JP2008085507A - 音響センサ並びにそれを備えた音響モジュール - Google Patents

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直樹 牛山
Hiroshi Kawada
裕志 河田
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Toshihiko Takahata
利彦 高畑
Yasushi Arikawa
泰史 有川
Hiroshi Maruyama
博 丸山
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Abstract

【課題】必要に応じてダイヤフラムと固定板との間を外部雰囲気から隔離して使用可能としながらも、ダイヤフラムの残留応力や支持部からダイヤフラムに作用する応力を緩和できる音響センサ並びにそれを備えた音響モジュールを提供する。
【解決手段】支持部3の開口を閉塞するダイヤフラム4は、音波を受けて振動する振動部11と、固定電極7と可動電極8との間にバイアス電圧が印加されていない状態で第1のギャップ長G1のギャップgを介して振動部11を固定板5に対向させるように振動部11と支持部3とを連結する応力緩和部12とを有する。振動部11は、バイアス電圧印加時に固定板5側に引き寄せられ、スペーサ9に当接することによって固定板5との間に第2のギャップ長G2のギャップgを確保する。応力緩和部12は、支持部3と振動部11との間で応力の伝達を阻止するように、断面波状のコルゲート構造を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音波を受けて振動する振動部を有し、振動部の振動による一対の電極間の静電容量の変化を用いて音波を電気信号として取り出す音響センサ並びにそれを備えた音響モジュールに関するものである。
従来から、音響センサとして、枠状に形成された支持部および支持部よりも薄肉に形成され支持部の開口を閉塞するダイヤフラムを有したベース基板と、ダイヤフラムとはギャップを介して対向するように支持部に固定された固定板と、ダイヤフラムおよび固定板のそれぞれに設けられた一対の電極とを備えるものが知られている。この音響センサでは、一対の電極がキャパシタを構成しており、ダイヤフラムが厚み方向に振動すると一対の電極間の距離が変化しキャパシタの静電容量が変化する。そのため、一対の電極間にバイアス電圧を印加してこの静電容量変化を電気信号に変換して取り出すことにより、ダイヤフラムが音波を受けた際に、当該音波に相当するダイヤフラムの振動を電気信号として取り出すことができる。
この種の音響センサにおいては、ダイヤフラムの作製時におけるダイヤフラムの残留応力や、支持部からダイヤフラムに作用する応力により、ダイヤフラムの振動特性(共振周波数や振幅)が変化し、感度の低下や製品ごとの感度のばらつきが生じる可能性がある。なお、ダイヤフラムが前記応力によって変形しダイヤフラムと固定板との距離が製品ごとにばらついたりすることによっても、感度の低下や製品ごとの感度のばらつきが生じることがある。
そこで、ダイヤフラムの残留応力や支持部からダイヤフラムに作用する応力を緩和するために、たとえばダイヤフラムと支持部とを別体に形成し、ダイヤフラムの周部を緩くクランプする複数個のクランプを支持部に設け、ダイヤフラムを支持部に固定することなく支持部で保持する構成(たとえば特許文献1参照)や、ダイヤフラムと支持部との間に隙間を設け、ダイヤフラムの周縁から延びる複数のアームでダイヤフラムと支持部とを連結しアームを歪ませる構成(たとえば特許文献2参照)が提案されている。なお、特許文献2に記載の音響センサでは、ダイヤフラムと固定板との距離が製品ごとにばらつくことがないように、一対の電極間にバイアス電圧が印加されて静電気力が生じた状態でのダイヤフラムと固定板との距離を決定するスペーサが設けられている。
特許第3451593号公報(第3−4頁) 特表2005−535152号公報(第6−7頁)
ところで、上述した音響センサでは、ダイヤフラムで音波を受けるときに、ダイヤフラムの厚み方向における固定板とは反対側の一面で音波を受ける場合と、固定板側の一面で音波を受ける場合とがある。ここにおいて、ダイヤフラムと固定板との間が外部雰囲気に晒されていると、たとえば塵埃が浮遊している場合など音波の検出対象とする外部雰囲気の環境によっては、ダイヤフラムと固定板との間に外部雰囲気から異物が入り込むことにより、ダイヤフラムの動作不良を生じたりダイヤフラムの振動特性が変化したりすることがある。また、ダイヤフラムと固定板との間に入り込んだ異物によりダイヤフラムや固定板にコンタミネーションが生じ、一対の電極の電気特性が変化したりダイヤフラムの振動特性が変化したりすることもある。そのため、必要に応じて、ダイヤフラムと固定板との間を外部雰囲気から隔離し、ダイヤフラムと固定板との間に異物が入り込むことを防止することが望ましい。
