JP2008087881A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008087881A
JP2008087881A JP2006268511A JP2006268511A JP2008087881A JP 2008087881 A JP2008087881 A JP 2008087881A JP 2006268511 A JP2006268511 A JP 2006268511A JP 2006268511 A JP2006268511 A JP 2006268511A JP 2008087881 A JP2008087881 A JP 2008087881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
urging
guide
rail
landing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006268511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4865485B2 (ja
Inventor
Kensuke Tokizane
賢祐 時實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2006268511A priority Critical patent/JP4865485B2/ja
Publication of JP2008087881A publication Critical patent/JP2008087881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865485B2 publication Critical patent/JP4865485B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】2つの乗場間を跨いで移動できるかごを備え、構造が簡単で設置も保守管理も容易であって、途中の乗り換えの必要のないエレベータ装置の提供。
【解決手段】かご12が移動される移動通路は、第1及び第2乗場から上方にそれぞれ延びた第1及び第2昇降路と、各昇降路の上端部を連通する連絡部とを有する。かご案内レールは、第1及び第2昇降路内から連絡部内にそれぞれ延びた第1及び第2レール22を有する。かごに設けられた案内装置24,25は、回動支持体28,32と、回動支持体に設けられ、かご案内レール上を移動される案内移動部29,33とを有する。回動支持体は、第1レールから第2レールへの案内移動部の移動により正方向へ、第2レールから第1レールへの案内移動部の移動により逆方向へ回動される。案内装置には、正方向及び逆方向へ回動支持体をそれぞれ付勢する第1及び第2付勢位置間で変位可能な付勢おもりを有する。
【選択図】図2

Description

この発明はエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置は少なくとも2つの高さの異なる乗場間でかごが往復運転されるものである。近年連絡橋用エレベータ装置の需要が高まってきており、例えば鉄道駅構内の連絡橋あるいは横断歩道橋等の高架連絡橋に設けられる連絡橋用エレベータ装置も、特許文献1に記載されているように提案されている。
この連絡橋用エレベータ装置は、縦に延びた2本の平行な昇降路内でそれぞれ昇降するかごを、昇降路の上端を連結する連絡橋に沿って水平方向に走行するリニアモータにロープで連結し、リニアモータが連絡橋に沿って走行するときにかごが昇降路内を昇降するようにしたものであり、第1のかごに乗った乗客は昇降路の上端部でかごを降りて連絡橋を歩いて移動し、第2のかごに乗って降りるのである。
特開平9−216780号公報
このような従来の連絡橋用エレベータ装置においては、かごが2台必要であって事実上2台のエレベータ装置を設ける必要があるため設備、保守管理に費用と時間がかかる。また利用に当たっては、乗客は乗り換えねばならず、しかも乗り換えのために比較的長い距離を歩行する必要がある。
