JP2008086453A - 泡消火設備及びその発泡方法 - Google Patents

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眞志 村田
Naoki Kurimoto
直樹 栗本
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高志 浅見
Akihiko Yokoo
明彦 横尾
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Abstract

【課題】発泡倍率の低下を防止する。
【解決手段】発泡用網7と放射ノズル9を有する起泡部3と、該起泡部3に室1内空気を供給する空気吸引部5と、を備えた高膨張泡消火設備であって;前記空気吸引部5に、煙を除去するための高性能エアフイルタ10を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、石油タンクのピット、石油コンビナートのカルバート、或いは、船室、船倉等に用いられる高膨張泡消火設備及びその発泡方法に関するものであり、更に述べると、発泡倍率の低下を防止できる、高膨張泡消火設備及びその発泡方法に関するものである。
泡消火設備では、放射ノズルから泡水溶液を放出し、それを発泡用網に衝突させて空気を吸い込ませることにより発泡させ、この泡で火源を埋め尽くし、窒息消火を行っている。この泡消火設備には、低発泡消火設備と高発泡(高膨張)消火設備とがある。
前記両消火設備では、発泡倍率が異なり、例えば、低発泡消火設備の発泡倍率は20以下、高膨張消火設備の発泡倍率は、80以上1000未満、である。ここで発泡倍率とは、泡水溶液と生成された泡の体積比をいう。
高膨張泡、例えば、発泡倍率500以上で泡を発生させるためには、放射ノズルの上流側から大量の空気を取り込む必要があるが、前記大量の空気を取り込む場合には、室外の空気を吸引する方式(「アウトサイドエア」という)が一般的である。
しかし、このアウトサイドエアでは、外部の空気を利用するため、建屋にダクトを貫設したり、隔壁に穴を開けて泡発生器を配設したりするので、コストが嵩む等の問題がある。
そこで、上記問題を解決するため、泡を放出する区画内の空気を吸引する方式(「インサイドエア」という)の高膨張泡消火設備が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−165837号公報
インサイドエアの高膨張泡消火設備では、火災時に発生する煙の量、質によっては、発泡倍率が設計通りにならず、例えば、設計された発泡倍率が500の場合には、実際の発泡倍率が100、となってしまう場合もある。この様に発泡倍率が低下すると、泡で火源を完全に覆い尽くすことができなくなるので、効果的に窒息消火を行うことができなくなる。発泡倍率が低下する原因は、後で詳細に述べるが、主に空気中の煙の存在である。
この発明は、上記事情に鑑み、発泡倍率の低下を防止することを目的とする。
この発明は、放射ノズルを有する起泡部と、該起泡部に放出区画の空気を供給する空気吸引部と、を備えた高膨張泡消火設備であって;前記空気吸引部に、煙を除去するための微粒子フイルタを設けたことを特徴とする。
この発明の前記微粒子フイルタが、高性能エアフイルタ、又は、超高性能エアフイルタであることを特徴とする。
この発明は、放出区画の空気を起泡部に供給しながら、該起泡部において放射ノズルから泡水溶液を放出して発泡用網に衝突させる高膨張泡消火設備の発泡方法であって;前記起泡部には、煙が除去されたクリーン空気が供給されることを特徴とする。
この発明は、以上のように構成したので、空気吸引部に吸引された空気中の煙は除去され、起泡部には清浄な空気が供給される。そのため、発泡倍率の低下を防止することができるので、効果的に消火を行うことができる。
本件発明者は、高膨張泡消火設備の発泡倍率の低下原因について研究、実験したところ、「煙」に主な原因があることが分かった。この煙は、火災の発生により室(泡の放出区画)内に発生するが、液体の微粒子、例えば、粒径0.1μmの微粒子、となって室内に浮遊する。この微粒子が、空気吸引部により室内の空気を吸引したときに、空気と一緒になって起泡部に供給され、発泡倍率を低下させているのである。
そこで、本発明者は、起泡部に煙を除去したクリーン空気を供給すれば、前記課題は解決できるものと考え、その手段等を検討実験した。
その結果、起泡部に放出区画の空気を供給する空気吸引部に、煙を除去するための微粒子フィルタを設ければ良いことが分かった。
本件発明は、以上の知見に基づいてなされたものである。
この発明の実施例を図1により説明する。
泡の放出区画である部屋(室)1には、高膨張泡消火設備が設けられている。この消火設備は、例えば、発泡倍率500であり、起泡部3と、該起泡部3に空気を供給する空気吸引部5と、を備えている。
起泡部3は、円筒状に形成され、その先端には、発泡用網(ネット)7が張設され、又、その内部には、前記網7と間隔をおいて対向する、複数の放射ノズル9が設けられている。この放射ノズル9は、泡水溶液を生成する混合器(図示省略)に連結されている。
空気吸引部5は、前記起泡部3と同径のダクトにより形成され、その入口側には、煙を除去するための微粒子フイルタ10が設けられている。このフイルタ10は、煙、即ち、液体の微粒子(例えば、粒径0.1μm)、を通さない様にするとともに、発泡に必要な空気量を通すことができるフイルタであり、例えば、このフイルタとして、高性能エアフイルタ、又は、超高性能エアフイルタが用いられる。
高性能エアフイルタは、HEPA(high efficiency partyiculate air filter)と呼ばれ、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して、99.97%以上の粒子率を持っている。このフイルタは、ろ紙を折り畳んでフィルタユニット断面に対して約30倍のろ過面積を持つ様に構成されている。
超高性能エアフイルタは、ULPA(ultra low penetration air filter)と呼ばれ、定格風量で粒径が0.1μmの粒子に対して、99.9995%以上の粒子率を持っている。
次に本実施例の作動について説明する。
部屋1内で火災が発生すると、図示しない火災感知器が火災を検知し、制御盤に火災信号を送出する。そうすると、該制御盤は、高膨張泡消火設備を起動させるので、空気吸引部5から室内空気、即ち、前記空気吸引部5が配設されている近傍の部屋の空気K、が吸引されるとともに、放射ノズル9から泡水溶液wが水滴状となって放出され、該水滴は、発泡用網7に衝突して微細化されながら空気を吸い込んで発泡する。この泡は、火源に向かって落下し該火源を覆い尽くす。そのため、該火源の窒息消火、冷却消火などが行われる。
この時、部屋1内では火災に基く煙Hが発生しており、この煙Hは室内の空気Kと一緒になって空気吸引部5に吸引されるが、該吸引部5には、HEPAフイルタ10が設けられているので、進入することができない。そのため、起泡部3には煙Hを除去した清浄な空気Kが供給される。そのため、設計通りの発泡倍率を得ることができるので、効率よく消火することができる。
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、フイルタの設置により吸気の吸引量が低下する場合には、電動ファンの助力で吸引力を強化し、発泡に必要な空気量を維持することも可能である。また、フイルタ断面積を大きくするため、空気吸引部5の部分の径を大きくしても良い。
本発明の実施例を示す正面図である。
符号の説明
1 部屋
3 起泡部
5 空気吸引部
7 発泡用網
9 放射ノズル
10 微粒子フイルタ
K 空気
H 煙

Claims (3)

  1. 放射ノズルを有する起泡部と、該起泡部に放出区画の空気を供給する空気吸引部と、を備えた高膨張泡消火設備であって;
    前記空気吸引部に、煙を除去するための微粒子フイルタを設けたことを特徴とする高膨張泡消火設備。
  2. 前記微粒子フイルタが、高性能エアフイルタ、又は、超高性能エアフイルタであることを特徴とする請求項1記載の高膨張泡消火設備。
  3. 放出区画の空気を起泡部に供給しながら、該起泡部において放射ノズルから泡水溶液を放出して発泡用網に衝突させる高膨張泡消火設備の発泡方法であって;
    前記空気吸引部に設けた微粒子フイルタにより、吸引空気中の煙を除去した後、該吸引空気を前記起泡部に供給することを特徴とする高膨張泡消火設備の発泡方法。
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