JP2008088822A - Oil passage structure - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動二輪車等のエンジンのオイル通路構造に関する。 The present invention relates to an oil passage structure of an engine such as a motorcycle.
従来、前記オイル通路構造においては、クランクケースの分割面で分割されたオイル通路を互いに接続する場合、これらをカラー及びシール部材を用いてシール状態で接続している(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、クランクケースの分割面で分割されたオイル通路が二つ存在する場合、これらを互いに連通させる場合には、別途連通路を設ける必要があり、オイル通路を確保するためにエンジンが複雑化すると共に大型化し易く、かつ連通路加工のための工数も増加するという課題がある。また、分割面をシールするシール部材が二つ必要となり、それに伴う組み付け工数やコストが増加するという課題がある。
そこでこの発明は、クランクケースの分割面上における各オイル通路のシール性を確保しつつ組み付け工数やコストを低減すると共に、エンジンの大型化を回避した上で各オイル通路を容易に連通できるオイル通路構造を提供する。
By the way, when there are two oil passages divided by the dividing surface of the crankcase, it is necessary to provide a separate communication passage when these oil passages are communicated with each other, which complicates the engine to secure the oil passage. At the same time, there is a problem that it is easy to increase the size and the number of man-hours for processing the communication path increases. In addition, two sealing members for sealing the divided surfaces are required, and there is a problem that the number of assembling steps and costs associated therewith increase.
Therefore, the present invention reduces the assembly man-hours and costs while ensuring the sealability of each oil passage on the split surface of the crankcase, and can easily connect each oil passage while avoiding the enlargement of the engine. Provide structure.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、クランク軸(例えば実施例のクランクシャフト31)を支持するクランクケース(例えば実施例のクランクケース21)がクランク軸方向で分割されるエンジン(例えば実施例のエンジンE)のオイル通路構造において、前記クランクケースの分割面(例えば実施例の分割面B1)を跨いで前記クランク軸と略平行に延びる第一及び第二オイル通路(例えば実施例のオイル流出路72及びメインオイルギャラリー76)を備え、前記クランクケースの少なくと一方の分割体(例えば実施例の左ケース半体21a)の前記分割面上には、前記各オイル通路を互いに連通する連通溝(例えば実施例の連通溝75)が形成され、前記分割面における前記各オイル通路及び連通溝が臨む部位には、該オイル通路及び連通溝の外周を一体的に囲む無端状のシール部材(例えば実施例のシール部材78)が設けられることを特徴とする。
As a means for solving the above problem, the invention described in
請求項2に記載した発明は、前記クランクケースには、その側面にカートリッジ式のオイルフィルタ(例えば実施例のオイルフィルタ68)が取り付けられ、前記第一オイル通路が、前記オイルフィルタのオイル流出口(例えば実施例のオイル流出口68d)に連通し、前記第二オイル通路が、前記クランクケースのクランク軸受け(例えば実施例の各クランク軸受け36a,36b)に連通することを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, a cartridge type oil filter (for example, the
請求項1に記載した発明によれば、各オイル通路の分割面での分割部分をシールする際、これらを連通溝と共に一つの無端状のシール部材で一体的にシールすることで、各オイル通路の分割面でのシール性を確保しつつ、組み付け工数やコストを低減することができる。また、クランクケースの分割面に連通溝を形成するのみで各オイル通路を容易に連通できるため、油路構造の簡素化を図ると共に各油路のレイアウト自由度を向上でき、エンジンの大型化を回避すると共に、連通路加工のための工数を低減することができる。 According to the first aspect of the present invention, when sealing the divided portions of the divided surfaces of the respective oil passages, the oil passages are integrally sealed together with the communication groove by one endless sealing member. Assembling man-hours and costs can be reduced while ensuring the sealing performance on the divided surfaces. In addition, each oil passage can be easily communicated simply by forming a communication groove on the split surface of the crankcase, so that the oil passage structure can be simplified and the layout freedom of each oil passage can be improved, and the engine can be enlarged. While avoiding, the man-hour for processing a communicating path can be reduced.