従ってこの発明の目的は、第1乗場から一旦上昇した後に降下して第2乗場に移動できるかごを備え、構造が簡単で設置も保守管理も容易であって、途中の乗り換えの必要のないエレベータ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、少なくとも水平方向に互いに離間した第1乗場と第2乗場との間で運転されるエレベータ装置であって、第1乗場から上方に延びた第1昇降路と、第2乗場から上方に延びた第2昇降路と、第1及び第2昇降路の各上端部間を連通する連絡部とを有する移動通路、第1乗場と第2乗場との間で移動通路内を移動されるかご、かごを移動させる駆動装置、第1昇降路内から連絡部内に延びた第1レールと、第2昇降路内から連絡部内に延びた第2レールとをそれぞれ有し、第1及び第2レールが連絡部内で連続し、かごの移動を案内する複数のかご案内レール、かごに設けられ、各かご案内レールのそれぞれに個別に案内される複数の案内装置、及び各案内装置の少なくともいずれかに設けられた可変付勢装置を備え、可変付勢装置が設けられた案内装置は、かごに対して回動可能な回動支持体と、回動支持体に設けられ、かごの移動に伴ってかご案内レール上を移動される案内移動部とを有し、回動支持体は、第1レールから第2レールへの案内移動部の移動により正方向へ回動され、第2レールから第1レールへの案内移動部の移動により逆方向へ回動されるようになっており、可変付勢装置は、正方向へ回動支持体を付勢する第1付勢位置と逆方向へ回動支持体を付勢する第2付勢位置との間で変位可能な付勢おもりと、付勢おもりを変位させる変位装置とを有している。
この発明に係るエレベータ装置によれば、乗客の乗り換え無しでかごを第1乗場から第2乗場に移動させることができる。しかも、構造を簡単にすることができ、エレベータ装置の設置や保守管理も容易にすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略側面図である。図において、エレベータ装置は、少なくとも水平方向に互いに離間した第1乗場1と第2乗場2との間で運転される。また、エレベータ装置は、第1乗場1と第2乗場2との間に設けられた空間領域3を避けて配置されている。従って、このエレベータ装置は、跨線橋、連絡橋、歩道橋、河川用橋のような設備と共に用いると特に有用である。図示の例では、第1乗場1及び第2乗場2はいずれも鉄道の駅構内に設けられている。第1乗場1及び第2乗場2の高さは互いに同一とされている。空間領域3内の第1乗場1側及び第2乗場2側のそれぞれには、互いに同じ高さに配置されたプラットホーム4が設けられている。各プラットホーム4間には、列車5が走行する軌道6が敷設されている。なお、第1及び第2乗場1,2のそれぞれの高さは互いに異なっていてもよい。
第1乗場1と第2乗場2との間には、空間領域3の周囲に配置された門形あるいはほぼ逆U字形の概略形状の移動通路7が設けられている。移動通路7は、第1乗場1から上方に延びた第1昇降路8と、第2乗場2から上方に延びた第2昇降路9と、第1及び第2昇降路8,9の各上端部間を連通する連絡部10とを有している。第1昇降路8及び第2昇降路9の各下端部は、第1及び第2乗場1,2の高さよりも低い位置にあり、ピット11とされている。図示の例では、移動通路7は空間領域3の上方を越えて跨いで延びている。
移動通路7内には、第1乗場1と第2乗場2との間で移動通路7内を移動可能なかご12と、かご12を避けて第2昇降路9内のみを移動可能な釣合おもり13とが設けられている。移動通路7内の上部には、かご12及び釣合おもり13を移動させるための駆動装置である巻上機14と、トラクション車15と、そらせ車16とが設けられている。巻上機14は、図示しない制御装置の制御により回転駆動される駆動シーブ17を有している。
駆動シーブ17、トラクション車15及びそらせ車16には、主索18が連続的に巻き掛けられている。主索18の一端部にはかご12が接続され、主索18の他端部には釣合おもり13が接続されている。かご12及び釣合おもり13は、主索18により移動通路7内に吊り下げられている。かご12及び釣合おもり13は、駆動シーブ17の回転駆動により移動される。
また、移動通路7内には、かご12の移動を案内する上部かご案内レール19及び下部かご案内レール20(複数のかご案内レール19,20)と、釣合おもり13の移動を案内する釣合おもり案内レール21とが設けられている。
各かご案内レール19,20は、第1乗場1及び第2乗場2間に亘って移動通路7内を延びている。この例では、かご12の幅方向(図1の紙面に垂直な方向)について互いに対向する2本の上部かご案内レール19と、かご12の幅方向について互いに対向する2本の下部かご案内レール20とにより、かご12が案内される。各上部かご案内レール19間の距離、及び各下部かご案内レール20間の距離は、かご12の幅寸法よりも大きくされている。各かご案内レール19,20は、第1昇降路8内から連絡部10内に延びた第1レール22と、第2昇降路9内から連絡部10内に延びた第2レール23とをそれぞれ有している。
