JP2008089549A - 論理回路における多重故障の故障箇所推定システム、故障箇所推定方法および故障箇所推定用プログラム - Google Patents
論理回路における多重故障の故障箇所推定システム、故障箇所推定方法および故障箇所推定用プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】単一故障を仮定し故障候補と故障種別と故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードとを記憶する単一故障仮定診断手段22と、故障候補と誤り観測ノードを用いて誤り観測ノード毎に誤りを伝播させる故障候補をグループ分けし故障候補群として記憶する誤り観測ノード別候補分類手段23と、ある故障候補群の経路情報が別の故障候補群の経路情報を包含する場合、包含される故障候補群を削除する包含故障候補群選別手段24と、複数のパタンで算出した故障候補群において共通する故障候補を抽出して新たな故障候補群とするパタン間重ね合わせ手段25と、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力する多重故障シミュレーション照合手段26を備える。
【選択図】図1
Description
各信号線の論理状態、
回路が正常であるときの各信号線の論理状態(期待値)、
テストで誤り信号を検出した誤り観測ノード情報、
を記憶している。
ゲートの種類、
ゲート同士の接続関係、
ゲートと信号線の接続関係、
信号線同士の接続関係
などを記憶している。
ゲート、
ゲートの端子、
ネット、
回路の端子
など回路を構成する部品を意味する。
回路の外部出力端子、
スキャンフリップフロップ(Scan-FF)
など、回路の論理状態を観測できるノードを意味している。
故障シミュレーションで抽出された故障候補と、
故障候補の故障種別
を記憶している。
論理回路の種類、
入出力端子の論理状態
を設定し、信号線の論理状態を初期化する。
論理回路の種類、
入出力ノードの論理状態
を設定し、信号線の論理状態を初期化する(ステップA1)。
その端子のみに影響を及ぼすノードグループと、
その端子のみならず他の誤り観測ノードに対しても影響を及ぼすノードグループと、
に分類し、誤り関係ノードグループ記憶部46に記憶する(ステップA8)。
論理回路情報記憶部41に記憶されたテスト結果の誤り観測ノードと、
回路構成、
信号線の論理状態と、
ステップA8で誤り関係ノードグループ記憶部46に記憶されたノードグループ情報と、
を参照して、各ノードグループ内の各ノードに対して、’0’または、’1’で固定された単一故障を仮定して、故障シミュレーションを実行し、その結果を参照することによって、各故障仮定ノードと誤り観測ノードとの関係を故障候補記憶部45に記憶し、同一ノードグループのノードを、同一故障候補群として、誤り関係ノードグループ記憶部46に記憶する(ステップA9)。
故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、誤り観測ノード毎に、誤りを伝播させる故障候補を、グループ分けして、故障候補群として記憶する誤り観測ノード別候補分類手段(図1の23)と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報とを参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、ある故障候補群の経路情報が別の故障候補群の経路情報を包含する場合には、包含される故障候補群を削除する包含故障候補群選別手段(図1の24)と、
故障候補と故障候補分類結果を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、このとき複数のパタンで算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、その共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群とするパタン間重ね合わせ手段(図1の25)と、
論理回路情報と、故障候補と、故障候補分類結果と故障候補の組み合わせとを参照して、故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力する多重故障シミュレーション照合手段(図1の26)と、
を備え、単一故障を仮定した既存の故障箇所推定システムの推定結果を基に、誤り観測ノード別に故障候補を分類し、故障候補のグループ間の包含関係を考慮した上で、故障候補の組み合わせを算出するよう動作する。なお、上記において、括弧内の図番と参照番号は、あくまでも、本発明の構成の理解を容易とするために付加したものであり、本発明を制限するためのものとして解釈すべきではないことは勿論である。以下同様である。
論理回路の構成情報と、故障候補と、誤り観測ノード情報とを用いて、誤り観測ノード別に故障候補を分類し故障候補群として記憶する誤り観測ノード別分類工程と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別工程と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ工程と、を含む。
ノードグループ毎に信号線を抽出し、信号線の論理状態を参照して、故障を仮定して、単一故障シミュレーションを実行し、ノードグループに関係する誤り観測ノードに故障を伝播させる信号線を故障候補として、記憶するノードグループ内故障候補抽出手段(図5の28)と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、ある故障候補群の経路情報が別の故障候補群の経路情報を包含する場合には、包含される故障候補群を削除する包含故障候補群選別手段(図5の24)と、
故障候補と故障候補分類結果を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、このとき複数のパタンで算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、その共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群とするパタン間重ね合わせ手段(図5の25)と、