しかし、特許文献1や特許文献2に記載された構成では、ダイヤフラムの周囲においてクランプとクランプとの間あるいはアームとアームとの間に隙間が形成されているので、ダイヤフラムの厚み方向の両側の空間はこの隙間を通して連続する。そのため、ダイヤフラムのいずれの面で音波を受けようともダイヤフラムと固定板との間が外部雰囲気に晒されることになり、ダイヤフラムと固定板との間を外部雰囲気から隔離して使用することはできない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、必要に応じてダイヤフラムと固定板との間を外部雰囲気から隔離して使用可能としながらも、ダイヤフラムの残留応力や支持部からダイヤフラムに作用する応力を緩和できる音響センサ並びにそれを備えた音響モジュールを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、枠状に形成された支持部と支持部よりも薄肉に形成され支持部の開口を閉塞するダイヤフラムとを有したベース基板と、ベース基板の一表面側においてダイヤフラムとはギャップを介して対向するように支持部に固定された固定板と、ダイヤフラムおよび固定板にそれぞれ設けられてキャパシタを構成し、バイアス電圧が印加された状態でダイヤフラムが音波を受けることによるダイヤフラムの振動を電気信号として出力する一対の電極とを備え、ダイヤフラムは、音波を受けて振動する振動部と、一対の電極間にバイアス電圧が印加されていない状態で振動部と固定板との間のギャップ長を第1のギャップ長とするように振動部および支持部を連結する応力緩和部とを有し、振動部は、一対の電極間にバイアス電圧が印加されると固定板側に吸引され、固定板との間に設けられたスペーサを固定板との間に挟むことによって第1のギャップ長よりも小さい第2のギャップ長のギャップを固定板との間に固定板との間に確保して位置決めされ、応力緩和部は、支持部と振動部との間で応力の伝達を阻止するように振動部に比べて変形し易く形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダイヤフラムが支持部の開口を閉塞するので、ベース基板のダイヤフラム側から取り込んだ音波をダイヤフラムで受ける場合には、必要に応じてダイヤフラムと固定板との間の空間を音波の検出対象とする外部雰囲気から隔離して使用することができ、ダイヤフラムと固定板との間に異物が入り込むことを防止できる。また、応力緩和部が支持部と振動部との間で応力の伝達を阻止するように振動部に比べて変形し易く形成されているので、ダイヤフラムの作製時におけるダイヤフラムの残留応力や、支持部からダイヤフラムに作用する応力は、応力緩和部が容易に変形することにより緩和される。そのため、ダイヤフラムの振動特性が変化して感度の低下や製品ごとの感度のばらつきが生じることを防止できる。なお、一対の電極間にバイアス電圧が印加されると振動部は固定板との間に第2のギャップ長のギャップを確保して位置決めされるから、応力緩和部が変形しても音波の検出時には振動部と固定板との距離が製品ごとにばらつくことはなく、感度の低下や製品ごとの感度のばらつきを防止できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記応力緩和部が、前記振動部の周囲において振動部の振動する方向に沿った断面が波状に形成されたコルゲート構造からなることを特徴とする。
この構成によれば、応力緩和部がコルゲート構造からなるので、応力緩和部の剛性を振動部よりも低くすることが容易となり、請求項1の構成を比較的簡単に実現することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記応力緩和部が、前記振動部に比べて薄肉に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、応力緩和部が振動部に比べて薄肉に形成されているので、応力緩和部の剛性を振動部よりも低くすることが容易となり、請求項1の構成を比較的簡単に実現することができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記応力緩和部が、前記振動部に比べて低剛性の材料を用いて形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、応力緩和部が振動部に比べて低剛性の材料からなるので、応力緩和部の剛性を振動部よりも低くすることが容易となり、請求項1の構成を比較的簡単に実現することができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記振動部が薄膜を複数積層した多層構造であって、前記応力緩和部が薄膜の単層構造であることを特徴とする。