各第1レール22は、第1レール22の下端部が第1昇降路8内で垂直(鉛直)になり、かつ第1レール22の上端部が連絡部10内で水平になるように、湾曲している。また、各第2レール23は、第2レール23の下端部が第2昇降路9内で垂直(鉛直)になり、かつ第2レール23の上端部が連絡部10内で水平になるように、湾曲している。連絡部10内では、第1レール22及び第2レール23の各上端部が互いに連続している。従って、かご12は、第1乗場1と連絡部10内との間を移動されるときに各第1レール22により案内され、第2乗場2と連絡部10内との間を移動されるときに各第2レール23により案内される。また、かご12は、各第1レール22と各第2レール23との境界部を案内されるときに、最上位置に達することとなる。
かご12の上部には、上部かご案内レール19に案内される上部案内装置24が設けられている。かご12の下部には、下部かご案内レール20に案内される下部案内装置25が設けられている。即ち、かご12には、各かご案内レール19,20のそれぞれに個別に案内される複数の案内装置24,25が設けられている。かご12の姿勢は、各案内装置24,25が各かご案内レール19,20に案内されることにより、各かご案内レール19,20の傾斜に拘わらず常に一定に維持される。
かご12は、第1乗場1と最上位置との間を移動されるときに、第1最上近傍位置(最上位置からみて第1昇降路8側の近傍に位置する所定の位置)を通る。また、かご12は、第2乗場2と最上位置との間を移動されるときに、第2最上近傍位置(最上位置からみて第2昇降路9側の近傍に位置する所定の位置)を通る。移動通路7内には、かご12が最上位置に達したか否かを検出する最上位置検出センサと、かご12が第1最上近傍位置に達したか否かを検出する第1位置検出センサと、かご12が第2最上近傍位置に達したか否かを検出する第2位置検出センサとが設けられている(いずれも図示せず)。
釣合おもり案内レール21は、第2昇降路9内を上下方向へ延びている。釣合おもり13は、釣合おもり13の幅方向(図1の紙面に垂直な方向)について互いに対向する2本の釣合おもり案内レール21により案内される。
図2は、図1のかご12を示す側面図である。図3は図2のかご12の上部を示す正面図、図4は図2のかご12の下部を示す正面図である。図において、上部案内装置24は、かご12の上部に固定された上部支持アーム26に支持されている。下部案内装置25は、かご12の下部に固定された下部支持アーム27に支持されている。
上部案内装置24は、かご12に対して回動可能な一対の回動支持体28と、各回動支持体28にそれぞれ設けられ、かご12の移動に伴って上部かご案内レール19上を移動される一対の案内移動部29とを有している。
上部支持アーム26には、各回動支持体28を互いに連結する上部連結棒30が回転自在に設けられている。上部連結棒30は、かご12の幅方向に沿って配置されている。各回動支持体28は、上部連結棒30を中心として回動可能になっている。なお、各回動支持体28の形状は円板状とされている。
案内移動部29は、上部連結棒30(回動支持体28の回動中心)から径方向へ離れた位置に配置されている(図2)。また、各案内移動部29は、上部かご案内レール19に沿って並べられた複数(この例では、2つ)のローラ保持装置31を有している。各ローラ保持装置31は、上部かご案内レール19を挟みながら転動される一対のローラを有している。これにより、回動支持体28は、上部かご案内レール19の傾斜の変化に応じて回動される。即ち、回動支持体28は、第1レール22から第2レール23への案内移動部29の移動により図1及び図2での時計回りの方向(正方向)へ回動され、第2レール23から第1レール22への案内移動部29の移動により反時計回りの方向(逆方向)へ回動される。
下部案内装置25は、かご12に対して回動可能な一対の回動支持体32と、各回動支持体32にそれぞれ設けられ、かご12の移動に伴って下部かご案内レール20上を移動される一対の案内移動部33とを有している。
下部支持アーム27には、各回動支持体32を互いに連結する下部連結棒34が回転自在に設けられている。下部連結棒34は、かご12の幅方向に沿って配置されている。各回動支持体32は、下部連結棒34を中心として回動可能になっている。なお、各回動支持体32の形状は円板状とされている。
各案内移動部33は、下部かご案内レール20に沿って並べられた複数(この例では、2つ)のローラ保持装置35を有している。各ローラ保持装置35は、下部かご案内レール20を挟みながら転動される一対のローラを有している。これにより、回動支持体32は、下部かご案内レール20の傾斜の変化に応じた回動を行う。
上部案内装置24には、回動支持体28の周方向へ回動支持体28を付勢するための可変付勢装置36が設けられている。この例では、可変付勢装置36は、各回動支持体28のいずれか一方にのみ設けられている。可変付勢装置36によって回動支持体28に与えられる付勢力の方向は、制御装置が可変付勢装置36を制御することにより変化可能になっている。制御装置は、最上位置検出センサ、第1位置検出センサ及び第2位置検出センサのそれぞれからの情報に基づいて、可変付勢装置36を制御する。
