JP2008089010A - 防食スリーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に且つ正確に装着することができ、優れた防食性を発揮し得る防食スリーブを提供すること。
【解決手段】樹脂スリーブ11の上方より金属製等からなる剛性スリーブ31を挿入して構成した防食スリーブであって、樹脂スリーブ11は、鍔部14とその下方に一体に装着部12を設け、この装着部12を剛性スリーブ31の挿入側を大径にしたテーパ部とした防食スリーブである。更に、装着部12の外周面にゴム製等からなる弾性スリーブ38を装着した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば、水道配管等の本管から支管へ分岐配管を行う際に、金属管に穿孔した開口穴に装着して、その開口部分を防食するために装着する防食スリーブに関する。
従来より、この種の防食スリーブとして、ステンレス等から成る金属スリーブを樹脂製スリーブ内に嵌挿して防食スリーブ1を構成するものが公知になっている。図13において、この種の一般的な防食スリーブ1を示しており、この防食スリーブ1は、金属スリーブ2と樹脂製スリーブ3からなり、例えば、この防食スリーブ1を金属製本管4に穿孔した挿入穴5に挿入し、金属スリーブ2を樹脂製スリーブ3に嵌挿してこの樹脂製スリーブ3を拡径させ、樹脂製スリーブ3に装着されたゴムスリーブ6を挿入穴5の切削面に対して密着させて切削面の腐食を防止するようにしたものである。
この防食スリーブ1において、金属スリーブ2は、略円筒状のストレート形状を呈した挿入部2aを有し、この挿入部2aの上部にはやや拡径した鍔状部2bが形成されている。一方、樹脂製スリーブ3は、略円筒状のストレート状に形成されたスカート部3aと、このスカート部3aより拡径したツバ部3bが形成されている。
樹脂製スリーブ3に金属スリーブ2を挿入すると、樹脂製スリーブ3は、挿入穴5に挿入されたスカート部3aが均等に拡径してこの挿入穴5に密着する。ツバ部3bの外周にはリング溝3cが形成され、このリング溝3cにはOリング7が装着されている。ツバ部3bが拡径したときには、このOリング7がサドル付分水栓8の通水口8aに密着し、サドル付分水栓8とのシール性を確保している。また、ツバ部3bの上部内周側には嵌合突部3dが形成され、この嵌合突部3dには、金属スリーブ2の挿入部2aに形成した嵌合溝2cを嵌合可能に設けている。装着前においては、この嵌合溝2cが嵌合突部3dに嵌合することにより、金属スリーブ2と樹脂製スリーブ3を仮着し、一体化した状態に設けている。また、金属スリーブ2の挿入部2aの外側には、嵌合凹部2dが形成され、挿入後にこの嵌合凹部2dが樹脂製スリーブ3の内径側に食いつくことにより抜出し防止効果を発揮するようにしている。
防食スリーブ1を金属製本管4の分岐部分に装着する場合には、先ず、挿入工具9の先端側の所定位置に仮着した状態の金属スリーブ2と樹脂製スリーブ3を取付け、この挿入工具9をサドル付分水栓8に取付ける。サドル付分水栓8は、金属製本管4の分岐部分である挿入穴5の位置に取付けられる。
この状態から挿入工具9を挿入穴5に挿入すると、この挿入に従って、先ず、樹脂製スリーブ3のツバ部3bが挿入穴5の外縁側に係止する。続いて、金属スリーブ2が樹脂製スリーブ3に挿入し、この金属スリーブ2の挿入により樹脂製スリーブ3のツバ部3bが拡径されてツバ部3b外周側に装着したOリング7がサドル付分水栓8の通水口8aに密着シールする。
更に、金属スリーブ2を挿入すると、挿入部2aが樹脂製スリーブ3のスカート部3aを拡径し、このスカート部3aに装着されたゴムスリーブ6が挿入穴5の切削面に密着する。金属スリーブ2の鍔状部2bが樹脂製スリーブ3のツバ部に当接するまで挿入すると装着が完了となり、挿入工具9を引き抜いて作業終了となる。
なお、図における防食スリーブ1は、特に、金属スリーブ2、樹脂製スリーブ3、ゴムスリーブ6の3層構造によって挿入穴5の切削面をシールするようにしたものである。
一方、この種の防食スリーブにおいて、樹脂スリーブと金属スリーブの双方に、互いの挿通方向に対して順に高さの一致する大径内周と小径内周をそれぞれ設けた防食スリーブがある(例えば、特許文献1参照。)。この防食スリーブは、大径内周と小径内周をそれぞれ挿入させることで金属スリーブと樹脂スリーブの密着性を高めながら装着できるものとしている。また、特許文献2においては、金属スリーブの外周面に次第に拡径するくさび部を形成し、この金属スリーブを樹脂スリーブに密挿して拡径するようにしたものである。