論理回路情報と故障候補と故障候補分類結果と故障候補の組み合わせとを参照して、故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力する多重故障シミュレーション照合手段(図5の26)と、
を備え、誤り観測ノード別に故障候補を分類し、故障候補のグループ間の包含関係を考慮した上で、故障候補の組み合わせを算出するよう動作する。
論理回路情報と、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出手段(図7の29)と、
故障候補と、経路情報とを参照して、故障候補のスコアなどを参考に、各テストパタンにおいて、故障可能性の高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として記憶する誤り伝播経路分類手段(図7の30)と、
故障候補と故障候補分類結果を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、このとき複数のパタンで算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、その共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群とするパタン間重ね合わせ手段(図7の25)と、
論理回路情報と故障候補と故障候補分類結果と故障候補の組み合わせとを参照して、故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力する多重故障シミュレーション照合手段(図7の26)と、
を備え、単一故障を仮定した既存の故障箇所推定システムの推定結果を基に、誤り観測ノード別に誤り伝播経路を分類し、誤り伝播経路同士の繋がり関係を考慮した上で、故障候補の組み合わせを算出するよう動作する。
論理回路情報と、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出手段(図9の29)と、
論理回路情報と、故障候補と、誤り観測ノードと、故障候補のスコアを用いて、全テストパタンにおいて、最もスコアの高い誤り伝播経路を検索し、その経路に含まれる故障候補を基点候補群として記憶する基点故障候補抽出手段(図9の31)と、
故障候補と、経路情報とを参照して、基点候補群を参考に、故障可能性の高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として記憶する誤り伝播経路分類2手段(図9の32)と、
論理回路情報と故障候補と故障候補分類結果と故障候補の組み合わせとを参照して、故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力する多重故障シミュレーション照合手段(図9の26)と、
を備え、単一故障を仮定した既存の故障箇所推定システムの推定結果を基に、スコアが高い基点候補順に関係する経路を分類し、故障候補の組み合わせを算出するよう動作する。
処理中の各信号線の論理状態、
回路が正常であるときの各信号線の論理状態(期待値)、
テスト結果で誤りを検出した誤り観測ノード情報、
を記憶している。
ゲートの種類、
ゲート同士の接続関係、
ゲートと信号線の接続関係、
信号線同士の接続関係
などを記憶している。
単一故障を仮定して故障箇所を絞り込んだ結果である故障候補と、
故障候補の故障種別と、
故障候補から誤りが伝播する誤り観測ノード情報と、
を記憶している。
論理回路の種類、入出力端子の論理状態の設定、
信号線の論理状態の初期化
を行う。
故障候補と、
故障種別と、
故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードと、
を単一診断結果記憶部42に記憶する。
故障候補と、
誤り観測ノードと、
を用いて、
誤り観測ノード毎に、誤りを伝播させる故障候補をグループ分けして、故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶する。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理回路の構成情報と、
故障候補分類記憶部43に記憶された故障候補群情報と、
を参照して、
各故障候補群と故障出力との関係を取得し、
故障候補群間の包含関係を算出し、
ある故障候補群の経路情報が、別の故障候補群の経路情報を包含する場合には、包含される故障候補群を、故障候補分類記憶部43から削除する。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
を参照して、全テストパタンにおいて、論理回路情報記憶部41に記憶されたテスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、組み合わせ記憶部44に記憶する。このとき、パタン間重ね合わせ手段25は、複数のパタンで算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、その共通する故障候補だけを抽出して、新たな故障候補群として、故障候補分類記憶部43に再登録する。
論理回路情報記憶部41と、
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
組み合わせ記憶部44と、
を参照して、
故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障種別を基に、故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、
シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行い、
テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを、出力装置4に出力する。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