図5は、図2の可変付勢装置36を示す正面図である。また、図6は、図5の可変付勢装置36を示す側面図である。図において、上部連結棒30(回動支持体28の回動中心)は、可変付勢装置36と案内移動部29との間に配置されている(図5)。可変付勢装置36は、回動支持体28に対して変位可能で回動支持体28に付勢力を与えるための付勢おもり37と、付勢おもり37を変位させる変位装置38とを有している。
付勢おもり37は、時計回りの方向(正方向)へ回動支持体28を付勢するための第1付勢位置Aと、反時計回りの方向(逆方向)へ回動支持体28を付勢するための第2付勢位置Bとの間で変位可能になっている。第1付勢位置Aと第2付勢位置Bとの間には、回動支持体28の回動中心(上部連結棒30)と案内移動部29とを互いに結ぶ直線(上部回動基準線)が通るようになっている(図5)。付勢おもり37は、回動支持体28に固定された付勢おもり案内レール39に案内される。
変位装置38は、付勢おもり37が螺合されたねじ棒40と、ねじ棒40を回転させるモータ(回転装置)41とを有している。付勢おもり37は、ねじ棒40の回転により、第1付勢位置Aと第2付勢位置Bとの間を変位される。
即ち、回動支持体28には、付勢おもり37の重量により付勢力が与えられる。また、回動支持体28に対する付勢方向は、付勢おもり37の回動支持体28に対する変位により変化する。
付勢おもり37は、第1付勢位置Aと、第2付勢位置Bと、第1付勢位置A及び第2付勢位置Bの中間に位置する中立位置Cとに停止可能になっている。かご12が第1乗場1から第2乗場2へ移動されるときには、付勢おもり37が中立位置Cと第1付勢位置Aとの間で変位され、かご12が第2乗場2から第1乗場1へ移動されるときには、付勢おもり37が中立位置Cと第2付勢位置Bとの間で変位される。
次に、動作について説明する。図7〜図12は、図1のかご12が第1乗場1から第2乗場2に達するまでの各案内装置24,25の動作を説明する側面図である。図7に示すように、かご12が第1乗場1にあるときには、回動支持体28の回動中心と案内移動部29とを結ぶ直線(上部回動基準線)が水平になり、回動支持体32の回動中心と案内移動部33とを結ぶ直線(下部回動基準線)も水平になっている。このとき、釣合おもり13は第2昇降路9内の上部にある。
この後、巻上機14の正転運転が行われると、かご12が各第1レール22に案内されながら第1昇降路8内を上昇され、釣合おもり13が釣合おもり案内レール21に案内されながら第2昇降路9内を下降される。このとき、各案内移動部29,33は、かご12の移動に伴って各第1レール22上を移動される。
この後、図8に示すように、各案内移動部29,33が各第1レール22の傾斜部分に差しかかると、各回動支持体28,32は、各第1レール22の傾斜の変化に応じて正方向へ回動される。即ち、上部回動基準線及び下部回動基準線が水平の状態から正方向へそれぞれ傾斜される。
この後、図9に示すように、かご12が最上位置に到達すると、巻上機14の駆動が一旦停止される。このとき、上部回動基準線及び下部回動基準線はそれぞれ垂直になっている。また、このとき、釣合おもり13は第2昇降路9内の下部で停止される。
この後、図10及び図11に示すように、巻上機14の逆転運転により、かご12が各第2レール23に案内されながら第2昇降路9内を下降され、釣合おもり13が釣合おもり案内レール21に案内されながら第2昇降路9内を上昇される。このとき、各回動支持体28,32は、各第2レール23の傾斜の変化に応じて正方向へさらに回動される。即ち、上部回動基準線及び下部回動基準線が垂直の状態から正方向へそれぞれ回動される。
この後、図12に示すように、かご12が第2乗場2に到達し、釣合おもり13が第2昇降路9内の上部に到達すると、巻上機14の駆動が停止される。このとき、上部回動基準線及び下部回動基準線はそれぞれ水平になっている。
かご12が第2乗場2から第1乗場1へ移動されるときには、各案内装置24,25は上記と逆の動作を行う。
次に、可変付勢装置36の動作を説明する。かご12が第1乗場1から第2乗場2へ移動される場合、かご12は、第1乗場1を出発してから第2乗場2に到達するまでに、第1最上近傍位置、最上位置、第2最上近傍位置の順に通過する。第1最上近傍位置のかご12の通過は第1位置検出センサにより検出され、第2最上近傍位置のかご12の通過は第2位置検出センサにより検出される。可変付勢装置36は、第1及び第2位置検出センサのいずれかによるかご12の通過の検出により、動作される。