なお、これらの防食スリーブは、金属スリーブと樹脂スリーブの2層構造によって防食部を構成し、挿入時においては、樹脂スリーブにおけるスカート部と鍔部が同時に拡径し、スカート部外周側が穿孔穴に密着し、鍔部外周側がサドル付分水栓の内径に密着するようにしたものである。
他方、本件出願人は、特許文献3において、本管の穿孔穴への装着を容易、且つ確実に行うことができ、優れた防食効果を長期に渡って発揮できる防食スリーブを既に出願している。この防食スリーブは、弾性スリーブの内径側に樹脂スリーブを備えたスリーブ本体に対して、開口部から剛性スリーブを挿入するようにしたものであり、剛性スリーブが挿入方向から順に小径部と大径部を有し、小径部の挿入により穿孔穴の切削面部分に弾性スリーブを密着させ、大径部の挿入により分水栓通水口の内周面に樹脂スリーブの鍔部を密着させるようにしたものである。
特開2001−304487号公報 特開2006−10047号公報 特開2006−46564号公報
ここで、金属製本管4の挿入穴5は、本来、サドル付分水栓8の通水流路8bと同軸に穿孔されるものであるが、この挿入穴5を穿孔する穿孔機(図示せず)が、サドル付分水栓8に対してずれて設置されることがあり、この場合、挿入穴5は通水流路8bとずれることとなる。このズレは、挿入穴5が、円筒状の金属製本管4における外周曲面の半径側からの穿孔により形成されるものであり、穿孔刃が曲面を捉え難いことからしても、生じやすくなっている。
上記サドル付分水栓8の通水流路8bからずれた挿入穴5に対して、図13の防食スリーブ1や特許文献1ないし特許文献3の防食スリーブを、通水流路8bを介して挿入すると、防食スリーブは挿入穴5に対して偏心して挿入されることとなる。従って、防食スリーブは、その一部分が挿入穴5と接触して偏心した力が加わるため、均等に挿入することができず、スカート部3aを均一に拡径させることが困難となり、金属スリーブの先端側における通水口径側に樹脂スリーブの一部が通水流路を覆うように残ってしまう現象、いわゆるのぞきと呼ばれる現象が生じるおそれがあった。
このため、通水口径を確保できなくなったり、樹脂スリーブが正しい状態に装着されずにその一部が破断して流路を詰まらせたりするおそれがあった。
これは、上記の防食スリーブにおける樹脂スリーブのスカート部が何れもストレート状であるためであり、例えば、図13の防食スリーブ1において、スカート部3aを拡径させる際には、元の円筒状態から挿入穴5の切削面に接触するまで全長に渡って均一に拡径させる必要があるが、金属スリーブ2の樹脂製スリーブ3への挿入時には、大きな摩擦抵抗が生じて均一に変形させるのが難くなっているためである。
また、金属スリーブ2の挿入時に、挿入穴5からスカート部3aに対して大きな圧縮力が働き、この圧縮力によってスカート部3aが歪んだ状態で伸ばされたり、金属スリーブ2の挿入に従ってこの先端側が樹脂製スリーブ3の内周側に食いついた状態で下方へ引張って、樹脂製スリーブ3が挿入方向に長く伸ばされながら装着することものぞきの原因になっている。
また、特に、図13の防食スリーブ1においては、金属スリーブ1が樹脂製スリーブ3のツバ部3b、スカート部3aに対してこの順序で挿入するため、挿入開始時には、ツバ部3bに金属スリーブ2が先に密着した状態で挿入することでツバ部3b外周側のテーパ部位付近に過剰な力が加わって、均一に変形し難くなっていた。
本発明は、上記の課題点に鑑み、鋭意研究の結果開発に至ったものであり、その目的とするところは、容易に且つ正確に装着することができ、優れた防食性を発揮し得る防食スリーブを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、樹脂スリーブの上方より金属製等からなる剛性スリーブを挿入して構成した防食スリーブであって、樹脂スリーブは、鍔部とその下方に一体に装着部を設け、この装着部を剛性スリーブの挿入側を大径にしたテーパ部とした防食スリーブである。
請求項2に係る発明は、装着部の外周面にゴム製等からなる弾性スリーブを装着した防食スリーブである。
請求項3に係る発明は、弾性スリーブは、装着部の下部側に設けた防食スリーブである。
請求項4に係る発明は、樹脂スリーブの鍔部を断面略ハ字形状に形成した防食スリーブである。