請求項2に記載した発明によれば、オイルフィルタのオイル流入口をオイルポンプの吐出口に対向させて配置した場合、オイルフィルタのオイル流出口に連通する第一オイル通路とクランク軸受けに連通するメインオイルギャラリーとしての第二オイル通路とがずれて配置されることがあるが、このような場合でも各オイル通路を容易に連通できるため、効率的な油路構造を形成できると共に各油路のレイアウト自由度を向上できる。 According to the second aspect of the present invention, when the oil inlet of the oil filter is disposed so as to face the discharge port of the oil pump, it communicates with the first oil passage communicating with the oil outlet of the oil filter and the crankshaft. Although the second oil passage as the main oil gallery may be shifted from the main oil gallery, each oil passage can be easily communicated even in such a case, so that an efficient oil passage structure can be formed and each oil passage can be formed. Layout flexibility can be improved.
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. Note that the directions such as front, rear, left and right in the following description are the same as those in the vehicle unless otherwise specified. In the figure, the arrow FR indicates the front of the vehicle, the arrow LH indicates the left side of the vehicle, and the arrow UP indicates the upper side of the vehicle.
図1に示す低床式車両であるスクータ型自動二輪車1において、車体フレームFは前端部にヘッドパイプ13を備え、このヘッドパイプ13に前輪WFを軸支するフロントフォーク11及び操向ハンドル12が繰向可能に支持される。また、車体フレームFの後部下側には、自動二輪車1の原動機であるエンジンEを前部に、駆動輪である後輪WRの車軸Sを後部にそれぞれ配置した一体のスイング式動力ユニット(以下、スイングユニットという)Uが配置される。
In the
スイングユニットUの前部下側は、リンク部材61を介して車体フレームFの後部に上下揺動可能に支持される。一方、スイングユニットUの後端部は、緩衝装置であるリアクッション7を介して車体フレームFの後端部に支持される。スイングユニットUは、前記リンク部材61周りをピボットとして後輪WRと共に上下に揺動可能であり、所謂ユニットスイング式のリアサスペンションを構成する。
The lower side of the front part of the swing unit U is supported by the rear part of the vehicle body frame F via the
車体フレームFは、ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム14と、該上ダウンフレーム14よりも下方においてヘッドパイプ13から後下がりに延びた後に後方へ屈曲して延びる左右一対の下ダウンフレーム15とを備える。下ダウンフレーム15の後部は後上がりに屈曲して延びる後部傾斜部15aとされ、該後部傾斜部15aの下側に上ダウンフレーム14の後端が接合される。
The vehicle body frame F includes a pair of left and right upper down
上ダウンフレーム14の後部には、後上がりに傾斜する左右一対のシートレール16の前端が接合され、該シートレール16の中間部に後部傾斜部15aの上端が接合される。シートレール16の後部と後部傾斜部15aの中間部との間には筋交い状のサポートフレーム10が渡設される。これらヘッドパイプ13、上ダウンフレーム14、下ダウンフレーム15、シートレール16、及びサポートフレーム10を主に、前記車体フレームFが構成される。
The front end of a pair of left and
車体フレームFの周囲は車体カバー19で覆われる。車体カバー19の後部上にはタンデム型の乗員用シート20が開閉可能に配設される。乗員用シート20の下方であってパワーユニットUの上方には、ヘルメット等を収容可能な物品収容箱18が配設される。
The vehicle body frame F is covered with a
スイングユニットUは、その前部のエンジンEと後部左側の動力伝達機構Mとを一体的に設けてなる。
エンジンEは、そのクランクシャフト31の回転軸線C1を左右方向(車幅方向)に沿わせた水冷四ストロークOHC単気筒エンジンであり、クランクケース21の前端部からシリンダ部22を前方に向けて略水平に(詳細にはやや前上がりに傾斜させて)突出させてなる。なお、図中符号C2はシリンダ部22の軸線(シリンダ軸線)を示す。
The swing unit U is integrally provided with a front engine E and a rear left power transmission mechanism M.
The engine E is a water-cooled four-stroke OHC single-cylinder engine in which the rotation axis C1 of the
図2を併せて参照し、クランクケース21は左右ケース半体21a,21bに分割構成される。クランクケース21の左ケース半体21aには、その後部左側から左方に張り出した後に後方に延出する左ケース本体23aが一体形成される。左ケース本体23aは、その左側に取り付く左ケースカバー23bと共に動力伝達機構Mにおける伝動ケース23を構成する。クランクケース21の右ケース半体21bの右側には右ケースカバー21cが取り付けられ、該右ケースカバー21cの内側にはジェネレータ37がクランクシャフト31と同軸に設けられる。なお、図中符号B1は、クランクケース21の左右中心(シリンダ軸線C2位置)における左右方向に直交する分割面を示す。
Referring also to FIG. 2, the
動力伝達機構Mは、エンジンEの駆動力を無段階に変速するベルト式無段変速機構24と、該ベルト式無段変速機構24の出力を減速して車軸Sに出力する不図示のギヤ式減速機構とを有してなる。ベルト式無段変速機構24は伝動ケース23の前後に渡って収容され、ギヤ式減速機構は伝動ケース23の後部右側(車幅方向内側)に収容される。前記ギヤ式減速機構からは車軸Sが右方に突出し、該車軸Sに後輪WRが取り付けられる。
The power transmission mechanism M includes a belt type continuously
シリンダ部22は、クランクケース21の前端部に取り付けられるシリンダ32と、該シリンダ32の前端部に取り付けられるシリンダヘッド33と、該シリンダヘッド33の前端部に取り付けられるヘッドカバー33aとを主としてなる。
シリンダ32内にはピストン34が往復動可能に嵌装される。ピストン34にはピストンピン34を介してコンロッド35の小端部35bが連結され、該コンロッド35の大端部35aはクランクシャフト31のクランクピン31eに連結される。クランクシャフト31の左右ジャーナル31a,31bは、左右ケース半体21a,21bの左右内側壁41a,41bが形成する左右クランク軸受け36a,36bにそれぞれメタルベアリング(プレーンベアリング)39a,39bを介して回転自在に支持される。
The
A
クランクシャフト31の回転動力は、前記動力伝達機構Mを介して車軸Sに伝達される。
動力伝達機構Mのベルト式無段変速機構24は、ドライブプーリ101及びドリブンプーリ102にVベルト103を巻き掛けてなり、クランクシャフト31の回転速度の変化に伴い、その回転動力に対する減速比を所定の範囲内で無段階に変化させる。ドライブプーリ101は、伝動ケース23の前部内にクランクシャフト31と同軸に配置され、その後方すなわち伝動ケース23の後部内にはドリブンプーリ102が配置される。
The rotational power of the
The belt-type continuously
クランクシャフト31の右側部は、右ジャーナル31bからさらに右方に延出してジェネレータ軸31cを構成し、該ジェネレータ軸31cが右ケースカバー21c内に収容されたジェネレータ37のアウタロータ37aを支持する。アウタロータ37aは右方に開放するカップ状をなし、該アウタロータ37a内には、右ケースカバー21cが支持するステータコイル37bが配置される。
The right side portion of the
前記ジェネレータ軸31cの基端側には、シリンダヘッド33内のカムシャフト52駆動用のドライブスプロケット51が同軸に設けられる。また、ドライブスプロケット51の直ぐ左側には、オイルポンプ81(図3参照)駆動用のドライブスプロケット82が設けられる。さらに、ジェネレータ37のアウタロータ37aの右側には、不図示のエンジン始動手段に連係するスタータドリブンギヤ37cがワンウェイクラッチ37dを介して取り付けられる。
A
カムシャフト52は、シリンダヘッド33内においてクランクシャフト31と平行に(すなわち左右方向に沿って)配置され、その左右両側部がシリンダヘッド33に回転自在に支持される。カムシャフト52の左端にはドリブンスプロケット53が同軸に設けられ、該ドリブンスプロケット53とクランクシャフト31のドライブスプロケット51とにカムチェーン54が巻き掛けられることで、クランクシャフト31と同期してカムシャフト52が回転駆動する。なお、シリンダヘッド33及びシリンダ32の右側には、カムチェーン54を収容するカムチェーン室55が設けられる。
The