図13は、図1のかご12が第1最上近傍位置に達する直前にあるときの可変付勢装置36を示す正面図である。図に示すように、かご12が第1乗場1を出発した後、第1最上近傍位置を通過するまでは、付勢おもり37は中立位置Cに停止されている。
図14は、図1のかご12が第1最上近傍位置を通過した直後のエレベータ装置を示す要部側面図である。また、図15は、図14の可変付勢装置36を示す拡大図である。図に示すように、かご12が第1最上近傍位置を通過すると、第1位置検出センサがかご12を検出する。これにより、付勢おもり37の変位が中立位置Cから第1付勢位置Aに向かって開始される。この後、付勢おもり37は、かご12が最上位置に達するまでに、第1付勢位置Aに到達する。即ち、付勢おもり37は、かご12が第1最上近傍位置から最上位置に移動されるまでの間に、中立位置Cから第1付勢位置Aに変位される。
図16は、図14のかご12が最上位置にあるときのエレベータ装置を示す要部側面図である。また、図17は、図16の可変付勢装置36を示す拡大図である。図に示すように、かご12が最上位置にあるときには、付勢おもり37の第1付勢位置Aへの変位が完了している。即ち、上部回動基準線が垂直になっている状態で、付勢おもり37が第1付勢位置Aに変位されている。このとき、第1付勢位置Aが上部回動基準線よりも第2昇降路9側にあるので、付勢おもり37の重量の方向が回動支持体28の正方向(時計回りの方向)となり、回動支持体28は正方向に付勢されることとなる。これにより、かご12は、第2昇降路9側へ移動しやすくなる。
図18は、図14のかご12が第2最上近傍位置を通過した直後のエレベータ装置を示す要部側面図である。また、図19は、図18の可変付勢装置36を示す拡大図である。図に示すように、かご12が最上位置を出発してから第2最上近傍位置に達するまでは、付勢おもり37の位置は第1付勢位置Aのままである。この後、かご12が第2最上近傍位置を通過すると、第2位置検出センサがかご12を検出する。これにより、付勢おもり37の変位が第1付勢位置Aから中立位置Cに向かって開始される。この後、付勢おもり37が中立位置Cに到達し、付勢おもり37の変位が停止される。この後、付勢おもり37が中立位置Cに停止されたまま、かご12が第2乗場2に到達する。
また、かご12が第2乗場2から第1乗場1へ移動される場合、かご12は、第2乗場2を出発してから第1乗場1に到達するまでに、第2最上近傍位置、最上位置、第1最上近傍位置の順に通過する。このとき、付勢おもり37は中立位置Cと第2付勢位置Bとの間を変位される。
即ち、かご12が第2乗場2を出発した後、第2最上近傍位置を通過するまでは、付勢おもり37は中立位置Cに停止されている。かご12が第2最上近傍位置を通過すると、第2位置検出センサがかご12を検出する。これにより、付勢おもり37の変位が中立位置Cから第2付勢位置Bに向かって開始される。この後、付勢おもり37は、かご12が最上位置に達するまでに、第2付勢位置Bに到達する。
かご12が最上位置にあるときには、付勢おもり37が第2付勢位置Bに停止されている。即ち、上部回動基準線が垂直になっている状態で、付勢おもり37が第2付勢位置Bに変位されている。第2付勢位置Bが上部回動基準線よりも第1昇降路8側に位置しているので、付勢おもり37の重量の方向が回動支持体28の逆方向(反時計回りの方向)となり、回動支持体28は逆方向に付勢されることとなる。これにより、かご12は、第1昇降路8側へ移動しやすくなる。
かご12が最上位置を出発してから第1最上近傍位置に到達するまでは、付勢おもり37の位置は第2付勢位置Bのままである。かご12が第1最上近傍位置を通過すると、第1位置検出センサがかご12を検出する。これにより、付勢おもり37の変位が第2付勢位置Bから中立位置Cに向かって開始される。この後、付勢おもり37が中立位置Cに到達し、付勢おもり37の変位が停止される。この後、付勢おもり37が中立位置Cに停止されたまま、かご12が第1乗場1に到達する。
このようなエレベータ装置によれば、乗客の乗り換え無しでかご12を第1乗場1から第2乗場2に移動させることができる。しかも、構造を簡単にすることができ、エレベータ装置の設置や保守管理も容易にすることができる。これにより、エレベータ装置の製造や保守管理のコスト低減も図ることができる。
また、回動支持体28は、第1レール22から第2レール23への案内移動部29の移動により正方向へ回動され、第2レール23から第1レール22への案内移動部29の移動により逆方向へ回動されるようになっており、回動支持体28に設けられた可変付勢装置36が、正方向へ回動支持体28を付勢する第1付勢位置Aと逆方向へ回動支持体28を付勢する第2付勢位置Bとの間で変位可能な付勢おもり37を有しているので、回動支持体28を正方向及び逆方向に選択的に付勢することができる。これにより、可変付勢装置36による付勢方向へ回動支持体28をより確実に回動させることができ、第1レール22と第2レール23との間のかご12の移行をより確実にかつより円滑に行うことができる。