組み合わせ記憶部44と、
を参照して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、組み合わせを作成する。
選択された故障候補と、
多重故障種別設定手段262によって設定された故障種別と、
論理回路情報記憶部41と、
を参照して、複数の故障候補を同時に設定する多重故障シミュレーションを実行し、その結果をシミュレーション結果照合手段264に渡す。
多重故障シミュレーション結果と、
単一診断結果記憶部42に記憶されたテスト結果と、
を照合し、両者が一致している割合を算出する。このとき、両者が一致している割合が高い故障候補の組合せが、故障可能性が高い多重故障候補と判定される。あるしきい値を設けて、一致/不一致の判定結果を出力するようにしてもよい。一致する割合を故障可能性の度合いとして出力するようにしてもよい。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
組み合わせ記憶部44と、
を参照して、選択されていない故障候補の組み合わせがあれば、多重故障候補選択手段261の処理に戻る。
論理回路の種類、入出力端子の論理状態を設定し、
信号線の論理状態を初期化する(ステップA1)。
故障候補と、
故障種別と、
故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードと、
を単一診断結果記憶部42に記憶する(ステップA2)。
(1)故障辞書を作成して、テスト結果と比較する故障辞書法、
(2)コーン交差法で故障範囲を限定して、限定箇所の信号線に故障シミュレーションを実行し、テスト結果と比較する故障シミュレーション法、
(3)誤り観測ノードから期待値と比較しながら誤りの伝播経路を推定しトレースする経路追跡手法、
等がある。
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、
誤り観測ノードと、
を用いて、誤り観測ノード毎に、誤りを伝播させる故障候補をグループ分けして、故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶する(ステップA3)。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理回路の構成情報と、
故障候補分類記憶部43に記憶された故障候補群情報と、
を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、
故障候補群間の包含関係を算出して、ある故障候補群の故障出力が別の故障候補群の故障出力を包含する場合には、包含される故障候補群を、故障候補分類記憶部43から削除する(ステップA4)。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
を参照して、全テストパタンにおいて、論理回路情報記憶部41に記憶されたテスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、組み合わせ記憶部44に記憶する。
誤り観測ノードI、II、III、IVが検出され、
故障候補群Aが、誤り出力故障端子Iと、IIを、
故障候補群Bが、誤り出力故障端子IIと、IIIを、
故障候補群Cが、誤り出力故障端子IIIと、IVを
説明できるとき、テスト結果を網羅することができる故障候補群の組み合わせは、故障候補群(A、C)とする。
論理回路情報記憶部41と、
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
組み合わせ記憶部44と、
を参照して、故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、
シミュレーションの結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と良く一致し、故障可能性の高い故障候補群の組み合わせを出力装置4に出力する(ステップA7)。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
組み合わせ記憶部44と、
を参照して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、組み合わせを作成する。
ステップB1で選択された故障候補と、
ステップB2で設定された故障種別と、
論理回路情報記憶部41と、
を参照して、複数の故障候補を同時に設定する多重故障シミュレーションを実行し、その結果をシミュレーション結果照合手段264に渡す。
多重故障シミュレーション結果と、
論理回路情報記憶部41に記憶されたテスト結果と、
を照合し、両者が一致している割合を算出する。このとき、両者が一致している割合が高い故障候補の組合せが故障可能性が高い多重故障候補と判定される。あるしきい値を設けて、一致/不一致の判定結果を出力するようにしてもよい。あるいは、一致する割合を故障可能性の度合いとして出力するようにしてもよい。
ステップA3の誤り観測ノードによる分類動作の代わりに、ステップA9の故障候補の抽出動作を実行する。その他は、第1の実施形態と同様である。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理構成と、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、
誤り観測ノードと、
を用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、単一診断結果記憶部42に経路情報として記憶する。
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、
誤り伝播経路情報と、
を参照して、
故障候補のスコアなどを参考に、故障可能性の高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶する。
単一診断結果記憶部42に記憶された、
故障候補と、
誤り出力端子情報と、
を参照して、各故障候補を通って誤り出力端子に至る誤り伝搬経路を抽出し、単一診断結果記憶部42に記憶する。
