JP2008092006A - レンズアレイ、露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

レンズアレイ、露光装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができるようにする。
【解決手段】複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイ50において、前記列間で隣接する二つのレンズの配列間隔PN が、レンズの配列方向の配列間隔PY より小さくされる。列間で隣接する二つのレンズの配列間隔PN が、レンズの配列方向の配列間隔PY より小さくされる。したがって、解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズアレイ、露光装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタのうち、複数のLEDをアレイに配列したLEDプリンタにおいては、発光部の光を感光体ドラム上に結像させるために、複数のロッドレンズをアレイに配列したレンズアレイが使用される。
前記ロッドレンズは、ガラスファイバーにイオンを含浸させ、中央部から周辺部に向かって屈折率を低下させ、物体の正立等倍像を形成する光学素子である。そして、前記レンズアレイは、物体の結像像をライン状に形成する光学系として使用される。
また、マイクロレンズを千鳥格子状に多数配列してレンズアレイを構成したものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−221445号公報
しかしながら、前記従来のLEDプリンタにおいては、複数のレンズアレイを光軸方向に焦点距離に応じた間隔で配置することができるが、解像度を高くしようとすると、光量が小さくなってしまう。
本発明は、前記従来のLEDプリンタの問題点を解決して、解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができるレンズアレイ、露光装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のレンズアレイにおいては、複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイにおいて、前記列間で隣接する二つのレンズの配列間隔が、レンズの配列方向の配列間隔より小さくされる。
本発明によれば、レンズアレイにおいては、複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイにおいて、前記列間で隣接する二つのレンズの配列間隔が、レンズの配列方向の配列間隔より小さくされる。
この場合、列間で隣接する二つのレンズの配列間隔が、レンズの配列方向の配列間隔より小さくされる。したがって、解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
図において、10はプリンタの本体、すなわち、装置本体であり、該装置本体10内には、ほぼ「S」字状の形状を有し、媒体としての図示されない用紙を搬送するための搬送路25が配設され、該搬送路25に搬送ローラ26〜29が配設される。また、前記搬送路25に沿って、各色の現像剤像としてのトナー像を形成するために画像形成ユニット(IDユニット)Bk、Y、M、Cが配設される。そして、該画像形成ユニットBk、Y、M、Cより下方には、用紙を搬送するとともに、前記各トナー像を用紙に転写するための転写ユニット34が配設され、各画像形成ユニットBk、Y、M、Cと転写ユニット34との間に前記搬送路25が形成される。なお、前記転写ユニット34によってベルト駆動ユニットが構成される。
また、装置本体10には、像担持体としての各感光体ドラム11と対向させて露光装置としての、かつ、記録ヘッドとしてのLEDヘッド23が配設される。そして、前記転写ユニット34の下流には、転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着ユニット35が配設される。
各画像形成ユニットBk、Y、M、Cにおいて、前記感光体ドラム11は、所定の回転速度で回転し、表面に電荷を蓄えることができ、前記LEDヘッド23による露光によって表面の電荷が除去されると、潜像としての静電潜像が形成される。該感光体ドラム11に、帯電装置としての帯電ローラ12が一定の圧力で接触させられ、該帯電ローラ12は、感光体ドラム11と反対方向に回転させられ、感光体ドラム11の表面に所定の電圧を印加する。
また、45は、前記感光体ドラム11に隣接させて配設され、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器であり、該現像器45は、感光体ドラム11に現像剤としてのトナーを付着させる現像剤担持体としての現像ローラ16、現像ローラ16上のトナーの厚さを規制する規制部材としての図示されない現像ブレード、現像ローラ16にトナーを供給する現像剤供給ローラとしてのトナー供給ローラ18等を備える。前記現像ローラ16は、感光体ドラム11に一定の圧力で接触させられ、感光体ドラム11と反対方向に回転させられ、トナー供給ローラ18は、現像ローラ16に、一定の圧力で接触させられ、現像ローラ16と同じ方向に回転させられる。
前記感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像器45等は、画像形成ユニット本体を構成する筐体20内に収容され、該筐体20の上方には、トナーを収容する現像剤収容部としてのトナーカートリッジ15が筐体20に対して着脱自在に配設される。
前記転写ユニット34は、走行自在に配設された転写ベルト21、及び各感光体ドラム11と対向させて配設された転写部材としての転写ローラ22を備える。前記転写ベルト21及び転写ローラ22は、図示されない電源によって所定の電圧が印加され、感光体ドラム11上の各トナー像を用紙に転写する。
また、38はロワフレーム、40は該ロワフレーム38に対して揺動自在に配設されたアッパフレームであり、該アッパフレーム40にカラーの画像が形成され、排出された用紙を堆積するためのスタッカ31が形成される。そして、前記転写ユニット34より下方において、搬送路25の端部に、用紙を収容する媒体収容部としての給紙カセット30が配設され、該給紙カセット30に、用紙を繰り出す繰出部32が配設される。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
前記各画像形成ユニットBk、Y、M、Cにおいて、帯電ローラ12は感光体ドラム11の表面を、一様に、かつ、均一に帯電させ、LEDヘッド23は感光体ドラム11の表面を露光して、静電潜像を形成する。続いて、現像器45は、静電潜像を現像して各色のトナー像を形成する。
一方、繰出部32によって繰り出された用紙は、搬送ローラ26、27によって搬送され、静電効果によって転写ベルト21に付着させられ、転写ベルト21の走行に伴って、各画像形成ユニットBk、Y、M、Cと転写ユニット34との間を搬送され、その間に、各色のトナー像が重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。その後、用紙は、定着ユニット35を通過し、カラーのトナー像が用紙に定着させられ、カラーの画像が形成される。続いて、用紙は、搬送ローラ28、29によって更に搬送され、スタッカ31に排出される。
前記プリンタには、外部装置と通信を行い、印刷データを受信する図示されない外部インタフェースが配設され、該外部インタフェースから印刷データを受信し、プリンタ全体の制御を行う図示されない制御部が配設される。
次に、前記LEDヘッド23について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの断面図である。
図に示されるように、LEDヘッド23にはレンズアレイ50が配設され、該レンズアレイ50は、保持部材46によって筐体23aに固定される。
また、11は感光体ドラム、41は前記LEDヘッド23の発光部であり、該発光部41には発光素子としてのLED素子が複数、本実施の形態においては、1〔インチ〕(約2.5〔cm〕)当たり600個直線状に等間隔で配置される。なお、図示されない遮光部材が発光部41とレンズアレイ50との間に配設される。
また、42は前記発光部41のLED素子の発光を制御するドライバICであり、前記発光部41及びドライバIC42は、配線基板44上に配設され、互いにワイヤ43によって結線される。
次に、前記構成のLEDヘッド23の動作について説明する。
まず、プリンタの前記制御部は、印刷データに基づいてLEDヘッド23において制御信号を発生させ、ドライバIC42に送ると、該ドライバIC42は、制御信号に従って所定の光量で前記発光部41の各LED素子を発光させる。そして、該LED素子からの光線は、レンズアレイ50に入射され、レンズアレイ50を通過して感光体ドラム11上で結像され、発光部41の結像像が感光体ドラム11上に形成される。
次に、前記レンズアレイ50について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるレンズアレイの平面図、図4は図1のA−A断面図である。
図に示されるように、レンズアレイ50は、互いに対向させて、2段に重ねられ、所定の曲面から成る複数のレンズであるマイクロレンズ52が形成された二つレンズ板51a、51b、及び各レンズ板51a、51b間に配設され、光線を遮断する材料から成り、複数の開口55が形成された遮光部材としての二つの遮光板53a、53bを備える。該遮光板53a、53bは、対向するマイクロレンズ52と隣接させて配設されたマイクロレンズ52からの光を遮断する。
前記マイクロレンズ52は、少なくとも2列、本実施の形態においては、2列に、かつ、千鳥状に交互に配列され、光軸方向において、2段に重ねて配設される。
各レンズ板51a、51bのマイクロレンズ52と遮光板53a、53bの開口55とは同じ配列間隔で構成され、各レンズ板51a、51bのマイクロレンズ52の光軸と遮光板53a、53bの開口55とは一致させて配設される。ここで、各マイクロレンズ52は倒立像を形成し、二つの互いに対向させて配設されたマイクロレンズ52は正立像を形成する。
また、前記各レンズ板51a、51bの各マイクロレンズ52間の配列間隔、及び遮光板53a、53bの各開口55間の配列間隔は、マイクロレンズ52の配列方向と平行な方向において互いに等しくされ、前記各配列間隔(配列方向マイクロレンズ間隔)をPY とし、近接するマイクロレンズ52間、すなわち、列間で隣接するマイクロレンズ52の配列間隔(近接マイクロレンズ間隔)をPN としたとき、
Y >PN
にされる。また、前記各レンズ板51a、51bのマイクロレンズ52の列の中心線と前記各レンズ板51a、51bの幅方向の中心線との距離であるレンズ列−幅方向中心間距離をPA とすると、レンズ列−幅方向中心間距離PA を次の式(1)で表すことができる。
Figure 2008092006
本実施の形態における効果を確認するために作成した実施例1のレンズアレイ50においては、配列間隔PY を1.200〔mm〕とし、配列間隔PN を1.000〔mm〕とした。このとき、式(1)からレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.400〔mm〕になる。
さらに、効果を確認するために作成した比較例のレンズアレイにおいては、配列間隔PY 、PN を1.200〔mm〕とした。このとき、式(1)からレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.520〔mm〕になる。
なお、実施例1のレンズアレイ50と比較例のレンズアレイ50とでは、マイクロレンズ52と発光部41(図3)との位置関係が異なるので、マイクロレンズ52の最適な曲面の形状はぞれぞれ異なる。
また、実施例1のレンズアレイ50及び比較例のレンズアレイ50において、レンズ板51a、51bとしてシクロオレフィン系樹脂である光学樹脂(日本ゼオン社製、商品名;ZEONEX(ゼオネックス)E48R)を使用し、樹脂成形によって複数のマイクロレンズ52をレンズ板51a、51bと一体に成形した。
さらに、実施例1のレンズアレイ50及び比較例のレンズアレイ50において、遮光板53a、53bとして、ステンレス板金にエッチングによって開口55を形成し、表面に黒色クロムによって無反射コーティング層を形成したものを使用した。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。
図に示されるように、Lo は、レンズアレイ50と発光部41との距離(物体面−レンズ面距離)であり、マイクロレンズ52の外部曲面52aの頂点と発光部41が配置される平面(物体面)との間の距離を表す。また、LI は、前記レンズアレイ50と感光体ドラム11との距離(結像面−レンズ面距離)であり、マイクロレンズ52の内部曲面52bの頂点と感光体ドラム11が配置される平面(結像面)との間の距離を表す。そして、LT は、レンズ厚であり、外部曲面52aと内部曲面52bとの間の距離を表し、LS は、レンズ面間距離であり、各内部曲面52b間の距離を表し、TCは、結像面−物体面距離であり、感光体ドラム11と発光部41との間の距離を表す。さらに、rL はマイクロレンズ52の半径(マイクロレンズ半径)、rA は開口55(図1)の半径(遮光板開口半径)である。
