JP2008090516A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞬間的に装置本体に加えられた加速度による盗難検出の誤動作を防止することができる情報処理装置を提供すること。
【解決手段】装置本体にかかる加速度を検出する加速度センサと、前記加速度センサから検出された加速度から前記装置本体の移動速度を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記装置本体の移動速度と所定の閾値とを比較する比較部と、前記比較部の比較に基づいて警報を発生させる警報発生部とを具備することで瞬間的に装置本体に加えられた加速度による盗難検出の誤動作を防止することができる情報処理装置を提供できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、盗難検出機能を有する情報処理装置および情報処理装置の盗難検出方法に関する。
従来から、持ち運び可能な情報処理装置の盗難防止の方策として情報処理装置本体内に加速度センサを有する盗難検出処理装置を備え、加速度センサが装置本体にかかる加速度を検出することで、盗難の検出を行う情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような情報処理装置では、盗難検出処理装置による装置本体にかかる加速度検出の誤動作を考慮して所定の閾値を設定し、この閾値と検出された加速度とを比較した結果閾値より大きな加速度が検出されたときにのみ警報音を発生することが常である。
特開2005−242585号公報
しかしながら、上述した情報処理装置では、例えば正当な使用者が不本意に情報処理装置に力を加えてしまった場合でも、加速度センサによって閾値よりも大きな加速度が一瞬でも検出されると盗難検出部によって盗難と判定され警報装置が発生されてしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解消すべくなされたもので、瞬間的に装置本体に加えられた加速度による盗難検出の誤動作を防止することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の情報処理装置は、前記装置本体にかかる加速度を検出する加速度センサと、前記加速度センサから検出された加速度から前記装置本体の移動速度を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記装置本体の移動速度と所定の閾値とを比較する比較部と、前記比較手段の判定に基づいて警報を発生させる警報発生部とを具備したことを特徴とする。
装置本体にかかる加速度を積算して装置本体の移動速度を算出し、瞬間的に装置本体に加えられた加速度による盗難検出の誤動作を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかる実施形態の情報処理装置1の外観を示す図である。
この実施形態の情報処理装置1は、文書作成や表計算、或いはインターネットを介して情報収集やデータ検索等種々の情報処理を行うことができるものである。情報処理装置1のこれらの機能は情報処理装置1の基本的な機能である(以降、基本情報処理機能と呼ぶ)。
この基本情報処理機能を有する情報処理装置の形態には種々のものが考えられるが、典型的な形態としては、ノート型パーソナルコンピュータである。
すなわち、図1に示すようにこの情報処理装置1は、入力部2aおよび出力部2bとを備える装置本体2を有している。入力部2aおよび出力部2bは、情報処理装置1の入出力インターフェイスを備えた入力装置および出力装置である。
「入出力インターフェイス」のうち、入力インターフェイスは、入力部2aの上面に設けられた各種データを入力するためのキーボードやポインティングデバイスからなる入力装置3であり、これらは使用者の入力する情報を取り込む作用をする。
そして出力インターフェイスは、出力部2bに設けられた表示器5であり、この表示器5はプログラム実行出力などを視覚的に表示する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等で構成される。
入力部2aの側面には情報処理装置1を起動するための主電源スイッチ6が設けられている。入力部2aの所定の箇所にはスピーカ7が設けられている。
これら主電源スイッチ6、スピーカ7の設置位置は特に限定されず、装置本体2の何処かに設けられていればよい。装置本体2内には装置本体2の盗難を検出するための盗難検出部10が設けられている。
次に図2又は図3を用いて装置本体2が有する各機能をブロック図に示し説明する。図2は、装置本体2の内部構造を示すブロック図である。図3は盗難検出部の内部構造を示すブロック図である。
まず、図2を用いて装置本体2内部の構成を説明する。
図2に示すように装置本体2は、装置本体2(情報処理装置1)の移動(盗難)を検出する盗難検出部10と、盗難検出部10に接続される警報発生部30と、盗難検出部10に電力を供給する電源部50とを有している。装置本体2にはこれら意外にも盗難検出部10の動作によって電源部50の電力を供給されるシステム部60とを有している。
盗難検出部10は、内蔵された加速度センサ12(図3参照)によって装置本体2の移動を検出するためのものである。警報発生部30は、盗難検出部10によって装置本体2が盗難されたと判定された場合に警報音を発生するためのアンプ9とスピーカ7とから構成されている。
盗難検出部10を介して電力を供給されるシステム部60には表示器5、入力装置3などが接続される。
システム部60は特に図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)と呼ばれる演算処理装置や、HDD(ハードディスクドライブ:Hard Disk Drive)と呼ばれる記憶装置、BIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれる入出力装置の制御プログラムやOS(Operating System)と呼ばれる基本ソフトウェアを有している。
情報処理装置1の基本情報処理はこのシステム部60によって行うことができる。
次に図3を用いて盗難検出を行う盗難検出部10について詳細に説明する。
盗難検出部10は、制御部11と、加速度センサ12と、メモリ部40と、読み書き部13と、移動速度算出部14と、比較部15と、検出時間計時タイマ16と、警報制御部17と、これらに電力を供給する電源制御部18とから主に構成されている。
盗難検出部10にはこの他デバイス承認部19、プログラム格納部20が備えられてそれぞれ制御部11によって制御される。
制御部11は例えばマイコンなどであり、加速度センサ12、メモリ部40、読み書き部13、移動速度算出部14、比較部15、検出時間計時タイマ16、警報制御部17などをそれぞれ制御する。制御部11には、電源制御部18によって常に給電が行われている。
加速度センサ12は、装置本体2に固定されており、装置本体2が持ち出し等によって移動すると、移動に伴って発生する加速度を検出する。加速度センサ12はさらに制御部11に接続されている。加速度センサ12には制御部11と同様に常に給電が行われているため、装置本体2の移動を常時検出可能である。
加速度センサ12は、装置本体2の横方向および縦方向(X軸方向とY軸方向)またはこれらを合成した方向の加速度を検出し、加速度データ(以下、単に加速度と称す)として制御部11に出力する。なお、制御部11に出力される加速度はベクトル量もしくはスカラ量の何れかである。盗難検出はスカラ量で行うことが望ましい。
なお、加速度センサが検出できる方向は少なくとも横方向と縦方向の加速度が検出可能ならば特に限定されず、横方向および縦方向に加えて上下方向(Z軸方向)の加速度も検出して制御部11に併せて出力することもできる。
加速度センサ12から出力された加速度は制御部11が制御する読み書き部13によってメモリ部40に格納される。
読み書き部13は制御部11に制御されて加速度センサ12によって検出された装置本体2にかかる加速度など種々の情報をメモリ部40に書き込んだり、逆にあらかじめメモリ部40に格納された使用者情報などの種々の情報の読み込みを行う。
メモリ部40は例えば、データの消去・書き込みを自由に行うことができ、電源の供給を絶たれても内容が消えないフラッシュメモリ(Flash Memory)などで構成される。
メモリ部40は、閾値記憶部41、データバッファ部42、使用者情報記憶部43を有している。閾値記憶部41には、加速度センサ12によって検出された加速度をもとに移動速度算出部14が算出した装置本体2の移動速度と比べられるための所定の移動速度閾値が格納されている。
なおここでは所定の移動速度閾値は、一般の成人の平均的な徒歩速度より遅い速度が格納されているとする。もちろん移動速度閾値はこれに限定されることなく、例えば成人女性の平均的な徒歩速度以下の速度や子供の競歩程度の速度など種々の値を格納することができる。
また、閾値記憶部41には、加速度センサ12によって検出された加速度と比較される所定の加速度閾値も格納されている。この加速度閾値と加速度センサ12によって検出される装置本体2にかかる加速度とは、制御部11によって制御される比較部15によって常に比較されている。
データバッファ部42は加速度センサ12によって検出された装置本体2にかかる加速度を一時的に格納(蓄積)するためのRAM(ラム:Random Access Memory)として機能する。
データバッファ部42への加速度の格納は、比較部15によって加速度閾値と比較された装置本体2にかかる加速度が、この加速度閾値よりも大きかった場合に制御部が読み書き部13を制御することで行われる。
データバッファ部42へ格納された装置本体2にかかる加速度が所定の時間分(例えば1秒間分)記憶されると、制御部11は読み書き部13を制御して、データバッファ部42に格納された加速度を移動速度算出部14へと出力する。
なお、所定の時間分の計測は制御部11に接続された検出時間計時タイマ16によって行われる。すなわち検出時間計時タイマ16は制御部11に制御される。
検出時間計時タイマ16が制御部11によって制御され時間の計時を開始するタイミングとしては、比較部15によって加速度閾値と比較された装置本体2にかかる加速度が、この加速度閾値よりも大きいと制御部11によって判定された直後とすることが望ましい。
データバッファ部42には、加速度センサ12によって検出された装置本体2にかかる加速度が検出時間計時タイマ16で計時される時間分格納される。すなわち、検出時間計時タイマ16での計時時間が1秒に設定されている場合は、一秒分の加速度がデータバッファ部42に格納されることになる。
この一秒分の加速度より得られる一秒間の移動速度が閾値記憶部41に格納されている移動速度閾値よりも大きかった場合、制御部11により装置本体2が盗難されたと判定される。
なお、検出時間計時タイマ16による加速度検出時間はユーザが任意の時間に設定できるようにしてもよい。
使用者情報記憶部43には、この情報処理装置1の使用者を特定するための種々の情報、例えば使用者を特定するための任意に設定されたパスワードや使用者の指紋パターンなどが格納されている。使用者情報記憶部43に格納された使用者の情報は、デバイス承認部19に入力される情報と比較される為のものである。
ここでデバイス承認について説明する。デバイス承認とは、デバイス認証ともいわれ正当使用者のみが保持するトークンと呼ばれる小型で持ち運びが容易な鍵の機能を有する承認物(認証物)によって正当な使用者を承認する承認方式である。デバイス承認にはこの他にもバイオメトリクス承認装置を利用し、例えば正当使用者の指紋パターン、静脈の鼓動パターン、網膜パターンなど本人の身体的特徴を利用して承認する方式などがある。
トークンによる使用者承認では、USBキーと呼ばれるものや、ICカード、メモリカード等がある。なお、正当な使用者を承認する手段としてはデバイス承認のみに限定されず、パワーオンパスワードによる承認処理なども考えられる。
パワーオンパスワードを行う場合には、表示装置5に表示された所定の指示に従って入力装置3を用いてパスワードを入力する。
入力されたパワーオンパスワードと、予め格納しておいた使用者情報記憶部43に登録しておいたパワーオンパスワードとの一致/不一致判定を行い、一致した場合、承認が成功したことになる。このようなパワーオンパスワードによる承認を行う場合には、制御部11によって入力装置3や表示装置5が直接制御されることが望ましい。
加速度センサ12によって検出された装置本体2にかかる加速度データは、これらのうちデータバッファ部42へ格納される。
移動速度算出部14には、データバッファ部42に格納された装置本体2にかかる加速度データが出力される。移動速度算出部14は、この加速度データを積算して検出時間計時タイマ16による加速度検出時間分の装置本体2の移動速度を算出する。
移動速度算出部14は、制御部11によって制御される。移動速度算出部14にはデータバッファ部42に書き込まれた装置本体2にかかる加速度を積分することによって、装置本体2の単位時間(検出時間計時タイマ16で計測される時間)あたりの速度を算出する。
移動速度算出部14によって算出された装置本体2の移動速度データ(以下、単に移動速度と称す)は、制御部11によって比較部15に出力される。さらに制御部11はここで読み書き部13を制御してメモリ部40の閾値記憶部41へ格納されている所定の移動速度閾値を読み込ませ、比較部15へと出力する。出力された装置本体2の移動速度と移動速度閾値とは比較部15によって比較される。
比較部15は、制御部11によって出力された装置本体2にかかる加速度または移動速度と加速度閾値または移動速度閾値を比較する。
警報制御部17は、制御部11によって制御され、アンプ9およびスピーカ7を通して警報音を発生する警報発生部としての機能と、発生された警報音を停止させる警報停止部としての機能を備えている。
プログラム格納部20には、盗難検出(図4参照)を実行するプログラムを保管するための記憶手段である。プログラム格納部20に記憶されているプログラムは制御部11によって順次読み出されて盗難検出が行われる。
プログラム格納部20は、HDDもしくはメモリ部40などのようなフラッシュメモリなど種々の記憶装置で構成することができる。また、プログラム格納部20はメモリ部40内に備えられていても構わない。
電源制御部18は盗難検出部10による盗難検出が正常に動作するために各部に電力を供給する。
電源制御部18は、図示は省略したが装置本体2に設けられるバッテリと接続されている。
このバッテリはシステム部60を駆動させるための電源としても機能するものであり、場合によっては電源コネクタ(図示せず)によってAC電源と電気的に接続される。
電源制御部18によって電力を供給されることで加速度センサ12は常に制御部11へ装置本体2にかかる加速度データを出力することができる。
また、この電源制御部18は主電源スイッチ6を介してシステム部60接続されており、盗難検出部10によって盗難検出が行われていない状態、かつ使用者によって主電源スイッチ6が押された場合にはシステム部60に電力を供給するスイッチとしても機能する。
以上のように構成された情報処理装置1は、通常モードと盗難モードの二つの動作モードで動作する。通常モードは装置本体2にかかる加速度検出から移動速度閾値と算出された移動速度との比較までを行う動作モードである。
盗難モードは、移動速度閾値と算出された移動速度とが比較された結果、移動速度閾値よりも算出された移動速度の方が大きい場合の動作モードである。情報処理装置1が盗難モードで動作しているときは絶えず警報音が発生される。
制御部11は、比較部15によって移動速度閾値と比較された装置本体2の移動速度が、移動速度閾値よりも大きかった場合装置本体2が盗難状態であると判定し、情報処理装置1の動作モードを通常モードから盗難モードに切り換える。
この動作モードの切り換えは、制御部11がフラグ(動作モード切り換えフラグ)を立てることによって行われる。
動作モード切り換えフラグは、例えば0FF:モード切り換えを行わない状態。
動作モード切り換えを行う状態を表す情報であり、制御部21によってOFFからONへと変更される。このフラグがONのときに、1つ前の保持時間を適用することとする。
ON:動作モード切り換えを行う状態を表す情報であり、制御部11によってOFFからONへと変更される。このフラグがONのときに、動作モードが盗難モードとなり、警報音が発生される。
警報音は制御部11によってフラグがONからOFFへと変更されない限り発生され続ける。
そして、情報処理装置1は動作モード切り換えフラグON状態である場合には、デバイス承認部19やパワーオンパスワードを打ち込む為の入力装置3以外の全ての入力を遮断する。デバイス承認部19などによって正当な使用者で有る承認されない限りフラグがOFFになることはない。
デバイス承認部19などによって正当な使用者で有ると承認された場合は、制御部11は動作モード切り換えフラグをOFFに設定し、警報制御部17を制御して警報の発生を停止させる。
次に図4を用いて情報処理装置1の盗難検出の方法を説明する。すなわち図4は、盗難検出の方法を示すフローチャートである。
初期状態として情報処理装置1のシステム部60には電力が供給されておらず、基本処理機能は使えない状態である。
また、情報処理装置1は通常モードで動作している。
この状態で例えば机の上などに載置された情報処理装置1は、加速度センサ12が加速度を検出するまで盗難検出が待機状態であるといえる。
加速度センサ12によって装置本体2の横方向または縦方向またはこれらを合成した方向の加速度がスカラ量で検出され、この検出された加速度が閾値記憶部に格納された所定の加速度閾値よりも大きかった場合、盗難検出が開始される(ステップ1)。
盗難検出が開始されるとまず制御部11は検出時間計時タイマ16を制御してデータバッファ部42に加速度閾値を格納するための加速度検出時間の計時を開始させる(ステップ2)。
検出時間計時タイマ16の計時が所定の時間経過するまで制御部11は、加速度センサ12によって入力された装置本体2にかかる加速度をデータバッファ部42に順次格納する(ステップ3〜5)。
加速度検出時間の計時が所定の時間に達した場合、制御部11は移動速度算出部14を制御し、データバッファ部42に格納された加速度データを元にして装置本体2の移動速度を算出させる(ステップ6)。
移動速度算出部14によって算出された移動速度は制御部11に制御された比較部15によって、閾値記憶部41に予め格納されている移動速度閾値と比較される。
比較の結果、移動速度が移動速度閾値より小さかった場合は、制御部11は装置本体2の移動が偶然的な加速度検出であると判定し、再度加速度が検出されるまで盗難検出を待機状態とする。すなわち情報処理装置は通常状態を維持する(ステップ7)。
移動速度が移動速度閾値より大きかった場合は、制御部11は装置本体2の移動が盗難者よる移動であると判定し動作モード切り換えフラグをOFFからONへと切り換える(ステップ8)。
制御部11は更に警報制御部17を制御して警報音を発生させる(ステップ9)。ここで制御部11によって警報音が発生された情報処理装置1は、仮に正当使用者による移動にもかかわらず警報音を発生してしまった事態に備えてデバイス承認部19によって正当な使用者である承認がなされるまで待機状態となる(ステップ10)。
待機状態の情報処理装置1においてデバイス承認が失敗した場合(すなわち正当使用者であると承認されなかった場合)は、不正持ち出し者による移動とみなし、スピーカ7から警報を発生し続けた状態で待機状態を維持する。承認に成功しない限りバッテリが消耗するまで警報の発生は継続する。
これにより、不正持ち出し者は、情報処理装置1の持ち出しを断念し、盗難が防止できる。
デバイス承認に成功した場合は、制御部11は正当使用者が装置本体2を移動させたと判定し、動作モード切り換えフラグをONからOFFへと切り換える(ステップ11)。
そして制御部11は再度警報制御部17を制御して警報音を停止させる(ステップ12)。
このように、この情報処理装置1は加速度の検出時間計時タイマ16が計時している時間内に検出された加速度を元に装置本体2の移動速度を算出し、算出された移動速度を所定の移動速度閾値と比較することで盗難検出を行う。
このことによって、正当使用者が情報処理装置1に不本意に瞬間的に加速度を与えてしまうような場合では盗難と判定されることはなく、従来に比べて瞬間的な加速度検出による盗難検出の誤動作を防止することができる。
また、以上のことを踏まえれば正当使用者は、装置本体2にかかる加速度が各閾値を越えない程度の速度であれば、情報処理装置1を自由な範囲内で移動させることができる。
盗難者が装置本体2にかかる加速度が各閾値を越えない程度の速度で情報処理装置1を運んだ場合でも動作モードが盗難モードに切り換えられない事態も考えられる。しかし、移動速度閾値の値が成人の平均的な徒歩以下程度に設定されているので、盗難者が盗難モードに切り換えられない程度の速度で情報処理装置1を運ぶことは現実的ではない。
以上は、情報処理装置1が未使用の場合、即ちシステム部60に電力が供給されずに情報処理装置1の基本情報処理機能が使用不可能な場合を想定して記述した。
しかし、本発明の情報処理装置1が有する盗難検出機能は、これに限定されず情報処理装置1の基本情報処理機能が使用可能な状態であった場合でも盗難を検出することができる。想定される状況としては、正当使用者が情報処理装置1の基本情報処理機能使用中に席を離れ、その間に盗難者によって装置本体2が移動された場合である。
この場合でも基本的な盗難検出は変わることなく行われる。またこの場合には個人情報の漏洩の危険性から電源制御部18はシステム部60に対する電力の供給を停止させるようにしてもよい。
情報処理装置1の基本情報処理機能が使用可能であるということは、システム部60のOSが起動中であるということである。
OSの起動中にシステム部60への電力の供給をいきなり停止させた場合、システム部60に備えられたHDDなどが故障してしまう可能性がある。そこでシステム部60に対する電力の供給を停止する前に起動中のOSを完全に終了させることが望ましい。
OSを完全に終了させることでシステム部60への電力の供給の停止によるHDDなどの故障を防止できる。
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定られず、拡張変更が可能である。拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では加速度センサ12によって検出された加速度が閾値記憶部41に格納された加速度閾値よりも大きかった場合に制御部11は検出時間計時タイマ16を制御して加速度検出時間の計時を開始させていた。しかしこれに限定されることなく、検出時間計時タイマ16は常に時間を計時していてもよい。
また、データバッファ部42には検出された加速度が常に格納されるようにしてもよい。この場合には、データバッファ部42に格納される加速度は、検出時間計時タイマ16によって計時された時間情報とともにテーブルデータとして記憶されることが望ましい。
テーブルデータとして記憶された場合には移動速度閾値を自動的に算出することができる。すなわち制御部11は現在より以前の任意の時点(例えば、現在より10秒〜30秒前など)での加速度を参照できるのでこの任意の時点での装置本体2にかかる加速度を元に算出された移動速度を移動速度閾値とすることが可能である。
また、移動速度の時間変動を考慮して盗難を検出してもよい。この場合、例えば10秒おきに装置本体2の移動速度を算出し、順次閾値記憶部41に算出された移動速度を格納していく。閾値記憶部41には常に現在より10秒前の移動速度が移動速度閾値として格納されることになる。
移動速度の時間変動を考慮した場合の盗難検出は以下のように行える。
新たに算出された10秒間の移動速度と閾値記憶部41に格納された10秒前の移動速度とを比較する。比較の結果、新たに算出された移動速度が閾値記憶部41に格納された閾値(10秒前の移動速度)よりも大きかった場合、例えば更に備えられたカウンタを制御してカウントする。
そして閾値記憶部41の閾値データを今比較した移動速度に入れ替えて、また新たに算出された移動速度と比較する。カウンタのカウントに応じて盗難検出を行う。
カウントに応じた盗難検出としては、例えばカウントの回数が一定値を越える、または所定の回数(または所定の時間内)連続してカウントされると盗難検出を行うなど種々の方法が考えられる。
情報処理装置1の外観を示す図。 装置本体2の内部構造を示すブロック図。 盗難検出部10の内部構造を示すブロック図。 盗難検出の方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…情報処理装置、2a…入力部、2b…出力部、2…装置本体、3…入力装置、5…表示器、6…主電源スイッチ、7…スピーカ、9…アンプ、10…盗難検出部、11…制御部、12…加速度センサ、13…読み書き部、14…移動速度算出部、15…比較部、16…検出時間計時タイマ、17…警報制御部、18…電源制御部、19…デバイス承認部、20…プログラム格納部、30…警報発生部、40…メモリ部、41…閾値記憶部、42…データバッファ部、43…使用者情報記憶部、50…電源部、60…システム部。

Claims (4)

  1. 装置本体にかかる加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサから検出された加速度から前記装置本体の移動速度を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記装置本体の移動速度と所定の閾値とを比較する比較部と、
    前記比較部の比較に基づいて警報を発生させる警報発生部と
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記警報発生部によって発生された警報を停止させる警報停止部を更に具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 加速度センサによって検出された加速度から装置本体の移動速度を算出するステップと、
    算出された前記装置本体の移動速度と所定の閾値とを比較するステップと、
    前記装置本体の移動速度と所定の閾値との比較に基づいて警報を発生させるステップと
    を具備したことを特徴とする情報処理装置の盗難検出方法。
  4. 情報処理装置を
    装置本体にかかる加速度を検出する加速度検出部と、
    検出された加速度から前記装置本体の移動速度を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記装置本体の移動速度と所定の閾値とを比較する比較部と、
    前記比較部の判定に基づいて警報を発生させる警報発生部と
    して機能させることを特徴とする盗難検出プログラム。
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