JP2008092420A - 電子整理券発行確認システム、電子整理券発行確認方法、発行端末、確認端末 - Google Patents

電子整理券発行確認システム、電子整理券発行確認方法、発行端末、確認端末 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末を利用して、電子整理券の発行や確認をスムーズに誤りなく行う。
【解決手段】電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、前記発行端末から前記整理券データを受信し記憶する携帯端末と、前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う確認端末と、を含み、前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成する生成手段を含む電子整理券発行確認システムとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は電子整理券発行確認システム、電子整理券発行確認方法、発行端末、確認端末に関し、特に、携帯端末を利用して、電子整理券の発行や確認をスムーズに誤りなく行うことを可能とする、電子整理券発行確認システム、電子整理券発行確認方法、発行端末、確認端末に関する。
従来、店舗におけるセールの販売開始待ち、コンサートやイベントでの入場待ち等、不特定多数の人々が行列を形成し、これらの人々を順番に誘導して会場へ入場させるような場合が多くある。このようなとき、通常、紙などに順番を印刷した整理券を配布して、人々の順番を管理するようになっている。整理券を配布された人々は、行列を形成せずに自由な場所で過ごし、販売開始時間あるいは入場開始時間になったときに会場に集まってくる。会場側では人々が所持している整理券の順番を確認してから、順番通りに会場へ入場させるようにしている。
これは、マナーを守らない人による行列への割り込みなどの問題に対応するためであり、或いは、都心部などでは、近隣の迷惑につながるために、行列自体を形成できない、といった問題に対応するためである。
しかし、このような紙ベースの整理券では、行列の規模が大きくなると、そのための準備や順番の確認が容易ではない、という課題がある。また、整理券の発行が急遽必要となった場合などでは、準備を行う時間が制約されてしまうため、対応が困難である、という課題がある。
このような課題に対応するために、携帯端末に対して電子整理券を発券することにより、遊園地やテーマパークなどへの入場を管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述した特許文献1「電子整理券の発券システム及び携帯端末及び発券サーバ」には、以下のようなシステムが記載されている。すなわち、入場者は、無線通信を通じてインターネットに接続してWebサイトを利用する機能を有する携帯端末を用いる。そして、携帯端末から、サービス提供施設の管理センターが運営するインターネット上の整理券発券手段を有する整理券発券サイトにアクセスする。携帯端末は電子整理券の発券要求を送信し、電子整理券の受信を行う。整理券発券サイトは、全ての整理券の発券状況、サービス提供施設で提供するサービスのタイムテーブル及び各々のサービスポイント間の移動所要時間を掌握している。これにより、複数の電子整理券の発券要求に対しても、利用時間が重なることがないように適切に電子整理券を発券することができるようになる、としている。また、電子整理券を用いるので、従来の紙等の整理券の発券を行う場合に対して、人手や整理券の発券機が不要となり、コストの低減をすることができる、としている。
他の例として、行列に並ぶことなく整理券の発券が受けられるとともに、長時間サービス利用者を待たせることのない発券システムを提案しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2「発券システム、及び発券プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、以下のような発券システムが記載されている。すなわち、発券システムは、発券機と予約端末とを具備している。発券機は、予約データを受信し、整理番号を付した整理券を発券する発券手段、整理券データを送信する整理券データ送信手段、等を有する。予約端末は、予約データを送信し、整理券データを受信する整理券データ受信手段、等を有する。そして、予約端末として携帯電話などの携帯情報端末を利用するようにすれば、整理券を予約する場所が、室内だけでなく通勤途中などの室外からも行うことができる、としている。また、携帯情報端末の表示画面に表示される整理券を、金融機関や行政機関のサービス担当者に提示することにより、サービスを受ける資格を有することを証明できる、としている。
特開2004−178165号公報(第4−11頁、図1−13) 特開2002−117174号公報(第4−7頁、図1−5)
上述した、従来の特許文献1に記載の発券システムは、電子整理券を携帯端末に対して発券できるようになっている。しかし、この電子整理券は、大勢の人たちが同時に入場可能なアトラクションなどへの入場を許可するものであり、大勢の人たちの一人一人の順番までは管理できるようになっていない、いう問題を有している。また、電子整理券の正当性を証明できるようにもなっていない。
特許文献2に記載の発券システムは、整理番号を付した整理券を発券できるようになっているため、一人一人の順番の管理を行うことが可能となっている。しかし、該整理券の正当性を証明できる仕組みは付いていない、という問題を有している。また、整理券の確認は、人手を介して行うようになっており、確認の自動化を行うようにはなっていない。
本発明は、上述した事情を改善するために成されたものであり、従って、本発明の目的は、携帯端末を利用して、電子整理券の発行や確認をスムーズに誤りなく行うことを可能とする、電子整理券発行確認システム、電子整理券発行確認方法、発行端末、確認端末を提供することにある。
本発明の電子整理券発行確認システムは、
電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、
前記発行端末から前記整理券データを受信し記憶する携帯端末と、
前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う確認端末と、
を含み、
前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成する生成手段を含む。
また、前記認証用データは、前記整理券データを発行する際にランダムに生成される認証鍵と、認証用ハッシュ値とを含むことを特徴とする。
さらに、前記発行端末は、さらに、前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶する記憶装置を含み、
前記生成手段は、前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを前記記憶装置に格納することを特徴とする。
また、前記生成手段は、前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券データの前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値を、ハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を計算することを特徴とする。
さらに、前記確認端末は、さらに、前記携帯端末から受信した前記整理券データを確認するための第2のチェックデータを記憶する記憶装置と、
前記第2のチェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための第2の整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するための第2のチェック用ハッシュ値とを前記記憶装置に格納する手段とを含む。
また、前記確認端末は、さらに、前記第2の整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記第2のチェック用ハッシュ値を前記ハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する手段を含む。
本発明の電子整理券発行確認方法は、
電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、携帯端末と、確認端末とを含む電子整理券発行確認システムにおける電子整理券発行確認方法であって、
前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成して前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、前記発行端末から前記整理券データを受信して記憶し、
前記確認端末は、前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う、
ことを特徴とする。
また、前記認証用データは、前記整理券データを発行する際にランダムに生成される認証鍵と、認証用ハッシュ値とを含むことを特徴とする。
さらに、前記発行端末は、前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶し、
前記チェックデータは、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを含むことを特徴とする。
また、前記発行端末は、前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券データの前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値を、ハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を計算することを特徴とする。
さらに、前記確認端末は、前記携帯端末から受信した前記整理券データを確認するための第2のチェックデータを記憶し、
前記第2のチェックデータは、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための第2の整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するための第2のチェック用ハッシュ値とを含む。
また、前記確認端末は、前記第2の整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記第2のチェック用ハッシュ値を前記ハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する。
本発明の発行端末は、
携帯端末からの要求に基づき、整理券データを発行する発行端末において、
前記整理券データを発行する際に、順番を示す整理券番号と、ランダムに生成される認証鍵と認証用ハッシュ値とを含む認証のための認証用データとを含む整理券データを生成する生成手段と、
前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶する記憶装置とを含み、
前記生成手段は、
前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを生成する手段と、
前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値をハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を生成する手段とを含む。
本発明の確認端末は、
整理券データを確認する確認端末であって、
順番を示す整理券番号と、認証鍵と認証用ハッシュ値とを含む認証のための認証用データとを含む整理券データを携帯端末から受信する手段と、
前記整理券データを確認するためのチェックデータを記憶する記憶装置とを含み、
前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するためのチェック用ハッシュ値とを生成する手段と、
前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記受信手段で受信された前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値をハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記受信手段で受信された前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する手段を含む、ことを特徴とする。
本発明の電子整理券発行確認システムは、
電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、
前記発行端末から前記整理券データを受信し記憶する携帯端末と、
前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う確認端末と、
を含み、
前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成する生成手段を含む。
従って、認証用データによって整理券データの正当性を認証することが可能となる、という効果を有している。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電子整理券発行確認システムの一実施形態を示すブロック図である。
図1に示す本実施の形態は、整理券データ(すなわち、電子整理券)を記憶保持する携帯端末1と、整理券データを発行する整理券データ発行端末2と、整理券データの認証と整理券の順番の確認を行う整理券データ確認端末3と、から構成されている。
携帯端末1は、整理券データ発行端末2に対して整理券データの発行要求を送信し、整理券データ発行端末2が発行した整理券データを、近距離無線通信によって受信し、内部の記憶装置に記憶させ保持する機能を備えている。また、内部に記憶保持している整理券データを、近距離無線通信によって整理券データ確認端末3に送信する機能を備えている。
携帯端末1は、上述した機能だけを備える端末装置であってもよいし、或いは、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System:パーソナルハンディフォンシステム)端末、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)などに、上述の機能を追加して搭載する構成のものであってもよい。
整理券データ発行端末2は、整理券データを発行して、近距離無線通信によって携帯端末1に送信する機能を備えている。
整理券データ確認端末3は、携帯端末1が記憶保持している整理券データを、近距離無線通信によって受信し、該整理券データの認証と整理券の順番の確認を行う機能を備えている。
なお、本実施形態で用いる近距離無線通信としては、携帯情報機器向けの無線通信技術であるところのブルートゥース(Bluetooth)や、赤外線を利用して近距離のデータ通信を行うIrDA(Infrared Data Association:アイアールディーエー)などを使用するものとする。或いは、これらを包含する無線LAN(Local Area Network:ラン)技術を使用して近距離の無線通信を行わせるものを使用するようにしてもよい。
次に、図2を参照して、図1に示した電子整理券発行確認システムの詳細構成について説明する。
図2は、図1の電子整理券発行確認システムの一例を示す詳細ブロック図である。
図2において、携帯端末1は、データ通信制御部11と、制御部12と、記憶部13を備えている。
データ通信制御部11は、近距離無線通信を行う機能を具備しており、外部の機器(整理券データ発行端末2、整理券データ確認端末3など)との間で、データの送受信を行う。
記憶部13は、整理券データを記憶し保持する。
制御部12は、データ通信制御部11および記憶部13を制御して、整理券データ発行端末2から送信される整理券データを、データ通信制御部11を介して受信し、記憶部13に保存する。また、整理券データ確認端末3から受信する整理券データの読み出し要求に対して、記憶部13の整理券データを読み出し、データ通信制御部11を介して整理券データ確認端末3へ送信する。さらに、整理券データ確認端末3から要求される整理券データの削除要求に対して、記憶部13に保持している整理券データを削除する。
制御部12は、図示しないCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)を備えており、図示しない記憶部に記憶されているコンピュータプログラムによって動作するよう構成されている。
整理券データ発行端末2は、データ通信制御部21と、整理券データ生成部22と、記憶部23を備えている。
データ通信制御部21は、近距離無線通信を行う機能を具備しており、外部の機器(特に、携帯端末1)との間で、データの送受信を行う。
記憶部23は、整理券データを生成するために使用するチェックデータを記憶し保持する。
整理券データ生成部22は、データ通信制御部21および記憶部23を制御して、携帯端末1からの整理券データの発行要求を受信した場合に、記憶部23のチェックデータを使用して整理券データを生成し、データ通信制御部21を介して携帯端末1へ送信する。また、記憶部23のチェックデータを使用した後、チェックデータの内容を更新し、記憶部23に保存し直す。
整理券データ生成部22は、図示しないCPUを備えており、図示しない記憶部に記憶されているコンピュータプログラムによって動作するよう構成されている。
整理券データ確認端末3は、データ通信制御部31と、整理券データ確認部32と、記憶部33と、表示部34を備えている。
データ通信制御部31は、近距離無線通信を行う機能を具備しており、外部の機器(特に、携帯端末1)との間で、データの送受信を行う。
記憶部33は、整理券データの認証と整理券の順番の確認を行うために使用するチェックデータを記憶し保持する。
表示部34は、整理券データ確認部32が整理券データの認証と整理券の順番の確認を行った際の確認結果を表示する。
整理券データ確認部32は、データ通信制御部31、記憶部33および表示部34を制御して、携帯端末1から整理券データを受信した場合に、記憶部33のチェックデータを使用して該整理券データの認証と整理券の順番の確認を行い、その結果を表示部34に表示する。また、記憶部33のチェックデータを使用した後、チェックデータの内容を更新し、記憶部33に記憶し直す。さらに、整理券データの確認結果が正常であった場合、データ通信制御部31を介して、携帯端末1に対する整理券データの削除要求を送信する。
整理券データ確認部32は、図示しないCPUを備えており、図示しない記憶部に記憶されているコンピュータプログラムによって動作するよう構成されている。
なお、本実施形態における整理券データ(すなわち、電子整理券)には、整理券の順番を示す整理券番号の他に、該整理券データを認証するための認証用データが記載されるようになっている。これは、従来のように、整理券データとして整理券番号を記載するだけでは、仮に、該整理券データが偽造されてしまった場合に、その偽造を見破れないからである。本実施形態においては、整理券データとして、整理券番号に加えて認証用データをも記載することにより、該整理券データの偽造の防止を図るようにしている。
そして、整理券データに記載する認証用データは、従来から、通信データなどの改竄防止や認証などに用いられている「ハッシュ関数」を用いて生成するようにしている。
ハッシュ関数(fと表記する)とは、任意長の入力データ(mと表記する)を、固定長の出力データ(ハッシュ値と称される。Hashと表記する)に変換する特殊な関数である。すなわち、Hash=f(m)によって、入力データmのハッシュ値Hashが得られるようになっている。そして、ハッシュ関数は、例えば、通信回線を通じてデータを送受信する際に、経路の両端でデータのハッシュ値を求めて両者を比較することにより、データが通信途中で改竄されていないかを調べる、といった用途に用いられている。ハッシュ関数としては、SHA(Secure Hash Algorithm:シャー)やMD5(Message Digest Algorithm 5:エムディーファイブ)などが代表的なものとして知られている。
本実施形態では、図3(1)に示すように、任意の2入力型のハッシュ関数を、f(Hash(n)、Key(x))、と表記するものとする。ここで、2入力型のハッシュ関数とは、2つの入力データHash(n)とKey(x)のビット結合などの処理を行って、通常のハッシュ関数f(m)へ2つの入力データを入力出来るようにしたものである。また、Hash(n)は、ハッシュ関数fをn回適用した後のハッシュ値であることを示し、Key(x)は、ハッシュ関数fをx回目に適用する際の鍵となる入力データであることを示している。
すなわち、図3(2)に示すように、ハッシュ関数fを1回目に適用する際には、f(Hash(0)、Key(1))によって、ハッシュ値としてHash(1)を得る(図3(2)の3201の行に示す)。また、ハッシュ関数fを2回目に適用する際には、f(Hash(1)、Key(2))によって、ハッシュ値としてHash(2)を得る(図3(2)の3202の行に示す)。以下同様である。
なお、本実施形態で用いるハッシュ関数としては、上述したSHA、或いは、MD5などを使用するものとする。或いは、本実施形態の整理券データの偽造の防止を図り得るものであれば、他のアルゴリズムを用いるハッシュ関数を使用するようにしてもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態で使用する整理券データと、整理券データの生成および確認時に使用するチェックデータの構成について説明する。
図4は、整理券データとチェックデータの構成の一例を示す図である。
図4において、整理券データ4は、整理券の認証用データであるところの認証鍵41と認証用ハッシュ値42、および、整理券の順番を示す整理券番号43とを備えている。
認証鍵41は、該整理券データごとにランダムに生成される鍵の情報を格納する。
認証用ハッシュ値42は、認証鍵41と後述するチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51を、ハッシュ関数の入力とした際に生成されるハッシュ値を格納する。
整理券番号43は、整理券の順番を示す番号を格納する。
図4におけるチェックデータ5は、チェック用ハッシュ値51と、整理券番号カウンタ52を備えている。
チェック用ハッシュ値51は、整理券データ4の認証用ハッシュ値42を生成するために用いられるハッシュ値を格納する。
整理券番号カウンタ52は、整理券データ4の整理券番号43を生成する為に使用されるカウンタ値を格納する。
図4に示す整理券データ4の認証鍵41は、該整理券データごとにランダムに生成される乱数であり、例えば、8バイト長のデータで構成される。また、整理券データ4の認証用ハッシュ値42及びチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51は、ハッシュ関数によって生成されるハッシュ値であり、例えば、8バイト長のデータとして生成される。整理券データ4の整理券番号43及びチェックデータ5の整理券番号カウンタ52は、「1」からはじまる数字として生成され、例えば、10進数10桁の数値データで構成される。但し、整理券番号カウンタ52の初期値は「0」とする。
なお、上述した認証鍵41は、図3(1)に示したKey(x)に相当する。また、チェック用ハッシュ値51と認証用ハッシュ値42は、それぞれ、図3(1)に示したHash(n)とHash(n+1)に相当する。
次に、図5を参照して、本実施形態で使用する整理券データの生成方法について説明する。整理券データ4の生成は、携帯端末1からの発行要求により、整理券データ発行端末2の整理券データ生成部22において成されるものである。
図5は、整理券データの生成方法を説明する図である。
図5において、発行時点の行(図5の5000の行)は、整理券データを発行する時点を示している。例えば、発行時点T0の列は、整理券データを未だ発行していない初期状態の時点であり、T1の列は、1枚目の整理券データを発行する時点である。T2の列は、2枚目の整理券データを発行する時点であり、T3の列は、3枚目の整理券データを発行する時点である。以下同様である。
図5の最左の列には、図4に示した整理券データ4の認証鍵41(図5の5001の行)と認証用ハッシュ値42(図5の5002の行)、及び、図4に示したチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51(図5の5003の行)を示している。また、その下の行の図5の5004の行、5005の行には、図4に示した整理券データ4の整理券番号43とチェックデータ5の整理券番号カウンタ52を示している。
まず、図5のT0の時点は、整理券データを未だ発行していない初期状態の時点である。初期状態においては、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51は、初期値としてのデフォルト値「Hash(0)」を有し、整理券番号カウンタ52は、初期値として数「0」を有している。
次に、1枚目の整理券を発行するT1の時点では、先ず、該整理券の認証鍵41として、乱数「Key(1)」を生成する。そして、この「Key(1)」と、T0時点のチェック用ハッシュ値51「Hash(0)」を、ハッシュ関数へ入力すると、ハッシュ値として「Hash(1)」が出力される。この「Hash(1)」は、1枚目の整理券データ4の認証用ハッシュ値42となる。また、T0時点の整理券番号カウンタ52の「0」を一だけカウントアップして、T1時点の整理券番号43として「1」を得る。すなわち、ここで、1枚目の整理券データ4は、認証鍵41として「Key(1)」、認証用ハッシュ値42として「Hash(1)」、整理券番号43として「1」を有するものとなる。
なお、T1時点で出力された「Hash(1)」は、次のT2時点でのハッシュ関数への入力とするため、チェック用ハッシュ値51の値として書き換えられる。つまり、チェック用ハッシュ値51は、T0時点の初期値「Hash(0)」が、T1時点の終了時には「Hash(1)」に書き換えられる。また、T1時点の整理券番号43として得られた数「1」は、次のT2時点での整理券番号43を生成するため、整理券番号カウンタ52の値として書き換えられる。つまり、整理券番号カウンタ52は、T0時点の初期値「0」が、T1時点の終了時には「1」に書き換えられる。
同様に、2枚目の整理券を発行するT2の時点では、先ず、該整理券の認証鍵41として、乱数「Key(2)」を生成する。そして、この「Key(2)」と、T1時点のチェック用ハッシュ値51「Hash(1)」を、ハッシュ関数へ入力すると、ハッシュ値として「Hash(2)」が出力される。この「Hash(2)」は、2枚目の整理券データ4の認証用ハッシュ値42となる。また、T1時点の整理券番号カウンタ52の「1」を一だけカウントアップして、T2時点の整理券番号43として「2」を得る。すなわち、ここで、2枚目の整理券データ4は、認証鍵41として「Key(2)」、認証用ハッシュ値42として「Hash(2)」、整理券番号43として「2」を有するものとなる。
なお、T2時点で出力された「Hash(2)」は、次のT3時点でのハッシュ関数への入力とするため、チェック用ハッシュ値51の値として書き換えられる。つまり、チェック用ハッシュ値51は、T1時点の「Hash(1)」が、T2時点の終了時には「Hash(2)」に書き換えられる。また、T2時点の整理券番号43として得られた数「2」は、次のT3時点での整理券番号43を生成するため、整理券番号カウンタ52の値として書き換えられる。つまり、整理券番号カウンタ52は、T1時点の値「1」が、T2時点の終了時には「2」に書き換えられる。
以下同様にして、T3時点で生成される3枚目の整理券データ4は、認証鍵41として「Key(3)」、認証用ハッシュ値42として「Hash(3)」、整理券番号43として「3」を有するものとなる。なお、T3時点の終了時には、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51は「Hash(3)」に書き換えられ、整理券番号カウンタ52は「3」に書き換えられる。
T4時点以降での整理券データ4も同様にして生成されるため、整理券データの生成方法に関するこれ以上の説明は省略するものとする。
次に、図6を参照して、本実施形態で使用する整理券データの確認方法について説明する。携帯端末1から受信する整理券データ4の確認は、整理券データ確認端末3の整理券データ確認部32において成されるものである。
図6は、整理券データの確認方法を説明する図である。
図6において、確認時点の行(図6の6000の行)は、整理券データを確認する時点を示している。例えば、確認時点t0の列は、整理券データを未だ確認していない初期状態の時点であり、t1の列は、1枚目の整理券データを確認する時点である。t2の列は、2枚目の整理券データを確認する時点であり、t3の列は、3枚目の整理券データを確認する時点である。以下同様である。
図6の最左の列には、図4に示した整理券データ4の認証鍵41(図6の6001の行)と認証用ハッシュ値42(図6の6002の行)、及び、図4に示したチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51(図6の6003の行)を示している。そして、図6の6003−1の行には、整理券データ4の確認のために生成する確認用ハッシュ値510を示している。確認用ハッシュ値510は、認証鍵41とチェック用ハッシュ値51を、整理券データ4の生成時と同一のハッシュ関数に入力して生成するハッシュ値である。
また、その下方の行の図6の6004の行、6005の行には、図4に示した整理券データ4の整理券番号43とチェックデータ5の整理券番号カウンタ52を示している。そして、図6の6005−1の行には、整理券データ4の確認のために生成する確認用整理券番号520を示している。確認用整理券番号520は、確認時点(例えば、t1時点)の一時点前の時点(t0)の整理券番号カウンタ52の数を一だけカウントアップして生成する数(整理券番号)である。
まず、図6のt0の時点は、整理券データを未だ1つも確認していない初期状態の時点である。初期状態においては、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51は、初期値としてのデフォルト値「Hash(0)」を有し、整理券番号カウンタ52は、初期値として数「0」を有している。これらの値は、図5で説明した整理券データの生成時の初期値と全く同一の値となっている。
次に、1枚目の整理券を確認するt1の時点では、先ず、整理券データ4から認証鍵41として「Key(1)」を取得する。そして、この「Key(1)」と、t0時点のチェック用ハッシュ値51の「Hash(0)」を、整理券データ4の生成時と同一のハッシュ関数へ入力すると、確認用ハッシュ値510として「Hash(?)」が出力される。この確認用ハッシュ値510「Hash(?)」を、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(1)」と比較する。比較の結果、両者が一致した場合は、整理券データ4の認証用ハッシュ値42「Hash(1)」は、1枚目の整理券データとして生成された正しいものであると認識可能となる。
また、t0時点の整理券番号カウンタ52の「0」を一だけカウントアップして、t1時点の確認用整理券番号520として「?」を得る(ここでは、「?」は「1」である。)。この確認用整理券番号520「?」を、整理券データ4から取得した整理券番号43の「1」と比較する。比較の結果、両者が一致した場合は、整理券データ4の整理券番号43「1」は、1枚目の整理券データとして生成された正しいものであると認識可能となる。
すなわち、ここで、整理券データ4から取得した認証鍵41の「Key(1)」、認証用ハッシュ値42の「Hash(1)」、および、整理券番号43の「1」の値は、1枚目の整理券データ4であることが確認されることとなる。つまり、該整理券データ4は、正しい認証用データ(Key(1)とHash(1))と正しい順番を有する正しい整理券データである、と確認できる。
なお、t1時点で出力された「Hash(?)、すなわち、Hash(1)と同一」は、次のt2時点でのハッシュ関数への入力とするため、チェック用ハッシュ値51の値として書き換えられる。つまり、チェック用ハッシュ値51は、t0時点の初期値「Hash(0)」が、t1時点の終了時には「Hash(1)」に書き換えられる。また、t1時点の確認用整理券番号520として得られた数「?」、すなわち、「1」は、次のt2時点での確認用整理券番号520を生成するため、整理券番号カウンタ52の値として書き換えられる。つまり、整理券番号カウンタ52は、t0時点の初期値「0」が、t1時点の終了時には「1」に書き換えられる。
ここで、上述した確認用ハッシュ値510「Hash(?)」と、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(1)」とを比較した結果、両者が一致しない場合は、以下のように処理する。すなわち、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(1)」は、1枚目の整理券データとして生成されたものではない、と認識する。
また、上述した確認用整理券番号520「?」と、整理券データ4から取得した整理券番号43の「1」とを比較した結果、両者が一致しない場合は、該整理券データ4は順番が違うものである、と認識する。
そこで、t0時点で取得した該整理券データ4は不正なもの、或いは、順番が違うもの、であると認識する。そして、正しい整理券データ4を取得した場合に書き換えていたチェック用ハッシュ値51、及び、整理券番号カウンタ52の書き換えは行わない。
前述のt1時点の終了時に「1」に書き換えられると、次に、1枚目と同様に、2枚目の整理券を確認するt2の時点では、先ず、整理券データ4から認証鍵41として「Key(2)」を取得する。そして、この「Key(2)」と、t1時点のチェック用ハッシュ値51の「Hash(1)」を、整理券データ4の生成時と同一のハッシュ関数へ入力すると、確認用ハッシュ値510として「Hash(?)」が出力される。この確認用ハッシュ値510「Hash(?)」を、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(2)」と比較する。比較の結果、両者が一致した場合は、整理券データ4の認証用ハッシュ値42「Hash(2)」は、2枚目の整理券データとして生成された正しいものであると認識可能となる。
また、t1時点の整理券番号カウンタ52の「1」を一だけカウントアップして、t2時点の確認用整理券番号520として「?」を得る(ここでは、「?」は「2」である。)。この確認用整理券番号520「?」を、整理券データ4から取得した整理券番号43「2」と比較する。比較の結果、両者が一致した場合は、整理券データ4の整理券番号43「2」は、2枚目の整理券データとして生成された正しいものであると認識可能となる。
すなわち、ここで、整理券データ4から取得した認証鍵41の「Key(2)」、認証用ハッシュ値42の「Hash(2)」、および、整理券番号43の「2」の値は、2枚目の整理券データ4であることが確認されることとなる。つまり、該整理券データ4は、正しい認証用データ(Key(2)とHash(2))と正しい順番を有する正しい整理券データである、と確認できる。
なお、t2時点で出力された「Hash(?)、すなわち、Hash(2)と同一」は、次のt3時点でのハッシュ関数への入力とするため、チェック用ハッシュ値51の値として書き換えられる。つまり、チェック用ハッシュ値51は、t1時点の「Hash(1)」が、t2時点の終了時には「Hash(2)」に書き換えられる。また、t2時点の確認用整理券番号520として得られた数「?」、すなわち、「2」は、次のt3時点での確認用整理券番号520を生成するため、整理券番号カウンタ52の値として書き換えられる。つまり、整理券番号カウンタ52は、t1時点の初期値「1」が、t2時点の終了時には「2」に書き換えられる。
ここで、上述した確認用ハッシュ値510「Hash(?)」と、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(2)」とを比較した結果、両者が一致しない場合は、上述したt1時点と同様に処理する。すなわち、整理券データ4から取得した認証用ハッシュ値42「Hash(2)」は、2枚目の整理券データとして生成されたものではない、と認識する。
また、上述した確認用整理券番号520「?」と、整理券データ4から取得した整理券番号43の「2」とを比較した結果、両者が一致しない場合は、該整理券データ4は順番が違うものである、と認識する。
そこで、t2時点で取得した該整理券データ4は不正なもの、或いは、順番が違うもの、であると認識する。そして、正しい整理券データ4を取得した場合に書き換えていたチェック用ハッシュ値51、及び、整理券番号カウンタ52の書き換えは行わない。
以下同様にして、t3時点で確認される整理券データ4が、認証鍵41として「Key(3)」、認証用ハッシュ値42として「Hash(3)」、整理券番号43として「3」を有していれば、該整理券データ4は3枚目の整理券データであると確認されることとなる。なお、t3時点の終了時には、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51は「Hash(3)」に書き換えられ、整理券番号カウンタ52は「3」に書き換えられる。
t4時点以降での整理券データ4も同様にして確認されるため、整理券データの確認方法に関するこれ以上の説明は省略するものとする。
次に、図7、図8を参照して、本実施形態の動作について説明する。
本実施形態の動作としては、携帯端末1を整理券データ発行端末2に近づけることによって開始される整理券データの発行動作と、携帯端末1を整理券データ確認端末3に近づけることによって開始される整理券データの確認動作とがある。
先ず、整理券データの発行動作について、図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態の整理券データの発行動作を説明する図である。なお、図7において図1、2、4に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略するものとする。
先ず、携帯端末1を整理券データ発行端末2に近づけると、携帯端末1のデータ通信制御部11と整理券データ発行端末2のデータ通信制御部21が通信を開始する。そして、携帯端末1から整理券データの発行要求を送信すると、整理券データ発行端末2の整理券データ生成部22が動作を開始する。
整理券データ生成部22は、記憶部23からチェックデータ5の読込を行う(図7のステップS1)。
次に、整理券データ生成部22は、ランダムに生成される鍵の情報を生成し、整理券データ4の認証鍵41に格納する(ステップS2)。
そして、認証鍵41とチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51を、本実施形態で使用するハッシュ関数に入力し、該ハッシュ関数でハッシュ値を計算する(ステップS3)。
ステップS3で得たハッシュ値を、整理券データ4の認証用ハッシュ値42に格納し、また、チェック用ハッシュ値51を該ハッシュ値で更新する(ステップS4)。
次に、チェックデータ5の整理券番号カウンタ52の値を一だけカウントアップして更新し(ステップS5)、更新後の整理券番号カウンタ52の値を、整理券データ4の整理券番号43に格納する(ステップS6)。
そして、認証鍵41、認証用ハッシュ値42、整理券番号43が格納された整理券データ4を、データ通信制御部21を介して携帯端末1に送信する。携帯端末1は、該整理券データ4を受信して記憶部13に保存し記憶する(ステップS7)。
また、整理券データ発行端末2の整理券データ生成部22は、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51と整理券番号カウンタ52の値が書き換えられて更新されているため、更新後のチェックデータ5を、記憶部23に保存し記憶し直す(ステップS8)。
以上の動作により、携帯端末1に対して整理券データ4が発行される。この整理券データ4には、最終的に発行された整理券データ4の発行順を示す番号(整理券番号43)が含まれる。また、発行された整理券番号43に対してランダムに生成された認証鍵41、および、1つ前の時点のチェック用ハッシュ値51と認証鍵41より生成された認証用ハッシュ値42が含まれることとなる。
次に、整理券データの確認動作について、図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態の整理券データの確認動作を説明する図である。なお、図8において図1、2、4に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略するものとする。
先ず、携帯端末1を整理券データ確認端末3に近づけると、携帯端末1のデータ通信制御部11と整理券データ確認端末3のデータ通信制御部31が通信を開始する。そして、整理券データ確認端末3の整理券データ確認部32が動作を開始する。
整理券データ確認部32は、データ通信制御部31を介して、携帯端末1に対し、整理券データの読み出し要求を送信する。整理券データの読み出し要求を受信した携帯端末1は、自身の記憶部13に格納されている整理券データを、データ通信制御部11を介して整理券データ確認端末3に送信する。整理券データ確認端末3は、該整理券データを受信し、整理券データ確認部32に取り込む(図8のステップS11)。
そして、整理券データ確認部32は、記憶部33からチェックデータ5の読込みを行う(ステップS12)。
次に、整理券データ確認部32は、携帯端末1から受信した整理券データ4の認証鍵41を取得する。そして、認証鍵41とチェックデータ5のチェック用ハッシュ値51を、本実施形態で使用するハッシュ関数に入力し、該ハッシュ関数でハッシュ値を計算し、確認用ハッシュ値510を得る(ステップS13)。該ハッシュ関数は、図7で説明した整理券データ発行時に使用したものと同一である。また、確認用ハッシュ値510は、図6で説明した整理券データの確認時に用いるハッシュ値である。
そして、ステップS13で得た確認用ハッシュ値510と、整理券データ4の認証用ハッシュ値42が一致するか比較し、比較結果を表示部34に表示する(ステップS14)。比較結果が一致の場合は、整理券データ4の認証用ハッシュ値42は、正しく生成されたハッシュ値であると認識する。比較結果が不一致の場合は、当該認証用ハッシュ値42は正しく生成されたハッシュ値ではないと認識する。
また、整理券データ確認部32は、チェックデータ5の整理券番号カウンタ52の値を一だけカウントアップして、確認用整理券番号520を得る(ステップS15)。該確認用整理券番号520は、図6で説明した整理券データの確認時に用いる値である。
そして、ステップS15で得た確認用整理券番号520と、整理券データ4の整理券番号43が一致するか比較し、比較結果を表示部34に表示する(ステップS16)。比較結果が一致の場合は、整理券データ4の整理券番号43は、正しく生成された順番の番号であると認識する。比較結果が不一致の場合は、当該整理券番号43は正しい順番を示すものではないと認識する。
次に、整理券データ確認端末3の整理券データ確認部32は、ステップS14での認証用ハッシュ値42とステップS16での整理券番号43とが共に正しいと認識された場合に、当該整理券データ4は正しく生成された正しい順番を有する整理券データであると認識する。ここで、携帯端末1が有していた整理券データ4は、正しい認証用データ(認証鍵41と認証用ハッシュ値42)と正しい順番の整理券番号43を有する正しいものである、と確認されたこととなる。
そして、整理券データ確認部32は、携帯端末1に対して、データ通信制御部31を介して移動端末1内の整理券データの削除要求を送信する(ステップS17)。削除要求を受信した携帯端末1は、自身の記憶部13内に記憶していた整理券データの削除を行う。
また、整理券データ確認部32は、次の整理券データの確認に用いるため、ステップS13で得た確認用ハッシュ値510を、チェックデータ5のチェック用ハッシュ値51として書き換える。また、ステップS15で得た確認用整理券番号520を、チェックデータ5の整理券番号カウンタ52として書き換える。そして、書き換えたチェックデータ5を、記憶部33に保存し記憶し直す(ステップS18)。
以上の動作により、記憶部33に保存されるチェックデータ5は、常に、確認が完了した最後の整理券番号(整理券番号カウンタ52の値)と、その整理券番号における認証用ハッシュ値(チェック用ハッシュ値51の値)を保持することとなる。
なお、整理券データ確認端末3の整理券データ確認部32が、ステップS14での認証用ハッシュ値42、或いは、ステップS16での整理券番号43の何れかが正しくない、と認識した場合には、以下のように処理する。すなわち、当該整理券データ4は正しくないもの、と認識したため、整理券データ確認部32で保持している整理券データ4およびチェックデータ5を破棄し、処理を終了する。
次に、図9〜図12を参照して、本実施形態の具体例について説明する。なお、図9〜図12においては、図4で説明した整理券データ4とチェックデータ5も図示している。しかし、図の見易さを図る為、構成要素の名称の図示にとどめ、参照番号の図示は省略するものとする。
図9は、本実施形態の具体例の全体を説明する図である。
図9の(具体例1)は、整理券データの発行時を例示するものであり、Aさん、Bさん、Cさんの3人が順番を形成し、整理券データ発行端末2で発行された整理券データを、自身の携帯端末に入手する場合を例示するものである。
(具体例2)は、整理券データの確認時を例示するものであり、(具体例1)で発行されたのと同一の順番の整理券データを、整理券データ確認端末3が確認する場合を例示するものである。
(具体例3)も、整理券データの確認時を例示するものであるが、(具体例1)で発行されたのと異なる順番の整理券データを、整理券データ確認端末3が確認する場合を例示するものである。
次に、図10を参照して、本実施形態の具体例1として、整理券データの発行時の動作について説明する。
図10は、本実施形態の具体例1(発行時)の動作を説明する図である。
はじめに、Aさんが整理券データ発行端末2に、Aさんの携帯端末を接近させると、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−1を元にして生成された整理券データ4−1が、Aさんの携帯端末に発行される。
ここで、整理券データ4−1の認証用ハッシュ値(Hash(1))は、図3(2)3201の行で示したように、ハッシュ関数f(Hash(0)、Key(1))により生成されるハッシュ値である。また、整理券番号(「1」)は、チェックデータ5−1の整理券番号カウンタの値「0」を一だけカウントアップして得た値である。
また、整理券データ4―1の発行と同時に、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−1が、チェックデータ5−2に書き換えられ、整理券データ発行端末2内に格納される。
同様に、Bさんが整理券データ発行端末2に、Bさんの携帯端末を接近させると、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−2を元にして生成された整理券データ4−2が、Bさんの携帯端末に発行される。
ここで、整理券データ4−2の認証用ハッシュ値(Hash(2))は、図3(2)3202の行で示したように、ハッシュ関数f(Hash(1)、Key(2))により生成されるハッシュ値である。また、整理券番号(「2」)は、チェックデータ5−2の整理券番号カウンタの値「1」を一だけカウントアップして得た値である。
また、整理券データ4―2の発行と同時に、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−2が、チェックデータ5−3に書き換えられ、整理券データ発行端末2内に格納される。
さらに、Cさんが整理券データ発行端末2に、Cさんの携帯端末を接近させると、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−3を元にして生成された整理券データ4−3が、Cさんの携帯端末に発行される。また、整理券データ4−3の発行と同時に、整理券データ発行端末2のチェックデータ5−3が、チェックデータ5−4に書き換えられる。
以上の動作により、Aさん、Bさん、Cさんに対し、それぞれ、整理券データ4−1、4−2、4−3が発行されることとなる。
次に、図11を参照して、本実施形態の具体例2として、整理券データの確認時の動作について説明する。
図11は、本実施形態の具体例2(確認時(正しい順番))の動作を説明する図である。
はじめに、Aさんが整理券データ確認端末3に、Aさんの携帯端末を接近させると、整理券データ確認端末3は、Aさんの携帯端末から整理券データ4−1を受信する。
そして、整理券データ確認端末3は、整理券データ4−1に含まれる認証鍵(Key(1))と、チェックデータ5−11のチェック用ハッシュ値(Hash(0))から、
図6で説明した確認用ハッシュ値(Hash(?)、すなわち、Hash(1)と同一)を計算する。また、チェックデータ5−11の整理券番号カウンタの値「0」を一だけカウントアップして、図6で説明した確認用整理券番号(「?」、すなわち、「1」と同一)を計算する。この確認用ハッシュ値(Hash(1))と確認用整理券番号(「1」)は、図11では確認用データ6−1として示している。
整理券データ確認端末3は、整理券データ4−1の認証用ハッシュ値(Hash(1))と、確認用データ6−1の確認用ハッシュ値(Hash(1))とを比較する。また、整理券データ4−1の整理券番号(「1」)と、確認用データ6−1の確認用整理券番号(「1」)とを比較する。
比較を行うと、認証用ハッシュ値(Hash(1))と確認用ハッシュ値(Hash(1))とが一致する。また、整理券番号(「1」)と確認用整理券番号(「1」)とが一致する。そこで、Aさんの整理券データ4−1は、正しく生成された正しい整理券データであると認証される。従って、Aさんの順番が正しい、と認証される。
認証の後、確認用データ6−1は、次の整理券データの確認時に使用するため、元のチェックデータ5−11を書き換え、チェックデータ5−12として整理券データ確認端末3内に格納される。
Aさんと同様に、Bさんの場合も、チェックデータ5−12を元に確認用データ6−2を計算する。確認用データ6−2は、Bさんの整理券データ4−2と一致するため、Bさんの順番は正しい、と認証される。確認用データ6−2はチェックデータ5−13として書き換えられ更新される。
Cさんの場合も同様に、チェックデータ5−13を元に確認用データ6−3を計算する。確認用データ6−3は、Cさんの整理券データ4−3と一致するため、Cさんの順番も正しい、と認証される。確認用データ6−3はチェックデータ5−14として書き換えられ更新される。
以上の動作により、Aさん、Bさん、Cさんの順番は、整理券データを発行した通りの順番である、ことが確認されたこととなる。
次に、図12を参照して、本実施形態の具体例3として、整理券データの確認時の動作について説明する。具体例3は、整理券データの確認順序が、整理券データの発行順序と異なる場合の動作を説明するものである。
図12は、本実施形態の具体例3(確認時(順番が入れ替わった場合))の動作を説明する図である。
はじめに、Aさんが整理券データ確認端末3に、Aさんの携帯端末を接近させると、整理券データ確認端末3は、Aさんの携帯端末から整理券データ4−1を受信する。
この場合、Aさんの整理券データ4−1は、図11の具体例2の場合と同様であるため、整理券データ確認端末3は、具体例2と同一の動作を行う。従って、Aさんの順番は正しい、と認証される。
Aさんの次に、(Bさんでなく)Cさんが整理券データ確認端末3に、Cさんの携帯端末を接近させると、整理券データ確認端末3は、Cさんの携帯端末から整理券データ4−3を受信する。
そして、整理券データ確認端末3は、整理券データ4−3に含まれる認証鍵(Key(3))と、チェックデータ5−12のチェック用ハッシュ値(Hash(1))から、図6で説明した確認用ハッシュ値(Hash(?))を計算する。また、チェックデータ5−12の整理券番号カウンタの値「1」を一だけカウントアップして、図6で説明した確認用整理券番号(「?」、すなわち、「2」と同一)を計算する。この確認用ハッシュ値(Hash(?))と確認用整理券番号(「2」)は、図12では確認用データ6−20として示している。
整理券データ確認端末3は、整理券データ4−3の認証用ハッシュ値(Hash(3))と、確認用データ6−20の確認用ハッシュ値(Hash(?))とを比較する。また、整理券データ4−3の整理券番号(「3」)と、確認用データ6−20の確認用整理券番号(「2」)とを比較する。
比較した結果、認証用ハッシュ値(Hash(3))と確認用ハッシュ値(Hash(?))とは一致しない。また、整理券番号(「3」)と確認用整理券番号(「2」)とは一致しない。そこで、Cさんの整理券データ4−3は、確認の順番が誤っているものである、と認識される。ここで、Cさんの順番の誤りが検出されたこととなる。
ここで、Cさんの順番確認のために生成された確認用データ6−20は破棄する。そして、Cさんの順番確認のために用いられたチェックデータ5−12は、更新されず、次の整理券データの確認のためにそのまま整理券データ確認端末3内に保存される(図12では、参照番号を変えて、チェックデータ5−15と記述している。)。
次に、Cさんの後に、Bさんが整理券データ確認端末3に、Bさんの携帯端末を接近させると、整理券データ確認端末3は、Bさんの携帯端末から整理券データ4−2を受信する。
そして、整理券データ確認端末3は、整理券データ4−2に含まれる認証鍵(Key(2))と、チェックデータ5−15のチェック用ハッシュ値(Hash(1))から、確認用ハッシュ値(Hash(?)、すなわち、Hash(2)と同一)を計算する。また、チェックデータ5−15の整理券番号カウンタの値「1」を一だけカウントアップして、確認用整理券番号(「?」、すなわち、「2」と同一)を計算する。この確認用ハッシュ値(Hash(2))と確認用整理券番号(「2」)は、図12では確認用データ6−2として示している。
整理券データ確認端末3は、整理券データ4−2の認証用ハッシュ値(Hash(2))と、確認用データ6−2の確認用ハッシュ値(Hash(2))とを比較する。また、整理券データ4−2の整理券番号(「2」)と、確認用データ6−2の確認用整理券番号(「2」)とを比較する。
比較を行うと、認証用ハッシュ値(Hash(2))と確認用ハッシュ値(Hash(2))とが一致する。また、整理券番号(「2」)と確認用整理券番号(「2」)とが一致する。そこで、Bさんの整理券データ4−2は、正しく生成された正しい整理券データであると認証される。従って、Aさんの次にCさんが入っていたが、Cさんは正しい順番ではなかったため、Cさんが入らないのと同様の処理がなされ、その結果、Bさんの順番は正しい、と認証される。
Bさんの認証の後、確認用データ6−2は、次の整理券データの確認時に使用するため、元のチェックデータ5−15を書き換え、チェックデータ5−16として整理券データ確認端末3内に格納される。
以上の動作により、整理券データを発行した順番通りでなく、異なる順番で整理券データの確認が行われた場合、その順番の誤りを検出することができる。
以上、本実施形態の構成および動作につき詳細に説明した。
上述したように、本実施形態の電子整理券発行確認システムは、整理券データ(すなわち、電子整理券)に、整理券番号と、認証用データ(認証鍵、認証用ハッシュ値)を記載するようにしている。また、整理券データの発行端末および確認端末は、整理券データの発行時および確認時に使用するチェックデータ(チェック用ハッシュ値、整理券番号カウンタ)を保持している。
そして、整理券データの整理券番号は、チェックデータ内の整理券番号カウンタの値から生成するようにしている。また、整理券データの認証用ハッシュ値は、該整理券データごとに生成される認証鍵と、1つ前の整理券データの生成時に使用したチェック用ハッシュ値とを、本実施形態で使用するハッシュ関数に入力することにより生成するようにしている。
このように、本実施形態においては、認証用データを記載した整理券データを発行し、確認時に認証用データを用いて、整理券番号の順番の正しさ、および、整理券データ自体の正しさを認証するようにしている。従って、整理券番号の確認の機械化を行うことが可能となる。また、整理券データの正当性を認証することが可能となる。
そして、認証用データはハッシュ関数を用いて生成するようにしている。従って、整理券データの偽造を防止することが可能となり、偽造による成りすましを防ぐことが可能となる。
次に、図13を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図13は、本発明の電子整理券発行確認システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
図13に示す第2の実施の形態は、整理券データ(すなわち、電子整理券)を記憶保持するIC(Integrated Circuit:集積回路)カード1−1と、整理券データを発行する整理券データ発行端末2−1と、整理券データの認証と整理券の順番の確認を行う整理券データ確認端末3−1と、から構成されている。
ICカード1−1は、整理券データ発行端末2−1に対して整理券データの発行要求を送信し、整理券データ発行端末2−1が発行した整理券データを、近距離無線通信によって受信し、内部の記憶装置に記憶させ保持する機能を備えている。また、内部に記憶保持している整理券データを、近距離無線通信によって整理券データ確認端末3−1に送信する機能を備えている。
整理券データ発行端末2−1は、整理券データを発行して、近距離無線通信によってICカード1−1に送信する機能を備えている。
整理券データ確認端末3−1は、ICカード1−1が記憶保持している整理券データを、近距離無線通信によって受信し、該整理券データの認証と整理券の順番の確認を行う機能を備えている。
ICカード1−1は、カード内にICチップを搭載しており、外部読取機(整理券データ発行端末2−1、整理券データ確認端末3−1、など)との間で情報交換、すなわち、整理券データの送受信、を行う。そして、内蔵するアンテナにより微弱な電波を使用した近距離無線通信によって、外部読取機と非接触型での通信を行う。通信方式としては、例えば、NFC(Near Field Communication:エヌエフシー)を挙げることができる。
なお、ICカード1−1は、上述した機能を備えるRFID(Radio Frequency Identification:アールエフアイディー)タグ、或いは、他の方式の無線ICタグに代えたものであってもよい。或いは、携帯電話、PHS端末、PDAなどに、上述のICチップ(或いは、RFIDタグ、無線ICタグ、など)を追加して搭載する構成のものであってもよい。
上述したように、本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態の携帯端末1を、ICカード1−1に置き換えたものである。
そして、整理券データ発行端末2−1は、第1の実施形態の整理券データ発行端末2のデータ通信制御部21を、ICカード1−1との通信を可能とするものに変更した点でのみ異なるものである。また、整理券データ確認端末3−1は、第1の実施形態の整理券データ確認端末3のデータ通信制御部31を、ICカード1−1との通信を可能とするものに変更した点でのみ異なるものである。
すなわち、本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態と比べ、上述した構成でのみ異なるものである。そして、第2の実施形態の動作は、第1の実施形態における動作とまったく同一である。
従って、第2の実施形態について、これ以上の説明は省略するものとする。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態では、簡便な構成のICカードを用いているため、簡便な構成の電子整理券発行確認システムを構築することが可能となる。
本発明の電子整理券発行確認システムの一実施形態を示すブロック図である。 図1の電子整理券発行確認システムの一例を示す詳細ブロック図である。 ハッシュ関数の一例を示す図である。 整理券データとチェックデータの構成の一例を示す図である。 整理券データの生成方法を説明する図である。 整理券データの確認方法を説明する図である。 本実施形態の整理券データの発行動作を説明する図である。 本実施形態の整理券データの確認動作を説明する図である。 本実施形態の具体例の全体を説明する図である。 本実施形態の具体例1(発行時)の動作を説明する図である。 本実施形態の具体例2(確認時(正しい順番))の動作を説明する図である。 本実施形態の具体例3(確認時(順番が入れ替わった場合))の動作を説明する図である。 本発明の電子整理券発行確認システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯端末
1−1 ICカード
11 データ通信制御部
12 制御部
13 記憶部
2 整理券データ発行端末
2−1 整理券データ発行端末
21 データ通信制御部
22 整理券データ生成部
23 記憶部
3 整理券データ確認端末
3−1 整理券データ確認端末
31 データ通信制御部
32 整理券データ確認部
33 記憶部
34 表示部
4 整理券データ
41 認証鍵
42 認証用ハッシュ値
43 整理券番号
5 チェックデータ
51 チェック用ハッシュ値
52 整理券番号カウンタ

Claims (14)

  1. 電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、
    前記発行端末から前記整理券データを受信し記憶する携帯端末と、
    前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う確認端末と、
    を含み、
    前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成する生成手段を含む電子整理券発行確認システム。
  2. 前記認証用データは、前記整理券データを発行する際にランダムに生成される認証鍵と、認証用ハッシュ値とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子整理券発行確認システム。
  3. 前記発行端末は、さらに、前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶する記憶装置を含み、
    前記生成手段は、前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを前記記憶装置に格納することを特徴とする請求項2に記載の電子整理券発行確認システム。
  4. 前記生成手段は、前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券データの前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値を、ハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を計算することを特徴とする請求項3に記載の電子整理券発行確認システム。
  5. 前記確認端末は、さらに、前記携帯端末から受信した前記整理券データを確認するための第2のチェックデータを記憶する記憶装置と、
    前記第2のチェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための第2の整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するための第2のチェック用ハッシュ値とを前記記憶装置に格納する手段とを含む請求項4に記載の電子整理券発行確認システム。
  6. 前記確認端末は、さらに、前記第2の整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記第2のチェック用ハッシュ値を前記ハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する手段を含む請求項5に記載の電子整理券発行確認システム。
  7. 電子整理券としての整理券データを発行する発行端末と、携帯端末と、確認端末とを含む電子整理券発行確認システムにおける電子整理券発行確認方法であって、
    前記発行端末は、前記携帯端末からの要求に基づき、順番を示す整理券番号と、認証のための認証用データとを含む前記整理券データを生成して前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記発行端末から前記整理券データを受信して記憶し、
    前記確認端末は、前記携帯端末から前記整理券データを受信して前記整理券データの認証と前記整理券データの順番の確認を行う、
    ことを特徴とする電子整理券発行確認方法。
  8. 前記認証用データは、前記整理券データを発行する際にランダムに生成される認証鍵と、認証用ハッシュ値とを含むことを特徴とする請求項7に記載の電子整理券発行確認方法。
  9. 前記発行端末は、前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶し、
    前記チェックデータは、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを含むことを特徴とする請求項8に記載の電子整理券発行確認方法。
  10. 前記発行端末は、前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券データの前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値を、ハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を計算することを特徴とする請求項9に記載の電子整理券発行確認方法。
  11. 前記確認端末は、前記携帯端末から受信した前記整理券データを確認するための第2のチェックデータを記憶し、
    前記第2のチェックデータは、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための第2の整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するための第2のチェック用ハッシュ値とを含む請求項10に記載の電子整理券発行確認方法。
  12. 前記確認端末は、前記第2の整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記第2のチェック用ハッシュ値を前記ハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する請求項11に記載の電子整理券発行確認方法。
  13. 携帯端末からの要求に基づき、整理券データを発行する発行端末において、
    前記整理券データを発行する際に、順番を示す整理券番号と、ランダムに生成される認証鍵と認証用ハッシュ値とを含む認証のための認証用データとを含む整理券データを生成する生成手段と、
    前記整理券データを発行するためのチェックデータを記憶する記憶装置とを含み、
    前記生成手段は、
    前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を生成するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を生成するためのチェック用ハッシュ値とを生成する手段と、
    前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップして前記整理券番号を生成し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値をハッシュ関数に入力することによって前記認証用ハッシュ値を生成する手段とを含む発行端末。
  14. 整理券データを確認する確認端末であって、
    順番を示す整理券番号と、認証鍵と認証用ハッシュ値とを含む認証のための認証用データとを含む整理券データを携帯端末から受信する手段と、
    前記整理券データを確認するためのチェックデータを記憶する記憶装置とを含み、
    前記チェックデータとして、前記整理券データの前記整理券番号を確認するための整理券番号カウンタの値と、前記整理券データの前記認証用ハッシュ値を確認するためのチェック用ハッシュ値とを生成する手段と、
    前記整理券番号カウンタの値を一だけカウントアップした値と前記受信手段で受信された前記整理券番号を比較して前記整理券番号を確認し、前記認証鍵と前記チェック用ハッシュ値をハッシュ関数に入力することによって計算されるハッシュ値と前記受信手段で受信された前記認証用ハッシュ値を比較して前記認証用ハッシュ値を確認する手段を含む、
    ことを特徴とする確認端末。
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