また、マイクロレンズ52の各曲面は回転対称高次非球面から成り、式(2)及び(3)によって表される。
Figure 2008092006
前記回転対称高次非球面は、光軸からマイクロレンズ52の半径方向におけるすべての方向で同じ形状(回転対称)を有し、かつ、複数の偏曲点を有する曲面形状である。そして、関数zO (r)、zI (r)は、マイクロレンズ52の光軸に平行な方向を軸とし、半径方向の座標をrとした回転座標系を示し、マイクロレンズ52の各外部曲面52a及び内部曲面52bの頂点を原点とし、レンズアレイ50の物体面から結像面に向かう方向を正の数で表す。
なお、CO は外部曲面曲率半径、AO は外部曲面非球面係数4次、BO は外部曲面非球面係数6次、CI は内部曲面曲率半径、AI は内部曲面非球面係数4次、BI は内部曲面非球面係数6次である。
本実施の形態においては、前記レンズ板51a、51bには複数の前記マイクロレンズ52が一体に形成されるが、マイクロレンズ52を個々に作成し、所定の配列間隔PY 、PN で固定してもよい。
また、本実施の形態においては、各外部曲面52a及び内部曲面52bを回転対称の高次の非球面で形成するようになっているが、球面で形成することができる。さらに、各外部曲面52a及び内部曲面52bを、放物面、楕円面、双曲面等のコーニック面、光軸に垂直な各方向に非対称なトロイド面、シリンダ面等で形成したり、公知の自由曲面で形成したりすることができる。
本実施の形態において、各外部曲面52a及び内部曲面52bは、非球面にされ、球面にされるマイクロレンズ52より収差が小さくされるので、解像度を高くすることができる。また、本実施の形態において、各外部曲面52a及び内部曲面52bは、回転対称の形状にされるので、非回転対称の形状にされる場合と比べて形状を簡素化することができる。
さらに、本実施の形態において、前記マイクロレンズ52は、二つの屈折面(曲面)を備えた単レンズから成るが、複数の単レンズを組み合わせ、四つ以上の屈折面を備えた複合レンズによって形成することができる。
また、前記マイクロレンズ52は、光源の光線を透過する均一な屈折率を有する透明材料に所定の曲面を形成することによって構成されるが、所定の屈折率分布を有する屈折率分布型レンズ、光ファイバ等で形成することができる。
そして、前記遮光板53a、53bは、ステンレス板金を加工して形成されるが、光線を透過する材料の上に光源の光線を遮光する遮光材料によって遮光パターンを形成したり、前記レンズ板51a、51bの一部に遮光材料によって遮光パターンを形成したり、前記レンズ板51a、51bの一部に粗面加工を施して光線を遮光したり、前記レンズ板51a、51bの一部を切り落として光線の一部が入射しないようにしたりすることができる。
本実施の形態においては、前記発光部41に発光素子としてLED素子を複数配置したLEDアレイを使用するようになっているが、例えば、発光素子として有機ELを使用することができる。また、プリンタの記録ヘッドとして半導体レーザを使用したり、蛍光灯、ハロゲンランプ等の光源に液晶素子によって構成されたシャッタを併用した記録ヘッドを使用したりすることができる。
そして、本実施の形態におけるレンズアレイ50は、2列のマイクロレンズ52を有するが、3列以上のマイクロレンズ52を有することができる。
次に、前記LEDヘッド23の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図、図7は本発明の比較例におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。
図6及び7においては、発光部41とレンズアレイ50(図5)による結像像との間の光線の光路を示す。この場合、前記発光部41の一つのLED素子、前記レンズアレイ50の二つのマイクロレンズ52、遮光板53a、53b及び感光体ドラム11だけを示す。また、図における水平方向は前記発光部41と感光体ドラム11上の結像像とを結ぶ光軸方向であり、手前から奥の方向にマイクロレンズ52及びLED素子が配列される。そして、前記マイクロレンズ52と遮光板53a、53bの開口55とは光軸の一致する一対だけを示す。なお、図における下側に上下対称的に2列目のマイクロレンズ52及び遮光板533a、53bの開口55が配列されるようになっているが、対称的な形状になるので省略する。
図6に示されるように、実施例1のレンズアレイ50の光路の最短経路を示す主光線をRM1とし、各マイクロレンズ52の最も外側の経路を示す周辺光線をRS1とし、図7に示されるように、比較例のレンズアレイ50の光路の最短経路を示す主光線をRM ′とし、比較例の各マイクロレンズ52の最も外側の経路を示す周辺光線をRS ′とする。
また、実施例1の発光部41から出射する際の開口角をαo1とし、比較例の発光部41から出射する際の開口角をαo とし、実施例1の感光体ドラム11に入射する際の開口角をαI1とし、比較例の感光体ドラム11に入射する際の開口角をαI とし、実施例1の各マイクロレンズ52に出射及び入射する際の開口角をαL1とし、比較例の各マイクロレンズ52に出射及び入射する際の開口角をαL とする。
この場合、実施例1のレンズアレイ50は、比較例のレンズアレイ50と比べ、開口角αo1、αI1、αL1が大きい。これは、実施例1のレンズアレイ50による発光部41の結像像が比較例のレンズアレイ50と比べ、明るくなることを示す。
また、本実施の形態におけるマイクロレンズ52を2列に配列したレンズアレイ50においては、レンズアレイ50の幅方向の中心線は、発光部41とレンズアレイ50による結像像とを結んだ線上に置かれ、前記中心線とマイクロレンズ52の光軸とのレンズ列−幅方向中心間距離はPA である。そして、実施例1のレンズアレイ50におけるレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.400であり、比較例のレンズアレイ50におけるレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.520である。
ところで、一般に、レンズによる物体の結像像は、レンズの光軸に近い物体の方が収差が小さく、光量が大きい。
したがって、実施例1のレンズアレイ50は、比較例のレンズアレイ50より各マイクロレンズ52の光軸の近い位置に発光部41があるので、結像像の収差が小さく、鮮明な結像像を得ることができ、解像度を高くすることができるとともに、光量を大きくすることができる。
実施例1のレンズアレイ50及び比較例のレンズアレイ50は表1に示されるように構成される。
Figure 2008092006
MTFは1200〔dpi〕でのMTFであり、Ir は比較例との比で表した光量である。
次に、結像像の解像度を示すMTF(Modulation Transfer Function:振幅伝達関数)について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における光量分布を示す図である。なお、図において、横軸に結像点を、縦軸に光量を採ってある。
MTFは、LEDヘッド23(図3)の結像像の解像度を表し、LEDヘッド23中で点灯しているLED素子による結像像の光量のコントラストを示す。そして、100〔%〕が結像像の光量のコントラストが最も大きく、LEDヘッド23としての解像度が高いことを示し、小さいほど光量のコントラストは小さく、LEDヘッド23としての解像度は低い。
前記MTFは、図8に示されるように、結像像の光量の最大値をImax とし、隣り合う二つの結像像間の光量の最小値をImin としたとき、
MTF=((Imax −Imin )/(Imax +Imin ))×100〔%〕
のように定義される。
なお、MTF及び光量の測定においては、LEDヘッド23のレンズアレイ50の結像面側(感光体ドラム11側)の端面から距離LI 〔mm〕離れた位置の結像像を顕微鏡デジタルカメラによって撮影し、撮影画像から発光部41の結像像の光量分布を解析してMTF及び光量を算出した。
そのために、解像度が1200〔dpi〕のカラーのLEDプリンタのLEDヘッド23に実施例1のレンズアレイ50及び比較例のレンズアレイ50を実装し、LEDヘッド23において、1〔インチ〕(約25.4〔mm〕)当たり1200個配列されたLED素子を一つおきに発光させた状態において、複数のLED素子について測定した値の最大値Imax 及び最小値をImin を測定した。また、光量の測定においては、LEDヘッド23のLED素子をすべて発光させ、各発光部41について測定した値の平均値から算出して測定した。
また、光量の値は比較例のレンズアレイ50を用いた光量との比で示した。表1に示されるように、実施例1のレンズアレイ50は、比較例のレンズアレイ50と比べて光量が2.2倍になり、プリンタに用いるLEDヘッド23のレンズアレイ50として十分な光量を得ることができた。また、MTFは実施例1のレンズアレイ50においては91〔%〕であり、比較例のレンズアレイ50に対して解像度が低くなることなく十分な値を得ることができた。これは、実施例1において、レンズ列−幅方向中心間距離PA が小さいほど解像度が高く、また、光量が大きいからである。また、実施例1の遮光板53a、53bの非球面形状が、比較例の遮光板53a、53bの非球面形状と異なるのは、レンズ列−幅方向中心間距離PA を小さくすることによって遮光板53a、53bと発光部41との位置関係が変わるからである。
ところで、前記カラーのLEDプリンタを用いて評価を重ねた結果、MTFが70〔%〕以上である場合、用紙上に形成された画像中、濃度が濃い領域の濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下が解消されることが明らかとなっている。
そして、実施例1におけるレンズアレイ50を使用して画像を形成した結果、濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下はなかった。
図9は本発明の第1の実施の形態における1200〔dpi〕1×1画像を示す図である。
図に示されるように、プリンタの画像の評価は、縦方向及び横方向において1200〔dpi〕のドットマトリックス上において、縦方向及び横方向において、一つ置きに600〔dpi〕でドットを形成することによって画像を形成し、画像品位を評価した。なお、一つ置きにドットを形成することによって、図に示されるように、前記ドットマトリックスにおいて、縦方向及び横方向において、実印字ドットと空きドットとが交互に形成される。
そして、前記カラーのLEDプリンタを用い、実施例1のレンズアレイ50(図3)を用いたプリンタの画像を評価したところ、濃淡斑、筋、ざらつき等は見られなかった。一方、比較例のレンズアレイ50を用いたプリンタでは画像を形成することができなかった。これは、比較例のレンズアレイ50を用いたLEDヘッド23で画像の形成が可能である十分な光量を得ることができなかったからである。
このように、本実施の形態においては、マイクロレンズ52の近接するマイクロレンズ52間の配列間隔PN を、マイクロレンズ52の配列方向と平行な方向の配列間隔PY より小さくすることによって解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができる。
また、本実施の形態におけるプリンタにおいては、画像に濃淡斑、筋、ざらつき等を発生させることなく印刷データどおりの画像を用紙上に形成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図10は本発明の第2の実施の形態におけるレンズアレイの平面図、図11は図10のB−B断面図、図12は本発明の第2の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。
この場合、レンズアレイ60は、互いに対向させて2段に重ねられ、所定の曲面から成る複数のマイクロレンズ62が形成された二つレンズ板61a、61b、及び各レンズ板61a、61b間に配設され、光線を遮断する材料から成り、複数の開口65が形成された遮光部材としての二つの遮光板63a、63bを備える。前記マイクロレンズ62は、2列にされ、千鳥状に交互に配列され、各マイクロレンズ62は、曲面を、前記光軸と平行な面でマイクロレンズ62の配列方向(長手方向)に沿って切断した形状を有し、切断面同士を合わせるような形状を有し、各列のレンズを2列に配列させて各レンズ板61a、62bが形成される。
各レンズ板61a、61bのマイクロレンズ62と遮光板63a、63bの開口65とは同じ配列間隔で構成され、各レンズ板61a、61bのマイクロレンズ62の光軸と遮光板63a、63bの開口65とは一致させて配設される。ここで、各マイクロレンズ62は倒立像を形成し、二つの互いに対向させて配設されたマイクロレンズ62は正立像を形成する。
なお、本実施の形態においては、レンズアレイ60の幅方向において、各マイクロレンズ62が千鳥状に配列されるように、レンズ板領域AR1、AR2を接合することによって、一つのレンズ板61a、61bが形成される。
また、前記各レンズ板61a、61bの各マイクロレンズ62間の配列間隔、及び遮光板63a、63bの各開口85間の配列間隔は、マイクロレンズ62の配列方向と平行な方向において互いに等しくされ、前記各配列間隔(配列方向マイクロレンズ間隔)をPY とし、近接するマイクロレンズ62間の配列間隔(近接マイクロレンズ間隔)をPN2としたとき、
N2<PY
にする。そして、マイクロレンズ62の曲面の頂点を結んだ直線を光軸とし、マイクロレンズ62の光軸と外周部との距離の最大値(光軸と外周部のうちの円形部分との間の距離)をマイクロレンズ62の半径rL としたとき、
N2<2rL
にする。なお、半径rL は前記マイクロレンズ62の光軸とマイクロレンズ62の外周部との距離の最大値を表す。
前記各レンズ板61a、61bのマイクロレンズ62の列の中心線と前記各レンズ板61a、61bの幅方向の中心線との距離であるレンズ列−幅方向中心間距離をPA とすると、レンズ列−幅方向中心間距離PA を式(4)で表すことができる。
Figure 2008092006
さらに、レンズアレイ60が結像像を形成することができるように、
N2>PY /2
にされる。
また、本実施の形態における効果を確認するために形成した実施例2のレンズアレイ60においては、半径rL を0.500〔mm〕とし、配列間隔PY を1.200〔mm〕とし、配列間隔PN2を0.721〔mm〕とした。このとき、式(4)からレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.200〔mm〕になる。
そして、実施例2におけるレンズアレイ60及び比較例におけるレンズアレイ50において、レンズ板61a、61bはシクロオレフィン系樹脂である光学樹脂(日本ゼオン社製、商品名:ZEONEX(ゼオネックス)E48R)を使用し、樹脂成形によって成形した。
実施例2においては、マイクロレンズ62は光軸と垂直な平面で切断した断面形状が蒲鉾形(光軸の中心から0.2〔mm〕の位置を切除したような形状)である。また、実施例2の遮光部63a、63bは、開口65が形状が、円の一部を削除した形状、例えば、蒲鉾形であり、マイクロレンズ62の外側を透過する光線を遮断するとともに、レンズアレイ62の幅方向の中心線の付近の光線を遮断する。
実施例2のレンズアレイ60及び比較例のレンズアレイ50は表2に示されるように構成される。
Figure 2008092006
また、マイクロレンズ62の各曲面は回転対称高次非球面であり、前記式(2)によって表される。
なお、前記マイクロレンズ62はレンズアレイ60の幅方向の中心線の付近に当たる一部が削除された形状であるが、これは、マイクロレンズ62及びレンズ板61a、61bの作成方法を限定するのではなく、例えば、所定の形状の型を作成し、公知の樹脂成形法でマイクロレンズ62の一部を削除する工程を含まずに作成することができる。
本実施の形態においては、前記レンズ板61a、61bには複数の前記マイクロレンズ62が一体に形成されるが、マイクロレンズ62を個々に作成し、所定の配列間隔PY 、PN で固定してもよい。また、本実施の形態においては、各外部曲面62a及び内部曲面62bを回転対称の高次の非球面で形成するようになっているが、球面で形成することができる。さらに、各外部曲面62a及び内部曲面62bを、放物面、楕円面、双曲面等のコーニック面、光軸に垂直な各方向に非対称なトロイド面、シリンダ面等で形成したり、公知の自由曲面で形成したりすることができる。
また、本実施の形態においては、前記マイクロレンズ62は二つの屈折面(曲面)を備えた単レンズから成るが、複数の単レンズを組み合わせ、四つ以上の屈折面を備えた複合レンズによって形成することができる。
さらに、前記マイクロレンズ62は、光源の光線を透過する均一な屈折率を有する透明材料に所定の曲面を形成することによって構成されるが、所定の屈折率分布を有する屈折率分布型レンズ、光ファイバ等で形成することができる。
そして、前記遮光板63a、63bはステンレス板金を加工して形成されるが、光線を透過する材料の上に光源の光線を遮光する遮光材料によって遮光パターンを形成したり、前記レンズ板61a、61bの一部に遮光材料によって遮光パターンを形成したり、前記レンズ板61a、61bの一部に粗面加工を施して光線を遮光したり、前記レンズ板61a、61bの一部を切り落として光線の一部が入射しないようにしたりすることができる。
次に、前記LEDヘッド23の動作について説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。
図においては、発光部41とレンズアレイ60(図12)による結像像との間の光線の光路を示す。この場合、前記発光部41の一つのLED素子、前記レンズアレイ60の二つののマイクロレンズ62、遮光板63a、63b及び像担持体としての感光体ドラム11だけを示す。また、図における水平方向は前記発光部41と感光体ドラム11上の結像像とを結ぶ光軸方向であり、手前から奥の方向にマイクロレンズ62及びLED素子が配列される。そして、前記マイクロレンズ62と遮光板63a、63bの開口65とは光軸の一致する一対だけを示す。なお、図における下側に上下対称的に2列目のマイクロレンズ62及び遮光板63a、63bの開口65が配列されるようになっているが、対称的な形状になるので省略する。
図に示されるように、実施例2のレンズアレイ60の光路の最短経路を示す主光線をRM2とし、各マイクロレンズ62の最も外側の経路を示す周辺光線をRS2とする。
また、実施例2の発光部41から出射する際の開口角をαo2とし、感光体ドラム11に入射する際の開口角をαI2とし、各マイクロレンズ62に出射及び入射する際の開口角をαL2とする。
この場合、実施例2のレンズアレイ60は、比較例のレンズアレイ50と比べ、開口角αo2、αI2、αL2が大きい。これは、実施例2のレンズアレイ60による発光部41の結像像が比較例のレンズアレイ50と比べ、明るくなることを示す。
また、本実施の形態におけるマイクロレンズ62を2列に配列したレンズアレイ60においては、レンズアレイ60の幅方向の中心線は、発光部41とレンズアレイ60による結像像とを結んだ線上に置かれ、前記中心線とマイクロレンズ62の光軸とのレンズ列−幅方向中心間距離はPA である。そして、実施例2のレンズアレイ60におけるレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.200であり、比較例のレンズアレイ50におけるレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.520である。
ところで、一般に、レンズによる物体の結像像は、レンズの光軸に近い物体の方が収差が小さく、光量が大きい。
したがって、実施例2のレンズアレイ60は、比較例のレンズアレイ50より各マイクロレンズ62の光軸の近い位置に発光部41があるので、結像像の収差が小さく、鮮明な結像像を得ることができ、解像度を高くすることができるとともに、光量を大きくすることができる。
実施例2のレンズアレイ60は表2に示されるように、比較例のレンズアレイ50は表1に示されるように構成される。
また、表2に示されるように、実施例2のレンズアレイ60は、比較例のレンズアレイ50と比べて光量が3.5倍になり、プリンタに用いるLEDヘッド23のレンズアレイ60として十分な光量を得ることができた。また、MTFは実施例2のレンズアレイ60においては94〔%〕であり、比較例のレンズアレイ50に対して解像度が低くなることなく十分な値を得ることができた。
このように、本実施の形態においては、マイクロレンズ62の近接するマイクロレンズ62間の配列間隔PN2を、マイクロレンズ62の配列方向と平行な方向の配列間隔PY より小さくすることによって解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図14は本発明の第3の実施の形態におけるレンズアレイの平面図、図15は図14のC−C断面図、図16は本発明の第3の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。
この場合、レンズアレイ70は、互いに対向させて2段に重ねられ、所定の曲面から成る複数のマイクロレンズ72が形成された二つレンズ板71a、71b、及び各レンズ板71a、71b間に配設され、光線を遮断する材料から成り、複数の開口75が形成された遮光部材としての二つの遮光板73a、73bを備える。前記マイクロレンズ72は2列にされ、千鳥状に交互に配列される。
各レンズ板71a、71bのマイクロレンズ72と遮光板73a、73bの開口75とは同じ配列間隔で構成される。
また、本実施の形態において、前記マイクロレンズ72は、レンズアレイ70の幅方向の中心線より左側に位置する第1のレンズ72a、及び前記中心線より右側に位置する第2のレンズ72bを備え、レンズ板71a側の第1、第2のレンズ72a、72bは、各光軸が発光部41側の所定の箇所、本実施の形態においては、物体面(発光部41)で交差し、レンズ板71b側の第1、第2のレンズ72a、72bは、各光軸が感光体ドラム11側の所定の箇所、本実施の形態においては、結像面(感光体ドラム11)で交差する。そのために、各光軸は、レンズアレイ70の幅方向の中心線に対して角度T[°]だけ傾斜させて配設される。
また、前記各レンズ板71a、71bの各マイクロレンズ72間の配列間隔、及び遮光板73a、73bの各開口75間の配列間隔は、マイクロレンズ72の配列方向と平行な方向において互いに等しくされ、前記各配列間隔(配列方向マイクロレンズ間隔)をPY とし、近接するマイクロレンズ72間の配列間隔(近接マイクロレンズ間隔)をPN3としたとき、
N3<PY
にする。そして、マイクロレンズ72の曲面の頂点を結んだ直線を光軸とし、マイクロレンズ72の外周部のうちの円形部分と光軸との間の距離をマイクロレンズ72の半径rL としたとき、
N3<2rL
にする。
前記各レンズ板71a、71bのマイクロレンズ72の列の中心線と前記各レンズ板71a、71bの幅方向の中心線との距離であるレンズ列−幅方向中心間距離をPA とすると、レンズ列−幅方向中心間距離PA を式(5)で表すことができる。
Figure 2008092006
また、本実施の形態における効果を確認するために形成した実施例3のレンズアレイ70においては、半径rL を0.500〔mm〕とし、配列間隔PY を1.200〔mm〕とし、配列間隔PN3を0.941とした。このとき、式(5)からレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.362〔mm〕になる。
そして、実施例3のレンズアレイ70の遮光板73a、73bはマイクロレンズ72の外側を透過する光線を遮断し、開口75の中心はレンズアレイ70の幅方向の中心から距離(遮光板開口−幅方向中心間距離)PS3の位置に配置される。なお、本実施の形態において、距離PS3は0.520〔mm〕にされる。
実施例3のレンズアレイ70及び比較例のレンズアレイ50は表3に示されるように構成される。
Figure 2008092006
なお、本実施の形態における実施例3のレンズアレイ70においては、角度T
T=tan-1(PA /LO
=8.948〔°〕
にされる。
また、マイクロレンズ72の各曲面は回転対称高次非球面であり、前記式(2)及び(3)によって表される。
なお、前記マイクロレンズ72はレンズアレイ70の幅方向に対して傾斜させて配設されるようになっているが、これは、マイクロレンズ72及びレンズ板71a、71bの作成方法を限定するのではなく、例えば、所定の形状の型を作成し、公知の樹脂成形法でマイクロレンズ72を作成することができる。
次に、前記LEDヘッド23の動作について説明する。
図17は本発明の第3の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。
図においては、発光部41とレンズアレイ70(図16)による結像像との間の光線の光路を示す。この場合、前記発光部41の一つのLED素子、前記レンズアレイ70の二つのマイクロレンズ72、遮光板73a、73b及び像担持体としての感光体ドラム11だけを示す。また、図における水平方向は前記発光部41と感光体ドラム11上の結像像とを結ぶ光軸方向であり、手前から奥の方向にマイクロレンズ72及びLED素子が配列される。そして、前記マイクロレンズ72と遮光板73a、73bの開口75とは光軸の一致する一対だけを示す。なお、図における下側に上下対称的に2列目のマイクロレンズ72及び遮光板73a、73bの開口75が配列されるようになっているが、対称的な形状になるので省略する。
さらに、図においては、発光部41と該発光部41のレンズアレイ70による結像像との間の光線の光路を示す。そして、図に示されるように、実施例3のレンズアレイ70の光路の最短経路を示す主光線をRM3とし、各レンズの最も外側の経路を示す周辺光線をRS3とする。
また、実施例3の発光部41から出射する際の開口角をαo3とし、感光体ドラム11に入射する際の開口角をαI3とし、各マイクロレンズ63に出射及び入射する際の開口角をαL3とする。
この場合、実施例3のレンズアレイ70は、比較例のレンズアレイ50と比べ、開口角αo3、αI3、αL3が大きい。これは、実施例3のレンズアレイ70による発光部41の結像像が比較例のレンズアレイ50と比べ、明るくなることを示す。
また、本実施の形態においては、マイクロレンズ72が2列に配列されるので、比較例のレンズアレイ50と比べて、発光部41と光軸とを近づけることができる。
実施例3は、マイクロレンズ72の光軸を傾斜させた構造を有するので、発光部41と光軸とを一層近づけ、本実施の形態においては、発光部41と光軸とを一致させ、マイクロレンズ72の光軸上に発光部41が配設される。
ただし、これは、角度Tが、
T=tan-1(PA /LO
の場合である。
なお、角度Tを、
0<T<2×tan-1(PA /LO
の範囲にするのが好ましい。
ところで、一般に、レンズによる物体の結像像はレンズの光軸に近い物体の方が収差が小さく、光量が大きい。
したがって、実施例3のレンズアレイ70は、比較例のレンズアレイ50より各マイクロレンズ72の光軸の近い位置に発光部41があるので、結像像の収差が小さく、鮮明な結像像を得ることができ、解像度を高くすることができるとともに、光量を大きくすることができる。
実施例3のレンズアレイ70及び比較例のレンズアレイ50は表3に示されるように構成される。
また、表3に示されるように、実施例3のレンズアレイ70は、比較例のレンズアレイ50と比べて光量が1.8倍になり、プリンタに用いるLEDヘッド23のレンズアレイ70として十分な光量を得ることができた。また、MTFは実施例3のレンズアレイ70においては91〔%〕であり、比較例のレンズアレイ50に対して解像度が低くなることなく十分な値を得ることができた。
ところで、前記カラーのLEDプリンタを用いて評価を重ねた結果、MTFが70〔%〕以上である場合、用紙上に形成された画像中、濃度が濃い領域の濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下が解消されることが明らかとなっている。
そして、実施例3におけるレンズアレイ70を使用して画像を形成した結果、濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下はなかった。
このように、本実施の形態においては、マイクロレンズ72の光軸がレンズアレイ70の幅方向に対して傾斜させて配設されるので、遮光板73a、73bの開口75の中心とレンズアレイ70の幅方向の中心線との距離PS3は、0.520になる。この場合、比較例のレンズアレイ50における開口55の中心とレンズアレイ50の幅方向の中心線との距離PS は、レンズ列−幅方向中心間距離PA と同じ0.520であるので、距離PS3、PS は等しくなる。この場合、距離PS3を小さくすることなく、光量を大きくすることができるので、遮光板73a、73bを前記実施例1及び2と比べて容易に作成することができる。
また、マイクロレンズ72の光軸がレンズアレイ70の幅方向に対して傾斜させて配設されるので、配列間隔PN3を大きくすることができる。したがって、レンズアレイ70を容易に作成することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図18は本発明の第4の実施の形態におけるレンズアレイの平面図、図19は図18のD−D断面図である。
この場合、レンズアレイ80は、互いに対向させて2段に重ねられ、所定の曲面から成る複数のマイクロレンズ82が形成された二つレンズ板81a、81b、及び各レンズ板81a、81b間に配設され、光線を遮断する材料から成り、複数の開口85が形成された遮光部材としての二つの遮光板83a、83bを備える。前記マイクロレンズ82は2列にされ、千鳥状に交互に配列される。
各レンズ板81a、81bのマイクロレンズ82と遮光板83a、83bの開口85とは同じ配列間隔で構成され、各レンズ板81a、81bのマイクロレンズ82の光軸は互いに一致させて配設され、各遮光板83a、83bの開口85は互いに一致させて配設される。
そして、本実施の形態においては、前記遮光板83a、83bの開口85の中心軸、すなわち、開口軸は、マイクロレンズ82の光軸よりレンズアレイ80の幅方向における外側に配設される。
また、前記各レンズ板81a、81bの各マイクロレンズ82間の配列間隔、及び遮光板83a、83bの各開口85間の配列間隔は、マイクロレンズ82の配列方向と平行な方向において互いに等しくされ、前記各配列間隔(配列方向マイクロレンズ間隔)をPY とし、近接するマイクロレンズ82間の配列間隔(近接マイクロレンズ間隔)をPN4と したとき、
N4<PY
にする。
前記各レンズ板81a、81bのマイクロレンズ82の列の中心線と前記各レンズ板81a、81bの幅方向の中心線との距離であるレンズ列−幅方向中心間距離をPA とすると、レンズ列−幅方向中心間距離PA を式(6)で表すことができる。
Figure 2008092006
また、本実施の形態における効果を確認するために形成した実施例4のレンズアレイ80においては、半径rL を0.500〔mm〕とし、距離PY を1.200〔mm〕とし、距離PN4を1.000〔mm〕とした。このとき、前記式(5)からレンズ列−幅方向中心間距離PA は0.400〔mm〕になる。
そして、実施例4のレンズアレイ80において、前記開口85の開口軸は、レンズアレイ80の幅方向の中心線から距離(遮光板開口−幅方向中心間距離)PS4
S4=0.500〔mm〕
の位置に配設される。
実施例4のレンズアレイ80及び比較例のレンズアレイ50は表4に示されるように構成される。
Figure 2008092006
また、マイクロレンズ82の各曲面は回転対称高次非球面であり、前記式(2)及び(3)によって表される。
なお、本実施の形態においては、前記開口軸がマイクロレンズ82の光軸よりレンズアレイ80の幅方向において外側に配設されるが、遮光板83a、83bがマイクロレンズ82の光軸よりレンズアレイ80の幅方向において外側で多くの光線を透過すればよく、例えば、遮光板83a、83bの開口の形状を、マイクロレンズ82の光軸よりレンズアレイ80の幅方向において外側で光線を多く透過するように楕円形状、蒲鉾形等にすることができる。
次に、前記LEDヘッド23の動作について説明する。
図20は本発明の第4の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。
図においては、発光部41とレンズアレイ80(図19)による結像像との間の光線の光路を示す。この場合、前記発光部41の一つのLED素子、前記レンズアレイ80の二つのマイクロレンズ82、遮光板83a、83b及び感光体ドラム11だけを示す。また、図における水平方向は前記発光部41と感光体ドラム11上の結像像とを結ぶ光軸方向であり、手前から奥の方向にマイクロレンズ82及びLED素子が配列される。そして、前記マイクロレンズ82と遮光板83a、83bの開口85とは光軸の一致する一対だけを示す。なお、図における下側に上下対称的に2列目のマイクロレンズ82及び遮光板83a、83bの開口85が配列されるが、対称的な形状になるので省略する。
