JP2008090630A - 回路動作解析装置及び回路動作解析方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】解析対象回路内の各電流源について、擬似キャパシタ及び時間と共に抵抗値が増大する時変擬似抵抗が直列接続されたRVC枝回路を、コンダクタと電流源が並列接続された等価回路に変換した等価RVC枝回路として回路方程式に組み込む。また、擬似インダクタ及び時間と共にコンダクタンス値が増大する時変擬似コンダクタが並列接続されたGVL枝回路と当該電圧源とが直列接続された回路を、抵抗と電圧源が直列接続された等価回路に変換した等価GVL枝回路として回路方程式に組み込む。
【選択図】図7
Description
上述のように、単にRVC枝又はGVL枝を電流源に並列又は電圧源に直列に挿入すると、複合擬似枝の挿入に伴う新たな節点が1個追加される。この節点の追加により、変数が増加しヤコビアン行列のサイズが大きくなる。
最初に、RVC枝を実装する場合について考える。RVC枝を流れる電流(以下「RVC枝電流」という。)をICB、両端の電圧(以下「RVC枝電圧」という。)をVCBとして、各部の電流・電圧を図7(a)のようにおく。このとき、RVC枝電流ICB及びRVC枝電圧VCBは次式のように表される。
GVL枝付電圧源を流れる電流をICB、両端電圧をVCBとして、各部の電流・電圧を図8(a)のようにおく。このとき、GVL枝電流ICB及びGVL枝電圧VCBは、それぞれ、次式のように表される。
本発明に係る回路動作解析装置の第1の構成は、擬似過渡解析法により解析対象回路の直流動作点の計算を行う回路解析装置であって、
前記解析対象回路を表す回路構成データを記憶する回路記憶手段と、
前記解析対象回路の各節点に対して、節点電圧及び電圧定義枝の電流の初期推定値を設定する初期値設定手段と、
各節点電圧、各電圧定義枝の電流、及び前記回路構成データに基づき、前記解析対象回路の直流解析のためのニュートンの等価回路の回路構成データを生成するニュートン等価回路生成手段と、
前記解析対象回路内の各電流源について、擬似キャパシタ及び時間と共に抵抗値が増大する時変擬似抵抗が直列接続されたRVC枝回路を、コンダクタと電流源が並列接続された等価回路に変換した等価RVC枝回路の、前記コンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出する等価RVC枝生成手段と、
前記ニュートンの等価回路内の各電流源を、それに対応する前記等価RVC枝回路で置換するRVC枝追加手段と、
前記解析対象回路内の各電圧源について、擬似インダクタ及び時間と共にコンダクタンス値が増大する時変擬似コンダクタが並列接続されたGVL枝回路と当該電圧源とが直列接続された回路(以下「GVL枝付電圧源」という。)を、抵抗と電圧源が直列接続された等価回路に変換した等価GVL枝回路の、前記抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出する等価GVL枝生成手段と、
前記ニュートンの等価回路内の各電圧源を、それに対応する前記等価GVL枝回路で置換するGVL枝追加手段と、
前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正された前記ニュートンの等価回路の回路方程式を計算し、次の計算ステップにおける前記解析対象回路の各節点電圧及び各電圧定義枝の電流を算出する節点電圧算出手段と、
前記各節点電圧及び各電圧定義枝の電流が収束したか否かを判定し、収束した場合には処理を終了させる収束判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記等価RVC枝生成手段は、前記RVC枝回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加手段は、各電流源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電流源に対応する前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値に基づいて置換するものであり、
前記等価GVL枝生成手段は、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加手段は、各電圧源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電圧源に対応する前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値に基づいて置換するものであり、
前記過渡解析実行手段は、前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、過渡解析計算を行うことで、前記解析対象回路の直流動作点を計算することを特徴とする。
前記RVC枝追加手段は、前記ニュートン等価回路生成手段が生成する回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電流源を前記等価RVC枝回路で置換し、
前記等価GVL枝生成手段は、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加手段は、前記ニュートン等価回路生成手段が生成する回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電圧源を前記等価GVL枝回路で置換するものであり、
前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正されたニュートンの等価回路の回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成手段を備え、
前記過渡解析実行手段は、前記回路方程式生成手段により算出された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、過渡解析計算を行うことで、前記解析対象回路の直流動作点を計算することを特徴とする。
a.前記解析対象回路の各節点に対して、節点電圧及び電圧定義枝の電流の初期値を設定する初期値設定ステップと、
b.前記解析対象回路を表す回路構成データからニュートンの等価回路の回路構成データを生成し、
前記ニュートンの等価回路内の各電流源に対し、擬似キャパシタ及び時間と共に抵抗値が増大する時変擬似抵抗が直列接続されたRVC枝回路を並列に追加し、前記ニュートンの等価回路内の各電圧源に対し、擬似インダクタ及び時間と共にコンダクタンス値が増大する時変擬似コンダクタが並列接続されたGVL枝回路を直列に追加した修正ニュートンの等価回路を生成し、
当該修正ニュートンの等価回路に対して過渡解析計算を行うことで、前記解析対象回路の直流動作点を計算する過渡解析ステップと、
を有する回路動作解析方法であって、
前記過渡解析ステップにおいて、
(1)前記解析対象回路の回路構成データと前記解析対象回路内の各節点に対して設定された節点電圧及び電圧定義枝の電流に基づき、前記解析対象回路のニュートンの等価回路の回路構成データを生成するニュートンの等価回路生成ステップと、
(2)前記解析対象回路内の各電流源について、前記RVC枝回路を、コンダクタと電流源が並列接続された等価回路に変換した等価RVC枝回路の、前記コンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出する等価RVC枝生成ステップと、
(3)前記ニュートンの等価回路内の各電流源を、それに対応する前記等価RVC枝回路で置換するRVC枝追加ステップと、
(4)前記解析対象回路内の各電圧源について、前記GVL枝回路と当該電圧源とが直列接続された回路(以下「GVL枝付電圧源」という。)を、抵抗と電圧源が直列接続された等価回路に変換した等価GVL枝回路の、前記抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出する等価GVL枝生成ステップと、
(5)前記ニュートンの等価回路内の各電圧源を、それに対応する前記等価GVL枝回路で置換するGVL枝追加ステップと、
(6)前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにより修正されたニュートンの等価回路に基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出する節点値算出ステップと、
からなる一連の処理を、各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流の値が収束するまで繰り返し実行することを特徴とする。
前記等価RVC枝生成ステップにおいては、前記RVC枝回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加ステップにおいては、各電流源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電流源に対応する前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値に基づいて置換し、
前記等価GVL枝生成ステップにおいては、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加ステップにおいては、各電圧源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電圧源に対応する前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値に基づいて置換し、
前記節点値算出ステップにおいては、前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにおいて修正された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする。
前記RVC枝追加ステップにおいては、前記ニュートンの等価回路生成ステップにおいて生成される回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電流源を前記等価RVC枝回路で置換し、
前記等価GVL枝生成ステップにおいては、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加ステップにおいては、前記ニュートンの等価回路生成ステップにおいて生成される回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電圧源を前記等価GVL枝回路で置換し、
前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにおいて修正されたニュートンの等価回路の回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式を構成するヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成ステップを有し、
前記節点値算出ステップにおいては、前記回路方程式生成ステップにおいて算出された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする。
また、RVC枝回路及びGVL枝回路を回路方程式に組み込む際に、等価RVC枝生成手段及び等価GVL枝回路でモデル化することにより、ニュートンの等価回路の回路方程式のヤコビ行列のサイズが大きくなることがない。従って、節点電圧算出手段による各節点電圧及び各電圧定義枝の電流の計算を、少ない計算機ハードウェア資源により短時間で行うことが可能となる。
2 回路データ記憶手段
3 時変抵抗関数記憶手段
4 時変コンダクタンス関数記憶手段
5 回路方程式記憶手段
6 節点パラメータ記憶手段
7 初期値設定手段
8 ニュートン等価回路生成手段
9 回路方程式生成手段
10 挿入節点抽出手段
11 等価RVC回路生成手段
12 等価GVL回路生成手段
13 RVC枝追加手段
14 GVL枝追加手段
15 節点パラメータ算出手段
16 収束判定手段
17 ステップ・カウンタ
18 出力手段
20 回路図エディタ
Claims (7)
- 擬似過渡解析法により解析対象回路の直流動作点の計算を行う回路解析装置であって、
前記解析対象回路を表す回路構成データを記憶する回路記憶手段と、
前記解析対象回路の各節点に対して、節点電圧及び電圧定義枝の電流の初期推定値を設定する初期値設定手段と、
各節点電圧、各電圧定義枝の電流、及び前記回路構成データに基づき、前記解析対象回路の直流解析のためのニュートンの等価回路の回路構成データを生成するニュートン等価回路生成手段と、
前記解析対象回路内の各電流源について、擬似キャパシタ及び時間と共に抵抗値が増大する時変擬似抵抗が直列接続されたRVC枝回路を、コンダクタと電流源が並列接続された等価回路に変換した等価RVC枝回路の、前記コンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出する等価RVC枝生成手段と、
前記ニュートンの等価回路内の各電流源を、それに対応する前記等価RVC枝回路で置換するRVC枝追加手段と、
前記解析対象回路内の各電圧源について、擬似インダクタ及び時間と共にコンダクタンス値が増大する時変擬似コンダクタが並列接続されたGVL枝回路と当該電圧源とが直列接続された回路(以下「GVL枝付電圧源」という。)を、抵抗と電圧源が直列接続された等価回路に変換した等価GVL枝回路の、前記抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出する等価GVL枝生成手段と、
前記ニュートンの等価回路内の各電圧源を、それに対応する前記等価GVL枝回路で置換するGVL枝追加手段と、
前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正された前記ニュートンの等価回路の回路方程式を計算し、次の計算ステップにおける前記解析対象回路の各節点電圧及び各電圧定義枝の電流を算出する節点電圧算出手段と、
前記各節点電圧及び各電圧定義枝の電流が収束したか否かを判定する収束判定手段と、
を備えたことを特徴とする回路動作解析装置。 - 前記ニュートン等価回路生成手段が生成する回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成手段を備え、
前記等価RVC枝生成手段は、前記RVC枝回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加手段は、各電流源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電流源に対応する前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値に基づいて置換するものであり、
前記等価GVL枝生成手段は、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加手段は、各電圧源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電圧源に対応する前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値に基づいて置換するものであり、
前記節点電圧算出手段は、前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、前記解析対象回路の各節点電圧及び各電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする請求項1記載の回路動作解析装置。 - 前記等価RVC枝生成手段は、前記RVC枝付回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加手段は、前記ニュートン等価回路生成手段が生成する回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電流源を前記等価RVC枝回路で置換し、
前記等価GVL枝生成手段は、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加手段は、前記ニュートン等価回路生成手段が生成する回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電圧源を前記等価GVL枝回路で置換するものであり、
前記RVC枝追加手段及び前記GVL枝追加手段により修正されたニュートンの等価回路の回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成手段を備え、
前記節点電圧算出手段は、前記回路方程式生成手段により算出された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、前記解析対象回路の各節点電圧及び各電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする請求項1記載の回路動作解析装置。 - 擬似過渡解析法により解析対象回路の直流動作点の計算を行う回路解析装置であって、
a.前記解析対象回路の各節点に対して、節点電圧及び電圧定義枝の電流の初期推定値を設定する初期値設定ステップと、
b.前記解析対象回路を表す回路構成データから、前記解析対象回路の直流解析のためのニュートンの等価回路の回路構成データを生成し、
前記ニュートンの等価回路内の各電流源に対し、擬似キャパシタ及び時間と共に抵抗値が増大する時変擬似抵抗が直列接続されたRVC枝回路を並列に追加し、前記ニュートンの等価回路内の各電圧源に対し、擬似インダクタ及び時間と共にコンダクタンス値が増大する時変擬似コンダクタが並列接続されたGVL枝回路を直列に追加した修正ニュートンの等価回路を生成し、
当該修正ニュートンの等価回路に対して過渡解析計算を行うことで、前記解析対象回路の直流動作点を計算する過渡解析ステップと、
を有する回路動作解析方法であって、
前記過渡解析ステップにおいて、
(1)前記解析対象回路の回路構成データと前記解析対象回路内の各節点に対して設定された節点電圧及び電圧定義枝の電流に基づき、前記解析対象回路のニュートンの等価回路の回路構成データを生成するニュートンの等価回路生成ステップと、
(2)前記解析対象回路内の各電流源について、前記RVC枝回路を、コンダクタと電流源が並列接続された等価回路に変換した等価RVC枝回路の、前記コンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出する等価RVC枝生成ステップと、
(3)前記ニュートンの等価回路内の各電流源を、それに対応する前記等価RVC枝回路で置換するRVC枝追加ステップと、
(4)前記解析対象回路内の各電圧源について、前記GVL枝回路と当該電圧源とが直列接続された回路(以下「GVL枝付電圧源」という。)を、抵抗と電圧源が直列接続された等価回路に変換した等価GVL枝回路の、前記抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出する等価GVL枝生成ステップと、
(5)前記ニュートンの等価回路内の各電圧源を、それに対応する前記等価GVL枝回路で置換するGVL枝追加ステップと、
(6)前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにより修正されたニュートンの等価回路に基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出する節点値算出ステップと、
(7)前記各節点電圧及び各電圧定義枝の電流が収束したか否かを判定する収束判定ステップと、
からなる一連の処理を、各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流の値が収束するまで繰り返し実行することを特徴とする回路動作解析方法。 - 前記ニュートンの等価回路生成ステップにおいて生成される回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成ステップを有し、
前記等価RVC枝生成ステップにおいては、前記RVC枝回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加ステップにおいては、各電流源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電流源に対応する前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値に基づいて置換し、
前記等価GVL枝生成ステップにおいては、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加ステップにおいては、各電圧源の節点に対応する前記ヤコビ行列及び前記右辺ベクトルの各要素を、当該電圧源に対応する前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値に基づいて置換し、
前記節点値算出ステップにおいては、前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにおいて修正された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする請求項4記載の回路動作解析方法。 - 前記等価RVC枝生成ステップにおいては、前記RVC枝回路に後退オイラー法を適用して、前記等価RVC枝回路のコンダクタ及び電流源のパラメータ値を算出し、
前記RVC枝追加ステップにおいては、前記ニュートンの等価回路生成ステップにおいて生成される回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電流源を前記等価RVC枝回路で置換し、
前記等価GVL枝生成ステップにおいては、前記GVL枝付電圧源に後退オイラー法を適用して、前記等価GVL枝回路の抵抗及び電圧源のパラメータ値を算出し、
前記GVL枝追加ステップにおいては、前記ニュートンの等価回路生成ステップにおいて生成される回路構成データに基づき、当該ニュートンの等価回路内の各電圧源を前記等価GVL枝回路で置換し、
前記RVC枝追加ステップ及び前記GVL枝追加ステップにおいて修正されたニュートンの等価回路の回路構成データに基づき、修正節点法により、当該ニュートンの等価回路の回路方程式を構成するヤコビ行列及び右辺ベクトルの各要素の値を算出する回路方程式生成ステップを有し、
前記節点値算出ステップにおいては、前記回路方程式生成ステップにおいて算出された回路方程式のヤコビ行列及び右辺ベクトルに基づき、次の計算ステップにおける各節点の節点電圧及び電圧定義枝の電流を算出することを特徴とする請求項4記載の回路動作解析方法。 - コンピュータで実行させることにより、コンピュータを請求項1乃至3の何れか一に記載の回路動作解析装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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