カムシャフト52の左右中間部には吸排気カム52a,52bが並設され、これら吸排気カム52a,52bに吸気側又は排気側ロッカーアーム56a,56bの入力端が当接する。そして、前述の如くカムシャフト52が回転駆動すると、吸排気カム52a,52bのカムパターンに応じて各ロッカーアーム56a,56bが揺動し、不図示の吸排気バルブを作動させてシリンダヘッド33の吸排気ポートを開閉させる。なお、図中符号38は点火プラグを示す。
Inlet and
クランクシャフト31の左側部は、左ジャーナル31aからさらに左方に延出してドライブプーリ軸31dを構成し、該ドライブプーリ軸31dがベルト式無段変速機構24のドライブプーリ101を一体回転可能に支持する。ドライブプーリ101は、その軸方向外側に位置してドライブプーリ軸31dに固定される固定プーリ半体101aと、軸方向内側に位置してドライブプーリ軸31dに対して軸方向で移動可能とされる可動プーリ半体101bとを有してなる。両プーリ半体101a,101b間に形成されるV溝101c内にはVベルト103が巻き掛けられる。可動プーリ半体101bは固定プーリ半体101aから離間する側に付勢される。可動プーリ半体101bの内側には複数のウェイトローラ104が配設される。
The left side portion of the
そして、ドライブプーリ101の回転停止時(クランクシャフト31の回転停止時)には、可動プーリ半体101bが固定プーリ半体101aから離間してV溝101cの幅を広げてVベルト103の巻回位置を内周側とし、ドライブプーリ101の回転時(クランクシャフト31の回転時)には、その遠心力により各ウェイトローラ104が外周側へ移動して可動プーリ半体101bを固定プーリ半体101aに近接させ、V溝101cの幅を狭めてVベルト103の巻回位置を外周側とする。この巻回位置の変化に伴い前記ドリブンプーリ102におけるVベルト103の巻回位置も変化し、もって両プーリ101,102間の減速比が自動的かつ連続的に変化する。
When the rotation of the
ドライブプーリ101の左側には冷却ファン107が形成され、該冷却ファン107がエンジン駆動時にドライブプーリ101と共に回転する。これにより、伝動ケース23の前部右側に取り付く吸気ダクト23cの吸気口23eから伝動ケース23内に外気が導入され、ベルト式無段変速機構24等が強制冷却される。なお、前記吸気ダクト23c内には、変速機冷却風通路とは別にエンジン吸気通路が設けられる。
A cooling
ここで、クランクケース21(左ケース半体21a)の下部左側には、カートリッジ式のオイルフィルタ68が取り付けられる(図1参照)。
図3に示すように、オイルフィルタ68は、有底円筒状のケース68a内にエレメントを収容し、該ケース68a開口を円盤状のセットプレート68bで閉塞してなり、その中心軸線(ケース68aの中心軸線)を左右方向(クランク軸方向)に沿わせ、ケース68a開口側をクランクケース21(左ケース半体21a)の左側壁21dのホルダ部71に対向させるように取り付けられる。
Here, a cartridge
As shown in FIG. 3, the
前記セットプレート68bの中央部にはオイル流出口68dが形成されると共に、その周囲には複数のオイル流入口68cが周方向に並んで形成される。オイルフィルタ68は、各オイル流入口68cからケース68a内にエンジンオイルを流入させ、該オイルをエレメントの外側から内側へ通過させてろ過した後に、オイル流出口68dからケース68a外に流出させる。なお、図中符号69は、クランクケース21の左側壁21dにおけるオイルフィルタ68の近傍に取り付く油温又は油圧検出用のオイルセンサを、図中符号69aはクランクケース21内圧調整用のブリーザパイプをそれぞれ示す。
An
クランクケース21内には、前記ホルダ部71の中央部(オイルフィルタ68のオイル流出口68dと対向する部位)から右方(左右内側)に向けてクランクシャフト31と略平行に(クランク軸線C1と略平行に)左右方向に沿って延出するオイル流出路72が形成される。また、ホルダ部71の中央部からは、オイル流出路72と連通するノズル72aが左方に向けて突出し、該ノズル72a外周のネジ山とオイル流出口68d内周のネジ山とを螺合させ、オイルフィルタ68自身をその軸線回りに回転させるように締め込むことで、オイルフィルタ68がホルダ部71に着脱可能に取り付けられると共に、オイル流出路72とオイル流出口68dとが互いに連通状態となる。
In the
ホルダ部71には、オイルフィルタ68の各オイル流入口68cと対向するように環状をなす油溝71aが形成される。油溝71aは、その一部がオイルポンプ81の吐出口と左右方向で対向し、これら油溝71a及び吐出口を最短に接続するように、左右方向に沿う吐出側油路73がクランクケース21内に形成される。
The
右ケース半体21bの下部内側には、エンジンオイル循環用の前記オイルポンプ81がその駆動軸83を左右方向に沿わせて配置される。オイルポンプ81の駆動軸83にはドリブンスプロケット84が同軸に設けられ、該ドリブンスプロケット84と前記ドライブスプロケット82とに無端状のチェーン85が掛け回されることで、オイルポンプ81がクランクシャフト31と連係して回転駆動する。
Inside the lower part of the
また、右ケース半体21bの下部右側には、エンジン冷却水循環用のウォータポンプ86がその駆動軸87をオイルポンプ81の駆動軸83と同軸にして配置される。ウォータポンプ86の駆動軸87の左端部はオイルポンプ81の駆動軸83の右端部に相対回転不能に係合し、オイルポンプ81の駆動時にはウォータポンプ86も同様に駆動する。ウォータポンプ86からの冷却水は、左右ケース半体21a,21bに跨る冷却水連通路74を通じてクランクケース21左側からシリンダ部22内に導入される。この冷却水連通路74は、前記オイル流出路72と近接するように配置される。なお、符号58はスイングユニットUの前部下側に前記リンク部材61を連結するユニット側連結部を示す。
A
オイルポンプ81の吸入口には、クランクケース21下部のオイルパン内に通じる吸入側油路73aが接続され、オイルポンプ81の吐出口には、前記オイルフィルタ68のオイル流入口68cに通じる前記吐出側油路73が接続される。
そして、オイルポンプ81の回転駆動時には、前記オイルパン内に貯留されたエンジンオイルが、右ケース半体21bに形成された前記吸入側油路73aを介してオイルポンプ81に吸入されると共に、該オイルポンプ81から吐出されたオイルが、左右ケース半体21a,21bに跨る前記吐出側油路73を介してホルダ部71の油溝71a内に流入し、該油溝71aを介してオイルフィルタ68内に各オイル流入口68cから直接的に導入される。
The suction port of the
When the
また、オイルフィルタ68内を通過してろ過されたオイルは、オイル流出口68dから前記ノズル72aを介して前記オイル流出路72内に直接的に導入される。オイル流出路72は、左右ケース半体21a,21bに跨るように(詳細には右端部が右ケース半体21bに至るように)設けられる。オイル流出路72の右端部は、右ケース半体21bにおける前記分割面B1上に凹設された連通溝75を介して、クランクケース21内において左右ケース半体21a,21bに跨ってクランクシャフト31と略平行に延びるメインオイルギャラリー76の左右中間部に連通する。すなわち、オイル流出路72内に導入されたオイルは、前記連通溝75を介してメインオイルギャラリー76の左右中間部に流入する。なお、連通溝75は左ケース半体21aに形成してもよく、かつ左右ケース半体21a,21bの両者に形成してもよい。
The oil filtered through the
ここで、図6に示すように、左右ケース半体21a,21bの分割面B1におけるメインオイルギャラリー76、オイル流出路72、及び連通溝75が臨む部位には、これらの外周を一体的に取り囲む単一の無端状のシール部材78が設けられる。すなわち、シール部材78は、分割面B1におけるメインオイルギャラリー76、オイル流出路72、及び連通溝75からなる連通部位の外周をこれに沿って取り囲み、左右ケース半体21a,21bを一体に組み付けた際には、前記連通部位のシールを容易かつ確実に行うことを可能とする。
Here, as shown in FIG. 6, the outer circumferences of the
図7を併せて参照し、メインオイルギャラリー76及びオイル流出路72における分割面B1での分割部分は、それぞれカラー76c,72cを介して接続される。左ケース半体21aにおける前記連通部位の外周に沿う部位は座刳り状の凹部とされ、該凹部と各カラー外周とで形成された溝内にシール部材78が嵌まり込んで位置決めされる。また、連通溝75の幅方向両側にはその長手方向に沿う壁75aが突設され、該各壁75aと前記凹部とで形成された溝内にシール部材78が嵌まり込んで位置決めされる。一方、右ケース半体21bにおける前記連通部位の外周は、凹凸を有さない平坦なシール面とされる。なお、吐出側油路73、冷却水連通路74、及びリリーフ通路77における分割面B1での分割部分は、それぞれカラー73c,74c1,77cを介して接続されると共に、該カラー外周に設けた個別のシール部材(Oリング)73d,74d1,77dによりシールされる(図3,5,6参照)。
Referring also to FIG. 7, the divided portions of the
図3に示すように、メインオイルギャラリー76の左右両端部には、左右ケース半体21a,21bおける左右クランク軸受け36a,36bを形成する左右内側壁41a,41b内に形成された左右軸受け給油路42a,42bがそれぞれ接続される。左右軸受け給油路42a,42bは、クランクシャフト31(クランク軸線C1)と略直交して延び、左右クランク軸受け36a,36b内周の給油溝43a,43bに連通する。これにより、メインオイルギャラリー76に流入したエンジンオイルが左右メタルベアリング39a,39bの摺動面に供給される。
As shown in FIG. 3, left and right bearing oil supply passages formed in the left and right
メインオイルギャラリー76の左端部は左内側壁41a(左クランク軸受け36a)よりも左方に延出し、該左端部内に前記オイルセンサ69の検出部が臨まされる。一方、メインオイギャラリー76の右端部には、右内側壁41b(右クランク軸受け36b)よりも右方においてクランクシャフト31と略平行に延びる発電機側油路44が接続される。発電機側油路44は、右ケースカバー21c内に形成されたカバー内油路45と連通する。
The left end portion of the
カバー内油路45には、右ケースカバー21c内側のジェネレータ37に対するオイル噴射口45aが適宜形成される。これにより、メインオイルギャラリー76内のオイルの一部が、発電機側油路44及びカバー内油路45を介してジェネレータ37に供給される。
ここで、右ケース半体21と右ケースカバー21cとの間における左右方向に直交する分割面(合わせ面)において、発電機側油路44とカバー内油路45との分割部分は、カラー44cを介して接続されると共に、該カラー外周に設けたシール部材(Oリング)44dによりシールされる。また、前記分割面における冷却水連通路74の分割部分は、カラー74c2を介して接続されると共に、該カラー外周に設けたシール部材(Oリング)74d2によりシールされる。
The
Here, in the divided surface (mating surface) orthogonal to the left-right direction between the
左クランク軸受け36aに供給されたオイルの一部は、左ケース半体21aに形成されたシリンダ側油路79(図5参照)等を介してシリンダヘッド33内(動弁室内)の動弁機構に供給される。シリンダヘッド33内のオイルは、シリンダ部22右側のカムチェーン室55を介してクランクケース21下部のオイルパン内に戻される。なお、クランクケース21内と変速機ケース23内とは油密に仕切られ、ベルト式無段変速機構24にオイルが供給されることはない。なお、図中符号39cは、左クランク軸受け36aの軸方向外側に隣接配置されて該左クランク軸受け36aと左ジャーナル31aとの間を油密にシールするオイルシールを示す。
Part of the oil supplied to the left crank
一方、右クランク軸受け36bに供給されたオイルの一部は、クランクシャフト31の右ジャーナル31bを径方向で貫通する油孔47a、クランクピン31eを径方向で貫通する油孔47b、及び前記各油孔47a,47b同士を斜めに連通する油孔47cを介して、コンロッド35の大端部35a内周のメタルベアリングの摺動面に供給される。
On the other hand, a part of the oil supplied to the right crank
図4に示すように、右ケース半体21b内におけるクランクシャフト31(クランク軸線C1)の斜め下前方には、前記オイルポンプ81が配置される。オイルポンプ81のリリーフ口の左側には、左右ケース半体21a,21bに跨ってクランクシャフト31と略平行に延びるリリーフ通路77が配置される。
また、図5に示すように、左ケース半体21aの左側壁21dにおけるクランクシャフト31の斜め下前方には、前記ホルダ部71(オイルフィルタ68)が配置される。ホルダ部71の前記油溝71aに連通するオイル流出路72は、オイルポンプ81の吐出口の左側に配置される。
左右ケース半体21a,21bに跨る前記吐出側油路73、オイル流出路72、リリーフ通路77、メインオイルギャラリー76、及び冷却水連通路74は、クランクケース21におけるクランクシャフト31の斜め下前方に集約して配置される。
As shown in FIG. 4, the
Further, as shown in FIG. 5, the holder portion 71 (oil filter 68) is disposed obliquely below and forward of the
The discharge
図6及び図8(a)に示すように、左ケース半体21aにおけるクランクシャフト31の斜め下後方には、クランクケース21におけるクランクシャフト31の配置空間(クランク配置空間)Kと前述のオイルパンPとの間を仕切るリードバルブ91が設けられる。リードバルブ91は略水平な平板状のもので、中央部に方形状の連通孔92aを有するフレーム板92と、該フレーム板92の下面に一側が固定される弾性板93と、前記フレーム板92の外周を覆うシール部材94とを一体的に設けてなる。
As shown in FIGS. 6 and 8 (a), an arrangement space (crank arrangement space) K of the
弾性板93は連通孔92aよりも大きな長方形状をなし、その前側の短辺部がフレーム板92に一対のビス95を用いて固定される。弾性板93は、無負荷時及び下方からの負荷入力時には連通孔92aを閉塞し、上方からの負荷入力時には下方に撓むことで連通孔92aを開放する。これにより、ピストン34の往復動によるクランク配置空間Kの内圧の変化に伴い、リードバルブ91が適宜開閉してフリクションの低減を図ると共に、クランク配置空間K内のエンジンオイルをオイルパンP内に環流可能とする。
The
左ケース半体21aにおけるクランク配置空間KとオイルパンPとの間を仕切る左仕切り壁96aには、前記分割面B1側に開放する上面視コ字状の切り欠き部97が設けられる。切り欠き部97の内周部は、該切り欠き部97内側に向けて開放する断面コ字状とされ、該内周部にリードバルブ91外周のシール部材94がシール状態で保持される。リードバルブ91の一側は分割面B1上に臨み、該一側に右ケース半体21bの右仕切り壁96bの一側がシール状態で当接する。
The
ところで、リードバルブ91は上面視略長方形状とされると共に、その分割面B1側の一対の角部に対して切り欠き部97奥側の一対の角部が比較的大きな半径の円弧状に面取りされる。また、リードバルブ91の切り欠き部97奥側の各角部において、その前側の角部に対して後側の角部がさらに大きな半径の円弧状に面取りされる。これにより、平板状のリードバルブ91をクランクケース21に組み付ける際に該リードバルブ91の向きを違える等の誤組みが防止される。
Incidentally, the
また、リードバルブ91後側の弾性板93固定部の上下幅(前記各ビス95の上下高さ)は、切り欠き部97の内周部におけるコ字状断面内側の上下幅よりも広く、かつ切り欠き部97後側のコ字状断面の奥行きは、切り欠き部97前側のコ字状断面の奥行きよりも深く設定される。これにより、図8(b)に示すように、リードバルブ91の前後を違えて切り欠き部97に組み付けようとしても、前記各ビス95が切り欠き部97後側の内周部に干渉して嵌まり込むことができず、上記同様にリードバルブ91の誤組みが防止される。
The vertical width of the
以上説明したように、上記実施例におけるオイル通路構造は、クランクシャフト31を支持するクランクケース21がクランク軸方向で分割されるエンジンEのオイル通路構造において、前記クランクケース21の分割面B1を跨いで前記クランクシャフト31と略平行に延びるオイル流出路72及びメインオイルギャラリー76を備え、前記クランクケース21の少なくと一方の分割体(左ケース半体21a)の前記分割面B1上には、前記オイル流出路72及びメインオイルギャラリー76を互いに連通する連通溝75が形成され、前記分割面B1における前記オイル流出路72及びメインオイルギャラリー76並びに連通溝75が臨む部位には、該オイル流出路72及びメインオイルギャラリー76並びに連通溝75の外周を一体的に囲む無端状のシール部材78が設けられるものである。
As described above, the oil passage structure in the above-described embodiment is the oil passage structure of the engine E in which the
この構成によれば、オイル流出路72及びメインオイルギャラリー76の分割面B1での分割部位をシールする際、これらを連通溝75と共に一つの無端状のシール部材78で一体的にシールすることで、オイル流出路72及びメインオイルギャラリー76の分割面B1でのシール性を確保しつつ、組み付け工数やコストを低減することができる。また、クランクケース21の分割面B1に連通溝75を形成するのみでオイル流出路72及びメインオイルギャラリー76を容易に連通できるため、油路構造の簡素化を図ると共に各油路のレイアウト自由度を向上でき、エンジンの大型化を回避すると共に、連通路加工のための工数を低減することができる。
According to this configuration, when the
また、上記オイル通路構造は、前記クランクケース21には、その側面にカートリッジ式のオイルフィルタ68が取り付けられ、前記オイル流出路72が、前記オイルフィルタ68のオイル流出口68dに連通し、前記メインオイルギャラリー76が、前記クランクケース21の各クランク軸受け36a,36bに連通するものである。
In the oil passage structure, a cartridge
この構成によれば、オイルフィルタ68のオイル流入口68cをオイルポンプ81の吐出口に対向させて配置した場合、オイルフィルタ68のオイル流出口68dに連通するオイル流出口72と各クランク軸受け36a,36bに連通するメインオイルギャラリー76とがずれて配置されることがあるが、このような場合でもオイル流出路72及びメインオイルギャラリー76を容易に連通できるため、効率的な油路構造を形成できると共に各油路のレイアウト自由度を向上できる。
According to this configuration, when the
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、ユニットスイング式以外のエンジンや複数気筒エンジン又はDOHCエンジンにも適用でき、かつスクータ以外の自動二輪車や三輪又は四輪の車両にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be applied to, for example, an engine other than a unit swing type, a multi-cylinder engine, or a DOHC engine, and a motorcycle, a three-wheeler, or a four-wheel vehicle other than a scooter. Of course, various changes can be made without departing from the scope of the invention.
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
21 クランクケース
21a 左ケース半体(一方の分割体)
21b 右ケース半体
31 クランクシャフト(クランク軸)
36a 左クランク軸受け(クランク軸受け)
36b 右クランク軸受け(クランク軸受け)
68 オイルフィルタ
72 オイル流出路(第一オイル通路)
75 連通溝
76 メインオイルギャラリー(第二オイル通路)
78 シール部材
E エンジン
B1 分割面
1 Motorcycle (saddle-ride type vehicle)
21
21b
36a Left crank bearing (crank bearing)
36b Right crank bearing (crank bearing)
68
75
78 Seal member E Engine B1 Split surface
Claims (2)
前記クランクケースの分割面を跨いで前記クランク軸と略平行に延びる第一及び第二オイル通路を備え、前記クランクケースの少なくと一方の分割体の前記分割面上には、前記各オイル通路を互いに連通する連通溝が形成され、前記分割面における前記各オイル通路及び連通溝が臨む部位には、該オイル通路及び連通溝の外周を一体的に囲む無端状のシール部材が設けられることを特徴とするオイル通路構造。 In the oil passage structure of the engine in which the crankcase that supports the crankshaft is divided in the crankshaft direction,
A first oil passage and a second oil passage extending substantially parallel to the crankshaft straddling the split surface of the crankcase, and each oil passage is provided on the split surface of at least one split body of the crankcase. A communication groove that communicates with each other is formed, and an endless seal member that integrally surrounds the outer periphery of the oil passage and the communication groove is provided at a portion where the oil passage and the communication groove face on the dividing surface. And oil passage structure.
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