この構成によれば、振動部が多層構造であって応力緩和部が単層構造であるから、応力緩和部の剛性を振動部よりも低くすることが容易となり、請求項1の構成を比較的簡単に実現することができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記振動部が、前記応力緩和部に比べて剛性を高めるリブが厚み方向の少なくとも一面に突設されていることを特徴とする。
この構成によれば、振動部に剛性を高めるリブが突設されているので、応力緩和部の剛性を振動部よりも低くすることが容易となり、請求項1の構成を比較的簡単に実現することができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の音響センサと、当該音響センサを収納するハウジングとを備え、ハウジングの一部にはハウジング内に音波を取り込む音孔が貫設され、音響センサが、前記支持部のうち前記固定板側とは反対側の一面を音孔の周囲に突き合わせるように配置されることを特徴とする。
この構成によれば、音響センサは、支持部のうち固定板側とは反対側の一面を音孔の周囲に突き合わせるように配置されるので、ハウジングの外側で発生した音波を、音孔を通してダイヤフラムで受けることにより検出することができる。ここで、ダイヤフラムと固定板との間が音孔を通してハウジング外の外部雰囲気に晒されることはないので、ダイヤフラムと固定板との間に外部雰囲気から異物が混入することを防止できる。
本発明では、ダイヤフラムが支持部の開口を閉塞するので、ベース基板のダイヤフラム側から取り込んだ音波をダイヤフラムで受ける場合には、必要に応じてダイヤフラムと固定板との間の空間を音波の検出対象とする外部雰囲気から隔離して使用することができ、ダイヤフラムと固定板との間に異物が入り込むことを防止できる。また、応力緩和部が支持部と振動部との間で応力の伝達を阻止するように振動部に比べて変形し易く形成されているので、ダイヤフラムの作製時におけるダイヤフラムの残留応力や、支持部からダイヤフラムに作用する応力は、応力緩和部が容易に変形することにより緩和される。そのため、ダイヤフラムの振動特性が変化して感度の低下や製品ごとの感度のばらつきが生じることを防止できるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の音響センサSは、図2および図3に示すように、矩形枠状に形成された支持部3と支持部3よりも薄肉に形成され支持部3の開口を閉塞するダイヤフラム4とを有したベース基板1と、ベース基板1の一表面側(図2(b)の上面側)においてダイヤフラム4とはギャップgを介して対向するように支持部3に固定された固定板5とを備える。固定板5の周部と支持部3の前記一表面との間には、図3(a)に示すように固定板5を支持部3に固定する絶縁支持部材6が介装されている。本実施形態では、ダイヤフラム4は支持部3のうちベース基板1の厚み方向における前記一表面側の端部に形成されており、ベース基板1の他表面側(図2(b)の下面側)においては支持部3とダイヤフラム4とで囲まれた凹部2が形成される。
固定板5には固定電極7が設けられ、ダイヤフラム4において固定電極7に対応する位置には固定電極7と対をなす可動電極8が設けられる。一対の電極(固定電極7および可動電極8)はキャパシタを構成する。これにより、ダイヤフラム4が厚み方向に振動すると固定電極7と可動電極8との間の距離が変化しキャパシタの静電容量が変化するので、この静電容量変化を電気信号に変換して取り出すことにより、ダイヤフラム4が音波を受けた際に当該音波に相当するダイヤフラム4の振動を電気信号として取り出すことができる。ここで、静電容量変化を電気信号に変換して取り出すため、音波を検出する際には固定電極7と可動電極8との間にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧が印加されていない状態では、図1(a)に示すように絶縁支持部材6によって固定板5とダイヤフラム4との間に第1のギャップ長G1を有するギャップgが形成される。
ベース基板1は、たとえばシリコン基板からなりエッチングにより凹所2が形成されている。凹所2は、矩形状に開口しており、ここではベース基板1を極力小型化するために各内側面がベース基板1の厚み方向に沿ってそれぞれ形成されているが、たとえばアルカリ溶液を用いた異方性エッチングなどにより内側面にテーパを付け、ベース基板1の一表面に沿う断面積がダイヤフラム4から離れるほど大きくなる形状に形成してもよい。
固定板5は、図2(a)のように四隅をそれぞれ矩形状に欠いた矩形板状に形成されており、ベース基板1の前記一表面の各周縁に対向する各辺を各周縁に略平行させるようにベース基板1上に配置される。固定板5は、シリコン(ポリシリコン、アモルファスシリコンを含む)や窒化シリコンなどから形成されており、CVD(化学気相成長法)などによる堆積や、基板のエッチングにより作製される。ここで、作製過程において固定板5とダイヤフラム4との間に一時的に形成される犠牲層(図示せず)の一部にエッチングで凹所を設けたうえで固定板5の材料を堆積し、犠牲層を除去することにより、固定板5のダイヤフラム4との対向面の一部に後述のスペーサ9となる突起を設けることができる。さらに固定板5には、ダイヤフラム4の振動を妨げないように空気を通す孔10(所謂アコースティックホール)が複数貫設されている。
本実施形態では、不純物をドープし導電性を付与したシリコンを固定板5の材料とすることにより固定板5自体が固定電極7を構成しているが、この構成に限らず、たとえば導電性を有する金属膜から固定板5を形成したり、絶縁体からなる固定板5に導電性を有する金属膜などを積層させたりすることによって固定電極7を形成してもよい。なお、絶縁体に導電パターンを付帯させる場合には、寄生容量を小さく抑えるように、固定電極7の必要な部分、つまり固定板5のうち、ダイヤフラム4において音波を受けて振動する部位に対向する部分と、固定電極7を外部回路に接続するための接続パターン(図示せず)を形成する部分とのみに導電パターンを形成することが望ましい。
絶縁支持部材6は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁体からなり、固定板5に設けた固定電極7とダイヤフラム4に設けた可動電極8とを絶縁する。絶縁支持部材6は固定板5において互いに対向する一対の辺のそれぞれに沿って設けられている。ここでは一例として、作製過程において固定板5とダイヤフラム4との間に作製された絶縁性の犠牲層を部分的に除去し、犠牲層の残存部分を絶縁支持部材6として用いている。
ダイヤフラム4は、固定板5と同様に、シリコン(ポリシリコン、アモルファスシリコンを含む)や窒化シリコンなどから形成されており、CVDなどによる堆積や、基板のエッチングにより作製される。ここにおいて、ダイヤフラム4は上述したようにベース基板1の厚み方向における前記一表面側の端部に形成されているので、ベース基板1の他表面側から凹部2内に伝播された音波は凹部2を通ってダイヤフラム4に伝播される。つまり、ベース基板1における凹部2の開口面が音波の入り口となる。そのため、音波を検出する際には、音響センサSは、音波の検出を行う外部雰囲気に凹部2の開口面を晒すように配置される。
また、本実施形態では、不純物をドープし導電性を付与したシリコンをダイヤフラム4の材料とすることによりダイヤフラム4自体が可動電極8を構成しているが、この構成に限らず、たとえば導電性を有する金属膜からダイヤフラム4を形成したり、絶縁体からなるダイヤフラム4に導電性を有する金属膜などを積層させたりすることによって可動電極8を形成してもよい。なお、絶縁体に導電パターンを付帯させる場合には、寄生容量を小さく抑えるように、可動電極8の必要な部分、つまりダイヤフラム4のうち音波を受けて振動する部分(後述の振動部11)と、可動電極8を外部回路に接続するための接続パターン(図示せず)を形成する部分とのみに導電パターンを形成することが望ましい。
固定板5とダイヤフラム4との対向面間には、固定電極7と可動電極8との間にバイアス電圧が印加された際の固定板5とダイヤフラム4との間隔を決定するスペーサ9が設けられる。スペーサ9は、固定板5において、ダイヤフラム4の音波を受けて振動する部分(後述の振動部11)との対向部位の一部に突設される。ここにおいて、スペーサ9を通して固定電極7と可動電極8とが短絡することがないように、固定板5自体が固定電極7を構成しダイヤフラム4自体が可動電極8を構成している場合、あるいは固定板5と振動部11とのそれぞれの対向面間に固定電極7および可動電極8が露出している場合には、スペーサ9の一部(たとえば表面や突出方向の中間部など)を絶縁材料で形成し、固定電極7と可動電極8との間の絶縁性を確保する。
ところで、本実施形態のダイヤフラム4は、固定電極7と可動電極8との間にバイアス電圧が印加されると静電気力によって固定板5側に引き寄せられ、固定板5におけるダイヤフラム4との対向面に突設されたスペーサ9に当接することによって固定板5から離れた位置に位置決めされる振動部11と、振動部11と支持部3とを連結し、振動部11に比べて変形し易い構造を採用することによりバイアス電圧を印加した際の固定板5側への振動部11の移動を妨げないように支持部3に振動部11を支持させる応力緩和部12とで構成されている。
振動部11は、スペーサ9に当接した状態で所望の共振周波数や振幅などの振動特性を実現するために、また、バイアス電圧を印加した際に生じる静電気力により吸引されても撓んで固定板5に接触することがないように、所定の剛性を有する材料、厚み、サイズに設定される。ここでは振動部11は、支持部3の内側に収まる大きさの円盤状に形成されている。振動部11がスペーサ9に当接した状態で振動部11と固定板5との間に形成されるギャップgは、スペーサ9の突出高さによって決まる第2のギャップ長G2を有する。第2のギャップ長G2は上述した第1のギャップ長G1よりも小さく設定される。その結果、固定電極7と可動電極8との間にバイアス電圧が印加された状態では、図1(b)に示すように振動部11は凹部2側から音波を受けることにより、スペーサ9で単純支持された板のように振動する。このときの振動部11の振動方向Aは振動部11の厚み方向に一致する。
ここでは、図2(a)に示すようにスペーサ9が振動部11の周縁に沿った円環上に点在するように複数個並設されている。したがって、振動部11は、スペーサ9に当接した状態でも音波を受けるとスペーサ9に囲まれた部分(中央部)が振動する。このようにスペーサ9を点在させると、振動部11の振動はスペーサ9で比較的妨げられにくい。ここに、各スペーサ9はダイヤフラム4とのスティクションを回避するためにダイヤフラム4との接触面積が比較的小さく形成されているが、表面処理を施すことによってスティクションを回避してもよい。また、スペーサ9はダイヤフラム4の振動部11における固定板5との対向面に突設されていてもよい。なお、スペーサ9の形状は、図2(a)の例に限るものではなく、たとえば振動部11の周縁に沿った円環状に形成してもよい。
一方、応力緩和部12においては、支持部3と振動部11との間で応力が伝達されることを阻止するように振動部11に比べて剛性を低く設定してある。そのため、ダイヤフラム4の残留応力や支持部3からダイヤフラム4に作用する応力が存在しても、これらの応力は、応力緩和部12が容易に変形する(歪む)ことにより緩和されることになる。すなわち、バイアス電圧が印加されて振動部11がスペーサ9に当接した状態では、ダイヤフラム4の残留応力や支持部3からの応力は応力緩和部12で緩和されており、これらの応力によって振動部11の振動特性が変化することはない。しかも、このとき、振動部11と固定板5との間にはスペーサ9によって第2のギャップ長G2のギャップgが確保されており、振動部11と固定板5との間の距離が製品ごとにばらつくこともない。結果的に、音響センサSの感度の低下や製品ごとの感度のばらつきを防止することができる。
さらに本実施形態では、上述のように振動部11に比べて応力緩和部12を低剛性としながらも、振動部11の周縁と支持部3との間に隙間が生じないように、振動部11の周囲の円環状の領域に、振動部11の振動方向Aに沿った断面が図3(b)に示すように波状のコルゲート構造を採用した応力緩和部12を形成している。コルゲート構造は、ダイヤフラム4のうち応力緩和部12となる部位自体を波状にエッチングすることにより作製するか、あるいは、作製過程でダイヤフラム4の下地として一時的に形成される犠牲層(図示せず)の表面に波状の凹凸を形成したうえでダイヤフラム4の材料を堆積し、犠牲層を除去することにより作製する。
このように応力緩和部12をコルゲート構造とした本実施形態の音響センサSでは、振動部11の周縁と支持部3との間の隙間が応力緩和部12によって埋められ、支持部3の開口はダイヤフラム4(振動部11および応力緩和部12)によって閉塞されることとなる。
したがって、ベース基板1の厚み方向においてダイヤフラム4よりも凹部2側の空間とダイヤフラム4よりも固定板5側の空間とはダイヤフラム4によって隔てられ、凹部2を通して取り込んだ音波をダイヤフラム4で受ける場合には、必要に応じてダイヤフラム4と固定板5との間を外部雰囲気から隔離して使用することができる。その結果、ダイヤフラム4と固定板5との間に外部雰囲気から異物が入り込むことを回避でき、異物によるダイヤフラム4の動作不良や振動特性の変化、さらにはコンタミネーションの発生を防止することができる。また、固定板5自体が固定電極7を構成しダイヤフラム4自体が可動電極8を構成している場合、あるいは固定板5と振動部11とのそれぞれの対向面間に固定電極7および可動電極8が露出している場合には、固定板5と振動部11との間に導電性の異物が入り込むことによる固定電極7と可動電極8と間の短絡を防止することができる。
ところで、上述の音響センサSを使用する際に、音響センサSを外来ノイズから保護するなどの目的をもって、図4に示すように箱型のハウジング13内に音響センサSを収納した音響モジュールMの形態で使用することがある。
図4に示す音響モジュールMは、上述の音響センサSと共に、音響センサSにおける固定電極7および可動電極8間の容量変化を電気信号に変換する電子回路14(ここではIC)をハウジング13内に収納している。この電子回路14には、音響センサSから取り出される電気信号を増幅する増幅回路などを設けることもできる。音響センサSに設けられた固定電極7および可動電極8と電子回路14とは、ボンディングワイヤ15によってそれぞれ接続されている。ハウジング13の一部には、外部機器(図示せず)に対して音響モジュールMを電気的に接続するための電極パッド16がハウジング13の一部を貫通する形で設けられており、電子回路14と電極パッド16とはボンディングワイヤ17により接続されている。なお、音響センサSにおいて、固定電極7および可動電極8と接続された接続電極(図示せず)を支持部3における固定板5とは反対側の面に設けてある場合には、接続電極と電子回路14とを接続することにより、ボンディングワイヤ15を用いなくとも音響センサSと電子回路14との間を接続することができる。また、電子回路14と電極パッド16との間は、フリップチップ実装などにより接続されていてもよい。
ここで用いるハウジング13は、音響センサSおよび電子回路14を外来ノイズから保護するシールド機能だけでなく、ベース基板1の固定板5側に音が回り込むことを防止する機能を有している。すなわち、ハウジング13の一部にはハウジング13内に音波を取り込むための音孔18が貫設されており、音響センサSは、ベース基板1における凹部2の開口側(固定板5とは反対側)の一面をハウジング13の音孔18の周囲に突き合わせるように配置される。言い換えると、ハウジング13において音響センサSの凹部2に対応する位置に音孔18が貫設されている。そのため、音響センサSで検出する音波は、図4に示すようにハウジング13の音孔18および音響センサSの凹部2を通してダイヤフラム4に伝播される。ここに、ハウジング13の音孔18からハウジング13内に取り込まれる音波は、音響センサSの凹部2の内面(支持部3およびダイヤフラム4)で遮られ、音響センサSの固定板5側への回り込みが阻止される。要するに、ダイヤフラム4と固定板5との間が音孔18を通じて外部雰囲気に晒されることはなく、ダイヤフラム4と固定板5との間に外部雰囲気から異物が入り込むことを防止できる。
また、ハウジング13の内部空間とハウジング13の外部空間(外部雰囲気)とは、上述のように支持部3およびダイヤフラム4によって隔離されているので、ハウジング13の内外の気圧の整合をとるためにハウジング13の内外を連通するリーク孔(図示せず)をハウジング13の一部に形成することが望ましい。ここにおいて、リーク孔を音響センサSから離れた位置に設ければ、リーク孔を通してダイヤフラム4と固定板5との間に異物が入り込むことも回避できる。
なお、本実施形態ではダイヤフラム4は支持部3のうちベース基板1の厚み方向における前記一表面側(固定板5側)の端部に形成されているが、この構成に限らず、支持部3のうちベース基板1の他表面側の端部、あるいはベース基板1の厚み方向における中間部にダイヤフラム4が形成されていてもよい。ダイヤフラム4をベース基板1の他表面側の端部、あるいはベース基板1の厚み方向における中間部に形成する場合には、絶縁支持部材6を設けなくとも固定板5とダイヤフラム4との間にギャップgを形成することができる。
(実施形態2)
本実施形態の音響センサSは、振動部11と共にダイヤフラム4を構成する応力緩和部12が図5(a)に示すように振動部11よりも薄肉に形成されている点が実施形態1の音響センサSとは相違する。なお、スペーサ9の形状も実施形態1とは異なっており、本実施形態のスペーサ9は図5(b)に示すように振動部11の周縁に沿った円環状に形成されている。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態のダイヤフラム4は、振動部11となる円形状の領域においては、図6のようにスペーサ9に当接した状態で所望の共振周波数や振幅などの振動特性を実現するために、また、バイアス電圧を印加した際に生じる静電気力により吸引されても撓んで固定板5に接触することがないように、所定の剛性を有する厚み寸法に設定される。
一方、振動部11の周囲の応力緩和部12となる領域においては、バイアス電圧を印加した際の固定板5側への振動部11の移動を妨げないように、且つ支持部3と振動部11との間で応力が伝達されることを阻止するように、振動部11に比べて厚み寸法が小さく形成されることにより剛性が低く設定されている。
このように応力緩和部12は振動部11に比べて薄肉に形成されることによりコンプライアンスが高くなるので、ダイヤフラム4の残留応力や支持部3からダイヤフラム4に作用する応力が存在しても、これらの応力は、応力緩和部12が容易に変形する(歪む)ことにより緩和されることになる。しかも、応力緩和部12は振動部11に比べて薄肉に形成されているだけであって、振動部11の周縁と支持部3との間に隙間を生じる形状ではないので、ダイヤフラム4と固定板5との間に異物が入り込むことを回避できる。
なお、応力緩和部12を振動部11よりも薄肉に形成する本実施形態の構成に加え、実施形態1で説明したコルゲート構造を応力緩和部12に採用することにより、応力緩和部12のコンプライアンスをさらに高くしてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の音響センサSは、ダイヤフラム4のうち振動部11を図7に示すように薄膜を複数積層してなる多層構造とし、応力緩和部11を薄膜の単層構造としている点が実施形態1の音響センサSとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
すなわち、ダイヤフラム4は、振動部11となる円形状の領域においては、図8のようにスペーサ9に当接した状態で所望の共振周波数や振幅などの振動特性を実現するために、また、バイアス電圧を印加した際に生じる静電気力により吸引されても撓んで固定板5に接触することがないように、所定の剛性を有する多層構造を採用する。
一方、振動部11の周囲の応力緩和部12となる領域においては、バイアス電圧を印加した際の固定板5側への振動部11の移動を妨げないように、また、支持部3と振動部11との間で応力が伝達されることを阻止するように、薄膜の単層構造を採用することにより振動部11に比べて剛性を低くしてある。
このように応力緩和部12を単層構造とし振動部11を多層構造とすることにより、一層からなる応力緩和部12のコンプライアンスが層数の多い振動部11に比べて高くなるので、ダイヤフラム4の残留応力や支持部3からダイヤフラム4に作用する応力が存在しても、これらの応力は、応力緩和部12が容易に変形する(歪む)ことにより緩和されることとなる。しかも、応力緩和部12は単層に形成されているだけであって、振動部11の周縁と支持部3との間に隙間を生じる形状ではないので、ダイヤフラム4と固定板5との間に異物が入り込むことを回避できる。
なお、応力緩和部12を単層構造とし振動部11を多層構造とする本実施形態の構成に加え、実施形態1で説明したコルゲート構造を応力緩和部12に採用することにより、応力緩和部12のコンプライアンスをさらに高くしてもよい。
(実施形態4)
本実施形態の音響センサSは、ダイヤフラム4において振動部11となる部分にのみ図9に示すように補強用のリブ19が突設されている点が実施形態1の音響センサSとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
すなわち、ダイヤフラム4は、振動部11となる円形状の領域においては、図10のようにスペーサ9に当接した状態で所望の共振周波数や振幅などの振動特性を実現するために、また、バイアス電圧を印加した際に生じる静電気力により吸引されても撓んで固定板5に接触することがないように、リブ19を設けることにより所定の剛性を確保している。この種のリブ19は、たとえばダイヤフラム4においてリブ19となる部位を残してエッチングを行うことにより作製される。
図9の例では、リブ19は振動部11の同心円上に配置される複数の円環部19aと振動部11の中心から放射状に延びる複数の直線部19bとを交差させた形状に形成されているが、この形状に限るものではなく、図10のように振動部11の全面に亘って形成されていてもよい。また、リブ19はここに示すように振動部11における固定板5との対向面に設けられるものに限らず、振動部11における凹部2側の一面、あるいは厚み方向の両面に設けられるものであってもよい。
一方、振動部11の周囲の応力緩和部12となる領域においては、バイアス電圧を印加した際の固定板5側への振動部11の移動を妨げないように、且つ支持部3と振動部11との間で応力の伝達を阻止するように振動部11に比べて剛性を低くするため、リブ19が設けられていない薄膜構造としてある。
このように振動部11にのみリブ19を形成することにより応力緩和部12のコンプライアンスが振動部11に比べて高くなるので、ダイヤフラム4の残留応力や支持部3からダイヤフラム4に作用する応力が存在しても、これらの応力は、応力緩和部12が容易に変形する(歪む)ことにより緩和されることになる。しかも、応力緩和部12は薄膜状に形成されているだけであって、振動部11の周縁と支持部3との間に隙間を生じる形状ではないので、ダイヤフラム4と固定板5との間に異物が入り込むことを回避できる。さらに、リブ19によって振動部11の剛性を高める構成では質量の増加分に対する剛性の向上が大きいので、剛性を高めても振動部11の質量増加を小さく抑えることができ、結果的に、振動部11の共振周波数を高くして音響センサSの周波数特性を向上させることも可能である。
なお、ダイヤフラム4において振動部11にのみリブ19を形成する本実施形態の構成に加え、実施形態1で説明したコルゲート構造を応力緩和部12に採用することにより、応力緩和部12のコンプライアンスをさらに高めてもよい。
ところで、上述した各実施形態では、ダイヤフラム4の応力緩和部12と振動部11とを同一の材料から形成する例を示したが、応力緩和部12と振動部11とで剛性の異なる別材料を用い、応力緩和部12を振動部11よりも低剛性の材質とすることにより、振動部11に比べて低剛性の応力緩和部12を実現してもよい。残留応力の調整、微細孔を含むポーラス構造(多孔質構造)などによる剛性の違いにより、振動部11に比べて低剛性の応力緩和部12を構成してもよい。ただし、ポーラス構造をダイヤフラム4に用いる場合には、ダイヤフラム4の厚み方向には貫通しないように各微細孔を形成する。さらに、応力緩和部12を振動部11よりも低剛性の材質とすることに加え、上述した各実施形態の構成を採用することによって、より変形し易い応力緩和部12を実現してもよい。
本発明の実施形態1の音響センサを示し、(a)バイアス電圧が印加されていない状態の概略断面図、(b)バイアス電圧が印加された状態の概略断面図である。 同上の構成を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略斜視図である。 同上の構成を示し、(a)は一部を破断した概略斜視図、(b)は固定板を外した状態の一部を破断した概略斜視図である。 同上の音響モジュールの構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態2の音響センサを示し、(a)は固定板を外した状態の一部を破断した概略斜視図、(b)は一部を破断した概略斜視図である。 同上のバイアス電圧が印加された状態の概略断面図である。 本発明の実施形態3の音響センサを示し、固定板を外した状態の一部を破断した概略斜視図である。 同上のバイアス電圧が印加された状態の概略断面図である。 本発明の実施形態4の音響センサを示し、固定板を外した状態の一部を破断した概略斜視図である。 同上のバイアス電圧が印加された状態の概略断面図である。
符号の説明
1 ベース基板
3 支持部
4 ダイヤフラム
5 固定板
7 固定電極
8 可動電極
9 スペーサ
11 振動部
12 応力緩和部
13 ハウジング
18 音孔
19 リブ
g ギャップ
G1 第1のギャップ長
G2 第2のギャップ長
M 音響モジュール
S 音響センサ

Claims (7)

  1. 枠状に形成された支持部と支持部よりも薄肉に形成され支持部の開口を閉塞するダイヤフラムとを有したベース基板と、ベース基板の一表面側においてダイヤフラムとはギャップを介して対向するように支持部に固定された固定板と、ダイヤフラムおよび固定板にそれぞれ設けられてキャパシタを構成し、バイアス電圧が印加された状態でダイヤフラムが音波を受けることによるダイヤフラムの振動を電気信号として出力する一対の電極とを備え、ダイヤフラムは、音波を受けて振動する振動部と、一対の電極間にバイアス電圧が印加されていない状態で振動部と固定板との間のギャップ長を第1のギャップ長とするように振動部および支持部を連結する応力緩和部とを有し、振動部は、一対の電極間にバイアス電圧が印加されると固定板側に吸引され、固定板との間に設けられたスペーサを固定板との間に挟むことによって第1のギャップ長よりも小さい第2のギャップ長のギャップを固定板との間に固定板との間に確保して位置決めされ、応力緩和部は、支持部と振動部との間で応力の伝達を阻止するように振動部に比べて変形し易く形成されていることを特徴とする音響センサ。
  2. 前記応力緩和部は、前記振動部の周囲において振動部の振動する方向に沿った断面が波状に形成されたコルゲート構造からなることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  3. 前記応力緩和部は、前記振動部に比べて薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  4. 前記応力緩和部は、前記振動部に比べて低剛性の材料を用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  5. 前記振動部は薄膜を複数積層した多層構造であって、前記応力緩和部は薄膜の単層構造であることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  6. 前記振動部は、前記応力緩和部に比べて剛性を高めるリブが厚み方向の少なくとも一面に突設されていることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の音響センサと、当該音響センサを収納するハウジングとを備え、ハウジングの一部にはハウジング内に音波を取り込む音孔が貫設され、音響センサは、前記支持部のうち前記固定板側とは反対側の一面を音孔の周囲に突き合わせるように配置されることを特徴とする音響センサを備えた音響モジュール。
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