JP2008085879A - テレビ放送受信装置 - Google Patents

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Hiroyuki Imadate
宏之 今立
Norihisa Teranishi
憲久 寺西
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Abstract

【課題】アナログテレビ放送の受信回路入力側及びこの受信回路入力側に接続されたデジタルテレビ放送の受信処理に必要な表面弾性波フィルタ部(SAWフィルタ部)のノイズを極力低減する。
【解決手段】シールド筐体に収容されたチューナモジュール2bの回路基板に、受信した選局チャンネルのテレビ放送信号の高周波処理、中間周波数変換処理を行うRF・IF変換回路部21bと、RF・IF変換回路部21bの出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理を施してアナログテレビ放送の受信回路23bに供給するバンドパスフィルタ(BPF)部22bと、その出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理及びAGC増幅を施してデジタルテレビ放送の復調回路51bに供給するSAWフィルタ部24bとを配設し、アナログテレビ放送の受信回路23bの入力側及びSAWフィルタ部24bをシールドしつつモジュール間の配線の引き回しをなくして接続配線を短くする。
【選択図】図2

Description

本発明は、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信処理するテレビ放送受信装置に関し、詳しくは、アナログテレビ放送の受信回路入力側及びこの受信回路入力側に接続されたデジタルテレビ放送の受信処理に必要な表面波弾性フィルタ部のノイズ低減構造に関する。
従来、いわゆるテレビ受信機やビデオテープレコーダ、DVDレコーダ、HD(ハードディスク)レコーダ等の映像記録装置に組み込まれるテレビ放送受信装置には、例えばNTSCのアナログテレビ放送と、北米のATSC(Advanced Television Systems Committee)放送や我が国の地上波デジタル放送のようなデジタルテレビ放送との両方の受信処理を行うものがある。
そして、前記アナログテレビ放送と前記デジタルテレビ放送の受信処理を行うテレビ放送受信装置は、概略図5に示すように構成される。
図5のテレビ放送受信装置は、アンテナ1aの次段のチューナモジュール2aと、表面弾性波フィルタ(以下、表面弾性波フィルタをSAWフィルタという)モジュール3と、独立したモジュール構成のアナログテレビ放送の受信回路4と、デジタルテレビ放送の復調回路51aを含む終段モジュール5aとからなり、各モジュール2a、3、4、5aはそれぞれシールドされた個別の基板ユニットからなる。
そして、チューナモジュール2aは、受信した選局チャンネルのテレビ放送信号に高周波受信処理、中間周波数変換処理を施すRF・IF変換回路部21a及び、アナログのバンドパスフィルタ(以下、バンドパスフィルタをBPFという)部22aからなり、アナログテレビ放送又はデジタルテレビ放送の選局されたチャンネルのテレビ放送信号(RF信号)が、アンテナ1aからチューナモジュール2aのRF・IF変換回路部21aに入力され、該RF・IF変換回路部21aはテレビ放送信号に高周波増幅の高周波受信処理及び中間周波数変換処理を順に施し、テレビ放送信号を中間周波数の信号(以下、IF信号という)に変換する。
そして、IF信号はBPF部22aにより、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送の情報を損ねないように、図6(a)の十分な広帯域の帯域制限特性でフィルタ処理が施される。尚、北米のアナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信する場合は、図6(a)の通過帯域の中心周波数fcは例えば44MHzであり、上限周波数、下限周波数は、α=3MHzとするfc+α、fc−αである。
BPF部22aのフィルタ処理後のIF信号はアナログテレビ放送の受信回路4に供給され、アナログ放送のチャンネルが選択されているときは、当該受信回路4が、入力されたIF信号に例えば周知のNTSCテレビ放送の受信処理を施して選択されたチャンネルのアナログの受信復調信号を再生出力する。
そして、後段の映像・音声の処理をデジタル的に行なう場合は、アナログテレビ放送の受信回路4のアナログの受信復調信号が終段モジュール5aのA/D変換回路52aでデジタル信号に変換され、このデジタル信号はデジタル処理回路53aの映像、音声のデジタルの増幅や特性調整等が施された後、表示処理や音声出力処理のモジュール(図示せず)に送られる。
ところで、BPF22a部のフィルタ処理後のIF信号はSAWフィルタモジュール3にも供給される。
SAWフィルタモジュール3は2段のSAWフィルタ31、32のSAWフィルタ部を形成し、例えば図6(b)のSAWフィルタ31の帯域特性と同図(c)のSAWフィルタ32の通過帯域特性との組み合わせにより、入力されたIF信号に急峻な遮断特性の帯域制限を施し、帯域制限後のIF信号をAGC(自動利得制御)アンプ33を通して終段モジュール5aのデジタルテレビ放送の復調回路51aに供給する。
そして、デジタルテレビ放送の復調回路51aは、入力されたIF信号にATSC放送や我が国の地上波デジタル放送の周知の復調処理を施し、選択されたチャンネルのデジタル放送の映像、音声のデジタル信号を再生してデジタル処理回路53aに出力し、デジタル放送の映像、音声のデジタル信号は、デジタル処理回路53aで同様の増幅や特性調整等が施された後、表示処理や音声出力処理のモジュールに送られる。
そして、上述の北米のアナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信するテレビ放送受信装置においては、上記した図5の構成のように、デジタルテレビ放送の受信回路の前段にSAWフィルタモジュール3を備え、デジタルテレビ放送の受信回路の入力信号に2段のSAWフィルタ処理を施すことが一般的に行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−158594号公報(要約書、[0002]−[0010]、図3等)
前記図5の従来装置において、アナログテレビ放送の受信回路4の入力側は、信号感度が高く、終段モジュール5aのデジタルテレビ放送の復調回路51aやデジタル処理回路53aのデジタル回路からのノイズの影響を受け易い。そのため、アナログテレビ放送の受信画面にいわゆるビートノイズが発生し易いことが知られている。
又、デジタルテレビ放送の受信処理に必要なSAWフィルタ31、32、AGCアンプ33の構成のSAWフィルタ部(SAWフィルタモジュール3)についても、同様のノイズの影響を受け易い部分であり、ノイズの影響を考慮すると、感度を低下せざるを得ないことが知られている。
一方、図5の従来装置のようにデジタルテレビ放送のフィルタ処理に2段のSAWフィルタ31、32を使用する場合、SAWフィルタ31、32は大型の部品であり、その部品を2個も基板に実装するにはかなり大きなスペースが必要になる。
そして、従来は図5に示したように、チューナモジュール2aと別個に、アナログテレビ放送の受信回路4のモジュール及びSAWフィルタモジュール3を備え、RF・IF変換回路部21a、BPF部22aと、SAWフィルタ31、32、AGCアンプ33と、アナログテレビ放送の受信回路4とを別個のモジュールに収容して別々にシールドし、上述のノイズの影響を極力低減するようにしている。
しかしながら、前記したようにチューナモジュール2aと別個に、アナログテレビ放送の受信回路4のモジュール及びSAWフィルタモジュール3を備える場合、モジュール間の信号線の引き回しが長くなり、チューナモジュール2aからアナログテレビ放送の受信回路4、SAWフィルタ31へのIF信号経路の引き回しが長くなるので、十分なノイズ低減が図られない問題がある。
本発明は、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信処理するテレビ放送受信装置において、アナログテレビ放送の受信回路入力側及びこの受信回路入力側に接続されたデジタルテレビ放送の受信処理に必要なSAWフィルタ部のノイズを極力低減することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のテレビ放送受信装置は、受信した選局チャンネルのテレビ放送信号を、高周波受信処理、中間周波数変換処理及び通過帯域制限のフィルタ処理を施してアナログテレビ放送の受信回路及びデジタルテレビ放送の復調回路に供給し、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信処理するテレビ放送受信装置において、シールド筐体に収容されたチューナモジュールの回路基板に、前記高周波処理、前記中間周波数変換処理を行う高周波処理部と、前記高周波処理部の次段回路を形成し、前記高周波処理部の出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理を施すバンドパスフィルタ部と、前記バンドパスフィルタ部の出力信号が入力される前記アナログテレビ放送の受信回路と、前記バンドパスフィルタ部の出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理及びAGC増幅を施して次段モジュールの前記デジタルテレビ放送の復調回路に出力する表面弾性波フィルタ部とを配設し、前記アナログテレビ放送の受信回路の入力側及び前記表面弾性波フィルタ部をシールドしつつ接続配線を短くするようにしたことを特徴としている(請求項1)。
又、請求項1に記載のテレビ放送受信装置において、前記回路基板の前記高周波処理部、前記BPF部、前記アナログテレビ放送の受信回路、前記SAWフィルタ部は、シールド板で仕切られていることを特徴としている(請求項2)。
更に、請求項1又は2に記載のテレビ放送受信装置において、前記BPF部は、信号通過帯域が制限されて前記デジタルテレビ放送の受信回路の初段入力フィルタを形成し、前記SAWフィルタ部は、デジタルテレビ放送の受信回路の終段入力フィルタを形成する1段のSAWフィルタであることを特徴としている(請求項3)。
請求項1のテレビ放送受信装置によれば、シールドされたチューナモジュールに、高周波処理部からアナログテレビ放送の受信回路に至る各回路部及び、BPF部の出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理及びAGC増幅を施して次段モジュールのデジタルテレビ放送の復調回路に出力するSAWフィルタ部を収容するため、アナログテレビ放送の受信回路の入力側及びSAWフィルタ部を全体にシールドすることができ、従来のようなモジュール間の信号線の引き回しが不要になる。
そのため、アナログテレビ放送の受信回路の入力側の十分なノイズ低減を図ることができる。又、アナログテレビ放送の受信回路入力側に接続されたSAWフィルタ部のノイズも同時に低減することができる。
請求項2のテレビ放送受信装置によれば、チューナモジュールの前記高周波処理部、BPF部、アナログテレビ放送の受信回路、SAWフィルタ部がシールド板で仕切られるため、チューナモジュール内に集約的に配設された回路部間の信号に対する距離が等価的に長くなり、それらの回路部相互間の影響が低減されて前記ノイズの影響が一層少なくなる。
請求項3のテレビ放送受信装置によれば、BPF部が従来の1段目のSAWフィルタとして作用し、SAWフィルタ部が1段(1個)のSAWフィルタで形成され、この場合、チューナモジュールの回路基板に大型の部品であるSAWフィルタを1個だけ設ければよく、チューナモジュールの小型が図られる効果も生じる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その実施形態について、図1〜図4にしたがって詳述する。
図1は例えば北米のアナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信するテレビ放送受信装置のブロック図、図2は図1のテレビ放送受信装置のチューナモジュールのシールド構造を説明する平面図、図3はテレビ放送受信装置のチューナモジュールのフィルタ特性の説明図、図4はチューナモジュールの他のシールド構造を説明する平面図である。
図1のテレビ放送受信装置は、アンテナ1bに入力端子2inが接続されたチューナモジュール2bと、その後段の終段モジュール5bとからなる。
そして、アンテナ1bは図5のアンテナ1aと同様の構成である。
又、図5のチューナモジュール2aに対応するチューナモジュール2bは、RF・IF変換回路部21b、BPF部22b、アナログテレビ放送の受信回路23b及び、SAWフィルタ部24b、AGCアンプ25bを、シールドされた共通の基板回路に配設して形成される。
そして、アンテナ1bに接続されたRF・IF変換回路部21bは図5のRF・IF変換回路部21aと同一の構成であり、詳しくは、図2に示すハイパスフィルタ及びバンドパスフィルタ等からなるRFフィルタ部21bαと、選局回路部21bβとからなり、受信した選局チャンネルのテレビ放送信号の高周波処理、中間周波数変換処理を行う高周波処理部を形成する。
又、BPF部22bは図5のBPF部22aに対応するが、その通過帯域は、BPF部22aのように過度に広帯域化するのではなく、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送の情報が通過する範囲で狭帯域化される。
具体的には、フィルタ定数の選定等に基づき、BPF部22bの通過帯域は図3(a)に示すように設定され、この通過帯域の特性は、図6(a)のBPF部22aの通過帯域の特性と比較して、上、下限の減衰特性が急峻で中心周波数fcを含む平坦部の通過帯域幅が次のように狭くなっている。
すなわち、北米仕様の場合、中心周波数fcは44MHzであり、通過帯域幅は従来は6MHzであるが、実験等によると、アナログテレビ放送、デジタルテレビ放送のIF信号に含まれる情報の隣接チャンネル妨害等の影響を排除する実用的な通過帯域幅は5MHz程度で十分である。
そこで、BPF部22bの上限周波数fc+α(=47MHz)、下限周波数fc−α(=41MHz)における減衰特性を次の表1のように、従来のBPF22aの減衰特性より急峻にする。
Figure 2008085879
このように設定することで、図5のBPF部22aの通過帯域幅が略6MHzであるのに対して、BPF部22bの通過帯域幅は5MHz程度に狭くなる。
この結果、図3(a)のBPF部22bのフィルタ特性は、図6(b)の従来装置の1段目のSAWフィルタ31の通過帯域幅5MHzのフィルタ特性と略同様になり、BPF部22bが従来装置のSAWフィルタモジュール3の1段目のSAWフィルタ31として作用する。
そして、BPF部22bのフィルタ処理後のIF信号はアナログテレビ放送の受信回路23bに供給され、アナログ放送のチャンネルが選択されているときは、受信回路23bが、入力されたIF信号に受信処理を施して選択されたチャンネルのアナログの受信復調信号を再生出力する。
次に、BPF部22bの次段のSAWフィルタ部24bはBPF部22bのフィルタ特性との組み合わせによって急峻な遮断特性でデジタルテレビ放送の情報を抽出するため、図5のSAWフィルタ32と略同じフィルタ特性、具体的には図6(c)の特性に略等しい図3(b)のフィルタ特性の1段のSAWフィルタで小型かつ安価に形成される。尚、図3のβは数チャンネル離れた帯域である。
そして、BPF部22bとSAWフィルタ部24bの総合のフィルタ特性は、図3(c)に示すようになり、図6(d)の2段のSAWフィルタ31、32の総合のフィルタ特性と略同じになる。
そのため、デジタル放送のチャンネルが選択されているときは、BPF部22b、SAWフィルタ部24bで図5の従来装置と同様にフィルタ処理された後のIF信号が、図5のAGCアンプ33に相当するAGCアンプ25bを介して終段モジュール5bのデジタルテレビ放送の復調回路51bに供給される。
尚、終段モジュール5bは図5の終段モジュール5aの復調回路51a、A/D変換部52a、デジタル処理回路53aと同一の復調回路51b、A/D変換部52b、デジタル処理回路53bが設けられ、終段モジュール5aと同様に動作する。
そして、チューナモジュール2bはアルミ、鋼板等のシールド筐体に回路基板を収容し、この回路基板に図2に示すように各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bが配設され、このとき、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bの結線は回路基板のパターン配線で行なわれて極めて短くなる。
この場合、信号感度の高いアナログテレビ放送の受信回路23bの入力側及び、信号感度が高いデジタルテレビ放送の信号入力部としてのAGCアンプ25bを含むSAWフィルタ部24bを全体にシールドすることができ、従来のようなモジュール間の信号線の引き回しが不要になり、アナログテレビ放送の受信回路23bの入力側のノイズの影響を十分に排除して低減することができるとともに、SAWフィルタ部24bのノイズの影響も十分に排除して低減することができる。
しかも、SAWフィルタ部24bが大型で高価なSAWフィルタを1個設けた構成であり、チューナモジュール2bにアナログテレビ放送の受信回路23bやAGCアンプ25bを含むSAWフィルタ部24bを設けても、チューナモジュール2bは、余り大きくならず、小型で背の低い(厚みの薄い)筐体形状に形成される。
そして、チューナモジュール2bの回路基板を両面に部品実装可能な両面基板で形成し、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bを基板の両面に部品を実装して部品実装密度を高くしたところ、チューナモジュール2bは、基板の片面に部品を実装して形成された図5の従来のチューナモジュール2aより小型で背の低い形状に形成できることが判明した。
ところで、上述したように部品実装密度を高くした場合、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bの間隔が狭くなり、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25b間の信号干渉等に基づくノイズの影響が問題となる。特に、デジタル放送受信用のIF信号のAGCアンプ25bは、終段モジュール5bのデジタルテレビ放送の復調回路51bに直接接続されるのでそのラインからデジタル系のノイズが漏洩入力し、近くに配置されたアナログテレビ放送の受信回路23bにそのノイズの影響を与える。
そこで、本実施形態においては、図2に示すように、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25b間をグランドパターンアースされたアルミ板等からなる各シールド板Sでブロック状に仕切り、等価的に回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25b間のノイズに対する信号距離を長くし、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bを相互に離して設けなくても、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25b間でノイズの影響を受けないようにする。
このようにすることで、上述したようにチューナモジュール2bの回路基板を両面基板で形成し、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bを、基板の両面に部品を実装して高い部品実装密度で回路基板に設けてもノイズの影響が問題にならず、チューナモジュール2bを、極めて小型で背の低い形状でアナログテレビ放送の受信回路23bやAGCアンプ25bを含むSAWフィルタ部24bを設けて形成し、ノイズの影響を受けないようにすることができる。しかも、SAWフィルタは1個設ければよく、チューナモジュール2bは小型であるだけでなく安価になる。
したがって、本実施形態の場合は、回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bをチューナモジュール2bのシールド筐体内の回路基板に設け、しかも、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bを各シールド板Sで仕切ることにより、アナログテレビ放送の受信回路23bの入力側の十分なノイズ低減を図ることができると共に、SAWフィルタ部24bのノイズも同時に低減することができる、従来より小型で背が低く安価な新規なチューナモジュール2bを提供することができ、このチューナモジュール2bを備えた小型で安価かつS/Nの高いこの種のテレビ放送受信装置を実現することができる。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25b間の距離がノイズに対して問題とならないような場合は、各シールド板Sによる全部又は一部の仕切りを省いてチューナモジュール2bを形成してもよく、具体的には、例えば図4に破線に示すようにSAWフィルタ部24b、AGCアンプ25bの前記仕切りを省き、アナログテレビ放送の受信回路23bとSAWフィルタ部24b、AGCアンプ25bとを1つのブロックとしてシールド板Sで仕切り、チューナモジュール2bを形成してもよい。又、場合によっては、SAWフィルタ部24bが2段のSAWフィルタで形成されていてもよい。尚、図4においては、回路デザイン上等から、BPF部22bの配置等も若干図2から変更している。
又、チューナモジュール2bの回路基板において、各回路部21bα、21bβ、22b、23b、24b、25bの配置や大きさ等は、前記実施形態に限るものではない。
そして、本発明は、種々のアナログテレビ放送とデジタルテレビ放送の受信処理機能を有するテレビ放送受信装置に適用することができる。
本発明の1実施形態におけるテレビ放送受信装置の回路構成を示すブロック図である。 同上、チューナモジュールのシールド構造を説明する平面図である。 同上、BPF部及びSAWフィルタ部の周波数特性図であり、(a)はBPF部の特性を示し、(b)はSAWフィルタ部の周波数特性を示し、(c)はBPF部とSAWフィルタ部の総合の特性を示す。 同上、チューナモジュールの他のシールド構造を説明する平面図である。 従来装置の一例の回路構成を示すブロック図である。 従来装置の一の例のBPF部及び2段のSAWフィルタ部の周波数特性図であり、(a)はBPF部の特性を示し、(b)は1段目のSAWフィルタの周波数特性を示し、(c)は2段目のSAWフィルタの周波数特性を示し、(d)はBPF部及び2段のSAWフィルタ部BPFの総合の特性特性を示す。
符号の説明
2b チューナモジュール
21b RF・IF変換回路部
22b バンドパスフィルタ(BPF)部
23b アナログテレビ放送の受信回路
24b 表面弾性波(SAW)フィルタ部
S シールド板

Claims (3)

  1. 受信した選局チャンネルのテレビ放送信号を、高周波受信処理、中間周波数変換処理及び通過帯域制限のフィルタ処理を施してアナログテレビ放送の受信回路及びデジタルテレビ放送の復調回路に供給し、アナログテレビ放送及びデジタルテレビ放送を受信処理するテレビ放送受信装置において、シールド筐体に収容されたチューナモジュールの回路基板に、前記高周波処理、前記中間周波数変換処理を行う高周波処理部と、前記高周波処理部の次段回路を形成し、前記高周波処理部の出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理を施すバンドパスフィルタ部と、前記バンドパスフィルタ部の出力信号が入力される前記アナログテレビ放送の受信回路と、前記バンドパスフィルタ部の出力信号に通過帯域制限のフィルタ処理及びAGC増幅を施して次段モジュールの前記デジタルテレビ放送の復調回路に出力する表面弾性波フィルタ部とを配設し、前記アナログテレビ放送の受信回路の入力側及び前記表面弾性波フィルタ部をシールドしつつ接続配線を短くするようにしたことを特徴とするテレビ放送受信装置。
  2. 前記回路基板の前記高周波処理部、前記バンドパスフィルタ部、前記アナログテレビ放送の受信回路、前記表面弾性波フィルタ部は、シールド板で仕切られていることを特徴とする請求項1記載のテレビ放送受信装置。
  3. 前記バンドパスフィルタ部は、信号通過帯域が制限されて前記デジタルテレビ放送の受信回路の初段入力フィルタを形成し、前記表面弾性波フィルタ部は、デジタルテレビ放送の受信回路の終段入力フィルタを形成する1段の表面弾性波フィルタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビ放送受信装置。
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