請求項5に係る発明は、樹脂スリーブの鍔部と装着部の間に段差部を設け、この段差部の内径側に逃げ部を設けた防食スリーブである。
請求項1に係る発明によると、水道配管等の本管に設けた穿孔穴などの装着箇所に対して容易にかつ正確に装着でき、穿孔穴が正確に空けられていない場合でも、優れた防食性を発揮できる防食スリーブである。また、剛性スリーブの挿入側を大径にしたテーパ形状により、剛性スリーブの挿入当初において樹脂スリーブの拡径率を下げ、剛性スリーブの挿入に伴って拡径率を徐々に上げるように設定したことにより拡径しやすく、挿入方向に変形し難く優れた装着状態を実現できる防食スリーブである。
また、鍔部によって、挿入時の不具合を防ぎつつ適切な装着状態を維持できる防食スリーブである。
請求項2に係る発明によると、3層構造によって密着力を高めながら装着でき、優れた防食性を発揮し、この防食性を長期に渡って維持できる防食スリーブである。
請求項3に係る発明によると、防食性を向上させることに加えて、装着しようとする穴に調芯作用を確実に働かせながら適切な位置に装着でき、例えば、金属本管の穿孔穴がずれている場合でもスムーズに挿入することができ、挿入時において弾性スリーブが穿孔穴の周縁部位に接触して捩れたり切れたりするのを防止して、穿孔穴を密封シールして漏れを防ぐことができる防食スリーブである。
請求項4に係る発明によると、装着時における挿入完了間際の挿入トルクを重くでき、挿入完了時の手応えを認識しやすい防食スリーブである。この防食スリーブを金属製本管の穿孔穴に挿入する際には、樹脂スリーブの鍔部の変形を防いで、密着性を発揮させながら装着でき、更に、Oリングを装着することなくシールして樹脂スリーブの肉厚を最小限に抑えることができるため、鍔部の拡径率を小さくすることができ、拡径しやすくできると共に、構造を簡略化して低コスト化を図ることもできる防食スリーブである。
請求項5に係る発明によると、挿入時における樹脂スリーブの鍔部の下側が圧縮し難くなり、潰れたり伸びたりして変形するのを防ぎ、形状を保持して高い密着シール性を発揮できる防食スリーブである。
以下に、本発明における防食スリーブの実施形態を図面に基づいて説明する。図1ないし図5においては、本発明における防食スリーブを、例えば、水道本管・分水栓に装着した状態を示した断面図である。本発明における防食スリーブ本体10は、樹脂スリーブ11の上方より金属製等からなる剛性スリーブを挿入して構成したものであり、本実施形態においては、鋳鉄製などの金属本管50に形成した被取付用穿孔穴51に装着する装着部12と分水栓40の通水流路41の内周面側に密着する鍔部14を有する樹脂スリーブ11と、耐食性に優れたステンレス等の金属製からなる剛性スリーブ31を有し、樹脂スリーブ11に剛性スリーブ31を挿入して拡径することにより、装着部12を被取付用穿孔穴51に密着させて防食するようにしたものである。
図7(a)、(b)において、樹脂スリーブ11は、その上方部位に鍔部14が形成され、この鍔部14の下方に一体に装着部12を形成している。装着部12は、剛性スリーブ31の挿入側を大径にしてテーパ部としている。また、この装着部12の剛性スリーブ31挿入側の開口部12aの内径は、剛性スリーブ31の小径部32の外径よりも大径に形成している。これらのことにより、剛性スリーブ31を樹脂スリーブ11に挿入した時に、樹脂スリーブ11の拡径率(拡径前と拡径後の内径比)が剛性スリーブ31の挿入当初においては小さくなるようにし、挿入するに従って徐々に上げるような構成とし、剛性スリーブ31の挿入側から順に穿孔穴51の孔壁52の切削面部分に対して樹脂スリーブ11を装着させることができるようにしている。また、樹脂スリーブ11の内径側に、剛性スリーブ31よりも大径の部分を設定することで、剛性スリーブ31を食いつきにくくしている。
装着部12は、本管50の肉厚部分を防食できる丈を有していればよく、剛性スリーブ31の挿入時の挿入方向への伸びを考慮して短かめに形成するのがよい。
樹脂スリーブ11は、滑り特性が良く、且つ、伸び特性が大きい樹脂によって形成し、装着部12の外周面には切欠溝12bを形成して、この切欠溝12bにゴム製等からなる弾性スリーブ38を装着している。これにより、樹脂スリーブ11と弾性スリーブ38が一体化し、樹脂スリーブ11と剛性スリーブ31によりスリーブ本体10を構成して装着工具55で挿入したときに、樹脂スリーブ11が拡径すると同時に弾性スリーブ38も拡径し、金属本管50の穿孔穴51の孔壁52の切削面部分に、弾性スリーブ38が密着して防食性を発揮する。本実施形態においては、装着部12の長さ全体に渡って切欠溝12bを設け、この切欠溝12bに弾性スリーブ38を装着している。
滑り特性の良い樹脂スリーブ11を使う理由としては、内径側に剛性スリーブ31を挿入し易くするためであり、また、伸び特性を大きくするのはクラック(割れ)を生ずることなく、拡径し易くするためである。この両特性の確保は、例えば、樹脂スリーブ11を低密度ポリエチレン等によって製作することで簡単に実現できる。
樹脂スリーブ11は、鍔部14を分水栓40の通水流路41に密着可能に設け、面接触によって水漏れを防ぐようにしている。これにより、Oリングを用いた場合の線接触によるシールよりも強固に密着でき、密着性を向上させている。樹脂を面接触によって圧縮する場合、Oリング等のゴムを圧縮する場合と比較して大きな力を要するので、挿入完了の手応えをはっきりと感じることができる。また、Oリング溝を廃止したことにより、鍔部14の肉厚を薄くでき、これにより挿入時の抵抗が少なくなって剛性スリーブ31を挿入した時に拡径しやすくしている。
鍔部14は断面略ハ字形状に設け、これにより、樹脂スリーブ11に剛性スリーブ31を挿入したときに鍔部14の外周面下方側を分水栓40の通水流路41内周面側に密着させている。
また、鍔部14と装着部12との間には段差部15を設けている。樹脂スリーブ11は、この段差部15を設けることにより、鍔部14から段差部15、装着部12へと徐々に肉厚を薄くして緩やかに繋げ、強度的に弱くなって応力が集中する箇所を無くして伸び易い部分を無くし、剛性スリーブ31の挿入に耐えうる強度を有するようにしている。
鍔部14の上方内周側には突状の係止突部14aを形成しており、剛性スリーブ31の挿入時には、この係止突部14aを剛性スリーブ31の小径部32上方位置に形成した抜出し防止用の係止溝32aに係止させて、剛性スリーブ31の小径部32を鍔部14に内挿した状態で仮組みでき、この仮組み状態から穿孔穴51の孔壁52の切削面部分への密着を行い得る構造となっている。このように、予め小径部32を鍔部14に内挿しておくことにより、挿入時のストロークを減らしている。また、この内挿によって仮組みが深くなって、強固に仮着できる。また、樹脂スリーブ11の下端には内径側に傾斜した爪部16を設けている。
剛性スリーブ31は、挿入方向から順に小径部32と大径部33とを設けて2段状に形成している。小径部32は、その挿入によって穿孔穴51の孔壁52の切削面部分に樹脂スリーブ11に装着した弾性スリーブ38を密着させ、且つ、大径部33は、その挿入によって通水流路41の内周面に樹脂スリーブ11の鍔部14を密着させるよう機能する。このように、剛性スリーブ31は、2段状に形成することにより、先に樹脂スリーブ11の装着部12を密着させ、続いて、鍔部14を密着させるようにし、小径部32と大径部33は、緩やかな傾斜面であるテーパ段部34によって結んでいる。
また、剛性スリーブ31の挿入側には前述の係止溝32aを形成して、この係止溝32aには樹脂スリーブ11の鍔部14の係止突部14aを係止可能にしている。図中35は、剛性スリーブ31の開口端部に形成したフランジ部である。剛性スリーブ31は、ステンレス製等の金属製以外にも、剛性のある硬質樹脂製によって形成してもよい。
金属本管50の外面には、図示しないボルト・ナットを介して、サドル53並びに図示しないバンドが固着されている。本実施形態においては、金属本管50を単一材料によって形成した例を示しているが、この金属本管50は、内面に図示しないモルタルライニング層又は樹脂ライニング層等の別材料を積層したものであってもよい。
サドル付き分水栓40は、枝管を接続するための継手部42aを備えた分岐部42を有し、内部には本管50から支管へ分岐配管を行うための止水機構43を内蔵している。この止水機構43は、T字型の貫通孔44aを有するボール44と、このボール44を回動自在に設けた図示しないステムと、一対のボールシート45、45から構成されている。シール部材(以下、ガスケットという)46は、ゴム製などによって形成され、サドル53と本管50との間に装着してこれらをシールする機能を有している。なお、分水栓40は、本例以外の構造であってもよく、例えば、図示しないブッシュ部を設けた構造にも適用可能であることは勿論である。ブッシュ部を設けた場合、ガスケット46の変形による通水口径の縮小を防ぐ働きを発揮することが可能となる。
次に、上記実施形態の防食スリーブを仮組みする場合の手順を説明する。本実施形態においてスリーブ本体10を装着する装着工具55は、先端側に突状係止部56、途中に傾斜面部57を有している。突状係止部56は、仮組みしたスリーブ本体10を取り付けする際に、樹脂スリーブ11の先端に設けた爪部16を係止させるものであり、傾斜面部57は、樹脂スリーブ11を鍔部14から先端にかけて順次拡径して、剛性スリーブ31による挿入・拡径を円滑に行い得るように機能するものである。
仮組み時には、先ず、開口部12aより剛性スリーブ31を挿入して、この剛性スリーブ31の先端部36を樹脂スリーブ11の内周面側に形成したテーパ段部13に当接させる。このとき、同時に樹脂スリーブ11の係止突部14aが剛性スリーブ31の係止溝32aに係止して仮組みされ、しかも、小径部32の外周側が鍔部14内周側の略全周に渡って面接触されて保持されるので、樹脂スリーブ11と剛性スリーブ31は確実に同軸上に保持され、剛性スリーブ31の挿入が円滑に行われる状態に仮着される。このように、樹脂スリーブ11と剛性スリーブ31の仮組みは、剛性スリーブ31の先端(下端)を樹脂スリーブ11の上端側から押し込むだけであるため、作業が容易である。
続いて、仮組みが成されたこのスリーブ本体10を、操作杆が螺着された装着工具55の筒体に仮固定する。このとき、樹脂スリーブ11の下端に設けた爪部16は、突状係止部56に係止して、装着工具55からの抜け落ちを防ぐと共に、スリーブ本体10が水平を保つことができるよう機能する。装着工具55は、スリーブ本体10と共に、図示しないアタッチメントアダプタを取付けた分水栓40に取付けられ、スリーブ本体10は、この装着工具55を介して本管50の穿孔穴51の装着位置に配設される。
次いで、本発明における上記実施形態の防食スリーブを分水栓・金属製本管に装着する場合の装着手順、並びに作用を図1及び図5を用いて説明する。図1に示すように、図示しないハンドルを回し、本管50に設けた穿孔穴51に装着工具55の操作杆を挿入する。防食スリーブ本体10は、樹脂スリーブ11の装着部12を剛性スリーブ31の挿入側を大径にしたテーパ部とし、先端側を縮径状に設けているので、この装着部12が穿孔穴51に滑り込むようにして樹脂スリーブ11全体が案内される。これにより、穿孔穴51がずれている場合でも、装着部12は調芯されながら確実に案内され、挿入時に偏芯した力が加わるのを防いで、均等な挿入力を働かせることができる。
続いて、装着工具55を挿入すると、樹脂スリーブ11の鍔部14下面に設けた段差部15が弾性スリーブ38を介して穿孔穴51の孔縁に係止する。これにより、剛性スリーブ11の挿入時における変形や落ち込みを防いでいる。この段差部15の傾斜角度は、10〜45度の範囲に設けており、この傾斜角度が10度以下であると、樹脂スリーブ11の変形を阻止するのに十分でなく、また、45度以上であると、穿孔穴51への挿入時に働く調芯機能が不十分となるおそれがあり、好ましくは、10〜30度程度の範囲に設定するとよい。
装着工具55を図1の状態から図2の状態に挿入すると、装着工具55の突状係止部56と樹脂スリーブ11の爪部16との係合状態が解除され、続いて、装着工具55の押圧部58が剛性スリーブ31のフランジ部35に当接する。剛性スリーブ31は、挿入方向に押し込まれようとするが、段差部15によって挿入方向への移動は阻止される。
更に、挿入工具55を挿入すると、樹脂スリーブ11と剛性スリーブ31との仮組みが解除され、剛性スリーブ31が樹脂スリーブ11内に挿入されることにより、樹脂スリーブ11は順次拡径される。作業者は、このときから挿入トルクの増加を感じ始めることができる。
装着部12の開口部12aの内径は、剛性スリーブ31の小径部32の外径よりも大径に形成されており、これにより、剛性スリーブ31による拡径の初期段階では、装着部12の拡径率が小さいことから、剛性スリーブ31が装着部12に食いつくことなく、樹脂スリーブ11が拡径される。
また、図7(b)に示すように、剛性スリーブ31の先端部36の外周端部36aを、開口部12a付近における装着部12の内周よりも内方に位置させているので、剛性スリーブ31の先端部36が装着部12に食いつくことなく、樹脂スリーブ11が拡径される。更に、剛性スリーブ31の先端部と装着部12との接触は、剛性スリーブ31の先端部外周面36bの曲面(または斜面)と、装着部12のテーパ段部15の曲面(または斜面)との面接触となるよう設定していることから、剛性スリーブ13の先端部36はテーパ段部13にガイドされ、剛性スリーブ31を装着部12の下方にスムーズに挿入することができる。
なお、樹脂スリーブ11の鍔部14とテーパ段部13との境界には、剛性スリーブ36と非接触状態となる逃げ部15aを設けているので、剛性スリーブ31と樹脂スリーブ11との接触抵抗が低減され、剛性スリーブ31のスムーズな挿入が促される。
引き続き、挿入工具55を挿入して図3の状態になると、樹脂スリーブ11は、段差部15が穿孔穴51の縁部に係止された状態にて、装着部12が拡径され、この装着部12の外周面に装着した弾性スリーブ38が、穿孔穴52の切削面部分に密着する。
剛性スリーブ31の挿入時には、前記の樹脂スリーブ11の装着部12を剛性スリーブ31の挿入側を大径にしたテーパ部としているため、この装着部12を小径部32の挿入側から徐々に穿孔穴51の孔壁52の切削面部分に装着させ、弾性スリーブ38を少しずつ密着させることができるので、この装着部12の拡径率を極小さな状態から少しずつ上げるように変形させることができる。これにより装着部12全体を均一に変形させることなく僅かづつ変形させ、剛性スリーブ31挿入時に樹脂スリーブ11にかかる摩擦抵抗を最小限に抑えることができる。よって、挿入時ののぞき等を防ぎつつ通水口径を確保でき、樹脂スリーブ11の破断等も防いでいる。
また、穿孔穴51側から伝わる圧縮力を小さくでき、挿入に伴う樹脂スリーブ11の変形を防ぐことができる。
続けて装着工具55を挿入すると、小径部32が装着部12を拡径し続けると共に、大径部33が樹脂スリーブ11内に挿入開始して樹脂スリーブ11の鍔部14を拡径し始める。本実施形態では、図7(a)のように、樹脂スリーブ11の鍔部14を断面略ハ字形状に形成し、鍔部14の外周面上方側を下方側よりも縮径して形成しているので、鍔部上方の拡径時には、肉厚が薄い部分を拡径することから、小さい力で拡径することができる一方、鍔部下方の拡径時には、肉厚が厚い部分を拡径することから、拡径には大きい力が必要となる。これにより、作業者は、挿入完了の手応えをはっきりと認識することができる。
鍔部14が拡径されると、この鍔部14外周面が通水流路41内周面に強く面接触し、樹脂スリーブ11とサドル付き分水栓53との高いシール性が確保される。
装着工具55を図4の状態まで挿入すると、穿孔穴51の孔壁52の切削面部分への弾性スリーブ38の密着が完了し、且つ、分水栓通水流路41の内周面に、樹脂スリーブ11の鍔部14外周面が密着する。
図5に示すように、このとき鍔部14は下方外周側が分水栓40の通水流路41に密着し、剛性スリーブ31をストレート状に形成していることにより、鍔部14下面側の当接による挿入トルクの変化を作業者が確実に感じることができる。しかも、鍔部14の拡径寸法が大きくなるように予め設定しておけば、挿入完了間際に急激に挿入トルクが重くなり、挿入完了の手応えをよりはっきりと認識することができる。また、ストレート状の剛性スリーブ31により、例えば、テーパ状に形成したときのようにテーパの拡径側に抜けやすくなることがなくなり、良好な装着状態が長期に渡って維持される。
また、図6のように、鍔部14は、下部付近が末広がり状に拡径して、断面略ハ字形状に変形するため、被取付側の穿孔穴51がずれている場合でも強く密着させることができる。更に、本実施形態では、分水栓40の流路縁部41aを利用して鍔部14をより強く密着させることができる。
最後に、操作杆を引き上げて装着工具55を外すことにより装着作業が終了となる。作業終了後には、図5のように、剛性スリーブ31の小径部32の外周側に形成した、鋭利な縁部を有する溝部32bに樹脂スリーブ11の内径側が、その復元力によってくい込み、これにより、剛性スリーブ31と樹脂スリーブ11が強固に位置保持されて組み合わさる。このように、剛性スリーブ31の溝部32bは、樹脂スリーブ11との仮組み時に前述のように係止突部14aが係止し、一方、樹脂スリーブ11の挿入完了後には上記のように樹脂スリーブ11の内径側がくい込んで抜出し防止が図られ、共通化することで溝加工が1本で済み、加工コストが抑えられる。
前述した手順を経ることで、スリーブ本体10を装着することができ、本発明の防食スリーブによって優れた防食効果が発揮される。
図5のように、剛性スリーブ31の全長は、樹脂スリーブ11の伸びを加味した上で、樹脂スリーブ11よりも長く設定しており、従って、同図に示すように、樹脂スリーブ11への挿着が完了した剛性スリーブ31の先端部36は、樹脂スリーブ11の先端側よりも下方に位置し、樹脂スリーブ11先端の爪部16を確実に押し広げることができる。このため、樹脂スリーブ11の先端部位が内径側に張り出して、通水の妨げとなることがない。また、この爪部16は、スリーブ本体10の装着が完了した際に穿孔穴51の孔縁に係止し、抜け止め防止機能を発揮している。
スリーブ本体10は、剛性スリーブ31、樹脂スリーブ11、弾性スリーブ38の3層構造の防食スリーブによって防食することができるため、2層構造に比較して防食性を向上できる。
図8においては、樹脂スリーブの第2例ないし第5例を示したものであり、これらの例では、樹脂スリーブの鍔部の外周面下方側付近に環状突部を形成したものである。図8(a)の樹脂スリーブ17では、鍔部17aの最下方部分を断面略方形の段状に突設して環状突部17bを設けたものである。図8(b)の樹脂スリーブ18では、鍔部18aの下方部分において、その一部を断面略方形の段状に突設して環状突部18bを設けたものである。図8(c)の樹脂スリーブ19では、鍔部19aの最下方部分を断面略半円形状に突設して環状突部19bを設けたものである。図8(d)の樹脂スリーブ20では、鍔部20aの下方部分において、その一部を断面略半円形状に突設して環状突部20bを設けたものである。この各樹脂スリーブ17、18、19、20は、このように形成することで、何れも図7の樹脂スリーブ11における断面略ハ字形状と同等の機能を発揮でき、挿入完了間際の挿入トルクを重くして挿入完了の手応えを認識し易くできる。なお、樹脂スリーブの鍔部は、剛性スリーブの挿入開始時には挿入トルクが軽く、挿入完了間際に挿入トルクが重くなる形状であればよく、断面略逆ハ字形状などでもよい。
更に、環状突部は、図の方形状や半円形状以外の断面形状であってもよく、樹脂スリーブに剛性スリーブを挿入したときに、この環状突部の外面側を分水栓40の通水流路41の内周面側に密着させることができる形状であれば、あらゆる形状に設けることができる。この環状突部の上記以外の断面形状としては、例えば、断面円弧形状などが挙げられる。
図9においては、樹脂スリーブの第6例を示したものであり、図のように、樹脂スリーブ21の鍔部21aの外周面をストレート形状に形成したものである。この場合、剛性スリーブ31の挿入時に鍔部21a外周面全体が通水流路41に当接し、鍔部21a全体を圧縮させることができるため、挿入完了時の抵抗が増え、はっきりと挿入完了の手応えを感じることが可能になる。一方、前述の図7のように、鍔部14の外周面上方側を下方側よりも縮径した場合、剛性スリーブ31の挿入時には、鍔部14の縮径部分の挿入開始からの前半部分では比較的弱い力で挿入することができ、後半部分では挿入トルクを重く感じさせて挿入完了時の手応えを感じとることができる。
図10においては、樹脂スリーブの第7例を示している。この例では、図のように、樹脂スリーブの22の装着部23を曲面状に形成したものである。装着部の形状は、直線断面からなるテーパ状に限ることはなく、装着部23を図のように曲面状に形成した場合にも、剛性スリーブ31の挿入側を大径とし、先端側を小径とする点で、直線断面からなるテーパ状に形成した場合と同様の機能を発揮して防食することができる。曲面状の装着部23に設ける場合には、曲面部位を円の外周方向に膨らんだ形状に設けると、剛性スリーブ31を挿入する際にこの剛性スリーブ31の先端部36が装着部内周面に食いつくおそれがあるため、図のように円心方向に凹形状の曲面とするのがよい。これにより、剛性スリーブ31先端側を滑らせるように装着部23内に挿入させることができ、挿入作業が容易になる。
図11においては、樹脂スリーブの第8例を示している。この樹脂スリーブ24は、装着部25の下部側に切欠溝25aを形成し、この切欠溝25aに弾性スリーブ39を設けている。この樹脂スリーブ24は、穿孔穴51への挿入開始時に、この穿孔穴51の開口側に対して樹脂スリーブ24本体の樹脂表面を接触させることができる。これにより、弾性スリーブ38を装着部全体に設ける場合に比較して接触抵抗を小さくでき、穿孔穴51に対して樹脂スリーブ24が滑りやすくなって調芯作用が向上する。これにより、この樹脂スリーブは、特に、穿孔穴がずれている場合に有効であり、確実に樹脂スリーブの樹脂部分を当接させて案内することができる。
なお、この場合、装着部25の弾性スリーブ39を装着していない部位をやや拡径して形成し、この部位を穿孔穴51に通常より強く当接できるようにすれば、錆や赤水等の浸入を確実に防ぐことができる。
ここで、剛性スリーブ31の小径部32と大径部33を結ぶテーパ段部34を緩やかな傾斜面に設けた場合、樹脂スリーブの案内によりこの剛性スリーブ31が穿孔穴に入り込んでしまうことがある。この現象により剛性スリーブ31が必要以上に挿入されると、樹脂スリーブ11の鍔部14が潰れたり、剛性スリーブ31が装着工具55に固着するなどの障害が生じ、正常な挿入状態で装着できなくなるおそれがある。
これを防ぐために、図12に示した他例では、剛性スリーブ31の小径部32と大径部33を急勾配の傾斜面に形成したテーパ段部37で結ぶようにしたものである。この例においては、例えば、穿孔穴51がφ23.1mmであるときに、剛性スリーブ31の大径部33の外径をφ24.2mmとし、この大径部33と小径部32を90°の勾配のテーパ段部37で結ぶようにした。これにより、剛性スリーブ31の樹脂スリーブ11への挿入時において、大径部33が樹脂スリーブ11の鍔部14内径側に達したときにはこの大径部33を鍔部14内に挿入でき、引き続き剛性スリーブ31を挿入しようとした場合には、急勾配の傾斜面37と、穿孔穴51よりも拡径した大径部33によって必要以上に本体が樹脂スリーブ11に入り込むのを防ぐことができる。これにより、異なる作業者が装着作業を行う場合でも、優れた密着性を発揮させながら一定の装着状態を確保できる。なお、この例においては、小径部と大径部を90°の傾斜面37で結んでいるが、この傾斜面は、任意の角度に設けることができる。
本発明の防食スリーブによれば、水道配管等をはじめ、あらゆる用途において、本管から支管へ分岐配管を行うための分水栓の設置に際し、金属管に通水口となる孔を穿孔した場合に露出する金属の腐食を確実に防止する優れた装着状態を実現した防食スリーブとして提供することが可能である。
本発明における防食スリーブの分水栓・金属製本管への装着状態を示した要部断面図である。 本発明の防食スリーブの装着を開始した状態を示した要部断面図である。 図2の防食スリーブが更に挿入した状態を示した要部断面図である。 防食スリーブの装着が完了した状態を示した要部断面図である。 図4における装着工具を引き抜いた状態を示した要部断面図である。 図5のA方向から防食スリーブの挿入状態を表した要部断面図である。 (a)はスリーブ本体の断面図である。(b)は図7(a)のB部拡大図である。 樹脂スリーブの変形例を示した断面図である。(a)は樹脂スリーブの第2例を示した断面図である。(b)は樹脂スリーブの第3例を示した断面図である。(c)は樹脂スリーブの第4例を示した断面図である。(d)は樹脂スリーブの第5例を示した断面図である。 樹脂スリーブの第6例を示した断面図である。 樹脂スリーブの第7例を示した断面図である。 樹脂スリーブの第8例を示した断面図である。 剛性スリーブの他例を示した半截断面図である。 従来の防食スリーブの装着例を示した要部断面図である。
符号の説明
11 樹脂スリーブ
12 装着部
12a 開口部
14 鍔部
14a 係止突部
15 テーパ部
15a 逃げ部
17a、18a、19a、20a 鍔部
17b、18b、19b、20b 環状突部
31 剛性スリーブ
32 小径部
32a 係止溝
33 大径部
34 テーパ段部(傾斜面)
38 弾性スリーブ
41 通水流路
51 穿孔穴
52 孔壁

Claims (5)

  1. 樹脂スリーブの上方より金属製等からなる剛性スリーブを挿入して構成した防食スリーブであって、前記樹脂スリーブは、鍔部とその下方に一体に装着部を設け、この装着部を前記剛性スリーブの挿入側を大径にしたテーパ部としたことを特徴とする防食スリーブ。
  2. 前記装着部の外周面にゴム製等からなる弾性スリーブを装着した請求項1記載の防食スリーブ。
  3. 前記弾性スリーブは、装着部の下部側に設けた請求項2記載の防食スリーブ。
  4. 前記樹脂スリーブの鍔部を断面略ハ字形状に形成した請求項1乃至3の何れか1項に記載の防食スリーブ。
  5. 前記樹脂スリーブの鍔部と装着部の間に段差部を設け、この段差部の内径側に逃げ部を設けた請求項1乃至4の何れか1項に記載の防食スリーブ。
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