JP2008092677A - 電力品質異常警報システム - Google Patents

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晃 川本
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和之 小寺
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Abstract

【課題】供給電力における瞬低などの電圧変動の発生の有無を検出することに特化することにより、費用を掛けることのできない製造装置などでも供給電力の品質異常の発生を把握可能にして、簡易かつ安価で容易に導入することのできる電力品質異常警報システムを提供すること。
【解決手段】供給電力の品質を監視して電力品質異常の発生を報知する警報システムであって、監視対象の供給電圧を入力する電圧入力部11と、該電圧入力部に入力された供給電圧を印加されて該供給電圧の異常を検出する異常検出部13と、該異常検出部による電圧品質異常の発生を報知する異常報知部15と、を備えており、異常検出部として、印加電圧の電圧変動により瞬時に接続接点を切り換えるACリレーを用いて該供給電圧の異常を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力品質異常警報システムに関し、詳しくは、監視する供給電力の品質に異常が発生したことを簡易に把握して対処することを実現することのできるものに関する。
従来、各種装置は電源から電力供給を受けて所望の動作を行うようになっており、電圧変動による影響が大きな装置の場合には、例えば、電源からの供給電力に瞬間的に電圧が低下する(停電を含む)瞬低が発生すると、処理動作が中断するなどの影響が出てしまう場合がある。
このことから、電源電圧の変動が製品の品質などに影響を与える装置には、電源との間に、電源電圧の低下を検出する瞬低検知回路と共に補償電圧発生部を備える瞬低対策装置を設置することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−84678号公報
しかしながら、このような従来の瞬低対策装置にあっては、大容量の補償電圧発生部が必要であることから、高価であり、そのために多くの装置に具備させることはできず、十分な普及が実現されていない。
ここで、製造ラインなどにおける瞬低の分析などを十分に行って、対策の必要な製造装置に瞬低対策装置などを設置するには費用や人手が掛かるのと同様に、そのような瞬低対策装置などを設置することのできない製造装置でも、製品の品質に影響するような瞬低などの電力品質異常の発生のタイミングが不明であると、製品検査を十分に行う必要があり、それでも費用や人手が掛かってしまう。
そこで、本発明は、供給電力における瞬低などの電圧変動の発生の有無を検出することに特化することにより、費用を掛けることのできない製造装置などでも供給電力の品質異常の発生を把握可能にして、簡易かつ安価で容易に導入することのできる電力品質異常警報システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第1の発明は、供給電力の品質を監視して電力品質異常の発生を報知する警報システムであって、監視対象の供給電圧を入力する電圧入力部と、該電圧入力部に入力された供給電圧を印加されて該供給電圧の異常を検出する異常検出部と、該異常検出部による電圧品質異常の発生を報知する異常報知部と、を備えており、異常検出部は、印加電圧の電圧変動により瞬時に機能または停止する電圧機能手段を具備して、該電圧機能手段の機能または停止により該供給電圧の異常を検出することを特徴とするものである。
この発明では、製造装置などに供給する電力電圧を入力(監視)して、その入力印加電圧が電圧機能手段の機能電圧以上に電圧変動した場合には、その電圧機能手段が瞬時に機能する一方、その入力印加電圧が電圧機能手段の停止電圧以上に電圧変動した場合には、その電圧機能手段が瞬時に停止して、その機能または停止により供給電力の品質異常を検出することができる。したがって、供給電圧の変動により機能または停止するのみの安価な電気部品などを設けるだけで、瞬低などの電力品質異常の発生を検出することができ、その異常発生を直ちに報知することができる。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記電圧機能手段は、設計電圧に対する供給電圧に応じて、接続接点の切換を行うリレー、接続接点の接断を行う電磁開閉器、あるいは、点灯または消灯する高圧放電ランプであることを特徴とするものである。
この発明では、製造装置などへの供給電圧が設定電圧よりも下回る、あるいは、上回るなど変動したときに、リレーの接続接点の切換や電磁開閉器の接続接点の接断によりその接続接点に接続する機器を直ちに作動させることができる。また、その供給電圧が設定電圧よりも上回ったときに点灯して、下回ったときに消灯する高圧放電ランプを直ちに点灯・消灯させることができる。したがって、供給電圧の変動により接続接点の切換や接断が瞬時に行われて、また、ランプの点灯・消灯が瞬時に行われて、供給電力の品質異常の発生を安価な電気部品により迅速に検出することができる。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記電圧入力部は、入力電圧を異常検出部の設計電圧に変圧する変圧器を備えることを特徴とするものである。
この発明では、製造装置などに供給する電力の入力電圧が電圧機能手段に印加可能な設計電圧に変圧される。したがって、電圧機能手段に誤って過大電圧がそのまま入力印加されて破損などさせてしまうことを回避することができるとともに、印加電圧の降圧により消費電流を抑えて当該システムの導入による損失を小さくすることができる。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記電圧入力部は、入力電圧を分圧して電圧機能手段の設計電圧に調整する調整手段を備えることを特徴とするものである。
この発明では、製造装置などに供給する電力の入力電圧を分圧して電圧機能手段の設定電圧に調整して印加することができる。したがって、電圧機能手段の設定電圧に応じた印加電圧に分圧調整することにより電力品質の異常発生と判定する入力電圧の変動の大きさを細かく設定することができ、電力品質の異常発生の検出精度を向上させることができる。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記異常報知部は、異常検出部による電圧品質異常の検出時に電圧入力部からの電圧供給を受けとる回路を形成・維持して報知動作を実行することを特徴とするものである。
この発明では、製造装置などに供給する電力の品質異常を検出したときに、その品質異常発生後の供給電力を受け取って、電力品質異常発生の報知動作を実行し継続することできる。したがって、例えば、瞬低などの電力品質の異常が発生した瞬間だけ報知動作を実行するだけでなく、その電力供給により動作を継続して確実に電力品質異常発生を報知することができる。なお、報知動作を実行不能になる品質異常が発生した場合でも動作可能にバックアップ電源を準備しておくことが好ましい。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第6の発明は、上記第1から第5のいずれかの発明の特定事項に加え、前記異常報知部は、音声、発光またはデータ出力により異常発生を報知する報知手段を有することを特徴とするものである。
この発明では、供給電力の品質異常をブザーやメッセージなどの音声出力により、または、点灯・消灯・点滅などの発光の有無により、あるいは、操作画面などに表示出力するメッセージなどのテキストデータの出力により、電力品質異常の発生を報知することできる。したがって、製造装置などの設置環境に応じた手段により電力品質異常の発生を報知することできる。
上記課題を解決する電力品質異常警報システムの第7の発明は、上記第1から第6のいずれかの発明の特定事項に加え、前記異常報知部は、トリガー信号を送信して遠隔場所に伝送する信号伝送手段と、該信号伝送手段からのトリガー信号を受信して報知動作を実行する報知手段と、を有することを特徴とするものである。
この発明では、供給電力の品質異常に伴うトリガー信号を遠隔場所に送信伝送して、その遠隔場所での電力品質異常の発生の報知動作を実行させることができる。したがって、製造装置などの設置場所にいることなく、電力品質異常の発生を知ることができ、迅速に対処することができる。
このように本発明によれば、製造装置などに供給する電力電圧の変動により瞬時に機能・停止するのみの安価な電気部品などを設けるだけで、供給電力における瞬低などの電圧変動の発生の有無を信頼性高く検出することができ、供給電力の品質異常の発生を瞬時に検出して直ちに報知することができる。したがって、費用を掛けることのできない製造装置などに負担なく設置することができ、その製造装置などへの供給電力の品質異常の発生を容易に把握して、迅速かつ適切に対処可能にすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る電力品質異常警報システムの第1実施形態を示す図である。
図1において、電力品質異常警報システムは、製造装置に電力供給する電源に並列接続してその製造装置への供給電圧を入力する電圧入力部11と、その入力電圧を印加されて電源からの供給電圧における瞬低などの電圧品質異常の発生を検出する異常検出部13と、その電圧品質異常の発生が検出されたときに製造装置のオペレータなどにその異常発生を報知する異常報知部15と、を備えて構築されており、製造装置に供給される電源電圧(供給電力の入力電圧)に瞬低などの電圧変動が生じる電力品質異常が発生したことを検出・報知することにより、例えば、その瞬低などの発生時における製造品を処分するなどして後工程に品質に不安のある製造品が流れないようにすることを簡易に実現することを可能にする。
電圧入力部11は、入力された電源電圧を設計されている電圧比に降圧する変圧器17と、この変圧器17により降圧された電源電圧を任意に設定した電圧比で分圧することにより異常検出部13に印加する電圧を設計電圧に調整する電圧調整器19と、を備えている。この変圧器17は、例えば、図2に示すように、この電力品質異常警報システムがAC200Vの電力を供給する電源に並列接続されてその電源電圧の品質を監視する場合には、電源電圧AC200Vの入力電圧を2:1の電圧比に降圧して下流側にAC100Vの出力電圧E1を供給するように設計されている。また、電圧調整器19は、その変圧器17からの出力電圧E1を任意の抵抗比に調整可能な分圧抵抗R1、R2で分圧することにより、そのうちの分圧抵抗R2の両端間の印加電圧E2を異常検出部13に印加するように設計されている。
これにより、電圧入力部11は、変圧器17を介装することにより監視可能な設計電圧を超える電源電圧が誤って入力されたとしても、異常検出部13などの下流側に異常電圧がそのまま印加されて短絡・破損などしてしまうことを回避することができ、また、電圧調整器19を介装することにより異常検出部13が瞬低などの電圧品質異常を精度よく検出可能な印加電圧に分圧・調整することができる。また、電圧入力部11は、変圧器17により電源電圧を降圧することにより電圧調整器19の分圧抵抗R1、R2に流れる消費電流を抑えて電源に並列接続することによる損失を小さくすることができる。
なお、ここでは、変圧比固定の変圧器17を電圧入力部11に設ける場合を一例に説明するが、これに限るわけではなく、電源電圧が小さ過ぎる場合には電源電圧を昇圧する変圧器を介装してもよく、また、入力電圧と出力電圧の変圧比を調整可能な変圧器に代えてもよく、例えば、AC100Vの電源電圧である場合には、電源電圧をそのまま出力するように調整したり、あるいは、その変圧器17自体を省いてもよい。また、ここでは、電圧調整器19として、分圧抵抗R1、R2を直列接続する抵抗型分圧器を用いているが、コンデンサーを直列接続する容量型分圧器を用いても良い。
異常検出部13は、図2および図3に示すように、電圧入力部11の変圧器17と電圧調整器19を介する印加電圧E2を印加するように接続された汎用の交流パワーリレー(ACリレー)13であり、このACリレー(Ry1)13は、回動支点21aを中心にして回動可能に支持された切換接片21の後端側には弾性力F1で牽引する復帰バネ22が配設されているとともに、その先端側には印加電圧E2を印加されることにより電磁力F2で牽引する操作コイル23が配設されている。このため、ACリレー13は、操作コイル23に印加電圧E2を印加することにより発生する電磁力F2が復帰バネ22の弾性力F1よりも大きくなったときに、切換接片21の接続接点をb接点26からa接点25に切り換えるように設計されており、言い換えると、操作コイル23に印加する印加電圧E2が一定時間以上で設計電圧よりも降下したときに、その電圧印加により発生している電磁力F2が復帰バネ22の弾性力F1よりも小さくなって切換接片21の接続接点をa接点25からb接点26に切り換えるように動作する。
すなわち、このACリレー13は、電源電圧が設定電圧よりも下回ったときに、接続接点を切り換えるように機能する電圧機能手段を構成しており、電源電圧に一定時間以上の瞬低が発生したときに直ちに接続接点をa接点25からb接点26に切り換えることができ、接続接点25、26の切換により電源電圧に瞬低などの品質異常が発生したことを直ちに検出することができる。ここで、このACリレー13のa接点25は、どこにも接続されずに浮いた状態になっており、b接点26は、後述する警報装置32の回路内に組み込まれている。なお、電圧調整器19は、変圧器17を介する電源電圧の変動がこのACリレー13の接続接点25、26の切換電圧を跨ぐように分圧抵抗R1、R2の抵抗比を調整することになる。
異常報知部15は、図2および図4に示すように、電圧入力部11の変圧器17の出力側に接続されているAC/DC変換器31と、このAC/DC変換器31の出力端子に接続されている警報装置32と、を備えており、AC/DC変換器31は、変圧器17からのAC100Vの出力電圧E1を受け取って予め設定されている直流電圧に変換して警報装置32に電力供給する。
この異常報知部15の警報装置32は、定常時に維持する導通状態を押下時に遮断する押しボタンスイッチ(PBS)33と、異常検出部13のACリレー13と同様な構造で直流電圧を印加されるDCリレー(Ry2)34の本体(操作コイル)および接続接点35、36と、所定の直流電圧を供給されることにより点灯・駆動して異常発生をオペレータなどに報知するパトライト38と、異常検出部13のACリレー13のb接点26と、バックアップ用の直流電源39と、がAC/DC変換器31の出力回路(直流電流回路)内に接続されている。このAC/DC変換器31の出力回路では、押しボタンスイッチ33、ACリレー13のb接点26、DCリレーのb接点36およびDCリレー本体34が直列に接続されており、また、DCリレー34のa接点35およびパトライト38が押しボタンスイッチ33からリレー13、34のb接点26、36と並列に接続されている。このAC/DC変換器31の直流電流回路内のDCリレー本体(操作コイル)34は、設定電圧以上の直流電圧を印加されると、不図示の切換接片による接続接点をb接点36からa接点35に切り換えるように設計されている。また、直流電源39は、例えば、バッテリーやコンデンサなどにより構成されており、AC/DC変換器31に並列接続されて、変圧器17からの電力供給が途絶えたときに直流電流を補給する。
これにより、この異常報知部15は、AC/DC変換器31が電圧入力部11の変圧器17からのAC電源をDC電源に変換して警報装置32に駆動電流を供給する状態を維持しつつ、異常検出部13のACリレー13に印加される印加電圧E2が電源電圧に発生する瞬低などの電圧変動により低下すると(電源電圧の品質異常を検出すると)、そのACリレー13の接続接点がa接点25からb接点26に切り換えられることにより、AC/DC変換器31からの直流電流回路が押しボタンスイッチ33、ACリレー13のb接点26、DCリレー本体34およびそのb接点36を介する閉回路に形成される。すると、そのDCリレー本体34が設定電圧を印加されることにより、接続接点をb接点26からa接点35に瞬時に切り換えるので、AC/DC変換器31からの直流電流回路が押しボタンスイッチ33、DCリレー34のa接点35、パトライト38およびDCリレー本体34を介する閉回路に切り換えられて、そのパトライト38がAC/DC変換器31からの直流電圧の電力供給により点灯・駆動する。
したがって、異常報知部15は、パトライト38の点灯・駆動により電源電圧に品質異常(電力品質異常)が発生したことを報知する動作を維持することができる。このとき、パトライト38は、停電などによりAC/DC変換器31からの電力供給が途絶えた場合でも、直流電源39からの電力供給により点灯・駆動を維持して電源電圧に品質異常が発生したことの報知動作を継続することができる。
ここで、ACリレー13は、例えば、図5に示す性能を有するAC100V用に設計されており、本体の操作コイル23にAC60V以上が印加されることにより切換接片21をa接点25に導通接続させる状態を維持することができ、その操作コイル23への印加電圧がAC60Vを10msec程度未満で下回る場合には、切換接片21の接続接点がa接点25のままとなったり、b接点26に瞬間的に切り換わるなど不安定な状態であるが、その下回る時間が10msec程度以上である場合には、切換接片21の接続接点がb接点26に切り換わった後にa接点25に復帰する切換動作を行う。
すなわち、この電力品質異常警報システムは、図6に示すように、電圧入力部11の変圧器17が電源電圧AC200VをAC100Vの出力電圧E1に降圧した後に、さらに電圧調整器19が分圧抵抗R2の両端間の印加電圧E2をAC66Vにするように調整されている。このため、電源電圧が10msec程度以上の期間で10%(約6V)低下する品質異常が発生したときには、異常検出部13のACリレー13の接続接点が瞬間的にa接点25からb接点26に確実に切り換わることができ、その印加電圧E2がAC60V以上に復帰したとしても、異常報知部15の警報装置32は、ACリレー13のb接点26とDCリレーのb接点36などの閉回路からDCリレー34のa接点35とパトライト38などの閉回路に切り換わって、そのパトライト38をAC/DC変換器31または直流電源39からの供給電力により点灯・駆動させることができる。このパトライト38は、電源の停電時にも直流電源39から電力供給されて点灯・駆動を維持することができ、電源電圧に瞬低などの品質異常が発生したことを把握したオペレータが押しボタンスイッチ33を押下することによりAC/DC変換器31または直流電源39からの電力供給を遮断して停止することができる。
このように本実施形態においては、電源電圧に電圧低下が発生したときにACリレー13が直ちに接続接点25、26の切換動作を実行することを利用して、電源電圧に瞬低などの品質異常が発生したことを安価な構成で瞬時に検出することができ、製造装置などのオペレータに異常発生を直ちに報知することができる。したがって、高価な瞬低対策装置などを設置することのできないような製造装置などでも負担なく設置することができ、電源電圧の品質異常の発生を容易に把握して、製造品を区別するなどの適切な処置を迅速に行うことができる。
次に、図7は本発明に係る電力品質異常警報システムの第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以降で説明する他の実施形態においても同様)。
図7において、電力品質異常警報システムの異常報知部15の警報装置32は、AC/DC変換器31の出力回路(直流電流回路)内に、時限リレー41が接続されており、この時限リレー本体41は、ボタンスイッチ33などとは別回路になるように並列接続されて、別個のDCリレー34のa接点35を介してAC/DC変換器31からの電力供給を受けるように回路設計されているとともに、そのb接点46がDCリレー本体34とそのb接点36およびパトライト38との間に介装されている。なお、この時限リレー41のa接点(不図示)は、どこにも接続されずに浮いた状態になっている。
これにより、この異常報知部15の警報装置32は、異常検出部13のACリレー13が電源電圧に瞬低などの品質異常が発生することにより接続接点をa接点25からb接点26に切り換えられるのと同時に、DCリレー本体34に設定電圧が印加されて接続接点をb接点26からa接点35に切り換えられることにより、AC/DC変換器31からの直流電流回路が押しボタンスイッチ33、DCリレー34のa接点35、パトライト38、時限リレー41のb接点46およびDCリレー本体34を介する閉回路に切り換えられて、そのパトライト38がAC/DC変換器31からの直流電圧の電力供給により点灯・駆動するのと同時に、時限リレー41の計時動作が開始される。
このため、この警報装置32は、時限リレー41に予め設定されている時間が経過すると、その接続接点がb接点46から浮いているa接点に切り換えられるので、押しボタンスイッチ33、DCリレー34のa接点35などを介する閉回路がそのb接点46で遮断されることにより、パトライト38への電力供給が遮断されて、パトライト38の点灯・駆動は自動的に停止される。このときには、DCリレー本体34への電圧印加も遮断されて接続接点がb接点36に切り換えられて定常状態に復帰する。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、電源電圧に瞬低などの品質異常が発生したことを報知するパトライト38の点灯・駆動を、オペレータが押しボタンスイッチ33を押下することなく、設定時間が経過した後に自動的に停止することができる。したがって、パトライト38の停止操作を行うことなく、製造品を区別するなどの処置をより迅速に行うことができる。
次に、図8〜図11は本発明に係る電力品質異常警報システムの第3実施形態を示す図である。
図8において、電力品質異常警報システムは、電圧入力部11、異常検出部13および異常報知部15に加えて、異常検出部13のACリレー13が電源電圧の品質異常により動作したときに、トリガー信号を出力するトリガー出力部51と、そのトリガー信号を外部装置に伝送するトリガー信号伝送ユニット52と、が組み込まれており、製造装置に供給される電源電圧に瞬低などの電圧品質異常が発生したことを遠隔場所の異常報知部55や携帯端末56からも報知することができるように構築されている。すなわち、トリガー出力部51とトリガー信号伝送ユニット52が信号伝送手段を構成して、異常報知部55や携帯端末56が報知手段を構成している。
トリガー出力部51は、図9および図10に示すように、異常報知部15の警報装置32と並列接続されてAC/DC変換器31やバックアップ用の直流電源39から電力供給可能になっており、異常検出部13のACリレー13のb接点26が直列接続されている。
このトリガー出力部51は、電圧入力部11からの印加電圧E2(電源電圧)に瞬低などの品質異常が発生することにより、異常検出部13のACリレー13が接続接点をa接点25からb接点26に瞬間的にでも切り換える(電源電圧の品質異常を検出する)と、AC/DC変換器31などからの電力供給を受けてトリガー信号伝送ユニット52にトリガー信号を出力する。
一方、トリガー信号伝送ユニット52は、例えば、図11に示すように、トリガー信号の伝送先を接続する4チャンネル分の出力部53a〜53dと、トリガー信号を電波信号に変換して送信する送信部54と、を備えており、出力部53a〜53dに有線接続されている遠隔場所の異常報知部55にトリガー信号を伝送するとともに、携帯端末56にトリガー信号の電波信号を送信して受信させる。
具体的には、トリガー信号伝送ユニット52の出力部53a〜53dは、外乱をできるだけ受けないように汎用のLAN(ローカルエリアネットワーク)用のメタルケーブルを容易に接続してトリガー信号を伝送することができるようになっており、その出力部53a〜53dに接続される遠隔場所の異常報知部55は、上述実施形態における異常報知部15と同様に、AC100Vを変換した、または、直流電源からの直流電流によりリセットボタンが押下されるまで、あるいは、設定時間が経過するまでパトライトなどの警報装置を動作させる。
また、トリガー信号伝送ユニット52の送信部54は、トリガー信号を受け取ると、予め設定されている周波数の電波信号を生成(変換)して送信するようになっており、オペレータなどが携行する携帯端末56は、その設定周波数の電波信号(トリガー信号)を受信すると、例えば、一定時間、あるいは、リセットボタンが押下されるまでブザーを鳴動させるなどする。
これにより、トリガー出力部51は、トリガー信号伝送ユニット52を介して遠隔場所の異常報知部55やオペレータの携帯端末56により監視対象の電源電圧に品質異常が発生したことを報知することができる。なお、トリガー信号伝送ユニット52は、トリガー出力部51と同様に、AC/DC変換器31などから電力供給を受けるように設計してもよく、あるいは、商用電源から別個に電力供給を受けたり、または、電池や蓄電池などの直流電源(バッテリー)を別個に具備するようにしてもよい。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、電源電圧に電圧低下が発生したことを、トリガー信号を遠隔場所に伝送して、例えば、別棟の作業場所や管理室などに設置されている異常報知部55によりオペレータに報知することができ、また、そのオペレータの携行する携帯端末56により報知することもできる。したがって、安価な信号伝送装置を追加するだけで、製造装置などの設置場所にいる必要をなくすことができ、遠隔場所で作業していても電力品質異常の発生を知ることができ、迅速に対処することができる。
ここで、上述実施形態では、リレーにより瞬低などの電圧品質異常が発生したことを検出する場合を一例に説明するが、これに限るものではないことは言うまでもなく、例えば、瞬低などの設計電圧以下への電圧降下により導通接続を遮断などする電磁開閉器を用いてもよく、また、設計電圧以下への電圧降下により消灯する高圧放電ランプを設けてその消灯を光電変換素子により検出するようにしてもよい。また、電圧降下の品質異常に限るものでもなく、例えば、設計電圧への電圧上昇によるリレーの接続接点の切換や、設計電圧への電圧上昇による電磁開閉器の導通接続を利用してもよく、また、設計電圧以上への電圧上昇により点灯する高圧放電ランプのその点灯を光電変換素子により検出するようにしてもよい。この場合にも上述実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述実施形態では、パトライトによる発光・駆動により電力品質異常の発生を報知する場合を主に説明するが、携帯端末と同様にブザーの音声出力により異常を報知するようにしてもよいことは言うまでもない。さらに、ブザーに限らずに、予め準備されている音声メッセージを音声出力してもよく、また、予め接続されてオペレータの操作するワークステーションのディスプレーなどに予め準備されているテキストデータのメッセージを表示出力させても良い。この場合には、何が起こったのかを明確に報知することができ、その対処についてもオペレータ以外の作業者に報知することもできる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る電力品質異常警報システムの第1実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す関係ブロック図である。 その電圧入力部や異常検出部の回路構成を示す回路図である。 その異常検出部の具体例の一例を示す構成図である。 その異常報知部の回路構成を示す回路図である。 その異常検出部の特性を示すグラフである。 その異常検出部の感度を示すグラフである。 本発明に係る電力品質異常警報システムの第2実施形態を示す図であり、その異常報知部の回路構成を示す回路図である。 本発明に係る電力品質異常警報システムの第3実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す関係ブロック図である。 その関係回路構成を示す回路図である。 その異常報知部の回路構成を示す回路図である。 そのトリガー信号伝送ユニットを示すブロック図である。
符号の説明
11……電圧入力部 13……ACリレー(異常検出部) 15、55……異常報知部 17……変圧器 19……電圧調整器 21a……回動支点 21……切換接片 22……復帰バネ 23……操作コイル 25、35……a接点(接続接点) 26、36、46……b接点(接続接点) 31……AC/DC変換器 32……警報装置 33……押しボタンスイッチ 34……DCリレー 34……警報装置 38……パトライト 39、52a……直流電源 41……時限リレー 51……トリガー出力部 52……トリガー信号伝送ユニット 54……送信部 56……携帯端末 E1……出力電圧 E2……印加電圧 F1……弾性力 F2……電磁力 R1、R2……分圧抵抗

Claims (7)

  1. 供給電力の品質を監視して電力品質異常の発生を報知する警報システムであって、
    監視対象の供給電圧を入力する電圧入力部と、該電圧入力部に入力された供給電圧を印加されて該供給電圧の異常を検出する異常検出部と、該異常検出部による電圧品質異常の発生を報知する異常報知部と、を備えており、
    異常検出部は、印加電圧の電圧変動により瞬時に機能または停止する電圧機能手段を具備して、該電圧機能手段の機能または停止により該供給電圧の異常を検出することを特徴とする電力品質異常警報システム。
  2. 前記電圧機能手段は、設計電圧に対する供給電圧に応じて、接続接点の切換を行うリレー、接続接点の接断を行う電磁開閉器、あるいは、点灯または消灯する高圧放電ランプであることを特徴とする請求項1に記載の電力品質異常警報システム。
  3. 前記電圧入力部は、入力電圧を異常検出部の設計電圧に変圧する変圧器を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力品質異常警報システム。
  4. 前記電圧入力部は、入力電圧を分圧して電圧機能手段の設計電圧に調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電力品質異常警報システム。
  5. 前記異常報知部は、異常検出部による電圧品質異常の検出時に電圧入力部からの電圧供給を受けとる回路を形成・維持して報知動作を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電力品質異常警報システム。
  6. 前記異常報知部は、音声、発光またはデータ出力により異常発生を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電力品質異常警報システム。
  7. 前記異常報知部は、トリガー信号を送信して遠隔場所に伝送する信号伝送手段と、該信号伝送手段からのトリガー信号を受信して報知動作を実行する報知手段と、を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電力品質異常警報システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101937204A (zh) * 2010-08-12 2011-01-05 四川汇友电气有限公司 带微波雷达的接触网开关动作监控装置
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CN104734131A (zh) * 2015-04-03 2015-06-24 四川蓝讯宝迩电子科技有限公司 具有声音报警功能的避雷器监测系统
CN104767190A (zh) * 2015-04-03 2015-07-08 四川蓝讯宝迩电子科技有限公司 监测避雷器劣化的报警电路

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