単一診断結果記憶部42に記憶された誤り伝播経路情報を参照して、故障候補のスコアなどを参考に、故障可能性の高い候補を選択し、
選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、
グループ内の故障候補を故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶する。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理構成と、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、故障候補のスコアと、経路情報と、
を用いて、全テストパタンにおいて、未選択の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い故障候補を基点候補として選択し、故障候補分類記憶部43に記憶する。
単一診断結果記憶部42に記憶された誤り伝播経路情報を参照して、
基点故障候補選択手段31で選択した基点候補を通って誤り観測ノードに至る主経路と、
主経路と関連する枝経路と、
を基点候補に関連する経路グループとして分類し、
経路グループ内で最も可能性の高い故障候補群を故障候補分類記憶部43に記憶する。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理構成と、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、故障候補のスコアと、経路情報と、
を用いて、全テストパタンにおいて、未選択の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い故障候補を基点候補として選択し、故障候補分類記憶部43に記憶する。
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、経路情報とを参照して、
故障候補分類記憶部43に記憶された基点情報を参考に、基点候補から誤りが伝播する経路を誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の基点経路に含まれる故障候補を故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶し、未選択の基点候補群があればグループ化を繰り返し、組み合わせ記憶部44に記憶する。以下、実施例に即して説明する。
与えられた論理回路の種類、入出力端子の論理状態を設定し、
信号線の論理状態を初期化する(ステップA1)。
故障候補(図中の四角)、
故障種別(Stuck−at0(SA0),Stuck−at1(SA1))、
各故障候補に関係する誤り観測ノード
の情報が得られる。
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、
誤り観測ノードと、
を用いて、誤り観測ノード毎に、その端子に誤りを伝播させる故障候補群と、他の端子にも誤りを伝播させる故障候補群とにグループ分けして、故障候補群として、故障候補分類記憶部43に記憶する。
テストパタンIにおいて、
誤り観測ノードF1とF2に誤りを伝播させる故障候補群Gr1と、
誤り観測ノードF1に誤りを伝播させる故障候補群Gr2と、
誤り観測ノードF2に誤りを伝播させる故障候補群Gr3と、
誤り観測ノードF3に誤りを伝播させる故障候補群Gr4と、
にグループ分けする。
誤り観測ノードF4とF5に誤りを伝播させる故障候補群Gr5と、
誤り観測ノードF4に誤りを伝播させる故障候補群Gr6と、
誤り観測ノードF5に誤りを伝播させる故障候補群Gr7と、
誤り観測ノードF6に誤りを伝播させる故障候補群Gr8と、
にグループ分けする。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理回路の構成情報と、
故障候補分類記憶部43に記憶された故障候補群情報と、
を参照して、回路構成上の故障候補群の位置関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出し、包含される故障候補群を故障候補分類記憶部43から削除する(ステップA4)。
単一診断結果記憶部42と、
故障候補分類記憶部43と、
を参照して、全テストパタンにおいて、論理回路情報記憶部41に記憶されたテスト結果を再現できるような故障候補群の組み合わせを算出し、組み合わせ記憶部44に記憶する。このとき、異なるパタン間で重なり合う故障候補群が存在するとき、その共通する故障候補だけを抽出して新しい1つの故障候補群として、故障候補分類記憶部43に再登録する(ステップA6)。
誤り観測ノードF1とF2に誤りを伝播させる故障候補群Gr1と、
F3に誤りを伝播させる故障候補群Gr4と、
が組み合わせ(Gr1,Gr4)となる。
誤り観測ノードF4とF5に誤りを伝播させる故障候補群Gr5と、
F6に誤りを伝播させる故障候補群Gr8と、
が組み合わせ(Gr5,Gr8)となる。
故障候補群Gr1とGr5とが、共通の故障候補を持っているならば、共通故障候補群を新たな故障候補群Gr1−5とし、
故障候補群Gr4とGr8とが、共通の故障候補を持っているならば、共通故障候補群を新たな故障候補群Gr4−8として故障候補分類記憶部43に再登録され、
故障候補群の組み合わせが、(Gr1−5,Gr4−8)として、組み合わせ記憶部44に再登録される。
テストパタンIの回路グループC1ならば、誤り故障端子F1、F2に誤りを伝播させる故障候補群Gr1を算出し、
同様に、回路グループC2ならば故障候補群Gr2、同様に回路グループC3ならば故障候補群Gr3を算出し、
同様に、回路グループC4ならば故障候補群Gr4を算出する。
まず誤り観測ノードF1〜F3を説明できる経路(F1〜F3に誤りを伝播する経路)を基点経路1とし、
さらに、F1にだけ誤りを伝播させる経路を基点経路1の派生部分として、派生経路1−1とし、
同様にF3にだけ誤りを伝播させる経路を派生経路1−2として、基点経路1の同一経路グループとし、
残ったF4に誤りを伝播させる経路を基点経路2としてグループ化する。
論理回路情報記憶部41に記憶された論理構成と、
単一診断結果記憶部42に記憶された故障候補と、故障候補のスコアと、経路情報を用いて、全テストパタンにおいて、未選択の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い故障候補を基点候補として選択し、故障候補分類記憶部43に記憶する。
2 データ処理装置
3 記憶装置
4 出力装置
21 初期設定手段
22 単一故障仮定診断手段
23 誤り観測ノード別候補分類手段
24 包含故障候補群選別手段
25 パタン間重ねあわせ手段
26 多重故障シミュレーション照合手段
27 ファンインコーン分類手段
28 ノードグループ内故障候補抽出手段
29 誤り伝播経路抽出手段
30 誤り伝播経路分類手段
31 基点故障候補選択手段
32 誤り伝播経路分類2手段
33 誤り観測ノード照合手段
41 論理回路情報記憶部
42 単一診断結果記憶部
43 故障候補分類記憶部
44 組み合わせ記憶部
45 故障候補記憶部
46 誤り関係ノードグループ記憶部
261 多重故障候補選択手段
262 多重故障種別設定手段
263 多重故障仮定シミュレーション手段
264 シミュレーション結果照合手段
Claims (31)
- 単一故障を仮定して導出された論理回路の故障の推定結果を用いて、各テストパタンにおいて、前記論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード毎に、誤りを伝播させる故障候補群間の包含関係を考慮して、故障候補を故障候補群としてグループ分けする手段と、
前記グループ分けした結果を、全テストパタンで重ねあわせて故障候補群の組み合わせを算出する手段と、
前記算出された組み合わせ結果を、多重故障シミュレーションにてテスト結果と照合し、該照合結果を出力する手段と、
を備えたことを特徴とする、故障箇所推定システム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定システムであって、
論理回路記憶部に記憶された論理回路の構成情報と、信号線の期待値とを参照して、単一故障を仮定して、前記論理回路内の故障箇所を絞り込み、前記故障箇所を絞り込んだ結果である、論理回路内の故障候補と、前記故障種別と、前記故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードとを単一診断記憶部に記憶する単一故障仮定診断手段と、
前記単一診断記憶部に記憶された、故障候補と、誤り観測ノードと、を用いて、誤り観測ノード毎に、誤りを伝播させる故障候補をグループ分けして、故障候補群として、故障候補分類記憶部に記憶する誤り観測ノード別分類手段と、
前記論理回路の構成情報と、前記故障候補分類記憶部の前記故障候補群とを参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別手段と、
前記単一診断結果記憶部の故障候補と、前記故障候補分類記憶部の故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出して組み合わせ記憶部に記憶し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在する場合には、共通する故障候補を抽出して新たな故障候補群として故障候補分類記憶部に再登録するパタン間重ね合わせ手段と、
を備えている、ことを特徴とする、故障箇所推定システム。 - 前記論理回路記憶部と、前記単一診断結果記憶部、前記故障候補分類記憶部、前記組み合わせ記憶部とを参照して、論理回路の構成情報と、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、
シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性が相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の故障箇所推定システム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定方法であって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、単一故障を仮定して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを記憶する単一故障仮定診断工程と、
論理回路の構成情報と、故障候補と、誤り観測ノード情報とを用いて、誤り観測ノード別に故障候補を分類し故障候補群として記憶する誤り観測ノード別分類工程と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別工程と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ工程と、
を含むことを特徴とする故障箇所推定方法。 - 論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合工程を含む、ことを特徴とする請求項4記載の故障箇所推定方法。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定を、コンピュータに実行させるプログラムであって、
論理回路の構成情報と、信号線の期待値とを参照して、単一故障を仮定して、前記論理回路内の故障箇所を絞り込み、前記故障箇所を絞り込んだ結果である、論理回路内の故障候補と、前記故障種別と、前記故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードとを記憶する単一故障仮定診断処理と、
論理回路の構成情報と、既存の故障箇所推定方法を記憶した媒体で得られる故障候補と、誤り観測ノード情報とを用いて、誤り観測ノード別に故障候補を分類し故障候補群として記憶する誤り観測ノード別分類処理と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別処理と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項6記載のプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノードから、ファンインコーンでノードをグループ分けした結果を用いて、単一故障シミュレーションにてグループ内の誤り観測ノードに故障を伝播させる信号線を抽出する手段と、
各テストパタンにおいて、誤り観測ノード別に、誤りを伝播させる故障候補群間の包含関係を考慮して、故障候補を故障候補群として再グループ分けする手段と、
前記再グループ分けした結果を、全テストパタンで重ねあわせて、故障候補群の組み合わせを算出する手段と、
前記算出した組み合わせ結果を、多重故障シミュレーションでテスト結果と照合し、該照合結果を出力する手段と、
を備えたことを特徴とする、故障箇所推定システム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定システムであって、
論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の構成情報を参照して、誤り観測ノードからファンイントレースを行い、トレースした回路内部ノードを、誤り観測ノードに応じてグループ化し、故障候補記憶部に記憶するファンインコーン分類手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された前記論理回路の構成情報と信号線の期待値、前記故障候補記憶部に記憶された誤り観測ノードに関係したノードグループとを参照して、ノードグループ毎に信号線を抽出し、信号線の論理状態を参照して、故障を仮定して、単一故障シミュレーションを実行し、ノードグループに関係する誤り観測ノードに故障を伝播させる信号線を故障候補として、故障候補分類記憶部に記憶するノードグループ内故障候補抽出手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された前記論理回路の構成情報と、前記故障候補分類記憶部に記憶された故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別手段と、
前記故障候補記憶部の故障候補と前記故障候補分類記憶部の故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出して組み合わせ記憶部に記憶し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として故障候補分類記憶部に再登録するパタン間重ね合わせ手段を備えている、故障箇所推定システム。 - 前記論理回路記憶部と、前記故障候補記憶部、前記故障候補分類記憶部、前記組み合わせ記憶部と、を参照して、論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合手段を備えた、ことを特徴とする請求項9記載の故障箇所推定システム。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定方法であって、
論理回路の構成情報を参照して、誤り観測ノードからファンイントレースを行い、トレースした回路内部ノードを誤り観測ノードに応じてグループ化し記憶するファンインコーン分類工程と、
論理回路の構成情報と、信号線の期待値、誤り観測ノードに関係したノードグループとを参照して、ノードグループ毎に信号線を抽出し、信号線の論理状態を参照して、故障を仮定して、単一故障シミュレーションを実行し、ノードグループに関係する誤り観測ノードに故障を伝播させる信号線を故障候補として記憶するノードグループ内故障候補抽出工程と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別工程と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ工程を含む、ことを特徴とする故障箇所推定方法。 - 論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合工程を含む、ことを特徴とする請求項11記載の故障箇所推定方法。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定をコンピュータに実行させるプログラムであって、
論理回路の構成情報を参照して、誤り観測ノードからファンイントレースを行い、トレースした回路内部ノードを誤り観測ノードに応じてグループ化し記憶するファンインコーン分類処理と、
論理回路の構成情報と、信号線の期待値、誤り観測ノードに関係したノードグループとを参照して、ノードグループ毎に信号線を抽出し、信号線の論理状態を参照して、故障を仮定して、単一故障シミュレーションを実行し、ノードグループに関係する誤り観測ノードに故障を伝播させる信号線を故障候補として記憶するノードグループ内故障候補抽出処理と、
論理回路の構成情報と、故障候補群情報を参照して、各故障候補群と故障出力との関係を取得し、故障候補群間の包含関係を算出して、共通する候補を抽出する包含故障候補群選別処理と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項13記載のプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 単一故障を仮定して導出された論理回路の故障箇所の推定結果を用いて、各テストパタンにおいて、誤り伝播経路を抽出する手段と、
誤り伝播経路別に、スコアの相対的に高い故障候補を故障候補群としてグループ分けする手段と、
前記グループ分けした結果を、全テストパタンで重ねあわせて、故障候補群の組み合わせを算出する手段と、
前記算出した組み合わせ結果を、多重故障シミュレーションでテスト結果と照合し、該照合結果を出力する手段と、
を備えたことを特徴とする、故障箇所推定システム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定システムであって、
論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、単一故障を仮定して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを単一診断結果記憶部に記憶する単一故障仮定診断手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の論理構成、信号線の期待値、前記単一診断結果記憶部に故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として故障候補分類記憶部に記憶する誤り伝播経路抽出手段と、
前記単一診断結果記憶部に記憶された故障候補と、前記故障候補分類記憶部に記憶された誤り伝播経路情報とを参照して、故障候補のスコアを参考に、故障可能性の相対的に高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として、前記故障候補分類記憶部に記憶する誤り伝播経路分類手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された前記論理回路の構成情報と、前記単一診断結果記憶部に記憶された故障候補と前記故障候補分類記憶部に記憶された故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出して組み合わせ記憶部に記憶し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として故障候補分類記憶部に再登録するパタン間重ね合わせ手段と、
を備えている、ことを特徴とする故障箇所推定システム。 - 前記論理回路情報記憶部と、前記単一診断結果記憶部と、前記故障候補分類記憶部と、前記組み合わせ記憶部とを参照して、論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合手段を備えたことを特徴とする請求項16記載の故障箇所推定システム。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定方法であって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、単一故障を仮定して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを記憶する単一故障仮定診断工程と、
論理回路の論理構成、信号線の期待値、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出工程と、
故障候補と、誤り伝播経路情報とを参照して、故障候補のスコアを参考に、故障可能性の相対的に高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として記憶する誤り伝播経路分類工程と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ工程と、
を含む、ことを特徴とする故障箇所推定方法。 - 論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、その組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合工程を含む、ことを特徴とする請求項18記載の故障箇所推定方法。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定をコンピュータに実行させるプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを記憶する単一故障仮定診断処理と、
論理回路の論理構成、信号線の期待値、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出処理と、
故障候補と、誤り伝播経路情報とを参照して、故障候補のスコアを参考に、故障可能性の相対的に高い候補を選択し、選択した故障候補を通る誤り伝搬経路に関係している誤り伝搬経路を、故障候補に関係する誤り伝搬経路グループとして、グループ化し、グループ内の故障候補を故障候補群として記憶する誤り伝播経路分類処理と、
故障候補と故障候補群を参照して、全テストパタンにおいて、テスト結果を再現できるような該故障候補群の組み合わせを算出し、算出した故障候補群において、共通する故障候補が存在するとき、共通する故障候補だけを抽出して新たな故障候補群として再登録するパタン間重ね合わせ処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項20記載のプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 単一故障を仮定して導出された論理回路の故障の推定結果を用いて、各テストパタンにおいて、誤り伝播経路を抽出する手段と、
全テストパタンの中で、スコアの相対的に高い誤り伝播経路順に誤り伝播経路をグループ分けする手段と、
スコアの相対的に高い故障候補を故障候補群とし、故障候補群の組み合わせを算出する手段と、
前記算出した組み合わせ結果を、多重故障シミュレーションでテスト結果と照合し、該照合結果を出力する手段と、
を備えている、ことを特徴とする故障箇所推定システム。 - 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定システムであって、
論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、単一故障を仮定して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを、単一診断結果記憶部に記憶する単一故障仮定診断手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の論理構成、信号線の期待値、前記単一診断結果記憶部に記憶された故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として、故障候補分類記憶部に記憶する誤り伝播経路抽出手段と、
前記論理回路情報記憶部に記憶された論理回路の論理構成と、前記単一診断結果記憶部に記憶された故障候補と、故障候補のスコアと、前記故障候補分類記憶部に記憶された誤り伝播経路情報を用いて、全テストパタンにおいて、未抽出の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い誤り伝播経路を抽出し、基点候補群として、前記故障候補分類記憶部に基点情報を記憶する基点故障候補抽出手段と、
故障候補、誤り伝播経路情報とを参照して、基点情報を参考に、基点候補群から誤りが伝播する経路を誤り伝搬経路グループとし、グループ内の基点経路に含まれる故障候補を故障候補群として組み合わせ記憶部に記憶して、未選択の基点候補群があればグループ化を繰り返す、第2の誤り伝播経路分類手段を備えた、ことを特徴とする故障箇所推定システム。 - 前記論理回路情報記憶部と、前記単一診断結果記憶部と、前記故障候補分類記憶部と、前記組み合わせ記憶部とを参照して、論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合手段を備えたことを特徴とする請求項23記載の故障箇所推定システム。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定方法であって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、単一故障を仮定して、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを記憶する単一故障仮定診断工程と、
論理回路の論理構成、信号線の期待値、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出工程と、
論理回路の論理構成と、故障候補と、故障候補のスコアと、誤り伝播経路情報を用いて、全テストパタンにおいて、未抽出の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い誤り伝播経路を抽出し、基点候補群として、故障候補分類記憶部に基点情報を記憶する基点故障候補抽出工程と、
故障候補、誤り伝播経路情報とを参照して、基点情報を参考に、基点候補群から誤りが伝播する経路を誤り伝搬経路グループとし、グループ内の基点経路に含まれる故障候補を故障候補群として記憶して、未選択の基点候補群があればグループ化を繰り返す、第2の誤り伝播経路分類工程を含む、ことを特徴とする故障箇所推定方法。 - 論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、その組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合工程を含むことを特徴とする請求項25記載の故障箇所推定方法。
- 論理回路のテスト結果から取得される誤り観測ノード情報に基づき、故障の可能性が高い箇所をグループ分けして、故障シミュレーションで確認して、複数の故障箇所を推定する、論理回路の故障箇所推定をコンピュータに実行させるプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値を参照して、既存の単一故障箇所推定方法を実行するプログラムを用いて、論理回路内の故障候補と、該故障候補の故障種別と、該故障候補から誤りが到達し検出される誤り観測ノードを記憶する単一故障仮定診断処理と、
論理回路の論理構成、信号線の期待値、故障候補と、誤り観測ノードとを用いて、各故障候補を通って誤り観測ノードに至る誤り伝播経路を抽出し、誤り伝播経路情報として記憶する誤り伝播経路抽出処理と、
論理回路の論理構成と、故障候補と、故障候補のスコアと、誤り伝播経路情報を用いて、全テストパタンにおいて、未抽出の誤り伝播経路の中から、最も故障の可能性が高い誤り伝播経路を抽出し、基点候補群として、故障候補分類記憶部に基点情報を記憶する基点故障候補抽出処理と、
故障候補、誤り伝播経路情報とを参照して、基点情報を参考に、基点候補群から誤りが伝播する経路を誤り伝搬経路グループとし、グループ内の基点経路に含まれる故障候補を故障候補群として記憶して、未選択の基点候補群があればグループ化を繰り返す、第2の誤り伝播経路分類処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項27記載のプログラムであって、
論理回路の構成情報、信号線の期待値、故障候補、該故障候補の故障種別、故障候補群情報と、該故障候補群情報の組み合わせ情報とを参照して、該故障候補群の組み合わせに対して、各故障候補群から1つずつ故障候補を選択し、選択した故障候補の故障種別を基に故障を仮定して、多重故障シミュレーションを行い、シミュレーション結果とテスト結果との比較を行うことで、テスト結果と相対的に良く一致し、故障可能性の相対的に高い該故障候補群の組み合わせを、該故障候補群の組み合わせの中に含まれる故障候補の故障種別も含めて出力する多重故障シミュレーション照合処理を、
前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 単一故障の推定結果、および多重故障の推定結果、すなわち複数の実際の故障数に対応した故障候補群の数、実際の各故障に対応した故障候補群、故障候補群に含まれる故障候補、および、各故障候補の故障種別を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、8、9、10、15、16、17、22、23、24のいずれか一に記載の故障箇所推定システム。
- 単一故障の推定結果、および多重故障の推定結果、すなわち複数の実際の故障数に対応した故障候補群の数、実際の各故障に対応した故障候補群、故障候補群に含まれる故障候補、および、各故障候補の故障種別を出力する出力工程を含むことを特徴とする請求項4、5、11、12、18、19、25、26のいずれか一記載の故障箇所推定方法。
- 請求項6、7、13、14、20、21、27、28のいずれか一に記載のプログラムであって、
単一故障の推定結果、および多重故障の推定結果、すなわち複数の実際の故障数に対応した故障候補群の数、実際の各故障に対応した故障候補群、故障候補群に含まれる故障候補、および、各故障候補の故障種別を出力する出力処理を、前記コンピュータに実行させるプログラム。
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