JP2008092117A - ノード装置および予備パス設定方法 - Google Patents

ノード装置および予備パス設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008092117A
JP2008092117A JP2006268495A JP2006268495A JP2008092117A JP 2008092117 A JP2008092117 A JP 2008092117A JP 2006268495 A JP2006268495 A JP 2006268495A JP 2006268495 A JP2006268495 A JP 2006268495A JP 2008092117 A JP2008092117 A JP 2008092117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
node device
path
node
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006268495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4851905B2 (ja
Inventor
Taiki Fujii
泰希 藤井
Keiji Miyazaki
啓二 宮▲崎▼
Shinya Kano
慎也 加納
Akira Nagata
晃 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006268495A priority Critical patent/JP4851905B2/ja
Priority to US11/785,894 priority patent/US7633857B2/en
Publication of JP2008092117A publication Critical patent/JP2008092117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4851905B2 publication Critical patent/JP4851905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4637Interconnected ring systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/08Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off
    • H04J3/085Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off for ring networks, e.g. SDH/SONET rings, self-healing rings, meashed SDH/SONET networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することを課題とする。
【解決手段】第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングと第三のリングとの接続情報を保持し、現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合にブランチノード装置を判定し、ブランチノード装置であると判定された場合に、第二のリングにおける終点ノード装置が現用パスの経路の終点ではなく、終点ノード装置と第三のリングとの接続情報が保持されていなければ、この終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を比較するなどして予備パスの経路を選択する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ノード装置および予備パス設定方法に関する。
従来より、SONET(Synchronous Optical Network)ネットワークあるいはSDH(Synchronous Digital Hierarchy)ネットワークにおいて、シグナリングによりパスを設定する技術として、例えば、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)のRSVP−TE(resource ReSerVation Protocol-Traffic Engineering)を拡張したもの(RFC3473)が規定されている。
また、例えば、特許文献1では、UPSR(Uni-Directional Path Switch Ring)方式の単一のリング型SONETネットワークあるいはSDHネットワーク(以下、リング)において、現用パスおよび予備パスをシグナリングにより設定する手法が開示されている。具体的には、特許文献1に開示される手法によれば、送信ノードから受信ノードに向けてリングの両方向の経路に信号が送出され、両方向に送出される信号のうち何れか一方の経路が、受信ノードに備えられているパススイッチにより現用パスとして選択され、他方の経路が予備パスとなる。
特開2003−101558号公報
ところで、上記した従来技術では、複数のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて複数のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することができないという課題がある。
すなわち、RSVP−TEの拡張は、シグナリングによりパスを設定する手法を規定するものであるが、現用パスをシグナリングにより設定する際に予備パスを同時に設定する手法を規定するものではない。また、特許文献1は、UPSR方式の単一のリングにおいて現用パスおよび予備パスをシグナリングにより設定する手法を開示するものであるが、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定する手法を規定するものではない。
このような課題を解決するため、発明者は、複数のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて複数のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定する手法を提案している(特願2005−209961号)。
具体的に説明すると、この提案の手法では、リングを構成するノード装置が、自ノード装置が含まれるリングを構成するノード装置のリスト(自リングのトポロジ情報)と、自リングが隣接するリングとどのようなノード装置で接続されているかのリスト(リング間接続ノード情報)と、隣接リングを構成するノード装置のリスト(隣接リングのトポロジ情報)とを保持し、これらの情報を用いて自ノード装置がブランチノード装置(現用パスおよび予備パスを分岐する分岐ノード)に成り得るか否かを判定し、自ノード装置がブランチノード装置であると判定した場合には、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置を宛先とする予備パスを無条件に予備パス候補のひとつとして最短経路計算を行い、計算結果に基づいて選択された予備パスを設定する。
この提案の手法によれば、リング間接続ノード情報や隣接リングのトポロジ情報を用いて、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置を宛先とする予備パスを無条件に予備パス候補とすることから、自リングおよび隣接リングの2つのリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて2つのリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
しかしながら、この提案によっても、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することができないという課題が生じる。
すなわち、この提案は、自リングのトポロジ情報、リング間接続ノード情報、および隣接リングのトポロジ情報を用いて、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置を宛先とする予備パスを無条件に予備パス候補とする手法であることから、自リングおよび隣接リングの他に、隣接リングに隣接するその他のリングがリング間接続するような、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際には、予備パス候補を判定できず、予備パスを同時に設定することができない。
そこで、本発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することが可能なノード装置および予備パス設定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、第一のリングを構成する複数のノード装置と当該第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、当該現用パスを設定するシグナリングにより設定する前記第一のリングのノード装置であって、前記第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第一リングトポロジ情報保持手段と、前記第一のリングを構成する前記複数のノード装置と前記第二のリングを構成する前記複数のノード装置との前記接続を示す接続情報を保持する第一第二リング間接続情報保持手段と、前記第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第二リングトポロジ情報保持手段と、前記第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、当該第二のリングを構成する複数のノード装置と当該第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続を示す接続情報を保持する第二第三リング間接続情報保持手段と、前記現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、当該現用パスの経路と前記第一リングトポロジ情報保持手段によって保持された前記トポロジ情報と前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持された前記接続情報とを照合して前記第一のリングを構成するノード装置が当該現用パスから前記予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、当該第一のリングの前記複数のノード装置のうち前記予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と前記候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して当該比較の結果当該条件が良い方の当該候補をブランチノード装置と判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、当該候補をブランチノード装置と判定するブランチノード装置判定手段と、前記ブランチノード装置判定手段によってブランチノード装置であると判定された場合に、前記第一のリングと接続する前記第二のリングの複数のノード装置のうち前記現用パスが通過するノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該第二のリングにおいて当該現用パスの終点になる終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点であれば当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点ではなく当該終点ノード装置と前記第三のリングとの接続情報が前記第二第三リング間接続情報保持手段によって保持されていなければ当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、当該比較の結果当該条件が良い方の経路を前記予備パスの経路として選択する予備パス選択手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの始点になる始点ノード装置であって前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されていない場合、当該第一のリングにおける当該現用パスの終点になる終点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されており、かつ、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの始点になる始点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されていない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの始点になる始点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものであり、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの終点になる終点ノード装置ではない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、第一のリングを構成する複数のノード装置と当該第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、当該現用パスを設定するシグナリングにより前記第一のリングのノード装置で設定する予備パス設定方法であって、前記第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第一リングトポロジ情報保持工程と、前記第一のリングを構成する前記複数のノード装置と前記第二のリングを構成する前記複数のノード装置との前記接続を示す接続情報を保持する第一第二リング間接続情報保持工程と、前記第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第二リングトポロジ情報保持工程と、前記第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、当該第二のリングを構成する複数のノード装置と当該第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続を示す接続情報を保持する第二第三リング間接続情報保持工程と、前記現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、当該現用パスの経路と前記第一リングトポロジ情報保持工程によって保持された前記トポロジ情報と前記第一第二リング間接続情報保持工程によって保持された前記接続情報とを照合して前記第一のリングを構成するノード装置が当該現用パスから前記予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、当該第一のリングの前記複数のノード装置のうち前記予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と前記候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して当該比較の結果当該条件が良い方の当該候補をブランチノード装置と判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、当該候補をブランチノード装置と判定するブランチノード装置判定工程と、前記ブランチノード装置判定工程によってブランチノード装置であると判定された場合に、前記第一のリングと接続する前記第二のリングの複数のノード装置のうち前記現用パスが通過するノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該第二のリングにおいて当該現用パスの終点になる終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点であれば当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点ではなく当該終点ノード装置と前記第三のリングとの接続情報が前記第二第三リング間接続情報保持工程によって保持されていなければ当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、当該比較の結果当該条件が良い方の経路を前記予備パスの経路として選択する予備パス選択工程と、を含んだことを特徴とする。
請求項1または6の発明によれば、第一のリングを構成する複数のノード装置と第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、現用パスを設定するシグナリングにより設定する第一のリングのノード装置であって、第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持し、第一のリングを構成する複数のノード装置と第二のリングを構成する複数のノード装置との接続を示す接続情報を保持し、第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持し、第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングを構成する複数のノード装置と第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続を示す接続情報を保持し、現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、現用パスの経路と保持されたトポロジ情報と接続情報とを照合して第一のリングを構成するノード装置が現用パスから予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して比較の結果条件が良い方の候補をブランチノード装置と判定し、判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、候補をブランチノード装置と判定し、ブランチノード装置であると判定された場合に、第一のリングと接続する第二のリングの複数のノード装置のうち現用パスが通過するノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が現用パスの経路の終点であれば終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、終点ノード装置が現用パスの経路の終点ではなく終点ノード装置と第三のリングとの接続情報が保持されていなければ終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択するので、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が、第三のリングに接続するノード装置であるか否か(二重帰属しているノード装置であるか否か)を判定し、第三のリングに接続するノード装置ではないと判定された場合に(二重帰属しているノード装置ではないと判定された場合に)、このノード装置を宛先とする予備パスを予備パス候補とすることから、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの始点になる始点ノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されていない場合、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されており、かつ、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されていない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されている際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものであり、かつ、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置ではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るノード装置および予備パス設定方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例で用いる主要な用語、実施例1に係るノード装置の概要および特徴、実施例1に係るノード装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、次に、他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「リング」とは、リング型のSONET(Synchronous Optical Network)ネットワークあるいはSDH(Synchronous Digital Hierarchy)ネットワークのことである。ここで、SONETあるいはSDHとは、主に通信事業者などが保有する基幹ネットワークで用いられる伝送方式のことであり、複数の低速な通信回線の帯域を時分割多重により1本の光ファイバに集約する方式である。具体的には、「ノード装置」と呼ばれる多重化装置が、例えば、電話交換機、専用回線用装置、ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機などの通信装置に接続され、これらの通信装置から送信されるデータを時分割多重し、時分割多重したデータを光ファイバで接続された他の「ノード装置」に送信する。すなわち、以下の実施例で用いる「リング」とは、伝送方式がSONETあるいはSDHであり、複数の「ノード装置」を光ファイバでリング型に接続して構成したネットワークのことである。
このような「リング」においては、通信を行う経路を二重化し、一方の経路に障害が発生した場合であっても、他方の経路を利用して通信を継続することが可能な方式を取ることが一般的である。具体的には、UPSR(Unidirectional Path Switched Ring)やBLSR(Bidirectional Line Switched Ring)と呼ばれる方式である。UPSR方式は、リングの一方の方向を現用パスとし、他方の方向を予備パスとして、通常時にはリングの両方向に同一のデータを流し、現用パスに障害が発生した場合には受信側で予備パスに切り替える方式である。また、BLSR方式は、通常時には現用パスとしてリングの一方の方向へデータを流しているが、現用パスに障害が発生した場合には障害区間を避けるように折り返し、他方の方向で確保された予備パスに切り替える方式である。すなわち、UPSRやBLSRと呼ばれる方式によって、単一の「リング」における「現用パス」および「予備パス」の切替方法が定められている。
ところで、「リング」には、単一の「リング」による構成の他に、複数の「リング」をリング間接続する構成がある。このような構成においては、リング間接続を二重化(または多重化)し、一方の経路に障害が発生した場合であっても、他方の経路を利用して通信を継続することを可能にするべきである。ここで、リング間接続における「現用パス」とは、リング間接続している二重の経路のうち通常利用されている一方の経路のことであり、「予備パス」とは、現用パスに障害が発生した場合などに利用される他方の経路のことである。このような「現用パス」および「予備パス」の設定方法は、上記のBLSR方式に規定されているが(例えば、ドロップ・アンド・コンティニュー方式やデュアル・トランスミット方式など)、「予備パス」をシグナリング(通信相手との間に経路を設定することを目的として信号を交換する手順)により設定する方法については、BLSR方式に規定されていない。そこで、以下の実施例においては、BLSR方式の複数の「リング」が二重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて、「予備パス」をシグナリングにより設定する実施例を説明する。
なお、以下の実施例においては、BLSR方式の複数の「リング」が二重の経路でリング間接続しているネットワークを説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、BLSR方式と同様に「現用パス」および「予備パス」の切替を行う方式のネットワークであれば、本発明を同様に適用することができる。また、例えば、三重の経路でリング間接続している場合など、多重の経路でリング間接続しているネットワークであれば、本発明を同様に適用することができる。
[実施例1に係るノード装置の概要および特徴]
続いて、図1を用いて、実施例1に係るノード装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るノード装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係るノード装置は、上記したように、第一のリングを構成する複数のノード装置と第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続のうち、現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、現用パスを設定するシグナリングにより設定することを概要とし、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することを主たる特徴とする。
この主たる特徴について簡単に説明すると、まず、実施例1に係るノード装置は、図1の(A)に示すように、3つのリング(リング1、リング2、およびリング3)が二重の経路でリング間接続しているネットワークを構成する。「10」、「11」、・・・、「30」の番号は、実施例においてノード装置を識別する番号である。ここでは、「リング2」を構成するノード装置「23」に着目して実施例1に係るノード装置の概要および特徴を説明するので、ノード装置「23」が構成する「リング2」が「第一リング」となり、「リング2」に隣接する「リング1」および「リング3」が「第二リング」となる。なお、図1の(A)の太線に示すように、実施例1における現用パスの経路は、「10−11−12−21−22−23−31−32−30」である。
次に、実施例1に係るノード装置は、第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第一リングトポロジ情報保持部を備える。例えば、ノード装置「23」は、図1の(B)に示すように、第一のリング(リング2)を構成するノード装置のトポロジ情報として、「21−22−23−24−25−26−27」を保持する。また、ノード装置は、第一のリングを構成する複数のノード装置と第二のリングを構成する複数のノード装置との接続を示す接続情報を保持する第一第二リング間接続情報保持部を備える。例えば、ノード装置「23」は、図1の(B)に示すように、第一のリング(リング2)と第二のリング(リング1およびリング3)との接続情報として、「12−21、13−27、23−31、24−33」を保持する。
また、ノード装置は、第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第二リングトポロジ情報保持部を備える。例えば、ノード装置「23」は、図1の(B)に示すように、第二のリング(リング1およびリング3)を構成するノード装置のトポロジ情報として、「11−12−13−14」や「31−32−33−34」を保持する。また、ノード装置は、第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングを構成する複数のノード装置と第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続を示す接続情報を保持する第二第三リング間接続情報保持部を備える。例えば、ノード装置「23」は、図1の(B)に示すように、第二のリング(リング1およびリング3)に隣接する第三のリングがない場合であるので、接続情報を保持しない。
このような構成のもと、実施例1に係るノード装置は、まず、現用パスの経路をシグナリングにより受信する(図1の(1)を参照)。例えば、ノード装置「23」は、現用パスの経路として「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を受信する。
次に、ノード装置は、現用パスの経路と第一リングトポロジ情報保持部によって保持されたトポロジ情報と第一第二リング間接続情報保持部によって保持された接続情報とを照合して、第一のリングを構成するノード装置が現用パスから予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、また、ブランチノード装置であるか否かを判定する(図1の(2)および(3)を参照)。
例えば、ノード装置「23」は、現用パスの経路「21−22−23」とトポロジ情報「21−22−23」と接続情報「12−21」や「23−31」とを照合して、ノード装置「23」が第一のリング(リング2)において現用パスの終点になる終点ノード装置であって、第二のリング(リング1およびリング3)との接続情報が第一第二リング間接続情報保持部に保持されている場合であり、現用パスの経路が終点ノード装置(「23」)側で第二のリング(リング3)と接続するノード装置(「23」および「24」)の全てを通るものではなく、かつ、第一のリング(リング2)における現用パスの始点になる始点ノード装置(「21」)と第二のリングとの接続情報が第一第二のリング間接続情報保持手段によって保持されている際であるので(「12−21」)、ノード装置「23」がブランチノード装置であると判定する。
なお、ノード装置「23」においては、判定を行うノード装置「23」がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリング(リング2)を構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して、比較の結果条件が良い方の候補をブランチノードと判定する。
続いて、ノード装置は、ブランチノード装置であると判定された場合に、第一のリングと接続する第二のリングの複数のノード装置のうち、現用パスが通過するノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が現用パスの経路の終点であれば終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、終点ノード装置が現用パスの経路の終点ではなく、終点ノード装置と第三のリングとの接続情報が第二第三リング間接続情報保持部によって保持されていなければ終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択する(図1の(B)の(4)を参照)。
例えば、ノード装置「23」は、第一のリング(リング2)と接続する第二のリング(リング3)の複数のノード装置(31、33)のうち、現用パスが通過するノード装置「31」とブランチノード装置「23」との間で選択され得る経路(23−24−33−34−31)に応じて導出される条件(例えば、4ホップ)、および、第二のリング(リング3)において現用パスの終点になる終点ノード装置「32」が現用パスの経路の終点ではなく、終点ノード装置「32」と第三のリングとの接続情報が第二第三リング間接続情報保持部によって保持されていないので、終点ノード装置「32」とブランチノード装置「23」との間で選択され得る経路(23−24−33−32)に応じて導出される条件(例えば、3ホップ)を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路(ここでは、3ホップの23−24−33−32)を予備パスの経路として選択する。
そして、ノード装置は、現用パスを設定するシグナリングにより予備パスを設定する(図1の(B)の(5)を参照)。例えば、ノード装置「23」は、予備パス「23−24−33−32」を設定する。
このようなことから、実施例1に係るノード装置は、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が、第三のリングに接続するノード装置であるか否か(二重帰属しているノード装置であるか否か)を判定し、第三のリングに接続するノード装置ではないと判定された場合に(二重帰属しているノード装置ではないと判定された場合に)、このノード装置を宛先とする予備パスを予備パス候補とすることから、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することが可能になる。
[実施例1に係るノード装置の構成]
次に、図2〜図10を用いて、実施例1に係るノード装置を説明する。図2は、実施例1に係るノード装置の構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1におけるリングの構成を説明するための図であり、図4は、第一リングトポロジ情報保持部を説明するための図であり、図5は、第一第二リング間接続情報保持部を説明するための図であり、図6は、第二リングトポロジ情報保持部を説明するための図であり、図7は、第二第三リング間接続情報保持部を説明するための図であり、図8は、予備パス選択部を説明するための図であり、図9および図10は、シグナリングの具体例を説明するための図である。
図2に示すように、実施例1に係るノード装置10は、記憶部20と、制御部30とから構成される。
記憶部20は、制御部30による各種処理に用いるデータを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、第一リングトポロジ情報保持部21と、第一第二リング間接続情報保持部22と、第二リングトポロジ情報保持部23と、第二第三リング間接続情報保持部24とを備える。なお、第一リングトポロジ情報保持部21は、特許請求の範囲に記載の「第一リングトポロジ情報保持手段」に対応し、第一第二リング間接続情報保持部22は、特許請求の範囲に記載の「第一第二リング間接続情報保持手段」に対応し、第二リングトポロジ情報保持部23は、特許請求の範囲に記載の「第二リングトポロジ情報保持手段」に対応し、第二第三リング間接続情報保持部24は、特許請求の範囲に記載の「第二第三リング間接続情報保持手段」に対応する。
第一リングトポロジ情報保持部21は、第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する。具体的には、第一リングトポロジ情報保持部21は、ネットワークやノード装置の運用管理者などによって手動で入力される手法、NMS(Network Management System)やEMS(Element Management System)等のセンターから与えられる手法、もしくは何らかのプロトコルで広告される手法等により、第一のリング(ノード装置自身が構成するリング)を構成するノード装置のトポロジ情報を予め保持し、保持したトポロジ情報は、後述するブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33における処理などに利用される。
ここで、実施例1に係るノード装置は、図3に示すように、4つのリング(リング1、リング2、リング3、およびリング4)が二重の経路でリング間接続しているネットワークを構成し、現用パスは3つのリング(リング1、リング2、およびリング3)を通る。かかるネットワークのリング1を構成するノード装置(「11」、「12」、「13」、および「14」)における第一リングトポロジ情報保持部21は、例えば、図4に示すように、トポロジ情報として、「11−12−13−14」を保持する。
第一第二リング間接続情報保持部22は、第一のリングを構成する複数のノード装置と第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続を示す接続情報を保持する。具体的には、第一第二リング間接続情報保持部22は、第一リングトポロジ情報保持部21と同様、運用管理者などによって手動で入力される手法、NMSやEMS等のセンターから与えられる手法、もしくは何らかのプロトコルで広告される手法等により、第一のリング(ノード装置自身が構成するリング)と第二のリング(第一のリングに隣接するリング)とを接続する接続情報を予め保持し、保持した接続情報は、後述するブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33における処理などに利用される。
例えば、リング1を構成するノード装置における第一第二リング間接続情報保持部22は、図5に示すように、接続情報として、「リング2」と「12−21、13−27」とを対応づけて保持する。すなわち、リング1とリング2とが「12−21、13−27」で接続するとの情報を保持する。
第二リングトポロジ情報保持部23は、第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する。具体的には、第二リングトポロジ情報保持部23は、第一リングトポロジ情報保持部21と同様、運用管理者などによって手動で入力される手法、NMSやEMS等のセンターから与えられる手法、もしくは何らかのプロトコルで広告される手法等により、第二のリング(ノード装置自身が構成するリングに隣接するリング)を構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を予め保持し、保持したトポロジ情報は、後述するブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33における処理などに利用される。
例えば、リング1を構成するノード装置における第二リングトポロジ情報保持部23は、図6に示すように、トポロジ情報として、「リング2」と「21−22−23−24−25−26−27」とを対応づけて保持する。
第二第三リング間接続情報保持部24は、第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングを構成する複数のノード装置と第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続を示す接続情報を保持する。具体的には、第二第三リング間接続情報保持部24は、第一リングトポロジ情報保持部21と同様、運用管理者などによって手動で入力される手法、NMSやEMS等のセンターから与えられる手法、もしくは何らかのプロトコルで広告される手法等により、第二のリング(ノード装置自身が構成するリングに隣接するリング)に隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングと第三のリングとを接続する接続情報を予め保持し、保持した接続情報は、後述するブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33における処理などに利用される。
例えば、リング1を構成するノード装置における第二第三リング間接続情報保持部24は、図7に示すように、「リング2」と「リング3」と「23−31、24−33」とを対応づけて保持し、「リング2」と「リング4」と「25−42、26−41」とを対応づけて保持する。すなわち、リング2とリング3とが「23−31、24−33」で接続し、リング2とリング4とが「25−42、26−41」で接続するとの情報を保持する。
制御部30は、ノード装置10を制御して各種処理を実行する手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、メッセージ処理部31と、ブランチノード装置判定部32と、予備パス選択部33とを備える。なお、ブランチノード装置判定部32は、特許請求の範囲に記載の「ブランチノード装置判定手段」に対応し、予備パス選択部33は、特許請求の範囲に記載の「予備パス選択手段」に対応する。
メッセージ処理部31は、現用パスをシグナリングにより設定するメッセージ、予備パスをシグナリングにより設定するメッセージ、もしくは、現用パスや予備パスを用いて送受信されるメッセージ(通信の目的であるデータ)を処理する。具体的には、メッセージ処理部31は、シグナリング(通信相手との間に経路を設定することを目的として信号を交換する手順)の際に現用パスを設定するメッセージを隣接するノード装置から受信すると、このメッセージによって指定された現用パスの経路上にある隣接するノード装置に対してメッセージを転送したり、ブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33にメッセージを送信するなどする。また、メッセージ処理部31は、シグナリングの際に予備パスを設定するメッセージを隣接するノード装置から受信すると、このメッセージによって指定された予備パスの経路上にある隣接するノード装置に対してメッセージを転送するなどする。また、メッセージ処理部31は、予備パス選択部33から予備パスを設定するメッセージを受信すると、このメッセージによって指定された予備パスの経路上にある隣接するノード装置に対してメッセージを転送するなどする。さらに、メッセージ処理部31は、シグナリングにより現用パスおよび予備パスを設定した後には、送受信されるメッセージ(通信の目的であるデータ)を、現用パスもしくは予備パスの経路上にある隣接する一方のノード装置から受信し、現用パスもしくは予備パスの経路上にある隣接する他方のノード装置に転送するなどする。
例えば、現用パスの経路上にあるノード装置におけるメッセージ処理部31は、現用パスを設定するメッセージとして、「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を、現用パスの経路上にある隣接するノード装置に対して転送したり、ブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33にメッセージを送信するなどする。
ブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、第一のリングを構成するノード装置がブランチノード装置(現用パスおよび予備パスを分岐する分岐ノード装置)の候補であるか否かを判定し、判定の結果に基づいてブランチノード装置を判定する。具体的には、ブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路(現用パスを設定するメッセージ)を受信した場合に、第一のリング(ノード装置自身が構成するリング)を構成するノード装置がブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、判定の結果に基づいてブランチノード装置を判定し、判定を行うノード装置自身をブランチノード装置であると判定した場合に、予備パス選択部33に判定結果を送信する。
ここで、ブランチノード装置判定部32によるブランチノード装置の候補の判定およびブランチノード装置の判定について具体的に説明する。ブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路を受信した場合に、受信した現用パスの経路と、第一リングトポロジ情報保持部21によって保持されたトポロジ情報と、第一第二リング間接続情報保持部22によって保持された接続情報とを照合して、第一のリングを構成するノード装置(判定を行うノード装置自身およびその他のノード装置)が現用パスから予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定する。判定の結果、判定を行うノード装置自身がブランチノード装置の候補であると判定された場合に、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には(判定結果1)、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して、比較の結果条件が良い方の候補をブランチノード装置と判定する。また、判定の結果、判定を行うノード装置自身がブランチノード装置の候補であると判定された場合に、第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には(判定結果2)、候補(判定を行うノード装置自身)をブランチノード装置と判定する。
上記の判定について詳細に説明すると、ブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路とトポロジ情報と接続情報との照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、第一のリングにおいて現用パスの始点になる始点ノード装置(addノード)であって、第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されていない場合(二重帰属していない場合)、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)と第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22によって保持されており(二重帰属しており)、かつ、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置全てを通るものではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、ブランチノード装置の候補であると判定する。
次に、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、その他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には(判定結果1)、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と、候補(ブランチノード装置の候補であると判定された複数のノード装置)との間でそれぞれ導出される条件を比較して、比較の結果条件が良い方の候補をブランチノード装置と判定する。
例えば、導出される条件として「ホップ数」を用いる場合は、接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される「ホップ数」を比較して、比較の結果「ホップ数」が少ない方の候補をブランチノード装置と判定するなどする。なお、実施例1においては、導出される条件として「ホップ数」を用いる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、経路の距離、経路の空き帯域(例えば、未使用チャネル数)、経路を利用する費用、ポリシー(例えば、ドロップ・アンド・コンティニュー方式を優先)など、その他の条件を比較する場合などにも、本発明を同様に適用することができる。
また、ブランチノード装置判定部32は、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置であって、第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されている場合(二重帰属している場合)、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置(addノード)と第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22によって保持されていない(二重帰属していない)際には、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、ブランチノード装置の候補であると判定する。
次に、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、その他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には(判定結果1)、上記と同様、導出される条件を比較して、比較の結果条件が良い方の候補をブランチノード装置と判定する。
また、ブランチノード装置判定部32は、上記と同様、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されている場合(二重帰属している場合)、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置(addノード)と第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22によって保持されている(二重帰属している)際には、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、ブランチノード装置であると判定する。すなわち、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないことを同時に判定している(判定結果2)。
また、ブランチノード装置判定部32は、上記と同様、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されている場合(二重帰属している場合)、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものであり、かつ、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)ではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)が、ブランチノード装置であると判定する。すなわち、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないことを同時に判定している(判定結果2)。
予備パス選択部33は、予備パスとして選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択する。具体的には、予備パス選択部33は、ブランチノード装置判定部32から、照合を行う第一のリングのノード装置(判定を行うノード装置自身)がブランチノード装置であるとの判定結果を受信すると、予備パスの宛先候補ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択し、選択した予備パスの経路をメッセージ処理部31に送信する。
ここで、予備パス選択部33による予備パスの選択について具体的に説明する。予備パスの宛先候補ノード装置とは、ブランチノード装置から予備パスの経路を選択する上で、BLSR方式に規定されているドロップ・アンド・コンティニュー方式やデュアル・トランスミット方式などに従って、予備パスの終点として選択し得るノード装置のことである。ところで、図8に、実施例1におけるリングの構成を簡略化したものを図示するが、例えば、図8の(A)において、ノード装置「12」がブランチノード装置であるとすると、ノード装置「23」を予備パスの終点として選択することはできないことが、BLSR方式において規定されている。同じく、図8の(B)において、ノード装置「12」がブランチノード装置であるとすると、ノード装置「23」を予備パスの終点として選択することはできないことが、BLSR方式において規定されている。
すなわち、ノード装置「12」にとってノード装置「23」は、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)であるが、この終点ノード装置(dropノード)が第三のリングと二重帰属していると(23−31)、予備パスの終点として選択することができないことが、BLSR方式において規定されている。
このため、実施例1における予備パス選択部33は、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)と第三のリングとの接続情報が、第二第三リング間接続情報保持部24によって保持されているか否かにより、この終点ノード装置(dropノード)を宛先候補ノード装置とするか否かを判定している。結局、予備パス選択部33は、第一のリングと接続する第二のリングの複数のノード装置のうち、現用パスが通過するノード装置を宛先候補ノード装置とし、また、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)が現用パスの経路の終点であれば、この終点ノード装置(dropノード)を宛先候補ノード装置とし、さらに、終点ノード装置(dropノード)が現用パスの経路の終点ではなく、終点ノード装置(dropノード)と第三のリングとの接続情報が第二第三リング間接続情報保持部24によって保持されていなければ(二重帰属していなければ)、この終点ノード装置(dropノード)を宛先候補ノード装置とする。
次に、予備パス選択部33は、予備パスの宛先候補ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果、条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択する。例えば、導出される条件として「ホップ数」を用いる場合は、宛先候補ノード装置とブランチノード装置との間でそれぞれ導出される「ホップ数」を比較して、比較の結果「ホップ数」が少ない方の経路を予備パスの経路として選択するなどする。なお、実施例1においては、導出される条件として「ホップ数」を用いる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、経路の距離、経路の空き帯域(例えば、未使用チャネル数)、経路を利用する費用、ポリシー(例えば、ドロップ・アンド・コンティニュー方式を優先)など、その他の条件を比較する場合などにも、本発明を同様に適用することができる。
[シグナリングの具体例]
次に、実施例1におけるシグナリングについて、具体的に例を挙げて説明する。図9および図10は、図3に示した実施例1におけるリングの構成において、現用パスをシグナリングにより設定するメッセージおよび予備パスをシグナリングにより設定するメッセージが、どのノード装置からどのノード装置に送信されるのか、また、各々のノード装置においてどのような情報が保持されるのか、さらに、各々のノード装置におけるブランチノード装置判定部32および予備パス選択部33がどのように判定や選択を行うか等について一例を説明するものである。なお、実際のシグナリングは、ノード装置「10」からノード装置「30」に送信された後、ノード装置「30」からノード装置「10」に再送信されるなどして経路を設定するが、ここでは、上記の点に着目して一例を説明することとし、ノード装置「30」からノード装置「10」に再送信される点については割愛する。その他、送信のタイミング等についても、図9および図10に示したタイミングに限られるものではない。
まず、ノード装置「11」、「12」、「13」、「27」、「21」、「22」、「23」、「31」、「24」、「33」、および「32」は、第一リングトポロジ情報保持部21、第一第二リング間接続情報保持部22、第二リングトポロジ情報保持部23、および第二第三リング間接続情報保持部24に、図9および図10に示すような情報を予め保持している。
このような構成のもと、まず、ノード装置「11」について説明すると、ノード装置「11」のメッセージ処理部31が、ノード装置「10」から、現用パスを設定するメッセージ(現用パスの経路)として、「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を受信する。メッセージ処理部31は、受信した現用パスの経路を、メッセージ処理部31によってノード装置「12」に送信する他、ノード装置「11」のブランチノード装置判定部32に送信する。
ノード装置「11」のブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路を受信した場合に、受信した現用パスの経路と、第一リングトポロジ情報保持部21によって保持されたトポロジ情報と、第一第二リング間接続情報保持部22によって保持された接続情報とを照合して、ノード装置「11」がブランチノード装置の候補であるか否かを判定する。
例えば、ノード装置「11」のブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路(「11−12」)と、トポロジ情報(「11−12」)と、接続情報(「12−21、13−27」)とを照合して、ノード装置「11」が、始点ノード装置(addノード)であって二重帰属していない場合であり、終点ノード装置(dropノード)であるノード装置「12」が二重帰属しており、かつ、現用パスの経路が接続ノード装置全てを通るものではない際であることから、ノード装置「11」が、ブランチノード装置の候補であると判定する。
続いて、ノード装置「11」のブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを判定すると、ノード装置「12」がブランチノード装置の候補であると判定されるので(ノード装置「12」がブランチノード装置の候補と判定される詳細については後述する)、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置であるノード装置「13」と、候補(ノード装置「11」およびノード装置「12」)との間でそれぞれ導出されるホップ数を比較して、比較の結果、ホップ数が少ない方の候補をブランチノード装置と判定する。ここでは、ノード装置「12」がブランチノード装置と判定する(ノード装置「12」がブランチノード装置と判定される詳細については後述する)。すると、ノード装置「11」は、ノード装置「11」自身がブランチノード装置であると判定されなかったことから、処理を終了する。
次に、ノード装置「12」について説明すると、ノード装置「12」のメッセージ処理部31が、ノード装置「11」から、現用パスの経路「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を受信する。メッセージ処理部31は、ノード装置「11」と同様、受信した現用パスの経路を、メッセージ処理部31によってノード装置「21」に送信する他、ノード装置「12」のブランチノード装置判定部32に送信する。
ノード装置「12」のブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路を受信した際に、ノード装置「11」と同様、現用パスの経路とトポロジ情報と接続情報とを照合して、ノード装置「12」がブランチノード装置の候補であるか否かを判定する。
例えば、ノード装置「12」のブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路(「11−12」)と、トポロジ情報(「11−12」)と、接続情報(「12−21、13−27」)とを照合して、ノード装置「12」が、終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続する接続ノードであって二重帰属している場合であり、現用パスの経路が接続ノード装置全てを通るものではなく、かつ、始点ノード装置(addノード)であるノード装置「11」が二重帰属していない際であることから、ノード装置「12」が、ブランチノード装置の候補であると判定する。
続いて、ノード装置「12」のブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを判定すると、上記したように、ノード装置「11」がブランチノード装置の候補であると判定されるので、ノード装置「13」と、候補(ノード装置「11」およびノード装置「12」)との間でそれぞれ導出されるホップ数を比較して、比較の結果、ホップ数が少ない方の候補をブランチノード装置と判定する。
すると、ノード装置「11」からノード装置「13」へのホップ数は、「11−14−13」の2ホップであり、ノード装置「12」からノード装置「13」へのホップ数は、「12−13」の1ホップであることから、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置「12」自身がブランチノード装置であると判定し、予備パス選択部33に判定結果を送信する。
ノード装置「12」の予備パス選択部33は、ブランチノード装置判定部32から、ノード装置「12」自身がブランチノード装置であるとの判定結果を受信すると、予備パスの宛先候補ノード装置とノード装置「12」との間で選択され得る経路に応じて導出されるホップ数を全て比較し、ホップ数が少ない方の経路を予備パスの経路として選択する。
例えば、ノード装置「12」の予備パス選択部33は、現用パスの経路(「21」)と、接続情報(「12−21」)とから、第一リングと接続する第二リングの複数のノード装置(ノード装置「21」およびノード装置「27」)のうち、現用パスが通過するノード装置であるノード装置「21」を宛先候補ノード装置とする。また、予備パス選択部33は、現用パスの経路(「21−22−23−31」)と、トポロジ情報(「21−22−23−24」)と、接続情報(「23−31」)とから、第二リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置「23」が、現用パスの経路の終点ではなく、二重帰属しているので、ノード装置「23」を宛先候補ノード装置としない。結局、宛先候補ノード装置は、ノード装置「21」のみとされる。
次に、予備パス選択部33は、ノード装置「21」とノード装置「12」との間で選択され得る経路に応じて導出されるホップ数を全て比較し、比較の結果、ホップ数が少ない方の経路を予備パスの経路として選択するが、ここでは、選択され得る経路が「12−13−27−21」のみであるので、結局、予備パスの経路として、「12−13−27−21」が選択される。ノード装置「12」の予備パス選択部33は、予備パスの経路「12−13−27−21」を、メッセージ処理部31に送信する。すると、ノード装置「12」のメッセージ処理部31は、予備パスの経路を、ノード装置「13」に送信し、ノード装置「13」は、予備パスの経路を、ノード装置「27」に送信し、ノード装置「27」は、予備パスの経路を、ノード装置「21」に送信する。現用パスの経路と予備パスの経路とは、ノード装置「21」においてシグナリングによって結び付けられる。
次に、ノード装置「21」について説明すると、ノード装置「21」のメッセージ処理部31が、ノード装置「12」から、現用パスの経路「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を受信する。メッセージ処理部31は、ノード装置「11」と同様、受信した現用パスの経路を、メッセージ処理部31によってノード装置「22」に送信する他、ノード装置「21」のブランチノード装置判定部32に送信する。
ノード装置「21」のブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路を受信した際に、ノード装置「11」と同様、現用パスの経路とトポロジ情報と接続情報とを照合して、ノード装置「21」がブランチノード装置の候補であるか否かを判定するが、ここでは、ノード装置「21」はブランチノード装置の候補であると判定されず、ノード装置「21」は、処理を終了する。
同じく、ノード装置「22」も、ノード装置「21」から受信した現用パスの経路を、メッセージ処理部31によってノード装置「23」に送信する他、ノード装置「22」のブランチノード装置判定部32に送信するが、ノード装置「22」はブランチノード装置の候補であると判定されず、ノード装置「22」は、処理を終了する。
次に、ノード装置「23」について説明すると、ノード装置「23」のメッセージ処理部31が、ノード装置「22」から、現用パスの経路「10−11−12−21−22−23−31−32−30」を受信する。メッセージ処理部31は、ノード装置「11」と同様、受信した現用パスの経路を、メッセージ処理部31によってノード装置「31」に送信する他、ノード装置「23」のブランチノード装置判定部32に送信する。
ノード装置「23」のブランチノード装置判定部32は、メッセージ処理部31から現用パスの経路を受信した際に、ノード装置「11」と同様、現用パスの経路とトポロジ情報と接続情報とを照合して、ノード装置「23」がブランチノード装置の候補であるか否かを判定する。
例えば、ノード装置「23」のブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路(「21−22−23」)と、トポロジ情報(「21−22−23」)と、接続情報(「12−21、23−31」)とを照合して、ノード装置「23」が、終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続する接続ノードであって二重帰属している場合であり、現用パスの経路が接続ノード装置全てを通るものではなく、かつ、始点ノード装置(addノード)であるノード装置「21」が二重帰属している際であることから、ノード装置「23」が、ブランチノード装置であると判定する。そして、ノード装置「23」のブランチノード装置判定部32は、予備パス選択部33に判定結果を送信する。
ノード装置「23」の予備パス選択部33は、ブランチノード装置判定部32から、ノード装置「23」自身がブランチノード装置であるとの判定結果を受信すると、予備パスの宛先候補ノード装置とノード装置「23」との間で選択され得る経路に応じて導出されるホップ数を全て比較し、ホップ数が少ない方の経路を予備パスの経路として選択する。
例えば、ノード装置「23」の予備パス選択部33は、現用パスの経路(「31」)と、接続情報(「23−31」)とから、第一リングと接続する第二リングの複数のノード装置(ノード装置「31」およびノード装置「33」)のうち、現用パスが通過するノード装置であるノード装置「31」を宛先候補ノード装置とする。また、予備パス選択部33は、現用パスの経路(「31−32−30」)と、トポロジ情報(「31−32−33」)と、接続情報(なし)とから、第二リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置「32」が、現用パスの経路の終点でなく、二重帰属していないので、ノード装置「32」を宛先候補ノード装置とする。結局、宛先候補ノード装置は、ノード装置「31」およびノード装置「32」とされる。
次に、ノード装置「31」とノード装置「23」との間で選択され得る経路は「23−24−33−34−31」のみであるので、ホップ数は4ホップである。また、ノード装置「32」とノード装置「23」との間で選択され得る経路は「23−24−33−32」のみであるので、ホップ数は3ホップである。したがって、予備パス選択部33は、4ホップと3ホップとを比較の結果、ホップ数が少ない「23−24−33−32」を選択する。
続いて、ノード装置「23」の予備パス選択部33は、予備パスの経路「23−24−33−32」を、メッセージ処理部31に送信する。すると、ノード装置「23」のメッセージ処理部31は、予備パスの経路を、ノード装置「24」に送信し、ノード装置「24」は、予備パスの経路を、ノード装置「33」に送信し、ノード装置「33」は、予備パスの経路を、ノード装置「32」に送信する。現用パスの経路と予備パスの経路とは、ノード装置「32」においてシグナリングによって結び付けられる。
[実施例1に係るノード装置による処理の手順]
次に、図11〜13を用いて、実施例1に係るノード装置による処理の手順を説明する。図11は、実施例1に係るノード装置による処理を説明するための図であり、図12は、ブランチノード装置判定処理を説明するための図であり、図13は、予備パス選択処理を説明するための図である。
[ノード装置による処理の手順]
まず、実施例1に係るノード装置10は、メッセージ処理部31において、現用パスをシグナリングにより設定するメッセージを受信する(ステップS1101)。
次に、ノード装置10は、メッセージ処理部31において、受信したメッセージを処理し、送信する(ステップS1102)。具体的には、ノード装置10は、メッセージ処理部31において、このメッセージによって指定された現用パスの経路上にある隣接するノード装置に対してメッセージを転送したり、ブランチノード装置判定部32や予備パス選択部33にメッセージを送信するなどする。
そして、ノード装置10は、ブランチノード装置判定部32において、第一のリングを構成するノード装置がブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、判定の結果に基づいてブランチノード装置を判定する(ステップS1103)。判定の結果、ノード装置10自身がブランチノード装置ではないと判定された場合には(ステップS1103否定)、ノード装置10は、処理を終了する。
一方、判定の結果、ノード装置10自身がブランチノード装置であると判定された場合には(ステップS1103肯定)、ノード装置10は、予備パス選択部33において、予備パスの経路を計算するなどして選択する(ステップS1104)。
続いて、ノード装置10は、メッセージ処理部31において、予備パスをシグナリングにより設定するメッセージを生成し、送信する(ステップS1105)。
[ブランチノード装置判定処理の手順]
まず、ブランチノード装置判定部32は、判定を行うノード装置10自身(自ノード)が、第一のリングにおいて現用パスの始点になる始点ノード装置(addノード)であって、第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されていないか(二重帰属していないか)否かを判定する(ステップS1201)。
自ノードが二重帰属していないaddノードである場合には(ステップS1201肯定)、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)と第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22によって保持されているか(二重帰属しているか)否かを判定する(ステップS1202)。dropノードが二重帰属していない場合には(ステップS1202否定)、ブランチノード装置判定部32は、処理を終了する。
一方、dropノードが二重帰属している場合には(ステップS1202肯定)、ブランチノード装置判定部32は、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置(接続ノード)全てを通るものであるかを判定する(ステップS1203)。現用パスがdropノード側の接続ノード全てを通るものである場合には(ステップS1203肯定)、ブランチノード装置判定部32は、処理を終了する。
一方、現用パスがdropノード側の接続ノード全てを通るものではない場合には(ステップS1203否定)、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを同様に判定し、その他のノード装置もブランチノード装置であると判定された際には、予備パスの候補として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較する(ステップS1204)。比較の結果、ノード装置10自身(自ノード)の条件が良い方ではない場合には(ステップS1204否定)、ブランチノード装置判定部32は、処理を終了する。
一方、比較の結果、ノード装置10自身(自ノード)の条件が良い方である場合には(ステップS1204肯定)、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置10自身がブランチノード装置であるとの判定結果を予備パス選択部33に送信するなどして、処理を終了する(ステップS1205)。
ステップS1201において、自ノードが二重帰属していないaddノードではない場合には(ステップS1201否定)、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置10自身(自ノード)が、第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置(接続ノード)であって、第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22に保持されているか(二重帰属しているか)否かを判定する(ステップS1211)。自ノードがdrop側の二重帰属しているリング間接続ノードではない場合には(ステップS1211否定)、ブランチノード装置判定部32は、処理を終了する。
一方、自ノードがdrop側の二重帰属しているリング間接続ノードである場合には(ステップS1211肯定)、現用パスの経路が終点ノード装置(dropノード)側で第二のリングと接続するノード装置(接続ノード)全てを通るものであるかを判定する(ステップS1212)。
現用パスがdropノード側の接続ノード全てを通るものではない場合には(ステップS1212否定)、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置(addノード)と第二のリングとの接続情報が第一第二リング間接続情報保持部22によって保持されていないか(二重帰属していないか)否かを判定する(ステップS1213)。addノードが二重帰属している場合には(ステップS1213肯定)、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置10自身がブランチノード装置であるとの判定結果を予備パス選択部33に送信するなどして、処理を終了する(ステップS1205)。
一方、addノードが二重帰属していない場合には(ステップS1213否定)、ブランチノード装置判定部32は、第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であるか否かを同様に判定し、その他のノード装置もブランチノード装置であると判定された際には、予備パスの候補として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較する処理に移行する(ステップS1204)。
ステップS1212において、現用パスがdropノード側の接続ノード全てを通るものである場合には(ステップS1212肯定)、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置10自身(自ノード)が、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)であるか否かを判定する(ステップS1221)。自ノードがdropノードである場合には(ステップS1221肯定)、ブランチノード装置判定部32は、処理を終了する。一方、自ノードがdropノードではない場合には(ステップS1221否定)、ブランチノード装置判定部32は、ノード装置10自身がブランチノード装置であるとの判定結果を予備パス選択部33に送信するなどして、処理を終了する(ステップS1205)。
[予備パス選択処理の手順]
予備パス選択部33は、第一のリングと接続する第二のリングの複数のノード装置(次リングのaddノード)のうち、現用パスが通過するノード装置を宛先候補ノード装置とする(ステップS1301)。
次に、予備パス選択部33は、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置(dropノード)が現用パスの経路の終点であれば、この終点ノード装置(dropノード)を宛先候補ノード装置とし、終点ノード装置(dropノード)が現用パスの経路の終点ではなく、終点ノード装置(dropノード)と第三のリングとの接続情報が第二第三リング間接続情報保持部24によって保持されていなければ(二重帰属していなければ)、この終点ノード装置(dropノード)を宛先候補ノード装置とする(ステップS1302)。
そして、予備パス選択部33は、予備パスの宛先候補ノード装置とブランチノード装置の間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果、条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択する(ステップS1303)。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1によれば、第一のリングを構成する複数のノード装置と第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、現用パスを設定するシグナリングにより設定する第一のリングのノード装置であって、第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持し、第一のリングを構成する複数のノード装置と第二のリングを構成する複数のノード装置との接続を示す接続情報を保持し、第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持し、第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、第二のリングを構成する複数のノード装置と第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続を示す接続情報を保持し、現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、現用パスの経路と保持されたトポロジ情報と接続情報とを照合して第一のリングを構成するノード装置が現用パスから予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、第一のリングの複数のノード装置のうち予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して比較の結果条件が良い方の候補をブランチノード装置と判定し、判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、候補をブランチノード装置と判定し、ブランチノード装置であると判定された場合に、第一のリングと接続する第二のリングの複数のノード装置のうち現用パスが通過するノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、第二のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が現用パスの経路の終点であれば終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、終点ノード装置が現用パスの経路の終点ではなく終点ノード装置と第三のリングとの接続情報が保持されていなければ終点ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、比較の結果条件が良い方の経路を予備パスの経路として選択するので、隣接リングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置が、第三のリングに接続するノード装置であるか否か(二重帰属しているノード装置であるか否か)を判定し、第三のリングに接続するノード装置ではないと判定された場合に(二重帰属しているノード装置ではないと判定された場合に)、このノード装置を宛先とする予備パスを予備パス候補とすることから、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、実施例1によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの始点になる始点ノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されていない場合、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されており、かつ、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、実施例1によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されていない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、実施例1によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、第一のリングにおける現用パスの始点になる始点ノード装置と第二のリングとの接続情報が保持されている際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
また、実施例1によれば、ノード装置は、照合を行う第一のリングのノード装置が第一のリングにおいて現用パスの終点になる終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置であって第二のリングとの接続情報が保持されている場合、現用パスの経路が終点ノード装置側で第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものであり、かつ、第一のリングにおける現用パスの終点になる終点ノード装置ではない際には、照合を行う第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定するので、上記と同様、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、予備パスを同時に設定することが可能になる。
ところで、これまで実施例1に係るノード装置について説明したが、本発明は上記した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例2に係るノード装置として、異なる実施例を説明する。
[コスト情報保持部]
実施例1においては、ブランチノード装置判定部32において、接続のノード装置と候補との間でそれぞれ導出される条件を比較する際に、「ホップ数」を用いる手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図14に示すように、ノード装置10がコスト情報保持部25を別途保持し、ブランチノード装置判定部32が、コスト情報保持部25に保持されたコスト情報を参照しながら条件を導出する手法にも、本発明を同様に適用することができる。コスト情報保持部25に保持される情報は、例えば、経路の距離、経路の空き帯域(例えば、未使用チャネル数)、経路を利用する費用、ポリシー(例えば、ドロップ・アンド・コンティニュー方式を優先)など、いずれでもよい。また、実施例1では、ブランチノード装置判定部32において、予備パス選択部33において、宛先候補ノード装置とブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を比較する際に、「ホップ数」を用いる手法について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、同様に、コスト情報保持部25に保持されたコスト情報を参照しながら条件を導出する手法にも、本発明を同様に適用することができる。
[システム構成等]
実施例1においては、BLSR方式の3つの「リング」が二重の経路でリング間接続しているネットワークについて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、BLSR方式と同様に「現用パス」および「予備パス」の切替を行う方式のネットワーク、3つ以上のより多くの「リング」がリング間接続しているネットワーク、二重以上の多重の経路でリング間接続しているネットワークなどにも、本発明を同様に適用することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、手動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、ノード装置にトポロジ情報や接続情報などの各種情報を保持させる処理)の全部または一部を公知の方法で自動的におこなう(例えば、NMSやEMS等のセンターから与えられる、プロトコルで広告されるなど)こともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(例えば、図2など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、第一リングのトポロジ情報保持部21および第二リングトポロジ情報保持部23を統合して構成するなど)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[プログラム]
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有する予備パス設定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、予備パス設定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図15に示すように、コンピュータ40は、キャッシュ41、RAM42、HDD43、ROM44およびCPU45をバス46で接続して構成される。ここで、ROM44には、上記の実施例1と同様の機能を発揮するノードプログラム、つまり、図15に示すように、ブランチノード装置判定プログラム44aと予備パス選択プログラム44bとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU45は、これらのプログラム44aおよび44bを読み出して実行することで、図15に示すように、各プログラム44aおよび44bは、ブランチノード装置判定プロセス45aと予備パス選択プロセス45bとなる。なお、各プロセス45aおよび45bは、図2に示した、ブランチノード装置判定部32および予備パス選択部33にそれぞれ対応する。
また、HDD43には、図15に示すように、第一リングトポロジ情報テーブル43a、第一第二リング間接続情報テーブル43b、第二リングトポロジ情報テーブル43c、および第二第三リング間接続情報テーブル43dが設けられる。なお、各テーブル43a、43b、43c、および43dは、図2に示した、第一リングトポロジ情報保持部21、第一第二リング間接続情報保持部22、第二リングトポロジ情報保持部23、および第二第三リング間接続情報保持部24にそれぞれ対応する。
ところで、上記した各プログラム44aおよび44bについては、必ずしもROM44に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ40に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ40の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ40に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ40がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るノード装置および予備パス設定方法は、第一のリングを構成する複数のノード装置と第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、現用パスを設定するシグナリングにより設定することに有用であり、特に、3つ以上のリングが多重の経路でリング間接続しているネットワークにおいて3つ以上のリングを通る現用パスをシグナリングにより設定する際に、リング間接続している多重の経路のうち現用パス以外の経路を選択する予備パスを同時に設定することに適する。
実施例1に係るノード装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るノード装置の構成を示すブロック図である。 実施例1におけるリングの構成を説明するための図である。 第一リングトポロジ情報保持部を説明するための図である。 第一第二リング間接続情報保持部を説明するための図である。 第二リングトポロジ情報保持部を説明するための図である。 第二第三リング間接続情報保持部を説明するための図である。 予備パス選択部を説明するための図である。 シグナリングの具体例を説明するための図である。 シグナリングの具体例を説明するための図である。 実施例1に係るノード装置による処理を説明するための図である。 ブランチノード装置判定処理を説明するための図である。 予備パス選択処理を説明するための図である。 実施例2に係るノード装置の構成を示すブロック図である。 予備パス設定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 ノード装置
20 記憶部
21 第一リングトポロジ情報保持部
22 第一第二リング間接続情報保持部
23 第二リングトポロジ情報保持部
24 第二第三リング間接続情報保持部
25 コスト情報保持部
30 制御部
31 メッセージ処理部
32 ブランチノード装置判定部
33 予備パス選択部
40 コンピュータ
41 キャッシュ
42 RAM
43 HDD
44 ROM
45 CPU
46 バス

Claims (6)

  1. 第一のリングを構成する複数のノード装置と当該第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、当該現用パスを設定するシグナリングにより設定する前記第一のリングのノード装置であって、
    前記第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第一リングトポロジ情報保持手段と、
    前記第一のリングを構成する前記複数のノード装置と前記第二のリングを構成する前記複数のノード装置との前記接続を示す接続情報を保持する第一第二リング間接続情報保持手段と、
    前記第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第二リングトポロジ情報保持手段と、
    前記第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、当該第二のリングを構成する複数のノード装置と当該第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続を示す接続情報を保持する第二第三リング間接続情報保持手段と、
    前記現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、当該現用パスの経路と前記第一リングトポロジ情報保持手段によって保持された前記トポロジ情報と前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持された前記接続情報とを照合して前記第一のリングを構成するノード装置が当該現用パスから前記予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、当該第一のリングの前記複数のノード装置のうち前記予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と前記候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して当該比較の結果当該条件が良い方の当該候補をブランチノード装置と判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、当該候補をブランチノード装置と判定するブランチノード装置判定手段と、
    前記ブランチノード装置判定手段によってブランチノード装置であると判定された場合に、前記第一のリングと接続する前記第二のリングの複数のノード装置のうち前記現用パスが通過するノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該第二のリングにおいて当該現用パスの終点になる終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点であれば当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点ではなく当該終点ノード装置と前記第三のリングとの接続情報が前記第二第三リング間接続情報保持手段によって保持されていなければ当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、当該比較の結果当該条件が良い方の経路を前記予備パスの経路として選択する予備パス選択手段と、
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  2. 前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの始点になる始点ノード装置であって前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されていない場合、当該第一のリングにおける当該現用パスの終点になる終点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されており、かつ、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定することを特徴とする請求項1に記載のノード装置。
  3. 前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの始点になる始点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されていない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置の候補であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のノード装置。
  4. 前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものではなく、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの始点になる始点ノード装置と前記第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のノード装置。
  5. 前記ブランチノード装置判定手段は、前記照合を行う前記第一のリングのノード装置が当該第一のリングにおいて前記現用パスの終点になる終点ノード装置側で前記第二のリングと接続するノード装置であって当該第二のリングとの接続情報が前記第一第二リング間接続情報保持手段によって保持されている場合、当該現用パスの経路が当該終点ノード装置側で当該第二のリングと接続するノード装置の全てを通るものであり、かつ、当該第一のリングにおける当該現用パスの終点になる終点ノード装置ではない際には、当該照合を行う当該第一のリングのノード装置がブランチノード装置であると判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のノード装置。
  6. 第一のリングを構成する複数のノード装置と当該第一のリングに隣接する第二のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続のうち現用パスの経路である接続以外の接続を経路とする予備パスを、当該現用パスを設定するシグナリングにより前記第一のリングのノード装置で設定する予備パス設定方法であって、
    前記第一のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第一リングトポロジ情報保持工程と、
    前記第一のリングを構成する前記複数のノード装置と前記第二のリングを構成する前記複数のノード装置との前記接続を示す接続情報を保持する第一第二リング間接続情報保持工程と、
    前記第二のリングを構成するノード装置のトポロジを示すトポロジ情報を保持する第二リングトポロジ情報保持工程と、
    前記第二のリングに隣接する第三のリングがある場合には、当該第二のリングを構成する複数のノード装置と当該第三のリングを構成する複数のノード装置とをそれぞれ接続する当該接続を示す接続情報を保持する第二第三リング間接続情報保持工程と、
    前記現用パスの経路をシグナリングにより受信した場合に、当該現用パスの経路と前記第一リングトポロジ情報保持工程によって保持された前記トポロジ情報と前記第一第二リング間接続情報保持工程によって保持された前記接続情報とを照合して前記第一のリングを構成するノード装置が当該現用パスから前記予備パスを分岐するブランチノード装置の候補であるか否かを判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置もブランチノード装置の候補であると判定された際には、当該第一のリングの前記複数のノード装置のうち前記予備パスの経路として選択され得る接続のノード装置と前記候補との間でそれぞれ導出される条件を比較して当該比較の結果当該条件が良い方の当該候補をブランチノード装置と判定し、当該判定を行うノード装置がブランチノード装置の候補であると判定された場合に前記第一のリングを構成するその他のノード装置はブランチノード装置の候補ではないと判定された際には、当該候補をブランチノード装置と判定するブランチノード装置判定工程と、
    前記ブランチノード装置判定工程によってブランチノード装置であると判定された場合に、前記第一のリングと接続する前記第二のリングの複数のノード装置のうち前記現用パスが通過するノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該第二のリングにおいて当該現用パスの終点になる終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点であれば当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件、および、当該終点ノード装置が当該現用パスの経路の終点ではなく当該終点ノード装置と前記第三のリングとの接続情報が前記第二第三リング間接続情報保持工程によって保持されていなければ当該終点ノード装置と当該ブランチノード装置との間で選択され得る経路に応じて導出される条件を全て比較し、当該比較の結果当該条件が良い方の経路を前記予備パスの経路として選択する予備パス選択工程と、
    を含んだことを特徴とする予備パス設定方法。
JP2006268495A 2006-09-29 2006-09-29 ノード装置および予備パス設定方法 Expired - Fee Related JP4851905B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268495A JP4851905B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 ノード装置および予備パス設定方法
US11/785,894 US7633857B2 (en) 2006-09-29 2007-04-20 Node and method of setting backup path

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268495A JP4851905B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 ノード装置および予備パス設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008092117A true JP2008092117A (ja) 2008-04-17
JP4851905B2 JP4851905B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39261046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006268495A Expired - Fee Related JP4851905B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 ノード装置および予備パス設定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7633857B2 (ja)
JP (1) JP4851905B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188673A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Fujitsu Ltd 伝送装置およびパス設定方法
JP2009206672A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Nec Corp 光伝送システム、ノード装置及びそれらに用いるgmpls制御方法並びにそのプログラム
JP5621668B2 (ja) * 2011-03-15 2014-11-12 富士通株式会社 伝送システム、冗長区間設定方法および接続ノード
US9369341B2 (en) * 2011-05-15 2016-06-14 Orbit Communication Systems Ltd. Static ring network for vehicle communications
US9077641B2 (en) * 2011-05-15 2015-07-07 Orbit Communication Systems Ltd. Static ring network for vehicle communications
WO2013131554A1 (en) * 2012-03-05 2013-09-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) The handling of data transfers in a network with a ring topology
US8842575B2 (en) * 2012-06-21 2014-09-23 Alcatel Lucent Method and apparatus for providing a non-overlapping ring-mesh network topology
GB2527798A (en) * 2014-07-02 2016-01-06 Ibm Synchronizing operations between regions when a network connection fails
CN110519145B (zh) * 2019-07-31 2021-02-19 杭州电子科技大学 一种基于双向环网的多主485路由通信方法和系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285174A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Nec Corp 通信網における障害回復システム
JP2007028386A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fujitsu Ltd シグナリング装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5440540A (en) * 1992-03-26 1995-08-08 Kremer; Wilhelm Ring interworking between a bidirectional line-switched ring transmission system and another ring transmission system
JP2003101558A (ja) 2001-09-21 2003-04-04 Fujitsu Ltd Sdhリングネットワーク
US7545735B1 (en) * 2003-03-11 2009-06-09 Atrica Israel Ltd. Scalable protection mechanism for hierarchical multicast service in ring based networks
JP4455105B2 (ja) 2004-03-12 2010-04-21 三菱電機株式会社 冗長経路を有するリングネットワークシステムとそのシステムに使用される転送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285174A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Nec Corp 通信網における障害回復システム
JP2007028386A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fujitsu Ltd シグナリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7633857B2 (en) 2009-12-15
JP4851905B2 (ja) 2012-01-11
US20080080367A1 (en) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4851905B2 (ja) ノード装置および予備パス設定方法
US7411964B2 (en) Communication network, path setting method and recording medium having path setting program recorded thereon
JP4374307B2 (ja) ラベルスイッチパスの経路制御方法
JP3705222B2 (ja) パス設定方法及びそれを用いる通信ネットワーク並びにノード装置
EP1675326B1 (en) Method and apparatus for configuring a communication path
US20030189920A1 (en) Transmission device with data channel failure notification function during control channel failure
Médard et al. Generalized loop-back recovery in optical mesh networks
JP4764790B2 (ja) 信号中継装置、ノード装置、ネットワークシステム、リンク生成方法およびリンク生成プログラム
JP5151927B2 (ja) 伝送装置、警報制御方法、警報制御プログラムおよびメッセージ送受信プログラム
JP3744362B2 (ja) ネットワークにおけるリング形成方法及び障害回復方法並びにリング形成時のノードアドレス付与方法
JP4509885B2 (ja) シグナリング装置
US20030095500A1 (en) Methods for distributed shared mesh restoration for optical networks
JP3905402B2 (ja) パスルーティング方法及びデータ処理システム
JP3986528B2 (ja) 伝送装置
Lai et al. Network hierarchy and multilayer survivability
US20090103533A1 (en) Method, system and node apparatus for establishing identifier mapping relationship
JP4120671B2 (ja) パス設定方法および通信ネットワーク並びにそれに用いる集中制御装置およびノード装置
JP4028557B2 (ja) 光ネットワークおよびノード装置および光カットスルーリンクの設定方法
JP4769606B2 (ja) リング型ネットワークシステム
JP5146305B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP2009188673A (ja) 伝送装置およびパス設定方法
Ramasubramanian et al. Comparison of failure dependent protection strategies in optical networks
CN116614173A (zh) 一种保护通道的配置方法及通信系统
Rai et al. On provisioning in dual-node interconnected SONET/SDH rings
Lai et al. RFC3386: Network Hierarchy and multilayer survivability

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees