JP2008091783A - 電気機器 - Google Patents

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和宏 山崎
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Abstract

【課題】低コストで且つ効果的に回路素子を冷却することができる電気機器、例えばWDM中継器を提供する。
【解決手段】光トランシーバ1b1 ,…,Nb1 及び集積回路が配された回路基板1a,2b,…,Naと、光トランシーバ1b1 ,…,Nb1 及び集積回路に対向する対向面1nを有し、回路基板1a,2a,…,Naを収容している収容体1hと、空気を対向面1n及び回路基板1a,2a,…,Naに沿って通流させるファン1r,1rとを備えるRO−WDM中継器Aに、対向面1nに設けられており、ファン1r,1rの回転により対向面1nに沿って通流する空気を回路基板1a,2a,…,Na側へ案内する案内板1u1 ,…,1uN を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発熱性の回路素子が配された回路基板、及び該回路基板を冷却するファンを備えた電気機器に関する。
GEPON−WDM(Gigabit Ethernet(登録商標)Passive Optical Network-Wavelength Division Multiplexing)中継伝送システム、例えばFTTH(Fiber To The Home)は、複数の宅側光送受信器及び局側光送受信器と、加入者宅側及び局側に夫々設置されており、波長多重方式にて光信号を中継する2台のWDM中継器とから構成されている。GEPON−WDM中継伝送システムは、既存のFTTH光通信サービスの宅側光送受信器と局側光送受信器との間の伝送距離を数十km延長し、過疎地又は都市近郊の遠隔少需要地域の加入者宅まで、FTTH光通信サービスを提供することを目的として構成されたものである。
図9は、従来のWDM中継器を模式的に示す縦断面図である。
加入者宅側に設置されたWDM中継器は、1Uの収容体1hを備えている。収容体1hには、宅側光送受信器から送信された光信号を異なる波長の光信号に変換及び波長多重して中継する第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,N(但し、Nは自然数)、光合分波器1s等が収容されている。
第1トランスポンダ1は、光トランシーバ1b1 、各種集積回路等の発熱性の回路素子が配された回路基板1aを備えている。第2乃至第Nトランスポンダ2,…,Nの構成は、第1トランスポンダ1と同様であり、回路基板2a,…,Na及び光トランシーバ2b,…,Nbを備えている。第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの光トランシーバ1b1 ,2b1 ,…,Nb1 は、レーザ光の光発信波長が異なる半導体レーザを備えており、宅側送受信器から送信された光信号に基づいて、各レーザ光を夫々光変調することによって、異なる周波数帯の光信号を生成する。生成された光信号は、光合分波器によって合波され、合波された光信号は1心光ファイバを通じて、局側へ送信される。また、光合分波器1sは、局側から合波されて送信された光信号を分波し、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nは、分波された光信号を所定周波数の光信号に変換して、加入者宅側へ送信する。
ところで、半導体レーザの光発信波長は半導体レーザの温度に依存する。光トランシーバ1b1 ,2b1 ,…,Nb1 の温度が所定温度以上になった場合、波長多重される光信号の光発信波長が変化し、光信号のクロストークが生ずる虞がある。
また、集積回路も一定温度を越えた場合、正常に動作しない虞がある。
そこで、光信号のクロストーク、集積回路の異常動作を防ぐために、ファン1rにて光トランシーバ1b1 ,2b1 ,…,Nb1 を冷却するように構成されている。ファン1rが回転した場合、収容体1h及び回路基板1b間を空気が通流し、各光トランシーバ1b1 ,2b1 ,…,Nb1 、集積回路が冷却される。
一方、各光トランシーバをペルチェ素子にて冷却するように構成したWDM中継器が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、水冷にて光トランシーバを冷却するように構成したWDM中継器が提案されている。
特開平5−63282号公報
しかしながら、ファンを備えたWDM中継器においては、光トランシーバ1b1 ,2b1 ,…,Nb1 及び集積回路のような回路素子を高密度実装した場合、空気の流れが滞り、冷却を要する回路素子に空気が当たらず、該回路素子を十分に冷却することができないという問題があった。
一方、ペルチェ素子、水冷方式の冷却手段を備えたWDM中継器においては、ファンを備える場合に比べ、高コストであるという問題があった。
また、発熱性の回路素子を備えた一般の電気機器も、上述の問題を有している。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、回路素子に対向する対向板及び回路基板に沿って空気を通流させるファン、及び対向板に沿って通流する空気を回路基板側へ案内する案内部材を備えることにより、低コストで且つ効果的に回路素子を冷却することができる電気機器を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、回路基板を対向板に略平行な方向へ移動可能に支持する支持板を備えることにより、回路基板を適宜着脱することができ且つ支持板によって対向板側に偏在して通流する空気を回路基板側へ案内し、回路素子を効果的に冷却することができる電気機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、案内部材と対向板とを一体形成することにより、より低コストで案内部材を備えることができる電気機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の回路基板を、各回路基板に配された回路素子と対向板とが対向するように配し、案内部材を各回路素子に対向するように構成することにより、各回路基板に配された回路素子を夫々効果的に冷却することができる電気機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、対向板を有し、回路基板を収容する収容体を備え、収容体の対向板に略垂直な方向の幅を1Uに構成することにより、所定規格のラック、例えばEIA(Electronic Industries Alliance)により規格化された汎用性の高い19インチラックに取り付けることができ、且つ収容体に収容された回路素子を低コストで効果的に冷却することができる電気機器を提供することにある。
第1発明に係る電気機器は、発熱性の回路素子が配された回路基板と、該回路素子に対向する対向板と、空気を前記対向板及び前記回路基板に沿って通流させるファンとを備える電気機器において、前記対向板に設けられており、前記ファンにより前記対向板に沿って通流する空気を前記回路基板側へ案内する案内部材を備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、ファンが動作した場合、回路基板に配された回路素子に対向する対向板と、回路基板とに沿って空気を通流し、発熱性の回路素子が冷却される。案内部材は、特に対向板に沿って通流する空気を回路基板側へ案内する。
従って、案内部材を備えない場合に比べ、より回路素子表面を通流する空気の流速が大きくなるため、より効果的に回路素子を冷却することができる。通常、回路素子の温度上昇を下げるためには、回路素子と周辺空気との間の熱抵抗値を下げる対策がとられる。回路素子表面の空気の流速を大きくすることは、熱抵抗値を下げることに相当する。
第2発明に係る電気機器は、前記回路基板を前記対向板に略平行な方向へ移動可能に支持する支持板を備えることを特徴とする。
第2発明にあっては、支持板は、回路基板を対向板に略平行な方向へ移動可能に支持している。従って、回路基板を前記方向へ移動させることによって、回路基板を着脱することができる。
また、対向板には案内部材が設けられているため、支持板によって空気の流れが対向板側に偏在した場合であっても、空気は回路基板側へ案内され、該空気が回路素子を冷却する。
第3発明に係る電気機器は、前記案内部材と前記対向板とは一体形成されていることを特徴とする。
第3発明にあっては、案内部材と対向板とが一体形成されているため、案内部材と対向板とを別体で構成し、案内部材を対向板に備える場合に比べて、工数が少なく、より低コストで電気機器を構成することができる。
第4発明に係る電気機器は、前記対向板に回路素子が対向するように配された前記回路基板を複数備え、前記案内部材は、各回路基板に配された回路素子に対向していることを特徴とする。
第4発明にあっては、対向板に回路素子が対向するように複数の回路基板が配されており、案内部材は、各回路素子に対向している。
従って、対向板側を通流する空気は各回路基板側へ案内され、該回路基板に配された各回路素子は案内された空気によって冷却される。
第5発明に係る電気機器は、前記対向板を有し、前記回路基板を収容している略直方体の収容体を備えており、前記対向板に略垂直な方向の前記収容体の幅は1Uであることを特徴とする。
第5発明にあっては、対向板に略垂直な方向における収容体の幅は1Uである。従って、所定規格のラックに取付可能であり、且つ該収容体に収容された回路素子を効果的に冷却することができる。
本発明によれば、ファンによって通流する空気を回路基板側へ案内することによって、低コストで且つ効果的に回路素子を冷却することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るWDM中継器を模式的に示す縦断面図、図2は、WDM中継器を模式的に示す横断面図、図3は、WDM中継器を備えたGEPON−WDM中継伝送システムの一例を示すブロック図である。GEPON−WDM中継伝送システムは、図3に示すようにN×M個の宅側光送受信器D11,…,DNM及びN個の局側光送受信器E1 ,…,EN と、加入者宅側及び局側に夫々設置され、1心光ファイバCにて接続されており、波長多重方式にて光信号を中継するRO(Remote Office )−WDM中継器A及びCO(Center Office )−WDM中継器Bとから構成されている(但し、N及びMは自然数)。
RO−WDM中継器Aは、宅側光送受信器D11,…,DNMから送信された光信号を合波して局側のCO−WDM中継器Bへ送信すると共に、局側のCO−WDM中継器Bから送信された光信号を分波して宅側光送受信器D11,…,DNMへ送信するための第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,N及び光合分波器1sを備えている。また、RO−WDM中継器Aは、正面側から第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nを収容可能な略直方体の収容体1hを備えている。
なお、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nには、夫々4分岐スプリッタF1,F2,…,FNが接続されており、更に各4分岐スプリッタF1,F2,…,FNの分岐には、8分岐スプリッタG1 ,…,GN が接続され、各8分岐スプリッタG1 ,…,GN の分岐に宅側光送受信器D11,…,DNMが接続されている。例えば、第1トランスポンダには、4分岐スプリッタF1及び8分岐スプリッタG1 を介して、宅側光送受信器D11,…,D1(M-1),D1M等が接続されている。また、作図の便宜上、一部の分岐に接続された宅側光送受信器D11,…,DNMのみを図示しているが、他の分岐にも図示しない複数の宅側光送受信器が接続されている。
第1トランスポンダ1は、発熱性の回路素子としての光トランシーバ1b1 ,1b2 、集積回路1c−IC1,1c−IC2,1c−IC3,1c−IC4等が配された略矩形の回路基板1aを備えている。光トランシーバ1b1 は、宅側光送受信器D11,…,D1Mから送信された波長λ01(1310nm)の光信号をフォトダイオードにてO/E変換する受信機を備えている。光トランシーバ1b2 は、分布帰還形のレーザダイオード(DFB−LD)を有し、前記受信機でO/E変換された信号を波長λ1の光信号にE/O変換して送信する送信機を備えている。また、光トランシーバ1b2 は、局側光送受信器E1 ,…,EN からCO−WDM中継器Bを介して送信された波長λ2の光信号をO/E変換する受信機を備えており、光トランシーバ1b1 は、該受信機でO/E変換された信号を波長λ10(1490nm)の光信号にE/O変換する送信機を備えている。
回路基板1aの一辺側には、矩形の前面パネル1dが略垂直に設けられており、他辺側には、電源に接続するための接続端子1eが配設されている。前面パネル1dの略中央部には、宅側光送受信器D11,…,D1M及び光合分波器1sに光接続するためのアダプタが横方向に並設されている。
また、前面パネル1dには第1トランスポンダ1を収容体1hから正面側へ引き出すための略U字状の把持部が設けられている。更に、前面パネル1dには、第1トランスポンダ1を収容体1hに固定するためのねじ孔が形成されている。
第2乃至第Nトランスポンダ2,…,Nは、図1及び図2に示すように、第1トランスポンダ1と同様の構成であり、回路基板2a,…,Na、光トランシーバ2b1 ,2b2 …,Nb1 ,Nb2 、集積回路2c−IC1,2c−IC2,2c−IC3,2c−IC4,…,Nc−IC1,Nc−IC2,Nc−IC3,Nc−IC4、前面パネル2d,…,Nd等を備えている。第2乃至第Nトランスポンダの光トランシーバ2b1 ,…,Nb2 は、夫々光発振波長λ2,…,λ2Nのレーザ光を発する半導体レーザを備えており、宅側光送受信器D21,…,DNMから送信された光発振波長λ01の光信号を光発振波長λ3,…,λ2N−1の光信号に変換し、局側のCO−WDM中継器Bから送信された光発振波長λ4,…,λ2Nの光信号を光発振波長λ10の光信号に変換して、宅側光送受信器D21,…,DNMへ送信するように構成してある。
収容体1hは、略矩形の底板1iを備えている。底板1iの各辺には側壁1j,1k及び背面壁1lが略垂直に設けられていて、側壁1j,1k及び背面壁1lの上端には、収容体1hの天側を覆う天板(対向板)1mが設けられている。収容体1hの正面側には第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nを正面側から収容するための開口部が形成されている。
収容体1hは、所定規格の寸法を有している。具体的には、収容体1hの天板1mに略垂直な方向の幅は1U(1.75インチ=44.45mm)であり、側壁1j,1kに略垂直な方向の幅は19インチ(482.6mm)である。
底板1iには、2枚1組の支持板1q,1qが天板1m側へ突設されている。支持板1q,1qは、側壁1j,1kに対して略平行である。支持板1q,1qには、回路基板1aの側部が摺動可能に嵌合する凹部が形成されており、1組の支持板1q,1qは、第1トランスポンダ1の回路基板1aが正面側及び背面側へ移動するように第1トランスポンダ1を支持している。また、支持板1q,1qの底板1iに略垂直な方向の寸法は、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 を冷却するための空気が収容体1h内を通流するように収容体1hの前記方向の幅よりも短く形成されている。同様に、底板1iには、第2乃至第Nトランスポンダ2,3,…,Nの回路基板2a,…,Naを着脱自在に支持する複数組の支持板1q,…,1qが突設されている。
また、底板1iの背面側には、支持板1q,…,1qに支持された第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの接続端子1eが接続されるコネクタ板1tが配設されている。
一の側壁1jにはスリット状の吸気孔1oが複数並設されている。他の側壁1kには排気孔1pが形成されており、排気孔1pには、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を冷却するための2個のファン1r,1rが並設されている。
特にレーザダイオードの光周波数は温度によって変化し、光周波数が変化した場合、光信号の混信が生ずるため、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 の温度を所定温度以下に抑える必要がある。また、所定温度以上になった場合、集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4も異常動作を起こす虞があるため、集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4の温度を所定温度未満に抑える必要がある。
天板1mは、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4に対向する対向面1nを有しており、対向面1nには天板1mに沿って吸気孔1oから排気孔1pへ通流する空気を第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの回路基板1a,2a,…,Na側へ案内する案内板1u1 ,…,1uN が一体形成されている。収容体1h及び案内板1u1 ,…,1uN は、例えば金属で構成されている。
図4は、収容体1hの内側から見た天板1mの模式図である。案内板1u1 ,…,1uN は、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4に夫々対向しており、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を覆うことができる寸法を有する扁平な略直方体形状である。
なお、CO−WDM中継器Bは、RO−WDM中継器Aと同様の構成であり、送受信する光信号の波長のみが異なる。
このように構成されたRO−WDM中継器Aにあっては、案内板1u1 ,…,1uN を備えているため、ファン1r,1rの回転によって吸気孔1oから排気孔1p側へ対向面1に沿って通流する空気を、図1に示すように光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4側へ案内することができる。従って、図9に示す従来のWDM中継器に比べ、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4側を通流する空気の流速が大きくなり、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4をより効果的に冷却することができる。
図5は、案内板1u1 ,…,1uN を備えたRO−WDM中継器Aにおける集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4の温度変化を示すグラフ、図6は、案内板1u1 ,…,1uN を取り除いたRO−WDM中継器Aにおける集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4の温度変化を示すグラフの一例である(図6はN=4の場合の3c−IC1,…,3c−IC4、外部及び内部の空気の温度上昇の実測値のグラフである)。
横軸は時間、縦軸は第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nのいずれか一つが備える1組の集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4の温度を示している。Tout及びTinは、収容体1hの外部及び内部の空気の温度を夫々示している。Toutは27度、Tinは29度である。IC1、IC2、IC3及びIC4は、前記一組の集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4の温度を示している。
具体的には、IC1は、前面パネル1d,2d,…,Nd側に配された一の集積回路1c−IC1,2c−IC1,…,Nc−IC1の温度、特に第3トランスポンダ3の集積回路の温度を示している。案内板1u1 ,…,1uN を備えない場合の定常状態における温度は約53度、案内板1u1 ,…,1uN を備えた場合の定常状態における温度は約48度である。
IC2は、前記集積回路1c−IC1,2c−IC1,…,Nc−IC1よりコネクタ板1t側に並設されている一の集積回路1c−IC2,2c−IC2,…,Nc−IC2の温度、特に第3トランスポンダ3の集積回路の温度を示している。案内板1u1 ,…,1uN を備えない場合の定常状態における温度は約56度、案内板1u1 ,…,1uN を備えた場合の定常状態における温度は52度である。
IC3は、吸気孔1o側に配された一の集積回路1c−IC3,1c−IC3,…,Nc−IC3の温度、特に第3トランスポンダ3の集積回路の温度を示している。案内板1u1 ,…,1uN を備えない場合の定常状態における温度は約56度、案内板1u1 ,…,1uN を備えた場合の定常状態における温度は約46度である。
IC4は、排気孔1p側に配された一の集積回路1c−IC4,1c−IC4,…,Nc−IC4の温度、特に第3トランスポンダ3の集積回路の温度を示している。案内板1u1 ,…,1uN を備えない場合の定常状態における温度は約45度、案内板1u1 ,…,1uN を備えた場合の定常状態における温度は約44度である。
従って、案内板1u1 ,…,1uN を備えることにより、集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4をより効果的に冷却できることがわかる。また、第3トランスポンダの集積回路以外の他の集積回路1c−IC1,…,2c−IC4及び集積回路4c−IC1,…,Nc−IC4でも上記と同様の特性データが確認されており、案内板1u1 ,…,1uN を備えることにより、集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4をより効果的に冷却できることがわかる。
実施の形態1に係るRO−WDM中継器Aにあっては、吸気孔1oから排気孔1p側へ対向面1nに沿って通流する空気を、案内板1u1 ,…,1uN が回路基板1a,2a,…,Na側へ案内することにより、低コストで且つより効果的に光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を冷却することができる。
また、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの回路基板1a,2a,…,Naを支持板1q,…,1qによって移動可能に支持することにより、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの回路基板1a,2a,…,Naを適宜着脱することができ且つ支持板1q,…,1qによって天板1m側に偏在して通流する空気を回路基板1a,2a,…,Na側へ案内し、回路素子としての光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を効果的に冷却することができる。
更に、天板1m及び案内板1u1 ,…,1uN が一体形成されているため、天板1m及び案内板1u1 ,…,1uN を別体で構成する場合に比べ、より低コストで案内部材としての案内板1u1 ,…,1uN を備え、RO−WDM中継器Aを構成することができる。
更にまた、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nの回路基板1a,2a,…,Naに夫々対向する案内板1u1 ,…,1uN を備えることにより、各回路基板1a,2a,…,Naに配された回路素子としての光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を夫々冷却することができる。
更にまた、所定規格のラック、例えば汎用性が高い19インチラックに取り付けることができ、且つ収容体1hに収容された回路素子としての光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4を低コストで効果的に冷却することができる。
なお、実施の形態1に係る案内板は、扁平な略直方体形状であるが、収容体の対向面側を通流する空気を回路基板側へ案内することができる構成であれば、他の形状、例えば楔状であっても良い。
また、案内板の回路基板側の面に凹凸を形成し、表面積をより大きく構成しても良い。このように構成した場合、案内板は、空気を光トランシーバ及び集積回路側へ案内する機能と、ヒートシンクとしての機能とを備え、より効果的に光トランシーバ及び集積回路を冷却することができる。
更に、案内板をより放熱性に優れた材質、例えば「セラックα(登録商標)」にて構成しても良い。このように構成した場合、光トランシーバ及び集積回路をより効果的に冷却することができる。
更にまた、収容体及び案内板を一体形成したWDM中継器を説明したが、収容体及び案内板を別体で構成し、案内板を収容体に貼着しても良い。例えば、収容体に比べ、放熱性が高い材質で案内板を構成し、該案内板を収容体に貼着した場合、低コストでより効果的に光トランシーバ及び集積回路を冷却することができる。
更にまた、収容体の幅を1Uに構成しているが、他の寸法で収容体を構成しても良い。
更にまた、案内板を備えたWDM中継器を説明したが、回路素子が配された回路基板を収容体に収容してなる電気機器に本発明を適用しても良い。
更にまた、複数の回路基板を収容体に収容してなるWDM中継器を説明したが、単一の回路基板を収容体に収容してなる電気機器に本発明を適用しても良い。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係るRO−WDM中継器を模式的に示す横断面図、図8は、実施の形態2に係るRO−WDM中継器が備えた第1トランスポンダ1を模式的に示す斜視図である。
実施の形態2に係るRO−WDM中継器は、実施の形態1に係るRO−WDM中継器と同様の収容体1h、支持板1q,…,1q、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,N、光合分波器1s、コネクタ板1t等を備えている。
第1トランスポンダ1を構成する回路基板1aの接続端子1e側には、回転軸方向が前後方向に一致するように2個のトランスポンダ用のファン1gが並設されている。また、前面パネル1dには、前面側吸気孔1fが形成されている。更に、前面パネル1dには、第1トランスポンダ1を収容体1hから引き出すための略U字状の把持部wが設けられている。更にまた、前面パネル1dには、第1トランスポンダ1を収容体1hに収容固定するためのねじ孔x,xが形成されている。
第2乃至第Nトランスポンダ2,3,…,Nも、第1トランスポンダ1と同様のトランスポンダ用のファン2g,…,Ng及び前面側吸気孔2f,…,Nfを備えている。
収容体1hの背面壁1lには、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nに対向するように、排気孔1vが形成されている。また、収容体1hには、実施の形態1と同様の案内板1u1 ,…,1uN が形成されている。
支持板1q,…,1qは、回路基板1a,2a,…,Naが正面側及び背面側へ移動するように第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nを支持している。また、支持板1q,…,1qは、天板1m及び底板1iに連続して、天板1m及び底板1iと共に四角筒状をなしており、各回路基板1a,2a,…,Naを隔離している。
実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器は、光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4としての回路素子が配された回路基板1a,2a,…,Naと、該回路基板1a,2a,…,Naを収容するための開口部を正面側に有し、前記回路基板1a,2a,…,Naを着脱可能に収容している収容体1hと、前記回路基板1a,2a,…,Naの前記回路素子1a,2a,…,Naが配されている面に設けられており、前記回路素子1a,2a,…,Naを空冷するためのファン1g,2g,…,Ngとを備えることを特徴とする。
収容体内の適宜箇所にファンを収容固定してなる従来の電気機器においては、ファンの保守点検を行う場合、電気機器を分解してファンを交換、修理、清掃等する必要があった。
実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器にあっては、ファン1g,2g,…,Ngは回路基板1a,2a,…,Naに設けられているため、回路基板1a,2a,…,Naを収容体1hの正面側から着脱することにより、ファン1g,2g,…,Ngも着脱することができる。
従って、正面側から回路基板1a,2a,…,Naを取り外すことで、ファン1g,2g,…,Ngの交換、修理、清掃等の保守点検をより容易に行うことができる。
また、回路基板1a,2a,…,Na毎にファン1g,2g,…,Ngの保守点検を行うことができる。
また、実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器は、前記収容体1hに収容された場合に前記開口部の一部又は全部を覆う前面パネル1d,2d,…,Ndと、該前面パネル1d,2d,…,Ndに設けられた前面側吸気孔1f,2,…,Nfとを備えており、前記回路素子が前記前面側吸気孔1f,2,…,Nf及びファン1g,2g,…,Ng間に配されていることを特徴とする。
実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器にあっては、前面側吸気孔1f,2,…,Nfとファン1g,2g,…,Ngとの間に回路素子が配されているため、ファン1g,2g,…,Ngが動作した場合、前面側吸気孔1f,2,…,Nfとファン1g,2g,…,Ngとの間を空気が通流し、回路素子が冷却される。
従って、前面側吸気孔1f,2,…,Nfとファン1g,2g,…,Ngとの間を通流する空気によって、回路基板1a,2a,…,Na毎に回路素子を効果的に冷却することができる。
具体的には、第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,Nがトランスポンダ用のファン1g,2g,…,Ng及び前面側吸気孔1f,2f,…,Nfを夫々備えているため、図7に示すように、空気は第1乃至第Nトランスポンダ1,2,…,N毎に正面側から背面側へ通流する。従って、実施の形態1に比べ、集積回路としての光トランシーバ1b1 ,…,Nb2 及び集積回路1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4をより効果的に冷却することができる。
更に、実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器は、前記回路基板1a,2a,…,Naが複数であり、前記複数の回路基板1a,2a,…,Naを移動可能に支持すると共に、各回路基板1a,2a,…,Naを隔離する支持板1q,…,1qを備えることを特徴とする。
実施の形態2に係る電気機器としてのRO−WDM中継器にあっては、各回路基板1a,2a,…,Naは支持板1q,…,1qによって隔離されているため、各回路基板1a,2a,…,Naに配されたファン1g,2g,…,Ngが動作した場合、回路基板1a,2a,…,Na毎に空気が通流し、各回路素子を冷却する。
従って、通流する空気が特定の回路基板1a,2a,…,Na側に偏在する虞はなく、各回路素子を個別に冷却することができる。
なお、実施の形態2にあっては案内板を備えているが、トランスポンダ用のファンにて光トランシーバ及び集積回路を十分に冷却することができるのであれば、案内板を備えなくても良い。案内板を備えなくとも、ファン故障時の保守点検を収容体正面側から行うことができる。
実施の形態2に係るRO−WDM中継器の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係るRO−WDM中継器の構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態1に係るWDM中継器を模式的に示す縦断面図である。 WDM中継器を模式的に示す横断面図である。 WDM中継器を備えたGEPON−WDM中継伝送システムの一例を示すブロック図である。 収容体の内側から見た天板の模式図である。 案内板を備えたRO−WDM中継器における集積回路の温度変化を示すグラフである。 案内板を取り除いたRO−WDM中継器における集積回路の温度変化を示すグラフの一例である。 実施の形態2に係るRO−WDM中継器を模式的に示す横断面図である。 実施の形態2に係るRO−WDM中継器が備えた第1トランスポンダを模式的に示す斜視図である。 従来のWDM中継器を模式的に示す縦断面図である。
符号の説明
A RO−WDM中継器
B CO−WDM中継器
C 光ファイバ
11,…,DNM 宅側光送受信器
1 ,…,EN 局側光送受信器
1,2,…,N 第1乃至第Nトランスポンダ
1a,2a,…,Na 回路基板
1b1 ,1b2 ,2b1 ,…,Nb1 ,Nb2 光トランシーバ
1c−IC1,1c−IC2,…,Nc−IC4 集積回路
1d,2d,…,Nd 前面パネル
1e 接続端子
1f,2f,…,Nf 前面吸気孔
1g,2g,…,Ng トランスポンダ用のファン
1h 収容体
1i 底板
1j,1k 側壁
1l 背面壁
1m 天板
1n 対向面
1o 吸気孔
1p 排気孔
1q,…,1q 支持板
1r,1r ファン
1s 光合分波器
1t コネクタ板
1u1 ,…,1uN 案内板
v 排気孔
w 把持部
x ねじ孔

Claims (5)

  1. 発熱性の回路素子が配された回路基板と、該回路素子に対向する対向板と、空気を前記対向板及び前記回路基板に沿って通流させるファンとを備える電気機器において、
    前記対向板に設けられており、前記ファンにより前記対向板に沿って通流する空気を前記回路基板側へ案内する案内部材を備える
    ことを特徴とする電気機器。
  2. 前記回路基板を前記対向板に略平行な方向へ移動可能に支持する支持板を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記案内部材と前記対向板とは一体形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記対向板に回路素子が対向するように配された前記回路基板を複数備え、
    前記案内部材は、
    各回路基板に配された回路素子に対向している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電気機器。
  5. 前記対向板を有し、前記回路基板を収容している略直方体の収容体を備えており、
    前記対向板に略垂直な方向の前記収容体の幅は1Uである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電気機器。
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