図に示されるように、実施例4のレンズアレイ80の光路の最短経路を示す主光線をRM4とし、各マイクロレンズ82の最も外側の経路を示す周辺光線をRS4とする。
そして、実施例4のレンズアレイ80においては、比較例のレンズアレイ50及びレンズ板51a、51bの構成が同じであるので光線の光路は同じであり、二つのマイクロレンズ82間の光路はマイクロレンズ82の光軸より外側を通過する。
また、実施例4においては、遮光板83a、83bの開口85がマイクロレンズ82の光軸よりレンズアレイ80の幅方向において外側に配設されるので、解像度の低下の原因となる収差を含む光線及び迷光を遮断する。このため、実施例4のレンズアレイ80においては、実施例1のレンズアレイ50と比較して解像度を高くすることができ、このときの光量の低下は小さい。
実施例4のレンズアレイ80及び比較例のレンズアレイ50は表4に示されるように構成される。
表4に示されるように、実施例4のレンズアレイ80は、比較例のレンズアレイ50と比べて光量が2.0倍になり、プリンタに用いるLEDヘッド23のレンズアレイ80として十分な光量を得ることができた。また、MTFは実施例4のレンズアレイ80においては95〔%〕であり、比較例のレンズアレイ50に対して解像度が低くなることなく十分な値を得ることができた。
ところで、前記カラーのLEDプリンタを用いて評価を重ねた結果、MTFが70〔%〕以上である場合、用紙上に形成された画像中、濃度が濃い領域の濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下が解消されることが明らかとなっている。
そして、実施例4におけるレンズアレイ80を使用して画像を形成した結果、濃淡斑、筋、ざらつき等による画像品位の低下はなかった。
このように、本実施の形態においては、遮光板83a、83bの開口軸とレンズアレイ80の幅方向の中心線との距離PS4が0.500であり、実施例1において、レンズ列−幅方向中心間距離PA が0.400である。すなわち、遮光板83a、83bにおいて開口85の配列間隔を大きくすることができるので、遮光板83a、83bを前記実施例1と比べて容易に作成することができる。
また、解像度を高くすることができ、光量を大きくすることができる。
前記各実施の形態においては、画像形成装置としてのプリンタに適用した例について説明しているが、本発明を、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるレンズアレイの平面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。 本発明の比較例におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における光量分布を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における1×1画像を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるレンズアレイの平面図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるレンズアレイの平面図である。 図14のC−C断面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるレンズアレイの配設状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるレンズアレイの平面図である。 図18のD−D断面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるLEDヘッドの光学系を示す図である。
符号の説明
23 LEDヘッド
50、60、70、80 レンズアレイ
51a、51b、61a、61b、71a、71b、81a、81b レンズ板
52、62、72、82 マイクロレンズ
53a、53b、63a、63b、73a、73b、83a、83b 遮光板
55、65、75、85 開口

Claims (13)

  1. 複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイにおいて、
    前記列間で隣接する二つのレンズの配列間隔が、レンズの配列方向の配列間隔より小さくされることを特徴とするレンズアレイ。
  2. 複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイにおいて、
    前記列間で隣接する二つのレンズの配列間隔をPN2とし、前記レンズの光軸と前記レンズの外周部との距離の最大値をrL としたとき、
    N2<2rL
    にされることを特徴とするレンズアレイ。
  3. 複数のレンズを少なくとも2列に配列したレンズアレイにおいて、
    前記各レンズの光軸が前記レンズアレイの幅方向に対して傾斜させられることを特徴とするレンズアレイ。
  4. 前記各列のレンズは、各レンズの曲面を、前記光軸と平行な面で、各レンズの列方向に沿って切断した形状を有し、切断面同士を合わせて2列に配列される請求項2に記載のレンズアレイ。
  5. (a)前記各レンズは倒立像を形成し、
    (b)二つのレンズが光軸方向において2段に配設される請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズアレイ。
  6. 前記各レンズは、レンズ板と一体的に形成される請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズアレイ。
  7. 前記レンズ板は、樹脂成形によって形成される請求項6に記載のレンズアレイ。
  8. 前記各レンズは、複数のレンズによって構成された複合レンズである請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズアレイ。
  9. 各段のレンズ間に、対向するレンズと隣接させて配設されたレンズからの光を遮断する遮光部材が配設される請求項5に記載のレンズアレイ。
  10. 前記遮光部材に形成された開口の中心が、前記レンズの光軸より前記レンズアレイの幅方向における外側に配設される請求項9に記載のレンズアレイ。
  11. 前記遮光部材の開口は、円の一部を削除した形状を有する請求項9又は10のいずれか1項に記載のレンズアレイ。
  12. 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載のレンズアレイを備えた露光装置。
  13. 前記請求項12に記載の露光装置が搭載された画像形成装置。
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