また、付勢おもり37を変位させる変位装置38は、付勢おもり37が螺合されたねじ棒40と、ねじ棒40を回転させるモータ41とを有しているので、簡単な構成で付勢おもり37を変位させることができる。
また、付勢おもり37は、回動支持体28に設けられた付勢おもり案内レール39に案内されるので、第1付勢位置Aと第2付勢位置Bとの間で付勢おもり37をより確実に変位させることができる。
また、案内移動部29は、上部かご案内レール19に沿って並べられた複数(2つ)のローラ保持装置31を有し、各ローラ保持装置31は、上部かご案内レール19を挟む一対のローラを有しているので、回動支持体28の上部かご案内レール19に対する位置を安定させることができ、かご12の姿勢をより安定して維持することができる。
なお、上記の例では、可変付勢装置36が上部案内装置24にのみ設けられているが、下部案内装置25にのみ可変付勢装置を設けてもよいし、上部案内装置24及び下部案内装置25のそれぞれに可変付勢装置を設けてもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略側面図である。 図1のかごを示す側面図である。 図2のかごの上部を示す正面図である。 図2のかごの下部を示す正面図である。 図2の可変付勢装置を示す正面図である。 図5の可変付勢装置を示す側面図である。 図1のかごが第1乗場にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図7のかごが第1昇降路内で上昇途中にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図7のかごが最上位置にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図7のかごが第2昇降路内で降下初期にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図7のかごが第2昇降路内で降下途中にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図7のかごが第2乗場にあるときのエレベータ装置を示す側面図である。 図1のかごが第1最上近傍位置に達する直前にあるときの可変付勢装置を示す正面図である。 図1のかごが第1最上近傍位置を通過した直後のエレベータ装置を示す要部側面図である。 図14の可変付勢装置を示す拡大図である。 図14のかごが最上位置にあるときのエレベータ装置を示す要部側面図である。 図16の可変付勢装置を示す拡大図である。 図14のかごが第2最上近傍位置を通過した直後のエレベータ装置を示す要部側面図である。 図18の可変付勢装置を示す拡大図である。
符号の説明
1 第1乗場、2 第2乗場、7 移動通路、8 第1昇降路、9 第2昇降路、10 連絡部、12 かご、14 巻上機(駆動装置)、19 上部かご案内レール、20 下部かご案内レール、22 第1レール、23 第2レール、24 上部案内装置、25 下部案内装置、28,32 回動支持体、29,33 案内移動部、31,35 ローラ保持装置、36 可変付勢装置、37 付勢おもり、38 変位装置、39 付勢おもり案内レール、40 ねじ棒、41 モータ(回転装置)。

Claims (4)

  1. 少なくとも水平方向に互いに離間した第1乗場と第2乗場との間で運転されるエレベータ装置であって、
    上記第1乗場から上方に延びた第1昇降路と、上記第2乗場から上方に延びた第2昇降路と、上記第1及び第2昇降路の各上端部間を連通する連絡部とを有する移動通路、
    上記第1乗場と上記第2乗場との間で上記移動通路内を移動されるかご、
    上記かごを移動させる駆動装置、
    上記第1昇降路内から上記連絡部内に延びた第1レールと、上記第2昇降路内から上記連絡部内に延びた第2レールとをそれぞれ有し、上記第1及び第2レールが上記連絡部内で連続し、上記かごの移動を案内する複数のかご案内レール、
    上記かごに設けられ、各上記かご案内レールのそれぞれに個別に案内される複数の案内装置、及び
    各上記案内装置の少なくともいずれかに設けられた可変付勢装置
    を備え、
    上記可変付勢装置が設けられた上記案内装置は、上記かごに対して回動可能な回動支持体と、上記回動支持体に設けられ、上記かごの移動に伴って上記かご案内レール上を移動される案内移動部とを有し、
    上記回動支持体は、上記第1レールから上記第2レールへの上記案内移動部の移動により正方向へ回動され、上記第2レールから上記第1レールへの上記案内移動部の移動により逆方向へ回動されるようになっており、
    上記可変付勢装置は、上記正方向へ上記回動支持体を付勢する第1付勢位置と上記逆方向へ上記回動支持体を付勢する第2付勢位置との間で変位可能な付勢おもりと、上記付勢おもりを変位させる変位装置とを有していることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記変位装置は、上記付勢おもりが螺合されたねじ棒と、上記ねじ棒を回転させる回転装置とを有し、
    上記付勢おもりは、上記ねじ棒の回転により、上記第1付勢位置と上記第2付勢位置との間を変位されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 上記付勢おもりは、上記回転支持体に設けられた付勢おもり案内レールに案内されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 上記案内移動部は、上記かご案内レールに沿って並べられた複数のローラ保持装置を有しており、
    各上記ローラ保持装置は、上記かご案内レールを挟む一対のローラを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータ装置。
JP2006268511A 2006-09-29 2006-09-29 エレベータ装置 Expired - Fee Related JP4865485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268511A JP4865485B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268511A JP4865485B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008087881A true JP2008087881A (ja) 2008-04-17
JP4865485B2 JP4865485B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39372425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006268511A Expired - Fee Related JP4865485B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4865485B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4865485B2 (ja) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101884988B1 (ko) 로프 리스 엘리베이터
CN101316781B (zh) 电梯的控制装置
CN101090854B (zh) 电梯装置
JP6351854B2 (ja) エレベータ装置
CN106946127B (zh) 用于电梯系统的推力和力矩控制系统
CN110914183B (zh) 电梯系统
CN103339052A (zh) 电梯配置和方法
JP2007331871A (ja) ダブルデッキエレベータ
JP2016216263A (ja) エレベータおよびその制御方法
JP4913036B2 (ja) エレベータ装置
JP6403894B2 (ja) エレベータ装置
KR101502264B1 (ko) 엘리베이터의 제어 장치
CN106477406A (zh) 电梯轿厢的对准系统
CN105621197A (zh) 一种船用电梯随行电缆防晃动导向装置及方法
JP4865485B2 (ja) エレベータ装置
JP2010208781A (ja) エレベータ
US20190330015A1 (en) Elevator safety system
JP2008087922A (ja) エレベータ装置
JP4637603B2 (ja) マルチカーエレベータ
JP4936671B2 (ja) エレベーターの制御装置
JPH04209184A (ja) 斜行エレベータ
JP2007161418A (ja) エレベータ装置
WO2005077804A1 (ja) エレベータ装置
JP2007119165A (ja) エレベータ装置
JP5321693B2 (ja) エレベーターの運転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees