエネルギー消費量を表示するようにしてもよい。
ユーザが本消費エネルギー計測装置の操作部4に備えた終了ボタンを押すか、または、エネルギー消費量の計測メニューから終了を選択したことを検知すると(ステップS18/NO)、測位情報受信部2および加速度センサ3を停止させるとともに、測位情報取得部72および加速度情報取得部74も停止させる。
一方、エネルギー消費量の計測終了を検知しなかったときには(ステップS18/YES)、ステップS11へ戻って、次の測位ポイントの入力を待つ。
また、既に計測が終了した後でも、移動履歴記憶部76に記憶されている計測開始から計測終了までの全区間におけるエネルギー消費量、あるいは、任意の測位ポイントの区間におけるエネルギー消費量を表示できる。
次に、実際の計測値を用いて説明する。
今、ユーザが本消費エネルギー計測装置をポケットに入れて、図11に示した約7km周回コースを2周、合計約14kmをランニングしたとする。
本消費エネルギー計測装置では、約2秒毎に得られる測位情報を順次入力して、図3に示すようなデータを蓄積する。図12は、ランニング距離と測位情報のうち標高との関係を示し、測位ポイントP106,P136,P137,P589,P590の各点の位置に丸印が付されている。また、図13は、測位ポイントP136およびP137付近で測定された測位情報の時刻、速度情報(方向と速さ)、位置(緯度、経度、標高)を数値で示し、速度情報を矢印で示すものである。
上記のような例において、いくつかの測位ポイントの測位情報を用い、式(1)で移動エネルギーと位置エネルギーに基づくエネルギー消費量を計算してみる。
ここで、この例における(緯度、経度)の位置付近では、0.00001°は約1.11111mであるとする。
(a)時刻UTC 00:34:57付近でのエネルギー消費量:
隣接した2つの測位ポイントP136とP137の測位データを式(1)に代入して、この2点間のエネルギー消費量を試算する。
(式(1)の右辺の第1項)=∫ M・(dV(t)/dt + μ・V(t))・(dP(t)/dt)・dt
=M・((V(t137)-V(t136))/(t137-t136) + μ・V(t137))・((P(t137)-P(t136))/(t137-t136))・(t137-t136)
=M・((V(t137)-V(t136))/(2.2) + μ・V(t137))・(P(t137)-P(t136))
=M・((1.58m/sec, 35°)/(2.2) + μ・(3.6m/sec, 318°))・(8.6m, 320°)
=M・((1.58・8.6・cos(75°)/(2.2) + μ・3.6・8.6・cos(2°))
=M・( 1.60 + μ・30.94 )
(式(1)の右辺の第2項)=- ∫ M・g ・(dP(t)/dt)・dt
=- M・g ・((P(t137)-P(t136))/(t137-t136))・(t137-t136)
=- M・g ・(P(t137)-P(t136))
=- M・(-9.8) ・(-1)
=- M・9.8
したがって、測位ポイントP136とP137の2点間のエネルギー消費量 E (P137-P136) [J]は、次のように表される。
E (P137-P136) [J] ∝(式(1)の右辺の第1項)+式(1)の右辺の第2項)
∝ M・( 1.60 + μ・30.94 ) -M・9.8
∝ M・( -8.20 + μ・30.94 )
(b) 時刻UTC 00:52:00付近でのエネルギー消費量:
隣接した2つの測位ポイントP590とP589の測位データを式(1)に代入して、この2点間のエネルギー消費量を試算する。
(式(1)の右辺の第1項)=∫ M・(dV(t)/dt + μ・V(t))・(dP(t)/dt)・dt
=M・((V(t590)-V(589))/(t590-t589) + μ・V(t590))・((P(t590)-P(t589))/(t590-t589))・(t590-t589)
=M・((V(t590)-V(589))/(2.1) + μ・V(t590))・(P(t590)-P(t589))
=M・((0.69m/sec, 34°)/(2.1) + μ・(2.73m/sec,122°))・(7.28m, 106°)
=M・((0.69・7.28・cos(72°)/(2.1) + μ・2.73・7.28・cos(16°))
=M・( 1.55 + μ・19.10 )
(式(1)の右辺の第2項)=- ∫ M・g ・(dP(t)/dt)・dt
=- M・g ・((P(t590)-P(t589))/(t590-t589))・(t1590-t589)
=- M・g ・(P(t590)-P(t589))
=- M・(-9.8) ・(1)
=+ M・9.8
したがって、測位ポイントP590とP589の2点間のエネルギー消費量 E (P590-P589) [J]は、次のように表される。
E (P590-P589) [J] ∝(式(1)の右辺の第1項)+式(1)の右辺の第2項)
∝ M・( 1.55 + μ・19.10 ) + M・9.8
∝ M・( 11.35 + μ・19.10 )
次に、これら2箇所で算出したエネルギー消費量の意味を説明する。
図3、12、13を参照すると、(a)付近は、下り坂を時速13kmで右にカーブしながら走っており、(b)付近では、登り坂を時速10kmでほぼ直線に走っているので、位置エネルギーの観点から(a)付近では減り、(b)付近では増えている。
仮に、M=60kg, μ=1.0とすれば、
E (P137-P136) [J] ∝ 1364
E (P590-P589) [J] ∝ 1827
となり、登り坂の(b)付近のエネルギー消費量は下り坂の(a)付近のそれに比べて1.3倍大きい。
また、本消費エネルギー計測装置を身に付けてランニングするユーザの運動消費カロリーは、カロリー係数(ここでは、K=0.24とする)を用いて、上記の式(6)〜(8)により、次のように求められる。
E (P137-P136) [cal] = 0.24 × 1364 = 327 [cal]
E (P590-P589) [cal] = 0.24 × 1827 = 438 [cal]
このランニングで消費した全エネルギーは、上述の要領で獲得した全測位ポイント1963点(P1〜P1963)について、式(1)に従って積分するとによって、図9のように求めることができる。
また、一般に、測位ポイントP200からP1000まで、スタートから現在地まで、というように任意の区間のエネルギー消費量を式(1)で算出することができる。
次に、加速度センサの加速度情報を加えたエネルギー消費量を計算する。このランニングの場合は、加速度情報により算出されるエネルギー量は測位情報により算出されるエネルギー量に比べて小さくないので、式(3)による計算法が選択される。
したがって、このランニングで消費した総エネルギー量は、次のような算出結果が期待できる。
エネルギー消費量:E [J] = 3500 [Kjoule]
E [cal] = 840 [Kcal]
このように実施形態を構成することによって、GSPによる測位情報と3次元加速度センサによる加速度情報によって、エネルギー算出方法を選択するようにしたので、車に乗っていても歩いていても人が消費するエネルギー量を求めることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
例えば、図14(A)に示したように、携帯電話である端末Aで計測した測位情報(位置情報、速度情報、時刻情報)と加速度情報を通信部によってネットワークで接続されたサーバへ送信し、これらの情報を基にこのサーバでエネルギー消費量を算出し、算出したエネルギー消費量を端末Aで受信して表示するようにしてもよい。
この場合、端末Aでは次の機能を備えている。
(1)端末Aの測位情報を得るためにGPS衛星からGPS信号を受信する(GPS受信部)。このGPS信号から現在の位置情報(緯度、経度、標高)と速度情報(方向、速さ)、時刻情報(UTC時刻)を取得し、ネットワークを介してサーバへ転送する(測位情報送信部)。
(2)端末Aに加速度センサを備え、この加速度センサで身体の動きによって生じる互いに直交する3軸方向(左右、前後、上下)の加速度成分を検出し、得た3次元加速度成分をネットワークを介してサーバへ転送する(加速度情報送信部)。
(3)端末Aには、エネルギー消費量の計測を開始や終了を指示するための開始ボタン/終了ボタンあるいはメニューを備えており、これらの指示により端末AのGPS受信部や加速度センサの開始と終了を制御する。
また、端末Aは、サーバに対して、消費エネルギー計測の開始・終了もネットワークを介して指示する。
(4)端末Aは、サーバから送られてきたエネルギー消費量を受信して、表示部へ表示させる。
(5)また、端末Aでは、エネルギー消費の計測が終了した後に、サーバに対して計測された任意の測位ポイント間あるいは全ての測位ポイント間におけるエネルギー消費量の算出を要求し、返信されてきたエネルギー消費量を表示部へ表示する。
このために、サーバでは次の機能を備えている。
(6)端末Aから計測開始の指示を受信したときには、端末Aから送られてくるデータの初期化(例えば、データ記憶領域の初期化や累積計算領域の初期化等)を行う。また、計測終了の指示を受信したときには、計測データの終了処理を行う。
(7)端末Aから受信した測位情報および加速度情報をそれぞれ記憶部へ格納する。
また、測位情報が受信されたときには、上述した方式によりエネルギー消費量を算出し、途中経過を記憶部へ格納するとともに、端末Aへ返信する。
(8)端末Aから計測の終了した後のエネルギー消費の提示要求を受信したときには、記憶部に記憶された途中経過から、指定された測位ポイント間あるいは全ての測位ポイント間におけるエネルギー消費量を算出し、端末Aに返信する。
このように、端末Aにエネルギー消費量の計算機能がなくとも、端末Aで計測された情報によりリアルタイムにエネルギー消費量を知ることができる。
また、例えば、図14(B)に示したように、端末Aの指示に基づいて、通信部をもつ携帯電話である端末Bでエネルギー消費量を計測するようにしてもよい。このとき、端末Aと端末Bとを1対1にして利用する場合や、1つの端末Aに対して複数の端末Bを対応させて利用するようにしてもよい。
この場合、端末Aでは次の機能を備えている。
(1)端末Aには、エネルギー消費量の計測を開始や終了を指示するための開始ボタン/終了ボタンあるいはメニューを備えており、これらの指示により端末Aは、端末Bに対して、消費エネルギー計測の開始・終了もネットワークを介して指示する。
(2)端末Aは、端末Bから送られてきたエネルギー消費量を受信して、表示部へ表示させる。
(3)また、端末Aでは、エネルギー消費の計測が終了した後に、端末Bに対して計測された任意の測位ポイント間あるいは全ての測位ポイント間におけるエネルギー消費量の算出を要求し、返信されてきたエネルギー消費量を表示部へ表示する。
このために、端末Bでは次の機能を備えている。
(4)端末Aから計測開始の指示を受信したときには、データの初期化(例えば、データ記憶領域の初期化や累積計算領域の初期化等)を行う。また、計測終了の指示を受信したときには、計測データの終了処理を行う。
(5)端末Bの測位情報を得るためにGPS衛星からGPS信号を受信し、このGPS信号から現在の位置情報(緯度、経度、標高)と速度情報(方向、速さ)、時刻情報(UTC時刻)を取得し、記憶部へ格納する。
(6)端末Bに加速度センサを備え、この加速度センサで身体の動きによって生じる互いに直交する3軸方向(左右、前後、上下)の加速度成分を検出し、得た3次元加速度成分を記憶部へ格納する。
(7)測位情報が受信されたときには、上述した方式によりエネルギー消費量を算出し、途中経過を記憶部へ格納するとともに、端末Aへ返信する。
(8)端末Aから計測の終了した後のエネルギー消費の提示要求を受信したときには、記憶部に記憶された途中経過から、指定された測位ポイント間あるいは全ての測位ポイント間におけるエネルギー消費量を算出し、端末Aに返信する。
また、例えば、図14(C)に示したように、図14(B)の通信部をもつ携帯電話である端末Bがエネルギー消費量を計算する機能がない場合、この計算をサーバに代行させるようにしてもよい。
また、図14(B)の端末Aは、図14(A)の端末Aと同じ機能をもつ端末であってもよい。
また、図14(C)の端末Aは、図14(A)の端末Aと同じ機能をもつ端末であってもよい。
実施形態に係る消費エネルギー計測装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 消費エネルギー計測部の機能構成を示すブロック図である。 測位情報記憶部のデータ構造の例である。 加速度情報記憶部のデータ構造の例である。 移動履歴記憶部のデータ構造の例である。 個人情報記憶部のデータ構造の例である。 従来と本発明のエネルギー消費量の算出比較結果を示す例である。 計測途中におけるエネルギー消費量の表示例である。 計測終了後のエネルギー消費量の表示例である。 実施形態に係る消費エネルギー計測装置における処理手順を示すフローチャートである。 計算事例で使うランニングコースである。 ランニング距離(マイル単位)と測位情報のうち標高(フィート単位)との関係を示す図である 測位ポイントP136およびP137付近の測位情報のうち速度情報(方向と速度)を示す図である。 消費エネルギー計測システムの構成例である。
符号の説明
1…制御部、2…測位情報受信部、3…加速度センサ、4…操作部、5…表示部、6…記憶部、7…消費エネルギー計測部、8…時計、70…消費エネルギー算出部、71…計測開始指示部、72…測位情報取得部、73…測位情報記憶部、74…加速度情報取得部、75…加速度情報記憶部、76…移動履歴記憶部、77…個人情報記憶部、78…消費エネルギー表示部、79…計測終了指示部。

Claims (10)

  1. GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として測位情報記憶部に記憶する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として加速度情報記憶部に記憶する加速度情報取得部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、当該装置が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする消費エネルギー計測装置。
  2. 請求項1に記載の消費エネルギー計測装置において、前記消費エネルギー算出部は、前記加速度情報から算出されるエネルギー消費量が前記測位情報から算出されるエネルギー消費量より小さいときには、前記加速度情報から算出するエネルギー消費量を選択し、さもない場合には、前記加速度情報と前記測位情報から算出するエネルギー消費量を選択して、総エネルギー消費量を算出することを特徴とする消費エネルギー計測装置。
  3. 携帯電話が請求項1または請求項2に記載の消費エネルギー計測装置であることを特徴とする携帯電話。
  4. 携帯端末とサーバとをネットワークで接続した消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記携帯端末は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として前記サーバへ転送する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として前記サーバへ転送する加速度情報取得部と、前記サーバで算出されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部と、を備え、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した測位情報と加速度情報とをそれぞれ記憶部に記憶する受信部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、前記携帯端末が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記携帯端末へ送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  5. 端末装置と携帯端末とをネットワークで接続した消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記端末装置は、前記携帯端末から送信されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部を備え、前記端末装置は、前記携帯端末であってもよく、
    前記携帯端末は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として測位情報記憶部に記憶する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として加速度情報記憶部に記憶する加速度情報取得部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、当該装置が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記端末装置へ送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  6. 端末装置と携帯端末とサーバとをネットワークで接続した消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記端末装置は、前記携帯端末から送信されたエネルギー消費量を受信して表示する表示部を備え、前記端末装置は、前記携帯端末であってもよく、
    前記携帯端末は、GPS衛星から受信した当該装置の位置情報と速度情報、時刻情報を取得して、測位情報として前記サーバへ転送する測位情報取得部と、加速度センサで検出した3次元加速度成分を取得して、加速度情報として前記サーバへ転送する加速度情報取得部と、前記サーバで算出されたエネルギー消費量を受信して前記端末装置へ送信する送信部と、を備え、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した測位情報と加速度情報とをそれぞれ記憶部に記憶する受信部と、前記測位情報と前記加速度情報を基に、前記携帯端末が移動したときのエネルギー消費量を計算する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギー算出部で算出されたエネルギー消費量を前記携帯端末へ送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  7. 請求項4に記載の消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記携帯端末は、消費エネルギー計測の開始と終了を当該端末と前記サーバとに指示する指示部を備え、前記携帯端末からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止を行えるようにしたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  8. 請求項5に記載の消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記端末装置は、消費エネルギー計測の開始と終了を前記携帯端末に指示する指示部を備え、
    前記端末装置からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止を行えるようにしたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  9. 請求項6に記載の消費エネルギー計測システムにおいて、
    前記端末装置は、消費エネルギー計測の開始と終了を前記携帯端末に指示する指示部を備え、
    前記携帯端末は、前記端末装置から消費エネルギー計測の開始と終了を受信すると、前記サーバに消費エネルギー計測の開始と終了を前記サーバに指示する指示部を備え、
    前記端末装置からネットワークを介して消費エネルギー計測の起動および停止を行えるようにしたことを特徴とする消費エネルギー計測システム。
  10. 請求項4乃至9のいずれかに記載の消費エネルギー計測システムにおいて、前記携帯端末が携帯電話であることを特徴とする消費エネルギー計測システム。
JP2006276957A 2006-10-10 2006-10-10 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム Expired - Fee Related JP4841385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276957A JP4841385B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276957A JP4841385B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008093120A true JP2008093120A (ja) 2008-04-24
JP4841385B2 JP4841385B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39376613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276957A Expired - Fee Related JP4841385B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4841385B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246689A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Keio Gijuku エネルギー消費量報知装置
JP2013216311A (ja) * 2012-03-16 2013-10-24 Saga Univ 立位か座位を判別する方法、それを用いた混雑状況通知方法、混雑状況通知装置及びそのプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08336512A (ja) * 1995-06-15 1996-12-24 Matsushita Electric Works Ltd 消費カロリ計および活動解析システム
JP2003173375A (ja) * 2001-09-28 2003-06-20 Toshiba Corp 生活管理端末装置、生活管理方法並びに生活管理システム
JP2003331063A (ja) * 2002-05-08 2003-11-21 Casio Comput Co Ltd 運動履歴記録装置及び運動履歴記録プログラム
JP2004053595A (ja) * 2003-06-09 2004-02-19 Konami Co Ltd ゲームシステム
JP2004147705A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Matsushita Electric Works Ltd 生体情報計測装置、生体情報計測システム、生体情報計測方法、サーバ
JP2004192467A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Konami Sports Life Corp 運動データ管理用サーバ装置、運動データ管理プログラム、運動データ管理方法及び運動データ管理システム
JP2005205167A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Matsushita Electric Works Ltd 運動状態センシングシステム
JP2006110180A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Fukushima Prefecture 心電図測定装置及び心電図測定システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08336512A (ja) * 1995-06-15 1996-12-24 Matsushita Electric Works Ltd 消費カロリ計および活動解析システム
JP2003173375A (ja) * 2001-09-28 2003-06-20 Toshiba Corp 生活管理端末装置、生活管理方法並びに生活管理システム
JP2003331063A (ja) * 2002-05-08 2003-11-21 Casio Comput Co Ltd 運動履歴記録装置及び運動履歴記録プログラム
JP2004147705A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Matsushita Electric Works Ltd 生体情報計測装置、生体情報計測システム、生体情報計測方法、サーバ
JP2004192467A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Konami Sports Life Corp 運動データ管理用サーバ装置、運動データ管理プログラム、運動データ管理方法及び運動データ管理システム
JP2004053595A (ja) * 2003-06-09 2004-02-19 Konami Co Ltd ゲームシステム
JP2005205167A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Matsushita Electric Works Ltd 運動状態センシングシステム
JP2006110180A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Fukushima Prefecture 心電図測定装置及び心電図測定システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246689A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Keio Gijuku エネルギー消費量報知装置
JP2013216311A (ja) * 2012-03-16 2013-10-24 Saga Univ 立位か座位を判別する方法、それを用いた混雑状況通知方法、混雑状況通知装置及びそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4841385B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101456327B1 (ko) 운동용 시계 시스템에서의 gps 피쳐 및 기능
US10321293B2 (en) Methods for communicating sensor data between devices
EP2721541B1 (en) An athletic performance monitoring device
JP6347097B2 (ja) 携帯機器および心拍到達時間計測制御方法
CN103861265A (zh) 运动支援装置、运动支援方法及运动支援程序
JP6573156B2 (ja) データ解析装置及びデータ解析方法、データ解析プログラム
US20110250937A1 (en) Race participant tracking via wireless positioning technology and near real time reporting of location and pertinent race metrics to the participant and optionally to other individuals or publication on the internet
JPH11194033A (ja) 携帯用位置検出装置および位置管理システム
JP5176145B2 (ja) 方位検出方法及び装置、並びに移動履歴算出方法及び装置
US8670848B1 (en) Method of calculating target pace for achieving a goal on an exercise route and related portable electronic device
JP2002306660A (ja) モバイル運動量推定システム及びゲームシステム
JP2016116743A (ja) 運動支援装置、運動支援方法及びプログラム
JP2013095306A (ja) 自転車用電子システム及びプログラム
JP2014006089A (ja) 携帯型機器
JP2017037032A (ja) 電子機器、身体活動情報提示方法、及び身体活動情報提示プログラム
JP2017000353A (ja) スポーツ活動記録装置、スポーツ活動記録方法、及びコンピューターが読み取り可能なプログラム
JP5826120B2 (ja) 歩容計測装置、方法及びプログラム
JP4841385B2 (ja) 消費エネルギー計測装置および消費エネルギー計測システム
CN103727952A (zh) 一种计步器
JP2016220879A (ja) 運動計測装置、運動計測システム、運動計測方法、及び運動計測プログラム
JP6500369B2 (ja) 運動情報予測装置、運動情報予測プログラム、運動情報予測値の算出方法、および、運動情報予測システム
JP7043764B2 (ja) 情報制御装置、情報制御方法及びプログラム
JP2012128750A (ja) 動画像生成装置、動画像生成方法、及びプログラム
JP2015152421A (ja) スポーツ活動モニタリング方法およびスポーツ活動モニタリング装置
JP2016116612A (ja) 飛距離計測装置、打球方向計測装置、飛距離計測システム、飛距離計測方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees